-''3年前……いや、もう4年前か'' --  &new{2013-11-03 (日) 22:14:15};
--(俺には、義理の母親がいた)&br;(どんな女だったのかは、もう思い出せない)&br;(違うな、これも他の思い出と同じ事だ)&br;(思い出したくないんだ) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-03 (日) 22:30:10};
---(そんな母親が、死んだ)&br;(簡単な葬儀が終わった後、俺はいつものように公園に佇んでいた)&br;(ずいぶんと、久しぶりに着た気がする)&br;(厳龍にきてからは、すっかり顔をだしていなかった) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-03 (日) 23:07:05};
---(もう公園で遊んでる子供たちの顔も、下手をすれば知らない子のほうが多いかもしれない)&br;(アーサーやレナートと3人で駆けずり回っていた頃が懐かしい)&br;(ぼさっとそんな風に考えながら、喪服のままタバコを咥えて、空を仰いでいた) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-03 (日) 23:16:59};
---(ついさっき知った事だが、俺の母さんは……暗殺者だった)&br;(元々その道のプロだったのだ。俺をひきとったのだって子連れのほうが何かとカムフラージュに向いていたからだろう)&br;(ついさっき、それも思った事だ。何せついさっきまで知らなかったんだから) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-03 (日) 23:18:52};
---(深く深く溜息をついて、ベンチに腰掛ける)&br;(あの頃、毎日のように座っていたベンチだ)&br;(俺の身体はあの頃よりは少しばかり大きくなっているはずなのに……イヤに広く感じる)&br;1人減っただけのはずなんだけどな&br;(そう呟く。無論、返答はない) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-04 (月) 13:47:41};
---(きっと俺はこれからずっと……どう考えても、どう悩んでも、出るはずのなずの答えを求めて生きるのだろう)&br;(いや……違うな)&br;(求める事すらせずに、諦め続けて生きるのだ)&br;(まるで、死体のように)&br;(そう、漠然とした確信が俺の中にあった) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-04 (月) 14:17:20};
---(『母親の血』に塗れたナイフを公園の屑篭に放り投げて、踵を返す)&br;(そして、静かに自分に言い聞かせる)&br;(自分は……シルヴィア姉さんを殺した暗殺者を殺しただけだと)&br;(ただ、組織の命令に従って……そうしただけだと)&br;(全ては詭弁であると、自覚しながら) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-04 (月) 14:24:57};
---(あとはきっと、腐って落ちるだけだ)&br;(もう、先なんてない。未来なんてない)&br;(ただ腐乱して朽ち果てるまで、あてもなく彷徨うだけ)&br;(生ける屍には、それが似合いだ) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-04 (月) 14:29:46};
-''4~5年前'' --  &new{2013-11-02 (土) 21:18:37};
--(何時だかはもうはっきりしないし、はっきりさせる必要も恐らくない)&br;(とりあえず、それくらい前だったように思う)&br;(それ以上は、はっきりと思い出せない。思い出したくないのかもしれない)&br;(どうでもいい。どっちにしろ昔の話だ)&br;(もう決して戻る事のない……昔の) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-02 (土) 21:21:18};
---(たしか、厳龍に入って暫くした頃のことだ)&br;(レナートはもう頭角を示していて、アーサーも上手く才能を生かしていて……まぁ、俺はそれなりに適当にやってた)&br;(そして、姉さん……シルヴィアは、このバーでピアノを弾いて生計を立てていた)&br;(そんなもんだから、よくバーに集まってどうでもいい話を確かしていたんだ)&br;(そんな気がする。そうだった気がする) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-02 (土) 21:29:16};
---(客も疎らになった地下バーで、静かにピアノを弾く)&br;(シルヴィアはクラシックしか習っていなかったが、ジャズを覚えるまでにそれほど時間は必要なかった)&br;(生活の為でもあったし、何より楽しかったからだと、後に彼女は答えている)&br;相変わらず浮かない顔してるわね。うちの弟みたいにもうちょっと笑ったらどう?&br;(静かに一曲弾き終えて、カウンターの隅で黄昏ている幼馴染に話しかける) -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-11-02 (土) 21:40:30};
---遠慮しとくよ、仲間内で不景気な面するのは俺の役割なんでね&br;(すっかり飲みなれた少しだけ高いウィスキーを舐めるようにちびちびと飲みながら、そう嘯く)&br;笑うのはアーサーの担当。馬鹿やるのはレナートの担当。そんでケツ拭くのが俺の担当&br;で、それをみていちいちお節介焼くのが姉さんの担当なんだろ?&br;相変わらずはお互い様だ&br;(そういって、楽しそうに口端を吊り上げる)&br;それはそうと、お互い今の仕事は上手くいってるみたいだな&br;順風満帆って奴だ -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-02 (土) 22:11:39};
---(否定も肯定もせずにクスクスと微笑んだあと、さらに深く微笑んで、柔らかく答える)&br;ええ、とっても上手くいっているわ&br;クラシックも好きだけど、ジャズってとっても面白いのよ?&br;譜面がないのにキーを組み合わせれば曲が出来上がっちゃうの&br;クラシックのそれと比べると荒削りだけど、それでもその瞬間にしかないメロディが生まれるのは……とっても新鮮で素敵だわ&br;ユウもやってみたら? 型に嵌れない貴方達にはぴったりじゃないかしら -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-11-03 (日) 10:19:17};
---そういうのは弟にやらせてくれ&br;俺みたいな無教養な人間にゃ無理だよ無理 -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-03 (日) 10:25:21};
---あら、ユウだって弟みたいなものじゃない? -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-11-03 (日) 11:20:46};
---(若干憮然とした表情になって)&br;へぇへぇそうですね、確かに弟みたいなもんですね&br;どうせ俺は姉さんとくらべりゃガキですよ -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-03 (日) 11:21:52};
---何拗ねてるのよー&br;弟扱いしてそういう態度取られると、私も期待しちゃうわよ?&br;(にまにまとからかう様な口調で、可笑しそうに微笑む) -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-11-03 (日) 11:23:37};
---そういうこというと俺も死ぬほど期待するからやめろ。ほんとマジで -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-03 (日) 11:24:33};
---ふふふ、じゃあ、今は冗談って事にしておいてあげる&br;(そういって、ユウの額を人差し指でつつく) -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-11-03 (日) 11:28:24};
---……ああ、今はとりあえずそういうことにしといてくれ&br;(されるがままに額をつつかれ、頬を染めながらぶっきらぼうにそう呟いた)&br;&br;(今でも、時折彼女の笑顔が脳裏に浮かぶ)&br;(儚げな彼女の笑顔が。悪戯めいた彼女の笑顔が)&br;(不思議と、笑顔しか思い出せない)&br;(いや、違う)&br;&br;(きっと、笑顔しか思い出したくないんだ)&br;(俺は、過去を逃げ場にしてしまったのだから) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-11-03 (日) 11:33:39};
-''5年前の公園'' --  &new{2013-10-23 (水) 03:09:21};
--(確かあれは、アーサーが組織に入った直後の事だったと思う)&br;(たった5年前だっていうのに、今思い出そうとすると酷く昔に思える)&br;(とりあえず……ガキの頃から飲みなれたはずの酒が嫌に苦く感じたのだけは、今でもよく覚えている)&br;(馴染みのバーで、俺はうなだれていた)&br;マスター、ついでくれ……もう二十歳すぎたんだから、いくら飲んだっていいだろ…… -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-23 (水) 03:22:18};
---(夏芽・ミュラーは当時、店を継いだ直後である。今と変わらぬ微笑を、今よりも少し幼い顔に浮かべ、その日もバーへ酒を卸した後の事だった)&br;(クダを巻くユウの隣に座り、懐から紙巻煙草を取り出して。慣れた手つきで火を点け、隣に微笑を向ける)&br;なんだか浮かない顔だね。女の子にでも逃げられた?&br;(当時から、嫌に大人びた物言いをする少年であった) -- [[夏芽>名簿/505068]] &new{2013-10-23 (水) 03:26:40};
---んだよ、夏芽か……おい、てめぇもう仕事それで終わりだろ? 酌しろや&br;奢ってやるからよ&br;(赤ら顔の仏頂面でそういって、カップをつきだす)&br;アーサーのバカまで、レナートんところにいっちまったんだよ&br;あの劉って野郎は信用ならねぇとおもうんだけどな……ったく、どいつもこいつも何考えてやがんだか! -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-23 (水) 03:30:42};
---うん、今日は此処で終わりだね。……はは、それじゃお相伴に預かるとしましょう&br;(置かれた瓶から琥珀色の液体をカップへと注ぎ、自分もショットグラスにそれを注ぐ)&br;(大人しく話を聞きながら、うん、うんと続け)なるほどなぁ……&br;信用ならない相手だからこそ、奇妙な魅力がある。ユウだって、妙な駄菓子にチャレンジしたくなる時があるだろう?&br;駄菓子とマフィアの若頭を同列に語るのもおかしいのかも知れないけれどね。……それで、ユウはどうするのかな? -- [[夏芽>名簿/505068]] &new{2013-10-23 (水) 03:40:05};
---(注がれたグラスの中身を呷り、一息で空にしてからアルコール臭い息を吐き出す)&br;俺は賭け事にチャレンジなんざしねぇよ&br;するとしたら……積み込んでからだ&br;(そういってまたコップをつきだす) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-23 (水) 03:52:23};
---堅実だね。俺もどちらかと言えばユウに近いけど&br;(突き出されたコップに酒を注ぎ、マスターに軽く腹に入れるものを注文する。そういう所は嫌味な程に気配りの出来る子供)&br;年下の俺が言っても生意気だと思うけれど。レナートも、アーサーも。焦がれているよね。欲しいと思うのに、欲しいものがもう見つからない。&br;……ユウ、君も。 -- [[夏芽>名簿/505068]] &new{2013-10-23 (水) 03:57:39};
---へっ……知ったような口ききやがって&br;酔ってなきゃ殴ってたかもな、今は酔った頭にその言葉がイヤに沁みらぁ、はははは!&br;(自嘲気味に笑って、夏芽のはからいでマスターが出してくれたチーズを乱暴に齧る)&br;……そうさ、俺も、あいつ等も……力に焦がれていた&br;でも、その力は俺達じゃあ多分……もう届かねぇんだ&br;それこそ悪魔に魂でも売り渡さない限りな&br;……連中には、その覚悟があったって事なんだろう&br;俺にはねぇよ&br;俺は……あいつらとは違う。ただの意気地なしの臆病者だ&br;あいつ等みたいに向こう見ずにはなれない、力もない&br;俺じゃあ……あいつ等には届かない……&br;(そういって、顔を伏せる。上ずった声を隠すように) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-23 (水) 04:19:30};
---あはは、生意気なのは性分、とは言ってもこれは怒られても仕方がない物言いだったね。ユウが今酔っぱらいで助かったと思うよ&br;(そう言って笑い、ユウが語る弱さ、コンプレックスを静かに聞く)&br;ねぇ、ユウ。俺にはね&br;俺にはみんな同じに見えるよ。劉さんも、レナートも、アーサーも、ユウも。&br;望むものを手に入れる為の力が欲しい。だけど、「望むもの」は具体的な物じゃあないから、自然求める物は強大な力になるんだ&br;&br;'''ねぇ、ユウ。君が欲しい物は、何?'''&br;&br;(問いかけは静かだった。15歳の少年の言葉とは思えぬ、奇妙に静かで、そして得体の知れない誘引力があった)&br;それはきっと一線なんだ。誰もが無自覚に、心の裡に引いている「超えてはいけない」というライン。&br;単にみんなは、それを踏み越えるのが君より早かっただけ。そう考えた事はないかい? -- [[夏芽>名簿/505068]] &new{2013-10-23 (水) 04:32:19};
---(今思えば……コイツはずっとそうだった)&br;(コイツはずっと、囁くだけだった。たった一言、囁くだけ)&br;(それだけで……相手を思うままに操ってきた。俺にはそう見えた)&br;(コイツはそういう毒だった)&br;(あのとき、どんな風に答えたのかは覚えていない。きっとレナートに酷い事を言った時と同じように、臓腑から吐き出したような、汚臭のする言葉を零していたのだろう)&br;(しこたま飲んでいたせいかもしれないが、もう、その後で覚えていることは……一つだけだ)&br;(そう、一つの事実だけ)&br;(俺もそのとき、悪魔に魂を売り渡したという……悪夢のような確信だけが……脳裏に刻み込まれていた) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-23 (水) 05:07:49};
---(夏芽・ミュラーは変わらない。これまでも、これからも) -- [[夏芽>名簿/505068]] &new{2013-10-23 (水) 05:13:26};
-''10年前の公園'' --  &new{2013-10-20 (日) 20:35:25};
--(比較的、涼しい日だったと思う)&br;(初夏の隙間に差し込んだ涼風を心地好く感じられる、確か、そんな日だった)&br;(まぁとりあえず過ごし易い日だったんだ)&br;(それだけは間違いない) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-20 (日) 20:36:49};
---(その日も俺はやっぱり悪ガキで、食いつめてて、15になってもやることは10の時からかわってなくて)&br;(それでも、確実に今よりはマシな毎日だった) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-20 (日) 20:41:39};
---はぁ……どうすっか、これ&br;(公園の隅。ベンチ横の木陰で俺は途方にくれていた)&br;(足元にいるのは小さな黒い仔猫)&br;(数日前からここにいる奴だ。ちょろちょろ足元に纏わりついてきて鬱陶しい)&br;やめろよお前、俺は何ももってねぇぞ……愛想振り撒くならもうちょっと金もってそうな奴を選べ -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-20 (日) 20:45:57};
---(それでも日頃、此処に来る連中から何かしら貰っているせいか、何の警戒もなく、何の疑いもなく、仔猫は俺にすりよって来る)&br;(人が来たら何か貰えるともう覚えてしまったのだろう。全く、いい御身分だぜ)&br;にゃーにゃーうるっせぇなぁ……俺だって腹減ってるっつーんだよ! メシが欲しいなら他に誰か来るまでまってろ! -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-20 (日) 20:50:13};
---今日もダメだわ…差引トントン、まったくこうシケてると腹まで涼しくてダメだわ&br;(白い紙袋片手に木陰に座り込む。子猫が紙袋に興味を持つのは当然のこと。中には…)&br;今日の稼ぎだけじゃ、飯はこれだけだなユウ(1つのサーモンサンドを半分に千切り、寄越す) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-21 (月) 21:51:45};
---世知辛いもんだな……ほら、俺のほうはこんだけだ&br;(そういって、レナートに渡すのはやっすい炭酸飲料だ。1人1本は無理なので飲み回しである)&br;(そして、サーモンをちょびっとだけちぎって仔猫にくれてやる)&br;ほらよ、お前にもおすそ分けだ。今度魚屋からアジの1匹もギってこいよな -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-21 (月) 22:03:22};
---…あぁ、すげぇわかる、この…色って感じの味。舌見て見ろよ、色めっちゃついてる&br;(口を開けて舌を出して見せる。んでまた返す)&br;先行投資っていうんかなこういうの…(パン一切れ千切って子猫にやる)&br;俺は今度なんて言わないから、来年ぐらいにマグロ持ってこいよマグロ&br;あぁー腹いっぱい飯くいてぇなぁー -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-21 (月) 22:06:06};
---うわぁ、引くほど真緑だわ。宇宙人みてぇ。多分俺もそうなんだろうな&br;(べーっとしながら受け取り、最後の一口を飲み干す。内容量の少ない炭酸飲料は僅か一往復でなくなった)&br;俺だって腹一杯くいてぇよ……こうさー、パンとかをこうがっがっとかっこんでぐいぐいぐいっとスープで流し込んでさぁー&br;……むなしいわぁ……おい、もう何もねぇぞチビ&br;俺とレナートの貴重な食糧を差し出したんだか、もう強請ったって何もでねぇぞ&br;これ以上罪を重ねるのはやめろ&br;(などと嘯きながらベンチでぐだーっとする) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-21 (月) 22:11:47};
---メロンがこんな味ではないのは俺にでもわかる…&br;あーあーマジもんのメロンくいたいなぁ。生ハムメロンとか食いたい&br;あと酒だよ酒、酒と肉だよ男なら。んで全部他人に用意させるの。ハハハ、ボーイ冗談はいけないよ みたいなヒゲつけてさ&br;虚しい…公園の雑草でもサラダなんてつくれねぇこの世の中間違ってる&br;(芝生に転がって腕枕であくびして、伸びをする)&br;コイツ絶対メスだわ…たかるだけたかって何もしやしねぇ、そういう女には関わりたくないぜ -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-21 (月) 22:25:30};
---マジかよー……あー、ほんとだわ、コイツ、メスだわ&br;(ぶらーと抱き上げながら横になって)&br;雑草っていえば……はっ!? レナート!&br;(がばっと起き上がり、真顔で)&br;以前聞いた事があるんだが……食える雑草もあるらしいぞ? 試してみるか!?&br;なんか、それっぽい色とか匂いの奴ならいけるんじゃね?! -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-21 (月) 22:34:27};
---マジかよ!雑草だろ!?いけるのか!?いってみるか、ちょっと片っ端からかじってみればいけるだろ&br;こう…やわらかい葉だよ、これ、これちょっとお上品じゃね?(モソモソ) 苦ッ ペッ!クソッ! -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-21 (月) 22:38:36};
---見た目じゃねぇよレナート、やっぱり匂いだ匂い&br;人間味覚と嗅覚は近いものだ、みてろ、このいかにもスパイシーな匂いがしてるやつならきっと……ああぐああああああ! し、舌が! 舌が痺れる……! もしかして毒かこれ?! -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-21 (月) 22:50:11};
---吐け!吐け!吐いて水流しこめ!死ぬぞ!&br;まてよ、薬草も生えてるはずでは…?なんかこう、それっぽいのを口にいれろ!薬草がどこかにあるはずだ!&br;(結局公園に薬草なんてあるわけなく、水をしこたま飲ませてことなきをえたんだったと思う)&br;(何もなかった、何も手に入らなかった。満足するときなんて無かった)&br;(それでも俺達はあるものを分け合い、なければ考え…)&br;(一生懸命生きていた)&br;(俺達は、生きていた…) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-21 (月) 22:54:01};
-''10年前の公園'' --  &new{2013-10-19 (土) 22:01:38};
--(6月のある日。あれは、酷い雨の日だった)&br;(そんな日も俺は公園にいた。他に行く場所なんてなかったから)&br;(勿論、傘なんて持っていない。雨の日の傘はよく売れるからだ)&br;(でも、その日は傘を売ってしまった事を、ほんの少しだけ俺は後悔していた) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-19 (土) 22:57:01};
---おい!何やってんだよ!とっとこ入れ入れ!&br;(公園の一角、木々が植えられた雑木林から手招きする)&br;(そこには木の枝にひっかけられた…ブルーシートで作られた、屋根と壁があった)&br;抑えが足らねェんだよ、とっとと手貸せ! -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-19 (土) 23:03:21};
---(そう、傘があればせいぜい骨子が臨時秘密基地の増設程度にはつかえたろうにと)&br;うるっせぇなああ!  今はいったらこっちの端が吹っ飛ぶだろうが! なんか尖ってるもんねぇか、釘みたいなのよぉ!&br;あと何人かいりゃあもうちょっとマシになるんだけどな……レナート! そっちなんか太い枝とかねぇか?! あったら投げろ! -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-19 (土) 23:08:39};
---おいおいおい飛ぶわ、こっち やばいやばい!&br;あぁ?煉瓦しかねぇよ!ゴミ箱になんかなかったのかよ!&br;柵、柵だわ柵!柵もってこいよ!あれとがってるし丈夫だからいけるだろ&br;クソ、こんなじゃ火つけるなんて先の先だぜ…&br;(そう、臨時秘密基地という名前の行く場のない俺らが作った仮設小屋…家無しの家)&br;(今まで2、3度撤去されてるがそれでも俺達はその度に組み直し、仕舞いには役所が諦めた場所) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-19 (土) 23:12:11};
---さっき収集車きちまったから今日は何もねぇよ! くっそ、そんなに強い風ってわけでもねぇのに歯がゆい!&br;柵か! グッドアイデアだ、花壇からそれらしいのギってくっか!&br;……でもどっちが?(どちらか手を離したら、風でブルーシートが飛ばされてしまう。強風ではないのでそう遠くまで行きはしないだろうが、それでも面倒な問題だ) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-19 (土) 23:16:09};
---…お前行けよ、お前来たばっかりだし寒いだろ、体温めてこいよダッシュで -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-19 (土) 23:22:08};
---……いや、てめぇがいけよ。ずっとここでシート抑えてたんだから体力有り余ってるだろ?&br;(醜い面倒の押し付け合いである) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-19 (土) 23:23:19};
---…なら二人同時にいくか?柵を一本ずつかっぱらって、ブルーシートを回収してここに戻る&br;どうだ、公平で悪くないだろ? -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-19 (土) 23:24:44};
---……まぁ、このまま雨に濡れ続けるよりはマシだわな……&br;じゃあいくぜー? いっせーの…… -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-19 (土) 23:25:44};
---せっ!(花壇の柵に向かって駆け出す。ブルーシートは飛ぶ!) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-19 (土) 23:28:15};
---うおおおおおおおお!(すっとんだブルーシートを尻目に花壇へとかけ出し、柵に手をのばす)&br;(奇しくも、レナートと同じ柵に狙いを定め)&br;アレは俺の獲物だぁあああああ!&br;(そして早速脱線する) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-19 (土) 23:29:51};
---ざっけんなコラァァァア!俺が目ぇつけてたんだから俺のに決まってるだろうが!手を離せやあああ!&br;(そして飛ぶ他のブルーシート) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-19 (土) 23:32:30};
---うるせぇえええ! お前はあっちのちょっと遠くにある方を手にとりゃいいだろうが! よし、こうなったらあれだ、これを一度ここにおいてからよーいどんで取りにいってビーチフラッグよろしく……はっ?! いかん、完全に脱線してた&br;(唐突に我に帰る)&br;まぁいいや、枝振りのいいの手にはいったしこれで俺等の秘密基地もまた……&br;&br;おい、レナート、俺たちの小屋どこいった? -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-19 (土) 23:38:31};
---&br;……?&br;あ?&br;どこだ…?だってお前俺らの足跡の先に…&br;ない…ぞ? -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-19 (土) 23:41:13};
---ない……な……&br;って、いってる場合じゃねぇ! さがせ!! 柵はそのへん刺しとけ!!&br;俺は向こう、お前は向こうをさがせ! 見つけ次第また設営にとりかかるぞ! ちっくしょう!&br;(いつも、あの頃はそんな馬鹿な事ばかりしていた)&br;(それだけで、精一杯で……それだけで、満たされていた)&br;(そう、あの頃は、そうだった) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-19 (土) 23:49:06};
---くそっ!なんであんなところに引っかかってるんだよ!おいユウ、手を貸せ!肩車だ!&br;(あの時はいつも何かに向かってた。毎日何か、満たされていた)&br;(毎日が、忙しかった)&br;(俺達は…いつも駆け出していた) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-19 (土) 23:51:57};
-''約15年ほど前の出来事'' --  &new{2013-10-17 (木) 23:06:46};
--(その年は例年よりも少し肌寒く、桜の顔見せは遅かったように思う)&br;(私は窓辺から噴水に揺れる花びらを時折楽しみながら、いつものように鍵盤を弾いていた)&br;(いつ始めたかは定かではないけれど、今ではこの時間が何よりも幸せ)&br;(将来はピアノの講師か演奏家か……その辺りかなぁ) -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-17 (木) 23:07:49};
---(そして公園にいて、響く音色からすぐさま何かの気配を察知する。捨てられた古着を詰めて着る少年が感じ取る)&br;…ハイソサエティな金の気配を感じる -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-17 (木) 23:11:10};
---(同じく、ボロよりは少しマシ程度の作業服を無理矢理着た少年が、隣で頷く)&br;ブルジョワジーって感じだな……聞いてるだけでポッケに手をつっこみたくなるぜ&br;当然相手のな -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-17 (木) 23:13:41};
---…行くか〜〜〜〜〜〜〜〜!&br;なぁにちょっとほら、教養の深みに行くだけだわよ&br;(履きつぶされた汚いスニーカーで地面を蹴ってベンチから立ち上がり、ピアノの音色を辿っていく) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-17 (木) 23:21:17};
---(少し疲れてきたから、メイドのフラニーにお茶を頼んだの。お砂糖は2つ)&br;(甘いものに慣れると太るから止めなさいってお母様はよく言うけれど、やめられないものは仕方ないわよね)&br;(ついでに焼きたてのサブレでもあれば、それだけでこれ以上ない幸福を感じていられるのに)&br;(彼女は焼き菓子がつくれないと言うの。……がっかり)&br;&br;覚えさせるのも手かしら……?&br;&br;(私は椅子に凭れ掛かりながら窓の外へと目を向けた)&br;(そこには小さな二人が、何故かこちらを見ていたのよね。というか、目が合ったというか)&br;&br;……あら。何か用? -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-17 (木) 23:21:51};
---(応と返事を返して、踵の潰れたボロ革靴で擦るように歩く)&br;(この頃のユウとレナートはだいたいいつもこうしてつるんでいた。2人でいるほうが何かと楽だったからだ)&br;(なにせ2人でいれば片方は何かにつけて囮に出来る。これは重要なことだ)&br;&br;ん? おい、レナート。奴さんこっちに気付いたみてぇだぞ&br;もしかして、俺等感づかれるほど今くせぇのかな? -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-17 (木) 23:26:55};
---(ひどい話だがどっちかを囮にするなんてこのころはザラだった。それでもつるんでいたのは楽だからというのもあるが)&br;(囮にした後でも必ず助け、見捨てることなんてなかったから)&br; &br;やべぇな、噴水で洗ってくるべきだったか?めっちゃこっち見てるじゃん。&br;とりあえず笑顔だよ笑顔、ピース!ピース!ほら手を振れよユウ!&br;俺だけだと俺がバカみたいだろ -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-17 (木) 23:29:55};
---(そう、あの頃は、そうやって何でも助け合うのが当たり前だった)&br;お前がバカなのは今にはじまった事じゃねぇだろ&br;でも笑うのは大事だな、え、えーと……こうかな?(貴族の真似して手をふりながらにごり) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-17 (木) 23:34:32};
---(勝手に抜け出しちゃまた叱られちゃうし、仕方ないよね……少しはしたないけれど)&br;(そう思って私は窓から身を乗り出して、柵の向こうの二人に話しかけることにしたの)&br;&br;ああ、ごめんね。勝手に外出ちゃダメだって言いつけられてるから、窓から失礼するね。&br;ねえ、君たちこの辺の子? お家は? 何処の屋敷に住んでいるの? -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-17 (木) 23:36:13};
---ぼんじゅーる、れでぃー(精一杯のキメ顔で恰好を付ける、最高にダサイ台詞で)&br;俺達はフリーランス…ただのアウトローだ。そこらへんでブラついてたら素敵な音色が聞こえてね…つい足を&br; &br;おい笑うなよユウ!俺聞いたんだぞコレでイケるって! -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-17 (木) 23:40:28};
---(唖然とした顔) -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-17 (木) 23:43:40};
---ぎゃはははははははは! 何がぼんじゅぅーるだよ! 誰から聞いたんだよそんなでたらめ!&br;こういう時はこうすんだよ確か、おいみてろ&br;(前髪ふぁさぁってしているつもりだけどがさがさの髪がふぁさぁとかなるわけない)&br;よぉ、仔猫ちゃん、俺達はアブナイホシ……いや、デカ? まぁどっちでもいいやとにかく危ないんだぜ&br;アンタみたいな屋敷でノウノウと暮らしてるツバメじゃねぇんだ。火傷しないうちに有り金よこしな&br;(ドラマだかなんかで聴いた台詞をそのまま言っているので色々間違っている) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-17 (木) 23:44:00};
---え。 えー……? な、何を言っているのかサッパリわからないわ!&br;お外では今そんなのが流行っているのかしら……ごめんなさいね、面白い返し方がわからなくて……。&br;……あっ。 それとも私、脅されてる? -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-17 (木) 23:51:33};
---おいユウてめぇ!どれも外れじゃねぇか!あ、あーえぇとちょっとまってお姉さん今考えるから&br;くっそこんなことならもっとなんかこう…なんかこう、なにかを読むべきだった!教養の深みに陥ってるぞ!&br;なぁお姉さんなんかないのこういう時にいうこう…台詞! -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-17 (木) 23:56:31};
---ば、バカな……!? 深夜にオフクロに隠れて見てたドラマじゃこれで当たりのはずなんだが……!&br;そ、そうだ、それだレナート! わかんねぇなら答え合わせしちまえばいいんだ! やい姉ちゃんこういうときどういうのが正解なんだよ! 教えろよ!&br;(最早支離滅裂だが、彼等は大真面目である) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-18 (金) 00:01:21};
---無理しなくても大丈夫よ。他に誰も見てないから。別にちょっと変な空気になったぐらいで……ねえ?&br;(私が振り向くと、茶を運んできたキャシーまでもが含み笑いをしていた。ああ、なるほど! これが正しいリアクションだったのね)&br;(私もつられて笑ったわ。ああ!でも二人は少し面白くなさそうな雰囲気。ちょっと選択肢を間違えたのかしら?)&br;&br;そうだ、こんなところで立ち話も悪いでしょう? テラスで良かったら招待するわ。 このお茶おいしいのよ?&br;まるで血のような色合いからその名も……ってやだ、これじゃホラーだわ。 -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-18 (金) 00:01:37};
---おいこれ俺知ってるぞ!?ヤカタモノだ!吸血鬼の本拠地に来ちまったよ!&br;紅茶の変りにお前らの血を吸うってヤツだぞやべぇ!&br;(鳴る腹の音)&br;いただきます(キリッ -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-18 (金) 00:04:55};
---バカいえレナート、こういうのは風呂入れだの体にバターを塗れだのいわれてからビビればいいんだよ&br;今は御相伴に預かろうぜ&br;そう、今はな(きりっ)&br;(彼はこれがかっこいいと、当時は思っていた)&br;ヤバそうになったらこのねーちゃん人質にとって逃げようぜ&br;そういえばねーちゃん名前はなんてぇんだアンタ? -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-18 (金) 00:08:26};
---俺が当てよう。ずばりジュリアだ… -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-18 (金) 00:11:06};
---じゃあ俺はマリアだ -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-18 (金) 00:12:16};
---ぶっぶー。どちらもハズレですー。 私の名前はどちらでもないわ、シルヴィアよ。&br;お父様が付けてくれたの。 同じ名前の花から付けたそう。&br;私は実物は見たことないけれど……本の中では綺麗だったなあ。&br;お父様は私に可憐であってほしいと思って名付けたのかしら? -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-18 (金) 00:25:05};
---おしい、アだけあってたというのに…!&br;俺はレナート、名前は俺が付けた!俺だけの名前だ!&br;ていうかシルヴィアねえちゃんよぉ俺に聞くなよ!?俺は姉ちゃんのパパじゃないぜ…&br;でもシルヴァーみたくてかっこいいと思う -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-18 (金) 00:37:53};
---レディに対してかっこいいっていうのは褒め言葉なのかしら……? -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-18 (金) 00:40:45};
---俺はユウだ。&ruby(役立たず){useless};とか&ruby(おまえ){you};とかっていっつもいわれてるからそれが俺の名前だよ&br;で、ねーちゃんの名前の由来の話しだっけか? 俺だってしらねぇよ。お前のとーちゃんにきけよねーちゃん&br;しかし、その様子だと本当に箱入りって感じみてぇだな。かー! うらやましいったらねぇぜ!&br;ああ、そうだ、じゃあこういうのどうだよねーちゃん&br;俺等が面白おかしく外側の話をしてやる。あんたは対価としてメシと茶を俺等に寄越す&br;悪くない取引だとおもわねぇか? -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-18 (金) 00:45:49};
---このクッキーうまっ! -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-18 (金) 00:47:53};
---私は別に構わないわ。でも、本当に私を満足させてくれるだけの面白い話が、あなたたちにできるのかしら?&br;ほら、どうなの? 何か取っておきの話は? -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-18 (金) 00:53:47};
---吸血鬼の女が待ち受ける屋敷のクッキーうまいってのじゃだめ?あっお茶おかわりで&br;最近で言えばあれだなー大根歩きが出たのは一昨日だっけ?ミミアルキの亜種の -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-18 (金) 00:59:48};
---えっ何それ! 私そんな生き物知らない……っ! -- [[シルヴィア>名簿/505065]] &new{2013-10-18 (金) 01:01:57};
---ああ、ありゃ傑作だったな&br;他にも色々あるんだぜ、シルヴィアねーちゃん&br;外の世界には色々な事があるんだ、俺達屋敷もねぇし金もねぇけど毎日よろしくやれてんのは色々あって暇しないで済んでるからなんだよ&br;他にも色々あるんだぜ、とっておきの話がさ。早速だけどついこの前あった……&br;(それが、俺達とシルヴィアとの出会いだった)&br;(あの時は、得難い友がまた1人増えたと無邪気に思えた)&br;(でも今は……あの出会いすら、後悔の種でしかない)&br;(出会わなければ、俺もアイツも……きっと変わらずに済んでいたんだ)&br;(きっと) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-18 (金) 01:05:30};
---ミミアルキっているだろ?こう、耳で歩く砂漠の国の神みたいなアレ(チョキのポーズをテーブルに突き立てて歩く様子を再現する)&br;あれの顔が、ダイコンに張り付いてるんだよ。ダイコンが進化して歩いて喋るらしい。俺聞いたんだよ&br;ブンシィィィィって鳴くの。ちょっと漏らしかけた、ごめん漏らしたあんとき&br;(シルヴィアは嘘だか本当だか確かめようのない話を笑って聞いてくれた)&br;(だから俺も、なんでも話した。話せることが楽しくて…話すために何でも見つけて、聞いた)&br;(楽しかった。ちょっとした生きる間の時間が輝いて見えるくらいに)&br;(そう、だからこそ…失った時)&br;(何よりも世界が暗く感じたんだと…俺は思う) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-18 (金) 01:10:46};
-''8年くらい前の公園'' --  &new{2013-10-16 (水) 01:05:28};
--(春先。まだ肌寒い季節だった気がする)&br;(俺はいつものように公園でクダを巻いていて、いつものようにパンの耳を齧っていた)&br;(この時期、昼間は公園ではずっと焚き火が焚かれていた。夜も結構な頻度で焚かれていた。寒いので誰かが勝手にはじめて、勝手に維持されるのだ)&br;(相も変わらずロクな仕事にありつけてなかった俺はゴロツキのままで、相も変わらずすきっ腹を抱えていた)&br;……たまにはパンの耳じゃないもんも食いてぇな -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-16 (水) 01:09:38};
---(春先に公園を通りかかる男が一人)&br;(時々公園で見かける、この街のマフィアの一人。劉 暁明と、名を知っていることもあるかも知れない)&br;(自分が求める理想に邁進する彼は、年若くして組織の区画を一つ任されていた急進派の一人だった)&br;(噴水の近くに陣取ると煙草を銜え、懐のライターを探していた) -- [[劉 暁明>名簿/505066]] &new{2013-10-16 (水) 21:55:53};
---んじゃ、別のモン食おうじゃねぇか。見ろよちょうどいいカモがやってきたぜ&br;(新たな来訪者。自分より上そうではあるが、年若い人間を顎で指して笑う) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-16 (水) 21:57:57};
---!? お、おい、レナートやめとけ! アイツはやべぇって!&br;そこらの小金持ちとはワケがちがうんだぞ!?(そう小声で忠告する。当然 劉 の方は見ない)&br;(目を合わせただけだってどんな因縁をつけられるかわかったもんじゃない) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-16 (水) 22:09:48};
---(懐から古いライターを取り出すと、ゆったりとした動きで煙草に火を点す)&br;(深く肺腑に紫煙を吸い込み、レナートとユウに背を向けてゆっくり歩き出して行く) -- [[劉 暁明>名簿/505066]] &new{2013-10-16 (水) 22:14:56};
---それぐらい俺にもわからぁ。だが考えて見ろよ、噂通りならそんなナラしたやつがこんな公園でお時間潰すか?&br;お前も俺の気配を消す技、知ってるだろよ。見てろよユウ。今日はまた肉だよ肉。カモ肉おいしくごちそうさんだ&br;(そう言うとふっとうつむき加減にゆっくり焚火から離れて劉に向かっていく)&br;(静かに気配をけし、突然ぶつかり財布を抜き取るために) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-16 (水) 22:20:23};
---お前のそういうすぐ調子乗るところが心配だっつってんだよ!!&br;おい、レナート! ああ、くそ! 俺はしらねぇからな……!&br;(いいながらも、懐に手をつっこみながら動向を見守る)&br;(いざという時のためだ) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-16 (水) 22:22:34};
---(レナートが接近した瞬間、懐に伸びた手を掴み)フ……いい度胸だ。&br;(無表情に公園の地面に向けてレナートを投げ飛ばし)&br;気配を消す手段を知っているのか……だがまだ甘い。 -- [[劉 暁明>名簿/505066]] &new{2013-10-16 (水) 22:29:26};
---(言葉も出なかった。気づいたときには背中から公園の地面に叩きつけられて)&br;(太陽が目の前にあった。仰向けに、どこまでも澄んだ空と、俺が吐いた白い息が見えた)&br;(有り得なかった。どんなヤツでも俺の気配を感知することなんでできたヤツなんていなかったのに)&br;(俺は、ただ非力に地面に転がっていた) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-16 (水) 22:33:29};
---レナート!!(叫ぶと同時に、懐から手を出して駆け寄る)&br;(だめだ、不意打ちでどうにかなるような相手じゃない。そうなればもうすることは一つだ)&br;す、すいません! うちのツレがとんでもないことを! どうかお許しを!&br;(即座に地面に頭を擦りつけて、謝罪する。もうこれしか手が無い。腕の一本は覚悟しなければならないだろうが、それでもレナートが死ぬよりはいくらかマシだ) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-16 (水) 22:35:41};
---(謝罪をするユウを前に口元に笑みを浮かべ)……謝る人間の顔じゃあないな。&br;お前は懐にとっておきを隠し持ってる、という顔をしている。いざとなれば躊躇いなく牙を剥ける人間だ。&br;(レナートを前に銜えていた煙草を離し)そこで倒れているお前も筋は悪くない。だが惜しいな……&br;こんなところで燻っているようでは、先も高が知れているというものだ。(怒っていないのか、余裕を持った態度で)…もう土下座はいい。 -- [[劉 暁明>名簿/505066]] &new{2013-10-16 (水) 22:41:16};
---(その声が、親友の声が、男の声が現実に引き戻す。そして何よりもまず、俺は立ちあがった)&br; &br;なぁアンタ!厳龍の人なんだろ!俺を組織に入れてくれよ!&br;何でもする!頼むよ! -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-16 (水) 22:45:11};
---(何とか、不興は買わずにすんだ。すぐに引き上げようとレナートの腕をひいたそのとき、コイツはとんでもない事を口にしはじめた)&br;おい!? 黙れレナート! 折角許してもらったのに余計なこというんじゃねぇ! 殺されるぞ!&br;す、すいません旦那! コイツちょっと頭がおかしくて……すぐに引き上げますんでどうぞ、どうぞ平に……! -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-16 (水) 22:48:54};
---…いかにも私は厳龍の人間だが?(ユウを手で制し)組織はこの公園ほど甘くはない。&br;ただのチンピラでは食い殺される末路だけが待っている………&br;……お前は…(煙草を地面に捨てて踏み消し)狼になれるか? ただの走狗ではなく、私は狼を求める……何でもやると言ったんだ、それくらいの気概を見せてもらわなければな。 -- [[劉 暁明>名簿/505066]] &new{2013-10-16 (水) 22:52:28};
---なる…俺は、力が欲しい!強く、ただ強い力が、強く!そのためなら俺はなんでもする!&br;俺はここでネズミのまま死にたくないんだ!!(ただただ何ものにも捕らわれない、純粋な願いと意志が口から飛び出していた)&br;(ごまかしのない、純粋な強さへの…力への願いが) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-16 (水) 22:56:13};
---(レナートの慟哭ともとれる内情の吐露に……俺は最早何も口を挟めなかった)&br;(痛いほど、それが理解できたからだ)&br;(俺達には、力が無い。力がないから、いまこうなっている)&br;(それでも、俺は何処かで満足していた。今の生ぬるい現実に満足していたんだ)&br;(でも、コイツは違った)&br;(コイツは……もっと先にいこうとしていた) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-16 (水) 22:58:32};
---(少年の心情吐露に満足げに頷く。求めていた若くて我武者羅で無軌道で熱い力がそこにあった)&br;……来い、組織で仕事をさせてやる。最初は下っ端からだが、私が口利きをするんだ。使い捨てではない。&br;(背を向けて歩き出し)来るというのであれば、名を名乗ってから私について来るんだな。&br;(そのまま公園を後に歩き始めて) -- [[劉 暁明>名簿/505066]] &new{2013-10-16 (水) 23:01:48};
---レナート!俺はレナートだ!(顔を輝かせるような、新たな道を前に…その先に進む、暁の光を目に映し笑う)&br;ユウ、お前も来いよ!おふくろさんのことだってある、このままじゃいつか使い潰されて死ぬだけだぞ!俺と来いよユウ! -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-16 (水) 23:04:51};
---(野望に輝くレナートの横顔は……眩しかった)&br;(俺のそれとは違う、俺はそのとき何と答えたか、覚えていない)&br;(だが、口汚い言葉でアイツを罵って、その場を逃げ出したんだ)&br;(まだあの頃の俺には……覚悟なんてなかったんだ) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-16 (水) 23:34:06};
---(別れ。冷たい言葉が俺を打つ。今思えばあの時が最初だったのかもしれない)&br;(袂を別つ最初の時。次はあの時エレベータの前で…)&br;(もしかしたら俺達は最初から同じ道を歩いていなかったのかもしれない)&br;(そして俺はその日から厳龍という組織の一人になった)&br;(ユウと、アーサーと彼女…馴染みのアイツらと別れて劉と共に、駆けはじめたんだ) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-16 (水) 23:39:18};
-''10年前の公園'' --  &new{2013-10-14 (月) 23:28:14};
--(暑い、夏の日だった)&br;(あの頃の俺はいつだってスカンピンで、既に犯罪紛いの事に手を染めていた)&br;(それでまだ悪ガキのレベルで済んでいたのは、ここが毎日誰かが死ぬ冒険者の街だからだ)&br;(孤児なんて掃いて捨てるほどいる。治安だって二親揃ってる奴ばかりいるような場所じゃなけりゃあ、御察しってもんだ) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-14 (月) 23:34:03};
---あ”ー……あづい……(やっすい棒アイス片手に日陰のベンチで休んでいる)&br;(仕事帰りなので、作業用のデニムとタンクトップ姿のままだ)&br;(基本金がないので、半端に暇を持て余せば公園以外にいくところはない。この頃のユウはいつもこんな感じだった) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-14 (月) 23:39:48};
---おいユウ!何シケた面してるんだよ。またつまらねぇ仕事してやがるな?&br;(明らかに品性の欠片もない分厚い財布を手に笑う。もちろんレナートやユウのような人間が持つ財布ではない)&br;俺は上々だったぜ、まったくキの抜けた金持ちってのはいけないねぇ溜めこんで -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-15 (火) 00:52:12};
---オイオイオイ&br;お前死ぬわ&br;いや、割りと冗談じゃなく死ぬぞてめぇ!?&br;見るからに腐ったロリコン親父が持ってそうな奴選びやがって……噛み付く相手は選べっていっつも口すっぱくしていってるだろうが!&br;(明らかに、現実的かつ先端まで余す事なく充実している今にも爆ぜんばかりの分厚いサイフを見てそう忠告する)&br;(あくまで忠告である。それが悪いなどという事は決してない。そういう連中だ)&br;まぁいいや、おい、臨時収入あるならなんか驕れよ&br;今日は1日クソつまらねぇ荷物運びやらされてハラへってんだよ -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-15 (火) 00:57:14};
---見栄っ張りってのはダメだわ。こんな金、見せびらかすためにしかつかわねぇしよ&br;(抜くだけ抜き取ってそこらへんに放り投げる。無論噴水へ寄付だ)&br;豚にゃ俺を捕えられねェよ。俺は鼻が聞くんだ。&br;しゃぁねぇなぁ、前はバーガー半キレずつだったし、今日は豪勢に行きますか?&br;つっても身なりのいい店なんか行けるわきゃないが&br;オラッ食いたいものを言えオラッ!札束で殴るぞ!殴るわ -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-15 (火) 01:00:53};
---いてぇ!? 俺じゃなくてこれからいく店の人間にしろやクソが!&br;あと、食いたいもんなんてそりゃおめー当然肉にきまってんだろ。勿論豚とか鳥じゃねーぞ、牛だ牛&br;店にいくなんて勿体無くてアホらしいし17番街の肉屋いこうぜ、そんで塊で買ってきてここで焼くんだ&br;バーベキューと洒落込もうぜ&br;(当然きちんとしたバーベキューセットはないが、どうにでもできる) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-15 (火) 01:07:17};
---一頭行くか?行くか一頭?丸ごとやるか牛を!よっしゃ肉だ肉!&br;知ってるか?どんな健康栄養食より肉ってのは血を作るから血がサラッサラになるんだとよ&br;肉マジやばい(既に足は肉屋へ向かってる) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-15 (火) 01:09:49};
---マジかよ! 俺は牛肉でしか摂取できない幸せ成分があるとも聞いたぜ、すげーな肉&br;(肩で風を斬りながら肉屋へ向かう。悪ガキで名の知れた彼等があるけば、普通の人等は避けて通る)&br;そうだ、こんなクソ暑いんだからコロナも欲しいなぁ&br;ギンギンに冷えた奴 -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-15 (火) 01:11:10};
---(俺はそんな二人を見ているだけで楽しかった……両親が死に、塞ぎ込んでいた心をこじ開けてくれたのも、彼らだった)&br;(俺はまだ小さくて、この街のこともまるで知らずにいた。でも……それでもよかった)&br;(二人がいて、姉さんがいた。あの頃は……幸せだった) -- [[アーサー>名簿/505065]] &new{2013-10-15 (火) 01:14:12};
---ユウ、君はすごいね! あんな苦いものをよく飲めるよ……。 僕には無理だな。オトナになったとしても飲める気がしないよ。&br;(俺はいつも、二人を見かけるたびすぐに後ろをついていった。このようにして。それが、俺の日常だったから) -- [[アーサー>名簿/505065]] &new{2013-10-15 (火) 01:15:35};
---おいおい、アーサー、コイツを美味しく飲めないなんて人生損してるぜ?&br;お前は名前だけは立派なんだから舐められないようにしねーと駄目だぞ! 丁度いいや、今日は少しでいいから飲めよ!&br;肉とコロナの相性は最高だぞ、昔の偉い人も多分どっかでいってる!&br;(そういってがしがしとアーサーの頭を撫でる)&br;(あの頃は、それが当然だった。当たり前だった) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-15 (火) 01:18:45};
---これが…大人の味ってヤツさ…&br;(肉屋の帰り、肉塊を三人で抱えて酒も持って公園へ。無論肉と酒以外持ってない)&br;アーサー、覚えておけ。男ってのはなぁ…酒が美味くのめて一人前なのさ…&br;(みてな、とコロナを開けて口を付ける。男のダイナミックさを見せつけるために)&br; &br;(噴きだす)&br;ってなんじゃこりゃあああああ!炭酸抜けきってるじゃねぇかああああ! -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-15 (火) 01:18:55};
---あははは! 今吐き出した分で普段食べてる1日分だよ!&br;そう考えるとこの巨塊は何日分……? ねえ二人とも! い、一度に焼いちゃって大丈夫かい?&br;誰かに取られたりしないかな!? -- [[アーサー>名簿/505065]] &new{2013-10-15 (火) 01:21:29};
---あぁああああ!?(自分も口をつけて)&br;&br;(噴出す)&br;&br;んだよぉこりゃあああああ! 炭酸の抜けたコロナなんて牛のションベンみてぇなもんじゃねーか!&br;おい、どういうこったレナート、これ振り過ぎたんじゃねーのか!? -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-15 (火) 01:22:47};
---そういうところがダメだっつーんだよアーサー! 男ならがっといっちまえがっと!&br;つか、そんな肉塊とっといても保存する手段も技術も俺等もってねーから今食うしかねぇんだよ、全部焼くぞ! &br;とられそうになったら逃げるか全部口につめるかちょっとだけ分ければいい -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-15 (火) 01:24:20};
---&br;クソァ!肉運んでて忘れてたのかよ!&br;コロナ全部炭酸抜けきってるじゃねぇか!&br;ユウ、アーサー!全部焼くぞ!こうなったら飲み水なんざ噴水ので十分だわ!空き瓶にくめくめ!(バシャバシャと噴水に空き瓶突っ込んで飲み水にした) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-15 (火) 01:29:19};
---(暑い、夏の日だった)&br;(直射日光に照らされた俺たちは、目の前で肉汁を垂らす塊のように、じりじりと焼かれていた)&br;(手には飲めもしない気の抜けたビールと、乱雑な味付けのステーキ。子供の胃袋にはどう考えても刺激的過ぎたんだろう)&br;(ああ……今でもたまに思い出すよ。俺は思わずくさっぱらに吐き出して、こっ酷く怒鳴られたもんだ)&br;(でも……旨かったんだ。不思議と) -- [[アーサー>名簿/505065]] &new{2013-10-15 (火) 01:29:48};
---(そう、茹だる様な夏の日差しの下で、俺達は笑っていた)&br;(盗んだ金で買った肉を噴水の水と不味いコロナで流し込んで、笑っていた)&br;(どうみたって今より酷いものしか食ってない)&br;(でも……あの時食ったあの肉の味が、今でも俺は忘れられない) -- [[ユウ>名簿/505086]] &new{2013-10-15 (火) 01:33:34};
---(何もない、何もいない。そんなあの時はひどく無様だった)&br;(何も失うものなんてないほど、ないものばかりで)&br;(それでも今よりずっと、俺達は持っていた)&br;(今はそれしか、思い出せずにいる) -- [[レナート>名簿/505073]] &new{2013-10-15 (火) 01:36:17};