[[MOG/0002]]

 &COLOR(#708090){}; "銀の手">Never fade away
|BGCOLOR(#708090):[[http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp002053.png>編集:Never fade away]] ''※このコメは"銀の手"討伐前の時系列となります''|
|BGCOLOR(white):#pcomment(Never fade away,3,below,reply)|
#region(|BGCOLOR(#708090):COLOR(black):CENTER:&SIZE(13){'' &SIZE(14){格納}; ''};|)
- (数多の死体、もしくは四肢と思しきものが無造作に転がり、それを飾る様に血雨が降り注ぐ&br; 日に照らされた地面に降り注いだそれは、土ぼこりを舞い上げ、周囲に土と血の匂いを充満させる。まるで戦場を彩る様に)&br; ハァ… (荒い息を吐きつつ戦場を走る男は、両手にこの場に不釣り合いな物。ドラムスティックを手に、自身の額を伝う汗を拭う)&br; (戦いも終わりに近づき、後は掃討戦を残すばかりと、その場を部下達に任せて複数の護衛を連れて周囲の探索に出かける)&br; (伏兵の危険がないかの確認ではあるが、近場の森に入り、周囲を警戒・確認する) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-10 (水) 22:25:40};
--&COLOR(#708090){(戦場を望む森 もし部隊を伏せるならば格好の場所だ 掃討しきったと油断した者の腹を突くには十分)&br;(しかし、この時森に忍んでいたのはシンセロが戦った人間軍のものではない もっと言えば軍ですらない、一人の男だ)&br;(狭い森で隊列が伸びたところを見計らい、魔法弾が木の根元へ飛来 すると密かに隠されていた爆薬が木を次々と切り倒し、部隊を分断に掛かる)&br;(そしてその爆音に紛れてシンセロの部隊へ降りかかる銃弾 奇襲を仕掛けたのは)コイツらは一体どこの部隊だ?(高い木の枝に座る、サングラスの男 魔導銃を持つその左腕は、誰もが見紛うことがない鈍い銀色)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 22:40:10};
--- (倒壊した木々が計算されたかのように自身の部隊の周囲を取り囲み、退路を塞ぐ)&br; (間髪入れずに銃声が鳴り響くや降り注ぐ銃弾によって、なすすべなく周囲の団員達が倒れていく)&br; (咄嗟に倒れた木の根元に隠れはしたが、逆側からは丸見え、そもそもここに逃げ込めた事自体が運が良かっただけ)&br; (敵の伏兵に気をつけてはいた。いたがそれはあくまで部隊単位での事、まさかこれほどの事を一人でやるとは予測していない)&br; (話には聞いていたゲリラ戦術、まごう事なく"銀の手"の仕業だと確信すると、流れ落ちる汗が冷や汗になったのを感じる)&br; (己が未来に覚悟をきめつつ、携帯用医療パックから包帯代わりにもなる白い布を取り出し、落ちている気の枝を拾って括りつけ、それを振った)&br; (白旗。降伏の合図…ではなく、この場合停戦の申し入れのつもりで振っているが、相手が無視する事も当然考えられる)&br; オイ!アンタ!"銀の手"だろ!オレはヴェロニカの元バンドメンバーだ!話を聞きたい(声を張り上げ卑怯ともいえる手を使って、相手の手を止めようとする) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-10 (水) 22:53:22};
---&COLOR(#708090){(木々が倒れ、部隊の機動力を奪い、その上で奇襲を掛ける 数に劣るものが仕掛けるゲリラ戦術の基本に忠実な動き)&br;(ひとつ、ふたつ、みっつ……死体を数えるが、一つ足りないことに気がつく 取り逃がしたか?)&br;(あるいは奇襲にとっさに気づいて伏せ、反撃を狙っているやも 音を立てぬようじっくりと現場周辺を眺めるが)&br;(そこに飛び出したのは、包帯を白旗代わりにした男)……何だお前?マジか?(本気か一時的なものか、あるいは策略か いずれにしろ白旗を上げられることは予想していなかった 魔王軍には今や止められないほどの勢いがあると)&br;(そしてその男が放った言葉)&ruby(ヴィー){V};の連れだと?何の真似だ?(他に呼ぶものは少ない愛称を以てヴェロニカを呼んだその男は、兎にも角にも即座にシンセロに銃口を向けることはやめた)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 23:07:08};
---(向けられた、さっきが僅かながらに和らぐのを感じると、短く息を吐く)&br; ああ、良かった…食いついてくれた(軽く息を吐いて呟き)&br; 何の真似って!話し合いだよ!話し合い!ちょっとこっちとしても聞きたい事があってね!&br; 兎にも角にも姿を出してくれないか!こっちは武器は持ってない!&br; (そもそも人を殺す様なものを持ち歩かない男は、武器代わりの金属製ドラムスティックすら手放して腰を上げ、両手を上げる) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-10 (水) 23:16:25};
---&COLOR(#708090){話し合いね。そんな事するよりこの首をハネちまったほうが早くねぇか?出来るなら、って条件がつくがな&br;(やれやれ、と言う小さな呟きとともに、一段低い枝まで降りてきて、見上げればその顔が見えるだろう)&br;こちとら、白髪のマッチョに絡まれて機嫌が悪いんだがな。お前は面白い話をしてくれるんだろうな、色男?&br;(それでも、地上に降りてくることはしないし、銃を手放すことはしない 地の利を手放さないのは、敵意を消すことがない証か)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 23:32:34};
---(髪をかき揚げ息を吐く、緊張を解くために思わず出た動作) いやーオレってば、これでも銀さんのファンなんで、アンタに影響されてバンド始めたんだぜ?&br; なんでサイン頂戴!…ってのは冗談ね。ちょさっきも言ったけど聞きたい事あんのよ&br; 代わりに、オレもアンタが聞きたい事を答えちゃう。ヴェロちゃんの事なら結構知ってるよ〜&br; (実の所それ以上に"銀の手"が欲しがるであろう軍の内情に詳しいのだが、そこら辺は黙っておく)&br; (こういった時にこそ正体を隠しているのは都合が良い。と計算しつつ)&br; 銀さんさ〜、どしたってそっち側居るの?アンタ、ヴェロちゃんとかといっしょにバンドやってたのに&br; オレってばさっきも言ったけど、単純にアンタの歌のファンだったから…そこら辺が気になって、知的好奇心? (と、何時もの調子で問いかける) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-10 (水) 23:43:20};
---&COLOR(#708090){ふぅん、俺の影響でね そりゃ結構(心底興味がなさ気な響きで、シンセロの動機を聞き)&br;そもそもその認識が違うな。アイツらは俺に勝手に付いてきただけだ。ま、その分いい様に使ったし、中でもVはいい筋だとは思ってたさ&br;俺としては好き勝手叫んでただけなんだがな。連中も俺と一緒ならいい夢見れると思ってたんだろう&br;だが、俺のやることに奴らが意見する理由があるか?ないだろ。アイツらは俺のママか何かかよ?(皮肉めいた口調で、過去の仲間……そう形容すべきか怪しいが、その思いを語る)&br;"そっち側"って認識も違うな。俺がぐずる人間共をあやしてやってるとでも?俺は魔族の敵なんであって、人間の味方じゃねぇ(がつがつと、自身の頭を銃底で叩く イラつきを抑えられない様子)&br;Vのことは今更いい。デカイ首の中じゃ4番目に殺すことにしてる(そう言い切る辺り、"銀の手"は完全にヴェロニカを敵と見なし切っている)&br;それよりお前だ。パンピーには見えねぇな。どうやら部隊長のようだが……(ぎろり、と睨んだのはシンセロが取り落したドラムスティック 尋常の品ではないと、見咎めた)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 23:59:07};
---(ロックバンドのカリスマたる"銀の手"。その意外な答えに驚くも、直ぐに表情を戻して)&br; ああ…やっぱマジでそっち側に行ったのか…魔族の敵であって人間の味方じゃない…それは納得いった&br; 反逆の徒のアンタらしい台詞だよ…なるほど、今も昔も変わってないって事か…(むしろこれまでの自分達が彼を誤認していたのだろうと納得した様子で)&br; ふむ…じゃ、もうひとついい?なんだって今までやってた反逆行為をほっぽり投げて、単純にこんなテロリストまがいな事してるの?&br; ねえ聞いていいかな…アンタ、自分に歌の才能がないって気づいたっしょ?ヴェロちゃんと自分を比べて、それが無いって気づいたろ&br; (と、聞いてみる。それは自分がヴェロニカと同時に"銀の手"に抱いた思い。同じ思いを"銀の手"がヴェロニカに対して抱いたのではないかと、その才能に対し怖くなって逃げ出したのではないかと問いかける)&br; あ〜…分かるよ。ヴェロちゃん凄いもの…彼女何時だって歌の事しか考えてないし、それを続ける為だったら何だってしようとすっからね(「それで今も困ってる」と眉を寄せつつ)&br; それに関して否定するつもりはねっけど・・・それで、やる事がテロリスト?う〜ん…伝説のロッカー"銀の手"の末路にしちゃお粗末すぎだわ(憧れていただけに悲しげに笑う)&br; …オレ?さっきも言ったけど、オレはただのアンタのイチファンだよ、アンタと同じくヴェロちゃんから逃げ出したただのイチファンさ&br; (と、先ほどと変わらない無防備なポーズで答え見据える) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-11 (木) 00:19:49};
---&COLOR(#708090){(反逆行為をほっぽり出して、と言われ)お前、節穴って言われないか?(くくっ、と笑う)&br;俺は今反逆に勤しんでる真っ最中だよ。魔王軍に与するやつを一人一人、確実に潰して行く&br;最終的には&ruby(クソジジイ){大魔王};の首に手を掛ける。だが、そこの過程にゃ莫大な道のりがいる。軍団長がいる。そいつらが信頼してる副官がいる。更にそいつらが指揮してる兵士がいて、下請けの連中がいて……&br;だから一人づつ殺す。上のやつを丸裸にして、皆殺す。それを繰り返していく。俺は絶対に諦めねぇ&br;(サングラスを取って顕になった赤い瞳は、燃えるように爛々と輝いている 殺意と怒りの炎で満ちた色)&br;歌に関しちゃどうでも。Vの歌が得難い才能だってのは、まぁ認めるさ。それこそ真似できるやつなんて片手で足りるだろう&br;それを、バンドやるための小遣い稼ぎに&ruby(クソども){権力者};に売り飛ばしたって?アイツも腐り落ちたもんだ&br;(それは自由を縛るものを憎む怒り 隷属に安寧を求めるものへの怒り)&br;だったら、むしろ殺してやったほうがアイツのためだ。ゴマ摺って生きてくなんて辛いだけだろ?&br;俺だったら口出された時点でブチ殺して回るか、それも叶わなくなったら、テメエの脳天をぶち抜く&br;(己の信念は絶対曲げない その一点において、"銀の手"とヴェロニカは違う 義侠心にだけは勝てないヴェロニカとの差)&br;て、ことだ。テメエらがどんな幻想を抱いてたか知らんが、俺は常にやりたいようにやってきた。そしてこれからも、だ&br;俺の目が誤魔化せると思うのか?小僧。そのスティック、魔界でも有数の鍛冶師でもなきゃ鍛えられねぇ仕上がりだ。そんなのを軽々にやれるのは……クソジジイぐらいのもんだ。最低でも、目を掛けられてなきゃ辻褄が合わん&br;拾った、なんてつまんねぇセリフは吐くなよ?(ギラリ、と眼光がシンセロを射抜く)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-11 (木) 00:47:56};
---ほっぽり投げたのは「今までやってた」反逆行為ね…アンタが今やってる事自体は否定してねーっしょ、それはまごう事なく反逆だ&br; (「やれやれ、話を聞かないな」と思いつつらしいと言えばらしいな、と苦笑い)&br; 同時に興味もねぇけど…今のアンタのやってる事は、バルカと同じだよ。いや、もっと規模が小さいからそれにも至らんか(と、此方の人間には分かりもしない名前をあげ)&br; テロで戦況は覆られねぇし、テロで頭をとっても情勢は変わんねぇんだわ…もうちょい歴史のベンキョが必要っしょ&br; (テロリストの才能はあっても戦争の才能は皆無だなと苦笑いする。同時にそれを言った所で聞く事も無いだろうなと確信しつつ)&br; で、あ〜と…?良く分からね…要は自分より上が居るのが嫌だって話?&br; 歌が何より好きで最優先でそれをやりたがるヴェロちゃんと&br; アンタの良く分からん理屈が違うのはそりゃ当然じゃ?そもそも人格が違うんだし(と、そんな事を言ってもそれすら興味は無いのだろうがと眉を寄せ)&br; ・・・ドラムスティック?単純に貰った。戦果が上げた兵にあげれば士気が上がる。&ruby(大サマー){大魔王様}; が良くやる手なんだけど&br; それってそんなに珍しい事?ああ、もしかしてドラム叩きたくなった?見逃してくれるのならあげるけど(と、交渉してみる) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-11 (木) 01:12:12};
---&COLOR(#708090){簡単なことだ。歌じゃ何も変えられねぇ、そんなトコまで来てたとこに気づくのに遅れた俺がバカだったって話だ。やってることの本質は変わってねぇんだよ&br;(その瞳は一つもブレることなく、危険な光を湛えている)&br;お前が何を言ってるのかはわからん。だが、俺が頭取っただけで済ますと思うか?無論、クソジジイは絶対に殺さなきゃならん&br;そこに行き着くまでどれだけ殺さなきゃならん?そうすりゃぁ、どれだけの連中が怒る?当然、殺せば殺すほど、俺に向けて憤怒が湧き上がるだろうよ。愛だ平和だ騒いでるやつも、殺して、殺して、殺し尽くされたら、絶対に俺を殺しに来るだろうよ&br;''だから皆殺す。魔族は一匹も残さねぇ。この世の魔族が真っ平らになるまで、俺は戦いを辞めるつもりはねぇ''&br;(轟々と燃え上がる怒りの炎が、この男を凶行に駆り立てる)&br;わかんねぇってことは、お前は随分恵まれてるんだな。上の連中が勝手を言って、振り回されるのは下の連中だ&br;魔族の誇り?より良い領地?人間への復讐?そんなもんのためにボロボロ死んでいく奴らを、手を血に染めていく奴らを、憤怒に飲まれて行く奴らを、見たことがあるか?&br;権力者に阿るってのは、それに手を貸しちまうってことだよ。俺にはそれが何より我慢ならねぇ&br;虐げられてるのに立ち上がらねぇ腑抜けどもが我慢ならねぇ!ああそうさ、お前が喋れっつうから喋っただけだ。俺の憤怒を理解してもらうつもりはねぇ。全部焼き払うだけだ!&br;その目を掛けられるだけのことをしてる、ってことだよ。ま、いい。正体を表さねぇつもりなら、馬脚を出してもらおうか&br;そのまま死んだら、お前は確かにただのパンピーだ。何かを出すなら……どっちにしろ、これが早いってことだ(下げていた銃をシンセロの眉間へ向け、一発だけ放つ)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-11 (木) 01:37:46};
---…(「そこまで魔族に対して憎悪を抱く彼に何があったのか」と思ってはいても聞く雰囲気でもないし、聞いて答えが返ってきそうにない。そう思って黙っていれば向こうから答えが出た)&br; あ〜なるほど…それはすげーわかる。なるほど、なるほど…銀さん。あんた哀しい奴だな…同情するわ&br; (彼が抱いている上への憎悪、戦争への嫌悪。それは正しくシンセロが思っている物と同じ…だからこそ)&br; やり方、間違えてるわ…アンタがさっき殺した一般兵もまごう事なく命なのに…こうやってテロしてる限り戦いはただ長引いて&br; …無為に命が失われてくだけなのにな…でも気持ちはすげーわかるわ、やるせないんだな…アンタ(と、悲しみの表情を"銀の手"に向ける)&br; (と、会話を中断させるように銃声がなると、ほぼ同時に硬質の金属同士がぶつかり合う音がする)&br; ・・・(いつの間にか手に戻った一本のドラムスティック。それを太腿付近につるされた武器ケースに仕舞うと続けてもう一本)&br; (地面に転がったそれを足先で跳ね上げ回転するそれを手に取った、先ほどと同じ行為)&br; (つまり、跳ね上げた金属製ドラムスティックで"銀の手"が放った銃弾を防いだと、彼が知ると同時に後方から人の声がする)&br; (それも複数人。どうやら行方知れずになったシンセロを探しに来た団員、しかも数は先ほどより多いと知れる)&br; (その音を聞き)時間切れだね(と、話し合いの時間は終わった。とパンピーと呼ばれた男は静かに告げた。表情は悲しげだ) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-11 (木) 01:55:02};
---&COLOR(#708090){ハッ、同情したつもりか?俺はもう、何もかもを許すつもりはねぇ。全部焼野原にしてやる。全部だ!!&br;(存在全てが憤怒の炎で塗りつぶされたかのような男は怨嗟を叫ぶ)&br;(そして放った銃弾がスティックに弾かれたのを見るや)なるほど、少なくともその辺の雑魚じゃない。だいぶ後になるだろうが、お前の首も取りに行くさ&br;(今、と言わなかったのは、増援の迫る音を聞きつけたからだ 時間稼ぎをされていたか?いやそんな様子はなかった 話が聞きたかったというのは真実なのだろう)&br;じゃあな、せいぜい首を洗っとけって、Vに言っとけ!!(そのまま樹上から銃を乱射する その全てはシンセロや他の団員から逸れた弾道 ……しかし)&br;(着弾とともにまたも爆薬が爆ぜる 木々が倒れ、土煙が舞い、木の葉が燃えるカオスを生む その隙間を、鈍銀色の風が駆け抜けていった)&br;}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-11 (木) 02:06:53};
---(怨嗟の炎とも言うべき感情を叩きつけられ、悲しみと共に己が内の恐怖心を掻きたてられる思い。目の前の男が本当に自分の敵に回ったと実感し、再び汗が噴き出る)&br; (爆風と土煙をもろに浴びて、何とか立っていられたのは此方を狙わなかったからに過ぎない)&br; (撤退した"銀の手"を追いかけようとする団員達を制して、彼が去った方角を見る)&br; (なぎ倒され、痛ましい破壊の痕跡を有り有りと残した、森の傷跡…シンセロにはそれが)&br; ("銀の手"が生きている破壊の限りを尽くす。そう宣言する彼からのメッセージに思えた) -- [[シンセロ>MOG/0115]] &new{2021-02-11 (木) 02:20:47};
-(人の街の外れ。その薄暗く見通しの悪い裏路地。そんな場所で、突然、虚空から声だけが生まれたかのように言葉が響く)&br; もし…、そこの旦那様。花は要りませんか。銅貨三枚です(秋を迎え肌寒くなったそこで、薄手の外套を羽織い黒を基調とした野暮ったい服を纏う銀髪赤目の少女が、花籠を片手に微笑みを浮かべた) -- [[花売り>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 21:22:50};
--&COLOR(#708090){(フラフラと街の裏路地を歩く銀腕の男 少女の囁き声が聞こえて来たことに、ニヤリとし)&br;銅三枚なんてケチなこと言いやしねぇよ、お嬢さん。金貨二枚つけようじゃないか。「お嬢さんの花」を売ってくれるんなら&br;(野卑たセリフを吐きながら、男は少女の影に歩み寄っていく が、お互い手を伸ばしても届かない距離で足を止め)&br;だが、その前に可愛いお顔を拝見しようじゃないか、&ruby(チーカ){お嬢さん};(腰に下げた魔導銃を抜いて即座に発砲 顔を覆うフードを吹き飛ばす算段)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-09 (火) 21:34:46};
---(顔を半分隠していた外套のフードが吹き飛ぶ。しかしてその少女の顔は顕になり、その顔には銃弾の穴が穿たれているかと思われたが…)&br; …あら、わたくしの花を散らしたいのなら…そうですね、今の所は金貨二千万枚ほど必要でしてよ?(微笑みはそのままに、僅かに首を傾けて。耳元に付けられていた翡翠色をしたイヤリングが一つ、銃弾に砕かれたのみ)&br; (途端、どこに隠されていたのかと思えるような凄まじい負の圧力が少女から放たれる。それは…軍団長級の魔族と思わしき強大な魔力だ)&br; ただ……お支払い方法は金貨ではなくとも構いません。例えば……貴方の、その、首でも(少女は、そう言い、薄く笑みを浮かべて…楽しそうに、楽しそうに笑う) -- [[花売り>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 21:51:53};
---&COLOR(#708090){(当てるつもりはなかった 万が一本物の少女であった可能性を考慮したからだ だが、この少女……いや、「少女のようなもの」は、銃に指が掛かったのを見てから、首を動かした)&br;三文芝居なら表通りでやりな(それは街こそ違えど裏通りに蠢く魑魅魍魎を知るからこそ 少女が身一つで裏通りを歩いて一刻無事な試しは殆どない)&br;で、アンタもどっかの刺客か。バアサンはヤル気に欠けたが、お前さんは随分ハッピーじゃねえか。モテモテだな(軽口を叩いているが、実力で言えば拮抗してるか、ギリギリ劣る 正面からやり合うのは得策ではない)&br;来いよ、首が欲しいんだろ(だが、銃を握ったまま、銀の左腕で手招きをする 冷えた心地を見せない胆力で)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-09 (火) 22:09:06};
---……まあ、確かに芝居はもう充分か。いやぁ、苦労したよ。君の足取りを追うのはさ。やっぱ男よりは女の子の方が、口が軽くなるからねぇ。&br; (外套を脱ぎ捨てれば更に気配が変わり、花籠を捨てる。その中から転がったのは…人間男性の、首。ごろつきと思わしきそれを一目もせず、ぶかぶかの服をよいせ、と着直し)&br; 腕でも構わないよ。君のその銀の腕は…首ほどにも、価値がありそうだから(笑い、少女の身体が紫色の光に包まれる。紫光は僅かな間、暗い裏通りを明るく照らし…光が消えた時、そこには大柄な男が居た)&br; さあ…遊ぼうか!(言葉と同時、男が隣の建物のレンガ壁にどずん、と腕を突き入れる。そしてそのままごう、と腕を振り抜けば…砕けたレンガが散弾銃の如く銀の手へ放たれた) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 22:26:41};
---&COLOR(#708090){随分とまぁ熱烈なファンがいたもんだ。サインやろうか?(冗談めかして語るが、それだけ重要な首として狙われていること この男にとっては、今更ではあるが)&br;だがどうせ狙われるんなら、本物の女が良かったがな。ヤロウと踊るのは趣味じゃない(と、軽口を叩くのもそこまで 少女だった大柄な男が壁に腕を突き立てたのを見て、身構える)&br;(どん、という破砕音とともにレンガが飛散する 己の銀の手で正面に来た物を払い除け、ダメージを最小限に)&br;(そのまま銃を二発打ち込み、ケイル目掛けスピンキックを見舞う 色付きの風のごとく舞うその身体能力は人ならざる、最上級の悪魔のもの)&br;(そして、ケイルの指輪の意匠に気づく 紫の十字……)&ruby(メディック){衛生兵};が俺に用事か?いや、お前、何かあるな(ぼんやりと、ケイルの正体の輪郭を捉え始める 紫十字団は医療を旨とした部隊 そこにこれほどの戦力がいる意味……)}; -- [[ "銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-09 (火) 22:42:44};
---(レンガはただの目くらましだ。…通常の人間であれば全身複雑骨折間違いなしの、だが。それを歯牙にもかけぬのは想定内)&br; (その間に前へ距離を詰めれば…抑えるような銃撃。今度はしっかり当てるつもりのそれをまたも紙一重で躱すも…重い重い蹴りが襲いかかる)&br; …ハ!物に頼ってるかと思ったけど…やるじゃないか(片腕を上げてガード。しっかりガードしたはずがめきめきと音を立てて骨が軋む。剥離骨折をしたようだ。男の姿になってなお浮かべていた薄い笑みが深まる)&br; おや、紫十字団をお知りおき光栄なことで……でも今は衛生兵じゃない。ただ一人の悪魔…君と同じ、狂った悪魔さ(蹴りを凄まじい膂力で跳ね除ける)&br; (そうして間を置かず踏み込み、敷き詰められた石畳をへこませながら、骨折した腕で腹をぶち抜かんとするようなボディを繰り出す) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 22:57:43};
---&COLOR(#708090){(牽制射からの重い一撃 動き自体は基本中の基本 だがそれを必殺にする驚異の身体能力)&br;(片腕のガードで止まった蹴足を引き)&ruby(オーダーメイド){特注};だの、&ruby(プロトタイプ){試作品};だのに頼っていつまでもやっていけるほど、戦場は甘くねぇ&br;(返しのボディーブローを両腕で組んで受ける 片腕では持っていかれると、先のレンガ崩しで把握していた)&br;なるほど、イカれた悪魔か。そう口に出すのは同じだ。だが、お前はどうイカれてる?(受けても大の男の身体が浮くほどの衝撃 たたらを踏んで息を吐く)&br;殺して、癒やして、また殺す、そういうタチか?(医療を司る紫十字団にいること そしてその中でこれだけの武力を持ち、大きな首を自ら狩りに行く そこから推察したケイルの正体)&br;さしずめお前は、「戦場の悪魔」ってところか?(推論を口にし、路地裏に転がっていた酒瓶を手にする そして壁に叩きつけて底を割る)&br;(割れた破片を蹴り上げ牽制とし)そらっ!!(底の割れた酒瓶を振り下ろす その辺のチンピラがやる戦法だが、この大悪魔がやれば妖刀の如き切れ味と速度でケイルを引き裂かんとする)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-09 (火) 23:15:09};
---(辺りの空気を震わせるような重い衝撃が拳に響く。完全に防がれた。そのことが、とても嬉しく感じる。意識せず、更に笑みが深まる)&br; …概ね正解さ。でも、強ければ強いほど…そいつを生き返らせるのは趣味じゃない(そうして割れた酒瓶の破片を躱そうともせずモロに喰らい、体中に突き刺され)&br; (霞がかって見える程の神速の割れた酒瓶もまた、無造作に上げた無事な方の腕で受ける。当然、腕はずたずたに引き裂かれ、血が溢れ出す)&br; 傷つき、再生し、砕けて、治し、殺され、生き返る…"回帰の悪魔"。それが俺だ(両手を広げて、実に楽しそうに楽しそうに。心の底からの笑顔を浮かべる。もはや酷薄さは消え、歓喜とも言えるような笑みを)&br; (そうして…男の纏う魔力の質が、変わる。破片で壊れた黒眼鏡は落ち、その赤い瞳の色が…紫光を纏い…変わる。その指輪の紫水晶にも似た…ヴァイオレットの輝きに)&br; (続けてめきりめきりと音を立てて全身の筋肉から紫光を漂わせて、筋繊維が蠢き、太くなり、男の身体が一回り大きくなる。その仮定で全身の傷は癒え、人外の膂力は更に別次元へと)&br; …"銀の手"。君の狂気は…どこにある?(楽しそうに笑いながら、片手を振り上げ、地面に落とす。ただそれだけで、途端、爆発でも起こったのかと思えるような激しい衝撃波が生まれ広がり)&br; (石畳は所々砕けながら破片と土を撒き散らして大きくぼこん、と凹みクレーターとなる) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-09 (火) 23:38:32};
---&COLOR(#708090){(酒瓶の一撃は間違いない手応え 先の蹴りも骨にヒビぐらいは行っているはず 並の悪魔ならその二つで少なくとも戦意の一つ二つは削げるはず だがこの男は……嗤っている)&br;なるほど、おんなじトコぐるぐる回るのが趣味と。それも、「闘争」を中心にか 確かに一言で表すなら「イカれてる」だな&br;(血糊に濡れ、切れ味を失った酒瓶を放り捨てる 道具は基本、その場で拾って使い捨てる)&br;(だが、そこでケイルの眼光が尋常ならざる輝きを帯びたことに飛び退く 刹那、その身体はどんどん「癒やされて」いく)&br;(過剰な回復力が身体を苛むことなく、身体を膨れ上がらせていく)オイオイ、女子の前ではそんな一発芸披露すんなよ。彼女出来なくなるぞ。あぁ、お前は「コレ」がカノジョか(硬質な左腕に拳を叩きつけるモーション)&br;(軽口もそこまで 圧倒的な筋肉量で振り下ろされた拳に飛び退くが、一瞬遅く瓦礫が身体を打ち付ける この男の身体に痣や裂傷を作るそれは、一般人が受ければボロ雑巾になる)&br;俺の狂気、か?(路地を作る建物の上に駆け上がり、ケイルの膨れ上がった肉体を見下ろす 基本のキに忠実なものほど恐ろしいものはない おそらく、増えた筋肉の重さもものともしないだろう)&br;(素早く手が思いつかず、口を使う)俺は&ruby(レジェンド){伝説};と呼ばれた事がある。俺が名乗ったんじゃねぇ 他人が付けた称号だ&br;そういうものの呼び名はいくらでもある。大魔王、勇者、英雄、胎界主、そしてレジェンド。&br;だが、レジェンドっつうのはなんだ?常識を覆す者のことか?違う。新しい見地を与える者のことか?違う 世界を変える者のことか?違う!&br;''現実の世界が自分の理想と違うことがどうしても気に食わねぇイカレ野郎のことだ。''&br;「なぜ魔族の勢力が弱い?」「なぜ人間が魔族に殺され続ける?」「なぜ自分の栄光が世界の端まで届かない?」「なぜ自分の考えたシステムが定着しない?」&br;そう思っちまったら、もう止まれねぇ。方位が定まったら、何をしても目的地へたどり着く。回り道をすることがあっても、決して諦めねぇ&br;その中で脱落するやつは大勢いる。当たり前だ 世界に立ち向かうんだからな だが、そこで生き残った奴が世界を捻じ曲げ、「レジェンド」になる&br;俺か?「なぜ世の中、ムカつく連中がムカつくことばかりしやがる?」だ。 ''俺は&ruby(ラース){憤怒};だ''&br;(自身の司る、七大罪の一つ 「怒り」を吐露し、朗々と語る それも時間稼ぎに過ぎないが この筋肉の山を切り崩す方法を探す時間を稼ぐための)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 00:13:07};
---(クレーターの中心に立ったまま、銀の手の言葉を静かに聞く。当然、その言葉の最中に攻撃を加えることもできた)&br; (だが、しない。何故ならば…その方が"楽しい"からだ。朗々と響く声、その声を荒げることもなく声そのものには怒気は感じられない)&br; (しかし、その意味。その言葉の内に響く隠しきれない色、魂から響くとでも言えるようなその色に…男の表情は、歓喜とさえ言えるような顔となる)&br; …ふふ…ふふふふふ……ふふははははは!!素晴らしい!その信念、その在り方!そしてそれを貫きうる実力!&br; 楽しい、楽しいねぇ。こうであってこそ、こうだからこそ。この世界は素晴らしい!(大きく針金を束ねたような太い両手を広げ、喜びの声をあげる)&br; ……だからこそ俺は繰り返す。何度でも何度でも。いつかその終わりが来るときまで。どうしたって来てしまう終わりの時までを。&br; ………ならば、君は、その君の全存在を持って障害を討ち果たせ。君をイラつかせるあらゆる物をなぎ倒せ。…無論、俺も。&br; お前自身を…伝説を、世界に証明してみせろ!!(銀の手が居る家屋へと大きく踏み込み、まるで竜が尾を振り回すが如く、その腕をぶん回す)&br; (まるで紙細工で出来たかのように大黒柱をぶち折られ一撃にして崩壊する家。続けて足場を失うはずの銀の手に向き直り、ぎり、と両の拳を固め)&br; らららららぁッ!!(空中を打つ打撃。しかし異形の肉体と化した凄まじき膂力は、拳大の衝撃波にそれを変え、何発もの破壊力の塊が、宙を引き裂き飛ばされる) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-10 (水) 00:44:51};
---&COLOR(#708090){そうだ。俺は憤怒の悪魔だ。怒るしかねぇ。他に何もできねぇ。大悪魔とは名ばかりのクソッタレだ。&br;(ケイルが歓喜する様すら、苛ついて眺める 一般兵と評されている者の評価など知りようもなかったが、今わかった 綺琳でもない サリウスでもない 果てしない戦乱を望むこの男こそ、真っ先に殺さなければならない者だ)&br;オマエも、本当にブッ飛んでるよ。二番目にムカつくやつだ。デカイ顔をして、己のしたいことをして世界を振り回すヤロウ&br;(がつがつと、銃底で頭を叩く フラストレーションが抑えきれない様子が、見て取れる)&br;(そこに超常の筋力で持って、建物へ攻撃が加えられる 崩れていく足場を離れるが)&br;ぐぅっ!!(空圧の拳が乱打で叩き込まれ、別の建物へと叩きつけられる)&br;そうかよ。じゃあ、オマエが一番「怒る」やり方を見せてやる。それと、怒りの本質ってやつを(壁から飛び降り、流血した様でもう一度構える)&br;俺に出来ることは怒りを分かってやることぐらいだ。俺が世界で一番、怒ってるからな。&br;(そう言うと、"銀の手"は銃を空に向け数発発砲 銃声が裏路地はおろか、表の方まで漏れ出す)&br;''おい!悪魔が出たぞ!!騎士団を呼べ!!戦えないやつは逃げろ!!!悪魔が出たぞ!!!!!''&br;(叫んだのはなんと、市民に対する警告 大悪魔のすることではない が……)&br;(その声に表通りは阿鼻叫喚が巻き起こる 確かに路地裏は破砕され、大きく膨れ上がった人型の悪魔と、銀色の腕をした悪魔と思しき影)&br;(数分経つ間もなく、武装した人間が押し寄せる 騎士団、冒険者、衛兵、あるいは武器を持っただけの一般人 その眼には悪魔に対する憎悪と憤怒)&br;怒りは伝染する。殺したら殺されたものへ、殺されたものから残されたものへ。かくして、怒りは野火の如く世界を焼き尽くす。&br;お前らのやってることはつまりこういうことだ。……恐怖もそうらしいが、そいつは専門外だ。「恐れの悪魔」にでも聞いてくれ。いるんならだが&br;さて……ところでお前さん、弱いものいじめ、好きか?(強者を挫き続けることを是とするケイルに対し、手を広げそう挑発する)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 01:09:28};
---(吹き飛んでいく銀の手を見届け、ゆったりとその元へと歩いていく。銀の手程の大悪魔、ダメージになれどこの程度は致命傷にはなり得まい)&br; (ならば慎重に次の動きを見極めて、対処した上で倒す。ヴェロニカに語ったように…銀の手となれば、奥の手の一つや二つ、持っていてもおかしくない)&br; (男は回帰する。戦い、治し、戦い、治し、闘争を生きる。…が、しかし"死にたがり"ではない。彼の奥の手をみすみすと食らう事は、彼との闘争の純度を下げる)&br; ……ほう?俺を怒らせたら大したものだよ。とでも言わせてもらおうかな(楽しみな顔をしつつ、挙動を見守れば…天に突きつけられる魔導銃)&br; (しまった、とその瞬間思った。もう遅い、今からではどれだけ早く駆けようとも銀の手を止める術などない)&br; なるほど……感情を理解し、操ることに関しては、君が一枚上手だったようだ。&br; (街の中心部の方から広がる騒ぎがこちらにも届いてくる。その喧騒は、程なくして路地裏へと延焼し、程なくして人間の怒りが悪魔を焼かんと迫る)&br; ……好かないねぇ、いやぁこう見えても、軍の鬼の同僚の可愛い子ちゃんには優しいなんて言われてるんだよ?いやいやマジで。&br; それに俺は、気長でね。美味しいものは後に取っておく、我慢できるタイプなのさ(銀の手の挑発には、へらり、といつもの笑みを返し)&br; …怒りがこの世界から消え去ることがないように…戦いも、決してこの世界から消えることはない。だから俺は…安心して、"次"を待つんだ。&br; (完全に人間たちに囲まれる前に…建物の壁を殴り崩し、その奥へと歩を進める。悪魔の格に見合わぬこの手も、それが彼が銀の手だからこそ)&br; (それを読み切れず、封じられなかった…つまりはその"戦い方"に自身が及ばなかっただけに過ぎない。だから)&br; それじゃ元気で。……その炎、なお、燃えたぎることを祈るよ(男の声に…僅かに浮かぶ怒気の色。それは己への怒りだ)&br; (しかしそれ以上に…その戦い方に、喜悦の笑みを浮かべ…瞳を赤く戻し、膨張していた肉体を少女の身体へとまた変性させ、崩れた壁の中へ消えていった) -- [[ケイル>MOG/0018]] &new{2021-02-10 (水) 01:49:38};
---&COLOR(#708090){だろうな。オマエみたいな戦闘狂が、ちり紙破くのを趣味にするはずもねぇ(肩を竦める だからこそ戦闘狂は厄介、と言う様子)&br;そりゃ意外だ。戦バカのくせに気長とは、中々いい性格をしてる&br;怒りもいつか消える。全部焼き尽くして、まっ平らにした先にな(目的の一端を示すように、ケイルにそう返し)&br;パーティーが始まるのに帰るのか?ま、止めねぇが。&ruby(ヴィー){V};に会ったら言ってくれ。お前は四番目に殺すってな&br;(瓦礫を崩し、去っていくケイルに物騒な言伝を伝え、振り返れば怒りに湧く市民たち "銀の手"がやったと、思い込まれているのだろう)&br;(だが、意に介することなく)おら、見せもんじゃねぇぞ!(と、どついて道を空け、悠々と歩き去っていったという……)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-10 (水) 02:04:16};
-(戦火に見舞われたジッァ砦にて)&br;(戦況は魔王軍側が大きく優勢、大勝といっていいだろう・・・そんな中、綺琳は部下に侵略を任せ、隊から離れて一人になる)・・・いるんじゃろう? -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-04 (木) 21:39:10};
-- &COLOR(#708090){(砦が火に包まれ、戦況は既に決した 砦はまもなく魔王軍の手に落ちるだろう)&br;(そんな中、隊を離れた綺琳が声を掛けると、返礼代わりの銃声が響く 魔法弾が彼女を貫かんと後方から迫るが、予測されていては効果は薄いだろう)&br;なんだ、気づいてたのか、バアサン。(煙を上げる銃を構え現れたのはラフな格好でサングラスを掛けた男 その左腕は鈍く銀色に光る)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-04 (木) 22:21:44};
---(魔法弾は吸い込まれるように後頭部に命中し・・・されど「ぺーん」っと小気味よい音を立てて弾かれていってしまった・・生半可な肉体強度ではなかった)&br;(いてて・・と頭を擦りながら振り返る)いや、誘ったのじゃ・・・誰もいない所で独り言をつぶやく耄碌婆にならずにすんだわ(けけけっと悪い笑み)&br;久しぶりだというのに随分な挨拶じゃの?・・・いや、変わりない様で何よりと言うべきか(皮肉を言いつつ腕を組んで仁王立ち、攻撃する意思は無いように見える) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-04 (木) 22:31:57};
---&COLOR(#708090){流石に、アンタともなると貫くのはしんどいか(肩を竦める 並の将校なら穫れる一撃だったのだろう)&br;アンタいろんなとこでそんな事してんのか?ヘルパー付けなくて大丈夫かよ(悪い笑みにはブラックジョークで返す)&br;ああ、あんたやチビのサリウスなんかは真っ先に殺さなきゃいかんかったからな。とはいえ……簡単にはいかんか(彼我の戦力を甘く見積もっていたわけではないが、予想以上と)&br;(しかし、仁王立ちする綺琳に)おいおい、なんだ?バアサンの話し相手にでもなれってか?(嫌味ったらしい口調で語るが、跳ね除けるつもりはないらしく、瓦礫に腰掛ける)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-04 (木) 22:50:38};
---あぁ、きっと面白い物が見れるでな、次からは怯え隠れて見ておるがよい(肩をすくめる)&br;(真っ先に殺さないといけないと聞けば)・・・さよか・・本気なのじゃな・・・滑り気味の冗談であって欲しかったよ&br;うむ・・・こちらに戻れ・・・と言うつもりだったがこれは駄目そうじゃの・・・なんでまたこんな事を始めたのじゃ? -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-04 (木) 23:13:22};
---&COLOR(#708090){なら、バアサンには暫く一人コントをやっててもらおうか(等と狙う頻度を下げる意図を示唆するが、それも駆け引きの内か)&br;俺が本気じゃなかったことがあるかよ?(サングラスを取り、赤い瞳を覗かせる)&br;バアサン、アンタ便所にデカイゴキブリがいて、どっか行く様子がまったくなかったらどうする?殺すだろ?&br;それと同じだ。いい加減デカイ顔して戦争やってるお前らが邪魔になった。だから真っ平らにする(余りにも感情的に聞こえる発言 だが、この男はやると言った以上絶対に曲げない)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-04 (木) 23:32:16};
---よく言う、おぬしと大して変わらぬではないか・・・だがそうか・・そういう事なら確かに、今すぐにでも消えてもらわねば困るじゃろうの・・・&br;(せめて後5年・・いや2年待ってくれればとぼやき)・・・残念じゃが、仕方がないの・・我らはおぬしを仕留めなければならない・・・・&br;(だが綺琳は同族を殺したくはなかった・・・だから)上手く生き残れよ?(小箱を取り出す・・・中からわらわらと、多量の・・一匹一匹に禍々しい程の呪いが込められたバッタ型の呪符張子が湧き始める)&br;(まだ誰にも見せた事が無い、彼女の秘宝の一つだ)・・・ -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-04 (木) 23:58:26};
---&COLOR(#708090){俺なんか慎ましいもんだろ?ヒョイと顔出して用事が済んだらサッと帰るのさ(やってることは対して変わらない、ということを棚に上げそんなふうに語る)&br;(その余裕も綺琳が小箱を取り出すまで)オイオイ、マジになる気か?(ロッカー調の長い髪で隠れた首筋に冷や汗が走る さしものこの男も団長級の相手と正面から戦うには苦しいものがある)&br;だがな、俺がアンタらみたいなのに何の備えもしてないとは、思わないよな?(瓦礫の下に向けて銃を放てば、突如地中から爆風が膨れ上がる)&br;(そう、奇襲を始めるより先に爆弾を仕込んでいた とは言え、綺琳の身体強度を傷つけるほどの威力はない)あばよ!腰は大事にしろよ!!(吹き上がった土煙に紛れ、"銀の手"は姿を消した バッタ型の呪符張子が追ったかも知れないが、追い切れたかどうかは……)}; -- [["銀の手">Never fade away]] &new{2021-02-05 (金) 00:14:40};
---何も驚く事はない・・・先に手を出したのはおぬしで、お互い譲れず、交渉の予知もないのじゃから・・・(淡々と、感情を抑える様に告げて)&br;(爆発が起こればバッタの群れが渦を巻く・・・一匹一匹が持つ魔力の波動を干渉しあう事で非常に強力な防御シールドを展開、爆風も瓦礫も寄せ付けない)&br;おどろおどろしいからの、脅しにはピッタリじゃわい・・・(バッタが飛び立つ・・・"銀の手"を直接追うより、部隊の状況を把握した方が効率が良いという考えだ)&br;(無論、こちらが『群れ』を出した時点で"銀の手"もこの展開を予測し、手は出さないだろう・・・まぁ詰まる所、『上手く生き残れ』という事だ)&br;・・・もう少し腹を割って話していればあるいは・・・いや、どのみち無理じゃの・・やはりわらわにはこういう事は向いてないのじゃ・・・(残念そうに肩を落とすと部隊と合流しに向かうのだった) -- [[綺琳>MOG/0006]] &new{2021-02-05 (金) 21:46:28};
-  --  &new{2021-02-03 (水) 22:29:20};