[[名簿へ>名簿/507834]] ~ *&ruby(ロイヤル・ソサエティ){《王立協会》}; [#e7334e21] かつてこの空中学園都市に存在していた学術組織。洋上学園都市にも存在していた形跡があるとされる。単に《協会》とも呼ばれる。~ &ruby(エンジン){機関};についての研究や数学についての研究、果ては宇宙物理学などについて研究されていた。元は学生が作った組織であるという。~ 《蒸気王》チャールズ・バベッジも所属していたが、後に袂を分かち《解析協会》なる学術組織を結成し、対抗した。~ ~ 《解析協会》の消滅と共に自然消滅したかと思われたが、実際には存続し続けており、実験を行っている。~ その実験とはあらゆるすべてに“解”を出し、未来を導くための機関を生み出すためのもの。~ それとの関係性は不明だが、この学園都市に存在する精霊を機関と合一させる改造を行い、機械の化物を造りだしている。非合法な組織である。~ 精霊密売などを通じて精霊を入手、さらに飛行石なども入手して、それらの怪物を造りだしている。それらの怪物が放つ波動は精霊エンジンを狂わせる力を持っている。~ それによって街に混乱をもたらしている。《空挺騎士団》がその活動を追っている。~ 機械の怪物は、《精霊奇械》と名付けられている。~ ~ メンバーのほとんどは謎に包まれているが、そのリーダーは《教授》と呼ばれる人物である。~ チャールズ・バベッジのかつての学友であり共に研究していたが、研究の方向性の違いからバベッジとは別れたという。現在は機関学の教授として公然と授業を行っている。また、《助手》と呼ばれる人物も同じく《王立協会》の一員である。~ 暫く活動を行っていなかったが、バベッジの孫娘であるエイダが入学してきたことにより再び動き出す。~ エイダが所持していると《教授》たちが信じている《大解析機関》をもとめて。~ ~ &ruby(メガ・ディファレンス・エンジン){《大階差機関》};なる大機関を所有している。バベッジが発明した《階差機関》を巨大化させ、大幅な改良・改造を施したものである。 **《精霊奇械》 [#ac254973] 機関と精霊と飛行石によって生み出される異形の怪物。~ 精霊の力を取り込んでいるため、超常の現象を起こすことが可能とされる。~ 精霊機関の魔力関連の機構を狂わせる能力をそれぞれ備えている。~ 破壊されると、その中に封じられていた精霊も同じく破壊される。最後には精霊の断末魔が響く。~ 大型の個体は《大精霊奇械》と呼称される。~ ***《色ある死》グラオーグラマーン [#d777d5f7] -一番初めにこの学園都市に出現した《精霊奇械》 -シルエット自体は獅子のようであるが、それは機械や機関の集合体であり、異形 -《色ある死》と呼ばれ、奇妙な色に変化する。その際に奇怪な波動、乃至電波が発生する。周囲にある精霊エンジンはそこで狂い、故障あるいは停止してしまう -エイダとセルティスによって砕かれた。砕かれた際に、精霊エンジンめいた光と、飛行石が確認された。 -試作機とのことで、その性能は完全なものではなかったようである ***《世界なき狼》グモルク [#t8a07f2e] -二番目にこの学園都市に出現した《精霊奇械》 -シルエットとしては狼であるが、その体は機械や歯車、鋼鉄で構成されており、一見すると狼がモティーフとは気づけないかもしれない。異形の狼である -《世界なき狼》という称号を持ち、自分の世界を求めるかのように、この世界のものを喰らいつくさんとする。グラオーグラマーンと同じように、精霊機関に悪影響を及ぼす咆哮を放つ -エイダとユヅルによって砕かれた -いくつもの小型機を襲い破壊した。これもまた試作機であるらしく、データの収集が目的であるような行動もとっている ***《疑似精霊奇械》機関ワイバーン [#g13e894b] -学園都市に現れた無数のワイバーンの内の一匹を落とし、機関を埋め込んだもの -機関を植え付けられたワイバーンは無数の機械に浸食され、半機械化した -翼を機械化したり、身体から機関銃を出すなどの変化を見せた -エイダ率いる空挺騎士団の砲撃により砕かれた -実験的な機体であり、精霊を組み込んでいるわけではないので正式な精霊奇械には数えられない *&ruby(メガ・ディファレンス・エンジン){《大階差機関》}; [#rcba6dc5] 《王立協会》が所有する大機関。チャールズ・バベッジの開発した《階差機関》を大幅に大型化・改造したもの。~ 途方もない桁の計算を行うことができ、常に何かしらの計算を行っている。学園都市での出来事を記録しているともいわれる。~ 高性能な機関だが、《解析機関》には及ばない。~ *キング・スチーム《&ruby(メガ・エンジン){大機関};形態》 [#ba1c03db] それはいまだ学園都市にあらざるもの。~ それはまだ目覚めぬもの。~ 偉大なる《解析機関》のオリジナルにして、飛空艇《キング・スチーム》の真の姿。~ 《蒸気王》の遺せし巨大なる鋼鉄。~ 学園都市の中のおとぎ話にも似た、闇穿つもの。~ 《大解析機関》そのもの。~ ~ それは空が闇に閉ざされんとするとき。エイダが危機に陥ったとき。~ 大いなる起動を遂げるだろう。~ ~ ※[[こう言うイメージ>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp027444.png]]~ *&ruby(メガ・アナリティカル・エンジン){《大解析機関》}; [#bd3fc9d8] チャールズ・バベッジは《階差機関》の開発には成功し、それを大いに広めたものの、彼が後に提唱した《解析機関》なるものの開発は実現できなかったとされている。~ がしかし、《王立協会》は、バベッジが《解析機関》を発明したと称している。現実には、バベッジはそれを開発していないとされているのにもかかわらず、である。~ 《解析機関》のオリジナル、バベッジが造りだした《階差機関》を越える&ruby(メガ・アナリティカル・エンジン){《大解析機関》};があると《王立協会》の者たちは信じている。~ 孫娘エイダがその在りかを知っており、さらに起動の鍵でもあると考えられているため、エイダを《王立協会》は狙っている。~ *&ruby(エンジン){機関};と&ruby(スティール){鋼鉄};とが紡ぐ果て [#l6549f76] 灰色に染まった空。ラッダイト。青き空と海の消失――~ かつてのバベッジたちが予見した未来。計算の果てに出した“解”。~ 絶望に彩られし、暗黒の未来。機関の果て。~