#navi(../)
|BGCOLOR(#DCDCDC):COLOR(white):CENTER:1100|c
|&size(25){カーマローカ辺境伯};|
~
|>|BGCOLOR(#F5F5F5):COLOR(#333355):|c
|ID:|410060|
|名前:|フォルトゥナ・シュライン|
|出身家:|カーマローカ|
|年齢:|永遠の22|
|性別:|#listbox3(女,server,sex)|
|前職:|#listbox3(占い師,server,job)|
|理由:|#listbox3(やむをえない事情により,server,reason)|
|状態:|#listbox3(野垂れ死に,server,state)|
//////////
|その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=410060]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=410060]]|
|>|CENTER:[[コメントログ>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp001709.htm]]|
~
** [#x49bffb3]
「新興の情勢把握に、長らく途絶えていた北方隣国との繋がり……なかなか実りの多い滞在だったわ」~
「ちょ、ちょっ……本当に死んだことにして帰っちゃうんですか!?」~
~
感慨も無く、遠く過ぎ去ったことでのあるかのように、ここ10年をさらりと総括するフォルトゥナに対し、~
従者の少女は酷く泡を食って、主に食い下がった。~
~
「だってねぇ? 今の私、公称年齢32歳でしょう? もうそろそろ限界なのよねぇ、加齢メイクって息苦しいし」~
「メイクは別に必要な……な、なんでもな・い・で・ふ……ア、ア・イ・ア・ン・クロー、や、やめてくだふぁい……」~
「それにぃ、死んだことにすればぁ、一部の借金がチャラになるかもしれないしぃ」~
「うわ、あくどい……」~
~
顔面の圧迫拘束から解き放たれて、ぶーぶー不満を述べている少女を尻目に、~
フォルトゥナは薄く笑って、根城にしていた冒険者の街を眺める。~
~
「私たちのような者が、''ただ生きるだけ''ではなく''暮らしていける''街」~
すぃっと目を細めて表情に若干の寂寥を滲ませて、~
「妹とアナタから聞いた時には眉唾モノだと思っていたんだけどねぇ、ふふふ」~
それでも可笑しくて堪らないといった様子で微笑を散らす。~
~
「じゃあ……」~
「でもダ・メ。また妹に怒られたくないわ、150年もサボったばかりなのに、って」~
「うぅ、フォルトゥナ様のばかぁ」~
猶も従者は愚痴っぽく「少ないけどお知り合いへの配慮とか」だの「本当に少ないけどお知り合いをもっと大切に」だのと。~
~
「いずれ相手が死ねばお別れは来るし」~
「うぅ、バッサリだぁ……」~
「相手が死んでないなら、そのうち会えるし」~
「……そ、そうですね」~
~
あっけらかんと言ってのけるフォルトゥナに、弱々しく微かな笑みを口元に湛えて従者は頷く。~
~
「じゃ、帰りましょう」~
~
最後に横目で街を見遣って、see youと一言呟いて、過日の街を背にする。~
フォルトゥナ・シュラインは一度も振り返らずに、前へ前へと歩を進めていった。~
~
~
~
~
CENTER:http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp001734.jpg~
~


**猫かぶり手帳 [#zd857894]
CENTER:書いておかないと忘れそう
#region
|''出会った人物''|''対応''|''呼称''|''出会い''|
|[[ディース>名簿/409758]]|素寄り|ディース|依頼にて同行|
|[[マレーネ>名簿/409720]]|素寄り|レーネ|依頼にて同行|
|[[エイミア>名簿/408960]]|酩酊(演技)|エイミアさん|依頼にて同行|
|[[斑>名簿/316996]]|素寄り|ハンちゃん|依頼にて同行|
|[[スレット>名簿/399899]]|丁寧語|スレットさん|依頼にて同行|
|[[エルーカ>名簿/408943]]|丁寧語|エルーカさん|依頼にて同行|
|[[グランバルド>名簿/410216]]|貴族モード|グデーリアン卿|御来訪|
|[[ギルデ>名簿/408967]]|丁寧語|ギルデさん|御来訪|
|[[アンサー>名簿/394142]]|丁寧語|アンサーさん|御来訪|
|[[チュルパン>名簿/370109]]|素+丁寧語|???|御来訪|
|[[数奇卿>名簿/408800]]|貴族モード|数奇卿|御来訪|
|[[タウザー>名簿/410071]]|貴族モード|グレンタレット卿|御来訪|
|[[ファルコ>名簿/409228]]|素+丁寧語|ファルコさん|貴連館|
|[[枡次郎>名簿/408781]]|貴族モード|パインフィールド卿|貴連館|
|[[スー>名簿/408773]]|素+貴族モード|スーちゃん|訪問|
#endregion
*風評 [#a31ee927]
**カーマローカ領 [#g49db189]
CENTER:[[http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst066261.jpg>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst066261.jpg]]
#region(表向きの歴史)
-冒険者の街より東に位置する山岳地帯。
-西方諸国、北の大国、中東国家群といった大国に四方を囲まれた小国。
-黄金歴以前に、眠っている鉱脈資源を狙って各国家が領有権の鍔迫り合い。
--当時、国境線や土地の名すら無く、山一つごとに生息していた各氏族が治めていたカーマローカ地方。
--各国家は有力氏族に叙爵、金品贈与などして間接統治。代理戦争で高みの見物。
---シュライン氏族が各氏族を束ね上げ、地域を統一。
---期待されていた鉱物資源は一切発見されず、その他に特筆すべき産業も無い土地から、各国は手を引く。
--シュライン氏族に叙爵した国家がカーマローカを領邦化。カーマローカ領の誕生。
---その国家もとうの昔に衰亡し、カーマローカは実質独立自治領となる。
-前述の通り、特筆すべき資源も産業も無いが、古来から引き継ぐ魔法知識と世界中の言語集約化は他に類を見ない。
--特に言語面では重宝されているようで、社交界では多国間の通訳、交渉、調停などの役割を古くから担っていた。
---歴史だけは非常に古い地域なので、時の流れで散逸してしまった魔導技術や言語を求めて来訪する学者も多い。
#endregion

#region(実際の歴史)
-当時のカーマローカ地方で北西部に居住していたバシューガ氏族が[[紆余曲折の末>欲界]]、カーマローカ領を制定する。
--当時のバシューガ氏族長であったフォルトゥナは、旧西方諸国連合のドージェ(元首)であった『諸王の王』とある密約を結ぶ。
---ドージェの縁戚であるシュライン家当主とフォルトゥナが婚姻関係を結び、シュライン家がカーマローカ辺境領を治める様にする、と。
---フォルトゥナと婚姻が決まった前後にシュライン家当主は戦没していた。かくて全ての差配は若き女侯の手に握られる。名目上は西方諸国の属州としてありながら。
-『バシューガ』の名は歴史に一切残さない。[[契約>欲界#k68679d2]]に使われたバシューガ氏族の名を消し去るのがフォルトゥナ・シュラインの第一の仕事だった。
--カーマローカ領制定後のどさくさに紛れる様にバシューガ氏族は名を捨てた。バシューガの名はシュラインと各氏族の名にすり替わっていく。
---事実と名はゆっくりと執拗に書き換えられた。ダカール氏族だのトロン氏族だのラキーブ氏族だのといった少数氏族が、シュライン家に叙爵されたある氏族に率いられたのだ、と。
---今やバシューガという地と民の名はどの史書を紐解いても見つけることは出来ない。記憶している人間もごく僅かである。

#endregion
**フォルトゥナ・シュライン [#gb00aa6b]
#region(人物に纏わるあれこれ)
-代々のカーマローカ辺境伯が襲爵と共に引き継ぐ名。
--歴代のカーマローカ辺境伯は全員''女性''である。彼の地の魔力偏重主義が影響している、と見られている。
---在爵期間は生死に限らず10年ほどと非常に短い。みな一様に若く美しい女性である。
---この事から現役当主は社交界での緩衝役と目されており、重大事は引退した侯らの院政で取り仕切られている、と専らの噂である。
-名前
--''フォルトゥナ・マルグラーフ・フォン・カーマローカ・シュライン''
---一応旧貴族らしく長ったらしい名前であるがこれでも略称。
---正式名称はもっと長い(本人でも口に出そうとすると良く舌を噛む)
---・フォルトゥナ=ファーストネーム  ・マルグラーフ=辺境伯  ・フォン=領地名の前に付く定冠詞&br;・カーマローカ=シノン(領地名)  ・シュライン=ファミリーネーム
--呼称
---社交界では''カーマローカ辺境伯''か''カーマローカ侯''か''カーマローカ卿''か''レディ・カーマローカ''
---それ以外では''フォルトゥナ・シュライン''
---爵名で呼ばれるのはあまり好まない様子。ファーストネームを呼び捨てが一番喜ぶ模様。
-魔術師
--爵位はカーマローカの中で、最も魔力の高い者が襲爵するとみられている。
--古来から伝わる術法を操り、特に火の魔術に長けていると言われている。
-黄金歴になってからは表に姿を見せることは無く、社交の場では代理の者が出席していた。
--長らく空位が噂されていたが、数ヶ月前に当代が襲爵すると、積極的に社交界で愛想を振りまく姿が確認されている。
-天秤侯
--古くより第三国間の調停に当たっていたことから、天秤侯の異名を持つ。
-辺境伯?
--事実上、領邦ではなく独立自治領なので侯爵か公爵に相当するのだが、何故か今も辺境伯を名乗る。
---かつて封建関係にあった西方列国への義理立てか? あるいは小国なりの処世術か? はっきりとした理由は分かっていない。
-当代のカーマローカ辺境伯
--黒髪青眼、中肉中背の女。社交の場では[[カーマローカの民族衣装を身に纏う>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst064211.jpg]]。
--穏やかと思えば苛烈。貞淑と思いきや放埓。可憐から一転して豪放。~
捉えどころの無い性格である、と彼女に接した人は語る。
-何故冒険に?
--魔法の腕試し、元老から疎まれ厄介払いに、新貴族等が集う貴連館の情勢把握、歴代辺境伯特有の奇行癖の発露、最愛の妹に頼まれて……等々、様々な憶測が流れている。
#endregion
*カーマローカ辺境伯に纏わる逸話 [#zf3188ef]
歴史書にカーマローカという固有名詞が現れてから1000年の時が流れた。~
だがその中には目立った記述は殆ど見られず、むしろ胡散臭い巷説話集にて良くその名が散見される。~
どれもこれも真偽定かならぬ眉唾モノの話ばかりである。
#region(適宜追加)
**軍勢殺しの大魔法 [#s534ea9a]
カーマローカがシュライン氏族に統一されて代理戦争が終結した際、各国は一斉に手を引いた。~
三国間を結ぶ要所であったにも関わらず直接的な介入を避けたのは、期待されていた鉱物資源が見つからず、悪路ばかりで兵団駐屯に不向きなどという理由であったと史書には記されている。~
だが一説には、各国が差し向けた軍勢をカーマローカの民が撃ち破ったため撤退せざるを得なかった、という話が伝わっている。~
なんでもカーマローカ辺境伯が編み出したという「重装殺し」と「騎兵殺し」の魔法で軍勢を壊滅せしめたという。~
~
『万の重装歩兵と千の騎兵を、貴女の魔法で撃破したというのは真でしょうか?』~
『0が二つほど多いのではなくて?』~
『……魔法のほうは否定しない?』~
『そう大袈裟なものでは御座いません。毒と音……人の術を使ったまでです』~
そういって当時のカーマローカ辺境伯は薄く笑った、という。
**瓜二つ? [#yd459395]
『当代のカーマローカ候を見た時は本当に驚きました』~
『ええ、ええ……容姿から声、喋り方、仕草まで3代前のカーマローカ候にそっくりで……』~
『生き写し、とはあのようなことを言うのでしょうなあ』~
かの昔、カーマローカと親密な関係にあった某国伯爵家の家令の言である。~
~
非常に古い歴史を持つカーマローカ領であるが、他国から婿を迎えたという話は今まで一つも無かった。~
血の純潔を保つために他国との姻戚関係を結んでいない、というのが一般的な説である。~
近親婚を繰り返したため、代を経ても非常に容色の近い人物が現れる、と考えられているようだ。~
がしかし、それに反証するような噂が一部でまことしやかに囁かれたことがある。~
初代カーマローカ辺境伯は魔術で不老不死を得た。~
2代、3代と適度な時間を置いて人々の記憶から薄らいだ頃に、再び新たな辺境伯として現れるのだ、と。
**借金王 [#u66aac99]
カーマローカ領は古くから複数の国や人物から多額の金を借り入れていた。~
今までに返済期限を破ったことはなく、利子分もキッチリと支払っていたため、貸し主らも快く応じていた。~
だが一部からは訝る向きもあった。~
カーマローカが多額の金を借り入れておきながら、それに見合うだけの工事や事業を行った様子が見られないからである。~
~
『フォルトゥナ様、なぜウチは使うあての無いお金を借りているんですか?』~
「貨幣というのは翻って考えれば信用に繋がり、してみると債権の多寡は債務者の信用力にちょ」~
『すいません何を言っているのか全然分かりません』~
「では仮定の話をしましょう。貴女はAさんにお金を貸しています」~
『はい』~
「AさんがBさんにお金を奪われようとしています。放っておけば貴女の貸したお金は返ってきません。貴女はどうしますか?」~
『Bさんと協力して奪ったお金の分け前を貰います』~
「ふふふ、素直に分け前を貰えるかしら? 貴女とBさんの仲がとても悪かったら? 死んでも協力したくないとしたら?」~
『ちょっと迷いますね。止めに入って怪我をしたくは無いですし』~
「貴女が止める素振りを見せることでBさんがお金を奪うのを止めるとしたら?」~
『Aさんを助けます』~
従者の答えを聞いたカーマローカ侯は満足気に頷くと、証書の山に再び取り掛かったという。
#endregion
*従者 [#d3950b01]
|[[http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst068532.jpg>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst068532.jpg]]|フォルトゥナが故郷に手を回して呼び寄せた従者。エマ、と名乗る。&br;メイドの格好をしているが本分は家事に非ず。&br;情報収集・各方面への伝達・主人の護衛を主として行う。&br;%%従者のくせに邸宅には月の半分も居ないが、%%勤務態度は真面目。&br;辺境伯付きの侍従としては、礼儀作法が大変ぎこちない。&br;空いた時間にはフォルトゥナから直接、礼法について指導されているようだ。&br;&br;%%普段は応対に出ることは無いが、非常の際はその限りではない。%%&br;出まくってますね、スイマセン。|
**ささやき、えいしょう、いのり、ねんじろ [#z363c2c0]

//事情は分からんがコメント欄が無かったからこっちでお礼するんだからね!
//ってか最近ろくに同行者確認してなかったから酒場の人と思わなかったのだわ…
///
/// 事情は失語症です嘘です勝手に絵描いてアッヒャッヒャーするくらいの気力しか湧いてこないんです
/// 私も最初STLに反応しなかったんでアディック君が酒場の人だって分からなかったの
/// タロゥちゃんの名簿見たら酒場の人だって分かったの タハー (フォルトゥナ)
//
//ババアー!!ナックルも死んじゃってババアも死んでいてつらいんだけど あと何で俺だって解ったのさみたいな
///
/// あらホント、旅人さんが死んでる! にしてもババアって一体誰のことでしょうね? トゥナちゃん、よくわかんな〜い。
/// まぁ、事実上どちらも死んでいないんですけど、もう同行は出来ませんねえ。さみしぃ。
/// 何で解ったの? という問いですが、コメントアウト無記名でも何で誰だか分かったのか、という意味カナ?
/// それでしたら、コメントアウト時点でアディック君だけ名簿に同行絵を飾っていましたしぃ。 (フォルトゥナ)

//腐れ縁にも程があると言わざるを得ない(旅人
///
/// 依頼書を見た途端、従者のエマちゃん大爆笑
/// つられて私も大爆笑 (フォルトゥナ)

//いや、あの……え〜……(プール)
///
/// 入った直後にこんなことになって申し訳ありませんことよ。
/// 設定的には死なない人なので続行しても問題はないんですが、
/// これまた設定的に、そろそろ表舞台からは退場しなければいけない頃合でしたので、
/// こうなっちゃいました。メンゴ☆ (フォルトゥナ)