[[FF/個人イベント/駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚]]

-&color(#aa0000){よし!}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-03 (日) 15:18:06};
-🐺
-&color(#6633bb){ワグテイル。&br;シガロット市中央・ループ区の西側に位置する闇酒場、いわゆるスピークイージーである。&br;北にインターステートハイウェイの出入り口、東に鉄道貨物駅、西にシガロット川が流れるこの一帯は物流の要所であり&br;武器弾薬や酒類の密輸密売を生業とするリーチェル商会が拠点とするのも納得の好立地である。&br;その様な場所柄、いくつもの組織や企業がこの一帯を欲しており、縄張り争いの絶えない物騒な地域でもあるが&br;現在は、勢力を急速に伸ばした新興マフィア、フェニーチェファミリーの縄張りである。&br;そんなワグテイルに、ファミリーの構成員が幾人か集っていた。&br;彼らは皆、スピークイージー襲撃事件を追う者達であり&br;その犯人たる「狼」を追い詰め捕らえる、あるいは狩り殺すためにこの夜――&br;1920年代末1月25日。ウルフムーンと称される満月の夜、集結したのだ。&br;時刻は23時。しかし客は多く、店内は賑わいを見せている。}; --  &new{2024-03-03 (日) 15:52:45};
--(普段は施錠してある裏口や搬入口は全て開けてある。窓も鍵はかけていない 有事の際には店員は客を誘導し速やかに避難するよう指示してある)&br;まぁ、ぶっつけ本番だからどこまでやれるか…だけど。(自分の定位置、一番奥のテーブル席にて)&br;あとは、予告通りに来てくれるのか… 落ち着かないもんだなぁ(グラスの中のドクターペッパーはすっかり炭酸が抜けてしまった)&br;(懐に手を当てる。注射器のケースの感触と、ショルダーホルスター。そして、封筒が一つ)…店で一番いい酒用意してやったし、あんまり焦らさないで欲しいや。 -- [[エリオット>FF/0003]] &new{2024-03-03 (日) 20:12:29};
---場所は事前にゃ分からない物だと思ってたから、こうして待ち伏せできるのは有難いな・・・(準備した物にクローシュを被せて)&br;止められるって事は分かったろうに、なんで報せたりしたんだろうな・・・いや、もう考える時じゃないか&br;(落ち着かない様子のエリオットに)これから自分の店が荒らされるってんだ、落ち着けないのは当然だな(被害は極力出さない様にするが・・・それも絶対ではないだろう) -- [[リラーゲン>FF/0009]] &new{2024-03-03 (日) 20:25:12};
---ぶー ダカラね? せっかく無実を証明してあげようと思ったアルのニー&br; (ローリエは)結局捕まらなかったネー?&br; (近場のヒトとイエーイと乾杯)&br; 待ち伏せされてるのはー 果たしてどちらカ?&br; (テーブル席にくってり酔い心地) -- [[てち>FF/0010]] &new{2024-03-03 (日) 20:42:12};
---(片腕のみの左手で煙草に火を付け、ちりちりと音を立てて吸いながら)…まあ、理由は幾つか考えられますが…、&br; その内のひとつは、教えようと問題がないから、っつーとこですかね。なんらかの自信があるのか、それとも…。&br; (事前に店内は見回って構造、出入り口などなどは把握した。あとは待つだけ)それとも、なんにもねぇか、ですね(苦笑する) -- [[ヘルト>FF/0012]] &new{2024-03-03 (日) 20:45:38};
---(てちへと軽くグラスを掲げて乾杯。…ノンアルコールのりんごジュースではあるが)……お前なぁ、なんで出来上がってんだよ(ちょっと呆れた顔で) -- [[ヘルト>FF/0012]] &new{2024-03-03 (日) 20:48:27};
---止めて欲しかったから・・・ってのは、俺の感傷かね・・・(そういうキャラじゃねぇよなとぼやき)&br;てち、あんま飲むなよ?俺が襲撃側なら初手で酔いの魔術をかける・・・察知できなくなるぞ(実際自分も水しか飲んでない) -- [[リラーゲン>FF/0009]] &new{2024-03-03 (日) 20:51:50};
---イヤイヤ 全然? 全然飲んで無いアルよ&br; (実際にもそんなに飲んでないのでおそらくは場酔いである)&br; にゃははは&br; む… 既に酔っぱらっている人間に 酔いの魔術は利くのアル? -- [[てち>FF/0010]] &new{2024-03-03 (日) 20:58:51};
---結局のところは…全部本人に聞いてみなきゃ、分からないよ(グラスの中身を飲み干して)&br;で…結局ヘルトは右腕治らなかったの? 地味にヤバイ気がするなぁ…怪我人は無理しないようにね -- [[エリオット>FF/0003]] &new{2024-03-03 (日) 20:58:57};
---&color(#6633bb){23時を回り。満月がこの国の真上に近付いてくる。&br;本当に「狼」は、「狼」と思しきローリエはここに来るのか?&br;皆がそんな不安に駆られた頃――&br;ブロオオオオオオオオ…!!と豪快なエンジン音が店に近付いてくるのが&br;店内に居ても微かに聞き取れるだろう。&br;そしてその直後、キキィーッ!!というブレーキ音が鳴り響き&br;ゴワグシャーッ!!…破砕音が続いた。&br;音の発生源はちょうど店の外辺り。&br;店内の客は何だ何だと顔を見合わせ、ざわめいた。}; --  &new{2024-03-03 (日) 21:02:44};
---分からねぇが…ほろ酔いのとこが、ぐでんぐでんになったりするこた有り得そうじゃねぇか?(大丈夫かオイって顔しつつ)&br; ああ、腕は流石に生えてきやしねぇとさ(二の腕までの右腕を上げて苦笑し)ただ傷そのものはもう治ってんよ、だから、ま、どうにかなんだろ。&br; ともあれ…てちの酔い醒ましに水でも…(と水を汲もうと立ち上がった時、エンジン音が)……来たか(目を細める) -- [[ヘルト>FF/0012]] &new{2024-03-03 (日) 21:07:24};
---効くと考えていいだろうな・・・いくら酔っぱらったからってんな簡単に自殺者なんかでないだろうし(現場検証の時を思い出す)仮にしたとしてもその時点で人ははけてて被害は出ない&br;酒場に徐々に酔いの力をかけて、マトモな判断力を奪ったんだろうさ&br;・・・ヘルトなら治るだろうと踏んで勢源は任せっきりにしちまったからな・・・(失敗だったとぼやく)&br;・・・・・・・・・来たな(来たって言っていいのかな?と戸惑いつつ外へと向かおうとする)事故だろうよ、サツが来られたら厄介だ、客は裏から逃がしとけ(なんて店員に伝えたり) -- [[リラーゲン>FF/0009]] &new{2024-03-03 (日) 21:08:10};
---外で事故でもあったかな? 結構でかい音したけど…こういう日に限ってトラブルってのは重なるもんだね&br;まぁ、ダイナミック入店されなかっただけマシかな…アクセルとブレーキを踏み間違えた、って話はよく聞くけど正直信じられない。&br;どうして右と左のペダルを間違えるんだろうな、理解ができないよ…(席を立って、窓越しに現場の様子を見ようと) -- [[エリオット>FF/0003]] &new{2024-03-03 (日) 21:08:31};
---俺、今ここの二階住ませてもらってんだけどな…建物に突っ込んで傾けたりせんでくれよ…&br; (やれやれと飲んでいたグラスを置いてリラーゲンに続きドアを空けて外へと向かわんとする) -- [[ヘルト>FF/0012]] &new{2024-03-03 (日) 21:14:49};
---ウーン 登場がわかりやすいのは主人公の器か&br; はたまた敵役の良さなのアルかね?&br; まぁ 「狼」を追う立場なら まだ 現れてもおかしくないのアルな -- [[てち>FF/0010]] &new{2024-03-03 (日) 21:15:05};
---&color(#6633bb){(外に出ようとしたリラーゲンとエリオットが窓越しに見る光景はこうだ)&br;(まあ暗くてばっきりとは見えないのだが…)&br;(恐らく真っ赤な高級車。この国のものとは違う高級スポーツカーが)&br;(店のすぐ傍で、何か硬いものにでも突っ込んだのだろうか)&br;(フロントベコベコどころかペシャンコにして、煙を吹いている)&br;(そしてその車から、よろよろと身を起こすのは)&br;(ヒラヒラとしかミニスカート、フラッパーファッションの女だ)}; --  &new{2024-03-03 (日) 21:22:29};
---&color(#aa0000){(破砕音から1分ほどが過ぎ)&br;(皆が待ちわびた、あるいは来ない事を願った人物がワグテイルの入口に姿を現す)&br;(しかしその人物。スピークイージー襲撃容疑者ローリエは――)&br;んあー。まーたやっちゃったよー。もー…&br;(よたよたとした足取り。左手には割れたワインの瓶を持ち)&br;(頭にはそのガラス編が刺さり、髪は赤い液体で塗れている)&br;一昨日、ようやく工場から戻ってきたって言うのにさー。&br;また壊れちゃったー…&br; (――すでにボロボロな上、しょんぼりしていた!)&br;(ローリエはそのままカウンターの端まで歩くとスツールに腰を降ろす)&br;(そして店内を見回し)あれー?なんかお客すくなくないー?&br;今日ここにいいお酒が安く入るって噂だったのにー。&br;(その噂を流したの本人が、不思議そうに言う)&br;しかも見知った顔はいるー。あんま酒場では見ない顔もいるねー。&br;いったいどうしたのかな?}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-03 (日) 21:23:21};
---私たちはネー? 待っているだけアルヨー&br; 「狼」が現れるのをネ?&br; (それまでは一緒に飲むカイ? と)&br; (客も逃げ がらんとなった酒の席にローリエを誘う) -- [[てち>FF/0010]] &new{2024-03-03 (日) 21:30:16};
---(出ようとした所でかち合った、カウンターの方へと歩くローリエを尻目に外を確認して)&br;・・・お客さぁん・・・困るんだよね店の前で事故なんて…いい車だってのにもったいねぇ&br;(客が少ない)それがなぁどっかのバカがクルマで突っ込む事故を起こしやがって、サツが来たら面倒になるから、お客様には退出してもらってるんだ&br;(一体どうした?)そりゃ仕事だよ、今日は一月の満月だろ?・・・今日気張らずにいつ頑張るんだ?・・・&ruby(おまえ){担当者};こそ、今日みたいな大事な日に飲酒運転なんてしてる余裕あるのか? -- [[リラーゲン>FF/0009]] &new{2024-03-03 (日) 21:31:09};
---高そうな車が…いや、あれはもう廃車コースだなぁ、勿体ない…… って、そういう事なのか!(ヘルトとリラーゲンが口を揃えて「来た」と言っていたのは…)&br;…いらっしゃい、ローリエ。怪我が酷そうだけど、まぁそこは治ること前提で…ひとまずこれで血を拭いて(カウンター席まで行き、ハンカチを差し出す)&br;ま、色々話したいことがあってね…良い酒なら、ちゃんと用意してある。(高級ワインを、カウンターの上に置き)&br;さて……どう本題を切り出したものかな。 ボク達は、一連のスピークイージー襲撃事件の黒幕はローリエ、君だと疑ってる。&br;本当の事を話して欲しい…もしかしたら、ここで対立する必要はないのかもしれないし…ね?(そうだろ?と一同を見回して) -- [[エリオット>FF/0003]] &new{2024-03-03 (日) 21:32:29};
---(ドアを開けた所で高級車が酷いことになっているのが分かり、既視感と共に主も分かった。なら)&br; …ようこそ、パーティの主役さんよ。どうにも派手な化粧をまたしてるようだが(頭からの血に呆れたようにし)&br; 今から色々と忙しくなる予定でね。準備してた所だったんだが…ちなみに、お前さんは何をしにきたんだい?&br; (白々しいな、と自分でも思いつつそんな風に問う。ゆっくりと入り口のドアを締めて…鍵を掛けて) -- [[ヘルト>FF/0012]] &new{2024-03-03 (日) 21:32:57};
-&color(#aa0000){(「狼」を待っている、そんなてちの言葉にローリエは窓越しに夜空を見上げる)&br;んー、狼さんはもうちょっと後かなー。&br;(言いながらスツールを降り、てちが薦める席に、ありがとと返して移る)&br;アタシは今日ここで宴をするつもりで来たんだよー?&br;でもお客少ないと盛り上がらないなあ。音楽家の人もいないしー。&br;キミは宴を、「お祭り」を邪魔する人ー?&br;(リラーゲンの皮肉に口をとがらせて返し、そして問う)&br;(リラーゲンには分かるだろう。この問いがいかなるものか)&br;(「狼」の襲撃に、事件に対する皆の答えを問うものだと)&br;まあいっか。お客ならもすこししたら増えるだろうしね。&br;(そう付け食わてローリエは握ったままだった酒瓶の割れたものをポイと床に放った)&br;(それが砕けるのを皆が目にした頃、ローリエの負傷はすっかり治っていた)&br;(しかしエリオットからハンカチを受け取り)&br;ありがと、手間をかけるねー。&br;(なんでかおばあちゃん的な台詞で礼を言い、髪についたワインと血を拭き取る)&br;(続く直球にも程がある問いには)&br;んー。惜しい!犯人はアタシだけど、黒幕はアタシじゃないよ。&br;あーでもこの後起きる事の黒幕っていうならアタシかー。&br;(とてもわかりづらい答えを返し、へっへっへーと笑う)&br;(そして最後に)宴を。神様に捧げるお祭りをしにきたんだよ。&br;これはみんなのためのお仕事であり…神様からのリクエストを果たす巫女のお務めでもあるんだー。&br;(ヘルトの問いに答え、むふーっと息まいて)&br;だからね!お客が増えるまではまず、みんなで飲んじゃおー!&br;今夜は飲まないとか飲めないとかはなしだからねー。&br;そんでみんなの本音を聞かせてもらうよー。&br;さあ、宴の時だーっ!!&br;(ひとつめの魔術を発動する)}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-03 (日) 21:56:18};
--&color(#6633bb){(宴の開催を宣言した意気揚々とローリエが片腕を上げる)&br;(すると、カウンターの奥。棚にみっちりと積まれた酒瓶の栓が10本ばかり)&br;(シュポポポポポーン!!と自ら抜けて飛び出し)&br;(そのままその中身、すなわち酒が勢いよく飛び出すと、飲まれに飛んでくる)&br;(まるで意志でもあるかの様に。皆の口から鼻から耳から体内に入っていこうとする!)&br;(しかも避けるだけでは延々追ってくるぞ!)&br;(抵抗できなければ、それなりの度数の酒をストレートで)&br;(1人あたり2本一気飲みする事になるだろう!)}; --  &new{2024-03-03 (日) 21:56:34};
---邪魔はする気は全く無いアルなァ&br; 少なくとも てちには?&br; (てちの顔横の龍が大口を開けて がぼりと 飛んできたお酒を丸呑みとする)&br; ただ お祭りにも当然ルールが必要なのアルよ?&br; 特に 家族内のコト に関してハ?&br; (てちは言外に なんでファミリーを巻き込んだ? と問うている) -- [[てち>FF/0010]] &new{2024-03-03 (日) 22:07:23};
---お祭りね・・・おかしいなぁ、俺は狼を追いかけてた筈なんだが…それを邪魔といったか?&br;(「宴だ」ローリエがそう宣言するやいなやコートから銃をぬく・・・それは木とゴムで作られたおもちゃだ…それを店内の角に向けて・・・撃つ)&br;(打ち出されたのは黒水晶・・・店内には既に複数個所に黒水晶が配されていて、今撃ったのと合わせれば四隅に設置された事になる)&br;&COLOR(,black){      };!(リラーゲンが詠唱をすれば店内に結界が展開する)&br;(それは神・・・それもバッカスの力の流入を阻害する物・・・それ以外は何も阻害しない、ローリエがこの店から出る事も邪魔しないし、水晶や&ruby(リラーゲン){術者};を排すれば容易く解除できる・・・そういうリスクを負っているからこそこの空間内で神の力を行使できなくしているのだから)&br;&br;(その状態でどこまで魔術が維持できるのかは不明だが)&br;なるほどね・・・そういう事(対象に行使されるタイプの術の防ぎ方は様々だが、その内の一つに「認識の拡大」が挙げられる)&br;(ラーベルト・リラーゲンとは何か?何をもってラーベルト・リラーゲンとするか?)&br;(リラーゲンが懐から人形を四つ、取り出し放る・・・それにはリラーゲンやてち、エリオットにヘルトの名前が刻まれていた・・・これは現代で言う所のミサイルに対するフレアだ。皆々に殺到する筈の酒は、そのいくらかをこの人形に吸われる事だろう)&br;(さらに)・・・(自身の周囲に魔力を広く展開する・・・そこに侵入した酒は、「体内に入った」と誤認してその勢いを失速させる事だろう)&br;&br;(今度は普通の拳銃を抜き、構える)答えろっ黒幕ってなんだ…犯人がお前だっていうのなら、お前に事件の調査を依頼したボスは、この事を知ってるのか? -- [[リラーゲン>FF/0009]] &new{2024-03-03 (日) 22:12:07};
---…床にゴミを捨てるな。誰が掃除すると思ってるんだ(割れた酒瓶を捨てる様子には、厳しい口調でそう言い)&br;あっさり認めるんだね、それなら…犠牲者から組織の者を外すようなやり方はできないのかい?&br;正直、妥協できる点があるなら模索したいと…少なくともこの中でボクは思っている。&br;それと、この件……ボスは全て知った上での事なのか。それを……(そこまで言ったところで、棚の酒瓶が勝手に開くのが見えた)&br;ボクが!(カウンター上の布巾でちょっと吸い取る)何の備えも!(ばさっと脱いだコートで酒を受け止める)してないと思ったか…!!(いきなり策が尽きた)&br;がっ……げほっ、ごほ… くぁ、喉が焼ける……(あまり防げていなかったようで、かなりの量を飲まされる羽目になった)&br;少なくとも……話し合う意思は、あるのかい? それとも、無いのか……(少しでも濃度を薄める為に、カウンターの水道から、コップで水をがぶ飲みせざるを得ない) -- [[エリオット>FF/0003]] &new{2024-03-03 (日) 22:12:46};
---(彼女は事もなげに色々な事を認めた。それもまた彼女の中ではそういうものなのだろう。それを認識してれば)&br; …!?(いつか自分の店で見た光景、酒が彼女の指示で動くのを目を軽く見開いて見る。あの時とは比べ物にならずダイナミックだが)&br; チッ、やっぱ酒ぇ撤去すべきだったか!(そもそも客が全く居なければ狼も現れないのでは、と踏んだのが失策だったか、と酒を躱そうとするも)&br; (リラーゲンの魔弾の如く酒が迫ってくる。この程度の量、己にとっては何の問題もないが…)飲ませ上戸かよてめぇは!&br; (とん、と軽く胸を叩いてエンジンを起動。煙を吐きながらテーブルを左手で掴み、振り回す。酒を叩き落とし床へとぶち撒けようと)&br; (迂闊にローリエの支配下にある酒を飲むのは悪手。幾ら操っているとはいえ、床へ広げられればそうはいくまい)&br; ……っつーか待てっつーの!話を聞けや!てめぇの宴ってのぁ、軒並み酔っ払いを殺さねぇと出来ねぇんかよ!?&br; んなら人間じゃなくて豚でも牛でも酒漬けにして締めろや!柔らかくていい味の肉になんだろうさ!&br; (少なくとも、自分、エリオット、リラーゲンは完全なシラフだ。酔っていない者が居れば宴を開けないのであれば好都合、と)&br; (リラーゲンの魔術により、酒はいくらか逸れる。残る酒をテーブルでばしばしと叩こうとする) -- [[ヘルト>FF/0012]] &new{2024-03-03 (日) 22:16:17};
-&color(#aa0000){(てちの問いに、ローリエは目を細める)&br; いい人だね、てっちーは。頭に龍ささってるのに。&br;家族、ファミリーかー。&br;アタシは正確にはファミリーではないけどー…&br;(ローリエはあくまで雇われの相談役)&br;(尤も禁酒法以前から居り、ファミリーにおける立場は幹部に匹敵する)&br;(ゆえに構成員だと思っている者も少なくない)&br;まあ理由が必要なら、それはひとつだけだよ。&br;上が望んだから。そんだけー。&br;(答えるローリエは席を立つとカウンターへ歩く。棚から酒瓶を1本取り出し)&br;(ラベルを見る。テキーラ。南部から流れてきたのだろう密輸酒)&br;(その瓶の栓も勝手に空いた。早速、ごっくごくと飲みはじめる)&br;って、どこ撃ってるのキミ?撃つならここ、でしょー?&br;(いきなり発砲したリラーゲンの方を向くと、空いてる側の手で自分の眉間を指さす)&br;(もちろんリラーゲンが撃った弾な何なのか、などは判らない)&br;(というか気にもしていない。あらためて向けられる銃口についてもだ)&br;そりゃそうだよー。&br;アタシをこの国に連れてきたのはボスだもん。&br;ファミリーの繁栄を依頼するためにね。&br;だから、ボスがしらないわけがないんだよー。&br;それにキミはもう気付いてるよね?アタシがバッカスの巫女、マイナスであり&br;神の恩寵を得るために、神へ供儀を捧げるお祭りをしているってことー。&br;(でしょ?と軽く首を傾げて確認し)&br;あ、でもアタシはボスにちゃんと言ったからねー。&br;うちの神様は自由で気まぐれでー&br;ファミリーの中に気にいった魂があればそれも欲しがるって。&br;それでもいいかって聞いたらーボスはこう答えたよ。&br;「いいよ」って。&br;(ボスが黒幕であると認める。これまでの事は)&br;(スピークイージー襲撃事件については…ではあるが)&br;(続いてはエリオットの方へ向き直り)&br;掃除夫のおっちゃんに仕事をあげたと思おう!&br;んー。今言った通りー、誰を捧げるか決めるのはアタシでもボスでもないからねー。&br;(困った困ったとやれやれポーズをしたあと、テキーラを飲み干し、瓶をまた放った)&br;しかもねー、今日の捧げものはキミだよエリオッち?&br;こないだちょっといいとこ見せちゃったからねー、キミは神様に気に入られたんだ。&br;よかったね、地獄じゃなくてエリシュオンに行けるよー。&br;その時のためにも、お酒に慣れておこうね。&br;(むせる様子を見て、かわいいとくすくすと笑う)&br;(次はラムの瓶を手にする。カリブ産に浮かぶピコトロ島産のものだ)&br;飲ませ上戸!?んーほら、どうせならみんなで飲みたいじゃん。&br;大丈夫だよ、お酒は普通のお酒だし。ちょっと酒の精が興奮してるだけだからー。&br;でも、殺さないとダメなのはあたりー。 だって死なせないと神様のとこに送れないでしょー魂を。&br;って、いやいやいや。&br;(豚や牛と言われれば手を左右にぱたぱた振る)&br;動物の命で喜ぶのなんて、それこそ一神教の神くらいだよー。&br;やっぱいっしょに飲む相手は人じゃないとね。&br;もっとも、アタシから見れば「豚」なんだけどねー。&br;(今度はちょっと意地の悪い顔でぷぷーっと笑う)&br;自分たちが何に守られ、何のお陰で稼いでいるか考えもせず&br;ぶくぶくと肥え太るマヌケな豚さん!&br;でも、キミたちも、「豚」のままで居れば&br;何も考えずにいれば、ただただ繁栄を謳歌できたのにねー。&br;自分から「狼」の目の前にまで来ちゃうなんて。&br;(まったく困ったものだよー、と肩を竦めてみせる)}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-03 (日) 23:00:30};
--&color(#6633bb){(神と巫女との繋がりを遮断するリラーゲンの結界…)&br;(それにはまだ、ローリエは気付いていない)&br;(そして皆に迫る酒の勢いは、この対処では衰えない!)&br;(何故ならこれはローリエと酒の精の間の契約)&br;(バッカス神の力によるものではないからだ)&br;(バッカスの巫女の象徴たる、テュルソスを出していないのがその証である)&br;(ゆえに身代わりや、物理的に防がれた酒以外は皆の身体に浸透していくだろう)&br;(しかし、それゆえにローリエはまだ自らの身に起きている異変には気付かず)&br;(ラム酒を呷りながら皆に問う)}; --  &new{2024-03-03 (日) 23:01:31};
---&color(#aa0000){これがどういう事件かはわかったよねー?&br;アタシ個人に捜査が任されたという形だった事も。&br;アタシがロクに捜査してなかった事も含めてね。&br;…だって言うのに、キミたちは義侠心だけでここまで来ちゃった。&br;それとも好奇心だったー?&br;(まあそこはどっちでもいいか、と呟き加え)&br;まあ来ちゃったものはしかたないし。それをアタシも期待してたよ。&br;だからアタシが今からどうするかは…&br;キミたちがこれからどうするか、に合わせるつもりだよ。&br;選べる道はおおむね3つ。豚か、狼か、狩人ー。&br;&br;まずは今ヘルトに言った「豚」の道。&br;全部忘れて、終わりのとき、まで楽しく餌を貪るの。これまでの楽しい暮らしが続くよー。あ、エリオッち以外はね。&br;&br;ふたつめは「狼」の道。&br;つまりアタシと同じになる道だね。&br;昔はマイナスもいっぱいいたんだけどねー。&br;&br;そんで最後は「狩人」の道。&br;狼、つまりアタシを狩り殺して…終わらせる、の。&br;この道はきっといちばん正しいけれど、それだけに一番つらい道だよ。&br;&br;(最後はすこしだけ、真面目に告げた。そして)&br;さあ、キミたちはどうする?(再び問うた)}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-03 (日) 23:01:49};
---ボスも了承済み…そんで、今日の生贄がボク…か。参ったな、これじゃあ打つ手なし…だ。&br;(抗えばそれはボスへの反逆を意味するかもしれない 元々ボスはこの事件を解明させる気などなかった、解決に動いているというポーズを示したかっただけかもしれない)&br;どうするか、って……ボクだけ選択肢が狭いなこれ!?(仕方ない、とばかりにいつものようにコインを取り出す ピンと弾いて…その結果を見た)…裏、か。&br;ボクはできる事なら、皆の命が失われるのは避けたい。けどもね、ローリエ…君に銃を向けるのも心苦しいと思ってる(それだけは、嘘偽りのない言葉だ それだけは)&br;正直、君の事は嫌いじゃない…だからさ……(ショルダーホルスターから、拳銃を抜く。そしてヘルトの頭にその銃口を向けた)…動くな。&br;今日限りの命だとしても、ボクは狼の道を選ぼう。ローリエ、君に協力する…その代わり、他の皆は見逃して欲しい…リラーゲンさんも銃を下ろしてくれ。てちも大人しくしてるんだ。&br;全員、おかしな真似するなよ…ヘルトの脳みそが見たいってんじゃなければね。 -- [[エリオット>FF/0003]] &new{2024-03-03 (日) 23:15:08};
---・・・・・・・・・そうか、よくわかったよ(大体調べたとおりだったようだ・・・順調すぎてミスリードを疑ってたのだが・・それも無いようだ)&br;(ただ・・・結界があまり効いている様子がない・・となればこの術はバッカスとは無関係か…となればもう一つも試してみなければ)ついでだ、応える前にもう一つ聞かせてくれよ&br;(迫る酒がばちゃばちゃと失速し、落ちる音を聞きながら元いたテーブルの方へと歩く)神様に気にいられて送られる奴はまぁしょうがないとして&br;バッカスが組織に繁栄を齎す・・・組織は幸運に恵まれ、大きくなっていく・・・実際、この一年だけでも色んな奴と戦ったな…殺した奴もいるし・・・・・・・殺された奴もいる&br;どう思ってるんだ?繁栄を約束しながら、それでも負けて死んでる奴がいるって事を&br;(理不尽な問いだとは思う、全ての責任を神に押し付けるなんてひどい話だ…それでも、神だなんだと余裕こいてふんぞり返ってるローリエを見て問わずにはいられない) -- [[リラーゲン>FF/0009]] &new{2024-03-03 (日) 23:17:25};
---違うね 選ぶべきは「家族」の道サ&br; 家族を贄に捧げるノハ&br; 例えボスが許そうとも 私は許さナィ(愛銃(二代目)を取り出そうするがエリオットに制されては止まる) -- [[てち>FF/0010]] &new{2024-03-03 (日) 23:21:03};
---・・・(歩み始めた時から銃は降ろしていたが、足は止めない、全ては今の問いに対するローリエの返答次第だ) -- [[リラーゲン>FF/0009]] &new{2024-03-03 (日) 23:24:21};
---(すぅ、と目が細くなる。それは、彼女がボスの関与を認めたことにだ)&br; …ほー…そうかい。本当か?お前がボスの言葉を代弁していいのか?お前にそれだけの俺等からの信用があると思うか?&br; ま、お前さんの言う事は一から百まで酔っ払いの戯言だが、その言葉だけはきっちり覚えておこう。&br; (彼女の発言は信用ならない部分が多い。裏を取らねばなるまい、と思った。それも…今この場をしのいでだが)&br; (そうして飲む相手は彼女の言う「豚」つまり人でなくてはならない、と述べた発言には、はぁ、とため息を返し)&br; んで、まあそうだろうな。そう言うと思ったわ。なら、と店長と考えたこともあったが…まあそれもどうでもいいか。&br; (概ね分かった。この酒に惑う女は結局の所こちらに寄り添うつもりなど無いのだ。ただ己が好きなようにやるだけ)&br; 合わせるも何もねぇだろうに。他のこた置いといて、エリオットが死ぬ時点で全て却下だし、てめぇもボスへ落とし前をつけさせる。…本当ならな。&br; てめぇのクソ下らねぇ信託ごっこも何もかもに吐き気がするわ。お前が好きなようにやるなら、俺も好きなようにやるだけだ。&br; 言ったよな?一番最初に。俺は犯人を見つけたなら、ぶん殴る、と(エンジンを更に叩く。鼓動は高まる。吐く煙が増える)&br; てめぇのヘドみてぇなつまらねぇ三択なんざ、どうでもいい(そう言いながら…めきり、と左拳を鳴らし、一歩前へと足を踏み出したが…)&br; ………エリオット(足が止まる。彼が、コインを弾いた。その頼もしい銃口は…今は自分へと向けられる)&br; …まったく、やれやれだぜ(その距離は、近い。頭を守ろうとも今は片腕のみ、それも容易ではないように、見えるだろう)&br; (ぴくりとも動かない。それでも…黒い瞳だけは、彼を見る。その、彼が母親から受け継いだであろう、赤紫の瞳を) -- [[ヘルト>FF/0012]] &new{2024-03-03 (日) 23:26:52};
---&color(#aa0000){んー。死ぬのってそんなに酷い事かなあ。&br;死ぬより生き続けるほうがつらいよー?&br;それこそお酒でも飲んでないとやってらんないくらい。&br;ここに来るお客さんもそういう人けっこういるでしょ。&br;(ちょっと困った様な笑みでエリオットに答える)&br;それにキミさ、長くないんだよね?だったら楽園に行けるほうがよくないー?&br;(エリオットのクスリについては判然とはしていないまま、付け加えた)&br;(しかしエリオットは己の行く道を運命に託した)&br;(はたして微笑んだ運命の女神は、三姉妹のいずれか…)&br;(同時にヘルトが悪態をつき、殴りかかって来ようとすれば)&br; ひどーい。アタシは隠し事はするけど嘘なんてつかないよー。&br;そんな必要もないしね。 (疑いには弁明するものの、ヘルトの苛立ちを否定はしない)&br;(なぜなら、それこそ人の、狩人の道であり)&br;(そうあってくれる事を、ローリエが望んでいるからだ)&br;もうキミは選んでる。狩人かー。まあキミはそうだよね。&br;でも甘いよ。ストレート見てからジェ…ありゃ!?&br;(軽く身を屈め、跳び…かけたが)&br;(挟みこまれるエリオットの突然の凶行に動きを中断、目を丸くする)&br;そっかー。エリオッちは狼になるんだねー。兎なのに。&br;(微笑んだのは未来の女神、狼として生き続け、人生を続ける道かと頷く)&br;大丈夫。キミの信仰が本物なら永く永く生きていられるよー。&br;神様から神酒を賜るほどになれればね。&br;(それはローリエの不死性の秘密の、半分)&br;(まあここまで来たら言ってしまっても構わないだろう)&br;見逃す…んーまあキミが巫女になるなら、神様も納得するかもねー。&br;でも、みんなの方はそれでいいのかな…?&br;(バッカス、あるいはディオニュソスは自由の神でもある)&br;(ゆえにローリエは各々の選択を聞く)&br;(リラーゲンの問いにははふー、と息を吐いて答える)&br;言ったでしょ。それにキミはしってるでしょー。&br;うちの神様はテキトーでいい加減で気まぐれだって。&br;全知全能を騙るどっかの神とは大違い、最初っから酔っぱらいだからねー。&br;そして犠牲はでるよ。何かを得るためには支払いは絶対にいる。&br;でもね、失う以上に得ているはずだよー。&br;組織は、そしてボスは、ね。&br;(依頼者はあくまでボス。恩恵を受けるのは組織だと分かりづらく説明する)&br;だからアタシは言ったよ、裏切っていないし、ちゃんと仕事してるって。&br;奪われる以上に奪い、死ぬ以上に構成員は増えてるよ。&br;敵対組織は大掛かりには攻めてこないし、警察の手入れもほとんどない。&br;順風満帆の右肩上がり。&br;こんなにがんばってるのに、失敗扱いはひどいよー。&br;(何もかもが完璧にはいかない。けれどトータルでかなり勝っていると語る)&br;(それは人を人として見てない者の言葉だ!尤も…)&br;(言うのが狂神やその巫女たる狂女、更に犯罪組織のボスではさもあらん)&br;(全てはボスの野心と欲望、富と財のためなのだから)&br;家族、かあ。アタシにはもうわからない感覚だなー。&br; (てちの答えには、ちょっとしゅんとして酒を呷った)&br;まあすること自体は狩人と同じだね。&br;狼を、アタシ殺し、ボスを監獄にでも送ればファミリーの命は守れるよー。&br;糧を失い、路頭に迷うとしても、ね。&br;(やはり選択を尊重はする。結果、ぶつかり合うとしても)&br;さてエリオッち、キミがキミの道を進むには撃たないといけないみたいだよー。&br;少なくとも、てっちーとヘルトはアタシを見過ごしたまま&br;安穏と生きてはいけないタチみたいだからね。&br;(そう言って窓の外を見上げる。長い問答の間に月は真上へ達しようとしている)}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-04 (月) 00:04:43};
---&color(#6633bb){(はたしてリラーゲンの結界は効果を現しているのか)&br;(答えはイエスだ。ローリエ自身はまだ具体的にバッカス神由来の力を使ってはいないが)&br;(バッカス神とその巫女の霊的な繋がりはおおよそ遮断されている!)&br;(ゆえに、今この時に限り)&br;(ローリエを通して地上に齎されていたバッカス神の加護もまた、遮断されてしまった)&br;(であれば、今しがたローリエが語った不自然なまでのファミリーの幸運も)&br;(今は失われているという事だ)&br;(もうすぐ0時だと言うのに、外がにわかに騒がしくなってきている)&br;(車が店の近くに何台も止まる音がする)&br;(何人もの靴音が響く)&br;(戦いなれた者にはわかるだろう。武装した者の重く頑丈な靴音だ)&br;(靴音は規則正しく列を無し、店の周囲を囲む様に展開しでいく)};
---&color(#aa0000){お客さんがきたみたいだね。「犬」だけど。&br;んー?でもなんかずいぶん多いなあ。へんなのー。&br;(ローリエは首を傾げたあと、店の床に掌を翳す)&br;(床から葡萄の芽がぴょこっと生え)&br;(しかし蔓は伸びなかった)&br;…ありゃ?なんか…邪魔されてる?&br;(ローリエは店内をぐるりと見回す)&br;(その視線が、リラーゲンが黒水晶弾を撃ち込んだカ所の1つで止まった)}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-04 (月) 00:15:02};
---ふっ・・・・はははは(ローリエの答えを聞き、笑う)いやまぁそう答えるだろうとは思ったさ・・・神ったって限界はあるし、期待もしてなかった&br;でもよぉ・・・ちょっと位申し訳なさそうなツラしても良かったんじゃぁねぇか?(そうしたらお前を嫌いにはなり切れなかったと)&br;そっかぁ・・・犠牲ねぇ・・・組織は順風満帆だから・・・トータルじゃ儲けてるから・・・死ぬのは仕方がない&br;・・・それ・・・(静かに)・・・・ジェシーの墓前でも言えんのか?・・・(呟き・・・)・・・アニーの前でも同じこと言えんのかテメェ!(感情を爆発させ、叫ぶ)&br;(豚か?狩人か?狼か?そんな事知ったこっちゃない、勝手に決めればいい)&br;(外が騒がしい、ローリエも結界に気づいたようだ・・・急がなければならない、エリオットやヘルトに気を使っている余裕はない)&br;(撃ちたきゃ撃てよ、そんな心地でテーブルの上、クローシュを開ければ・・・その盆の上には石がサークルを描くように並べられていた・・・中央には小さな酒瓶、それは一種の祭壇、儀式場だ・・・小さく結界で区切られているが故にローリエでも簡単にはこの酒瓶を動かせない) -- [[リラーゲン>FF/0009]] &new{2024-03-04 (月) 00:19:36};
---(ヘルトと目が合った。芝居とはいえこんな事をしなければならないのは悪いと思いながらも…それは表情に出さない。いや、酔いの回りが早くそちらが既に辛い)&br;豚よりかはマシだろう?食われる側よりは、食う側でありたい…あぁ、この前みたいに身体が軽くなってきた。&br;(そしてローリエの言葉を聞けば、内心やはり分かり合うのは無理であると感じた 分水嶺はここだ。)&br;ボクはこのまま終わる訳にはいかない…助かる道があるっていうのならね けど…どうしても、撃たなきゃダメか。&br;(銃を持つ手が震えるのは、酔いか、それとも迷いか…)くっ……(反対の手をカウンターに伸ばす)&br;(最初にローリエに差し出した、高級ワインの瓶。 まだ魔法で中身が飛び出さなかったそれを手にする)&br;宴は続けなきゃいけない、その為には酒が…必要だよねっ!(外が騒がしい。警察が来ているかもしれない…時間がない。 その酒瓶を、ローリエの真上に向かって放り投げる)&br;(同時に、ヘルトの頭から狙いを外し…瓶を撃ち抜くと、その中身をローリエめがけてぶちまけたのだ)&br;(魔法で操ろうにも、瓶の中身は最初から酒ではない。ガソリンだ)…悪いねローリエ、ボクが選ぶのは狼に擬態した狩人だ! -- [[エリオット>FF/0003]] &new{2024-03-04 (月) 00:22:16};
---てちはねぇ 期待してたんダ&br; 「狼」はファミリーの味方だって&br; きっと 食われた方の人間が裏切り者なのカモ? しれないナ って&br; でもダメだ ダメダメだね&br; その理由じゃ 到底! なにもかも! 一切合切に納得が出来ナイ!&br; (ばちんと指を鳴らせば 雷による火花がローリエの周囲の酒気にガソリンに着火たらしめんと輝き走る)&br; 自由気ままな「狼」だって 「家族」を食べたらお終いなんダ -- [[てち>FF/0010]] &new{2024-03-04 (月) 00:31:49};
---(僅かな間だが、彼と目があった。思い込みかもしれないが…それで大体わかった。自分はフルメルと違い、少しは彼を知っている)&br;……幾らなんでも俺だってドタマぶち抜かれりゃ多分死ぬんだがな。オイオイ、震えるなよ、誤射で死ぬなんざたまらんぜ。&br; (そうして彼が酒瓶を手にした。恐らくは彼の意図通りに、酒瓶を取る間も身体はぴくりとも動かない)&br; (しかし、精神はクラウチングスタートの型を取っている。踏み出したままの足の筋肉は、誰も見えないズボンの内側で、張る)&br; (セット。酒瓶が投げられた。まだ動かない。彼は彼女に狂うほどに大好きな酒を渡そうとしているだけだ。まだ)&br; (向けられていた銃口が、動いた。さあ、スターターピストルの火蓋は切られた。レディ)&br; (ゴー。ぱん、と銃声が響くと同時、どん、と店の床材にヒビが入るほどの踏み込みで、床を踏み、突っ込む)&br; だからボスボス神神ぐだぐだとうっせぇんだよてめぇは!!お前自身がふざけたそのやり方を良しとしてんじゃねぇか!&br; 誰かの事じゃねぇ!俺らのことでもねぇ!てめぇ自身が、選びやがれ!!(叫んだ。その瞬間…ガソリンが、爆ぜた)&br; (てちの龍の雷によって、ぶわ、と燃え上がる炎。広がる光。その光もたらす松明の芯は、ローリエだろう)&br; (炎の中心に走り込んでいく。彼女はリラーゲンの策に気を取られていた。簡単には回避はできていまい)&br; (ならば、あとは)いっぺん、腹ん中ぁ酒ぇぶち撒けろやぁ!!(炎の向こうに見えるだろう人影、まるで火刑に処される魔女のような)&br; (その人影の腹へ、体全体で滑り込みながら、炎に巻かれる事を無視して下方から斜め上へと強烈なアッパーを放った) -- [[ヘルト>FF/0012]] &new{2024-03-04 (月) 00:50:37};
-🐺
-&color(#aa0000){申し訳があるからねー。&br;それに、犯罪組織の人が言う事じゃないよーそれ。&br;ジェシーくんやアニーちゃんの事はあんまり知らないけど&br;組織に仕えるってのはそういうことでしょー。&br;アタシはそれが嫌だから、雇われなんだけどね。&br;自由でいたいからねー。&br;(激高するリラーゲンに、ローリエは冷笑と共に告げる)&br;(お前らが何を言うのかと)&br;(組織人が組織のために死ぬのは当然だ、と)&br;(ゆえに自分は外部の人間のままなのだとも)&br;(まるで挑発するかの様に嗤いながら)&br;(しかし気付くだろうか。嗤うローリエの矛盾に…)&br;むむむ…?儀式魔術、今からやるのー?&br;(一方、リラーゲンが取り出す奇妙な儀式場には警戒の色を見せ)&br;(それを物理的に破壊しようと考えたか)&br;(すっとスカートの下、特性の銃に手を伸ばそうとするが…)&br;って、ウワーッ!なにしてんのー!&br;(エリオットが投げ上げた酒瓶をローリエの目が追った)&br;(リラーゲンの出した魔術的な道具。明らかに自分に向けられるそれよりも)&br;(天井近くを舞う酒瓶の方を優先したのだ)&br;(仕方のない事だ。なにせ投げられた瓶の銘柄はサントリーニ・ヴィンサント)&br;(ローリエの出身地でありワイン発祥の地、ギリシア特産の最高級ワインなのだから!)&br;それはアタシが最期に飲むのだよー!&br;(勝手な事を言いながら、ローリエは慌てて酒瓶をキャッチするべく手を伸ばす)&br;(――と、その瓶が爆ぜた)&br;え…げえええーッ!!?&br;(これまでで一番の驚愕と同様をローリエは見せた)&br;(しかし黒い瓶の中身は、熟成されたワインではない)&br;うええ…なにこれー。なんでガソリンが降ってくるのー?&br;(ドライブを愛するローリエにとってガソリンは馴染み深いもの)&br;(しかしそれを全身にひっかぶってドロドロになれば)&br;(流石にまいってがっかりしょんぼりしてしまう)&br;ひどいよー。なんでこんな事するのー。&br;人間のすることじゃないよー。あんまりだよー…。&br;(嘆くローリエだが、あんまりな行為は更に続いた)&br;(どこまで示し合わせていたのやら、それとも…)&br;(これまで数々の任務をアドリブでこなしてきたてちゆえか)&br;(即応的に放たれた雷、その放電がガソリンを発火させた)&br;10年以上、ファミリーのために働いてきたんだけどねー。&br;でも、味方ではないってのはアタリだよ、てっちー。&br;(一気に燃え上がるガソリン)&br;(しかし、ローリエの口から出るのは悲鳴ではない)&br;(いや、喋れる事自体がおかしいのだが…)&br;そしてヘルト、アタシは道を選んでるんだよ。&br;だから今日ここに来た。&br;キミたち狩人を集めて、ね。&br;それにしても人に火をつけるなんて。&br;やっぱり正義の味方が一番ひどいことをするよね。&br;(ヘルトの怒声に対し、ローリエは静かに答える)&br;(燃え上がる油に全身を焼かれながら、いつも通りに)&br;(いや、いつもよりも穏かに)&br;それじゃそろそろ、終わり、にしようか。&br;皆の道も決まったようだしね。&br;(ヘルトの拳はローリエの腹を抉らんとした)&br;(しかし拳は届かなかった)&br;(ヘルトのアッパーの更に下から跳ね上がった脚が)&br;(人のそれとは異なる脚が)&br;(鉤爪を有する、剛毛に覆われた脚が円を描き)&br;(ヘルトを凄まじい力で蹴り上げながら、その爪で裂いたのだ!)&br;(食らったのがヘルトでなければ、その一撃で肉片と化していた事だろう)}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-04 (月) 01:47:48};
--&color(#6633bb){(ガソリンの揮発性と可燃性は人の想像を超える)&br;(空中から散布されたガソリンは、ローリエの体はもちろん、床に拡がり)&br;(また塵となりながら空気中に散らばり)&br;(それらが一斉に、発火による温度で膨張しながら同時に引火…)&br;(すなわち、爆発を起こす!)&br;(ローリエがいるカウンター前を爆心に、この場にいる全員に)&br;(高熱を帯びた大気が襲いかかるのだ!)&br;(さらにその空気にもガソリンが含まれており)&br;(店内のありとあらゆる可燃物…)&br;(カーテンや書類、衣類、酒といった燃えやすいものから)&br;(天井や壁、床、テーブルや椅子といった木材にまで付着し)&br;(数秒のうちに燃え広がらせていく)&br;(燃焼のための酸素は、砕けた窓から流入しており)&br;(炎の勢いは秒ごとに増していくだろう)&br;(4階建てのこの建物が燃え落ちるのは時間の問題だ)&br;「うわあああ火事!?火事だー!!」&br;「消防隊に連絡しろ!いや気付くかこれは!」&br;(店の外からは突然の爆発に慌てふためく警官隊の声が響く)&br;(そんな中)}; --  &new{2024-03-04 (月) 01:48:23};
--&color(#aa0000){&size(20){ゥオオオオオーンッ!!!};&br;(狼が咆えた)&br;(炎の中に浮かぶ、巨大な狼のシルエット)&br;(狼は燃えながら、しかし慌てもせずに炎の中から歩み出てくる。二本の脚で)&br;(爆炎を浴びながらも店の外に転がり出たであろう皆の前へ)&br;(ただただ終わらせる、そのために)&br;(炎が赤く染める夜空には)&br;(狼の月、アメリア原住民がそうよび習わす1月に満月が静かに)&br;(しかし狂気を齎す光で下界を照らしていた)}; -- [[ローリエ>FF/0008]] &new{2024-03-04 (月) 01:48:52};