Like a princess...Revives again
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[[ナフィ>名簿/475385]] [[ラッド>名簿/475288]] &color(goldenrod){}; &COLOR(#008000){ }; |#pcomment(Like a princess...Revives again,1,below,above,reply)| #region(Because of your sacred kiss ) -&color(goldenrod){（目的の無い、二人の気ままな旅の途中のある日のことである）&br;（幾つかの国を経由し、二人が訪れたのは雪国であった）&br;（一面に広がる銀世界にナフィのテンションは急上昇。まるで童謡に出てくる犬のように辺りを駆けまわっていた）&br;見てみてー！！凄いよこれ！辺り一面ぜーんぶ雪！ラッドもおいでよー！&br;（真っ白な地面に足跡を付けて回ったり、雪玉を作っては投げつけたりと大忙しである）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-03 (火) 22:50:32}; --&COLOR(#008000){(酒場の街でも当然雪が降り積もる事はあったけれど、これ程迄に辺り一面の雪景色はラッドも初めて目にするもので)&br;(どうしてもテンションは上がってしまうものだが、そこはそれ。ラッドもまだまだ格好を付けたいお年頃である。)&br;(慌てず騒がず、あくまで「ナフィに急かされて行く」のだと言う風に歩いて行く。雪を踏み締めるボスボスという音が耳に心地良い)&br;ほんっと、凄いな……(見渡す限り真っ白で、視界内の木々も残らず雪化粧をしている。当然ながら吐く息も煙のようだ)&br;深く積もってる所もあるかも知れないから、気をつけろよー？(なんて言いながら、足元の雪をすくい固めて手近な木へと投げつける)&br;(枝葉の部分へと雪玉が当たり、積もった雪の一部がドザドザと地面へ落ちていった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-03 (火) 23:07:21}; ---&color(goldenrod){（陽光の照りかえしで煌めく雪原を声を上げて走り回る。その姿は外見相応の幼い少女の物）&br;大丈夫大丈夫！その時はラッドが助けてくれｒ―うわわわっ！？（楽しげな声を響かせながらラッドの声に振り向き、駆け寄ろうとしたところでつんのめる）&br;（そのまま前のめりに雪にダイブしてしまった）…っけほ。うえー、ちょっと雪食べちゃったー&br;（ぺっぺ、と口に入り込んだ雪を吐き出しながら起き上がる。顔から服から雪まみれである）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-03 (火) 23:21:04}; ---&COLOR(#008000){(はは、と笑いながら振り返り)頼りにされて嬉しいんだか嬉しくな―ってッ……！(目に入ったのは、今まさに体勢を崩そうとしているナフィの姿)&br;(反射で大きく一歩を踏み出したが、それもそこまで。二歩目を上げた時には既に妻は雪の中へと……)&br;(急いで駆け寄り、雪中の石などで怪我をしてやいないかと心配するが、どうやらそれは杞憂なようで安堵の表情を浮かべる)&br;あーあー、大丈夫か……？ほら、これで顔拭いて(と、ハンカチを手渡し、自らもタオルを取り出して服についた雪を払い拭ってやる)&br;濡れたままだと風邪引いちゃうから、あんまり冷たいようなら一旦宿に戻って着替えないとだなぁ}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-03 (火) 23:37:48}; ---&color(goldenrod){ん、ありがとー…大丈夫！（ハンカチを手に取り顔についた雪を拭い取って）&br;折角こんなに雪が積もってるんだよー？宿に帰って時間使っちゃうのはもったいないもん！もっともっと遊ばなきゃ！&br;（立ち上がり、寒空の下でも変わらない明るい笑顔を浮かべて）にひひー、これだけ雪があったら何でもできちゃうよねー…スキーでしょ？スノーボードでしょ？ソリ遊びに雪だるまにー…かまくら！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-03 (火) 23:50:04}; ---&COLOR(#008000){ホントかー？本当に大丈夫かー？(なんて僅かに訝しむ表情を浮かべるが、その笑顔を見れば嬉しげな苦笑いへと変わって)&br;……ま、確かにな！でも、寒気を感じたら絶対言うんだぞ！風邪引いたら遊ぶどころじゃないんだからなー？(粗方雪を払い終えて)&br;スキーとスノボはやった事無いし自信無いなぁ…… かっこ悪く転びそうだし(苦笑いして) ……あっ、そういえばかまくらの中って結構温かいって聞くな！&br;(ぐい、と袖を軽く捲ってみせる)せっかくだし、作ってみようか！そんなに時間もかからないみたいだしさ！&br;(卒業して2,3年は経つが、それはまるで在学中、青春の最中のような笑顔で)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 00:07:00}; ---&color(goldenrod){うん、大丈夫大丈夫！私結構身体は強い方なんだからさ！&br;（在学中に命の危機に陥っていたので説得力ゼロではあるが、そんなことは気にしていないようだ）&br;お、さんせーい！にひひ、二人が入れるようなかまくら作ろー！……あれ、でもかまくらってどうやって作るんだろ？&br;（夫の提案に笑顔で頷き、さっそく作りはじめようと雪を手にするも一旦停止）&br;……ラッド、知ってる？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 00:15:55}; ---&COLOR(#008000){二人用ならそこまで大きくなくっても大丈夫だしな！よぉーし……って、うん？(改めて聞かれれば、確かにちゃんとした作り方は知らない)&br;……えーっ……っと……(指先で鼻の頭を掻きつつ、視線は徐々に逸れていって)&br;…雪を集めて、固めて……掘る、とか？(かまくらの形状から導き出された直球そのままの回答。正解といえば正解なのだけれど、合っている自信は無い}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 00:24:15}; ---&color(goldenrod){…それしか、無いよね？…流石に壁から作ってくっていうのは難しそうだしー…&br;っよーし！それじゃ早速作ろうか？にひひ、二人でかまくら作るなんて何だか子供みたいだね？&br;（かく言う彼女は見た目も中身もまだまだ子供そのものなのだが）&br;それにしてもさー…これだけ雪積もってたら外を出歩くのも大変そうだよねー？足沈んじゃって歩きづらいもん&br;（雪をかき集め、山を作りながらの一言。辺り一面の雪を見てふと思ったことだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 00:42:58}; ---&COLOR(#008000){ま、小さい頃に子供っぽい事してなかったしなー(へへ、といたずらっぽく笑う。童顔な彼もまた、年齢よりは幾らか子供っぽい笑顔を浮かべる)&br;ナフィは俺にしか、俺はナフィにしか見られてないんだし、恥ずかしいことなんてない！(山を盛った端から携帯用のスコップで押し付け、固めていく)&br;んー…確かにそれはあるなぁ…… 最初着いた時だって靴にすっごい雪入ったしさ。遊ぶのは楽しいけど、住むのは大変そうだ…&br;(二人がかりで次々と雪が盛られ、固められ しばらくする頃には何とか人間二人が入れそうな程の雪山が出来上がっていった)}; -- &new{2012-07-04 (水) 00:52:20}; ---&color(goldenrod){こうやってさ、雪が楽しいって思えるのも多分普段雪が降らない所に居るからなんだろうねー&br;こうやってたまに遊ぶぐらいなら全然いいんだけどー…やっぱり二人で住むならもうちょっと暖かい所かな？&br;（何て将来について二人で話をしていれば、雪の山はあとは彫ればいいだけの状態に）&br;これだけ大きくなれば二人で入れるかな！…よっし、掘るぞー！（と、意気込んだは良いが無謀にも手で雪を掘りはじめる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 00:58:23}; ---&COLOR(#008000){子供の教育のためにも、四季がはっきりしてる所がいいよな！春は家族で花見して、夏は皆で川遊びして、みたいなさー&br;(盛り、固めに活躍してくれたスコップを三度振るい、ざぐざぐと硬い雪山を掘り進んでいくが、ふと隣を見れば)&br;な、ナフィ！？…手でなんかやってたら霜焼けになるからな！？(大慌てで鞄をゴソゴソ探り、もう一つスコップを取り出して)&br;ほら、ちゃんと使って！霜焼けはコワイぞ〜？赤く腫れて、ちくちく痛いし血も出るからな！(怖がらせる風に言いながらスコップを渡しつつ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 01:09:25}; ---&color(goldenrod){うんうん！季節ごとにそれぞれいろんなことが出来るのっていいよねー…&br;にひひ、子供達と、ラッドと…ずーっとのんびり暮らしていけたらいいなー（気の早い話に花を咲かせながらも掘り進めていれば、ラッドに手で掘っていることを指摘され）&br;あ、ありがと！にひひ、流石にそろそろ冷たくなってきてたとこだったんだー（笑顔でスコップを受け取り、その後も黙々と掘り進め）&br;……ん、このぐらいでいいかな？（気づけばラッドの首元程度までつみあがった雪の塊に綺麗に穴があいていて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 01:13:52}; ---&COLOR(#008000){ふー…… (小さな雪山を覗き込めば、狭いながらも人が二人座って入るには問題無い程の空間が出来上がっている)&br;……どれどれ(入り口から手を入れ、内側をペタペタ触っていく。入っている最中に崩れてきたのではたまらない)&br;よしよし、大丈夫そうだな！(半歩下がり満足気に頷いて、ナフィの方を向く)……一番乗り、どうぞ？(楽しげに笑って案内するようにかまくらへと手を伸ばす)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 01:22:05}; ---&color(goldenrod){にひひ、それではお言葉に甘えまして。失礼しまーす！&br;（ラッドの言葉に嬉しげに頬を緩め、うきうきした様子でかまくらの中へ）…おぉぉー…何か不思議な感じー！ね、ね、ラッドも入っておいでよー！&br;（真ん中に腰を下ろし、壁や天井をぐるりと見渡した後、入口のラッドに手招きをして）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 01:34:06}; ---&COLOR(#008000){(満足気な妻の姿に、労力の全てが報われた気持ちになる。同時に初めてのかまくらへの期待感も増して)&br;(へへ、と笑い)…じゃ、お邪魔しまーす！(ワクワクを隠し切れない様子でかまくらに入る。中は2人が入り、座れば余裕はほとんど無いほどで)&br;…ほー…… なるほど、確かに外より全然暖かいな！(冷たい風を凌げる上、人体の持つ熱が中々逃げていかないために、雪にかこまれているのに不思議と暖かさを感じる)&br;(最中は気づかなかったけれど、かまくらを作るのに中々時間がかかっていたらしい。先程通った入り口から外を見遣れば、太陽が徐々に沈んでいく頃だ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 01:44:39}; ---&color(goldenrod){ね、ホントに暖かいよね！…でもさ、私まだね、冷たい所があるの。…暖めてくれる？&br;（座ったままラッドの方へと向き直り、両手を差し出す。途中からスコップで掘っていたとは言え、その両手は冷え切っていた）&br;…あのね、ラッドがぎゅーってしてくれたら温まるかなー…なんて思うんだけど&br;（言っているうちに恥ずかしくなってきたのか、わずかに頬を染めはにかんだ様子）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 01:54:13}; ---&COLOR(#008000){(その手を見遣ればわずかに赤みを帯びていて、痛ましさと同時に気付いてやれなかった事に対する申し訳なさが湧き出てきて)&br;……それくらい、お安い御用だよ(穏やかな笑みを浮かべて、ナフィの手を自らの両手で包む。手袋も持っていたけれど、やはり温めるにはこれが一番だろう)&br;(少しだけそのままでいたけれど、不意に手元に顔を近付けて―)&br;(吐息をハァ、と吹き掛けた。多めに出た白い息が、同じぐらい真っ白な雪の天井へと染みて消えていく)&br;…どうかな、ちょっとは温まってきたかな？(気付けば同じように頬を染めて。お安いご用、とは言ってもやはり恥ずかしさはあったのだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 02:04:43}; ---&color(goldenrod){（息を吐きかけられれば一瞬驚いたような表情を浮かべるもすぐに笑顔に戻り）&br;…にひひ、まだまだだなー。もっともーっとしてくれないと冷たいまんまだよ？&br;（本当はもう大分手も温まっていた。それは握っているラッドにも分かっているだろう）&br;（だけど、こうしてお互いに見つめ合っている静かな時間を手放すのはもったいない気がした）&br;…だからー、…もうちょっとこのままで…ね？&br;（少しラッドの方へと近づいて。もっと、とねだるように握られた手を軽くゆすって微笑むのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 02:13:02}; ---&COLOR(#008000){……むぅ、参ったなぁ(なんて、困ったような素振りを見せる。当然わがままを言われて困っているわけではない)&br;(それはむしろ嬉しそうな表情で)このままはー……ちょっと無理かな、って(言いながら、ナフィの両手を自分の胸へと引き寄せて、胸と片手で軽く挟むように)&br;(そして空いた片腕でナフィの体を抱き寄せた。「参った」とはつまりこういう事。スキンシップをねだる妻を愛おしく思う気持ちが満たされてしまったという事)&br;…ごめんな？ちょっと、我慢出来なくなっちゃったよ(どこか申し訳なさそうな、嬉しそうな、そんな声で。)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 02:24:03}; ---&color(goldenrod){―ぁっ…（小さく声を漏らすも、抵抗する間も無く夫の腕の中へと抱き留められていて）&br;…にひひ、謝ることなんてないよー？今此処には、私とラッドしかいなくてー。お互いに、もっとくっつきたいって思ってたんでしょ？&br;だったら何も遠慮することなんてないよ？我慢なんてする必要ないんだもん&br;（腕の中、彼の温もりを直に感じながら幸せそうに囁く。すりすりと猫のように頬を彼の胸板にこすり付けてから顔を上げ）&br;……それでー、我慢しなかったら…ラッドは次、何したい？&br;（上目づかいにそんなことを尋ねてみるのだった）&br;&br;（結局、かまくらから出たのは日が沈んでからのことだった）&br;（雪国の夜は冷えるとは言うが、かまくらのなかで延々くっついていてお喋りしていたせいか）&br;（心も身体もぽかぽかになっていた。そんな雪国での一日であった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 02:40:31}; -&color(goldenrod){（卒業間際。彼はいつものように冒険に出かけ、そして帰って来なかった）&br;（来る日も来る日も待ち続け、彼の死亡報告が出された所で彼女は気を失った）&br;（何よりも大事な、何よりも愛しいパートナーを失った現実を受け入れられず、その事実から逃げだすように意識を手放したのだ）&br;&br;（微睡の中、このまま目を覚ましたくないとぼんやりと思った）&br;（目が覚めてしまえば、彼が居ない日常を過ごしていかなければいけない）&br;（これまで当たり前のように隣に居てくれた大事な人が、居ない。日常の中からただ一人が居なくなっただけなのに、その悲しみは想像も出来ない）&br;（だから、このまま眠り続けたままで死んでしまえればいいと思えた。どうせ彼が居なくては自分は生きていけないのだ）&br;（なら、悲しみに沈むことなく。このまま微睡の中に溶けるように死んでいきたいと思った）&br;&br;（彼女は未だ、冷めぬ夢の中―）}; -- &new{2012-06-29 (金) 20:53:37}; --&COLOR(#008000){(連戦に次ぐ連戦、それもこれまで倒してきたようなオークやコボルドの類ではない)&br;(獅子の強靭な体躯に鷲の鋭い爪を備え、飛翔能力を持った強力な幻獣として知られるグリフォン、呪術により永い時を経て尚動き続けるミイラ)&br;(ただでさえ難敵だが、それらに不意を打たれれば練達程度の冒険者なら簡単に総崩れを起こしてしまう。それはラッドのパーティーとて例外ではなかった)&br;&br;(時は黄金暦215年、2月某日。吐く息も白い冬の真っ只中、陽の光の届かぬ洞窟の奥に彼はいた)&br;(その呼吸は荒く、厚手のジャケットはグリフォンの、そして毒を持ったミイラの爪によってズタズタに引き裂かれて所々が赤黒く滲んでいる)&br;(仲間達は皆逃げ果せただろうか。殿を務めたラッドは半身を壁に擦り付けるように歩きながら、そんな事を考えていた)&br;(ミイラの群れと遭遇し、決壊した地点から十数ｍ。出血量や左の足に受けた麻痺毒を考えれば、よくここまで来られたものだろう)&br;(先に戻った仲間たちがやられていなければ、来た道を戻れば必ず帰れる)&br;(だけれど、その決して険しくない道程が今は途方も無いほど遠く、長く。絶望的なものに思えるのだ)&br;(男の呼吸音。足を、体を擦る音。時折冷えきった床に滴る暖かな液体の音だけが聞こえている)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-29 (金) 21:22:00}; ---&color(goldenrod){（見える筈も無いのに、瞼の裏に彼の姿が見えた。致命傷とも言える傷を負いながらも、足を引きずるようにして洞窟の中を歩いている）&br;（緑色の髪は所々赤く染まっている。その血が誰の物かは定かではないが、体中の傷と合わせて戦闘の激しさを物語っていた）&br;……●●●！！！&br;（必死にその人の名前を叫ぼうとしたが、ノイズが掛かったかのように声にはならない）&br;（大丈夫かと。今そっちに行くからと。もがくように手を伸ばしても、彼に届くことは無い）&br;何で！？何でなの！？ラッドが、ラッドが此処に居るのに…！！&br;（待ち続けた愛しい人の姿が、幻とはいえ見えているのに何も出来ない。ただ、見守ることしか出来ない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-29 (金) 21:37:57}; ---&COLOR(#008000){(一歩ずつ……否、地に伏せていないだけで、それは最早這いずっているのと変わらない速度だ)&br;ぽたり ぽたり&br;(動く度に右の指先から赤い血が、彼の命が滴って冷たい土の床に染み込んでいく)&br;はっ……はぁ……&br;(左足にはもう感覚が無い。壁から離れればすぐにでも転んでしまうだろう。ごつごつした石壁に沿ってゆっくり、ゆっくりと進んで)&br;(時折、視線を上げて先を見る。行けども行けども薄明かりすら見えないが、この先に自分の帰りを待つ人がいる)&br;…………ナフィ……(荒い呼吸の中で絞りだすようにその人の名を呟いて、また進んでいく)&br;&br;(更にどれほど進んだだろうか、その歩みは緩やかに速度を落として行き、比例するかのように血液の滴る感覚も長くなり)&br;(ぐらりと揺らいだかと思うと、とうとう地面に倒れ伏してしまった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-29 (金) 21:59:05}; ---&color(goldenrod){（命を削りながらも前に進むラッドの姿に心が握りつぶされそうな想いだった）&br;（一滴、また一滴と赤い雫が落ちる度、それを見つめるナフィの瞳からも涙が落ちる）&br;（闇の中、輪郭のおぼつかない自らの手をラッドに向けて伸ばす。もがくように手を伸ばしても、それが彼に届くことは無い）&br;（せめてもと声を張り上げても、闇の中に溶けて消えるだけ。彼の命が今にも消えようとしているのに、どうして。なぜ何も出来ないのだろう）&br;やだ、やだよ…ら、っど…&br;（やがて力尽きたのか地面に倒れ伏したのを見た時、自身もまた糸が切れたかのような錯覚を覚える）&br;（へたり、と闇の中その場に座り込んでしまうかのような感覚。伸ばす手も力無く。二人を繋ぐ蒼い糸の脈動の弱まりに、ただ言葉にならない声を漏らすだけ）&br;…ぁ、あぁ……ぅ、っく、ぁ…だ、め…やだ、起きてよラッド…！！わたし、此処に…此処にいるのに…！！}; -- &new{2012-06-29 (金) 22:25:03}; ---&COLOR(#008000){(その言葉に応えるかのように男の手がぴくり、と動く)&br;(確実に、着実に彼の命は終わりに向かっているが、それでも前へ。少しでも彼女の元へと弱りきった体を引きずるようにして進む)&br;(地面に命の赤を塗り込みながら、その体を、顔を土に塗れさせながら)&br;&br;(だけれど、その足掻きも長くは続かない)&br;(男は最期を悟ったのか、残る力を振り絞ってその体を起こして壁へもたれかかった)&br;(弱々しい動作で切り裂かれたジャケットから一対の手袋を取り出し、自らの血液で汚れてしまったそれを胸に押し付けるようにして項垂れる)&br;……ごめん、な……(誰が聞いているわけでもない。けれど、一語ずつ絞り出すように)&br;約束……守れ、なかった……(血と土とで汚れた頬を液体が伝っていく)&br;……ひとりに…しない、って……言ったのに……(その声は段々と弱々しく、小さくなって)&br;(ゆっくりと、その顔を上げる)&br;(その表情は誰が見ても分かる泣き顔。短く口を動かすが、それはもう音にならなかった)&br;(洞窟の闇の中で、絶望の淵で、彼は最期に何を呟いたのか)&br;(手袋を強く強く握りしめたまま、再び俯いた男は)&br;(そのまま二度と、動き出すことはなかった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-29 (金) 23:03:32}; ---&color(goldenrod){（最後の足掻きにも似た、男の動きを見れば声を枯らして名前を呼ぶ）&br;（これ以上動けば本当に死んでしまう。だから、だから―）&br;（だけど、だけど帰って来てほしい。相反する想いがせめぎ合い、心の中でドロドロとした渦を成す）&br;（絞り出すようなか細い男の最後の声に尚一層胸が引き裂かれるかのようで）&br;だめ、だめだよ…！！なん、で…なんでそんな、最後みたいなこと…っっ！！&br;（分かっている。一目見れば彼の命がもう数分も持たないことなど一目瞭然だ）&br;（彼は最後のその時まで自分との約束を想い、それを果たせぬことを悔やみ、そして謝罪の言葉を口にしたのだ）&br;（けれど、今欲しいのはそんな言葉じゃない。彼は何時だって自分の為に、どんな困難でも乗り越えてみせてくれた）&br;（自分が命の危機にさらされた時だって、学校中を走り回りその命を繋ぐ術を見つけ出してきてくれた）&br;（あの時のように。不可能を可能にしてくれた時のように。暗闇に閉ざされていた未来を光で照らして欲しい）&br;（何時だって彼は自分の隣に居てくれたんだ。今だって、立ち上がって自分の元へと帰ってきてくれるはずなんだ）&br;だから、だから…立ってよ、帰って来てよ…ラッドぉ…！！&br;（悲痛な叫びは届くことは無く。蒼い糸から伝わる彼の鼓動が、少しずつ弱まって行くのが分かった）&br;（愛しい人の命の灯火が消えていくのが直に伝わって来る。脈動が弱くなっていくのを止めようとただ只管に泣き叫ぶ）&br;やだやだやだぁっ！！とまっちゃ、とまっちゃ駄目なのに！！なんで、なんでよぉ！&br;一人に…しないでよ…わた、し―&br;（泣き叫んでみてもどうすることも出来ない。愛する人が今正に息絶えようとしているのに、助けることはおろか、傍に居てやることさえも出来ない。）&br;（圧倒的な無力感が、絶望を伴って心の中を黒く塗りつぶしていく。そして―）&br;&br;ぁ…あ、ぁぁぁ………''いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ！！！！''&br;（蒼い糸で通っていた魔力が無くなり。霞の如く消えてしまった瞬間、絶叫が闇に奥底に木霊するのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-29 (金) 23:36:05}; ---&br;&br; -- &new{2012-06-29 (金) 23:36:50}; ---&color(goldenrod){―っ！！！！&br;（跳ねるかのようにベッドから飛び起きた）&br;（呼吸は荒く、纏ったパジャマをぐっしょりと濡らす程に汗をかいている。窓から差し込む月明かりに照らされた見慣れた部屋の風景を見て、ようやく夢だったのだと理解した）&br;………は、ぁ………ゆめ、か……&br;（呟くように思わず漏らした言葉に、心から安堵する。全身の力が抜け、深く息を吸い込んだ）&br;（隣には愛する夫が居る。何処にも傷は無く、血も流していない）&br;（何時もと変わらぬ姿だ。あんな夢を見たからだろうか。その姿が急におぼろげに見えてしまって）&br;（気づけば、その背中にぎゅっと抱き着いていた）………よか、った…夢、だよね……&br;（その温もりを確認するかのように強く、強く抱きしめる―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-29 (金) 23:41:16}; ---&COLOR(#008000){(―そう、全ては悪い夢だったのだ。あの日ラッドは大怪我こそ負ったものの、五体満足で帰ってきた)&br;(一人にしないという約束は破られる事無く、冒険で受けた傷も今ではすっかり癒えている)&br;……ぅ、ん…？どうした……？(程無くして、ナフィの抱き着いた背の持ち主が目を覚ます)&br;(文字通り寝起きの、まさに平和そのものといった様子の穏やかな口調で)&br;(彼女がさっきまで、どれ程の絶望感を味わっていたのか彼は知らない。だからこそ、その声は殊更安心感を与えるのだろう)&br;…何か、変な夢でも見たかー……？(寝起きのまだ少しふわふわした心地で、強く抱きつかれたまま振り返らずに気遣って)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-29 (金) 23:59:58}; ---&color(goldenrod){（半分夢の中に居る夫の声は、現実感を取り戻させるには十分過ぎる程の良薬であった）&br;（乾き、ひび割れていた大地に沁み渡る水のように、全身に不思議な温もりを与えてくれる）&br;……うん。怖い夢、見ちゃって。……ラッド、居なくならないでね…？&br;ずっと、ずっと一緒なんだから……（その存在を噛み締めるように、ぎゅっと力を込めたままで）&br;一人にしちゃ…嫌、なんだから…（今頃になって涙が零れ落ちる。今こうして彼が此処に居てくれることが嬉しくて）&br;（幾多の運命の巡り会わせの末に、今こうして居られることへの感謝にも似た感情が溢れだしていた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-30 (土) 00:11:19}; ---&COLOR(#008000){(彼女の気持ちを言葉で、態度で、温もりで受け取っていく。言葉は無いが、しっかりと頷いているのは感じられるだろう)&br;……ん。(背中側から回される腕にちょんちょん、と軽く触れて)&br;(妻の心はこのままでも余すこと無く受けられるが、やはり背を向けたままではどうにも収まりが悪い)&br;(少し力を緩めてもらい、その場でごろりと反転。互いに向き合う格好になる)&br;……俺はここにいるよ、ナフィのそばに。いつでも、いつまでも(そのまま自分から抱き寄せる事はせず、腕を開いて微笑みかける)&br;(ナフィがどんな悪夢を見たのかはわからないけれど、所詮は夢)&br;(今こうして眼前にいて、触れ合うことが出来る。想いに応えることが出来る。この現実が全てなのだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-30 (土) 00:35:43}; ---&color(goldenrod){……ありがと（彼の言葉に短くそう答え、広げられた腕の中へと潜り込む）&br;（ぴたりと身体を重ねあわせ、彼の服をぎゅっと握り頬を摺り寄せて視線を上げる）&br;…ん、ありがと。…にひひ、ちょっと落ち着いたかも。……ね、このまま…寝ても良い？&br;（鼓動の音が聞こえる程に寄り添えば、伝わる温もりに頬を緩める）&br;（この温もりに包まれていれば、先ほどの悪夢も、嫌な想いも吹き飛んでしまうだろう）&br;（それでも、まだ少しだけ身体が震えていたから。せめてこの震えが止まるまでは彼の温もりに包まれていたかったから）&br;（ラッドの顔を見上げながら、小さな我儘を言ってみた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-30 (土) 00:53:33}; ---&COLOR(#008000){(彼女の背に腕を回して、しっかりと抱きしめる)&br;(二度と怖い夢を見ないように、瞳を閉じた闇より迫る恐怖から庇うように)&br;ん。勿論。……ナフィがそうしたいなら、明日も明後日もずーっと、こうして寝たっていいよ&br;…なーんてな(さすがに照れくさいのか、最後にそう付け足して)&br;…おやすみ、ナフィ(背中に回した手で、彼女の頭を後ろから優しく撫でながら瞳を閉じる)&br;(彼女の感じた恐怖をそのまま引き受けてやることは出来ないけれど)&br;(それから守ってやることは、和らげてやる事は出来る。きっと、それこそが自分の使命なんだと)&br;(小さく、温かい彼女の体を抱き留めながら、そんな事を考えていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-30 (土) 01:17:09}; ---&color(goldenrod){……そんなこと言ったら、私本気にしちゃうよ…？&br;ラッドが良いなら、ずっとずーっと…こうやって寝たいな。…こっちの方が、落ち着くし…&br;（彼の軽口にそんな言葉を返し、改めて瞳を閉じる。全身を包む彼の温もりがようやく心を落ち着かせてくれた）&br;（こうして自分をしっかりと包んで、受け止めて、守ってくれる夫が大好きで）&br;（そんな夫に対して自分は何が返してあげられるのだろう？何をしてやれるのだろう？）&br;（こうして与えられてばかりでは何だか少し申し訳なくもなってくる）&br;（ただ、取り敢えず今は。求めていた温もりを享受することにしよう）&br;（今度は、素敵な夢が見られそうだと、一人微笑む）&br;（最後にもう一度、ぎゅっとラッドの服を掴み眠りに落ちていくのだった―）}; -- &new{2012-06-30 (土) 01:26:46}; -&color(goldenrod){（時は少し巻き戻り、スイの街に定住するようになる以前のこと）&br;（旅の途中で立ち寄った街は行商たちの拠点として発展した大都市であり、町中に様々な露店が並んでいる街であった）&br;（宿を取り、取り敢えず街中を散策しつつショッピングでも！と二人で意気揚々と出かけた時の事である）&br;（何時ものように、あれは何だろう、これはどういうものだろう、と様々な物に興味を示すナフィに引っ張られるラッド）&br;（その中で目を引いたのは宝石商が開いている露店。煌びやかなアクセサリが並ぶその光景にナフィは目を奪われた）&br;…ほえー……綺麗だねーこれー。あんまり見たこと無い色の宝石だけど…この辺の特産だったりするのかなー&br;（何て事を尋ねた傍から、二件隣の軽食屋台の香りに惹かれてフラフラとラッドの答えを待たずに歩いて行ってしまう）&br;（そんなことを幾度か繰り返した結果―）&br;&br;………あれ？？？&br;（気づけばラッドの姿は傍には無く。探そうにも人ごみで5m先の様子すら分からない有様だ）&br;…あ、あれ？ラッドは…？？……もしかして…はぐれちゃった、かな…？&br;（暫くその場で待ってみても、ラッドが追いついてくる気配は無い。見知らぬ人達が騒々しく行きかうだけで）&br;……どう、しよう…（かくして、彼女は完璧に迷子になってしまったのであった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 21:10:30}; --&COLOR(#008000){ああ、それは―(なんて、事前に調べておいた街の特産品の解説をしようとしていたが、どうやらその相手がいない事に気付く)&br;･･････まいったな、ちゃんと手繋いでおけばよかった･･･(この人の波ではどうにも邪魔になってしまうし、彼女の好きに回らせてあげたいという気持ちからの配慮が仇となったようだ)&br;ナフィー！どこだー？(騒ぎにならない程度の声量で呼びかける、が当然返事は無い。基本的にこういう場合は動かないで待つのが正解なのだけれど)&br;･･･ナフィの事だし、きっと俺を探して動いちゃってるだろうな(それに、この人である。一所に留まるのは得策ではない)&br;こういう時、仁義くらい身長があれば･･････(旅先でもいくらか目立つ緑髪も、人ごみに紛れてしまえばその視認効果は期待できない)&br;(見知らぬ土地で離れ離れ、寂しがらせてしまうという気持ちも勿論だけれど、何より様々な人の集まる街だ。安全とは限らない。)&br;あんまり遠くに行ってないといいんだけど･･･！(焦りからか行き交う人にぶつかりそうになりながらも、妻を捜すべく歩き始めた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-21 (木) 21:31:24}; ---&color(goldenrod){ラッドー！どこー？おーーーい！（夫を探す声は人ごみの喧騒にかき消されて返答は無い）&br;……困ったなー。何処から来たんだったかなぁ私…（目に映る気になる物だけを見てフラフラと歩いていたせいか、どう来たかはよく覚えていない）&br;え、っとー…たしか、この前は焼き鳥の屋台が気になってー…あ、あった！あの屋台だったかな？（結果、目に留まったものを思い出しつつそれを辿るという回りくどい方法を取ることにした）&br;…わ、と、ごめんなさい！ちょ、ちょっと通してくださいー（小柄な彼女である。人の波をかき分けて目的の屋台にたどり着くには一苦労だ）&br;ラッドが居れば、二人分のスペースがあったから歩きやすかったんだけどなぁ…&br;（人の流れに押し返されそうになりながらも、何とか直前に目の止まった屋台にたどり着く）&br;ふぅ…さて、次は何だったかな…（一息つき、辺りを見渡して記憶をたどる。まだまだラッドの元にはたどり着きそうにない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 21:43:52}; ---&COLOR(#008000){(どれくらいの時間探し回っただろうか。一通り来た道を見て回ったが、ナフィはまだ見つけられていない)&br;(それもそのはずである。ラッドの方が手前にいる上、ナフィと比べれば体格も押しの強さも数段上なのだから 同じように道を辿れば後ろにいる彼女に追い付くことも、追い付かれることも無い)&br;(不安と焦りでその事を失念し、一週回って広場へと辿りついた。今頃、きっと彼女は心細さと不安に襲われているだろう)&br;(だけれど、不安なのはそれだけでは無く。夫婦の贔屓目を抜きにしてもナフィは可愛い。そして、見知らぬ土地で人にあふれた市を一人で歩くには幼く、華奢で)&br;(どうしても嫌な想像が頭の片隅を過ぎって行く。早く、早く見つけなければ！そんな思いから、彼は道行く人々に一人ずつ声を掛け始める)&br;あの、すみません！この辺りで、金髪に花の飾りをつけた女の子を見ませんでしたか？(それこそ片っ端から、である。だけれど、これだけ多くの人がいるのだ。一々覚えている人などあまりおらず)&br;―はい、この辺りにファーのついた･･････ そうですか、すみません･･･(時々邪険にされながらも、待ち合わせをしていると思しき人や露店の主、食事中の人など次々と声をかけていく)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-21 (木) 22:04:06}; ---&color(goldenrod){………居ない、かー…（はぁ、とため息が出る。既に思い出せる限りの場所を辿り、もう一度折り返し始めていた）&br;（人ごみの中をかき分けて進むだけで体力は消耗されるし、何より一向に見つかる気配の無い夫の姿に心が擦り切れそうな思いだった）&br;（見知らぬ土地で一人になることがこんなに心細かったなんて。常に一緒に居てくれた彼が居ないことがこんなにも苦しいことだなんて）&br;ラッドぉ……どこなの…？（気を抜けば滲んでしまいそうな視界を袖で拭い、顔を上げる）&br;（押し寄せてくる嫌な想像を振り払うように、彼女は再び人ごみの中へと身を潜らせていく―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 22:15:18}; ---&COLOR(#008000){(「なぁに？女の子を探してるの？」何人目か何十人目か、ラッドに声をかけられた女性が返事をする)―そうなんです、少し前にはぐれちゃって･･････&br;(「ふぅーん･･････」それなりに露出度の高い衣服に身を包んだ美しい女が、ラッドの爪先から頭のてっぺんまで眺め)･･････それで、もし見かけた覚えがあるなら教えて欲しいんです！&br;(「･･････ね、その子はキミの何なの？どういう関係？」)･･･な、何で、そんな事を？(思わぬ質問にたじろぎそうになるが、何とか聞き返し)&br;(「ううん、ちょっと意地悪したいだけ。反応見るに妹さん･･･じゃないよね？彼女？」)･････････えっ、と。そう、だけどそうじゃないと言うか･･････(言うだけあって意地悪だ。歯切れの悪い答えを返す)&br;(「どっちで見たか教えてあげてもいいんだけどなー･･･？ちゃんと答えてくれたら、だけど」尚も悪気を帯びた笑みに、観念したラッドは答える)･･････妻、です。新婚旅行の途中で･･････&br;(「･･･えっ。妻って！冗談でしょ？ キミも十分若いけど･･････まだ子供じゃない！」そ、それには深い事情があって･･･！というか、そろそろ教えてください･･････！！&br;(話し好きなのか意地悪なのか、単にラッドが気に入られているだけなのか。広場の一角で、ナフィを見たと言う美女と長話をするハメになっていた)&br;(時折笑いながらにラッドをからかう女性と、それに突っ込みを入れるラッド、傍から見れば楽しげにも映るかもしれない)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-21 (木) 22:42:16}; ---&color(goldenrod){（もうどれだけ捜し歩いただろうか。自身が招いたこととはいえ、探せど探せど見つからない夫の姿に心細さは募るばかりだ）&br;（いつしか瞳の端に滲んだ涙を拭うこともしなくなっていた。赤くなった目で必死に夫の姿を人ごみの中に探そうと歩き回る）&br;…っく、ぅ…ぇ、…ら、っどぉ……ひっく…（震える声で名前を呼ぶ姿は外見の通りの幼い少女のそれであった）&br;（時折街行く人々が「どうしたの？」だの、「大丈夫？」だの声を掛けてはくれるが、ラッドの姿を見ていないか尋ねると、皆「知らない」と答えるばかりだ）&br;（日が傾き始め、街中の喧騒も収まりはじめた時分。人の波が途切れたその先に、探し求めた緑の髪の青年の姿―）&br;&br;―ラッ…ド……？（その姿を見て、悲しみにくれた表情が一気に晴れやかなものになる。声をあげ、駆けだそうとした時に。気づきたくないことに気が付いた）&br;（彼は誰と話しているの？”若い妖艶な雰囲気の女性と”）&br;（私のことを探してくれてたの？”目に映る彼は件の女性と楽しげに歓談しているように見える”）&br;………っ！！（胸の中にこみ上げる複雑な想いを押しこめ、ひとまず夫の元に駆け寄って行く）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 22:56:55}; ---&COLOR(#008000){(「えー･･････？いいじゃない、馴れ初めくらい教えてくれたって」人に言う事じゃ･･･ というか！あんまり長引くと教えてもらっても意味が･･･&br;(女性は中々ラッドを開放してくれなかった。見る人が見れば、年下の男をからかい、こまらせて遊んでいるようにしか見えない)&br;(本当に知っているのかも怪しいが、ここで諦めれば次に手掛かりを掴むのはいつになるのか。故に、ラッドは気後れしながらも食い下がっていた)&br;(と、そんな時である。女性がラッドの後ろに視線をやり、表情を変えた。経験の無いラッドにはわからないが、それはまさに「面白い事になった」という顔で)&br;(ラッドが振り返るのと、女の「あら、よかったじゃない」という嬉しそうな声が遠ざかっていくのはほぼ同時。きっと今もう一度振り返っても、女性は既に人ごみの中だろう)&br;(もっとも、少し離れた場所からこの様子を見ようと離れただけなのだが。そんな事は既に2人には関係の無い事)&br;(視線の先には愛しい愛しい金髪の彼女。すっかり赤くなった瞳に大粒の涙を湛え、頬には毀れた跡さえ見受けられる)&br;(どれだけ寂しい思いをさせてしまったのだろう、どれだけ不安にさせてしまったのだろう。ラッドの心中に過ぎるのはただそれだけで)&br;(当然だろう、彼はただ手掛かりを掴もうとしていただけなのだから。それがどう見えるか、はともかくとしてだ。それが結果として実を結んだのだから、その表情には喜びの色だけがあり)&br;ナフィ･･････っ！(力強く抱き留めてやる。涙も不安ごと全部拭ってやる。ただそれだけの思いで、彼女を迎えるべく腕を開いた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-21 (木) 23:22:17}; ---&color(goldenrod){（ただ無言で駆け寄る。視線の先に居る彼は腕を広げ、自分を抱き留めようとしてくれている）&br;（何も考えず、そのまま胸に飛び込んでしまいたかった。しかし、先ほどまで彼が楽しそうに歓談していた女性のことが頭を過り）&br;―っ…………（彼の腕の中に飛び込む直前で歩みを止めた。そのまま俯き、黙り込んでしまう）&br;……ら、っど……今の人、誰……？&br;（散々迷って、探し求めた愛しい人が目の前に居るのに、出て来たのはそんな言葉）&br;（彼が自分を探さなかったわけがないと。そう思えるのに、先ほどの女性のことが僅かな疑念を生む）&br;（もしかして、私の事なんか忘れてあの人と話していたかったんじゃ。そんな有り得ない想像に心が揺らいだ故の言葉だった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 23:33:00}; ---&COLOR(#008000){(ナフィが止まったのを見て、疑惑の言葉をぶつけられて、鈍感な彼にも漸く状況が少しずつ飲み込めてきたようで)&br;誰…って… この辺りでナフィを見たって言うから、話を聞いてたんだ。それだけだよ(本当にただそれだけの事である)&br;(これでは納得出来ないかもしれないが、実際にそれ以上の事は無かったのだ。少なくとも、ラッドと女性の間には)&br;(言い訳するわけでもなく、ぶっきらぼうに言い切るわけでもなく。それは安心させるためであるかのような語調)&br;結局、教えてもらえないどころか放してももらえなくってさ…… 凄い時間食っちゃったけど(そう、いつもの通りに苦笑して)&br;……だから、えっと…(笑いが止んで、幾らか真剣な表情と口調になって)ごめん。&br;すぐに見つけてやれなくって、寂しい思いさせて…… 本当に、ごめんな……(言って、俯くように頭を下げる)&br;(ナフィの考えている全てを理解できたわけではない)&br;(けれど、彼女の涙を見れば、その声を聞けば、罪悪感と後悔で押し潰されそうになるのがラッドなのである)&br;(彼にとっては愛する妻が悲しんでいる事が全てで、その原因が自分にもあるとすれば尚更で)&br;(ここが街中で、人前で無ければ同じように瞳を赤くしていたかも知れない。その声には若干の震えを感じ取ることが出来るだろう)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-22 (金) 00:05:21}; ---&color(goldenrod){（言い訳をするでもなく。此方の疑いの眼差しに不機嫌になるでもなく）&br;（ただナフィの不安を溶かすための、優しく、真摯な言葉。其処に嘘偽りなど無いことは分かっている）&br;（彼は何処までも優しくて、不器用で。本当に件の女性とは何も無いのだろう。だけれども―）&br;……ホント、だよね…？ラッド、優しいから…誰にでも、優しくて…だから、だから…&br;（止まった筈の涙がじわりと瞳の奥から湧き上がってくるのが分かる。それでも、溢れ出る想いも、涙も止められそうにない）&br;ご、め…折角、探してもらったのに…迷惑、かけたのに。こんな、こんなこと言って…&br;でも、でも不安なの。ラッドが、ラッドが別の…私よりもっと素敵な人の所に行っちゃったらって…&br;そう、思ったら…怖くて（今もこうして一人で迷子になってしまい、彼に多大な迷惑をかけてしまった）&br;（彼はきっと何時もの笑顔で「気にしてないよ」と言ってくれる。だけれども、そんな迷惑を被らなくても良いもっと常識のある女性というのもきっと居るはずで）&br;（そんな女性の所に彼が行ってしまったなら。押し寄せる不安は、止まらない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-22 (金) 00:18:52}; ---&COLOR(#008000){(俯き加減で、彼女の心情の吐露をただただ聞いていた)&br;(何をバカなことを。なんて言う事は出来ない。自分だって、ナフィが知らない美男子と談笑していたらきっと心を押し潰されそうになるだろう)&br;(不安で不安でしょうがなくなって、もしかすれば同じように吐き出してぶつけてしまうかもしれない)&br;(そう考えたなら。もう、ラッドの取る行動は一つに定まっていた)&br;(ぐい、と彼女の細い体を抱き寄せて そのまま強く強く抱き締める。如何に人の波が荒れ狂おうとも、絶対に放してしまわないように)&br;(苦しいかもしれない。少し痛いほどかもしれない。だけど、これが一番確実に想いを伝えられる方法だから)&br;ナフィより素敵な人なんて、いない(重ねて言うが、ココは市の広場だ。しかし、そんな事はお構い無しにラッドは愛を囁く)&br;不安になったならそれを俺にぶつけてくれていい。怖い思いをしたならそれが無くなるまで一緒にいるよ(周囲の人々が、まだ幼く見えるカップルに視線をやるがそれらを一切気にする事も無い)&br;だから……また笑顔を見せてほしいんだ。世界で一番素敵な、俺の大好きな笑顔を(愛する人を抱き締めたまま。涙声といって差し支えは無いかもしれない。そんな声で続ける)&br;………俺も、ナフィがいないと駄目なんだよ&br;(当然、不安だったのはナフィだけではないのだ。このまま会えなくなってしまったら……。そんな思いで走り回った青年の、心の底から振り絞られた言葉だ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-22 (金) 00:50:07}; ---&color(goldenrod){（胸の中へと抱き留められ、その声をより近くで聞けば不思議と気持ちも落ち着いて行く）&br;（痛い程に抱き留めてくれるこの腕こそが、彼の想いを如実に表してくれていた。離れたくない気持ちは自分も同じ。だから彼の背中に手を廻し）&br;……うん、うん…っ（胸の中。彼の胸板に顔を押し付けるように頷く。とくん、とくんと伝わる鼓動が何より愛おしい）&br;（こうして誰が見て居ようと想いを伝えてくれる彼だから信じられる。こんな彼だからこそ自分も傍に居たい。離れたくないのだ）&br;…あり、がと…ありがと…大好き、私も、大好きなんだからぁ…！&br;（震える声で。同じく周囲の視線など気にせず叫ぶ。誰が見て居ようと気にするものか。私には彼さえ居てくれれば何も要らないのだ）&br;（彼の言葉に顔を上げ、頬を緩めて笑顔を作る。泣きはらした瞳と頬の笑顔だったが、それはいつもの彼女の笑顔）&br;（大好きな人に向ける、満面の笑顔。愛しい人が傍に居てくれる幸せを目一杯表現した、それこそ最高の笑顔だった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-22 (金) 01:03:35}; ---&COLOR(#008000){(その笑顔を見れば、同じように頬を緩めて笑顔を作る。嬉しい気持ち、愛しい気持ちを共有するかのように)&br;……そう、俺はその笑顔に一目惚れしたんだ。これから先も守って見せるからさ、その笑顔を。ずーっ…と……&br;(何て言いながら彼女の肩越しに視線をやれば、漸く視線が突き刺さるのに気付く)&br;(恥かしそうにしている男と、羨ましげに見ている女の2人組や、口笛を鳴らしている中年の男)&br;(どうしても気になるのかちらちらと視線をくれている妙齢の女性、興味深げに眺めている子供と、微笑ましそうに見ているその親)&br;(問題が片付き素面に戻ったラッドに、この視線の雨は聊か恥かし過ぎるようで。見る見る頬が赤くなっていく)&br;は、ハハハ…… いや、その…なんというかー……(苦笑いを浮かべ、一旦抱擁を解く)&br;……ナフィ、行こうか？ちょっと目立ち過ぎたみたいだ…！(スッと手を差し伸べて、恥かしそうにそう言った)&br;(今度は絶対に離したりしないから。敢えて言葉には出さず、青年は真っ赤な顔で微笑んだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-22 (金) 01:25:04}; ---&color(goldenrod){―ん？…んー…にひひ、そだね？&br;（言われて此方も素面に戻る。確かにこの視線の雨は少々気恥ずかしい。それでも何だかこれで終わりなのはもったいない気がして）&br;…にひひ、それじゃせめてこうしとこうっと（言って、ラッドの手にしがみ付くように腕を組み）&br;これだけ近くに居ればさ、迷子にもならないもんね！……ほんとに、ありがとねラッド。…うん、嬉しかったよ&br;（と、最後の言葉は少しはにかみながら言う。本当は嬉しいなんて物じゃなく、改めて惚れ直す程だったのであるが流石にそれを言うには恥ずかしかった）&br;（だから、宿に戻ったら思いっきり甘えてやろうと思った。こうして腕を組んでいるだけじゃ全然物足りない）&br;（抱き合って、口づけを交わして。そんなことを考えていると少し心臓の鼓動が早くなる）&br;（同時に、二人を繋ぐ蒼い糸がとくん、と脈打った。気づかれたかな、と彼の顔を見やる）&br;（まぁ、どんな顔をしていてもきっと甘えに甘えることは絶対にやめないのだけれど）&br;&br;（雨降って地固まる。彼女の好奇心から巻き起こった迷子騒動はひとまずこうして幕を閉じた）&br;（けれど、二人の旅はまだまだ続く。一層深まった互いの絆を胸に、夕暮れ色に染まる市場を行くのであった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-22 (金) 01:46:52}; -&color(goldenrod){（同窓会から幾月が過ぎただろうか。三つ目の命を宿した彼女のお腹も幾分目立つようになってきた）&br;（命を宿すのは先の双子に続いてこれで二度目ではあるが、やはりお腹が膨らんでくるこの時期は辛い）&br;（元々小柄である上に、年齢相応に発達していない未成熟なままの身体では少々どころではない負担がかかっているのだ）&br;（一挙一動に気を払いつつ、夫や友人達の助けも借りながらなんとか日々を過ごしていたそんなある日の夕暮れ時のことであった）&br;&br;んー…よし！良い感じー。これで私とラッドの分はOK、っとー…&br;（ぱたぱたと忙しく台所を動き回り、夕食の支度を進める。先に生まれた双子の兄妹もそろそろ離乳食の時季である）&br;（大人が食べるものをそのまま食べさせるわけにも行かないので、面倒ではあるが別途に用意せねばならないのだ）&br;（フライパンの上で香ばしい匂いのする魚のムニエルの隣で、お粥がコトコトと鍋を揺らす）&br;…んー…よし、離乳食もこれでおっけー…かな！&br;（スプーンでお粥を掬って口に運び、満足げに頷けばキッチンからリビングへと声を投げかける）&br;ラッドー、ご飯の準備出来たよー！食器の準備おねがーい！ -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 20:50:06}; --&COLOR(#008000){(一方ラッドはと言えば、居間で双子の遊び相手になっていた。)&br;(兄妹それぞれ金と緑、両親とは反対の取り合わせの髪色をした双子に相対して座り、両手に持ったマラカスのような玩具を鳴らし)&br;ほーら、おいでおいでー(カラカラ、チャリチャリと子供心をくすぐる音色に誘われるように、アルヘイクス、マーガレットの2人が"ずりばい"で器用に進む)&br;よしよし！偉いぞアル、メグ！(2人の発育は順調なようで、無事に父のもとに辿り着けばガラガラのおもちゃを手にして満足気な様子だ。それを見ているラッドも同様に楽しげで)&br;(不安だった子育ても、しなければならないとなれば案外何とかなるものだ。実父母やスイの両親に教わりながら実践していく)&br;(「あーうー、うー」アルがゆっくりと玩具を振る様子を眺めていれば、台所から声がかかった。)はいはい！今やるよー！(言いながら、双子を抱きかかえて)&br;ちょーっと待っててなー？おいしいご飯の時間だからさ(ベビーベッドに二人を降ろすと、颯爽と台所へ向かって4人分の食器を取り出し始める)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-15 (金) 21:15:39}; ---&color(goldenrod){（子育てに協力的な夫に助けられ、互いに初めての経験ながらも何とか日々を過ごしてきていた）&br;（日に日に成長していく我が子と共に穏やかな日々を重ねるのは何よりの幸せで。何時しか彼女が夢見た「普通の幸せな家庭」そのものであった）&br;ん、ありがと！よ、っと…ん、おっけー！テーブルまで持って行ってもらっても良いかな？&br;（二人分の料理をラッドが用意した食器に盛り付け、自分は子供達用の小さな器に離乳食をよそう）&br;さて…アル、メグ、ご飯だよー。今日もいっぱい食べてね？（テーブルまで料理を運べば、ベビーベッドに寝かされている二人をそれぞれ抱え上げてベビーチェアへと座らせる）&br;…さて、それじゃお待たせしました！いただきましょー！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 21:35:03}; ---&COLOR(#008000){(ラッドは「ん、勿論！」と明るく応え、率先して動く。むしろ家事の全てを自分が代わりたいぐらいだ)&br;(ナフィほど上手にとは到底いかないが、料理も一応は出来るようになった。それでも分担しているのは他ならぬ妻の望みでもある)&br;(4人揃って「いただきます」の挨拶。もっとも、双子はまだしゃべることは出来ず、動作も両親の見様見真似だけれど。微笑ましい夕食の始まりだ)&br;(知識に経験が上乗せされ、絶品と言っても差し支えない妻の料理に舌鼓を打ちつつ、子供たちにも離乳食を食べさせていく)&br;アルー、ほらアーンしてー…… よしよし！お母さんの作るご飯はおいしいだろー？(最初は中々上手に食べられなかったが、徐々に慣れてきたようで)&br;(美味しいのか、はたまた食事が楽しいのかはわからないが、離乳食を飲み込んだそばから「あうー」と催促するような仕草をする)&br;はいはい、まだまだ沢山あるからなー(なんて、自分も楽しそうにもう一口分をよそって食べさせてやる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-15 (金) 22:00:59}; ---&color(goldenrod){にひひ、アルもメグもよく食べるねー？うんうん、良い事だ！&br;（粥の器の方へと手を伸ばすような仕草を見せる二人に笑顔を向けて）ん、もっと食べるー？よしよし、はい…あーん&br;（粥を掬い、スプーンをメグの口元へと運べばすぐに食べてしまう。その度、嬉しげにきゃっきゃと声を上げる娘の頭を撫でてやり）&br;にひひー、可愛いなーもー…何だろ、何しても可愛いよねー…これからもっともっと可愛くなるのかなー&br;（自分の分の料理を口に運びながらも視線は二人の子供へ向けられている。それぞれご飯を食べ終え、スプーンを手に食器を打ち鳴らす様もまた親からすれば可愛い物で）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 22:31:29}; ---&COLOR(#008000){(両親の「ごちそうさま」を真似てうーあー言いながら食器を鳴らす双子を見てうれしげに笑いつつ、食器を片付けていく)&br;だろうなー。まだ「パパ、ママ」って呼ばれたりしてないしなぁ…… ほら、パパにちょーだい(グーで握ったスプーンを渡すように頼むも、あう！と拒否されて)&br;その前にハイハイだっけ。全く、ついこないだまでベッドで泣いてるばっかりだったのにさ(苦笑いを浮かべ、食前に遊んでいたガラガラを持ってくる)&br;はい、これと取替えっこしようか？…ん。よしよし、ありがとねー(慣れた感じでスプーンを受け取り、流し台へ片付けて)&br;こんな幸せが10年も20年も続くって考えると、何か変な感じだな？(カチャカチャと、慣れた手つきで食器を洗っていく)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-15 (金) 22:54:29}; ---&color(goldenrod){喋れるようになるのはまだもう少し先かなー…でも多分あと２，３か月もしたらパパ、ママぐらいは言ってくれるかもね！&br;（手慣れた様子で食器を片づけるラッドに笑顔を向け、ガラガラで遊ぶ子供達へと視線を戻す）&br;ほら、ママですよー？はい、まーま（自分を指さし、子供達に教えるものの、帰ってくるのはやはり言葉にならない声だけ）&br;（アルに至っては彼女の指を摘まんでしゃぶろうとまでしていて）こらこら、違うってー。…にひひ、可愛いなー…&br;（苦笑いしながら指をひっこめようとするも、尚指先を掴もうとする小さな手のひらに思わず頬が綻んでなされるがまま）&br;その分色々と苦労もあるんだろうけどー…ラッドが居て、子供達が居て、って考えたらそれだけで十分幸せなんだよねー…&br;…あは、お腹いっぱいになったらおねむかな？（気づけばアルもメグも二人してうとうとと船をこぎ出していた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 23:13:26}; ---&COLOR(#008000){どっちが先に呼ばれるか競争だ！……なーんてな(皿洗いを終え、手を拭いながら振り返って)&br;いまでも十二分に大変なんだろうけどさ… こう、毎日が満ち足りてるから、っていうか。不思議と苦労を苦労に感じないんだよね&br;この子達が、これから生まれてくる子達がただ健やかに育ってくれれば、それが至上の幸福ってやつなんだろうなぁ(息子たちと戯れるナフィを見て、穏やかな笑顔を作る)&br;……おっ、本当だ。メグのほう、大丈夫？俺が連れて行こうか？(アルをゆっくりと抱き抱えてベビーベッドへ。身重の妻の事もそれと同じか、それ以上に大切な様子で)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-15 (金) 23:31:27}; ---&color(goldenrod){にひひ、知ってるラッド？パパよりはママの方が子供は発音しやすいんだって！&br;（競争するんなら私の勝ちかな！なんて言って互いに笑いあう）自分のことじゃなくてさ、誰かが健やかであるならそれが幸せ、ってー…結構凄いことだよね&br;それが親になる、ってことなのかなー…あ、うん！大丈夫大丈夫。メグは私が抱っこするね&br;（立ち上がり、半分夢の中に居る長女を抱き上げてベッドへ運ぶ）&br;……ねんねん、ころりよ…だっけ？（ぽんぽんと静かに二人の小さな肩を叩いて寝付くように促していく）&br;（直に、静かな寝息が二人分部屋の中に響き始めて）…ん、寝ちゃったかな？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 23:45:46}; ---&COLOR(#008000){そそ。で、続きはぼうやーは良い子ーだーねんねーしーなー……だったかな、うん(2人でうろ覚えの子守唄を交互に唄って)&br;(よく学び、遊んで。よく食べて、眠る。日々すくすくと育っていく子供たちの一日が今日もまた終わろうとしている)&br;(まだまだ幼いながらもどこか両親に似て、愛らしい安らかな寝顔を見て満足気に頷いて顔を上げ)……みたいだな。よく寝てる。&br;とりあえずはお疲れ様、かな？また夜に起きてきちゃうかもだけど……(なんて苦笑して。家族で過ごす時間も掛け替えのないものだけれど、まだまだ2人でいたい気持ちも当然ある)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-16 (土) 00:05:53}; ---&color(goldenrod){この子たちが生まれてから、一日があっという間だねー…それだけ充実してるってことなんだろうけど！&br;（無垢な寝顔を見せる我が子の頬を指先でなぞる。絹のような柔肌に指が沈めば、しかめっ面で寝返りをうつ）&br;…それにしても、大きくなったよねー。この間までお腹がすいたらおっぱいだったのに…今はちゃーんとスプーンでご飯食べてるんだよ？&br;凄いよねー…（我が子の成長を実感するようにくすりと笑い）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-16 (土) 00:23:08}; ---&COLOR(#008000){色々苦労もしたけど、思い返せば今日までもあっという間だったような気もするよなぁ……(思い返すように顎に手を当てて)&br;(ナフィの口からおっぱい、という言葉が出る事が未だ少し恥ずかしい気がして、だけれどそれが母親になるという事でもあるのかな、なんて感慨深げに)&br;本当になー…。その内自分で食べるようになって、いつか好き嫌いとかも言い出して……そんな時もきっとすぐに来るんだろうな&br;(ラッド自身は実母こそ居たものの、母の胸に抱かれて母乳で育ったわけではない。それは生まれ持っての病のせいで)&br;(だから、自分の子供がちゃんと育ってくれている事が無性に嬉しく、少しだけ。意識する事もないほど少しだけ、羨ましい気持ちがあった)}; -- &new{2012-06-16 (土) 00:39:39}; ---&color(goldenrod){それこそさ、今はそんなにだけどー…好き嫌いとかでそれぞれの個性も出るようになるんだろうねー…&br;（この先の子供達の成長を夢想すれば自然と笑みもこぼれるというものだ。夫と二人、顔を見合わせて笑うのだった）&br;あ、そだ！（ぽん、と手を打ち鳴らして）&br;あのねあのね、もう二人ともおっぱい飲まなくなっちゃったじゃない？でもね、私はお乳出るの&br;（ぐ、と学生時代に比べて幾分か大きくなった両の膨らみを腕で持ち上げて）&br;………ね、……飲んで、見る？（ほんのりと頬を染めて首を傾げて尋ねてみた）&br;…あの、そういうのは男のロマンだ！って町のおばちゃんたちが言ってて…}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-16 (土) 00:57:50}; ---&COLOR(#008000){(思わず「はい！？」と素っ頓狂な声を上げそうになるが、すぐ側で子供たちが眠っているのを思い出せばグっと堪えて)&br;……えっ、あー……、いや、その……(それでも同様は隠しきれず、上手く言葉を紡ぐことが出来ない)&br;(完全に素面でそんな事を言われれば戸惑うのも当たり前で、ここで頷いたらもう後戻りなど出来ないのではないかという気持ちと、ナフィの勇気……それは好奇心なのかも知れないけれど)&br;(それを蔑ろには出来ないという気持ち、そして自分の事情を知ってか知らずかの提案への嬉しさが綯い交ぜになって渦巻く)&br;ええ、っと…………(少し、というには些か長く考えこんで)……それじゃあ、その……(まず一度、ゆっくりと頷いて)&br;試してみよう…かな…………？(恥ずかしさだけで言えば、二人が結ばれた日よりも勝るかもしれない。頬の赤みは妻のそれよりも強く)&br;(だけれど、後戻りも、道を違えることもありえない二人なのだ。で、あれば 遠慮する理由など見つかるはずもなかった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-16 (土) 01:20:07}; ---&color(goldenrod){……わ、かった。ん、うん。ラッドが、そういうなら…うん&br;（夫の言葉に、自分に言い聞かせるように幾度も頷く。自分が「そうしたかった」のではなく、「夫に頼まれて」ということにしておきたい）&br;（夫には申し訳ないと思う。無論、自身の好奇心からというのも理由としては多分にあるのだが）&br;（それを認めてしまうのは流石に年頃の女性としては恥ずかし過ぎる。あくまで、「仕方なく」）&br;（そんな見え見えの予防線を張りつつも、夫の手を自らの双丘へと宛がって）&br;……にひひ。いっつもはアルとメグのものだったけどー。今は、ラッドの好きにしていいからね？&br;（何てことを囁き、肩紐に手を掛ける。その顔は紅潮しつつもはにかんだような笑顔）&br;（これでは先程の予防線など本当に意味がなくなってしまう。その意図も夫には丸わかりなのだろう）&br;（それでも。夫が自身の提案に対して乗ってくれたのは「女性」としての喜びを思い出させてくれた）&br;（ここ最近は「母として」の自分で居る時間が長かったからだろうか）&br;（自身以上に赤くなった顔で。恐らくは破裂しそうな程の胸の鼓動を隠して。それでも自分を想ってくれる夫が一層愛しいと思えた）&br;&br;（しゅるり、と音を立てて肩紐が解ければ、続いてぱさりと衣服が床へと落ちる）&br;（気づけば窓から差し込んでいた夕暮れの橙光は青白い月明かりへと変わっていて）&br;（幻想的な光に映し出されるそのシルエットは命を宿した女性であると傍目に分かる物）&br;（日常から、普通から少し道を外れた今宵の営みがどのよう物になるのか）&br;（想像して高鳴る胸を隠そうともせず、自身の影を夫へと重ねあわせるのだった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-16 (土) 01:46:21}; -&color(goldenrod){（砂漠を抜け、目的地にたどり着いたのは昼過ぎであった。その日の宿を見つけ、荷物を預けた二人は折角だからと観光することにしたのだ）&br;（異国情緒あふれる砂漠の街。建物の外観からして物珍しいし、街行く人々の恰好もまた興味をそそられるものだ）&br;（いつも通り、あれ何？これ何？と、様々なことに興味を示し、大はしゃぎしながら楽しく過ごしていた―）&br;おぉー……何か、凄いなこれ！お肉の塊が串に刺してあるけど…なんだろ、ケ、バブ…？？&br;（続いて目に留まったのは中東の名物であるケバブ。肉の塊を回転させ、そぎ落として食べるというのは聞いたことがなかった）&br;ね、ね、これどうやって食べるのかな？このままかぶりつくとか、そういうことじゃないよねぇ…？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-24 (木) 22:06:25}; --&COLOR(#008000){(本や映像でこそ見た事はあったが、現地独特の空気というのだろうか 自らの足で歩くというのはやはり新鮮さがあって)&br;(普段は妻の半歩後ろから見守っているラッドも、興味深げに砂漠の町の観光を堪能している)&br;(妻に袖を引かれて視線をやった先には、これも知識としてはあるが実際に見るのは初めての料理 ―否、現時点では肉塊だが)&br;あー…… これはさ、サンドイッチみたいにして食べるんだよ。ナイフで削ぐようにして切って、野菜と一緒に挟むの&br;(そう言えば、街について水分こそたっぷり補給したが、昼食はまだである。こんな肉塊を目にして、そそられない筈もなく)&br;……折角だし、食べようか？(きっと彼女も同じ気持ちで聞いてきたのだろう。屋台の主に声をかけ、2人分を注文する)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-24 (木) 22:25:43}; ---&color(goldenrod){へー、野菜と一緒に挟んで食べるのかー…おぉ、何か美味しそうだねー……ぁ。&br;（香ばしい肉の焼ける匂いと、ソースの良い匂いが空腹を刺激する。ラッドの提案に賛成するように、きゅるる、と可愛らしくお腹をならすのだった）&br;…にひひ、うん、食べよ食べよ！（店員が手際よく肉を削ぎ落とし、生地に挟んでいく様子を見つめて）&br;（直に二人分のケバブが手渡されれば、ラッドの方を見て）それじゃ、いただきますっ！…ん、むー…うん！おいしー！&br;お肉も美味しいけどソースが野菜に合うねこれ！これは手軽に食べられていいなー…}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-24 (木) 22:41:38}; ---&COLOR(#008000){(微笑ましい様子に思わず笑みが溢れる。学校から、故郷から遠く離れた異国の地でも、二人がいればそこが日常なんだと)&br;(食事の前に少しばかり安らかな気分になって。 ケバブを受け取り、同じように顔を向ければ)ん、いただきます(と大きめの一口)&br;……うん、美味いな！暑くても、辛めのソースで食べ飽きないし、むしろもう一つくらいいけそうな気が……(なんて言って、自分で訂正する)&br;…いや、ケバブだけでお腹いっぱいになったら勿体無いかな。まだ見て回る所いっぱいあるしさ(賑わう大通りに目をやれば、まだまだ沢山の店や屋台が目に入る)&br;食べながらゆーっくり見てくかぁ(空いた手をナフィの方へと差し出す。日陰にでも座ってまったりと過ごすのもいいが、食べ歩きデートも乙なものだろうと)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-24 (木) 23:04:20}; ---&color(goldenrod){（異国の地で名物料理に舌鼓を打てば顔も綻ぶ。砂漠での苦労などなんのそのだ）&br;（無意識のうちに、ラッドの手をしっかりと握り締め再び大通りを進む）&br;（威勢のいい声があちらこちらから聞こえてくる。色んなものを食べ、笑い、お腹も膨れて来た頃、一つの看板が目に留まった）&br;……え、とー。民族衣装…試着できます？？（ほぉ、と看板を読み上げて）&br;…ね、ね、此処入ってみない？私さ、こういうエスニックな地域の服って着てみたかったんだー！&br;（ぐいぐいとラッドの手を引っ張り、瞳を輝かせて顔を見上げる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-24 (木) 23:17:38}; ---&COLOR(#008000){……うん？(足を止め、彼女の瞳と看板とを交互に見る。そして、少しだけ間を空けて)&br;(ふぅ、と一息つく素振りを見せる。それには若干のわざとらしさがあり)…し、しょうがないなぁ！折角遠くまで来たんだし、記念に入ってみるかぁー&br;(「いいね、行ってみよう」と言うのは少し恥ずかしいのか、あくまで仕方がないと言いたげな様子で店へと足を運ぶ)&br;(期待からか、どうしても口調が演技っぽくなってしまっているのに本人は気付いているのだろうか)&br;(もっとも、彼女につられたのか隠し切れていないのか、楽しげな笑みを浮かべているのだけれど)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-24 (木) 23:36:02}; ---&color(goldenrod){（ラッドの少しわざとらしさの残る態度に思わず頬がほころんだ）&br;（そんな夫が可愛らしくて微笑ましかったから、というのもあるのだけれど）&br;（何よりも自分の衣装をまとった姿に期待してくれているのが嬉しくて、満面の笑顔で入店するのだった）&br;&br;おぉぉー…すごいすごい、どれ着ようかなぁ！ね、ね、どれがいい！？&br;（店内に並べられた衣装は多種多様な物。それこそ民衆が着るようなものから、踊り子が身に着ける露出面積の多いもの）&br;（果ては王族が身に着けるようなゴージャスなものまでよりどりみどりだ）}; -- &new{2012-05-24 (木) 23:58:37}; ---&COLOR(#008000){(ほぉ、と感心するように衣装達を眺めて。そのどれもが本や映像で見るようなもので)&br;うぅ〜む…… どれが似合うかなぁ……(と、顎に手を当てて視線を左から右へとゆっくり流していく)&br;(衣装の一つ一つを見ては、ナフィの姿を頭の中で重ねる。まずは順当に似合いそうな町娘の装いへと)&br;(そして、きっと互いに赤面してしまうような露出の多いダンサーの衣装に視線が移る)&br;(着てほしい、という気持ちは勿論ある。あるけれど、それ以上に自分以外に見せるのは何だか嫌な気がした。心中でかぶりを振って、目線は次の衣装へ)&br;(目に入るのは綺羅びやかに飾られた豪華な衣装。まるで物語のお姫様が身に付けるような、そんな風情だ)&br;(これはいいかも、と思ったがその隣には男物の絢爛な装束が並んでいて。 王族の衣装を選んだら、俺も対になるコレを着させられるんじゃないか)&br;(そう思うとどうにも恥ずかしくって。否、実際ナフィに「これにしよう？」と言われればきっと断らないのだけど、自分からは中々言い出せないのがラッドである)&br;(もう一巡、様々な考慮も含めて衣装を見渡した後 結局最初に見た町娘衣装を指さして)&br;…俺はこういうのが似合うと思うけど、ナフィは何か気に入ったのあった？&br;(決して妥協したわけではない。「似合う」という一点で言えば、飾り過ぎず派手過ぎないものがやはり収まりがいいのだ)&br;(勿論、他の考えもあるのだけれど それは「自分から勧めない」だけで「着てほしくない」ではない。きっと、どれを着たって可愛いに決まっている)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 00:29:23}; ---&color(goldenrod){んーっとねー…どれも着てみたい！っていうのが本音なんだけどね？&br;しいて言うならー…これ、かな？（といって指さしたのは王族風の華美な衣装）&br;えへへ、物語の中のお姫様みたいでさ！こーいう衣装は女の子の憧れだし！&br;（衣装を手に取り、身体に合わせてみて楽しそうに微笑み）あとさ、これ！ラッドと一緒に着て写真とかとりたい！&br;（と、ラッドの予想通り。並べてかけてあった男物の衣装を指さし、はにかみながら微笑むのだった）}; -- &new{2012-05-25 (金) 00:48:39}; ---&COLOR(#008000){(危惧していた事態が現実の物となったが、当然といえば当然、嫌な気分などは全く無い)&br;(自分から勧める事ができなかっただけで、こうなる事自体はむしろ好ましいくらいである。その証拠に、困ったような、楽しそうな笑みを浮かべて)&br;おッ、俺も着るの……？あー、いや 嫌なわけじゃないけどもー(同じように、服の上から合わせて鏡を覗いてみる)&br;(20をいくつか越えたが、在学中から既に年齢よりも若く見られる事に定評のあった自分だ。皇子の出で立ちにも然程の違和感は無く)&br;……ま、記念だしな。着るかー！(なんて、最終的には楽しげに試着室へと分かれて行く。それから幾らか時計の針が進んで)&br;&br;(シャッと試着室のカーテンが開き、緑髪の王子が出てくる。少し落ち着かない様子で)&br;……えーっと、こんな感じかな(おかしな所はないか、と肩や腰に視線をやりつつ、もう一つの試着室をちらりと見て)&br;(ナフィはどんなお姫様になっているのだろう。きっと、自分の想像しているよりもずっと可愛らしくて)&br;(また俺は言葉をうまく紡げ無くなってしまうんだろう。自嘲気味にそんな事を考えながら、待っていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 01:11:04}; ---&color(goldenrod){（やがて、隣の試着室のカーテンの隙間から、ひょこりと顔だけを覗かせて）&br;え、えーっとー。その、笑わないでね？その、思った以上に…ヒラヒラしててちょっと恥ずかしいなー……&br;（紅くなった顔でそう前置きをすれば、ゆっくりとカーテンが開かれる。そこに居たのは如何にも中東のお姫様といった出で立ちの少女）&br;（淡い緑の服に身を包み、透けそうな程の布を肩に巻き、首から下げた大きな赤い宝石のペンダントを揺らしながらラッドの前に立ち）&br;え、えっとー……どう、かな？（恥ずかしげにもじもじと身を捩れば、両腕と両足に着けた金のアクセサリーがこすれ合って音を立てる）&br;（胸と下半身を覆う緑の布地の間から覗く白い肌。所謂ヘソ出しルックである）&br;（少し露出度が高いながらも、全体的にゆとりのあるデザインであるためか、扇情的ではなくどこか柔らかな印象を与える服装だ）}; -- &new{2012-05-25 (金) 01:29:30}; ---&COLOR(#008000){(やっぱりだ)&br;(やっぱり衣装を身に纏った彼女は俺が思い描いていたよりも可愛いし、美しい)&br;(そんな彼女を前にすると俺はドキドキしてしまって、嬉しさと恥ずかしさで動けなくなるような感覚に陥る)&br;(それでも、感想を求められているのだから何とかして頭を働かせる。いつまでも見蕩れている訳にはいかないのだ)&br;…あー…っと、うん。綺麗だよ、凄く。(もっとスマートに言葉を出せればいいのだけれど、高鳴りがどうしても邪魔をする)&br;本当に、話の中のお姫様みたいでさ…… えっと、とにかく。似合ってるし、可愛いと思う(駄目だ、こういう時はどうしても洒落た事が言えない)&br;(だけれど、この心中が少しでも伝わればいいな、と。思った事は素直に吐き出した。瞳だけはしっかりと合わせて 否、顔に差す赤みも同様に)&br;&br;(そうこうしていると、カメラを構える店員がこちらに合図を送る)&br;(落ち着くためにふぅ、と一息ついて)……それじゃ、記念撮影といきましょうか ナフィ姫？&br;(漸く出せた照れ隠しの気取った台詞と共に、皇子は愛しの姫の手を取って)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 01:56:14}; ---&color(goldenrod){（言葉が少なくとも。ラッドがどう思っているかは顔と仕草を見れば何となくだけど分かる）&br;（こういう不器用な所もまた、たまらなく愛おしくて。先ほどまで恥ずかしさは何処へやら、思わず彼の腕にしがみ付いていたのだった）&br;&br;はい。エスコート、よろしくお願いしますね。王子様（芝居がかった口調で応え、二人並んでカメラの前へ）&br;（一枚目は澄ました顔で。二枚目はいつもと同じ、天真爛漫な笑顔で）&br;（一生の思い出に残る記念写真を撮り終えて、二人はそれぞれ更衣室へと入って行くのだった）}; -- &new{2012-05-25 (金) 02:09:25}; ---&COLOR(#008000){(やっぱり何処か気恥ずかしさはあったけれど、一度こういう流れに乗せてしまえば案外格好は付くもので)&br;(無事に記念撮影を終えて、いつもの服装に着替える。当然ながらジャケットは着ていないが)&br;(店員に衣装を返し、先程買った土産物の袋の中を覗いたりしながら妻が戻ってくるのを待っている)&br;(先ほどの王族衣装姿を思い返しているのか、どこか上機嫌な様子で すぐ近くであれば鼻歌の一つも聞こえるだろう)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 02:24:42}; ---&color(goldenrod){（ラッドが上機嫌で待っていると、不意に彼女が入って行った更衣室のカーテンが僅かばかり開く）&br;……ラッドラッド、ちょっとこっち来て？（隙間から手だけを出し、ちょいちょいと手招きをする）&br;（何だか楽しそうな、嬉しそうな。そんな声色だ）}; -- &new{2012-05-25 (金) 02:35:12}; ---&COLOR(#008000){(急に声をかけられれば「わ」と少しだけ驚いて、視線を遣る)&br;…うん？どうしたー？(ボタンやジッパーがうまく閉まらなくなったのだろうか？)&br;(否、それならもう少し困ったような調子で呼ぶはずだ。……だとすれば…………？)&br;(少しだけ嫌な ―当然、不快だという意味ではないが 予感をさせながらも、椅子から立ち上がって更衣室、そのカーテンの前へと)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 02:42:40}; ---&color(goldenrod){―えいっ！（ラッドがカーテンの前に立つや否や、手招きしていた手の平が突如ラッドの腕をつかんだ）&br;（そのまま有無を言わさぬ勢いで更衣室の中へと引きずり込んでしまった。咄嗟の出来事で物音は左程立たず、店員にも気づかれていない―）&br;&br;……にひひ。これ、どうかな…？着てみたんだけどさ、他の人に見せるの恥ずかしくて…ね？&br;（そう言った彼女の姿は先程のお姫様の衣装とも、普段着とも違う姿であった）&br;（ビキニにも似た最低限の下着を纏い、薄いヴェールのような布を肩から腕にかけて流し、指輪で固定している）&br;（胸を包む布地は双丘の中心部のみを包むもので、上と下、それぞれから押し付けられた膨らみが如実に見て取れる）&br;（下はと言えば角度のキツイ、かなりきわどい物。先ほどの衣装とは比べものにならない程の露出度だ）&br;&br;……さ、流石に。恥ずかしい……かな&br;（それでも、ラッドに見て欲しくてこんな手段を取ったのだ。彼の視線以外は何もない更衣室の中、羞恥で赤く染まった顔がラッドを見つめている）}; -- &new{2012-05-25 (金) 03:01:11}; ---&COLOR(#008000){ど、う……って……(目の遣り場に困る、とは正にこの事を言うのだろうか)&br;(しかし、それ以上に視線を逸らすことが出来ない。それは扇情的な、蠱惑的な彼女の姿のせいでも当然あるが)&br;(それと同じくらいに、彼女の気持ちがわかるからこそ視線を外せない)&br;(狭い更衣室の中、もしかしたら「ゴクリ」と唾を飲む音が聞こえたかもしれない。舐め回す風にならぬよう注意を払い、ナフィの全身に視線を遣る)&br;(生まれたままの姿を目にするよりも、それは数段と色香を放っているようで)&br;(ここが宿であれば。そう強く思う。勿論そういう意味でもあるが、感想の言葉を言うのも壁1枚どころか、カーテン1枚隔てた向こうに店員がいる状況では酷く恥ずかしいのだ)&br;(だから)&br;&br;(裸体に近い彼女の体を抱き寄せ、静かに そして長く口づける。)&br;(数秒か、はたまた数十秒か。外界と遮断されたような更衣室の中で 漸く唇が離れれば)&br;……ごめん。ここじゃ、これが限界だ……&br;(彼のこの昂ぶりは、今ここだけの事ではない)&br;(昼間、砂漠を渡る時に感じた胸の高鳴りが 扇情の効果を何倍にも強めている)&br;……外で、待ってるから&br;(どこか申し訳無さそうな、そして何かを堪えているような風で 更衣室を後にした)&br;(もしかすれば、彼の姿は滑稽に映ったのかも知れない。だけれど、好きで好きでどうしようもない気持ちが溢れてしまえば)&br;(奥手な青年ですらこうなってしまうものなのだ、きっと)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 03:28:59}; ---&color(goldenrod){ん……む、ちゅっ……は、ぁ…っ…ん、ぅ…&br;（互いに言葉も無く、長い長い口づけを交わした。いや、言葉など要らなかった。触れ合う唇から十分すぎる程に彼の想いが感じ取れたから）&br;（何も此処が宿屋なら、と思ったのはラッドだけではない。彼女だって、唇が離れた時に無意識に名残惜しいような、そんな気持ちになってしまっていた）&br;（男を誘惑し、虜にせんとする踊り子の衣装は十分過ぎる程にその効果を発揮してくれたのだった）&br;&br;…うん、ごめんね、突然変なことしちゃって……でもその、えと。嬉しかったよ&br;（更衣室を出るラッドに聞こえるか、聞こえないか。そんな声でそう囁いた）&br;（やっぱり。誘ったのが自分だとしても、そうして欲しかったとは言っても）&br;（現に愛する人が自分を見て、そういう感情を抱いてくれたというのは何だか嬉しくて、無性に愛おしくなるのだった）&br;&br;（ラッドが更衣室を出た後、一人その場にへたり込む）……はぁー…緊張したー。……にひひ、でも…大成功、かな？&br;（無言で唇を奪ってくれたラッドの表情を思い返し、頬が赤くなる）……いけない、早く出よっと！&br;（ぶんぶんと頭を振り、いそいそと着替えはじめる。何も、待たせているから早く出なければというだけではなく）&br;&br;（ただ、早く宿屋に帰りたいな。なんて。そんなことを思っていた）&br;（そんなことを考えているなんてラッドには絶対言えないけれど。彼も同じ気持だったらいいな、なんて思いながら着替えを終え、更衣室を出たのだった）&br;&br;（その後、元々観光に来た筈なのに何を見るでもなく。何か示し合わせたわけでもないのに二人はそのまま宿屋へ足を向けたという）}; -- &new{2012-05-25 (金) 03:45:44}; -&color(goldenrod){（ショーテル達と別れて数か月。二人の旅路はまだまだ続いていた）&br;（気の向くまま、興味の向くままに。何に縛られることなく続く旅路であったが、此処に来て今までで最大の壁にぶつかっていた）&br;……あ、っつぅーいー……何でこんな暑いの此処……何処を見てもぜーんぶ同じ景色だしー…ホントに進んでるのかなぁ&br;（ギラギラと地上の生き物全てを焼き尽くす勢いで照りつける太陽に体力を奪われる）&br;（始まりは何だったか暑さで朦朧とする頭では思い出せないが、二人は今砂漠のど真ん中に居た）&br;暑いしー、疲れたしー、喉乾いたしー……砂漠ってこんなに過酷だったんだねー…&br;（服越しに肌を焼く日差しに思わず舌を出して空を見上げる。嫌になるぐらいの青空の下、二人の旅は続いている―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 21:25:08}; --&COLOR(#008000){暫く真っ直ぐ行けば抜けられるって、書いてあったのにな……(吹き出す汗を拭う気力も無く、燦々と輝く太陽をちらりと見て)&br;せめて木の一本でも立っててくれれば……。 まるで拷問されてるみたいだ、歩きづらいし……&br;(空とは対照的に、いやらしいほど足を飲み込もうとする軟らかな砂に難儀しつつも着実に一歩ずつ進んでいく)&br;(からっとした暑さなのが不幸中の幸いで、流れる汗はすぐに乾いてくれた。それも、ここを抜けない限り止まってくれそうもないのだが)&br;(砂漠に足を踏み入れたワケは同様に思い出せないが、少なくとも今の自分なら確実に迂回するだろう)&br;(妻と二人で新たな景色を見ているというのに、口を開く体力すら徐々に奪われていく。もっとも、その景色も暫く変わっていないのだけれど)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-14 (月) 21:50:18}; ---&color(goldenrod){街出てからどれくらい経ったっけ…？もう、流石に…「暫く」ってレベルじゃないよねー…&br;（何時ものように笑顔を浮かべようとするも、その笑顔もどことなく元気が無い）&br;（砂漠に於いてはただ歩くだけでも相当の体力を消費する。幸いラッドからの魔力供給で倒れるとまでは行かないものの）&br;（行けども行けども変わらない景色に流石に心にも疲れがたまってきたようで）&br;どっか、休憩できるようなところないかなぁ…せめて日陰で落ち着きたいんだけどなぁ…&br;（辺りを見渡してみても、やはり視界一面に広がる砂漠の何処にもそれらしきものは見つからなくて）&br;うぎぎ……ラクダ代金、ケチるんじゃなかったねー……&br;（砂漠を横断するに辺り、近隣の街の住人がラクダを貸してやろうと申し出てくれたのだが）&br;（御財布事情やら、どうせだし歩いてみたい！とかいう砂漠を知っている者なら呆れてしまいそうな理由で辞退していたのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 21:58:08}; ---&COLOR(#008000){オアシスとか集落とか贅沢言わないから休みたいな……(足が重い。それ以上に精神的な疲労が大きい)&br;ちょっと砂漠舐めてたよなぁー……(最初に「歩きで！」と言い出したのはナフィだが、同調した自分にも同じだけの責がある)&br;(らくだに揺られて二人、優雅な旅とまでは行かなかったろうが、少なくともこんなにつらい思いはしなくて済んだはずだ)&br;元気なうちに引き返せればよかったんだけどー(振り向かない。結局戻らないのだし体力の無駄遣いになるのもそうだが、10分前にも20分前にも同じ事をした)&br;(結局360度砂だらけの世界を再確認して、無意味に疲れてしまうだけである。)&br;(せめて飲み水は多めに持ってきたのが幸いだった。と重みのあるリュックに意識を遣って)&br;(砂漠を知らない二人の飲むペースは早く、そのアドバンテージも意味を失おうとしているが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-14 (月) 22:16:34}; ---&color(goldenrod){こう日差しに晒されてるとホントにそのうち枯れちゃいそうだよー…もっとこう、楽しいかと思ってたんだけどなぁ……&br;（ラッドは「ちょっと」なめていた程度であったろう。が、彼女は「完全に」なめていたのである）&br;（ただ単純に馬鹿でかくて熱い砂場、程度にしか思っていなかったのだがそれを言うのは流石に憚られた）&br;うー……あついー。お水欲しい、けどー……我慢、我慢だ私…&br;（先程からちらちらと水の入ったラッドのリュックに視線をやるが、その都度ぶんぶんと首を振って耐えていた）&br;（つい半刻前に「少しだけ」と言って二人で飲んだばかりなのだ。此処で飲んでしまっては流石にまずい）&br;うー、くそぉ…何か気を紛らわす物…と言ってもサボテンしか、ないよねぇ……&br;（渋い顔で辺りにぽつぽつと生えているサボテンを見て）…ん、サボテン？ねぇラッド…サボテンって中に水があるんじゃなかったっけ？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 22:37:06}; ---&COLOR(#008000){(「楽しいものだと思っていた」それは自分も同じ事で 事実、砂漠に足を踏み入れて暫くは二人してはしゃいでいた)&br;(だけど、街が見えなくなる頃には走り回る元気も無くなっていって、更に同じだけの距離を進む頃にはすっかり今と同じテンションになっていた)&br;そろそろセーブしてかないとだなぁ…… もう半分以上飲んじゃったしさ(甘やかして水をあげたい気持ちに駆られるが)&br;(万一の場合には生命にも関わる水だ。大切にして行かなければならないだろう)&br;&br;(言われて、サボテンに視線を遣る。虫すら殆ど見かけない砂漠で、自分たち以外に見かける貴重な生命だ)……あー、確かそんな話だった気もするけど……&br;毒を持ってるのもある、って聞いたよ(麻薬のような幻覚作用を起こす種類もある、とも聞いている。迂闊に手を出すのは危険だろうと話す)&br;………でも、水かぁ……(しかし、いざとなれば例え毒があったとしても水分の摂取は避けられない)&br;(その時は自分が毒見をしよう。と心中で静かに決意した)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-14 (月) 23:01:10}; ---&color(goldenrod){…だよねぇ。街が見えないうちに無くなったりしたら洒落にならないもんねー……&br;（肩を落として、ふぅ、とため息をついてから顔を上げる）物語の中だと、こういう時にオアシスがあったりするんだろうけどなー…そう上手くは行かないよねぇ&br;（もし目の前にオアシスがあったのなら、それこそ物語の登場人物のように大喜びで駆け出して水浴びを始める自信がある）&br;（が、そんなものがある様子もなく。目の前には何処までも続く砂漠と、陽炎で揺らめく地平線があるだけ）&br;&br;毒とか、あるのかー…それじゃ簡単に手出すわけにもいかないよね…&br;（恨めしそうに点在するサボテンを見やる。何時だったか読んだ物語では、ナイフで傷をつければそこから水が沁みだす、とあったのだが）&br;……ホントにお水も無くなって、危なくなったらサボテン、かなー&br;（もしもそうなったら、自分が毒見をしようと。隣を歩く夫と全く同じことを考えながら砂に沈み込んで重たい足を前に進めていく）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 23:09:53}; ---&COLOR(#008000){……おっかしいなぁ。だったらそろそろオアシスの一つや二つあってもいいと思うんだけどー&br;(なんて冗談めかして言う。だだっ広い灼熱の砂地獄で滅入る気分を、少しでも楽に出来ればという気持ちで)&br;&br;最後の手段、だな……。うん。(覚悟を決めるように言って、棘だらけのサボテンに別れを告げて先へ進む)&br;(それからまた少し歩くが、全く代わり映えのしない景色が続く)&br;(空を見る。照りつける太陽はまだ頭上にあるが、砂漠に足を踏み入れた当初よりは幾らか傾いてきているように思えた)&br;…でもサボテンで水分が何とかなるって言っても、陽が落ちる前には何とか砂漠抜けないとな……&br;(砂漠の夜は驚く程寒い ラクダに乗っていない事実からもわかるだろうが、当然その準備はしてきていないのだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-14 (月) 23:43:46}; ---&color(goldenrod){…そだねー。凄い寒いんだっけ…流石に夜の備えなんてしてないもんね&br;（傾き始めた太陽を見て苦笑い。語調は重くはないものの、流石に深刻な問題であることは分かっている）&br;…よし！それじゃちゃっちゃと進んじゃおうか！きっとあと1時間もすればつくよ！&br;（重くなりがちな空気を振り払おうと、明るく言って重たい足を更に前へと進める）&br;（傾き始めたとは言ってもまだまだ日差しは強い。残った気力を振り絞り、半ばから元気で先へと進んでいくのだった））}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 23:54:21}; ---&COLOR(#008000){(「そうだな！着いたらいっぱい飲んで、食べて、たっぷり休もうな！」と同調して1時間に差し掛かるか、といった頃)&br;(行けどもゆけども砂ばかりの風景は変わらず、唯でさえ減りつつあった気力の底が見えてくるような気がして)&br;(「あの砂丘を越えたら緑が見えるかも」なんて前向きな言葉も最初は出ていたが、今ではすっかり柔らかい砂を踏みしめる音だけが聞こえている)&br;(その足取りもすっかり重く、遅くなって。止まってしまえばもう歩けないのではと思う程)&br;(口を開くと泣き言が飛び出しそうなのでグっと堪えて、ただ足を前に進めることに集中する。)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-15 (火) 00:40:17}; ---&color(goldenrod){（行けども行けども景色は変わらない。照りつける日差しに水分を。足を絡め取るような砂に体力を奪われていく）&br;（互いに交わす言葉も無くただ黙々と歩を進めるようになってからどれくらい経っただろうか。不意に、その足を止める）&br;…っは、ぁ……ご、め…ラッド。水…貰っても、いいかな…&br;（我慢の限界だった。口の中はカラカラで、言葉を発することすら困難な程だ）&br;（ともすれば舌が喉に張り付いて呼吸を阻害してしまいそうで。苦しそうな、申し訳なさそうな。そんな表情で告げた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-15 (火) 00:59:16}; ---&COLOR(#008000){(声のかかる前、歩みが止まった時点で合わせて止まり、振り返る)&br;…っ！そこまで我慢しなくたって、まだ水はあるのに……！(実際の所は潤沢というわけでは無く、それでも妻に罪悪感を抱かせないためにそう言いながら)&br;(急ぎ鞄から水筒を取り出し、カコンと小気味いい音で蓋が外れる)ほら、飲んで！&br;(辛そうな彼女の姿は見たくない。少しぐらい多めにあげたところで、自分が我慢をすれば良い事なのだ)&br;(当然、自分だって口は、喉は乾ききっている。それを悟らせないように努めて、水筒を差し出した)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-15 (火) 01:22:09}; ---&color(goldenrod){だ、って…まだ、先見えないし…ごめ、ん…ありがと&br;（夫の気遣うような言葉に申し訳なさそうに呟き、受け取った水筒を傾ける）&br;（少しばかり喉を潤して頭が働くようになれば、水筒の中に殆んど水が残っていないことに気づく）&br;（これ以上一人で飲むわけにはいかない。夫も自分同様に喉はカラカラの筈）&br;―……ん、むー。ん！（口内に水を含んだまま、夫の服の裾を引く）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-15 (火) 01:35:23}; ---&COLOR(#008000){いいっていいって、我慢して倒れでもしたら俺が背負わなきゃいけないんだし？&br;(なんて冗談めかして、水を飲む妻を背に 進行方向を眺めていた)&br;(町の人が言うにはそこまで広大な砂漠ではないとの事だが、後どれだけ進めばいいのだろうか)&br;(体力が限界に近付きつつあるし、水だってもう残り僅かだ。考えたくない事が頭を過ろうとし、無理やり仕舞い込む)&br;(こんな事ならサボテンを切ってくれば良かったかな、なんて。行く先には暫く見えそうもない。そんな事を思っていると、不意に引っ張られ)&br;……うん？もう水はいいの？(妻が話さないことに少し不思議がりながら、振りかえる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-15 (火) 01:49:12}; ---&color(goldenrod){（振り返った夫の首元に手を廻し、引き寄せると同時にぐっと背伸びをして顔を近づけて）&br;（そのまま強めに口づける。これだけなら何てことない、何時ものキスと同じだが―）&br;―ん、む、ちゅー……（器用に舌先でちろり、とラッドの唇を割り開き。出来た隙間から口に含んでいた水を少しずつ、流し込む）&br;（口に含んでしまった水だけれど、水をこれ以上消費せず、夫にも分け与えようと思うとこれしか思い浮かばなかった）&br;（ふつうならそんなこと、思いついても恥ずかしくて出来ないけれど。今は緊急時だから仕方ないだろうと、自分に言い聞かせ、頬を染めながらも水を全て送り込んで）&br;―っぷは！………にひひ、突然ごめんね？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-15 (火) 02:01:56}; ---&COLOR(#008000){(突然の、本当に突然のキスに目を見開くが、驚きはそれだけに留まらず)&br;(最初は何をするつもりなのかと不安になっていたが、口腔内に久方振りの水分を受け入れれば漸く得心がいって)&br;……む…ん……(当然ながらこんな事をされるのは初めての経験。納得こそしたが、今一つ落ち着かない様子で送り込まれる水を受け入れている)&br;(少しして妻が離れれば、漸く喉を鳴らして口内の水を飲み下した。ただの水だと言うのに、何故だか味がする様な気がして)&br;(口移して水をもらった事も、その感覚へ思いを馳せるのも頬を染めるには十分すぎるほどの出来事だった)&br;……あ、いや(このもじもじとする気持ちは覚えている。付き合い始めた頃の、あの感じだ)&br;(彼女の目を、笑顔を見るだけで顔が熱くなるこの感覚、決して近頃はときめかないなどという訳ではなく)&br;(愛ではなく、恋をしていた頃の自分を思い返したのだ。もう4年前になるだろうか、今ではもう思い出話となる程の記憶)&br;………その、ありがとう(結局、それを言うのが精一杯だった。確かに自分はずっと水を我慢するつもりではいたし)&br;(もしかしたら先に倒れていたかもしれない。それを見抜いたのか、単にやってみたかったからなのかは窺い知れないが)&br;(恋心を思い返させてくれたことも、気遣いを返してくれたのも嬉しくて。それならば「ありがとう」だと、そう思った)&br;それじゃ……、行こうか？きっと後少しだよ(どうしても言葉少なになってしまうけれど、手を差し出して)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-15 (火) 02:31:09}; ---&color(goldenrod){（初々しく赤面する夫に微笑ましさを覚え、満足げににんまりとほほ笑む）&br;にひひ…ラッドにもお水、分けてあげようと思ってさ！&br;（はにかみながら言葉少なになる夫がどうしようもなく可愛らしく思えてしまう）&br;（差し出された手を取り、そのまま腕にぎゅっと身体を摺り寄せて笑う）&br;うん！きっとあと少しだよね！まだ着かなくてもさ、きっと二人なら何とかなるよ！&br;（どんな困難だって、二人なら乗り越えられると。愛を誓い合った時に心から思っていたのだ）&br;（その気持ちが今強く想起され、不思議と力が湧いてくるような感覚だ）&br;（愛する人が隣に居て、何の不安があろうものか。握り締めた手の平から伝わる温もりがあれば、暑さも寒さもなんのそのだ）&br;（たったこれだけのことで此処までお互いに気力を取り戻せる）&br;（だったら、まだまだ大丈夫だと。そんな安心感に包まれながら、改めて歩を進める二人であった）&br;&br;（―結局、それから一時間も立たない内に目的地は見つかった）&br;（ほら、やっぱり大丈夫だった！と、心中で頷きぎゅ、とつないだ手に力を込めたとさ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-15 (火) 02:57:53}; -&color(goldenrod){（ラッドの実家での生活もひと段落ついた頃、二人はようやく旅に出た）&br;（最低限の荷物だけを持った諸国漫遊の気楽な旅。最初の目的地はと言えば―）&br;「スイの故郷が良い！お手紙届いたし、もー会いたくて会いたくて仕方が無いんだもん！」&br;（との要望でスイの故郷に決定した）&br;（出発してから数日後のある日。本日の宿に到着し、チェックインを済ませた）&br;わーい、ベッドだーっ！！（わー、と大はしゃぎで部屋のベッドに飛び込んで）&br;おぉ…結構フカフカ！良い宿だねここ！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-17 (火) 21:59:42}; --&color(#66CDAA){「…いつ、帰ってくるの？」};&COLOR(#008000){(いつナフィちゃんを連れて帰ってくるの？、本心はこんな所だろう))&br;「気が向いたら。大丈夫、毎週メールするよ」&br;(あんなに不満気な母の顔は初めて見た。まる一月は忘れらんないだろう、忘れたくとも。)&br;(スイに会いに行くのは未だ少し気乗りしない所もあるのだが、会いたくて仕方ないとまで言うのなら反対する理由にもならない)&br;(素っ気ないのは前提、最悪無視まで覚悟して旅の第一目的はスイの故郷になったのだった)&br;&br;(子供のように燥ぐナフィに苦笑しつつも、ベッドを押せば心地いい反発があり)おー……、確かにこりゃ良いな&br;飛空艇のベッドとも甲乙付けがたい感じだ！……今思えばアレどんだけ金かかってたんだろう……&br;(なんて思い出しながら、ベッドの縁に腰掛ける。あの時と違うのは、ここにいるのは自分達だけだという事と)&br;(行き先や道、その全てを決めるのも飛空艇ではなく自分達だという事だ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 22:13:33}; ---&color(goldenrod){確かにー。あれだけの飛空艇を貸し切るって相当の額だよね多分…どっからお金出てきたんだろうなぁ&br;（思い出してみても、あの飛空艇の豪華っぷりは凄まじかった。客室一つ一つは言わずもがな、内装の全てが高級感あふれるものだったし）&br;…はー…旅って疲れるけどさ、良いもんだねー？（早速ベッドに身体を沈み込ませながら天井を見上げて）&br;時間に追われるわけでもないし、途中で寄り道も出来るし…何するのも自分達の意思次第だもんねー}; -- &new{2012-04-17 (火) 22:25:34}; ---&COLOR(#008000){…依頼の報酬、途中で抜かれてたりして。や、あんだけ人いたら誰かのコネかもだけどー&br;&br;最初はちょっと不安もあったけど、案外何とかなるもんだなぁー…(両手を後ろに衝いて、ナフィの方を向く)&br;……実際、結構寄り道したもんな(と楽しげに苦笑する。彼女が興味を惹かれた物には片っ端から触れてみる、そんな数日だった。きっとこれからもそうなのだろうと考えると、また楽しくなってきて)&br;自由、自由ってこんなに良い物だったんだなぁ… 学校が窮屈だとか思ったこと無いのに、こんなに開放感があるとはー……&br;(それは裏を返せばそれは何物の手も借りられないという事。責任や危険が全て自分達に降り掛かってくるという事。 だけど、今はそれを忘れて自由への一歩を満喫したいと思った}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 22:41:25}; ---&color(goldenrod){にひひ、ご迷惑をおかけしましたー（寄り道の原因を作ったのは9割自分。ぺろ、と小さく舌を出して笑う）&br;うん、何よりラッドと一緒って言うのが大きいなー私。二人で一緒に色んな物見て、色んなものに驚いて…&br;…あとね、もう一つ嬉しい要素があるの！なーんだ？&br;（起き上がり、楽しそうに笑いながら問いかける。こうしてクイズ染みたことをするのも、これで何度目だろう？）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-17 (火) 22:50:43}; ---&COLOR(#008000){(二人でなら何処へだって行ける。ごくありふれた歌詞だが、今はまさにそんな気持ちだった)&br;(責任や危険だって、二人でなら難なく乗り越えられると、そう思っているから楽観視も出来る。それほどまでに晴れ晴れとした旅路で)&br;……んー？(通算での勝率は半々くらいか。こういう時は話の流れを思い返せば答えが眠っているはず。そう思って記憶をたどるが)&br;もう一つ、もう一つかぁ……(答えと思しき物はいくつか浮かんだが、この状況でピタリと来るものは中々無く。しばらく考えて)&br;(両手をひらひらさせつつ)……降参。今日の答えは何…？(こういう時は大抵とんでもない球が来る。少しだけ心中で身構えた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 23:00:20}; ---&color(goldenrod){（考え込むラッドの様子を笑顔で見守る。あててくれれば、心が通じ合った気がして嬉しい）&br;（当たらなくても、答えを聞いて照れてくれるラッドを見るのが楽しい。どちらにせよこういうクイズは彼女にとって楽しい時間であった）&br;にひひー、分かんないか！それじゃ正解ねー？（ちっち、と何処かの漫画で読んだように指先を顔の前で揺らして）&br;私たち、籍入れたじゃない？そんでー、二人旅でしょー？……こーいうの、新婚旅行って言うんだよね！&br;旦那様と二人で新婚旅行なんて、そりゃー嬉しい、ってこと！&br;（と、得意げに言う。ハネムーン、という程豪華な旅でもないが、それでも彼女にとってはよほどうれしい物らしい）&br;（旅に出てからというものの、ラッドの家に居た時の3倍はくっついて来るのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-17 (火) 23:09:18}; ---&COLOR(#008000){(全部の事に合点がいった。過剰というほどではないが、確かに在学中のデートよりもウキウキと楽しそうにしていた)&br;(人前だから恥ずかしい、と言っても嬉しげにするばかりで離してはくれなかった。その理由が今理解できた)&br;ぁー……、そういう事かぁ(気付けなかった恥ずかしさと、改めて意識する恥ずかしさがないまぜになったような顔を浮かべて、口元に手を当てる)&br;ずーっと一緒だったからあんまり実感無かったけど、俺達夫婦になったんだよな……(と、口に出す事でじわりと羞恥心が加速して)&br;(だけど、恥ずかしいばかりではなく同じぐらい嬉しかった。あの自分が新婚旅行をしているというのだ。５年も前には天地がひっくり返ってもありえないと思っていた)&br;(ボスンとベッドに寝転んで、反動で足が天井を向いて、それもベッドに沈んだ)新婚旅行…！新婚旅行かーー！(確認するように、２度)&br;そりゃ嬉しいよなあー… 俺も今すっごい嬉しいもん！(顔だけナフィの方を向き、喜色満面の笑みを浮かべる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 23:36:01}; ---&color(goldenrod){でしょ？新婚旅行なんて、夫婦にならなきゃ絶対にしないものだしさー&br;それをしてる、って思うとね、「この人と夫婦になったんだー」って実感出来て…何かこう、無償にぎゅーってしたくなっちゃうんだー&br;（嬉しげにそこまで話すと、自分のベッドからラッドのベッドへと飛び移り）&br;…ラッドも嬉しくなったんだったらー…ぎゅーって、していいよー？&br;（足を崩してベッドの上に座り、はい、とでも言いたげに両手を広げて微笑む）&br;（していいよ、とは言うが。要するに抱きしめて欲しいのだ）}; -- &new{2012-04-17 (火) 23:47:16}; ---&COLOR(#008000){(むくりと起きて座り直す。何か一声かけようとも思ったけれど、嬉しいというのは散々言ったことだし)&br;(今更何か言うのも余計な気がしたので)&br;(衣擦れの音をさせながら少し近寄り、強めに抱きしめた。)&br;(これだけ自分は嬉しいのだと、痛くない加減ギリギリの強さでそれを表す)&br;(出会ってからもう少しで３年になろうというのに、こういう時は先に感極まってしまう自分が少し恥ずかしい。)&br;(何か口走ればそこから決壊してしまいそうなので、ただただ抱きしめていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 23:59:32}; ---&color(goldenrod){（強く抱きしめられれば、それだけ彼の想いの強さが伝わってくるというもので）&br;（言葉は無くとも、蕩けるほどに熱い想いはしっかりと受け取って、自分からも彼の背中に腕を回す）&br;（暫くの間、頬を摺り寄せたり。力を籠めたり緩めたりして互いの温もりを感じ合っていたが直に離れて）&br;……んー（瞼を閉じ、顔を上げて何かを懇願するように口をつぐんだ）}; -- &new{2012-04-18 (水) 00:26:26}; ---&COLOR(#008000){(抱きしめるのも勿論だが、抱きしめられるという行為は心を隅々まで満たしてくれる)&br;(幼少時に母との触れ合いの無かったラッドには彼女の温もりが全てで、何度感じてもどれだけ触れ合っても求めてしまう魔力があった)&br;(母に対して肉親としての想いは当然あるけれど。自分の還る場所はここなんだと思わせてくれるのは彼女で、その感情の高まりは目尻に現れた)&br;(「間近で見られたりしたら恥ずかしいな」なんて心中でひとりごちて涙を拭う。自分を待つ彼女を確りと見て)&br;……ん…。(もう一度抱き寄せ、次は離さないと言わんばかりの長いキスを交わす)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-18 (水) 00:43:44}; ---&color(goldenrod){（長い長いキスは次第に熱を帯びていく。触れ合うだけのキスから、唇を食むようなキスに）&br;（そして舌先を這わせ、唇をこじ開ければ互いの舌を絡めて唾液を混じり合せる）&br;ん、ちゅ…む、ふ…ぁ…（終わることのないキスの応酬に身体が火照るのも時間の問題で）&br;……ラ、ッド……（気づけば、ベッドに押し倒されるような形になって）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-18 (水) 00:57:20}; ---&COLOR(#008000){はっ、ぁ…&size(8){ん};、むっ……(自分のものであると主張し合うかのように互いの口腔を滑らかに蹂躙していく)&br;(数え切れないほど繰り返した舌同士での交わり。それに伴う多少の息苦しさも昂るための刺激でしか無い)&br;(最早どちらの物とも取れぬ糸がつう、と引いて少し離れれば、そこにはまた自分を「待って」いる愛しい人の姿があって)&br;(紅く上気した頬、潤んだ目元、そして漏れるように呟かれる自分の名が、とてつもなく魅力的な言葉のように響いた)&br;…ナフィ………ッ(どう整えようとも荒くなる息を隠そうともせず、再び彼我の距離が限りなく０に近くなる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-18 (水) 01:19:05}; ---&color(goldenrod){（漏れる吐息と矯正が部屋に響く。夜が更けて尚明かりの消えぬ一室での情事）&br;（互いを貪るように求めあう二人の営みは、何時終わるともなく続いていく）&br;&br;（翌朝、宿屋の主人に「昨夜はお楽しみでしたね」と声を掛けられ二人揃って顔を赤くしたとかしないとか）}; -- &new{2012-04-18 (水) 01:32:20}; -&COLOR(#008000){(ラッドの故郷に滞在して一ヶ月、本当なら挨拶してすぐにでも何処かへ向けて出発する予定だったが)&br;(両親が(特に母が)ナフィを大変気に入って、週に一度はこう言うのだ)&br;&color(#66CDAA){「お母さんね、このままここで暮らせればいいなって思うのね。だって、だってナフィちゃん可愛いんだもの…… お母さんが結婚したいくらいなんだもの！」};&br;(そんな母を突き放して旅立つなんて出来ないし、父も父で&color(#191970){「早く孫を見せろ(旅行なんて、子供が大きくなってからでも出来るんじゃないか)」};なんて言う)&br;(急ぐ旅ではないし、ラッドとしても緩やかな新婚生活じみた今の環境は嫌いじゃない)&br;(それに、ナフィにとってはこの街も知的好奇心を惹かれるらしく、町並みを見せて回るだけでも大分時間を取られた)&br;(車を運転してみたい！と言われた時は流石に困ったが、練習してたら旅行できないぞ、という事で何とか納得してもらった)&br;(そんなこんなでだらだらと幸せな一月を過ごしていたある日の昼下がり、二人の部屋でのお話だ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 00:25:04}; --&color(goldenrod){ねーラッド、そういえばラッドは小さい頃からこんなに文明の発展した街に暮らしてたわけじゃない？&br;学園に入学してから色々と不便じゃなかったの？（と、のんびり部屋で午後のお茶を楽しんでいる時にふときいてみた）&br;ほら、移動手段と言えば車！みたいなところがあるしさー…向こうにはそんなものなかったっじゃん？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-16 (月) 00:42:11}; ---&COLOR(#008000){いやー…… また暗い話になるぞー？(苦笑いを浮かべ、カップを置く)&br;ほら、俺あんま外出れなかったじゃん。 だからあんまり車乗ったことないんだよねぇ…(学校はいるまでの14年間より、3年目の一時帰宅含めて入学以降のが多いかも、と笑って)&br;…ま、お陰で不便を感じなかったって言えばオチも付くかな、なんて。(ナフィの焼いたクッキーを摘まむ。形の良いのがナフィのもので、熊が失敗で鬼のようになっているのが母の焼いたものだ)&br;それに、学校の一部のやつは俺のトコよりよっぽどハイテクだったしな！むしろそっちにビックリしたよ(ミラージュの各種道具なんかは、ラッドの街の技術力から見ても魔法のようなものなのだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 00:52:34}; ---&color(goldenrod){あー…（成程、と合点が行った）あ、っと。何かごめん…（思慮不足だった。あまり聞かれたくない話だったかな、と肩を落とし）&br;あ、それは思った！ミラージュとか凄いよね…やっぱり色んなトコから人が集まるから自然とそうなっていくのかなぁ…&br;魔法にしろ機械にしろ、あの街より進んでる所ってなかなかないんじゃ…？？}; -- &new{2012-04-16 (月) 00:56:20}; ---&COLOR(#008000){いいっていいって！それに、これでまた一つ俺に関する知識が増えただろー？&br;(笑って話した通り、本人は何一つ気にしていない。笑顔のままナフィの頭をくしゃくしゃと撫でて)&br;別の世界から来た奴とか平気でいるからなー… 色んな意味でいい経験になったよ、あそこでの4年は……(ふぅ、と嬉しそうなため息一つ。)&br;(穏やかな幸せに包まれた今は文字通り満ち足りた日々だが、時々あの騒がしい毎日が懐かしくなる)&br;(卒業して改めて思う、何物にも代え難いものが直ぐ側に沢山あった事を)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 01:04:46}; ---&color(goldenrod){ん…にひひ、そう考えたらちょっと、嬉しいかも（頭を撫でられれば何時ものようにすり寄って）&br;他の街じゃ絶対出来ない経験だもんねー…養成校に入学してなかったら、今の私って絶対有り得ないもん&br;（知識の面でも勿論そうだが、何より彼と出会って無ければ今頃どうなっていたかもわからないし）&br;つくづく、運命って不思議だなー…お爺さんが養成校の事しったのも偶然だろうし、ラッドが同時期に入学したのも偶然だろうしー&br;（うーん、と運命の巡り会わせに感謝しつつ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-16 (月) 01:17:08}; ---&COLOR(#008000){その時点でかなり奇跡ってるけど、そっから先も…なぁ？&br;(大部屋が出来たことも、そこにアルバが刺客として送り込んだことも、前に進む勇気をファルがくれたことも)&br;(一人では太刀打ち出来なかった彼女の運命を、友の力を借りて救えたことも。そして、背中を押してくれたショーテルとの出会いも)&br;(その全てが見えない力によって仕組まれていたような 或いは用意されていた糸を自分達の力で手繰り寄せたような、そんな不思議な感覚は今もあった)&br;経験も勿論大事だけど…。出会い、ってホント不思議だよ 一分一秒、どこかでズレてたら今こうして一緒にいられないかも。って考えるとさ。&br;(軽くナフィを抱き寄せて)…ま、ここから先は何がどうズレたって離さないけど。(と照れ笑いを浮かべる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 01:28:50}; ---&color(goldenrod){…そだねー。何か、考えてみたら全部が全部奇跡みたいなもんだもんねー…（不思議だなー、と天井を見上げながら）&br;ん、…にひひ、ありがとラッド！私もね、何が何でも絶対離れないから。ずっとずーっと隣に居るんだから！&br;（抱き寄せられ、嬉しそうに笑ってラッドを見上げ）ね、ラッド。スイから手紙来てたの。ちゃんとね、性が「ルクス」になっててさー…にひひ、ちょっと嬉しい}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-16 (月) 01:42:56}; ---&COLOR(#008000){(こうして互いに誓い合うのは何度目だろうか。きっと、いつまでも言い続けるんだろうな。なんて心中で苦笑して)&br;スイから！結構早かったなぁ(卒業前月の事を思い返して、少しばかり気不味くなったが 話を聞いて)……えっ、誰かに籍入れたって話したっけ？&br;…予測されたとしたら、かなり恥ずかしい反面確かに嬉しいな！(そう、ラッドの故郷に来てから数日。一時的に済む準備が整い切らないうちに籍を入れたのだ)&br;(今この家に「アルテファクト」姓の者はいない)&br;(ラッドの父ランベルト、母であるルー、ラッド本人、そしてその妻ナフィテート。全員が「ルクス」の姓を名乗る家族だ)&br;……まだ卒業して半年も経ってないってのに、会いたくなってくるなぁ…(心中ではこの地に降ろしかけていた根が引っ込む気がして)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 02:01:47}; ---&color(goldenrod){にひひ、在学中に既に婚約はしてたからねー…やっぱりスイは私の親友だからね。すぐに籍入れるだろうって分かってたんじゃないかな？&br;（名実共に「家族」となったこと。それを大事な友人が予想していてくれたことが嬉しくて、笑顔が零れる）&br;…他の皆はどうしてるんだろ。ファル達はもう籍入れたのかなぁ（遠い異国の地に二人で旅立って行った友人達を思い返して）&br;ほんと、会いたくなってきちゃうなー……そうだ！今度あの街に帰ることがあったらさ、その時にちゃんとした式、挙げない？&br;どうせなら皆に祝福してもらいたいなーとも思うし！}; -- &new{2012-04-16 (月) 02:22:32}; ---&COLOR(#008000){ファル……、はどうかなぁ 今が一番大変な時期かも知れないし、フラウもなんかこう、勉強とかさせられたりで……&br;そういやノアは卒業前からマイアー姓名乗ってたよね。卒業してカイの国に行ったんだっけか、負けっ放しだしまたいつか手合わせしたいなぁ…！&br;&br;今度っていうとー、順当に行けば同窓会の時か！(少し考えて)……ちょっと恥ずかしいけど、いいかもな？&br;5年後か10年後かって話だと、その時はもう子供いそうだけど！(それも一緒に祝ってもらえばいいか！なんて楽しそうに笑うのだった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 02:33:27}; ---&color(goldenrod){考え始めるとさ、増々会いたくなっちゃうね？…そろそろ旅、出てもいいかもしれないなー&br;（この街も魅力的だし、ラッドの両親たちも優しいし。今の生活に不満があるわけではない）&br;（それでも、やっぱり皆に会いたい気持ちが強くなってきてしまうもので）&br;&br;ファルやフラウ、カイやノアなんかも式がまだなら一緒に挙げたりしてね？他にも―&br;&br;（思い出話にも、幸せな未来の話も尽きることは無い）&br;（あれもしたいこれもしたいと、二人で話し合いながら楽しい時間を過ごしたとか―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-16 (月) 02:48:05}; -&COLOR(#008000){(ナフィの実家から再び馬車で最寄り駅へ、更に長距離列車に乗って10日ほど。そこにラッドの故郷があった)&br;(養成校のあった街と技術レベルは大差無いが、馬車があるなどのムラは無く、しっかりと整備された道を車が行き交っている)&br;(学校の何倍もの高さの巨大建造物の壁には宣伝を映し出す巨大なスクリーン、そして規則的に移動する人の群れが特徴的だ)&br;(逸れないように確りと手を繋いで)全然変わらないなぁー……(2年ぶりの町並みを眺めて呟く。実家は駅から徒歩で十数分の場所にあるらしい)&br;(此方もまた歩きやすく均された歩道を進む。ふと、ラッドが振り返って)……なんて言うか、決めてある？(と、少しだけ意地悪そうな顔で聞いてきた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 01:42:25}; --&color(goldenrod){（初めて見る景色に圧倒されて、物珍しげに辺りをきょろきょろと見渡しながら道を行く）&br;（此処まで整備された街、いや都市を目にするのは初めての事で持ち前の好奇心を刺激されっぱなしである）&br;―ふぇ？（ラッドの言葉に返って来たのはこんな間抜けな返事であった）&br;あ、あぁ！え、えと。えーっと……はじめまして。ラッドさんと結婚を前提にお付き合いさせていただいております。ナフィテートと申します…とかかなぁ&br;（マリーから習った教養が此処で生きるとは思わなかった。社交界のレディそのままに優雅に振る舞う自信はある。だけれども）&br;…ん、と。でもやっぱり、ありのままの私の方がいいような気も、してるー。どっちがいいんだろう…？？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 01:57:53}; ---&COLOR(#008000){(興味を持つ一つ一つを簡単に説明してやりながら、実家がどんどん近づいて来る)&br;全部終わったらゆっくり説明してやるから！余所見してると人にぶつかるぞー？&br;(緊張で第一声をトチらないように缶ジュースを一本ずつ買った。そしてまた実家が近付いて)&br;んー……。いつも通りのナフィでいいと思うけどなー？元気で明るく素直でかわいくって料理がうまくて優しくって可愛い、って前紹介してるしさ！&br;(なんて笑いながら。実家の研究所が見えてきた。)―ん、アレが俺ん家ね(先進的なデザインをした大きな建物だ)&br;(遠くからでも一階部分に四角い出っ張りが見える、指差して)あそこが俺の部屋。14まで過ごした部屋。懐かしいなぁ…&br;あ、父さんはあんまりしゃべらないけど、別に怒ってるとかじゃないからー、むしろ怒ってるとよく喋るんだ…(緊張を解そうと家族の話をしつつ)&br;(また一歩一歩家が近付いて、そろそろ壁に刻まれた文字が読める頃だ '''「ルクス第一魔導科学研究所」''')&br;(―そうして、玄関が目前に。もう一度、ラッドが振り返って)…じゃ、行こうか？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 02:19:35}; ---&color(goldenrod){（ぶつかるぞー、と言われる傍から人にぶつかりそうになるのを４度程繰り返しながらゆっくりと歩を進め）&br;うー、ほめ過ぎだよー…可愛いって二回言ってるしー。何か凄いハードル上がってるような気がしてさー…あー、大丈夫かなー…&br;（服の皺をチェックしたり、髪のハネをチェックしてみたりと家が近づくにつれてそわそわと落ち着きがなくなって行く）&br;（と、ラッドの指さす先に彼の実家が見える。そして彼が幼少を過ごしたという部屋も）&br;…あそこが、ラッドの過ごした家…（感慨深げにその家を見る。彼がどんな幼少期を過ごしたかは知っている）&br;（決して手放しで幸せだったと言えるようなものではない。それでも、愛しい人の歴史が詰まっていると考えると何だか感慨深くて）&br;（そして、壁に刻まれた文字が目に入る。気づけばもうあと一歩で玄関だ）&br;……（一度、大きく深呼吸をして。心の準備は出来た。あとは、いつもの笑顔であいさつをすればいい）&br;うん。行こう、ラッド（ぎゅ、と傍らに立つ彼の手を強く握りしめて顔をあげる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 02:33:59}; ---&COLOR(#008000){(その表情を見て、心の揺らぎが消える。色々と話したのも自らの緊張を忘れるためで)&br;(手に伝わる力に、想いに答えるようにしっかりと頷いて、一歩)&br;(二年と半年ぶりに握るドアノブは、心の熱のせいか金属の冷たさを感じず、ガチャリという音と共に捻る)&br;(ゆっくりと扉が開き、そして―)&br;''ただいま！''&br;(今までで一番明るく、そして幸せに満ちた帰宅を知らせる言葉が響く)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 02:44:45}; ---&color(goldenrod){（元気な声と共に、新しい日常への扉が開いた。そこに何が待ち受けているのかは分からない）&br;（けれど、決して悪い物ではないだろうという確信はあった。握った手の平から伝わる温もりと）&br;（瞳を閉じれば確かに感じる、彼と自分を繋ぐ青い糸の脈動。この絆があれば、何も怖くなんてない）&br;（何かあったところで、それを二人で乗り越えて行けばいい。二人なら乗り越えられると信じられる）&br;&br;（４年前、新しい日々の扉を開けた時にはとにかく不安で一杯だった）&br;（それでも、運命の人と巡り合い、愛を育み、こうして今此処に居る）&br;（それならば、二人で扉を開けたらこの４年間の二倍の幸せが待っているに違いない）&br;&br;（多くの人と出会い、別れ、二人はここまで進んできた）&br;（彼らがこれから歩む旅路はまだまだ、終わりは見えそうにない―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 02:53:06}; ---&color(goldenrod){&br;&br;（此処で二人の愛の物語は一旦幕を下ろす）&br;（けれども、二人の日々はまだまだこれからも続いて行く）&br;（気まぐれにまた日常の物語がつづられることもあるだろう）&br;（その時まで、今は暫しのお別れだ―）&br;&br;''つづく''}; -- &new{2012-04-13 (金) 02:56:09}; -&color(goldenrod){（それから丸々一日後。５回程電車を乗り継いで、更にそこから馬車で２時間程行ったところに彼女が住んでいた森はあった）&br;（うっそうと茂る木々を慣れた様子で歩いて行けば、不意に梢で覆われていた視界が晴れる）&br;（深い森の中、ぽっかりとそこだけ切り取られたかのように開けた空間があった）&br;（荒れ放題の畑が広がる向こうに、古ぼけたログハウスが一件。ぽつんと立っていて）&br;…着いたよラッド。此処が私の家。……さて、まずはやることやっちゃわなきゃ。ラッド、手伝ってもらってもいいかな…？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 00:36:34}; --&COLOR(#008000){(ここが学校に来るまでの彼女の世界だったのだと、一歩一歩踏みしめながら着いて行く)&br;(漸く辿り着いたそこは自分の生活スペースよりも格段に自由な場所であったが、何故だか寂しい気がした)&br;(ここで過ごしていた頃の彼女に少しだけ思いを馳せて)&br;(ギュン、と光剣がシャベルの刃を吐き出す)…勿論。挨拶はその後、ゆっくりとな。}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 00:47:42}; ---&color(goldenrod){…うん、ありがとう（苦笑いにも似た表情を浮かべて、家へ向けて歩き出した）&br;……ただいま、お爺さん（窓際にあるベッドに横たわる白骨化した遺体。窓から差し込む陽光に照らされて、老人はただそこに眠っていた）&br;&br;（二人で穴を掘り、老人の遺体をそこに埋葬して土をかける）&br;（その間、一言も喋ることは無かった。ただ、苦々しいような。懐かしむような。悲しいような）&br;（そんな複雑の表情のまま、埋葬を終わらせて）―っふう…。&br;（小さく息を吐くと、手を合わせて瞳を閉じる）……改めて、ただいま。おじいさん&br;遅くなっちゃって、ごめんね…？でもね、私…ちゃんとお爺さんに言われたように、立派なレディになれたんだ&br;…旦那様だって出来ちゃったんだから。これから、一緒に歩いてくれるんだって&br;（言って、ラッドの方を見る）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 00:55:00}; ---&COLOR(#008000){(そのどれもが表出させるに足らないような、色んな感情が入り混じった形容しがたい表情を浮かべ)&br;(傍らの恋人が挨拶を終えるまでじっと老人の墓を見ていた。そして視線を受ければ、頷いて瞳を閉じて手を合わせ)&br;…はじめまして、お義父さん。俺はラッド・ルクスといいます(血は繋がっていなくとも、其の人は間違いなくナフィの父で)&br;今日は挨拶と、約束に来ました。(と言って、すぅと息を吸い、目を開いた。それはいつか見せた真剣な顔で)&br;''ナフィは俺が、必ず幸せにします。一緒に、幸せになります。''(静かな森に、ハッキリと響くように)&br;…一方的な約束で、すみません(付け加えると再び眼を閉じ、深く頭を下げて、そのまま)&br;ナフィを育ててくれて、学校へと送り出してくれて、ありがとうございました！……後は俺に任せて、ゆっくりと休んで下さい&br;(そして、頭を上げてナフィの方を向き)…これで、よかったかな(少し、はにかんで)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 01:20:14}; ---&color(goldenrod){（ラッドが語る言葉を黙って聞く。真摯な言葉は、老人に届いているだろうか）&br;（きっと、届いている筈。自分のことを考えて此処まで育てて、学校に送り出してくれたような人だ）&br;（老人の代わりに自分の隣に居てくれると誓った彼の言葉が、届いていない筈はないと。そう思って薄く微笑んで）&br;…うん、大丈夫だよ。きっと、笑って見ててくれてる筈だから&br;ありがとう、お爺さん。私を育ててくれて…。ありがとう、学校に送り出してくれて。…お爺さんと過ごした日々はとてもとても幸せでした&br;（記憶の中にある、暖かな日々を思い返して墓前に告げる。あの日々は、今でも自分の中の礎となっている）&br;…私、もっともっと幸せになるね。お爺さんが安心して眠れるぐらい、平和で、暖かな日々を過ごすから……だから、お休みなさい&br;（これからの日々を思い描いて、墓前に告げる。きっと、この言葉は真実になる）&br;（だから、涙は無かった。最後の別れは輝く笑顔で）&br;…ん、ありがとラッド。…それじゃ、行こうか？&br;&br;（幾度か家の方を振り返り、歩を進める。過去への挨拶はこれでおしまい）&br;（次は、未来のための第一歩だ―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 01:27:47}; -&color(goldenrod){（卒業式の後。身支度を済ませて男子大部屋の戸を叩く）&br;…ラッド、そろそろ時間だよー。準備、出来てる？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 23:52:44}; --&COLOR(#008000){(声が返るよりも早く戸が開いて)…ん。ちょうど今終わったトコ。&br;父さんと母さんに連絡しといた。「恋人の実家に挨拶してから帰ります」って(パクン、と小気味いい音で携帯魔導端末を閉じる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 23:56:42}; ---&color(goldenrod){…ん、そっか。それじゃまずは私の故郷だねー…ここからだと電車で丸一日ぐらいかな&br;（大きなケースを転がしながら廊下を二人並んで歩く）…此処とも、今日でお別れかー…寂しくなるなー&br;（学生寮を出るまでも、学生寮を出て校門に向かう道も全てが思い出深くてついつい口数少なくなって）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 00:07:17}; ---&COLOR(#008000){(ガラガラ、というキャスターの音が耳に残る。ラッドも同様に口数は少なく)&br;…そこかしこに思い出あるよなー ほら、あそこの木とか―(と指差して、言うのをやめる。口に出せば引きずられるような気がして)&br;(校門が迫る)……あそこで終わり、なんだな。俺達の学校生活(初めて潜った時とは、ベクトルの違う足取りの重さを感じる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 00:14:11}; ---&color(goldenrod){…そだね。あそこが、私たちの学校生活のゴールライン（足を止め、校門の向こうに広がる道をじっと見て）&br;…４年間、お疲れ様だねラッド（隣を歩くラッドを見上げて笑顔を向ける）&br;そんで…私たちのスタートラインでもあるんだよね。これからも、よろしくね？&br;（涙は無い。卒業式で思う存分泣いて、流せる涙は全部流して来たから）&br;（だから新しいスタートは笑顔で迎えよう。しっかりと手を繋ぎ新しい人生の第一歩を二人揃って踏み出した―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 00:30:09}; -&color(goldenrod){（ラッドの帰還から数日たったある日の事。傷も癒えたとのことで二人に日常が戻ってきた）&br;（卒業も近づく二月も終わりの放課後。何時ものように大部屋のベッドでのんびり）&br;ねーラッドー…旅に出るに当って何か準備するものとかあるのかなー…？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 00:45:27}; --&COLOR(#008000){(留守にした分を埋める様に一緒の時間を増やすつもりでいたが、元々空いた時間はずっと一緒にいたので以前と然程変わらない日々で)&br;……んー…？(急に話を振られた返事と、考え込むのを同時にする。)&br;旅って言っても、旅行みたいなモンだしなぁー……(と、いつもの癖のポーズを取って。実際、長い新婚旅行くらいのつもりでいたから特にこれと言って備えていたわけではなく)&br;…とりあえず、何かしら思い出残せる物とか？カメラとかー、日記帳とかー …いや、そんなのどこでも買えるしな…(再び考えこむポーズに戻って)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 01:17:04}; ---&color(goldenrod){んー、旅行ってことは修学旅行と似た様な荷物でいいのかなー……大丈夫かなぁ&br;私、期限の無い旅って初めてだし何かこう、ドキドキしちゃってさー。大丈夫かなー…&br;（ごろり、と転がってラッドの隣へ。そのままぎゅ、と抱き着く）&br;（心なしか以前よりくっついている時間が増えた…ような気もするが元々似た様なものでもあったりする）&br;何かこう…サバイバルグッズ的な、そんなものは必要ないの？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 01:28:08}; ---&COLOR(#008000){それくらい気楽でいいと思うけどなー？歩いて次の国まで行こう！とかそういうのじゃないし！&br;(実際、付き合い始めてからの報酬・財宝はかなりの額を貯金に回していて)&br;(馬車どころか、二人乗りの小さな物であれば飛空艇すら買えてしまう程度の貯蓄はあった。勿論何割かは結婚資金等であるが)&br;雪山とか行くんならそういうのも要るかもだけどー… ま、必要になったらその都度買っていけばいいかなって(抱き着かれれば、受け入れるように頭を撫でてやり)&br;だーいじょうぶだって！卒業したら俺が24時間一緒にいてやるからさ、な？(学校の授業も、冒険者としての依頼も無い 一組の男女として歩み始めるのだから)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 01:42:15}; ---&color(goldenrod){んー…そんなら特に頑張った準備は必要ないのかー。…何かそれはそれで寂しいなぁ&br;（準備が必要ないということは、それ即ち部屋の私物を殆んど処分しなければならないということで）&br;…んー、ホントに？こないだみたいに一人にしちゃ嫌だからねー？（こないだ、というのは勿論ラッド未帰還騒ぎのことで）&br;…ん、そだ！それじゃこれを約束の印にしよう！（と、思いついたように懐から一枚の紙切れを取り出した）&br;（ラッド直筆の「なんでもする券」である）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 01:57:52}; ---&COLOR(#008000){……うん？(年季の入った紙を見て考える。その券は確か2枚だけ発行して、ナフィに渡した分はその日に使ったはず)&br;(……となれば、もう1枚の動きは掴めた。散々弄るだけ弄ってこういう使い方をするとは、フラウ恐るべし！)&br;いや、その使用は認めらんないな！ …その約束の印はもうあるし、さ(言って、腕輪に触れる。二人を繋ぐ蒼い糸が浮かんで)&br;…な？だから「なんでも券」は使う必要無し！もう作んないから大事に使えよなー！(と笑って。実際の所、ナフィに頼まれれば文字通り何だってやるのだが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 02:10:54}; ---&color(goldenrod){えー！何でもするって書いて…ぁ。……なるほど、ね（蒼い糸が浮かび上がれば納得したようで静かに頷く）&br;…うん、確かにこれがある限り、ずっとずっと一緒…だもんね。それに、こっちもあるし（言って、左手の薬指に嵌った指輪を嬉しそうに見つめて）&br;……んー。それじゃ何に使おうかなぁ…（と、ひらひらとチケットを透かしてみながら考えて）&br;―ん、ぁー……うん&br;（一瞬、何か思いついたような表情をするものの。すぐに俯いて何やらもじもじしはじめる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 02:18:07}; ---&COLOR(#008000){(様子が変わったのを感じ取れば、軽く下から覗き込むようにして)&br;…うーん？どうしたー？(考え自体には気付いていないのか、勘付いて敢えて知らないフリをしているのか定かではないが、心配するような口ぶりで)&br;遠慮しないで言っていいんだぞー、文字通りの「何でも」言う事聞く券だからなー？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 02:24:09}; ---&color(goldenrod){（その言葉に腹が決まったのか、ばっと顔を上げ、赤くなった顔でラッドの肩に手を置いて）&br;…い、今から！罰を受けてもらいます。その、私を…心配させた罰！（恥ずかしさをごまかすためか、声量が少し上がり気味）&br;い、今から言うプレゼントをー…黙って受け取ってもらうの。その、バレンタインだしー…&br;（上がった声量がみるみるうちに下がっていく。最後の方など口の中でもごもごしているだけにしか見えないかもしれない）&br;（両肩に手を乗せたまま、顔を下に向けて深呼吸。一回、二回。手を離し、顔を上げて―）&br;&br;……'''その、私が…プレゼントです。…私を、食べて欲しいな…'''&br;&br;（言った。言ってしまった。何処の本で読んだかは忘れたが、そんなセリフが何処かにあって。言ってみたいなーと思っていた台詞）&br;（羞恥から赤く染まった頬と心なしか潤んだ瞳。上目使いに、おずおずと）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 02:32:47}; ---&COLOR(#008000){(肩に手が置かれ、順番に言葉を聞いていく。鈍感な彼でも何やら尋常でない空気なのはわかって)&br;(瞳を逸らさずに深呼吸を待つ。何かを言う事はせず、出来ず。そして―)&br;&br;(一瞬だけ理解が追いつかず、瞬きを一つ、二つ。それから)……えっと。どういう言葉かちゃんとわかって言ってるって前提で、答えるよ&br;(今度はラッドの手が肩に。置く、というよりも軽く掴む風に)…喜んで、いただきます(そのままゆっくりとベッドに押し倒して)&br;(ラッドの体で影が出来、上気した顔が近付く)…えっと、最初に謝っとく。………ちょっと、乱暴になるかも。ごめん。&br;(そう言って、二人の距離が０になる。最中に誰かが帰ってきたら、なんて考える余裕も無いような情熱的なキスで)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 03:00:50}; ---&color(goldenrod){…うん。どうぞ…心行くまで、召し上がれ？&br;（押し倒されて、互いに火照った顔で。そんなことを呟いて）&br;…いいよ。その、あんなことあったし。ちょっとぐらい乱暴な方がいい&br;その方が…ラッドを感じていられると思うんだー&br;（ふさがれた唇が暫くの後に解放されれば、熱のこもった声で言った。普段の彼女からは大凡考えられないような言葉）&br;（しかしながら、嘘偽りのない本心であった。もっともっと近い所で、彼の存在を確かめて居たい。彼は傍に居てくれると言ったけれど）&br;（やっぱり少し不安だったから）&br;&br;（卒業を間近に控えた2月。互いの絆をもう一度確かめ合うように。深く深く繋がれるようにと）&br;（今までになくお互いを求めあったとか―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 03:13:58}; -&color(goldenrod){''六日目''&br;（今日もまた、校門の前で彼を待つ）&br;（日が昇り、空をのんびりと駆け抜けて山の向こうへ沈みかけた時分）&br;……ラッド……（ぽつり、とそう呟いた） -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 21:03:30}; --&COLOR(#008000){(その声が天に届いたのか、少し先の曲がり角から見慣れた影が飛び出す)&br;(続いて視界に入るのは緑色の頭、赤い目をした男。ナフィを見れば驚愕の表情を浮かべて)…ナフィ………？&br;(しかし、すぐには駆け寄って来ない。足に巻かれた、たっぷりと血の染みた包帯と、手に持つ杖を見ればその理由もわかるだろう)&br;(それでも、軽く右足を引きずって男が近付いてくる。一つでも言葉を発するより早く帰ろうと、地面を杖で突きながら)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 21:23:02}; ---&color(goldenrod){（満身創痍、と言った体で此方に向かってくる人影を目に収めた瞬間に彼だと分かった）&br;（言葉を発する余裕もなく、とにかく彼の元へと駆けよる）&br;〜〜〜〜〜っ！！！&br;（目から大粒の涙が零れるも、拭うこともせずただ彼の元へ。息が苦しくなって、口を開けた）&br;（空気を吸い込み、吐き出すと同時に、抑えきれない思いが一気に飛びだした）&br;''ラッドーーーーー！！''&br;（今にも倒れそうな彼の右肩を支え、傷口を見て）大丈夫！？すぐ、すぐに保健室―っ！！！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 21:34:42}; ---&COLOR(#008000){(名前を呼ばれれば、目元がじわりと熱くなる。ああ、帰って来られたんだと)&br;(それでも心配をかけたのは自分なのだから、感動の涙はグっと堪える。 走り寄ってきた彼女をはにかみ顔で迎えて)&br;…あー、ああ。傷自体は大したことないんだけど……(まず体の心配をしてくれる優しさにまた涙が出そうになりつつも)&br;…………その、心配かけて… ごめん。(保健室へ向かう前に、まずは伝えておかなければいけない。)&br;(寝食を忘れるほどの多大な心労を与えたであろうことは、様子を見れば何となしにわかる。)&br;(一言でどうにかなるとも思えないが、どうしても言わなければいけない事だとも思った)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 21:51:32}; ---&color(goldenrod){全然、全然大丈夫じゃないよ！こんなにっ、こんなに怪我して…っ！！&br;（包帯を汚す血の量からしても決して軽傷ではないことは分かる。引きずられる右足も、汚れた服もその全てが彼女にとっては一大事）&br;とにかく、まず治療を―（言って、校門に向けて歩き出そうとした所で彼の言葉が耳に届く）&br;（こんなになってまでも、自分のことを気遣った一言を言ってくれる彼の優しさにこみ上げてくるものがあった）&br;（再びこぼれそうになる涙をぐっとこらえて）……いいの。帰ってきてくれたから、それだけで…それだけでいいよ…！&br;（肩に於いた腕に力を籠め、何としても彼の支えになろうとして）…おかえり、ラッド…！！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 22:08:24}; ---&COLOR(#008000){(実の所出血量が少し多いだけで致命の傷なわけではない。流血自体も今は止まっていて)&br;(右足の動かないのもミイラの持つ麻痺毒でやられたから― なんて、そんな事は保健の先生に話せばいい。いらぬ心配を上乗せするだけだ)&br;…ただいま。ナフィ(笑顔でそう返した。今はただ、帰ってこられた事を喜ぼう。再び愛する人に会えた事を)&br;(彼女の細い腕が今はとても頼もしい。自分を迎え入れてくれ、そして支えてくれる。互いにそうありたいと誓い合った日を思い出す)&br;……すっかりバレンタインも過ぎちゃったなぁ…(なんて、冗談めいた口調で言いつつ支えられて校舎へと歩き出した)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 22:27:25}; ---&color(goldenrod){いいの、バレンタインのチョコなんていくらでも作ってあげるから…！ラッドが、帰ってきて、くれたから…！なんでも、なんでもしてあげる…！&br;（軽口を叩ける余裕がある程度には回復していることなど、今の彼女には思い至らぬことで）&br;（ただただ、最愛の人が五体満足で帰ってきてくれたことが嬉しくて。それだけでもう何もいらない）&br;（彼を責める気になんてなれず、帰ってきてくれたことへのお礼すらしたい気持ちだった）&br;う、っく、ぅー…良かった、よかったよぉー……（支え合いながら校舎への道を歩く）&br;（その顔はもう涙でぐしゃぐしゃになっていたけれど、それを気にする余裕も今の彼女にはなくて）&br;（山並みに沈む夕日の中、肩にかかる彼の重みを噛み締めながら一歩一歩進んでいくのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 22:41:42}; -&color(goldenrod){（何の変哲もない探検依頼。何時ものように帰ってくるものだと思っていた）&br;（皆と同じ時間に帰還して、何時ものように互いの部屋でのんびりだらだらしながら残り少ない養成校の生活を楽しむものだと思っていた）&br;……おっそいなぁ。何処か寄り道でもしてるのかなー…&br;（帰還予定時刻を2時間過ぎても彼は帰ってこなかった。手持無沙汰に大部屋の彼のベッドに座ってみたり）&br;（自室のベッドで彼を待ちがてら、渡すつもりだったバレンタインのチョコをチェックしてみたり）&br;……何処かに泊まってから帰ってくるのかなぁ&br;（気づけばもう月が真上の空に昇るような時間帯になっていて）&br;……大丈夫、かなー…連絡の一つぐらいくれたっていいのに…&br;（窓の外に見える学生寮の入り口に目を向けてみても誰かが帰ってくる様子もなく）&br;&br;（結局、彼はその日帰って来なかった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:26:27}; --&color(goldenrod){''二日目''&br;（朝からずっと校門の前で彼を待つことにした。幸い今日は休日で授業も無い）&br;（帰ってきたら、彼の胸に飛び込んで思いっきり甘えたあと、ちょっと我儘を言って困らせてやろう）&br;無断で外泊なんて、私と言うものがありながらー…なんてねー&br;（何処かの本で読んだ恋愛小説の一節を思い返して小さく笑う）&br;（馬車の蹄の音が聞こえればその都度駆け寄ってはみたが、そのどれにも彼は乗っていなかった）&br;……おっかしいなぁ。何処に寄り道してるんだろー…？？&br;（夕陽が山の向こうに沈みかける時分、校門に寄りかかって首を傾げて呟く）&br;……大丈夫、だよね…？（嫌な想像が頭を過るが、すぐに首を振って考えないようにした）&br;…一緒だ、って言ったもんね。だから、大丈夫…ラッド、約束破るような人じゃないし&br;（きっと何かやむを得ない事情があって依頼先の街に留まっているだけなのだろう）&br;（あと1，2時間後には帰ってくる）&br;&br;（そんなことを、朝日が昇るまでずっと考えていた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:31:48}; ---&color(goldenrod){''三日目''&br;（朝目覚めるとベッドの中に居た。どうやら門の前で寝てしまっていたのを、ルームメイトが運んでくれたらしい）&br;（帰って来たラッドが自室まで運んでくれたんじゃ、と思って辺りを見回しても彼の姿は無くて）&br;（ルームメイトにそのことを教えられれば、申し訳ないのだけれど残念にも思った）&br;&br;……まだ、帰ってないの？&br;（目が覚めた時は既に昼過ぎ。身支度を済ませ、彼の部屋である男子大部屋を尋ねてみたが彼はまだ戻ってないらしかった）&br;（アイツのことだから心配いらないよ、だとか。ナフィちゃんを置いて居なくなったりするわけないやろ？だとか）&br;（何時ものように笑って慰めてくれる彼らの気遣いが有難くて、少し気が楽になった）&br;…ん、そうだよね！ラッドが私を置いて行っちゃうわけ…ないもんね&br;（努めて明るく振る舞って大部屋を後にする。それでも、門の前で彼を待っていれば嫌な気持ちも湧いてくるもので）&br;&br;……ラッド、私のこと、きらいに…なっちゃったのかなぁ。私が、要らなくなっちゃったの……？&br;…そんなこと、ないよね……ラッド…&br;（山の向こうに沈んでいく夕陽が目に痛かった。涙が出たのもきっとそのせいだろうと、そう言い聞かせながら彼を待つ）&br;&br;'''ナフィテートさん！ちょっと、此方へ…！'''&br;（隠れてしまった太陽の代わりに、月がその姿を見せた頃。学校の職員があわただしく此方へ駆けてきた）&br;（止まらない涙を隠そうと、袖の端で目じりを拭い立ち上がった）あ、はい！…え、えと。何でしょう…？&br;（呼び出されるようなことでもあっただろうか？特に身に覚えはない。首を傾げながら尋ねてみると）&br;（中年の女性職員はさも言いづらそうに苦々しい顔をする）&br;（そして自分の肩を掴み、「落ち着いて聞いてちょうだい」と前置きをして。意を決したように口を開く―）&br;&br;'''…先程、ラッド・ルクス君の死亡報告が届きました'''&br;&br;}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:43:07}; ---&color(goldenrod){（何を言っているんだろう。目の前の職員が言っていることが理解出来ない）&br;（何だかよく分からないことを切々と私に喋りかけているけれど）&br;（一体 何を言っているの……？？）&br;&br;'''「Missing in Action…戦闘中行方不明だそうよ。遺体こそ回収されてないそうだけど、それでも…生存者の証言から、生存は難しいだろうって…」'''&br;&br;（ぐしゃ、と胸の中で何か鈍い音がした。視界が、揺れる）&br;（かろうじて耳に届いたその言葉が、わずかに残っていた私の心の支えを粉々に打ち砕いてしまった）&br;（無意識のうちに頭から排除していた可能性。期間日に帰って来ないなら。考えられるのは一つだけなのに）&br;（それに思い至らなかったのは何故？答えは一つ。その事実を自分がきっと受け止められないから）&br;&br;（頭の中が真っ黒に塗りつぶされて何も考えられない）&br;（思考を塗りつぶした黒い絵の具は、やがて視界にも侵食してきて）&br;（視界が黒く染まると同時に、手足の感覚が無くなって）&br;&br;（私はその場で意識を失ってしまった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:51:21}; ---&color(goldenrod){''四日目''&br;（結局、そのままその日一日は意識を失ったままだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:53:00}; ---&color(goldenrod){（目が覚めたら、隣でラッドが笑っていた）&br;（思わず彼の胸に飛び込んで、思いっきり。思いっきり泣いた）&br;（どうして、とか。心配したんだから、とか）&br;（そんな言葉をぶつけたら、彼はごめんな、といって抱き返してくれた）&br;（彼の腕の中はいつものように暖かくて、優しくて。彼がそのままそっと口づけてくれた）&br;（それだけでもう全てが吹き飛んでしまう。言ってやろうと思っていたことも、全部が全部どうでもよくなって）&br;（やっぱり、帰ってきてくれたと。ただその幸せを噛み締めたくて、私も彼にキスのお返しをして）&br;&br;（そこで、本当に目が覚めた）&br;}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:57:41}; ---&color(goldenrod){''五日目''&br;（この日の事は良く覚えていない）&br;（周りの皆の優しい言葉とか、励ましの言葉は覚えてる）&br;（ぼうっとした頭でそんな言葉を聞き流して、一日中。日が沈んで朝日が昇るまでずーっと校門の前に居たことだけは、覚えてる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 21:00:40}; -&color(goldenrod){（男子大部屋から帰って来た後のこと。炬燵完備の女子大部屋でのんびり）&br;はー…コタツっていいなー。出たくなくなっちゃうなー…ラッドー、みかんたべるー？&br;（と、反対側に座るラッドにみかんを一つ差し出して）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 00:16:37}; --&COLOR(#008000){(炬燵に入ったままだらり、と寝転んでいたが呼びかけられればむくりと起きて)&br;…んー、食べる食べるー(受け取って、もそもそ剥き始める)暖房器具は色々見てきたけど、炬燵の魔力凄いなー……&br;(途中で手を止め、突っ伏すようにして)何かこう、なんもかんも放り出してぼけー……ってしたくなる、これはいけない……}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 00:22:36}; ---&color(goldenrod){ねー、これホント凄いよね炬燵…もうここから出たくない。此処が私の居場所だったんだー&br;これが寝正月、って奴なのかなー。あぁ、でもせっかくのお正月がこれって何か勿体ないよねぇ…&br;（何かすることないかなー、と考えて）…そうだ！あのねあのね、お正月にすることで分かんないことがあったの！…姫はじめ、ってなーに？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 00:30:11}; ---&COLOR(#008000){(突っ伏したまま、目だけをナフィへと向ける。正確に言えば目しか動かせなかったのだが)&br;(体勢を変えずに)……姫始めとはー、年が明けてから初めて「やわらかく炊いたお米」を食べることでー……&br;(恐らく大部屋でのからかい対策に覚えたのであろう知識をだらーっと話してから、がくりと腕に顔を埋めた)&br;&size(5){……………ええと、新年迎えてから最初に……その、することです…… え、Hをー……};(聞こえるか聞こえないか、程度の声で)&br;…誰に聞いたんだよう……(顔は埋めたまま、ちらりと見える頬は紅い)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 00:41:43}; ---&color(goldenrod){（ふんふん、と興味深げにラッドの話す対策用の知識に耳を傾け）&br;―へ…？（そのあとに続く隠れた意味合いを聞けば、暫しの間）&br;え、えぇぇぇっ！？そ、そそ、そういう意味だったの…！？&br;やだ、何か私また変なこと聞いちゃってー（うがー、と頭を抱えた。顔を真っ赤にして炬燵に入ったままごろごろ）していたが）&br;―………あ、あの。カップルはー……するもの、なのー？&br;（ふ、と動きを止めて。ラッドにとって大層答えにくいであろう新たな疑問を投げかける）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 00:46:14}; ---&COLOR(#008000){(「わ、わかんねーっ！！」とキッパリ言ってしまいたくはある、実際それぐらい恥ずかしい、が)&br;(姿勢は基本変わらず、顔だけをもぞりとナフィに向け)……わりと古い習慣らしいし、実際普通にそういう事してるかはわかんないんだけどー……&br;(半ば虐めじみた問いに「なぜ新年早々こんな話をしなければならないのか、お年玉少なかったか！？」等々頭を過りつつ)&br;…なんていうか、さ。俺達がー、その……する時って、気分的な…こう、アレじゃない。(極力、解るギリギリまでぼやかす。こんな事ストレートに言える筈がない)&br;……だからー…、えっと…、「新年だし、姫はじめするかー！」みたいなのは違うんじゃないかな、ってー……&br;(俺はどうして自分の見解を話しているのだろうか…… そんな疑問が渦巻く)………俺的にはそんな感じ、です(こうして口に出すことで、さらに赤みが増していった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 01:00:03}; ---&color(goldenrod){（ラッドの苦悩はナフィには届かない。ただ純粋に知りたいから聞いているだけであって）&br;（別に機嫌など微塵も悪くないしいつも通りなのだが気になってしまったのだから仕方が無いのだった）&br;う、うん……そっか、そっか。なるほどー……（釣られて顔を赤くして俯いて）&br;うぁ〜〜〜〜何でこんなこと聞いちゃったの私ー……（そのまま恥ずかしさの余り炬燵の中に潜り込んでしまった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 01:09:03}; ---&COLOR(#008000){…も、もしもーし？ナフィさーん……？(炬燵の天板をコンコン、と小突いて)&br;(何時もの事だし、気にしてないと言えば全く気にしてないのだけれど、それを言うのも何だか恥ずかしい気がする)&br;(その内暑くなって出てくるだろうし、その頃には多少気分も落ち着いてるだろう なんて事を思い、天板に右耳を当てて)&br;(剥きかけのまま中断されていた蜜柑に手を伸ばした)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 01:15:49}; ---&color(goldenrod){（熱気がこもる炬燵の中にラッドの声と天板を叩く音が響く）&br;（こちとら恥ずかしくて顔から火が出そうだというのに、何だか随分余裕そうで）&br;（挙句、蜜柑を食べる物音まで聞こえ始めて）&br;「むー……私はこんなに恥ずかしいのにー。…ラッドは、私とそーいうことするって考えても、何も思わないのかなー…」&br;（なんて考えが頭を過る。何だか無性に悔しい。悔しいので何かしら行動を起こすことにした）&br;（もぞもぞと炬燵の中を進み、そのままラッドの腹のあたりに顔を出して）&br;……むー（ぎゅ、と腰に抱き着いてアピールしてみる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 01:22:14}; ---&COLOR(#008000){(べりべり、と皮を剥しては中身を並べて それでも出てこないので一つをつまみ、口へと運び―)&br;(天板へぼとり、と落とした)……へっ？ なっ、な何でこっちから出てきた…？&br;(上体を起こして見れば、見慣れた頭が布団から生えている事に狼狽の色を表して)&br;(19歳、抑圧されて遅れに遅れた思春期真っ只中のラッドがあんな話をされて何も思わず、意識もしないはずがない)&br;…あっ、え、ええと。何か……？(しかし、それでもなるたけ平静を装って)&br;(「ああいう話」をして、しかも思い返してまで自らの意見を言ったのだから状況は緩やかながらも推して知るべし、といった感じで)&br;(それでも炬燵布団があれば悟られはしまい、と思っていた虚をつかれた動揺を悟られては最高に格好悪い、との判断だった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 01:44:26}; ---&color(goldenrod){何で、ってー。何か悔しいから抱き着いてやる。むー（膨れっ面で再度抱き着けば感触に違和感）&br;（何だろう、と一瞬考えて。理解して。顔を上げて。もう一度下を見て。顔を上げて）&br;………にひひー（頬を染め、はにかんだ様な、嬉しいような。そんな顔で笑みを溢して）&br;……ラッドのえっちー（ぽそり、と小さくつぶやいてもう一度抱き着く）&br;（遠慮なしに、力強く抱きしめる。それこそ押し付けるかのように）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 01:58:44}; ---&COLOR(#008000){う、ぐ……(羞恥と観念、その二つが混ざり合ったような表情を作る。そして笑みを浮かべる恋人を見て)&br;……し、しょうがないだろ。そんなの、意識するに決まってるじゃん…(やや瞳を逸らし気味に、炬燵に照らされたような赤い顔で呟く)&br;(勿論、真意としては"想いの確認"であるが、当然ながらそれだけではなく―)&br;&br;(そして、再び"当たる"感覚があれば意を決したとばかりに炬燵から引っ張りだす)&br;(時計をちら、と見て。一番早いスイの帰宅まで、まだ十二分に余裕はある。普段ならこんな事考えやしないのだが)&br;…最初はするつもり無かったんだけど(言い訳ではなく、本当の事で)&br;……しようか、姫はじめ(想いを我慢できなくなったのも、本当の事で)&br;(ここまで直接的に誘うのは初めてで、僅かに照れ笑いが混じってしまうが)&br;(未だ自分の腰辺りに抱きついたままの恋人に、正直な想いを告げた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 02:35:35}; ---&color(goldenrod){……にひひー。うん、しよっか&br;（炬燵の熱で火照ってしまったせいだろうか。何だか不思議といつもより恥ずかしくは無い）&br;（幾分か照れは残るものの、いつもより素直に頷くことが出来た）&br;…えーっと。…今年もよろしくお願いします？&br;（腰に回していた手を緩め、上半身を起こして軽くラッドに口づける）&br;（新年最初の幸せな時間。雪景色を映す窓ガラスに、時折火照った肌の色が映り込み）&br;（室内には、炬燵の音の他に時折甘い声が響く）&br;（図らずも始まった甘美な時間。炬燵を買ったことに少し感謝しながら、時は過ぎて行った）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 02:54:37}; -&color(goldenrod){（クリスマスの夜。空き教室へラッドを呼び出す手紙が届いた）&br;（差出人の名前もなく、ただそこへ指定の日時に来るように、とだけ書かれた謎の手紙だ）&br;（日が沈み、月明かりが聖夜を静かに照らし出す時間。空き教室に未だ灯りは無い―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 00:23:41}; --&COLOR(#008000){(人気どころか明かりも無い廊下に、ブーツの足音が響く)&br;(手紙をちら、と見て首を傾げ)……誰だろ。クソモジャ様の悪戯だったりしてな(なんて、独りごちてみたり)&br;(しばらく進めば、そこは目的の教室前。戸の覗き窓からは中の様子も伺えないようで)&br;…入るぞー？(と言うが早いか、ガラリと戸が開く)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 00:29:04}; ---&color(goldenrod){（扉があいた瞬間、耳をつんざく銃声にも似た破裂音。そして部屋の明かりが灯り―）&br;''メリークリスマース！！''&br;（そこに居たのは満面の笑顔でクラッカーを構えた少女であった。頭にサンタの帽子をかぶり、嬉しげに駆け寄ってくる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 00:35:27}; ---&COLOR(#008000){(「その音」はある程度予測していた。していたが、やはり呆気に取られてしまい)&br;(色とりどりの紙テープをかぶり、その容姿が極僅かながら親友に近づく。ファーレンス・エハードに)&br;……あっ、ああ！(駆けてくる間に状況を把握する、教室内に他の人間はいないようで)&br;…メリークリスマス、ナフィ(サンタ帽に触れ、ごく軽く左右に揺すってやる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 00:43:53}; ---&color(goldenrod){にひひー、サプライズパーティーってことで準備してたんだー。さ、入って入ってー！&br;（笑顔でラッドの手を引き、改めて教室内へと案内する）大部屋じゃ二人でお祝いってわけにもいかないでしょ？&br;だからこっちで二人だけでお祝いしようかなーって思って！料理もケーキもちゃーんと用意してあるんだからー&br;（机の上には子羊のオーブン焼きと手作りケーキがどーん、と配置されており、部屋の内装もクリスマスらしい飾り付けがされていて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 00:46:28}; ---&COLOR(#008000){…ホントにびっくりしたしな！お邪魔しまーっす(後ろ手に戸を締めながら、引かれるままに教室へ。紙テープも落として)&br;あー、うん。大部屋でやったら仁義とレッドがクルシミマスって感じになるもんなぁ…(と、目に入るのはクリスマス一色の室内)&br;(辺りを見回し、最後に料理へと目が行く)…これ全部、ナフィが？(疑問というよりは、確りとした準備への感謝の色が濃く)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 00:54:27}; ---&color(goldenrod){流石に大部屋で二人のクリスマスするわけにも行かないからねー…後で料理だけでも持って行ってあげようかな？&br;うん！学校生活最後のクリスマスだし、思いっきりやってみようと思って頑張ってみました！&br;にひひー、褒めてくれてもいいんだよー？（どやぁ、とでも言いたげな表情でラッドの顔を覗きこむ。要するに褒めて欲しいらしい}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 01:05:33}; ---&COLOR(#008000){喜ぶかな、悲しむかな、魂抜けるかな…。味的な意味では喜ぶんだろうけども……&br;…や、素直にビックリしたというか、何というか…(と、自慢気な顔が近付く。何か新しい事に挑戦し、成功する度に傍で見てきたその表情が)&br;(ふふっ、と笑って)よーしよし、すっごい良く出来てるぞー、飾り付けも、料理も！皆にも見せてやりたいくらいだ！(そして、その都度こうして一緒に喜んできた)&br;(軽いハグをしながら、帽子の上からぐしぐしと頭を撫でる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 01:19:05}; ---&color(goldenrod){んー……後でラッドが叩かれる流れになる、かな…？（何時ものような大騒ぎを想像して苦笑しつつ）&br;にひひー、こうやってラッドに褒められるなら頑張った甲斐があったね！嬉しいなー&br;（わしわしと撫でられれば嬉しげに目を細めながらラッドの胸に飛び込んで）&br;…そういえばさ、ラッドが告白してくれたのもクリスマスの夜だったよね？&br;（と、ふと思い出したように尋ねてみる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 01:26:42}; ---&COLOR(#008000){(ちょうど2年前、あの日の事を思い出せば顔から火が出るような気がして)&br;……あっ、うん。そう、だったなー……(どうにも恥ずかしいようで。外から見れば然程変わっているようにも思えないが、自分からすれば当時は青臭くて堪らないのだろう)&br;…サンタの格好、とかしてましたね……(思わず口調が変になる。恥ずかしさで爆発しないため、あれが当時としては精一杯だったのだが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 01:31:45}; ---&color(goldenrod){懐かしいなー…あの時サンタさんに貰ったマフラー、まだ使ってるよー（ほら、と椅子に掛けてあったマフラーを指さして）&br;それともう一つ！あの時貰ったものは大事に大事にとってあります！&br;何だと思うー？&br;（くすくすと楽しそうに笑いながら問うてみる。その頬は少し赤く。恥ずかしくも大切なプレゼントだ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 01:41:59}; ---&COLOR(#008000){…あっ(あれから格段に上達したわけでもないが、それでも今見れば悲しい出来のマフラーを見て。だけれど、恥ずかしさよりも嬉しさが上回る)&br;……まぁ、俺もだけど(と、ポケットから手袋の緑色をちらりと見せてはにかむ)&br;&br;(えっ、と声が出て。急いで記憶を手繰る)…えと、他に渡した物、何かあったっけ……？&br;(こういう記念事を忘れてはいけないと日頃から思っていたが、渡した「物」については何も思い当たらず)&br;(顎に手を当て考える癖が出る、それでも答えはでない)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 01:50:05}; ---&color(goldenrod){ぶぶー、時間切れ！ふふーん、正解はねー？&br;（と、ラッドの思考を遮り笑う。顔を近づけて瞳を見つめ）&br;…'''「恋する気持ち」'''でした（そっと、耳打ちするように囁いた。紅潮した頬を緩ませていつもの笑顔を浮かべ）&br;あの時教えてくれたでしょ？恋するってどういうことか。あそこから私はラッドを好きになって行ったの&br;だから、ね？サンタさんがくれた大切なプレゼント。ラッドに恋する気持ちは、いまもずーっと持ってるんだー&br;（と、正解を告げれば照れくさそうに笑って頬を掻いた。恥ずかしいけど、全部本当の事だ）&br;（思えばあの日から、自分は一人の人間として、ナフィテートとして本当に歩き始めたのだろう）&br;（だから今日は特別な日。緑の髪をしたサンタさんが、人形に本当に命を吹き込んでくれた、大事な大事な日―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 02:02:16}; ---&COLOR(#008000){(答えを聞き終え、同じ様に頬を染める。それでもその表情は嬉しそうで)&br;(生まれて初めて人を「好き」になって、ただそれを正直に伝えた。それしか方法を知らなくて。少年には勇気しか無かったから)&br;(そうして、次第に気持ちが互いに行き交うようになり、絆を生み、愛へと辿り着いた)&br;(愛を得て恋を忘れたつもりでも上書きしたつもりもないが、改めて言われれば当時の感情が蘇る)&br;……だったら、あの時頑張った甲斐もあったかな、なんて(言って、そっと触れるようなキスをした)&br;(あれから2年。あの時交わした言葉は全て果たされた。互いを知り合い、好きになってもらい、進む道を探し……、そして今は共に歩んでいる)&br;(思い返しただけでのた打ち回りそうな演出だって、今日だけは誇れるような気がした)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 02:35:40}; ---&color(goldenrod){（頬に触れる柔らかな感触に思わず笑みが毀れる。何度キスを交わしても、蕩けてしまいそうな程に甘くて、優しい感覚）&br;（恋を知るきっかけをくれたあの日、自分の胸の高鳴りが何故なのか分からなくて、それ以降ラッドが特別な人に見えたのをよく覚えている）&br;（その時の想いは決して間違ってはいなかった。こうして生涯を共にする誓いを立てた掛け替えのない人が、特別でなくてなんだというのか）&br;……にひひ、あの時ラッドが頑張ってくれたから。今こうして私は幸せになれてるんだよ？&br;ありがとね、ラッド（言って、背伸びをしてお返しに頬に口づけた）&br;（二人が今のこの場所へ向けての第一歩を刻んだ日のことを思い返し、愛する人が今こうして共にあることを感謝しつつ）&br;（その存在を確かめる用にぎゅっと強く抱きしめるのだった）&br;&br;さ、それじゃ改めてメリークリスマス！料理食べよ？ケーキもあるし、シャンパンも用意してるんだから！&br;（こうして聖夜は更けていく。灯りの落ちた校舎の中、一つだけ灯りの灯った空き教室）&br;（愛が灯す、二人の道を指し示す灯火は、教室の明かりが消えても。いや、これから先もずっと灯り続けることだろう―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 03:02:24}; -&COLOR(#008000){(そういう訳で戻ってきた飛空艇ホテルの一室、二人に割り当てられた個室)&br;(単純にカップルの数が多い事、成人している者も多数いるなどの理由で男女の相部屋が許されていた)&br;(相対する彼女はベッドに腰掛けてこちらを見ている。経験から解る、この視線は期待に満ち満ちたものだ)&br;(そしてベッド前に立ち尽くすラッドの手には先程の指輪のケース。仄かに指の間が汗ばむ)&br;……素面で、改めて。ってなると結構緊張するな、これ……。(ケースと恋人の目を交互に見て)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-09 (月) 00:59:02}; --&color(goldenrod){（正面に座るラッドの手には誓いの指輪が入ったケース。物語のお姫様みたいな経験をするなんて思ってもみなかった）&br;（口で交わした約束が、指輪を介することで現実の誓いとなる。それを思えば自然と胸も高鳴った）&br;…にひひ。私もちょっと緊張してる！………（じー、と輝く瞳でラッドを見つめる。「わくわく」という効果音が如何にも似合いそうな表情である）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-09 (月) 01:06:09}; ---&COLOR(#008000){(眼を閉じ、吸って、吐いて。今まで大事な局面では何度やったか知れない手法で心を落ち着ける)&br;(落ち着け俺！想いは昨日確かめているはずだ、後は渡すだけ。指輪を渡して、確かなものとするだけだ)&br;(云わば再確認、答えは出てるし、俺はそれを把握している。小さく息を吐いて、ブラウンのケースを差し出す)&br;(二人の間、少しナフィ寄りに位置するケースが開き)ナフィ……いや、ナフィテート。&br;''俺と、結婚してくれ。''(紅い瞳で確りと見つめて、それだけを言い切った)&br;(幸せにする、絶対に離さない、ずっと一緒だ。そんな誓いは今までに十分立ててきた。だから今は、この言葉だけでいい)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-09 (月) 01:18:57}; ---&color(goldenrod){（ストレートな言葉。先日も同様の言葉を受け止めた筈なのに、胸の中にこみ上げてくる想いは止められない）&br;（全身に電流が流れたような感覚。足の先から頭のてっぺんまでびりびりとした甘い痺れを享受して笑顔を溢す）&br;''……はい、喜んで''&br;（ゆっくりと。しかし確りと言い切った。差し出されたケースごと包み込むようにラッドの手を握る）&br;…幸せに、してね？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-09 (月) 01:30:07}; ---&COLOR(#008000){…勿論。一生かけて幸せにする。(そう言い切って、微笑む)&br;(４年前の自分からはとても想像できない。誰かと想いを通じ合わせるだけでなく、誰かと一生涯の誓いを立てるなんて)&br;(だけれど、それは確かに眼前にあって、そして"いる"。送り出してくれた両親へ改めて感謝すると共に、連れて帰ったらひっくり返って驚くだろうな、と心中で苦笑した)&br;&br;…えっと、じゃあ……付けてみて、ほしいな(緊張の糸が切れたのか、何時ものような口調で。視線には期待の色)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-09 (月) 01:45:30}; ---&color(goldenrod){（言葉は少なくとも、互いの胸中を満たす想いはきっと同じだと心から思えた）&br;（こんなにも満たされた気持ちになることなんて、きっとこの人と居る時以外にはないのだろうと思う）&br;（だからこそ目の前の婚約者が愛しくて、顔が熱くなる）&br;（数年前、ただ何も知らずに家を出ただけだった自分がこんなことになるだなんて誰が予想出来ただろうか）&br;（それでも、自分は今ここでこうして幸せを噛み締めている。こうなることに、神様の意思が働いているのなら、神様を信じてみても良いと思えた）&br;&br;…ん！分かった（口調の戻ったラッドに釣られたのか、此方も何時もの笑顔で指輪を手にして）&br;（そ、っと左手の薬指に通した。ただなんてことは無い、観光地のお土産の指輪だ）&br;（だというのに、こんなにも美しい。窓から差し込む月明かりをうけて静かに煌めく水晶の輝きに思わずため息）&br;…きれー……これでさ、私は…ラッドのものになっちゃったってことだよね？&br;…にひひー、何か嬉しいなー…&br;（月光に水晶を透かせるように手を上げて口元を綻ばせる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-09 (月) 01:54:16}; ---&COLOR(#008000){(その輝きが実感を強め、また愛しい想いを強める。)&br;(そして思う、ここからが新たな始まりなのだと。何かが劇的に変わるだけではない。卒業する迄は毎日いつも通りに過ごすのだろう)&br;(だけれど、二人はこれから先を共に歩むことを誓い合った。それだけは確かな事として、彼女の左手に煌めいている)&br;(照れ笑いを浮かべて)そう言うなら俺だってナフィのものだし、それにさ……&br;これから先の人生だって、俺達二人のものになるんだよ。嬉しいのも悲しいのも、もちろん幸せなのも全部二人で一緒に……&br;(そう言って、不意打ち気味に頬に口付ける。どうにも言葉だけでは恥ずかしいような気がして)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-09 (月) 02:13:52}; ---&color(goldenrod){（不意に口づけられれば数瞬、瞬きして驚いた表情を浮かべるもののすぐに笑顔に戻り）&br;うん、ずーっと一緒。…改めてさ、よろしくね…旦那様？（くすり、と笑って芝居がかった動きでしずしずと膝を折る）&br;（特別な場所で、特別な日に、これからの日常を共に歩むと誓った二人）&br;（夜の帳は部屋に降りることはなく、いつまでも楽しげな笑い声が聞こえていたとか）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-09 (月) 02:23:24}; -&COLOR(#008000){(時折、ざわざわと世界樹の葉が夜風に揺れる。ここは頂上付近、展望台)&br;(辺りにはちらほら見知った顔の二人組もいるが、各々二人だけの世界に入っているようで)&br;結構、風強いなぁ…… 手離すなよー？(エスコートするように手を引いて、広めの舞台然とした展望台への階段を昇る)&br;(手摺を越えて眼下に広がる光景は壮観というか、通り越して少し恐ろしくすらあった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 00:20:35}; --&color(goldenrod){（夜風に吹かれながら展望台への道を二人して歩む。繋いだ手は離さないようにして）&br;うー、ちょっと寒いなー…（上着を羽織っていないためか、少し肌寒い。小さく震えながらも頂上へとたどり着き）&br;&br;わ、ぁ……（言葉を失う。視界を遮るものは何もない、正真正銘の360度の大パノラマだ）&br;（麓の町並みの柔らかな灯りが、まるで星々が地面で光っているよう。聞こえるのは風に揺られてざわめく世界樹の梢の葉の音だけ）&br;きれー……こんなの、生まれて初めてみたよー…（ぎゅ、と握った手に力を込めて目の前の光景にほう、とため息をついた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 00:29:19}; ---&COLOR(#008000){(それは幼い頃に部屋の窓から見ていた景色とは真逆の、どこまでもどこまでも見通せるような)&br;(世界が本当に全て繋がっていることを実感させてくれる眺めで)……俺も。コレだけで来てよかったって思えるよな……&br;(こんな光景、一人でだって感動したはずだ。それを将来を約束した、この景色の全てへ共に歩むことだって出来る人と一緒に見るのだから感動も一入で)&br;&br;(ビュウ、と一際冷たい風が通り過ぎれば)…ちょっと、手いい？(言って手を離し、脱ぎ去ったジャケットを被せてやる)&br;もう秋だし、高い所は寒いからなぁー。 ……ベンチ、座ろっか(もう一度、手を差し出して)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 00:47:24}; ---&color(goldenrod){ん…わ、と。にひひ、ありがとラッド（上着を羽織り、彼の気遣いに嬉しげに頬を綻ばせ）&br;ん、そだね。…あ、あそこ空いてる！（既に幾組かのカップルが坐っているベンチの中に、一つだけ空いているのを見つけてそちらへと手を引っ張りながら）&br;（二人並んでベンチに座り一息ついて）……ね、ちょっと恥ずかしいこと言ってもいいー？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 00:57:15}; ---&COLOR(#008000){(こんな事もあろうかと中には厚手の長袖シャツを着ていた。これで彼女の準備が万端であれば暑い思いをしていただろう)&br;(飲み物でも取りに行こうかな、と思っていた所に話しかけられて)…うん？いい、けど？&br;(わざわざ前置きをするのだから、きっと赤面するような事なんだろうと、少しだけ心中で身構えて答える)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 01:02:08}; ---&color(goldenrod){何かね、ラッドの匂いがしてすごい落ち着くねーこれ（羽織った上着の裾に頬を擦りつけてにひひ、と笑う）&br;そんでね、あとね。さっきまで迷子になってたからー…今すごい嬉しい。やっぱラッドの隣が一番落ち着くー&br;（幸せそうに笑い、身体を隣のラッドへと預ける）&br;（数時間迷宮で迷子になっていただけなのだが、こうして離れてみてやっぱり二人で居ないと駄目だなー、なんて改めて思ったのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 01:07:29}; ---&COLOR(#008000){(縦に合わせた両手をマスクのように口元に当て、フゥと息を吐く。そのまま開いて、目元を覆い)&br;……恥ずかしいっていうか、嬉しいっていうかー……！…どっちかってーと、嬉しいけど(と照れ笑いを浮かべる)&br;ま、迷子て。…あー、根っこの迷宮か。一緒に行こうと思ってたんだけどなぁー……(こちらからも、寄り添うように肩を抱いて)&br;(バンジー試したら紐を切られて、隣をコードレスのミラージュが落ちて行ってブルってた話を苦笑交じりに話しつつ)&br;…俺も、隣にナフィが居てくれると落ち着く。理屈がどうとかじゃなくって、なんていうのかな…… 本能的に？(と笑って)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 01:17:40}; ---&color(goldenrod){ラッドは嬉しいかもしれないけどー…私は恥ずかしいの！だから恥ずかしい話ってことー（ぎゅ、と腕にしがみつくように）&br;…明日も少しは時間あるみたいだし、一緒に行くー？迷ったのは不安だったけど、水晶とか一杯あって綺麗だったんだー&br;（互いの楽しい思い出話に花を咲かせる。確かに別行動していた時も楽しかった。楽しかったけど、幸せなのは今この時だけだなー、なんて思って）&br;…これのおかげかな？（言って、腕にはめた魔力供給用の腕輪を見せる。夜の暗闇の中、魔力導線の仄かな青い光が灯り）&br;これつけるようになってからさ、今までよりもっとラッドに引っ付いて居たくなっちゃったんだー&br;何て言うんだろー…やっぱり、本能なのかなー。隣にラッドが居ないとなんかこー…そわそわするんだー}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 01:26:49}; ---&COLOR(#008000){(そっと腕輪に触れると、微かに光が強まって)……ある意味、血の繋がりよりも濃いからな(と微笑んで)&br;(じわりと輝きが広がる中)そういう物としての繋がりもあるけれど。……何より、これは二人でずっと平和に、穏やかに過ごせるって証だから&br;(自分は生涯続く戦いの道から、彼女は迫る死の恐怖から解放される。それは互いの平穏を互いに約束するような、何よりも尊い一つの線で)&br;…だから、何もおかしい事は無いし。むしろ自然な事だと俺は思うんだ。一緒にいて当たり前、そんな二人でいたいな、って&br;(言って、腕輪から離した手で包むように頭を撫でる。導線から僅かに漏れた魔力が蛍のように夜空に浮かんで消えた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 01:42:41}; ---&color(goldenrod){…運命の糸、だもんね。私とラッドだけの、大事な大事な絆（柔らかな光に照らされる中、静かに微笑んで）&br;一緒に居て、当たり前かー……にひひ、そこまで行ったらもう家族と何も変わらないねー？&br;…あ、今のってもしかしてそういう意味だったりとかー…する？&br;（灯りが消え、再び訪れた宵闇の中。少し赤くなった頬に相手は気づいているのだろうか？）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 01:52:40}; ---&COLOR(#008000){(自分の言葉の解釈を聞いて少し赤くなるが、それもある程度は暗闇が隠してくれた)&br;(僅かな間だが、闇に沈黙が重なる。辺りの恋人達も話をしているのだろうが、風の音ほども耳には入らない)&br;……うん。卒業してすぐか、落ち着いてからかは決めてないけど……、結婚してほしいと、思ってる。&br;(本当ならもっと後に言うはずであったが。幻想的な空気に中てられたのか 改めて得た実感に後押しされたのか)&br;(わずかに二人の間を開け、彼女の両腕をそっと掴んで向き合う。再び淡い光が沸き起こって)&br;今、答えを聞いても…いいかな(瞳の奥に二人の未来を見るかのように、しっかりと目を見て)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 02:10:54}; ---&color(goldenrod){（ラッドの言葉に、どくん、と胸が高鳴る。いつか言って欲しいと思っていた言葉）&br;（実際に口にされると此処まで嬉しいものだなんて思ってなかった。目じりにじわりと涙が滲む）&br;…答え、なんて。決まってるよ……（頬を伝う一筋の雫が、淡い蒼光に照らされて水晶のように煌めく）&br;…絶対、絶対…幸せになろうね。ずっと、一緒だもん…！（感極まってそのまま押し倒す勢いでラッドに抱き着いた）&br;（二人を繋ぐ絆は得た。それでも、明確に彼の口から生涯を共にすると誓って貰えたことが嬉しくて涙が止まらなかった）&br;（力強く抱きしめながら、時折嗚咽を漏らす）わた、しっ…ずっと、ほんとの、かぞくなんて…いなくて！だか、ら…ほんとに、ほんとに…}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 02:24:04}; ---&COLOR(#008000){(負けないくらいに強く、その心情の発露を、溜め込んでいた全てを受け止めるように抱きしめ)&br;…ああ。絶対、幸せな家族に…(感情の洪水は伝搬し、目頭が熱くなるが、それは飲み込んで。誓いを渡したのだから、答えを、感情を受けるのは自分なのだ)&br;……神様になんて誓わなくたって、ここで。俺がナフィに誓ってやる。どこまでも、いつまでも一緒にいるって。&br;血よりも濃い絆で結ばれた家族になるって、誓うから……(努めて冷静であろうと思っていたが、抑え切れず。紅い瞳がより赤く、熱い涙を溢れさせて)&br;(しかし、震える声で確かに告げた。自分達は夫婦になるのだと、生涯を捧げ愛しあう家族になるのだと)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 02:41:37}; ---&color(goldenrod){（互いの頬を濡らす雫は決して悲しみからではない。それでも、涙は止まらなかった）&br;（溢れ出る感情が、腕輪から漏れる光を強く、強くしていく。それはまるで神の祝福の吐息にも似て）&br;…ありがとう、ラッド……愛してるよ…&br;（溢れんばかりの光に包まれる中、誓いのキスをせがむかのように瞳を閉じる）&br;（光の中のシルエットが重なり合うまでに、そう時間はかからない）&br;（落ちて来そうな満天の星空の下、青く輝く絆の星が一つ、いつまでも輝いているのだった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 03:02:17}; -&color(goldenrod){……ねーラッドー。ちょっと気になったことがあるんだけどさ。聞いてもいいー？（ごろり、と本を読みながら寝返り）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 22:19:13}; --&COLOR(#008000){……んー？分かる範囲でならいいけどー？(卓上のコーヒーを一口)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 22:22:47}; ---&color(goldenrod){こないださー、海行った時に子供の話したじゃん？あの後ね、ふと思ったんだけどー…&br;''子供ってどうやって作るの？''子供の話をしたはいいけど、私そういえば知らないなーって思ってさ！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 22:28:45}; ---&COLOR(#008000){うんうん(と前置きを聞いて数秒後、''ゴフッ''という音と共にラッドの眼前で茶色がしぶいた)&br;(タオルで顔面を拭いつつ、ゆっくりと振り返って)……えっ？今、なんて？こども、って仰りました……？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 22:34:54}; ---&color(goldenrod){うわっ！？ラ、ラッド大丈夫！？（勢いよくコーヒー噴くラッドに驚きつつも、布巾を差し出して）&br;え、う、うん。そうだけどー…え？そんなに変なこと聞いたかな私…（首を傾げて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 22:43:17}; ---&COLOR(#008000){やー、変なこと、っていうかー……(顔に手を当て、ウウンと唸る)&br;何て言えばいいんだろうなぁ……(そのままの格好で人差し指が額を掻く。説明に使える単語がどれも恥ずかしい気がして)&br;(だけれど、ぼやかして話しても伝わらない類の事柄であるとも思った。)&br;(何より、キチンと話さなければいけない。自分にはその義務があるはずだ、と)&br;……うーん、子供が出来るような事はもうしてる、というかー……(キスより先の、互いの想いを確かめ合う行為がまさにそれなのだと、拙いながらも話す)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 22:53:47}; ---&color(goldenrod){（うんうんと頷きながらも話を聞いて。聞き終わった時には顔を真っ赤にして俯いてしまっていた）&br;そ、そうだったのかー……知らなかった。え、ってことは、私既にお腹の中に子供が…！？&br;（自分のお腹をさすってみたりとかして）…でもその割には何も変化ないなぁ…？？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 23:06:54}; ---&COLOR(#008000){あっ、いや！まだ子供は出来てない、はず！……多分、出来てないと思う(躊躇いがちにベッドサイドの収納を指す)&br;…ええと、ほら。あの中にさ、あるじゃない？(両手指で小さい四角を表し)……これくらいの、付けるヤツ&br;(聞く側が真っ赤なら、説明する側も当然真っ赤である。それでも疑問があるならば解消してやりたい、そう思って)&br;……アレを使うと、その。子供が出来ない、というか……&br;(しかし、あまりにも具体的な説明は避ける。知らない事とは言え、素面でしかも恋人相手に言えるようなことではない)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 23:13:59}; ---&color(goldenrod){（とんでもなく恥ずかしい話の筈なのだが、真剣に説明してくれるラッドに対してこちらも真剣。顔は赤いが）&br;う、うん…つまりその。なんだっけ…あの、伸びるやつ？あれ使えば、…えと、妊娠しないんだね&br;（恥ずかしい話だと分かってしまうと何だかこうして確認するのもとんでもなく恥ずかしい）&br;え、えと…それじゃさ。ラッドはー…まだ、子供欲しく、ない？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 23:18:26}; ---&COLOR(#008000){……そういう事、です(思わず敬語になるが、説明が終われば安堵した。しかし)&br;(されるだろうと思っていた事も、実際音として届けば心を揺さぶるもので)えー……っと。欲しいといえば、欲しい、けど。&br;…でも。卒業したらお互いの実家に行って、それから色んな所見てまわる旅するわけだし。 妊娠してたり赤ちゃん連れてたりはマズイかな、って…。&br;だから、こう……落ち着いてからなら。欲しい。俺達の子供。産んで欲しい。(何年後になるかわからない話だが、言い切ってみせた)&br;(ぼんやりとした説明や回答ばかりの中で、それはいやに目立っていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 23:31:08}; ---&color(goldenrod){あ…そっか。確かに、うん。…そうだね（旅をしながら子育て、というのは実際難しいだろうと頷き）&br;え、え、っとー……（自分で聞いたのに、ストレートな回答に思考が止まる。考えるまでもなく応えなんて決まっているのだが）&br;（それでも頭がゆだってしまいそうなぐらいに恥ずかしくて）……はい…。あ、あの！私も…。ラッドとの、子供……欲しい、しー…ってもー何言ってんだ私ーー！！&br;（たどたどしく返事をして、余りの恥ずかしさに布団を頭から被った）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 23:36:19}; ---&COLOR(#008000){(反応を見れば、自分がどれだけ恥ずかしい事を言ったのか漸く理解して赤くなり)&br;……あ、あのー…？ナフィさーん？(おずおずと、布団を上の方から捲ってみる。沈黙が一番恥ずかしい)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 23:50:04}; ---&color(goldenrod){は、恥ずかしいから！恥ずかしいから忘れてー！（布団のなかからもごもごとくぐもった声が聞こえた）&br;（数瞬の後、ぽこっと顔だけ布団から出して）で、でもー…。えと、本心だから。……やっぱ忘れちゃやだ&br;（布団の裾から手を伸ばし、ラッドの服を掴んで。恥ずかしいのは恥ずかしい）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 23:59:43}; ---&COLOR(#008000){(その可愛らしい様子に羞恥心は吹き飛んで。照れ笑いを浮かべると、掴む手を上から包むように握る)&br;……大丈夫だよ、忘れない。それに、もし忘れてもさ…… その時が来たら、絶対また言うから。&br;(逆の手で、布団の上からぽんぽんと頭を撫でてやる)だからさ、出ておいで？……それとも、俺が入ろうか？&br;(愛しいと思えば、こういうセリフもさらりと言えてしまう。必ず後で思い返して赤くなるのだが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-07 (土) 00:13:08}; ---&color(goldenrod){……またー。そうやってカッコいいこと言うし（ぎゅ、と握る手に力を込めて）&br;んー…じゃ、こっち来て？ちょっと暑いかもしれないけど。我慢してね？……私をドキドキさせた罰だー&br;（何てことを言いながら、布団を被ったままラッドの腰に抱き着いた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-07 (土) 00:19:58}; ---&COLOR(#008000){おっ、と……(急に抱き付かれれば、布団越しに背中に腕を回して)&br;(ふふ、と楽しげに笑って)…あんまり罰になってないぞー？(と言いつつ、軽く布団を引っ張ってみる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-07 (土) 00:34:15}; ---&color(goldenrod){むー、いいのー。私が満足するまでこーやって引っ付かれる刑なんだからー&br;（ぎゅー、と抱き着きながら頬を摺り寄せ、そのまま体重を預けてベッドに押し倒す形に）&br;（気づけばあおむけになったラッドに馬乗りになる恰好で）…ふふーん。これでもまだ罰じゃないって言えるー？&br;（どうだー、と得意げに顔を近づけて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-07 (土) 00:44:22}; ---&COLOR(#008000){うわっ…！(ぼすん、と倒れこむ。眼前にはどやぁ、と言いたげな恋人の顔があれば)&br;(空気に酔っているのか、尚も余裕は崩さず)……ご褒美、かな？(片手でナフィの首筋に触れ、ぐいっと上体を軽く起こして唇を奪って)&br;……こんな感じの(再び仰向けに戻って、微笑んだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-07 (土) 00:56:01}; ---&color(goldenrod){んっ―（不意に唇を奪われれば、得意げな顔は何処へやら）&br;（微笑む恋人の顔をまともに見られない程に赤くなってしまった）も、もー……ばかー&br;（キス自体も勿論恥ずかしいのだが、それより何より恋人の手の上で転がされているような気がして恥ずかしかった）&br;……そんじゃ、もっともっとご褒美あげるもん。要らないって言ってもやめてなんかあげないからねー？&br;（馬乗りになったまま、お返しとばかりに上体を倒してラッドに口づける）&br;ん、ふっ…むー…（何度もついばむようなキスの雨を降らせる。布団に覆われてくぐもった吐息が二人の口元を湿らせて行き）&br;…にひひー、まだご褒美…いる？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-07 (土) 01:14:10}; ---&COLOR(#008000){(その雨も通り過ぎれば、すっかりお互いの顔に高揚の色が見て取れる)&br;(ふぅ、と熱を持った吐息をひとつ)……もらってばっかりじゃ悪いかな、って。(肩口に手をかけ、痛くないよう注意を払いつつも横に転がすように押す)&br;(4年間近接科・物理部で鍛えた膂力で以てすれば、体格差も手伝ってそのままそっくり上下が入れ替わった)&br;(外から見れば、布団の山が気持ち大きくなったように見えるだろう。誰かが見ている筈もないのだが)&br;……そういう訳で。いいかな？(いつかしたように、答えがわかっているからと言わんばかりに唇を求めて―)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-07 (土) 01:32:18}; ---&color(goldenrod){ぁっ―（不意に転がされてしまい、いつの間にか上下が入れ替わっていて。自分を見つめるその瞳にどうしようもなく胸が高鳴った）&br;…にひひ、此処で駄目、って言ったらー…ラッドどういう顔するかなー（何て、悪戯っぽく笑い）&br;…なんてね。……ラッド、大好き―&br;（水を差すような一言を言ってはみたものの。胸の高鳴りを此処で止めてしまうのはもったいなくて）&br;（首に手を廻し、ラッドを引き寄せるようにして抱きしめた）&br;&br;（残暑厳しい九月の初め。二人して汗かいて、一緒にシャワー浴びたりなんだりして過ごしたとか―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-07 (土) 01:45:12}; -&color(goldenrod){八月初頭。以前からの約束を果たすべく、二人で海水浴に出かけることにした。そうなった）&br;（二人で出かける初めての海。到着早々テンションうなぎ上りである）&br;うーーーーーみーーーーーー！！やーーーっほーーーー！（水平線の向けて叫ぶ。何か違う）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-05 (木) 21:50:15}; --&COLOR(#008000){いやー、結構人いるなぁ…… 夏真っ盛りだししゃーなしかな、うん&br;(授業を抜きにすれば海に遊びに行く事自体が初めてで、ちょっとした緊張感はあるが)&br;おいおい、海にヤッホーって言っても返ってこないぞー？(まるで女児のようにはしゃぐ恋人を見て、楽しげに苦笑い)&br;(水着は膝丈の地味目なもの、色は黒)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-05 (木) 22:00:14}; ---&color(goldenrod){あれ、違うの？綺麗な景色を見たら叫ぶ言葉だと思ってたー…（未だに間違った知識があることにしょんぼり）&br;（対する此方は上からパーカーを羽織っているので全体像はよく分からない。パーカーの裾から白い足が覗いているだけだ）&br;やー、去年は水着買ったのにちゃんと泳げなかったからね！遊ぶぞー！（うずうず）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-05 (木) 22:07:44}; ---&COLOR(#008000){海に向かって叫ぶの自体は間違ってないんだけどなー？ 何かこう、叫びたい言葉を叫ぶ！って方が近いかも。&br;(恥ずかしいから人多いとこで俺のことは叫ぶなよ！と付け足して)&br;泳ぎ疲れたらビニールボートもあるしなー、海の家で休んでもいいし！まずはたっぷり泳ぐかー！泳ぐかーー！&br;(準備運動の屈伸、体側をしつつ 泳ごうアピールをしてみる。実際水着姿は楽しみであり)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-05 (木) 22:13:49}; ---&color(goldenrod){叫びたい言葉を叫ぶ、かー……そうだなー……い、いや、やっぱやめとこっ！（言おうとしたが制止されたので赤くなって）&br;おー！泳ぐぞー…ってー、何してるの？およぐんじゃないの？&br;（泳ぐぞー、と言った割には体操しているラッドを見て首を傾げる。準備体操というものを知らない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-05 (木) 22:52:00}; ---&COLOR(#008000){……ま、そーいうのは夕方とか人減ってきてからなー？(あくまでそれ自体は止めない、照れ笑いで)&br;(手・足首の回旋をしながら)んー？ ああ、これは準備運動とか準備体操って言ってー ……何て言うんだろ&br;急に足がビキビキッ！って痛くなったりするじゃない？ 泳いでる時になったら溺れちゃうから、体を慣らしてるんだな、うん。&br;まー要するにー、怪我とかしないように準備、って事ー 陸で運動したりする時もするんだぞー(首の回旋と跳躍を同時にこなしつつ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-05 (木) 22:58:12}; ---&color(goldenrod){ほー…つまりはやっとかないと割と危ないってことだね。よし、そんなら私もやるー！&br;（ラッドの隣で、見よう見まねで手足を動かして）&br;よーし！そんじゃ泳ぐぞー！（と、勢いよく砂浜に駆けだして）あ、あっつ！砂浜、あっつい！&br;（ぴょんぴょんと飛び跳ねながら波打ち際へ。パーカーはまだ着たままだ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-05 (木) 23:39:48}; ---&COLOR(#008000){(ふふん、と笑って)ま、実際溺れたら俺が助けてあげるんだけどな！(とは言うが、泳ぎはあまり得意ではない)&br;(ひと通り準備運動をこなし、跳ね回るナフィを見て苦笑い)ギリギリまでサンダル履いてればいいｎ(まで言って、足とサンダルの間に熱い砂粒が)&br;熱っ！何だこれ、あっつぅ！ ……俺、夏の砂浜を甘く見てたわ……(次からはちゃんと固定するタイプにしようと誓うラッドであった)&br;……ところでー、そのまま泳ぐんです？…もしかして恥ずかしいとかー？(ややからかい気味に聞いてみた}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-05 (木) 23:46:43}; ---&color(goldenrod){あは、それなら安心してはしゃげるね！頼りにしてるよ、ラッド！（振り返り、波打ち際で水を蹴りながら）&br;ほら、こっちまで来たらもう大丈夫だよー？ちょっとぬるいけど気持ちいいかも！&br;…（ラッドの指摘にぐ、と言葉を呑んで）…だ、だってさー。周り、スタイル良い人ばっかだし。何か、その…恥ずかしい…じゃん？&br;（視線を泳がせ、頬を少し赤くしながら拗ねたように）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 00:00:24}; ---&COLOR(#008000){(少し遅れてそろり、と足を海水につけ)……おっ、ホントだ。温水プールみたいだなぁ、これ！&br;んー…？(言われて辺りを見渡す。確かにその通りだ、健全な男子であれば目移りするような人ばかり。だけど)&br;(ふふっ、と笑って)大丈夫だよ、俺はナフィしか見てないから。…ナフィも俺だけに見せるつもりでさ、な？&br;(と言うより、他の男には見せたくない という気持ちもあったのだが。それは抑えて)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 00:19:15}; ---&color(goldenrod){うー……ばかー。そんなん言われたら見せるしかないじゃないさー（顔を赤くしながらパーカーに手を掛ける。ファスナーを下ろし、おずおずと脱ぎ）&br;…ど、どう？あの、やっぱその、恥ずかしいなこれ…！（身にまとうのは白地に花柄のビキニタイプの水着。胸元と腰にはフリルがあしらわれ、セクシーというよりは可愛らしい印象が強いもの）&br;（官能的なスタイル、というわけではないが、それでもこうして露出度が増えれば分かる女性らしいボディライン）&br;（控えめな胸とくびれたお腹を隠すように腕を前に持ってきて）…あ、あんまりまじまじと見ちゃ…駄目ー}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 00:28:49}; ---&COLOR(#008000){(ヤッター！と心の中でガッツポーズ、実際嬉しいが流石に子供っぽいので言わない)&br;どう？ってそりゃあ……(見る。上から下まで。薄明かりの下でなら幾度か見たその体つきも、夏の太陽の下、水着姿でとなればまた印象も変わって)&br;…素直に言っていい？(と言いながら歩み寄り、耳打ちする。近くで見ればわかるが、照れからか頬に赤みが差し)&br;…すっごく可愛い(続けて「綺麗だよ」、と本当に素直な感想を言うのだった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 00:48:18}; ---&color(goldenrod){（耳元でそんなことを囁かれれば顔を一層赤くして俯いた）&br;………ずるい。ラッドはいっつも私をそうやって…ばかー！（がー、恥ずかしさやら嬉しさやらない交ぜになった感情をぶつけてそのまま海へ走って行き）&br;こ、こーすれば恥ずかしくないし！見えないしー！（ばしゃ、と首まで海水に浸かって）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 00:57:26}; ---&COLOR(#008000){(本人としては喜ばせよう10からかい0の純粋な気持ちなのだが、それは加減が出来ないとも言える)&br;(少し困惑気味ながら、続いて海へと入っていく)んー？素直に褒めたつもりなんだけどなぁー(額のゴーグルが照りつける陽光でキラ、と光り)&br;ま、これがあれば見えるんだけどー……(言いつつ潜水。しかしそれは海用ではなかった！)&br;……(よく見えない。水中で首を捻る。残念、そう思いながら浮上するのだった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 01:11:47}; ---&color(goldenrod){言ってくれるのはすごい、嬉しいけどー。嬉しいけどさー…（彼女もラッドの素直な気持ちには気づいているのだが、いきなりそんなことを言われてしまったので恥ずかしくなったようだ）&br;―うわわっ！（ゴーグルをつけて潜ったのを見て、慌てて手で身体を隠し）&br;ぐ、ぬー……こ、こうすれば見えないしー！（ラッドの元まで近寄り、水の中でぎゅっと身体にしがみついて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 01:20:35}; ---&COLOR(#008000){(くっつかれれば、水温で一旦引いた照れの熱がぶり返す)&br;(日頃部屋で抱き合うのと違い、極めて薄着な上に水中とは言え人前。少年が茹で蛸のようになるには然程時間がかからなかった)&br;……あ、あの。ええと、その…(ぎこちない言葉が辿々しく出る)……ソッチの方が恥ずかしくないです、か？(羞恥のあまり口調もおかしくなって)&br;(夏の海とは言え、躰は水中であるはずなのに体温がグングン上がる錯覚に陥る。収まるまで潜っていたい、と思えるほどに)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 01:35:28}; ---&color(goldenrod){え、そうかなー…だってほら、皆くっついてるし。…こういうものなんじゃないのー？&br;（ぎゅ、とラッドの身体に足を絡ませてしがみついたまま辺りのカップルを指さす。おんぶされていたり、抱き合って泳いでいたりと様々だが皆一様に二人の距離は近い）&br;皆くっついてるし、多分こうしてても変じゃないと思うなー。…ほら、部屋でもいっつもくっついてるじゃない？同じ同じー&br;（以前よりは羞恥心やら人間らしい感情が身に付いたとは言っても、やはりどこかズレてはいるようだ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 01:41:54}; ---&COLOR(#008000){えーっと、ね……？(いつもの様に説明しようとするが、人前で素肌を絡ませられては上手く言葉が紡げず)&br;あの、なんていうか……(確かに周囲には実例がいる。が、彼ら彼女らはその殆どが自分達と比べれば歴戦の強者なわけで)&br;(最大限に顔を赤くしつつも、何とか小声で伝え始める)えと、ああいうのはー…… 大人がする事っていうか……&br;ほら、学校でもさ、人前で抱き合ったりしてる人って殆どいないでしょ…？(こちらも実例を挙げ、何とか説明しようと試みる)&br;だから、こう…… えーと…… 手繋ぐより先の事は、あんまり人前でしないほうがー……(説明が長引けば長引くほど羞恥も高まり)&br;いいんじゃないかな、って……(反応するな、と躰に指令を送りつつも 何とか辿々しい説明を終えた)&br;}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 02:05:12}; ---&color(goldenrod){ふーむー…（しがみついたままラッドの説明を聞いて幾度か頷き）&br;あー…そういえばそうかもしれないなー。あんまり抱き着いたりとかそういうの、学校では見ないもんなー&br;（なるほどー、と改めて幾度か頷き）ん、分かった。ごめんね、何か変なことしちゃってー&br;（素直にラッドに絡めていた足を解き、そのまま仰向けでぷかぷか浮いてみたり）&br;&br;ねーラッドー。そういえばね、フィリックスが言ってたんだけどー…ラッドのご両親に挨拶したあと、何するつもりなの？何か私に言うとかなんとか…？）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 02:24:10}; ---&COLOR(#008000){(実際危ない所であった、理性との戦いに打ち勝ち説明を終えた)&br;(彼女の成長を実感する喜びと、安堵の気持ちでいっぱいになりつつ、立ち泳ぎで)&br;&br;んー……？フェリっさんがー？(考えれば、顎に手を当てる癖が出る)&br;(両親に会わせた後は旅にでるつもりだが……？と、確かにそういう案もあったと思い付き)&br;あー、うん。一応予定はあるんだけどー……(勿論、その直後だと決めたわけではないが)&br;今は''秘密''って事で！(少し意地悪げに、そしてとても楽しそうに)&br;………駄目かな？秘密にしといてその時に言った方が絶対驚くと思うんだけど！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 02:32:41}; ---&color(goldenrod){む、秘密かー……にひひ、それでも全然良いよ。だって、悪いことじゃないんでしょ？&br;ラッドのその顔。私を驚かせようと思って何か良い事考えてる顔だもん。それなら秘密でも許してあげるー&br;（楽しそうに笑いながらもう一度ラッドに抱き着こうとして、思いとどまる）&br;（ぎゅ、と水の中で手を握って顔を見上げて）あのね、フェリックスがね、この街で将来店を構えたいなーって言ってたの&br;そしたらー…その店で同窓会とか出来たら素敵だなーって思わない？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 02:49:36}; ---&COLOR(#008000){じゃ、楽しみにしててもらおうかな！(へへへ、笑って返す。後1年後か2年後か、もしかすれば卒業式の日になるかも知れないが)&br;フェリっさんがかー……(少し想像してみて) 気さくな店主とデキる奥さんのアットホームなお店、って感じだなぁ……！&br;(級友の明るい未来を考えるだけで、気持ちが前に向いていく。それだけこの4年間が満ち足りていたのだと言えるだろう)&br;いいな、そういうの！ファルが見たこともない分厚さの札束叩き付けて、フェリっさんが慌てるのまで見えた！(思わず笑ってしまう)&br;……同窓会、同窓会かぁ。やるなら5年後か、10年後か…… 皆がどうなってるかとか、考えるだけでワクワクするな、そういうの！&br;(肯定するように、様々な展望を語る。入学当時の自分には考えられないほどの、満ち足りた笑顔で)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 03:03:48}; ---&color(goldenrod){ホントに店出すんなら、絶対大繁盛するよね！フェリックスの料理にマリーの笑顔だもん。私が行きたいぐらいだよー&br;（二人が仲良く店を切り盛りする姿が想像出来て思わず笑顔。きっと、この街で１，２を争うような人気店になるに違いない）&br;フェリックスとも話したんだけどさ、フラウとファルの子供とか凄い見てみたいんだー私！&br;（と、そこまで楽しそうに語った所で何か考えて）……私たちの子供ってー、どんな子になるんだろー？&br;（些か気の早いことではあるが。何時か自分達も家庭を持つのだろうか？と思ったらしい）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 03:19:39}; ---&COLOR(#008000){(想像する、大部屋でのだらしない姿ばかりが浮かぶが)&br;……何だかんだでちゃんと育ちそうな気がする。ファル、真面目な時はすっげえ真面目だし。あ、でも全体的に髪の毛はクネってしてそう！&br;(笑いつつ、疑問を聞けば)お、俺達の……？(実際、卒業すれば二人きりになるが あまり実感は沸かず)&br;(髪色の組み合わせとしてはファルのところと同じだな、とどうでもいいことを考えつつ)&br;んー……、と ナフィに似て素直で、真っ直ぐで、何事にも一生懸命で、笑顔が可愛くって、でもどこか放っておけない感じでー？&br;(自分の特徴を言うのは恥ずかしいのか、褒め殺す勢いで長所、というか好きなところを挙げていく)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 03:28:44}; ---&color(goldenrod){む、それじゃラッドの要素がないじゃん！私よりはラッドに似て欲しいなー…絶対そっちの方が可愛いしー&br;ラッドに似てね、素直で、優しくて、真面目で、何事にも一生懸命でー…（と、此処まで自分が好きな部分を幾つかあげて）&br;…あと何より、私の好きだーって想いにちゃんと答えてくれること！&br;（最後の一つは自分が彼の傍に居たいと思う大きな理由の一つ）&br;（想いを何度確かめ合っても、その度にしっかり自分のことを抱きしめて、キスをしてくれる）&br;（自分の想いをちゃんと受け止めてくれる。そんなところもまた大好きだから）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 03:45:34}; ---&COLOR(#008000){(結構似た者同士だな、とお互いの挙げる長所を見て少し笑う。だからこそ惹かれあったのかもしれないけれど)&br;えー、最後のは子供に遺伝しちゃったら駄目だろー？(苦笑して)&br;……それに、俺だってナフィのそういう所は大好きだし(言って、濡れた髪をそっと分けて額にくちづける)&br;(自分なりの不器用な愛も、想いが通じ合ってからの誠実な愛も。どちらも彼女は精一杯で応えてくれた)&br;(そんな時、堪らなく愛しく思うのだ)&br;人前じゃ、これが限界かな(染まった頬を掻いて照れ笑い)&br;(すっかり話し込んでいたのか日も徐々に傾き始め、海水浴客の姿も減ってきていた)&br;……そろそろ、上がろっか？このままずっといたら風邪引いちゃいそうだ}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 04:02:06}; ---&color(goldenrod){（額への口づけに目を細めて照れくさそうに笑う。傾き始めた夕日に照らされているからか。何だかいつもよりロマンチックで胸が高鳴った）&br;（だからだろうか。少し大胆な言葉も、言える気がして）&br;……人目がなかったら、続き…してくれる？&br;（夕陽に煌めく濡れた髪。キスの余韻か、赤くなった頬でラッドを見つめて問うた）&br;（潮騒の音にかき消されたその言葉は、彼に届いただろうか―）&br;ん、確かにもう日も暮れちゃうし上がらなきゃね！ほらラッド、砂浜まで競争ー！&br;（言って、先ほどまでの表情とは打って変わっていつもの笑顔で駆けだした）&br;（言った後に物凄く恥ずかしいことだったんじゃないかと思い返して、顔を真っ赤にしていたのに気付かれたかもしれない）&br;（ともあれ、幸せな二人の夏休みの一日はこうして過ぎていくのだった―） -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 04:38:46}; -[[描いてみたー>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst078938.jpg]] -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-04 (水) 20:14:58}; --&COLOR(#008000){ヤッター！！じゃあ俺の分も生徒会に依頼してるのキャンセルしてもらってくるー！&br;せ、せんがしかできてないのでゆっくりおまちください……！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-04 (水) 20:17:53}; ---&COLOR(#008000){あ、わざわざキャンセル入れなくても提出してもらえばそれでいいのかな……？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-04 (水) 20:19:02}; ---&color(goldenrod){えっこれでいいの！？間に合ったらもうちょっとマシな感じにすると思う…ぐぬぬ色塗りむずい}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-04 (水) 20:19:40}; ---&COLOR(#008000){よくない理由がどこにも無いよ！？ それじゃあキャンセルしてもらうって方向でコメント投げてくるー！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-04 (水) 20:20:21}; ---&COLOR(#008000){緊張でお腹の痛くなってきた彼氏がこちらになります リハの方にちょろっと何か書きます！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-04 (水) 20:27:55}; -&color(goldenrod){（ベッドに横たわる少女は動かない。呼吸だけはしているものの、起きる気配もなく）&br;（魔力の消費を最低限に抑えて「止まらない」限界の所で持ちこたえているような状況だった）&br;（事情を知らぬ人からすれば匙を投げるような状況でも。彼だけは打開策を知っていた）&br;（ただ一人、物言うこと叶わぬ少女はベッドの上で彼を待っていた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-03 (火) 00:56:57}; --&COLOR(#008000){(そんな中、勢い良く扉が開いた。いつかの負傷とは違ってその顔に悲壮感は無く)&br;(足取りは確りと、しかし足早にベッドに駆け寄る。急いで詰めたのか、ポーチからいくつかの魔力カプセルが零れ落ちた)&br;ナフィ……(荒い呼吸のまま、ベッドの上の恋人を呼ぶ。返事の無いのはわかっていた)&br;(跪いて腕輪に触れれば、少年の体が急激に蒼白の輝きを見せる。それはショーテルとの戦いで見せたようなそれで)&br;(確かめるように、改めて口に出すことはしなかった。命を繋ぐこと、それだけに集中するように)&br;(次々とカプセルが空になり、魔力導線がはち切れんばかりに稼働する。それでもただ恋人の横顔を見つめて)&br;(静かな部屋の一角で、蒼い光が二人を包んでいる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-03 (火) 01:20:23}; ---&color(goldenrod){（蒼光に包まれ、尽きかけていた魔力を休息に補充していく）&br;（冷え切った手足が徐々に温もりを取り戻していく。頬にほんのりと赤みが差した頃に、ぴくりと瞼が震えて）&br;ラ……ッド……？（うわ言のように名前を呟いた）&br;（彼がそばに居ることなど知らなかった。そもそも意識は半ば夢の中にあって。）&br;（それでもその名前を読んだのは、送り込まれる魔力の中に、彼の真摯な想いの残滓を感じ取ったからだろうか―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-03 (火) 01:39:07}; ---&COLOR(#008000){(仄かに意識が揺らぎ始める。それは魔力の渦に精神が押し流されるように)&br;(それでも愛しい声を聴けば、それで名を呼ばれれば微かな微笑みを浮かべて)&br;……そうだよ。俺は、ここにいるからな(こちら側から手を差し伸べるように、呟く)&br;(割れるほどに痛む頭も、臓腑を圧迫されるような苦しみさえも気にならなかった)&br;(自分の力で人を生かす事が、もっとも大切な人を生かす事が出来るのだから)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-03 (火) 01:51:07}; ---&color(goldenrod){（薄らと開いた視界に、微笑むラッドの顔が見えた気がして）&br;（それだけで、何だかとても落ち着けた。何だ、ラッドが居るなら何も心配はいらない。一緒に居るなら―）&br;あ、り…が、とー…（靄のかかった思考でひねり出せたのはそんなありきたりな言葉だった）&br;（うっすらと頬を緩めて笑顔を浮かべ、もう一度瞳を閉じる）&br;（先程までと違い、本当に穏やかな寝顔。愛しい人に見守られている安心感がそうさせたのだろうか）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-03 (火) 02:02:49}; ---&COLOR(#008000){(言葉を聞けば、少しだけ供給の勢いを緩める。ここまで来れば貯蔵している魔力で十分に足りるだろう)&br;(安堵の色濃い苦笑いを浮かべ)元気になったら、また訓練しような？……今はおやすみ、ナフィ&br;(最後の方は聞こえていなかったかもしれない。それでも安らかな寝顔を見れば言わずにはいられなかった)&br;(寝顔の頬にそっと口づける。それくらいは彼女も許してくれるだろう)&br;(それでも、何だか少し恥ずかしい気がして。しばらくの間時計を見つめていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-03 (火) 02:32:01}; ---&color(goldenrod){（目覚めのキス、というわけでもなく。口づけを交わしても彼女は眠ったままだった）&br;（運命の赤い糸にも似た、魔力導線で結ばれた二人に夜の帳が降りて行く）&br;（青い糸が紡いだ絆は、運命の赤い糸なんてものよりずっとずっと強いものだと。夢現にそんなことを考えた）&br;（ただ巡り合うためだけの赤い糸なんかより、こうやって命と命を繋ぎ、互いの想いを分け合える自分達の青い糸）&br;（他の誰にも真似できない、愛しい人と自分を結ぶ糸の頼もしさに包まれて、夢の中へと落ちていくのだった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-03 (火) 02:41:54}; -&COLOR(#008000){はーい、本日はナフィさんにプレゼントがありまーす(何かを後ろ手に持って、そわそわした様子)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 00:17:02}; --&color(goldenrod){…プレゼント？何だろ。にひひ、何か美味しいものー？&br;（ベッドの上で寝転んで本を読んでいたが、ラッドの言葉に向き直り）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 00:25:34}; ---&COLOR(#008000){(フッフッフ、と勿体ぶるように笑い)プレゼントはー……こちら！(瑠璃色の腕輪を差し出す)&br;(一見、何の変哲も無い腕輪に見えるだろうが)とりあえず、ほら。付けてみて！&br;(その腕輪をつければ、僅かにずつではあるが魔力が戻ってくる。気休め程度の量かも知れないが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 00:33:18}; ---&color(goldenrod){わ、これって…（陽光を受けて煌めく腕輪に目を丸くして）&br;こ、こんなのいいの！？え、えと、それじゃ早速…（と、嬉しげに腕輪を嵌めてみて）&br;―あ（瞬間、体に何かが流れ込んでくる感覚）あ、あれ？これ、ってー…？？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 00:53:10}; ---&COLOR(#008000){そう、それがナフィを救う鍵の一つ、瑠璃色の腕輪！フェリっさんとアイリ先生が用意してくれたんだ！&br;……でも、それだけだとちょっと魔力が足りないんだよなぁ……(と残念がるように)&br;というわけで、もう一つの鍵を用意してきました！ ……何だと思う？ヒントは今、手の届く範囲にある物でーす&br;(全てが揃った嬉しさを隠し切れないけど、ストレートに持っていくのが恥ずかしいのか、おどけたような口調で)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 01:08:16}; ---&color(goldenrod){（極微量ではあるのだが、身体の中の魔力が充足していくのが分かる）&br;（何せ今まで生きて来て「魔力が回復した」というのは初めての経験なのだから）&br;で、でもこれでも十分凄いよ！…無茶しなきゃ多少は…って、もう一つあるの？&br;（言って、首を捻って。足りないのは魔力。補充するにはどうすればいいのだろう―）&br;（そしてラッドと目が合った。すぐ目の前に居るではないか。莫大な魔力を貯蔵している人が）&br;……も、もしかして…！え、えと、でも！ラッドは魔力を自分で放出出来ないんじゃ…！？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 01:16:04}; ---&COLOR(#008000){(ニコリ、と笑って)そう、「自分からは」出来ない！でもなー……(と言いつつ、腕輪の上からナフィに触れて)&br;(ラッドの手に、腕に蒼白の血管のようなものが浮き出る。"魔力導線"、光剣へ魔力を伝達する器官だ)&br;(それに呼応するかのように、瑠璃色の腕輪もぼんやりと光る。ラッドの心臓から導線を伝い、腕輪に吸収された魔力がナフィへと流れこむ)&br;その腕輪は、空気中や大地に漂う魔力を集めて装着者に還元する物。大きな魔力があれば、それを取り込むことも出来る。&br;……だったらさ、俺が普段光剣でしてるみたいに腕輪に吸い出してもらえば……、って思ったんだ&br;(注意して見れば、腕輪にも魔力導線のような蒼白いラインが薄く見えるだろう)&br;(専用に造られたものではないため時間単位で送られる魔力は膨大、というわけではないが それでも一定のリズムで)&br;(まるで二人の血管を繋げて輸血するかのように、魔力が流れていく)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 01:29:11}; ---&color(goldenrod){あ―（指輪にラッドの手が触れ、腕輪が淡い光を放った瞬間。腕輪から体に伝わっていた魔力の流れが大きく脈打った）&br;こ、れ…って！（言葉にならない。全身を襲っていた倦怠感など一瞬で吹き飛んでしまうぐらい、身体に活力が満ち溢れる）&br;すごい、すごいよこれ…！！私、私これで…助かったんだよね？&br;（とくん、と脈拍と同じリズムで送り込まれる魔力が、そのままラッドの鼓動のようが気がして）&br;（気が付いたら頬を一筋の涙が伝っていた）あ、ありが、と…！ラッド…！わ、わたし、わたし…っ！！&br;（一度零れた涙は止まらない。感謝の言葉を伝えたいのに、胸に溢れる幸福感がそれを阻害する）&br;（もう何だかまどろっこしくて。ただ夢中で愛しい人の胸に飛び込んだ））}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 01:38:41}; ---&COLOR(#008000){絶対助けるって言ったろー？それに、俺だけが頑張ったわけ、じゃ……って&br;(その胸に彼女を抱き留める。思わず貰い泣きしてしまいそうになるが、グっと堪えて)&br;……いいんだよ。俺だって、皆に感謝したってしたりない、し……。ナフィが助かったのが、俺の力で助けられたのが……&br;(それでも、感極まって声が震えてしまう。忌むべき自らの病が、最愛の人を救う手立てとなったことがあまりにも嬉しくて)&br;(この体で良かった。彼女に出会えたのだから。この体で良かった。彼女を救えたのだから)&br;(今日ほど生まれて来たことを感謝した日は無く、これから先も越えることは無いだろう)&br;(気付けば同じように涙を流しながら、繰り返し繰り返し頭を撫でていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 01:52:34}; ---&color(goldenrod){（優しく頭を撫でるその掌の温かさが、余計に涙をあふれさせた）&br;（こうして触れ合うことの出来る幸せを、この先も味わうことが出来て―）&br;（いつ終わるか知れぬ夜に怯えることも無く―）&br;（これからはただ、彼と一緒に居られる幸せを享受すればいい―）&br;（それが嬉しくて、幸せで。何より、自分を助けるために奔走してくれた仲間達の心が嬉しくて）&br;（とめどなく溢れる涙を止めようともせず、ただ暫くの間泣き続けた）&br;&br;（漸く落ち着いた頃、胸に顔を埋めたままで）&br;…あのね、この腕輪から伝わるラッドの魔力。とくん、とくん、って…まるで心臓の鼓動みたいなの&br;その音が、私の心臓の鼓動と重なって…何だかラッドと一つになれた気がして、すごく…嬉しいの}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 02:07:46}; ---&COLOR(#008000){…もう俺達、どうやったって離れられなくなっちゃったな(尚愛しそうにその頭を撫でつつ、顔を上げるよう促す)&br;(これ以上ないほど覚悟をして今日は来た。それでも、口に出そうとすれば胸が早鐘を打つ)……あの、さ。&br;もう一つ、二人が一つになれる方法が、あるんだけど……(この上なく恥ずかしい事を言っているのは自分でもわかっている)&br;(だけれど、会話の流れに乗せなければ勇気が萎えてしまいそうで)&br;……キスの先、進んでみようか？(何とか切り出した、だいぶ不恰好だがそれでも言えた。変わらず胸は高鳴り続け)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 02:29:39}; ---&color(goldenrod){…そだね。これで…ずっと一緒。…この手、離しちゃ嫌だよ？&br;（抱き留められたまま顔を上げれば彼の顔があって。言葉を紡ぐたびに、腕輪から流れ込む魔力が早くなっていくのが分かる）&br;（そして、彼が絞り出した勇気を目にして。静かに頷く）……あの。優しく、してね…？（彼の緊張が直に伝わるからだろうか）&br;（こんな短い言葉でも溶けてしまいそうな程に恥ずかしくて）あ、あのっ！フラウ、からー…痛い、って聞いたからー……それで、その&br;（照れ隠しの為に紡いだ言葉さえも、何だか凄く恥ずかしいものに思えて、余計に鼓動が早くなった））}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 02:41:03}; ---&COLOR(#008000){(フラウから何か聞いていると聞けば、緊張感ごと吹き出してしまいそうになる。何とか持ち直して)&br;……えー、っと。俺も、その。経験が無いのでー……(この告白は物凄く恥ずかしい。言わざるを得なくした部長は後で殴る。そう決めたのだった)&br;でも！優しくはする、ので。……えっと、頑張り、ます。善処、します(自分が何を言っているのかわからない。とにかく恥ずかしい)&br;(行動に出なければこのまま動けなくなってしまいそうで、あれから資料として読んだ「そういう本」の記憶を甦らせる)&br;(少しだけ体を離し、彼女の首筋に手を添える。緊張のあまり乾いた唇をへこませて湿り気を与え、ゆっくりとくちづけた)&br;(唇を離すことは無く、時折舌先が彼女の唇へと触れる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 03:00:28}; ---&color(goldenrod){…はい、よろしくお願いします（自分と同じく緊張しているのが、魔力の鼓動を通して伝わってくる）&br;（それでも、何とか自分をリードしようとしてくれている彼がとてもとても愛しくて）&br;（自然な笑顔で、その言葉を受け入れて瞳を閉じた）&br;（やがて口先に触れる唇の感触。そして―）&br;ん、ぅー…ん？（唇に触れる舌先。決して割入ることはせず、反応を確かめるように。覚悟を決めるかのように、何度も優しく触れる）&br;（そんな所も彼らしくて。やっぱり、こういう所が自分は大好きだから―）&br;（唇をノックする舌先に、自身の舌先を触れ合わせた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 03:28:45}; ---&COLOR(#008000){(舌の先に異なる感触があれば、こわごわであるがそれに絡ませる)&br;(少しずつ、少しずつ未踏の地へと進んでいくように舌が這う。それは宛ら、手を繋ぐのを恥ずかしがる恋人たちのそれのようで)&br;(体の内側、誰も触れたことのない箇所に対する小さな征服感も手伝って、高揚は止まらず)&br;ん…むん、はぁ…(そこで一度、お互いの舌を開放する。離れる時に伸びた銀の糸に少しだけ羞恥を覚えて)&br;(傍らのベッドにゆっくりと座る。ぎしり、という音が緊張感を高める)&br;(彼女の目をしっかりと見つめる。自分がこれから一生愛する人の瞳を)&br;(―そして一度だけ頷き、再び唇を重ね合わせた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 04:06:02}; ---&color(goldenrod){ん、ぅ…ぁ…（口腔を優しく舌が這う不思議な感触にぴくりと身体を震わせて）&br;（控えめながらも、此方からも舌を絡めて互いの唾液を混ぜ合わせた）&br;（淫靡とも、神秘ともとれる水音に高揚感が高まって行く。熱に浮かされて見るラッドの顔は、何時もより頼もしく見えて）&br;&br;（再び触れる唇。そのままベッドへと倒れ込み―）&br;（熱に浮かされた夜は更けて行った。夢に見たキスのその先。思っていたよりもずっとずっとロマンチックで―）&br;（思っていたよりもずっとずっと、素敵な夜になった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 04:13:21}; -&color(goldenrod){お掃除かんりょー}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 20:26:49}; --&COLOR(#008000){か、被ったゴメン！ お疲れー！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 20:30:29}; ---&color(goldenrod){ワンフレーズ全部ページ名に使おうと思ったらエラー吐いたので泣く泣く削るの巻ー&br;ってなわけでただいまラッド！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 20:32:16}; ---&COLOR(#008000){あんまり長いと気になった人が見に来て恥ずかしいしね……！&br;おかえりナフィ！(すごろく景品のアップローダーコメントが一人だけ酷くて笑いながら)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 20:34:41}; ---&color(goldenrod){（おのれみんクロ…という顔で悶える）&br;で、でも貰えたのは嬉しいからいい、いいのだ…}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 20:44:18}; ---&COLOR(#008000){(それでもみんクロ便利だし仕方ないね……の顔)&br;……でもさ。こんなに可愛いのに、酷いこと言うよなぁー？(ナフィの唇を、意地悪げに指でなぞる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 20:52:03}; ---&color(goldenrod){（これがなければキャラとか作れないよね…という諦めの顔）&br;ん、むー？にひひ、そうかなー…ぁむ（唇に触れる指を咥えて微笑む）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 21:00:00}; ---&COLOR(#008000){あっ。 …………(少しの間、ここからどう動かしたものか迷う。少し前なら完全に赤面物だが)&br;(……折角なので、無言で少しだけ指を進めてみることにした)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 21:08:50}; ---&color(goldenrod){…んー？む、んー…ちゅ（指が動けば、首を捻ってそのまま奥まで銜え込んで）&br;むー…ん、ぅー（はむはむと甘噛みしてみたり、舌先でちろっと舐めてみたり）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 21:10:57}; ---&COLOR(#008000){(指に与えられる感覚に、羞恥心がこみ上げてくる。)&br;(これは、付き合いで読んだ「そういう本」に載っていた「そういう行為」そのものでは無かろうか。そんな気持ちでいっぱいで)&br;ご、ごめん。 抜くよ(指を開放してもらう。何か声をかけることすら急に恥ずかしく思えた)&br;(自らの体温と少しだけ違う熱を持って、僅かに湿り気を帯びた指先を直視できない。)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 21:23:54}; ---&color(goldenrod){ん、もう終わり？…にひひ、何か分かんないけどーあれだね、スキンシップってやつー？&br;（そんなことなど何一つ知らない彼女は無邪気な笑顔を向ける）&br;こーいうのも恋人同士がやることー…なのかなぁ。友達どうしじゃやらないもんねー}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 21:39:11}; ---&COLOR(#008000){……ま、まぁ、うん。スキンシップかな、多分……&br;(久しぶりに去来する羞恥心と申し訳無さに上手く言葉を紡げず)&br;(自由になった手を拭う、それだけの事ですら少し恥ずかしい)&br;どうなんだろ、皆やるのかな……？ ……あ、でもファルとかやりそう。やってそう(と漸くここで苦笑して)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 21:46:10}; ---&color(goldenrod){あー…うん、ファルならやってそうだなー。ふむ、今度フラウとかに聞いてみようかなー…？&br;ネーアに聞いてみてもいいかもしれない…なんかこう、慣れてそうだし！やっぱ、キスだけってわけじゃーないんでしょ？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 21:55:49}; ---&COLOR(#008000){あっ、聞くのはー…… や、でもフラウなら大丈夫かな、うん。きっと、多分。&br;ネーアは進んでそうだなぁ……(キスもネーアからの情報だった事を思い出して、中田笑いのネーアが過る)&br;あー…………(考え、赤面する。そういう事態になるであろう相手が眼前にいるのは、拙い) まぁ、そうなんだけ、どー……&br;(少し考えただけで喉が渇くようで、言葉が中々出てこない)なんていうか、それはまた、追々ね……？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 22:09:56}; ---&color(goldenrod){でしょ？知らないことがあるなら知っておきたいからなー…ん、今度聞いてみよーっと！&br;…追々？むー、私にはまだ早いってことー？（むー、と少し不満げに頬を膨らませて）&br;…ん、そんじゃ私の病気治ったら教えてくれる？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 20:00:38}; ---&COLOR(#008000){ナフィには……というか、んんー……(覚悟をしていない、という意味では自分もなのだが)&br;(ここで避けるのはある種の優しさではなく臆病さである、そう思えた。度胸がない言い訳にしているのではないか、と。)&br;……わかった(彼女の肩に、手を) 全部解決したら……この先に、進もうか(誤魔化さないし、逃げない。指切りの代わりに短いキスで応えた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 20:12:38}; ---&color(goldenrod){…ん（短い口づけの後に、満足げに微笑んで）&br;にひひ、約束ー。そんじゃー何が何でも元気にならなくっちゃね！&br;（はにかんだように笑い、頬へと返礼のキスをしてぎゅ、と腰に手を廻した）何があるのかは分かんないけど、ラッドとすることだし嫌なことなわけないしね！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 20:27:42}; ---&COLOR(#008000){ま、俺も教えられるほど詳しくはないんだけど！(苦笑して)……ファルにでも聞くかなぁ(遠い目)&br;……あ、そうだ。今月のイベントって覚えてらっしゃいますか、ナフィさん？覚えてらっしゃいますよね、ね！&br;(間近で見つめる何かを期待するような瞳、尻尾があれば振っていたろう勢いで)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 20:45:01}; ---&color(goldenrod){にひひー、そりゃ勿論！ちゃーんとあるよー？&br;はいこれ、ハッピーバレンタイン！（言って、手渡すのは小さな包み。中には小さな手作りのチョコトリュフが詰まっている）&br;それとー、はい[[これ！>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp018430.gif]]こないだ貰ったお人形のお返し！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 21:16:38}; ---&COLOR(#008000){や、ヤッター！大事に大事に頂きます！…1年目のバレンタインの時には、まさかこうなるなんて思ってもみなかったよ、俺(ぐい、と涙をぬぐうフリ)&br;あれが無かったら今こうして一緒にいる事も無かった。って思うと良い思い出だなぁ……！&br;(人形をまじまじと見て)確か、俺この衣装のまま告白の返事もらいに行ったんだよね(付き合い始めた冬の日を思い返し、人形を抱きしめる)&br;…そう考えると、2月って俺達にとってはかなり重要な月だったりして(はにかみ笑いで) …思い返すとちょっと恥ずかしいな！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 21:40:55}; ---&color(goldenrod){にひひ、最初の年のバレンタインはもー滅茶苦茶だったもんねー。アルバのイタズラで大騒ぎだったなー…&br;にひひ、あの時は本命チョコなんてものの存在も知らなかったっけー…懐かしいなー&br;うん、あの時のラッドカッコ良かったなー…。ステージの上で頑張ってるラッド見て素直に「カッコいい」って思えたんだよねー&br;思えばあれが切っ掛けだったのかもしれないなー…（と、懐かしそうに笑い）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 21:49:37}; ---&COLOR(#008000){そのアルバがまだ独り身っていうのは何の呪いなんだろうな……(同情を孕んだ遠い目) ま、ある意味感謝はしてるけど！&br;そりゃあもう、あの時の俺は「ナフィに良いトコ見せたい！」しか思ってなかったもんな！(照れ臭さを吹き飛ばすように笑って)&br;ホント、頑張った甲斐あったなぁ…… あんな大声で「かっこいいぞーー！」って言ってもらえたし(意地悪そうに)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 22:40:15}; ---&color(goldenrod){アルバはー…うん、作る気がそもそもあるのかなー…？（孤独に耐える料理部部長を偲ぶ）&br;にひひ、今考えたらすげー恥ずかしいね？…でも本心だしいいや！&br;身近な普通の男の子だーって思ってたのに、何かすげー輝いて見えてねー…こう、胸がｷｭｰってなったの！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 22:54:06}; ---&COLOR(#008000){なんかこう、卒業後しばらくしてから会ったら結婚してそうな感ある(縁結び戦士に感謝しつつも同情して)&br;あー……、俺も一目惚れの時はそんな感じだったなー 心をグッと掴まれるっていうか、焼き付くっていうかー……(その時の心の動きを思い出すように)&br;そのちょっと前まではもう、ホント危なっかしい妹みたいな感じだったのになー！今じゃこんなに可愛い、可愛い……(抱き寄せて頬ずり)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 23:41:47}; ---&color(goldenrod){んぁー（頬ずりされてくすぐったげに頬を綻ばせ）&br;それなら私も同じだよー。あれ以来どんどんラッドのこと好きになっていったんだもんねー&br;一緒に居るのが楽しい、ってとこから始まってー、一緒に居たい、っていうのになってー…今は一緒じゃなきゃ嫌！ラッドじゃないと嫌って感じだし！&br;（お返しとばかりに頬を摺り寄せ、去り際に軽いキスを見舞って））}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-01 (日) 00:00:35}; ---&COLOR(#008000){(キスを受け、自らの口元に指を当てて楽しげに笑う)もうカンペキ、相思相愛ってやつだなぁー&br;……それじゃ、一緒にいようか。もっともっと、近くで(去りゆく唇を逃がさんとするかの様に彼女の後頭を右手で支え、キスの追撃)&br;(言葉を行動で確かめるような、いつかした長くて情熱的なキス)&br;(軽く唇が離れれば、また追い縋るように再びくちづけて)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-01 (日) 00:21:52}; ---&color(goldenrod){んっ―（不意打ち気味に唇を奪われれば、一瞬驚いた顔を見せるもすぐに互いの熱を交換する甘美な時間に酔いしれる）&br;む、んー…ちゅ…っ （互いの唇が触れ合う度、静かな室内に小さく水音が響く）&br;（耳に届く音は互いの呼吸とその水音だけで。頭の中でいつまでもその二つが響き合い、思考を蕩けさせていく）&br;（やがて長い長いキスが終わり、とろんとした目でラッドを見つめて胸の中に身体を預けた）&br;…ラッド…ごういん、だね？……にひひ、でも、そういうとこも…好きー（夢見心地で静かに呟いた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-01 (日) 00:30:09}; ---&COLOR(#008000){……頬も口も、どっちも最初はナフィからだったからなー(当時の自分を思い返せば、初心過ぎて笑ってしまいそうで)&br;だからー、そのお返しってのも変だけど……満足させてあげたくってさ&br;(微笑み、昨年よりも幾らかしっかりとした胸板に寄り添う彼女の頭をそっと撫でた)&br;&br;(逆の手で、ポケットに入れてあった腕輪に触れる。これがあれば、救える。いつまでも一緒に居られる)&br;(その為の最後のピースはぼんやりと見えていて…… それでも、未だに自信が持てないでいた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-01 (日) 00:50:14}; ---&color(goldenrod){んー……それなら、もっとしてー？私、まだまだ満足なんかしてないもーん&br;（悪戯っぽく笑うと、ラッドの首に両手を回し、胸から首元、唇へと這うように顔をスライドさせていき）&br;（そのまま、静かに唇を奪う。終わりの無いキスの応酬に、そのまま暫く時を忘れる二人であった―）&br;&br;（こんな時間がずっと続けばいいと。何の不安もなく、こうして二人で時を過ごしていける未来がきっと来ると信じて）&br;（唇を重ねあわせた。そのための希望の鍵は既に彼の手にあることは―まだ知らない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-01 (日) 01:09:07};
タイムスタンプを変更しない
[[ナフィ>名簿/475385]] [[ラッド>名簿/475288]] &color(goldenrod){}; &COLOR(#008000){ }; |#pcomment(Like a princess...Revives again,1,below,above,reply)| #region(Because of your sacred kiss ) -&color(goldenrod){（目的の無い、二人の気ままな旅の途中のある日のことである）&br;（幾つかの国を経由し、二人が訪れたのは雪国であった）&br;（一面に広がる銀世界にナフィのテンションは急上昇。まるで童謡に出てくる犬のように辺りを駆けまわっていた）&br;見てみてー！！凄いよこれ！辺り一面ぜーんぶ雪！ラッドもおいでよー！&br;（真っ白な地面に足跡を付けて回ったり、雪玉を作っては投げつけたりと大忙しである）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-03 (火) 22:50:32}; --&COLOR(#008000){(酒場の街でも当然雪が降り積もる事はあったけれど、これ程迄に辺り一面の雪景色はラッドも初めて目にするもので)&br;(どうしてもテンションは上がってしまうものだが、そこはそれ。ラッドもまだまだ格好を付けたいお年頃である。)&br;(慌てず騒がず、あくまで「ナフィに急かされて行く」のだと言う風に歩いて行く。雪を踏み締めるボスボスという音が耳に心地良い)&br;ほんっと、凄いな……(見渡す限り真っ白で、視界内の木々も残らず雪化粧をしている。当然ながら吐く息も煙のようだ)&br;深く積もってる所もあるかも知れないから、気をつけろよー？(なんて言いながら、足元の雪をすくい固めて手近な木へと投げつける)&br;(枝葉の部分へと雪玉が当たり、積もった雪の一部がドザドザと地面へ落ちていった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-03 (火) 23:07:21}; ---&color(goldenrod){（陽光の照りかえしで煌めく雪原を声を上げて走り回る。その姿は外見相応の幼い少女の物）&br;大丈夫大丈夫！その時はラッドが助けてくれｒ―うわわわっ！？（楽しげな声を響かせながらラッドの声に振り向き、駆け寄ろうとしたところでつんのめる）&br;（そのまま前のめりに雪にダイブしてしまった）…っけほ。うえー、ちょっと雪食べちゃったー&br;（ぺっぺ、と口に入り込んだ雪を吐き出しながら起き上がる。顔から服から雪まみれである）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-03 (火) 23:21:04}; ---&COLOR(#008000){(はは、と笑いながら振り返り)頼りにされて嬉しいんだか嬉しくな―ってッ……！(目に入ったのは、今まさに体勢を崩そうとしているナフィの姿)&br;(反射で大きく一歩を踏み出したが、それもそこまで。二歩目を上げた時には既に妻は雪の中へと……)&br;(急いで駆け寄り、雪中の石などで怪我をしてやいないかと心配するが、どうやらそれは杞憂なようで安堵の表情を浮かべる)&br;あーあー、大丈夫か……？ほら、これで顔拭いて(と、ハンカチを手渡し、自らもタオルを取り出して服についた雪を払い拭ってやる)&br;濡れたままだと風邪引いちゃうから、あんまり冷たいようなら一旦宿に戻って着替えないとだなぁ}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-03 (火) 23:37:48}; ---&color(goldenrod){ん、ありがとー…大丈夫！（ハンカチを手に取り顔についた雪を拭い取って）&br;折角こんなに雪が積もってるんだよー？宿に帰って時間使っちゃうのはもったいないもん！もっともっと遊ばなきゃ！&br;（立ち上がり、寒空の下でも変わらない明るい笑顔を浮かべて）にひひー、これだけ雪があったら何でもできちゃうよねー…スキーでしょ？スノーボードでしょ？ソリ遊びに雪だるまにー…かまくら！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-03 (火) 23:50:04}; ---&COLOR(#008000){ホントかー？本当に大丈夫かー？(なんて僅かに訝しむ表情を浮かべるが、その笑顔を見れば嬉しげな苦笑いへと変わって)&br;……ま、確かにな！でも、寒気を感じたら絶対言うんだぞ！風邪引いたら遊ぶどころじゃないんだからなー？(粗方雪を払い終えて)&br;スキーとスノボはやった事無いし自信無いなぁ…… かっこ悪く転びそうだし(苦笑いして) ……あっ、そういえばかまくらの中って結構温かいって聞くな！&br;(ぐい、と袖を軽く捲ってみせる)せっかくだし、作ってみようか！そんなに時間もかからないみたいだしさ！&br;(卒業して2,3年は経つが、それはまるで在学中、青春の最中のような笑顔で)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 00:07:00}; ---&color(goldenrod){うん、大丈夫大丈夫！私結構身体は強い方なんだからさ！&br;（在学中に命の危機に陥っていたので説得力ゼロではあるが、そんなことは気にしていないようだ）&br;お、さんせーい！にひひ、二人が入れるようなかまくら作ろー！……あれ、でもかまくらってどうやって作るんだろ？&br;（夫の提案に笑顔で頷き、さっそく作りはじめようと雪を手にするも一旦停止）&br;……ラッド、知ってる？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 00:15:55}; ---&COLOR(#008000){二人用ならそこまで大きくなくっても大丈夫だしな！よぉーし……って、うん？(改めて聞かれれば、確かにちゃんとした作り方は知らない)&br;……えーっ……っと……(指先で鼻の頭を掻きつつ、視線は徐々に逸れていって)&br;…雪を集めて、固めて……掘る、とか？(かまくらの形状から導き出された直球そのままの回答。正解といえば正解なのだけれど、合っている自信は無い}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 00:24:15}; ---&color(goldenrod){…それしか、無いよね？…流石に壁から作ってくっていうのは難しそうだしー…&br;っよーし！それじゃ早速作ろうか？にひひ、二人でかまくら作るなんて何だか子供みたいだね？&br;（かく言う彼女は見た目も中身もまだまだ子供そのものなのだが）&br;それにしてもさー…これだけ雪積もってたら外を出歩くのも大変そうだよねー？足沈んじゃって歩きづらいもん&br;（雪をかき集め、山を作りながらの一言。辺り一面の雪を見てふと思ったことだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 00:42:58}; ---&COLOR(#008000){ま、小さい頃に子供っぽい事してなかったしなー(へへ、といたずらっぽく笑う。童顔な彼もまた、年齢よりは幾らか子供っぽい笑顔を浮かべる)&br;ナフィは俺にしか、俺はナフィにしか見られてないんだし、恥ずかしいことなんてない！(山を盛った端から携帯用のスコップで押し付け、固めていく)&br;んー…確かにそれはあるなぁ…… 最初着いた時だって靴にすっごい雪入ったしさ。遊ぶのは楽しいけど、住むのは大変そうだ…&br;(二人がかりで次々と雪が盛られ、固められ しばらくする頃には何とか人間二人が入れそうな程の雪山が出来上がっていった)}; -- &new{2012-07-04 (水) 00:52:20}; ---&color(goldenrod){こうやってさ、雪が楽しいって思えるのも多分普段雪が降らない所に居るからなんだろうねー&br;こうやってたまに遊ぶぐらいなら全然いいんだけどー…やっぱり二人で住むならもうちょっと暖かい所かな？&br;（何て将来について二人で話をしていれば、雪の山はあとは彫ればいいだけの状態に）&br;これだけ大きくなれば二人で入れるかな！…よっし、掘るぞー！（と、意気込んだは良いが無謀にも手で雪を掘りはじめる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 00:58:23}; ---&COLOR(#008000){子供の教育のためにも、四季がはっきりしてる所がいいよな！春は家族で花見して、夏は皆で川遊びして、みたいなさー&br;(盛り、固めに活躍してくれたスコップを三度振るい、ざぐざぐと硬い雪山を掘り進んでいくが、ふと隣を見れば)&br;な、ナフィ！？…手でなんかやってたら霜焼けになるからな！？(大慌てで鞄をゴソゴソ探り、もう一つスコップを取り出して)&br;ほら、ちゃんと使って！霜焼けはコワイぞ〜？赤く腫れて、ちくちく痛いし血も出るからな！(怖がらせる風に言いながらスコップを渡しつつ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 01:09:25}; ---&color(goldenrod){うんうん！季節ごとにそれぞれいろんなことが出来るのっていいよねー…&br;にひひ、子供達と、ラッドと…ずーっとのんびり暮らしていけたらいいなー（気の早い話に花を咲かせながらも掘り進めていれば、ラッドに手で掘っていることを指摘され）&br;あ、ありがと！にひひ、流石にそろそろ冷たくなってきてたとこだったんだー（笑顔でスコップを受け取り、その後も黙々と掘り進め）&br;……ん、このぐらいでいいかな？（気づけばラッドの首元程度までつみあがった雪の塊に綺麗に穴があいていて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 01:13:52}; ---&COLOR(#008000){ふー…… (小さな雪山を覗き込めば、狭いながらも人が二人座って入るには問題無い程の空間が出来上がっている)&br;……どれどれ(入り口から手を入れ、内側をペタペタ触っていく。入っている最中に崩れてきたのではたまらない)&br;よしよし、大丈夫そうだな！(半歩下がり満足気に頷いて、ナフィの方を向く)……一番乗り、どうぞ？(楽しげに笑って案内するようにかまくらへと手を伸ばす)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 01:22:05}; ---&color(goldenrod){にひひ、それではお言葉に甘えまして。失礼しまーす！&br;（ラッドの言葉に嬉しげに頬を緩め、うきうきした様子でかまくらの中へ）…おぉぉー…何か不思議な感じー！ね、ね、ラッドも入っておいでよー！&br;（真ん中に腰を下ろし、壁や天井をぐるりと見渡した後、入口のラッドに手招きをして）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 01:34:06}; ---&COLOR(#008000){(満足気な妻の姿に、労力の全てが報われた気持ちになる。同時に初めてのかまくらへの期待感も増して)&br;(へへ、と笑い)…じゃ、お邪魔しまーす！(ワクワクを隠し切れない様子でかまくらに入る。中は2人が入り、座れば余裕はほとんど無いほどで)&br;…ほー…… なるほど、確かに外より全然暖かいな！(冷たい風を凌げる上、人体の持つ熱が中々逃げていかないために、雪にかこまれているのに不思議と暖かさを感じる)&br;(最中は気づかなかったけれど、かまくらを作るのに中々時間がかかっていたらしい。先程通った入り口から外を見遣れば、太陽が徐々に沈んでいく頃だ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 01:44:39}; ---&color(goldenrod){ね、ホントに暖かいよね！…でもさ、私まだね、冷たい所があるの。…暖めてくれる？&br;（座ったままラッドの方へと向き直り、両手を差し出す。途中からスコップで掘っていたとは言え、その両手は冷え切っていた）&br;…あのね、ラッドがぎゅーってしてくれたら温まるかなー…なんて思うんだけど&br;（言っているうちに恥ずかしくなってきたのか、わずかに頬を染めはにかんだ様子）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 01:54:13}; ---&COLOR(#008000){(その手を見遣ればわずかに赤みを帯びていて、痛ましさと同時に気付いてやれなかった事に対する申し訳なさが湧き出てきて)&br;……それくらい、お安い御用だよ(穏やかな笑みを浮かべて、ナフィの手を自らの両手で包む。手袋も持っていたけれど、やはり温めるにはこれが一番だろう)&br;(少しだけそのままでいたけれど、不意に手元に顔を近付けて―)&br;(吐息をハァ、と吹き掛けた。多めに出た白い息が、同じぐらい真っ白な雪の天井へと染みて消えていく)&br;…どうかな、ちょっとは温まってきたかな？(気付けば同じように頬を染めて。お安いご用、とは言ってもやはり恥ずかしさはあったのだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 02:04:43}; ---&color(goldenrod){（息を吐きかけられれば一瞬驚いたような表情を浮かべるもすぐに笑顔に戻り）&br;…にひひ、まだまだだなー。もっともーっとしてくれないと冷たいまんまだよ？&br;（本当はもう大分手も温まっていた。それは握っているラッドにも分かっているだろう）&br;（だけど、こうしてお互いに見つめ合っている静かな時間を手放すのはもったいない気がした）&br;…だからー、…もうちょっとこのままで…ね？&br;（少しラッドの方へと近づいて。もっと、とねだるように握られた手を軽くゆすって微笑むのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 02:13:02}; ---&COLOR(#008000){……むぅ、参ったなぁ(なんて、困ったような素振りを見せる。当然わがままを言われて困っているわけではない)&br;(それはむしろ嬉しそうな表情で)このままはー……ちょっと無理かな、って(言いながら、ナフィの両手を自分の胸へと引き寄せて、胸と片手で軽く挟むように)&br;(そして空いた片腕でナフィの体を抱き寄せた。「参った」とはつまりこういう事。スキンシップをねだる妻を愛おしく思う気持ちが満たされてしまったという事)&br;…ごめんな？ちょっと、我慢出来なくなっちゃったよ(どこか申し訳なさそうな、嬉しそうな、そんな声で。)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-07-04 (水) 02:24:03}; ---&color(goldenrod){―ぁっ…（小さく声を漏らすも、抵抗する間も無く夫の腕の中へと抱き留められていて）&br;…にひひ、謝ることなんてないよー？今此処には、私とラッドしかいなくてー。お互いに、もっとくっつきたいって思ってたんでしょ？&br;だったら何も遠慮することなんてないよ？我慢なんてする必要ないんだもん&br;（腕の中、彼の温もりを直に感じながら幸せそうに囁く。すりすりと猫のように頬を彼の胸板にこすり付けてから顔を上げ）&br;……それでー、我慢しなかったら…ラッドは次、何したい？&br;（上目づかいにそんなことを尋ねてみるのだった）&br;&br;（結局、かまくらから出たのは日が沈んでからのことだった）&br;（雪国の夜は冷えるとは言うが、かまくらのなかで延々くっついていてお喋りしていたせいか）&br;（心も身体もぽかぽかになっていた。そんな雪国での一日であった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-07-04 (水) 02:40:31}; -&color(goldenrod){（卒業間際。彼はいつものように冒険に出かけ、そして帰って来なかった）&br;（来る日も来る日も待ち続け、彼の死亡報告が出された所で彼女は気を失った）&br;（何よりも大事な、何よりも愛しいパートナーを失った現実を受け入れられず、その事実から逃げだすように意識を手放したのだ）&br;&br;（微睡の中、このまま目を覚ましたくないとぼんやりと思った）&br;（目が覚めてしまえば、彼が居ない日常を過ごしていかなければいけない）&br;（これまで当たり前のように隣に居てくれた大事な人が、居ない。日常の中からただ一人が居なくなっただけなのに、その悲しみは想像も出来ない）&br;（だから、このまま眠り続けたままで死んでしまえればいいと思えた。どうせ彼が居なくては自分は生きていけないのだ）&br;（なら、悲しみに沈むことなく。このまま微睡の中に溶けるように死んでいきたいと思った）&br;&br;（彼女は未だ、冷めぬ夢の中―）}; -- &new{2012-06-29 (金) 20:53:37}; --&COLOR(#008000){(連戦に次ぐ連戦、それもこれまで倒してきたようなオークやコボルドの類ではない)&br;(獅子の強靭な体躯に鷲の鋭い爪を備え、飛翔能力を持った強力な幻獣として知られるグリフォン、呪術により永い時を経て尚動き続けるミイラ)&br;(ただでさえ難敵だが、それらに不意を打たれれば練達程度の冒険者なら簡単に総崩れを起こしてしまう。それはラッドのパーティーとて例外ではなかった)&br;&br;(時は黄金暦215年、2月某日。吐く息も白い冬の真っ只中、陽の光の届かぬ洞窟の奥に彼はいた)&br;(その呼吸は荒く、厚手のジャケットはグリフォンの、そして毒を持ったミイラの爪によってズタズタに引き裂かれて所々が赤黒く滲んでいる)&br;(仲間達は皆逃げ果せただろうか。殿を務めたラッドは半身を壁に擦り付けるように歩きながら、そんな事を考えていた)&br;(ミイラの群れと遭遇し、決壊した地点から十数ｍ。出血量や左の足に受けた麻痺毒を考えれば、よくここまで来られたものだろう)&br;(先に戻った仲間たちがやられていなければ、来た道を戻れば必ず帰れる)&br;(だけれど、その決して険しくない道程が今は途方も無いほど遠く、長く。絶望的なものに思えるのだ)&br;(男の呼吸音。足を、体を擦る音。時折冷えきった床に滴る暖かな液体の音だけが聞こえている)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-29 (金) 21:22:00}; ---&color(goldenrod){（見える筈も無いのに、瞼の裏に彼の姿が見えた。致命傷とも言える傷を負いながらも、足を引きずるようにして洞窟の中を歩いている）&br;（緑色の髪は所々赤く染まっている。その血が誰の物かは定かではないが、体中の傷と合わせて戦闘の激しさを物語っていた）&br;……●●●！！！&br;（必死にその人の名前を叫ぼうとしたが、ノイズが掛かったかのように声にはならない）&br;（大丈夫かと。今そっちに行くからと。もがくように手を伸ばしても、彼に届くことは無い）&br;何で！？何でなの！？ラッドが、ラッドが此処に居るのに…！！&br;（待ち続けた愛しい人の姿が、幻とはいえ見えているのに何も出来ない。ただ、見守ることしか出来ない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-29 (金) 21:37:57}; ---&COLOR(#008000){(一歩ずつ……否、地に伏せていないだけで、それは最早這いずっているのと変わらない速度だ)&br;ぽたり ぽたり&br;(動く度に右の指先から赤い血が、彼の命が滴って冷たい土の床に染み込んでいく)&br;はっ……はぁ……&br;(左足にはもう感覚が無い。壁から離れればすぐにでも転んでしまうだろう。ごつごつした石壁に沿ってゆっくり、ゆっくりと進んで)&br;(時折、視線を上げて先を見る。行けども行けども薄明かりすら見えないが、この先に自分の帰りを待つ人がいる)&br;…………ナフィ……(荒い呼吸の中で絞りだすようにその人の名を呟いて、また進んでいく)&br;&br;(更にどれほど進んだだろうか、その歩みは緩やかに速度を落として行き、比例するかのように血液の滴る感覚も長くなり)&br;(ぐらりと揺らいだかと思うと、とうとう地面に倒れ伏してしまった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-29 (金) 21:59:05}; ---&color(goldenrod){（命を削りながらも前に進むラッドの姿に心が握りつぶされそうな想いだった）&br;（一滴、また一滴と赤い雫が落ちる度、それを見つめるナフィの瞳からも涙が落ちる）&br;（闇の中、輪郭のおぼつかない自らの手をラッドに向けて伸ばす。もがくように手を伸ばしても、それが彼に届くことは無い）&br;（せめてもと声を張り上げても、闇の中に溶けて消えるだけ。彼の命が今にも消えようとしているのに、どうして。なぜ何も出来ないのだろう）&br;やだ、やだよ…ら、っど…&br;（やがて力尽きたのか地面に倒れ伏したのを見た時、自身もまた糸が切れたかのような錯覚を覚える）&br;（へたり、と闇の中その場に座り込んでしまうかのような感覚。伸ばす手も力無く。二人を繋ぐ蒼い糸の脈動の弱まりに、ただ言葉にならない声を漏らすだけ）&br;…ぁ、あぁ……ぅ、っく、ぁ…だ、め…やだ、起きてよラッド…！！わたし、此処に…此処にいるのに…！！}; -- &new{2012-06-29 (金) 22:25:03}; ---&COLOR(#008000){(その言葉に応えるかのように男の手がぴくり、と動く)&br;(確実に、着実に彼の命は終わりに向かっているが、それでも前へ。少しでも彼女の元へと弱りきった体を引きずるようにして進む)&br;(地面に命の赤を塗り込みながら、その体を、顔を土に塗れさせながら)&br;&br;(だけれど、その足掻きも長くは続かない)&br;(男は最期を悟ったのか、残る力を振り絞ってその体を起こして壁へもたれかかった)&br;(弱々しい動作で切り裂かれたジャケットから一対の手袋を取り出し、自らの血液で汚れてしまったそれを胸に押し付けるようにして項垂れる)&br;……ごめん、な……(誰が聞いているわけでもない。けれど、一語ずつ絞り出すように)&br;約束……守れ、なかった……(血と土とで汚れた頬を液体が伝っていく)&br;……ひとりに…しない、って……言ったのに……(その声は段々と弱々しく、小さくなって)&br;(ゆっくりと、その顔を上げる)&br;(その表情は誰が見ても分かる泣き顔。短く口を動かすが、それはもう音にならなかった)&br;(洞窟の闇の中で、絶望の淵で、彼は最期に何を呟いたのか)&br;(手袋を強く強く握りしめたまま、再び俯いた男は)&br;(そのまま二度と、動き出すことはなかった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-29 (金) 23:03:32}; ---&color(goldenrod){（最後の足掻きにも似た、男の動きを見れば声を枯らして名前を呼ぶ）&br;（これ以上動けば本当に死んでしまう。だから、だから―）&br;（だけど、だけど帰って来てほしい。相反する想いがせめぎ合い、心の中でドロドロとした渦を成す）&br;（絞り出すようなか細い男の最後の声に尚一層胸が引き裂かれるかのようで）&br;だめ、だめだよ…！！なん、で…なんでそんな、最後みたいなこと…っっ！！&br;（分かっている。一目見れば彼の命がもう数分も持たないことなど一目瞭然だ）&br;（彼は最後のその時まで自分との約束を想い、それを果たせぬことを悔やみ、そして謝罪の言葉を口にしたのだ）&br;（けれど、今欲しいのはそんな言葉じゃない。彼は何時だって自分の為に、どんな困難でも乗り越えてみせてくれた）&br;（自分が命の危機にさらされた時だって、学校中を走り回りその命を繋ぐ術を見つけ出してきてくれた）&br;（あの時のように。不可能を可能にしてくれた時のように。暗闇に閉ざされていた未来を光で照らして欲しい）&br;（何時だって彼は自分の隣に居てくれたんだ。今だって、立ち上がって自分の元へと帰ってきてくれるはずなんだ）&br;だから、だから…立ってよ、帰って来てよ…ラッドぉ…！！&br;（悲痛な叫びは届くことは無く。蒼い糸から伝わる彼の鼓動が、少しずつ弱まって行くのが分かった）&br;（愛しい人の命の灯火が消えていくのが直に伝わって来る。脈動が弱くなっていくのを止めようとただ只管に泣き叫ぶ）&br;やだやだやだぁっ！！とまっちゃ、とまっちゃ駄目なのに！！なんで、なんでよぉ！&br;一人に…しないでよ…わた、し―&br;（泣き叫んでみてもどうすることも出来ない。愛する人が今正に息絶えようとしているのに、助けることはおろか、傍に居てやることさえも出来ない。）&br;（圧倒的な無力感が、絶望を伴って心の中を黒く塗りつぶしていく。そして―）&br;&br;ぁ…あ、ぁぁぁ………''いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ！！！！''&br;（蒼い糸で通っていた魔力が無くなり。霞の如く消えてしまった瞬間、絶叫が闇に奥底に木霊するのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-29 (金) 23:36:05}; ---&br;&br; -- &new{2012-06-29 (金) 23:36:50}; ---&color(goldenrod){―っ！！！！&br;（跳ねるかのようにベッドから飛び起きた）&br;（呼吸は荒く、纏ったパジャマをぐっしょりと濡らす程に汗をかいている。窓から差し込む月明かりに照らされた見慣れた部屋の風景を見て、ようやく夢だったのだと理解した）&br;………は、ぁ………ゆめ、か……&br;（呟くように思わず漏らした言葉に、心から安堵する。全身の力が抜け、深く息を吸い込んだ）&br;（隣には愛する夫が居る。何処にも傷は無く、血も流していない）&br;（何時もと変わらぬ姿だ。あんな夢を見たからだろうか。その姿が急におぼろげに見えてしまって）&br;（気づけば、その背中にぎゅっと抱き着いていた）………よか、った…夢、だよね……&br;（その温もりを確認するかのように強く、強く抱きしめる―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-29 (金) 23:41:16}; ---&COLOR(#008000){(―そう、全ては悪い夢だったのだ。あの日ラッドは大怪我こそ負ったものの、五体満足で帰ってきた)&br;(一人にしないという約束は破られる事無く、冒険で受けた傷も今ではすっかり癒えている)&br;……ぅ、ん…？どうした……？(程無くして、ナフィの抱き着いた背の持ち主が目を覚ます)&br;(文字通り寝起きの、まさに平和そのものといった様子の穏やかな口調で)&br;(彼女がさっきまで、どれ程の絶望感を味わっていたのか彼は知らない。だからこそ、その声は殊更安心感を与えるのだろう)&br;…何か、変な夢でも見たかー……？(寝起きのまだ少しふわふわした心地で、強く抱きつかれたまま振り返らずに気遣って)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-29 (金) 23:59:58}; ---&color(goldenrod){（半分夢の中に居る夫の声は、現実感を取り戻させるには十分過ぎる程の良薬であった）&br;（乾き、ひび割れていた大地に沁み渡る水のように、全身に不思議な温もりを与えてくれる）&br;……うん。怖い夢、見ちゃって。……ラッド、居なくならないでね…？&br;ずっと、ずっと一緒なんだから……（その存在を噛み締めるように、ぎゅっと力を込めたままで）&br;一人にしちゃ…嫌、なんだから…（今頃になって涙が零れ落ちる。今こうして彼が此処に居てくれることが嬉しくて）&br;（幾多の運命の巡り会わせの末に、今こうして居られることへの感謝にも似た感情が溢れだしていた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-30 (土) 00:11:19}; ---&COLOR(#008000){(彼女の気持ちを言葉で、態度で、温もりで受け取っていく。言葉は無いが、しっかりと頷いているのは感じられるだろう)&br;……ん。(背中側から回される腕にちょんちょん、と軽く触れて)&br;(妻の心はこのままでも余すこと無く受けられるが、やはり背を向けたままではどうにも収まりが悪い)&br;(少し力を緩めてもらい、その場でごろりと反転。互いに向き合う格好になる)&br;……俺はここにいるよ、ナフィのそばに。いつでも、いつまでも(そのまま自分から抱き寄せる事はせず、腕を開いて微笑みかける)&br;(ナフィがどんな悪夢を見たのかはわからないけれど、所詮は夢)&br;(今こうして眼前にいて、触れ合うことが出来る。想いに応えることが出来る。この現実が全てなのだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-30 (土) 00:35:43}; ---&color(goldenrod){……ありがと（彼の言葉に短くそう答え、広げられた腕の中へと潜り込む）&br;（ぴたりと身体を重ねあわせ、彼の服をぎゅっと握り頬を摺り寄せて視線を上げる）&br;…ん、ありがと。…にひひ、ちょっと落ち着いたかも。……ね、このまま…寝ても良い？&br;（鼓動の音が聞こえる程に寄り添えば、伝わる温もりに頬を緩める）&br;（この温もりに包まれていれば、先ほどの悪夢も、嫌な想いも吹き飛んでしまうだろう）&br;（それでも、まだ少しだけ身体が震えていたから。せめてこの震えが止まるまでは彼の温もりに包まれていたかったから）&br;（ラッドの顔を見上げながら、小さな我儘を言ってみた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-30 (土) 00:53:33}; ---&COLOR(#008000){(彼女の背に腕を回して、しっかりと抱きしめる)&br;(二度と怖い夢を見ないように、瞳を閉じた闇より迫る恐怖から庇うように)&br;ん。勿論。……ナフィがそうしたいなら、明日も明後日もずーっと、こうして寝たっていいよ&br;…なーんてな(さすがに照れくさいのか、最後にそう付け足して)&br;…おやすみ、ナフィ(背中に回した手で、彼女の頭を後ろから優しく撫でながら瞳を閉じる)&br;(彼女の感じた恐怖をそのまま引き受けてやることは出来ないけれど)&br;(それから守ってやることは、和らげてやる事は出来る。きっと、それこそが自分の使命なんだと)&br;(小さく、温かい彼女の体を抱き留めながら、そんな事を考えていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-30 (土) 01:17:09}; ---&color(goldenrod){……そんなこと言ったら、私本気にしちゃうよ…？&br;ラッドが良いなら、ずっとずーっと…こうやって寝たいな。…こっちの方が、落ち着くし…&br;（彼の軽口にそんな言葉を返し、改めて瞳を閉じる。全身を包む彼の温もりがようやく心を落ち着かせてくれた）&br;（こうして自分をしっかりと包んで、受け止めて、守ってくれる夫が大好きで）&br;（そんな夫に対して自分は何が返してあげられるのだろう？何をしてやれるのだろう？）&br;（こうして与えられてばかりでは何だか少し申し訳なくもなってくる）&br;（ただ、取り敢えず今は。求めていた温もりを享受することにしよう）&br;（今度は、素敵な夢が見られそうだと、一人微笑む）&br;（最後にもう一度、ぎゅっとラッドの服を掴み眠りに落ちていくのだった―）}; -- &new{2012-06-30 (土) 01:26:46}; -&color(goldenrod){（時は少し巻き戻り、スイの街に定住するようになる以前のこと）&br;（旅の途中で立ち寄った街は行商たちの拠点として発展した大都市であり、町中に様々な露店が並んでいる街であった）&br;（宿を取り、取り敢えず街中を散策しつつショッピングでも！と二人で意気揚々と出かけた時の事である）&br;（何時ものように、あれは何だろう、これはどういうものだろう、と様々な物に興味を示すナフィに引っ張られるラッド）&br;（その中で目を引いたのは宝石商が開いている露店。煌びやかなアクセサリが並ぶその光景にナフィは目を奪われた）&br;…ほえー……綺麗だねーこれー。あんまり見たこと無い色の宝石だけど…この辺の特産だったりするのかなー&br;（何て事を尋ねた傍から、二件隣の軽食屋台の香りに惹かれてフラフラとラッドの答えを待たずに歩いて行ってしまう）&br;（そんなことを幾度か繰り返した結果―）&br;&br;………あれ？？？&br;（気づけばラッドの姿は傍には無く。探そうにも人ごみで5m先の様子すら分からない有様だ）&br;…あ、あれ？ラッドは…？？……もしかして…はぐれちゃった、かな…？&br;（暫くその場で待ってみても、ラッドが追いついてくる気配は無い。見知らぬ人達が騒々しく行きかうだけで）&br;……どう、しよう…（かくして、彼女は完璧に迷子になってしまったのであった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 21:10:30}; --&COLOR(#008000){ああ、それは―(なんて、事前に調べておいた街の特産品の解説をしようとしていたが、どうやらその相手がいない事に気付く)&br;･･････まいったな、ちゃんと手繋いでおけばよかった･･･(この人の波ではどうにも邪魔になってしまうし、彼女の好きに回らせてあげたいという気持ちからの配慮が仇となったようだ)&br;ナフィー！どこだー？(騒ぎにならない程度の声量で呼びかける、が当然返事は無い。基本的にこういう場合は動かないで待つのが正解なのだけれど)&br;･･･ナフィの事だし、きっと俺を探して動いちゃってるだろうな(それに、この人である。一所に留まるのは得策ではない)&br;こういう時、仁義くらい身長があれば･･････(旅先でもいくらか目立つ緑髪も、人ごみに紛れてしまえばその視認効果は期待できない)&br;(見知らぬ土地で離れ離れ、寂しがらせてしまうという気持ちも勿論だけれど、何より様々な人の集まる街だ。安全とは限らない。)&br;あんまり遠くに行ってないといいんだけど･･･！(焦りからか行き交う人にぶつかりそうになりながらも、妻を捜すべく歩き始めた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-21 (木) 21:31:24}; ---&color(goldenrod){ラッドー！どこー？おーーーい！（夫を探す声は人ごみの喧騒にかき消されて返答は無い）&br;……困ったなー。何処から来たんだったかなぁ私…（目に映る気になる物だけを見てフラフラと歩いていたせいか、どう来たかはよく覚えていない）&br;え、っとー…たしか、この前は焼き鳥の屋台が気になってー…あ、あった！あの屋台だったかな？（結果、目に留まったものを思い出しつつそれを辿るという回りくどい方法を取ることにした）&br;…わ、と、ごめんなさい！ちょ、ちょっと通してくださいー（小柄な彼女である。人の波をかき分けて目的の屋台にたどり着くには一苦労だ）&br;ラッドが居れば、二人分のスペースがあったから歩きやすかったんだけどなぁ…&br;（人の流れに押し返されそうになりながらも、何とか直前に目の止まった屋台にたどり着く）&br;ふぅ…さて、次は何だったかな…（一息つき、辺りを見渡して記憶をたどる。まだまだラッドの元にはたどり着きそうにない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 21:43:52}; ---&COLOR(#008000){(どれくらいの時間探し回っただろうか。一通り来た道を見て回ったが、ナフィはまだ見つけられていない)&br;(それもそのはずである。ラッドの方が手前にいる上、ナフィと比べれば体格も押しの強さも数段上なのだから 同じように道を辿れば後ろにいる彼女に追い付くことも、追い付かれることも無い)&br;(不安と焦りでその事を失念し、一週回って広場へと辿りついた。今頃、きっと彼女は心細さと不安に襲われているだろう)&br;(だけれど、不安なのはそれだけでは無く。夫婦の贔屓目を抜きにしてもナフィは可愛い。そして、見知らぬ土地で人にあふれた市を一人で歩くには幼く、華奢で)&br;(どうしても嫌な想像が頭の片隅を過ぎって行く。早く、早く見つけなければ！そんな思いから、彼は道行く人々に一人ずつ声を掛け始める)&br;あの、すみません！この辺りで、金髪に花の飾りをつけた女の子を見ませんでしたか？(それこそ片っ端から、である。だけれど、これだけ多くの人がいるのだ。一々覚えている人などあまりおらず)&br;―はい、この辺りにファーのついた･･････ そうですか、すみません･･･(時々邪険にされながらも、待ち合わせをしていると思しき人や露店の主、食事中の人など次々と声をかけていく)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-21 (木) 22:04:06}; ---&color(goldenrod){………居ない、かー…（はぁ、とため息が出る。既に思い出せる限りの場所を辿り、もう一度折り返し始めていた）&br;（人ごみの中をかき分けて進むだけで体力は消耗されるし、何より一向に見つかる気配の無い夫の姿に心が擦り切れそうな思いだった）&br;（見知らぬ土地で一人になることがこんなに心細かったなんて。常に一緒に居てくれた彼が居ないことがこんなにも苦しいことだなんて）&br;ラッドぉ……どこなの…？（気を抜けば滲んでしまいそうな視界を袖で拭い、顔を上げる）&br;（押し寄せてくる嫌な想像を振り払うように、彼女は再び人ごみの中へと身を潜らせていく―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 22:15:18}; ---&COLOR(#008000){(「なぁに？女の子を探してるの？」何人目か何十人目か、ラッドに声をかけられた女性が返事をする)―そうなんです、少し前にはぐれちゃって･･････&br;(「ふぅーん･･････」それなりに露出度の高い衣服に身を包んだ美しい女が、ラッドの爪先から頭のてっぺんまで眺め)･･････それで、もし見かけた覚えがあるなら教えて欲しいんです！&br;(「･･････ね、その子はキミの何なの？どういう関係？」)･･･な、何で、そんな事を？(思わぬ質問にたじろぎそうになるが、何とか聞き返し)&br;(「ううん、ちょっと意地悪したいだけ。反応見るに妹さん･･･じゃないよね？彼女？」)･････････えっ、と。そう、だけどそうじゃないと言うか･･････(言うだけあって意地悪だ。歯切れの悪い答えを返す)&br;(「どっちで見たか教えてあげてもいいんだけどなー･･･？ちゃんと答えてくれたら、だけど」尚も悪気を帯びた笑みに、観念したラッドは答える)･･････妻、です。新婚旅行の途中で･･････&br;(「･･･えっ。妻って！冗談でしょ？ キミも十分若いけど･･････まだ子供じゃない！」そ、それには深い事情があって･･･！というか、そろそろ教えてください･･････！！&br;(話し好きなのか意地悪なのか、単にラッドが気に入られているだけなのか。広場の一角で、ナフィを見たと言う美女と長話をするハメになっていた)&br;(時折笑いながらにラッドをからかう女性と、それに突っ込みを入れるラッド、傍から見れば楽しげにも映るかもしれない)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-21 (木) 22:42:16}; ---&color(goldenrod){（もうどれだけ捜し歩いただろうか。自身が招いたこととはいえ、探せど探せど見つからない夫の姿に心細さは募るばかりだ）&br;（いつしか瞳の端に滲んだ涙を拭うこともしなくなっていた。赤くなった目で必死に夫の姿を人ごみの中に探そうと歩き回る）&br;…っく、ぅ…ぇ、…ら、っどぉ……ひっく…（震える声で名前を呼ぶ姿は外見の通りの幼い少女のそれであった）&br;（時折街行く人々が「どうしたの？」だの、「大丈夫？」だの声を掛けてはくれるが、ラッドの姿を見ていないか尋ねると、皆「知らない」と答えるばかりだ）&br;（日が傾き始め、街中の喧騒も収まりはじめた時分。人の波が途切れたその先に、探し求めた緑の髪の青年の姿―）&br;&br;―ラッ…ド……？（その姿を見て、悲しみにくれた表情が一気に晴れやかなものになる。声をあげ、駆けだそうとした時に。気づきたくないことに気が付いた）&br;（彼は誰と話しているの？”若い妖艶な雰囲気の女性と”）&br;（私のことを探してくれてたの？”目に映る彼は件の女性と楽しげに歓談しているように見える”）&br;………っ！！（胸の中にこみ上げる複雑な想いを押しこめ、ひとまず夫の元に駆け寄って行く）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 22:56:55}; ---&COLOR(#008000){(「えー･･････？いいじゃない、馴れ初めくらい教えてくれたって」人に言う事じゃ･･･ というか！あんまり長引くと教えてもらっても意味が･･･&br;(女性は中々ラッドを開放してくれなかった。見る人が見れば、年下の男をからかい、こまらせて遊んでいるようにしか見えない)&br;(本当に知っているのかも怪しいが、ここで諦めれば次に手掛かりを掴むのはいつになるのか。故に、ラッドは気後れしながらも食い下がっていた)&br;(と、そんな時である。女性がラッドの後ろに視線をやり、表情を変えた。経験の無いラッドにはわからないが、それはまさに「面白い事になった」という顔で)&br;(ラッドが振り返るのと、女の「あら、よかったじゃない」という嬉しそうな声が遠ざかっていくのはほぼ同時。きっと今もう一度振り返っても、女性は既に人ごみの中だろう)&br;(もっとも、少し離れた場所からこの様子を見ようと離れただけなのだが。そんな事は既に2人には関係の無い事)&br;(視線の先には愛しい愛しい金髪の彼女。すっかり赤くなった瞳に大粒の涙を湛え、頬には毀れた跡さえ見受けられる)&br;(どれだけ寂しい思いをさせてしまったのだろう、どれだけ不安にさせてしまったのだろう。ラッドの心中に過ぎるのはただそれだけで)&br;(当然だろう、彼はただ手掛かりを掴もうとしていただけなのだから。それがどう見えるか、はともかくとしてだ。それが結果として実を結んだのだから、その表情には喜びの色だけがあり)&br;ナフィ･･････っ！(力強く抱き留めてやる。涙も不安ごと全部拭ってやる。ただそれだけの思いで、彼女を迎えるべく腕を開いた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-21 (木) 23:22:17}; ---&color(goldenrod){（ただ無言で駆け寄る。視線の先に居る彼は腕を広げ、自分を抱き留めようとしてくれている）&br;（何も考えず、そのまま胸に飛び込んでしまいたかった。しかし、先ほどまで彼が楽しそうに歓談していた女性のことが頭を過り）&br;―っ…………（彼の腕の中に飛び込む直前で歩みを止めた。そのまま俯き、黙り込んでしまう）&br;……ら、っど……今の人、誰……？&br;（散々迷って、探し求めた愛しい人が目の前に居るのに、出て来たのはそんな言葉）&br;（彼が自分を探さなかったわけがないと。そう思えるのに、先ほどの女性のことが僅かな疑念を生む）&br;（もしかして、私の事なんか忘れてあの人と話していたかったんじゃ。そんな有り得ない想像に心が揺らいだ故の言葉だった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-21 (木) 23:33:00}; ---&COLOR(#008000){(ナフィが止まったのを見て、疑惑の言葉をぶつけられて、鈍感な彼にも漸く状況が少しずつ飲み込めてきたようで)&br;誰…って… この辺りでナフィを見たって言うから、話を聞いてたんだ。それだけだよ(本当にただそれだけの事である)&br;(これでは納得出来ないかもしれないが、実際にそれ以上の事は無かったのだ。少なくとも、ラッドと女性の間には)&br;(言い訳するわけでもなく、ぶっきらぼうに言い切るわけでもなく。それは安心させるためであるかのような語調)&br;結局、教えてもらえないどころか放してももらえなくってさ…… 凄い時間食っちゃったけど(そう、いつもの通りに苦笑して)&br;……だから、えっと…(笑いが止んで、幾らか真剣な表情と口調になって)ごめん。&br;すぐに見つけてやれなくって、寂しい思いさせて…… 本当に、ごめんな……(言って、俯くように頭を下げる)&br;(ナフィの考えている全てを理解できたわけではない)&br;(けれど、彼女の涙を見れば、その声を聞けば、罪悪感と後悔で押し潰されそうになるのがラッドなのである)&br;(彼にとっては愛する妻が悲しんでいる事が全てで、その原因が自分にもあるとすれば尚更で)&br;(ここが街中で、人前で無ければ同じように瞳を赤くしていたかも知れない。その声には若干の震えを感じ取ることが出来るだろう)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-22 (金) 00:05:21}; ---&color(goldenrod){（言い訳をするでもなく。此方の疑いの眼差しに不機嫌になるでもなく）&br;（ただナフィの不安を溶かすための、優しく、真摯な言葉。其処に嘘偽りなど無いことは分かっている）&br;（彼は何処までも優しくて、不器用で。本当に件の女性とは何も無いのだろう。だけれども―）&br;……ホント、だよね…？ラッド、優しいから…誰にでも、優しくて…だから、だから…&br;（止まった筈の涙がじわりと瞳の奥から湧き上がってくるのが分かる。それでも、溢れ出る想いも、涙も止められそうにない）&br;ご、め…折角、探してもらったのに…迷惑、かけたのに。こんな、こんなこと言って…&br;でも、でも不安なの。ラッドが、ラッドが別の…私よりもっと素敵な人の所に行っちゃったらって…&br;そう、思ったら…怖くて（今もこうして一人で迷子になってしまい、彼に多大な迷惑をかけてしまった）&br;（彼はきっと何時もの笑顔で「気にしてないよ」と言ってくれる。だけれども、そんな迷惑を被らなくても良いもっと常識のある女性というのもきっと居るはずで）&br;（そんな女性の所に彼が行ってしまったなら。押し寄せる不安は、止まらない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-22 (金) 00:18:52}; ---&COLOR(#008000){(俯き加減で、彼女の心情の吐露をただただ聞いていた)&br;(何をバカなことを。なんて言う事は出来ない。自分だって、ナフィが知らない美男子と談笑していたらきっと心を押し潰されそうになるだろう)&br;(不安で不安でしょうがなくなって、もしかすれば同じように吐き出してぶつけてしまうかもしれない)&br;(そう考えたなら。もう、ラッドの取る行動は一つに定まっていた)&br;(ぐい、と彼女の細い体を抱き寄せて そのまま強く強く抱き締める。如何に人の波が荒れ狂おうとも、絶対に放してしまわないように)&br;(苦しいかもしれない。少し痛いほどかもしれない。だけど、これが一番確実に想いを伝えられる方法だから)&br;ナフィより素敵な人なんて、いない(重ねて言うが、ココは市の広場だ。しかし、そんな事はお構い無しにラッドは愛を囁く)&br;不安になったならそれを俺にぶつけてくれていい。怖い思いをしたならそれが無くなるまで一緒にいるよ(周囲の人々が、まだ幼く見えるカップルに視線をやるがそれらを一切気にする事も無い)&br;だから……また笑顔を見せてほしいんだ。世界で一番素敵な、俺の大好きな笑顔を(愛する人を抱き締めたまま。涙声といって差し支えは無いかもしれない。そんな声で続ける)&br;………俺も、ナフィがいないと駄目なんだよ&br;(当然、不安だったのはナフィだけではないのだ。このまま会えなくなってしまったら……。そんな思いで走り回った青年の、心の底から振り絞られた言葉だ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-22 (金) 00:50:07}; ---&color(goldenrod){（胸の中へと抱き留められ、その声をより近くで聞けば不思議と気持ちも落ち着いて行く）&br;（痛い程に抱き留めてくれるこの腕こそが、彼の想いを如実に表してくれていた。離れたくない気持ちは自分も同じ。だから彼の背中に手を廻し）&br;……うん、うん…っ（胸の中。彼の胸板に顔を押し付けるように頷く。とくん、とくんと伝わる鼓動が何より愛おしい）&br;（こうして誰が見て居ようと想いを伝えてくれる彼だから信じられる。こんな彼だからこそ自分も傍に居たい。離れたくないのだ）&br;…あり、がと…ありがと…大好き、私も、大好きなんだからぁ…！&br;（震える声で。同じく周囲の視線など気にせず叫ぶ。誰が見て居ようと気にするものか。私には彼さえ居てくれれば何も要らないのだ）&br;（彼の言葉に顔を上げ、頬を緩めて笑顔を作る。泣きはらした瞳と頬の笑顔だったが、それはいつもの彼女の笑顔）&br;（大好きな人に向ける、満面の笑顔。愛しい人が傍に居てくれる幸せを目一杯表現した、それこそ最高の笑顔だった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-22 (金) 01:03:35}; ---&COLOR(#008000){(その笑顔を見れば、同じように頬を緩めて笑顔を作る。嬉しい気持ち、愛しい気持ちを共有するかのように)&br;……そう、俺はその笑顔に一目惚れしたんだ。これから先も守って見せるからさ、その笑顔を。ずーっ…と……&br;(何て言いながら彼女の肩越しに視線をやれば、漸く視線が突き刺さるのに気付く)&br;(恥かしそうにしている男と、羨ましげに見ている女の2人組や、口笛を鳴らしている中年の男)&br;(どうしても気になるのかちらちらと視線をくれている妙齢の女性、興味深げに眺めている子供と、微笑ましそうに見ているその親)&br;(問題が片付き素面に戻ったラッドに、この視線の雨は聊か恥かし過ぎるようで。見る見る頬が赤くなっていく)&br;は、ハハハ…… いや、その…なんというかー……(苦笑いを浮かべ、一旦抱擁を解く)&br;……ナフィ、行こうか？ちょっと目立ち過ぎたみたいだ…！(スッと手を差し伸べて、恥かしそうにそう言った)&br;(今度は絶対に離したりしないから。敢えて言葉には出さず、青年は真っ赤な顔で微笑んだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-22 (金) 01:25:04}; ---&color(goldenrod){―ん？…んー…にひひ、そだね？&br;（言われて此方も素面に戻る。確かにこの視線の雨は少々気恥ずかしい。それでも何だかこれで終わりなのはもったいない気がして）&br;…にひひ、それじゃせめてこうしとこうっと（言って、ラッドの手にしがみ付くように腕を組み）&br;これだけ近くに居ればさ、迷子にもならないもんね！……ほんとに、ありがとねラッド。…うん、嬉しかったよ&br;（と、最後の言葉は少しはにかみながら言う。本当は嬉しいなんて物じゃなく、改めて惚れ直す程だったのであるが流石にそれを言うには恥ずかしかった）&br;（だから、宿に戻ったら思いっきり甘えてやろうと思った。こうして腕を組んでいるだけじゃ全然物足りない）&br;（抱き合って、口づけを交わして。そんなことを考えていると少し心臓の鼓動が早くなる）&br;（同時に、二人を繋ぐ蒼い糸がとくん、と脈打った。気づかれたかな、と彼の顔を見やる）&br;（まぁ、どんな顔をしていてもきっと甘えに甘えることは絶対にやめないのだけれど）&br;&br;（雨降って地固まる。彼女の好奇心から巻き起こった迷子騒動はひとまずこうして幕を閉じた）&br;（けれど、二人の旅はまだまだ続く。一層深まった互いの絆を胸に、夕暮れ色に染まる市場を行くのであった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-22 (金) 01:46:52}; -&color(goldenrod){（同窓会から幾月が過ぎただろうか。三つ目の命を宿した彼女のお腹も幾分目立つようになってきた）&br;（命を宿すのは先の双子に続いてこれで二度目ではあるが、やはりお腹が膨らんでくるこの時期は辛い）&br;（元々小柄である上に、年齢相応に発達していない未成熟なままの身体では少々どころではない負担がかかっているのだ）&br;（一挙一動に気を払いつつ、夫や友人達の助けも借りながらなんとか日々を過ごしていたそんなある日の夕暮れ時のことであった）&br;&br;んー…よし！良い感じー。これで私とラッドの分はOK、っとー…&br;（ぱたぱたと忙しく台所を動き回り、夕食の支度を進める。先に生まれた双子の兄妹もそろそろ離乳食の時季である）&br;（大人が食べるものをそのまま食べさせるわけにも行かないので、面倒ではあるが別途に用意せねばならないのだ）&br;（フライパンの上で香ばしい匂いのする魚のムニエルの隣で、お粥がコトコトと鍋を揺らす）&br;…んー…よし、離乳食もこれでおっけー…かな！&br;（スプーンでお粥を掬って口に運び、満足げに頷けばキッチンからリビングへと声を投げかける）&br;ラッドー、ご飯の準備出来たよー！食器の準備おねがーい！ -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 20:50:06}; --&COLOR(#008000){(一方ラッドはと言えば、居間で双子の遊び相手になっていた。)&br;(兄妹それぞれ金と緑、両親とは反対の取り合わせの髪色をした双子に相対して座り、両手に持ったマラカスのような玩具を鳴らし)&br;ほーら、おいでおいでー(カラカラ、チャリチャリと子供心をくすぐる音色に誘われるように、アルヘイクス、マーガレットの2人が"ずりばい"で器用に進む)&br;よしよし！偉いぞアル、メグ！(2人の発育は順調なようで、無事に父のもとに辿り着けばガラガラのおもちゃを手にして満足気な様子だ。それを見ているラッドも同様に楽しげで)&br;(不安だった子育ても、しなければならないとなれば案外何とかなるものだ。実父母やスイの両親に教わりながら実践していく)&br;(「あーうー、うー」アルがゆっくりと玩具を振る様子を眺めていれば、台所から声がかかった。)はいはい！今やるよー！(言いながら、双子を抱きかかえて)&br;ちょーっと待っててなー？おいしいご飯の時間だからさ(ベビーベッドに二人を降ろすと、颯爽と台所へ向かって4人分の食器を取り出し始める)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-15 (金) 21:15:39}; ---&color(goldenrod){（子育てに協力的な夫に助けられ、互いに初めての経験ながらも何とか日々を過ごしてきていた）&br;（日に日に成長していく我が子と共に穏やかな日々を重ねるのは何よりの幸せで。何時しか彼女が夢見た「普通の幸せな家庭」そのものであった）&br;ん、ありがと！よ、っと…ん、おっけー！テーブルまで持って行ってもらっても良いかな？&br;（二人分の料理をラッドが用意した食器に盛り付け、自分は子供達用の小さな器に離乳食をよそう）&br;さて…アル、メグ、ご飯だよー。今日もいっぱい食べてね？（テーブルまで料理を運べば、ベビーベッドに寝かされている二人をそれぞれ抱え上げてベビーチェアへと座らせる）&br;…さて、それじゃお待たせしました！いただきましょー！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 21:35:03}; ---&COLOR(#008000){(ラッドは「ん、勿論！」と明るく応え、率先して動く。むしろ家事の全てを自分が代わりたいぐらいだ)&br;(ナフィほど上手にとは到底いかないが、料理も一応は出来るようになった。それでも分担しているのは他ならぬ妻の望みでもある)&br;(4人揃って「いただきます」の挨拶。もっとも、双子はまだしゃべることは出来ず、動作も両親の見様見真似だけれど。微笑ましい夕食の始まりだ)&br;(知識に経験が上乗せされ、絶品と言っても差し支えない妻の料理に舌鼓を打ちつつ、子供たちにも離乳食を食べさせていく)&br;アルー、ほらアーンしてー…… よしよし！お母さんの作るご飯はおいしいだろー？(最初は中々上手に食べられなかったが、徐々に慣れてきたようで)&br;(美味しいのか、はたまた食事が楽しいのかはわからないが、離乳食を飲み込んだそばから「あうー」と催促するような仕草をする)&br;はいはい、まだまだ沢山あるからなー(なんて、自分も楽しそうにもう一口分をよそって食べさせてやる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-15 (金) 22:00:59}; ---&color(goldenrod){にひひ、アルもメグもよく食べるねー？うんうん、良い事だ！&br;（粥の器の方へと手を伸ばすような仕草を見せる二人に笑顔を向けて）ん、もっと食べるー？よしよし、はい…あーん&br;（粥を掬い、スプーンをメグの口元へと運べばすぐに食べてしまう。その度、嬉しげにきゃっきゃと声を上げる娘の頭を撫でてやり）&br;にひひー、可愛いなーもー…何だろ、何しても可愛いよねー…これからもっともっと可愛くなるのかなー&br;（自分の分の料理を口に運びながらも視線は二人の子供へ向けられている。それぞれご飯を食べ終え、スプーンを手に食器を打ち鳴らす様もまた親からすれば可愛い物で）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 22:31:29}; ---&COLOR(#008000){(両親の「ごちそうさま」を真似てうーあー言いながら食器を鳴らす双子を見てうれしげに笑いつつ、食器を片付けていく)&br;だろうなー。まだ「パパ、ママ」って呼ばれたりしてないしなぁ…… ほら、パパにちょーだい(グーで握ったスプーンを渡すように頼むも、あう！と拒否されて)&br;その前にハイハイだっけ。全く、ついこないだまでベッドで泣いてるばっかりだったのにさ(苦笑いを浮かべ、食前に遊んでいたガラガラを持ってくる)&br;はい、これと取替えっこしようか？…ん。よしよし、ありがとねー(慣れた感じでスプーンを受け取り、流し台へ片付けて)&br;こんな幸せが10年も20年も続くって考えると、何か変な感じだな？(カチャカチャと、慣れた手つきで食器を洗っていく)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-15 (金) 22:54:29}; ---&color(goldenrod){喋れるようになるのはまだもう少し先かなー…でも多分あと２，３か月もしたらパパ、ママぐらいは言ってくれるかもね！&br;（手慣れた様子で食器を片づけるラッドに笑顔を向け、ガラガラで遊ぶ子供達へと視線を戻す）&br;ほら、ママですよー？はい、まーま（自分を指さし、子供達に教えるものの、帰ってくるのはやはり言葉にならない声だけ）&br;（アルに至っては彼女の指を摘まんでしゃぶろうとまでしていて）こらこら、違うってー。…にひひ、可愛いなー…&br;（苦笑いしながら指をひっこめようとするも、尚指先を掴もうとする小さな手のひらに思わず頬が綻んでなされるがまま）&br;その分色々と苦労もあるんだろうけどー…ラッドが居て、子供達が居て、って考えたらそれだけで十分幸せなんだよねー…&br;…あは、お腹いっぱいになったらおねむかな？（気づけばアルもメグも二人してうとうとと船をこぎ出していた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 23:13:26}; ---&COLOR(#008000){どっちが先に呼ばれるか競争だ！……なーんてな(皿洗いを終え、手を拭いながら振り返って)&br;いまでも十二分に大変なんだろうけどさ… こう、毎日が満ち足りてるから、っていうか。不思議と苦労を苦労に感じないんだよね&br;この子達が、これから生まれてくる子達がただ健やかに育ってくれれば、それが至上の幸福ってやつなんだろうなぁ(息子たちと戯れるナフィを見て、穏やかな笑顔を作る)&br;……おっ、本当だ。メグのほう、大丈夫？俺が連れて行こうか？(アルをゆっくりと抱き抱えてベビーベッドへ。身重の妻の事もそれと同じか、それ以上に大切な様子で)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-15 (金) 23:31:27}; ---&color(goldenrod){にひひ、知ってるラッド？パパよりはママの方が子供は発音しやすいんだって！&br;（競争するんなら私の勝ちかな！なんて言って互いに笑いあう）自分のことじゃなくてさ、誰かが健やかであるならそれが幸せ、ってー…結構凄いことだよね&br;それが親になる、ってことなのかなー…あ、うん！大丈夫大丈夫。メグは私が抱っこするね&br;（立ち上がり、半分夢の中に居る長女を抱き上げてベッドへ運ぶ）&br;……ねんねん、ころりよ…だっけ？（ぽんぽんと静かに二人の小さな肩を叩いて寝付くように促していく）&br;（直に、静かな寝息が二人分部屋の中に響き始めて）…ん、寝ちゃったかな？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-15 (金) 23:45:46}; ---&COLOR(#008000){そそ。で、続きはぼうやーは良い子ーだーねんねーしーなー……だったかな、うん(2人でうろ覚えの子守唄を交互に唄って)&br;(よく学び、遊んで。よく食べて、眠る。日々すくすくと育っていく子供たちの一日が今日もまた終わろうとしている)&br;(まだまだ幼いながらもどこか両親に似て、愛らしい安らかな寝顔を見て満足気に頷いて顔を上げ)……みたいだな。よく寝てる。&br;とりあえずはお疲れ様、かな？また夜に起きてきちゃうかもだけど……(なんて苦笑して。家族で過ごす時間も掛け替えのないものだけれど、まだまだ2人でいたい気持ちも当然ある)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-16 (土) 00:05:53}; ---&color(goldenrod){この子たちが生まれてから、一日があっという間だねー…それだけ充実してるってことなんだろうけど！&br;（無垢な寝顔を見せる我が子の頬を指先でなぞる。絹のような柔肌に指が沈めば、しかめっ面で寝返りをうつ）&br;…それにしても、大きくなったよねー。この間までお腹がすいたらおっぱいだったのに…今はちゃーんとスプーンでご飯食べてるんだよ？&br;凄いよねー…（我が子の成長を実感するようにくすりと笑い）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-16 (土) 00:23:08}; ---&COLOR(#008000){色々苦労もしたけど、思い返せば今日までもあっという間だったような気もするよなぁ……(思い返すように顎に手を当てて)&br;(ナフィの口からおっぱい、という言葉が出る事が未だ少し恥ずかしい気がして、だけれどそれが母親になるという事でもあるのかな、なんて感慨深げに)&br;本当になー…。その内自分で食べるようになって、いつか好き嫌いとかも言い出して……そんな時もきっとすぐに来るんだろうな&br;(ラッド自身は実母こそ居たものの、母の胸に抱かれて母乳で育ったわけではない。それは生まれ持っての病のせいで)&br;(だから、自分の子供がちゃんと育ってくれている事が無性に嬉しく、少しだけ。意識する事もないほど少しだけ、羨ましい気持ちがあった)}; -- &new{2012-06-16 (土) 00:39:39}; ---&color(goldenrod){それこそさ、今はそんなにだけどー…好き嫌いとかでそれぞれの個性も出るようになるんだろうねー…&br;（この先の子供達の成長を夢想すれば自然と笑みもこぼれるというものだ。夫と二人、顔を見合わせて笑うのだった）&br;あ、そだ！（ぽん、と手を打ち鳴らして）&br;あのねあのね、もう二人ともおっぱい飲まなくなっちゃったじゃない？でもね、私はお乳出るの&br;（ぐ、と学生時代に比べて幾分か大きくなった両の膨らみを腕で持ち上げて）&br;………ね、……飲んで、見る？（ほんのりと頬を染めて首を傾げて尋ねてみた）&br;…あの、そういうのは男のロマンだ！って町のおばちゃんたちが言ってて…}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-16 (土) 00:57:50}; ---&COLOR(#008000){(思わず「はい！？」と素っ頓狂な声を上げそうになるが、すぐ側で子供たちが眠っているのを思い出せばグっと堪えて)&br;……えっ、あー……、いや、その……(それでも同様は隠しきれず、上手く言葉を紡ぐことが出来ない)&br;(完全に素面でそんな事を言われれば戸惑うのも当たり前で、ここで頷いたらもう後戻りなど出来ないのではないかという気持ちと、ナフィの勇気……それは好奇心なのかも知れないけれど)&br;(それを蔑ろには出来ないという気持ち、そして自分の事情を知ってか知らずかの提案への嬉しさが綯い交ぜになって渦巻く)&br;ええ、っと…………(少し、というには些か長く考えこんで)……それじゃあ、その……(まず一度、ゆっくりと頷いて)&br;試してみよう…かな…………？(恥ずかしさだけで言えば、二人が結ばれた日よりも勝るかもしれない。頬の赤みは妻のそれよりも強く)&br;(だけれど、後戻りも、道を違えることもありえない二人なのだ。で、あれば 遠慮する理由など見つかるはずもなかった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-06-16 (土) 01:20:07}; ---&color(goldenrod){……わ、かった。ん、うん。ラッドが、そういうなら…うん&br;（夫の言葉に、自分に言い聞かせるように幾度も頷く。自分が「そうしたかった」のではなく、「夫に頼まれて」ということにしておきたい）&br;（夫には申し訳ないと思う。無論、自身の好奇心からというのも理由としては多分にあるのだが）&br;（それを認めてしまうのは流石に年頃の女性としては恥ずかし過ぎる。あくまで、「仕方なく」）&br;（そんな見え見えの予防線を張りつつも、夫の手を自らの双丘へと宛がって）&br;……にひひ。いっつもはアルとメグのものだったけどー。今は、ラッドの好きにしていいからね？&br;（何てことを囁き、肩紐に手を掛ける。その顔は紅潮しつつもはにかんだような笑顔）&br;（これでは先程の予防線など本当に意味がなくなってしまう。その意図も夫には丸わかりなのだろう）&br;（それでも。夫が自身の提案に対して乗ってくれたのは「女性」としての喜びを思い出させてくれた）&br;（ここ最近は「母として」の自分で居る時間が長かったからだろうか）&br;（自身以上に赤くなった顔で。恐らくは破裂しそうな程の胸の鼓動を隠して。それでも自分を想ってくれる夫が一層愛しいと思えた）&br;&br;（しゅるり、と音を立てて肩紐が解ければ、続いてぱさりと衣服が床へと落ちる）&br;（気づけば窓から差し込んでいた夕暮れの橙光は青白い月明かりへと変わっていて）&br;（幻想的な光に映し出されるそのシルエットは命を宿した女性であると傍目に分かる物）&br;（日常から、普通から少し道を外れた今宵の営みがどのよう物になるのか）&br;（想像して高鳴る胸を隠そうともせず、自身の影を夫へと重ねあわせるのだった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-06-16 (土) 01:46:21}; -&color(goldenrod){（砂漠を抜け、目的地にたどり着いたのは昼過ぎであった。その日の宿を見つけ、荷物を預けた二人は折角だからと観光することにしたのだ）&br;（異国情緒あふれる砂漠の街。建物の外観からして物珍しいし、街行く人々の恰好もまた興味をそそられるものだ）&br;（いつも通り、あれ何？これ何？と、様々なことに興味を示し、大はしゃぎしながら楽しく過ごしていた―）&br;おぉー……何か、凄いなこれ！お肉の塊が串に刺してあるけど…なんだろ、ケ、バブ…？？&br;（続いて目に留まったのは中東の名物であるケバブ。肉の塊を回転させ、そぎ落として食べるというのは聞いたことがなかった）&br;ね、ね、これどうやって食べるのかな？このままかぶりつくとか、そういうことじゃないよねぇ…？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-24 (木) 22:06:25}; --&COLOR(#008000){(本や映像でこそ見た事はあったが、現地独特の空気というのだろうか 自らの足で歩くというのはやはり新鮮さがあって)&br;(普段は妻の半歩後ろから見守っているラッドも、興味深げに砂漠の町の観光を堪能している)&br;(妻に袖を引かれて視線をやった先には、これも知識としてはあるが実際に見るのは初めての料理 ―否、現時点では肉塊だが)&br;あー…… これはさ、サンドイッチみたいにして食べるんだよ。ナイフで削ぐようにして切って、野菜と一緒に挟むの&br;(そう言えば、街について水分こそたっぷり補給したが、昼食はまだである。こんな肉塊を目にして、そそられない筈もなく)&br;……折角だし、食べようか？(きっと彼女も同じ気持ちで聞いてきたのだろう。屋台の主に声をかけ、2人分を注文する)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-24 (木) 22:25:43}; ---&color(goldenrod){へー、野菜と一緒に挟んで食べるのかー…おぉ、何か美味しそうだねー……ぁ。&br;（香ばしい肉の焼ける匂いと、ソースの良い匂いが空腹を刺激する。ラッドの提案に賛成するように、きゅるる、と可愛らしくお腹をならすのだった）&br;…にひひ、うん、食べよ食べよ！（店員が手際よく肉を削ぎ落とし、生地に挟んでいく様子を見つめて）&br;（直に二人分のケバブが手渡されれば、ラッドの方を見て）それじゃ、いただきますっ！…ん、むー…うん！おいしー！&br;お肉も美味しいけどソースが野菜に合うねこれ！これは手軽に食べられていいなー…}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-24 (木) 22:41:38}; ---&COLOR(#008000){(微笑ましい様子に思わず笑みが溢れる。学校から、故郷から遠く離れた異国の地でも、二人がいればそこが日常なんだと)&br;(食事の前に少しばかり安らかな気分になって。 ケバブを受け取り、同じように顔を向ければ)ん、いただきます(と大きめの一口)&br;……うん、美味いな！暑くても、辛めのソースで食べ飽きないし、むしろもう一つくらいいけそうな気が……(なんて言って、自分で訂正する)&br;…いや、ケバブだけでお腹いっぱいになったら勿体無いかな。まだ見て回る所いっぱいあるしさ(賑わう大通りに目をやれば、まだまだ沢山の店や屋台が目に入る)&br;食べながらゆーっくり見てくかぁ(空いた手をナフィの方へと差し出す。日陰にでも座ってまったりと過ごすのもいいが、食べ歩きデートも乙なものだろうと)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-24 (木) 23:04:20}; ---&color(goldenrod){（異国の地で名物料理に舌鼓を打てば顔も綻ぶ。砂漠での苦労などなんのそのだ）&br;（無意識のうちに、ラッドの手をしっかりと握り締め再び大通りを進む）&br;（威勢のいい声があちらこちらから聞こえてくる。色んなものを食べ、笑い、お腹も膨れて来た頃、一つの看板が目に留まった）&br;……え、とー。民族衣装…試着できます？？（ほぉ、と看板を読み上げて）&br;…ね、ね、此処入ってみない？私さ、こういうエスニックな地域の服って着てみたかったんだー！&br;（ぐいぐいとラッドの手を引っ張り、瞳を輝かせて顔を見上げる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-24 (木) 23:17:38}; ---&COLOR(#008000){……うん？(足を止め、彼女の瞳と看板とを交互に見る。そして、少しだけ間を空けて)&br;(ふぅ、と一息つく素振りを見せる。それには若干のわざとらしさがあり)…し、しょうがないなぁ！折角遠くまで来たんだし、記念に入ってみるかぁー&br;(「いいね、行ってみよう」と言うのは少し恥ずかしいのか、あくまで仕方がないと言いたげな様子で店へと足を運ぶ)&br;(期待からか、どうしても口調が演技っぽくなってしまっているのに本人は気付いているのだろうか)&br;(もっとも、彼女につられたのか隠し切れていないのか、楽しげな笑みを浮かべているのだけれど)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-24 (木) 23:36:02}; ---&color(goldenrod){（ラッドの少しわざとらしさの残る態度に思わず頬がほころんだ）&br;（そんな夫が可愛らしくて微笑ましかったから、というのもあるのだけれど）&br;（何よりも自分の衣装をまとった姿に期待してくれているのが嬉しくて、満面の笑顔で入店するのだった）&br;&br;おぉぉー…すごいすごい、どれ着ようかなぁ！ね、ね、どれがいい！？&br;（店内に並べられた衣装は多種多様な物。それこそ民衆が着るようなものから、踊り子が身に着ける露出面積の多いもの）&br;（果ては王族が身に着けるようなゴージャスなものまでよりどりみどりだ）}; -- &new{2012-05-24 (木) 23:58:37}; ---&COLOR(#008000){(ほぉ、と感心するように衣装達を眺めて。そのどれもが本や映像で見るようなもので)&br;うぅ〜む…… どれが似合うかなぁ……(と、顎に手を当てて視線を左から右へとゆっくり流していく)&br;(衣装の一つ一つを見ては、ナフィの姿を頭の中で重ねる。まずは順当に似合いそうな町娘の装いへと)&br;(そして、きっと互いに赤面してしまうような露出の多いダンサーの衣装に視線が移る)&br;(着てほしい、という気持ちは勿論ある。あるけれど、それ以上に自分以外に見せるのは何だか嫌な気がした。心中でかぶりを振って、目線は次の衣装へ)&br;(目に入るのは綺羅びやかに飾られた豪華な衣装。まるで物語のお姫様が身に付けるような、そんな風情だ)&br;(これはいいかも、と思ったがその隣には男物の絢爛な装束が並んでいて。 王族の衣装を選んだら、俺も対になるコレを着させられるんじゃないか)&br;(そう思うとどうにも恥ずかしくって。否、実際ナフィに「これにしよう？」と言われればきっと断らないのだけど、自分からは中々言い出せないのがラッドである)&br;(もう一巡、様々な考慮も含めて衣装を見渡した後 結局最初に見た町娘衣装を指さして)&br;…俺はこういうのが似合うと思うけど、ナフィは何か気に入ったのあった？&br;(決して妥協したわけではない。「似合う」という一点で言えば、飾り過ぎず派手過ぎないものがやはり収まりがいいのだ)&br;(勿論、他の考えもあるのだけれど それは「自分から勧めない」だけで「着てほしくない」ではない。きっと、どれを着たって可愛いに決まっている)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 00:29:23}; ---&color(goldenrod){んーっとねー…どれも着てみたい！っていうのが本音なんだけどね？&br;しいて言うならー…これ、かな？（といって指さしたのは王族風の華美な衣装）&br;えへへ、物語の中のお姫様みたいでさ！こーいう衣装は女の子の憧れだし！&br;（衣装を手に取り、身体に合わせてみて楽しそうに微笑み）あとさ、これ！ラッドと一緒に着て写真とかとりたい！&br;（と、ラッドの予想通り。並べてかけてあった男物の衣装を指さし、はにかみながら微笑むのだった）}; -- &new{2012-05-25 (金) 00:48:39}; ---&COLOR(#008000){(危惧していた事態が現実の物となったが、当然といえば当然、嫌な気分などは全く無い)&br;(自分から勧める事ができなかっただけで、こうなる事自体はむしろ好ましいくらいである。その証拠に、困ったような、楽しそうな笑みを浮かべて)&br;おッ、俺も着るの……？あー、いや 嫌なわけじゃないけどもー(同じように、服の上から合わせて鏡を覗いてみる)&br;(20をいくつか越えたが、在学中から既に年齢よりも若く見られる事に定評のあった自分だ。皇子の出で立ちにも然程の違和感は無く)&br;……ま、記念だしな。着るかー！(なんて、最終的には楽しげに試着室へと分かれて行く。それから幾らか時計の針が進んで)&br;&br;(シャッと試着室のカーテンが開き、緑髪の王子が出てくる。少し落ち着かない様子で)&br;……えーっと、こんな感じかな(おかしな所はないか、と肩や腰に視線をやりつつ、もう一つの試着室をちらりと見て)&br;(ナフィはどんなお姫様になっているのだろう。きっと、自分の想像しているよりもずっと可愛らしくて)&br;(また俺は言葉をうまく紡げ無くなってしまうんだろう。自嘲気味にそんな事を考えながら、待っていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 01:11:04}; ---&color(goldenrod){（やがて、隣の試着室のカーテンの隙間から、ひょこりと顔だけを覗かせて）&br;え、えーっとー。その、笑わないでね？その、思った以上に…ヒラヒラしててちょっと恥ずかしいなー……&br;（紅くなった顔でそう前置きをすれば、ゆっくりとカーテンが開かれる。そこに居たのは如何にも中東のお姫様といった出で立ちの少女）&br;（淡い緑の服に身を包み、透けそうな程の布を肩に巻き、首から下げた大きな赤い宝石のペンダントを揺らしながらラッドの前に立ち）&br;え、えっとー……どう、かな？（恥ずかしげにもじもじと身を捩れば、両腕と両足に着けた金のアクセサリーがこすれ合って音を立てる）&br;（胸と下半身を覆う緑の布地の間から覗く白い肌。所謂ヘソ出しルックである）&br;（少し露出度が高いながらも、全体的にゆとりのあるデザインであるためか、扇情的ではなくどこか柔らかな印象を与える服装だ）}; -- &new{2012-05-25 (金) 01:29:30}; ---&COLOR(#008000){(やっぱりだ)&br;(やっぱり衣装を身に纏った彼女は俺が思い描いていたよりも可愛いし、美しい)&br;(そんな彼女を前にすると俺はドキドキしてしまって、嬉しさと恥ずかしさで動けなくなるような感覚に陥る)&br;(それでも、感想を求められているのだから何とかして頭を働かせる。いつまでも見蕩れている訳にはいかないのだ)&br;…あー…っと、うん。綺麗だよ、凄く。(もっとスマートに言葉を出せればいいのだけれど、高鳴りがどうしても邪魔をする)&br;本当に、話の中のお姫様みたいでさ…… えっと、とにかく。似合ってるし、可愛いと思う(駄目だ、こういう時はどうしても洒落た事が言えない)&br;(だけれど、この心中が少しでも伝わればいいな、と。思った事は素直に吐き出した。瞳だけはしっかりと合わせて 否、顔に差す赤みも同様に)&br;&br;(そうこうしていると、カメラを構える店員がこちらに合図を送る)&br;(落ち着くためにふぅ、と一息ついて)……それじゃ、記念撮影といきましょうか ナフィ姫？&br;(漸く出せた照れ隠しの気取った台詞と共に、皇子は愛しの姫の手を取って)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 01:56:14}; ---&color(goldenrod){（言葉が少なくとも。ラッドがどう思っているかは顔と仕草を見れば何となくだけど分かる）&br;（こういう不器用な所もまた、たまらなく愛おしくて。先ほどまで恥ずかしさは何処へやら、思わず彼の腕にしがみ付いていたのだった）&br;&br;はい。エスコート、よろしくお願いしますね。王子様（芝居がかった口調で応え、二人並んでカメラの前へ）&br;（一枚目は澄ました顔で。二枚目はいつもと同じ、天真爛漫な笑顔で）&br;（一生の思い出に残る記念写真を撮り終えて、二人はそれぞれ更衣室へと入って行くのだった）}; -- &new{2012-05-25 (金) 02:09:25}; ---&COLOR(#008000){(やっぱり何処か気恥ずかしさはあったけれど、一度こういう流れに乗せてしまえば案外格好は付くもので)&br;(無事に記念撮影を終えて、いつもの服装に着替える。当然ながらジャケットは着ていないが)&br;(店員に衣装を返し、先程買った土産物の袋の中を覗いたりしながら妻が戻ってくるのを待っている)&br;(先ほどの王族衣装姿を思い返しているのか、どこか上機嫌な様子で すぐ近くであれば鼻歌の一つも聞こえるだろう)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 02:24:42}; ---&color(goldenrod){（ラッドが上機嫌で待っていると、不意に彼女が入って行った更衣室のカーテンが僅かばかり開く）&br;……ラッドラッド、ちょっとこっち来て？（隙間から手だけを出し、ちょいちょいと手招きをする）&br;（何だか楽しそうな、嬉しそうな。そんな声色だ）}; -- &new{2012-05-25 (金) 02:35:12}; ---&COLOR(#008000){(急に声をかけられれば「わ」と少しだけ驚いて、視線を遣る)&br;…うん？どうしたー？(ボタンやジッパーがうまく閉まらなくなったのだろうか？)&br;(否、それならもう少し困ったような調子で呼ぶはずだ。……だとすれば…………？)&br;(少しだけ嫌な ―当然、不快だという意味ではないが 予感をさせながらも、椅子から立ち上がって更衣室、そのカーテンの前へと)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 02:42:40}; ---&color(goldenrod){―えいっ！（ラッドがカーテンの前に立つや否や、手招きしていた手の平が突如ラッドの腕をつかんだ）&br;（そのまま有無を言わさぬ勢いで更衣室の中へと引きずり込んでしまった。咄嗟の出来事で物音は左程立たず、店員にも気づかれていない―）&br;&br;……にひひ。これ、どうかな…？着てみたんだけどさ、他の人に見せるの恥ずかしくて…ね？&br;（そう言った彼女の姿は先程のお姫様の衣装とも、普段着とも違う姿であった）&br;（ビキニにも似た最低限の下着を纏い、薄いヴェールのような布を肩から腕にかけて流し、指輪で固定している）&br;（胸を包む布地は双丘の中心部のみを包むもので、上と下、それぞれから押し付けられた膨らみが如実に見て取れる）&br;（下はと言えば角度のキツイ、かなりきわどい物。先ほどの衣装とは比べものにならない程の露出度だ）&br;&br;……さ、流石に。恥ずかしい……かな&br;（それでも、ラッドに見て欲しくてこんな手段を取ったのだ。彼の視線以外は何もない更衣室の中、羞恥で赤く染まった顔がラッドを見つめている）}; -- &new{2012-05-25 (金) 03:01:11}; ---&COLOR(#008000){ど、う……って……(目の遣り場に困る、とは正にこの事を言うのだろうか)&br;(しかし、それ以上に視線を逸らすことが出来ない。それは扇情的な、蠱惑的な彼女の姿のせいでも当然あるが)&br;(それと同じくらいに、彼女の気持ちがわかるからこそ視線を外せない)&br;(狭い更衣室の中、もしかしたら「ゴクリ」と唾を飲む音が聞こえたかもしれない。舐め回す風にならぬよう注意を払い、ナフィの全身に視線を遣る)&br;(生まれたままの姿を目にするよりも、それは数段と色香を放っているようで)&br;(ここが宿であれば。そう強く思う。勿論そういう意味でもあるが、感想の言葉を言うのも壁1枚どころか、カーテン1枚隔てた向こうに店員がいる状況では酷く恥ずかしいのだ)&br;(だから)&br;&br;(裸体に近い彼女の体を抱き寄せ、静かに そして長く口づける。)&br;(数秒か、はたまた数十秒か。外界と遮断されたような更衣室の中で 漸く唇が離れれば)&br;……ごめん。ここじゃ、これが限界だ……&br;(彼のこの昂ぶりは、今ここだけの事ではない)&br;(昼間、砂漠を渡る時に感じた胸の高鳴りが 扇情の効果を何倍にも強めている)&br;……外で、待ってるから&br;(どこか申し訳無さそうな、そして何かを堪えているような風で 更衣室を後にした)&br;(もしかすれば、彼の姿は滑稽に映ったのかも知れない。だけれど、好きで好きでどうしようもない気持ちが溢れてしまえば)&br;(奥手な青年ですらこうなってしまうものなのだ、きっと)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-25 (金) 03:28:59}; ---&color(goldenrod){ん……む、ちゅっ……は、ぁ…っ…ん、ぅ…&br;（互いに言葉も無く、長い長い口づけを交わした。いや、言葉など要らなかった。触れ合う唇から十分すぎる程に彼の想いが感じ取れたから）&br;（何も此処が宿屋なら、と思ったのはラッドだけではない。彼女だって、唇が離れた時に無意識に名残惜しいような、そんな気持ちになってしまっていた）&br;（男を誘惑し、虜にせんとする踊り子の衣装は十分過ぎる程にその効果を発揮してくれたのだった）&br;&br;…うん、ごめんね、突然変なことしちゃって……でもその、えと。嬉しかったよ&br;（更衣室を出るラッドに聞こえるか、聞こえないか。そんな声でそう囁いた）&br;（やっぱり。誘ったのが自分だとしても、そうして欲しかったとは言っても）&br;（現に愛する人が自分を見て、そういう感情を抱いてくれたというのは何だか嬉しくて、無性に愛おしくなるのだった）&br;&br;（ラッドが更衣室を出た後、一人その場にへたり込む）……はぁー…緊張したー。……にひひ、でも…大成功、かな？&br;（無言で唇を奪ってくれたラッドの表情を思い返し、頬が赤くなる）……いけない、早く出よっと！&br;（ぶんぶんと頭を振り、いそいそと着替えはじめる。何も、待たせているから早く出なければというだけではなく）&br;&br;（ただ、早く宿屋に帰りたいな。なんて。そんなことを思っていた）&br;（そんなことを考えているなんてラッドには絶対言えないけれど。彼も同じ気持だったらいいな、なんて思いながら着替えを終え、更衣室を出たのだった）&br;&br;（その後、元々観光に来た筈なのに何を見るでもなく。何か示し合わせたわけでもないのに二人はそのまま宿屋へ足を向けたという）}; -- &new{2012-05-25 (金) 03:45:44}; -&color(goldenrod){（ショーテル達と別れて数か月。二人の旅路はまだまだ続いていた）&br;（気の向くまま、興味の向くままに。何に縛られることなく続く旅路であったが、此処に来て今までで最大の壁にぶつかっていた）&br;……あ、っつぅーいー……何でこんな暑いの此処……何処を見てもぜーんぶ同じ景色だしー…ホントに進んでるのかなぁ&br;（ギラギラと地上の生き物全てを焼き尽くす勢いで照りつける太陽に体力を奪われる）&br;（始まりは何だったか暑さで朦朧とする頭では思い出せないが、二人は今砂漠のど真ん中に居た）&br;暑いしー、疲れたしー、喉乾いたしー……砂漠ってこんなに過酷だったんだねー…&br;（服越しに肌を焼く日差しに思わず舌を出して空を見上げる。嫌になるぐらいの青空の下、二人の旅は続いている―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 21:25:08}; --&COLOR(#008000){暫く真っ直ぐ行けば抜けられるって、書いてあったのにな……(吹き出す汗を拭う気力も無く、燦々と輝く太陽をちらりと見て)&br;せめて木の一本でも立っててくれれば……。 まるで拷問されてるみたいだ、歩きづらいし……&br;(空とは対照的に、いやらしいほど足を飲み込もうとする軟らかな砂に難儀しつつも着実に一歩ずつ進んでいく)&br;(からっとした暑さなのが不幸中の幸いで、流れる汗はすぐに乾いてくれた。それも、ここを抜けない限り止まってくれそうもないのだが)&br;(砂漠に足を踏み入れたワケは同様に思い出せないが、少なくとも今の自分なら確実に迂回するだろう)&br;(妻と二人で新たな景色を見ているというのに、口を開く体力すら徐々に奪われていく。もっとも、その景色も暫く変わっていないのだけれど)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-14 (月) 21:50:18}; ---&color(goldenrod){街出てからどれくらい経ったっけ…？もう、流石に…「暫く」ってレベルじゃないよねー…&br;（何時ものように笑顔を浮かべようとするも、その笑顔もどことなく元気が無い）&br;（砂漠に於いてはただ歩くだけでも相当の体力を消費する。幸いラッドからの魔力供給で倒れるとまでは行かないものの）&br;（行けども行けども変わらない景色に流石に心にも疲れがたまってきたようで）&br;どっか、休憩できるようなところないかなぁ…せめて日陰で落ち着きたいんだけどなぁ…&br;（辺りを見渡してみても、やはり視界一面に広がる砂漠の何処にもそれらしきものは見つからなくて）&br;うぎぎ……ラクダ代金、ケチるんじゃなかったねー……&br;（砂漠を横断するに辺り、近隣の街の住人がラクダを貸してやろうと申し出てくれたのだが）&br;（御財布事情やら、どうせだし歩いてみたい！とかいう砂漠を知っている者なら呆れてしまいそうな理由で辞退していたのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 21:58:08}; ---&COLOR(#008000){オアシスとか集落とか贅沢言わないから休みたいな……(足が重い。それ以上に精神的な疲労が大きい)&br;ちょっと砂漠舐めてたよなぁー……(最初に「歩きで！」と言い出したのはナフィだが、同調した自分にも同じだけの責がある)&br;(らくだに揺られて二人、優雅な旅とまでは行かなかったろうが、少なくともこんなにつらい思いはしなくて済んだはずだ)&br;元気なうちに引き返せればよかったんだけどー(振り向かない。結局戻らないのだし体力の無駄遣いになるのもそうだが、10分前にも20分前にも同じ事をした)&br;(結局360度砂だらけの世界を再確認して、無意味に疲れてしまうだけである。)&br;(せめて飲み水は多めに持ってきたのが幸いだった。と重みのあるリュックに意識を遣って)&br;(砂漠を知らない二人の飲むペースは早く、そのアドバンテージも意味を失おうとしているが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-14 (月) 22:16:34}; ---&color(goldenrod){こう日差しに晒されてるとホントにそのうち枯れちゃいそうだよー…もっとこう、楽しいかと思ってたんだけどなぁ……&br;（ラッドは「ちょっと」なめていた程度であったろう。が、彼女は「完全に」なめていたのである）&br;（ただ単純に馬鹿でかくて熱い砂場、程度にしか思っていなかったのだがそれを言うのは流石に憚られた）&br;うー……あついー。お水欲しい、けどー……我慢、我慢だ私…&br;（先程からちらちらと水の入ったラッドのリュックに視線をやるが、その都度ぶんぶんと首を振って耐えていた）&br;（つい半刻前に「少しだけ」と言って二人で飲んだばかりなのだ。此処で飲んでしまっては流石にまずい）&br;うー、くそぉ…何か気を紛らわす物…と言ってもサボテンしか、ないよねぇ……&br;（渋い顔で辺りにぽつぽつと生えているサボテンを見て）…ん、サボテン？ねぇラッド…サボテンって中に水があるんじゃなかったっけ？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 22:37:06}; ---&COLOR(#008000){(「楽しいものだと思っていた」それは自分も同じ事で 事実、砂漠に足を踏み入れて暫くは二人してはしゃいでいた)&br;(だけど、街が見えなくなる頃には走り回る元気も無くなっていって、更に同じだけの距離を進む頃にはすっかり今と同じテンションになっていた)&br;そろそろセーブしてかないとだなぁ…… もう半分以上飲んじゃったしさ(甘やかして水をあげたい気持ちに駆られるが)&br;(万一の場合には生命にも関わる水だ。大切にして行かなければならないだろう)&br;&br;(言われて、サボテンに視線を遣る。虫すら殆ど見かけない砂漠で、自分たち以外に見かける貴重な生命だ)……あー、確かそんな話だった気もするけど……&br;毒を持ってるのもある、って聞いたよ(麻薬のような幻覚作用を起こす種類もある、とも聞いている。迂闊に手を出すのは危険だろうと話す)&br;………でも、水かぁ……(しかし、いざとなれば例え毒があったとしても水分の摂取は避けられない)&br;(その時は自分が毒見をしよう。と心中で静かに決意した)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-14 (月) 23:01:10}; ---&color(goldenrod){…だよねぇ。街が見えないうちに無くなったりしたら洒落にならないもんねー……&br;（肩を落として、ふぅ、とため息をついてから顔を上げる）物語の中だと、こういう時にオアシスがあったりするんだろうけどなー…そう上手くは行かないよねぇ&br;（もし目の前にオアシスがあったのなら、それこそ物語の登場人物のように大喜びで駆け出して水浴びを始める自信がある）&br;（が、そんなものがある様子もなく。目の前には何処までも続く砂漠と、陽炎で揺らめく地平線があるだけ）&br;&br;毒とか、あるのかー…それじゃ簡単に手出すわけにもいかないよね…&br;（恨めしそうに点在するサボテンを見やる。何時だったか読んだ物語では、ナイフで傷をつければそこから水が沁みだす、とあったのだが）&br;……ホントにお水も無くなって、危なくなったらサボテン、かなー&br;（もしもそうなったら、自分が毒見をしようと。隣を歩く夫と全く同じことを考えながら砂に沈み込んで重たい足を前に進めていく）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 23:09:53}; ---&COLOR(#008000){……おっかしいなぁ。だったらそろそろオアシスの一つや二つあってもいいと思うんだけどー&br;(なんて冗談めかして言う。だだっ広い灼熱の砂地獄で滅入る気分を、少しでも楽に出来ればという気持ちで)&br;&br;最後の手段、だな……。うん。(覚悟を決めるように言って、棘だらけのサボテンに別れを告げて先へ進む)&br;(それからまた少し歩くが、全く代わり映えのしない景色が続く)&br;(空を見る。照りつける太陽はまだ頭上にあるが、砂漠に足を踏み入れた当初よりは幾らか傾いてきているように思えた)&br;…でもサボテンで水分が何とかなるって言っても、陽が落ちる前には何とか砂漠抜けないとな……&br;(砂漠の夜は驚く程寒い ラクダに乗っていない事実からもわかるだろうが、当然その準備はしてきていないのだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-14 (月) 23:43:46}; ---&color(goldenrod){…そだねー。凄い寒いんだっけ…流石に夜の備えなんてしてないもんね&br;（傾き始めた太陽を見て苦笑い。語調は重くはないものの、流石に深刻な問題であることは分かっている）&br;…よし！それじゃちゃっちゃと進んじゃおうか！きっとあと1時間もすればつくよ！&br;（重くなりがちな空気を振り払おうと、明るく言って重たい足を更に前へと進める）&br;（傾き始めたとは言ってもまだまだ日差しは強い。残った気力を振り絞り、半ばから元気で先へと進んでいくのだった））}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-14 (月) 23:54:21}; ---&COLOR(#008000){(「そうだな！着いたらいっぱい飲んで、食べて、たっぷり休もうな！」と同調して1時間に差し掛かるか、といった頃)&br;(行けどもゆけども砂ばかりの風景は変わらず、唯でさえ減りつつあった気力の底が見えてくるような気がして)&br;(「あの砂丘を越えたら緑が見えるかも」なんて前向きな言葉も最初は出ていたが、今ではすっかり柔らかい砂を踏みしめる音だけが聞こえている)&br;(その足取りもすっかり重く、遅くなって。止まってしまえばもう歩けないのではと思う程)&br;(口を開くと泣き言が飛び出しそうなのでグっと堪えて、ただ足を前に進めることに集中する。)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-15 (火) 00:40:17}; ---&color(goldenrod){（行けども行けども景色は変わらない。照りつける日差しに水分を。足を絡め取るような砂に体力を奪われていく）&br;（互いに交わす言葉も無くただ黙々と歩を進めるようになってからどれくらい経っただろうか。不意に、その足を止める）&br;…っは、ぁ……ご、め…ラッド。水…貰っても、いいかな…&br;（我慢の限界だった。口の中はカラカラで、言葉を発することすら困難な程だ）&br;（ともすれば舌が喉に張り付いて呼吸を阻害してしまいそうで。苦しそうな、申し訳なさそうな。そんな表情で告げた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-15 (火) 00:59:16}; ---&COLOR(#008000){(声のかかる前、歩みが止まった時点で合わせて止まり、振り返る)&br;…っ！そこまで我慢しなくたって、まだ水はあるのに……！(実際の所は潤沢というわけでは無く、それでも妻に罪悪感を抱かせないためにそう言いながら)&br;(急ぎ鞄から水筒を取り出し、カコンと小気味いい音で蓋が外れる)ほら、飲んで！&br;(辛そうな彼女の姿は見たくない。少しぐらい多めにあげたところで、自分が我慢をすれば良い事なのだ)&br;(当然、自分だって口は、喉は乾ききっている。それを悟らせないように努めて、水筒を差し出した)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-15 (火) 01:22:09}; ---&color(goldenrod){だ、って…まだ、先見えないし…ごめ、ん…ありがと&br;（夫の気遣うような言葉に申し訳なさそうに呟き、受け取った水筒を傾ける）&br;（少しばかり喉を潤して頭が働くようになれば、水筒の中に殆んど水が残っていないことに気づく）&br;（これ以上一人で飲むわけにはいかない。夫も自分同様に喉はカラカラの筈）&br;―……ん、むー。ん！（口内に水を含んだまま、夫の服の裾を引く）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-15 (火) 01:35:23}; ---&COLOR(#008000){いいっていいって、我慢して倒れでもしたら俺が背負わなきゃいけないんだし？&br;(なんて冗談めかして、水を飲む妻を背に 進行方向を眺めていた)&br;(町の人が言うにはそこまで広大な砂漠ではないとの事だが、後どれだけ進めばいいのだろうか)&br;(体力が限界に近付きつつあるし、水だってもう残り僅かだ。考えたくない事が頭を過ろうとし、無理やり仕舞い込む)&br;(こんな事ならサボテンを切ってくれば良かったかな、なんて。行く先には暫く見えそうもない。そんな事を思っていると、不意に引っ張られ)&br;……うん？もう水はいいの？(妻が話さないことに少し不思議がりながら、振りかえる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-15 (火) 01:49:12}; ---&color(goldenrod){（振り返った夫の首元に手を廻し、引き寄せると同時にぐっと背伸びをして顔を近づけて）&br;（そのまま強めに口づける。これだけなら何てことない、何時ものキスと同じだが―）&br;―ん、む、ちゅー……（器用に舌先でちろり、とラッドの唇を割り開き。出来た隙間から口に含んでいた水を少しずつ、流し込む）&br;（口に含んでしまった水だけれど、水をこれ以上消費せず、夫にも分け与えようと思うとこれしか思い浮かばなかった）&br;（ふつうならそんなこと、思いついても恥ずかしくて出来ないけれど。今は緊急時だから仕方ないだろうと、自分に言い聞かせ、頬を染めながらも水を全て送り込んで）&br;―っぷは！………にひひ、突然ごめんね？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-15 (火) 02:01:56}; ---&COLOR(#008000){(突然の、本当に突然のキスに目を見開くが、驚きはそれだけに留まらず)&br;(最初は何をするつもりなのかと不安になっていたが、口腔内に久方振りの水分を受け入れれば漸く得心がいって)&br;……む…ん……(当然ながらこんな事をされるのは初めての経験。納得こそしたが、今一つ落ち着かない様子で送り込まれる水を受け入れている)&br;(少しして妻が離れれば、漸く喉を鳴らして口内の水を飲み下した。ただの水だと言うのに、何故だか味がする様な気がして)&br;(口移して水をもらった事も、その感覚へ思いを馳せるのも頬を染めるには十分すぎるほどの出来事だった)&br;……あ、いや(このもじもじとする気持ちは覚えている。付き合い始めた頃の、あの感じだ)&br;(彼女の目を、笑顔を見るだけで顔が熱くなるこの感覚、決して近頃はときめかないなどという訳ではなく)&br;(愛ではなく、恋をしていた頃の自分を思い返したのだ。もう4年前になるだろうか、今ではもう思い出話となる程の記憶)&br;………その、ありがとう(結局、それを言うのが精一杯だった。確かに自分はずっと水を我慢するつもりではいたし)&br;(もしかしたら先に倒れていたかもしれない。それを見抜いたのか、単にやってみたかったからなのかは窺い知れないが)&br;(恋心を思い返させてくれたことも、気遣いを返してくれたのも嬉しくて。それならば「ありがとう」だと、そう思った)&br;それじゃ……、行こうか？きっと後少しだよ(どうしても言葉少なになってしまうけれど、手を差し出して)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-05-15 (火) 02:31:09}; ---&color(goldenrod){（初々しく赤面する夫に微笑ましさを覚え、満足げににんまりとほほ笑む）&br;にひひ…ラッドにもお水、分けてあげようと思ってさ！&br;（はにかみながら言葉少なになる夫がどうしようもなく可愛らしく思えてしまう）&br;（差し出された手を取り、そのまま腕にぎゅっと身体を摺り寄せて笑う）&br;うん！きっとあと少しだよね！まだ着かなくてもさ、きっと二人なら何とかなるよ！&br;（どんな困難だって、二人なら乗り越えられると。愛を誓い合った時に心から思っていたのだ）&br;（その気持ちが今強く想起され、不思議と力が湧いてくるような感覚だ）&br;（愛する人が隣に居て、何の不安があろうものか。握り締めた手の平から伝わる温もりがあれば、暑さも寒さもなんのそのだ）&br;（たったこれだけのことで此処までお互いに気力を取り戻せる）&br;（だったら、まだまだ大丈夫だと。そんな安心感に包まれながら、改めて歩を進める二人であった）&br;&br;（―結局、それから一時間も立たない内に目的地は見つかった）&br;（ほら、やっぱり大丈夫だった！と、心中で頷きぎゅ、とつないだ手に力を込めたとさ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-05-15 (火) 02:57:53}; -&color(goldenrod){（ラッドの実家での生活もひと段落ついた頃、二人はようやく旅に出た）&br;（最低限の荷物だけを持った諸国漫遊の気楽な旅。最初の目的地はと言えば―）&br;「スイの故郷が良い！お手紙届いたし、もー会いたくて会いたくて仕方が無いんだもん！」&br;（との要望でスイの故郷に決定した）&br;（出発してから数日後のある日。本日の宿に到着し、チェックインを済ませた）&br;わーい、ベッドだーっ！！（わー、と大はしゃぎで部屋のベッドに飛び込んで）&br;おぉ…結構フカフカ！良い宿だねここ！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-17 (火) 21:59:42}; --&color(#66CDAA){「…いつ、帰ってくるの？」};&COLOR(#008000){(いつナフィちゃんを連れて帰ってくるの？、本心はこんな所だろう))&br;「気が向いたら。大丈夫、毎週メールするよ」&br;(あんなに不満気な母の顔は初めて見た。まる一月は忘れらんないだろう、忘れたくとも。)&br;(スイに会いに行くのは未だ少し気乗りしない所もあるのだが、会いたくて仕方ないとまで言うのなら反対する理由にもならない)&br;(素っ気ないのは前提、最悪無視まで覚悟して旅の第一目的はスイの故郷になったのだった)&br;&br;(子供のように燥ぐナフィに苦笑しつつも、ベッドを押せば心地いい反発があり)おー……、確かにこりゃ良いな&br;飛空艇のベッドとも甲乙付けがたい感じだ！……今思えばアレどんだけ金かかってたんだろう……&br;(なんて思い出しながら、ベッドの縁に腰掛ける。あの時と違うのは、ここにいるのは自分達だけだという事と)&br;(行き先や道、その全てを決めるのも飛空艇ではなく自分達だという事だ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 22:13:33}; ---&color(goldenrod){確かにー。あれだけの飛空艇を貸し切るって相当の額だよね多分…どっからお金出てきたんだろうなぁ&br;（思い出してみても、あの飛空艇の豪華っぷりは凄まじかった。客室一つ一つは言わずもがな、内装の全てが高級感あふれるものだったし）&br;…はー…旅って疲れるけどさ、良いもんだねー？（早速ベッドに身体を沈み込ませながら天井を見上げて）&br;時間に追われるわけでもないし、途中で寄り道も出来るし…何するのも自分達の意思次第だもんねー}; -- &new{2012-04-17 (火) 22:25:34}; ---&COLOR(#008000){…依頼の報酬、途中で抜かれてたりして。や、あんだけ人いたら誰かのコネかもだけどー&br;&br;最初はちょっと不安もあったけど、案外何とかなるもんだなぁー…(両手を後ろに衝いて、ナフィの方を向く)&br;……実際、結構寄り道したもんな(と楽しげに苦笑する。彼女が興味を惹かれた物には片っ端から触れてみる、そんな数日だった。きっとこれからもそうなのだろうと考えると、また楽しくなってきて)&br;自由、自由ってこんなに良い物だったんだなぁ… 学校が窮屈だとか思ったこと無いのに、こんなに開放感があるとはー……&br;(それは裏を返せばそれは何物の手も借りられないという事。責任や危険が全て自分達に降り掛かってくるという事。 だけど、今はそれを忘れて自由への一歩を満喫したいと思った}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 22:41:25}; ---&color(goldenrod){にひひ、ご迷惑をおかけしましたー（寄り道の原因を作ったのは9割自分。ぺろ、と小さく舌を出して笑う）&br;うん、何よりラッドと一緒って言うのが大きいなー私。二人で一緒に色んな物見て、色んなものに驚いて…&br;…あとね、もう一つ嬉しい要素があるの！なーんだ？&br;（起き上がり、楽しそうに笑いながら問いかける。こうしてクイズ染みたことをするのも、これで何度目だろう？）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-17 (火) 22:50:43}; ---&COLOR(#008000){(二人でなら何処へだって行ける。ごくありふれた歌詞だが、今はまさにそんな気持ちだった)&br;(責任や危険だって、二人でなら難なく乗り越えられると、そう思っているから楽観視も出来る。それほどまでに晴れ晴れとした旅路で)&br;……んー？(通算での勝率は半々くらいか。こういう時は話の流れを思い返せば答えが眠っているはず。そう思って記憶をたどるが)&br;もう一つ、もう一つかぁ……(答えと思しき物はいくつか浮かんだが、この状況でピタリと来るものは中々無く。しばらく考えて)&br;(両手をひらひらさせつつ)……降参。今日の答えは何…？(こういう時は大抵とんでもない球が来る。少しだけ心中で身構えた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 23:00:20}; ---&color(goldenrod){（考え込むラッドの様子を笑顔で見守る。あててくれれば、心が通じ合った気がして嬉しい）&br;（当たらなくても、答えを聞いて照れてくれるラッドを見るのが楽しい。どちらにせよこういうクイズは彼女にとって楽しい時間であった）&br;にひひー、分かんないか！それじゃ正解ねー？（ちっち、と何処かの漫画で読んだように指先を顔の前で揺らして）&br;私たち、籍入れたじゃない？そんでー、二人旅でしょー？……こーいうの、新婚旅行って言うんだよね！&br;旦那様と二人で新婚旅行なんて、そりゃー嬉しい、ってこと！&br;（と、得意げに言う。ハネムーン、という程豪華な旅でもないが、それでも彼女にとってはよほどうれしい物らしい）&br;（旅に出てからというものの、ラッドの家に居た時の3倍はくっついて来るのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-17 (火) 23:09:18}; ---&COLOR(#008000){(全部の事に合点がいった。過剰というほどではないが、確かに在学中のデートよりもウキウキと楽しそうにしていた)&br;(人前だから恥ずかしい、と言っても嬉しげにするばかりで離してはくれなかった。その理由が今理解できた)&br;ぁー……、そういう事かぁ(気付けなかった恥ずかしさと、改めて意識する恥ずかしさがないまぜになったような顔を浮かべて、口元に手を当てる)&br;ずーっと一緒だったからあんまり実感無かったけど、俺達夫婦になったんだよな……(と、口に出す事でじわりと羞恥心が加速して)&br;(だけど、恥ずかしいばかりではなく同じぐらい嬉しかった。あの自分が新婚旅行をしているというのだ。５年も前には天地がひっくり返ってもありえないと思っていた)&br;(ボスンとベッドに寝転んで、反動で足が天井を向いて、それもベッドに沈んだ)新婚旅行…！新婚旅行かーー！(確認するように、２度)&br;そりゃ嬉しいよなあー… 俺も今すっごい嬉しいもん！(顔だけナフィの方を向き、喜色満面の笑みを浮かべる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 23:36:01}; ---&color(goldenrod){でしょ？新婚旅行なんて、夫婦にならなきゃ絶対にしないものだしさー&br;それをしてる、って思うとね、「この人と夫婦になったんだー」って実感出来て…何かこう、無償にぎゅーってしたくなっちゃうんだー&br;（嬉しげにそこまで話すと、自分のベッドからラッドのベッドへと飛び移り）&br;…ラッドも嬉しくなったんだったらー…ぎゅーって、していいよー？&br;（足を崩してベッドの上に座り、はい、とでも言いたげに両手を広げて微笑む）&br;（していいよ、とは言うが。要するに抱きしめて欲しいのだ）}; -- &new{2012-04-17 (火) 23:47:16}; ---&COLOR(#008000){(むくりと起きて座り直す。何か一声かけようとも思ったけれど、嬉しいというのは散々言ったことだし)&br;(今更何か言うのも余計な気がしたので)&br;(衣擦れの音をさせながら少し近寄り、強めに抱きしめた。)&br;(これだけ自分は嬉しいのだと、痛くない加減ギリギリの強さでそれを表す)&br;(出会ってからもう少しで３年になろうというのに、こういう時は先に感極まってしまう自分が少し恥ずかしい。)&br;(何か口走ればそこから決壊してしまいそうなので、ただただ抱きしめていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-17 (火) 23:59:32}; ---&color(goldenrod){（強く抱きしめられれば、それだけ彼の想いの強さが伝わってくるというもので）&br;（言葉は無くとも、蕩けるほどに熱い想いはしっかりと受け取って、自分からも彼の背中に腕を回す）&br;（暫くの間、頬を摺り寄せたり。力を籠めたり緩めたりして互いの温もりを感じ合っていたが直に離れて）&br;……んー（瞼を閉じ、顔を上げて何かを懇願するように口をつぐんだ）}; -- &new{2012-04-18 (水) 00:26:26}; ---&COLOR(#008000){(抱きしめるのも勿論だが、抱きしめられるという行為は心を隅々まで満たしてくれる)&br;(幼少時に母との触れ合いの無かったラッドには彼女の温もりが全てで、何度感じてもどれだけ触れ合っても求めてしまう魔力があった)&br;(母に対して肉親としての想いは当然あるけれど。自分の還る場所はここなんだと思わせてくれるのは彼女で、その感情の高まりは目尻に現れた)&br;(「間近で見られたりしたら恥ずかしいな」なんて心中でひとりごちて涙を拭う。自分を待つ彼女を確りと見て)&br;……ん…。(もう一度抱き寄せ、次は離さないと言わんばかりの長いキスを交わす)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-18 (水) 00:43:44}; ---&color(goldenrod){（長い長いキスは次第に熱を帯びていく。触れ合うだけのキスから、唇を食むようなキスに）&br;（そして舌先を這わせ、唇をこじ開ければ互いの舌を絡めて唾液を混じり合せる）&br;ん、ちゅ…む、ふ…ぁ…（終わることのないキスの応酬に身体が火照るのも時間の問題で）&br;……ラ、ッド……（気づけば、ベッドに押し倒されるような形になって）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-18 (水) 00:57:20}; ---&COLOR(#008000){はっ、ぁ…&size(8){ん};、むっ……(自分のものであると主張し合うかのように互いの口腔を滑らかに蹂躙していく)&br;(数え切れないほど繰り返した舌同士での交わり。それに伴う多少の息苦しさも昂るための刺激でしか無い)&br;(最早どちらの物とも取れぬ糸がつう、と引いて少し離れれば、そこにはまた自分を「待って」いる愛しい人の姿があって)&br;(紅く上気した頬、潤んだ目元、そして漏れるように呟かれる自分の名が、とてつもなく魅力的な言葉のように響いた)&br;…ナフィ………ッ(どう整えようとも荒くなる息を隠そうともせず、再び彼我の距離が限りなく０に近くなる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-18 (水) 01:19:05}; ---&color(goldenrod){（漏れる吐息と矯正が部屋に響く。夜が更けて尚明かりの消えぬ一室での情事）&br;（互いを貪るように求めあう二人の営みは、何時終わるともなく続いていく）&br;&br;（翌朝、宿屋の主人に「昨夜はお楽しみでしたね」と声を掛けられ二人揃って顔を赤くしたとかしないとか）}; -- &new{2012-04-18 (水) 01:32:20}; -&COLOR(#008000){(ラッドの故郷に滞在して一ヶ月、本当なら挨拶してすぐにでも何処かへ向けて出発する予定だったが)&br;(両親が(特に母が)ナフィを大変気に入って、週に一度はこう言うのだ)&br;&color(#66CDAA){「お母さんね、このままここで暮らせればいいなって思うのね。だって、だってナフィちゃん可愛いんだもの…… お母さんが結婚したいくらいなんだもの！」};&br;(そんな母を突き放して旅立つなんて出来ないし、父も父で&color(#191970){「早く孫を見せろ(旅行なんて、子供が大きくなってからでも出来るんじゃないか)」};なんて言う)&br;(急ぐ旅ではないし、ラッドとしても緩やかな新婚生活じみた今の環境は嫌いじゃない)&br;(それに、ナフィにとってはこの街も知的好奇心を惹かれるらしく、町並みを見せて回るだけでも大分時間を取られた)&br;(車を運転してみたい！と言われた時は流石に困ったが、練習してたら旅行できないぞ、という事で何とか納得してもらった)&br;(そんなこんなでだらだらと幸せな一月を過ごしていたある日の昼下がり、二人の部屋でのお話だ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 00:25:04}; --&color(goldenrod){ねーラッド、そういえばラッドは小さい頃からこんなに文明の発展した街に暮らしてたわけじゃない？&br;学園に入学してから色々と不便じゃなかったの？（と、のんびり部屋で午後のお茶を楽しんでいる時にふときいてみた）&br;ほら、移動手段と言えば車！みたいなところがあるしさー…向こうにはそんなものなかったっじゃん？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-16 (月) 00:42:11}; ---&COLOR(#008000){いやー…… また暗い話になるぞー？(苦笑いを浮かべ、カップを置く)&br;ほら、俺あんま外出れなかったじゃん。 だからあんまり車乗ったことないんだよねぇ…(学校はいるまでの14年間より、3年目の一時帰宅含めて入学以降のが多いかも、と笑って)&br;…ま、お陰で不便を感じなかったって言えばオチも付くかな、なんて。(ナフィの焼いたクッキーを摘まむ。形の良いのがナフィのもので、熊が失敗で鬼のようになっているのが母の焼いたものだ)&br;それに、学校の一部のやつは俺のトコよりよっぽどハイテクだったしな！むしろそっちにビックリしたよ(ミラージュの各種道具なんかは、ラッドの街の技術力から見ても魔法のようなものなのだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 00:52:34}; ---&color(goldenrod){あー…（成程、と合点が行った）あ、っと。何かごめん…（思慮不足だった。あまり聞かれたくない話だったかな、と肩を落とし）&br;あ、それは思った！ミラージュとか凄いよね…やっぱり色んなトコから人が集まるから自然とそうなっていくのかなぁ…&br;魔法にしろ機械にしろ、あの街より進んでる所ってなかなかないんじゃ…？？}; -- &new{2012-04-16 (月) 00:56:20}; ---&COLOR(#008000){いいっていいって！それに、これでまた一つ俺に関する知識が増えただろー？&br;(笑って話した通り、本人は何一つ気にしていない。笑顔のままナフィの頭をくしゃくしゃと撫でて)&br;別の世界から来た奴とか平気でいるからなー… 色んな意味でいい経験になったよ、あそこでの4年は……(ふぅ、と嬉しそうなため息一つ。)&br;(穏やかな幸せに包まれた今は文字通り満ち足りた日々だが、時々あの騒がしい毎日が懐かしくなる)&br;(卒業して改めて思う、何物にも代え難いものが直ぐ側に沢山あった事を)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 01:04:46}; ---&color(goldenrod){ん…にひひ、そう考えたらちょっと、嬉しいかも（頭を撫でられれば何時ものようにすり寄って）&br;他の街じゃ絶対出来ない経験だもんねー…養成校に入学してなかったら、今の私って絶対有り得ないもん&br;（知識の面でも勿論そうだが、何より彼と出会って無ければ今頃どうなっていたかもわからないし）&br;つくづく、運命って不思議だなー…お爺さんが養成校の事しったのも偶然だろうし、ラッドが同時期に入学したのも偶然だろうしー&br;（うーん、と運命の巡り会わせに感謝しつつ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-16 (月) 01:17:08}; ---&COLOR(#008000){その時点でかなり奇跡ってるけど、そっから先も…なぁ？&br;(大部屋が出来たことも、そこにアルバが刺客として送り込んだことも、前に進む勇気をファルがくれたことも)&br;(一人では太刀打ち出来なかった彼女の運命を、友の力を借りて救えたことも。そして、背中を押してくれたショーテルとの出会いも)&br;(その全てが見えない力によって仕組まれていたような 或いは用意されていた糸を自分達の力で手繰り寄せたような、そんな不思議な感覚は今もあった)&br;経験も勿論大事だけど…。出会い、ってホント不思議だよ 一分一秒、どこかでズレてたら今こうして一緒にいられないかも。って考えるとさ。&br;(軽くナフィを抱き寄せて)…ま、ここから先は何がどうズレたって離さないけど。(と照れ笑いを浮かべる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 01:28:50}; ---&color(goldenrod){…そだねー。何か、考えてみたら全部が全部奇跡みたいなもんだもんねー…（不思議だなー、と天井を見上げながら）&br;ん、…にひひ、ありがとラッド！私もね、何が何でも絶対離れないから。ずっとずーっと隣に居るんだから！&br;（抱き寄せられ、嬉しそうに笑ってラッドを見上げ）ね、ラッド。スイから手紙来てたの。ちゃんとね、性が「ルクス」になっててさー…にひひ、ちょっと嬉しい}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-16 (月) 01:42:56}; ---&COLOR(#008000){(こうして互いに誓い合うのは何度目だろうか。きっと、いつまでも言い続けるんだろうな。なんて心中で苦笑して)&br;スイから！結構早かったなぁ(卒業前月の事を思い返して、少しばかり気不味くなったが 話を聞いて)……えっ、誰かに籍入れたって話したっけ？&br;…予測されたとしたら、かなり恥ずかしい反面確かに嬉しいな！(そう、ラッドの故郷に来てから数日。一時的に済む準備が整い切らないうちに籍を入れたのだ)&br;(今この家に「アルテファクト」姓の者はいない)&br;(ラッドの父ランベルト、母であるルー、ラッド本人、そしてその妻ナフィテート。全員が「ルクス」の姓を名乗る家族だ)&br;……まだ卒業して半年も経ってないってのに、会いたくなってくるなぁ…(心中ではこの地に降ろしかけていた根が引っ込む気がして)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 02:01:47}; ---&color(goldenrod){にひひ、在学中に既に婚約はしてたからねー…やっぱりスイは私の親友だからね。すぐに籍入れるだろうって分かってたんじゃないかな？&br;（名実共に「家族」となったこと。それを大事な友人が予想していてくれたことが嬉しくて、笑顔が零れる）&br;…他の皆はどうしてるんだろ。ファル達はもう籍入れたのかなぁ（遠い異国の地に二人で旅立って行った友人達を思い返して）&br;ほんと、会いたくなってきちゃうなー……そうだ！今度あの街に帰ることがあったらさ、その時にちゃんとした式、挙げない？&br;どうせなら皆に祝福してもらいたいなーとも思うし！}; -- &new{2012-04-16 (月) 02:22:32}; ---&COLOR(#008000){ファル……、はどうかなぁ 今が一番大変な時期かも知れないし、フラウもなんかこう、勉強とかさせられたりで……&br;そういやノアは卒業前からマイアー姓名乗ってたよね。卒業してカイの国に行ったんだっけか、負けっ放しだしまたいつか手合わせしたいなぁ…！&br;&br;今度っていうとー、順当に行けば同窓会の時か！(少し考えて)……ちょっと恥ずかしいけど、いいかもな？&br;5年後か10年後かって話だと、その時はもう子供いそうだけど！(それも一緒に祝ってもらえばいいか！なんて楽しそうに笑うのだった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-16 (月) 02:33:27}; ---&color(goldenrod){考え始めるとさ、増々会いたくなっちゃうね？…そろそろ旅、出てもいいかもしれないなー&br;（この街も魅力的だし、ラッドの両親たちも優しいし。今の生活に不満があるわけではない）&br;（それでも、やっぱり皆に会いたい気持ちが強くなってきてしまうもので）&br;&br;ファルやフラウ、カイやノアなんかも式がまだなら一緒に挙げたりしてね？他にも―&br;&br;（思い出話にも、幸せな未来の話も尽きることは無い）&br;（あれもしたいこれもしたいと、二人で話し合いながら楽しい時間を過ごしたとか―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-16 (月) 02:48:05}; -&COLOR(#008000){(ナフィの実家から再び馬車で最寄り駅へ、更に長距離列車に乗って10日ほど。そこにラッドの故郷があった)&br;(養成校のあった街と技術レベルは大差無いが、馬車があるなどのムラは無く、しっかりと整備された道を車が行き交っている)&br;(学校の何倍もの高さの巨大建造物の壁には宣伝を映し出す巨大なスクリーン、そして規則的に移動する人の群れが特徴的だ)&br;(逸れないように確りと手を繋いで)全然変わらないなぁー……(2年ぶりの町並みを眺めて呟く。実家は駅から徒歩で十数分の場所にあるらしい)&br;(此方もまた歩きやすく均された歩道を進む。ふと、ラッドが振り返って)……なんて言うか、決めてある？(と、少しだけ意地悪そうな顔で聞いてきた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 01:42:25}; --&color(goldenrod){（初めて見る景色に圧倒されて、物珍しげに辺りをきょろきょろと見渡しながら道を行く）&br;（此処まで整備された街、いや都市を目にするのは初めての事で持ち前の好奇心を刺激されっぱなしである）&br;―ふぇ？（ラッドの言葉に返って来たのはこんな間抜けな返事であった）&br;あ、あぁ！え、えと。えーっと……はじめまして。ラッドさんと結婚を前提にお付き合いさせていただいております。ナフィテートと申します…とかかなぁ&br;（マリーから習った教養が此処で生きるとは思わなかった。社交界のレディそのままに優雅に振る舞う自信はある。だけれども）&br;…ん、と。でもやっぱり、ありのままの私の方がいいような気も、してるー。どっちがいいんだろう…？？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 01:57:53}; ---&COLOR(#008000){(興味を持つ一つ一つを簡単に説明してやりながら、実家がどんどん近づいて来る)&br;全部終わったらゆっくり説明してやるから！余所見してると人にぶつかるぞー？&br;(緊張で第一声をトチらないように缶ジュースを一本ずつ買った。そしてまた実家が近付いて)&br;んー……。いつも通りのナフィでいいと思うけどなー？元気で明るく素直でかわいくって料理がうまくて優しくって可愛い、って前紹介してるしさ！&br;(なんて笑いながら。実家の研究所が見えてきた。)―ん、アレが俺ん家ね(先進的なデザインをした大きな建物だ)&br;(遠くからでも一階部分に四角い出っ張りが見える、指差して)あそこが俺の部屋。14まで過ごした部屋。懐かしいなぁ…&br;あ、父さんはあんまりしゃべらないけど、別に怒ってるとかじゃないからー、むしろ怒ってるとよく喋るんだ…(緊張を解そうと家族の話をしつつ)&br;(また一歩一歩家が近付いて、そろそろ壁に刻まれた文字が読める頃だ '''「ルクス第一魔導科学研究所」''')&br;(―そうして、玄関が目前に。もう一度、ラッドが振り返って)…じゃ、行こうか？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 02:19:35}; ---&color(goldenrod){（ぶつかるぞー、と言われる傍から人にぶつかりそうになるのを４度程繰り返しながらゆっくりと歩を進め）&br;うー、ほめ過ぎだよー…可愛いって二回言ってるしー。何か凄いハードル上がってるような気がしてさー…あー、大丈夫かなー…&br;（服の皺をチェックしたり、髪のハネをチェックしてみたりと家が近づくにつれてそわそわと落ち着きがなくなって行く）&br;（と、ラッドの指さす先に彼の実家が見える。そして彼が幼少を過ごしたという部屋も）&br;…あそこが、ラッドの過ごした家…（感慨深げにその家を見る。彼がどんな幼少期を過ごしたかは知っている）&br;（決して手放しで幸せだったと言えるようなものではない。それでも、愛しい人の歴史が詰まっていると考えると何だか感慨深くて）&br;（そして、壁に刻まれた文字が目に入る。気づけばもうあと一歩で玄関だ）&br;……（一度、大きく深呼吸をして。心の準備は出来た。あとは、いつもの笑顔であいさつをすればいい）&br;うん。行こう、ラッド（ぎゅ、と傍らに立つ彼の手を強く握りしめて顔をあげる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 02:33:59}; ---&COLOR(#008000){(その表情を見て、心の揺らぎが消える。色々と話したのも自らの緊張を忘れるためで)&br;(手に伝わる力に、想いに答えるようにしっかりと頷いて、一歩)&br;(二年と半年ぶりに握るドアノブは、心の熱のせいか金属の冷たさを感じず、ガチャリという音と共に捻る)&br;(ゆっくりと扉が開き、そして―)&br;''ただいま！''&br;(今までで一番明るく、そして幸せに満ちた帰宅を知らせる言葉が響く)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 02:44:45}; ---&color(goldenrod){（元気な声と共に、新しい日常への扉が開いた。そこに何が待ち受けているのかは分からない）&br;（けれど、決して悪い物ではないだろうという確信はあった。握った手の平から伝わる温もりと）&br;（瞳を閉じれば確かに感じる、彼と自分を繋ぐ青い糸の脈動。この絆があれば、何も怖くなんてない）&br;（何かあったところで、それを二人で乗り越えて行けばいい。二人なら乗り越えられると信じられる）&br;&br;（４年前、新しい日々の扉を開けた時にはとにかく不安で一杯だった）&br;（それでも、運命の人と巡り合い、愛を育み、こうして今此処に居る）&br;（それならば、二人で扉を開けたらこの４年間の二倍の幸せが待っているに違いない）&br;&br;（多くの人と出会い、別れ、二人はここまで進んできた）&br;（彼らがこれから歩む旅路はまだまだ、終わりは見えそうにない―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 02:53:06}; ---&color(goldenrod){&br;&br;（此処で二人の愛の物語は一旦幕を下ろす）&br;（けれども、二人の日々はまだまだこれからも続いて行く）&br;（気まぐれにまた日常の物語がつづられることもあるだろう）&br;（その時まで、今は暫しのお別れだ―）&br;&br;''つづく''}; -- &new{2012-04-13 (金) 02:56:09}; -&color(goldenrod){（それから丸々一日後。５回程電車を乗り継いで、更にそこから馬車で２時間程行ったところに彼女が住んでいた森はあった）&br;（うっそうと茂る木々を慣れた様子で歩いて行けば、不意に梢で覆われていた視界が晴れる）&br;（深い森の中、ぽっかりとそこだけ切り取られたかのように開けた空間があった）&br;（荒れ放題の畑が広がる向こうに、古ぼけたログハウスが一件。ぽつんと立っていて）&br;…着いたよラッド。此処が私の家。……さて、まずはやることやっちゃわなきゃ。ラッド、手伝ってもらってもいいかな…？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 00:36:34}; --&COLOR(#008000){(ここが学校に来るまでの彼女の世界だったのだと、一歩一歩踏みしめながら着いて行く)&br;(漸く辿り着いたそこは自分の生活スペースよりも格段に自由な場所であったが、何故だか寂しい気がした)&br;(ここで過ごしていた頃の彼女に少しだけ思いを馳せて)&br;(ギュン、と光剣がシャベルの刃を吐き出す)…勿論。挨拶はその後、ゆっくりとな。}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 00:47:42}; ---&color(goldenrod){…うん、ありがとう（苦笑いにも似た表情を浮かべて、家へ向けて歩き出した）&br;……ただいま、お爺さん（窓際にあるベッドに横たわる白骨化した遺体。窓から差し込む陽光に照らされて、老人はただそこに眠っていた）&br;&br;（二人で穴を掘り、老人の遺体をそこに埋葬して土をかける）&br;（その間、一言も喋ることは無かった。ただ、苦々しいような。懐かしむような。悲しいような）&br;（そんな複雑の表情のまま、埋葬を終わらせて）―っふう…。&br;（小さく息を吐くと、手を合わせて瞳を閉じる）……改めて、ただいま。おじいさん&br;遅くなっちゃって、ごめんね…？でもね、私…ちゃんとお爺さんに言われたように、立派なレディになれたんだ&br;…旦那様だって出来ちゃったんだから。これから、一緒に歩いてくれるんだって&br;（言って、ラッドの方を見る）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 00:55:00}; ---&COLOR(#008000){(そのどれもが表出させるに足らないような、色んな感情が入り混じった形容しがたい表情を浮かべ)&br;(傍らの恋人が挨拶を終えるまでじっと老人の墓を見ていた。そして視線を受ければ、頷いて瞳を閉じて手を合わせ)&br;…はじめまして、お義父さん。俺はラッド・ルクスといいます(血は繋がっていなくとも、其の人は間違いなくナフィの父で)&br;今日は挨拶と、約束に来ました。(と言って、すぅと息を吸い、目を開いた。それはいつか見せた真剣な顔で)&br;''ナフィは俺が、必ず幸せにします。一緒に、幸せになります。''(静かな森に、ハッキリと響くように)&br;…一方的な約束で、すみません(付け加えると再び眼を閉じ、深く頭を下げて、そのまま)&br;ナフィを育ててくれて、学校へと送り出してくれて、ありがとうございました！……後は俺に任せて、ゆっくりと休んで下さい&br;(そして、頭を上げてナフィの方を向き)…これで、よかったかな(少し、はにかんで)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 01:20:14}; ---&color(goldenrod){（ラッドが語る言葉を黙って聞く。真摯な言葉は、老人に届いているだろうか）&br;（きっと、届いている筈。自分のことを考えて此処まで育てて、学校に送り出してくれたような人だ）&br;（老人の代わりに自分の隣に居てくれると誓った彼の言葉が、届いていない筈はないと。そう思って薄く微笑んで）&br;…うん、大丈夫だよ。きっと、笑って見ててくれてる筈だから&br;ありがとう、お爺さん。私を育ててくれて…。ありがとう、学校に送り出してくれて。…お爺さんと過ごした日々はとてもとても幸せでした&br;（記憶の中にある、暖かな日々を思い返して墓前に告げる。あの日々は、今でも自分の中の礎となっている）&br;…私、もっともっと幸せになるね。お爺さんが安心して眠れるぐらい、平和で、暖かな日々を過ごすから……だから、お休みなさい&br;（これからの日々を思い描いて、墓前に告げる。きっと、この言葉は真実になる）&br;（だから、涙は無かった。最後の別れは輝く笑顔で）&br;…ん、ありがとラッド。…それじゃ、行こうか？&br;&br;（幾度か家の方を振り返り、歩を進める。過去への挨拶はこれでおしまい）&br;（次は、未来のための第一歩だ―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 01:27:47}; -&color(goldenrod){（卒業式の後。身支度を済ませて男子大部屋の戸を叩く）&br;…ラッド、そろそろ時間だよー。準備、出来てる？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 23:52:44}; --&COLOR(#008000){(声が返るよりも早く戸が開いて)…ん。ちょうど今終わったトコ。&br;父さんと母さんに連絡しといた。「恋人の実家に挨拶してから帰ります」って(パクン、と小気味いい音で携帯魔導端末を閉じる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 23:56:42}; ---&color(goldenrod){…ん、そっか。それじゃまずは私の故郷だねー…ここからだと電車で丸一日ぐらいかな&br;（大きなケースを転がしながら廊下を二人並んで歩く）…此処とも、今日でお別れかー…寂しくなるなー&br;（学生寮を出るまでも、学生寮を出て校門に向かう道も全てが思い出深くてついつい口数少なくなって）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 00:07:17}; ---&COLOR(#008000){(ガラガラ、というキャスターの音が耳に残る。ラッドも同様に口数は少なく)&br;…そこかしこに思い出あるよなー ほら、あそこの木とか―(と指差して、言うのをやめる。口に出せば引きずられるような気がして)&br;(校門が迫る)……あそこで終わり、なんだな。俺達の学校生活(初めて潜った時とは、ベクトルの違う足取りの重さを感じる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-13 (金) 00:14:11}; ---&color(goldenrod){…そだね。あそこが、私たちの学校生活のゴールライン（足を止め、校門の向こうに広がる道をじっと見て）&br;…４年間、お疲れ様だねラッド（隣を歩くラッドを見上げて笑顔を向ける）&br;そんで…私たちのスタートラインでもあるんだよね。これからも、よろしくね？&br;（涙は無い。卒業式で思う存分泣いて、流せる涙は全部流して来たから）&br;（だから新しいスタートは笑顔で迎えよう。しっかりと手を繋ぎ新しい人生の第一歩を二人揃って踏み出した―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-13 (金) 00:30:09}; -&color(goldenrod){（ラッドの帰還から数日たったある日の事。傷も癒えたとのことで二人に日常が戻ってきた）&br;（卒業も近づく二月も終わりの放課後。何時ものように大部屋のベッドでのんびり）&br;ねーラッドー…旅に出るに当って何か準備するものとかあるのかなー…？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 00:45:27}; --&COLOR(#008000){(留守にした分を埋める様に一緒の時間を増やすつもりでいたが、元々空いた時間はずっと一緒にいたので以前と然程変わらない日々で)&br;……んー…？(急に話を振られた返事と、考え込むのを同時にする。)&br;旅って言っても、旅行みたいなモンだしなぁー……(と、いつもの癖のポーズを取って。実際、長い新婚旅行くらいのつもりでいたから特にこれと言って備えていたわけではなく)&br;…とりあえず、何かしら思い出残せる物とか？カメラとかー、日記帳とかー …いや、そんなのどこでも買えるしな…(再び考えこむポーズに戻って)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 01:17:04}; ---&color(goldenrod){んー、旅行ってことは修学旅行と似た様な荷物でいいのかなー……大丈夫かなぁ&br;私、期限の無い旅って初めてだし何かこう、ドキドキしちゃってさー。大丈夫かなー…&br;（ごろり、と転がってラッドの隣へ。そのままぎゅ、と抱き着く）&br;（心なしか以前よりくっついている時間が増えた…ような気もするが元々似た様なものでもあったりする）&br;何かこう…サバイバルグッズ的な、そんなものは必要ないの？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 01:28:08}; ---&COLOR(#008000){それくらい気楽でいいと思うけどなー？歩いて次の国まで行こう！とかそういうのじゃないし！&br;(実際、付き合い始めてからの報酬・財宝はかなりの額を貯金に回していて)&br;(馬車どころか、二人乗りの小さな物であれば飛空艇すら買えてしまう程度の貯蓄はあった。勿論何割かは結婚資金等であるが)&br;雪山とか行くんならそういうのも要るかもだけどー… ま、必要になったらその都度買っていけばいいかなって(抱き着かれれば、受け入れるように頭を撫でてやり)&br;だーいじょうぶだって！卒業したら俺が24時間一緒にいてやるからさ、な？(学校の授業も、冒険者としての依頼も無い 一組の男女として歩み始めるのだから)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 01:42:15}; ---&color(goldenrod){んー…そんなら特に頑張った準備は必要ないのかー。…何かそれはそれで寂しいなぁ&br;（準備が必要ないということは、それ即ち部屋の私物を殆んど処分しなければならないということで）&br;…んー、ホントに？こないだみたいに一人にしちゃ嫌だからねー？（こないだ、というのは勿論ラッド未帰還騒ぎのことで）&br;…ん、そだ！それじゃこれを約束の印にしよう！（と、思いついたように懐から一枚の紙切れを取り出した）&br;（ラッド直筆の「なんでもする券」である）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 01:57:52}; ---&COLOR(#008000){……うん？(年季の入った紙を見て考える。その券は確か2枚だけ発行して、ナフィに渡した分はその日に使ったはず)&br;(……となれば、もう1枚の動きは掴めた。散々弄るだけ弄ってこういう使い方をするとは、フラウ恐るべし！)&br;いや、その使用は認めらんないな！ …その約束の印はもうあるし、さ(言って、腕輪に触れる。二人を繋ぐ蒼い糸が浮かんで)&br;…な？だから「なんでも券」は使う必要無し！もう作んないから大事に使えよなー！(と笑って。実際の所、ナフィに頼まれれば文字通り何だってやるのだが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 02:10:54}; ---&color(goldenrod){えー！何でもするって書いて…ぁ。……なるほど、ね（蒼い糸が浮かび上がれば納得したようで静かに頷く）&br;…うん、確かにこれがある限り、ずっとずっと一緒…だもんね。それに、こっちもあるし（言って、左手の薬指に嵌った指輪を嬉しそうに見つめて）&br;……んー。それじゃ何に使おうかなぁ…（と、ひらひらとチケットを透かしてみながら考えて）&br;―ん、ぁー……うん&br;（一瞬、何か思いついたような表情をするものの。すぐに俯いて何やらもじもじしはじめる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 02:18:07}; ---&COLOR(#008000){(様子が変わったのを感じ取れば、軽く下から覗き込むようにして)&br;…うーん？どうしたー？(考え自体には気付いていないのか、勘付いて敢えて知らないフリをしているのか定かではないが、心配するような口ぶりで)&br;遠慮しないで言っていいんだぞー、文字通りの「何でも」言う事聞く券だからなー？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 02:24:09}; ---&color(goldenrod){（その言葉に腹が決まったのか、ばっと顔を上げ、赤くなった顔でラッドの肩に手を置いて）&br;…い、今から！罰を受けてもらいます。その、私を…心配させた罰！（恥ずかしさをごまかすためか、声量が少し上がり気味）&br;い、今から言うプレゼントをー…黙って受け取ってもらうの。その、バレンタインだしー…&br;（上がった声量がみるみるうちに下がっていく。最後の方など口の中でもごもごしているだけにしか見えないかもしれない）&br;（両肩に手を乗せたまま、顔を下に向けて深呼吸。一回、二回。手を離し、顔を上げて―）&br;&br;……'''その、私が…プレゼントです。…私を、食べて欲しいな…'''&br;&br;（言った。言ってしまった。何処の本で読んだかは忘れたが、そんなセリフが何処かにあって。言ってみたいなーと思っていた台詞）&br;（羞恥から赤く染まった頬と心なしか潤んだ瞳。上目使いに、おずおずと）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 02:32:47}; ---&COLOR(#008000){(肩に手が置かれ、順番に言葉を聞いていく。鈍感な彼でも何やら尋常でない空気なのはわかって)&br;(瞳を逸らさずに深呼吸を待つ。何かを言う事はせず、出来ず。そして―)&br;&br;(一瞬だけ理解が追いつかず、瞬きを一つ、二つ。それから)……えっと。どういう言葉かちゃんとわかって言ってるって前提で、答えるよ&br;(今度はラッドの手が肩に。置く、というよりも軽く掴む風に)…喜んで、いただきます(そのままゆっくりとベッドに押し倒して)&br;(ラッドの体で影が出来、上気した顔が近付く)…えっと、最初に謝っとく。………ちょっと、乱暴になるかも。ごめん。&br;(そう言って、二人の距離が０になる。最中に誰かが帰ってきたら、なんて考える余裕も無いような情熱的なキスで)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-12 (木) 03:00:50}; ---&color(goldenrod){…うん。どうぞ…心行くまで、召し上がれ？&br;（押し倒されて、互いに火照った顔で。そんなことを呟いて）&br;…いいよ。その、あんなことあったし。ちょっとぐらい乱暴な方がいい&br;その方が…ラッドを感じていられると思うんだー&br;（ふさがれた唇が暫くの後に解放されれば、熱のこもった声で言った。普段の彼女からは大凡考えられないような言葉）&br;（しかしながら、嘘偽りのない本心であった。もっともっと近い所で、彼の存在を確かめて居たい。彼は傍に居てくれると言ったけれど）&br;（やっぱり少し不安だったから）&br;&br;（卒業を間近に控えた2月。互いの絆をもう一度確かめ合うように。深く深く繋がれるようにと）&br;（今までになくお互いを求めあったとか―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-12 (木) 03:13:58}; -&color(goldenrod){''六日目''&br;（今日もまた、校門の前で彼を待つ）&br;（日が昇り、空をのんびりと駆け抜けて山の向こうへ沈みかけた時分）&br;……ラッド……（ぽつり、とそう呟いた） -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 21:03:30}; --&COLOR(#008000){(その声が天に届いたのか、少し先の曲がり角から見慣れた影が飛び出す)&br;(続いて視界に入るのは緑色の頭、赤い目をした男。ナフィを見れば驚愕の表情を浮かべて)…ナフィ………？&br;(しかし、すぐには駆け寄って来ない。足に巻かれた、たっぷりと血の染みた包帯と、手に持つ杖を見ればその理由もわかるだろう)&br;(それでも、軽く右足を引きずって男が近付いてくる。一つでも言葉を発するより早く帰ろうと、地面を杖で突きながら)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 21:23:02}; ---&color(goldenrod){（満身創痍、と言った体で此方に向かってくる人影を目に収めた瞬間に彼だと分かった）&br;（言葉を発する余裕もなく、とにかく彼の元へと駆けよる）&br;〜〜〜〜〜っ！！！&br;（目から大粒の涙が零れるも、拭うこともせずただ彼の元へ。息が苦しくなって、口を開けた）&br;（空気を吸い込み、吐き出すと同時に、抑えきれない思いが一気に飛びだした）&br;''ラッドーーーーー！！''&br;（今にも倒れそうな彼の右肩を支え、傷口を見て）大丈夫！？すぐ、すぐに保健室―っ！！！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 21:34:42}; ---&COLOR(#008000){(名前を呼ばれれば、目元がじわりと熱くなる。ああ、帰って来られたんだと)&br;(それでも心配をかけたのは自分なのだから、感動の涙はグっと堪える。 走り寄ってきた彼女をはにかみ顔で迎えて)&br;…あー、ああ。傷自体は大したことないんだけど……(まず体の心配をしてくれる優しさにまた涙が出そうになりつつも)&br;…………その、心配かけて… ごめん。(保健室へ向かう前に、まずは伝えておかなければいけない。)&br;(寝食を忘れるほどの多大な心労を与えたであろうことは、様子を見れば何となしにわかる。)&br;(一言でどうにかなるとも思えないが、どうしても言わなければいけない事だとも思った)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 21:51:32}; ---&color(goldenrod){全然、全然大丈夫じゃないよ！こんなにっ、こんなに怪我して…っ！！&br;（包帯を汚す血の量からしても決して軽傷ではないことは分かる。引きずられる右足も、汚れた服もその全てが彼女にとっては一大事）&br;とにかく、まず治療を―（言って、校門に向けて歩き出そうとした所で彼の言葉が耳に届く）&br;（こんなになってまでも、自分のことを気遣った一言を言ってくれる彼の優しさにこみ上げてくるものがあった）&br;（再びこぼれそうになる涙をぐっとこらえて）……いいの。帰ってきてくれたから、それだけで…それだけでいいよ…！&br;（肩に於いた腕に力を籠め、何としても彼の支えになろうとして）…おかえり、ラッド…！！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 22:08:24}; ---&COLOR(#008000){(実の所出血量が少し多いだけで致命の傷なわけではない。流血自体も今は止まっていて)&br;(右足の動かないのもミイラの持つ麻痺毒でやられたから― なんて、そんな事は保健の先生に話せばいい。いらぬ心配を上乗せするだけだ)&br;…ただいま。ナフィ(笑顔でそう返した。今はただ、帰ってこられた事を喜ぼう。再び愛する人に会えた事を)&br;(彼女の細い腕が今はとても頼もしい。自分を迎え入れてくれ、そして支えてくれる。互いにそうありたいと誓い合った日を思い出す)&br;……すっかりバレンタインも過ぎちゃったなぁ…(なんて、冗談めいた口調で言いつつ支えられて校舎へと歩き出した)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 22:27:25}; ---&color(goldenrod){いいの、バレンタインのチョコなんていくらでも作ってあげるから…！ラッドが、帰ってきて、くれたから…！なんでも、なんでもしてあげる…！&br;（軽口を叩ける余裕がある程度には回復していることなど、今の彼女には思い至らぬことで）&br;（ただただ、最愛の人が五体満足で帰ってきてくれたことが嬉しくて。それだけでもう何もいらない）&br;（彼を責める気になんてなれず、帰ってきてくれたことへのお礼すらしたい気持ちだった）&br;う、っく、ぅー…良かった、よかったよぉー……（支え合いながら校舎への道を歩く）&br;（その顔はもう涙でぐしゃぐしゃになっていたけれど、それを気にする余裕も今の彼女にはなくて）&br;（山並みに沈む夕日の中、肩にかかる彼の重みを噛み締めながら一歩一歩進んでいくのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 22:41:42}; -&color(goldenrod){（何の変哲もない探検依頼。何時ものように帰ってくるものだと思っていた）&br;（皆と同じ時間に帰還して、何時ものように互いの部屋でのんびりだらだらしながら残り少ない養成校の生活を楽しむものだと思っていた）&br;……おっそいなぁ。何処か寄り道でもしてるのかなー…&br;（帰還予定時刻を2時間過ぎても彼は帰ってこなかった。手持無沙汰に大部屋の彼のベッドに座ってみたり）&br;（自室のベッドで彼を待ちがてら、渡すつもりだったバレンタインのチョコをチェックしてみたり）&br;……何処かに泊まってから帰ってくるのかなぁ&br;（気づけばもう月が真上の空に昇るような時間帯になっていて）&br;……大丈夫、かなー…連絡の一つぐらいくれたっていいのに…&br;（窓の外に見える学生寮の入り口に目を向けてみても誰かが帰ってくる様子もなく）&br;&br;（結局、彼はその日帰って来なかった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:26:27}; --&color(goldenrod){''二日目''&br;（朝からずっと校門の前で彼を待つことにした。幸い今日は休日で授業も無い）&br;（帰ってきたら、彼の胸に飛び込んで思いっきり甘えたあと、ちょっと我儘を言って困らせてやろう）&br;無断で外泊なんて、私と言うものがありながらー…なんてねー&br;（何処かの本で読んだ恋愛小説の一節を思い返して小さく笑う）&br;（馬車の蹄の音が聞こえればその都度駆け寄ってはみたが、そのどれにも彼は乗っていなかった）&br;……おっかしいなぁ。何処に寄り道してるんだろー…？？&br;（夕陽が山の向こうに沈みかける時分、校門に寄りかかって首を傾げて呟く）&br;……大丈夫、だよね…？（嫌な想像が頭を過るが、すぐに首を振って考えないようにした）&br;…一緒だ、って言ったもんね。だから、大丈夫…ラッド、約束破るような人じゃないし&br;（きっと何かやむを得ない事情があって依頼先の街に留まっているだけなのだろう）&br;（あと1，2時間後には帰ってくる）&br;&br;（そんなことを、朝日が昇るまでずっと考えていた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:31:48}; ---&color(goldenrod){''三日目''&br;（朝目覚めるとベッドの中に居た。どうやら門の前で寝てしまっていたのを、ルームメイトが運んでくれたらしい）&br;（帰って来たラッドが自室まで運んでくれたんじゃ、と思って辺りを見回しても彼の姿は無くて）&br;（ルームメイトにそのことを教えられれば、申し訳ないのだけれど残念にも思った）&br;&br;……まだ、帰ってないの？&br;（目が覚めた時は既に昼過ぎ。身支度を済ませ、彼の部屋である男子大部屋を尋ねてみたが彼はまだ戻ってないらしかった）&br;（アイツのことだから心配いらないよ、だとか。ナフィちゃんを置いて居なくなったりするわけないやろ？だとか）&br;（何時ものように笑って慰めてくれる彼らの気遣いが有難くて、少し気が楽になった）&br;…ん、そうだよね！ラッドが私を置いて行っちゃうわけ…ないもんね&br;（努めて明るく振る舞って大部屋を後にする。それでも、門の前で彼を待っていれば嫌な気持ちも湧いてくるもので）&br;&br;……ラッド、私のこと、きらいに…なっちゃったのかなぁ。私が、要らなくなっちゃったの……？&br;…そんなこと、ないよね……ラッド…&br;（山の向こうに沈んでいく夕陽が目に痛かった。涙が出たのもきっとそのせいだろうと、そう言い聞かせながら彼を待つ）&br;&br;'''ナフィテートさん！ちょっと、此方へ…！'''&br;（隠れてしまった太陽の代わりに、月がその姿を見せた頃。学校の職員があわただしく此方へ駆けてきた）&br;（止まらない涙を隠そうと、袖の端で目じりを拭い立ち上がった）あ、はい！…え、えと。何でしょう…？&br;（呼び出されるようなことでもあっただろうか？特に身に覚えはない。首を傾げながら尋ねてみると）&br;（中年の女性職員はさも言いづらそうに苦々しい顔をする）&br;（そして自分の肩を掴み、「落ち着いて聞いてちょうだい」と前置きをして。意を決したように口を開く―）&br;&br;'''…先程、ラッド・ルクス君の死亡報告が届きました'''&br;&br;}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:43:07}; ---&color(goldenrod){（何を言っているんだろう。目の前の職員が言っていることが理解出来ない）&br;（何だかよく分からないことを切々と私に喋りかけているけれど）&br;（一体 何を言っているの……？？）&br;&br;'''「Missing in Action…戦闘中行方不明だそうよ。遺体こそ回収されてないそうだけど、それでも…生存者の証言から、生存は難しいだろうって…」'''&br;&br;（ぐしゃ、と胸の中で何か鈍い音がした。視界が、揺れる）&br;（かろうじて耳に届いたその言葉が、わずかに残っていた私の心の支えを粉々に打ち砕いてしまった）&br;（無意識のうちに頭から排除していた可能性。期間日に帰って来ないなら。考えられるのは一つだけなのに）&br;（それに思い至らなかったのは何故？答えは一つ。その事実を自分がきっと受け止められないから）&br;&br;（頭の中が真っ黒に塗りつぶされて何も考えられない）&br;（思考を塗りつぶした黒い絵の具は、やがて視界にも侵食してきて）&br;（視界が黒く染まると同時に、手足の感覚が無くなって）&br;&br;（私はその場で意識を失ってしまった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:51:21}; ---&color(goldenrod){''四日目''&br;（結局、そのままその日一日は意識を失ったままだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:53:00}; ---&color(goldenrod){（目が覚めたら、隣でラッドが笑っていた）&br;（思わず彼の胸に飛び込んで、思いっきり。思いっきり泣いた）&br;（どうして、とか。心配したんだから、とか）&br;（そんな言葉をぶつけたら、彼はごめんな、といって抱き返してくれた）&br;（彼の腕の中はいつものように暖かくて、優しくて。彼がそのままそっと口づけてくれた）&br;（それだけでもう全てが吹き飛んでしまう。言ってやろうと思っていたことも、全部が全部どうでもよくなって）&br;（やっぱり、帰ってきてくれたと。ただその幸せを噛み締めたくて、私も彼にキスのお返しをして）&br;&br;（そこで、本当に目が覚めた）&br;}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 20:57:41}; ---&color(goldenrod){''五日目''&br;（この日の事は良く覚えていない）&br;（周りの皆の優しい言葉とか、励ましの言葉は覚えてる）&br;（ぼうっとした頭でそんな言葉を聞き流して、一日中。日が沈んで朝日が昇るまでずーっと校門の前に居たことだけは、覚えてる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 21:00:40}; -&color(goldenrod){（男子大部屋から帰って来た後のこと。炬燵完備の女子大部屋でのんびり）&br;はー…コタツっていいなー。出たくなくなっちゃうなー…ラッドー、みかんたべるー？&br;（と、反対側に座るラッドにみかんを一つ差し出して）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 00:16:37}; --&COLOR(#008000){(炬燵に入ったままだらり、と寝転んでいたが呼びかけられればむくりと起きて)&br;…んー、食べる食べるー(受け取って、もそもそ剥き始める)暖房器具は色々見てきたけど、炬燵の魔力凄いなー……&br;(途中で手を止め、突っ伏すようにして)何かこう、なんもかんも放り出してぼけー……ってしたくなる、これはいけない……}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 00:22:36}; ---&color(goldenrod){ねー、これホント凄いよね炬燵…もうここから出たくない。此処が私の居場所だったんだー&br;これが寝正月、って奴なのかなー。あぁ、でもせっかくのお正月がこれって何か勿体ないよねぇ…&br;（何かすることないかなー、と考えて）…そうだ！あのねあのね、お正月にすることで分かんないことがあったの！…姫はじめ、ってなーに？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 00:30:11}; ---&COLOR(#008000){(突っ伏したまま、目だけをナフィへと向ける。正確に言えば目しか動かせなかったのだが)&br;(体勢を変えずに)……姫始めとはー、年が明けてから初めて「やわらかく炊いたお米」を食べることでー……&br;(恐らく大部屋でのからかい対策に覚えたのであろう知識をだらーっと話してから、がくりと腕に顔を埋めた)&br;&size(5){……………ええと、新年迎えてから最初に……その、することです…… え、Hをー……};(聞こえるか聞こえないか、程度の声で)&br;…誰に聞いたんだよう……(顔は埋めたまま、ちらりと見える頬は紅い)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 00:41:43}; ---&color(goldenrod){（ふんふん、と興味深げにラッドの話す対策用の知識に耳を傾け）&br;―へ…？（そのあとに続く隠れた意味合いを聞けば、暫しの間）&br;え、えぇぇぇっ！？そ、そそ、そういう意味だったの…！？&br;やだ、何か私また変なこと聞いちゃってー（うがー、と頭を抱えた。顔を真っ赤にして炬燵に入ったままごろごろ）していたが）&br;―………あ、あの。カップルはー……するもの、なのー？&br;（ふ、と動きを止めて。ラッドにとって大層答えにくいであろう新たな疑問を投げかける）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 00:46:14}; ---&COLOR(#008000){(「わ、わかんねーっ！！」とキッパリ言ってしまいたくはある、実際それぐらい恥ずかしい、が)&br;(姿勢は基本変わらず、顔だけをもぞりとナフィに向け)……わりと古い習慣らしいし、実際普通にそういう事してるかはわかんないんだけどー……&br;(半ば虐めじみた問いに「なぜ新年早々こんな話をしなければならないのか、お年玉少なかったか！？」等々頭を過りつつ)&br;…なんていうか、さ。俺達がー、その……する時って、気分的な…こう、アレじゃない。(極力、解るギリギリまでぼやかす。こんな事ストレートに言える筈がない)&br;……だからー…、えっと…、「新年だし、姫はじめするかー！」みたいなのは違うんじゃないかな、ってー……&br;(俺はどうして自分の見解を話しているのだろうか…… そんな疑問が渦巻く)………俺的にはそんな感じ、です(こうして口に出すことで、さらに赤みが増していった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 01:00:03}; ---&color(goldenrod){（ラッドの苦悩はナフィには届かない。ただ純粋に知りたいから聞いているだけであって）&br;（別に機嫌など微塵も悪くないしいつも通りなのだが気になってしまったのだから仕方が無いのだった）&br;う、うん……そっか、そっか。なるほどー……（釣られて顔を赤くして俯いて）&br;うぁ〜〜〜〜何でこんなこと聞いちゃったの私ー……（そのまま恥ずかしさの余り炬燵の中に潜り込んでしまった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 01:09:03}; ---&COLOR(#008000){…も、もしもーし？ナフィさーん……？(炬燵の天板をコンコン、と小突いて)&br;(何時もの事だし、気にしてないと言えば全く気にしてないのだけれど、それを言うのも何だか恥ずかしい気がする)&br;(その内暑くなって出てくるだろうし、その頃には多少気分も落ち着いてるだろう なんて事を思い、天板に右耳を当てて)&br;(剥きかけのまま中断されていた蜜柑に手を伸ばした)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 01:15:49}; ---&color(goldenrod){（熱気がこもる炬燵の中にラッドの声と天板を叩く音が響く）&br;（こちとら恥ずかしくて顔から火が出そうだというのに、何だか随分余裕そうで）&br;（挙句、蜜柑を食べる物音まで聞こえ始めて）&br;「むー……私はこんなに恥ずかしいのにー。…ラッドは、私とそーいうことするって考えても、何も思わないのかなー…」&br;（なんて考えが頭を過る。何だか無性に悔しい。悔しいので何かしら行動を起こすことにした）&br;（もぞもぞと炬燵の中を進み、そのままラッドの腹のあたりに顔を出して）&br;……むー（ぎゅ、と腰に抱き着いてアピールしてみる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 01:22:14}; ---&COLOR(#008000){(べりべり、と皮を剥しては中身を並べて それでも出てこないので一つをつまみ、口へと運び―)&br;(天板へぼとり、と落とした)……へっ？ なっ、な何でこっちから出てきた…？&br;(上体を起こして見れば、見慣れた頭が布団から生えている事に狼狽の色を表して)&br;(19歳、抑圧されて遅れに遅れた思春期真っ只中のラッドがあんな話をされて何も思わず、意識もしないはずがない)&br;…あっ、え、ええと。何か……？(しかし、それでもなるたけ平静を装って)&br;(「ああいう話」をして、しかも思い返してまで自らの意見を言ったのだから状況は緩やかながらも推して知るべし、といった感じで)&br;(それでも炬燵布団があれば悟られはしまい、と思っていた虚をつかれた動揺を悟られては最高に格好悪い、との判断だった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 01:44:26}; ---&color(goldenrod){何で、ってー。何か悔しいから抱き着いてやる。むー（膨れっ面で再度抱き着けば感触に違和感）&br;（何だろう、と一瞬考えて。理解して。顔を上げて。もう一度下を見て。顔を上げて）&br;………にひひー（頬を染め、はにかんだ様な、嬉しいような。そんな顔で笑みを溢して）&br;……ラッドのえっちー（ぽそり、と小さくつぶやいてもう一度抱き着く）&br;（遠慮なしに、力強く抱きしめる。それこそ押し付けるかのように）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 01:58:44}; ---&COLOR(#008000){う、ぐ……(羞恥と観念、その二つが混ざり合ったような表情を作る。そして笑みを浮かべる恋人を見て)&br;……し、しょうがないだろ。そんなの、意識するに決まってるじゃん…(やや瞳を逸らし気味に、炬燵に照らされたような赤い顔で呟く)&br;(勿論、真意としては"想いの確認"であるが、当然ながらそれだけではなく―)&br;&br;(そして、再び"当たる"感覚があれば意を決したとばかりに炬燵から引っ張りだす)&br;(時計をちら、と見て。一番早いスイの帰宅まで、まだ十二分に余裕はある。普段ならこんな事考えやしないのだが)&br;…最初はするつもり無かったんだけど(言い訳ではなく、本当の事で)&br;……しようか、姫はじめ(想いを我慢できなくなったのも、本当の事で)&br;(ここまで直接的に誘うのは初めてで、僅かに照れ笑いが混じってしまうが)&br;(未だ自分の腰辺りに抱きついたままの恋人に、正直な想いを告げた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-11 (水) 02:35:35}; ---&color(goldenrod){……にひひー。うん、しよっか&br;（炬燵の熱で火照ってしまったせいだろうか。何だか不思議といつもより恥ずかしくは無い）&br;（幾分か照れは残るものの、いつもより素直に頷くことが出来た）&br;…えーっと。…今年もよろしくお願いします？&br;（腰に回していた手を緩め、上半身を起こして軽くラッドに口づける）&br;（新年最初の幸せな時間。雪景色を映す窓ガラスに、時折火照った肌の色が映り込み）&br;（室内には、炬燵の音の他に時折甘い声が響く）&br;（図らずも始まった甘美な時間。炬燵を買ったことに少し感謝しながら、時は過ぎて行った）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-11 (水) 02:54:37}; -&color(goldenrod){（クリスマスの夜。空き教室へラッドを呼び出す手紙が届いた）&br;（差出人の名前もなく、ただそこへ指定の日時に来るように、とだけ書かれた謎の手紙だ）&br;（日が沈み、月明かりが聖夜を静かに照らし出す時間。空き教室に未だ灯りは無い―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 00:23:41}; --&COLOR(#008000){(人気どころか明かりも無い廊下に、ブーツの足音が響く)&br;(手紙をちら、と見て首を傾げ)……誰だろ。クソモジャ様の悪戯だったりしてな(なんて、独りごちてみたり)&br;(しばらく進めば、そこは目的の教室前。戸の覗き窓からは中の様子も伺えないようで)&br;…入るぞー？(と言うが早いか、ガラリと戸が開く)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 00:29:04}; ---&color(goldenrod){（扉があいた瞬間、耳をつんざく銃声にも似た破裂音。そして部屋の明かりが灯り―）&br;''メリークリスマース！！''&br;（そこに居たのは満面の笑顔でクラッカーを構えた少女であった。頭にサンタの帽子をかぶり、嬉しげに駆け寄ってくる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 00:35:27}; ---&COLOR(#008000){(「その音」はある程度予測していた。していたが、やはり呆気に取られてしまい)&br;(色とりどりの紙テープをかぶり、その容姿が極僅かながら親友に近づく。ファーレンス・エハードに)&br;……あっ、ああ！(駆けてくる間に状況を把握する、教室内に他の人間はいないようで)&br;…メリークリスマス、ナフィ(サンタ帽に触れ、ごく軽く左右に揺すってやる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 00:43:53}; ---&color(goldenrod){にひひー、サプライズパーティーってことで準備してたんだー。さ、入って入ってー！&br;（笑顔でラッドの手を引き、改めて教室内へと案内する）大部屋じゃ二人でお祝いってわけにもいかないでしょ？&br;だからこっちで二人だけでお祝いしようかなーって思って！料理もケーキもちゃーんと用意してあるんだからー&br;（机の上には子羊のオーブン焼きと手作りケーキがどーん、と配置されており、部屋の内装もクリスマスらしい飾り付けがされていて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 00:46:28}; ---&COLOR(#008000){…ホントにびっくりしたしな！お邪魔しまーっす(後ろ手に戸を締めながら、引かれるままに教室へ。紙テープも落として)&br;あー、うん。大部屋でやったら仁義とレッドがクルシミマスって感じになるもんなぁ…(と、目に入るのはクリスマス一色の室内)&br;(辺りを見回し、最後に料理へと目が行く)…これ全部、ナフィが？(疑問というよりは、確りとした準備への感謝の色が濃く)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 00:54:27}; ---&color(goldenrod){流石に大部屋で二人のクリスマスするわけにも行かないからねー…後で料理だけでも持って行ってあげようかな？&br;うん！学校生活最後のクリスマスだし、思いっきりやってみようと思って頑張ってみました！&br;にひひー、褒めてくれてもいいんだよー？（どやぁ、とでも言いたげな表情でラッドの顔を覗きこむ。要するに褒めて欲しいらしい}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 01:05:33}; ---&COLOR(#008000){喜ぶかな、悲しむかな、魂抜けるかな…。味的な意味では喜ぶんだろうけども……&br;…や、素直にビックリしたというか、何というか…(と、自慢気な顔が近付く。何か新しい事に挑戦し、成功する度に傍で見てきたその表情が)&br;(ふふっ、と笑って)よーしよし、すっごい良く出来てるぞー、飾り付けも、料理も！皆にも見せてやりたいくらいだ！(そして、その都度こうして一緒に喜んできた)&br;(軽いハグをしながら、帽子の上からぐしぐしと頭を撫でる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 01:19:05}; ---&color(goldenrod){んー……後でラッドが叩かれる流れになる、かな…？（何時ものような大騒ぎを想像して苦笑しつつ）&br;にひひー、こうやってラッドに褒められるなら頑張った甲斐があったね！嬉しいなー&br;（わしわしと撫でられれば嬉しげに目を細めながらラッドの胸に飛び込んで）&br;…そういえばさ、ラッドが告白してくれたのもクリスマスの夜だったよね？&br;（と、ふと思い出したように尋ねてみる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 01:26:42}; ---&COLOR(#008000){(ちょうど2年前、あの日の事を思い出せば顔から火が出るような気がして)&br;……あっ、うん。そう、だったなー……(どうにも恥ずかしいようで。外から見れば然程変わっているようにも思えないが、自分からすれば当時は青臭くて堪らないのだろう)&br;…サンタの格好、とかしてましたね……(思わず口調が変になる。恥ずかしさで爆発しないため、あれが当時としては精一杯だったのだが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 01:31:45}; ---&color(goldenrod){懐かしいなー…あの時サンタさんに貰ったマフラー、まだ使ってるよー（ほら、と椅子に掛けてあったマフラーを指さして）&br;それともう一つ！あの時貰ったものは大事に大事にとってあります！&br;何だと思うー？&br;（くすくすと楽しそうに笑いながら問うてみる。その頬は少し赤く。恥ずかしくも大切なプレゼントだ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 01:41:59}; ---&COLOR(#008000){…あっ(あれから格段に上達したわけでもないが、それでも今見れば悲しい出来のマフラーを見て。だけれど、恥ずかしさよりも嬉しさが上回る)&br;……まぁ、俺もだけど(と、ポケットから手袋の緑色をちらりと見せてはにかむ)&br;&br;(えっ、と声が出て。急いで記憶を手繰る)…えと、他に渡した物、何かあったっけ……？&br;(こういう記念事を忘れてはいけないと日頃から思っていたが、渡した「物」については何も思い当たらず)&br;(顎に手を当て考える癖が出る、それでも答えはでない)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 01:50:05}; ---&color(goldenrod){ぶぶー、時間切れ！ふふーん、正解はねー？&br;（と、ラッドの思考を遮り笑う。顔を近づけて瞳を見つめ）&br;…'''「恋する気持ち」'''でした（そっと、耳打ちするように囁いた。紅潮した頬を緩ませていつもの笑顔を浮かべ）&br;あの時教えてくれたでしょ？恋するってどういうことか。あそこから私はラッドを好きになって行ったの&br;だから、ね？サンタさんがくれた大切なプレゼント。ラッドに恋する気持ちは、いまもずーっと持ってるんだー&br;（と、正解を告げれば照れくさそうに笑って頬を掻いた。恥ずかしいけど、全部本当の事だ）&br;（思えばあの日から、自分は一人の人間として、ナフィテートとして本当に歩き始めたのだろう）&br;（だから今日は特別な日。緑の髪をしたサンタさんが、人形に本当に命を吹き込んでくれた、大事な大事な日―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 02:02:16}; ---&COLOR(#008000){(答えを聞き終え、同じ様に頬を染める。それでもその表情は嬉しそうで)&br;(生まれて初めて人を「好き」になって、ただそれを正直に伝えた。それしか方法を知らなくて。少年には勇気しか無かったから)&br;(そうして、次第に気持ちが互いに行き交うようになり、絆を生み、愛へと辿り着いた)&br;(愛を得て恋を忘れたつもりでも上書きしたつもりもないが、改めて言われれば当時の感情が蘇る)&br;……だったら、あの時頑張った甲斐もあったかな、なんて(言って、そっと触れるようなキスをした)&br;(あれから2年。あの時交わした言葉は全て果たされた。互いを知り合い、好きになってもらい、進む道を探し……、そして今は共に歩んでいる)&br;(思い返しただけでのた打ち回りそうな演出だって、今日だけは誇れるような気がした)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-10 (火) 02:35:40}; ---&color(goldenrod){（頬に触れる柔らかな感触に思わず笑みが毀れる。何度キスを交わしても、蕩けてしまいそうな程に甘くて、優しい感覚）&br;（恋を知るきっかけをくれたあの日、自分の胸の高鳴りが何故なのか分からなくて、それ以降ラッドが特別な人に見えたのをよく覚えている）&br;（その時の想いは決して間違ってはいなかった。こうして生涯を共にする誓いを立てた掛け替えのない人が、特別でなくてなんだというのか）&br;……にひひ、あの時ラッドが頑張ってくれたから。今こうして私は幸せになれてるんだよ？&br;ありがとね、ラッド（言って、背伸びをしてお返しに頬に口づけた）&br;（二人が今のこの場所へ向けての第一歩を刻んだ日のことを思い返し、愛する人が今こうして共にあることを感謝しつつ）&br;（その存在を確かめる用にぎゅっと強く抱きしめるのだった）&br;&br;さ、それじゃ改めてメリークリスマス！料理食べよ？ケーキもあるし、シャンパンも用意してるんだから！&br;（こうして聖夜は更けていく。灯りの落ちた校舎の中、一つだけ灯りの灯った空き教室）&br;（愛が灯す、二人の道を指し示す灯火は、教室の明かりが消えても。いや、これから先もずっと灯り続けることだろう―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-10 (火) 03:02:24}; -&COLOR(#008000){(そういう訳で戻ってきた飛空艇ホテルの一室、二人に割り当てられた個室)&br;(単純にカップルの数が多い事、成人している者も多数いるなどの理由で男女の相部屋が許されていた)&br;(相対する彼女はベッドに腰掛けてこちらを見ている。経験から解る、この視線は期待に満ち満ちたものだ)&br;(そしてベッド前に立ち尽くすラッドの手には先程の指輪のケース。仄かに指の間が汗ばむ)&br;……素面で、改めて。ってなると結構緊張するな、これ……。(ケースと恋人の目を交互に見て)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-09 (月) 00:59:02}; --&color(goldenrod){（正面に座るラッドの手には誓いの指輪が入ったケース。物語のお姫様みたいな経験をするなんて思ってもみなかった）&br;（口で交わした約束が、指輪を介することで現実の誓いとなる。それを思えば自然と胸も高鳴った）&br;…にひひ。私もちょっと緊張してる！………（じー、と輝く瞳でラッドを見つめる。「わくわく」という効果音が如何にも似合いそうな表情である）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-09 (月) 01:06:09}; ---&COLOR(#008000){(眼を閉じ、吸って、吐いて。今まで大事な局面では何度やったか知れない手法で心を落ち着ける)&br;(落ち着け俺！想いは昨日確かめているはずだ、後は渡すだけ。指輪を渡して、確かなものとするだけだ)&br;(云わば再確認、答えは出てるし、俺はそれを把握している。小さく息を吐いて、ブラウンのケースを差し出す)&br;(二人の間、少しナフィ寄りに位置するケースが開き)ナフィ……いや、ナフィテート。&br;''俺と、結婚してくれ。''(紅い瞳で確りと見つめて、それだけを言い切った)&br;(幸せにする、絶対に離さない、ずっと一緒だ。そんな誓いは今までに十分立ててきた。だから今は、この言葉だけでいい)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-09 (月) 01:18:57}; ---&color(goldenrod){（ストレートな言葉。先日も同様の言葉を受け止めた筈なのに、胸の中にこみ上げてくる想いは止められない）&br;（全身に電流が流れたような感覚。足の先から頭のてっぺんまでびりびりとした甘い痺れを享受して笑顔を溢す）&br;''……はい、喜んで''&br;（ゆっくりと。しかし確りと言い切った。差し出されたケースごと包み込むようにラッドの手を握る）&br;…幸せに、してね？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-09 (月) 01:30:07}; ---&COLOR(#008000){…勿論。一生かけて幸せにする。(そう言い切って、微笑む)&br;(４年前の自分からはとても想像できない。誰かと想いを通じ合わせるだけでなく、誰かと一生涯の誓いを立てるなんて)&br;(だけれど、それは確かに眼前にあって、そして"いる"。送り出してくれた両親へ改めて感謝すると共に、連れて帰ったらひっくり返って驚くだろうな、と心中で苦笑した)&br;&br;…えっと、じゃあ……付けてみて、ほしいな(緊張の糸が切れたのか、何時ものような口調で。視線には期待の色)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-09 (月) 01:45:30}; ---&color(goldenrod){（言葉は少なくとも、互いの胸中を満たす想いはきっと同じだと心から思えた）&br;（こんなにも満たされた気持ちになることなんて、きっとこの人と居る時以外にはないのだろうと思う）&br;（だからこそ目の前の婚約者が愛しくて、顔が熱くなる）&br;（数年前、ただ何も知らずに家を出ただけだった自分がこんなことになるだなんて誰が予想出来ただろうか）&br;（それでも、自分は今ここでこうして幸せを噛み締めている。こうなることに、神様の意思が働いているのなら、神様を信じてみても良いと思えた）&br;&br;…ん！分かった（口調の戻ったラッドに釣られたのか、此方も何時もの笑顔で指輪を手にして）&br;（そ、っと左手の薬指に通した。ただなんてことは無い、観光地のお土産の指輪だ）&br;（だというのに、こんなにも美しい。窓から差し込む月明かりをうけて静かに煌めく水晶の輝きに思わずため息）&br;…きれー……これでさ、私は…ラッドのものになっちゃったってことだよね？&br;…にひひー、何か嬉しいなー…&br;（月光に水晶を透かせるように手を上げて口元を綻ばせる）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-09 (月) 01:54:16}; ---&COLOR(#008000){(その輝きが実感を強め、また愛しい想いを強める。)&br;(そして思う、ここからが新たな始まりなのだと。何かが劇的に変わるだけではない。卒業する迄は毎日いつも通りに過ごすのだろう)&br;(だけれど、二人はこれから先を共に歩むことを誓い合った。それだけは確かな事として、彼女の左手に煌めいている)&br;(照れ笑いを浮かべて)そう言うなら俺だってナフィのものだし、それにさ……&br;これから先の人生だって、俺達二人のものになるんだよ。嬉しいのも悲しいのも、もちろん幸せなのも全部二人で一緒に……&br;(そう言って、不意打ち気味に頬に口付ける。どうにも言葉だけでは恥ずかしいような気がして)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-09 (月) 02:13:52}; ---&color(goldenrod){（不意に口づけられれば数瞬、瞬きして驚いた表情を浮かべるもののすぐに笑顔に戻り）&br;うん、ずーっと一緒。…改めてさ、よろしくね…旦那様？（くすり、と笑って芝居がかった動きでしずしずと膝を折る）&br;（特別な場所で、特別な日に、これからの日常を共に歩むと誓った二人）&br;（夜の帳は部屋に降りることはなく、いつまでも楽しげな笑い声が聞こえていたとか）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-09 (月) 02:23:24}; -&COLOR(#008000){(時折、ざわざわと世界樹の葉が夜風に揺れる。ここは頂上付近、展望台)&br;(辺りにはちらほら見知った顔の二人組もいるが、各々二人だけの世界に入っているようで)&br;結構、風強いなぁ…… 手離すなよー？(エスコートするように手を引いて、広めの舞台然とした展望台への階段を昇る)&br;(手摺を越えて眼下に広がる光景は壮観というか、通り越して少し恐ろしくすらあった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 00:20:35}; --&color(goldenrod){（夜風に吹かれながら展望台への道を二人して歩む。繋いだ手は離さないようにして）&br;うー、ちょっと寒いなー…（上着を羽織っていないためか、少し肌寒い。小さく震えながらも頂上へとたどり着き）&br;&br;わ、ぁ……（言葉を失う。視界を遮るものは何もない、正真正銘の360度の大パノラマだ）&br;（麓の町並みの柔らかな灯りが、まるで星々が地面で光っているよう。聞こえるのは風に揺られてざわめく世界樹の梢の葉の音だけ）&br;きれー……こんなの、生まれて初めてみたよー…（ぎゅ、と握った手に力を込めて目の前の光景にほう、とため息をついた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 00:29:19}; ---&COLOR(#008000){(それは幼い頃に部屋の窓から見ていた景色とは真逆の、どこまでもどこまでも見通せるような)&br;(世界が本当に全て繋がっていることを実感させてくれる眺めで)……俺も。コレだけで来てよかったって思えるよな……&br;(こんな光景、一人でだって感動したはずだ。それを将来を約束した、この景色の全てへ共に歩むことだって出来る人と一緒に見るのだから感動も一入で)&br;&br;(ビュウ、と一際冷たい風が通り過ぎれば)…ちょっと、手いい？(言って手を離し、脱ぎ去ったジャケットを被せてやる)&br;もう秋だし、高い所は寒いからなぁー。 ……ベンチ、座ろっか(もう一度、手を差し出して)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 00:47:24}; ---&color(goldenrod){ん…わ、と。にひひ、ありがとラッド（上着を羽織り、彼の気遣いに嬉しげに頬を綻ばせ）&br;ん、そだね。…あ、あそこ空いてる！（既に幾組かのカップルが坐っているベンチの中に、一つだけ空いているのを見つけてそちらへと手を引っ張りながら）&br;（二人並んでベンチに座り一息ついて）……ね、ちょっと恥ずかしいこと言ってもいいー？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 00:57:15}; ---&COLOR(#008000){(こんな事もあろうかと中には厚手の長袖シャツを着ていた。これで彼女の準備が万端であれば暑い思いをしていただろう)&br;(飲み物でも取りに行こうかな、と思っていた所に話しかけられて)…うん？いい、けど？&br;(わざわざ前置きをするのだから、きっと赤面するような事なんだろうと、少しだけ心中で身構えて答える)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 01:02:08}; ---&color(goldenrod){何かね、ラッドの匂いがしてすごい落ち着くねーこれ（羽織った上着の裾に頬を擦りつけてにひひ、と笑う）&br;そんでね、あとね。さっきまで迷子になってたからー…今すごい嬉しい。やっぱラッドの隣が一番落ち着くー&br;（幸せそうに笑い、身体を隣のラッドへと預ける）&br;（数時間迷宮で迷子になっていただけなのだが、こうして離れてみてやっぱり二人で居ないと駄目だなー、なんて改めて思ったのだった）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 01:07:29}; ---&COLOR(#008000){(縦に合わせた両手をマスクのように口元に当て、フゥと息を吐く。そのまま開いて、目元を覆い)&br;……恥ずかしいっていうか、嬉しいっていうかー……！…どっちかってーと、嬉しいけど(と照れ笑いを浮かべる)&br;ま、迷子て。…あー、根っこの迷宮か。一緒に行こうと思ってたんだけどなぁー……(こちらからも、寄り添うように肩を抱いて)&br;(バンジー試したら紐を切られて、隣をコードレスのミラージュが落ちて行ってブルってた話を苦笑交じりに話しつつ)&br;…俺も、隣にナフィが居てくれると落ち着く。理屈がどうとかじゃなくって、なんていうのかな…… 本能的に？(と笑って)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 01:17:40}; ---&color(goldenrod){ラッドは嬉しいかもしれないけどー…私は恥ずかしいの！だから恥ずかしい話ってことー（ぎゅ、と腕にしがみつくように）&br;…明日も少しは時間あるみたいだし、一緒に行くー？迷ったのは不安だったけど、水晶とか一杯あって綺麗だったんだー&br;（互いの楽しい思い出話に花を咲かせる。確かに別行動していた時も楽しかった。楽しかったけど、幸せなのは今この時だけだなー、なんて思って）&br;…これのおかげかな？（言って、腕にはめた魔力供給用の腕輪を見せる。夜の暗闇の中、魔力導線の仄かな青い光が灯り）&br;これつけるようになってからさ、今までよりもっとラッドに引っ付いて居たくなっちゃったんだー&br;何て言うんだろー…やっぱり、本能なのかなー。隣にラッドが居ないとなんかこー…そわそわするんだー}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 01:26:49}; ---&COLOR(#008000){(そっと腕輪に触れると、微かに光が強まって)……ある意味、血の繋がりよりも濃いからな(と微笑んで)&br;(じわりと輝きが広がる中)そういう物としての繋がりもあるけれど。……何より、これは二人でずっと平和に、穏やかに過ごせるって証だから&br;(自分は生涯続く戦いの道から、彼女は迫る死の恐怖から解放される。それは互いの平穏を互いに約束するような、何よりも尊い一つの線で)&br;…だから、何もおかしい事は無いし。むしろ自然な事だと俺は思うんだ。一緒にいて当たり前、そんな二人でいたいな、って&br;(言って、腕輪から離した手で包むように頭を撫でる。導線から僅かに漏れた魔力が蛍のように夜空に浮かんで消えた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 01:42:41}; ---&color(goldenrod){…運命の糸、だもんね。私とラッドだけの、大事な大事な絆（柔らかな光に照らされる中、静かに微笑んで）&br;一緒に居て、当たり前かー……にひひ、そこまで行ったらもう家族と何も変わらないねー？&br;…あ、今のってもしかしてそういう意味だったりとかー…する？&br;（灯りが消え、再び訪れた宵闇の中。少し赤くなった頬に相手は気づいているのだろうか？）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 01:52:40}; ---&COLOR(#008000){(自分の言葉の解釈を聞いて少し赤くなるが、それもある程度は暗闇が隠してくれた)&br;(僅かな間だが、闇に沈黙が重なる。辺りの恋人達も話をしているのだろうが、風の音ほども耳には入らない)&br;……うん。卒業してすぐか、落ち着いてからかは決めてないけど……、結婚してほしいと、思ってる。&br;(本当ならもっと後に言うはずであったが。幻想的な空気に中てられたのか 改めて得た実感に後押しされたのか)&br;(わずかに二人の間を開け、彼女の両腕をそっと掴んで向き合う。再び淡い光が沸き起こって)&br;今、答えを聞いても…いいかな(瞳の奥に二人の未来を見るかのように、しっかりと目を見て)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 02:10:54}; ---&color(goldenrod){（ラッドの言葉に、どくん、と胸が高鳴る。いつか言って欲しいと思っていた言葉）&br;（実際に口にされると此処まで嬉しいものだなんて思ってなかった。目じりにじわりと涙が滲む）&br;…答え、なんて。決まってるよ……（頬を伝う一筋の雫が、淡い蒼光に照らされて水晶のように煌めく）&br;…絶対、絶対…幸せになろうね。ずっと、一緒だもん…！（感極まってそのまま押し倒す勢いでラッドに抱き着いた）&br;（二人を繋ぐ絆は得た。それでも、明確に彼の口から生涯を共にすると誓って貰えたことが嬉しくて涙が止まらなかった）&br;（力強く抱きしめながら、時折嗚咽を漏らす）わた、しっ…ずっと、ほんとの、かぞくなんて…いなくて！だか、ら…ほんとに、ほんとに…}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 02:24:04}; ---&COLOR(#008000){(負けないくらいに強く、その心情の発露を、溜め込んでいた全てを受け止めるように抱きしめ)&br;…ああ。絶対、幸せな家族に…(感情の洪水は伝搬し、目頭が熱くなるが、それは飲み込んで。誓いを渡したのだから、答えを、感情を受けるのは自分なのだ)&br;……神様になんて誓わなくたって、ここで。俺がナフィに誓ってやる。どこまでも、いつまでも一緒にいるって。&br;血よりも濃い絆で結ばれた家族になるって、誓うから……(努めて冷静であろうと思っていたが、抑え切れず。紅い瞳がより赤く、熱い涙を溢れさせて)&br;(しかし、震える声で確かに告げた。自分達は夫婦になるのだと、生涯を捧げ愛しあう家族になるのだと)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-08 (日) 02:41:37}; ---&color(goldenrod){（互いの頬を濡らす雫は決して悲しみからではない。それでも、涙は止まらなかった）&br;（溢れ出る感情が、腕輪から漏れる光を強く、強くしていく。それはまるで神の祝福の吐息にも似て）&br;…ありがとう、ラッド……愛してるよ…&br;（溢れんばかりの光に包まれる中、誓いのキスをせがむかのように瞳を閉じる）&br;（光の中のシルエットが重なり合うまでに、そう時間はかからない）&br;（落ちて来そうな満天の星空の下、青く輝く絆の星が一つ、いつまでも輝いているのだった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-08 (日) 03:02:17}; -&color(goldenrod){……ねーラッドー。ちょっと気になったことがあるんだけどさ。聞いてもいいー？（ごろり、と本を読みながら寝返り）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 22:19:13}; --&COLOR(#008000){……んー？分かる範囲でならいいけどー？(卓上のコーヒーを一口)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 22:22:47}; ---&color(goldenrod){こないださー、海行った時に子供の話したじゃん？あの後ね、ふと思ったんだけどー…&br;''子供ってどうやって作るの？''子供の話をしたはいいけど、私そういえば知らないなーって思ってさ！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 22:28:45}; ---&COLOR(#008000){うんうん(と前置きを聞いて数秒後、''ゴフッ''という音と共にラッドの眼前で茶色がしぶいた)&br;(タオルで顔面を拭いつつ、ゆっくりと振り返って)……えっ？今、なんて？こども、って仰りました……？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 22:34:54}; ---&color(goldenrod){うわっ！？ラ、ラッド大丈夫！？（勢いよくコーヒー噴くラッドに驚きつつも、布巾を差し出して）&br;え、う、うん。そうだけどー…え？そんなに変なこと聞いたかな私…（首を傾げて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 22:43:17}; ---&COLOR(#008000){やー、変なこと、っていうかー……(顔に手を当て、ウウンと唸る)&br;何て言えばいいんだろうなぁ……(そのままの格好で人差し指が額を掻く。説明に使える単語がどれも恥ずかしい気がして)&br;(だけれど、ぼやかして話しても伝わらない類の事柄であるとも思った。)&br;(何より、キチンと話さなければいけない。自分にはその義務があるはずだ、と)&br;……うーん、子供が出来るような事はもうしてる、というかー……(キスより先の、互いの想いを確かめ合う行為がまさにそれなのだと、拙いながらも話す)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 22:53:47}; ---&color(goldenrod){（うんうんと頷きながらも話を聞いて。聞き終わった時には顔を真っ赤にして俯いてしまっていた）&br;そ、そうだったのかー……知らなかった。え、ってことは、私既にお腹の中に子供が…！？&br;（自分のお腹をさすってみたりとかして）…でもその割には何も変化ないなぁ…？？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 23:06:54}; ---&COLOR(#008000){あっ、いや！まだ子供は出来てない、はず！……多分、出来てないと思う(躊躇いがちにベッドサイドの収納を指す)&br;…ええと、ほら。あの中にさ、あるじゃない？(両手指で小さい四角を表し)……これくらいの、付けるヤツ&br;(聞く側が真っ赤なら、説明する側も当然真っ赤である。それでも疑問があるならば解消してやりたい、そう思って)&br;……アレを使うと、その。子供が出来ない、というか……&br;(しかし、あまりにも具体的な説明は避ける。知らない事とは言え、素面でしかも恋人相手に言えるようなことではない)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 23:13:59}; ---&color(goldenrod){（とんでもなく恥ずかしい話の筈なのだが、真剣に説明してくれるラッドに対してこちらも真剣。顔は赤いが）&br;う、うん…つまりその。なんだっけ…あの、伸びるやつ？あれ使えば、…えと、妊娠しないんだね&br;（恥ずかしい話だと分かってしまうと何だかこうして確認するのもとんでもなく恥ずかしい）&br;え、えと…それじゃさ。ラッドはー…まだ、子供欲しく、ない？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 23:18:26}; ---&COLOR(#008000){……そういう事、です(思わず敬語になるが、説明が終われば安堵した。しかし)&br;(されるだろうと思っていた事も、実際音として届けば心を揺さぶるもので)えー……っと。欲しいといえば、欲しい、けど。&br;…でも。卒業したらお互いの実家に行って、それから色んな所見てまわる旅するわけだし。 妊娠してたり赤ちゃん連れてたりはマズイかな、って…。&br;だから、こう……落ち着いてからなら。欲しい。俺達の子供。産んで欲しい。(何年後になるかわからない話だが、言い切ってみせた)&br;(ぼんやりとした説明や回答ばかりの中で、それはいやに目立っていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 23:31:08}; ---&color(goldenrod){あ…そっか。確かに、うん。…そうだね（旅をしながら子育て、というのは実際難しいだろうと頷き）&br;え、え、っとー……（自分で聞いたのに、ストレートな回答に思考が止まる。考えるまでもなく応えなんて決まっているのだが）&br;（それでも頭がゆだってしまいそうなぐらいに恥ずかしくて）……はい…。あ、あの！私も…。ラッドとの、子供……欲しい、しー…ってもー何言ってんだ私ーー！！&br;（たどたどしく返事をして、余りの恥ずかしさに布団を頭から被った）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 23:36:19}; ---&COLOR(#008000){(反応を見れば、自分がどれだけ恥ずかしい事を言ったのか漸く理解して赤くなり)&br;……あ、あのー…？ナフィさーん？(おずおずと、布団を上の方から捲ってみる。沈黙が一番恥ずかしい)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 23:50:04}; ---&color(goldenrod){は、恥ずかしいから！恥ずかしいから忘れてー！（布団のなかからもごもごとくぐもった声が聞こえた）&br;（数瞬の後、ぽこっと顔だけ布団から出して）で、でもー…。えと、本心だから。……やっぱ忘れちゃやだ&br;（布団の裾から手を伸ばし、ラッドの服を掴んで。恥ずかしいのは恥ずかしい）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 23:59:43}; ---&COLOR(#008000){(その可愛らしい様子に羞恥心は吹き飛んで。照れ笑いを浮かべると、掴む手を上から包むように握る)&br;……大丈夫だよ、忘れない。それに、もし忘れてもさ…… その時が来たら、絶対また言うから。&br;(逆の手で、布団の上からぽんぽんと頭を撫でてやる)だからさ、出ておいで？……それとも、俺が入ろうか？&br;(愛しいと思えば、こういうセリフもさらりと言えてしまう。必ず後で思い返して赤くなるのだが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-07 (土) 00:13:08}; ---&color(goldenrod){……またー。そうやってカッコいいこと言うし（ぎゅ、と握る手に力を込めて）&br;んー…じゃ、こっち来て？ちょっと暑いかもしれないけど。我慢してね？……私をドキドキさせた罰だー&br;（何てことを言いながら、布団を被ったままラッドの腰に抱き着いた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-07 (土) 00:19:58}; ---&COLOR(#008000){おっ、と……(急に抱き付かれれば、布団越しに背中に腕を回して)&br;(ふふ、と楽しげに笑って)…あんまり罰になってないぞー？(と言いつつ、軽く布団を引っ張ってみる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-07 (土) 00:34:15}; ---&color(goldenrod){むー、いいのー。私が満足するまでこーやって引っ付かれる刑なんだからー&br;（ぎゅー、と抱き着きながら頬を摺り寄せ、そのまま体重を預けてベッドに押し倒す形に）&br;（気づけばあおむけになったラッドに馬乗りになる恰好で）…ふふーん。これでもまだ罰じゃないって言えるー？&br;（どうだー、と得意げに顔を近づけて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-07 (土) 00:44:22}; ---&COLOR(#008000){うわっ…！(ぼすん、と倒れこむ。眼前にはどやぁ、と言いたげな恋人の顔があれば)&br;(空気に酔っているのか、尚も余裕は崩さず)……ご褒美、かな？(片手でナフィの首筋に触れ、ぐいっと上体を軽く起こして唇を奪って)&br;……こんな感じの(再び仰向けに戻って、微笑んだ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-07 (土) 00:56:01}; ---&color(goldenrod){んっ―（不意に唇を奪われれば、得意げな顔は何処へやら）&br;（微笑む恋人の顔をまともに見られない程に赤くなってしまった）も、もー……ばかー&br;（キス自体も勿論恥ずかしいのだが、それより何より恋人の手の上で転がされているような気がして恥ずかしかった）&br;……そんじゃ、もっともっとご褒美あげるもん。要らないって言ってもやめてなんかあげないからねー？&br;（馬乗りになったまま、お返しとばかりに上体を倒してラッドに口づける）&br;ん、ふっ…むー…（何度もついばむようなキスの雨を降らせる。布団に覆われてくぐもった吐息が二人の口元を湿らせて行き）&br;…にひひー、まだご褒美…いる？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-07 (土) 01:14:10}; ---&COLOR(#008000){(その雨も通り過ぎれば、すっかりお互いの顔に高揚の色が見て取れる)&br;(ふぅ、と熱を持った吐息をひとつ)……もらってばっかりじゃ悪いかな、って。(肩口に手をかけ、痛くないよう注意を払いつつも横に転がすように押す)&br;(4年間近接科・物理部で鍛えた膂力で以てすれば、体格差も手伝ってそのままそっくり上下が入れ替わった)&br;(外から見れば、布団の山が気持ち大きくなったように見えるだろう。誰かが見ている筈もないのだが)&br;……そういう訳で。いいかな？(いつかしたように、答えがわかっているからと言わんばかりに唇を求めて―)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-07 (土) 01:32:18}; ---&color(goldenrod){ぁっ―（不意に転がされてしまい、いつの間にか上下が入れ替わっていて。自分を見つめるその瞳にどうしようもなく胸が高鳴った）&br;…にひひ、此処で駄目、って言ったらー…ラッドどういう顔するかなー（何て、悪戯っぽく笑い）&br;…なんてね。……ラッド、大好き―&br;（水を差すような一言を言ってはみたものの。胸の高鳴りを此処で止めてしまうのはもったいなくて）&br;（首に手を廻し、ラッドを引き寄せるようにして抱きしめた）&br;&br;（残暑厳しい九月の初め。二人して汗かいて、一緒にシャワー浴びたりなんだりして過ごしたとか―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-07 (土) 01:45:12}; -&color(goldenrod){八月初頭。以前からの約束を果たすべく、二人で海水浴に出かけることにした。そうなった）&br;（二人で出かける初めての海。到着早々テンションうなぎ上りである）&br;うーーーーーみーーーーーー！！やーーーっほーーーー！（水平線の向けて叫ぶ。何か違う）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-05 (木) 21:50:15}; --&COLOR(#008000){いやー、結構人いるなぁ…… 夏真っ盛りだししゃーなしかな、うん&br;(授業を抜きにすれば海に遊びに行く事自体が初めてで、ちょっとした緊張感はあるが)&br;おいおい、海にヤッホーって言っても返ってこないぞー？(まるで女児のようにはしゃぐ恋人を見て、楽しげに苦笑い)&br;(水着は膝丈の地味目なもの、色は黒)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-05 (木) 22:00:14}; ---&color(goldenrod){あれ、違うの？綺麗な景色を見たら叫ぶ言葉だと思ってたー…（未だに間違った知識があることにしょんぼり）&br;（対する此方は上からパーカーを羽織っているので全体像はよく分からない。パーカーの裾から白い足が覗いているだけだ）&br;やー、去年は水着買ったのにちゃんと泳げなかったからね！遊ぶぞー！（うずうず）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-05 (木) 22:07:44}; ---&COLOR(#008000){海に向かって叫ぶの自体は間違ってないんだけどなー？ 何かこう、叫びたい言葉を叫ぶ！って方が近いかも。&br;(恥ずかしいから人多いとこで俺のことは叫ぶなよ！と付け足して)&br;泳ぎ疲れたらビニールボートもあるしなー、海の家で休んでもいいし！まずはたっぷり泳ぐかー！泳ぐかーー！&br;(準備運動の屈伸、体側をしつつ 泳ごうアピールをしてみる。実際水着姿は楽しみであり)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-05 (木) 22:13:49}; ---&color(goldenrod){叫びたい言葉を叫ぶ、かー……そうだなー……い、いや、やっぱやめとこっ！（言おうとしたが制止されたので赤くなって）&br;おー！泳ぐぞー…ってー、何してるの？およぐんじゃないの？&br;（泳ぐぞー、と言った割には体操しているラッドを見て首を傾げる。準備体操というものを知らない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-05 (木) 22:52:00}; ---&COLOR(#008000){……ま、そーいうのは夕方とか人減ってきてからなー？(あくまでそれ自体は止めない、照れ笑いで)&br;(手・足首の回旋をしながら)んー？ ああ、これは準備運動とか準備体操って言ってー ……何て言うんだろ&br;急に足がビキビキッ！って痛くなったりするじゃない？ 泳いでる時になったら溺れちゃうから、体を慣らしてるんだな、うん。&br;まー要するにー、怪我とかしないように準備、って事ー 陸で運動したりする時もするんだぞー(首の回旋と跳躍を同時にこなしつつ)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-05 (木) 22:58:12}; ---&color(goldenrod){ほー…つまりはやっとかないと割と危ないってことだね。よし、そんなら私もやるー！&br;（ラッドの隣で、見よう見まねで手足を動かして）&br;よーし！そんじゃ泳ぐぞー！（と、勢いよく砂浜に駆けだして）あ、あっつ！砂浜、あっつい！&br;（ぴょんぴょんと飛び跳ねながら波打ち際へ。パーカーはまだ着たままだ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-05 (木) 23:39:48}; ---&COLOR(#008000){(ふふん、と笑って)ま、実際溺れたら俺が助けてあげるんだけどな！(とは言うが、泳ぎはあまり得意ではない)&br;(ひと通り準備運動をこなし、跳ね回るナフィを見て苦笑い)ギリギリまでサンダル履いてればいいｎ(まで言って、足とサンダルの間に熱い砂粒が)&br;熱っ！何だこれ、あっつぅ！ ……俺、夏の砂浜を甘く見てたわ……(次からはちゃんと固定するタイプにしようと誓うラッドであった)&br;……ところでー、そのまま泳ぐんです？…もしかして恥ずかしいとかー？(ややからかい気味に聞いてみた}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-05 (木) 23:46:43}; ---&color(goldenrod){あは、それなら安心してはしゃげるね！頼りにしてるよ、ラッド！（振り返り、波打ち際で水を蹴りながら）&br;ほら、こっちまで来たらもう大丈夫だよー？ちょっとぬるいけど気持ちいいかも！&br;…（ラッドの指摘にぐ、と言葉を呑んで）…だ、だってさー。周り、スタイル良い人ばっかだし。何か、その…恥ずかしい…じゃん？&br;（視線を泳がせ、頬を少し赤くしながら拗ねたように）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 00:00:24}; ---&COLOR(#008000){(少し遅れてそろり、と足を海水につけ)……おっ、ホントだ。温水プールみたいだなぁ、これ！&br;んー…？(言われて辺りを見渡す。確かにその通りだ、健全な男子であれば目移りするような人ばかり。だけど)&br;(ふふっ、と笑って)大丈夫だよ、俺はナフィしか見てないから。…ナフィも俺だけに見せるつもりでさ、な？&br;(と言うより、他の男には見せたくない という気持ちもあったのだが。それは抑えて)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 00:19:15}; ---&color(goldenrod){うー……ばかー。そんなん言われたら見せるしかないじゃないさー（顔を赤くしながらパーカーに手を掛ける。ファスナーを下ろし、おずおずと脱ぎ）&br;…ど、どう？あの、やっぱその、恥ずかしいなこれ…！（身にまとうのは白地に花柄のビキニタイプの水着。胸元と腰にはフリルがあしらわれ、セクシーというよりは可愛らしい印象が強いもの）&br;（官能的なスタイル、というわけではないが、それでもこうして露出度が増えれば分かる女性らしいボディライン）&br;（控えめな胸とくびれたお腹を隠すように腕を前に持ってきて）…あ、あんまりまじまじと見ちゃ…駄目ー}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 00:28:49}; ---&COLOR(#008000){(ヤッター！と心の中でガッツポーズ、実際嬉しいが流石に子供っぽいので言わない)&br;どう？ってそりゃあ……(見る。上から下まで。薄明かりの下でなら幾度か見たその体つきも、夏の太陽の下、水着姿でとなればまた印象も変わって)&br;…素直に言っていい？(と言いながら歩み寄り、耳打ちする。近くで見ればわかるが、照れからか頬に赤みが差し)&br;…すっごく可愛い(続けて「綺麗だよ」、と本当に素直な感想を言うのだった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 00:48:18}; ---&color(goldenrod){（耳元でそんなことを囁かれれば顔を一層赤くして俯いた）&br;………ずるい。ラッドはいっつも私をそうやって…ばかー！（がー、恥ずかしさやら嬉しさやらない交ぜになった感情をぶつけてそのまま海へ走って行き）&br;こ、こーすれば恥ずかしくないし！見えないしー！（ばしゃ、と首まで海水に浸かって）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 00:57:26}; ---&COLOR(#008000){(本人としては喜ばせよう10からかい0の純粋な気持ちなのだが、それは加減が出来ないとも言える)&br;(少し困惑気味ながら、続いて海へと入っていく)んー？素直に褒めたつもりなんだけどなぁー(額のゴーグルが照りつける陽光でキラ、と光り)&br;ま、これがあれば見えるんだけどー……(言いつつ潜水。しかしそれは海用ではなかった！)&br;……(よく見えない。水中で首を捻る。残念、そう思いながら浮上するのだった)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 01:11:47}; ---&color(goldenrod){言ってくれるのはすごい、嬉しいけどー。嬉しいけどさー…（彼女もラッドの素直な気持ちには気づいているのだが、いきなりそんなことを言われてしまったので恥ずかしくなったようだ）&br;―うわわっ！（ゴーグルをつけて潜ったのを見て、慌てて手で身体を隠し）&br;ぐ、ぬー……こ、こうすれば見えないしー！（ラッドの元まで近寄り、水の中でぎゅっと身体にしがみついて）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 01:20:35}; ---&COLOR(#008000){(くっつかれれば、水温で一旦引いた照れの熱がぶり返す)&br;(日頃部屋で抱き合うのと違い、極めて薄着な上に水中とは言え人前。少年が茹で蛸のようになるには然程時間がかからなかった)&br;……あ、あの。ええと、その…(ぎこちない言葉が辿々しく出る)……ソッチの方が恥ずかしくないです、か？(羞恥のあまり口調もおかしくなって)&br;(夏の海とは言え、躰は水中であるはずなのに体温がグングン上がる錯覚に陥る。収まるまで潜っていたい、と思えるほどに)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 01:35:28}; ---&color(goldenrod){え、そうかなー…だってほら、皆くっついてるし。…こういうものなんじゃないのー？&br;（ぎゅ、とラッドの身体に足を絡ませてしがみついたまま辺りのカップルを指さす。おんぶされていたり、抱き合って泳いでいたりと様々だが皆一様に二人の距離は近い）&br;皆くっついてるし、多分こうしてても変じゃないと思うなー。…ほら、部屋でもいっつもくっついてるじゃない？同じ同じー&br;（以前よりは羞恥心やら人間らしい感情が身に付いたとは言っても、やはりどこかズレてはいるようだ）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 01:41:54}; ---&COLOR(#008000){えーっと、ね……？(いつもの様に説明しようとするが、人前で素肌を絡ませられては上手く言葉が紡げず)&br;あの、なんていうか……(確かに周囲には実例がいる。が、彼ら彼女らはその殆どが自分達と比べれば歴戦の強者なわけで)&br;(最大限に顔を赤くしつつも、何とか小声で伝え始める)えと、ああいうのはー…… 大人がする事っていうか……&br;ほら、学校でもさ、人前で抱き合ったりしてる人って殆どいないでしょ…？(こちらも実例を挙げ、何とか説明しようと試みる)&br;だから、こう…… えーと…… 手繋ぐより先の事は、あんまり人前でしないほうがー……(説明が長引けば長引くほど羞恥も高まり)&br;いいんじゃないかな、って……(反応するな、と躰に指令を送りつつも 何とか辿々しい説明を終えた)&br;}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 02:05:12}; ---&color(goldenrod){ふーむー…（しがみついたままラッドの説明を聞いて幾度か頷き）&br;あー…そういえばそうかもしれないなー。あんまり抱き着いたりとかそういうの、学校では見ないもんなー&br;（なるほどー、と改めて幾度か頷き）ん、分かった。ごめんね、何か変なことしちゃってー&br;（素直にラッドに絡めていた足を解き、そのまま仰向けでぷかぷか浮いてみたり）&br;&br;ねーラッドー。そういえばね、フィリックスが言ってたんだけどー…ラッドのご両親に挨拶したあと、何するつもりなの？何か私に言うとかなんとか…？）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 02:24:10}; ---&COLOR(#008000){(実際危ない所であった、理性との戦いに打ち勝ち説明を終えた)&br;(彼女の成長を実感する喜びと、安堵の気持ちでいっぱいになりつつ、立ち泳ぎで)&br;&br;んー……？フェリっさんがー？(考えれば、顎に手を当てる癖が出る)&br;(両親に会わせた後は旅にでるつもりだが……？と、確かにそういう案もあったと思い付き)&br;あー、うん。一応予定はあるんだけどー……(勿論、その直後だと決めたわけではないが)&br;今は''秘密''って事で！(少し意地悪げに、そしてとても楽しそうに)&br;………駄目かな？秘密にしといてその時に言った方が絶対驚くと思うんだけど！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 02:32:41}; ---&color(goldenrod){む、秘密かー……にひひ、それでも全然良いよ。だって、悪いことじゃないんでしょ？&br;ラッドのその顔。私を驚かせようと思って何か良い事考えてる顔だもん。それなら秘密でも許してあげるー&br;（楽しそうに笑いながらもう一度ラッドに抱き着こうとして、思いとどまる）&br;（ぎゅ、と水の中で手を握って顔を見上げて）あのね、フェリックスがね、この街で将来店を構えたいなーって言ってたの&br;そしたらー…その店で同窓会とか出来たら素敵だなーって思わない？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 02:49:36}; ---&COLOR(#008000){じゃ、楽しみにしててもらおうかな！(へへへ、笑って返す。後1年後か2年後か、もしかすれば卒業式の日になるかも知れないが)&br;フェリっさんがかー……(少し想像してみて) 気さくな店主とデキる奥さんのアットホームなお店、って感じだなぁ……！&br;(級友の明るい未来を考えるだけで、気持ちが前に向いていく。それだけこの4年間が満ち足りていたのだと言えるだろう)&br;いいな、そういうの！ファルが見たこともない分厚さの札束叩き付けて、フェリっさんが慌てるのまで見えた！(思わず笑ってしまう)&br;……同窓会、同窓会かぁ。やるなら5年後か、10年後か…… 皆がどうなってるかとか、考えるだけでワクワクするな、そういうの！&br;(肯定するように、様々な展望を語る。入学当時の自分には考えられないほどの、満ち足りた笑顔で)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 03:03:48}; ---&color(goldenrod){ホントに店出すんなら、絶対大繁盛するよね！フェリックスの料理にマリーの笑顔だもん。私が行きたいぐらいだよー&br;（二人が仲良く店を切り盛りする姿が想像出来て思わず笑顔。きっと、この街で１，２を争うような人気店になるに違いない）&br;フェリックスとも話したんだけどさ、フラウとファルの子供とか凄い見てみたいんだー私！&br;（と、そこまで楽しそうに語った所で何か考えて）……私たちの子供ってー、どんな子になるんだろー？&br;（些か気の早いことではあるが。何時か自分達も家庭を持つのだろうか？と思ったらしい）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 03:19:39}; ---&COLOR(#008000){(想像する、大部屋でのだらしない姿ばかりが浮かぶが)&br;……何だかんだでちゃんと育ちそうな気がする。ファル、真面目な時はすっげえ真面目だし。あ、でも全体的に髪の毛はクネってしてそう！&br;(笑いつつ、疑問を聞けば)お、俺達の……？(実際、卒業すれば二人きりになるが あまり実感は沸かず)&br;(髪色の組み合わせとしてはファルのところと同じだな、とどうでもいいことを考えつつ)&br;んー……、と ナフィに似て素直で、真っ直ぐで、何事にも一生懸命で、笑顔が可愛くって、でもどこか放っておけない感じでー？&br;(自分の特徴を言うのは恥ずかしいのか、褒め殺す勢いで長所、というか好きなところを挙げていく)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 03:28:44}; ---&color(goldenrod){む、それじゃラッドの要素がないじゃん！私よりはラッドに似て欲しいなー…絶対そっちの方が可愛いしー&br;ラッドに似てね、素直で、優しくて、真面目で、何事にも一生懸命でー…（と、此処まで自分が好きな部分を幾つかあげて）&br;…あと何より、私の好きだーって想いにちゃんと答えてくれること！&br;（最後の一つは自分が彼の傍に居たいと思う大きな理由の一つ）&br;（想いを何度確かめ合っても、その度にしっかり自分のことを抱きしめて、キスをしてくれる）&br;（自分の想いをちゃんと受け止めてくれる。そんなところもまた大好きだから）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 03:45:34}; ---&COLOR(#008000){(結構似た者同士だな、とお互いの挙げる長所を見て少し笑う。だからこそ惹かれあったのかもしれないけれど)&br;えー、最後のは子供に遺伝しちゃったら駄目だろー？(苦笑して)&br;……それに、俺だってナフィのそういう所は大好きだし(言って、濡れた髪をそっと分けて額にくちづける)&br;(自分なりの不器用な愛も、想いが通じ合ってからの誠実な愛も。どちらも彼女は精一杯で応えてくれた)&br;(そんな時、堪らなく愛しく思うのだ)&br;人前じゃ、これが限界かな(染まった頬を掻いて照れ笑い)&br;(すっかり話し込んでいたのか日も徐々に傾き始め、海水浴客の姿も減ってきていた)&br;……そろそろ、上がろっか？このままずっといたら風邪引いちゃいそうだ}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-06 (金) 04:02:06}; ---&color(goldenrod){（額への口づけに目を細めて照れくさそうに笑う。傾き始めた夕日に照らされているからか。何だかいつもよりロマンチックで胸が高鳴った）&br;（だからだろうか。少し大胆な言葉も、言える気がして）&br;……人目がなかったら、続き…してくれる？&br;（夕陽に煌めく濡れた髪。キスの余韻か、赤くなった頬でラッドを見つめて問うた）&br;（潮騒の音にかき消されたその言葉は、彼に届いただろうか―）&br;ん、確かにもう日も暮れちゃうし上がらなきゃね！ほらラッド、砂浜まで競争ー！&br;（言って、先ほどまでの表情とは打って変わっていつもの笑顔で駆けだした）&br;（言った後に物凄く恥ずかしいことだったんじゃないかと思い返して、顔を真っ赤にしていたのに気付かれたかもしれない）&br;（ともあれ、幸せな二人の夏休みの一日はこうして過ぎていくのだった―） -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-06 (金) 04:38:46}; -[[描いてみたー>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst078938.jpg]] -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-04 (水) 20:14:58}; --&COLOR(#008000){ヤッター！！じゃあ俺の分も生徒会に依頼してるのキャンセルしてもらってくるー！&br;せ、せんがしかできてないのでゆっくりおまちください……！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-04 (水) 20:17:53}; ---&COLOR(#008000){あ、わざわざキャンセル入れなくても提出してもらえばそれでいいのかな……？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-04 (水) 20:19:02}; ---&color(goldenrod){えっこれでいいの！？間に合ったらもうちょっとマシな感じにすると思う…ぐぬぬ色塗りむずい}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-04 (水) 20:19:40}; ---&COLOR(#008000){よくない理由がどこにも無いよ！？ それじゃあキャンセルしてもらうって方向でコメント投げてくるー！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-04 (水) 20:20:21}; ---&COLOR(#008000){緊張でお腹の痛くなってきた彼氏がこちらになります リハの方にちょろっと何か書きます！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-04 (水) 20:27:55}; -&color(goldenrod){（ベッドに横たわる少女は動かない。呼吸だけはしているものの、起きる気配もなく）&br;（魔力の消費を最低限に抑えて「止まらない」限界の所で持ちこたえているような状況だった）&br;（事情を知らぬ人からすれば匙を投げるような状況でも。彼だけは打開策を知っていた）&br;（ただ一人、物言うこと叶わぬ少女はベッドの上で彼を待っていた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-03 (火) 00:56:57}; --&COLOR(#008000){(そんな中、勢い良く扉が開いた。いつかの負傷とは違ってその顔に悲壮感は無く)&br;(足取りは確りと、しかし足早にベッドに駆け寄る。急いで詰めたのか、ポーチからいくつかの魔力カプセルが零れ落ちた)&br;ナフィ……(荒い呼吸のまま、ベッドの上の恋人を呼ぶ。返事の無いのはわかっていた)&br;(跪いて腕輪に触れれば、少年の体が急激に蒼白の輝きを見せる。それはショーテルとの戦いで見せたようなそれで)&br;(確かめるように、改めて口に出すことはしなかった。命を繋ぐこと、それだけに集中するように)&br;(次々とカプセルが空になり、魔力導線がはち切れんばかりに稼働する。それでもただ恋人の横顔を見つめて)&br;(静かな部屋の一角で、蒼い光が二人を包んでいる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-03 (火) 01:20:23}; ---&color(goldenrod){（蒼光に包まれ、尽きかけていた魔力を休息に補充していく）&br;（冷え切った手足が徐々に温もりを取り戻していく。頬にほんのりと赤みが差した頃に、ぴくりと瞼が震えて）&br;ラ……ッド……？（うわ言のように名前を呟いた）&br;（彼がそばに居ることなど知らなかった。そもそも意識は半ば夢の中にあって。）&br;（それでもその名前を読んだのは、送り込まれる魔力の中に、彼の真摯な想いの残滓を感じ取ったからだろうか―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-03 (火) 01:39:07}; ---&COLOR(#008000){(仄かに意識が揺らぎ始める。それは魔力の渦に精神が押し流されるように)&br;(それでも愛しい声を聴けば、それで名を呼ばれれば微かな微笑みを浮かべて)&br;……そうだよ。俺は、ここにいるからな(こちら側から手を差し伸べるように、呟く)&br;(割れるほどに痛む頭も、臓腑を圧迫されるような苦しみさえも気にならなかった)&br;(自分の力で人を生かす事が、もっとも大切な人を生かす事が出来るのだから)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-03 (火) 01:51:07}; ---&color(goldenrod){（薄らと開いた視界に、微笑むラッドの顔が見えた気がして）&br;（それだけで、何だかとても落ち着けた。何だ、ラッドが居るなら何も心配はいらない。一緒に居るなら―）&br;あ、り…が、とー…（靄のかかった思考でひねり出せたのはそんなありきたりな言葉だった）&br;（うっすらと頬を緩めて笑顔を浮かべ、もう一度瞳を閉じる）&br;（先程までと違い、本当に穏やかな寝顔。愛しい人に見守られている安心感がそうさせたのだろうか）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-03 (火) 02:02:49}; ---&COLOR(#008000){(言葉を聞けば、少しだけ供給の勢いを緩める。ここまで来れば貯蔵している魔力で十分に足りるだろう)&br;(安堵の色濃い苦笑いを浮かべ)元気になったら、また訓練しような？……今はおやすみ、ナフィ&br;(最後の方は聞こえていなかったかもしれない。それでも安らかな寝顔を見れば言わずにはいられなかった)&br;(寝顔の頬にそっと口づける。それくらいは彼女も許してくれるだろう)&br;(それでも、何だか少し恥ずかしい気がして。しばらくの間時計を見つめていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-03 (火) 02:32:01}; ---&color(goldenrod){（目覚めのキス、というわけでもなく。口づけを交わしても彼女は眠ったままだった）&br;（運命の赤い糸にも似た、魔力導線で結ばれた二人に夜の帳が降りて行く）&br;（青い糸が紡いだ絆は、運命の赤い糸なんてものよりずっとずっと強いものだと。夢現にそんなことを考えた）&br;（ただ巡り合うためだけの赤い糸なんかより、こうやって命と命を繋ぎ、互いの想いを分け合える自分達の青い糸）&br;（他の誰にも真似できない、愛しい人と自分を結ぶ糸の頼もしさに包まれて、夢の中へと落ちていくのだった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-03 (火) 02:41:54}; -&COLOR(#008000){はーい、本日はナフィさんにプレゼントがありまーす(何かを後ろ手に持って、そわそわした様子)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 00:17:02}; --&color(goldenrod){…プレゼント？何だろ。にひひ、何か美味しいものー？&br;（ベッドの上で寝転んで本を読んでいたが、ラッドの言葉に向き直り）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 00:25:34}; ---&COLOR(#008000){(フッフッフ、と勿体ぶるように笑い)プレゼントはー……こちら！(瑠璃色の腕輪を差し出す)&br;(一見、何の変哲も無い腕輪に見えるだろうが)とりあえず、ほら。付けてみて！&br;(その腕輪をつければ、僅かにずつではあるが魔力が戻ってくる。気休め程度の量かも知れないが)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 00:33:18}; ---&color(goldenrod){わ、これって…（陽光を受けて煌めく腕輪に目を丸くして）&br;こ、こんなのいいの！？え、えと、それじゃ早速…（と、嬉しげに腕輪を嵌めてみて）&br;―あ（瞬間、体に何かが流れ込んでくる感覚）あ、あれ？これ、ってー…？？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 00:53:10}; ---&COLOR(#008000){そう、それがナフィを救う鍵の一つ、瑠璃色の腕輪！フェリっさんとアイリ先生が用意してくれたんだ！&br;……でも、それだけだとちょっと魔力が足りないんだよなぁ……(と残念がるように)&br;というわけで、もう一つの鍵を用意してきました！ ……何だと思う？ヒントは今、手の届く範囲にある物でーす&br;(全てが揃った嬉しさを隠し切れないけど、ストレートに持っていくのが恥ずかしいのか、おどけたような口調で)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 01:08:16}; ---&color(goldenrod){（極微量ではあるのだが、身体の中の魔力が充足していくのが分かる）&br;（何せ今まで生きて来て「魔力が回復した」というのは初めての経験なのだから）&br;で、でもこれでも十分凄いよ！…無茶しなきゃ多少は…って、もう一つあるの？&br;（言って、首を捻って。足りないのは魔力。補充するにはどうすればいいのだろう―）&br;（そしてラッドと目が合った。すぐ目の前に居るではないか。莫大な魔力を貯蔵している人が）&br;……も、もしかして…！え、えと、でも！ラッドは魔力を自分で放出出来ないんじゃ…！？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 01:16:04}; ---&COLOR(#008000){(ニコリ、と笑って)そう、「自分からは」出来ない！でもなー……(と言いつつ、腕輪の上からナフィに触れて)&br;(ラッドの手に、腕に蒼白の血管のようなものが浮き出る。"魔力導線"、光剣へ魔力を伝達する器官だ)&br;(それに呼応するかのように、瑠璃色の腕輪もぼんやりと光る。ラッドの心臓から導線を伝い、腕輪に吸収された魔力がナフィへと流れこむ)&br;その腕輪は、空気中や大地に漂う魔力を集めて装着者に還元する物。大きな魔力があれば、それを取り込むことも出来る。&br;……だったらさ、俺が普段光剣でしてるみたいに腕輪に吸い出してもらえば……、って思ったんだ&br;(注意して見れば、腕輪にも魔力導線のような蒼白いラインが薄く見えるだろう)&br;(専用に造られたものではないため時間単位で送られる魔力は膨大、というわけではないが それでも一定のリズムで)&br;(まるで二人の血管を繋げて輸血するかのように、魔力が流れていく)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 01:29:11}; ---&color(goldenrod){あ―（指輪にラッドの手が触れ、腕輪が淡い光を放った瞬間。腕輪から体に伝わっていた魔力の流れが大きく脈打った）&br;こ、れ…って！（言葉にならない。全身を襲っていた倦怠感など一瞬で吹き飛んでしまうぐらい、身体に活力が満ち溢れる）&br;すごい、すごいよこれ…！！私、私これで…助かったんだよね？&br;（とくん、と脈拍と同じリズムで送り込まれる魔力が、そのままラッドの鼓動のようが気がして）&br;（気が付いたら頬を一筋の涙が伝っていた）あ、ありが、と…！ラッド…！わ、わたし、わたし…っ！！&br;（一度零れた涙は止まらない。感謝の言葉を伝えたいのに、胸に溢れる幸福感がそれを阻害する）&br;（もう何だかまどろっこしくて。ただ夢中で愛しい人の胸に飛び込んだ））}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 01:38:41}; ---&COLOR(#008000){絶対助けるって言ったろー？それに、俺だけが頑張ったわけ、じゃ……って&br;(その胸に彼女を抱き留める。思わず貰い泣きしてしまいそうになるが、グっと堪えて)&br;……いいんだよ。俺だって、皆に感謝したってしたりない、し……。ナフィが助かったのが、俺の力で助けられたのが……&br;(それでも、感極まって声が震えてしまう。忌むべき自らの病が、最愛の人を救う手立てとなったことがあまりにも嬉しくて)&br;(この体で良かった。彼女に出会えたのだから。この体で良かった。彼女を救えたのだから)&br;(今日ほど生まれて来たことを感謝した日は無く、これから先も越えることは無いだろう)&br;(気付けば同じように涙を流しながら、繰り返し繰り返し頭を撫でていた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 01:52:34}; ---&color(goldenrod){（優しく頭を撫でるその掌の温かさが、余計に涙をあふれさせた）&br;（こうして触れ合うことの出来る幸せを、この先も味わうことが出来て―）&br;（いつ終わるか知れぬ夜に怯えることも無く―）&br;（これからはただ、彼と一緒に居られる幸せを享受すればいい―）&br;（それが嬉しくて、幸せで。何より、自分を助けるために奔走してくれた仲間達の心が嬉しくて）&br;（とめどなく溢れる涙を止めようともせず、ただ暫くの間泣き続けた）&br;&br;（漸く落ち着いた頃、胸に顔を埋めたままで）&br;…あのね、この腕輪から伝わるラッドの魔力。とくん、とくん、って…まるで心臓の鼓動みたいなの&br;その音が、私の心臓の鼓動と重なって…何だかラッドと一つになれた気がして、すごく…嬉しいの}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 02:07:46}; ---&COLOR(#008000){…もう俺達、どうやったって離れられなくなっちゃったな(尚愛しそうにその頭を撫でつつ、顔を上げるよう促す)&br;(これ以上ないほど覚悟をして今日は来た。それでも、口に出そうとすれば胸が早鐘を打つ)……あの、さ。&br;もう一つ、二人が一つになれる方法が、あるんだけど……(この上なく恥ずかしい事を言っているのは自分でもわかっている)&br;(だけれど、会話の流れに乗せなければ勇気が萎えてしまいそうで)&br;……キスの先、進んでみようか？(何とか切り出した、だいぶ不恰好だがそれでも言えた。変わらず胸は高鳴り続け)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 02:29:39}; ---&color(goldenrod){…そだね。これで…ずっと一緒。…この手、離しちゃ嫌だよ？&br;（抱き留められたまま顔を上げれば彼の顔があって。言葉を紡ぐたびに、腕輪から流れ込む魔力が早くなっていくのが分かる）&br;（そして、彼が絞り出した勇気を目にして。静かに頷く）……あの。優しく、してね…？（彼の緊張が直に伝わるからだろうか）&br;（こんな短い言葉でも溶けてしまいそうな程に恥ずかしくて）あ、あのっ！フラウ、からー…痛い、って聞いたからー……それで、その&br;（照れ隠しの為に紡いだ言葉さえも、何だか凄く恥ずかしいものに思えて、余計に鼓動が早くなった））}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 02:41:03}; ---&COLOR(#008000){(フラウから何か聞いていると聞けば、緊張感ごと吹き出してしまいそうになる。何とか持ち直して)&br;……えー、っと。俺も、その。経験が無いのでー……(この告白は物凄く恥ずかしい。言わざるを得なくした部長は後で殴る。そう決めたのだった)&br;でも！優しくはする、ので。……えっと、頑張り、ます。善処、します(自分が何を言っているのかわからない。とにかく恥ずかしい)&br;(行動に出なければこのまま動けなくなってしまいそうで、あれから資料として読んだ「そういう本」の記憶を甦らせる)&br;(少しだけ体を離し、彼女の首筋に手を添える。緊張のあまり乾いた唇をへこませて湿り気を与え、ゆっくりとくちづけた)&br;(唇を離すことは無く、時折舌先が彼女の唇へと触れる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 03:00:28}; ---&color(goldenrod){…はい、よろしくお願いします（自分と同じく緊張しているのが、魔力の鼓動を通して伝わってくる）&br;（それでも、何とか自分をリードしようとしてくれている彼がとてもとても愛しくて）&br;（自然な笑顔で、その言葉を受け入れて瞳を閉じた）&br;（やがて口先に触れる唇の感触。そして―）&br;ん、ぅー…ん？（唇に触れる舌先。決して割入ることはせず、反応を確かめるように。覚悟を決めるかのように、何度も優しく触れる）&br;（そんな所も彼らしくて。やっぱり、こういう所が自分は大好きだから―）&br;（唇をノックする舌先に、自身の舌先を触れ合わせた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 03:28:45}; ---&COLOR(#008000){(舌の先に異なる感触があれば、こわごわであるがそれに絡ませる)&br;(少しずつ、少しずつ未踏の地へと進んでいくように舌が這う。それは宛ら、手を繋ぐのを恥ずかしがる恋人たちのそれのようで)&br;(体の内側、誰も触れたことのない箇所に対する小さな征服感も手伝って、高揚は止まらず)&br;ん…むん、はぁ…(そこで一度、お互いの舌を開放する。離れる時に伸びた銀の糸に少しだけ羞恥を覚えて)&br;(傍らのベッドにゆっくりと座る。ぎしり、という音が緊張感を高める)&br;(彼女の目をしっかりと見つめる。自分がこれから一生愛する人の瞳を)&br;(―そして一度だけ頷き、再び唇を重ね合わせた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-02 (月) 04:06:02}; ---&color(goldenrod){ん、ぅ…ぁ…（口腔を優しく舌が這う不思議な感触にぴくりと身体を震わせて）&br;（控えめながらも、此方からも舌を絡めて互いの唾液を混ぜ合わせた）&br;（淫靡とも、神秘ともとれる水音に高揚感が高まって行く。熱に浮かされて見るラッドの顔は、何時もより頼もしく見えて）&br;&br;（再び触れる唇。そのままベッドへと倒れ込み―）&br;（熱に浮かされた夜は更けて行った。夢に見たキスのその先。思っていたよりもずっとずっとロマンチックで―）&br;（思っていたよりもずっとずっと、素敵な夜になった―）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-02 (月) 04:13:21}; -&color(goldenrod){お掃除かんりょー}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 20:26:49}; --&COLOR(#008000){か、被ったゴメン！ お疲れー！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 20:30:29}; ---&color(goldenrod){ワンフレーズ全部ページ名に使おうと思ったらエラー吐いたので泣く泣く削るの巻ー&br;ってなわけでただいまラッド！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 20:32:16}; ---&COLOR(#008000){あんまり長いと気になった人が見に来て恥ずかしいしね……！&br;おかえりナフィ！(すごろく景品のアップローダーコメントが一人だけ酷くて笑いながら)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 20:34:41}; ---&color(goldenrod){（おのれみんクロ…という顔で悶える）&br;で、でも貰えたのは嬉しいからいい、いいのだ…}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 20:44:18}; ---&COLOR(#008000){(それでもみんクロ便利だし仕方ないね……の顔)&br;……でもさ。こんなに可愛いのに、酷いこと言うよなぁー？(ナフィの唇を、意地悪げに指でなぞる)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 20:52:03}; ---&color(goldenrod){（これがなければキャラとか作れないよね…という諦めの顔）&br;ん、むー？にひひ、そうかなー…ぁむ（唇に触れる指を咥えて微笑む）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 21:00:00}; ---&COLOR(#008000){あっ。 …………(少しの間、ここからどう動かしたものか迷う。少し前なら完全に赤面物だが)&br;(……折角なので、無言で少しだけ指を進めてみることにした)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 21:08:50}; ---&color(goldenrod){…んー？む、んー…ちゅ（指が動けば、首を捻ってそのまま奥まで銜え込んで）&br;むー…ん、ぅー（はむはむと甘噛みしてみたり、舌先でちろっと舐めてみたり）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 21:10:57}; ---&COLOR(#008000){(指に与えられる感覚に、羞恥心がこみ上げてくる。)&br;(これは、付き合いで読んだ「そういう本」に載っていた「そういう行為」そのものでは無かろうか。そんな気持ちでいっぱいで)&br;ご、ごめん。 抜くよ(指を開放してもらう。何か声をかけることすら急に恥ずかしく思えた)&br;(自らの体温と少しだけ違う熱を持って、僅かに湿り気を帯びた指先を直視できない。)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 21:23:54}; ---&color(goldenrod){ん、もう終わり？…にひひ、何か分かんないけどーあれだね、スキンシップってやつー？&br;（そんなことなど何一つ知らない彼女は無邪気な笑顔を向ける）&br;こーいうのも恋人同士がやることー…なのかなぁ。友達どうしじゃやらないもんねー}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 21:39:11}; ---&COLOR(#008000){……ま、まぁ、うん。スキンシップかな、多分……&br;(久しぶりに去来する羞恥心と申し訳無さに上手く言葉を紡げず)&br;(自由になった手を拭う、それだけの事ですら少し恥ずかしい)&br;どうなんだろ、皆やるのかな……？ ……あ、でもファルとかやりそう。やってそう(と漸くここで苦笑して)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 21:46:10}; ---&color(goldenrod){あー…うん、ファルならやってそうだなー。ふむ、今度フラウとかに聞いてみようかなー…？&br;ネーアに聞いてみてもいいかもしれない…なんかこう、慣れてそうだし！やっぱ、キスだけってわけじゃーないんでしょ？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-30 (金) 21:55:49}; ---&COLOR(#008000){あっ、聞くのはー…… や、でもフラウなら大丈夫かな、うん。きっと、多分。&br;ネーアは進んでそうだなぁ……(キスもネーアからの情報だった事を思い出して、中田笑いのネーアが過る)&br;あー…………(考え、赤面する。そういう事態になるであろう相手が眼前にいるのは、拙い) まぁ、そうなんだけ、どー……&br;(少し考えただけで喉が渇くようで、言葉が中々出てこない)なんていうか、それはまた、追々ね……？}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-30 (金) 22:09:56}; ---&color(goldenrod){でしょ？知らないことがあるなら知っておきたいからなー…ん、今度聞いてみよーっと！&br;…追々？むー、私にはまだ早いってことー？（むー、と少し不満げに頬を膨らませて）&br;…ん、そんじゃ私の病気治ったら教えてくれる？}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 20:00:38}; ---&COLOR(#008000){ナフィには……というか、んんー……(覚悟をしていない、という意味では自分もなのだが)&br;(ここで避けるのはある種の優しさではなく臆病さである、そう思えた。度胸がない言い訳にしているのではないか、と。)&br;……わかった(彼女の肩に、手を) 全部解決したら……この先に、進もうか(誤魔化さないし、逃げない。指切りの代わりに短いキスで応えた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 20:12:38}; ---&color(goldenrod){…ん（短い口づけの後に、満足げに微笑んで）&br;にひひ、約束ー。そんじゃー何が何でも元気にならなくっちゃね！&br;（はにかんだように笑い、頬へと返礼のキスをしてぎゅ、と腰に手を廻した）何があるのかは分かんないけど、ラッドとすることだし嫌なことなわけないしね！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 20:27:42}; ---&COLOR(#008000){ま、俺も教えられるほど詳しくはないんだけど！(苦笑して)……ファルにでも聞くかなぁ(遠い目)&br;……あ、そうだ。今月のイベントって覚えてらっしゃいますか、ナフィさん？覚えてらっしゃいますよね、ね！&br;(間近で見つめる何かを期待するような瞳、尻尾があれば振っていたろう勢いで)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 20:45:01}; ---&color(goldenrod){にひひー、そりゃ勿論！ちゃーんとあるよー？&br;はいこれ、ハッピーバレンタイン！（言って、手渡すのは小さな包み。中には小さな手作りのチョコトリュフが詰まっている）&br;それとー、はい[[これ！>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp018430.gif]]こないだ貰ったお人形のお返し！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 21:16:38}; ---&COLOR(#008000){や、ヤッター！大事に大事に頂きます！…1年目のバレンタインの時には、まさかこうなるなんて思ってもみなかったよ、俺(ぐい、と涙をぬぐうフリ)&br;あれが無かったら今こうして一緒にいる事も無かった。って思うと良い思い出だなぁ……！&br;(人形をまじまじと見て)確か、俺この衣装のまま告白の返事もらいに行ったんだよね(付き合い始めた冬の日を思い返し、人形を抱きしめる)&br;…そう考えると、2月って俺達にとってはかなり重要な月だったりして(はにかみ笑いで) …思い返すとちょっと恥ずかしいな！}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 21:40:55}; ---&color(goldenrod){にひひ、最初の年のバレンタインはもー滅茶苦茶だったもんねー。アルバのイタズラで大騒ぎだったなー…&br;にひひ、あの時は本命チョコなんてものの存在も知らなかったっけー…懐かしいなー&br;うん、あの時のラッドカッコ良かったなー…。ステージの上で頑張ってるラッド見て素直に「カッコいい」って思えたんだよねー&br;思えばあれが切っ掛けだったのかもしれないなー…（と、懐かしそうに笑い）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 21:49:37}; ---&COLOR(#008000){そのアルバがまだ独り身っていうのは何の呪いなんだろうな……(同情を孕んだ遠い目) ま、ある意味感謝はしてるけど！&br;そりゃあもう、あの時の俺は「ナフィに良いトコ見せたい！」しか思ってなかったもんな！(照れ臭さを吹き飛ばすように笑って)&br;ホント、頑張った甲斐あったなぁ…… あんな大声で「かっこいいぞーー！」って言ってもらえたし(意地悪そうに)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 22:40:15}; ---&color(goldenrod){アルバはー…うん、作る気がそもそもあるのかなー…？（孤独に耐える料理部部長を偲ぶ）&br;にひひ、今考えたらすげー恥ずかしいね？…でも本心だしいいや！&br;身近な普通の男の子だーって思ってたのに、何かすげー輝いて見えてねー…こう、胸がｷｭｰってなったの！}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-03-31 (土) 22:54:06}; ---&COLOR(#008000){なんかこう、卒業後しばらくしてから会ったら結婚してそうな感ある(縁結び戦士に感謝しつつも同情して)&br;あー……、俺も一目惚れの時はそんな感じだったなー 心をグッと掴まれるっていうか、焼き付くっていうかー……(その時の心の動きを思い出すように)&br;そのちょっと前まではもう、ホント危なっかしい妹みたいな感じだったのになー！今じゃこんなに可愛い、可愛い……(抱き寄せて頬ずり)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-03-31 (土) 23:41:47}; ---&color(goldenrod){んぁー（頬ずりされてくすぐったげに頬を綻ばせ）&br;それなら私も同じだよー。あれ以来どんどんラッドのこと好きになっていったんだもんねー&br;一緒に居るのが楽しい、ってとこから始まってー、一緒に居たい、っていうのになってー…今は一緒じゃなきゃ嫌！ラッドじゃないと嫌って感じだし！&br;（お返しとばかりに頬を摺り寄せ、去り際に軽いキスを見舞って））}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-01 (日) 00:00:35}; ---&COLOR(#008000){(キスを受け、自らの口元に指を当てて楽しげに笑う)もうカンペキ、相思相愛ってやつだなぁー&br;……それじゃ、一緒にいようか。もっともっと、近くで(去りゆく唇を逃がさんとするかの様に彼女の後頭を右手で支え、キスの追撃)&br;(言葉を行動で確かめるような、いつかした長くて情熱的なキス)&br;(軽く唇が離れれば、また追い縋るように再びくちづけて)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-01 (日) 00:21:52}; ---&color(goldenrod){んっ―（不意打ち気味に唇を奪われれば、一瞬驚いた顔を見せるもすぐに互いの熱を交換する甘美な時間に酔いしれる）&br;む、んー…ちゅ…っ （互いの唇が触れ合う度、静かな室内に小さく水音が響く）&br;（耳に届く音は互いの呼吸とその水音だけで。頭の中でいつまでもその二つが響き合い、思考を蕩けさせていく）&br;（やがて長い長いキスが終わり、とろんとした目でラッドを見つめて胸の中に身体を預けた）&br;…ラッド…ごういん、だね？……にひひ、でも、そういうとこも…好きー（夢見心地で静かに呟いた）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-01 (日) 00:30:09}; ---&COLOR(#008000){……頬も口も、どっちも最初はナフィからだったからなー(当時の自分を思い返せば、初心過ぎて笑ってしまいそうで)&br;だからー、そのお返しってのも変だけど……満足させてあげたくってさ&br;(微笑み、昨年よりも幾らかしっかりとした胸板に寄り添う彼女の頭をそっと撫でた)&br;&br;(逆の手で、ポケットに入れてあった腕輪に触れる。これがあれば、救える。いつまでも一緒に居られる)&br;(その為の最後のピースはぼんやりと見えていて…… それでも、未だに自信が持てないでいた)}; -- [[ラッド>名簿/475288]] &new{2012-04-01 (日) 00:50:14}; ---&color(goldenrod){んー……それなら、もっとしてー？私、まだまだ満足なんかしてないもーん&br;（悪戯っぽく笑うと、ラッドの首に両手を回し、胸から首元、唇へと這うように顔をスライドさせていき）&br;（そのまま、静かに唇を奪う。終わりの無いキスの応酬に、そのまま暫く時を忘れる二人であった―）&br;&br;（こんな時間がずっと続けばいいと。何の不安もなく、こうして二人で時を過ごしていける未来がきっと来ると信じて）&br;（唇を重ねあわせた。そのための希望の鍵は既に彼の手にあることは―まだ知らない）}; -- [[ナフィ>名簿/475385]] &new{2012-04-01 (日) 01:09:07};
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