• 現在空いているメイン会場
    • http://misokkas.hp.infoseek.co.jp/gol/1.jpg
      (小さな隻眼の少女が会場で静かに佇む…8本の尾、片方の耳。何も聴こえていないかのようにピクリともしない) -- 呪い
      • [少女を見るや その身に纏う空気が変わる あれは魔だ そして自分は…!]
        [ややあって ゆっくりと場が揺らめいた 気が した] -- 狐面の傭兵
      • (少女は金貨をレフェリーに渡し…狐面に微笑む)はじめまして。私では 物足りないかも、しれないけど…たっぷりと 身体を弄んで  頂戴ね? フフ… -- 呪い
      • 東方、九尾の呪い(金貨を受け取ると軍配を振り、隻眼の少女を指し示した。) -- 椿
      • [呪いを見るや影が躍る 貨幣袋が落ちる音と共に狐面が姿を現していた]
        狐…狐よ 狐は何処 迷うて来たか[名乗りもせぬまま 少女に歌うように問いかける]
        -- 狐面の傭兵
      • 西方、コン・ティキマート。(軍配を振り、今度は狐面の男を指し示した。)
        それでは試合開始!
        -- 椿
      • (ペコリ。とかわいらしい仕草でお辞儀をする。…が、顔は上げずに隻眼の女性は笑う) ふ…ふく クフッ クフフフフフ  カカカカカカ!
        (みるみると変わる様相、メキメキと異音を立てながらからだが身体を為さなくなってゆく)
        …マッテイタゾ。オレノ【ウツワ】。ワザワザサッキデサソッテクレルトハ・・・クク タノシミダナ?
        (言うや否や、呪いは足とも取れない部位で猛然と向かっていく!)
        -- 呪い
      • ふむん 器が欲しいと[その変化を意に介さず 唐剣を持つ左手が閃き]人の世に仇なすか?ぬしも[しかし動かず]
        人に非ずして 人以外の分際で 妖がッ!![答えは待たず 刺突剣の最短経路 速突き六連が迎え撃つ]
        -- コン
      • フン―(答えを待たぬ問いに、呪いは一つ鼻笑いし)アマリコロシイソグナ  呪い―鹿を逐う者は山を見ず(ヨソミシテットケガスルゼ)
        (ふと気付く。向かってくる呪いの尻尾が無い…)
        オチツイテハナシアイマショウ!ワタシタチ!(そう感じた瞬間、背後の地面から8本の尾がミサイルのように襲い掛かった!)
        -- 呪い
      • [空振 そして真後ろ 予想外の方向 条理を超える魔なればしかし当然]
        ッ![動かない 全く動かない その伸ばした左手だけが大きく空を切って 八尾が背中へと…]
        ―じゃあひとつお話をしようか ねえ お嬢さん[ぎちりと 何かに絡め取られるように尾が宙にとまった]
        [魔法の理から弾かれた男にとってそう多くない対抗手段の一つ 不動幻糸!]
        -- コン
      • !? ガ・・・ナンダコレハ・・・グ、ギ ドンドンニクニ・・・(見えぬ糸のようなモノで縛り付けられ身動きが取れずもがく)
        カ、ク・・・クク、イケナイオジサンダワ・・・オンナノコヲコンナフウニシバッチャ・・・オシオキシナキャ・・・ダメネ!
        (呪いのおなかは狸のようにみるみると膨らみ、まるで鞠のように丸く―) 呪い―鶴の一声(\ウ ル セ エ !/)― 
        ――――――!!!!!!(恐らく、音。溜め込んだ全てを吐き出すように、呪いは桁違いの音量をコンめがけ響かせた!!
        -- 呪い
      • 昔々ある処に 信心の欠片も無い愚か者が居たのさ[呪いの轟音 恐らくは唯の音ではない だが誰にとも無く呟く]
        我がために人を焼き 神を斬り 国を滅す[瘴気にあてられ腐食するその姿は動かない]
        罰せられるべき者だ 畜生にも劣る外道だね[人であるならば必ず竦むほどの音でも動かない]
        その災厄に対して 狐は何が出来たでしょう?[桁違いの音量に撓んだ地面のかたちに従いその場に倒れ付しても]
        -- コン
      • (普通ならば相当のダメージを負っているはずの相手・・・もう話すことすらできないはずの攻撃なのに)
        ナゼダ・・・ナゼハナシヲツヅケルノ? アナタハナニガシタイノカシラ    ・・・ヤメロ。
        ソノミミザワリナハナシヲヤメロオオオオオ!(倒れぬ男にならばトドメと渾身の呪いが紡がれる!)
        呪い―桃栗三年柿八年!(チョットマッテナオタノシミ)――梅は酸い酸い十三年!!(セカスナセカスナモウスコシ)――梨の馬鹿目が十八年!!!(オマタセシマシタコノシュンカン)
        (今まさに最後の呪詛を紡がんと呪いは8本の尾を掌のように広げる!!!)
        -- 呪い
      • [むくりと男が起き上がる]答えは簡単
        [また八方から 男が]救う術無し 慈悲など要らぬ 衆生を全うさせること罷り為らん
        [それぞれの得物を携え]あらゆる手段で 「殺しに」来たのだね
        [その体を崩しながら]君はあの山の狐か?それとも狐は皆そうなのか?
        [呪いを押し潰さんと 一斉に襲い掛かる!]救っておくれよ なあ[傀儡舞・阿弥陀九字!]
        -- コン
      • (妖糸で動けぬ呪いの、柱ほどもあろうかという尾が・・・一本、また一本と仮面の男に切り落とされてゆく!)ナンダ、 グ、ギャ・・・ ナンダ・・・!! ガッ!ソノワザハナンダアアアア゛ア゛ア゛ア゛!!!!
        (黒い狐は吼える。持てる力を全て使い切ってこのクソナマイキな男を殺さんと。)
         呪 い !(会場は地響きが襲い街そのものを飲み込まんとする力が呪いを駆け抜ける)
        ()()()()()()()()(!!)―!!!!!―――――――――


        -- 呪い
      • くくくかふははははっはっははっはははっはははははははッ!![九つの骸がかたちを失い 唯一つ残った首がしかし…哂う]
        [遥か上空 大凧から幻糸が伸びる][その振動は地上―生首の喉を震わせる]
        [駆け下りる 糸条を走り!奔り!疾り!]此方は外道!其方は魔!尾首を咬み合い円弧となるか!
        [空駆ける狐面が次々武器を―四種クナイを十六投 片手に一刀 逆手に二刀 追う一刀も退路に投げて直上に!]
        -- コン
      • (ズバッ)ギャ (ザクッ) ガ   (ドバァッ)  ッー       ・・・   ・・・・・・・・






        (―――もうもうと立ち込める土煙の中…顔を上げると、そこには8本の尾と   …1本の、首。)
        (途中まで悲鳴をあげていたソレは…最早動いていない。呪いにも命があるのなら既に事切れているだろう。…しかし、それでも仮面の男は笑い、刺し、切り刻む)

        (すっかりバラバラになった呪いの真っ黒な瘴気の中、一つだけ…金に光り輝く剣。)
        -- 呪い
      • くくかかかかかかかかかかっかかかかかかかッ!!
        [着地と同時に膾切りに刻み斬る 迷わぬように 安らかに 祈りは真摯 全て嘘][傀儡の拘束と上空からの逃れ得ぬ殺戮・「九天弔禍」と呼ばれる大技である]
        狐 狐よ何処へ行った?お前は…?[煙の中 光輝く剣を―獲り]共に、往くか?…それも良い
        主催!奴は対手のみならず無辜の人々にまで殺意を向けた!これ以上の被害を避けるため一存にて鏖殺せしめるも問題ありや?![勝手な理屈 調伏者の理屈]
        -- コン
      • (クソッ!クソッ!ナンダアノオトコハ!コノオレガマケタダト!?・・・ホンタイガ、ホンタイサエアレバコンナチビジャリナゾ・・・!ゴアアアア!!!)
        (剣に僅かに宿し一尾の太刀となった呪いは、今はただ反撃の力を溜め剣に眠る…)
        -- 呪い
      • 其の沈黙 仔細なしと受け取った[刀を納め 埃を払う]
        妖にはよぉく 気をつけるが宜しい[煙に黒く染まった狐面の傭兵は 「喧しく」震えるばかりの剣を手にその場を後にした
        -- コン
      • 東方・九尾の呪い様の戦闘不能及び封印により勝者西方・コン・ティキマート様!
        (リングを後にした狐面の傭兵の背に向けて勝利の軍配を高々と上げた)
        -- 椿
  • (ゆっくりと呼吸を繰り返す。試合前の瞑想をしているようだ)  -- アールヴァン
    • まず最初にリングに上がりましたのは“災厄騎士と呼ばれた男”アールヴァン・ハーケル! --
      • (長剣を携え、ゆっくりとステージへ歩みを進める その表情は普段より、幾分緊張感を漂わせている) -- グリッグ
      • 対する2P側はこちらも闘技場ではお馴染みの顔!“チンピラ騎士”グリッグ・リング氏! --
      • ……我はガリオンの騎士フローキーの息子、アールヴァン! 一度は卑しくも皇帝陛下より授かった騎士の名と誓いに従い、ここに決闘の申し入れをするッ!(鞘から長剣を抜き放ち、剣を掲げる) -- アールヴァン
      • 騎士、グリングルベルド・ベウルナール・リング。その勝負、受けて立つぜ。『厄災騎士』の腕前、この目で確かめさせて貰おうかっ!
        (同じく長剣を抜き放つと、油断無く構えて相手を見据えた)
        -- グリッグ
      • ふっ、そんな不名誉極まりない名前しか付かなかったこの俺だ。御期待に沿えるような大技は残念ながら持ち合わせていないな(苦笑して肩を竦める)
        ……さて、名乗りを上げたのなら最早言葉は無用。戦場では戦いこそが相応しい……いくぞ! はああああああっ!(裂帛の気合と共に疾駆し、一気に間合いをつめる)
        -- アールヴァン
      • 重畳!!俺が死合うには過分の相手だぜっ!!
        (両手で握った剣を水平に構えると、先手必勝とばかりこちらも合わせて相手に駆け寄り、まずは右から迅速の横薙ぎの剣!)
        (更に返して左薙ぎ、最後に上段からの切り落とし!速攻の連続攻撃を繰り出してくる)
        -- グリッグ
      • (ほう、手数で勝負か……軽装騎士として正しい選択だ……だが!)
        うおおおお!(右薙ぎに袈裟斬りであわせ、そのまま一歩引き、再び迫りくる左薙ぎに合わせて袈裟を撃つ。「切り返し」を攻撃ではなく防御に使ったのだ)
        ぬぅん!(最後の切り落としを右薙ぎの横一文字で受け、そのまま鍔競りに持ち込もうとする)
        (俺も小手先の技には自信がある!)
        -- アールヴァン
      • (流石、上手いっ!)
        (鍔迫り合いに持ち込まれ、力勝負の不利を瞬時に悟ると、足を踏ん張り体当たりするように肩を当て、その勢いで噛み合った剣の刃を外し、一旦身を翻して距離を取る)
        成程、噂通り!そこらのなまくら騎士とは一段違う相手のようだ!
        (だが、必死で作る余裕の表情とは裏腹に、先程の数手の組み合いで相手の尋常ではない実力を感じ取り、全身から冷や汗が吹き出していた)
        -- グリッグ
      • フー……(相手と間合いが開いた隙に息を整える)
        ……ふふふ、そちらこそ流石だ。普段はのらりくらりと言葉で物をかわしているが……中身は一級の戦士だ。己の得手不得手をしっかりと理解している。俺もさらに「小技」を使わねばならんようだな……ふふふ……ははは……ハーッハッハッハッハ!(笑いながら疾駆して間合いをつめる)
        素晴らしい! これこそ戦場! これこそ戦い! さぁ、俺にもっと戦場を見せてくれ! 俺をもっと戦いに引きこんでくれ! 俺は「ここ」に帰る為に戦っている!(普段、戦いでは沈黙を信条としている鎧騎士……しかし今日は相貌に狂喜の光をたたえ、左から逆袈裟に剣を振るう)
        -- アールヴァン
      • いやあ、俺もこんなゾクゾクは久しぶりだぜぇ!
        最後にこれを感じた時は、三日間生死の境を彷徨ったんだけど………なっ!!!
        (逆袈裟の豪剣を己の剣を返して受け止める!一瞬その衝撃に腕が軋みを上げるも、そのまま力尽くで切り返した!)
        (そのまま前に踏み込み一刀、二刀剣を斬り込むと、いつの間にか左手に握り込まれた投擲用の短刀を至近距離から投げ放ち、それをフェイントに気合いを込めた三段目の迅速の突きを打つ!)
        ちょっとしたハンデ戦だぁ!あんたの騎士道にゃ悖るかも知れんが、こっちは小物を使わせて貰うぜっ!!
        -- グリッグ
      • 問題ない……! 騎士道は部下を救わん! 騎士道は敵を倒さん! 戦場では騎士道などクソの役にも立たん!(払われた逆袈裟を振り切り、グリッグに背を向けるように後退回転して攻撃を回避する) 
        俺はそれを『身をもって何度も味わった!』(そして、後退回転の勢いをそのままに、今度は先ほどとは逆方向からの逆袈裟を見舞う。東洋で編み出された回避からの連続奇剣……「竜尾返し」だ)
        -- アールヴァン
      • くっ……重いっ!!(突きをかわされ体勢が崩れた所に、竜尾返しの刃が迫る!)
        (右手で剣を逆さに構え、返した左腕でそれを支えるようにして受け止めるも、その衝撃を殺しきれずに大きく体勢を崩してしまう)
        (その衝撃から立ち直るため、体を回転させるようにして背後へと距離を開きながら、隠し持った投擲短刀を一投、二投と投げ放ち、相手の追撃を牽制する!)
        ははっ、あんたとは話が合いそうだ!確かに本当のいくさ場じゃ、騎士道なんかで生き残れやしねえ!
        物結局最後に己を救うのは、自分自身の技と力だもんなあああ!!!
        (絶対の危機に全身の毛を総毛立たせながらも、その顔は興奮で紅潮し、吠えた声は上擦っていた)
        -- グリッグ
      • ははははは! 良くぞあの奇剣を受け流した! だがぁ、まだだぁ! まだ続くぞぉ!(投擲された短剣を身に着けた全身甲冑で弾きながら疾駆し、)
        さぁもっと楽しませてくれぇえ!(腰溜めに諸手突きを放つ)
        -- アールヴァン
      • クソッタレッ!堅ぇ!(繰り出された諸手突きを寸差でかわす!)
        (浅く傷つき脇腹から血が流れるも、体を捻ると床に溜まった砂を目つぶし代わりとフルフェイスのヘルムに投げつけ、右手で握った剣を大きく横に薙ぐ!)
        (更に身を起こして、胴体目掛けて左の肘打ち!これは厚い銅鎧に防がれ一瞬顔を顰めるも、そのまま相手の顔面目掛けて蹴りを放った!)
        -- グリッグ
    • ぐっ……おおおおあおおおっ!(砂をかけられて咄嗟に顔を伏せ、その隙に放たれた蹴りを受けてよろめくが、)
      ……うらあああ!(突き出した剣先を返してそのまま至近距離で横に薙ぐ。有名な突きからの連続攻撃だ)
      -- アールヴァン
    • (突きからの横薙ぎ剣で受けようとするも、挙動が遅れて滑った剣が、左の肩を大きく引き裂く!)
      ……なんのおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!
      (瞬間血が迸り、斬られた衝撃で大きく体を逸らせるも、そのまま身を回転させて、剣を握った拳で胴体を一撃!その拳の砕けそうになる衝撃と苦痛に顔を歪めるも、更に左の肘打ち、そして前蹴り!)
      (だがこの一連の動作はダメージではなく、相手の体勢を崩す為の単なる布石)
      (そして一瞬息を切ると、全身全霊を込めた迅速を越えた神速の、胴薙ぎの一閃を打ち放った!!!!)
      -- グリッグ
    • (ぐっ……姿勢制御が……間に合わない!?)
      ぬぐ……おおおおおっ……!(光とも見まごう神速の一撃……凄まじい速度を伴った一撃は重量を生み、その重圧はアールヴァンの鎧を砕く!)
      があああああああっ!(激しい一撃でアールヴァンの巨体は中を舞い、そのまま受け身も取れずに倒れる)
      がふっ……がはぁっ!(胴の鎧は砕け、喀血し、兜が落ちてその下の顔が露わになるが、なおもアールヴァンは剣を握って立ち上がる。満身創痍だ)
      ふふ……ははは……はーっはっはっは! 面白い面白いぞぉ! いいだろう。本来ならばこのような人目に付く場所では使いたくないのだが、俺も取って置きを見せてやる……!(鎧の胴部分を完全に脱ぎ捨て、剣を脇構えに構える)
      グリングルベルド・ベウルナール・リングよ! 我が奥義を持って応えよう……これで最後だ……!
        -- アールヴァン
    • へへ……へ、マジかよっ!
      本当はここで降参したいところだが、折角のお誘いだ、お断りする訳にも行かなそうだ!
      それじゃ、見せて貰おうかあんたの秘剣!俺の全てで受け止めてやるぜええええええ!!!!!!
      (満身創痍のふらつく体で剣を構えると、雄叫びを上げながら『厄災騎士』へと突撃する!)
      -- グリッグ
    • うおおおおおおお!(しっかりと脇構えから水平に構えられた剣が一筋の光となる。凄まじい速度で放たれた逆袈裟の一撃だ。先ほどまでの速度とは次元が違う。鎧を脱ぎ捨てたせいだろう)
        -- アールヴァン
    • (目を見開き動きを読む!悲鳴を上げる極限状態の肉体を無理矢理り働かせながら、実際の剣の動きではなく、その予備動作から軌道を予測し、先手を打ってその腕を斬り落とす!)
      (そう考え、体を鞠のように跳ねさせて相手の懐へ飛び込もうとしたその瞬間!)
      (ついに限界を超えた肉体はその速度を支えきれずに体勢を崩し、放たれた逆袈裟をガードしとうとした剣は根本から折れ、体は大きく吹き飛ばされて会場の壁へと叩き付けられた)
      (やがて暫く身動き出来なかったその肉体が微かに動き、片手を上げるとその姿勢のままこう言った)
      完敗だ……俺の、負け。
      (そして上げた手は再び倒れた…)
      -- グリッグ
    • ……血沸き肉躍る素晴らしい戦いだった……グリングルベルド・ベウルナール・リング、次は是非とも同じ戦場に立ちたいものだな。(剣を鞘に納め、自分もガクッと膝をつく) -- アールヴァン
    • ひゃははっ!俺はあんたの顔なんて二度と見たくないぜ!
      畜生、体がバラバラだ! さっさと次の試合始めていいぜ、随分待たせちまったからなあ。俺は暫くここで横になってるわ!
      (そう掠れた声を張り上げると、安らかな表情で目をつぶった)
      -- グリッグ
    • 《首をコキコキ鳴らしながら中央に歩いてくる》
      ………(人と戦うのは久しぶりだなァ…オリオナエに負けて大怪我を負った時以来か)
      -- カイム
      • 冒険での疲労は果たして試合の内容にどう影響するのでしょうか?1P側“沈黙電波”カイム・カールレオン! --
        • っと(観客席から飛び降りたたた、と走ってくる)
          あ、これ料金ね。んー(金貨100枚支払って、その場で伸び)
          アタシもブランクあるからお手柔らかに頼むぜ?
          -- アルマ
        • 対する2P側は“八尾の狐人”アルマーダ・メルクマール! --
        • 《審判に向けて金貨が入った袋を投げる》
          ………(スマン、払うの忘れてたゴメンネ
               ああ、分かってるよ、ブランクのある討伐にキノ鉱脈だからそんなに血で血を洗う戦闘になるわけ…)
          《カイムの手の中に光の粒子が集まり、2メートルオーバーの超重量の剣が現れる ――装備:鉄塊》
          -- カイム
        • 本気じゃねーか……本気じゃねーか!! せめて霞切りくらいでだな…………まぁいいや(めんどくさそうに頭を掻いて)
          んじゃこっちから行くぜ?(剣は未だ抜かず、ゆっくりと前傾姿勢を取り)そいつを抱えて走るのは億劫だろうからなッ!(一直線に走り出す!)
          -- アルマ
        • 《重たそうに両手で何度か振って》
          ………(HAHAHA ちゃんと手加減するってばーアルマさん 大丈夫大丈夫、俺に任せ)
          《走ってくるアルマの前方に巨大な剣を叩き付ける 床に大穴を穿ち、砂埃を巻き上げ、石を周囲に吹き飛ばす》
          ………(死ねよやぁ!!)
          -- カイム
        • 今死ねって言ったね?
          (牽制に怯まずに、振り下ろされた巨大刃の上を躊躇無く渡って)
          うるァ!!(カイムの顎目掛けサッカーボールキックを放つ)
          -- アルマ
        • ………(いやだなァ、お前が死んだ時にマジ泣きして寝込んだのに復活してくれてありがとうとかそういう気持ちだよ)
          《鉄塊の上を駆けてくるアルマの姿に武器を離す手が遅れ、蹴りの直撃を受け顎を跳ね上げられる》
          ………(へぶぅッ!? ぐ…痛ぇな でも元気そうで安心したよ ちょっとくらい怪我しても大丈夫だな)
          《口元から血を流し、次に手の中に収まる武器は狂気すら感じる奇妙な刃紋の剣
          その輝きは紅く鈍く、一振りすれば空気がこそげ落ちるようだった ――装備:人斬りの断末魔》
          -- カイム
        • へへっ……ご心配、痛み入るね……!
          (軽口を吐くと同時にその手から巨大剣が消えている事を察し、一歩二歩と飛び退った)
          アタシも、カイム兄が死んだら泣いちゃうなぁ
          (その手に別の剣が握られている事に気が付き、合わせてこちらも剣を抜いた)
          (禍々しい剣気を放つその刃に、背筋に冷たいものが走る。けれどそんなものは意識の隅に追いやって)
          ッたりめーだ……手加減なんかしやがったらブッ殺す!!
          (一足で距離を詰め、喉元目掛けて突きを繰り出す)
          -- アルマ
        • 《アルマを見て柔らかく微笑む。しかしその手に握られたロングソードは瘴気を漂わせ》
          ………(こうやって戦える日が来て良かったよ、遠慮なく剣を振れる)
          《喉元に突き出される剣をロングソードで払うと、そのままの勢いで浅くコンパクトなモーションで横に振る》
          ………(手加減なんて器用な真似、元から出来ないんだよ俺ぁ!!)
          -- カイム
        • くっ……!(渾身の突きを払われ体勢を崩し、次の一撃への対応が一瞬だけ遅れた)
          っとあ!(手首を返し、斬撃が脇腹に食い込む寸前で剣と剣とを噛み合わせる)
          単純な力勝負になったら負けだな……!
          (鍔迫り合いに持ち込まれる前にバックステップ。再び距離を空けた)
          -- アルマ
        • 《剣を噛み合わせるとそのまま刃を肉に食い込ませるために渾身の力で押し込む》
          ………(この剣はな、どういうわけか血を浴びると『機嫌が良くなる』んだ 普段は畜生の血で間に合わせるけどな)
          《後ろに跳んで距離を空けたアルマに向かって剣を突き出し、意識を集中する》
          ………(避けるのがどうにも苦手でな、長期戦も出し惜しみも勘弁だ!)
          《大気にビリビリとした緊張が走り、歪んだ剣先の空間から雷が数条アルマに向かって走る
          本来は16本の雷を放つ魔法であるが、溜めも魔力の集中も経験もカイムには不足していた その魔法の名を「サンダークロウ」という》
          -- カイム
        • そんな恐ぇもん妹に向かって振るってんじゃね……チッ、魔法か!
          (忌々しげに舌打ちし、カイムを中心に円を描くように走り出す)
          (──いつか見た火球の魔法のようなものであれば足さえ止めなければ避けられる──アルマの胸中にはそんな楽観にも似た希望があったが、空気を裂く爆音と共に易々と打ち砕かれた)
          雷とか、アリかよ……!?
          (天空高くから振り下ろされる爪牙をかわす術などなく、藁にもすがる思いで剣を高くかざし、やがてその姿は光に飲み込まれた)
          -- アルマ
        • ………(妹を信頼していればこそだアルマ お前はこれを乗り越えて強くなるよな?)
          《アルマが居た場所に雷が落ちると同時に手の中からロングソードが消え、その場に膝をつく
          魔力と体力を剣に吸い尽くされた結果だった
          よろよろと立ち上がりながら左手で右手首を掴み、荒く息を吐くと先端に輝く石が収められた杖が出現する ――装備:聖石の杖》
          ………(畜生、限界だ 慣れない魔法の制御で真っ直ぐ立つ体力も奪われた…)
          《何とか立つと、杖をアルマに向けて重そうに振りかぶる》
          ………(さぁて、あとは喉元を杖で抑えて勝ち名乗りってことにしますか)
          《粉塵と煙で姿は見えないが、アルマが居た場所に向けてよろよろと歩み寄った》
          -- カイム
        • 我流ゥ……(獣じみたその声は砂塵の奥から、奇妙な響きを持ってカイムの耳に届く。剣の間合いとは程遠かった) -- アルマ
        • 《背筋を悪寒が走った 感じ取ったのは野獣の気配 おおよそ人が支配する地では感じ得ない殺気
          砂塵の奥に向けて杖を構えるも、額を流れる冷たい汗は隠し切れなかった》
          ………(どういうことだ…誰だお前は
          《全身に来る疲労と一瞬の動揺からその挙動に隙が出来た》
          -- カイム
        • (獣の感性が隙を見逃す事を許さず、異常な程に軽い体を音を越えんばかりの疾さで突き動かす。身体に続いて砂塵から現れた剣はその様相を妖しく変えて、カイムの握った杖にぶつかる)
          奥義『妖刀・八支刀(やつさやのたち)
          (呟いた瞬間、剣が膨れ上がり雷撃と化して炸裂した)
          -- アルマ
        • ………(疾いッ!? 距離を いや、防御を…!)
          《辛うじて杖で剣を防いだ時、この防御が下策だったことに気付く 弾ける雷鳴、全身を貫き焦がす電撃》
          ………(違う! サンダークロウとは、規模が…! ぐおおおぉぉおおぉ!!)
          《全身を雷に焦がし、吐いた血さえ蒸発したダメージの中で右手の杖は霧散していた》
          ………(使うんだ 出せ 古の覇王を 魔力、体力、命 吸ってやる、ここにいる全員からッ! アルマを…止める!!)
          《最後の力を振り絞ると、右手に空間の虫食いのような闇が集う 現れる漆黒の刃を持つ剣 ――装備:古の覇王》
          -- カイム
        • (先の一撃が力の全てを喰い尽くしたらしく、カイムの胸にゆっくりと倒れ込む。既に意識は無い) -- アルマ
        • 《ぜぇぜぇと荒い呼吸をする 胸の中に倒れこむアルマの軽さを知り、観客席に居る人の顔を見て――
          自分がやろうとしたことを何よりも恥ずかしく思った ゆっくりと観客席に向けて手を上げる》
          ………(試合は終わり、俺の勝ちだ すぐにアルマの治療を頼む)
          《カイムの手を離れ地面に落ちた古の覇王は薄弱な意思を嘲笑うかのように床の上で黒い光を放っていた》
          -- カイム
    • …………(いつものように言葉はなく、黙ってレフェリーに金貨100枚を渡す) -- 羊角の兜
      • 東方、アレイダ・アルカネット(金貨を受け取ると軍配を振り、羊角の兜を指し示した) -- 椿
        • さて、では恐縮ながら……(身長2メートルはあろうかという、仏頂面で緋色の髪の女が闘技場に降り立つ。)
          未熟者ゆえ、皆を沸き立たせるような死闘はできぬかもしれぬ。それを予め謝罪しよう。
          -- パルフイシュトラープ
        • 西方、パルフイシュトラープ・リッキリカカリルレカ(軍配を振り、今度は緋色の髪の女を指し示した)
          それでは試合開始!
          -- 椿
    • ……(サーベルを帯刀しているがやはり今回も抜かずに杖を取り出す。
      そしてその杖の足で地を叩く…が以前の試合のように会場に冷気が漂ってこない)
      -- 羊角の兜
    • (魔法書を開き、万物と精霊への賛美を述べる。するとパルフイの周囲に小さな四つの光球が浮かび上がる。)
      (それは万物の根源たるエネルギー。 純粋な四大元素の集合体。)
      (……こちらから仕掛ける気はなく、相手の出方を伺うようだ。)
      -- パルフイシュトラープ
    • ………(仕掛ける気がないと感じたのかアレイダはパルフイシュトラープに向かってゆっくりと歩み始める。
      その歩みは無防備にも見える)
      -- 羊角の兜
    • (歩み寄るアレイダを見つめる瞳に、静かに戦いの色が宿る。)
      ……戦人の刃より出し刹那の光。 『火花の精霊』よ、その一瞬の輝きにて走るがよい。
      (光球の1つが地面に降り立ち、全身が火花でできた狼のような姿が現れる。)
      (そしてすぐさま、それはアレイダに向かって駆け出した。)
      -- パルフイシュトラープ
    • (その精霊がこちらに駆け出し、目の前に来た辺りでアレイダの足元が一瞬揺らぐ
      そして勢いよく土塊が突き上がった。その土塊はパルフイシュトラープの2倍ほどの高さを誇るだろうか
      それが体を宙に浮かし、アレイダは舞った。目指す方向は前…パルフイシュトラープがいるあたりだ)
      -- 羊角の兜
    • (アレイダの身体が宙を舞うのを見、十分な距離が取れるかはわからないが、その長脚で後ろに飛び退く。)
      (同時に、狼の姿の精霊は土塊に激突し……砕け散って無数の火花となった。)……火花は爆ぜる。 その小さき牙で我が敵を追え。
      (その言葉と共に、鼠ほどの大きさの火花がアレイダの背に向かう。)
      -- パルフイシュトラープ
    • (着地の時、地面が揺らぐ。変性魔法で地を軟らかくし、着地の衝撃を押さえたのだ。)
      ごめんなさい…(そしてそのまま距離をとったパルフイシュトラープに向かって杖を振る。飛び出すのは氷塊…ただこれにはあまり勢いはなかった…)
      (そしてアレイダは背後に迫り来る精霊に気づいていない………)
      -- 羊角の兜
    • ……?(アレイダが何か呟いたように感じた。そのためか、一瞬判断が遅れる。)
      !! 力弱くしかし不滅なる光。 『ウィル・オー・ザ・ウィスプ』よ、わが身を守れ。
      (パルフイの周囲の光球の1つが大きくなり、氷塊を受け止めた。砕け散った塊は氷の飛礫となる。)
      (しかしその勢いを完全には止められず、飛礫の幾つかがパルフイの身体に突き刺さった。)
      くっ……(もともとの氷塊の勢いが弱かったためか、出血はさほど酷くない。)
      (そして、火花が――恐らくは、身体を痺れさせる程度の力しかないだろう――アレイダの直ぐ背後に迫る。)
      -- パルフイシュトラープ
    • くっ…!(その兜の奥から細い声が漏れる。その痛みで覚醒したのか、杖の足で思いっきり地を叩く…その背後から食いかかってきた精霊の体を一瞬で氷で覆った。そして会場に以前の戦いのような冷気が漂う。)
      もう戦うしかないのね…パプリカ…(小さい声で誰かの名を叫ぶ、その言葉には確かな哀しみが混じっていた)
      ……(兜の奥からパルフイシュトラープを見据える…、そしてまた杖を振った。さっきと違い勢いよく飛ぶ。)
      -- 羊角の兜
    • (周囲に漂う冷気。 精霊使いは、その中にある魔力と光球とを共鳴させようとする。)
      (――ほんの一瞬、そこに、懐かしい気配を感じた。傷の痛みにも関わらず、パルフイの表情が僅かに穏やかになる。)
      (そしてその一瞬の後、冷気と光球との共鳴が終わった。 光球の一方が、パルフイの身体を覆う。)
      …………冷気に潜む『凍らし』よ そなたの友を迎え撃て。
      (身体に刺さっていた氷の飛礫が抜け、全身に氷柱を纏った蛙のようにな姿に変わり、氷塊に向かって次々と跳んだ。)
      -- パルフイシュトラープ
    • 神楽さん、椿レフェリーをお下げください。ここは私が参ります(その右目から血を流しつつ) -- レフェリー
    • 了解いたしました。下がります。 -- 椿
    • …!!(その氷柱を纏った蛙により飛ばした氷塊が大きく軌道をずらした。それはパルフイシュトラープの遥か横を通り過ぎ…そして地を転がる。)
      勝てば、勝てばこんなのすぐ終わるわよ…ね、もう私は…(その言葉に混じるは迷いか…。そしてアレイダは答えを一つ選んだ。)
      (また杖で地を思い切り叩く、するとアレイダの目の前に大きな氷の壁が形成され、その身を隠した。)
      -- 羊角の兜
    • (残る光球は1つ。今のパルフイには、戦いの最中新たに元素を集約させる力はない。)
      (氷の壁に身を隠したアレイダを見て考える。あれは防御か、それとも強大な術の準備か。)
      (いずれにしろ、次の攻撃までに時間はある。ならば私も―――)
      照らす神の第一の僕 闇夜の終わり 明けの星 混沌を抑える者 精霊龍『陽星』よ 力をここに……。
      (最後の光球が大きく瞬き、周囲を光で包みこむ。)
      (そしてそれが消えたとき、大蛇ほどの大きさの輝く龍――東方のドラゴン――がパルフイの傍に現れた)
      -- パルフイシュトラープ
    • (その龍の精霊が現れた次の瞬間パルフイシュトラープの眼前に一つの杖が突き立った。
      突き立つその地にはゆっくりと氷が広がる。この杖が意味するものは必殺か、ただの木偶か…。)
      -- 羊角の兜
    • (杖と、そこから広がる氷を見つめる瞳は驚くほど冷静で、穏やかだった。)
      (他の手段を失い、今の自分が頼れるのはこの光の龍のみ。迷うことは無い。)
      (記憶も過去も無い己にあるのは、未来。それに向かって進まねばならぬ。久遠の闇から、光の中へ――)
      …………行け! (短くそう命じると、龍は杖に向かい宙を疾走した。)
      -- パルフイシュトラープ
    • (その杖からはただ氷が地に広がるのみ…龍の攻撃によりその杖は宙を舞う。そして剣を抜く音が高らかに響く、この勝負が始まって初めて抜かれたそれの切っ先はパルフイシュトラープの首筋に当てられた…。)
      お願い…もうやめて…「パプリカ」……(パルフイシュトラープの後ろから響く声。その口調はいつもと大きく違い、そして哀しみに満ちていた。)
      私は…あなたの顔まで氷で覆いたくは無いの……お願い……(懇願するような声が兜の奥から響く。)
      -- 羊角の兜
    • パプ……リ……カ……?(記憶の扉を強く……しかし優しく叩く、アレイダの声と言葉。)
      ルフイシュトラーッキリカカリルレの、張り詰めていた緊張の糸が切れる。)
      (音も無く光の粒へと返る輝龍。パルフイの精神は、龍を呼び出した時点で既に限界を超えていた。)
      (気が付けば膝ほどの高さまで霜と氷に覆われている。緋色の髪の大女は、意識を失い、そのまま後ろへと倒れこんだ。)
      -- パルフイシュトラープ
    • …!!!(パルフイシュトラープの足に広がる氷を急いで崩壊させた。
      そしてこれから倒れ込むであろう辺りの地面を変性させて軟らかくした。音もなくその巨体が地に伏せる。)
      -- 羊角の兜
    • 西方・パルフイシュトラープ・リッキリカカリルレカ様の戦闘不能により勝者、東方・アレイダ・アルカネット様! -- 椿
    • ……………ああ…、ごめんなさい…ごめんなさいパプリカ………。(龍の攻撃で飛んだ杖を回収せず逃げるように会場を後にした。) -- 羊角の兜
    • 肩、お貸ししますよ(残っている左手で倒れたパルフィシュトラープの肩を担ぐ) -- レフェリー
    • (こちらも右手でパルフィシュトラープの肩を担ぎ、客席へと運ぶのを手伝う。メインリングの様子が気になるようだ) -- 椿
    • (焼け焦げた臨時試合会場)
    • (仮設ブース)
      • ………(額の十字傷も目新しい女が試合会場の真ん中で座り込んでいる)
        ………遅いんだけどあの黒女。(どうやら対戦相手が来ないようだ) -- アリス
        • どうやら対戦相手の入場が遅れているようですが……
          まず舞台に上がりました1P側は“エイティ大好き”アリス・リデル!
          --
        • 黒女じゃなくて白女で悪いね、ちょっとお邪魔するわよ -- テトロン
        • 待てコラ、その二つ名は間違ってないけどやめろ恥ずかしい!かっこわるいし!もっとこう、そうだなあ…
          (空に向かって人差し指を掲げ)正義剣雷・アリス・リデル!とかそういう…
          ………(入ってきた選手に目を丸くする)え…て、テトロン?
          -- アリス
        • おおっと、これは対戦相手の変更でしょうか?(アリスの意見を無視してレフェリーを続ける)
          続いて舞台にあがりますのは“張飛大好き”テトロン・ポリエステル!
          --
        • (気マズそうにアリスの額を気にしながら)……うん、あたしだ。悪いねカチ込んじゃって
          (弓矢を軽く持ち上げて)代理になるし、早食いじゃなくてこっちだけど、いい?
          -- テトロン
        • ………参ったな…そーか、うん…このほうが判りやすいわ。…よし。OK。
          (右手を掲げ、力を込めた)………ただし、本気で行くよ。…それでもいいかな。(右手の指輪がバチバチと電撃を帯び、そこから雷の剣が伸びた)
          -- アリス
        • あたしあったま悪いからね……最初からそっちの流儀でやるつもりで来たよ
          (矢筒から引き抜いた矢を重弓につがえ、照準をピタリとアリスに合わせる)ここに立ってるのが答え、ダメかな?
          -- テトロン
        • いいや、十分判ったわ。うん…(少し微笑んで)仲直りしたいって思ってたんだ、私も…
          だから…(構える)全力でぶっ飛ばす!!!(表情は一変して真剣なものとなり、剣のような視線がテトロンを射抜いた)
          -- アリス
        • (額傷に囚われて曇っていた表情が、相手の気迫を感じて引き締まる)
          ぶっとばすですって? 近づけるもんなら……近づいてみなさいっ!
          (引き絞られた重弓から、散弾を仕込んだ大振りな矢が水平に放たれ、アリスの数メートル手前で弾けた)
          -- テトロン
        • いいね…その弓と、一度戦ってみたかったのよ!(ワンステップ下がり、散弾の致命傷になりかねないものだけを雷剣を振るい、はじいた)
          (しかし致命傷になるものをはじいただけの為、三発ほどがアリスの体に触れた。一つが左肩を直撃し、残り二つが右腕、左足にかすり傷を与える)
          痛……っ!(肩から血が噴出し、マントを赤く染めた)ふふ…いいね、本気みたいだねそっちも!(フィールドを蹴り、テトロンに向け高速で駆けた)
          -- アリス
        • 下がったものの大した足止めにはならず……か。やっぱ正面から来るよね、アリスは
          (呟き、襲い来るアリスを無視するように上方に向けて2本、3本と散弾矢を速射する。遥か上空で重力の理に絡まれた矢たちは、急角度の放物線の果てに無数の散弾矢を広範囲にばら撒くだろう)
          間に合うかなっ?(自分の逃げ足を持ってしても、もはや回避は不可能な距離にまで肉薄されたアリスから身を護るべく、矢筒に1本だけ挿してあった純鉄製の矢を引き抜いて剣のように構えた、受ける気だ)
          -- テトロン
        • (頭上に雨のように落下しようとする散弾矢を一瞬見た)―――ッ(落下する矢の弾道を予測するのはやめた。量が多すぎるからだ)
          受けてみろ、私の剣!(テトロンの眼前まで迫るとその場で一瞬背を向け、また振り返った。その勢いに引っ張られて雷剣がテトロンの胴体を目掛け振るわれた)
          (まだ、矢は落下し始めたところだ)
          -- アリス
        • 舐めないでよ!こう見えたって剣も中級者以上の腕前は持ってたんだから!
          (鈍ってるけど……と心の中でオチを付けて、裏拳の如きモーションから来るアリスの雷剣にガードを合わせる)
          うわぁっ!?
          受けた!……そう思った瞬間、鋼鉄の矢を貫通した雷剣に驚いて身を引く)
          (運が良かったのはへっぴり腰で構えたお陰で身体自体は引いていたこと、胴体は無傷で済んだ。悪かったのは受けた矢が鉄であった事、支えていた右腕が裂かれ、指先に電撃の麻痺が残る)
          (熱くなった鉄矢をアリスの顔目掛けて放り投げると、真後ろを向いて芸舞場の縁に沿って走り出し、距離を稼ぐ)
          -- テトロン
        • (振るった雷剣を振りぬかずつい、と引き隙を減らした)チッ、もう少し踏み込んでいれば…!
          (そう吐き捨てると頭上を見上げた、矢が間もなく落下するだろう…だが、自分の脚力ならこのまま後ろに飛びのけば避けれる距離だ)
          うっ…!?(と、腕に焼け付くような痛み。テトロンの投げた矢が速さを重視するため鎧の類をつけていない、つまりむき出しの腕に触っていた。)
          (痛みはさほどではない、だが問題なのは一瞬気をとられたという事実!既に散弾矢はバックステップ程度で避けれるレベルでは無いほどに肉薄していた)
          ―――うわあああああああっ!(散弾矢が全身を直撃した―――そのまま、膝を付き、倒れてしまった)
          (全身から血が噴出したのか、倒れたそばから血が地面に滲んでいく)
          -- アリス
        • (赤い尾を引きながら走り、背中から舞台隅に倒れ込むようにして散弾の安全圏に転がったのと、最初の矢が接地したのはほぼ同時だった)
          (矢が、本物の豪雨のような音を立てて降り注ぐ、その中から微かにアリスの悲鳴が聞こえた気がした)
          (散弾のひとつひとつは長いとは言っても串の如き太さだ、刺さっても骨に達するような重さは無い、問題はその数)
          ……はあっ……アリスっ……!
          (痛む腕を押さえ、上体を上げて結果を確認しようとする。あれは倒れて……いるのだろうか?)
          -- テトロン
        • (何分時間が経っただろうか、立つ様子は無い―――と、そのときピクリと指が動いた)
          ………(ぼそり、と)倒す………悪は倒す………(まるでゾンビかグールのように背中を丸めたまま、血まみれのままゆっくりと立ち上がった)
          よくもやってくれたなァァァァァテメェェェェェ………!(ぐい、と顔を上げ、雷剣を再度発動させた)
          -- アリス
        • (怒号に一瞬気圧されるも、林立する矢の中に立ち上がったアリスを見て安堵の溜め息をつき、こちらも構えを直す)
          (待っている間に、既に言う事を聞かなくなった右腕には止血がなされているが、ついでとばかりに包帯で弓を拳に縛り付けてある。矢筒の中身は残り2本、最後の大仕掛け用の仕掛け矢と、1本の通常弾だけだ)
          利き腕は殺されたけど、そっちも何処かぶっ壊れちゃったみたいね。悪か……いいよアリス、とことん付き合ってあげる
          (大振りな仕掛け矢を引き抜き、右腕で支えた弓に掛けると、舞台の中央、矢林に屹立するアリスの上方に向けて放つ)
          (勢いも弱く、狙いもあやふやなまま飛来する矢が分解し、中に仕込まれていたものが舞台の上に撒き散らされる)
          (互いの姿を遮るほどに降りしきるそれは…………大量の羽毛だ)
          -- テトロン
        • ………フウーーーーッ!!!(食いしばった歯の隙間から大量の息が漏れる その目は瞳孔が開ききり、正気とは思えない)
          よくも…この私にここまで…この腐れ怪物が…!!(背中を丸めたまま、構えもせず、雷剣を出したままずんずんとテトロンに向かい歩いていく)
          (テトロンが何かしたのを意に介することなく歩いていたが、ふと鼻先をかすめるやわい感触に動きが止まった)…フウッ!?(ふわふわと全身を覆う感触)
          うがあああああっ!!!(感触が気に入らないのか、その場で剣をむやみやたらに振り回した いくつかの羽が雷剣に焼かれるが無数の羽が辺りを包む)
          -- アリス
        • (アリスの様子を伺い、矢筒に残った最後の矢……鏃の下に着火の為の羽毛が付いている以外は何の変哲も無い通常弾を弓に添える)
          全身全霊、これが最後の一射。……今の貴女に聞こえているかわからないけど、どう転んでも暫く伝えられそうに無いから言っておくわね?
          ごめんなさい、愛してるよアリス
          (弓に取り付けられた点火装置のトリガーを引き、瞬時にして燃え盛った火矢を羽毛の中心に放つ)
          (一瞬の静寂の後、羽毛の渦に呑みこまれた火が、獣油と火薬の混合液の塗された羽毛に、そして同じ仕掛けの施されていた、地に突き立った林の如き矢にも伝播してゆく、そして……)
          (火は、魔法の如き紅蓮の大炎球へと姿を変えた)
          -- テトロン
        • うがあああっ!うっとおしい!があああ!(必死で羽毛を切りつけている)ぜえっ、ぜえっ…!!!
          ………!?(小さく、しかし頭に響くような声に思わず反応し、回りを見渡す…ぐるぐると回ったせいで目標を見失っていたのだ)
          ―――ッ?(刹那、アリスの視界全てが炎に包まれた)………え、何…こ r(わけもわからぬまま、全身を炎が包んだ)
           
           
          (いくらか経って火が消えたとき、全身ボロボロになったアリスが倒れていた 今度は完全に気を失っているようだ…)
          -- アリス
        • (どんなに広範囲を包む火球とはいえ、触媒は所詮羽毛と細い松明だ。燃焼時間など持って数分)
          (だがテトロンの右腕の出血は、そのたった数分間、意識を繋ぎ止めておく事も許さなかった)
          (舞台を覆う炎が黒煙となって消えた後、中央にはアリス・リデルが、舞台端にはテトロン・ポリエステルがそれぞれ力無く崩れ落ちていた……)
          -- テトロン
        • 両者、意識不明により戦闘不能!ダブルKO --
    • ‥その上空
      • (会話機能停止、リング上を通過しながら金貨袋を投下) -- ゴースト
        • (金貨袋を受け取る)
            それではまたも高高度での戦闘!裏番組は日曜洋画劇場のステルスがあるぞ!1P側、"無人戦闘機" ゴーストXー9ッ!!!
          -- レフェリー
        • (波に乗る前に金貨を地面に置き、Type The EndをBGMに黒いLFOが空を駆ける)
          (リフボードは、分離していない状態で使用している)
          -- ジエンド
        • それに続くようにして超高機動戦闘に参加するのは‥ニルヴァーシュ type the END!2P側、"DAYS" ジエンドォォォォ!! -- レフェリー
        • (アクティヴステルスON、戦闘速度に突入、一度距離を離して反転と同時にリフボードを狙い低出力レーザー5連射) -- ゴースト
        • (ボードに直撃する寸前まで引き付け、一気に下降してやりすごした)
          (下方にポジションを取ったまま、機首へ向け有線式のクローが二基伸びる)
          -- ジエンド
        • (エアブレーキを掛けつつ高速ターンでクローをやり過ごす)
          (上方を維持したまま背を向けて加速、HMミサイル(ペイント弾)3発射)
          -- ゴースト
        • (更にクローで追撃を試みるが、距離が足りずに手元へと戻した)
          (ギロリ、と目が動いたかと思うと、ミサイル「へ」ホーミングレーザーが撃たれる)
          (赤色のレーザーが不規則な軌道を描き、ミサイルに迫る 本体への攻撃は発射後の今なら通るだろう)
          -- ジエンド
        • (後部センサーでミサイルが迎撃されたをの確認、同時発射数を調整)
          (距離を維持して反転、左右に機体を大きくスライドさせながらレーザー4連射、着弾角度をずらしつつも狙いはリフボードのみ)
          -- ゴースト
        • (レーザーでの相殺を考えるが、発射を見た後では不可能と判断)
          (次に回避の選択肢を考える、これも却下 一発を避けた所で残りの三発に撃ち抜かれる)
          (仕方なく、リフボードを左右に分離 レーザーは足を掠め 装甲が融解した)
          (右腕のナイフを出し、波乗りの要領で距離を詰め始めた)
          -- ジエンド
        • (低速時での反応速度は相手が上と判断…追尾レーザーへの脅威度を最大に設定、加速しながら低空域に突入、こちらからも接近) -- ゴースト
        • (ナイフの狙いを定める為に、速度を少し落とす)
          (近距離でレーザーを撃つ事はせずに、すれ違い様にナイフを使った大振りな一撃を試みる)
          -- ジエンド
        • (ギリギリまで接近して回避を試みるが右主翼先端にナイフが接触、切断される、自動消火)
          (次の瞬間フル加速、衝撃波を発生させながらフレアーを散弾状に放出)
          -- ゴースト
        • (無人機相手に自分の特殊兵装の使用しても、意味があるのかを考えている)
          (18門のホーミング・レーザーを一斉発射)
          (だが、レーザーはフレアを狙い肝心の敵へは辿り着いていない)
          -- ジエンド
        • (フレアーによる追尾レーザーへの効果を確認、しかしフレアーを直接衝突させるには至らず)
          (通常の戦闘速度に低下、背を向けたままHMミサイル12基同時発射)
          -- ゴースト
        • (フレアの迎撃を終え、相手を探すが見つからない)
          (目を動かし、索敵している……が、ミサイルが背に着弾)
          (次々に命中し、思わず 自由落下を始める)
          -- ジエンド
        • (着弾確認、一気に畳み掛けるようにHMミサイル8発同時発射)
          (反転して接近開始、主翼のバランス差から最大加速は出せていない)
          -- ゴースト
        • (ゆっくり、ゆっくりと落ちていくように見えるが、実際はかなりの落下速度だ)
          (迫るミサイルを三基はクローで迎撃した物の、残りは胸部へと命中)
          (此処に来て、18門*3基のレーザーを全て撃とうとするが、地面が近づいて来る)
          (体勢を立て直すか、攻撃するかで、迷い 隙が産まれた)
          -- ジエンド
        • (ターゲットの落下速度を試算…致命傷ではないと判断、ミサイル残弾を考え5連装レーザーで脚部をピンポイントショット) -- ゴースト
        • (体勢を立て直そうとするが、そこにレーザーが撃ち込まれる)
          (結果、リフボードから足が外れてしまう)
          (そして、黒い機体は大地へと 完全に落下した)
          -- ジエンド
        • (警戒態勢を解かずに落下地点を中心に周回飛行に入る、ミサイルベイは開いたまま) -- ゴースト
        • (仮設ブース付近に巨体が地に落ち、衝撃が走る)
          (ボードも後から落ちて来た、しかしもう戦う意志は無いようだ)
          (禍々しい瞳は、閉じられている)
          -- ジエンド
        • (ロックオン状態が解除されているのを確認して仮説ブースに着陸、切断された翼端から発火、高速状態で自動消火に失敗していたようだ、会話機能復帰)
          \消防車ー!177ー!/
          -- ゴースト
        • 負けた、負けたー
          そぉい!(優先式クローでバケツを持って来て水をぶっかけた)
          リングから降りるね
          (仮設ブースを踏みしめながら、観客席へと移動した)
          -- ジエンド
        • \有人機だったら脳みそ溶かされてたかもね!無人で良かったよ!また戦おうね!/
          (切断面に水を被ってショートしながら観客席へ)
          -- ゴースト
        • 高高度での人間の知覚速度を超えたドックファイトを制したのは‥1P側、"無人戦闘機" ゴーストX−9!!! -- レフェリー