冒険者/0040
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#navi(../) #Menu(MenuBar/AMY) CENTER:男がこの街に帰る事はもう無い #region(男の人生) *封忌師 落蘇 [#x1851831] |BGCOLOR(white):|BGCOLOR(white):|BGCOLOR(white):|c |CENTER:&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp030464.jpg);|~名前|落蘇(らくそ)| |~|~性別|男| |~|~年齢|20代前半| |~|~出身地|東のどこか| |~|~職業|呪術師| |~|~理由|忌み者を探し求めて| |~|~RP|長文・短文なんでもござれ| |~|~霊圧|夕方から日付変更まで| *三行 [#kf8ccd13] -なんか怪しい呪術師が -街にやってきた -何するかこれから考える |>|SIZE(9):#include(info/黄昏歴,notitle)|~| **どっかのうらぶれた小屋 [#q3b848eb] (中は板張りの質素な部屋で生活感は無く、祭儀の間のような独特な空間に、青磁の香炉と森の香りのお香が常備されている)&br; (電気系統は一切なく、灯りはロウソクのみ 昼なのに薄暗いのがデフォ)&br; (夏は涼しく、冬は暖かい術式が部屋に施されているので割りと快適)&br; [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075496.png>編集:じゅじゅちゅち]] #pcomment(じゅじゅちゅち,2,below,reply) **男の事 [#mb6414a6] -封忌師としての事 --封忌師とは特殊な技法と術によって作られた封印用の道具を用い、その中に忌み者(魔物や魑魅魍魎など人に害するもの)を封じ込めるすべを持つ一族の総称 --道具は一定量封じ込めると忌み者共々自然に灰と化す この一連をもって封印の儀式は終了とする -男の現在の様子 --本来使用するはずの道具を自分の身体で代用した為、体内に忌み者を封じ込め、操ることも出来るが現在進行形で喰われてる --今は右半身は完全に喰われ、見せかけだけでも人体に見えるよう質量を伴った靄状のモノで保っている ---体内にいる忌み者は現在で999体 1000体目の忌み者を封じ込めた時に自分の身体は限界に達するだろうと予測している --999体の忌み者の力は、男が望めば操ることも出来るが、操る度に喰われる速度が増すので滅多に使用することはない --喰われているのは身体だけではなく精神面にも影響を及ぼし、今は人間性がほぼ失われかけている ---目的を達成する事に執着している為、これだけは失われる事はないだろう ---目的を達成する為にはいかなる手段も惜しまない 忌み者の力を使い邪魔者を消し、自身の望みを叶えるだけである ***男の目的 [#jb3b80fa] -理由も告げられずに国を追われ、再び国に迎え入れてもらう為には己の存在意義を証明するしかないと考える --すなわち封忌師としてより強大な忌み者を封印・抹消し、自身の力を証明する事 --着の身着のままで追われた男は封印の道具すら持たず、やむを得ず自分の身体を道具代わりにして封印の儀式を行ってしまった ---その日から男は自分の限界まで忌み者を探し求め封印する日々を送る ---目的を見事達成できるか、その前に忌み者に全てを喰らわれるかは男次第 #region(今までの事) **概要 [#g191217a] -科学が退化し、代わりに呪術など神秘の傾向が顕著になった国で生まれた男 --怪我や病は儀式や薬草などで治す。科学的な物に触れこそすれそこまで使用しない ---男の国での呪術とは悪霊祓い、精霊と交信・同化したり、神託を授かる儀式を行う事を指す ---魔物が枯渇して来た現在、男の国では害となす存在を忌み者と呼び、封印の儀式を行う役割も担っていた --忌み者は主に悪霊・怨霊・魔物・妖怪などを指す ---大体男の判断で忌み者と決めつけるので時々区分が大雑把になる -男の国は現在衰退の一途を辿り、半分口減らし的な理由で外に出されて10年ほど旅をしている --理由を告げられることなく放り出されたので捨てられたと思っている -この街に来たのは、似たような放浪者が多いと聞いていた為、半分興味半分冷やかしでやって来た --冒険者以外に副業もやっているので地味に金は持ってる //基本的に戦いたくないけど、必要とあったら戦うスタイル //忌み者だと判断したら喜々として封印していくスタイル ***見た目とか性格とかなんか色々 [#m2e27be9] -服装:全身白地の着物に身を包んでいる。長旅で割りとくたびれている --頭から足元までほとんど肌を見せない --口元まで隠し、更に右目も符で隠している。目の色は黒 --左手は見せるが右手は見せない --飲食の際には口布をずらして顔を晒すが、基本的に右側は符で隠れている どう角度を変えても見えない --右半身は触らせない //確定ロールはご遠慮ください -身長:165cm -道具:呪術に使う道具、病気や怪我用の薬、薬を生成する道具などなど -武器:悪霊払い用の短刀・封術の為の符 --短刀は刃長七寸二分 刀身の表に梵字が一文字 黒の柄巻に草の形をした目貫が施されている ---目貫の形は二枚の草が交差したような模様 燻された色合いが枯れ草を連想させる -性格:基本は怠け者。常にだらりとしている、適当が一番 --拘りは特にない。来るもの拒まず --何かほしい薬があれば気楽にあげたりする。(効果はご自由に) ---忌み者見るとテンパったり心が乱されたりするが基本は無害です ---基本ヘタレなので、戦うことはありません むしろ逃げ腰です //祓ったりはできるけど率先して祓ったりする事はないです --性には割りとおおらかです 基本的に女相手を選ぶけど儀式で必要とかなら男相手でもします 儀式なら仕方ないね ---ただ浮気や不倫等、家族を蔑ろにする行為は本気で毛嫌いするのでお気をつけ下さい --定期的に娼館通いするけど、それはあくまで自己生成不可能な女性特有の気を性行為によって補充する為です ---義務感が発生するので行為自体はそんなに好きではありません #endregion #region(他色々) -自国 --近隣国はおろか街も村もない森の奥深くに隠れ潜んでいる国 衰退期の入った現現在、国というよりも街ほどの広さ --呼称の必要がない為か、国に名前はない 時折くる行商人には単純に『隠れ里』と呼ばれている ---住民は名前だけを持ち氏名を持っていない 家系はそれぞれ服の形・色・刻まれる模様の型や数、身に付ける装飾の形・数で表現、判断する ---落蘇の家系は代々封印の儀式を習わしにしている呪術師の為、白の服に二連の数珠飾り 呼び名は「封ぜし白」 -信仰 --自然崇拝を理念とする 全てのものに精霊が宿り、精霊の導きは宇宙の根源である『名も無き全て』からの導きである --山も川も、森も草も、動物も人も、『名も無き全て』の下、平等である ---人は全てのものによって生かされているということを忘れてはならない 常に敬意を持って接するべきである ---獲物を狩る時、草花を摘む時、石や木や土で建物を建てる時、感謝の祈りを忘れてはならない -商業 --広大な自然の土地を有し、狩猟・農業を中心にほぼ自給自足の生活 --確かな効果のある薬や、独特の模様を施した衣裳や装飾物を交易品として、行商人から調味料や生活用品を取り寄せている ---貨幣制度はない 基本的に物々交換である ---機械はほとんど使わない どれほど時間がかかっても、かかる時間すら尊ぶ傾向にある -呪術 --全ての存在に宿る精霊の力を借り、その力を具現化させる職業 --植物の精霊の導きにより薬を作り人々を癒す薬師のように、精霊の声を聞く役割を持つ --儀式により根源である『名も無き全て』に捧げ物をし、対話を行えるのも呪術師の仕事 --これらは1つの一族で行うものではなく、複数の一族がそれぞれ行うものであり、呪術師の家系は落蘇の一族以外にもいる ---優れた腕を持っているのならば、複数の技術を持つのも構わない 落蘇は本草学と祓いの術を掛け持つ ---自身の一族の力より、優れた力を持っているのなら、その力を司る他家に養子に出されることもある ---平等の精神において、よその血が混じることは厭わない -封忌師(ふうきし) --全ての存在に害を及ぼすとされる【忌み者】に対抗するべく封印の力を持った家系 --【忌み者】には精霊は宿っておらず、完全なる異端の存在とされ、消却されるべきものと見る --封忌師とは特殊な器を用い【忌み者】を封印する術を持つ、呪術師の中でも力の強い一族を指す ---だがそのやり方がおぞましいやり方なので、他の一族よりしばしば懸念を持たれている ---しかし男の一族はこの国の創立に尽力した最古の一族の一つなので、邪険にはできず、だが一歩引かれた立ち位置にある ---実質、封忌師の力が一番【忌み者】に対処できるので、国の者からは尊敬と畏怖を持たれ、特別視される傾向であった --そもそも自然崇拝の文化が後から発生したのであり、封忌師の力自体は建国当初は特に問題視されてはいなかった ---建国当初は今よりも【忌み者】の存在は活発であり、対処できる力はむしろ望まれたものである ---時代の流れと論理の変化により、封忌師の一族もまた、忌むべき対象となってしまった //封忌師の一族の祖先は、元は別の国で暮らしていたが、やはり忌むべき対象とみなされており、 //それを憂う一族の一人が国を飛び出し、数人の仲間を得て山奥の中に自身の思想に基づく国を作り上げた //しかしその子孫もまた、以前の祖先と同じように国の者から見られてしまうのは皮肉である #endregion #region(一人遊び) - その遺跡は浅いとは言いがたいが、しかし深すぎるほどでもない、そこそこの実力を持った冒険者が行くには充分な場所であった。~ 薄暗く湿気混じりの空気が、侵入者の身体をじわじわと蝕んでいく。その合間に襲いかかる魔物達への応戦で、パーティ内で一番体力の低い者の足取りを弱らせていく。~ しかし一人のリタイアを出すまでもなく、今回の依頼は無事達成された。討伐対象を見事屠ったのである。~ 達成の目印としてその魔物の一部位を切り取る。その一部分が希少価値の高い素材となるのだ。~ ~ 無事に帰りつき、報告をして初めて依頼達成になるのだが、その場の皆からは安堵の空気が否応なく溢れていた。~ 討伐された魔物の遺体を前にして、早く帰ろうと誰かが言う。それに皆が応える中、一人だけすっと片手を上げた者がいた。~ 白い服装を身にまとい、唯一かろうじて人間であると確認できるのは左目だけという奇妙なナリの男であった。~ ~ ~ ~ 先に帰っててくれ。男の口元を隠す布が、そのように蠢く。表情が見えない分、声と視線で判断するしかないが、特に不穏な様子を感じる者はその場にいなかった。~ 一緒に帰った方が安全だろうと、親切な一人が心配そうに誘う。それに対して大丈夫だと断定した。~ ~ 「魔物はもうみんなが倒してくれたじゃないか。なら一人でも大丈夫だ。なに、ちょっとやり残しがあるだけさ。終わったらすぐ帰るよ」~ ~ 男は抑揚のない声で言う。終わるまで残ろうかという者もいたが、一人でしないといけないからとそれも断った。~ ~ 「依頼は魔物の討伐だ。この遺跡の全ての魔物と、ついでにそれを届ければボーナスもつく。それに条件の中に誰かが欠けていれば駄目だという訳ではなかっただろう?」~ ~ 確かにあくまで依頼は魔物討伐であり、この素材納品は言わば副産物である。依頼主はそれが目的の為に冒険者を募った。~ 危険な任務には死者がつきものである。依頼主もそれを承知の上だった。だからこそ条件にそのような記述はないのだ。~ たとえ一人だけ帰ってきても、依頼は無事達成なのだ。~ しかし全員無事に任務が達成出来たのなら、全員で帰ろうと思うのも人情である。不安な表情が隠せない一時的な仲間に、困ったように首を傾げた。~ ~ 「実はここに来たのは報酬目当てじゃない。むしろ本命はこっちだったんだ。だからここに残らせてほしい。こんな機会はめったに無いのでね」~ ~ 自分の素性は大雑把には説明してある。呪術を扱う者ならば、何かしらの儀式の為に必要なことがあるのではないか。~ その場にいる全員はそう思った。幸いにして彼らは呪術に関しては疎いものたちばかりである。~ そういう者達ばかりが集まる中に入ったのだ。そうでなくてはこちらが困る。~ ~ そして冒険者の中には時々このように単独で行動を起こす者もいるという。依頼達成前なら困りものだが、今はほぼ達成間近だ。~ 後は帰ればいい。この近辺は大凡静かで危険な物はいない。珍しく危険な魔物が遺跡に住み着いたからこそこのような依頼が出てきたのだ。~ よほどの事がない限り、無事に帰れるだろう。~ ~ 「なんなら報酬もそちらで山分けしてもいい。もともと俺は金が目当てじゃないんだ」~ ~ 何度か言葉が交わされる中、ようやく判ったと誰かが言った。平行線の話をしても無駄だと悟ったか、戦闘後の疲弊で思考が低下しているのか、兎にも角にも仲間たちは全員その場を後にした。~ 中々粘られたがこれで邪魔者はいなくなった。~ さて、彼らがこの遺跡を出るのにどれくらいかかるだろう。途中の魔物との戦闘は無いとしたら、最短でも二時間くらいだろうか。途中で隠し通路も見つけたからそれよりも早いか?~ 音に気づかれて引き返されても面倒だ。三時間は様子を見ておこう。~ 巨大な魔物の禍々しい遺骸と、毒々しい香りの体液が飛び散る部屋で、男は魔除けの術を施しつつ、腰を下ろし、すっと瞳を閉じて暫しその時が来るまで待った。~ ~ ~ ~ 再び目を開ければ、先ほどと同じ光景がそこにあった。~ 一部位を切り取られ、かろうじて判る苦悶の表情をした魔物の遺骸。~ 体感的に三時間弱といった所か、男の国では時計というものが無い為に民は体感だけで時の流れをほぼ計測できる。~ 念の為に気配を探っておいた。周囲には確実に生き物の気配はない、人も、魔物も、何もかも。~ ~ 今この場で生きているのは、この白装束の男のみである。~ ~ 男はゆっくりと遺骸に近づいていく。びちゃりびちゃりと体液の中を跳ね散らしながら歩き、やがて遺骸のすぐ目の前まで来た。~ 苦悶の表情をじっくり検分していく中、さきほどの戦いの光景も思い出す。~ この魔物はどれほどの苦痛と恐怖と絶望を味わったことだろうか。はたしてそれは自分を満足させてくれるだろうか。~ ~ 男はゆっくりと、【右腕】を遺骸に合わせた。~ 相変わらず袖で隠されている為に、その姿を見ることは出来ないが、確かにそれは腕の形はしているのが袖の膨らみで判る。~ その腕が触れた瞬間、魔物の遺骸がびくりと大きく鼓動した。~ 体液が男に振りかかるが、男は我関せずとそれを受け止め、布越しに口を開いた。~ ~ 男の口から言葉が吐かれる。~ ~ 歌の一節のようでもあり、詠唱のようでもあり、祝詞のような規則正しい言葉の羅列であった。~ その言葉に合わせるように、遺骸はブルブルと震え、蠢き、歪んでいく。~ その内魔物の口から、いや身体中から怨嗟の声が響き渡った。~ 苦痛を伴う悲鳴、助ける求める慟哭、絶望から逃げ惑う哀願の叫びが部屋中に、更には遺跡中に遠く遠く広がっていく。~ しかしそれだけだ。この魔物の遺骸を救う者は誰一人いない。そもそも魔物は既に死んでいるのだ。この声は本当に発生されているのかどうか、男にすら判別がつかなかった。~ だがそんな事はどうでもいい。この叫びが重要なのだ。この苦痛、この怨嗟、それらが全て力となる。~ ~ 俺の力となり、俺の糧となり、俺の望みを叶えてくれる。~ ~ ねじり、歪み、すり潰されていく最後の最後まで絞りとるように声は続き、巨大な魔物の遺骸はいつしか木乃伊のように縮み、右袖の中に吸い込まれていく。~ 全てが吸い込まれた同時に、静寂が全てを覆い隠した。~ ~ ~ ~ ~ 魔物の声と、そして自分の声が聞こえなくなった。そして自分は息を止めている事にようやく気づき、毒々しい臭気に満ちた空気を吸い込んだ。~ 忌み者は無事封じられ、男の目的は達成されたのだ。~ だが男の左目は虚ろに揺らめくだけであった。~ ~ 「足りない…」~ ~ 思った程の成果ではなく、失望に満ちた声が無意識に漏れでた。~ それでも用の無くなったこの遺跡に踏みとどまるつもりは毛頭なく、男はふらりと踵を返して魔除けの術を解除しその場を後にした。~ ~ あとどれくらいの忌み者を封じればいいのだろう。~ ~ 門が見えない。~ ~ あの門にたどり着くには、あとどれほど求めればいいのだろう。~ あと何回、こんな事を続ければいいのだろうか。~ 男は遺跡をさまよう亡者のような足取りで、ゆっくりと、ゆっくりと、進んでいった。~ 時折漏れ出る声を遺跡の中に捨て去るように、ゆっくりと、ゆっくりと。~ ~ ~ 「足りない」 ~ ~ ~ #endregion #region(一人遊び2) 新雪の降りしきる雪の朝に、少年は突然国外へと追いやられた。~ 固く閉ざされた門を見つめる少年の顔は、この事態に対処できず、途方に暮れた様が浮かび上がっている。~ 本来門の外にいるはずの門番は、今は門の向こう側、つまり国内へと引っ込んでいる。~ おそらく人の姿を全く見せないことで、少年に余計な希望を抱かせないにようにする為であろう。~ やがてゆっくりとだが現状を理解した少年は、門に向かって力の限り叫びたい衝動に駆られながらも、~ 門を挟んだすぐ先にいるであろう門番に向かって、この状況の説明を落ち着いた声で問うてみた。~ ~ なぜ自分が追い出されなければならないのか。~ ~ 自分が何の罪を負ったのか。~ ~ 心当たりが全くない少年は己の無実を訴えながらも、その声は古き家柄の誇りの為か、どのような時でも荒げることはなかった。~ しかし声は徐々に力を無くしていく。訴えを却下されるどころか全く反応がないというのは、少年の僅かにあった気力を萎えさせるには充分であった。~ やがて声が枯れ始め、寒さと雪で乾いていく恐ろしさを体感しながら、小さく小さく尻窄みになっていく。~ もはや誰にも自分の声は聞いてもらえないのか。本当に自分は見捨てられてしまったのか。~ 足元からじわじわと這い寄る寒さと絶望が、少年の支えをこそぎ落としていった。~ ~ もしも門の向こうから両親の声が聞こえていれば、少年の絶望はここまで深まることはなかっただろう。~ 現状は変えられなくても気遣いの言葉一つあれば、少年は別の道を歩む未来も視野に入れていたかもしれない。~ ~ だが現実は誰ひとりとして少年に見向きもしなかった。それが返って少年の心に望郷の念を宿らせてしまったのだ。~ 帰りたい。また故郷の地を踏みたい。~ ならばどうすればいいのだろう。~ 力を無くした少年はただその一心だけを胸に秘め、雪が積もる森の奥へと消えていった。~ ~ ~ ~ ~ 少年の故郷は森の奥にあると言っても、無闇に拡大することもなく最低限の居住で構成されたこじんまりとした国であった。~ 故に周囲の木々は千年の時間ほぼ手付かずのままがほとんどで、巨木と言っても過言ではない木もまばらにある。~ アテもなく彷徨い夜が更けてきた頃、少年は古くなった巨木の虚に入り、寒風を凌いでいった。~ 冬の森の中、食べ物など有るはずも無い。今は食欲もほとんどなくせいぜい雪を齧って水分を補給したくらいだ。~ だがいずれ空腹はやってくる。しかしどうすればいいのか分からない。罠を仕掛ければいいのだろうがその術を自分は知らない。~ それだけでも絶望的なものだが、更なる絶望がこちらに近づいているのが分かった。~ ~ ァァァァァ……~ ~ 遠くからどこまでもどこまでも引き伸ばしたような声が、森の中を縫うように流れてきている。~ 人のような声とも聞こえるが、人にしてはあまりにも長い。そもそもこんな夜中に人がここらを歩いているなど考えられない。~ 国の周囲は忌み者と呼ばれている、魑魅魍魎などが跋扈しているのだ。~ それを封じ、退治するのが自分の一族の役割であったが、今の少年にはそれすらも出来ない事情があった。~ ~ 封印の儀を行う為には、ある道具が必要だった。~ ~ 少年の一族、いわゆる封忌師はその道具を用い呪言を唱えながら、その道具に忌み者を封じ込めるのだ。~ 特殊な道具である為に有事以外にこの道具を持ち出す事は基本厳禁とされている。~ いきなり国を追われた少年がそんな道具を持つことなどどだい不可能であった。~ ~ もし襲われても為す術がない。~ ~ 封忌師として基本を習い実践も経験した。しかしそれもこれも道具があればこその話だ。~ 道具が無ければ無力も同じ。代用などすぐに手に入る訳はない。~ 今の少年に出来ることは、息を潜めて嵐が遠ざかるのを待つ以外なかった。~ ~ アアアァァァァァァァ……~ ~ 声はいつまでも森を流れている。~ できるだけ虚の奥深くに身体を寄せ、息を可能な限り小さく吐き、自分を透明にさせるように気配を殺してじっとうずくまる。~ 来るな、来るなと念じるだけでも今にも身体が震えで止まらなくなりそうで、ただただ相手に気取られないよう必死であった。~ 声は遠ざかったように思えば近づき、近づいたかと思えば遠ざかる。油断の許されない状況に少年はともすれば気を失うのを懸命に堪える。~ いま気を失えば、確実に抵抗も出来ず殺されてしまうだけだ。見つからないようにじっとしているか、それとも隙を見てここから逃げだすか。~ 逃げ出すのなら早いほうがいい。だがこのまま隠れていれば見つからないかもしれない。こんな冬の夜に走り回るなど別の意味で自殺行為だ。~ 思考はぐるぐると回り続け、決断を迫られる。逃げるのなら一秒でも早いほうがいい。声はいまどこからだ。少年は固く閉じた目をそっとあけてみた。~ ~ 何かが遠くからこちらを見ている。~ ~ 少年はすぐさまウロから抜け出し走りだした。~ 後ろを振り返る余裕などない。今はただ前に、前にと走る。心臓が一気に跳ね上がり悲鳴を上げ痛みを伴おうが走り続ける。~ 走るという意識など既にない。終いには足をひたすに動かしているだけであった。~ 雪の積もった草の上を危ない足取りで、どこまで進んでいるのか判らなくなるほど疾走し、突然その足が止められた。~ 止まったのではない。止められたのだ。身体はそれでも前に進もうとしていたが、がくりと前のめりになるも転ぶことはなかった。 何が起こっているのか混乱する頭で状況を確認する。~ 思い出したように息を吐き、吸い、急激な体温の上昇と低下により強烈な頭痛を纏わり付かせながら、ゆっくりと首を後ろに向けた。~ ~ いる。~ ~ それをなんという名で呼べばいいのか分からない。そもそも忌み者に一つ一つ名前などつけはしない。~ 強大な薄暗い泥の山が築かれているとでも言えばいいのだろうか。月もなく僅かな星明かりのみが光源の現状ではそれの形状も色合いもはっきり確認出来はしなかった。~ いや、もうそれがどういった物かなどどうでもいい。今から自分はこれの餌食になるのだ。~ 足が止められているのはこの忌み者の威圧感。下位の物をその場に繋ぎ止める恐怖の迫力だ。~ ~ 逃れられない。~ ~ だが観念した訳ではない。逃げ出せる隙はないか懸命に視線だけを彷徨わせ、今は対峙しているだけの忌み者の次なる行動は何か予測する。~ 山のようなものの中央が、べりと横に剥がれた音が耳にとどいた。~ べり、べりと乾いた音を撒き散らせながら、それはまぶたのように開いていく。~ 少年はそのまぶたの裏から出てきた物を一目見て、思わずあらん限りの悲鳴を上げた。~ ~ それは無数の目であった。そしてそれが人間の目であることを即座に理解した。~ 取り込まれてしまった人たちなのだろうか。てんでバラバラな配置で張り付かれている目は、ギョロギョロと四方八方に視線を向け、少年に向け、周囲の木々に向けた。~ そしてあの視線の一つ一つに意思があるのを感じ取り、その意味を理解して思わず吐きそうになった。~ ~ 生きている。~ ~ 身体は既にないだろう。だが目だけで生かされている。こんな姿にされて死ぬことも出来ないまま、ずっと。~ ~ このままでは自分もああなってしまうのか?嫌だ絶対に嫌だこんな所で意味もわからず嫌だ死ぬのは嫌だ取り込まれるのは嫌だ助けて死にたくないあんな姿になりたくない。~ ~ 少年はせめてと右腕を前にかざし、少しでも距離を取ろうともがく。足は相変わらず動かない。~ 山がずるりと近づいてくる。~ 嫌だ嫌だ嫌だ道具はどこだ封じなければ嫌だ来るな道具を早く来る来る来る来る来る来るな来るな来るな道具を何でもいい道具を封じる道具を早く早くどこだどこに。~ ~ ~ あった。~ ~ ~ 右手が山に触れた。ぬるりとした不快感を伴う温もりがたまらなくおぞましかった。~ 少年は右手をあらん限りの力でソレにめり込ませ、声を限りに呪言を叫んだ。~ 声が地割れのように山から響き、歪みうねりを上げている。~ 目の前の忌み者の変化に、少年は更に声を上げた。少年の無心の表情から既に意味を持った詠唱にはならなかった。~ ただひたすらに覚えた言葉を綴る。この声が尽きるまでずっと、何度でも何度でも。~ 少年が次に意識を取り戻した時、日は既に上がっていた頃だった。~ そこには少年と雪とそこから顔を出す草と、そそり立つ木々しか見当たらなかった。~ ~ ~ ~ ~ 門の前には、今日も陽に照らされて煌めく雪が敷き詰められている。~ 少年はその雪を踏みしめながら、再び門の前に姿を表した。~ 今日は門の前に、つまりは少年のすぐ目の前に待機しその姿に戸惑っている門番に向かい、一夜の恐怖を乗り切り固まった表情のままで、昨日と同じように声を張り上げた。~ ~ 「封ぜし白の者が一人、封儀を行い帰ってまいりました」~ ~ 声は抑揚のない、ともすれば棒読みのように聞こえるほど感情がこもっていなかった。~ 待機している二人の門番は顔を見合わせ様子を見ている。~ ~ 「開けてくださいませ」~ ~ やはり声はどことなくはっきりとしない。子供の声にしては平坦すぎる。~ ~ 「開けてくださいませ」~ ~ 声は気になるが、門番は一番気になる事を問いただす。~ お前は封印の儀を行うための道具は持たされていないはずだ。故に儀式を行う事は叶わない。~ 儀式を無事行ったのならば、忌み者はどこに封じたというのだ。~ ~ 当然の疑問に、少年は左手を右側に寄せて高らかと応えた。~ ~ 「ここに」~ ~ 門番は最初意味が判らず、もう一度同じことを聞き返す。~ そして少年はやはり同じように、右腕を掲げてその答えを表す。~ ~ 「ここに」~ ~ 門番はようやくその意味を理解し、同時に青ざめ騒然となったのを目の端が捉える。~ 少年は自分の視界が、特に右がおかしいことに気づいた。~ 右側全部が、何かおかしいことに気づいた。~ やがてげぅっと声を上げたかと思うと、そのまま仰向けに倒れ、意識は遠ざかっていった。~ ~ ~ 目が覚めた時、昨日と同じように門番の姿は消えていた。きっと門の奥に待機していることだろう。~ ゆっくりと身体を起こした時、右側が見えないことにようやく気づき、まず右手を顔に持って行こうと持ち上げる。~ ~ もう右手は無かった。~ ~ 右手首から先のないそれに、表情一つ動かさず、今度は左手を顔の右側にあてると、くしゃりとした紙の感触がした。~ ただの紙ではないことは触れていて判る。ゆっくりと撫でるように動かし、その紙が封印の力を持つ符だと理解する。~ やはり今の自分の技術と身体では封印は難しかったか。意識を失っている間封印が補強されたようだった。~ 一族の誰かなのだろうかと少年は一瞬だけ思ったが、すぐに意識は別に向かった。~ ~ 「まだ、足りないのですね」~ ~ その言葉だけを告げて、来た道をゆっくりと戻っていった。~ 今はできるだけ多くの危険な忌み者を封じよう。それが封忌師の一族に生まれた自分のなすべき事だ。~ ~ 自分の身体が消滅してしまう前に。~ ~ 封忌師の封印の儀とは、特殊な道具で忌み者を封じ、一定量を超えた所で道具もろとも消滅させる儀式の事を言う。~ 少年はあの忌み者を自身の身体に封じる事が出来たと実感したその時から、己の次の運命もすぐに自覚していった。~ ならば、この身体に封じるだけ封じてやろう。その実績を見せればきっと門は開いてくれるはずだ。~ 少年は口元だけ笑みを浮かべながら、忌み者を求め自ら森の中を彷徨いに行った。~ ~ ~ ~ ~ やがて一ヶ月が過ぎ、少年はまた門に戻ってきた。~ 一体この冬場で何を口にしているのだろうか、痩けた頬の少年は一月前と同じ言葉を門に告げた。~ ~ 「封ぜし白の者が一人、封儀を行い帰ってまいりました」~ ~ 十の忌み者を封じて見せたと、少年は声を上げて報告する。~ しかし門からは何も返答はない。いつもいる門番は少年を恐れるように姿を見せない。~ 少年は暫くその場に立っていたが、日が暮れる頃に来た道を戻っていった。~ ~ やがて三年が過ぎ、少年だったものは青年の顔つきへと変えて戻ってきた。~ 一体どうやって生き延びていたのだろうか、目つきの据わった青年は、三年前と同じ言葉を門に告げた。~ ~ 「封ぜし白の者が一人、封儀を行い帰ってまいりました」~ ~ 百の忌み者を封じて見せたと、青年は声を上げて報告する。~ しかし門からは既に何も気配はない。奥にいるであろう門番の気配すら見当たらない。~ 青年は暫くその場に立っていたが、やがて日が暮れる頃に来た道を戻っていった。~ ~ 一が駄目なら十。十が駄目なら百。~ ならば、百が駄目なら。~ ~ ~ 以前の面影を何も残さなくなった青年は、自身の身体を極力隠すように衣装を着こんでいた。~ 唯一露出している左目だけは、今もなお抜け目なく辺りを見据えている。~ この辺りは狩り尽くした。やがてまた忌み者はどこからか湧いてくるのだろうがそれまで待ってはいられない。~ 己が実績の為には弱いものでは駄目だ。ならば遠くへ、ひたすら遠くへ。そこならば自分の目に叶う千の忌み者がきっといるはずだ。~ ~ 国を離れ、土地を離れ、陸を離れ、青年はやがて最期の場所へとたどり着いた。~ #endregion [[SSに出させて頂きました>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp030712.txt]] **交流録 [#f648cc1c] |人物|感想| |[[らん>冒険者/0018]]|あいどるさん 明るいのは良いことだ 甘いもの大好きだそうな 女の子らしいねぇ| //可愛い可愛い アイドル可愛い 愛でたい(愛でたい) |[[レフィ>街人/黄金歴遺物店]]|古物商の人 愛想が良い店員は良い店員 でも店のもの怖いよ| //レフィさんの何か秘めてる凄みいいよね…いい 怖い |[[虎彦>冒険者/0027]]|東国の侍少年 こちらも元気で素直だあざといけど 武者修行頑張ってほしいねあざといけど | //男子は早く虎彦くんをメス化させなさいよね |[[バスターガンダム>冒険者/0041]]|'''そうか…神とは…ガンダムとは''' (分かりませんでした)| //ガンダムをあまり知らないので申し訳ない…どっちかというとナイトガンダム物語の僧侶ガンタンクな紙装甲が理想です |[[コリン>冒険者/0039]]|狼憑きの少年 毛皮も狼も戻り、ようやく少年の旅は終わった| //コリンくんの問答無用な朴訥オーラに癒やされる 癒やされた |[[レイレイ>街人/黄昏の世界の魔法使い]]|色々なものを取り扱っている魔女さん 眠りより目覚め、無事に幸せを手に入れることができたようだ| //牛乳瓶底眼鏡に金眼黒髪三つ編みに黒ローブの地味娘 なんというてんこ盛りだ…!地味ってなんだ |[[レクトール>冒険者/0025]]|獣翼人の年齢不詳おっさん 銃使いだがそれだけではなさそうだ 現在ボケ疑惑発生 [[ドヤ顔はこうなるらしい>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst086639.png]]| //おっさんと言ってるけどおっさんかよく分からないがおっさんキャラいいよね! おっさんか分からないけど 追記:やっぱりおっさんだった |[[ササキ>街人/団子茶屋]]|旨い団子を作る鬼の店主殿 実によい味付けだった きな粉増えたやったー(団子屋の被害は別にする)| //ササキさんも面倒見よくてあざといな…実にあざといな 困らせたい |[[タビビト>旅人/タビビト]]|勝手に釣り堀作っていた寂しがり屋なお兄さん タビビトはまた新たな旅にでかけてしまったようだ| //普段ああいう人がキメ顔になったりするのいいよね…可愛い |[[エンドゥ>冒険者/0051]]|何だか意味深な冒険者の青年 闇を秘めた様子が如何にもアレな感じ(ふわふわ)| //なろう系だー!なろう系主人公だー!でも自分はあまりなろう系分からないが如何にも普通の青年な感じがとてもいいですはい |[[グレイ>冒険者/0009]]|小説家だという男 この男自体が謎めいていると思う 仕事と趣味の両立ができるのは羨ましいことだね| //噂の小説家さんだー!説明下手で申し訳ない ロングポニテ日本刀は正義 |[[本屋の店主>街人/古書店主]]|古本屋さん 読書空間としては最適だったが本屋としてアレでいいのだろうか しかしあの人形なにあれ怖い| //古本屋さんの会話の無いRPはいいな…迷宮に潜ってる訳ではないのに漂うTRPG感 あと歌のない歌謡曲感 自分でも何言ってるのかよく判らない |[[ルウジー>街人/お薬屋さん]]|酒癖は悪いが製薬の腕は確か その腕を鍛える為に見聞の旅にでかける| //行こう行こうと二の足踏んでたら来てもらえて嬉しい この底知れぬ腹の見えぬ感嫌いじゃない むしろ大好きです お薬屋さん可愛い |[[あよ>街人/狐のおばぁちゃん]]|少女の姿をしているがご年配の方だ 長き孤独から開放された| //おばあちゃん…可愛いけど涙腺に来るよおばあちゃん |[[水羊亭の店員さん>冒険者/0012]]|食堂の店員さん 食事がたいそう美味かった そしてありゃモテそうだ| //店員さんは可愛いなぁ イラストも可愛いなぁ! 微笑ましい |[[全裸の少女>冒険者/1111]]|火の精霊の恩恵を頂いている少女 全裸 彼女が一日でも早く服を着れる事を祈る| //全裸だこれ!全裸なのに普通に可愛い 全裸に対して恥じらいないキャラですまない… |[[お風呂屋さん>街人/風呂屋の蒸気機関者]]|風呂屋経営のお姉さん でかかった(色々な意味で)風呂は好きだが一人で入りたい| //お風呂屋さんはでかいな(でかいな)個人的にあの民族衣裳のデザイン大好き 田舎娘いいよね…いい |[[ノイ>街人/傍観者]]|街中であった多分街人 黄金歴時代のものに興味を持っているらしい 近い年齢に見えるが精神年齢は永遠の十代だなあれ| //傍観者さんはホント普通の街人って感じで逆に新鮮だった 濃い連中の中での一時の日常だあれ | [[少女>冒険者/0037]] |鬼を纏う少女 侵食の度合いが激しいが、それよりも彼女の方も色々と問題だ| //鬼持ちだから関わりたかったんや…ヒノちゃんは腹ペコかわいい | [[磁傀>住職/ROBO'Z]] |機械の身体を持つ住持 威圧感凄い あれどうやって趺坐してるんだろ| //ロ坊主さんとは一度じっくり会話してみたかった ロ坊主めっちゃかっこいい 自分が坊主キャラが好きなので尚更たぎる | [[ドリム>街人/鍛冶屋の娘]] |『ドリムの工房』の職人さん ちっちゃいながらも立派に鍛冶をこなせて頼もしい| //ドリムちゃん可愛い 身長二度見した ちっちゃ可愛い! あと凄く普通の女の子でほっとする… | [[ナサ>冒険者/0073]] |チラシ配ってきた人 人? 人知れず亡くなっていたが、何やら因縁めいたものを感じた| //挨拶返ししようとしたら、対応に困る事になっててどうしよう! と思ったら亡くなっておられたー!でもあの話の展開は正直すごく好きです 上手いなと思いました | [[ファウスト>冒険者/0024]] |『ロッシーニ』の若き料理人 ティラミス美味しかったです 次はジェラートかな| //一度行ってみたかったお店だけど、判る範囲の物注文してよかった…あれで精一杯の感想です ティラミス食べたい | [[カレリア>冒険者/0002]] |依頼で一緒になった魔女さん 魔女のアレコレなどを教えてもらった なかなか興味深い| //姉御魔女いいよね…絡むタイミング掴めなかったので来てくれて有り難い 色っぽ怖い | [[イェチン>街人/カンフー道場]] |[[コリン>冒険者/0039]]の師 コリンの憑き物について心配しているようだ あれの正体に気づくのはいつになる事か| //師匠が普通のRPしてるのあまり見かけないから新鮮だった… | [[ニンジャ>冒険者/0062]] |悪運に見舞われているというニンジャ 運がないのも特徴だしそれはそれでおいしいと思えばいいんじゃないかなもう(適当)| //いきなり来てびっくりしたわ 話してると普通のニンジャ=サンだった…ニンスレあまり知らなくてすまない… | [[リカルド>街人/モブサポート系おっさん]] |[[虎彦>冒険者/0027]]と[[少女>冒険者/0037]]の師 噂通りの酔っぱらいだった 弟子のことはちゃんと考えているようだが| //おっさんに会いに行こうと思っていたら例の画像のおかげで中々行けなかったよ…あの下でシリアスRPは無理だよおっさん | [[エルオ>街人/爺婆診療所]] |[[あよ>街人/狐のおばぁちゃん]]の下へ通う診療所スタッフ 彼女の心配は痛いほど判るが、春が過ぎたらどうなるだろうか| //ナースさんいいよね…ナースさん可愛いよね 特にあの尻尾が良いよね | [[猫山さん>街人/猫又の猫山さん]] |粋な喋り方をする妖怪猫又の猫山さん 無害な妖怪はいい 全力で猫分が補給されていく| //リアルで猫山さん飼いたい 三毛可愛い あと喋り方凄く好きです | [[アニー>冒険者/0003]] |文武両道の考古学者 才女というのはああいうのを言うのだろうか 少し戦闘寄りだが| //アニーさんも以前からずっと見ていたけど関わるきっかけがなかなか掴めず…アニーちゃんは活発可愛い 戦闘楽しそうだなと眺めていました #endregion //コメアウは好きに書いていいって聞いたので中の人的キャラ感想も付け足す 好きに書かせてもらった //基本的に何かつぶやきたいものつぶやくスペース //俺の名前はスイッチばら撒くマン!邪魔だったら気にせず消してね! //恋愛スイッチ OFF あんまりする気ないかな //戦闘スイッチ 基本OFFだけど設定的に必要に迫られたら頑張る //セクハラスイッチ 何をセクハラされるのこいつ ONにしてたらどうなっちゃうの? //エロールスイッチ OFF 性に奔放だけどエロールは無理かな… //文通スイッチ ON 文通OKだよ 長々と会話するんでごめんね //ガチ死スイッチ ON 多分ガチ死で終了 //-なんか来てたので入れてみる //辻描きOKスイッチ //置いときますね //-こんな中途半端な絵を描こうという奇特な人いるのかな…男だし //-はい終わりましたお疲れ様でしたー関わってくれた全ての人たちに感謝を
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#navi(../) #Menu(MenuBar/AMY) CENTER:男がこの街に帰る事はもう無い #region(男の人生) *封忌師 落蘇 [#x1851831] |BGCOLOR(white):|BGCOLOR(white):|BGCOLOR(white):|c |CENTER:&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp030464.jpg);|~名前|落蘇(らくそ)| |~|~性別|男| |~|~年齢|20代前半| |~|~出身地|東のどこか| |~|~職業|呪術師| |~|~理由|忌み者を探し求めて| |~|~RP|長文・短文なんでもござれ| |~|~霊圧|夕方から日付変更まで| *三行 [#kf8ccd13] -なんか怪しい呪術師が -街にやってきた -何するかこれから考える |>|SIZE(9):#include(info/黄昏歴,notitle)|~| **どっかのうらぶれた小屋 [#q3b848eb] (中は板張りの質素な部屋で生活感は無く、祭儀の間のような独特な空間に、青磁の香炉と森の香りのお香が常備されている)&br; (電気系統は一切なく、灯りはロウソクのみ 昼なのに薄暗いのがデフォ)&br; (夏は涼しく、冬は暖かい術式が部屋に施されているので割りと快適)&br; [[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075496.png>編集:じゅじゅちゅち]] #pcomment(じゅじゅちゅち,2,below,reply) **男の事 [#mb6414a6] -封忌師としての事 --封忌師とは特殊な技法と術によって作られた封印用の道具を用い、その中に忌み者(魔物や魑魅魍魎など人に害するもの)を封じ込めるすべを持つ一族の総称 --道具は一定量封じ込めると忌み者共々自然に灰と化す この一連をもって封印の儀式は終了とする -男の現在の様子 --本来使用するはずの道具を自分の身体で代用した為、体内に忌み者を封じ込め、操ることも出来るが現在進行形で喰われてる --今は右半身は完全に喰われ、見せかけだけでも人体に見えるよう質量を伴った靄状のモノで保っている ---体内にいる忌み者は現在で999体 1000体目の忌み者を封じ込めた時に自分の身体は限界に達するだろうと予測している --999体の忌み者の力は、男が望めば操ることも出来るが、操る度に喰われる速度が増すので滅多に使用することはない --喰われているのは身体だけではなく精神面にも影響を及ぼし、今は人間性がほぼ失われかけている ---目的を達成する事に執着している為、これだけは失われる事はないだろう ---目的を達成する為にはいかなる手段も惜しまない 忌み者の力を使い邪魔者を消し、自身の望みを叶えるだけである ***男の目的 [#jb3b80fa] -理由も告げられずに国を追われ、再び国に迎え入れてもらう為には己の存在意義を証明するしかないと考える --すなわち封忌師としてより強大な忌み者を封印・抹消し、自身の力を証明する事 --着の身着のままで追われた男は封印の道具すら持たず、やむを得ず自分の身体を道具代わりにして封印の儀式を行ってしまった ---その日から男は自分の限界まで忌み者を探し求め封印する日々を送る ---目的を見事達成できるか、その前に忌み者に全てを喰らわれるかは男次第 #region(今までの事) **概要 [#g191217a] -科学が退化し、代わりに呪術など神秘の傾向が顕著になった国で生まれた男 --怪我や病は儀式や薬草などで治す。科学的な物に触れこそすれそこまで使用しない ---男の国での呪術とは悪霊祓い、精霊と交信・同化したり、神託を授かる儀式を行う事を指す ---魔物が枯渇して来た現在、男の国では害となす存在を忌み者と呼び、封印の儀式を行う役割も担っていた --忌み者は主に悪霊・怨霊・魔物・妖怪などを指す ---大体男の判断で忌み者と決めつけるので時々区分が大雑把になる -男の国は現在衰退の一途を辿り、半分口減らし的な理由で外に出されて10年ほど旅をしている --理由を告げられることなく放り出されたので捨てられたと思っている -この街に来たのは、似たような放浪者が多いと聞いていた為、半分興味半分冷やかしでやって来た --冒険者以外に副業もやっているので地味に金は持ってる //基本的に戦いたくないけど、必要とあったら戦うスタイル //忌み者だと判断したら喜々として封印していくスタイル ***見た目とか性格とかなんか色々 [#m2e27be9] -服装:全身白地の着物に身を包んでいる。長旅で割りとくたびれている --頭から足元までほとんど肌を見せない --口元まで隠し、更に右目も符で隠している。目の色は黒 --左手は見せるが右手は見せない --飲食の際には口布をずらして顔を晒すが、基本的に右側は符で隠れている どう角度を変えても見えない --右半身は触らせない //確定ロールはご遠慮ください -身長:165cm -道具:呪術に使う道具、病気や怪我用の薬、薬を生成する道具などなど -武器:悪霊払い用の短刀・封術の為の符 --短刀は刃長七寸二分 刀身の表に梵字が一文字 黒の柄巻に草の形をした目貫が施されている ---目貫の形は二枚の草が交差したような模様 燻された色合いが枯れ草を連想させる -性格:基本は怠け者。常にだらりとしている、適当が一番 --拘りは特にない。来るもの拒まず --何かほしい薬があれば気楽にあげたりする。(効果はご自由に) ---忌み者見るとテンパったり心が乱されたりするが基本は無害です ---基本ヘタレなので、戦うことはありません むしろ逃げ腰です //祓ったりはできるけど率先して祓ったりする事はないです --性には割りとおおらかです 基本的に女相手を選ぶけど儀式で必要とかなら男相手でもします 儀式なら仕方ないね ---ただ浮気や不倫等、家族を蔑ろにする行為は本気で毛嫌いするのでお気をつけ下さい --定期的に娼館通いするけど、それはあくまで自己生成不可能な女性特有の気を性行為によって補充する為です ---義務感が発生するので行為自体はそんなに好きではありません #endregion #region(他色々) -自国 --近隣国はおろか街も村もない森の奥深くに隠れ潜んでいる国 衰退期の入った現現在、国というよりも街ほどの広さ --呼称の必要がない為か、国に名前はない 時折くる行商人には単純に『隠れ里』と呼ばれている ---住民は名前だけを持ち氏名を持っていない 家系はそれぞれ服の形・色・刻まれる模様の型や数、身に付ける装飾の形・数で表現、判断する ---落蘇の家系は代々封印の儀式を習わしにしている呪術師の為、白の服に二連の数珠飾り 呼び名は「封ぜし白」 -信仰 --自然崇拝を理念とする 全てのものに精霊が宿り、精霊の導きは宇宙の根源である『名も無き全て』からの導きである --山も川も、森も草も、動物も人も、『名も無き全て』の下、平等である ---人は全てのものによって生かされているということを忘れてはならない 常に敬意を持って接するべきである ---獲物を狩る時、草花を摘む時、石や木や土で建物を建てる時、感謝の祈りを忘れてはならない -商業 --広大な自然の土地を有し、狩猟・農業を中心にほぼ自給自足の生活 --確かな効果のある薬や、独特の模様を施した衣裳や装飾物を交易品として、行商人から調味料や生活用品を取り寄せている ---貨幣制度はない 基本的に物々交換である ---機械はほとんど使わない どれほど時間がかかっても、かかる時間すら尊ぶ傾向にある -呪術 --全ての存在に宿る精霊の力を借り、その力を具現化させる職業 --植物の精霊の導きにより薬を作り人々を癒す薬師のように、精霊の声を聞く役割を持つ --儀式により根源である『名も無き全て』に捧げ物をし、対話を行えるのも呪術師の仕事 --これらは1つの一族で行うものではなく、複数の一族がそれぞれ行うものであり、呪術師の家系は落蘇の一族以外にもいる ---優れた腕を持っているのならば、複数の技術を持つのも構わない 落蘇は本草学と祓いの術を掛け持つ ---自身の一族の力より、優れた力を持っているのなら、その力を司る他家に養子に出されることもある ---平等の精神において、よその血が混じることは厭わない -封忌師(ふうきし) --全ての存在に害を及ぼすとされる【忌み者】に対抗するべく封印の力を持った家系 --【忌み者】には精霊は宿っておらず、完全なる異端の存在とされ、消却されるべきものと見る --封忌師とは特殊な器を用い【忌み者】を封印する術を持つ、呪術師の中でも力の強い一族を指す ---だがそのやり方がおぞましいやり方なので、他の一族よりしばしば懸念を持たれている ---しかし男の一族はこの国の創立に尽力した最古の一族の一つなので、邪険にはできず、だが一歩引かれた立ち位置にある ---実質、封忌師の力が一番【忌み者】に対処できるので、国の者からは尊敬と畏怖を持たれ、特別視される傾向であった --そもそも自然崇拝の文化が後から発生したのであり、封忌師の力自体は建国当初は特に問題視されてはいなかった ---建国当初は今よりも【忌み者】の存在は活発であり、対処できる力はむしろ望まれたものである ---時代の流れと論理の変化により、封忌師の一族もまた、忌むべき対象となってしまった //封忌師の一族の祖先は、元は別の国で暮らしていたが、やはり忌むべき対象とみなされており、 //それを憂う一族の一人が国を飛び出し、数人の仲間を得て山奥の中に自身の思想に基づく国を作り上げた //しかしその子孫もまた、以前の祖先と同じように国の者から見られてしまうのは皮肉である #endregion #region(一人遊び) - その遺跡は浅いとは言いがたいが、しかし深すぎるほどでもない、そこそこの実力を持った冒険者が行くには充分な場所であった。~ 薄暗く湿気混じりの空気が、侵入者の身体をじわじわと蝕んでいく。その合間に襲いかかる魔物達への応戦で、パーティ内で一番体力の低い者の足取りを弱らせていく。~ しかし一人のリタイアを出すまでもなく、今回の依頼は無事達成された。討伐対象を見事屠ったのである。~ 達成の目印としてその魔物の一部位を切り取る。その一部分が希少価値の高い素材となるのだ。~ ~ 無事に帰りつき、報告をして初めて依頼達成になるのだが、その場の皆からは安堵の空気が否応なく溢れていた。~ 討伐された魔物の遺体を前にして、早く帰ろうと誰かが言う。それに皆が応える中、一人だけすっと片手を上げた者がいた。~ 白い服装を身にまとい、唯一かろうじて人間であると確認できるのは左目だけという奇妙なナリの男であった。~ ~ ~ ~ 先に帰っててくれ。男の口元を隠す布が、そのように蠢く。表情が見えない分、声と視線で判断するしかないが、特に不穏な様子を感じる者はその場にいなかった。~ 一緒に帰った方が安全だろうと、親切な一人が心配そうに誘う。それに対して大丈夫だと断定した。~ ~ 「魔物はもうみんなが倒してくれたじゃないか。なら一人でも大丈夫だ。なに、ちょっとやり残しがあるだけさ。終わったらすぐ帰るよ」~ ~ 男は抑揚のない声で言う。終わるまで残ろうかという者もいたが、一人でしないといけないからとそれも断った。~ ~ 「依頼は魔物の討伐だ。この遺跡の全ての魔物と、ついでにそれを届ければボーナスもつく。それに条件の中に誰かが欠けていれば駄目だという訳ではなかっただろう?」~ ~ 確かにあくまで依頼は魔物討伐であり、この素材納品は言わば副産物である。依頼主はそれが目的の為に冒険者を募った。~ 危険な任務には死者がつきものである。依頼主もそれを承知の上だった。だからこそ条件にそのような記述はないのだ。~ たとえ一人だけ帰ってきても、依頼は無事達成なのだ。~ しかし全員無事に任務が達成出来たのなら、全員で帰ろうと思うのも人情である。不安な表情が隠せない一時的な仲間に、困ったように首を傾げた。~ ~ 「実はここに来たのは報酬目当てじゃない。むしろ本命はこっちだったんだ。だからここに残らせてほしい。こんな機会はめったに無いのでね」~ ~ 自分の素性は大雑把には説明してある。呪術を扱う者ならば、何かしらの儀式の為に必要なことがあるのではないか。~ その場にいる全員はそう思った。幸いにして彼らは呪術に関しては疎いものたちばかりである。~ そういう者達ばかりが集まる中に入ったのだ。そうでなくてはこちらが困る。~ ~ そして冒険者の中には時々このように単独で行動を起こす者もいるという。依頼達成前なら困りものだが、今はほぼ達成間近だ。~ 後は帰ればいい。この近辺は大凡静かで危険な物はいない。珍しく危険な魔物が遺跡に住み着いたからこそこのような依頼が出てきたのだ。~ よほどの事がない限り、無事に帰れるだろう。~ ~ 「なんなら報酬もそちらで山分けしてもいい。もともと俺は金が目当てじゃないんだ」~ ~ 何度か言葉が交わされる中、ようやく判ったと誰かが言った。平行線の話をしても無駄だと悟ったか、戦闘後の疲弊で思考が低下しているのか、兎にも角にも仲間たちは全員その場を後にした。~ 中々粘られたがこれで邪魔者はいなくなった。~ さて、彼らがこの遺跡を出るのにどれくらいかかるだろう。途中の魔物との戦闘は無いとしたら、最短でも二時間くらいだろうか。途中で隠し通路も見つけたからそれよりも早いか?~ 音に気づかれて引き返されても面倒だ。三時間は様子を見ておこう。~ 巨大な魔物の禍々しい遺骸と、毒々しい香りの体液が飛び散る部屋で、男は魔除けの術を施しつつ、腰を下ろし、すっと瞳を閉じて暫しその時が来るまで待った。~ ~ ~ ~ 再び目を開ければ、先ほどと同じ光景がそこにあった。~ 一部位を切り取られ、かろうじて判る苦悶の表情をした魔物の遺骸。~ 体感的に三時間弱といった所か、男の国では時計というものが無い為に民は体感だけで時の流れをほぼ計測できる。~ 念の為に気配を探っておいた。周囲には確実に生き物の気配はない、人も、魔物も、何もかも。~ ~ 今この場で生きているのは、この白装束の男のみである。~ ~ 男はゆっくりと遺骸に近づいていく。びちゃりびちゃりと体液の中を跳ね散らしながら歩き、やがて遺骸のすぐ目の前まで来た。~ 苦悶の表情をじっくり検分していく中、さきほどの戦いの光景も思い出す。~ この魔物はどれほどの苦痛と恐怖と絶望を味わったことだろうか。はたしてそれは自分を満足させてくれるだろうか。~ ~ 男はゆっくりと、【右腕】を遺骸に合わせた。~ 相変わらず袖で隠されている為に、その姿を見ることは出来ないが、確かにそれは腕の形はしているのが袖の膨らみで判る。~ その腕が触れた瞬間、魔物の遺骸がびくりと大きく鼓動した。~ 体液が男に振りかかるが、男は我関せずとそれを受け止め、布越しに口を開いた。~ ~ 男の口から言葉が吐かれる。~ ~ 歌の一節のようでもあり、詠唱のようでもあり、祝詞のような規則正しい言葉の羅列であった。~ その言葉に合わせるように、遺骸はブルブルと震え、蠢き、歪んでいく。~ その内魔物の口から、いや身体中から怨嗟の声が響き渡った。~ 苦痛を伴う悲鳴、助ける求める慟哭、絶望から逃げ惑う哀願の叫びが部屋中に、更には遺跡中に遠く遠く広がっていく。~ しかしそれだけだ。この魔物の遺骸を救う者は誰一人いない。そもそも魔物は既に死んでいるのだ。この声は本当に発生されているのかどうか、男にすら判別がつかなかった。~ だがそんな事はどうでもいい。この叫びが重要なのだ。この苦痛、この怨嗟、それらが全て力となる。~ ~ 俺の力となり、俺の糧となり、俺の望みを叶えてくれる。~ ~ ねじり、歪み、すり潰されていく最後の最後まで絞りとるように声は続き、巨大な魔物の遺骸はいつしか木乃伊のように縮み、右袖の中に吸い込まれていく。~ 全てが吸い込まれた同時に、静寂が全てを覆い隠した。~ ~ ~ ~ ~ 魔物の声と、そして自分の声が聞こえなくなった。そして自分は息を止めている事にようやく気づき、毒々しい臭気に満ちた空気を吸い込んだ。~ 忌み者は無事封じられ、男の目的は達成されたのだ。~ だが男の左目は虚ろに揺らめくだけであった。~ ~ 「足りない…」~ ~ 思った程の成果ではなく、失望に満ちた声が無意識に漏れでた。~ それでも用の無くなったこの遺跡に踏みとどまるつもりは毛頭なく、男はふらりと踵を返して魔除けの術を解除しその場を後にした。~ ~ あとどれくらいの忌み者を封じればいいのだろう。~ ~ 門が見えない。~ ~ あの門にたどり着くには、あとどれほど求めればいいのだろう。~ あと何回、こんな事を続ければいいのだろうか。~ 男は遺跡をさまよう亡者のような足取りで、ゆっくりと、ゆっくりと、進んでいった。~ 時折漏れ出る声を遺跡の中に捨て去るように、ゆっくりと、ゆっくりと。~ ~ ~ 「足りない」 ~ ~ ~ #endregion #region(一人遊び2) 新雪の降りしきる雪の朝に、少年は突然国外へと追いやられた。~ 固く閉ざされた門を見つめる少年の顔は、この事態に対処できず、途方に暮れた様が浮かび上がっている。~ 本来門の外にいるはずの門番は、今は門の向こう側、つまり国内へと引っ込んでいる。~ おそらく人の姿を全く見せないことで、少年に余計な希望を抱かせないにようにする為であろう。~ やがてゆっくりとだが現状を理解した少年は、門に向かって力の限り叫びたい衝動に駆られながらも、~ 門を挟んだすぐ先にいるであろう門番に向かって、この状況の説明を落ち着いた声で問うてみた。~ ~ なぜ自分が追い出されなければならないのか。~ ~ 自分が何の罪を負ったのか。~ ~ 心当たりが全くない少年は己の無実を訴えながらも、その声は古き家柄の誇りの為か、どのような時でも荒げることはなかった。~ しかし声は徐々に力を無くしていく。訴えを却下されるどころか全く反応がないというのは、少年の僅かにあった気力を萎えさせるには充分であった。~ やがて声が枯れ始め、寒さと雪で乾いていく恐ろしさを体感しながら、小さく小さく尻窄みになっていく。~ もはや誰にも自分の声は聞いてもらえないのか。本当に自分は見捨てられてしまったのか。~ 足元からじわじわと這い寄る寒さと絶望が、少年の支えをこそぎ落としていった。~ ~ もしも門の向こうから両親の声が聞こえていれば、少年の絶望はここまで深まることはなかっただろう。~ 現状は変えられなくても気遣いの言葉一つあれば、少年は別の道を歩む未来も視野に入れていたかもしれない。~ ~ だが現実は誰ひとりとして少年に見向きもしなかった。それが返って少年の心に望郷の念を宿らせてしまったのだ。~ 帰りたい。また故郷の地を踏みたい。~ ならばどうすればいいのだろう。~ 力を無くした少年はただその一心だけを胸に秘め、雪が積もる森の奥へと消えていった。~ ~ ~ ~ ~ 少年の故郷は森の奥にあると言っても、無闇に拡大することもなく最低限の居住で構成されたこじんまりとした国であった。~ 故に周囲の木々は千年の時間ほぼ手付かずのままがほとんどで、巨木と言っても過言ではない木もまばらにある。~ アテもなく彷徨い夜が更けてきた頃、少年は古くなった巨木の虚に入り、寒風を凌いでいった。~ 冬の森の中、食べ物など有るはずも無い。今は食欲もほとんどなくせいぜい雪を齧って水分を補給したくらいだ。~ だがいずれ空腹はやってくる。しかしどうすればいいのか分からない。罠を仕掛ければいいのだろうがその術を自分は知らない。~ それだけでも絶望的なものだが、更なる絶望がこちらに近づいているのが分かった。~ ~ ァァァァァ……~ ~ 遠くからどこまでもどこまでも引き伸ばしたような声が、森の中を縫うように流れてきている。~ 人のような声とも聞こえるが、人にしてはあまりにも長い。そもそもこんな夜中に人がここらを歩いているなど考えられない。~ 国の周囲は忌み者と呼ばれている、魑魅魍魎などが跋扈しているのだ。~ それを封じ、退治するのが自分の一族の役割であったが、今の少年にはそれすらも出来ない事情があった。~ ~ 封印の儀を行う為には、ある道具が必要だった。~ ~ 少年の一族、いわゆる封忌師はその道具を用い呪言を唱えながら、その道具に忌み者を封じ込めるのだ。~ 特殊な道具である為に有事以外にこの道具を持ち出す事は基本厳禁とされている。~ いきなり国を追われた少年がそんな道具を持つことなどどだい不可能であった。~ ~ もし襲われても為す術がない。~ ~ 封忌師として基本を習い実践も経験した。しかしそれもこれも道具があればこその話だ。~ 道具が無ければ無力も同じ。代用などすぐに手に入る訳はない。~ 今の少年に出来ることは、息を潜めて嵐が遠ざかるのを待つ以外なかった。~ ~ アアアァァァァァァァ……~ ~ 声はいつまでも森を流れている。~ できるだけ虚の奥深くに身体を寄せ、息を可能な限り小さく吐き、自分を透明にさせるように気配を殺してじっとうずくまる。~ 来るな、来るなと念じるだけでも今にも身体が震えで止まらなくなりそうで、ただただ相手に気取られないよう必死であった。~ 声は遠ざかったように思えば近づき、近づいたかと思えば遠ざかる。油断の許されない状況に少年はともすれば気を失うのを懸命に堪える。~ いま気を失えば、確実に抵抗も出来ず殺されてしまうだけだ。見つからないようにじっとしているか、それとも隙を見てここから逃げだすか。~ 逃げ出すのなら早いほうがいい。だがこのまま隠れていれば見つからないかもしれない。こんな冬の夜に走り回るなど別の意味で自殺行為だ。~ 思考はぐるぐると回り続け、決断を迫られる。逃げるのなら一秒でも早いほうがいい。声はいまどこからだ。少年は固く閉じた目をそっとあけてみた。~ ~ 何かが遠くからこちらを見ている。~ ~ 少年はすぐさまウロから抜け出し走りだした。~ 後ろを振り返る余裕などない。今はただ前に、前にと走る。心臓が一気に跳ね上がり悲鳴を上げ痛みを伴おうが走り続ける。~ 走るという意識など既にない。終いには足をひたすに動かしているだけであった。~ 雪の積もった草の上を危ない足取りで、どこまで進んでいるのか判らなくなるほど疾走し、突然その足が止められた。~ 止まったのではない。止められたのだ。身体はそれでも前に進もうとしていたが、がくりと前のめりになるも転ぶことはなかった。 何が起こっているのか混乱する頭で状況を確認する。~ 思い出したように息を吐き、吸い、急激な体温の上昇と低下により強烈な頭痛を纏わり付かせながら、ゆっくりと首を後ろに向けた。~ ~ いる。~ ~ それをなんという名で呼べばいいのか分からない。そもそも忌み者に一つ一つ名前などつけはしない。~ 強大な薄暗い泥の山が築かれているとでも言えばいいのだろうか。月もなく僅かな星明かりのみが光源の現状ではそれの形状も色合いもはっきり確認出来はしなかった。~ いや、もうそれがどういった物かなどどうでもいい。今から自分はこれの餌食になるのだ。~ 足が止められているのはこの忌み者の威圧感。下位の物をその場に繋ぎ止める恐怖の迫力だ。~ ~ 逃れられない。~ ~ だが観念した訳ではない。逃げ出せる隙はないか懸命に視線だけを彷徨わせ、今は対峙しているだけの忌み者の次なる行動は何か予測する。~ 山のようなものの中央が、べりと横に剥がれた音が耳にとどいた。~ べり、べりと乾いた音を撒き散らせながら、それはまぶたのように開いていく。~ 少年はそのまぶたの裏から出てきた物を一目見て、思わずあらん限りの悲鳴を上げた。~ ~ それは無数の目であった。そしてそれが人間の目であることを即座に理解した。~ 取り込まれてしまった人たちなのだろうか。てんでバラバラな配置で張り付かれている目は、ギョロギョロと四方八方に視線を向け、少年に向け、周囲の木々に向けた。~ そしてあの視線の一つ一つに意思があるのを感じ取り、その意味を理解して思わず吐きそうになった。~ ~ 生きている。~ ~ 身体は既にないだろう。だが目だけで生かされている。こんな姿にされて死ぬことも出来ないまま、ずっと。~ ~ このままでは自分もああなってしまうのか?嫌だ絶対に嫌だこんな所で意味もわからず嫌だ死ぬのは嫌だ取り込まれるのは嫌だ助けて死にたくないあんな姿になりたくない。~ ~ 少年はせめてと右腕を前にかざし、少しでも距離を取ろうともがく。足は相変わらず動かない。~ 山がずるりと近づいてくる。~ 嫌だ嫌だ嫌だ道具はどこだ封じなければ嫌だ来るな道具を早く来る来る来る来る来る来るな来るな来るな道具を何でもいい道具を封じる道具を早く早くどこだどこに。~ ~ ~ あった。~ ~ ~ 右手が山に触れた。ぬるりとした不快感を伴う温もりがたまらなくおぞましかった。~ 少年は右手をあらん限りの力でソレにめり込ませ、声を限りに呪言を叫んだ。~ 声が地割れのように山から響き、歪みうねりを上げている。~ 目の前の忌み者の変化に、少年は更に声を上げた。少年の無心の表情から既に意味を持った詠唱にはならなかった。~ ただひたすらに覚えた言葉を綴る。この声が尽きるまでずっと、何度でも何度でも。~ 少年が次に意識を取り戻した時、日は既に上がっていた頃だった。~ そこには少年と雪とそこから顔を出す草と、そそり立つ木々しか見当たらなかった。~ ~ ~ ~ ~ 門の前には、今日も陽に照らされて煌めく雪が敷き詰められている。~ 少年はその雪を踏みしめながら、再び門の前に姿を表した。~ 今日は門の前に、つまりは少年のすぐ目の前に待機しその姿に戸惑っている門番に向かい、一夜の恐怖を乗り切り固まった表情のままで、昨日と同じように声を張り上げた。~ ~ 「封ぜし白の者が一人、封儀を行い帰ってまいりました」~ ~ 声は抑揚のない、ともすれば棒読みのように聞こえるほど感情がこもっていなかった。~ 待機している二人の門番は顔を見合わせ様子を見ている。~ ~ 「開けてくださいませ」~ ~ やはり声はどことなくはっきりとしない。子供の声にしては平坦すぎる。~ ~ 「開けてくださいませ」~ ~ 声は気になるが、門番は一番気になる事を問いただす。~ お前は封印の儀を行うための道具は持たされていないはずだ。故に儀式を行う事は叶わない。~ 儀式を無事行ったのならば、忌み者はどこに封じたというのだ。~ ~ 当然の疑問に、少年は左手を右側に寄せて高らかと応えた。~ ~ 「ここに」~ ~ 門番は最初意味が判らず、もう一度同じことを聞き返す。~ そして少年はやはり同じように、右腕を掲げてその答えを表す。~ ~ 「ここに」~ ~ 門番はようやくその意味を理解し、同時に青ざめ騒然となったのを目の端が捉える。~ 少年は自分の視界が、特に右がおかしいことに気づいた。~ 右側全部が、何かおかしいことに気づいた。~ やがてげぅっと声を上げたかと思うと、そのまま仰向けに倒れ、意識は遠ざかっていった。~ ~ ~ 目が覚めた時、昨日と同じように門番の姿は消えていた。きっと門の奥に待機していることだろう。~ ゆっくりと身体を起こした時、右側が見えないことにようやく気づき、まず右手を顔に持って行こうと持ち上げる。~ ~ もう右手は無かった。~ ~ 右手首から先のないそれに、表情一つ動かさず、今度は左手を顔の右側にあてると、くしゃりとした紙の感触がした。~ ただの紙ではないことは触れていて判る。ゆっくりと撫でるように動かし、その紙が封印の力を持つ符だと理解する。~ やはり今の自分の技術と身体では封印は難しかったか。意識を失っている間封印が補強されたようだった。~ 一族の誰かなのだろうかと少年は一瞬だけ思ったが、すぐに意識は別に向かった。~ ~ 「まだ、足りないのですね」~ ~ その言葉だけを告げて、来た道をゆっくりと戻っていった。~ 今はできるだけ多くの危険な忌み者を封じよう。それが封忌師の一族に生まれた自分のなすべき事だ。~ ~ 自分の身体が消滅してしまう前に。~ ~ 封忌師の封印の儀とは、特殊な道具で忌み者を封じ、一定量を超えた所で道具もろとも消滅させる儀式の事を言う。~ 少年はあの忌み者を自身の身体に封じる事が出来たと実感したその時から、己の次の運命もすぐに自覚していった。~ ならば、この身体に封じるだけ封じてやろう。その実績を見せればきっと門は開いてくれるはずだ。~ 少年は口元だけ笑みを浮かべながら、忌み者を求め自ら森の中を彷徨いに行った。~ ~ ~ ~ ~ やがて一ヶ月が過ぎ、少年はまた門に戻ってきた。~ 一体この冬場で何を口にしているのだろうか、痩けた頬の少年は一月前と同じ言葉を門に告げた。~ ~ 「封ぜし白の者が一人、封儀を行い帰ってまいりました」~ ~ 十の忌み者を封じて見せたと、少年は声を上げて報告する。~ しかし門からは何も返答はない。いつもいる門番は少年を恐れるように姿を見せない。~ 少年は暫くその場に立っていたが、日が暮れる頃に来た道を戻っていった。~ ~ やがて三年が過ぎ、少年だったものは青年の顔つきへと変えて戻ってきた。~ 一体どうやって生き延びていたのだろうか、目つきの据わった青年は、三年前と同じ言葉を門に告げた。~ ~ 「封ぜし白の者が一人、封儀を行い帰ってまいりました」~ ~ 百の忌み者を封じて見せたと、青年は声を上げて報告する。~ しかし門からは既に何も気配はない。奥にいるであろう門番の気配すら見当たらない。~ 青年は暫くその場に立っていたが、やがて日が暮れる頃に来た道を戻っていった。~ ~ 一が駄目なら十。十が駄目なら百。~ ならば、百が駄目なら。~ ~ ~ 以前の面影を何も残さなくなった青年は、自身の身体を極力隠すように衣装を着こんでいた。~ 唯一露出している左目だけは、今もなお抜け目なく辺りを見据えている。~ この辺りは狩り尽くした。やがてまた忌み者はどこからか湧いてくるのだろうがそれまで待ってはいられない。~ 己が実績の為には弱いものでは駄目だ。ならば遠くへ、ひたすら遠くへ。そこならば自分の目に叶う千の忌み者がきっといるはずだ。~ ~ 国を離れ、土地を離れ、陸を離れ、青年はやがて最期の場所へとたどり着いた。~ #endregion 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//傍観者さんはホント普通の街人って感じで逆に新鮮だった 濃い連中の中での一時の日常だあれ | [[少女>冒険者/0037]] |鬼を纏う少女 侵食の度合いが激しいが、それよりも彼女の方も色々と問題だ| //鬼持ちだから関わりたかったんや…ヒノちゃんは腹ペコかわいい | [[磁傀>住職/ROBO'Z]] |機械の身体を持つ住持 威圧感凄い あれどうやって趺坐してるんだろ| //ロ坊主さんとは一度じっくり会話してみたかった ロ坊主めっちゃかっこいい 自分が坊主キャラが好きなので尚更たぎる | [[ドリム>街人/鍛冶屋の娘]] |『ドリムの工房』の職人さん ちっちゃいながらも立派に鍛冶をこなせて頼もしい| //ドリムちゃん可愛い 身長二度見した ちっちゃ可愛い! あと凄く普通の女の子でほっとする… | [[ナサ>冒険者/0073]] |チラシ配ってきた人 人? 人知れず亡くなっていたが、何やら因縁めいたものを感じた| //挨拶返ししようとしたら、対応に困る事になっててどうしよう! と思ったら亡くなっておられたー!でもあの話の展開は正直すごく好きです 上手いなと思いました | [[ファウスト>冒険者/0024]] |『ロッシーニ』の若き料理人 ティラミス美味しかったです 次はジェラートかな| //一度行ってみたかったお店だけど、判る範囲の物注文してよかった…あれで精一杯の感想です ティラミス食べたい | [[カレリア>冒険者/0002]] |依頼で一緒になった魔女さん 魔女のアレコレなどを教えてもらった なかなか興味深い| //姉御魔女いいよね…絡むタイミング掴めなかったので来てくれて有り難い 色っぽ怖い | [[イェチン>街人/カンフー道場]] |[[コリン>冒険者/0039]]の師 コリンの憑き物について心配しているようだ あれの正体に気づくのはいつになる事か| //師匠が普通のRPしてるのあまり見かけないから新鮮だった… | [[ニンジャ>冒険者/0062]] |悪運に見舞われているというニンジャ 運がないのも特徴だしそれはそれでおいしいと思えばいいんじゃないかなもう(適当)| //いきなり来てびっくりしたわ 話してると普通のニンジャ=サンだった…ニンスレあまり知らなくてすまない… | [[リカルド>街人/モブサポート系おっさん]] |[[虎彦>冒険者/0027]]と[[少女>冒険者/0037]]の師 噂通りの酔っぱらいだった 弟子のことはちゃんと考えているようだが| //おっさんに会いに行こうと思っていたら例の画像のおかげで中々行けなかったよ…あの下でシリアスRPは無理だよおっさん | [[エルオ>街人/爺婆診療所]] |[[あよ>街人/狐のおばぁちゃん]]の下へ通う診療所スタッフ 彼女の心配は痛いほど判るが、春が過ぎたらどうなるだろうか| //ナースさんいいよね…ナースさん可愛いよね 特にあの尻尾が良いよね | [[猫山さん>街人/猫又の猫山さん]] |粋な喋り方をする妖怪猫又の猫山さん 無害な妖怪はいい 全力で猫分が補給されていく| //リアルで猫山さん飼いたい 三毛可愛い あと喋り方凄く好きです | [[アニー>冒険者/0003]] |文武両道の考古学者 才女というのはああいうのを言うのだろうか 少し戦闘寄りだが| //アニーさんも以前からずっと見ていたけど関わるきっかけがなかなか掴めず…アニーちゃんは活発可愛い 戦闘楽しそうだなと眺めていました #endregion //コメアウは好きに書いていいって聞いたので中の人的キャラ感想も付け足す 好きに書かせてもらった //基本的に何かつぶやきたいものつぶやくスペース //俺の名前はスイッチばら撒くマン!邪魔だったら気にせず消してね! //恋愛スイッチ OFF あんまりする気ないかな //戦闘スイッチ 基本OFFだけど設定的に必要に迫られたら頑張る //セクハラスイッチ 何をセクハラされるのこいつ ONにしてたらどうなっちゃうの? //エロールスイッチ OFF 性に奔放だけどエロールは無理かな… //文通スイッチ ON 文通OKだよ 長々と会話するんでごめんね //ガチ死スイッチ ON 多分ガチ死で終了 //-なんか来てたので入れてみる //辻描きOKスイッチ //置いときますね //-こんな中途半端な絵を描こうという奇特な人いるのかな…男だし //-はい終わりましたお疲れ様でしたー関わってくれた全ての人たちに感謝を
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