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始まり Edit

  • そこは黄金暦の街から遠く離れたとある大陸。
    それは多種多様の存在が集まって営々と文化を築くその大陸――いや、一つの世界だった。 遥か彼方の空にも届きそうなほど、なみなみと揺蕩い煌めく生命の息吹。
    その輝きを、その眩い世界を人は、神は、魔は異口同音に称す。
    「滔天」の世界と。

地理 Edit

  • 滔天世界における最大の大陸「アルドニータ」はかつて複数の島嶼であった。それらは数千年前に地殻変動によって一つになる。
    数多の観測者や研究者が、その大異変が火山活動と地下を流動する魔力によって為されたとしているが、実際は異なる。
    その事実を知る者はみな一様に口を噤み、各地で身を慎み隠棲しているという。
    それは語る事がある種の禁忌に触れるだとか、それを知る事で世界の運行に支障が出るからだとか、そのような即物的な理由からではないらしいが……。
    真実を知る者はただ座し、生けるもの死せるものの行いを、自然の営みを、見守っているという。
  • 島嶼がぶつかり合ってできた山脈やプレート移動等で分裂して生まれた川など、バリエーションに富んだ地形が多い。スケールに差はあれど、それらは大よそ地球と同じ変遷のもとに生じたと考えていい。
    • ただし地下の魔力の属性によって、局地でもないのに永久凍土になっていたり通年で熱風吹きすさぶ砂漠地帯になっていたりする地域もある。
      無論、そこまで極端な形でなくとも魔力が地形に影響を及ぼすことは多々ある。
      • 蛇足だが、何らかの形ででエネルギー化して大気中に放出された魔力は、濃度が一定レベルになるまで散逸し続ける。
        その結果、世界中に魔力が満ちる。全ての生き物はそれを利用し、消費された魔力は地や空に還る。これが学識者の大半が唱える「魔力環流論」である。
  • 主要都市は沿岸地域や交通の便がいい場所、ないし盆地等平らかなところに築かれている。

概念 Edit

  • マナ(魔力)
    • 世界を構成する元素のひとつであり、普遍的に存在する力。その性質の解釈や定義は様々である。時にエーテルとも称される。
      取り扱いは比較的容易で、属性の付与はもちろん、物質への変換も中級の術者であれば可能とされる。現世・幽世いずれにおいても流れや質を操れるという利点から、
      あらゆる世界において術式が体系化されていったと考えられている。その結果が、今日存在する天文学的な数の傍流分派だというのが通説である。
      • 属性は五行論(「木」「火」「土」「金」「水」)、四大元素論、宗教的な観点に基づいた聖魔論などが普遍的とされる。
        知能の高い種による属性の定義は、自然現象を基礎として築き上げられていると考えるべきだろう。
  • 神力
    • 幽世における高位の存在が操るという、出所を問わぬ無尽蔵の力。マナと同様に属性を帯びやすい。
      指向性のないエネルギーである点もマナと共通しているが、コントローラビリティは相当に低い。幽世に比較的近いとされる大魔術師ですらも易々とは触れられぬ深遠である。
      研鑽を積んだ者の中でも一種の適性を持ち、器を整えたものだけが現世においてその力を操り得るという。
      神という字を戴いているが、魔力との混同を避けるための便宜的な名称のため、世間一般に言う神聖力とは別物と考えられている。 時に幽世の存在が気まぐれに、現世の存在へ力を与える場合もある(草宮司夏九はそういったたぐいの人間である)
  • 世界渡り
    • 世界の境界線を超える力のこと。また、その力を持つ存在を称して言う。プレインズウォーカー、ストレンジャー、漂泊者、まれびとなどとも呼称される。
      誰もが子供の頃の寝物語に聞かされるほどに人口に膾炙した存在でありながら、その実在性には疑義を呈される事が多い。
      何故なら彼らはみな貪欲な探究者であり、常にあらゆる世界を旅しているためにひとところへ腰を据えないからだ。
    • 何らかの理由で崇められるにいたった高尚な存在、また幽世から世界を越えてやってくる大いなる者たちのこと。
      この世界においては人格神が大半を占める。そして、人間や他の知性体に対して友好的なものが多い。
      彼らは力弱き者に某かの恩恵を与えるが、逆に害をなす事もある。つまるところ、気まぐれなのだろう。

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  • いずれの国も黄金暦の街とは遠く離れており、陸路・海路で行き来するのは不可能である。
    ただし「旅歩きの街道」を使えば大よそ一か月程度で行き来でき、それはあらゆる国に配置されている。出発地と帰還地は必ず一致している必要があること、行き先は黄金暦の街だけという制約を除けば、
    非常にユーザーフレンドリーな技術であり利用頻度は高い。旅慣れた者ですら世界が地続きであるように錯覚してしまうほどに。
  • アルタイ
    • 軍事大国であり、高度な技術力を持つ大陸随一の強国。大陸の中ほどに位置するこの国は、海と接する領域がないという立地のために様々な苦労を強いられてきた。
      交易のために陸路を切り開き、他国の技術を貪欲に吸収・発展させて軍備を増強、周辺各国に対して戦略的優位を保つまでに至った新興国家である。
  • ウィプヘラ王国
    • 俗に「久遠の安堵地」「三日月」と呼ばれる小さな≪大国≫。基本的には王政である(貴族に対して領土を貸与しているが、その全ては国家に帰属する)。
      マナの含有量が極めて多い銀を製錬した「ビスッカーナ」や、属性を帯びていない純粋魔石などの輸出によって隆盛を極めている。
      四百数十年の長にも渡り、女王による事実上の独裁状態にある。ただし、独裁と言っても苛政を布いているわけではない。
      女王一人による為政という点で大きな問題を孕んではいるものの、国民重視の統治方針から大多数の民衆に歓迎されているという。
      • エルフのような長命種の閉鎖的なコミュニティと違い、外交・貿易は公民一体となって推し進められている。
        ただし、そういった開放的な対外姿勢は多民族国家であるウィプヘラ国内でも軋轢を引き起こしている上に、
        女王の余りにも長すぎる在位期間を訝しむ者や、彼女を快く思わぬものが辺境地や周辺各国に存在するため、近々の内に内乱が起きる可能性が高い。
    • 三方を大国に囲まれているものの、高く険しい山脈によって侵攻を免れている。
      残る一方には暖流の巡る漁業資源豊かな海があり、独立国家としては比較的恵まれた立地にあると言える。海が齎す温かな風が山々を登って雲を作り、雨を降らせる温暖湿潤な気候が特徴的。
      ただし「北壁」と称されるギーナンの峰々の中腹には、地下に眠る氷の銀の冷気によって逆転層が常時顕在している。よって、その裾野に限っては颪や年中漂う濃霧によって人の手が入らぬままである。
      反政府組織や少数民族はそれをめくらましとして、ここに根城を築いているらしい。
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組織 Edit

  • 旅行支援ギルド「旅烏GOGO!」
    • ギルドオーナー:クラウス・マクダン
    • 総勢350名の大所帯である。業務内容は観光客・巡礼者の案内や護衛、現地コーディネートに通訳など広汎に亘る。
      中でも小飛竜種による高速旅行は、このギルドだけでしか体験できないというもっぱらの噂。隊列を組んで空を縦横無尽に駆ける彼らの姿に、子供たちは憧れを抱くという。
  • 国際魔術師連合
    • 詳細はアイリ・シュセッタ女史の設定を参照のこと。
      滔天世界においてはほとんどの国家で認知されている。ただし、その特権の行使を快く思わぬ政府の支配下では通用しないこともままある。
      そういった政府の下では、国家魔術師に対する対抗組織が形成されているという噂が実しやかにささやかれているようだ。

Last-modified: 2012-05-06 Sun 02:33:20 JST (2818d)