名簿/438395  ■オルクス先生の実験試料採集依頼
 
 オルクス・リー・トライアは研究のため、ある魔獣の探索に赴いた。 
 しかしオルクスだけでは心もとなかったため、
 知人のミロク・ピーチブロウに同行を頼み、馬車乗り場で待ち合わせた。 
 
  • 馬車の中
    • 馬車にはミロクとオルクスのほかに客は乗っていない
      • ところで博士。『魔獣』について、もう少し詳しく聞きたいところですが -- ミロク
      • …………(今日のリボンは、戻ってきたお気に入りの赤)
        (持っているバッグがゴトゴト鳴っているのは、グリンピース缶のせいだ。小さく頷いた) -- オルクス
      • あ。赤いリボン見つかったんですね。良かったぁ・・・(少なからず責任を感じていたらしい、安堵する) -- ミロク
      • ……ラピスポーズ…… ……食として………人間を…好む……
        ……ゆえに……バイフォーム… ……人間と……獣の……形態を…持つ……… -- オルクス
      • 食人獣か。気の毒だけど、喰われてやるわけにはいかないな
        (ちょっとばかり楽しげに、機械弓をメンテナンス)
        -- ミロク
      • …………(リボンに触れて、二度頷く) ……戻ってきて…良かった……
        ……赤………そう……、……ラピスポーズは……赤い…宝石を……額に…宿している……と……聞いて…いる……
        (小さく頷く)……人里に……目撃…されたという…… ……人間に……被害も……出ている…ことだろう……
        ………しかし……出来うる…事ならば……… ……生きた……ラピスポーズから……生態に…関する……話を…聞きたい…… -- オルクス
      • 額に赤の宝石? 珍しい種ですね。交渉か、生け捕りか・・・一番難しいけれど、博士のためだ。やりましょう -- ミロク
      • ……危険が…あれば…… ………君の…身を………優先に……… -- オルクス
      • それは助かります。でもできる限り意に添えるようがんばりますよ。僕は(自然な笑み)
        目的地にはまだ遠いのですか?
        -- ミロク
      • …………有難う……… …………(小さく頷く) ……好きに……過ごすと…いい…… -- オルクス
      • (軽く仮眠をとっておくことにした) -- ミロク
  • とある村
    • 武器や、鋤・鍬を持って警戒している大人たち。
      村の中ほどには大きな家がある。その家からは子供の泣き声がいくつも重なり、周辺の住民も何人か覗き込んでいる
      • (目を覚ますと体をほぐしておく)どうやら目的地のようですね。・・・あれは、何の集会だろう -- ミロク
      • …………(小さく頷く) ……泣き声……(サクサクと大きな家に近づいていく) -- オルクス
      • 家の周囲に近づけば、血の匂いがする。といっても、血に親しむ者にしか分からない程だが
      • (フードを被り、オルクスの後に続く 血の匂いに警戒を強め) -- ミロク
      • …………(堂々と家の扉をノック) -- オルクス
      • (扉を開け)は、はい どなたでしょう… -- 老婆
      • 扉が開けられると、子供たちの泣き声が一層大きく聞こえる。家の中には、兄弟というには似ていない子供たち。
        ベッドには子供が一人、うなされて伏している。ベッドの周囲には血が散っている
      • (その血は果たしてその子のものなのか?家の中の様子を観察しながら周囲も気にする) -- ミロク
      • ……冒険者だ…… ……魔獣の…被害に……? -- オルクス
      • まぁ…! ええ、ええ アネッサが…あの、ええ、あそこに寝ている子が…… -- 老婆
      • 子供たちはアネッサの名と、ジュリオという名を口にして泣いている。
        大人たちの外の見回りは静かで、変わりはない。魔獣が姿を現せば、騒がしくもなるのだろうが
      • (察するに、ベッドで臥している子は生き残り、かな・・・と、フードを取る)
        (博士を除き、人間の気配ばかりなので少し安心はしているが、警戒は怠らない)
        -- ミロク
      • ………見せて……貰っても……? -- オルクス
      • その、それよりも、一人……男の子が行方不明で…… -- 老婆
      • (三つ目の人は怖いので、泣いたままミロクに駆け寄って)…お姉ちゃん、戦う人…っ? -- 女児
      • ・・・お姉ちゃん?いや僕は・・・(男か女か分からない声なので、周りを余計混乱に陥れつつ)
        ああ、戦う人だ
        -- ミロク
      • お兄ちゃん? お姉ちゃん? お、……(理解を諦めた)ジュリオがいないのっ 助けて!
        食べられちゃう! ジュリオ食べられちゃうよ! アネッサ…食べられちゃっ……うわぁぁん…… -- 女児
      • (女の子を撫でて優しく語り掛ける)分かった。きっと助けてあげる。だから泣かない
        ・・・・・・博士、何か判りましたか?
        -- ミロク
      • ……うん…… うん……お、お姉ちゃん…… -- 女児
      • …………(結局、伏している女の子の様子を見に行った。シーツを上げると、左足がなくなっている)
        ……少なくとも…… ……人の…顎では………骨は……断てまい…… -- オルクス
      • ど、どうかお二人とも、攫われた子を…助けてください、お、お願いします…っ -- 老婆
      • (目当ての魔獣、って訳・・・ですね、とオルクスに目配せして応える)
        (老婆に頷くと、またオルクスに尋ねた)その子の手当ては、できていますか?それともまだ?
        -- ミロク
      • …………(小さく首を振る。事前にプレマから買い求めておいた、鎮痛剤、消毒液を置く) ……傷が…新しい……
        …………(サクサクと外に向かう。泣いた子供の相手は、不得手だ) -- オルクス
      • そうです! つい、つい先ほど、あっ どちらに…っ -- 老婆
      • (薬を受け取り、怪我を負った子供に完璧な処置を施す 止血、消毒、鎮痛・・・)
        (老婆に笑顔で語るミロク 安心させる笑みは心得ている)準備をします。それでは
        -- ミロク
      • ああ、お願いします… お願いします…ジュリオや…… -- 老婆
  • あなたは自由に情報収集してよいし、何ならオルクスと離れても全く構わない
    • 村と森との境
      • 武装をした村人が数名固まっている
      • すみません。アネッサとジュリオを襲ったという怪物の姿を見た方は? -- ミロク
      • 誰だお前さん -- 村人
      • お婆さんとあの子達に、さらわれた子の救出を頼まれたミロクと申します。一応ほら、冒険者(登録証を見せる) -- ミロク
      • おっ おお! そうだったかこりゃすまん事言ったね そうかそうか、ジュリオの
        いやな、子育て婆さんとこの子が一人見たっつったがなぁ
        どうにもはっきりしないんだが、子供の事だしなぁ……だがまぁ、森の奥には行ったらしいが -- 村人
      • しましまのしっぽとか、言ってたから、ね ちゃんとは、見てない、かも -- 村人
      • (子育て婆さん・・・道理であの子たちが兄弟に見えなかったわけだ、と合点がいった)
        『森の奥』『しましまの尻尾』一度その子に話を聞いたほうがよさそうですね
        ありがとうございます。もし、怪物が現れたらすぐに駆けつけますので、無理をなさらずに(礼)
        -- ミロク
      • おぅっ 冒険者様がいてくれりゃ百人力どころじゃねぇな 頼むぜ! -- 村人
    • 大きな家の中
      • 老婆と子供たち、伏した少女がいる
      • 森の奥の怪物を見たってのは・・・誰かな?詳しい話を聞かせてほしい。いつ、どのあたりで、どんな姿をしていて、何匹いたか・・・とか -- ミロク
      • こいつだよ! こいつ! -- 男児
      • えっ だ、だって…… しっぽ…見えたもん…ホントだもん…… -- 女児
      • しましま?シマリスみたいだなぁ・・・ -- ミロク
      • そんなんじゃないよ! 虎みたいなんだもん! おっきかったもん!
        だって、アネッサちゃんお外で血がいっぱい出てて、流れてて、そ……… -- 女児
      • ジュリオの靴だけ残ってたんだぜ……(部屋の隅に目を遣る。血まみれの靴) -- 男児
      • (ふと、近年では見られなくなった『猛虎』が頭によぎる、違うとは思うが そして血まみれの靴を一瞥)
        なるほどね。他に何か・・・覚えてることは?
        -- ミロク
      • ほか? ほか、え……えっと…………… -- 女児
      • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst059422.gif このあたりで中断セーブをー -- ミロク
      • 復活の呪文は 「ふるいけや かわずとびこむいけのおと ばしゃ」 です
      • (「LoveSong探して」をBGMに 入力、再開)
        もし、また何か思い出したら、教えて欲しい。『虎のような』怪物か
        -- ミロク
      • うん………(涙ぐみながら) -- 女児
    • 村の広場
      • オルクスが村人から話を聞いている
      • 博士、収穫は?(子供たちから聞いた話を伝え、尋ねた)
        あ。そういえばまだ聞いていませんでした。博士はこれから得る試料をどんな実験に使うんです?
        -- ミロク
      • …………(メモを差し出した「ジュリオ 14歳 男 白い髪、前髪だけ染めている 少々細身」)
        ……ある…遺跡の…… ……来訪……認証……機構を………分析…している……
        ……抽出…した……物質が…… ……人間を…選択的に……認識する……… ……それは…確かめた……
        ……しかし…… ……どの様にして……選択を…行うのか…… ……分からない……
        …………人間を……選択的に…選ぶ……魔獣の…… ……感覚……構造……行動……理念……
        …参考に………したい…… -- オルクス
      • 遺跡と魔獣の「選択の仕組み」の解明・・・興味深い
        これ以上村にいても得られるものが無ければ、出発しようと思いますが。どうします?
        -- ミロク
      • …………(小さく頷く) -- オルクス
      • おーい! おい! なあ!(家から、魔獣を見たという女児を連れて走ってくる) -- 男児
      • (博士と共に森へ向かうところで、呼び止められて振り向く)
        あれ?何か思い出したことでも?
        -- ミロク
      • アネッサがな! なぁ! -- 男児
      • その……頷いてくれたの ぜんぜん、まだ、しゃべったりとか…だめなんだけど…… -- 女児
      • 虎みたいだったよねっつったら頷いてたんだ、こいつ嘘つきじゃなかったんだぜ!
        ちょっとオレら大人のやつにも言ってくるな!(女児を連れて走って行った) -- 男児
      • ありがとう。ゆっくり休むように言っておいて(子供たちに笑顔で応え・・・)
        (・・・オルクスの方に向き直る)魔獣は虎に似た姿形、で合ってそうですね
        このあたりが虎の生息地でないなら、魔獣とそれ以外の獣との見分けもつきやすいのですが
        急ぎましょう。まだ日も高いとはいえ、森の天気は変わりやすい
        -- ミロク
      • …………(子供たちに小さく会釈をして見送った)
        …………(小さく頷き、森へと共に歩いていった…) -- オルクス
  • 夕暮れの森
    • (ざくざくと歩きながら、ぽつり)…………分かれて……探索を…するか……? -- オルクス
      • (音を立てないで付いて来る)いえ。手分けするとリスクが増大するかと -- ミロク
      • ……そうか……(少々生返事。手掛かりを探しながら歩いているが、それらしきものが見つけられない) -- オルクス
      • かすかに残る血の臭い…… 感じられたのならそれは、真っ直ぐ奥ではなく、右手斜め先を示すだろう
      • 手分けした方が効率が良さそうなら、それでも構いませんが・・・・・・血のにおい。こちらからか(右斜めへ向きを変え、先導する) -- ミロク
      • …………? …………(ミロクについていく) -- オルクス
      • 少し行くと、地面に大型の獣の足跡が。まだ乾いていない、血の跡と共に…点々と、森の奥へと
      • …………足跡……(ミロクのあとにつきながら、警戒し、鞭を手に取る) -- オルクス
      • 近い(ス・・・と静かに抜刀する 光を反射しない直剣、スティールソード) -- ミロク
      • ミロクが剣を抜いた瞬間フッと、森すらも暗くなった。日が沈んだのだ。…ここからは、闇の時間だ。
        暗くなったとて、オルクスすら臭いだけでも追えるだろう。血の道が示すその先には――
  • 山肌の洞窟
    • (入り口にて、オルクスに問うた)灯りを?無しでも行けないことは無いですが -- ミロク
      • ………獣……相手だ…… …………私が……持とう……(ランタンをつけて持つ) -- オルクス
      • 真っ暗な洞窟が灯りによって照らされ、本来の姿を浮かび上がらせる。
        曲がった道。最奥までは、見通せない
      • 誰!? ナニ!?(キンと響くような少年の声が奥から聞こえ、反響した) -- 少年
      • これは・・・生存している?・・・浚われた、というには変わった反応。進みましょう博士 -- ミロク
      • …………(小さく頷き、奥へと光を向ける) -- オルクス
      • (鋭く息を呑み、声が響く。曲がった道の先、姿は見えない)来んな!! 来んなよ、死にたいの!? -- 少年
      • 博士?(一時停止、彼の指示に従うことにする) -- ミロク
      • …………?(呼ばれて、足を止める) ………皆……君を……心配…している……
        ……どの様にすれば…… ……助けられる……? -- オルクス
      • (しばしの無言。…すん、すんと、小さくしゃくりあげる音)……無理だって……そんなの…… -- 少年
      • 何故すぐに殺さないのか多少疑問です、しかし踏み込まなければ助けられそうにない、僕が行きましょう(歩み出る) -- ミロク
      • …………(少しミロクからは離れたが、しかし先を照らすようにあとについていく) -- オルクス
      • 道の先。光の届ききらない闇の中に潜む……光る双眸。
        「人間」を見とめると、キュウッと瞳孔が引き絞られた。闇の中から襲い掛かってくる!
      • (光にあぶりだされた白い髪、紫の前髪。白に、紫の縞のある獣のような耳、しっぽ)
        (少年は牙をむき出しにして、鋭い爪でミロクに襲い掛かる)ガアアアアアア!! -- 少年
      • ・・・!?(少年、いや魔獣?を殺めないように、爪を最小の動きで躱すと、スティールソードの刃のない背部を叩き付ける) -- ミロク
      • ガゥッ!(強かに背中を打たれ、必死で飛びのく。オルクスのほうへ) -- 少年
      • !(とっさに鞭を振るうが、実験対象としてではなく、彼への配慮が…)
        (力を出させるのを抑えさせた) -- オルクス
      • 鞭は当たらず、少年とオルクスとがぶつかる。宙に迷う灯り、ガラスの割れる音と共に真っ暗になった
      • ぐっ、ふ、………かッ… ………ぐるるぅぅぅ……
        (光る瞳が獣の居場所を知らせる。こちらを……ミロクを、まだ狙っていることも) -- 少年
      • 博士、無事ですか!?(狙われていることを察知)
        ・・・(霊弓グラフィアスを取り出す しかし、番えてある矢は殺傷能力の無いゴム状の先端、気絶させるためのものだ)
        //しまった。剣の背じゃなくて腹、だっけ?? 解りにくくてsorry
        -- ミロク
      • //そして1時間ほどいませんです
      • //刃がないほうだと書いてくださいましたから全く問題ありませんです!
        //はいな、文通前提ですのでごゆっくりー
      • ……私は…… ………ジュリオ君……(ジュリオに声をかけながら、灯りとなる物を探す) -- オルクス
      • ……ぐるるぅぅぅぅ…… ……ぐぅぅ……嫌だよ………ッ…(すん、としゃくり上げる音)
        (しかし目はずっと、ミロクを獲物として見据えたまま)い、嫌だぁ……ッ -- 少年
      • (連れ去られた少年が魔獣に憑かれているのか?それとも感染?あるいは・・・)
        (調査は後だ、まずは彼の戦意を削がなければ)
        (漆黒の闇にあっても、近距離戦闘(ショート・レンジ)でミロクが射撃を外すことはまず、ない)
        (息遣いや鼓動などの音、そして気配を頼りに、少年の肩に向けてゴム弾を放つ)
        -- ミロク
      • (紙に火をつけた。洞窟とはいえ外に近い、酸素は問題ないだろう) -- オルクス
      • 嫌だ、食べたい! 殺したくない!! うああああああアアアーーーー!! -- 魔獣
      • 薄明かりに浮かび上がった虎のような獣が、人の声で叫びながらミロクへと突進してくる。
        巨体の突進にぶつかるゴム弾
      • (血は出ないが一点に鋭い痛みが走る。視界が一瞬真っ白になる)
        (しかし、ミロクを刈り取らんと振り上げた重い腕は止まらない) -- 魔獣
      • (オルクスのお陰で視界が確保できた ダメージを受けてなお迫り来る 魔獣の一撃が・・・)
        (・・・ミロクの体に直撃か!?)
        (いや、当たっていない まるで蜃気楼のように揺らめいた体は いつの間にか腕の範囲外に位置している)
        (そして一瞬で肉薄し、少年の背に掌打を放つ なるべく傷つけないように注意しながら、あわよくば気絶を狙って)
        -- ミロク
      • ギャア!!(二度同じ場所を打たれ、ぐるりと水平感覚が反転した。巨体は、どさりと地に伏した)
        (ぐるんぐるんと大きく回っているような感覚と、気を抜いた瞬間に意識を攫っていきそうな脳性貧血)
        (獣は……地に伏しながら、涙を流していた) -- 魔獣
      • …………(鞭をしまった。…涙の筋を見て、明かりも消した) -- オルクス
      • (殺意が完全に消え去るまで残心)
        (もう立ち向かってこないと悟ると剣を収めた・・・とはいえ、まだ伏兵のおそれもある 弓は担いだまま)
        ・・・博士。どう思います? この少年の姿
        -- ミロク
      • ……バイフォーム…… ……人の…姿と……獣の…姿…… ……どちらも…君なのだろう……?
        ……ジュリオ君…… -- オルクス
      • (少しずつ貧血が収まってくる。しかし立つ気力など、もう無い)
        (オルクスの問いに……浮かぶ答えは喉から出ない。暗闇に、すすり泣き) -- 魔獣
      • (オルクスの言葉に軽く頷き、少年が落ち着くのを待つ)
        とりあえず・・・思い切り泣くといい
        -- ミロク
      • (堰を切ったように泣き出した。アネッサへの謝罪を、何度も何度も口にして――) -- 魔獣
  • 帰りの馬車
    • 村には戻らずに、違う場所から馬車に乗った。
      馬車の中には、ミロク、オルクス、そして……前髪と襟足が紫色をした、白い髪の少年。
      オルクスが少年に、食欲を全て絶つ術なら提供できると申し出たためだ
      • (ミロクから一番離れたところに座っている)
        (これまでずっとあの家で、我慢をしてきたのだ。人間を前にして食べずにいることは、できる)
        (ぽつりと)………ジュリオ 知ってると思うけど -- 少年
      • ………オルクス……(こちらも、ぽつりと) -- オルクス
      • (おおよその真相は分かった、少年が帰ることができる日は来るのか・・・気の毒に思い)
        (また、オルクスの試料採集がベターな形で成ったことに、嬉しさも感じていた)
        僕はミロク。・・・博士、村には何と説明を?
        -- ミロク
      • …………(ジュリオに目を向ける) -- オルクス
      • ………… いいよ、死んだとかで どうせ顔向けできないしさ -- ジュリオ
      • …………その様に…書を……したためて……おこう…… -- オルクス
      • 馬車はガタゴトと、彼らを運んでいった。
        故郷から離れざるを得なかった2人と、今、故郷を離れ行く1人を乗せて――

Last-modified: 2011-03-19 Sat 01:22:59 JST (4786d)