[[MI/0002 個人イベント 最後の四凶]]

- ''-時刻は過ぎ、午前2時-'' --  &new{2021-11-07 (日) 21:03:13};
-- ''いくらかの時間が過ぎ、丑三つ時と呼ばれる時間に差し掛かると。にわかに周囲に異変がある''&br; ''体に感じられる地響きと、妖気とも邪気とも言われる禍々しい気配が辺りに立ち込め''&br; ''ついに、異変が目に見えて現れる。彼等の頭上の空にヒビが入り、割れ。ついにはそこから黄色い腕が現れた''&br; ''裏世界で活動していた「平坂会」のメンバー達なら見た覚えがあるそれ。まさしく渾沌の腕ががもう一本現れると''&br; ''僅かに空いた空間の隙間をこじ開け、怖し。ついに体が現れた''&br;&br; ''犬のような黄色い巨体に、4本の翼。邪悪な気配を漂わせ、周囲をねめつける獣の瞳''&br; ''歪んだ口元が嗤っているのを物語っている''&br;&br;''ふとその口先を見ると、裏世界の遭難者であろうか人間と思しき男性が服の首元を咥えられ吊り下げられている''&br; ''裏世界に迷い込んだ弊害か、意識はなく無抵抗にぶら下がっていた。あるいは死んでいるのかもしれないが''&br; ''口元をゆがめ嗤う渾沌の様子からどうも盾として持ってきているようだ''&br;&br;''その効果を確かめたいのか、はたまた余裕の表れかゆっくりとアスファルト上に舞い降りると悠々と攻撃を開始する''&br; ''黄色い獣の頭上に現れた無数の金属。よく見ると槍や、剣、矢など人間の武器を形作ったそれら''&br;''渾沌が軽く顎をしゃくると、空気を切裂く音をたてて、それらが君達へと襲い掛かってきた'' --  &new{2021-11-07 (日) 21:04:10};
---んだよ!向こうの世界に人は残ってねーんじゃねーのかよ!!!&br; (短く舌打ち、飛来する金属の刃たちを交わし、『頞儞羅』の力で持ってベクトルを変え、自分から逸らす)&br; やべーな…手が出せねぇだろ…大地!飛んで!助けられるか?! -- [[祇>MI/0002]] &new{2021-11-07 (日) 21:09:00};
---・・・きた・・(呟き、立ち上がる)・・・っ(不運にも犠牲になった人を見て歯噛みする、祇の声に)はい!行きます!&br;(襲い来る数々の武具・・・それらを前に姿を消し─)&br;(─かと思いきや、いきなり混沌の前に現れ、男性の襟を斬り、混沌の元から引き離さんとする) -- [[大地>MI/0006]] &new{2021-11-07 (日) 21:10:30};
---どうも最近この手の攻撃が多いですね!(光をまとった掌を振りかざせば……おお、見よ!金気の武器が軒並みぴたりと止まる!)&br;言っておきますが……自力にこだわるのをやめた私はこのくらい朝飯前の目覚めのコーヒーです!コレが貴方の得意なら!(ぐっ、と掌を拳に握れば、金属製の武器がばらばらと地面に落ちる!)&br;全部こうして止めてみせますとも!ええぜんぶ!です!(投げ返さないのかって?人質に当たるだろ!) -- [[恒河沙>MI/0013]] &new{2021-11-07 (日) 21:12:36};
---【すごい とても噂通りで良い作戦ですガ!】&br; 【ああいうのコソ 水魔法の得意とするトコロ】&br; (盾とされた人間の周りには水気がどんどん増えて)&br; (包み込むようにねっとりとその重みを増して渾沌の行動の阻害をしていく) -- [[ナンシー>MI/0003]] &new{2021-11-07 (日) 21:12:45};
---最初から人質持ってきたか。そうか。&br;(剣は抜いていないが、人質の効果があると悟らせない様に真っすぐ前進する。)&br;(弓も矢じりも剣も、この程度の密度であるならばかすりすらしない。はた目から見ると異常な体捌きでひたすら間合いを詰める) -- [[勇樹>MI/0016]] &new{2021-11-07 (日) 21:12:59};
---……!手弁当とか想定してねぇッスよ…ッ!!!(口から吊り下げられている男性に目を見開く。他への被害や人的要素は考慮していたが、まさか自ら持参とは)&br; う、おおおッ!!(周囲から斥力を集め盾とし、放たれた武器を弾き飛ばす。更にはその武器を重力で捕まえ…)&br; 甘ぇんスよ!!(大地が、勇樹が、ナンシーが人質を救出するのを援護するため、獣の背後からその武器で背後を穿たんと操作する) -- [[彼方>MI/0021]] &new{2021-11-07 (日) 21:15:57};
---''人質に構わず距離を詰める市川の姿を見て、爪で人質を手にかけようとするが、それが阻害される''&br; ''ナンシーの水の壁で、動きを阻害されると目に留めたが、次の瞬間人質が『渾沌』口元から消えていた''&br; ''蒔絵が瞬間的に移動し、人質の服を切って逃したと知ると、怒りの形相で水の壁を振り払い爪で蒔絵を切裂こうと振るうが''&br; ''その攻撃が届く前に『渾沌』の背中に己が放った無数の武器が突き立ち、地べたにダウンする''&br; ''その間に水のクッションで覆われた人質は緩やかに地面へ降りたつ''&br; ''人質を手放し一気に劣勢に立たされた、『渾沌』はそれでも何とか体勢を立て直し、迫る市川を振り切り素早く逃げの体勢に入った''&br; ''が、それを阻害する様に立華の魔眼によって周囲に結界が張り巡らされ、逃走を阻害される''&br; &br; ''「グオロォォォォォォ!」''&br; &br; ''憎々しげな声を上げ、結界に爪を立てたが、なす術もないのか、改めて接近する市川に向き直るや''&br; ''彼へと煙幕を張り、続き結界内へ煙をまき散らしはじめた'' --  &new{2021-11-07 (日) 21:31:43};
---(地面に降り立った人質を見て)&br; ナンシー!人質を任せる!少し下がっていてくれ!&br; (叫んで指示をしつつ、結界を張っている立華の代わりに『広目天』の力で持って共有の魔眼でメンバー達の視界を確保する)&br; 逃げらんねーぞ!終わりだオメーは!雷獣!『鵺』(叫んで『鵺』の力を行使、『渾沌』へ雷が落ちる) -- [[祇>MI/0002]] &new{2021-11-07 (日) 21:32:07};
---(ばっさと羽ばたくと、男性をナンシーに預ける)お願いします!&br;即逃げか ──別に弱いからじゃぁないわよ、逃げる事に躊躇いがないだけ── 同類かよ&br;(巻かれる煙・・・しかし視界の共有により、どこにいるのかは分かる・・・というか)気配が濃すぎるんだよ・・・&br;(再びの神出鬼没、一瞬にして渾沌の真上にあらわると、剣を叩きつける)はぁぁぁ!! -- [[大地>MI/0006]] &new{2021-11-07 (日) 21:37:01};
---アイアイサー!&br; (ぽよんと跳ねる水球in人質さんをキャッチ)&br; 【生きてる? 生きてるかなぁ? 生きてマーすかー!!!?】 -- [[ナンシー>MI/0003]] &new{2021-11-07 (日) 21:39:01};
---''ナンシーが人質の息を確認すると、呼吸は浅いがしっかりと息をしている。どうやら衰弱しているだけのようだ'' --  &new{2021-11-07 (日) 21:40:33};
---蒔絵君とナンシーさんナイス。ありがたい…!(自分に出来たのはハッタリだけ、実際に救ってくれた二人に感謝しつつ)&br;彼方、人質とナンシーさんにも気を配っておいてな!(後衛に人質担当のフォローを頼みつつ)&br;(一時、振り切られるも結界まで追い詰める事に成功。ようやく、攻撃のターンが回ってきたと二刀を抜き…)&br;煙幕か……その程度で!(目を奪った程度で怯むものか、と跳躍。イカロスシステムの火薬からの噴射で空中に舞い上がる。)&br;(そして、視界の共有により視界が戻ればなお簡単だ。)&br;ッ!!!&br;(こちらに向き直った渾沌とすれ違う様に空中を滑り、翼の付け根に2連の斬撃を見舞う!) -- [[勇樹>MI/0016]] &new{2021-11-07 (日) 21:41:14};
---人質が通用しないって分かった途端逃げの一手ッスか…!ホンっと厄介ッスね!(今のでも並の怪異でないことは充分に分かった) &br;(それでいて、割り切りが早い。勝てる戦いしかしないタイプだ。こういう手合は経験上ほぼ確実に苦労する苦い経験がある)&br; お前さんの檻は…ここッスよ!(先程撒き散らしていた武器類を再度操り、巨大な獣の体の周囲に逃げ場を無くすよう、そして祇が放った雷撃を増幅するように突き立てる)&br; (武器を伝い、道路に放電されるはずだった雷撃は金属へ貯まり、それをまた操作して内側へ向け、雷の牢獄を作り上げる) -- [[彼方>MI/0021]] &new{2021-11-07 (日) 21:41:20};
---ふむ……ふむ。なるほどシューちゃんの事前情報通りですね!(煙幕を無効化するずるいくらい万能な仲間のおかげでよく見えるのだ!)&br;(とん、とん、とん。軽快なステップでビルとビルの狭い間を飛び跳ねながら登ってゆき)&br;恒河沙!バカルン超特急ー!!(ビルの屋上から飛び降り、手で大きくバッテンを作りながらきりもみドロップキックを放つ!!) -- [[恒河沙>MI/0013]] &new{2021-11-07 (日) 21:41:40};
---がってん!(操作をしつつ獣とナンシーと人質の間に地を滑るように移動する。斥力の壁を作り、人質への悪足掻きの攻撃を阻害する目論見) -- [[彼方>MI/0021]] &new{2021-11-07 (日) 21:43:09};
---(びびっと周囲に生存確認!生存確認!の合図を出しながら下がりまーす!) -- [[ナンシー>MI/0003]] &new{2021-11-07 (日) 21:48:21};
---''暗くなった視界。しかし当然ながら『渾沌』自身は開けた視界の中、どうしてやろうかと相手取った者達の姿を確認しようとし驚愕する''&br; ''相手取った者達も一切影響を受けた様子が無いからだ。この煙はただの煙ではなく混沌を煙と化した物、宇宙の果てまで見通せない限りは視界は奪われるはずだった''&br; ''しかし、相手取ったのは『千里眼』その力を借り受けた者と、目が見えずとも気配で相手の位置が分かる者達だった''&br; ''己が放った金属の刃が周囲に突き立つや洋助の起こした落雷が檻の様に、『渾沌』を取り囲み、次いで背中にもそれが落ちる''&br; &br; ''「グォォォォ!!」''&br; &br; ''黒煙と声を上げて、のけ反る『渾沌』しかし、檻のせいでほとんど動けもしない''&br; ''その背中に多々良のトルネードドロップキックが炸裂''&br; &br; ''「グェッッッ!!」''&br; &br; ''潰れたカエルの様な声を上げて地べたに縫い付けられると''&br; ''がら空きの眉間に蒔絵の一振りが決まり、斜めに深い傷が入り込んだ''&br; &br; ''「ギャアアアアアアアア!」''&br; &br; ''大抵の獣にとっては急所の眉間に深々と剣を突き立てられ、なんで溜まろう事があろう''&br; ''恥も外聞もない様子で叫び声をあげると、その背中に勇者の一撃''&br; &br; ''「グウォォォォォォォォァアアアアアッッッ!」''&br; &br; ''自分の翼を深々と切裂かれ喉も枯れよと叫び声をあげた''&br; &br; ''ヨロヨロといった様子で立ち上がる『渾沌』…憎しみに燃える目を向けると''&br; ''最後の一撃とばかりにその頭上に黒い空間が発生する''&br; ''混沌を詰め込んだ、黒い海。近づくと引き込まれ、異次元の彼方に放逐される''&br; ''分かるものが見れば感じ取れるそれを、徐々にこの空間へと広げてゆく'' --  &new{2021-11-07 (日) 22:04:55};
---(『渾沌』の不可避の攻撃を千里眼で感じ取った洋助は声を上げる)&br; ありゃ混沌その物だな…放っておくとやべぇ…彼方!物質じゃねーけど!抑え込めるか?&br; 俺も抑え込むのに力を貸す!十二将の一『頞儞羅』!(叫ぶと雲野と同じ能力を持って混沌の海が広がるのを抑えようとする) -- [[祇>MI/0002]] &new{2021-11-07 (日) 22:05:19};
---・・・!(頭上に現れた物を見てヤバいと思うも・・・大丈夫、こちらには先輩も・・彼方くんもいる)&br;(躊躇う事なくネブカドネザルをアサルトライフル型にして抜き・・・)おぉおおぉぉおお!!(一気に打ちまくる) -- [[大地>MI/0006]] &new{2021-11-07 (日) 22:10:24};
---こいつそのものはちと面倒ッスが…更にその周囲の空間から力を集めるッスよ!!合わせるッス!ぬ、おおおお!!!!&br; (叫ぶ。重力、斥力、引力。それらの力をかき集めて、混沌に押しのけられそうな通常空間を歪めて混沌へと対抗させる事で抑え込む)&br; (先程の煙の中である程度活動していたのも功を奏した。己の異能は、分からぬ物は干渉出来ない。が、混沌の力たる煙の中でその性質を少しは解析できた)&br; (更には、今は一人だけではない、『頞儞羅』の力も合わせ、出力は飛躍的に高くなっている。正常空間と、混沌そのものにも多少の干渉をし)&br; (両腕を大きな球を抱えるように広げ、内側へ抑え込み、まるで今にも破裂しそうなボールを縮めんとするがように操作する) -- [[彼方>MI/0021]] &new{2021-11-07 (日) 22:12:45};
---手応えあり、地に落ちろ神話の怪物…!&br;(着地し、次の一手を探るべく敵の様子を見定めて…そうしているうちに頭上に黒い海が浮かぶ)&br;異世界転移は現在受け付けておりませんってな…!&br;(祇や彼方が抑えてくれているうちに、決着をつけないと不味そうだ。二刀を広げ、構えを取り)&br;(地を這うように突進、潜り込んでから狙うは…喉元。首を置いていけとばかりに。斬閃が迫る!) -- [[勇樹>MI/0016]] &new{2021-11-07 (日) 22:13:34};
---ふぅ!さすがバカルン、こんとんの獣にも通用する破壊力ですね!(すたっと華麗に着地!古のヒサツ・ワザはやはり強力だった!)&br;えっなんかやばい系のアレです!?(マグネットパワーは磁力、そして重力!物理が効かない相手には効果が薄いのだ!)&br;えーとえーと……ま、マグネティック!ショックウェイブ!!(本体ではなく中空のホールめいた球体をとりあえず重力で押さえつける!どういう反応かはわからんがまったくの無効果じゃないだろ!) -- [[恒河沙>MI/0013]] &new{2021-11-07 (日) 22:16:06};
---(少し下がった位置で頭上の黒い空間を見上げながら)&br; 【思えば… ドッペルに慣れ過ぎたんでしょうかネ】&br; 【喋らない怪異というモノは】&br; ドコカモノガナシイ・・・ -- [[ナンシー>MI/0003]] &new{2021-11-07 (日) 22:19:00};
---''絶対の自信をもって広げた混沌の海。それを抑える者がいるのは宇宙の法則を捻じ曲げるのに等しい''&br; ''それが、捻じ曲がっていく。広がらない。それ以上先に進まないのだ''&br; ''『渾沌』が言葉を発せられたのなら「ふざけるな!」と罵った所だろう''&br; ''憎々し気に、混沌の海を抑えつける多々良・雲野・洋助の三人を睨み付けながら、迫る攻撃の手をただ見ているしかできない''&br; ''最大の攻撃を展開した故に回避する事などできはしなかったのだ''&br; &br; ''蒔絵が打ち出したネブカドネザルの弾丸によって体に無数に無数の穴が開き、そして''&br; ''閃く勇者の銀光。なすすべなく首を断たれた『渾沌』''&br; ''今度こそ声を上げる事も無く、分断された巨大な首がアスファルトに転がりドス黒い血を辺りにまき散らした'' --  &new{2021-11-07 (日) 22:28:04};
---ふー…(『渾沌』の攻撃を抑え続ける為『頞儞羅』の力を行使し続けていた洋助は静かに息を吐く)&br; (息を吐き終わると、倒れた『渾沌』の死体を見て、安堵する。これで終わりかと) -- [[祇>MI/0002]] &new{2021-11-07 (日) 22:30:14};
---''周囲に立ち込めた邪気は晴れ、ボロボロと黄色い体が崩壊していき、後には何も残らなかった''&br; ''最後の四凶『渾沌』は滅んだのだ'' --  &new{2021-11-07 (日) 22:31:03};
---おわ・・った・・・結構、あっけなかったですね(ふぅと息を付く・・・待ってる間ずっと吸血鬼化を続けていたから、正直しんどかった)&br;(混沌の体が崩壊したのを確認するととっととネイジュカシージを吐き出して解除する)&br;「あら?解除しちゃってよかったの?」 ・・・? -- [[大地>MI/0006]] &new{2021-11-07 (日) 22:33:33};
---…!(確かな手応え。剣を振り切り、残心を取れば剣から黒い血が吹き飛んでいく)&br;(ボロボロ消え去るのを見る)…ん? 消え去った…? -- [[勇樹>MI/0016]] &new{2021-11-07 (日) 22:35:43};
---……うそくせー、なーんかうそくせー。です!(ぐずぐずと塵になっていくこんとんの死体を眺めて首を捻る)&br;手応えというかなんというか……この前のきゅうきこんとんしゆう……なんでしたっけ?なんとか。私も戦ったしきょうさんもっと強かったですよ!?(コレが大トリってことはないだろ!?) -- [[恒河沙>MI/0013]] &new{2021-11-07 (日) 22:35:53};
---ふー…(恒河沙の重力も借りて、無理やり強引に通常空間を捻じ曲げて抑え込んだ。常理の通じぬ混沌に対抗できたのは、祇も含めた二人のお陰だろう)&br; (落ちた首を眺める、それはまさに混沌のような真っ黒な血と垂れ流し崩れ消えていく。それを静かに見守り…)&br; ……あれ?蚩尤はこいつ食わないで良かったんスかね?(ふとそんな事を言った) -- [[彼方>MI/0021]] &new{2021-11-07 (日) 22:36:16};
---ヨカッタヨカッタ&br; 【無事帰れそうですよぉ 人質さん?】&br; (水球in人質さんをなでなで) -- [[ナンシー>MI/0003]] &new{2021-11-07 (日) 22:38:32};
---''撫でらていた人質はうっすらと目を開け、暫し視線が定まらずにいたが、焦点が合うとニヤリと笑う''&br;''手を伸ばしナンシーの作り出した水球を突破すると、彼女の手を掴み、引き寄せた'' --  &new{2021-11-07 (日) 22:43:29};
--- &br;''「フフフフフ…おめでとう。おめでとう。いや、実に見事だった」''&br; &br;''嗤う声がする。勝利を手にし安堵する彼等を嘲笑うかのような声''&br; ''その声に気づきそちらに向きなおると、先ほど助けられ介抱を受けていた男がナンシーの傍らに立ち、彼女の首を後ろから腕で締め上げ嗤っている''&br; &br;''「だが、残念ながら諸君等が倒したそれはただの抜け殻だ。本体はこちら…いや、正確にはもう私は『渾沌』ではないのだがね」''&br;&br; ''言い終わると。その姿が変わっていく''&br; ''紅い仙衣を着た、背の高い偉丈夫。長い黒髪をなびかせているが、問題はそこではない''&br; ''その者は顔は包帯で巻かれ、目も鼻も耳も口も覆われていた。そして『渾沌』とは全く違う気配''&br; ''神々しさと荘厳さを持ち合わせたそれは正しく神のそれ''&br; ''ああ、そうだ。誰もが失念していた。『饕餮』が力を戻し『蚩尤』という神になる事があるのならば''&br; ''━━━他の四凶もその可能性がある事を''&br; &br; &br; <<…鴻鈞道人…>>&br; &br; &br; ''『蚩尤』にそう呼ばれた『渾沌』の本体。いや、『鴻鈞道人』と呼ばれる神仙は居並ぶ彼等の脳内に直接話しかける''&br; ''「「…改めてお見事。しかし、無暗に動かない事だ。私もまだ目覚めたばかり、力の加減が難しい」」''&br; ''「「…ともするとこの者の首をへし折ってしまう。まずは力を納める事だ」」''&br; ''改めて手で掴んだナンシーの首に僅かに力を込め治すと、居並ぶ者達の動向を窺う'' --  &new{2021-11-07 (日) 22:44:12};
---!!!?&br; アガッ&br; (後ろからだったためなんとか呼吸は出来るが 首を掴まれその身は動かない)&br; ア ア ア ウ・・・&br; (水魔法も 集中なしでは発動しない)&br;(ただ涙が 涙がぽろぽろと止まらなかった) -- [[ナンシー>MI/0003]] &new{2021-11-07 (日) 22:51:22};
---''ゲェーッナンシーセンパイーっ!?''(まさか人質が本体だったとは!!)&br;実際なんか手応えがないなーとは思ったんですよ!よわっちいというか!貴方そうなる前は全力出してもこんなもんだったんです!?&br;シューちゃんの言ってたとおり人質と囮を見事に使った戦略……悔しいですが敵ながら見事ではあります!まさか自分自身を囮に使うとは!!(私達も似たようなことやろうとしてたけどな!)&br;しかしこれは実際……まずいですね……(たとえリニア移動しても、たぶんあいつが動くほうが早い。なにしろ相手は神……ぽいやつみたいだし)&br;あとなに……なに道人?燃燈道人の親戚ですか!?知らないですあなたみたいな道人!!(封神演義では見なかった!) -- [[恒河沙>MI/0013]] &new{2021-11-07 (日) 22:53:56};
---ナンシー!!!…テメェ…ふざけやがってッ…!&br; (歯を食いしばり、鴻鈞道人を睨み付けるがどうにもならない。掌から燃える炎が消え、降ろしてこぶしを握り締める) -- [[祇>MI/0002]] &new{2021-11-07 (日) 22:55:28};
---・・・!?(慌てて振り返る) 「ほら言ったじゃない」 ・・・っく・・知ってたのなら、教えろよ&br;「ふふ、大丈夫よ」 どこがだよ・・くそ -- [[大地>MI/0006]] &new{2021-11-07 (日) 22:56:26};
---……ッ!(獣の消滅を見届ければ、人質の方へと視線を向けようと踵を返せば…邪悪な声。その人質が、ナンシーを捕らえ首を締めている光景)&br; ………しまった…(以前見た獣の姿。それを見て知性も獣並なのであろうと思いこんでしまった。致命的なミスだ)&br; (渾沌たる存在はただの獣に非ず、神にも等しい存在だ。それが智慧を巡らせるのであれば…獣など)&br; ……くっ…(どんなに速く動こうとも、奴が腕を動かす方が早い。それに下手なことをすれば直に察知してしまうだろう)&br; (人質は、生きてこそ価値がある。それを分からぬ相手ではなかろう……本当に、神の更にその上の領域に辿り着くような存在なら)&br;(多層感覚。縮小。超越器官、停止。それは、ある種の武装解除…恐らくは術ではない、異能の領域でさえも感知してしまだろうから) -- [[彼方>MI/0021]] &new{2021-11-07 (日) 22:57:32};
--- …マジか(不穏な気配を感じたはいたが、出所が遠すぎた。人質が擬態だったとは…)&br;(自分が近づいた瞬間に嚙みつこうとしていたので、その線はないと判断してしまっていた)&br;鴻鈞道人…(脳内に響く声に顔を顰める。この距離ではなすすべがないな。と判断し)&br;回りくどい真似をするなぁ。直接叩き潰せばいいだろうに(大人しく剣を地面に落とす。それが回答だ) -- [[勇樹>MI/0016]] &new{2021-11-07 (日) 22:58:28};
---''居並ぶ者達の戦意の喪失を確認すると、改めて鴻鈞道人は笑う''&br;''「「それでいい。人間相手に業腹だが、私もまだ力を振るうのに十全とは言えない体調でね」」''&br; ''鴻鈞道人はジッと、包帯で包まれた有りもしない目で洋助を見。何かの確認が終えたのか話し始める''&br; ''「「では『蚩尤』。まずはお前の宿主から死んで貰うとしよう。…祇 洋助」」''&br; ''掌を上に向けた状態で腕を伸ばし、重々しく洋助の名前を読み上げると。その掌に丸い発光体が現れる''&br; ''一呼吸の間をおいて、それを握りつぶすと''&br; &br; ━━━&br; &br; ''糸の切れた人形の様に洋助は前のめりでアスファルトの上に倒れ込んだ''&br; ''その顔に既に生気は無く、肌は白蠟のように白い。目に光は無く瞳孔は開き切っていた''&br; ''死んだ。目にした誰もがそれとわかる状態の彼を見て鴻鈞道人は天を仰ぎ''&br; ''二月の寒空に鴻鈞道人の楽し気な笑い声が響き渡る''&br; &br;&br;&br;&br; ''to be continued'' --  &new{2021-11-07 (日) 23:04:31};
-''-仙台東部道路 名取IC付近-'' --  &new{2021-11-07 (日) 20:33:37};
--''この付近では珍しく雪も降らない二月の末日、既に交通規制がかけられた高速道路上にて人影が立つ''&br; ''既に夜の帳が降り、暗くなった辺りを照らす街頭の光に、祇 洋助の特徴的な紫色の頭が照らされる''&br; ''これから説明があるとの事で、集まった仲間達の前に歩み出る''&br; ''説明するのは、本人ではなく、内に住む怪異『蚩尤』。以前『饕餮』と呼ばれていた怪異はこの場にいる全員に対し脳内に直接語りかけ始めた''&br; ''<<集まってくれた者達に感謝を。以前説明した者達ばかりのようだが、改めて説明をしよう>>''&br; &br; ''居並ぶ者達に大まかな説明がなされる。内容は''&br; ''目的は暫く後ここに現れる、怪異『渾沌』の討伐''&br; ''彼の者は手下などはつれずに現れるであろう事と、渾沌の性質的な問題により、逃げたり、街へ向かう事により被害が拡大する可能性がある事''&br; ''つまり、この場に現れたら、速やかに討伐をするべきだという事であった''&br; ''後に質問があれば受け付けるよう彼等に伝え反応を待つ'' --  &new{2021-11-07 (日) 20:33:48};
---(ネイジュカシージを喰らい、吸血鬼化する)確実に、ここに出るんですね・・・(ならば斬るだけだ、呼吸を整え、剣を手に静かに待つ) -- [[大地>MI/0006]] &new{2021-11-07 (日) 20:35:47};
---うーん……多少足が速い程度なら追いつく自信はありますが、相手はゼハハハとか笑うヤミヤミの能力者なんですよね&br;結界とかそういうので一帯を封鎖したりは難しいんです?転ばぬ先の杖は欲しいです!(諸事情あってジャージがぼろぼろになったので私服。フライトジャケットは分厚くて防護効果も高い上にぬくいのだ!) -- [[恒河沙>MI/0013]] &new{2021-11-07 (日) 20:39:27};
---(ぽろぽろと涙を零しながらハイハーイ)&br; 【あの とても言いにくいんですが】&br; 【別日に… 別日に変えられませんかネ?】 -- [[ナンシー>MI/0003]] &new{2021-11-07 (日) 20:40:35};
---(高速道路の上、以前も立ったことがある場所だが…車の免許もまだなのに車ではなく両足で立つ経験を複数回することになど思ってもなかった、と苦笑を浮かべる)&br; ……さて、作戦は概ね分かってるつもりッスが…ひとまず祇先輩自身の調子はどうッスか?肝心要の先輩が上手く動けなきゃ始まらない(と肩をすくめる) -- [[彼方>MI/0021]] &new{2021-11-07 (日) 20:41:31};
---''<<外界から遮断する結界を先に貼ると裏世界からも隔離してしまうからな>>''&br; ''<<出た後は、勿論その方向で行くべきだろう。逃げ出そうとした場合は>>''&br; ''<<魔眼の出番という訳だ。足りないのなら洋助も力を使えば問題ないだろう>>''&br; ''ナンシーの質問には苦笑して''&br;''<<それが出来れば苦労はせん。何せ都合を決めてるのは私ではなく『渾沌』の方だからだ>>''&br;''至極もっともな返答をする'' --  &new{2021-11-07 (日) 20:43:21};
---(装備チェック。鎧─イカロスシステムだ。─にいつもの二振りの剣。持続回復用のポーションを先に飲んで使用しておく)&br;結界なー…シエン呼んでくればよかったかなー…&br;機動力を奪う事から開始するのがいいのかね -- [[勇樹>MI/0016]] &new{2021-11-07 (日) 20:43:23};
---俺か?俺は問題ねーぞ。相変わらずだわ&br; (調子を見せるように肩を軽く回す)&br; 機動力…どうだろうな、できるだけ身動きが取れないようにはするつもりだが… -- [[祇>MI/0002]] &new{2021-11-07 (日) 20:45:49};
---''粗方の説明が終わると『蚩尤』は。宿主である洋助に語り掛ける''&br; ''<<では、洋助。例の物を>>''&br; ''頷き、傍らに置かれた赤い布を巻いた棒を中央分離帯に突き立て、撒かれた布を広げる''&br; ''広げられたそれは旗だった。風を受けてはためく赤い旗、その中央に牛の頭を持つ人間の様なものが描かれている''&br; ''<<これは古来からある、勝利を願う為の旗だ。名前は『蚩尤旗』。君達の武運を願う為作らさせた>>''&br; ''<<敵は強大だが、君達なら誰一人欠ける事なく勝てると信じている!各人の武運を祈る!>>''&br; ''軍神とも称される怪異はこれから来る戦いの為に、戦士達に檄を飛ばす'' --  &new{2021-11-07 (日) 20:50:40};
---(軍神に檄を飛ばされた、宿主は笑い。掌に拳を打ち付ける)&br; よっしゃ!野郎共!気合い入れていくか!!! -- [[祇>MI/0002]] &new{2021-11-07 (日) 20:50:52};
---──あらあら、これは頼もしいわ──&br;はいっ(はためく旗を背に気を引き締める) -- [[大地>MI/0006]] &new{2021-11-07 (日) 20:53:46};
---むーん、後手後手に回るのは面白くないですねぇ……ボスのくせにうろうろするとか落ち着きのないやつですね!コンちゃん!(ふすー)&br;そしていわくはともかく自分の旗作らせるとかシューちゃんはかわいいところありますねハハハ(ハハハ)&br;まぁいいです、軍神さんがこっちについてるならこのイクサに負けはないことでしょー!!(ぐっぐっ。軽くストレッチして準備は万端だ!) -- [[恒河沙>MI/0013]] &new{2021-11-07 (日) 20:54:50};
---(立ち上げられた旗を見れば、にやりと笑いを浮かべる)こりゃいよいよ戦争じみてきたッスね。武運長久を約束する武神様の加護があるならこの戦の先も見えたモンすな!(などと力強く言う。自らを鼓舞するためにも)&br; (そうして、拳を開き、握り、開き、握り、そのルーティンで精神を高めていく。そう、これから始まるのはある意味で戦争だ。古き神々たちの) -- [[彼方>MI/0021]] &new{2021-11-07 (日) 20:55:45};
---先輩の方でも抑えてくれるなら…狡猾な怪異だと隠形やら不意打ちは難しいだろうから初っ端から足とか翼を狙うかなぁ…キタローの結界だけに頼り切るのも悪いし&br;おお…旗だ。古来から伝わるものなのか…! こりゃ気が利いてる。頑張ろう、いつも通りにね -- [[勇樹>MI/0016]] &new{2021-11-07 (日) 20:57:47};
---(ぽろぽろと落ちる涙を拭い)&br; 【そーだねェ ウン 違う違う 大丈夫ダ】&br; (その拳を掲げて)&br; アナタニ ショウリ ヲ -- [[ナンシー>MI/0003]] &new{2021-11-07 (日) 20:57:55};
---''━━━そして、戦いが始まる'' --  &new{2021-11-07 (日) 21:00:48};