exp038106.jpg名前サキ
性別
年齢11
種族妖狐
企画企画/サンテぺルラ孤児院
BGMNOX LUX
戦闘BGM花と剣の輪舞
全身

三行 Edit

  • 商会の雑用で
  • 地道に金を稼ぐ予定の
  • ちっこい妖狐

優秀な僕の力を借りたいのです? Edit

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お名前:
  • (とある日、灰色の髪の男がリーチェル商会を訪れる。そして見知った顔であるところのヘイゼルを見つけ、姿勢を正し完璧な営業スマイルで話しかける)
    お久しぶりです、ヘイゼルさん。アポはありませんが…ギルベルト会長にお目通りを願いたいのですが、よろしいでしょうか?
    合わせて一言、伝えていただければとも思います。「儲け話を持ってきた」と。あ、それと…今回はテラヴィス商会としてではなく、私個人として伺いました。 -- ヴァルク 2025-05-20 (火) 20:40:29 New
    • いらっしゃいませ。グラント様の一件以来で御座いますね…ヴァルク様。この時間でしたら商談も御座いませんので…どうぞ。
      一個人としての儲け話、で御座いますか…(若干不思議そうな口調ではあったが、そのまま上階の会長室まで案内する)
      …会長、テラヴィス商会のヴァルク様です。(儲け話についての件をギルベルトに軽く耳打ちして、一旦下がる。お茶の準備でもするのだろう)
      -- フラヴィ 2025-05-20 (火) 21:07:57 New
      • ようこそ、リーチェル商会へ…サキ君と同じ、サンテぺルラの子だったね。そこへ座って楽にしてくれて構わないよ(デスクで何か書き物をしていた彼が立ち上がり、応接用のソファを示す)
        さて……どういった話で来てくれたのか、こうして話すのは初めてだが…お互い話には聞いているし、畏まらずどうぞ?
        (向かいのソファに自分も腰を下ろす…大きな尻尾を横に避けさせて) -- ギルベルト 2025-05-20 (火) 21:11:39 New
      • 初めまして。テラヴィス商会のヴァルクであり…ええ。サンテペルラ孤児院のヴァルクでもあります。こちらにはうちのサキが良くしてくださり、感謝申し上げます。
        (そう深い礼をしたのち、畏まりました、とソファへ背筋を立て浅く腰掛ける)本日はいささか風変わりな商品をお持ちいたしまして(言いながらカバンから取り出したのは…紙の束、書類だ)
        ギルベルト会長におかれましては…"安心"を売っていただきたく提案を持ってまいりました(そう、笑顔を崩さず淀み無く述べる。さて、百戦錬磨であろう商売人に、自分はどこまで通用するか) -- ヴァルク 2025-05-20 (火) 21:19:25 New
      • しまった、これは失礼…ギルベルト・リーチェルだ。休憩中だったもので、気が緩んでしまっていた…名乗り遅れてしまってすまないね
        私も君の事はサキ君から時々聞いていて……そうそう、儲け話との事だったね。(鞄から出てきた書類に、モノクルの奥の瞳を細め)
        なるほど、形のない商品を売るわけか…興味深いが、だ……最初に質問がある。何故、君は自分の…テラヴィス商会でそれを扱おうとしなかったのかな?
        儲かる算段がついているなら、身内が儲かるよう仕向けるのが自然だ。私のところへ話を持ってくる前に、何かあったのかね? -- ギルベルト 2025-05-20 (火) 21:27:55 New
      • いえいえ、滅相もありません。こちらもファーストネームをお呼びする無礼をお許しください(ちなみに私はヴァルク・ヴァルミリエと申します。と補足し)
        そちらにつきましては…単純に、こちらの方が利益が最大化されるからですね。この商品は、言ってしまえば、不安…損失、に対する備えでもあります。
        当商会は小売業を主としておりますが、その点についてはこちらの方が動く額が大きいと判断致しました。…この書類をご覧ください。失礼ながら、多少調べさせて頂きました。
        (と、持ってきた書類を差し出す。そこには外部の他商会が分かる程度の範囲での、リーチェル商会の輸送取引の情報が載っている)
        (運ばれる予想されうる積み荷、凡その規模感、そこは特に念を押して調べたのか、サキが近頃通っていたルートの護衛の情報までもが記載されていて)
        貿易業においては、不測において荷が失われる事は日常茶飯事と存じます。そこで…取引相手や、貴商会に輸送を依頼するお客様から、先に幾ばくかの金銭を頂くのです。 -- ヴァルク 2025-05-20 (火) 21:45:18 New
      • つまり、自分の懐に入る額が多くなるからという事か。(当然、商談を持ち掛ける以上見返りは求めるものと判断し…そう呟く)孤児院を取り巻く環境も今は大変な時期…それも当然か。
        よくもまぁ……調べ上げたものだね(書類に目を通す…その中には、自分が指示して意図的に外部に流した情報も含まれていた。が、その情報の標的はヴァルクという訳ではない)
        うん、なるほど…これはとても参考になる資料だ。うちの商会でも、馬車が賊に襲われて荷を奪われるなんて事は度々あってね…警戒を強めているんだ。
        今の話からするに、前金を貰って…護衛を付ける、という意味の「安心」ではないね? …万が一が起きた時、その前金を積み立てとして…積荷相当額か、7〜8割ほどを補償する、といったところだろうか? -- ギルベルト 2025-05-20 (火) 22:03:33 New
      • …お詳しいですね。まさにその通りでしてね、いずれはあちらにも導入しても良い仕組みだとは思っていますが、今は出来るだけ早く大きい額が必要なものでして。
        (サキを迎え入れている以上、孤児院の事情にも通じているのだろう、と思いつつも、彼ならばサキの事が無くとも把握していたのではないか?という思いも覚える答えを聞く)
        流石はご明察。その通りです。その辺りについては続く資料をご覧ください(先のリーチェル商会の取引規模…あくまで仮想だが、それに基づいた輸送物の推定価値の概算算出)
        (一般的な輸送業での事故、盗難、魔物被害での損失額の綿密な統計、そこから導き出される予想されうるリスク率の算出。顧客の過去取引から来る信用度のランク付け。
        (そして…それに基づくケースごとに取る保証金の算出額と、実際に事が起きた際に支払われるべき保険金額についての詳細なリストがあった)
        如何でしょうか?それらの算出方法や法律に則った補填・対応についての段取りを含めた運用も含めての…険しきを保証する"保険"という概念。こちらを買っていただきたく存じます。
        代価は…この保険で得られる利益の一部。もちろん、実際に売り出してからの成果からで構いません(そこまで言い…一拍を置いて、彼の目を見て)ああ、それとは別に…もう一つ、欲しい物はあるのですが。 -- ヴァルク 2025-05-20 (火) 22:23:50 New
      • 事故であれば仕方ないが、賊や魔物による襲撃に関しては…衛兵や冒険者、騎士団が頑張ってしまうと、この商売はあまり売れない気もしてしまうのだがね。
        …ヴァルク君。(腕を組み、目の前の青年を見つめる)安心、というのは…何処から生まれると思う?恐れからだよ。災いから免れる事ができて、人は初めて安心できる。私が何を言いたいか…君になら分かるだろうか。
        (保険の商売を始めても、何も起こらないのではすぐに契約を打ち切る者が出てきてしまう。 実際に「事が起こる」必要がある、とこの男は暗に言っているのだ)
        確かに、リスクの規模に応じた額にして、「これぐらいなら払ってもいいだろう」と思わせるのはいいやり方だと感じる。
        うん、いいだろう…買おう。 形のないものに値をつけるのは難しいんだがね…特に、時間には値を付けることができない。
        ほう、君が欲しい物とは…果たして私が渡せるものだろうか? -- ギルベルト 2025-05-20 (火) 22:38:03 New
      • (見つめられ、む、と思わず一瞬息を飲んでしまった。いつか、サキが届けた贈り物。それと比べ物にならぬほど僅かだとしても同質の圧が今自分に向けられている)
        ……ええ、分かりますよ。…それもやむを得ないでしょう。なに、何も悪いことばかりではありません。この商品は、安心を売る。実際にそうして安心を手に取る者は…必要でしょうから。
        (保険金を手に取る者が居れば、その評判は客を呼ぶだろう。それが、偶然か、必然かは関係ない。忸怩たる思いが無いと言えば嘘になる、が、譲れ得ぬものを、得るためにも、飲み込む)
        ありがとうございます。…そうですね、貴方にならば確実に差し出す事ができるものです。場合によっては…利益は要りません(商談の最中とは違う緊張を滲ませて、彼の瞳を押し返すように見つめ返し)
        ギルベルト会長。貴方は…サキに、一体何をやらせようとしているのですか?(求めるのは、その答え。はっきりと、彼を見つめたまま、一回り強い声で言った)
        (拙速で手段を選ばぬサキを育てる手法、魔導器だってそうだ、安いものではない。十中八九、彼が与えたものだと見ていい。本人の思惑とは別に…何かがある) -- ヴァルク 2025-05-20 (火) 22:53:11 New
      • (自分で言い出しておきながら、予想外の返答が来たので拍子抜けしたような顔を見せた)普通は、察せられてもそれはダメだ…と言うものだよ。
        ヴァルク君、君は聡明なだけじゃなく…いい悪党になれる素質があるようだ。(そう冗談めかしたところへ、ノックの後にフラヴィが紅茶を持って入室する。カップを置けば邪魔にならないよう速やかに退室し)
        商いをするものにとって、タダで取引されるものが最も厄介で警戒すべきものだというのは…君もよく知っているだろうに(渋い表情を作り、続く言葉を待つ…)
        ほう…嗅ぎまわっている割には、知らなかったのだね。(カップを手に取り、紅茶を啜る)…君も飲みたまえよ。喋っていると喉が渇くだろう
        てっきり、既に誰かから聞いての事だと思ったが…そうだな、君には選択肢が4つある。まず1つは、ここであった出来事の何もかもを忘れ、口を噤んで平和に生きる道だ。
        残り3つは、厄介ごとに足を踏み入れる事になる…私から真相を聞くか、それともサキ君の口から聞くか…それが直接的で気が引けるなら、グラント君に聞くのもいいだろう。
        だが先に言っておくぞ、私から聞けば…私にその意図がなくとも、君は先入観を植え付けられる。その上で…色眼鏡なしでサキ君に接する事ができるのかね(ヴァルクのかけている上等な眼鏡にかけた物言いだった) -- ギルベルト 2025-05-20 (火) 23:15:52 New
      • もちろん必要が無いならば、無い方がいいですよ。けれど…(拳法家の姉を思う。皆のためになりふり構わなかった彼女の事を)
        …自分だけまっさらに綺麗でいようと思わないほうがいい、ってくらいには…俺も子供じゃありませんから(多少の清濁は、口にする覚悟はあった)
        (そうして、入室したヘイゼルに軽く頭を下げて、紅茶に唇を触れ…)っつー…(と、少しやけどをして、強がった直後に若干の気恥ずかしさを覚えるも)
        …選択肢が最初から3つだけじゃないですか。最初のそれを選べるなら、そもそもここに来てません(やけどしたのを誤魔化すように言い)
        (少し思考する。あの子は待ってくれと言った。それを待ちたい気持ちもある、が…彼のこの物言い。悠長に待っていてはいけない気も、して)
        ……聞かせてください。俺は眼鏡が無くちゃまともに外も歩けないですけど…それでも、何も見えない訳じゃない。あの子自身を、見つめてみせますよ。
        (ゆっくりと頷いて紅茶に口をつける。考えている最中少し冷めたそれは、ふくよかな香りをさせているのに…何故かその色が、血の色に感じた) -- ヴァルク 2025-05-20 (火) 23:35:14 New
      • 孤児院の危機が、君をそこまで成長させたのだろうか…私の家系の初代も、孤児でね。上手い事やって商会を立ち上げたのさ。
        おっと……まだ熱かったか。 それとも猫舌だったりしたか…いずれにせよすまないね、後でフラヴィには注意しておく。
        3つも用意してあげた、と思ってくれよ。 私がその気ならば、君に選択肢を与えない事もできた。(紅茶を指差して)…火傷では済まなかったかもしれない。
        私はそういう真似をする悪党だ。 敵地で出された飲み物に、安易に口を付けない方がいい…(そうして、ヴァルクの選択を聞けば)
        信じる信じないは君の自由だがね、今回の私の行動原理は…ある男の予言に基づいたものだ。普段は金の為なら汚い事も平気でやる。
        だが商売の一切合切が台無しになると分かれば、否応なしに善行に協力せざるを得なくなってしまう。そういった類の災害を避けるために動いている
        時にヴァルク君…災害といえば……ディザストロ、という集団について耳にした事はあるかな?邪教、といった方がいいかもしれないんだがね…(そう、話を切り出した) -- ギルベルト 2025-05-20 (火) 23:54:45 New
      • //そして文通スイッチON! -- ギルベルト 2025-05-20 (火) 23:55:08 New
      • (既に口をつけていた紅茶が、冷えていく心地がした)…これは、ご指導ご鞭撻恐れ入ります(少しでもやり返したくて皮肉げに言うも。実際、彼はそんな忠告さえせずにできたのだ)
        (やはり、やり手だと思った。積んできた人生の厚みを感じる。彼がどんな人間なのだとしても、学ぶべきは学ぶ。それが礼儀でもあるだろうと、内心で思いながらも)
        …ある男の予言?ですか(ふむ、と顎に手を当てる)…失礼ながら、貴方は予言なんて不確かなものを信じるような人間には見えません。そんな貴方が自分の信条を曲げてまで…?
        (実際、全てがダメになるような状況ならばいくら金を持っていた所で無駄だろう。それはそれで彼らしい合理的な判断だ)…逆説的に言えば、そうしている事がその予言の確かさを示しますね(とある程度納得し)
        …ん?ディザストロ?ええ、知ってますよ。かなり先鋭的な異端集団。無神論どころか反神論をど真ん中からぶん殴ってくる連中ですよね。…まさか?(眉根を潜める。そんな物騒な連中があの子に関わってくるのか、と) -- ヴァルク 2025-05-21 (水) 00:37:03 New
      • //前フリが長くなっちゃいすぎた…!ありがとー! -- ヴァルク 2025-05-21 (水) 00:38:25 New
      • 君が不穏な動きを見せていたなら、フラヴィが扉をノックした時に私は「少し待ってくれ」と言う。
        するとどうだろう、無味無臭の痺れ薬入りの紅茶が君に出される手筈となっていた。(そうして手の内を明かす辺り、ヴァルクの事は買っているようではある)
        東洋から来た鍛冶師でね、うちに居候していたのだが…何か仕組んだのではと疑うぐらいに、次々と予言が的中していった。サキ君がうちに働きに来ることも、その一つだ。
        私とて、この街と運命を共にするつもりは毛頭ない。せっかく築き上げてきた地盤を捨て、尻尾を巻いて逃げれば命は助かるだろう…だがね、それは初代の行いに泥を塗る行為だ。
        そう、聞いたところによれば…ディザストロの首領の特徴は、紫の髪をして、両目も紫系のオッドアイ…九尾の狐だという。 …どこかで見た人物とよく似ているとは、思わないかね -- ギルベルト 2025-05-21 (水) 21:11:34 New
      • …そして下手をすれば俺は孤児院への"贈り物"になっていた可能性も有り得るという訳ですか。恐ろしいことです(努めて冷静さを維持して言う。油断はならないな、と)
        (少し驚く。サキは特別リーチェル商会に行く理由はあったろうか?無いとするならば、ここを選んだのは偶然であり、まさしく予言だ。なるほど、と得心しつつも)
        初代、ですか。こちらは異国の商会とは聞いていましたが…貴方か、その方か。そう簡単な道のりではなかったようですね(彼にもまた譲れ得ぬ物はあるのだと頷いて)
        ……サキ。尻尾の数こそ違いますが…そもそも複数尾の獣人というだけでも珍しい部類ですね(苦々しい顔を作り、絞り出すように言う。関係があるかどころの騒ぎではない、が)
        でも、もし…あの子が首領の子なのだとしても…親は親、子は子でしょう。どうしたって違う人間で…生き物だ(常識的な考えを述べるものの…嫌な予感は消えない) -- ヴァルク 2025-05-22 (木) 21:05:30 New!
      • そんな真似をすればサキ君は私のもとを離れるだろう。せいぜい裏口からお帰り願うだけだとも
        私の先祖も、危険の迫る地での商売を捨てず、戦う道を選んだ。私もそうありたいと思うだけだよ(紅茶の残りを飲み干して)
        その通り、親子であれば思考も異なる…オレンジ通り3番街のパン屋の優しい少年が、恐るべきメガロシャフトの息子であったようにね。
        しかし複製体となれば話は異なる…それも、シヅキ本人の記憶を植え付けられている。自分の体験した事のない、他人の筈の自分の記憶に苦しんでいるのさ -- ギルベルト 2025-05-22 (木) 21:29:40 New!
      • (今更紅茶を飲み干した彼を見て毒見とした訳でもないが…喉が、乾く。名うての商人の前に居るというものとは別種の緊張に、こちらも紅茶を飲み下す)
        ……複製体?複製体ですって?そんなものは王都の魔術師だって成し得ない、伝説かおとぎ話の世界の話じゃないですか。
        (が、分かっている。彼は事実を述べているだけだろう。眼の前の男は寝物語におとぎ話を選ぶような男ではあるまい。自分の知る狩人とは違い)
        しかも…なんなんですかそれは、それじゃあまるで…(生き返りだ。と思う。かの首領が死んでいるのであれば、だが。しかしそんなことよりも)
        ふざけないでください……なんですか、ならサキは、そのシヅキだかって奴の器だとでも言うんですか!?(ふつふつと、怒りが湧く。彼にその怒りを吐き出すのが間違いと分かっていても) -- ヴァルク 2025-05-22 (木) 21:42:59 New!
      • 当然だね、それはある種の神話に近いものだからな。今回私も初めて知ったが…シヅキ自身が、元々神の器として作られた、その失敗作なのさ。
        当人がまだ生きている以上、同じ思考を持った自分の新たな手足といった方が解釈としては正しいだろうね(ヴァルクとは正反対に、淡々と感情抜きで事実を語る)
        とても忙しくて、他人に任せられない仕事がある時…こう思った事があるだろう?「自分がもう一人いてくれたら」……まさにそれだよ。
        思うだけなら自由だが、それを実行に移してしまうのは狂気の沙汰だ。実行できてしまう事自体が既におかしいがね… -- ギルベルト 2025-05-22 (木) 21:56:12 New!
      • イカれてますよ…そのシヅキを作ったやつも、シヅキ自身ってやつ自体も!(言葉が荒ぶる。常よりも冷静を心がける男も、今は抑えきれぬ怒りに燃え)
        自分がもう一人居たら?そりゃあ便利でしょう、けれど、それは自己同一性をトンカチでぶち割ってる以上にかなぐり捨ててる。コピーできる自分なんて、
        本当の自分が本当に自分なのか分からなくなってしまう。…まさに狂人でなければ出来ませんよ。それとも…よっぽどのバカか、です。神話にも仕立てられるような。
        (吐き捨てるように言う。が、それで少しは落ち着いたのか、ふぅ、と息を吐き、少しズレた眼鏡を直して…)そんな神話級の腐った脳みその奴よりも、です。
        その記憶が…サキに?それは…大丈夫なんですか…?(自分が知る限りでは、彼は彼のままだ)…まさか、そいつの目論見通り、乗っ取られるということは…? -- ヴァルク 2025-05-22 (木) 22:10:43 New!
      • だからあんな異端集団を作り出す。まともであれば堂々と神に反旗を翻すような真似はしていないだろうさ
        その「もう一人の自分」を完全に並列化できるなら話は別だが…サキ君を見る限り、そこまでには至っていない。
        (ヴァルクがここまで感情的になる事には、意外そうにしつつも…その気持ちには一定の理解を示した)
        乗っ取ることができないからこそ、記憶を植え付け…同じ思想に導こうとしている、というのが私の読みだが。如何せん私は彼との付き合いが短い
        その点、ヴァルク君の視点からはどう見えるのか聞かせてくれ…あの子は孤児院に来た頃から、既にその記憶を抱えて日常を過ごしてきた。操られるような片鱗はあったかね? -- ギルベルト 2025-05-22 (木) 22:18:30 New!
      • (なるほど、と思う。便利な手足とまでは行かなくとも同じ考えを持つ忠実な兵士、であっても利用価値は高い。彼の読みは合理的である)
        (ただし…そこまでの狂人が、そんな通常の思考での合理性に即した考えを持っているかは、また別問題ではあるが、と考えつつも…)
        …そんな前から。もしかすれば…生まれた時から…?(と呟くも、彼の問いには)…いえ、あの子は、いい子ですよ。優しくて、頑張りやで…
        ……けど(ふと、思う。この前彼と会った時のことを)近頃のサキは……焦っているように、思えました(自分の呟きに反応した、あの子の表情を思い出し) -- ヴァルク 2025-05-22 (木) 22:32:18 New!
      • 物心ついた時には、他人の記憶が同居していたのかもしれない…か。想像するだけでもおぞましいものだ…
        焦っているのは、予言の一件もそうだが……グラント君の件がきっかけになったようだ。守られるだけの自分が嫌になった。
        そんな心境の変化さえももしかしたら、あの鍛冶師は見通していたのかもしれないが…今となっては知るすべもない。(どっかりと背もたれに寄りかかり)
        遅かれ早かれ、ディザストロは必ずサキ君を見つけ出し…取り返しに来る。 その時どうするか…君は自分のなすべき事を考えるべきだろう。
        私は私のやり方で戦力を集め…サキ君を戦えるようにする。約束された破滅など御免なのでね -- ギルベルト 2025-05-22 (木) 22:46:09 New!
      • 確かにあの子は強くなろうと願っています。近頃は…苦手だった運動も頑張っていて(その時だけは、柔らかい声で、微笑みさえ浮かべて呟くも)
        …それだけなら、良いのですが(記憶の中のシヅキが、彼に悪い影響を与えてはいないだろうか、そんなことを懸念するも今は想像の範疇を出ない)
        あの子をお願いします。…俺も、できる限りの事をしようと思います。俺は、あの子の…兄ですから(そう強く言い切り、決意を瞳に宿してソファから立つ)
        後ほど契約書は郵送します。では失礼させて頂きます。…良い、取引でした(折り目正しく礼をして、部屋から辞していった) -- ヴァルク 2025-05-22 (木) 22:54:59 New!
  •  
  •  

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設定やら用語やらです Edit

紫色の髪に二本の尻尾、オッドアイの妖狐。そんな外見を不吉に思われてか、5歳の頃に孤児院に預けられた
読み書きは習ったので、難しい言い回しや表現でもない限りは大体理解できる

信仰心:皆無
表面上は周囲に合わせているが、本心では神という存在に憎悪に近い感情を抱いている
存在はしているが、人々を救うような都合のいい存在ではない むしろ迷惑、と捉えている
この思考にはどうやら孤児院に来る前の経験が起因しているようだ…

孤児院内では静かな場所を好み、走っている姿を見たものは誰もいない それぐらいにはマイペース
曰く、頭脳労働担当なので運動とかできないのですとの事
実際、肉体労働をさせようものならすぐに息が上がってしまう有様だ
とはいえ、マナの貯蔵量だけは人並み以上であり、魔法の適性自体はあると思われる

孤児院内の誰にも明かす事のできない秘密を抱えている

  • リーチェル商会
    異国の貿易商であり、イヴェール伯爵領にて商いを始めたのは数年前の事
    初代の頃は密輸に密造、禁制品の売買など裏社会と密接に結びついていたが、現在はクリーンな運営をモットーとする…建前上は。
    現会長はギルベルト・リーチェル
    サキが雑用として雇ってもらっている商会だ

  • ギルベルト・リーチェル
    20代後半のリス獣人。顧客に応じて様々な顔を使い分けるリーチェル商会現会長。
    神よりも金の方が信用に値し、人々を救うと考えている野心家。
    代々受け継がれる商才と目利きは健在であり、使えない者は身内であろうと早々に切り捨てる冷酷さも持つ

  • 槐識左衛門(えんじゅ しきざえもん)
    東洋から旅して来たという異端の刀鍛冶。2年ほど前、半年間ほどリーチェル商会の世話になり
    代わりに幾らかの西洋剣を打ったという。何らかの予言めいた言葉を残し、また何処かへと旅立って行った
    幾ら頼もうとも刀だけは一切打たず「俺が人生で打つべき刀はもう全て作り終えた」と主張
    ギルベルト曰く「どことなく否定的な印象を受ける人物だった」との事

  • エンジェルソード
    識左衛門が日本刀の技術を使って打った西洋剣、30本余りの総称。片手剣から両手剣、レイピアに至るまで色々ある
    エンジュソードと呼んでいた筈のものが誤った名で広まった結果、そちらが定着してしまった
    なので実際天使とは何の関係もないが、西洋剣としては恐ろしく鋭い切れ味を誇る
    結果として実力派の冒険者や金に糸目を付けない好事家などがこぞって買い求めたという
    しかしながら、こまめな手入れを欠かせばたちまち錆び、切れ味も耐久性もガタ落ちしてしまう代物であり
    この2年間で大半が失われ現存するものは10本にも満たない。お陰で市場価格は更に跳ね上がったとかなんとか

  • 月隠り(つきごもり)
    法器と呼ばれる魔導器の一種で、識左衛門が作り、予言と共にギルベルトに託した。
    どういう原理か宙に浮き、中央の漆黒の宝珠を中心にして周囲のパーツが規則的に回転運動を行う
    普通の人間では起動すらまともに出来ない為、魔導器としての実力は完全に未知数

  • フラヴィ・ヘイゼル
    20代前半の女性。兎の耳と尻尾を持つ亜人種。ギルベルトの秘書兼ボディガード
    傭兵の家系の出であり、剣術の心得がある
    エンジェルソードの一振りである、ショートソードを常に腰に提げている

一人遊び用なのです Edit

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お名前:
  • (僕は時々夢を見る。その内容は断片的で、色んな内容はあるけど…同じものを何度も見ることもある)
    (一番多く見て、特に印象に残っているのは…神が僕を作り出し…思っていたものと違った、という理由で捨てられる話だ)
    (そこで出て来る神は、十字教のそれとは大きく違っていて…自分自身の新たな器とするために僕を作ったのだという)
    (作ったはいいけど、思い通りにいかなかったから捨てる。そんな身勝手な理由で僕は山に放り出されてしまう)
    (好きに生きろと言われても、何をどうしていいのか分からない…行き倒れになりそうなところを、ある少女に助けられた)
    -- サキ 2025-05-11 (日) 19:54:05
    • (少女は、疫病を患った両親と共に山奥でひっそりと暮らしている。)
      (疫病に罹ったのは神への信仰が足りないからだ、という理由で迫害され、村から追い出され…自給自足の生活を余儀なくされているという)
      (体力も回復した僕は、助けて貰った恩を返すために食料や薬草を集めたり…旅行者のふりをして村で必要な物を買ったり)
      (そんな日々も長くは続かなかった。少女の両親は病で亡くなり、少女自身にもその症状が出始めていた…)
      -- サキ 2025-05-11 (日) 19:59:27
      • (神に造られたからか、僕がその病に罹る事は無かった。しかし、薬を買う為何度も村に行く内に村人から怪しまれてしまう)
        (少女の関係者だと知られた時点で、村人たちは僕には何も売ってくれなくなった。日に日に弱る少女を看病し励ますことしか僕にはできない)
        (何か…何でもいいから、助ける方法はないのかな。記憶を辿る内…自分を造った神が僕に与えた権能を思い出す)
        (相手の願いを叶える。ただし、その願いの大きさに見合う代償を、対象から奪う…そして、自分自身の願いはその権能では叶えられない)
        (仮にこの疫病を完治させるとなれば、差し出す代償はとても大きい。才能、特技、あるいは感覚…きっと日常生活に支障が残る)
        -- サキ 2025-05-11 (日) 20:09:14
      • (瀕死の少女に、その事実を伝える。信じて貰える事自体が賭けのようなものだった)
        (だけど少女は全然違うことを願った。「あの村の人達に、復讐したい。ちゃんと信じてたのに私とお父さんとお母さんを裏切った神様も。この世の神が全部いなくなって欲しい」)
        (代償にその命を差し出す、とまで言ったけど…一人分の命なんかでは到底足りない。それでも僕は断腸の思いで「分かったよ」と答えるしかできなかった)
        (こと切れた少女の表情は幾らか穏やかだったのが唯一の救いだと思う。 そうして少女を埋葬したあと…僕は村に向かう)
        (代償が足りない分は僕が補う。僕自身が代償だ。 そこから先は…口に出すのも憚られるような復讐だった。最終的に…生存者は一人もいない)
        (僕は泣いた。泣き叫んだ。 戦いの経験など一切無いのに、身体が知識としてそれを知っている。間合いを、躱す方法を、急所を、苦しめ方を、殺し方を。)
        (血まみれの両手を洗う為に覗き込んだ水面に映る顔は、まぎれもなく僕だった。 知らない誰かの、知らない記憶の筈なのに…僕は知っている)
        (そうして、集落を一つずつ…「信仰心」を確実に削り取り、削ぎ落し…代わりに自分自身に力を蓄えながら…最後には自分を造り出した神と対峙し、それを滅ぼす話だ)
        (もちろん、そこで終わりではない。 少女の願いを叶える為に、自分自身の復讐の為に誓う。全ての神を、滅ぼす。ただ滅ぼすだけではない、信仰を、権能を奪い去り…徹底的に敗北感を植え付けた後、滅ぼす)
        (そう決意する夢だ。 孤児院の誰かにこんな話をすれば、何を言われるか分からない…それだけ危険なことは、小さい僕でも理解できる。だから誰にも話さないできた)
        -- サキ 2025-05-11 (日) 20:27:58
      • (そして今、僕は…)
        ……僕が、この魔導器に選ばれた…っていうことなんです…?
        (月隠り、と呼ばれた浮遊する魔導器。それを手にした途端、黒い宝珠が輝き出した…だけどそれは、どことなく禍々しくも感じる。)
        (光の魔導器だと聞いていたのに、これじゃまるで闇の魔導器だ)
        -- サキ 2025-05-11 (日) 20:31:13
      • あぁ、その通りだよ。これを作った男が言うには…真の持ち主以外は起動できないという事だったからね。
        そしてこうも言っていた…「闇を知る者にしか光は扱えぬ」ともね。(机を指先でトントン叩きながら)
        さっき君が話してくれた通り…その記憶は、君に植え付けられたシヅキの記憶だ。既に君は闇を知っている。
        戦い方も知っている筈だよ、尤も…身体の方がついてこないだろうがね。その点は…少しずつ練習をするしかあるまい。
        …ディザストロに、君の所在を知られるよりも前にだ。今後は、商品の輸送に同行して貰うよ…護衛の戦い方をよく観察することだね。 -- ギルベルト 2025-05-11 (日) 20:37:23
      • りょ、りょーかいなのです…魔術なんて、どう使えばいいのか……あ。(分からない。いや、思い出せる…)
        んと、かいちょーさん…僕が戦えるようになったら、お給金もアップしますです…?
        -- サキ 2025-05-11 (日) 20:39:52
      • 勿論だとも、従業員のスキルアップには私も協力しようじゃないか。私は実力主義だから、結果を出して貰うけれどね。
        少なくとも…君の給料を上げるアテは既についているんだ。あとはサキ君…君の努力次第かな。
        (手元の書類に目を通す…隣町の倉庫からの商品の移動計画と、移送する商品の目録だ) -- ギルベルト 2025-05-11 (日) 20:42:56

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Last-modified: 2025-05-20 Tue 20:30:33 JST (2d)