exp034602.png名前ベルトラン・ドードレーム
性別
年齢享年46歳
(黄金歴388年7月生まれ)
職業傭兵
理由借金返済
企画WaG
行動方針
RP傾向闘争・賑やかし・文通OK
好み酒・メシ・宴
苦手細けぇ事
冒険◆エクストリーム
BGMBattle Theme


──黄金歴435年2月──


矢の雨は止んでいた。

雲間からうっすらと伸びる陽光は、まるで天への(きざはし)のように光り輝いていた。

戦い終えた陽の下で、隻眼の男は鎧の下から胸に提げた指輪とロケットペンダントを取り出す。

ロケットの中に収めている亡き妻の肖像を見て、不敵な笑顔を返す。

「すまんなマルグリット。遅くなった」

それだけ言うと男は静かに隻眼の瞳を閉じた。

戦場には似つかわしくない安らかな顔を浮かべて、男は動かなくなった。



conversation Edit

http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst070556.png   編集

お名前:
  • 黄金歴435年2月 -- 2019-06-30 (日) 01:27:42
    • 戦死した男の遺書には簡素な内容が述べられていた。

      一つ、残る報奨金の類は全額借金の返済に充ててほしいこと。

      二つ、遺体はグロムから遠く離れた小国にある、妻子の墓の隣に収めてほしいこと。

      三つ、戦争には必ず勝てるので、特別遊撃部隊の諸君は無駄に命を散らさぬこと。

      この三つが記されていた。
      -- 2019-06-30 (日) 01:28:02
      • (ラム酒の瓶を片手に)なんすか…おっさんがやられちまうとは奴さんもマジでヤベエっすね
        せっかくのラム酒っすけど半分は飲んでもらうっすよ(遺体を収めたであろう棺に貰ったラム酒をかけ)
        そんじゃ献杯っす(残り半分を飲み干そうと瓶を口にして)んぐ…んぶふっ!かはっ!度数強いっすねこれ!?
        ひゅー…残り1/4は戦争が終わったら頂くっすよ、うー…そんじゃ、達者でっす(足取りふらつきつつ戻って行った) -- グリード 2019-06-30 (日) 01:57:33
      • おい、おっさんテメェ…!(冬の凍える様な空気の流れる遺体安置所)
        (そこに並べられた棺のひとつを睨みつけながら、ガーベラは悔しさに歯噛みする)
        帰って来いって言ったはずだぞ。なんで、こんな事になるんだよ!!
        (叫び、拳を振り上げ、八つ当たりに棺へと振り下ろそうとしてしまうも、それを寸前で止め、息を吐いて)
        おっさんの事だ、あっちでもまだ戦い続けるのかな。それとも…
        (二つ目の遺言を思い出す)そろそろ休むのかね。帰れる場所があるんだしな…。
        (じゃあな、と付け加えて踵を返す)
        (棺の上には、なぜかかわいいナプキンに包まれリボンを賭けられたチョコクッキーの堤が置かれていた) -- ガーベラ 2019-06-30 (日) 15:56:59
      • (墓碑に祈りを捧げる。悼むその表情は今にも泣きそうな顔をしている)…おっちゃん。僕ははっきりと、したいことを自覚したので。
        …この戦争を一日でも早く終わらせたい。そのために、僕は僕らしくなく、僕ができることを。…無理はしません。おっちゃんが気にしてしまいますからね。でも、出来ることをします。
        …戦争には必ず勝てる。僕がそうするので。(そう、そのために)…おっちゃんが作った人脈、手に入れた情報、攻略していた土地…
        …全部、いただきます。(そう言って足を運ぶはベルトランの幕舎。そこにあった情報をすべて吸収し、己の物と変えるため。そして、戦争を終わらせるために、リーゼルは振り返らずに足早に去っていった) -- リーゼル 2019-06-30 (日) 17:56:08
      • 全て、お前の言うとおりにしよう。ベルトラン・ドードレーム。
        借財は全て払ってやる。退職金と、あとは授業料とでも言っておこうか。貴様から学ぶことはまだまだ多いというのに、こんなにも早く逝ってしまうとは……。
        まあよい。いつまでも離れ離れでは、妻も子も寂しかろうよ。(彼の遺体は王女の責任において確実に家族の眠る場所へと運ばれ、弔われることだろう)
        そして……(ため息をひとつ)やはりずるいな、貴様は。戦に勝たせるのは誰か、分かっていてこれを書いているのだから。
        無論、必ず勝つとも。グロム王国第一王女、『死なずの薔薇』のディートリンデがこの剣において誓う。
        ……後は任せよ、ベルトラン。(瞑目して祈る。誰よりも豪放にこの戦場を駆けた男に、どうか安らかなる眠りを) -- ディートリンデ 2019-06-30 (日) 19:32:30
      • 老兵よ、貴様まで冥府に落ちたか あっけないものじゃのう!! 勝ち筋らしきものが見えてきた矢先じゃというに、あっさりくたばりおったわ 信じられんのじゃが!!
        貴様に救われたものはその名と働きを語り継ぐ ベルトランの名はこの先も戦場の伝説であり続けよう 老兵は死なず、ただ消え去るのみとはよく言ったものよな
        ………貴様は限りあるさだめに生まれし、弱き人の子の心を支える役目を負った いつかどこかの戦場で、貴様の息遣いを感じることもあろうが
        ええい、やはり納得いかんわ!! くたばるなら戦が終わってからにせんか痴れ者め!!!! ふんっ、地獄で待っておれよ……さらばじゃ!(いつもの様に言いたいことだけ言って帰った) -- ノーラ 2019-06-30 (日) 21:25:22
      • (正直、信じられない思いでいっぱいだった。行方不明になりながらもしっかりと帰ってきた彼の笑顔を思うとまだどこかに居るのではないかと思った)
        ……恥知らずなんでしょう。だったら、実は味方を欺く嘘とかでいいから起き上がってくださいよ。今日の配給は肉たっぷりのシチューに上等な三〇年物のワインですよ。全部食べちゃいますよ。
        (だが、棺は答えない。重く、重く、冷たい沈黙を持って答えるのみで、あの豪快な笑い声など欠片たりとも聞こえない)
        ………帰ったんですね。貴方は約束を守って。ここではない…どこかに(歯を食いしばって天を仰ぐ、握りしめた手は痛いほどに)
        なら…ええ、僕も約束は守ります。例えどんなことがあろうとも、どんな手を使ってでも…この命を落としはしません。
        さようなら、ベルトランさん(振り切るように踵を返して、その場を去っていく。その歩みは来た時よりも一際力強くなっていた) -- トリム 2019-06-30 (日) 22:27:36
      • 戦争なんだ、仕方ないだろ……って思うけど納得いかない! あのおっちゃんを斃すとか、どんだけセコイ手使ったんだゴブリン共!敵はとってやる! -- 歪歪 2019-06-30 (日) 22:36:44
      • 何故であろうな、わたしは…戦争終結をベルトラン殿は見届けられる、というある種の確信めいたものを持っていたのである
        それだけに、今目の前にある状況を現実と思うことが…できないのであるな、これは夢だ、とでも誰かが言ってくれたなら…。
        貴方からはもっと多くのことを学びたかったのである…長年かけて積み上げた、生き残る為の術。戦場での立ち回り…
        その僅かながらでも、これまで学び取った分は…わたしの中に息づいているのであるっ。わたしは、この戦の行く末を見届ける…
        ベルトラン殿は、どうかゆっくり休んで頂きたいのだ…今まで、沢山頑張った分…(ザーラ式の敬礼の後、静かに去って行った) -- コルネリス 2019-06-30 (日) 22:39:11
      • マトモな戦場で死ねて良かったなぁベルトランよ、少なくともお前の望みは全部叶うだろうさ
        ま…お前の一番の望みはやっと叶ったってとこだろうがね(葉巻ではなく紙巻きを男は吸いだす、その独特な煙は亡骸を冒涜する低級霊を退ける)
        不器用過ぎたよお前さんは、捨て鉢にもならずかと言ってただ生き延びるだけの在り方も選べなかった…士官なんぞ幾らでも出来たろうに
        まあこれからは大事な家族と一緒に平和に過ごすといい、俺は俺で約束は果たすから起きてくんじゃねえぞ?
        (げらげらと盛大に笑えば笑みのまま去っていく、傭兵の別れなどとはそんなものだ) -- ヤークート 2019-06-30 (日) 23:40:37
  •   -- 2019-06-30 (日) 01:27:21
  •   -- 2019-06-30 (日) 01:27:17

最新の3件を表示しています。 コメントページを参照

ベルトラン・ドードレーム Edit

  • 豪放磊落で
  • 筋肉ダルマの
  • ベテラン傭兵

ベルトラン・ドードレームは如何なる人物であるか Edit

ベルトラン・ドードレーム、その人となり Edit

+  ...

来歴 Edit

貧乏貴族の三男坊として生まれた彼には、食い扶持など残されていなかった。
慎ましやかな領地は長兄が継ぎ、限られたコネで得られた仕官先は次兄で埋まり、残る席などありはしなかった。
己の手腕と才覚で道を切り開かなければならないのは、貴族の末子として珍しいことではない。
武家貴族の習いとばかりに、武芸だけは厳しく仕込まれた。
他に与えるものは無いとばかりに、食事だけはたらふく食わされた。
従騎士身分で戦場に駆り出されたのは13歳の時だった。
図体だけは大人の騎士並で、難しいことは何も考えず力任せに槍を振るった。
偶さかなことに、ただそれだけで武勲は転がり込んでくる。
勝った負けたに夢中になっている内、あっという間に日々は過ぎていった。

18歳になった時、見合いの話が舞い込んできた。
結婚すれば相手の家の領地を継げる、こんなにいい話は無い、と彼の親父は狂喜乱舞した。
ただし領主になるのは産まれた子供。それまで妻が代官だ、と。
夫は官職もなく、騎士身分として仕えに行くような話であったが、名と血は残る。
貧乏貴族のドードレームには破格の話だった。
なにはともあれ食い扶持が安定するのは良い話だ。
それに領主なんて七面倒な仕事ではなく、剣を振るっていればいいだけなら楽な話だ。
彼は何も思い煩うことはなく、見合いを受け、結婚し、妻に騎士としての誓いを立てた。

三年経ち、妻が死んだ。
産褥死であった。
産まれてくるはずだった子と共に、妻は逝った。

以来、彼は苛烈な戦場に身を投じ、傭兵として戦い続けることになった。
数々の武勲や戦功を挙げ、王侯貴族からの仕官の誘いが来ることもあったが、彼は傭兵として戦い続ける。
誰かに仕えるなんてまっぴら御免だ、気楽な戦暮らしが性に合ってるんだ、と彼は嘯く。

ベルトラン・ドードレームが再び騎士として剣を捧げる日は未だ、無い。

戦いの記録 Edit

前哨戦を通じてゴブリンたちが人類種と遜色ない戦術を用いている事を見て取ったベルトラン。
圧倒的な物量で侵攻してくる敵方に対する策として、敵方の兵站破壊と補給線の分断、及び焦土作戦による侵攻速度の遅滞が有効と判断した。
策の性質上、グロム王国の領土に損害を与えてしまう為、ディートリンデ王女殿下に作戦の可否を伺うベルトラン。
傭兵の合理性を見て取った王女殿下は即断即決で、作戦の実行を許可し、必要あらば兵の供出もすると言う。
かくて王女殿下の命令書を手に、ベルトランは敵方に占拠された集落の焼き討ちに奔走する。
兵站破壊の旬は冬。季節が変わる前に急げ! ベルトラン! 急げ!

黄金歴433年12月 グリードと共にゴブリンの食糧庫を焼き討ち(爆破) Edit

敵陣地の斥候により、占拠された各集落は思いのほか警備が手薄だったことを突き止めたベルトラン。
少数による強襲で、集落の焼き討ちが可能とみるや、王女殿下から手勢を借り受け準備を進めていく。
隊の誰かも連れていくかと思案したところ、自己紹介の場で爆発物の扱いを得手とする男の存在に思い当たる。
幸か不幸か。筋肉ダルマに目を付けられたグリードは、突然強襲に参加させられることとなった。
下手を打てば敵に包囲殲滅か、焼き討ちに巻き込まれて爆発四散の運命! どうなる! グリードとベルトラン!

+  ...

黄金歴434年2月 ヤークートと共にゴブリンの燃料火薬庫を爆破 Edit

今までの隊の戦いにより、ゴブリン側が銃火器・戦車・飛空艇を大量投入していることは既に知れ渡っていた。
運用するには大量の火薬や燃料を要し、前線に投入するならば、必ずや付近に燃料補給庫があると推測するベルトラン。
先のグリードの活躍により、食糧庫がド派手に吹っ飛んだことで、敵陣地の兵站警備は非常に厳重になっていた。
その中でも取り分け警戒が厳しい地点に燃料補給庫が存在すると見て取ったベルトランは、度重なる強行偵察によりその所在を突き止める。
簡易的な要塞の如く守備を固めている集落。前回の様に少数で突入して火を放つのは余りに無謀。多数で侵攻するには被害甚大。
そこで敵に気づかれぬよう隠密行動し、可能な限り遠距離から燃料庫に火を放つことで、集落一帯を爆破せんと画策するベルトラン。
火付けに取れる手段は弓か魔法か銃火器か。さらに隠密行動も可能な人材となると、思い当たる人物は一人しかいなかった。
歴戦の傭兵・ヤークート。専用の狙撃銃を用いれば3卆茲量槁犬盞發組瓦韻覽士漫△修靴栃若詛鵬の意をすぐさま読み取る戦略眼。
時には味方、時には敵。戦場の旧知は、あくまで現在の利害によって動く。
かくて古豪の眼帯カップルは季節外れの打ち上げ花火デートに向かう! どうなる! ガチムチコンビ!

+  ...

黄金歴434年6月 シロフォンと共にゴブリンの物資集積地を水没させる Edit

季節外れの打ち上げ花火は盛況の内に終了し、眼帯カップルの目論見通り、燃料補給庫の集落は物資もろとも灰塵に帰した。
敵陣後方の補給線も備えが厚くなり、前線への侵攻速度遅滞に一定の効果を見るも、次の攻め手を考えあぐねるベルトラン。
ヤークートの提案により、前線近くの敵陣後方で最も規模の大きい物資集積地に狙いを定めるも、標的は堅牢強固。
周囲を水掘りで巡らす小城は天然の要害。正攻法では、攻め落とすにも莫大な時と人員を要し、こちらの損害も馬鹿にならない。
妙策を考案している内に、長く厳しい冬も終わり、厳寒なる北の地でも待望の春が訪いを告げていた。
茫洋と春の光景を眺める隻眼の視線に飛び込んできたのは、陽光を浴びて流れる川。
全域で結氷期の終わりが来ていることを悟ったベルトランの脳裏に、小城を落す妙手が浮かぶ。
今回も爆破手段が肝と見るや、人員の選出に頭を悩ませていると、腕っ利きどもから一人の少女を見出す。
爆破魔法を操る猫耳魔術師シロフォン。己の爆破魔術に絶対の自信を伺わせるその態度が、ベルトランの琴線に触れてしまう!
うら若き女性に四十路越えの男が早速とばかりに川下り・乗馬・水遊びの約束を取り付ける光景は、世が世なら条例違反は必至!
難攻不落の物資集積地を攻め落とす算段は如何に! 若い娘をエスコート出来るか内心で少し緊張しているベルトラン!
どうなる! キャッツ&ベア! どうなる! 青少年健全育成条例!

+  ...

判定とか独り言とか相談でもなんでも Edit

ベルトラン>WaG/0002

編集

最新の3件を表示しています。 コメントページを参照

  • ........................................................................................................... -- 2019-07-05 (金) 23:20:49
  • 断章 -- 2019-07-05 (金) 23:21:20
  • 黄金歴434年11月 -- 2019-07-05 (金) 23:21:41
    • 休戦期は敵の大軍勢の到来により終わりを告げた。敵の頭目と目される『皇帝』を擁した敵主力は大軍の威容をこれでもかと見せつけていた。
      対峙する人類軍も総力戦の構えである。休戦期に拡充を終えた全軍を以て、小鬼の主力を迎撃せんと陣容を展開していた。
      -- 2019-07-05 (金) 23:21:59
      • 人類軍の主力が展開する最右翼。
        そこから幾分の隔たりを経て、陣が張られた幕舎の前にて、隻眼の男の声が響き渡る。
        「別命あるまで待機! 以上が王女殿下の命令だ!」
        お得意の馬鹿でかい声で、陣に集った兵たちに下知を伝える。
        その手に持った羊皮紙は、誰しも王女殿下の命令書と疑わなかったが、実際は何も書かれていない白紙であった。
        『手が回らん。重装騎兵は貴様が使ってみせろ』
        戦を前にしたディートリンデの言葉は実に端的だった。
        休戦期の補充により、特別遊撃隊の兵力は加増され、その中でも重装騎兵の数は200騎余り。
        具足や馬は無論の事、時には小姓すらも自弁で用立てねばならぬ重装騎兵は、国外の傭兵ともなるとその数は少ない。
        必然、重装騎兵の者たちは半分以上がグロム王国の兵で占められていた。
        主力の第一軍団や第二軍団ではなく、特別遊撃部隊に編入してくるような者たちは、なかんずく王女殿下への忠誠心が篤い。
        外様の傭兵風情の言葉よりも、忠義を掲げる王女殿下の言葉であれば、致し方なしと納得もさせやすい。
        「閣下。良く通るお声でしたね」
        「何の役分も権限も無い傭兵に閣下は止せと言っとるだろうが」
        それは失礼、と王軍の連絡役を兼ねる司書官が表情も変えずに、何も書かれていない羊皮紙をくるくると丸める。
        まだ年若い司書官の女は、開戦時から頻繁に地図や報告書の類を陳情してくるベルトランとは顔馴染みであった。
        役職も権限もないと言う割に、遠慮呵責もなく王国司書官を使い倒しているのはどういう腹積もりなのか。
        などと、当初は腹に据えかねる部分もあったが、なんやかんやと今では軽口を叩き合う程度の仲である。
        ここ一年で隻眼の傭兵の考えも掴めてきたのか、白紙の命令書で王女殿下の言葉を騙るのも、黙認していた。
        「それで閣下。ディードリンデ様からは実際どのようなご命令があったのですか?」
        「だから閣下は止めろ」
        駒を片手に地図を広げて思案顔している将軍気取りはどこの誰なのか。
        そうした意を軽口に変えて訊ねる司書官に、隻眼の男は鷹揚にぼりぼりと頭を掻いている。
        「いつも通り好きなようにやれってよ。右翼の隅っこで助かったわな」
        「中央の布陣から大きく離れていますが、それが良いのですか?」
        「この会戦は負けるからな」 -- 2019-07-05 (金) 23:22:22
      • 会戦に負ける。
        隻眼の傭兵はさらりと言ってのけた。
        その口調は重くも軽くもなく、ただ当たり前の事を述べるように告げていた。
        流石に平素は鉄面皮の司書官も、動揺で表情が僅かに乱れた。
        「負ける、とは……」
        「王女殿下の見立てでもある。この会戦は負けをどこまで抑えるか、帳尻合わせになるだろうな」
        「なぜ、負けると……」
        「休戦前でも押し切れなかったのに、相も変わらず何の工夫も無い中央に寄せた布陣。かたやゴブリンは休戦前の会戦より総数は上だろう。後詰もどれほどいるか予測がつかん。兵力差は以前より不利なのは間違いない」
        政治的にも戦略的にも負けをなぞっている。これでは幾ら戦術を練ろうと数の差に飲み込まれる。消耗戦をして終わり。例え五分のつぶし合いをしても、長期的に見りゃ負けに数えられる。
        つらつらと自説を述べる傭兵に対して、司書官は言いようのない反発を覚えた。
        まるで他人事のように、自分の国じゃないからって。
        下っ端であっても王国付きの司書官である。愛国心は人並み程度に持ち合わせている。その自負が挑戦的に言葉を後押しした。
        「では閣下なら、どうやれば勝てるかもお分かりなのでしょう?」
        「この会戦にか? うーん……」
        問われた隻眼の男は腕組みをして地図を眺めている。
        負ける負けると講釈を垂れるなら酒場の酔客でも出来ること。勝ち筋を示せなければ繰り言に過ぎない。
        答えが無ければどう嫌味をくれてやろうかと秘書官が腹の奥を滾らせていると、ベルトランはずいっと腕を差し出してくる。
        「司書官。もっとでかい地図は無いか? この周辺ではなく、隣国まで見れるような縮尺の地図」
        「え、それは、ありますけど」
        司書官が幕舎の中から言われるがままに目当ての地図を持ってくると、受け取った男は新たな地図を広げて眉根を寄せている。 -- 2019-07-05 (金) 23:22:53
      • ──マルグリットならどう考えるか?
        戦術面での行き詰まりを感じた時。あるいは戦術を超えた戦略や政治を考える時。
        ベルトランが思うのは己に軍略を叩きこんだ、妻の思考法であった。
        なぜ戦域から遠く離れた地形まで見ているのか、と司書官が疑問に思い始めた矢先、沈黙が快哉の声で撃ち破られた。
        「……くっはっはっは! 見つけた! これだ!」
        隻眼の男が地図上で指を指している。そこは会戦の場所はおろか、最終防衛線と目されている要塞よりも遠く離れた地点であった。
        「これは王城の付近では?」
        「そうだ。全軍ここまで退く」
        「え、会戦は行わないんですか?」
        「やるわけないだろ。負けるんだから」
        司書官の頭は混乱した。会戦場所を近郊に移すというなら分かる。或いは要塞まで退いて周辺で迎え撃つ、というのならば頷ける余地はある。
        「ですが、ここは要塞から遥かに後退した地点で、ここまで全軍を後退させればゴブリンは更にグロムに侵攻し、王城も目の前で……」
        「もちろん、ここに退くまで砦や村の物資は全部引き揚げてから焼く。要塞も吹っ飛ばして平地にしとかんといかんな」
        「そんなことをすればグロムの国土の八割方を放棄することになります。ゴブリンの領地が増えるだけではなく、隣国の国境線まで突破され……」
        あっ、と司書官が声を無くす。常識的に考えてあり得ないほどの戦線の後退。それが齎すものが何であるか、おぼろげな輪郭が浮かび上がってきた。 -- 2019-07-05 (金) 23:23:52
      • 「この戦争はな、領地の取り合いじゃねぇんだわ。こっちとしちゃゴブリンの継戦能力を奪えりゃ勝ち。ゴブリン側は良く狙いが分かんねぇけど、グロムを倒しても終わることはねぇんだわな」
        不敵に笑いながらベルトランは地図上を大きな楕円で囲っていく。
        それはグロムの王城を中心とした土地を示していた。国土は半分を割り、円の外側には隣国の国境線も見えている。
        「全軍はこのラインまで退く。今までよりも厚く防衛線が敷ける。防衛線の外にある国境線は放置する。で、今まで高見の見物してた奴らにも働いてもらわんとな、ふっはっは!」
        「わざとゴブリンを他国に侵攻させて、周辺諸国を無理やり戦争に引っ張り出すんですか……!」
        「ご明察! グロムの方は浸透してくるゴブリンを奥深くに引き付ける。道中で徴収や略奪も出来んとくれば、冬の行軍で分断と疲弊が起こり、守るも容易だ。あとは人類軍の数が膨れ上がるのを待って一気に叩いてまわるだけだな」
        これが人的被害も少なく短期的に戦争を終わらせるに確実な手だ。
        そう結んだ隻眼の傭兵に対して、司書官は唇を戦慄かせた。
        「ですが、こんなことをすれば……」
        「グロムの威信は地に堕ちるだろうな」
        グロム王国は古来より北の魔族領と接する人類守護の砦でもある。
        戦争に勝つためとはいえ、その役目を半ば放棄し、周辺諸国を危険に曝すとあれば、対外的な信用失墜は避けられない。
        「だいたい他の国の連中はな、兵は大して出さずに他人事って顔してやがる。グロムが落ちれば次は自国という危機感が足りん。盆暗どもの目を覚ましてやるには荒療治が必要だ」
        「……確かにそうかもしれません。ですが」
        戦後のグロムはどうなるというのか? 焦土と化した土地を復興させるには莫大な人員と資金を要する。
        他国の支援が無くば立ち行かなくなるのではないか? もしそうだとすれば、一番犠牲になるのは……。
        「だがグロムの民草が泣くことになる。地方の小さな領地ならともかく、王国でこの手は取れんわな!」
        やはり俺に戦略を飛び越えた政治は難しい。マルグリットのようにはいかないな。
        ベルトランは内心の自嘲を吹き飛ばすように馬鹿笑いを立てていた。
        「ま、どうせこの会戦は止められんのだ。ならば少しでも勝ちに持っていけるようにやるだけさ」
        「結局、閣下にはこの会戦の勝ち筋が見つからなかったのですね」
        「そういうこった。まいっちまうな、だっはっはっはっは! あと閣下と呼ぶな」
        あとは臨機応変にやるだけよ、と豪気に笑う隻眼につられ、司書官の口元にも微かな笑みが浮かんでいた。 -- 2019-07-05 (金) 23:24:33
      • 「まだ戦線には参加しないおつもりなのか!」
        ついに両軍の激突がはじまり、中央の布陣では鬨の声が激しく上がる中。
        未だ静観を貫く特別遊撃部隊・重装騎兵の陣では、兵の昂ぶりが弾けていた。
        面罵の響きを浴びせられる隻眼の男は、騎上からゆっくりと陣中にたなびく旗を指さした。
        第一王女の徴でもある血を思わせる深紅の薔薇と金の縁取りが、冬空の下で悠然とはためいている。
        「死なずの薔薇は動かず。機を待つべしと」
        ただそれだけで兵の怒気が萎んでゆく。それでもひりついた戦場の空気は収まることをしらない。
        人類軍とゴブリン本隊の激突を横合いから俯瞰できる丘の上。
        既に200の重装騎兵は全員騎乗を終え、今や突撃を待つだけの恰好であった。
        大分旗色が悪いな。
        敵の本隊に猛然と雪崩を打ったグロムの第一軍団と第二軍団は、勢いに乗じて敵を喰らっていたがそれも最先のこと。
        突出した二つの布陣は、やがて山のような小鬼たちの大軍に飲み込まれてゆき、じわじわと数の波に包囲されつつあった。
        馬鹿が。面を突き破る突破力が無ければ、ただ寡兵として呑まれてゆくだけだ。
        冷静に戦況を捉える隻眼も、その腹の中では苛立ちがふつふつと湧いていた。
        決してグロムは弱兵ではない。だがそれはゴブリンも同じくだ。
        質の違いはあれど、互いに精強ならば、あとは用兵で差が出るのみ。
        血気にはやる先鋒の突撃で、続く二陣、三陣との足並みが揃えられなければ、勇壮な進軍も無策の果てに転じる。
        戦況は既に負け戦の顔を覗かせていた。王女殿下の麾下のみで行われた戦評定と違わぬ結果が見え始めていた。
        王族が戦下手なのは問題にならない。その下にある元帥や上級大将達が手綱を握れば良いだけの話である。
        が、ここでも政治の綱引きが垣間見えていた。緻密な戦術や戦略が、政治の駆け引きで分断される。
        精強な軍隊が負け戦に転じるのは、往々にしてこうした事態が裏に潜んでいる。
        数多の戦場で出くわした光景に、辟易といった様子で隻眼が嘆息すれば、司書官は不安に塗れた目をしていた。 -- 2019-07-05 (金) 23:26:08
      • 「おう、司書官。そろそろお役御免だ。後方に引き上げ時だぞ」
        次々と早馬でもたらされる伝令の文を検めては、然るべき相手にその文を託す。
        そうした司書官の仕事も、いざ兵たちが戦線に投入されれば後は伝令に後事を任せて、後方へと帰還する。
        この陣幕でも司書官の果たす務めは終わりを迎えようとしていた。
        「閣下はどうされるおつもりですか? まさかこのまま撤退を」
        「その先は言うな司書官。あと閣下は止めろ」
        無謀な突撃や乱戦で麾下の兵力を無駄に減らすことは許されない。奇襲を掛けるにも大軍相手では効果が薄い。
        ゴブリンの本隊は正面に展開する戦力だけでも、3〜4万はくだらない。
        その後方に控える『皇帝』の陣容では更なる大軍が後詰として備えられているのは想像に難くない。
        かたやディートリンデが温存している特別遊撃部隊は、加増を含めても千は超えるが2千には届かぬ兵数である。
        グロム側でも一騎当千の選りすぐりであるが、10倍以上の兵数と正面からぶつかれば大損害は免れない。
        もとよりディートリンデの考えは『皇帝』の首を取ってゴブリン側の支配と継戦能力を瓦解させることが狙いである。
        『皇帝』を引きずり出すために、一か八か野戦で死力を削るのは余りにリスクの大きい賭けだといえた。
        であるならば、次の戦に備えて特別遊撃部隊は矛を交えず撤退するのも悪くない判断であった。
        しかし隻眼の男は時宜を過たずに待ち構えていた。
        「このままやられっぱなしでいられるか? 王女殿下が許すまいよ」
        況や麾下にある特別遊撃部隊の面々もである。あの血気盛んな奴らが、ゴブリンたちの蹂躙を前に大人しくしている筈が無い。
        なればこそ。若い者たちだけを死線に残し、老いぼれが安全策でおめおめと生き延びたとあっては、もはや恥知らずをも超える所業である。
        「第一軍団と第二軍団が撤退を始めています。このままでは……」
        いずれこちらにもゴブリンが殺到してくるのでは? と司書官の不安と怖れが顔の険しさに現れ出た時。
        隻眼の男は戦場を見て不敵に笑った。その手はずいっと司書官に向けて差し出されている。
        「最後の仕事だ。王女殿下の命令書を」
        敵軍の綻びが見えた。
        白紙の命令書を手に、隻眼の老兵は不敵な笑みを更に深くした。 -- 2019-07-05 (金) 23:27:34
      • 「さぁて方々! 準備は宜しいか! 機はとうとう訪れたぞ!」
        ベルトランが馬上から響かせる声に、陣幕に居並ぶ人達の耳目が集中した。
        「慈悲深い第一王子と第二王子は、中央に布陣した兵たちだけではなく、我々特別遊撃部隊にも手柄を残しておいで下すった! 流石の采配よな!」
        傭兵流の言い回しで口角を上げていたのは、同じく国外から集った傭兵たちだけであった。
        今やグロムの第一軍団と第二軍団は総崩れであった。次々と潰走してゆく友軍を尻目に、残された中央の布陣が我先にと撤退に及ぶ。
        もはや会戦は追撃戦の様相を呈していた。友軍の惨状を目に、グロム出身の重装騎兵たちは憤懣たる激情を腹に溜め込んでいた。
        剣呑な空気を嗅ぎ付けた隻眼は、先ほど司書官から渡された羊皮紙をこれ見よがしに広げて言葉を続ける。
        「ディートリンデ第一王女からの檄文である! 精強なるグロム王国軍の諸君に告ぐ! 我らグロムの民と地を犯し、蹂躙せしめる悪鬼どもに、裁きの鉄槌を下す時が来た!」
        第一王女の名が出れば陣の空気が色を変える。居並ぶ騎兵たちがその佇まいを正し、一言一句も聞き逃すまいと身じろぎもしない。
        すまんな王女殿下。今日ばかりはあんたを存分に使わせてもらうぞ。
        悪びれもせずに王女殿下の檄文を装って、隻眼の男は白紙の命令書を手に、大声で空気を震わせる。
        「我ら敗れる時がくれば、その背に負うグロムの民たちが悪鬼どもの魔手に曝されよう! グロムのみならず隣国、周辺諸国にまで悪鬼どもは凌辱の手を伸ばすこととなる!」
        さらに陣の空気が色合いを変える。他国から来た傭兵達にも、グロム出身者達の熱が伝播するかのように、並々ならぬ意気が充満しはじめていた。
        「グロムの民ならず、我々は人類守護の砦! 世界の守り手たる諸君は、己の故郷のため、翻っては自身とその家族のために、命を燃やし尽くす奮戦すべし!」
        いくら大義と美辞麗句で飾ったとしても、結局のところ人は己のためにしか戦えない。
        自身と、自身が大事に思う何か。それを守るために死力を尽くした凄まじい力を発揮するのだと、隻眼の傭兵は心得ていた。
        「気炎万丈、ディートリンデ第一王女麾下の特別遊撃部隊精鋭に告ぐ! 我らこれより一条の槍となって、敵陣を貫く! この旗に続け!」
        隻眼の傭兵が旗差を引きつれて馬首を戦場へと向ける。陣幕では雄叫びが木霊していた。
        一つ一つの火が集まって敵を飲み込む巨大な炎へと変じていた。
        200の重装騎兵たちが槍を片手に一群となって丘を駆け下りていく。
        凄まじい地響きが遠ざかっていくのを目に、司書官の胸の鼓動は未だ収まることは無かった。 -- 2019-07-05 (金) 23:28:44
      • 潰走する味方本陣。追撃をはじめたゴブリンの本隊にとうとう綻びが現れていた。
        「人の世界も政治に惑わされるなら、ゴブリンの世界も同じってわけだ」
        逃げ惑う人類軍に対して、ゴブリンたちは我先にと手柄を求めて殺到していた。後方に控える『皇帝』に武威を示そうと躍起になっている。
        足並みが崩れていた。今までは巨大な「面」であったゴブリンの本隊が、徐々に「線」へと姿かたちを変えていっていた。
        機動力の異なる兵科や部隊が、足並みを揃えず我武者羅に進軍すれば、陣容が崩れるのも必然である。
        「今は只管にこの旗を追え! 『死なずの薔薇』を追うのだ!」
        「死なずの薔薇、グロム王国、ディートリンデ・グロム」
        旗差を引き連れて先頭をひた走る隻眼の傭兵に続いて、鬨の声を上げながら重装騎兵達は一糸乱れぬ縦列を作り上げていた。
        鬨の声は、祀る聖人や軍神・所属する土地・仕える総大将の名、これらを連ねるのが一般的である。
        薔薇の描かれた旗の下で突撃を仕掛ける一団が、一斉に叫んでいるのは、忠誠心の篤さの結実ともいえる。
        さて敵さんの方はどうかな?
        「槍を構えろ! これより敵の横っ面を殴りつけるぞ!」
        「死なずの薔薇、グロム王国、ディートリンデ・グロム」
        ベルトランを先駆けに重装騎兵達が楔を打ち込んだのは、ゴブリンたちが追撃をしている側面からだった。
        今や追撃の先陣は、てんでばらばらの進軍速度で、分厚く「面」で張られていた陣も、薄く伸び切った「線」が何本も点在している有様だった。
        電光石火の早業で一糸乱れぬ側面からの突撃に、ゴブリンたちが気づいたときはもう遅かった。 -- 2019-07-05 (金) 23:30:03
      • 「ふっはっはっはっはっは! いいぞいいぞ! このまま駆け抜けろ! 機甲部隊には構うなよ!」
        伸びきった戦列は横合いからの突撃に驚くほど脆かった。万の大軍が、せいぜい100やそこらの寡兵に落とされていた。
        機動力に優れる魔狼や亜竜に跨った小鬼の軽騎兵達を、特別遊撃部隊の重装騎兵達が鬨の声と共に蹴散らしていく。
        足を止めてはならぬと、戦車を始めとした機甲部隊は目敏く避けて、敵側面の中央突破を果たしたベルトランは、馬を走らせながら後ろを振り向く。
        追撃部隊の先陣は横合いを突かれて混乱していた。
        特に突破された線上では、積み重なる死体や突撃から逃れ右往左往するゴブリンたちに阻まれ、足を停める者と追撃を続ける者たちとで分断が始まっていた。
        中には、思いもがけぬ伏兵たちが薔薇の旗を掲げているのを目に取ると、新たな手柄とばかりに重装騎兵達を追うゴブリン達も出始めていた。
        「だっはっはっは! 王女殿下はゴブリンどもにも懸想されとるようで大変だな!」
        さて。落伍者もいないようだし、このままある程度の数を引き付けて、各個潰していくか。
        素早く算段を終えて隻眼の傭兵は拍車をかける。馬は更に加速した。
        あいつらも動き出してる頃合いだろう。派手にやっとるだろうな。
        特別遊撃部隊の面々を思い浮かべては、愉しげに口元を緩ませて、隻眼の男は手綱を握りなおした。
        「さぁて方々! 存分に引っ掻き回したところで、俺たちのケツを追ってきている命知らず共も纏めて地獄に送ってやるぞ!」
        「死なずの薔薇、グロム王国、ディートリンデ・グロム」
        野太い戦場声の上で薔薇の旗は悠然とはためいていた。
        戦場に舞う血飛沫で、その紅がいっそう深みを増すのに、そうそう時間は掛からなかった。 -- 2019-07-05 (金) 23:30:56
    • 434年11月(6/27)、敵主力と思しき大軍団が到来。その中には『皇帝』と思しき、明らかに位を逸した個体が確認された。
      人類軍は全軍でこれを迎え撃つも、敵戦力は想像以上に精強であり、人類軍の損害は大。
      功を焦り突出した第一王子、第二王子が共に重傷を負うなど、特に兵力の損耗はグロム王国第一軍団、第二軍団において多し。
      そのような中、第一王女率いる『特別遊撃部隊』が、全体の混乱に即応した柔軟な用兵で多大な戦果を挙げたことにより、敵本隊との緒戦は辛うじて痛み分けの結果に終わる。
      これにより戦線は膠着し、兵士たちの胸中には、再び長い戦いの予感が満ちることとなった――
      -- 2019-07-05 (金) 23:32:23
お名前:

Last-modified: 2019-06-30 Sun 02:08:33 JST (86d)