名簿/343026
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#navi(../) * 島の村家出身 案山子 343026 [#x5c10428] |ID:|343026| |名前:|案山子| |出身家:|島の村| |年齢:|30年もの| |性別:|#listbox3(男,server,sex)| |前職:|#listbox3(衛兵,server,job)| |理由:|#listbox3(やむをえない事情により,server,reason)| |状態:|#listbox3(冒険中,server,state)| ////////// |方針:|#listbox3(討伐を優先,server,type)| |難易度:|#listbox3(危険であるほど良い,server,diff)| |信頼性:|#listbox3(あまり気にしない,server,conf)| |その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=343026]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=343026]]| // // ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。 // タイトルの「家出身」の記述も含まれます。 |>|CENTER:[[B級サスペンスホラーロワイヤル>企画/B級サスペンスホラーロワイアル]]| CENTER:'''案山子が佇んでいる''' CENTER:http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst044878.jpg #pcomment(案山子ラヂオ,1,reply,below) *案山子日記 [#d27a3685] *** [#jb29dc61] やっとしずかになったよ ***24 [#y4ec7761] ただ遠くを見た。ただ虚空を見た~ 今はただ時が経つのを待って、いずれが訪れるのか~ そればかりを求めている~ 何が何にどうするのだろう~ 僕はただここにあり続ける ***23 [#ee10ff73] 猫は何を探して彷徨うのか~ 猫は何を求めて話しかけるのか~ 僕はあの猫を嫌ってなどはいないけれど~ 何を考えているのかはよく分からない~ なぜなら僕は案山子だから~ ただ佇む案山子だから~ 只管に時の過ぎ行くを待つことしか、今は出来ない ***22 [#y9d1ae94] 日を浴びて、雨を浴びる~ 温もりは底冷えに転じ、僕の体を芯までぬらした~ 太陽の香りを吸った体は雨の匂いもえて~ 多分奇妙な匂いがしていたに違いない、と思う~ 僕には確認できない事柄だから、分からないけれども ***21 [#xda911b1] 明けぬ夜はない……のだろうか~ 今日はあの猫もなんだか饒舌で色々喋ってくれた~ 何を言っているのかは分からなかったけれど~ 久しぶりに賑やかで~ ちょっとした懐かしさを感じなかったわけじゃない ***20 [#j99960f8] 赤い空、赤の世界、赤の夢、赤の赤~ 彼は何を思い何を願い、そして、どこへ行こうとしたのだろう~ 僕はただ、それを眺めているだけだ~ 完結した世界の完結。いずれは来る終わりのとき~ 近い事は、僕も感じている~ その訪れが果たしていつになるのか、それはとんと分からないけれど ***19 [#j54946ac] ここのところ、彼の奇行が加速してきた気がする~ 幽霊なのだから推し量れないところがあるのは良いとしても~ 一体何を考え、何をしようとしているのか~ そこからは汲み取り難いものすらある~ まず確実に、彼に関わる何かだとは思うのだけれども~ ***18 [#r20a44c3] 今はただ、風が行く。重たい風が、吹き抜ける~ 生臭さは固まりになって、僕を殴って過ぎてゆく~ ああ、ただ時は過ぎ行くばかり~ 僕はただ、ここにいるだけ ***17 [#k96a6d2e] 交わる物も事も失せて、ただ静かな時間が過ぎていく~ いい時間だ。鳥すらも近寄ってこないから作物が無事に育つ~ 僕の仕事の成果かどうか、それは妖しいところだけれど~ このまま静寂に収斂していくのだとしたら~ それもあるいは、悪くないことだと思った ***16 [#p5525d59] 風ばかりは凪ぐことなく、せわしなく島中を駆け巡っている~ 体から抜け出た命をすすり上げ、血の匂いを飲み込もうとするかのように~ 彼は後どれだけそれを望むというのだろうか~ 今はもう、静寂が横たわるばかりだというのに~ 未だ風は止まない。渦を巻いて、延々と、延々と~ 僕はただ、風に揺らされている ***15 [#mbefbf31] 半月が経過した。もう、誰も見かけない~ ただ唯一あの、猫のような幽霊のような何かだけは、僕のまわりっをうろついている~ 昨日は何を言っているか分かったけれど、今日は分からなかった~ 何をしたかったんだろう。謎は深まるばかりである~ そして世界は今も完結したまま~ もはや、開かれることはないのかな ***14 [#k95a29b0] 昔とかわった事といえば、幽霊が出るようになった~ それからこれ2まで姿を見たことのない人も、ちらほらいる気がする~ あとはもう、時を過ごすばかりの空間~ いずれ僕たちの誰かだけが立っているようにきっとなるのだ~ 孤立の王国~ あとは、時が来るのをまつだけだ ***13 [#ca751347] 静寂~ 島は、もう以前の状態に帰ったと言って良いと思う~ 青い空、白い雲、降り注ぐ日差しに、植物は育っていく~ ただ風だけは重みを増して、圧し掛かってくるけれど~ それもいずれは、消えてしまうのだろうか ***12 [#nc23d767] 行けるものの死に絶え行けば、ここは空気の底~ 賑わいは刹那のことに過ぎず、それもまた過去においてきてしまった~ 全てはただ一時の夢、いつ覚めるとも知れぬ幻~ 僕は変わらずここに佇んでいる、静かなる時間~ いつ僕が、絶えるものだろうかとお考えながら ***11 [#b156ba61] 島は静かにもとの静寂へ帰ろうとしている~ しかも今度は微かな音すらも捨てて、ただ、自然に帰ろうとしている~ 僕もまたいずれ自然へ帰っていくことになるだろう~ どれくらいかの後に、物好き誰かがやってこない限り~ そして僕がいつその一員になるのか~ 遅くとも早くとも、変わりのないことではあるのだけれど ***10 [#ia7817d2] 沈黙していく世界~ 物言う彼らもいずれは喉を失い~ 笛はむなしく風を通すばかり~ 意思なくしてはただ在るばかりに過ぎず~ 意思あろうともその可能性は否定できない~ 生命の活動は確かにあり~ だけれどもそれを照明することは叶わぬ ***9 [#rcf6b3dc] それでも世界は回っている~ 完結していようともそれは限られた範囲のことかもしれない~ あるいは、既に入り込んでいたのかもしれない~ 何が彼に降りかかったんだろうか~ 狂気に囚われて死んでいった彼は~ ああ、それは狂気だったのかな?~ もしかしたら正気を取り戻したのかもしれない ***8 [#gfbbf01d] やっとあの猫がなんていったのか分かったけれど~ やっぱり僕にはそれほど関係の無いことだったように思う~ 僕の知っている赤は、夕焼けの赤。それと、血の赤~ 他に赤いものなんてあっただろうか~ 時折通るひとが、その色と似ている色の服を着ていたりするけれど~ 僕にとっての赤は今の2つくらいなんだ~ いや、そういえば時々そういう虫も見かけなくはない~ 色鮮やかなる自然の神秘~ 今日もまた、空気が淀んでいた気がした ***7 [#n549f884] 再び空気のよどみが増したような気がする~ 風の重みは肩にのしかかるほどになって、「安定」はいまや遠い~ 幽霊は相変わらず語りかけてくるけれど要領をえず~ あの子はベンチに腰掛けて笑うだけ~ 館にいる人たちは何をしているんだろう~ 僕には知る由もないことだけれど~ ここは空の青の餌場にはならない~ 全て、完結した風が巻き上げていく ***6 [#i63ff49f] 今日は、これと言った変化はないようだった~ ここの所連続していた、風の重量化は見送られたらしく~ 同じ重さを維持している~ あの子が、今日は話しかけてきてくれた、それから幽霊も~ どちらも何を言っているのかさっぱり分からなかったけれど~ 僕に話しかけてくるなんて、感受性が豊かなのか~ 或いはちょっぴり能天気なのか~ もしかしたら、自分を慰めるために相手が必要だったのかもしれない~ 今日は、そよ風だった ***5 [#u9f827d6] 霊の存在~ 一時は賑やかになった島も、空気が重くなるにつれてまた静かになってきた~ あの子は変わらず僕の前に姿を見せるけれど、廃屋暮らし……~ 言葉も分からない彼女は、いつまでそうしているのだろう~ どこかで、なにかの気配がする~ この世のものではない存在、これまでにも見かけないことも無かった~ 完結した世界……霊も、逃れることはかなわないのかな ***4 [#q2d37a57] 今日も、必ずしも平和だったとはいえないだろう~ 相変わらずあちこちから普段に無い匂いが漂ってくるし~ 完結した風はすっかり重くなってしまっている~ 僕の周りでは一人通り過ぎて言ったくらいで変化はないけど~ 遠く伝わってくるものは様々なことを教えてくれた~ 異形の存在、異形の存在……その他諸々~ まさかこの島の変化が、こういうことになるとは思わなかったな ***3 [#y469c583] 血の匂いが漂っている~ 死の匂いが香ってくる~ 島のあちこちから立ち上って、完結した風が満遍なくいきわたらせていた~ 今日は、僕に話しかける子がいた。昔はそういうこともたまにあったけど、最近は滅多に無い~ だからひさしぶりで、ちょっと嬉しかった用に思う。眠る支えにもしてくれた~ それに夜になってからは、僕から服を取っていった子が返しに来てくれたけえ~ もう誰も住んでいない家に住み付くつもりらしいけど、ちょっと不安そうなのが、その嬉しさを曇らせてしまう~ さらに死体を引き摺っっている子が来て、その家の見えないところに行って、それから出てきたし~ ああ、完結した世界は完結していくなあと思った ***2 [#r8502c09] また空気が変わった気がする~ 全てがこの島で完結して、おしまいになってしまったような感じ~ 今日も昨日の子が現れた、僕の服を持っていった子~ なんだか少しつらそうに見えた、畑を掘り返してたからお腹がすいていたんだろう~ それから引っこ抜かれて持ち運ばれたりもしたっけ~ なんだか、風の匂いが変わった ***1 [#ve8f0404] 今日はこの土地に変化が齎された~ 風に乗って、嗅いだことのない匂いが幾つか僕に届いている~ 長いこと着ていた服も裸の子が持っていって~ 少し開放的な格好になってしまった~ 前から住んでいる人たちも新しい人たちに気づいたみたいで、ちょっと賑やか~ これからどんな風になっていくのかな~ 日差しだけは、これまでと同じく降り注いでいた * [#lea78db5] http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst043994.png~ http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst044902.png~ ありがとう
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#navi(../) * 島の村家出身 案山子 343026 [#x5c10428] |ID:|343026| |名前:|案山子| |出身家:|島の村| |年齢:|30年もの| |性別:|#listbox3(男,server,sex)| |前職:|#listbox3(衛兵,server,job)| |理由:|#listbox3(やむをえない事情により,server,reason)| |状態:|#listbox3(冒険中,server,state)| ////////// |方針:|#listbox3(討伐を優先,server,type)| |難易度:|#listbox3(危険であるほど良い,server,diff)| |信頼性:|#listbox3(あまり気にしない,server,conf)| |その他:| [[ステータス>http://gold.ash.jp/main/?chrid=343026]]/[[戦歴>http://gold.ash.jp/main/advlog.cgi?chrid=343026]]| // // ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。 // タイトルの「家出身」の記述も含まれます。 |>|CENTER:[[B級サスペンスホラーロワイヤル>企画/B級サスペンスホラーロワイアル]]| CENTER:'''案山子が佇んでいる''' CENTER:http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst044878.jpg #pcomment(案山子ラヂオ,1,reply,below) *案山子日記 [#d27a3685] *** [#jb29dc61] やっとしずかになったよ ***24 [#y4ec7761] ただ遠くを見た。ただ虚空を見た~ 今はただ時が経つのを待って、いずれが訪れるのか~ そればかりを求めている~ 何が何にどうするのだろう~ 僕はただここにあり続ける ***23 [#ee10ff73] 猫は何を探して彷徨うのか~ 猫は何を求めて話しかけるのか~ 僕はあの猫を嫌ってなどはいないけれど~ 何を考えているのかはよく分からない~ なぜなら僕は案山子だから~ ただ佇む案山子だから~ 只管に時の過ぎ行くを待つことしか、今は出来ない ***22 [#y9d1ae94] 日を浴びて、雨を浴びる~ 温もりは底冷えに転じ、僕の体を芯までぬらした~ 太陽の香りを吸った体は雨の匂いもえて~ 多分奇妙な匂いがしていたに違いない、と思う~ 僕には確認できない事柄だから、分からないけれども ***21 [#xda911b1] 明けぬ夜はない……のだろうか~ 今日はあの猫もなんだか饒舌で色々喋ってくれた~ 何を言っているのかは分からなかったけれど~ 久しぶりに賑やかで~ ちょっとした懐かしさを感じなかったわけじゃない ***20 [#j99960f8] 赤い空、赤の世界、赤の夢、赤の赤~ 彼は何を思い何を願い、そして、どこへ行こうとしたのだろう~ 僕はただ、それを眺めているだけだ~ 完結した世界の完結。いずれは来る終わりのとき~ 近い事は、僕も感じている~ その訪れが果たしていつになるのか、それはとんと分からないけれど ***19 [#j54946ac] ここのところ、彼の奇行が加速してきた気がする~ 幽霊なのだから推し量れないところがあるのは良いとしても~ 一体何を考え、何をしようとしているのか~ そこからは汲み取り難いものすらある~ まず確実に、彼に関わる何かだとは思うのだけれども~ ***18 [#r20a44c3] 今はただ、風が行く。重たい風が、吹き抜ける~ 生臭さは固まりになって、僕を殴って過ぎてゆく~ ああ、ただ時は過ぎ行くばかり~ 僕はただ、ここにいるだけ ***17 [#k96a6d2e] 交わる物も事も失せて、ただ静かな時間が過ぎていく~ いい時間だ。鳥すらも近寄ってこないから作物が無事に育つ~ 僕の仕事の成果かどうか、それは妖しいところだけれど~ このまま静寂に収斂していくのだとしたら~ それもあるいは、悪くないことだと思った ***16 [#p5525d59] 風ばかりは凪ぐことなく、せわしなく島中を駆け巡っている~ 体から抜け出た命をすすり上げ、血の匂いを飲み込もうとするかのように~ 彼は後どれだけそれを望むというのだろうか~ 今はもう、静寂が横たわるばかりだというのに~ 未だ風は止まない。渦を巻いて、延々と、延々と~ 僕はただ、風に揺らされている ***15 [#mbefbf31] 半月が経過した。もう、誰も見かけない~ ただ唯一あの、猫のような幽霊のような何かだけは、僕のまわりっをうろついている~ 昨日は何を言っているか分かったけれど、今日は分からなかった~ 何をしたかったんだろう。謎は深まるばかりである~ そして世界は今も完結したまま~ もはや、開かれることはないのかな ***14 [#k95a29b0] 昔とかわった事といえば、幽霊が出るようになった~ それからこれ2まで姿を見たことのない人も、ちらほらいる気がする~ あとはもう、時を過ごすばかりの空間~ いずれ僕たちの誰かだけが立っているようにきっとなるのだ~ 孤立の王国~ あとは、時が来るのをまつだけだ ***13 [#ca751347] 静寂~ 島は、もう以前の状態に帰ったと言って良いと思う~ 青い空、白い雲、降り注ぐ日差しに、植物は育っていく~ ただ風だけは重みを増して、圧し掛かってくるけれど~ それもいずれは、消えてしまうのだろうか ***12 [#nc23d767] 行けるものの死に絶え行けば、ここは空気の底~ 賑わいは刹那のことに過ぎず、それもまた過去においてきてしまった~ 全てはただ一時の夢、いつ覚めるとも知れぬ幻~ 僕は変わらずここに佇んでいる、静かなる時間~ いつ僕が、絶えるものだろうかとお考えながら ***11 [#b156ba61] 島は静かにもとの静寂へ帰ろうとしている~ しかも今度は微かな音すらも捨てて、ただ、自然に帰ろうとしている~ 僕もまたいずれ自然へ帰っていくことになるだろう~ どれくらいかの後に、物好き誰かがやってこない限り~ そして僕がいつその一員になるのか~ 遅くとも早くとも、変わりのないことではあるのだけれど ***10 [#ia7817d2] 沈黙していく世界~ 物言う彼らもいずれは喉を失い~ 笛はむなしく風を通すばかり~ 意思なくしてはただ在るばかりに過ぎず~ 意思あろうともその可能性は否定できない~ 生命の活動は確かにあり~ だけれどもそれを照明することは叶わぬ ***9 [#rcf6b3dc] それでも世界は回っている~ 完結していようともそれは限られた範囲のことかもしれない~ あるいは、既に入り込んでいたのかもしれない~ 何が彼に降りかかったんだろうか~ 狂気に囚われて死んでいった彼は~ ああ、それは狂気だったのかな?~ もしかしたら正気を取り戻したのかもしれない ***8 [#gfbbf01d] やっとあの猫がなんていったのか分かったけれど~ やっぱり僕にはそれほど関係の無いことだったように思う~ 僕の知っている赤は、夕焼けの赤。それと、血の赤~ 他に赤いものなんてあっただろうか~ 時折通るひとが、その色と似ている色の服を着ていたりするけれど~ 僕にとっての赤は今の2つくらいなんだ~ いや、そういえば時々そういう虫も見かけなくはない~ 色鮮やかなる自然の神秘~ 今日もまた、空気が淀んでいた気がした ***7 [#n549f884] 再び空気のよどみが増したような気がする~ 風の重みは肩にのしかかるほどになって、「安定」はいまや遠い~ 幽霊は相変わらず語りかけてくるけれど要領をえず~ あの子はベンチに腰掛けて笑うだけ~ 館にいる人たちは何をしているんだろう~ 僕には知る由もないことだけれど~ ここは空の青の餌場にはならない~ 全て、完結した風が巻き上げていく ***6 [#i63ff49f] 今日は、これと言った変化はないようだった~ ここの所連続していた、風の重量化は見送られたらしく~ 同じ重さを維持している~ あの子が、今日は話しかけてきてくれた、それから幽霊も~ どちらも何を言っているのかさっぱり分からなかったけれど~ 僕に話しかけてくるなんて、感受性が豊かなのか~ 或いはちょっぴり能天気なのか~ もしかしたら、自分を慰めるために相手が必要だったのかもしれない~ 今日は、そよ風だった ***5 [#u9f827d6] 霊の存在~ 一時は賑やかになった島も、空気が重くなるにつれてまた静かになってきた~ あの子は変わらず僕の前に姿を見せるけれど、廃屋暮らし……~ 言葉も分からない彼女は、いつまでそうしているのだろう~ どこかで、なにかの気配がする~ この世のものではない存在、これまでにも見かけないことも無かった~ 完結した世界……霊も、逃れることはかなわないのかな ***4 [#q2d37a57] 今日も、必ずしも平和だったとはいえないだろう~ 相変わらずあちこちから普段に無い匂いが漂ってくるし~ 完結した風はすっかり重くなってしまっている~ 僕の周りでは一人通り過ぎて言ったくらいで変化はないけど~ 遠く伝わってくるものは様々なことを教えてくれた~ 異形の存在、異形の存在……その他諸々~ まさかこの島の変化が、こういうことになるとは思わなかったな ***3 [#y469c583] 血の匂いが漂っている~ 死の匂いが香ってくる~ 島のあちこちから立ち上って、完結した風が満遍なくいきわたらせていた~ 今日は、僕に話しかける子がいた。昔はそういうこともたまにあったけど、最近は滅多に無い~ だからひさしぶりで、ちょっと嬉しかった用に思う。眠る支えにもしてくれた~ それに夜になってからは、僕から服を取っていった子が返しに来てくれたけえ~ もう誰も住んでいない家に住み付くつもりらしいけど、ちょっと不安そうなのが、その嬉しさを曇らせてしまう~ さらに死体を引き摺っっている子が来て、その家の見えないところに行って、それから出てきたし~ ああ、完結した世界は完結していくなあと思った ***2 [#r8502c09] また空気が変わった気がする~ 全てがこの島で完結して、おしまいになってしまったような感じ~ 今日も昨日の子が現れた、僕の服を持っていった子~ なんだか少しつらそうに見えた、畑を掘り返してたからお腹がすいていたんだろう~ それから引っこ抜かれて持ち運ばれたりもしたっけ~ なんだか、風の匂いが変わった ***1 [#ve8f0404] 今日はこの土地に変化が齎された~ 風に乗って、嗅いだことのない匂いが幾つか僕に届いている~ 長いこと着ていた服も裸の子が持っていって~ 少し開放的な格好になってしまった~ 前から住んでいる人たちも新しい人たちに気づいたみたいで、ちょっと賑やか~ これからどんな風になっていくのかな~ 日差しだけは、これまでと同じく降り注いでいた * [#lea78db5] http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst043994.png~ http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst044902.png~ ありがとう
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