[[名簿に戻る>VG/桜井雄二]] -''シーン5 『兄と弟』 シーンプレイヤー:桜井雄二'' -- &new{2015-07-29 (水) 19:07:58}; --''……俺の力は修行や鍛錬で手に入れたものではないから、師匠という存在を持てることを羨ましく思う。'' -- &new{2015-07-29 (水) 19:12:18}; ---なぁ、兄さん。将棋をしないか?(無表情に将棋盤を持って兄に話しかける桜井雄二)&br;(それは突飛な提案である。普段からあまり会話のない弟から、兄への唐突な挑戦状)&br;(休日にパジャマ姿で歯を磨いていた兄にこの言葉はどう届くだろう?) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:16:08}; ---………お前……(まるで宇宙人でも見たかのような表情で歯ブラシを下ろす兄)&br;(いや、実際弟の普段の発言はどこかズレている。宇宙人という表現は間違いではない)&br;(だがある時期を境に距離を取られていた弟がこんな風にコミュニケーションを求めてきて、断る理由などない)&br;わかったよ、雄二。とりあえず歯を磨いて着替えるから縁側で待ってろ。(口のあぶくを拭うと笑って答えた) -- [[桜井一樹>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:19:07}; ---(それからしばらくして、縁側で将棋を始めるいい年した二人の兄弟)&br;兄さん。(パチ、と2六歩を打つ)俺、結構友達ができたよ。&br;変わった奴もいるし、真っ直ぐな奴もいる。みんな大好きで、みんな俺の大切な『日常』なんだと思えるようになった。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:23:25}; ---お前普通それに気付くの小学生だぞ。(8四歩を打つ)っていうか友達できるの遅っ!&br;まぁいいけどな。(胡坐をかいて頬杖)弟が成長したようで俺は嬉しい。 -- [[桜井一樹>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:25:32}; ---そうか……(大して考え込まずに2五歩)どうして急に将棋で勝負を挑んできたのか聞かないのか? -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:27:24}; ---どうせその友達に勧められたんだろ、大して会話のない兄と将棋でも打ってみれって。(8五歩を打ってからからと笑う) -- [[桜井一樹>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:28:26}; ---あ、ああ……シュラっていう友人がいてな。今は桜井堂の仕事を手伝ってもらってる。(7八金をパチリ)&br;……いい奴だよ、女の子なんだけどバイタリティが凄くて。物言いがすごく面白いんだ。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:30:36}; ---あ、そう。…金で防御貼るの早くね?(3二金を打って)俺も真似しちゃおうっと。&br;それでさ……雄二。(人差し指を弟に向けて)31手先で君の詰みだ。 -- [[桜井一樹>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:33:06}; ---''嘘だろ!?'' -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:33:28}; ---''嘘だよ。''相変わらずからかい甲斐のある弟だこと。(破顔一笑、早く打てと催促)&br;……お前、あの日からあんまり笑わなくなったもんなぁ…今は笑えてるなら、それでいいんだ。 -- [[桜井一樹>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:34:28}; ---む、むうう……(2四歩をパチ、とやって悩む)……あの日?&br;確か……俺が怪物に襲われたけど、謎のヒーローが現れて相手が燃えカスになったんだよな。&br;あの頃のことを考えると、今でも記憶がぼんやりしてて……相当ショックだったんだろうな、って思う。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:36:28}; ---''世間的にはそうなっているが、実はそれが桜井雄二がオーヴァードに覚醒した事件。&br;ジャームに襲われた桜井が力を発現させ、敵を返り討ちにしたという。&br;人型をし、人の言葉を喋る相手を焼き殺したショックから人間性が著しく損なわれたことを桜井は薄ぼんやりと覚えている。'' -- &new{2015-07-29 (水) 19:39:44}; ---えっ? 燃えカスじゃねーだろ、ありゃあ……どっちかというと潰れたカエルだ。圧殺だよ。&br;(難しそうに顎を掻いて同歩を歩で攻略する。)&br;お前、あん時のショック凄かったもんな。何か勘違いしててもおかしくないか。 -- [[桜井一樹>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:41:52}; ---………?(同歩を飛車で討って交換の形としながら首を傾げる)圧殺………?&br;(自分の中の記憶にされていた蓋、それは記憶の改ざんを伴っていた)&br;(自分が、ジャームを、圧殺した? 一体どういうロジックだろう) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:45:03}; ---……俺としては昔のことより。今の雄二が成長できてりゃいいんだよ。兄ってなァ、そういうものなんだ。(パチリ、と盤面を叩きながら笑った) -- [[桜井一樹>VG/桜井雄二]] &new{2015-07-29 (水) 19:47:39}; ---''それから百手以上、拮抗した戦いを続けた両者は成り銀に雄二が詰められるまで会話を交わした。&br;しかし雄二は気になって仕方ない。自分の一体、何がジャームを潰れたカエルのように殺してしまったのだろう、と。'' -- &new{2015-07-29 (水) 19:50:04}; ---''シーン終了'' -- &new{2015-07-29 (水) 19:50:32}; -''シーン4 『ひと時』 シーンプレイヤー:桜井雄二'' -- &new{2015-05-31 (日) 21:52:46}; --''なぁ、李鈴。俺は人間じゃない。化け物だ。'' -- &new{2015-05-31 (日) 21:56:55}; ---(学校の裏手でネコジャラシを振っている)&br;(子猫がふらふらと手を伸ばし、そのまま倒れそうになったところを抱きかかえる) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-31 (日) 22:10:29}; ---(そこに姿を現し、軽く手を上げる)よっ、桜井! なんだ、猫なんて連れてきてんのかぁ? -- [[砺波康弘>VG/砺波康弘]] &new{2015-05-31 (日) 22:15:18}; ---……砺波。(猫を地面に横たえて腹を撫でる)ああ。李鈴と一緒に飼っているんだ。&br;名前はまだないが……すくすく育っている。(気持ちよさそうに鼻をピスピス鳴らす猫に目を細める) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-31 (日) 22:18:30}; ---そか。ま、なんか困ったことがあったら言えよ。俺も猫好きだしなー。&br;(猫を抱き上げて)おー。お前メスかぁ。名前がないなんて可哀想だなー。 -- [[砺波康弘>VG/砺波康弘]] &new{2015-05-31 (日) 22:22:49}; ---……名前、いい加減決めないといけないな……&br;砺波も猫、好きなんだな。俺も好きだ。猫は可愛いからな。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-31 (日) 22:26:52}; ---ああ、可愛いもんな! 猫は気ままだし、自由だし、羨ましいとこもあるんだよなぁ……&br;なぁ、桜井。お前好きな食べ物ってあるか?(紙袋からたい焼きを取り出して食べる)&br;俺は食べること自体が好きでさー。太らない体質だからもう食いたい放題。 -- [[砺波康弘>VG/砺波康弘]] &new{2015-05-31 (日) 22:30:19}; ---(座って砺波が下ろした猫を膝の上に乗せる)そうだな……温かい料理か、冷たいスイーツが好きだ。&br;たい焼きも好きだぞ。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-31 (日) 22:34:30}; ---はは……お前、しっかりしてるんだな。(苦笑しながらたい焼きを差し出して)食え食え。 -- [[砺波康弘>VG/砺波康弘]] &new{2015-05-31 (日) 22:35:55}; ---………ありがとう、砺波。(薄く笑って二人でたい焼きを食べる)&br;(猫はいつの間にか寝てしまった、平和な時間が流れる) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-31 (日) 22:40:59}; ---そういや桜井、貸したCD聴いたか? -- [[砺波康弘>VG/砺波康弘]] &new{2015-05-31 (日) 22:49:57}; ---(たい焼きを食べ終わると手を払って)ああ、一通り聴いた。&br;……なんでカラオケの参考にしろと渡したCDに女性ボーカルの曲が入っている? -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-31 (日) 22:52:13}; ---そりゃ俺の趣味だ。いいだろ?(明るく笑って二個目のたい焼きを食べる)&br;名曲揃いだからとりあえず聴いとけって。損はさせねーから。(もぐもぐ) -- [[砺波康弘>VG/砺波康弘]] &new{2015-05-31 (日) 22:54:55}; ---そうか………あと前にカラオケで砺波が歌っていたTrain-Trainが入ってないようだが。あの曲、好きなのに。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-31 (日) 22:55:52}; ---おっ、お前もあの曲好きなのか! でもダメだ、あの曲は俺の十八番だからな!&br;歌うなら、俺がいなくなってからにしろよ。卒業した後とか、引っ越してからとかさ。 -- [[砺波康弘>VG/砺波康弘]] &new{2015-05-31 (日) 22:57:39}; ---………そうか。(目を細める)&br;平和だな、砺波。(日差しが柔らかく、温かい。猫も熟睡しているようだ) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-31 (日) 22:59:14}; ---ああ、そうだな。桜井。(んん、と伸びをして) -- [[砺波康弘>VG/砺波康弘]] &new{2015-05-31 (日) 22:59:34}; ---(戦いと日常の往復の中にあって、二人は安らかなひと時を過ごした) -- &new{2015-05-31 (日) 23:00:10}; ---''シーン終了'' -- &new{2015-05-31 (日) 23:00:19}; -''シーン3 『情報屋』 シーンプレイヤー:桜井雄二'' -- &new{2015-05-28 (木) 21:00:39}; --''それは俺の友人の血だぞ!!'' -- &new{2015-05-28 (木) 21:00:54}; ---俺の友人の血、か……(今までの俺だったらそんな言葉は出てこないはず)&br;(変わったのか、変えられたのか。それはわからないが、良い方向に向かっていると信じたかった) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:01:46}; ---考え事かい、桜井くん。(桜井堂の事務所に入ってきた誰かが声を出す) -- [[???>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:04:15}; ---(ユニセックスな格好をした『彼』は、性別がわからない)&br;(聞いてもはぐらかされるし、男のようでもあるし、女のようでもあると桜井は思った) -- &new{2015-05-28 (木) 21:04:32}; ---……フラン・デュアメルか。情報が入ったのか、それとも遊びに来たのか? -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:05:04}; ---''フラン・デュアメル&br;&br;性別不詳の情報屋。美しい顔立ちをしていることは確かだ。&br;俺と同じオーヴァードらしいが詳細はわからない。コードネームは光輝終焉(エンジェルダスト)。&br;コードネームから察するに、光を司るエンジェルハイロゥが混じっているのではないかと思う。&br;優秀な情報屋で、裏社会の仕事の半分は彼から回されてくる。'' -- &new{2015-05-28 (木) 21:09:07}; ---両方、と言いたいところだけれど。(くすくすと笑って)今日は情報屋として来たよ。&br;悪いニュースととっても悪いニュース、どちらから聞きたい? -- [[フラン>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:10:55}; ---どっちも悪いじゃないか。(デスクの上で手を組んで)それじゃ、悪いニュースから聞かせてくれ。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:11:33}; ---悪いニュースだけれど、僕の情報収集の網に『人形遣い』という言葉は引っかからなかった。&br;これからも捜査は継続するけれど、捜査料も継続して必要になるよ。どうする? -- [[フラン>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:13:17}; ---……調べてくれて感謝する。捜査料は払うので今後も人形遣いの情報を探してくれ。どんな小さなヒントでもいい。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:14:04}; ---そうかい。君は本当に良いお客さんだ。金払いが良いことは、付き合いが良いということだ。&br;それじゃとっても悪いニュースだけれど。(どう見ても手ぶらだったはずが、どこからともなく書類を取り出して)&br;……&ruby(マンイーター){人喰い};の活動周期がどんどん早くなってきてる。&br;このままじゃ被害ばかりが大きくなる。犠牲者にこれといった特徴や共通点はなし、狡猾な化け物さ。&br;……君はこの件がジャームの仕業だと見ているけれど。それは何故だい? -- [[フラン>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:16:38}; ---(人喰い。マンイーター。ヤツはこの街を騒がせている人を食う怪物)&br;(目撃者は少なく、見られたら目撃者も必ず食い殺される)&br;……勘だ。(桜井の直感がそう言わせているだけ、証拠はない) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:18:20}; ---そうかい? ま、君の勘はあまり外れないからね。僕もその線で調べてみるさ。&br;……&ruby(マンイーター){人喰い};に娘を食われた親御さんと話をすることがあったけど。&br;正直、胸が痛んだね。(細い両手を胸の前に合わせて)何せ、最近は食い残しを出す。凄惨な死体の痕跡を。&br;桜井くん、気をつけて。これだけ人を食ったなら、相当手ごわい敵のはずさ。 -- [[フラン>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:20:55}; ---ああ、引き続きマンイーターの正体を探ってみてくれ。俺も衛兵から話を聞いたりしてみる。&br;……街を泣かせる敵、マンイーター………か。一体どんな奴なんだ…? -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-28 (木) 21:23:17}; ---''シーン終了'' -- &new{2015-05-28 (木) 21:23:37}; -''シーン2 『人間の証明』 シーンプレイヤー:桜井雄二'' -- &new{2015-05-21 (木) 00:12:41}; --''……なぁ、アトラス。俺は人間じゃない。オーヴァードっていう、化け物なんだ。'' -- &new{2015-05-21 (木) 00:18:20}; ---(冒険者の街から南の方角。桜井雄二は小さな村に届け物に来ていた)&br;…何でも屋桜井堂の者だ。この小包を届けに来た。(ある主婦に単身赴任中の夫からの届け物をするだけ、イージーな仕事だ)&br;この部分にサインをくれ。(無表情に書類を見せて) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:21:12}; ---あら、あら。あの人ったら手紙だけでいいって言ったのに……本当にしょうもない人だよ。&br;(口ではそう言いながらも嬉しそうに書類にサインをする) -- [[主婦>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:22:30}; ---…サインを確認した。(無表情に書類を鞄に入れて)それでは俺は…… -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:32:20}; ---(その時、村の外れにある鐘がガランガランとけたたましく鳴り響いた)&br;(異常な何かを察した桜井が外に飛び出すと、村はずれの方角からレッサーゴブリンの一団が大挙して押し寄せてきていた) -- &new{2015-05-21 (木) 00:34:22}; ---ケケーッ!(先頭の一匹が吼えると、小さな子供の髪を掴んで引きずり回していた固体が前に出た) -- [[レッサーゴブリン>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:35:53}; ---ああああ……! ジョシュア!!(家から様子を伺っていた女が今にも飛び出していこうと) -- [[主婦>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:36:06}; ---やめるんだ、死ぬ気か。(女を制止して)相手は武装した亜人だ、逃げるしかない。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:37:45}; ---離しとくれ! あの子は私の子なんだよぉ!! ジョシュア、ジョシュアー!!(泣きながら我が子の名を呼ぶ) -- [[主婦>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:38:33}; ---(レッサーゴブリンはジョシュアと呼ばれた子供を――――とはいっても、子供と大して変わらない背丈の亜人だが)&br;(首を掴んで持ち上げると、全員が吼え始めた)&br;(子供を人質にとっているのだ。知恵の回る、それでいて邪悪な盗賊ゴブリンたち) -- &new{2015-05-21 (木) 00:40:52}; ---……ッ!(母親を突き飛ばして、レッサーゴブリンたちに向けて一歩ずつゆっくりと歩いていく)&br;わかっているさ、アトラス……人間なら、こんな時にどうするか…(右半身から炎が、左半身には氷が)&br;おい、亜人ども。その子を離せ。共通交易語が通じるならな。&br;(炎と氷の魔人は口元を歪めて最終警告をした)聞こえないのか? その子を離せ。今すぐだ。 -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:43:40}; ---キーッ!!(攻撃的に石斧や石槍を向けるレッサーゴブリンたち) -- [[レッサーゴブリン>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:52:59}; ---……うおおおおおおおおぉぉ!!!(桜井が吼えるとと氷の蔦が地面を走った)&br;(それはジグザグに大地に根を張りながら、人質をとったレッサーゴブリンに襲い掛かる) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:54:48}; ---!!(人質を取った亜人が氷の蔦に足を取られ、すぐに凍気に動けなくなる) -- [[レッサーゴブリン>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:56:12}; ---走れ、ジョシュア!! こっちへ走れ、早く!!(叫び、亜人の一団に走りながら左腕を振る) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 00:57:22}; ---(ジョシュアに、そして桜井に襲い掛かろうとしていたレッサーゴブリンたちが氷の柱に閉じ込められる)&br;(4,5メートルの氷の塔に閉じ込められるレッサーゴブリンたち)&br;(だがすぐに残ったレッサーゴブリンたちが標的を桜井に定めて襲い掛かってくる)&br;(鋭い石の鏃を持った矢を番え、弓兵部隊が桜井を狙う) -- &new{2015-05-21 (木) 01:00:16}; ---ひぃぃぃぃぃぃ!!!(泣き叫びながら母親の元へ駆け寄り、抱きついた) -- [[子供>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:01:12}; ---……っ!!(両手を広げて矢を全身に受ける)&br;(下手に回避すれば後方の親子が危ない)&br;ぐ、う………(大量の血を流しながら覚悟を決める)…右の炎を使わなければ、こいつらは止まらない…!&br;(わかりやすい火力が、抑止力が、暴力が必要だった)&br;(右手の中に無数の火球を作り出すと、それをばら撒くかのように一気呵成に放った) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:05:05}; ---(主にレッサーゴブリンの弓兵たちが焦熱の弾丸をまともに受け、炎上して踊り狂う)&br;(残ったゴブリンたちが総攻撃を仕掛ける。たった一人、桜井雄二を殺すためだけに) -- &new{2015-05-21 (木) 01:06:17}; ---村の人たちに……手出しはさせない…!! ここは、人間の村なんだ!!&br;(そして、俺は人間だから。この殺戮の理由を自分に言い聞かせるように叫んだ)&br;(右手に炎の剣を、左手に氷の刃を作り出し、敵陣に突っ込む) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:08:04}; ---(一匹、また一匹と斬り焦がされ、血を吹いて凍り付いていく)&br;(最後の6匹が石剣を構えて桜井に飛び掛る、同時攻撃だ) -- [[レッサーゴブリン>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:10:13}; ---!!(両手の刃では対処しきれない)&br;(そう判断すると、一瞬の間に右半身に力を溜めた)&br;''吹き飛べぇー!!''(災厄の炎。右半身から凄まじい勢いで炎を吹き出し、襲い掛かるゴブリンたちを焼こうと) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:13:03}; ---(災厄の炎はレッサーゴブリンたちを焼き払い、その勢いでバラバラになった焼けた肉片が周囲に飛び散った)&br;(静寂を取り戻す周囲。聞こえるものと言えば、地面の草が僅かに燃える音くらいか) -- &new{2015-05-21 (木) 01:14:35}; ---はぁ……はぁ………(体に刺さった矢を無造作に引き抜き、苦痛に顔を歪めながら親子の元へ行く)&br;……もう、大丈夫だ。(助けた子供に向けて、笑みを浮かべてみせた) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:15:42}; ---(親子は桜井の顔から視線を外せない)&br;(そして、レッサーゴブリンに人質にされていた子供が叫んだ) -- &new{2015-05-21 (木) 01:16:38}; ---''嫌だああああああああ化け物おおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!'' -- [[子供>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:17:07}; ---(すぐに母親が子供の口を塞いだ) -- &new{2015-05-21 (木) 01:17:53}; ---あ…………(周囲が歪むような感覚。胃の底が熱くなる違和感)&br;(そうだ、この感情。恥ずかしいという気持ちだ)&br;(血塗れの顔。炎を噴き上げる右半身。凍りついた左半身。魔王のような、ゆっくりとした歩み)&br;&br;(その場から消えてしまいたかった)&br;(いなかったことに、なりたかった) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:19:46}; ---ごめんよう、ごめんよう……(震えながら母親は子供を抱きしめる)&br;あんたが助けてくれたんだ……それはわかるんだよ………っ(その声は、震えていた) -- [[主婦>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:20:45}; ---(炎と氷が消えると、複雑に表情を歪めて頭を下げた)&br;すまない。(それだけ言うと、来た方向から歩いて帰って行った)&br;&br;(アトラス。俺は人間だ)&br;&br;(でも、化け物だ) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-21 (木) 01:22:19}; ---''シーン終了'' -- &new{2015-05-21 (木) 01:22:45}; -''シーン1 『世界は』 シーンプレイヤー:桜井雄二'' -- &new{2015-05-15 (金) 00:45:59}; --''「なぁ……変なことを聞くけど。力ずくで解決できる問題と、話し合いで解決できる問題。この世界にはどっちが多いと思う?」'' -- &new{2015-05-15 (金) 00:46:20}; ---(街の名士の娘がマフィアに拉致された。金目的であり、嫌がらせ目的であり、お楽しみが目的でもある)&br;(下衆の所業。しかしそれを咎める者はこの街にはいない)&br;(ある筋から桜井雄二に依頼が来た。娘の奪還、それも可能な限り早く) -- &new{2015-05-15 (金) 00:53:04}; ---「なんだてめーは、ここは使用中だ、とっとと帰りな」&br;「お前この倉庫の管理人なわけ? 違うだろ、失せろ餓鬼」 -- [[マフィア>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 00:55:18}; ---………。(走り回ってようやく見つけたマフィアたちの根城)&br;(額の汗を拭ってため息をつく)&br;なぁ。頼みがあるんだ。(マフィアたちに話を切り出す) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 00:57:39}; ---「頼みだぁ? そんなん聞いてねーって」&br;「帰れ、ぶっ殺されてぇのか」 -- [[マフィア>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 00:58:46}; ---……あなたたちが、今日拉致った……あの娘を、返して欲しいんだ。&br;……話は終わってない! あのだな、その……あの娘の父親も急速にマフィア排斥の運動をしすぎたよ!&br;でも、娘は関係……関係ないだろ。開放してやって欲しいんだ。頼む、俺からも取り成して……説得とか…するから。&br;(しどろもどろの説得、何とも頼りない交渉、それでも必死のネゴシエイト)&br;(だが) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:01:51}; ---「ギャハハハハハ! こいつ馬鹿だぞ!!」&br;「話し合いでなんか解決するって思ってるよ」&br;「はいはい、わかったわかった。でも衛兵にタレ込まれると厄介だからさ」 -- [[マフィア>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:03:26}; ---(マフィアたちは一斉に銃を構える) -- &new{2015-05-15 (金) 01:03:55}; ---「死んでくれよ」 -- [[マフィア>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:04:08}; ---(合計5つの銃口が火を噴く)&br;(桜井雄二の体を鉛弾が蹂躙し、肉を裂き、骨を砕いて貫通していく)&br;(倒れていく桜井雄二の脳内に、今日会った学友の言葉が浮かんだ) -- &new{2015-05-15 (金) 01:06:05}; ---''「そりゃあさ、力だろ?たぶん」'' -- &new{2015-05-15 (金) 01:06:33}; ---「ま、後で海に捨てりゃバレねぇだろ」&br;「それじゃ盛り上がったことだし、ヤることヤって彼女のお父様を強請りますか」&br;「順番は? もちろん序列順だよな?」 -- [[マフィア>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:08:29}; ---(自分が流した血溜りに倒れこんでいた男が、立ち上がる)&br;力か……そうだよな、七巻半……… -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:11:13}; ---「な、こいつ生きてやがっ」&br;「化け物か!! は、早くもう一度撃ち殺」 -- [[マフィア>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:12:23}; ---だって世界は。(左手を振ると、周囲の気温が急速に低下し) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:13:16}; ---(氷の塔が、突如出現した)&br;(極低温はマフィアたちを氷漬けにし、氷の柱が倉庫の天井を突き破って夜空を突いた)&br;(それはまさしく、氷の塔と表現するべき威容だった) -- &new{2015-05-15 (金) 01:15:25}; ---だって世界は―――――残酷だもんな。(血塗れで&ruby(リザレクト){蘇生};した直後の桜井が笑った) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:17:05}; ---「………っ!」&br;「し、死ぬ………」&br;「冷てぇよぉ……」&br;「こ、こいつ……紅い右目と水色の髪…っ」&br;「そ、そうだ! こいつは!!」 -- [[マフィア>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:19:06}; ---(辛うじて顔だけ外に出ているといった様子の氷の塔に閉じ込められたマフィアたちが叫ぶ) -- &new{2015-05-15 (金) 01:19:40}; ---「&ruby(アンドロマリウス){蛇の王};!」&br;「&ruby(フレイザード){氷炎の支配者};!」&br;「&ruby(エンジェリック・ハウル){天使たちの国境};!」&br;「&ruby(スターゲイザー){孤独の観測者};!」&br;「災禍の中心………! &ruby(ワールドエンド){永遠の終わり};ッ!!」 -- [[マフィア>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:23:09}; ---(氷の塔より冷たい視線でマフィアたちを見る)&br;コードネームで呼ぶな。(そのまま倉庫の奥に入り、浚われた娘を担いで夜の街を跳んだ) -- [[桜井雄二>VG/桜井雄二]] &new{2015-05-15 (金) 01:24:44}; ---''シーン終了'' -- &new{2015-05-15 (金) 01:25:36}; -''氷炎の支配者は冒険者たちの街に姿を現す。&br;不器用な彼の人間としての生活が始まる。&br;時を同じくしてジャームが街に紛れ込む。&br;人を喰う怪物は、果たしてどのように物語の縦糸を紡いでいくのか。&br;オーヴァードとジャームの運命がクロスする時、いったい何が起きるのか。&br;ダブルクロス3rdセッション『災禍の中心』&br;ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。'' -- &new{2015-05-14 (木) 23:01:09}; - - - -