通常は他者と変わらぬ肉体を持っているが、その存在は陽光に影響される陽光を反射する月夜ですらよほどのことが無い限りそれは起きることはないが、月が完全にかげる新月と朧月夜の夜にだけ、その肉体は本性を現し、幽霊と同様のおぼろげで希薄な存在と化す物理的な影響はまったく受けなくなる反面、物理的なものに触れることはまったく出来なくなるゆえに新月と朧月夜の晩は人前には出られない