WaG/0002
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#menu(MenuBar/WaG) #navi(../) |>|>|BGCOLOR(BLACK):| |BGCOLOR(#ffffff):&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp034602.png,600x554);|~名前|BGCOLOR(#ffffff):ベルトラン・ドードレーム| |~|~性別|BGCOLOR(#ffffff):男| |~|~年齢|BGCOLOR(#ffffff):享年46歳&br;(黄金歴388年7月生まれ)| |~|~職業|BGCOLOR(#ffffff):傭兵| |~|~理由|BGCOLOR(#ffffff):借金返済| |~|~企画|BGCOLOR(#ffffff):[[WaG>企画/小鬼戦争]]| |~|>|~行動方針| |~|~RP傾向|BGCOLOR(#ffffff):闘争・賑やかし・文通OK| |~|~好み|BGCOLOR(#ffffff):酒・メシ・宴| |~|~苦手|BGCOLOR(#ffffff):細けぇ事| |~|~冒険|BGCOLOR(#ffffff):[[''◆エクストリーム''>https://shindanmaker.com/908544]]| |~|~BGM|BGCOLOR(#ffffff):[[Battle Theme>つべ:GmR3AALCPzo]]| |>|>|BGCOLOR(BLACK):| #hr ~ CENTER:''──黄金歴435年2月──''~ ~ ~ 矢の雨は止んでいた。~ ~ 雲間からうっすらと伸びる陽光は、まるで天への&ruby(きざはし){階};のように光り輝いていた。~ ~ 戦い終えた陽の下で、隻眼の男は鎧の下から胸に提げた指輪とロケットペンダントを取り出す。~ ~ ロケットの中に収めている[[亡き妻の肖像>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp034680.png]]を見て、不敵な笑顔を返す。~ ~ 「すまんなマルグリット。遅くなった」~ ~ それだけ言うと男は静かに隻眼の瞳を閉じた。~ ~ 戦場には似つかわしくない安らかな顔を浮かべて、男は動かなくなった。~ ~ ~ #hr **conversation [#h0d2f4ac] http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst070556.png [[編集>編集:Serment]]~ #pcomment(Serment,3,below,reply) *ベルトラン・ドードレーム [#fe924955] -豪放磊落で -筋肉ダルマの -ベテラン傭兵 **ベルトラン・ドードレームは如何なる人物であるか [#c3e23afd] ***ベルトラン・ドードレーム、その人となり [#sb991f1d] #region -短く刈り込んだ黒髪と髭もじゃ --瞳は青。右目は過去の戦傷で失っている。 --身の丈2mに達する巨漢。ガチムチ。体も顔も傷だらけ。 -以前から傭兵として各地を転戦していた --しかし直近の戦で大敗し、自前の傭兵団は半壊。彼自身も捕虜となる。 ---身代金を肩代わりしてもらい解放はされたが、莫大な借金が残ってしまう。 ---かくて男は借金返済のため、莫大な報奨金を目当てに単身ゴブリン戦争に赴いた。 -着こんだ鎧と得物たち --戦場で最も恐ろしいのは流れ矢、という訓に従いプレートメイルを愛用。 ---戦場でも平時でも、ロケットペンダントと鎖を通した指輪を常に首から提げている。 ---ロケットペンダントの中には[[ある貴婦人の肖像>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp034680.png]]が収められている。 --あらゆる武器術に精通しているが、普段はメイスや斧といった重量で叩き割る武器を愛用。馬上では槍を使う。 ---装備品は特別な謂れのない品々ばかりであるが、武具の手入れに余念は無い。 -傭兵としてのスタンス --各勢力を渡り歩き、昨日の友が今日の敵、ということも珍しくない戦いをしてきた。 --時には蛮族や異種族に雇われたこともあり、ゴブリンも『今回たまたま敵だった』くらいにしか思っていない。 ---数々の戦場を経て、魔族に近しい種とも交渉可能であることを知っており、ゴブリンにもそれが通ずると見ている。 -戦術眼と戦略眼 --戦闘においては力任せの闘法を好むが、対集団戦においてはその限りではない。 --戦力が拮抗した戦場では、真正面からの戦いを旨とする。 --戦力差が不利な場合、会戦を避け、徹底的に敵方の戦力を削ぐ『嫌がらせ』を常道としている。 ---寡兵の際に真価を発揮すると評されているが、その遣り口はかなりえげつなく、難色を示す雇い主が多い。 -『特別遊撃部隊』での立ち位置 --いち傭兵として参加しており、何ら特別な権限や指揮権も持ち合わせていない。 ---兵站破壊等の作戦行動指揮においては、あくまで『ディードリンデの命令書』を基に行っており、役職や権限を持つことは徹底的に避けている。 --遊撃部隊の隊員を駆り出す際も、命令ではなく協力のていで募っており、遊びに誘うかの如く気軽さで共闘を申し出ている。 --形式的な権限や役職を持たず勝手気ままに作戦行動を行う立ち回りに、一部からは責任逃れと謗られるが、何かあれば全て自らの責とする腹積もりでいる。 #endregion ***来歴 [#a8a64474] 貧乏貴族の三男坊として生まれた彼には、食い扶持など残されていなかった。~ 慎ましやかな領地は長兄が継ぎ、限られたコネで得られた仕官先は次兄で埋まり、残る席などありはしなかった。~ 己の手腕と才覚で道を切り開かなければならないのは、貴族の末子として珍しいことではない。~ 武家貴族の習いとばかりに、武芸だけは厳しく仕込まれた。~ 他に与えるものは無いとばかりに、食事だけはたらふく食わされた。~ 従騎士身分で戦場に駆り出されたのは13歳の時だった。~ 図体だけは大人の騎士並で、難しいことは何も考えず力任せに槍を振るった。~ 偶さかなことに、ただそれだけで武勲は転がり込んでくる。~ 勝った負けたに夢中になっている内、あっという間に日々は過ぎていった。~ ~ 18歳になった時、見合いの話が舞い込んできた。~ 結婚すれば相手の家の領地を継げる、こんなにいい話は無い、と彼の親父は狂喜乱舞した。~ ただし領主になるのは産まれた子供。それまで妻が代官だ、と。~ 夫は官職もなく、騎士身分として仕えに行くような話であったが、名と血は残る。~ 貧乏貴族のドードレームには破格の話だった。~ なにはともあれ食い扶持が安定するのは良い話だ。~ それに領主なんて七面倒な仕事ではなく、剣を振るっていればいいだけなら楽な話だ。~ 彼は何も思い煩うことはなく、見合いを受け、結婚し、妻に騎士としての誓いを立てた。~ ~ 三年経ち、妻が死んだ。~ 産褥死であった。~ 産まれてくるはずだった子と共に、妻は逝った。~ ~ 以来、彼は苛烈な戦場に身を投じ、傭兵として戦い続けることになった。~ 数々の武勲や戦功を挙げ、王侯貴族からの仕官の誘いが来ることもあったが、彼は傭兵として戦い続ける。~ 誰かに仕えるなんてまっぴら御免だ、気楽な戦暮らしが性に合ってるんだ、と彼は嘯く。~ ~ ベルトラン・ドードレームが再び騎士として剣を捧げる日は未だ、無い。~ ~ *戦いの記録 [#cff24de8] 前哨戦を通じてゴブリンたちが人類種と遜色ない戦術を用いている事を見て取ったベルトラン。~ 圧倒的な物量で侵攻してくる敵方に対する策として、敵方の兵站破壊と補給線の分断、及び焦土作戦による侵攻速度の遅滞が有効と判断した。~ 策の性質上、グロム王国の領土に損害を与えてしまう為、[[ディートリンデ王女殿下>WaG/0000]]に作戦の可否を伺うベルトラン。~ 傭兵の合理性を見て取った王女殿下は即断即決で、作戦の実行を許可し、必要あらば兵の供出もすると言う。~ かくて王女殿下の命令書を手に、ベルトランは敵方に占拠された集落の焼き討ちに奔走する。~ 兵站破壊の旬は冬。季節が変わる前に急げ! ベルトラン! 急げ!~ **黄金歴433年12月 グリードと共にゴブリンの食糧庫を焼き討ち(爆破) [#ff674417] 敵陣地の斥候により、占拠された各集落は思いのほか警備が手薄だったことを突き止めたベルトラン。~ 少数による強襲で、集落の焼き討ちが可能とみるや、王女殿下から手勢を借り受け準備を進めていく。~ 隊の誰かも連れていくかと思案したところ、自己紹介の場で爆発物の扱いを得手とする男の存在に思い当たる。~ 幸か不幸か。筋肉ダルマに目を付けられた[[グリード>WaG/0008]]は、突然強襲に参加させられることとなった。~ 下手を打てば敵に包囲殲滅か、焼き討ちに巻き込まれて爆発四散の運命! どうなる! グリードとベルトラン!~ #region --''ゴブリンたちに占拠された集落'' -- &new{2019-06-16 (日) 22:18:31}; ---''真冬の冷たい風が吹き荒ぶ中。群雲に浮かぶ月が、僅かな光で集落を照らしている。&br;ゴブリンの侵攻線上にあった集落はかつての面影も潰え、今やゴブリンたちの食糧庫と変じていた。'' -- &new{2019-06-16 (日) 22:18:47}; ---(月明かりの中、数騎を従えて夜闇を駆ける。村が目視できる距離で静止すると、馬で相乗りした背後のグリードへ話しかける)&br;いいかグリード。まず俺たち二人はこのまま馬で突撃して囮になる。お前さんは集落に入ったら、辺りかまわず発破でしかけろ。&br;その間にあいつらが適当な場所に油撒いてるからな(従えた騎兵たちを指で示し)&br;準備が終わったらお前さんの発破でさらにドカンだ! いいな? -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 22:19:11}; ---(多少青い顔、馬の速度と振動に振り落とされないようにここまでしがみついてくるのが精いっぱいと言う様子)&br; こっそり忍び込むのかと思ってたっすけど、このまま突っ込んで俺っちはそこから別行動で設置して回りゃいいんすかね&br; 集落から抜け出たりするのは何かの合図のタイミングですかい、脱出の合図と爆破の合図の二段構えみてえなっす&br;(作戦を確認、間違って自分も吹き飛んだりするのは嫌だが、同様に人を吹き飛ばしてしまう事も躊躇われたためだ) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 22:27:08}; ---案は二つだ。お前さんの発破が即時に爆破できるんなら俺と一緒に派手に囮になる。&br;油が仕掛け終わったら、アイツらが合図を送るんで、俺たちはそこを爆破しながら退散する。&br;お前さんの発破が機動に時間が掛かるんなら、アイツらの内、一人をお前さんに付ける。&br;油と一緒に発破を仕掛け終わったら、爆破していって離脱しろ。殿は俺が務める。&br;どっちを選ぶかはお前さんが決めろ。作戦の要はお前だ。 -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 22:38:33}; ---それなら前者で…普通の導火線の奴で目を引いといてって方がハデで目に付きやすそうっす&br; 油の方は任せて全部焼き尽くしてやるっすよ!(それに兵士の人よりはおっさんと言った方が生存率が高い…と踏んだっす!戦闘力的に!)&br; あと縄で結んどいていいっすかね、しがみつけてないと中で振り落とされる羽目になったらやばいっすから手をフリーにできる用にしたいっすよ!&br; いざとなったら刃物でちょいと切れるようにしとくっす -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 22:51:19}; ---あいわかった! 縄の件もな! 万が一、縄が切れても拾ってやるから安心しろ!&br;(縄を結びつける間に、周囲の兵は散っていった。結び終えたのを確かめると、手にした矛の切っ先を集落へと向ける)&br;よーし! 派手にやれグリード! 派手にな! 出し惜しみはするなよ! ……はっ!&br;(短い叫びと共に馬を走らせる。一呼吸の間に集落の入り口へ達すると、居眠りをしていた歩哨の小鬼を矛で薙ぎ払う)&br;(薙ぎ払った歩哨をまき散らしながら、さらに馬は疾駆し、倉庫やねぐらと思しき建物がいくつも見えた)&br;この辺りなら、アイツらに被害が及ぶこともあるまい! グリード! 目覚めの一発をくれてやれぇい!!! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 23:01:53}; ---まさにこいつは命綱っすよ!春になって雪が溶けたら馬に乗る訓練もした方がいいっすかね…(縄の結び目を確かめつつそんな事を呟いて)&br; イヨッシャー!もうなる様になれっすよ!(どこからともなく取り出されるダイナマイトと火種の松明、暴れ回っても火が消えないようにと願った結果であった)&br; うひょーハンパねえ!(一撃で解体されるゴブリン、スプラッタな様子に普段なら気分を悪くしたかもしれないが今はそれどころではない)&br; (戦術等に精通しておらずどこに兵の人がいるかはわからないが、ベルトランはその辺り理解しているのだろうと矛が示す先に向かい、着火したダイナマイトを振りかぶり)&br; 1…2…3…今っ!(手元である程度保ってから建物の方へと放り投げればカツンと壁に当たった直後に)&br; &size(20){''Kaboom!''};&br; (木造の建築物なら吹き飛ぶだろう爆風と耳をつんざく轟音が荒れ狂う) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 23:13:49}; ---(だっはっはっは! いいぞいいぞいいぞ! その調子だ! という雄叫びも爆音に流されて消える)&br;(木片と共に幾つかの小鬼が宙を舞う。爆破された建物以外からは、何事かとゴブリンの群れが次から次へと湧き出してきた)&br;''やぁやぁやぁ! 遠からんものは音に聞け! 近くば寄って目にも見よ! 我が名はベルトラン・ドードレーム!&br;ディートリンデ・グロム王女殿下の命により、今宵貴様らを鏖殺にきた! 地獄の渡し賃代わりに覚えておけィ!!!''&br;(名乗り向上の間も殺到してくるゴブリンたちを、馬上から矛で突き、薙ぎ、叩き潰し、周囲に血の雨を降らせていく)&br;だっはっはっはっは! おうグリード! お前もゴブリン相手に名を売っておけ! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 23:22:43}; ---爆音にビビって逃げねーで寄ってくるだけここの奴らは気合が違うっすね!&br; (ゴブリンが飛び出した建物は既に空と見て、次々投げつけるダイナマイトは密集地点を目掛け纏めて吹き飛ばしていく)&br; (爆弾であるだけに近づいたゴブリンに使う事は出来ないがベルトランの矛が届く範囲は死屍累々、恐ろしくも頼もしい防壁に気兼ねなく投擲できるのだ)&br; カッコイイ名乗りっすねー…えっ、俺もっすか!?そんなこと言われても考えた事もねえっすよー!&br; (マジヤベエこれ作戦以上のハンパねえムチャぶりだよ!とマイトを投げつつ考え)えーと、えーと&br; ''スラムの盗っ人グリードですどうぞよろしく!'' -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 23:30:30}; ---加えて逃げりゃお前さんの発破の餌食になるとも知っている。雑兵ばかりだが頭は回るようだ、''な!''&br;(矛を大きくひと薙ぎしてから鐙を踏み込み、馬を軽く走らせる。死体で馬の脚を取られぬよう巧妙に間合いを計っていく)&br;がっはっはっは! 初めての名乗りとしては及第点だな! ''貴様らの命までも盗んでいく大盗賊グリードだ!'' 地獄まで覚えておけゴブリンども!&br;……さて、そろそろ頃合いの筈だが。おうグリード! 発破はまだ大丈夫か? まだまだイケるか? -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 23:42:42}; ---なるほど…やべえ俺っちよりこいつらの方が頭いい!?(ちょっとショックを受けつつ、八つ当たり気味にマイトを投擲)&br; (吹き飛ばした肉片がどんな方向に飛び散るかのコントロールまでは出来ず、馬の足元に飛んで来たりもするが巧みにかわす人馬一体の技巧には気付いていない)&br; ヒエーッ!なんか情報のアップデートが早えっす、ちんけな盗みしかしてなかったのにやばさが盛り上がって来たっすよ!?&br; おっと兵士サンたちも引き上げの頃合いっすか?残弾数は気にしなくても大丈夫っすよ!(指の間に4本まとめてマイトを持って見せ)時間さえあればここを平地にだってして見せるっすよ!(更地と言いたかった) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 23:53:31}; ---がっはっはっは! かませかませ! 戦なんてもんは見栄と法螺の吹きあいが華よ! 実像はいずれ追いついてくるもんだ!&br;(投擲されたマイトの爆音が響く中、鋭く甲高い軍用の笛の音が三度耳に入る。仕掛けを終えた兵士の合図である)&br;三回か! 実に手際が良い! 王女殿下もいい手駒を見繕ってくれたものよ! さぁて仕上げの時間だ!&br;(周囲のゴブリンを矛と馬の突撃で蹴散らしながら、あっという間に音の発生源へと辿り着く)&br;(そこには集落の中でも一際大きな建物が鎮座していた。既に兵たちは撤収し、遠くで馬の蹄が微かに聞こえる)&br;さぁグリード! とどめの一発をくれてやれ! でかい花火をあげろ! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-17 (月) 00:02:23}; ---戦場ってのはハッタリも大事なんすね!俺っちはそこまで戦場で名を馳せるのが目的じゃねえんすけどね!? (一度に掴んだ以上、ばらばらに投げるのには手間取るため四つのマイトをまとめて放り投げ)んっ?なんすか今の音&br; あっ、これが合図なんすね!?(きょろきょろと見渡すが既に兵の姿は見えず、こちらも撤収したものと判断できた)&br; ここが目的地だったっすか、えっデカいのっす?(それじゃあただのマイトでは足りないだろうか?マイトよりももっと巨大で威力の強い爆弾を強く欲した…)&br; (どこからともなく現れたのは巨大なタル爆弾だ、突然の重量の増加に馬も困惑したかもしれないが)ぐえぇ…(こちらも巨大な爆弾に押し潰されそうになっていた)&br; 火、火を…(どうにかこうにか松明で導火線に火をつければ支えきれず、投げつける事も出来なかったので建物の方へ向けて樽を転がす)&br; おっさん!退避、退避っす!あれ炸裂したらまじやべえっす!(ゴブリンを潰しつつ転がっていくタル爆弾、その場にとどまって居たら巻き込まれる威力はありそうで) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-17 (月) 00:14:28}; ---(突如出現したタル爆弾に暴れ始める馬を力で無理やり抑え込む)&br;おお? なんだお前さん魔法使いだったか? 通りでさっきから無尽蔵に発破を出しまくるワケだハッハッハッハ!&br;では撤収だな! さらばだゴブリンの諸君! 幸運にも生き延びれば同胞に伝えよ!&br;''王女殿下が遣わした地獄の戦鬼ベルトラン・ドードレームと、命を簒奪する大盗賊グリードの勇名をな!''&br;(タル爆弾を尻目に馬を全力疾走で走らせる。背後から響く凄まじい轟音と遅れてやってくる熱気)&br;(撒いた油とタル爆弾の相乗効果は予想以上に凄まじく、各所で上がり始めていた火の勢いすら掻き消すほどの大爆発が起きている)&br;がっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!! いいぞグリード! ド派手にやったな!&br;平地だ平地! 平地が出来たぞ!! 虚に実が付いてきたではないか、ダッハッハッハッハッハ! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-17 (月) 00:25:28}; ---(タル爆弾を転がし、フリーになった手でしがみつきつつ)魔法とはちょっと違うっすけどね!便利ではあるっちゃあるとは思うっすけど!&br; あーそっか、目標が食料周りだから一部打ち漏らしがあってもそれ自体は別に構わねえんすねえ…マジヤベエ二つ名がつきそうっす!そんな大それたこと…&br; してたっすねー…(などと振り向けば丁度炸裂したのだろう、熱風が前髪をチリチリ焦がし)あっち!あっち!こりゃ全滅したんじゃねえっすかね!?&br; 平地どころか爆心地に大穴でも空いてるんじゃねえかって気がするっすよ!予想以上にデカい爆発になったっすけど兵士の人らは大丈夫っすかね…&br; この後合流するんで?(ならばそこで安否確認も出来るだろうと) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-17 (月) 00:34:02}; ---理外の業は魔法だ魔法! 魔法って事にしとけ! 箔が付くぞ! ''命を簒奪する大盗賊魔術師グリード''とな!&br;(それだけの風評を得てもおかしくない働きであろう、と熱波を横っ面に浴びながら馬をひたすら走らせる)&br;合流はせんぞ。ここら一帯は敵の陣地。すぐさま他の拠点や集落の奴らが湧いてくる。地面の穴倉に潜んで命を拾ったゴブリンもおるだろうし、そいつ等は必死に報せに走るだろうよ。&br;というわけでここからは速度が肝要! 逃げの一手よ! なあに兵士の奴らなら、お荷物抱えた俺らに比べりゃ大分足も速い! 心配するなら我が身ぞグリード!&br;こっからのほうが危険だからなダッハッハッハ! (呵々大笑しながら馬の速度をより早める)&br;(この後、騒ぎを聞きつけたゴブリンの斥侯たちとの逃走劇が始まるのだが、それはまた別の話である) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-17 (月) 00:49:06}; ---ちょっとそれは名前負けし過ぎじゃねえっすか!?一等戦果を挙げられるようならまだしもまだまだ遠いっすよー!&br; (経歴が経歴なだけに自己評価は高くない、明確に自覚できる何かを残せたならば違うのかもしれないがそれはまだ先の事だろう)&br; 近場に他の拠点とかもあるんすか!俺一人だったら下手こいてあっさりやられそうっすね…そう言うのは経験や知識が大事なんすねえ…&br; (勝手な偏見で脳みそまで筋肉のゴリゴリマッチョ戦士と思い込んでいたために、溢れる知性の光を前に感心する事ばかりで)&br; これからの方が危険なんすか!?ヒ、ヒエー…追っ手を退ける用意しないとやべーっすね!?&br; (逃走劇のさなか、松明とマイトを使用したせいでさらに目を引いてしまい叱られたりしつつ、マキビシなどをばら撒く方向性に変えたりしたのだとか) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-17 (月) 00:56:08}; #endregion **黄金歴434年2月 ヤークートと共にゴブリンの燃料火薬庫を爆破 [#ebf440d4] 今までの隊の戦いにより、ゴブリン側が銃火器・戦車・飛空艇を大量投入していることは既に知れ渡っていた。~ 運用するには大量の火薬や燃料を要し、前線に投入するならば、必ずや付近に燃料補給庫があると推測するベルトラン。~ 先のグリードの活躍により、食糧庫がド派手に吹っ飛んだことで、敵陣地の兵站警備は非常に厳重になっていた。~ その中でも取り分け警戒が厳しい地点に燃料補給庫が存在すると見て取ったベルトランは、度重なる強行偵察によりその所在を突き止める。~ 簡易的な要塞の如く守備を固めている集落。前回の様に少数で突入して火を放つのは余りに無謀。多数で侵攻するには被害甚大。~ そこで敵に気づかれぬよう隠密行動し、可能な限り遠距離から燃料庫に火を放つことで、集落一帯を爆破せんと画策するベルトラン。~ 火付けに取れる手段は弓か魔法か銃火器か。さらに隠密行動も可能な人材となると、思い当たる人物は一人しかいなかった。~ 歴戦の傭兵・[[ヤークート>WaG/0018]]。専用の狙撃銃を用いれば3㎞先の目標も撃ち抜ける技量、そして兵站破壊の意をすぐさま読み取る戦略眼。~ 時には味方、時には敵。戦場の旧知は、あくまで現在の利害によって動く。~ かくて古豪の眼帯カップルは季節外れの打ち上げ花火デートに向かう! どうなる! ガチムチコンビ!~ #region --''ゴブリンたちに占拠された集落'' -- &new{2019-06-18 (火) 01:31:56}; --- ''集落は遠目にも分かるほど厳重な警戒が敷かれていた。&br;夜闇を篝火が照らす光の周囲では、武装したゴブリンの集団が不眠の番を続けている。&br;集落の外でも、幾重にも堀や塹壕が設置され、さながら要塞のような陣構えを呈していた。'' -- &new{2019-06-18 (火) 01:32:17}; ---(分厚い雲に覆われた夜空。月の光すら届かない街道から外れた道を行き、ゴブリンの関所らしき地点も音を忍ばせてやり過ごす)&br;(集落から3㎞ほど離れた小高い丘。目標地点に辿り着くころには、空は白み始めていた)&br;(遠く集落の篝火が瞬く地点から少し離れた箇所に、集落の中でいっとう高い木造の建物が薄ぼんやりと見える)&br;いやぁ。まいったまいった。奴らの警戒網が予想以上にきつい。おかげで時間喰っちまったな。&br;おぅ、ヤークート。準備は出来てるか? つーかこっから目標見えるか? -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-18 (火) 01:33:06}; ---(空が白む中世界が色付く前の白と黒の空間の中青い眼光だけがベルトランに返される)&br;(男の着ている戦闘服と頭部を包む布はこうした環境下では黒に映り視界に入りにくい為だ)&br;なぁにお日様が頭を出していないだけ上等だ、これならまだ余裕はある&br;俺としちゃお前さんの隠密が中々堂に入ってた事の方が驚きさ&br;(男は膝立ちになると右手の人差し指を立ててゴブリンの拠点へと視線を向けて)&br;ああ捉えた、毎度上等な眼で産んでくれたお袋には感謝してるよ&br;で…最後の確認だ、俺が撃つ、そんで逃げる、だな?(言いつつ男は狙撃銃の用意に入っている) -- [[ヤークート>WaG/0018]] &new{2019-06-18 (火) 01:49:35}; ---お前さんほどじゃないさ。大将首取りに敵陣に忍び込んだのは二度、三度じゃねぇもんでな。&br;(普段身に着けるプレートメイルではなく、なるべく音を立てない革鎧を着こんできた巨漢は、隻眼で遠くの建物を見遣る)&br;そいつは重畳。ご丁寧にも標的は馬鹿デカイ。火薬も燃料もぎっしりって話だからな。運悪くとも、2~3発撃てば花火が上がるだろ!&br;ここまでは見つからんかったが、逃げる時は一苦労だぜ? 地獄のマラソンの始まりだわな、だっはっはっはっは!&br;(白み始めた空の中、煌めく光が一条あった。隻眼は目ざとく見逃さず、飛来してきた矢を小ぶりのメイスで弾き落とす)&br;すまんな! 気づかれちまったわ! ……ヤークート。俺が引き付けるから、お前さんは手早く済ませてくれ。&br;(集落の外に設置されていた櫓から、矢を射かけるゴブリンが、その下からは数体のゴブリンが得物を手に向かってきていた) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-18 (火) 02:04:15}; ---やれやれマラソン大会なんてのはバカンスの時以外にゃ参加したくはないんだがなぁ&br;だが花火を見るためにここまで来たんだ、多少の苦労は楽しみの一つに…&br;っと(男も気付くのは同時、しかしベルトランの腕前を信頼しているのだろう…狙撃銃をゴブリンに向ける事は無く建物へと向けたまま)&br;二発も要らんさ、矢さえ確実に除けておいてくれ&br;(男は狙撃の体勢に入る、一つ息を吐く間にいつの間にか眼帯は外され金色の瞳が目標に対して向けられていた)&br;(それは確かに壁越しの目標を見抜けば…轟音が一発)&br;(そのまま立ち上がると眼帯を直しながら片手で狙撃銃を抱えてゴブリンの胴体に弾丸が放たれた)&br;''ドンッ''&br;(それは同時、くの字に折れ曲がったゴブリンの背中から猛烈な火と遠方にとても大きな花火が上がったのだ) -- [[ヤークート>WaG/0018]] &new{2019-06-18 (火) 02:22:25}; ---承知承知! なぁに一呼吸凌いで、あとは楽しい走破訓練の始まりよ! っと!&br;(また飛来してきた矢を軽く弾き落とす。殺到してくる数匹のゴブリンたちを睨みつけて、メイスを軽く振り回す)&br;''王女殿下が遣わした地獄の戦鬼ベルトラン・ドードレーム参上!'' 一足早く黄泉路に旅立つのを望むなら掛かってこ……っ!&br;(名乗りを上げ、見栄を切ったところで、盛大な爆音に言葉を切る。矢を番えたゴブリンの血飛沫の奥には、白けた空に紅き爆炎が躍っている)&br;だーっはっはっはっはっはっはっは! 見たかゴブリンども! ''&ruby(ウィッチ・ハント){『魔女狩り』};のヤークートの魔弾が貴様らの陣を煉獄の炎で焼き尽くすさまを!''&br;貴様らが侵攻を続ける限り、季節外れの趣豊かな花火は止まらんぞー! がーっはっはっはっはっはっは!&br;(後半は集落で上がり続ける爆発を見ながら実に愉快そうに大笑して、爆発に足を止めて動揺している数匹のゴブリンに言葉を浴びせる)&br;さてヤークート! トンズラといくか! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-18 (火) 02:38:34}; ---あいっかわらずの名乗りだなぁオイ!お前さんのお蔭で身に覚えの無い理由で契約金上がった事あんだぞ!&br;ありがとよ!(動揺するゴブリン達の内3体の頭部にほぼ同時に強烈な弾頭が撃ち込まれれば二匹は半回転し一匹はそのまま頭が砕けた後火を噴き出す)&br;(その光景がこの弾頭が禁じられている理由を物語っている、威力があり更に助かっても噴き出した火は後遺症を確実に残す)&br;(全弾を撃ち尽くせば男は連鎖していく反応に楽しげに口笛を吹いて狙撃銃を背負い)おう!コケんなよ!&br;(マントの下から短弓と矢を取り出せばそのまま駆ける、音を出さない為の装備がこれからの帰路の内容を示していた)&br;(ここからはひたすらに注意を惹かず、しかし時に惹き、撹乱しての逃走劇だ) -- [[ヤークート>WaG/0018]] &new{2019-06-18 (火) 02:53:34}; ---あーあ、折角お前さんの分も名乗っておいたのに殺しちまったよ。ま、コイツ等に増援呼ばれても面倒だしな、ハッハッハ!&br;(近くで見る燃焼弾頭の威力と傷跡に目を見張りつつも、上がり続ける花火を少し名残惜しそうに背にして)&br;おう、ヤークート。隊の他の奴らにも銃使いは居るからな。その弾頭、量産できねぇのか?&br;(などと世間話をはじめながら、駆けだした男に並走していく)&br;(それから要塞に辿り着くまで、ヤークートの能力と経験に頼るところ多く、命がけの鬼ごっこが終わる頃には夜を経て再び空が白み始めていたという) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-18 (火) 03:03:55}; #endregion **黄金歴434年6月 シロフォンと共にゴブリンの物資集積地を水没させる [#zf05fd95] 季節外れの打ち上げ花火は盛況の内に終了し、眼帯カップルの目論見通り、燃料補給庫の集落は物資もろとも灰塵に帰した。~ 敵陣後方の補給線も備えが厚くなり、前線への侵攻速度遅滞に一定の効果を見るも、次の攻め手を考えあぐねるベルトラン。~ ヤークートの提案により、前線近くの敵陣後方で最も規模の大きい物資集積地に狙いを定めるも、標的は堅牢強固。~ 周囲を水掘りで巡らす小城は天然の要害。正攻法では、攻め落とすにも莫大な時と人員を要し、こちらの損害も馬鹿にならない。~ 妙策を考案している内に、長く厳しい冬も終わり、厳寒なる北の地でも待望の春が訪いを告げていた。~ 茫洋と春の光景を眺める隻眼の視線に飛び込んできたのは、陽光を浴びて流れる川。~ 全域で結氷期の終わりが来ていることを悟ったベルトランの脳裏に、小城を落す妙手が浮かぶ。~ 今回も爆破手段が肝と見るや、人員の選出に頭を悩ませていると、[[腕っ利きども>WaG/集計表]]から一人の少女を見出す。~ 爆破魔法を操る猫耳魔術師[[シロフォン>WaG/0022]]。己の爆破魔術に絶対の自信を伺わせるその態度が、ベルトランの琴線に触れてしまう!~ うら若き女性に四十路越えの男が早速とばかりに川下り・乗馬・水遊びの約束を取り付ける光景は、世が世なら条例違反は必至!~ 難攻不落の物資集積地を攻め落とす算段は如何に! 若い娘をエスコート出来るか内心で少し緊張しているベルトラン!~ どうなる! キャッツ&ベア! どうなる! 青少年健全育成条例!~ #region --''日差しの照りつける川'' -- &new{2019-06-22 (土) 22:09:39}; ---(幌付きの船は上流目指して、ゆるやかに川を上っている。水の流れは穏やかで、中天から降り注ぐ陽光が、きらきらと水面に照り返していた)&br;(時が時なら優雅な舟遊びともなろうが、船上では幾つも大楯が固定して並べられており、幌も全て木製の盾によって覆われている)&br;(あげく、船の半分を占める幌の中では、ベルトランの愛馬が呑気に干し草を食んでいる。これでは風情もへったくれもない)&br;天候にも恵まれ好日好日! シロフォン。ちっとばっかし揺れが激しくなるところもあるからな。落ちんように気を付けてな! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 22:10:18}; ---こんな川のど真ん中に落っこちたりしたらたまんねーにゃ!絶対落ちない様にするにゃん……(まだあまり流れは急ではなく、揺れも少ないが若干不安そうな様子は隠せない)&br;木の盾は日除けには丁度いいけど、火矢で狙われたりしたら一大事にゃん。一応魔法を準備しとくから、どっかから狙われそうになったら教えるにゃん! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 22:13:36}; ---まだ気を張らんでも大丈夫だぞ。ゴブリンの奴ら、水運の利にはとんと疎いときたもんだ。事前に調べといたが、水戦の備えはおろか、ろくに船も使いやしねぇ。&br;(北国であるグロムは開戦以来、長い結氷期であった。川の全域で船が使えるようになったのも、ようやく4月を終えた頃)&br;(戦場の川面が驚くほど静かなのは、川幅が狭いことも一役買っていた。水上戦を行うにも、大型の船で兵員を動員しようにも、地形が適さねば利は無い)&br;夕方ごろには目的地に着くからな。それまでは、のんびり構えとればいいさ。そっからが大変だからな、がっはっは! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 22:28:45}; ---戦車とか乗ってくるくせにその辺は疎いにゃん?良い事聞いたにゃ、安心して寝てられるにゃん……(クッションにぼふんと顔をうずめながら)&br;まぁ本気で寝ちゃうと目が覚めるまで大変だから休憩程度に……この後は馬だったかにゃ?シロは暗くても割と見えるから、馬の時はゆっくり行って大丈夫にゃん!あんま急ぐと絶対馬酔いするにゃん! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 22:33:50}; ---アイツらなぁ。どうも持ってるオモチャと戦術面と戦略面が、チグハグでなぁ(などどボヤキながら、シロフォンに倣って舟板にゴロリと寝転がる)&br;そっちのほうも安心しとけ。最初はゆっくりだからな。日暮れまでは観光気分で構わんぞー、はっはっは。&br;&br;(呑気な船旅は日暮れ時に終わりを告げる。船には御者と兵士2人を残し、この後の手筈を再度説明している)&br;(船着き場よりも大分手前で下船すると、隻眼の男は大楯を左に携えて愛馬に跨り、鞍の後ろをポンポンと叩く)&br;こっからは暫く森の中を馬で流して目的地に向かう。さぁさ、姫様、乗った乗った!&br;(鷹揚に笑いながらシロフォンに空いた片手を差し出す) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 22:46:15}; ---なんかあんなもん作れそうな感じもしないしにゃあ……やっぱ誰かいるんかにゃ、黒幕とか(それ考えても仕方ないけどにゃ、とか言いながらごろごろ)&br;最初って言ったにゃ……その内スピードアップするヤツにゃん……(頼りにしてるぞ、と言わんばかりにクッションをぽふぽふしながら)&br;さらっと流すとか言うけど、ほんとシロは無事に目的地に着くのかにゃ……ええい、ここまで来たらやってやるにゃん!だからしっかりエスコートするにゃん!(片手を取り、獣人らしくふわりとジャンプして馬に飛び乗る。もちろんクッションも敷いた)&br;さぁ、出発にゃ!何でも吹っ飛ばしてやるにゃー! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 22:53:38}; ---ふっはっは! すいぶんとまた勇ましいお姫様がいたもんだ! では軽く準備運動と参ろうか!&br;(川沿いから森へと。ゆっくり馬は歩を進める。威勢の良い出発の言葉とは裏腹に、馬の足並みは非常にゆったりとしていた)&br;(散策するように森を行く馬の背では、驚くほど馬の揺れも少なく、小一時間ばかりのエスコートは馬に慣れぬものでも快適であっただろう) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 23:15:26}; ---''森を抜けた先には、ゴブリンたちの物資集積地と目されている小城がそびえている。&br;周囲をぐるりと水堀と小高い防壁に囲まれ、陸の侵入口は南の石橋のみ。東と北には城内へと通じる水の流れがあった。&br;東の水門は、先ほどまで船で渡っていた川へと通じている。&br;ゴブリンに占拠される前は、夏の盛りなど物資を運ぶ小舟が盛んに行き来していたが、今や水門は固く閉じられ、周囲に船影は無い。&br;北の水門は川の上流──水源へと連なる水の流れが緩やかな音を立てている。&br;此方の水門は開け放たれており、川上流の水源が、城の外堀や内部から東の水門へと横断する水路へと、水の流れを形成していた。&br;&br;天然の要害を組み合わせた小城は、攻めるに難く、守りに易く、万の軍勢を率いても攻略容易ならざるを威容を備えていた。'' -- &new{2019-06-22 (土) 23:15:40}; ---(日も落ちかけ、真っ赤な夕日に染まる小城を、隻眼の瞳は馬上から眩しそうに見遣る)&br;よし。シロフォン。此度の目的地はあの城だ。今からあそこを落とすぞ。 -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 23:15:59}; ---おしとやかなお姫様だって爆裂魔法覚えたらこうなるにゃ!でもほんとに軽く!軽くでお願いしますにゃ!&br;(などと騒ぎ、初めの方こそおっかなびっくりだったが案外楽だったので段々と調子を取り戻してきていた。最後のほうは軽くうとうとするくらいに。)&br;ふわ、思いの他休めたにゃ……(大きく伸びをし、その間に目を覚ます。魔力・気力共に十分、と言った風情ではあったが)&br;ほー、あそこを……え、二人で?まさかお城を爆破する事になるとは思わなかったにゃん……それともどこか、爆破したらいい感じに城が落ちる感じの所があったりするにゃん? -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 23:25:00}; ---(2人が森を抜けた先は、東の水門のほど近く。守りは南に集中しており、周囲に点在する城外市すら、東と北にはゴブリンの姿もまばらであった)&br;くっはは。お前さん賢いな! ご明察の通り、爆破するのは城そのものではないな。こっから……おー、500メートルくらいか?&br;閉じてる水門があるだろ? まずはアレを爆破する。んで、だ。その後、もう一か所爆破してもらいてぇ所があるんだな。&br;(馬上から東の水門を指さして、今から起こる出来事を想起し、ニヤニヤと笑っている) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 23:33:07}; ---あのお城そのものは流石にやべーにゃん、下手したら魔力全部持ってかれて髪の毛真っ白になって死ぬにゃん……死んだ事無いから分からないけどにゃ(目測で城の大きさを測ってみたりしながらぼやく)&br;あぁ……なるほどにゃん、二箇所となるとここは腕の見せ所にゃね。二発目は威力が足りなかった、じゃ目も当てられないにゃん&br;念の為聞いておくけど、二箇所目はどこにゃん?橋とかにゃ? -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 23:44:44}; ---ほう! ならばあの城以下の規模ならお前さんの魔法で吹っ飛ばせると! これは良いことを聞いた! 今後、砦を落とす際は小難しい手順がはぶけるな!&br;(冗談めかした物言いのあと、シロフォンの問いには含み笑いで応じる)&br;そいつは後のお楽しみだな! なに、あの水門だって木造作りの簡素なもんだ。2階建ての木造家をふっとばす威力がありゃ十分だ。&br;勢いあまってぶっ壊し過ぎるなよ? 破片が積み重なるくらいがベストだ。軽く『蓋』をしてもらわにゃならんからな!&br;2箇所目も同じくらいの威力で事足りるはずだが……イケるか? -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 23:53:13}; ---大きさだけはきちんと測ってから話を持ってきて欲しいにゃん、きっちり計算してイケそうな時だけ受けてやるにゃん!(どうやら砦くらいならふっとばすつもりではあるらしい)&br;蓋するにゃん?下のほうにって事かにゃ……まぁ心得たにゃ、水辺だから燃えはしないと思うけど……念の為衝撃波で行っとくかにゃ?&br;そうにゃね、実は内部で分厚い鉄の補強してましたーとかじゃなきゃ問題ないにゃ!&br;射程も……ギリいけるにゃ。……其は竜の息吹、我が意に従い咆哮を成せ。震わすは空、破るは色。望む全てを平らげよ……(どうやらどんな魔術でどう破壊するかを決めたらしい。えらく格好をつけたポーズで詠唱らしき事を始めた)&br;弾け飛べにゃ!ストーミーバースト!(水門が歪む光景が見える。そのすぐ後に空気を切り裂く大きな音が、大分離れたこの場所にも届くのだった。水門はと言えば、一瞬持ちこたえるかにも思えたが結局ばらばらになっていった。吹き飛ぶというよりは水圧に耐えかね崩れたというような感じである)&br;大体注文どおりにゃ?そうだったら次行くにゃ! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 00:07:03}; ---おお、この距離でもイケるか。&br;(感心しながら、ニヤニヤ笑いを潜め、シロフォンが諳んじる詠唱にじっと耳を傾ける)&br;(夕暮れの空に厳かな響きを纏う少女の言の葉が、これから訪れる破滅的な光景を思い起こさせた)&br;ふっはっはっは! 素晴らしい! 想定以上の完璧な仕事だ! お前さん存外器用に破壊の魔法を操るではないか!&br;(水門が崩れたところで俄かに辺りが騒がしさを帯び始める。小城の方から響いてくるゴブリンたちの耳障りな叫び声は気にするふうでもなく、シロフォンに縄を渡す)&br;で、こっからは相当荒っぽくなるからな。クッションは鞍にきつく括りつけといた方がいいぞ。お前さんの体も、俺と繋いでおいた方が良いかもしれん。 -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 00:18:21}; ---ふふん、そうにゃんそうにゃん!爆発の魔法でなら缶の上に置いたリンゴだけ爆発させたりも出来るにゃん!(今一つすごさの伝わらない自慢)&br;んー、やっぱり爆破したら気付かれるにゃねぇ……次はどうするにゃ?にゃ?(手渡された縄を見て疑問の声)&br;……やっぱりこうなるにゃん!急ぎつつも荒っぽさは控えめでお願いしますにゃん!(慌てて鞍とクッションとベルトランと自分を一緒くたにぐるぐる巻きにしつつ)なるべく体力は温存したいから繋いでおいたにゃん、落ちない様に気にかけといて欲しいにゃ! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 00:25:15}; ---さーて、気づかれついでに名を上げておくとしようか! おう、シロフォン! 体力の温存と舌を噛まんように気を付けておけ!&br;(ゆくぞ、と拍車に力を籠め、二人を乗せた馬は嘶きながら、小城の側面を北目掛けて走り抜けていく。森の中とは比較にならぬほどの振動が馬上を揺らしていた)&br;''やぁやぁ我こそは王女殿下が遣わした地獄の水先案内人、ベルトラン・ドードレーム! 落日と共に貴様らを永劫の闇へと叩き落としに参上した!&br;貴様らを死出の旅へと誘うは、裁きの爆炎をその身に宿す猫耳の大魔導士シロフォン・フルムーン! 黒猫が不吉を飛び越えて滅びを届けにきたぞ!''&br;(愛馬を疾駆させながら、防壁の上から飛来する矢を携えた盾で弾きつつ、見栄を切って大笑している) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 00:40:35}; ---舌噛んだら魔術師的には大事にゃ……まぁ別に詠唱しなくても撃てるけどかっこよくなくて気分が上がらないにゃん!&br;うわわっ、揺れる揺れ……名乗り上げてる場合じゃないにゃん!?まぁそこそこかっこいいからいいけどにゃ!(満更でも無いらしく、矢の雨の中でにこにこしながら短く答える。舌を噛んだら困るからである)&br;さーて、次の所はどーやって爆破してやろうかにゃ! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 00:46:35}; ---''北の上流を目指し、隻眼の男は怒涛の勢いで馬を走らせる。&br;隆々と筋肉が滾る馬の前足が、力強く大地を蹴り、疾風の如く駆ける。&br;時間にして3分ばかり、もはや小城の防壁上から飛来する矢は携えた盾で躱す必要もなく、風となって駆ける馬に掠りもしない。&br;水の流れを遡った先には長大な石造りの堰が鎮座していた。雪解けの水が、春先に降り注いだ雨が、堰の中に膨大な水を溜め込んでいる。&br;吊り上げ式の木造板が、一定の間隔で並んでおり、これが水の流れを堰き止めている。&br;渇水となればこの板を吊り上げることで、下流に水が流れ出す仕組みとなっていた。&br;平素の使い方であれば、一枚、二枚と微量に調節していくものである。&br;全てを解放するとなれば、況してや大元である石造りの堰そのものを破壊するのであれば。&br;溜まりに溜まった水は、爆発的な水量と勢いをもって下流へとなだれ込むことになる。&br;その流れの先は、言うまでもなく、眼下に広がる小城であった。'' -- &new{2019-06-23 (日) 00:53:51}; ---さぁてお待ちかねの楽しい楽しい水遊びの時間だ、くっはっはっはっは! まぁ俺たちは水遊びを眺める側だがな!&br;(堰の側面方向に200mほど離れて馬を止める。水の流れが此方まで及ばぬよう、余分に間合いを取って、鞍の後ろへ声を掛ける)&br;シロフォン。仕上げの時間だが大丈夫か? お前さんならもう気づいとると思うが、あとはあの堰をぶっ壊せば終わりだ。&br;派手にぶっ壊してくれるならどこでもいいぞ! ちっとばっかし余力は残しておいて、風穴ブチ開けてくれ! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 00:54:49}; ---まぁ遊びって言うにはちょっと規模がでっかいにゃね!流石のシロの魔法もこの量の水には敵わないにゃん……&br;ここまで来たら大体分かったにゃん!酔ってもないし、景気良く行っとくにゃん!帰りもあるし、これを壊すなら大体規模は……そんで石だから(ぶつぶつ言いながら自分の視線の先の堰と手の平を重ね合わせる。どうやら距離と大きさを測っているらしい)&br;うん、決めたにゃ!……汝は槍、貫く者。汝は種、埋まる者。我が魔力を糧とし、炎を萌せ……中からぶっ壊してやるにゃん!インサイドクラッシャー!(小さな魔力の弾丸が幾つか虚空に出現し、石の堰に放たれた。弾丸は詠唱の通り石を貫き内部に潜り)&br;キメ、にゃん!(ぱん、と術者が小さく手を叩くと同時に炸裂した。小さな魔力が幾つも共鳴しあうように爆発を起こし、岩を小石に変えていく。そうなると当然、蓄えられていた水は――) -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 01:12:49}; ---(爆発の余波に備えてシロフォンをすぐ庇えるように大楯を構えるが、爆音のあとも礫の類は一切訪れることは無い)&br;(先の水門の件といい、今回の堰といい、爆破と一口にいっても指向性すら巧みに操るらしきシロフォンの手腕には内心で舌を巻いていた)&br;(小さな猫耳少女へと湧いて出る畏敬の念は、今は懐に仕舞っておくとして、目の前の戦果に諸手を打って喜びを表す!)&br;うわっはっはっはっはっはっはっは! お見事お見事! お前さん、叩く大口以上にデカいことをさらっとやってのけるな!&br;見ろシロフォン! ゴブリンの奴ら何とも涼しげに泳いでおるではないか! おお嬉しそうに手を振っておるわ!(※溺れています) くっはっはっはっは!&br;(文字通り、堰を切って流れ出した水は凄まじい勢いで眼下の小城を飲み込んでいった)&br;(北の水門を閉じようにも激流に阻まれ敵わず、水の出口である東の水門は、先の爆破で塞がれていた)&br;(水はどんどん溜まる一方で、高さ20mほどある防壁の3割方は水没している。並の高さの建物では、最早屋根すら水面に没していた)&br;(唯一の出口である南門から水は大量に流れ出ていたが、それが周囲の場外市を押し流す結果にも繋がっていた)&br;(まだ堰からは激流が続いている。完全に水が抜けきるまでは、果たしてどれほどの時を要するのか)&br;(少なくともこの場を二人が脱する間に、小城内の水没と混乱が収まることは無いだろう) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 01:32:32}; ---ふふん、もっと褒めるがいいにゃ!こんな所まで来たんだし、普段出来ないくらいに派手に……ととっ(一瞬気が遠くなったらしく、軽くふらっとした)&br;まぁちょっと魔力を使いすぎたけど、この戦果ならバッチリにゃ!シロは水の中であんなにはしゃぐ気持ちは分からないにゃ、お風呂とかならともかく海とかマジ広くて不安にゃ……(ゴブリンの方もきっと今は大分不安であろう)&br;んー、いい仕事したにゃ!今日はありがとにゃん、想像よりずーっとシロの目標に近付く仕事だったにゃん!でもシロも十分活躍したし、大分魔力も使ったから……馬に乗せてくれるなら、帰りもゆっくり行って欲しいにゃん(慣れない移動と規模の大きい魔術の立て続けの使用からか、大分疲労はたまっているらしい。自分の体とベルトランを先ほどの縄で繋いで、自分の腕でしがみつく事すら放棄するつもりである) -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 01:42:12}; ---はっはっは! お前さんの精緻な魔法ならば、『爆破の&ruby(アーティスト){芸術家};』と名乗りに冠を載せねばいかんな!&br;……ふむ。そういやお前さん水はあまり得意ではなかったな。無理を押してまで付き合って頂き忝いが、大変助かったのもまた事実!&br;(ふらついているシロフォンを小脇に抱えると、鞍の後ろから己の前へと移動させ、ついでにもクッションも敷きなおす)&br;その様子では縄で繋いでおっても危なっかしいわ。爆発魔法のお姫様のご要望にお応えし、帰路も失礼の無いエスコートを心がけるとしよう!&br;(水飛沫で湿った空気が頬を撫でる。水没する小城を横目に、隻眼の男は壊れ物でも扱うような丁重さを以て、再び馬を走らせる)&br;(その後、森を経由して行きの船へと合流し、帰還の途に就くまでに様々なトラブルに見舞われるのだが、それはまた別の話である) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 01:59:52}; #endregion ***判定とか独り言とか相談でもなんでも [#a1d45090] ベルトラン>WaG/0002 [[編集>編集:コメント/WaG/0002]] #pcomment(,3,,reply) //// 人物のモデルはフランス百年戦争初期の英雄、ベルトラン・デュ・ゲクランですどうぞよろしく! //// 彼の活躍を描いた歴史小説「双頭の鷲」(佐藤賢一・著)は新潮文庫より上下巻で好評発売中ですどうぞよろしく!! //// もちろん上記の小説から色々パクっていますどうぞよろしく!!! ////イネス女史の名簿テンプレ丸パクリしちまったわなガッハッハ! ////そんでグリードの名簿からもパクっちまったわなダッハッハ! ////突発戦場シリーズは定期的にやりてぇなフッハッハ! ////一時間ちょいで終わるくらいの軽めなヤツが理想だなハハハ…… ////回を経るごとに本番もあらすじも長くなっちまってもうどうしようもねぇなハッハッハ! ////お付き合い頂く方に合わせて臨機応変にやるしかねぇわダッハッハ! //// 死亡フラグを準備した翌日に致命傷を負う傭兵の鑑よな! //// くっそ眠いので帰ってきたら色々やります。 //// 後半戦が始まってからの怒涛の死亡フラグラッシュには中の人もニッコリ。 //// 時に追い立てられつつ慌ただしく日々を駆け抜けた果ての死で、いやぁゴールデンロアって本当に良いゲームですね! //// 明日から暇になるタイミングで死ぬとか、最高にクソゲー(半分誉め言葉)って感じだぜ!
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#menu(MenuBar/WaG) #navi(../) |>|>|BGCOLOR(BLACK):| |BGCOLOR(#ffffff):&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp034602.png,600x554);|~名前|BGCOLOR(#ffffff):ベルトラン・ドードレーム| |~|~性別|BGCOLOR(#ffffff):男| |~|~年齢|BGCOLOR(#ffffff):享年46歳&br;(黄金歴388年7月生まれ)| |~|~職業|BGCOLOR(#ffffff):傭兵| |~|~理由|BGCOLOR(#ffffff):借金返済| |~|~企画|BGCOLOR(#ffffff):[[WaG>企画/小鬼戦争]]| |~|>|~行動方針| |~|~RP傾向|BGCOLOR(#ffffff):闘争・賑やかし・文通OK| |~|~好み|BGCOLOR(#ffffff):酒・メシ・宴| |~|~苦手|BGCOLOR(#ffffff):細けぇ事| |~|~冒険|BGCOLOR(#ffffff):[[''◆エクストリーム''>https://shindanmaker.com/908544]]| |~|~BGM|BGCOLOR(#ffffff):[[Battle Theme>つべ:GmR3AALCPzo]]| |>|>|BGCOLOR(BLACK):| #hr ~ CENTER:''──黄金歴435年2月──''~ ~ ~ 矢の雨は止んでいた。~ ~ 雲間からうっすらと伸びる陽光は、まるで天への&ruby(きざはし){階};のように光り輝いていた。~ ~ 戦い終えた陽の下で、隻眼の男は鎧の下から胸に提げた指輪とロケットペンダントを取り出す。~ ~ ロケットの中に収めている[[亡き妻の肖像>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp034680.png]]を見て、不敵な笑顔を返す。~ ~ 「すまんなマルグリット。遅くなった」~ ~ それだけ言うと男は静かに隻眼の瞳を閉じた。~ ~ 戦場には似つかわしくない安らかな顔を浮かべて、男は動かなくなった。~ ~ ~ #hr **conversation [#h0d2f4ac] http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst070556.png [[編集>編集:Serment]]~ #pcomment(Serment,3,below,reply) *ベルトラン・ドードレーム [#fe924955] -豪放磊落で -筋肉ダルマの -ベテラン傭兵 **ベルトラン・ドードレームは如何なる人物であるか [#c3e23afd] ***ベルトラン・ドードレーム、その人となり [#sb991f1d] #region -短く刈り込んだ黒髪と髭もじゃ --瞳は青。右目は過去の戦傷で失っている。 --身の丈2mに達する巨漢。ガチムチ。体も顔も傷だらけ。 -以前から傭兵として各地を転戦していた --しかし直近の戦で大敗し、自前の傭兵団は半壊。彼自身も捕虜となる。 ---身代金を肩代わりしてもらい解放はされたが、莫大な借金が残ってしまう。 ---かくて男は借金返済のため、莫大な報奨金を目当てに単身ゴブリン戦争に赴いた。 -着こんだ鎧と得物たち --戦場で最も恐ろしいのは流れ矢、という訓に従いプレートメイルを愛用。 ---戦場でも平時でも、ロケットペンダントと鎖を通した指輪を常に首から提げている。 ---ロケットペンダントの中には[[ある貴婦人の肖像>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp034680.png]]が収められている。 --あらゆる武器術に精通しているが、普段はメイスや斧といった重量で叩き割る武器を愛用。馬上では槍を使う。 ---装備品は特別な謂れのない品々ばかりであるが、武具の手入れに余念は無い。 -傭兵としてのスタンス --各勢力を渡り歩き、昨日の友が今日の敵、ということも珍しくない戦いをしてきた。 --時には蛮族や異種族に雇われたこともあり、ゴブリンも『今回たまたま敵だった』くらいにしか思っていない。 ---数々の戦場を経て、魔族に近しい種とも交渉可能であることを知っており、ゴブリンにもそれが通ずると見ている。 -戦術眼と戦略眼 --戦闘においては力任せの闘法を好むが、対集団戦においてはその限りではない。 --戦力が拮抗した戦場では、真正面からの戦いを旨とする。 --戦力差が不利な場合、会戦を避け、徹底的に敵方の戦力を削ぐ『嫌がらせ』を常道としている。 ---寡兵の際に真価を発揮すると評されているが、その遣り口はかなりえげつなく、難色を示す雇い主が多い。 -『特別遊撃部隊』での立ち位置 --いち傭兵として参加しており、何ら特別な権限や指揮権も持ち合わせていない。 ---兵站破壊等の作戦行動指揮においては、あくまで『ディードリンデの命令書』を基に行っており、役職や権限を持つことは徹底的に避けている。 --遊撃部隊の隊員を駆り出す際も、命令ではなく協力のていで募っており、遊びに誘うかの如く気軽さで共闘を申し出ている。 --形式的な権限や役職を持たず勝手気ままに作戦行動を行う立ち回りに、一部からは責任逃れと謗られるが、何かあれば全て自らの責とする腹積もりでいる。 #endregion ***来歴 [#a8a64474] 貧乏貴族の三男坊として生まれた彼には、食い扶持など残されていなかった。~ 慎ましやかな領地は長兄が継ぎ、限られたコネで得られた仕官先は次兄で埋まり、残る席などありはしなかった。~ 己の手腕と才覚で道を切り開かなければならないのは、貴族の末子として珍しいことではない。~ 武家貴族の習いとばかりに、武芸だけは厳しく仕込まれた。~ 他に与えるものは無いとばかりに、食事だけはたらふく食わされた。~ 従騎士身分で戦場に駆り出されたのは13歳の時だった。~ 図体だけは大人の騎士並で、難しいことは何も考えず力任せに槍を振るった。~ 偶さかなことに、ただそれだけで武勲は転がり込んでくる。~ 勝った負けたに夢中になっている内、あっという間に日々は過ぎていった。~ ~ 18歳になった時、見合いの話が舞い込んできた。~ 結婚すれば相手の家の領地を継げる、こんなにいい話は無い、と彼の親父は狂喜乱舞した。~ ただし領主になるのは産まれた子供。それまで妻が代官だ、と。~ 夫は官職もなく、騎士身分として仕えに行くような話であったが、名と血は残る。~ 貧乏貴族のドードレームには破格の話だった。~ なにはともあれ食い扶持が安定するのは良い話だ。~ それに領主なんて七面倒な仕事ではなく、剣を振るっていればいいだけなら楽な話だ。~ 彼は何も思い煩うことはなく、見合いを受け、結婚し、妻に騎士としての誓いを立てた。~ ~ 三年経ち、妻が死んだ。~ 産褥死であった。~ 産まれてくるはずだった子と共に、妻は逝った。~ ~ 以来、彼は苛烈な戦場に身を投じ、傭兵として戦い続けることになった。~ 数々の武勲や戦功を挙げ、王侯貴族からの仕官の誘いが来ることもあったが、彼は傭兵として戦い続ける。~ 誰かに仕えるなんてまっぴら御免だ、気楽な戦暮らしが性に合ってるんだ、と彼は嘯く。~ ~ ベルトラン・ドードレームが再び騎士として剣を捧げる日は未だ、無い。~ ~ *戦いの記録 [#cff24de8] 前哨戦を通じてゴブリンたちが人類種と遜色ない戦術を用いている事を見て取ったベルトラン。~ 圧倒的な物量で侵攻してくる敵方に対する策として、敵方の兵站破壊と補給線の分断、及び焦土作戦による侵攻速度の遅滞が有効と判断した。~ 策の性質上、グロム王国の領土に損害を与えてしまう為、[[ディートリンデ王女殿下>WaG/0000]]に作戦の可否を伺うベルトラン。~ 傭兵の合理性を見て取った王女殿下は即断即決で、作戦の実行を許可し、必要あらば兵の供出もすると言う。~ かくて王女殿下の命令書を手に、ベルトランは敵方に占拠された集落の焼き討ちに奔走する。~ 兵站破壊の旬は冬。季節が変わる前に急げ! ベルトラン! 急げ!~ **黄金歴433年12月 グリードと共にゴブリンの食糧庫を焼き討ち(爆破) [#ff674417] 敵陣地の斥候により、占拠された各集落は思いのほか警備が手薄だったことを突き止めたベルトラン。~ 少数による強襲で、集落の焼き討ちが可能とみるや、王女殿下から手勢を借り受け準備を進めていく。~ 隊の誰かも連れていくかと思案したところ、自己紹介の場で爆発物の扱いを得手とする男の存在に思い当たる。~ 幸か不幸か。筋肉ダルマに目を付けられた[[グリード>WaG/0008]]は、突然強襲に参加させられることとなった。~ 下手を打てば敵に包囲殲滅か、焼き討ちに巻き込まれて爆発四散の運命! どうなる! グリードとベルトラン!~ #region --''ゴブリンたちに占拠された集落'' -- &new{2019-06-16 (日) 22:18:31}; ---''真冬の冷たい風が吹き荒ぶ中。群雲に浮かぶ月が、僅かな光で集落を照らしている。&br;ゴブリンの侵攻線上にあった集落はかつての面影も潰え、今やゴブリンたちの食糧庫と変じていた。'' -- &new{2019-06-16 (日) 22:18:47}; ---(月明かりの中、数騎を従えて夜闇を駆ける。村が目視できる距離で静止すると、馬で相乗りした背後のグリードへ話しかける)&br;いいかグリード。まず俺たち二人はこのまま馬で突撃して囮になる。お前さんは集落に入ったら、辺りかまわず発破でしかけろ。&br;その間にあいつらが適当な場所に油撒いてるからな(従えた騎兵たちを指で示し)&br;準備が終わったらお前さんの発破でさらにドカンだ! いいな? -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 22:19:11}; ---(多少青い顔、馬の速度と振動に振り落とされないようにここまでしがみついてくるのが精いっぱいと言う様子)&br; こっそり忍び込むのかと思ってたっすけど、このまま突っ込んで俺っちはそこから別行動で設置して回りゃいいんすかね&br; 集落から抜け出たりするのは何かの合図のタイミングですかい、脱出の合図と爆破の合図の二段構えみてえなっす&br;(作戦を確認、間違って自分も吹き飛んだりするのは嫌だが、同様に人を吹き飛ばしてしまう事も躊躇われたためだ) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 22:27:08}; ---案は二つだ。お前さんの発破が即時に爆破できるんなら俺と一緒に派手に囮になる。&br;油が仕掛け終わったら、アイツらが合図を送るんで、俺たちはそこを爆破しながら退散する。&br;お前さんの発破が機動に時間が掛かるんなら、アイツらの内、一人をお前さんに付ける。&br;油と一緒に発破を仕掛け終わったら、爆破していって離脱しろ。殿は俺が務める。&br;どっちを選ぶかはお前さんが決めろ。作戦の要はお前だ。 -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 22:38:33}; ---それなら前者で…普通の導火線の奴で目を引いといてって方がハデで目に付きやすそうっす&br; 油の方は任せて全部焼き尽くしてやるっすよ!(それに兵士の人よりはおっさんと言った方が生存率が高い…と踏んだっす!戦闘力的に!)&br; あと縄で結んどいていいっすかね、しがみつけてないと中で振り落とされる羽目になったらやばいっすから手をフリーにできる用にしたいっすよ!&br; いざとなったら刃物でちょいと切れるようにしとくっす -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 22:51:19}; ---あいわかった! 縄の件もな! 万が一、縄が切れても拾ってやるから安心しろ!&br;(縄を結びつける間に、周囲の兵は散っていった。結び終えたのを確かめると、手にした矛の切っ先を集落へと向ける)&br;よーし! 派手にやれグリード! 派手にな! 出し惜しみはするなよ! ……はっ!&br;(短い叫びと共に馬を走らせる。一呼吸の間に集落の入り口へ達すると、居眠りをしていた歩哨の小鬼を矛で薙ぎ払う)&br;(薙ぎ払った歩哨をまき散らしながら、さらに馬は疾駆し、倉庫やねぐらと思しき建物がいくつも見えた)&br;この辺りなら、アイツらに被害が及ぶこともあるまい! グリード! 目覚めの一発をくれてやれぇい!!! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 23:01:53}; ---まさにこいつは命綱っすよ!春になって雪が溶けたら馬に乗る訓練もした方がいいっすかね…(縄の結び目を確かめつつそんな事を呟いて)&br; イヨッシャー!もうなる様になれっすよ!(どこからともなく取り出されるダイナマイトと火種の松明、暴れ回っても火が消えないようにと願った結果であった)&br; うひょーハンパねえ!(一撃で解体されるゴブリン、スプラッタな様子に普段なら気分を悪くしたかもしれないが今はそれどころではない)&br; (戦術等に精通しておらずどこに兵の人がいるかはわからないが、ベルトランはその辺り理解しているのだろうと矛が示す先に向かい、着火したダイナマイトを振りかぶり)&br; 1…2…3…今っ!(手元である程度保ってから建物の方へと放り投げればカツンと壁に当たった直後に)&br; &size(20){''Kaboom!''};&br; (木造の建築物なら吹き飛ぶだろう爆風と耳をつんざく轟音が荒れ狂う) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 23:13:49}; ---(だっはっはっは! いいぞいいぞいいぞ! その調子だ! という雄叫びも爆音に流されて消える)&br;(木片と共に幾つかの小鬼が宙を舞う。爆破された建物以外からは、何事かとゴブリンの群れが次から次へと湧き出してきた)&br;''やぁやぁやぁ! 遠からんものは音に聞け! 近くば寄って目にも見よ! 我が名はベルトラン・ドードレーム!&br;ディートリンデ・グロム王女殿下の命により、今宵貴様らを鏖殺にきた! 地獄の渡し賃代わりに覚えておけィ!!!''&br;(名乗り向上の間も殺到してくるゴブリンたちを、馬上から矛で突き、薙ぎ、叩き潰し、周囲に血の雨を降らせていく)&br;だっはっはっはっは! おうグリード! お前もゴブリン相手に名を売っておけ! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 23:22:43}; ---爆音にビビって逃げねーで寄ってくるだけここの奴らは気合が違うっすね!&br; (ゴブリンが飛び出した建物は既に空と見て、次々投げつけるダイナマイトは密集地点を目掛け纏めて吹き飛ばしていく)&br; (爆弾であるだけに近づいたゴブリンに使う事は出来ないがベルトランの矛が届く範囲は死屍累々、恐ろしくも頼もしい防壁に気兼ねなく投擲できるのだ)&br; カッコイイ名乗りっすねー…えっ、俺もっすか!?そんなこと言われても考えた事もねえっすよー!&br; (マジヤベエこれ作戦以上のハンパねえムチャぶりだよ!とマイトを投げつつ考え)えーと、えーと&br; ''スラムの盗っ人グリードですどうぞよろしく!'' -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 23:30:30}; ---加えて逃げりゃお前さんの発破の餌食になるとも知っている。雑兵ばかりだが頭は回るようだ、''な!''&br;(矛を大きくひと薙ぎしてから鐙を踏み込み、馬を軽く走らせる。死体で馬の脚を取られぬよう巧妙に間合いを計っていく)&br;がっはっはっは! 初めての名乗りとしては及第点だな! ''貴様らの命までも盗んでいく大盗賊グリードだ!'' 地獄まで覚えておけゴブリンども!&br;……さて、そろそろ頃合いの筈だが。おうグリード! 発破はまだ大丈夫か? まだまだイケるか? -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-16 (日) 23:42:42}; ---なるほど…やべえ俺っちよりこいつらの方が頭いい!?(ちょっとショックを受けつつ、八つ当たり気味にマイトを投擲)&br; (吹き飛ばした肉片がどんな方向に飛び散るかのコントロールまでは出来ず、馬の足元に飛んで来たりもするが巧みにかわす人馬一体の技巧には気付いていない)&br; ヒエーッ!なんか情報のアップデートが早えっす、ちんけな盗みしかしてなかったのにやばさが盛り上がって来たっすよ!?&br; おっと兵士サンたちも引き上げの頃合いっすか?残弾数は気にしなくても大丈夫っすよ!(指の間に4本まとめてマイトを持って見せ)時間さえあればここを平地にだってして見せるっすよ!(更地と言いたかった) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-16 (日) 23:53:31}; ---がっはっはっは! かませかませ! 戦なんてもんは見栄と法螺の吹きあいが華よ! 実像はいずれ追いついてくるもんだ!&br;(投擲されたマイトの爆音が響く中、鋭く甲高い軍用の笛の音が三度耳に入る。仕掛けを終えた兵士の合図である)&br;三回か! 実に手際が良い! 王女殿下もいい手駒を見繕ってくれたものよ! さぁて仕上げの時間だ!&br;(周囲のゴブリンを矛と馬の突撃で蹴散らしながら、あっという間に音の発生源へと辿り着く)&br;(そこには集落の中でも一際大きな建物が鎮座していた。既に兵たちは撤収し、遠くで馬の蹄が微かに聞こえる)&br;さぁグリード! とどめの一発をくれてやれ! でかい花火をあげろ! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-17 (月) 00:02:23}; ---戦場ってのはハッタリも大事なんすね!俺っちはそこまで戦場で名を馳せるのが目的じゃねえんすけどね!? (一度に掴んだ以上、ばらばらに投げるのには手間取るため四つのマイトをまとめて放り投げ)んっ?なんすか今の音&br; あっ、これが合図なんすね!?(きょろきょろと見渡すが既に兵の姿は見えず、こちらも撤収したものと判断できた)&br; ここが目的地だったっすか、えっデカいのっす?(それじゃあただのマイトでは足りないだろうか?マイトよりももっと巨大で威力の強い爆弾を強く欲した…)&br; (どこからともなく現れたのは巨大なタル爆弾だ、突然の重量の増加に馬も困惑したかもしれないが)ぐえぇ…(こちらも巨大な爆弾に押し潰されそうになっていた)&br; 火、火を…(どうにかこうにか松明で導火線に火をつければ支えきれず、投げつける事も出来なかったので建物の方へ向けて樽を転がす)&br; おっさん!退避、退避っす!あれ炸裂したらまじやべえっす!(ゴブリンを潰しつつ転がっていくタル爆弾、その場にとどまって居たら巻き込まれる威力はありそうで) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-17 (月) 00:14:28}; ---(突如出現したタル爆弾に暴れ始める馬を力で無理やり抑え込む)&br;おお? なんだお前さん魔法使いだったか? 通りでさっきから無尽蔵に発破を出しまくるワケだハッハッハッハ!&br;では撤収だな! さらばだゴブリンの諸君! 幸運にも生き延びれば同胞に伝えよ!&br;''王女殿下が遣わした地獄の戦鬼ベルトラン・ドードレームと、命を簒奪する大盗賊グリードの勇名をな!''&br;(タル爆弾を尻目に馬を全力疾走で走らせる。背後から響く凄まじい轟音と遅れてやってくる熱気)&br;(撒いた油とタル爆弾の相乗効果は予想以上に凄まじく、各所で上がり始めていた火の勢いすら掻き消すほどの大爆発が起きている)&br;がっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!! いいぞグリード! ド派手にやったな!&br;平地だ平地! 平地が出来たぞ!! 虚に実が付いてきたではないか、ダッハッハッハッハッハ! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-17 (月) 00:25:28}; ---(タル爆弾を転がし、フリーになった手でしがみつきつつ)魔法とはちょっと違うっすけどね!便利ではあるっちゃあるとは思うっすけど!&br; あーそっか、目標が食料周りだから一部打ち漏らしがあってもそれ自体は別に構わねえんすねえ…マジヤベエ二つ名がつきそうっす!そんな大それたこと…&br; してたっすねー…(などと振り向けば丁度炸裂したのだろう、熱風が前髪をチリチリ焦がし)あっち!あっち!こりゃ全滅したんじゃねえっすかね!?&br; 平地どころか爆心地に大穴でも空いてるんじゃねえかって気がするっすよ!予想以上にデカい爆発になったっすけど兵士の人らは大丈夫っすかね…&br; この後合流するんで?(ならばそこで安否確認も出来るだろうと) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-17 (月) 00:34:02}; ---理外の業は魔法だ魔法! 魔法って事にしとけ! 箔が付くぞ! ''命を簒奪する大盗賊魔術師グリード''とな!&br;(それだけの風評を得てもおかしくない働きであろう、と熱波を横っ面に浴びながら馬をひたすら走らせる)&br;合流はせんぞ。ここら一帯は敵の陣地。すぐさま他の拠点や集落の奴らが湧いてくる。地面の穴倉に潜んで命を拾ったゴブリンもおるだろうし、そいつ等は必死に報せに走るだろうよ。&br;というわけでここからは速度が肝要! 逃げの一手よ! なあに兵士の奴らなら、お荷物抱えた俺らに比べりゃ大分足も速い! 心配するなら我が身ぞグリード!&br;こっからのほうが危険だからなダッハッハッハ! (呵々大笑しながら馬の速度をより早める)&br;(この後、騒ぎを聞きつけたゴブリンの斥侯たちとの逃走劇が始まるのだが、それはまた別の話である) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-17 (月) 00:49:06}; ---ちょっとそれは名前負けし過ぎじゃねえっすか!?一等戦果を挙げられるようならまだしもまだまだ遠いっすよー!&br; (経歴が経歴なだけに自己評価は高くない、明確に自覚できる何かを残せたならば違うのかもしれないがそれはまだ先の事だろう)&br; 近場に他の拠点とかもあるんすか!俺一人だったら下手こいてあっさりやられそうっすね…そう言うのは経験や知識が大事なんすねえ…&br; (勝手な偏見で脳みそまで筋肉のゴリゴリマッチョ戦士と思い込んでいたために、溢れる知性の光を前に感心する事ばかりで)&br; これからの方が危険なんすか!?ヒ、ヒエー…追っ手を退ける用意しないとやべーっすね!?&br; (逃走劇のさなか、松明とマイトを使用したせいでさらに目を引いてしまい叱られたりしつつ、マキビシなどをばら撒く方向性に変えたりしたのだとか) -- [[グリード>WaG/0008]] &new{2019-06-17 (月) 00:56:08}; #endregion **黄金歴434年2月 ヤークートと共にゴブリンの燃料火薬庫を爆破 [#ebf440d4] 今までの隊の戦いにより、ゴブリン側が銃火器・戦車・飛空艇を大量投入していることは既に知れ渡っていた。~ 運用するには大量の火薬や燃料を要し、前線に投入するならば、必ずや付近に燃料補給庫があると推測するベルトラン。~ 先のグリードの活躍により、食糧庫がド派手に吹っ飛んだことで、敵陣地の兵站警備は非常に厳重になっていた。~ その中でも取り分け警戒が厳しい地点に燃料補給庫が存在すると見て取ったベルトランは、度重なる強行偵察によりその所在を突き止める。~ 簡易的な要塞の如く守備を固めている集落。前回の様に少数で突入して火を放つのは余りに無謀。多数で侵攻するには被害甚大。~ そこで敵に気づかれぬよう隠密行動し、可能な限り遠距離から燃料庫に火を放つことで、集落一帯を爆破せんと画策するベルトラン。~ 火付けに取れる手段は弓か魔法か銃火器か。さらに隠密行動も可能な人材となると、思い当たる人物は一人しかいなかった。~ 歴戦の傭兵・[[ヤークート>WaG/0018]]。専用の狙撃銃を用いれば3㎞先の目標も撃ち抜ける技量、そして兵站破壊の意をすぐさま読み取る戦略眼。~ 時には味方、時には敵。戦場の旧知は、あくまで現在の利害によって動く。~ かくて古豪の眼帯カップルは季節外れの打ち上げ花火デートに向かう! どうなる! ガチムチコンビ!~ #region --''ゴブリンたちに占拠された集落'' -- &new{2019-06-18 (火) 01:31:56}; --- ''集落は遠目にも分かるほど厳重な警戒が敷かれていた。&br;夜闇を篝火が照らす光の周囲では、武装したゴブリンの集団が不眠の番を続けている。&br;集落の外でも、幾重にも堀や塹壕が設置され、さながら要塞のような陣構えを呈していた。'' -- &new{2019-06-18 (火) 01:32:17}; ---(分厚い雲に覆われた夜空。月の光すら届かない街道から外れた道を行き、ゴブリンの関所らしき地点も音を忍ばせてやり過ごす)&br;(集落から3㎞ほど離れた小高い丘。目標地点に辿り着くころには、空は白み始めていた)&br;(遠く集落の篝火が瞬く地点から少し離れた箇所に、集落の中でいっとう高い木造の建物が薄ぼんやりと見える)&br;いやぁ。まいったまいった。奴らの警戒網が予想以上にきつい。おかげで時間喰っちまったな。&br;おぅ、ヤークート。準備は出来てるか? つーかこっから目標見えるか? -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-18 (火) 01:33:06}; ---(空が白む中世界が色付く前の白と黒の空間の中青い眼光だけがベルトランに返される)&br;(男の着ている戦闘服と頭部を包む布はこうした環境下では黒に映り視界に入りにくい為だ)&br;なぁにお日様が頭を出していないだけ上等だ、これならまだ余裕はある&br;俺としちゃお前さんの隠密が中々堂に入ってた事の方が驚きさ&br;(男は膝立ちになると右手の人差し指を立ててゴブリンの拠点へと視線を向けて)&br;ああ捉えた、毎度上等な眼で産んでくれたお袋には感謝してるよ&br;で…最後の確認だ、俺が撃つ、そんで逃げる、だな?(言いつつ男は狙撃銃の用意に入っている) -- [[ヤークート>WaG/0018]] &new{2019-06-18 (火) 01:49:35}; ---お前さんほどじゃないさ。大将首取りに敵陣に忍び込んだのは二度、三度じゃねぇもんでな。&br;(普段身に着けるプレートメイルではなく、なるべく音を立てない革鎧を着こんできた巨漢は、隻眼で遠くの建物を見遣る)&br;そいつは重畳。ご丁寧にも標的は馬鹿デカイ。火薬も燃料もぎっしりって話だからな。運悪くとも、2~3発撃てば花火が上がるだろ!&br;ここまでは見つからんかったが、逃げる時は一苦労だぜ? 地獄のマラソンの始まりだわな、だっはっはっはっは!&br;(白み始めた空の中、煌めく光が一条あった。隻眼は目ざとく見逃さず、飛来してきた矢を小ぶりのメイスで弾き落とす)&br;すまんな! 気づかれちまったわ! ……ヤークート。俺が引き付けるから、お前さんは手早く済ませてくれ。&br;(集落の外に設置されていた櫓から、矢を射かけるゴブリンが、その下からは数体のゴブリンが得物を手に向かってきていた) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-18 (火) 02:04:15}; ---やれやれマラソン大会なんてのはバカンスの時以外にゃ参加したくはないんだがなぁ&br;だが花火を見るためにここまで来たんだ、多少の苦労は楽しみの一つに…&br;っと(男も気付くのは同時、しかしベルトランの腕前を信頼しているのだろう…狙撃銃をゴブリンに向ける事は無く建物へと向けたまま)&br;二発も要らんさ、矢さえ確実に除けておいてくれ&br;(男は狙撃の体勢に入る、一つ息を吐く間にいつの間にか眼帯は外され金色の瞳が目標に対して向けられていた)&br;(それは確かに壁越しの目標を見抜けば…轟音が一発)&br;(そのまま立ち上がると眼帯を直しながら片手で狙撃銃を抱えてゴブリンの胴体に弾丸が放たれた)&br;''ドンッ''&br;(それは同時、くの字に折れ曲がったゴブリンの背中から猛烈な火と遠方にとても大きな花火が上がったのだ) -- [[ヤークート>WaG/0018]] &new{2019-06-18 (火) 02:22:25}; ---承知承知! なぁに一呼吸凌いで、あとは楽しい走破訓練の始まりよ! っと!&br;(また飛来してきた矢を軽く弾き落とす。殺到してくる数匹のゴブリンたちを睨みつけて、メイスを軽く振り回す)&br;''王女殿下が遣わした地獄の戦鬼ベルトラン・ドードレーム参上!'' 一足早く黄泉路に旅立つのを望むなら掛かってこ……っ!&br;(名乗りを上げ、見栄を切ったところで、盛大な爆音に言葉を切る。矢を番えたゴブリンの血飛沫の奥には、白けた空に紅き爆炎が躍っている)&br;だーっはっはっはっはっはっはっは! 見たかゴブリンども! ''&ruby(ウィッチ・ハント){『魔女狩り』};のヤークートの魔弾が貴様らの陣を煉獄の炎で焼き尽くすさまを!''&br;貴様らが侵攻を続ける限り、季節外れの趣豊かな花火は止まらんぞー! がーっはっはっはっはっはっは!&br;(後半は集落で上がり続ける爆発を見ながら実に愉快そうに大笑して、爆発に足を止めて動揺している数匹のゴブリンに言葉を浴びせる)&br;さてヤークート! トンズラといくか! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-18 (火) 02:38:34}; ---あいっかわらずの名乗りだなぁオイ!お前さんのお蔭で身に覚えの無い理由で契約金上がった事あんだぞ!&br;ありがとよ!(動揺するゴブリン達の内3体の頭部にほぼ同時に強烈な弾頭が撃ち込まれれば二匹は半回転し一匹はそのまま頭が砕けた後火を噴き出す)&br;(その光景がこの弾頭が禁じられている理由を物語っている、威力があり更に助かっても噴き出した火は後遺症を確実に残す)&br;(全弾を撃ち尽くせば男は連鎖していく反応に楽しげに口笛を吹いて狙撃銃を背負い)おう!コケんなよ!&br;(マントの下から短弓と矢を取り出せばそのまま駆ける、音を出さない為の装備がこれからの帰路の内容を示していた)&br;(ここからはひたすらに注意を惹かず、しかし時に惹き、撹乱しての逃走劇だ) -- [[ヤークート>WaG/0018]] &new{2019-06-18 (火) 02:53:34}; ---あーあ、折角お前さんの分も名乗っておいたのに殺しちまったよ。ま、コイツ等に増援呼ばれても面倒だしな、ハッハッハ!&br;(近くで見る燃焼弾頭の威力と傷跡に目を見張りつつも、上がり続ける花火を少し名残惜しそうに背にして)&br;おう、ヤークート。隊の他の奴らにも銃使いは居るからな。その弾頭、量産できねぇのか?&br;(などと世間話をはじめながら、駆けだした男に並走していく)&br;(それから要塞に辿り着くまで、ヤークートの能力と経験に頼るところ多く、命がけの鬼ごっこが終わる頃には夜を経て再び空が白み始めていたという) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-18 (火) 03:03:55}; #endregion **黄金歴434年6月 シロフォンと共にゴブリンの物資集積地を水没させる [#zf05fd95] 季節外れの打ち上げ花火は盛況の内に終了し、眼帯カップルの目論見通り、燃料補給庫の集落は物資もろとも灰塵に帰した。~ 敵陣後方の補給線も備えが厚くなり、前線への侵攻速度遅滞に一定の効果を見るも、次の攻め手を考えあぐねるベルトラン。~ ヤークートの提案により、前線近くの敵陣後方で最も規模の大きい物資集積地に狙いを定めるも、標的は堅牢強固。~ 周囲を水掘りで巡らす小城は天然の要害。正攻法では、攻め落とすにも莫大な時と人員を要し、こちらの損害も馬鹿にならない。~ 妙策を考案している内に、長く厳しい冬も終わり、厳寒なる北の地でも待望の春が訪いを告げていた。~ 茫洋と春の光景を眺める隻眼の視線に飛び込んできたのは、陽光を浴びて流れる川。~ 全域で結氷期の終わりが来ていることを悟ったベルトランの脳裏に、小城を落す妙手が浮かぶ。~ 今回も爆破手段が肝と見るや、人員の選出に頭を悩ませていると、[[腕っ利きども>WaG/集計表]]から一人の少女を見出す。~ 爆破魔法を操る猫耳魔術師[[シロフォン>WaG/0022]]。己の爆破魔術に絶対の自信を伺わせるその態度が、ベルトランの琴線に触れてしまう!~ うら若き女性に四十路越えの男が早速とばかりに川下り・乗馬・水遊びの約束を取り付ける光景は、世が世なら条例違反は必至!~ 難攻不落の物資集積地を攻め落とす算段は如何に! 若い娘をエスコート出来るか内心で少し緊張しているベルトラン!~ どうなる! キャッツ&ベア! どうなる! 青少年健全育成条例!~ #region --''日差しの照りつける川'' -- &new{2019-06-22 (土) 22:09:39}; ---(幌付きの船は上流目指して、ゆるやかに川を上っている。水の流れは穏やかで、中天から降り注ぐ陽光が、きらきらと水面に照り返していた)&br;(時が時なら優雅な舟遊びともなろうが、船上では幾つも大楯が固定して並べられており、幌も全て木製の盾によって覆われている)&br;(あげく、船の半分を占める幌の中では、ベルトランの愛馬が呑気に干し草を食んでいる。これでは風情もへったくれもない)&br;天候にも恵まれ好日好日! シロフォン。ちっとばっかし揺れが激しくなるところもあるからな。落ちんように気を付けてな! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 22:10:18}; ---こんな川のど真ん中に落っこちたりしたらたまんねーにゃ!絶対落ちない様にするにゃん……(まだあまり流れは急ではなく、揺れも少ないが若干不安そうな様子は隠せない)&br;木の盾は日除けには丁度いいけど、火矢で狙われたりしたら一大事にゃん。一応魔法を準備しとくから、どっかから狙われそうになったら教えるにゃん! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 22:13:36}; ---まだ気を張らんでも大丈夫だぞ。ゴブリンの奴ら、水運の利にはとんと疎いときたもんだ。事前に調べといたが、水戦の備えはおろか、ろくに船も使いやしねぇ。&br;(北国であるグロムは開戦以来、長い結氷期であった。川の全域で船が使えるようになったのも、ようやく4月を終えた頃)&br;(戦場の川面が驚くほど静かなのは、川幅が狭いことも一役買っていた。水上戦を行うにも、大型の船で兵員を動員しようにも、地形が適さねば利は無い)&br;夕方ごろには目的地に着くからな。それまでは、のんびり構えとればいいさ。そっからが大変だからな、がっはっは! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 22:28:45}; ---戦車とか乗ってくるくせにその辺は疎いにゃん?良い事聞いたにゃ、安心して寝てられるにゃん……(クッションにぼふんと顔をうずめながら)&br;まぁ本気で寝ちゃうと目が覚めるまで大変だから休憩程度に……この後は馬だったかにゃ?シロは暗くても割と見えるから、馬の時はゆっくり行って大丈夫にゃん!あんま急ぐと絶対馬酔いするにゃん! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 22:33:50}; ---アイツらなぁ。どうも持ってるオモチャと戦術面と戦略面が、チグハグでなぁ(などどボヤキながら、シロフォンに倣って舟板にゴロリと寝転がる)&br;そっちのほうも安心しとけ。最初はゆっくりだからな。日暮れまでは観光気分で構わんぞー、はっはっは。&br;&br;(呑気な船旅は日暮れ時に終わりを告げる。船には御者と兵士2人を残し、この後の手筈を再度説明している)&br;(船着き場よりも大分手前で下船すると、隻眼の男は大楯を左に携えて愛馬に跨り、鞍の後ろをポンポンと叩く)&br;こっからは暫く森の中を馬で流して目的地に向かう。さぁさ、姫様、乗った乗った!&br;(鷹揚に笑いながらシロフォンに空いた片手を差し出す) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 22:46:15}; ---なんかあんなもん作れそうな感じもしないしにゃあ……やっぱ誰かいるんかにゃ、黒幕とか(それ考えても仕方ないけどにゃ、とか言いながらごろごろ)&br;最初って言ったにゃ……その内スピードアップするヤツにゃん……(頼りにしてるぞ、と言わんばかりにクッションをぽふぽふしながら)&br;さらっと流すとか言うけど、ほんとシロは無事に目的地に着くのかにゃ……ええい、ここまで来たらやってやるにゃん!だからしっかりエスコートするにゃん!(片手を取り、獣人らしくふわりとジャンプして馬に飛び乗る。もちろんクッションも敷いた)&br;さぁ、出発にゃ!何でも吹っ飛ばしてやるにゃー! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 22:53:38}; ---ふっはっは! すいぶんとまた勇ましいお姫様がいたもんだ! では軽く準備運動と参ろうか!&br;(川沿いから森へと。ゆっくり馬は歩を進める。威勢の良い出発の言葉とは裏腹に、馬の足並みは非常にゆったりとしていた)&br;(散策するように森を行く馬の背では、驚くほど馬の揺れも少なく、小一時間ばかりのエスコートは馬に慣れぬものでも快適であっただろう) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 23:15:26}; ---''森を抜けた先には、ゴブリンたちの物資集積地と目されている小城がそびえている。&br;周囲をぐるりと水堀と小高い防壁に囲まれ、陸の侵入口は南の石橋のみ。東と北には城内へと通じる水の流れがあった。&br;東の水門は、先ほどまで船で渡っていた川へと通じている。&br;ゴブリンに占拠される前は、夏の盛りなど物資を運ぶ小舟が盛んに行き来していたが、今や水門は固く閉じられ、周囲に船影は無い。&br;北の水門は川の上流──水源へと連なる水の流れが緩やかな音を立てている。&br;此方の水門は開け放たれており、川上流の水源が、城の外堀や内部から東の水門へと横断する水路へと、水の流れを形成していた。&br;&br;天然の要害を組み合わせた小城は、攻めるに難く、守りに易く、万の軍勢を率いても攻略容易ならざるを威容を備えていた。'' -- &new{2019-06-22 (土) 23:15:40}; ---(日も落ちかけ、真っ赤な夕日に染まる小城を、隻眼の瞳は馬上から眩しそうに見遣る)&br;よし。シロフォン。此度の目的地はあの城だ。今からあそこを落とすぞ。 -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 23:15:59}; ---おしとやかなお姫様だって爆裂魔法覚えたらこうなるにゃ!でもほんとに軽く!軽くでお願いしますにゃ!&br;(などと騒ぎ、初めの方こそおっかなびっくりだったが案外楽だったので段々と調子を取り戻してきていた。最後のほうは軽くうとうとするくらいに。)&br;ふわ、思いの他休めたにゃ……(大きく伸びをし、その間に目を覚ます。魔力・気力共に十分、と言った風情ではあったが)&br;ほー、あそこを……え、二人で?まさかお城を爆破する事になるとは思わなかったにゃん……それともどこか、爆破したらいい感じに城が落ちる感じの所があったりするにゃん? -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 23:25:00}; ---(2人が森を抜けた先は、東の水門のほど近く。守りは南に集中しており、周囲に点在する城外市すら、東と北にはゴブリンの姿もまばらであった)&br;くっはは。お前さん賢いな! ご明察の通り、爆破するのは城そのものではないな。こっから……おー、500メートルくらいか?&br;閉じてる水門があるだろ? まずはアレを爆破する。んで、だ。その後、もう一か所爆破してもらいてぇ所があるんだな。&br;(馬上から東の水門を指さして、今から起こる出来事を想起し、ニヤニヤと笑っている) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 23:33:07}; ---あのお城そのものは流石にやべーにゃん、下手したら魔力全部持ってかれて髪の毛真っ白になって死ぬにゃん……死んだ事無いから分からないけどにゃ(目測で城の大きさを測ってみたりしながらぼやく)&br;あぁ……なるほどにゃん、二箇所となるとここは腕の見せ所にゃね。二発目は威力が足りなかった、じゃ目も当てられないにゃん&br;念の為聞いておくけど、二箇所目はどこにゃん?橋とかにゃ? -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-22 (土) 23:44:44}; ---ほう! ならばあの城以下の規模ならお前さんの魔法で吹っ飛ばせると! これは良いことを聞いた! 今後、砦を落とす際は小難しい手順がはぶけるな!&br;(冗談めかした物言いのあと、シロフォンの問いには含み笑いで応じる)&br;そいつは後のお楽しみだな! なに、あの水門だって木造作りの簡素なもんだ。2階建ての木造家をふっとばす威力がありゃ十分だ。&br;勢いあまってぶっ壊し過ぎるなよ? 破片が積み重なるくらいがベストだ。軽く『蓋』をしてもらわにゃならんからな!&br;2箇所目も同じくらいの威力で事足りるはずだが……イケるか? -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-22 (土) 23:53:13}; ---大きさだけはきちんと測ってから話を持ってきて欲しいにゃん、きっちり計算してイケそうな時だけ受けてやるにゃん!(どうやら砦くらいならふっとばすつもりではあるらしい)&br;蓋するにゃん?下のほうにって事かにゃ……まぁ心得たにゃ、水辺だから燃えはしないと思うけど……念の為衝撃波で行っとくかにゃ?&br;そうにゃね、実は内部で分厚い鉄の補強してましたーとかじゃなきゃ問題ないにゃ!&br;射程も……ギリいけるにゃ。……其は竜の息吹、我が意に従い咆哮を成せ。震わすは空、破るは色。望む全てを平らげよ……(どうやらどんな魔術でどう破壊するかを決めたらしい。えらく格好をつけたポーズで詠唱らしき事を始めた)&br;弾け飛べにゃ!ストーミーバースト!(水門が歪む光景が見える。そのすぐ後に空気を切り裂く大きな音が、大分離れたこの場所にも届くのだった。水門はと言えば、一瞬持ちこたえるかにも思えたが結局ばらばらになっていった。吹き飛ぶというよりは水圧に耐えかね崩れたというような感じである)&br;大体注文どおりにゃ?そうだったら次行くにゃ! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 00:07:03}; ---おお、この距離でもイケるか。&br;(感心しながら、ニヤニヤ笑いを潜め、シロフォンが諳んじる詠唱にじっと耳を傾ける)&br;(夕暮れの空に厳かな響きを纏う少女の言の葉が、これから訪れる破滅的な光景を思い起こさせた)&br;ふっはっはっは! 素晴らしい! 想定以上の完璧な仕事だ! お前さん存外器用に破壊の魔法を操るではないか!&br;(水門が崩れたところで俄かに辺りが騒がしさを帯び始める。小城の方から響いてくるゴブリンたちの耳障りな叫び声は気にするふうでもなく、シロフォンに縄を渡す)&br;で、こっからは相当荒っぽくなるからな。クッションは鞍にきつく括りつけといた方がいいぞ。お前さんの体も、俺と繋いでおいた方が良いかもしれん。 -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 00:18:21}; ---ふふん、そうにゃんそうにゃん!爆発の魔法でなら缶の上に置いたリンゴだけ爆発させたりも出来るにゃん!(今一つすごさの伝わらない自慢)&br;んー、やっぱり爆破したら気付かれるにゃねぇ……次はどうするにゃ?にゃ?(手渡された縄を見て疑問の声)&br;……やっぱりこうなるにゃん!急ぎつつも荒っぽさは控えめでお願いしますにゃん!(慌てて鞍とクッションとベルトランと自分を一緒くたにぐるぐる巻きにしつつ)なるべく体力は温存したいから繋いでおいたにゃん、落ちない様に気にかけといて欲しいにゃ! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 00:25:15}; ---さーて、気づかれついでに名を上げておくとしようか! おう、シロフォン! 体力の温存と舌を噛まんように気を付けておけ!&br;(ゆくぞ、と拍車に力を籠め、二人を乗せた馬は嘶きながら、小城の側面を北目掛けて走り抜けていく。森の中とは比較にならぬほどの振動が馬上を揺らしていた)&br;''やぁやぁ我こそは王女殿下が遣わした地獄の水先案内人、ベルトラン・ドードレーム! 落日と共に貴様らを永劫の闇へと叩き落としに参上した!&br;貴様らを死出の旅へと誘うは、裁きの爆炎をその身に宿す猫耳の大魔導士シロフォン・フルムーン! 黒猫が不吉を飛び越えて滅びを届けにきたぞ!''&br;(愛馬を疾駆させながら、防壁の上から飛来する矢を携えた盾で弾きつつ、見栄を切って大笑している) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 00:40:35}; ---舌噛んだら魔術師的には大事にゃ……まぁ別に詠唱しなくても撃てるけどかっこよくなくて気分が上がらないにゃん!&br;うわわっ、揺れる揺れ……名乗り上げてる場合じゃないにゃん!?まぁそこそこかっこいいからいいけどにゃ!(満更でも無いらしく、矢の雨の中でにこにこしながら短く答える。舌を噛んだら困るからである)&br;さーて、次の所はどーやって爆破してやろうかにゃ! -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 00:46:35}; ---''北の上流を目指し、隻眼の男は怒涛の勢いで馬を走らせる。&br;隆々と筋肉が滾る馬の前足が、力強く大地を蹴り、疾風の如く駆ける。&br;時間にして3分ばかり、もはや小城の防壁上から飛来する矢は携えた盾で躱す必要もなく、風となって駆ける馬に掠りもしない。&br;水の流れを遡った先には長大な石造りの堰が鎮座していた。雪解けの水が、春先に降り注いだ雨が、堰の中に膨大な水を溜め込んでいる。&br;吊り上げ式の木造板が、一定の間隔で並んでおり、これが水の流れを堰き止めている。&br;渇水となればこの板を吊り上げることで、下流に水が流れ出す仕組みとなっていた。&br;平素の使い方であれば、一枚、二枚と微量に調節していくものである。&br;全てを解放するとなれば、況してや大元である石造りの堰そのものを破壊するのであれば。&br;溜まりに溜まった水は、爆発的な水量と勢いをもって下流へとなだれ込むことになる。&br;その流れの先は、言うまでもなく、眼下に広がる小城であった。'' -- &new{2019-06-23 (日) 00:53:51}; ---さぁてお待ちかねの楽しい楽しい水遊びの時間だ、くっはっはっはっは! まぁ俺たちは水遊びを眺める側だがな!&br;(堰の側面方向に200mほど離れて馬を止める。水の流れが此方まで及ばぬよう、余分に間合いを取って、鞍の後ろへ声を掛ける)&br;シロフォン。仕上げの時間だが大丈夫か? お前さんならもう気づいとると思うが、あとはあの堰をぶっ壊せば終わりだ。&br;派手にぶっ壊してくれるならどこでもいいぞ! ちっとばっかし余力は残しておいて、風穴ブチ開けてくれ! -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 00:54:49}; ---まぁ遊びって言うにはちょっと規模がでっかいにゃね!流石のシロの魔法もこの量の水には敵わないにゃん……&br;ここまで来たら大体分かったにゃん!酔ってもないし、景気良く行っとくにゃん!帰りもあるし、これを壊すなら大体規模は……そんで石だから(ぶつぶつ言いながら自分の視線の先の堰と手の平を重ね合わせる。どうやら距離と大きさを測っているらしい)&br;うん、決めたにゃ!……汝は槍、貫く者。汝は種、埋まる者。我が魔力を糧とし、炎を萌せ……中からぶっ壊してやるにゃん!インサイドクラッシャー!(小さな魔力の弾丸が幾つか虚空に出現し、石の堰に放たれた。弾丸は詠唱の通り石を貫き内部に潜り)&br;キメ、にゃん!(ぱん、と術者が小さく手を叩くと同時に炸裂した。小さな魔力が幾つも共鳴しあうように爆発を起こし、岩を小石に変えていく。そうなると当然、蓄えられていた水は――) -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 01:12:49}; ---(爆発の余波に備えてシロフォンをすぐ庇えるように大楯を構えるが、爆音のあとも礫の類は一切訪れることは無い)&br;(先の水門の件といい、今回の堰といい、爆破と一口にいっても指向性すら巧みに操るらしきシロフォンの手腕には内心で舌を巻いていた)&br;(小さな猫耳少女へと湧いて出る畏敬の念は、今は懐に仕舞っておくとして、目の前の戦果に諸手を打って喜びを表す!)&br;うわっはっはっはっはっはっはっは! お見事お見事! お前さん、叩く大口以上にデカいことをさらっとやってのけるな!&br;見ろシロフォン! ゴブリンの奴ら何とも涼しげに泳いでおるではないか! おお嬉しそうに手を振っておるわ!(※溺れています) くっはっはっはっは!&br;(文字通り、堰を切って流れ出した水は凄まじい勢いで眼下の小城を飲み込んでいった)&br;(北の水門を閉じようにも激流に阻まれ敵わず、水の出口である東の水門は、先の爆破で塞がれていた)&br;(水はどんどん溜まる一方で、高さ20mほどある防壁の3割方は水没している。並の高さの建物では、最早屋根すら水面に没していた)&br;(唯一の出口である南門から水は大量に流れ出ていたが、それが周囲の場外市を押し流す結果にも繋がっていた)&br;(まだ堰からは激流が続いている。完全に水が抜けきるまでは、果たしてどれほどの時を要するのか)&br;(少なくともこの場を二人が脱する間に、小城内の水没と混乱が収まることは無いだろう) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 01:32:32}; ---ふふん、もっと褒めるがいいにゃ!こんな所まで来たんだし、普段出来ないくらいに派手に……ととっ(一瞬気が遠くなったらしく、軽くふらっとした)&br;まぁちょっと魔力を使いすぎたけど、この戦果ならバッチリにゃ!シロは水の中であんなにはしゃぐ気持ちは分からないにゃ、お風呂とかならともかく海とかマジ広くて不安にゃ……(ゴブリンの方もきっと今は大分不安であろう)&br;んー、いい仕事したにゃ!今日はありがとにゃん、想像よりずーっとシロの目標に近付く仕事だったにゃん!でもシロも十分活躍したし、大分魔力も使ったから……馬に乗せてくれるなら、帰りもゆっくり行って欲しいにゃん(慣れない移動と規模の大きい魔術の立て続けの使用からか、大分疲労はたまっているらしい。自分の体とベルトランを先ほどの縄で繋いで、自分の腕でしがみつく事すら放棄するつもりである) -- [[シロフォン>WaG/0022]] &new{2019-06-23 (日) 01:42:12}; ---はっはっは! お前さんの精緻な魔法ならば、『爆破の&ruby(アーティスト){芸術家};』と名乗りに冠を載せねばいかんな!&br;……ふむ。そういやお前さん水はあまり得意ではなかったな。無理を押してまで付き合って頂き忝いが、大変助かったのもまた事実!&br;(ふらついているシロフォンを小脇に抱えると、鞍の後ろから己の前へと移動させ、ついでにもクッションも敷きなおす)&br;その様子では縄で繋いでおっても危なっかしいわ。爆発魔法のお姫様のご要望にお応えし、帰路も失礼の無いエスコートを心がけるとしよう!&br;(水飛沫で湿った空気が頬を撫でる。水没する小城を横目に、隻眼の男は壊れ物でも扱うような丁重さを以て、再び馬を走らせる)&br;(その後、森を経由して行きの船へと合流し、帰還の途に就くまでに様々なトラブルに見舞われるのだが、それはまた別の話である) -- [[ベルトラン>WaG/0002]] &new{2019-06-23 (日) 01:59:52}; #endregion ***判定とか独り言とか相談でもなんでも [#a1d45090] ベルトラン>WaG/0002 [[編集>編集:コメント/WaG/0002]] #pcomment(,3,,reply) //// 人物のモデルはフランス百年戦争初期の英雄、ベルトラン・デュ・ゲクランですどうぞよろしく! //// 彼の活躍を描いた歴史小説「双頭の鷲」(佐藤賢一・著)は新潮文庫より上下巻で好評発売中ですどうぞよろしく!! //// もちろん上記の小説から色々パクっていますどうぞよろしく!!! ////イネス女史の名簿テンプレ丸パクリしちまったわなガッハッハ! ////そんでグリードの名簿からもパクっちまったわなダッハッハ! ////突発戦場シリーズは定期的にやりてぇなフッハッハ! ////一時間ちょいで終わるくらいの軽めなヤツが理想だなハハハ…… ////回を経るごとに本番もあらすじも長くなっちまってもうどうしようもねぇなハッハッハ! ////お付き合い頂く方に合わせて臨機応変にやるしかねぇわダッハッハ! //// 死亡フラグを準備した翌日に致命傷を負う傭兵の鑑よな! //// くっそ眠いので帰ってきたら色々やります。 //// 後半戦が始まってからの怒涛の死亡フラグラッシュには中の人もニッコリ。 //// 時に追い立てられつつ慌ただしく日々を駆け抜けた果ての死で、いやぁゴールデンロアって本当に良いゲームですね! //// 明日から暇になるタイミングで死ぬとか、最高にクソゲー(半分誉め言葉)って感じだぜ!
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