ナフィ ラッド

&color(goldenrod){};    &COLOR(#008000){ };
お名前:
  • (目的の無い、二人の気ままな旅の途中のある日のことである)
    (幾つかの国を経由し、二人が訪れたのは雪国であった)
    (一面に広がる銀世界にナフィのテンションは急上昇。まるで童謡に出てくる犬のように辺りを駆けまわっていた)
    見てみてー!!凄いよこれ!辺り一面ぜーんぶ雪!ラッドもおいでよー!
    (真っ白な地面に足跡を付けて回ったり、雪玉を作っては投げつけたりと大忙しである)
    -- ナフィ 2012-07-03 (火) 22:50:32
    • (酒場の街でも当然雪が降り積もる事はあったけれど、これ程迄に辺り一面の雪景色はラッドも初めて目にするもので)
      (どうしてもテンションは上がってしまうものだが、そこはそれ。ラッドもまだまだ格好を付けたいお年頃である。)
      (慌てず騒がず、あくまで「ナフィに急かされて行く」のだと言う風に歩いて行く。雪を踏み締めるボスボスという音が耳に心地良い)
      ほんっと、凄いな……(見渡す限り真っ白で、視界内の木々も残らず雪化粧をしている。当然ながら吐く息も煙のようだ)
      深く積もってる所もあるかも知れないから、気をつけろよー?(なんて言いながら、足元の雪をすくい固めて手近な木へと投げつける)
      (枝葉の部分へと雪玉が当たり、積もった雪の一部がドザドザと地面へ落ちていった)
      -- ラッド 2012-07-03 (火) 23:07:21
      • (陽光の照りかえしで煌めく雪原を声を上げて走り回る。その姿は外見相応の幼い少女の物)
        大丈夫大丈夫!その時はラッドが助けてくれr―うわわわっ!?(楽しげな声を響かせながらラッドの声に振り向き、駆け寄ろうとしたところでつんのめる)
        (そのまま前のめりに雪にダイブしてしまった)…っけほ。うえー、ちょっと雪食べちゃったー
        (ぺっぺ、と口に入り込んだ雪を吐き出しながら起き上がる。顔から服から雪まみれである)
        -- ナフィ 2012-07-03 (火) 23:21:04
      • (はは、と笑いながら振り返り)頼りにされて嬉しいんだか嬉しくな―ってッ……!(目に入ったのは、今まさに体勢を崩そうとしているナフィの姿)
        (反射で大きく一歩を踏み出したが、それもそこまで。二歩目を上げた時には既に妻は雪の中へと……)
        (急いで駆け寄り、雪中の石などで怪我をしてやいないかと心配するが、どうやらそれは杞憂なようで安堵の表情を浮かべる)
        あーあー、大丈夫か……?ほら、これで顔拭いて(と、ハンカチを手渡し、自らもタオルを取り出して服についた雪を払い拭ってやる)
        濡れたままだと風邪引いちゃうから、あんまり冷たいようなら一旦宿に戻って着替えないとだなぁ
        -- ラッド 2012-07-03 (火) 23:37:48
      • ん、ありがとー…大丈夫!(ハンカチを手に取り顔についた雪を拭い取って)
        折角こんなに雪が積もってるんだよー?宿に帰って時間使っちゃうのはもったいないもん!もっともっと遊ばなきゃ!
        (立ち上がり、寒空の下でも変わらない明るい笑顔を浮かべて)にひひー、これだけ雪があったら何でもできちゃうよねー…スキーでしょ?スノーボードでしょ?ソリ遊びに雪だるまにー…かまくら!
        -- ナフィ 2012-07-03 (火) 23:50:04
      • ホントかー?本当に大丈夫かー?(なんて僅かに訝しむ表情を浮かべるが、その笑顔を見れば嬉しげな苦笑いへと変わって)
        ……ま、確かにな!でも、寒気を感じたら絶対言うんだぞ!風邪引いたら遊ぶどころじゃないんだからなー?(粗方雪を払い終えて)
        スキーとスノボはやった事無いし自信無いなぁ…… かっこ悪く転びそうだし(苦笑いして) ……あっ、そういえばかまくらの中って結構温かいって聞くな!
        (ぐい、と袖を軽く捲ってみせる)せっかくだし、作ってみようか!そんなに時間もかからないみたいだしさ!
        (卒業して2,3年は経つが、それはまるで在学中、青春の最中のような笑顔で)
        -- ラッド 2012-07-04 (水) 00:07:00
      • うん、大丈夫大丈夫!私結構身体は強い方なんだからさ!
        (在学中に命の危機に陥っていたので説得力ゼロではあるが、そんなことは気にしていないようだ)
        お、さんせーい!にひひ、二人が入れるようなかまくら作ろー!……あれ、でもかまくらってどうやって作るんだろ?
        (夫の提案に笑顔で頷き、さっそく作りはじめようと雪を手にするも一旦停止)
        ……ラッド、知ってる?
        -- ナフィ 2012-07-04 (水) 00:15:55
      • 二人用ならそこまで大きくなくっても大丈夫だしな!よぉーし……って、うん?(改めて聞かれれば、確かにちゃんとした作り方は知らない)
        ……えーっ……っと……(指先で鼻の頭を掻きつつ、視線は徐々に逸れていって)
        …雪を集めて、固めて……掘る、とか?(かまくらの形状から導き出された直球そのままの回答。正解といえば正解なのだけれど、合っている自信は無い
        -- ラッド 2012-07-04 (水) 00:24:15
      • …それしか、無いよね?…流石に壁から作ってくっていうのは難しそうだしー…
        っよーし!それじゃ早速作ろうか?にひひ、二人でかまくら作るなんて何だか子供みたいだね?
        (かく言う彼女は見た目も中身もまだまだ子供そのものなのだが)
        それにしてもさー…これだけ雪積もってたら外を出歩くのも大変そうだよねー?足沈んじゃって歩きづらいもん
        (雪をかき集め、山を作りながらの一言。辺り一面の雪を見てふと思ったことだった)
        -- ナフィ 2012-07-04 (水) 00:42:58
      • ま、小さい頃に子供っぽい事してなかったしなー(へへ、といたずらっぽく笑う。童顔な彼もまた、年齢よりは幾らか子供っぽい笑顔を浮かべる)
        ナフィは俺にしか、俺はナフィにしか見られてないんだし、恥ずかしいことなんてない!(山を盛った端から携帯用のスコップで押し付け、固めていく)
        んー…確かにそれはあるなぁ…… 最初着いた時だって靴にすっごい雪入ったしさ。遊ぶのは楽しいけど、住むのは大変そうだ…
        (二人がかりで次々と雪が盛られ、固められ しばらくする頃には何とか人間二人が入れそうな程の雪山が出来上がっていった)
        -- 2012-07-04 (水) 00:52:20
      • こうやってさ、雪が楽しいって思えるのも多分普段雪が降らない所に居るからなんだろうねー
        こうやってたまに遊ぶぐらいなら全然いいんだけどー…やっぱり二人で住むならもうちょっと暖かい所かな?
        (何て将来について二人で話をしていれば、雪の山はあとは彫ればいいだけの状態に)
        これだけ大きくなれば二人で入れるかな!…よっし、掘るぞー!(と、意気込んだは良いが無謀にも手で雪を掘りはじめる)
        -- ナフィ 2012-07-04 (水) 00:58:23
      • 子供の教育のためにも、四季がはっきりしてる所がいいよな!春は家族で花見して、夏は皆で川遊びして、みたいなさー
        (盛り、固めに活躍してくれたスコップを三度振るい、ざぐざぐと硬い雪山を掘り進んでいくが、ふと隣を見れば)
        な、ナフィ!?…手でなんかやってたら霜焼けになるからな!?(大慌てで鞄をゴソゴソ探り、もう一つスコップを取り出して)
        ほら、ちゃんと使って!霜焼けはコワイぞ〜?赤く腫れて、ちくちく痛いし血も出るからな!(怖がらせる風に言いながらスコップを渡しつつ)
        -- ラッド 2012-07-04 (水) 01:09:25
      • うんうん!季節ごとにそれぞれいろんなことが出来るのっていいよねー…
        にひひ、子供達と、ラッドと…ずーっとのんびり暮らしていけたらいいなー(気の早い話に花を咲かせながらも掘り進めていれば、ラッドに手で掘っていることを指摘され)
        あ、ありがと!にひひ、流石にそろそろ冷たくなってきてたとこだったんだー(笑顔でスコップを受け取り、その後も黙々と掘り進め)
        ……ん、このぐらいでいいかな?(気づけばラッドの首元程度までつみあがった雪の塊に綺麗に穴があいていて)
        -- ナフィ 2012-07-04 (水) 01:13:52
      • ふー…… (小さな雪山を覗き込めば、狭いながらも人が二人座って入るには問題無い程の空間が出来上がっている)
        ……どれどれ(入り口から手を入れ、内側をペタペタ触っていく。入っている最中に崩れてきたのではたまらない)
        よしよし、大丈夫そうだな!(半歩下がり満足気に頷いて、ナフィの方を向く)……一番乗り、どうぞ?(楽しげに笑って案内するようにかまくらへと手を伸ばす)
        -- ラッド 2012-07-04 (水) 01:22:05
      • にひひ、それではお言葉に甘えまして。失礼しまーす!
        (ラッドの言葉に嬉しげに頬を緩め、うきうきした様子でかまくらの中へ)…おぉぉー…何か不思議な感じー!ね、ね、ラッドも入っておいでよー!
        (真ん中に腰を下ろし、壁や天井をぐるりと見渡した後、入口のラッドに手招きをして)
        -- ナフィ 2012-07-04 (水) 01:34:06
      • (満足気な妻の姿に、労力の全てが報われた気持ちになる。同時に初めてのかまくらへの期待感も増して)
        (へへ、と笑い)…じゃ、お邪魔しまーす!(ワクワクを隠し切れない様子でかまくらに入る。中は2人が入り、座れば余裕はほとんど無いほどで)
        …ほー…… なるほど、確かに外より全然暖かいな!(冷たい風を凌げる上、人体の持つ熱が中々逃げていかないために、雪にかこまれているのに不思議と暖かさを感じる)
        (最中は気づかなかったけれど、かまくらを作るのに中々時間がかかっていたらしい。先程通った入り口から外を見遣れば、太陽が徐々に沈んでいく頃だ)
        -- ラッド 2012-07-04 (水) 01:44:39
      • ね、ホントに暖かいよね!…でもさ、私まだね、冷たい所があるの。…暖めてくれる?
        (座ったままラッドの方へと向き直り、両手を差し出す。途中からスコップで掘っていたとは言え、その両手は冷え切っていた)
        …あのね、ラッドがぎゅーってしてくれたら温まるかなー…なんて思うんだけど
        (言っているうちに恥ずかしくなってきたのか、わずかに頬を染めはにかんだ様子)
        -- ナフィ 2012-07-04 (水) 01:54:13
      • (その手を見遣ればわずかに赤みを帯びていて、痛ましさと同時に気付いてやれなかった事に対する申し訳なさが湧き出てきて)
        ……それくらい、お安い御用だよ(穏やかな笑みを浮かべて、ナフィの手を自らの両手で包む。手袋も持っていたけれど、やはり温めるにはこれが一番だろう)
        (少しだけそのままでいたけれど、不意に手元に顔を近付けて―)
        (吐息をハァ、と吹き掛けた。多めに出た白い息が、同じぐらい真っ白な雪の天井へと染みて消えていく)
        …どうかな、ちょっとは温まってきたかな?(気付けば同じように頬を染めて。お安いご用、とは言ってもやはり恥ずかしさはあったのだ)
        -- ラッド 2012-07-04 (水) 02:04:43
      • (息を吐きかけられれば一瞬驚いたような表情を浮かべるもすぐに笑顔に戻り)
        …にひひ、まだまだだなー。もっともーっとしてくれないと冷たいまんまだよ?
        (本当はもう大分手も温まっていた。それは握っているラッドにも分かっているだろう)
        (だけど、こうしてお互いに見つめ合っている静かな時間を手放すのはもったいない気がした)
        …だからー、…もうちょっとこのままで…ね?
        (少しラッドの方へと近づいて。もっと、とねだるように握られた手を軽くゆすって微笑むのだった)
        -- ナフィ 2012-07-04 (水) 02:13:02
      • ……むぅ、参ったなぁ(なんて、困ったような素振りを見せる。当然わがままを言われて困っているわけではない)
        (それはむしろ嬉しそうな表情で)このままはー……ちょっと無理かな、って(言いながら、ナフィの両手を自分の胸へと引き寄せて、胸と片手で軽く挟むように)
        (そして空いた片腕でナフィの体を抱き寄せた。「参った」とはつまりこういう事。スキンシップをねだる妻を愛おしく思う気持ちが満たされてしまったという事)
        …ごめんな?ちょっと、我慢出来なくなっちゃったよ(どこか申し訳なさそうな、嬉しそうな、そんな声で。)
        -- ラッド 2012-07-04 (水) 02:24:03
      • ―ぁっ…(小さく声を漏らすも、抵抗する間も無く夫の腕の中へと抱き留められていて)
        …にひひ、謝ることなんてないよー?今此処には、私とラッドしかいなくてー。お互いに、もっとくっつきたいって思ってたんでしょ?
        だったら何も遠慮することなんてないよ?我慢なんてする必要ないんだもん
        (腕の中、彼の温もりを直に感じながら幸せそうに囁く。すりすりと猫のように頬を彼の胸板にこすり付けてから顔を上げ)
        ……それでー、我慢しなかったら…ラッドは次、何したい?
        (上目づかいにそんなことを尋ねてみるのだった)

        (結局、かまくらから出たのは日が沈んでからのことだった)
        (雪国の夜は冷えるとは言うが、かまくらのなかで延々くっついていてお喋りしていたせいか)
        (心も身体もぽかぽかになっていた。そんな雪国での一日であった―)
        -- ナフィ 2012-07-04 (水) 02:40:31

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

+  Because of your sacred kiss

Last-modified: 2012-07-04 Wed 02:40:32 JST (4313d)