コメント/名簿/457774
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**もう少し深く [#sf4581fe] -制度 --人間社会の経済の基盤である貨幣制、税制、福利厚生などは一切存在しない。~ 個人の生活及び個人の権利は全て個々によって守らなければならず、そこに立ち入る事は基本許されない。~ だが情愛を基軸とした小さな群を作る事は良くある事例である。~ そんな彼らに国としての意識を持たせているもの、それは信仰にであり、王家は精霊の血と力を受け継ぐものとして海の平穏と維持する事により信仰に報いている。~ --国全体の貨幣制は存在しないが、個々に交易をおこない財を蓄えるものも無論いる。~ いわゆる商人だが、人間と交わる生活に楽しみを覚える変わり者、と言う認識が一般的である。~ 金や宝石はともかく、一般的な貨幣を海の中に保管する訳にも行かない為、多くの者は陸の上で暮らしている。~ ~ -交易 --海洋種族側に貨幣の概念が無いため基本は物々交換、レートはまちまちでお互いの合意が取引の全てと言える~ とは言え、取引のほぼ全てが末端の漁師や船乗りによって行われているのでさほど問題は出ていないようだ~ 交流が密な一部地域においては小規模ながらも市場が出来ているらしい~ --無論、先に述べた海洋種族の商人には当てはまらない~ 彼等のもたらす物は人間の身で得る事の出来ないものが殆どであり、それゆえ非常に重宝がられる。~ ~ -特産 --魚介類が主、海底から原油や鉱物等の採取も行っているらしい~ また沈船の積荷を引き上げる場合も多く、宝石や貴金属の割合も多い~ --珍品として、珊瑚や真珠、海底に積もった微生物の死がいから取れる特殊な燃料~ 海龍の角やその体内でのみ精製されると言われる魔力結晶、果ては光る魚等の献上品など多岐にわたる。~ ~ ~ ~
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[[名簿/457774]] **クァクキングダム [#d7dbff0a] -いくつか確認されている海洋国家のひとつ、閉鎖的ながら人間の生活圏に近いため細々と交易も行われている。~ 近年は人間社会と積極的に交流を持とうとしているらしい、元々人間に対しては好意的であったためその行動は受け入れられているようだ。~ ~ 王制を敷いており、海の民の中でその時最も強いとされる者が王位につく。王は軍政において強い権限を持つ。~ とは言え無差別に戦い合うのではなく、ある種のルールがあると言われる。~ (年一度の建国祭にて行われる武闘会において、その優勝者が望むならば) 最終的に現国王に認められた場合においてのみ次代の国王として王女を娶り王位を譲り受ける。~ ~ また、王制国家とは言えその実体は人間の言う国家とは大きく異なる。~ 王位につく者に求められるのは国に属する者、そして妃を守るだけの力であり、政治的な才能はそれほど考慮されない。~ それは政治を行うだけの制度や法が殆ど存在しない事と、そして国家としての体裁を成す求心力が王妃にこそあるからだと言われている。~ ~ つまり王妃が国家の象徴であり、国王はその傍らにいる栄誉を得られる、いわば名誉職とも言い換えられるだろう。~ だが、その名誉は彼等にとっては絶対的なものなのだ。~ ~ この背景にあるのは遥か昔から続く精霊信仰であると考えられている。~ かつて海の民の信仰対象であった大海の精霊、それが人の形を成し、一人の伴侶を得て今に至る国の礎を築いたとされる国興しの神話。~ これは広く信じられ、また事実とされる話であり、それを裏付けるかのような事象は多数存在する。~ ・第一子は例外なく女性~ ・老いる事がなく生まれついての水を操るずば抜けた魔力~ ・寿命を迎えるとその体は泡となり消える~ ~ それ故に彼女たちは伴侶を自由に選ぶ事は出来ない、それが苦であるかどうかは本人のみぞ知る。~ ~ 横道に逸れるが、かつてそれを良しとせず、自分が好きな人間を伴侶として国王として迎えた王女がいる。~ ここから先はそう言った破天荒なケースを何点か上げていこう。~ -初の女王 --先の王女が出した答えがこれだ。~ 国王とはだれよりも強くある者こそが相応しい、この了解を逆手に取り彼女自身が一番強くあったのである。 ~ 長い歴史の中で女王をいだいたのは後にも先にもこの一度のみ、また、その女王に望まれ王位についたのが人間だった事もまた同じ。~ もちろん問題もあったらしいが、圧倒的な指導力を発揮しそれら全てを押さえこみ国を導いたとされる。~ -白鯨王 --人魚である彼女たちの寿命は200年程度とされる、逆に海の民の中にはそれを超える者もおり、その差が顕著だった場合だが……~ 白鯨王と称される彼の治世は300年に渡り、その間に王妃を二度変えたとされる。~ 前述の記載を当てはめるならば、彼は自分の娘を娶り、そしてその娘、つまりは孫までも娶ったらしい。~ 精霊の血筋を残すためとはいえ、人間の世界ではなかなか考え難い事ではある。~ ~ **もう少し深く [#sf4581fe] -制度 --人間社会の経済の基盤である貨幣制、税制、福利厚生などは一切存在しない。~ 個人の生活及び個人の権利は全て個々によって守らなければならず、そこに立ち入る事は基本許されない。~ だが情愛を基軸とした小さな群を作る事は良くある事例である。~ そんな彼らに国としての意識を持たせているもの、それは信仰にであり、王家は精霊の血と力を受け継ぐものとして海の平穏と維持する事により信仰に報いている。~ --国全体の貨幣制は存在しないが、個々に交易をおこない財を蓄えるものも無論いる。~ いわゆる商人だが、人間と交わる生活に楽しみを覚える変わり者、と言う認識が一般的である。~ 金や宝石はともかく、一般的な貨幣を海の中に保管する訳にも行かない為、多くの者は陸の上で暮らしている。~ ~ -交易 --海洋種族側に貨幣の概念が無いため基本は物々交換、レートはまちまちでお互いの合意が取引の全てと言える~ とは言え、取引のほぼ全てが末端の漁師や船乗りによって行われているのでさほど問題は出ていないようだ~ 交流が密な一部地域においては小規模ながらも市場が出来ているらしい~ --無論、先に述べた海洋種族の商人には当てはまらない~ 彼等のもたらす物は人間の身で得る事の出来ないものが殆どであり、それゆえ非常に重宝がられる。~ ~ -特産 --魚介類が主、海底から原油や鉱物等の採取も行っているらしい~ また沈船の積荷を引き上げる場合も多く、宝石や貴金属の割合も多い~ --珍品として、珊瑚や真珠、海底に積もった微生物の死がいから取れる特殊な燃料~ 海龍の角やその体内でのみ精製されると言われる魔力結晶、果ては光る魚等の献上品など多岐にわたる。~ ~ ~ ~ **種族 [#yc6ba358] -''魚人'' --半人半魚の種族であり、体の一部にそれぞれの海の生き物の特徴を持つ、それを元に種族分けがされている。~ 基本的に水中でも陸上でも活動が可能であり、陸上に上がる場合は二足歩行出来る形へと肉体を変化させる事が可能。~ 陸上では動きが鈍いと思われがちだが、常に泳ぎ続けることで鍛えられた脚力はその思い込みを軽く打ち砕くだろう。~ --外見上男女の区別はあまりない、人と交わり子孫を残すことも可能である。~ 後述の人魚は精霊の血を受け継いでいる証であり、通常魚人同士の間に生まれる事は無い ~ ~ -''鯱、鮫、鯨'' --それぞれの特徴を模した魚人の一族で、特にこの三種族を持って海の番人と言わしめられる。~ 最大の理由は強さであり、個体の中では海魔、海竜とタイマンを張れる者もいると言うのだから推して知るべきだろう。~ それゆえ、国王を最も多く輩出してきた種族でもある。~ ~ -''人魚'' --一般的に下半身が魚で上半身は人間の女性の姿をしている種族~ より精霊に近いウンディーネと間違われることが多いが明確な区別があるわけではないようだ~ このような姿をしている彼女たちを一般的に人魚と呼んでいる~ --その肉を食せば不老不死になれる、人間の世界に広く流布している伝説であるが~ それを成しえたという話は御伽噺の中以外で存在しないと言ってもいい、それでもなお試して見ようとするのは人間の不死性への憧れゆえであろう~ 彼女達の寿命は一般に200年程度といわれている~ ~ -''霊亀''~ --その名の通り巨大な亀の姿をしている一族、彼等は海洋種の中でも特に魔力に秀でた種族である。~ そのままの姿で、あるいは人間に化け、陸の上の知識と技術を率先して学んできた経緯が ありご意見番として召されることも多い。~ 大きな者であれば甲羅の部分で小島程度ある個体も確認されている、その上に市場が立っている場合もあるとか~ 寿命は千年と言われ海洋種の中でも長命である ~ **その他四方山話 [#e2bfff1c] -''不老不死の噂'' --人魚の肉を食せば不老不死になれる、この逸話は出所が不明ながら広く流布し多くの不和や不幸な事件を生み出して来た。~ だがそれらを踏まえた今ではただの与太話とされている。~ しかしながら一部資産家の間では、生きたまま捕えられた人魚が秘密裏に取引されているとも言われているが、事実かどうかは不明である。~ ~ かつて津波に飲み込まれ滅んだ小国があったが、その直接の原因が「捕えた姫を返さなかったため」との言い伝えもあるそうだ。~ ~ -''ハルム海賊団'' --世界中の海を荒らし回る海賊、その一団を構成する種族は様々であるが~ 特に、海を自由自在に泳ぎ陸上でも活動を可能とする魚人ほど頼れそして恐れられるものはない。~ ~ かつてその魚人のみで構成された海賊団があった、それが船長ハルムを頭とする一団である。~ 強さ狡猾さ残忍さを併せ持つ海賊として恐れられ、同時に何者にも屈せず己の理念に生きた彼等は~ 300年という年月を経ても色褪せぬ伝説としてその名を語り継がれている。~ 現在では時代において最強と目される一団を畏怖を込めそう呼ぶ習わしらしい。~ 虎の威を借る輩も多かったが、多くの場合は泡のように消えていった。
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