名簿/461398
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#navi(../) ~ ~ ~ CENTER:そうして、『聖杯』は[[一人>名簿/433010]]の願いを正しく叶え&br;&br; 黄金歴200年12月某日、聖杯戦争は終結した…&br; ~ ~ ** arum/RM/NEARの夜明け [#j7ab4005] *** [#d2e00021] &br; CENTER:「お世話に、なりました」&br; &br; 2日分の宿代を置き、ぎこちなく頭を下げる。&br; &br; なぜだか妙に緊張して、金貨を受け取る主人の手より上へ目をやれない。&br; &br; 自分で宿をとって、自分で会計を済ませて…というのは初めての経験だった。&br; &br; 果たして自分の挙動は、相手に不自然に映っていないだろうか…&br; &br; &br; もう一度深く頭を下げて、宿を後にする。&br; &br; &br; CENTER:[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075712.jpg]]~ &br; 見あげれば、青い空&br; &br; 冬の空気は容赦無く体温を奪っていく。&br; &br; …コートの一つでも買っておけば良かった&br; &br; ……そもそも、そんなお金など無いのだから仕方ないけれど&br; &br; ***夜明け前 [#v7685e79] 力を失い崩壊を始めた塔からどう逃げ出したのか、自分でも良く覚えていない&br; ただ、恐らく色々な人に助けられたのだろう&br; 気付いたときには塔は瓦礫の山と化していて&br; それに巻き込まれるように、あの礼拝堂も 長いような短いような日々を過ごした宿舎も無残に姿を変えていた。&br; &br; 瓦礫の山の前にぼんやり立ち尽くす&br; これで、全て終わったのだろうか と&br; …そして、ここから私の新しい道が始まるのだろうか と&br; &br; 実感は未だ湧かない、けれどいつまでもここでこうしては居られない&br; やがて街の人間がここまで来るだろう。そうなれば、大凡面倒なことになることぐらいは理解できた。&br; &br; 覚束ない足取り そう言えば死にかけた…というより、一度死んだに近いのだったと思い出す。&br; 癒しの術をかけてもらったとはいえ、あの塔からの脱出でまたかなりの体力を使った。&br; 霞む視界に酷く疲弊しているのが分かり、口を開きかけて …笑う&br; 今誰を呼ぼうとしたのだろう&br; &br;──駄目だなあ 本当に&br; &br; ただでさえ霞んでいる視界が、今度は滲み始めて困った。&br; もうここからはずっと、自分一人で生きていかなければいけないのだから&br; もっと強くならないと&br; 彼が安心して還れるように、強く&br; &br; *** [#dd429d3c] &br; 着替えも金貨も、あの瓦礫の下だと気付いたのは ようやっと見つけた宿で何とか部屋を借りることが出来てからだった。&br; 真っ当に金貨を得る方法が分からなくて、自分の無知さ加減に泣きそうになる。&br; 金貨とは、今まで申請すれば必要なだけ貰えるものだった。&br; けれどこれからは違う&br; 生きるためには金貨がいる、金貨を得るためには何かしなくてはいけない。&br; しかしその何かが分からない&br; お腹が鳴って、けれどそのお腹を満たすためにもまず金貨がいるのだ。 &br;&br; ──駄目だなあ…&br; &br; 自分一人で歩く、というのは 私が思っていたよりも随分難しいことだと今更わかった。&br; 空腹を誤魔化すように、硬いベッドの上で体を丸める。&br; 誰かに支えて欲しくて、開きかけた唇。それを噛んで止める。&br; &br; 空はまだ、暗い。&br;&br; 夜明けまではまだ、遠い。&br; *** [#l07e1aef] 時計が昼を回った頃、漸く目が覚める。&br; 疲れが抜けきっていない体を無理やり起こして、街へ出た。&br; 出たは良いものの、時期柄かそれともこれが日常なのか…人通りは多く、人ごみの中途方に暮れる。&br; このまま逃げてしまおうか、ふとそんな考えが頭をよぎって&br; 振り払うように首を振る。それだけは、してはいけない。&br; ならばどうすれば…、いい加減に頭の痛くなってきた時不意に声を掛けられた。 &br; &br; それは見覚えのあるような、無いような、頭を締め付けられるあの懐かしい感覚を覚える顔で &br; 欠けた13番目の記憶を今更、思い出す。&br; それはきっと、始めて出来た友人の思い出。&br; &br; 相手の胸中は想像出来ない、しかしその顔色を見れば困惑しているのは何となく分かって思わず笑った。&br; 当然だろう、目の前で死んだ筈の人間がここにこうして居るのだから。&br; 自然と言葉が出た。&br; &br; ── 少し、話をしましょうか?&br; &br; 先程までが嘘のように、気持ちが落ち着いているのを感じた。&br; ほんの僅かに見える光。&br; 夜明けはほど近く *そして、彼女の夜は空ける [#f46c5e03] *** [#f7562b01] CENTER:瓦礫を踏みしめ、そこに立つ。&br; 吐いた息は白く、すっかり冷えたきった指先。&br; じきに雪が降り、全てを白く染めるのだろう。&br; &br; 見上げれば、青い空&br; &br; CENTER:http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075725.jpg &br; &br; CENTER:『彼』は&br; 辿り着くことが、出来ただろうか&br; &br; …首を振る。そんな事は考えるまでもない。&br; きっと辿りつけただろう&br; 根拠なんて無く、けれど確かにそう確信できた。&br; だから、ここで呼びかけることにきっと意味なんて無い。 それでも&br; &br; 「ヒューイ」&br; &br; CENTER:名前を呼べば、視界に映る青が滲む。&br; &br; 「私は、この街を出ようと思います」&br; 「…きっと、この街は良い街なのだと思います けれど…」&br; &br; 「私にはまだ、たくさんやらないといけないことがあるから」&br; &br; 「えぇと…このままだと、次の私がまた造られるので それを止めないといけないですし」&br; 「…それにお墓が、必要だと思うので」&br; CENTER:今まで死んできた自分に&br; 誰に悔やまれることもなく、誰に知られることもなく、打ち捨てられてきた自分に&br; せめて安らかな寝場所を作ってやりたい、そう思った。&br; &br; 「それから広い世界を見て、もっと色々なことを学んで」&br; 「……それから……」&br; &br; CENTER:言葉が、止まる。&br; 本当に言わなければいけないのは、こんなことではない。&br; 語りたいことは尽きない、いくらだって出てくるけれど…けれど&br; &br; &br; &br; 「さようなら、ヒューイ」&br; &br; &br; &br; 見あげれば、青い空。&br; 差す光は眩しく目が眩む。&br; &br; ── これで本当に、私の聖杯戦争はおしまい&br; &br; &br; &br; &br; CENTER:&size(18){&color(royalblue){'' =[[FIN>http://www.youtube.com/watch?v=-Hn5fcdz1-I]]=''};}; ** [#f9ac0f4e] &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; *そして始まる彼女の物語 [#b7289eff] CENTER:お世辞にも上等とは言えない馬車の中&br; 遠くなる街に目をやる&br; &br; ── 良い街だったろう?&br; &br; 不意に声を掛けられ、返事の言葉より先に出たのは笑顔だった。&br; &br; 「ええ とても」&br; &br; http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075820.jpg &br; &br; 「とても、良い所でしたよ」&br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; ***ありがとうございました [#a065f3ca] ///聖杯企画の運営人さんたち並びに参加者の皆さん本当にありがとうございました… ///最初から最後まで楽しい企画だったと心から思います /// ///また何らかで遊べる機会があったときは、よろしくおねがいします #region #menu(MenuBar/聖杯戦争4期) #navi(../) |[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst041068.png>企画/ゴルロア聖杯戦争]]| * アルムニィア家出身 アルム 461398 [#p95f8027] |ID:|461398| |名前:|アルム| |出身家:|アルムニィア| |年齢:|17| |性別:|#listbox3(女,server,sex)| |前職:|#listbox3(占い師,server,job)| |理由:|#listbox3(立身出世を目論んで,server,reason)| |状態:|#listbox3(冒険中,server,state)| ////////// |方針:|#listbox3(特になし,server,type)| |難易度:|#listbox3(安全第一,server,diff)| |信頼性:|#listbox3(あまり気にしない,server,conf)| |その他:|&areaedit(){[[ステータス>ステ:464447]]/[[戦歴>戦歴:464447]]/[[名簿>名簿/464447]]};| // // ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。 // タイトルの「家出身」の記述も含まれます。 *便利な最終対戦相手BINTAリンク [#r7acee7e] CENTER:[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075219.png>名簿/433010]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075235.png>http://notarejini.orz.hm/?%C0%BB%C7%D5%2F%C8%EC%A4%CE%C3%C7%BA%E1%BF%CD]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075223.png>名簿/457711]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075306.png>名簿/461660]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075302.png>名簿/461501]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075303.png>名簿/461500]] ---- CENTER:http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075373.jpg #region |>|BGCOLOR(#877654):|c |>|[[&color(white){''マスター''};>企画/ゴルロア聖杯戦争]]| |BGCOLOR(#eeddaa):|BGCOLOR(#ffeecc):|c |CENTER:#ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst074890.png)|''【設定】''&br;&br;''昔はそれなりに権力のあった魔術師一族が、いつ現れるとも知れない聖杯を手に入れる為だけに造り出したホムンクルス''&br;外法に外法を重ねて植え付けられた魔術回路により、体内で魔力をほぼ無限に精製することができる&br;感情の抑制に失敗して死んだアルムは3人、魔力回路植え付けに失敗して死んだアルムは8人、自我の抑制に失敗して死んだアルムは5人&br;このアルムは17人目(体と心は16度死んでも記憶はそのまま引き継がれている)&br;''聖杯を手に入れる、という目的においてのみ強い自我が発露するものの、それ以外の場合は機械的で人間味に欠ける''&br;''通常であれば人間以上の身体能力と生命力を持つものの、生命力を魔力に変換している為現状普通の人間より劣る''&br;&br;&br;''【外見】''&br;[[こんな感じ>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst074891.jpg]]&br;&br;''【保有スキル】''&br;-再生能力&br;一時的に魔力精製を止めることにより、自らの傷を通常の人間以上のスピードで行う事ができる&br;瞬時に、という訳ではない上に、自己再生中ストックの魔力が尽きればサーヴァントの能力低下にもなるため戦闘中は使えない能力&br;&br;-人の心がありませんので&br;感情がない、ということは感情のもつ力を理解出来ないということ&br;その為相手の怒りを逆なでしてパラメーターアップを促したり、負けフラグを進んで立ててしまう悪癖持ち&br;&br;-一長二短&br;自我や感情が著しく乏しいため魔法を使っても本来その呪文がもつ威力を発揮できない&br;が、逆に敵からの魔法も効き辛い&br;効き辛い、というだけで効かないわけではない為これがメリットかというと微妙&br;&br;-Зеркало Играть&br;本来は相手の認識能力を狂わせて現実その者としか思えない幻覚を見せる強力な魔法&br;…ではあるものの、上記のスキル特性のせいでその威力は格段に落ちる&br;感の鋭いものなら一目で、鈍いものでもそのうちにそれが幻覚と分かってしまう程稚拙な幻覚を見せることが出来る&br;&br;&br;''【武器】''&br;護身用のナイフとデリンジャー&br;アルムの筋力と命中率では対鯖にはもちろん鱒相手にもダメージを与えられない完全にお飾りの武器| |''名前'':アルム・アルム|~| |''サーヴァント'':[[アサシン>名簿/461487]]|~| |''属性'':中立・中庸|~| #endregion *宿舎 [#pd6c102f] &color(#5F9EA0){}; &br; '' '' &size(サイズ){ }; ***鯖鱒共有のものとなっていますので、片方に用事があるときはお呼びかけ下さい [#y90ce625] [[編集>http://notarejini.orz.hm/?cmd=edit&page=From%20Dusk%20Till%20Dawn]] #pcomment(From Dusk Till Dawn,5,below,reply) *\ハァイアサシン/ 自害なさい(打ち合わせ用こめんとらん) [#u2fe6ce1] #region(https://lh6.googleusercontent.com/-_reSKrocUag/ToRkbBE1apI/AAAAAAAABkI/3vLjbrBjcWc/%2525EF%2525BE%25258A%2525EF%2525BD%2525A7%2525EF%2525BD%2525B2.jpg) #pcomment(:自害なさい,1,below,reply) #endregion *自害します [#c2984713] |[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst074964.jpg,ああ聖杯戦争の聖ってそういう いやらしい、自害なさい);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst074964.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp011517.jpg,1);>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp011517.jpg]][[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp011518.jpg,2);>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp011518.jpg]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp011519.jpg,3 性格が違う?何を言いがかりを 自害なさい);>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp011519.jpg]]| //|w・) もむよ ///うわっ!?今気付きましたよ!?いつからいたのです…!! //|w・) 一万年と二千年前からー *インフォメーション [#n0cc386c] #pcomment(聖杯戦争/告知,1,,reply #endregion //#comment(below) //
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#navi(../) ~ ~ ~ CENTER:そうして、『聖杯』は[[一人>名簿/433010]]の願いを正しく叶え&br;&br; 黄金歴200年12月某日、聖杯戦争は終結した…&br; ~ ~ ** arum/RM/NEARの夜明け [#j7ab4005] *** [#d2e00021] &br; CENTER:「お世話に、なりました」&br; &br; 2日分の宿代を置き、ぎこちなく頭を下げる。&br; &br; なぜだか妙に緊張して、金貨を受け取る主人の手より上へ目をやれない。&br; &br; 自分で宿をとって、自分で会計を済ませて…というのは初めての経験だった。&br; &br; 果たして自分の挙動は、相手に不自然に映っていないだろうか…&br; &br; &br; もう一度深く頭を下げて、宿を後にする。&br; &br; &br; CENTER:[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075712.jpg]]~ &br; 見あげれば、青い空&br; &br; 冬の空気は容赦無く体温を奪っていく。&br; &br; …コートの一つでも買っておけば良かった&br; &br; ……そもそも、そんなお金など無いのだから仕方ないけれど&br; &br; ***夜明け前 [#v7685e79] 力を失い崩壊を始めた塔からどう逃げ出したのか、自分でも良く覚えていない&br; ただ、恐らく色々な人に助けられたのだろう&br; 気付いたときには塔は瓦礫の山と化していて&br; それに巻き込まれるように、あの礼拝堂も 長いような短いような日々を過ごした宿舎も無残に姿を変えていた。&br; &br; 瓦礫の山の前にぼんやり立ち尽くす&br; これで、全て終わったのだろうか と&br; …そして、ここから私の新しい道が始まるのだろうか と&br; &br; 実感は未だ湧かない、けれどいつまでもここでこうしては居られない&br; やがて街の人間がここまで来るだろう。そうなれば、大凡面倒なことになることぐらいは理解できた。&br; &br; 覚束ない足取り そう言えば死にかけた…というより、一度死んだに近いのだったと思い出す。&br; 癒しの術をかけてもらったとはいえ、あの塔からの脱出でまたかなりの体力を使った。&br; 霞む視界に酷く疲弊しているのが分かり、口を開きかけて …笑う&br; 今誰を呼ぼうとしたのだろう&br; &br;──駄目だなあ 本当に&br; &br; ただでさえ霞んでいる視界が、今度は滲み始めて困った。&br; もうここからはずっと、自分一人で生きていかなければいけないのだから&br; もっと強くならないと&br; 彼が安心して還れるように、強く&br; &br; *** [#dd429d3c] &br; 着替えも金貨も、あの瓦礫の下だと気付いたのは ようやっと見つけた宿で何とか部屋を借りることが出来てからだった。&br; 真っ当に金貨を得る方法が分からなくて、自分の無知さ加減に泣きそうになる。&br; 金貨とは、今まで申請すれば必要なだけ貰えるものだった。&br; けれどこれからは違う&br; 生きるためには金貨がいる、金貨を得るためには何かしなくてはいけない。&br; しかしその何かが分からない&br; お腹が鳴って、けれどそのお腹を満たすためにもまず金貨がいるのだ。 &br;&br; ──駄目だなあ…&br; &br; 自分一人で歩く、というのは 私が思っていたよりも随分難しいことだと今更わかった。&br; 空腹を誤魔化すように、硬いベッドの上で体を丸める。&br; 誰かに支えて欲しくて、開きかけた唇。それを噛んで止める。&br; &br; 空はまだ、暗い。&br;&br; 夜明けまではまだ、遠い。&br; *** [#l07e1aef] 時計が昼を回った頃、漸く目が覚める。&br; 疲れが抜けきっていない体を無理やり起こして、街へ出た。&br; 出たは良いものの、時期柄かそれともこれが日常なのか…人通りは多く、人ごみの中途方に暮れる。&br; このまま逃げてしまおうか、ふとそんな考えが頭をよぎって&br; 振り払うように首を振る。それだけは、してはいけない。&br; ならばどうすれば…、いい加減に頭の痛くなってきた時不意に声を掛けられた。 &br; &br; それは見覚えのあるような、無いような、頭を締め付けられるあの懐かしい感覚を覚える顔で &br; 欠けた13番目の記憶を今更、思い出す。&br; それはきっと、始めて出来た友人の思い出。&br; &br; 相手の胸中は想像出来ない、しかしその顔色を見れば困惑しているのは何となく分かって思わず笑った。&br; 当然だろう、目の前で死んだ筈の人間がここにこうして居るのだから。&br; 自然と言葉が出た。&br; &br; ── 少し、話をしましょうか?&br; &br; 先程までが嘘のように、気持ちが落ち着いているのを感じた。&br; ほんの僅かに見える光。&br; 夜明けはほど近く *そして、彼女の夜は空ける [#f46c5e03] *** [#f7562b01] CENTER:瓦礫を踏みしめ、そこに立つ。&br; 吐いた息は白く、すっかり冷えたきった指先。&br; じきに雪が降り、全てを白く染めるのだろう。&br; &br; 見上げれば、青い空&br; &br; CENTER:http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075725.jpg &br; &br; CENTER:『彼』は&br; 辿り着くことが、出来ただろうか&br; &br; …首を振る。そんな事は考えるまでもない。&br; きっと辿りつけただろう&br; 根拠なんて無く、けれど確かにそう確信できた。&br; だから、ここで呼びかけることにきっと意味なんて無い。 それでも&br; &br; 「ヒューイ」&br; &br; CENTER:名前を呼べば、視界に映る青が滲む。&br; &br; 「私は、この街を出ようと思います」&br; 「…きっと、この街は良い街なのだと思います けれど…」&br; &br; 「私にはまだ、たくさんやらないといけないことがあるから」&br; &br; 「えぇと…このままだと、次の私がまた造られるので それを止めないといけないですし」&br; 「…それにお墓が、必要だと思うので」&br; CENTER:今まで死んできた自分に&br; 誰に悔やまれることもなく、誰に知られることもなく、打ち捨てられてきた自分に&br; せめて安らかな寝場所を作ってやりたい、そう思った。&br; &br; 「それから広い世界を見て、もっと色々なことを学んで」&br; 「……それから……」&br; &br; CENTER:言葉が、止まる。&br; 本当に言わなければいけないのは、こんなことではない。&br; 語りたいことは尽きない、いくらだって出てくるけれど…けれど&br; &br; &br; &br; 「さようなら、ヒューイ」&br; &br; &br; &br; 見あげれば、青い空。&br; 差す光は眩しく目が眩む。&br; &br; ── これで本当に、私の聖杯戦争はおしまい&br; &br; &br; &br; &br; CENTER:&size(18){&color(royalblue){'' =[[FIN>http://www.youtube.com/watch?v=-Hn5fcdz1-I]]=''};}; ** [#f9ac0f4e] &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; *そして始まる彼女の物語 [#b7289eff] CENTER:お世辞にも上等とは言えない馬車の中&br; 遠くなる街に目をやる&br; &br; ── 良い街だったろう?&br; &br; 不意に声を掛けられ、返事の言葉より先に出たのは笑顔だった。&br; &br; 「ええ とても」&br; &br; http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075820.jpg &br; &br; 「とても、良い所でしたよ」&br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; &br; ***ありがとうございました [#a065f3ca] ///聖杯企画の運営人さんたち並びに参加者の皆さん本当にありがとうございました… ///最初から最後まで楽しい企画だったと心から思います /// ///また何らかで遊べる機会があったときは、よろしくおねがいします #region #menu(MenuBar/聖杯戦争4期) #navi(../) |[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst041068.png>企画/ゴルロア聖杯戦争]]| * アルムニィア家出身 アルム 461398 [#p95f8027] |ID:|461398| |名前:|アルム| |出身家:|アルムニィア| |年齢:|17| |性別:|#listbox3(女,server,sex)| |前職:|#listbox3(占い師,server,job)| |理由:|#listbox3(立身出世を目論んで,server,reason)| |状態:|#listbox3(冒険中,server,state)| ////////// |方針:|#listbox3(特になし,server,type)| |難易度:|#listbox3(安全第一,server,diff)| |信頼性:|#listbox3(あまり気にしない,server,conf)| |その他:|&areaedit(){[[ステータス>ステ:464447]]/[[戦歴>戦歴:464447]]/[[名簿>名簿/464447]]};| // // ※ ご注意「//////////」より上は変更可能個所以外はそのままにして下さい。 // タイトルの「家出身」の記述も含まれます。 *便利な最終対戦相手BINTAリンク [#r7acee7e] CENTER:[[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075219.png>名簿/433010]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075235.png>http://notarejini.orz.hm/?%C0%BB%C7%D5%2F%C8%EC%A4%CE%C3%C7%BA%E1%BF%CD]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075223.png>名簿/457711]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075306.png>名簿/461660]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075302.png>名簿/461501]][[http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075303.png>名簿/461500]] ---- CENTER:http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst075373.jpg #region |>|BGCOLOR(#877654):|c |>|[[&color(white){''マスター''};>企画/ゴルロア聖杯戦争]]| |BGCOLOR(#eeddaa):|BGCOLOR(#ffeecc):|c |CENTER:#ref(http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst074890.png)|''【設定】''&br;&br;''昔はそれなりに権力のあった魔術師一族が、いつ現れるとも知れない聖杯を手に入れる為だけに造り出したホムンクルス''&br;外法に外法を重ねて植え付けられた魔術回路により、体内で魔力をほぼ無限に精製することができる&br;感情の抑制に失敗して死んだアルムは3人、魔力回路植え付けに失敗して死んだアルムは8人、自我の抑制に失敗して死んだアルムは5人&br;このアルムは17人目(体と心は16度死んでも記憶はそのまま引き継がれている)&br;''聖杯を手に入れる、という目的においてのみ強い自我が発露するものの、それ以外の場合は機械的で人間味に欠ける''&br;''通常であれば人間以上の身体能力と生命力を持つものの、生命力を魔力に変換している為現状普通の人間より劣る''&br;&br;&br;''【外見】''&br;[[こんな感じ>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst074891.jpg]]&br;&br;''【保有スキル】''&br;-再生能力&br;一時的に魔力精製を止めることにより、自らの傷を通常の人間以上のスピードで行う事ができる&br;瞬時に、という訳ではない上に、自己再生中ストックの魔力が尽きればサーヴァントの能力低下にもなるため戦闘中は使えない能力&br;&br;-人の心がありませんので&br;感情がない、ということは感情のもつ力を理解出来ないということ&br;その為相手の怒りを逆なでしてパラメーターアップを促したり、負けフラグを進んで立ててしまう悪癖持ち&br;&br;-一長二短&br;自我や感情が著しく乏しいため魔法を使っても本来その呪文がもつ威力を発揮できない&br;が、逆に敵からの魔法も効き辛い&br;効き辛い、というだけで効かないわけではない為これがメリットかというと微妙&br;&br;-Зеркало Играть&br;本来は相手の認識能力を狂わせて現実その者としか思えない幻覚を見せる強力な魔法&br;…ではあるものの、上記のスキル特性のせいでその威力は格段に落ちる&br;感の鋭いものなら一目で、鈍いものでもそのうちにそれが幻覚と分かってしまう程稚拙な幻覚を見せることが出来る&br;&br;&br;''【武器】''&br;護身用のナイフとデリンジャー&br;アルムの筋力と命中率では対鯖にはもちろん鱒相手にもダメージを与えられない完全にお飾りの武器| |''名前'':アルム・アルム|~| |''サーヴァント'':[[アサシン>名簿/461487]]|~| |''属性'':中立・中庸|~| #endregion *宿舎 [#pd6c102f] &color(#5F9EA0){}; &br; '' '' &size(サイズ){ }; ***鯖鱒共有のものとなっていますので、片方に用事があるときはお呼びかけ下さい [#y90ce625] [[編集>http://notarejini.orz.hm/?cmd=edit&page=From%20Dusk%20Till%20Dawn]] #pcomment(From Dusk Till Dawn,5,below,reply) *\ハァイアサシン/ 自害なさい(打ち合わせ用こめんとらん) [#u2fe6ce1] #region(https://lh6.googleusercontent.com/-_reSKrocUag/ToRkbBE1apI/AAAAAAAABkI/3vLjbrBjcWc/%2525EF%2525BE%25258A%2525EF%2525BD%2525A7%2525EF%2525BD%2525B2.jpg) #pcomment(:自害なさい,1,below,reply) #endregion *自害します [#c2984713] |[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up2/s/qst074964.jpg,ああ聖杯戦争の聖ってそういう いやらしい、自害なさい);>http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst074964.png]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp011517.jpg,1);>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp011517.jpg]][[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp011518.jpg,2);>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp011518.jpg]]|[[&ref(http://notarejini.orz.hm/up3/s/exp011519.jpg,3 性格が違う?何を言いがかりを 自害なさい);>http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp011519.jpg]]| //|w・) もむよ ///うわっ!?今気付きましたよ!?いつからいたのです…!! //|w・) 一万年と二千年前からー *インフォメーション [#n0cc386c] #pcomment(聖杯戦争/告知,1,,reply #endregion //#comment(below) //
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