引退/76943

  • うーん…こうしてみると、本当色々と買ったなぁ…(今まで買ってきた服の整理もかねて、ウォーキングクローゼット、というより大部屋そのものが衣裳部屋の中を歩く。)
    本来なら、着なくなったものとかは売ったり捨てたりして整理はするんだけど…ラクはそういう事する気はない?
    (あ、これ20年前に買った赤いドレスだ、とたまに手に取って眺めたりしながら聞いてみる。) -- ジャン
    • 時の積み重ねに直結しているのだし、当たり前は当たり前だけど。……ここの殆どを調達してきたあなたの言う言葉でも無い気がするわね(夫と並びながら)
      ……あら、そうして欲しいの? 大体は一度か二度袖を通しただけのものばかりなのだし、一気に整理出来てしまうけれど?
      -- ラク
      • あはは、まぁそれはその通りだけど…こうも一杯あると、凄いなぁって…(見渡す限りの服飾品の数々。)
        でも、中にはラクが買ったのや子供たちがプレゼントしてくれたのもあるよね?この水着とか(いつか着ていた水着を見ながら言った。)
        …うーん、仕舞われるのも複雑、でもあるからねぇ…じゃあ、ラクが着たくないと思ったものを仕舞うとか? -- ジャン
      • 分かっているのなら……まぁ、あまり自覚の無い自讃と言った所かしら。それだけの数が揃っているのは確かだけれど(嘆息する夫に微笑ましげに苦笑し)
        ええそうね、それも……とは言え、水着自体着る機会が限られるものだし。私に限れば浴場以外でも着はするにしても
        でしょうね。…………(が、続く夫の言葉に意外そうな眼をし、彼を見)いえ、そういうのも無いとは言わないけれど。でも意外だわ、売ったり捨てたりの方へ舵を切る事を厭わないなんて
        -- ラク
      • 自讃って訳じゃないんだけどね…むしろ、控えるべきかなぁとも…ただ、プレゼントしたいって気持ちには変わりはないから困るんだけど。
        水着はねぇ…まぁ、うん。それはそうだね…(エッチな衣装や水着関連からは視線をそらす。)
        それはラクとの思い出だから…けど、着たくないと思うものがあるなら、話は別だし…。
        あ、でも場所があるんだし…すぐに捨てたりするより、一旦違う部屋に移して本当にいらないなら…かなぁ、捨てた後だと取り返しもつかないしね? -- ジャン
      • そのつもりがなくても、主に自分の成した積み重ねを見ての事だもの。自讃と言っても別に……あら、ええ、別に控えなくても良いのよ? ペースが落ちたらそれはそれで心配になるし
        ……そこでどうして目を逸らすのかしら。何にしろ合意の上なのに、その姿の私を前にしたあなたと今のあなたとではまるで別人ね?(楽しげ)
        ……仮定としてそう言うものがあったならあなたに言った上でもう処分してるわよ
        だからこう、そもそも売ったり捨てたりとか言う整理をするつもりなんて私には無いわ。無いからこそのこの部屋なのだし
        -- ラク
      • そういうものかなぁ…あれ、そうなの?心配になるものなんだ?(プレゼントの内容のせいもあるが、また買ってきたの?と言う反応が多いので少し意外らしい。)
        …いや、だって…うん、着てくれるだけでも嬉しいからね…それはほら、今は別に普通に会話してるからね?(頬をかきながら言った。)
        …そっか…ん、なら…このままにしておこうかな…服がこんなにあると、大変かなぁとは思ったんだけど。
        あ、でもじゃあこれも着たくないってことはなかったんだ?(軍服っぽいのに、下乳が丸見えになるというちょっと変わった服を取ってみせる。) -- ジャン
      • 今までそうしていたものを無理に改める事はないでしょう、という事よ。毎度嬉しそうに買ってくるのだもの、急に控えられたら心配もするわよ(夫の意外そうな目に若干不満げ)
        ……時と場合というものとしても、態度の違いは私からしたら違和感にも通じるんだけど……まぁいつもの事だけど、変な所で律儀よね、あなた
        別に大変という事も無いから気にしないで良いわ。それに夫からの贈り物を無下に扱うなんて言うのは妻として恥じるべきなのだし……
        (等と言っていたら夫が手に取った服を見て若干心疾しそうな顔になる)……着たらあなた大喜びだったじゃないの
        -- ラク
      • あぁ、そう言う事か…ごめん…でも、僕的にはラクへの気持ちに揺らぎがないのは僕の中では確定だからね?(その点には思いつかなかったようだ。)
        んー…案外人ってのはそういう生き物かもだよ?まぁ、どちらも僕であるのは間違いはないけど…そう、かな?昔も友達にそう言われた気がするなぁ…。
        そっか、それならこのままがいいかな。やっぱり捨てられちゃうのはちょっと寂しいし…だ、だって…似合うだろうなぁって…。
        軍服とかも、ラクの場合似合いそうだったし…(とはいえ、この服を選んでくる辺りがジャンである。) -- ジャン
      • 知っているわ、大体互いの想いが今更どうこうなるものですか。心配すると言ってもあなたの私への気持ちに対してではなくて、あなたの体調に対してなのだし
        100年以上夫婦を続けていても時折首を傾げてしまいはするのよね。そういう風だと重々知ってはいるのに
        でしょうから、ここはこのまま拡張される一方と言う事よ。……私に似合わないような服をあなたが用意する筈も無いでしょうに。とはいえ……(息を吐く)
        こういう露骨なのが好みなのは、普段の私の格好が肌を殆ど見せていないからかしらね
        -- ラク
      • …うん、そうだね!(お互いの、という言葉に嬉しそうに頷く。) …体調?体調かぁ…この状態になってから、体調も前よりいいし。心配はいらないよ(笑顔で言った。)
        うーん…友達にも天然とか散々言われたからなぁ…それとはまた別かもだけど、でも天然じゃないんだよ?本当に。
        それはそれで、ありなのかな…うん、まぁたまに似合わない服も気になるけど、着せるほどでもないからね。
        …う、うーん…普段から晒していたら逆なのかもだけどね?男ってそういうギャップ?が好きだし。あ、でも着物のラクも僕は好きだよ? -- ジャン
      • …………(何か言いたげな顔になった後苦笑気味に溜息)……いえ、そりゃあ今は万全でしょうよ(今度は普通に溜息吐いた)
        要するに、あなたはそう言う風なのだと言う事くらい重々分かっているから安心なさいな
        ええ、気にしなくても良いと言う事よ。……そういう意味では一応あなたの見立てはあなた的には外れていないのよねえ
        ギャップと言うか……(夫の手を取って下乳服を軽く自分に当て、戻し)着物は窮屈なのがちょっと。見栄えは良いのだけれど……とは言え、そうそう、余り露骨過ぎても引くのかしら
        (言うなり黒ドレスの胸部分のみが消え去り、突如として豊かな乳房が少々の躍動と共に露わとなった。ドレスの黒に対し白くたわわな乳房はその存在感を際立たせ、夫を魅了してやまない双丘は張りと柔らかさ、形において今日も万全だ)
        (ただ乳房をさらけ出した当人に誘惑の気は全くなく、腰に片手を当て夫を見つめる表情は普段通り。強いて言えば彼の様子を伺う観察めいたものだ)
        -- ラク
      • …あぁ!?溜息が…さらにもう一回!?…うん、それならよか…あれ、なんか微妙にズレがある気がする?
        …まぁ、ラクなら大抵のものは着こなしてくれる、というものあるんだろうけどねぇ…。
        …?…あぁ、確かになかなかね。しっかりとした着方になるとどうしても体型的にもね…うん、服としては微妙か…えぇぇっ!?
        (あまりに唐突すぎるタイミングだったので、流石に驚きを隠せない。けれど、しっかりと弾みながらも張りによって形が崩れない乳房に目が釘付けのようだ。)
        いや、えっと…なんでいきなり?(誘惑してる、という雰囲気でもないので一応聞いてみる。) -- ジャン
      • …………(驚く夫をじっと見つめ、彼の視線が自分の乳房に集中しつつも左程喜んだ様子が無いのを見て取ると数度瞬き)
        いえ、そういう服が好きなのならこういうのはどうなのかしら、と思って。……結果的に脅かす風にはなってしまったけれど
        で、改めて……どうなの?(好奇心から来る言葉なのは、威圧の類が発せられていない事からも明らかではあるが)
        -- ラク
      • あ、あぁ…そう言う事かぁ…うん、僕もそうだけどやっぱりもう少し言葉で相手に伝える事って必要だよね…(ようやく落ち着きを取り戻す。)
        えぇっと…そうだね、極まれにベットの上とかなら…ありかなぁ?とも思えなくもないけれど、いきなりお出しなされてもビックリするよ?
        あとは、ちょっとでも隠れていた方が…やっぱり服としては僕はいいかなぁって…下着なら、まだしも(買ってきてはないが、下着に割れ目のある奴などがある事を教える。) -- ジャン
      • 分かったのは相変わらずなあなたの私の胸に対する執着くらいかしら。……まぁ私も口より行動が先に出る性質なのは否定し辛くはあるけれど
        ……ふぅん。意外ね、上半分隠れてた所で脱がす事に代わりは無いでしょうに
        丸出しが駄目なの?(不思議そうに言うと、取り敢えずと言った風に人差し指と中指で軽く押すように乳首を隠す。少々乳輪がはみ出てはいるが)まぁ服としての機能を果たしているかどうかについては色々意見もありそうだけれど……? …………下着ならそういうのは有りなの?
        -- ラク
      • 執着と言われるとなんか違うって言いたくなるね…愛情?…それもなんかやだなぁ…(頬をかきながら苦笑する。)
        んー…例えば、ケーキを出す時に全部混ざったものを出されてもあんまり嬉しくないような…そう言う感じ?食べるまでの見た目も大事なんだと思う。
        うん、ちょっとね…あ、それもいいかも!うん、いいね!(笑顔で言った。)
        うーん、たぶんいいと思う…ラクの魔力で作ったり出来る?嫌がるかなと思って買ってなかったんだけど…。 -- ジャン
      • 愛情……? 私の胸を食い入るように見るのが……?(心底不思議そう)
        衣類はデコレーションだと言う事……? でも、何て言うのか……それって脱がすのが楽しいと言う様にも聞こえるけれど
        ……肌色でない部分が隠れていればそれで良いのかしら……胸の九割以上はまだ露出したままなんだけど
        ふぅん……。ああ、作らないわよ? 作れるでしょうけれど。あなたが買ってきたならともかく……でもそれって透けてる奴と何か違うのかしら
        -- ラク
      • だから違うなぁって言ったのに!でも、好きなのも確かだけどね。やっぱり…。
        うん、脱がすのも楽しいよ?…着せるのも、楽しいんだけどね。僕が変わってるのかもだけど。
        …うーん、説明しにくいんだよねぇ…時と場合にもよるだろうし…なんだろうね(考え込むが、自分自身でも答えは出ないようだ。)
        あ、作らないんだ…そっかぁ、買ってきておけば良かった…え、うーん…これもまた説明難しいんだけどね(苦笑しながら言った。) -- ジャン
      • ええ、だから不思議に思って……。……私があなたの肉体をじっと見ている時ってそういう空腹時の場合が殆どだし、ああでもある意味食べるは食べるなのよね、あなたも
        どちらも状況が違う場合だから一概には比べられないけれど、まあ、あなたが変わってるって言う点はやっぱりそうなのだと思うわ
        ……感覚的、本能的なものを言語化するのが難しいのは分からないでもないけれど
        そういうのが売っている所にも出入りしているのよねぇあなたって。日頃の様子からしたら意外に思う第三者も多そうだけど……
        ところでジャン? ……もう服を戻そうと思うのだけれど、その前に手を退かしてみる?(薄笑みと共に小首を傾げ、指で乳首を隠した乳房を誇示し挑発する様に少し上体を反らし)
        -- ラク
      • …僕の?…あー、うん。そうだね、それは大体分かってるよ(自ら差し出したりしてるので、把握しているようで苦笑する。)
        あぁ、食べるってそういう…うん、食べてはいるけど…うぐっ、そう変わってると言われると微妙だね…。
        …んー、なんだろうねぇ…ラクは僕の恰好に関してはあんまり気にしないもんね?…あと、こそこそと行ってるから多分バレてないよ!多分!
        …ん?どうしたのラク…あぁ、うん。それは戻しても……退かすだけじゃ済まないかもだけど、したい(若干視線は泳いだが、正直に欲に従う事にしたようだ。)
        (許可が本当に出るのなら、乳房を支えるようにして下から触れながら退かそうとする気ではいるらしい。) -- ジャン
      • まぁそれは……別に服飾がどうであってもあなたはあなただもの。余程見窄らしいとかなら話は別だけれど。……そう? ……まぁ、良いけれど
        ……ふふ、したい、じゃなくてすれば良いじゃない。私だってされたくないならそもそも言いはしないわよ(微笑むも、しかし絶妙なタイミングでドレスが元に戻る)
        とはいえ、それだけで済む気がとてもしないし、ここでとなると色々困る事になるでしょうし。だから……運んでくださるかしら?(夫の頬にキスをして、それから彼の首に片腕を回し)
        -- ラク
      • 流石にあまりにみすぼらしい服とかは僕も嫌だしねぇ…うん、色々と貴族のお客もいるみたいで秘密は完璧みたいだから…。
        …うぅ、そう言われてもね…(百年以上経っても、押し通して絶望の説教モードに入られたのは染みついているらしい。)
        ってあぁっ!?…あ、うん。それはね、僕もないとは言えないし…ん、それは任せて(慣れた手つきで妻をお姫様抱っこする。)
        あ…でも、ベットの上でさっきのもう一度してね?(運び終えて、ベットにラクを下ろしつつ言ってみる。触れなかったのが、妙に惜しい気がしたようだ。) -- ジャン
      • (抱きかかえられて運ばれる途中、なにやら楽しげな様子で夫を見つめ続け)
        どうしたの?……って、ああ、もう何を言うかと思ったら(夫の腕からベッドへ腰を下ろし、その過程での彼の言葉に軽く吹き出し、くつくつと笑う)
        そんなに気に入った、と言うか……そんなにああ言うのが、いえ、こう言うのが好きなの?(笑みは若干そのままにベッドの上で割座に座り直すと、先程の様に乳房を露出させ、乳首をそれぞれ指先で隠す)
        -- ラク
      • …そ、そんなに笑わなくてもいいと思うんだけどなぁ…(自らもベットに上がりながら頬をかいて苦笑する。)
        まぁ、なかなかない仕草だから新鮮というのもあるし…嫌いじゃないんだけど、ここで認めるのも誤解を生みそうなんだけどね…。
        (言い訳めいたことを言いつつも、まずは妻の頬に口づけをしてから背後に回ってみる。)
        あ、こっちからのもいいかも…(肩口から見える光景に嬉しそうに言いながら、まずはそっと下から張りのある乳房を支える。) -- ジャン
      • そうね、考えてみれば……こういうのはした事が無かったかしら。手で覆っても良かったのだけれど、それはそれで余計な淫心を招きそうだったし……結果的に変わらなかったけど
        (軽く頬を向けて夫の口づけを受け、彼が背に回るので翼が邪魔にならない様畳んだりし)
        あらそう? でもそこからだと私の手を退かしても余り甲斐が無いように思えるのだけれど……(夫の言葉に軽く振り返り、それから彼に体重を預け)ん……(夫の手が乳房を支えればその手に馴染むように柔らかく歪み、見た目相応の重さを伝えてくる)
        -- ラク
      • うん、僕の記憶にもあまりないからね…手で隠すのは、時々してるけど……毎回その流れでしてはいないよ?(時々はしてるので完全には否定できないらしい。)
        んー…どちらかというと…退かす前までが、楽しい?(慣れ親しんだ重みを両手に感じながら、ゆっくりと指を沈み込めていく。)
        (その都度、乳房は張りを保ったまま形を変えるが、指先で押さえつけられたようになっているため、普段では見られにくい感じになっているようだ。)
        (体を支えるように受け止めつつ、一方で肩口に顔を埋めて何度も口づけをしながら首筋から耳へと続ける。そこまでしてからようやく指に指をかけて外そうとする。) -- ジャン
      • 下着で隠されているのと余り変わらないと思うのだけれどね。……まぁ、あなたと私の違いでもあるからそう言うものでもないんだけど(夫に軽く苦笑を見せ)
        ……ふぅん? ……んぁ(夫の言葉に何とも言えない返事をした後、彼の手がいよいよ明確に揉みに来たので軽く顎を引く)
        (普段の手管と言えるが下からのみとなっており、若干のもどかしさはあるものの、彼がこちらの乳房の変形を見て楽しんでいるのは変わらない)
        ぁ……ん(普段であれば肩や首筋にキスをする夫の頭に手を回す所だが現状はそうもいかず、彼の刺激に甘やかな返事をしていると乳首を隠す指を退かされ始める。最初はちょっと抵抗して見せたがすぐに両手とも乳房から離し、片や夫の頭へ、片や夫の手へそれぞれ移す)
        どう…かしら? ふふ(甘勃ちという程度の乳首が現れ、三度露わになった乳房。それを見つめる夫につい感想を聞いてしまう)
        -- ラク
      • 考え方の違いは、多少は仕方がないよねぇ…全く同じ、と言うのもきっと面白みがないんだろうしね…(苦笑に、苦笑を返す。)
        (いざ始まれば手管は慣れたものだが、今回は焦らす訳でもなく、相手の抵抗を楽しむようにちょっと押したりくすぐったりしてして楽しむ。)
        (しかしそれも終われば、妻の手も自分の頭や手へと回り、そして自分の視線からも先端が丸見えになる。)
        …うん、素敵だと思う…綺麗で、何度見ても飽きないくらい(完全に自由に動かせるようになったので全体に指を広げて揉み始める。)
        (ただ先端はまだ触れずに)…ラク…(ただ名前を呼ぶ、しかしそのタイミングや声の調子から口づけを望んでいるのも分かるだろう。) -- ジャン
      • くらい、ではなく実際飽きていないのでしょう? でなければ……は、ぁ、こんな、風には……んんっ(いよいよとなった全面的な夫の指の動きに甘い吐息を洩らし)
        (露わになった時よりも硬さを増した乳首は夫の眼からしたらいっそ触れて欲しそうに見えるかもしれないが)……ん、ジャン……(こう応えるのが当たり前であるかのように、返事をしながら首を巡らせすぐそこに来ていた夫の唇に自分の唇を合わせる。それと共にドレスを徐々に解除していき、胸部だけが露わという破廉恥な姿から黒いショーツのみといういやらしい姿に変貌した)
        -- ラク
      • うん、もちろん(迷いなどはあるはずもなく、もちろん胸だけでなくラクの事ならそうなのがジャンである。)
        ん…ちゅ…(阿吽の呼吸で唇を重ね、啄みあうような口づけの中ようやく先端にも指が這わせるとゆっくりと指先で先端を転がす。)
        (ただ、キスの邪魔をしない程度にとどめ、啄むキスを数分続けた後にようやく舌をお互いに絡ませるようにしていく。)
        (その時点でようやく指先で挟み込むようにして、乳首に適度な刺激を与え始める。) -- ジャン
      • ふ、ん……ぁ、ふ……(瞼を閉じ、しかし違えずキスを続ける最中に夫の指が乳首に触れれば、少しの身震いと共に増幅された快楽に声を洩らす)
        (胸を揉み拉かれながらの連続したキスは確実に表情を蕩けさせる。瞼を閉じるのはそうそうその顔を見せたくないのもあるだろう)
        はふ、んぅ……(ディープキスに至って乳首への刺激が本格化すると、割座から片膝立てに移行しつつ、乳房は徐々に汗ばみ始めそれが夫の手に乳房が張り付くような手触りを与え始める)
        -- ラク
      • (しかし、間近で目を開けて口づけを続けるジャンには、そして長年連れ添っていればどういう表情かもわかりきっている。)
        (時折、動きに変化をつけるように乳首を痛みが走らない程度に引っ張ったりとしながらしっとりとし始めた乳房から片手を下す。)
        (そしてショーツを少しずらすと指で直接秘所に触れて、今から始める幾万回繰り返したか分からない行為のための前準備を始める。)
        (もうその頃にはジャンの股間も大きくなっており、ラクのお尻のあたりに当たるようになっていく。) -- ジャン
      • んっ、ふ……ぁは、ん……(一度達した二回目以降であればともかく、一回目の際は左程喘ぎを漏らす事は無い。が、キスの最中であればその辺りを我慢する事はそうでない時の比ではなく、唾液と共に夫の行為からの快楽に蕩けていく声を直接口から口へ送り込む。百余年経って尚ベッドの上での主導権が完全に夫のものであるのは彼の手管ゆえか、或いはこういうものだと思い込んでいるからか)
        (揉みが片乳房のみになり、腹部や腰を撫でる様に下って行った手が触れる場所は無論。そしてそこに直に夫の手が触れれば一層の甘やかな声、少し身を跳ねさせ、揉まれていない方の乳房を大きく揺らす)
        ふっ、く、んん……っ(丹念なキスと乳房への愛撫。ましてそれが愛してやまない夫からのものであれば、ショーツの先のそこは彼の手が触れる前に湿り気を帯び、触れられれば悦ぶ様に蜜を溢れさせ始める)
        (三点からくる快楽の波に呼吸を乱しかけていると、臀部に当たる硬い感触。それが何か考えるまでもなく、しかし手を伸ばすにも少々難しい。なので軽く踏ん張るようにして背中の夫に身体を押し付け、お尻で彼のそこを圧迫する)
        -- ラク
      • (普段の妻からは想像も出来ないような漏れ出る甘い声、それはジャンにとっては何よりも甘美なもののようで目を閉じてそれを耳で味わう。)
        (目を閉じていても、相手の体の思った所に触れる事が出来るほど回数を重ねただけあって、ゆっくりと、しかし着実に相手を高めていく。)
        (股間に伸びた指先も、受け入れて貰うための準備が整いつつある膣内に入り込み、浅い部分を何度もかき混ぜる。)
        …ん、ちゅぅ…ラク…(押しのけるかのように体、そしてお尻が自分の体に当たり、擦れるような刺激にモノも敏感に反応する。)
        (そして窮屈になりすぎたために、自らチャックを下すとそれを取り出し、ラクの秘所へと重ねあわせる。そこでようやく口づけをいったん中断して妻の名前を呼ぶ。) -- ジャン
      • (勝手知ったる夫の手がこちらに与える刺激はそのどれもが身を声を震わせるのに充分で、それが彼の思う様続けられるのだから自然こちらの呼吸は乱れていく)
        (同時に乳房だけでなく素肌全体が熱を帯び汗ばみ始め、どこを触れても吸い付くような感触を触れる側に与えだす)
        (膣への刺激が繰り返されれば自然腰が浮き始め、淫らに身体を捩り始める)
        ふは、んゅ……ん、ジャン……(キスが終え、若干肩で息をしつつ呼び返す。既に夫の熱いそれが自分に押し当てられているのは誰に言われるまでも無く、乳房を揉まれつつ濡れた目で見つめ合う)
        ……ふふ(微笑む。それが合図であるかの様に浮いた腰を沈め、夫を自分の中へ埋没させていき、共同作業の体を示しつつだが途中で彼に凭れる身体を前へ倒す。やはり背面座位はあまりお好みでは無い様で、かといって身体をねじって対面座位とするには翼が邪魔で)
        -- ラク
      • (相手の体の変化、膣の変化、どれも慣れ親しんだものであり、いつ感じてもジャンの心を高ぶらせてくれる。)
        (指の動きもどちらへの刺激もより速く激しいものになりつつあるが、ある程度の所まで来たら指を中から引き抜いて準備を完了させる。)
        (そしてラクから腰を沈めて貰い、奥に当たるまでは入ったところで前かがみになって胸からも手が離れる。)
        (もちろん、このまま体を離した状態で腰を突き上げてもそれはそれで気持ちがいいし、後ろから眺める光景も良いものだとジャンも思う。)
        (しかし…)…んっと…(自ら体を寝かせ、翼を広げても、体をひねって体の向きを変えるのも自由にする。)
        (夫婦の子の行為は、自分だけ満足するためにあるのではなく、お互いが満足するためにするものだと思っているからだった。) -- ジャン
      • ……?(てっきりここから後背位に移行していくと思ったのだが、夫の気配はどうも別を望んだらしく。前傾姿勢を止めて肩口に後ろを見れば夫と目が合った)
        (こちらの自由で良いと言いたげだが、どうした所で夫の好きな様になっている点に違いは無い様に思う。不満はあまりないけれど)
        んっ、ふ……(ともかく夫を身に埋めたまま手と足を使いゆっくりと180度向きを変え、そうするだけでもちょっとした水音や擦れから来る快楽に痺れを感じつつ、こちらは割座で仰向けの彼と向き合う)
        最初はこれ、って言うパターン……多いわよね?(問いつつ、夫の腹筋に手を当て、そこからぺたぺたと胸板まで移動しつつ前傾がちになり、己の巨乳を彼に最大限誇示するようにし)
        -- ラク
      • んっ…中で…(ラクが腰をくねらせるようにして体勢を変えていけば、当然入ったままのモノは捩じりこみが加わった締め付けに晒される。)
        (それがまたなかなかないものであり、ラクが自ら動いていることもあって、ラクの中でモノが脈打ちながら暴れまわる。)
        …ん…そう、かなぁ…どれも、それなりに多いと思うけど…(どの姿勢も、色々としてきただけにとぼけてる訳でもなくそう感じたらしい。)
        (上からのしかかられるような姿勢であっても、鍛えられた体は軋むことなく、余裕のままにラクの頬に手を当てて撫でる。)
        (そうしながらも、片手をラクの太ももにあてて撫でまわしつつ、腰をゆっくりと突き上げてその姿勢にさらに揺れを加えていく。) -- ジャン
      • ……まぁ単純に数が多いのだから、一概に言える事でも無いかも知れないけれど。でも私の印象としては……だわ(夫の手が頬に伸びると、瞼を閉じ撫でられるままその手に軽く頬を寄せ)
        ふぁ……っん、ん……(夫に突き揺さぶられるまま身を捩り、腰使いで応えつつ彼が望む様に乳房は揺れ弾む)
        (突かれるままだったのがやがて自分からも腰を上下に揺さぶり始め、淫靡な水音と肌を打ち合わす音が大きくなっていく)
        -- ラク
      • …そうかぁ…なら、そうかもしれないね…(頬寄せる愛する人を見ながら嬉しそうに目を細める。)
        …んっ…く…(揺れ弾む乳房を見ているだけで、これだけでも中のモノは喜ぶように跳ねまわる。)
        (そしてそれだけでなく、腰のお互いの動きが加われば、ベットが軋むように激しく交わっていく。)
        (だが、それだけでは良しとせず)…ラク…(手を離すと、ゆっくりと背中に手を回すようにして抱きこもうとする。)
        (抱きこむのは密着を好む妻のため、そして交わりながらの口づけを好むのは…どちらも同じだろうか。)  -- ジャン
      • (数え切れないほど繰り返し、今また繰り返し続ける行為。夫の動きに応えるように、時には焦らし、焦らされ、ただの上下では収まらない腰使い)
        (全身が汗ばみ、甘い声は一動作に色を増し、名を呼び呼ばれ、淫らな時間は過ぎていく)
        ……?(その最中、夫の手がこちらを抱くような動きを見せる。そのちょっと遠慮がちな動きに苦笑し、こちらから彼に倒れ込む)
        ぁふ、ん……ゅ……んん(先の固くなった乳房を夫の胸板に潰すように押し付け、喘ぎながら貪るようなキスをする。そんな中でも下半身の激しさはそう変わらず、蕩ける様な快楽に溺れていく)
        -- ラク
      • (お互い勝手が分かってる、それだけに焦らすのも焦らされるのも阿吽の呼吸に近いものがあるらしい。)
        (相手がより感じるようにしつつ、見つめ合い、愛する相手の名前を呼び、共に高まっていく。)
        …んっ…く…ラク…ちゅ…(抱きしめて深い口づけをする一方でお互いの腰は動き続ける。)
        んっ!出すよ…ラク(一旦口を離すと、言わなくても分かるだろうがあえて口頭で伝え、最後の瞬間に腰が密着し合う。)
        (いつものように迸りを放ち、長い射精が終わるまでゆっくりと何もすることなく、この多幸感を堪能する。) -- ジャン
      • (互いに互いを求め合い、感じ合い、抱き合って、こちらの嬌声が時折キスの隙間から漏れる。快楽の為に身体は動くが、単純にそれだけだったなら百年経って尚こうはなるまい)
        ぷぁ、ふあ……ジャン、ええ……っ(その兆候は既に自分の内から感じ取っていたし、夫がこうして伝えてくるのも分かっていた。そして自分も限界、頷いた後の一度で彼に抱かれた身を痺れた様に震わせる)
        (夫の射精がいつも長いのは彼自身の絶倫振りが挙げられるが、こちらの具合との相乗効果も少なからぬだろう。少しでも多く搾り取ろうと肉壁が締り蠢き離さない)
        ……っふ(済んだ時の心地良い脱力感。乱れた呼吸を整えようと大きく呼吸しつつ改めて夫に身を預け、キスをして)
        -- ラク
      • …くっ…(中のうねりに誘われるように、モノも脈動して精液を放ち続ける。)
        (自慰ならば確実にこんなに長く、そして多くはないが愛する妻が相手ならば、こういうものかもしれない。)
        …ん…ちゅ…(身を預けられたまま抱きしめた手を緩めることなく、唇を触れ合わせるような口づけを何度もする。)
        …幸せ、だねぇ…(こうする事が、と言うだけでなく長い年月の中でも色あせることなくこうして全力で愛し合える事の事だろう。)
        (ただそう言いつつも、いつもの事ながらモノは一回目だけで萎える事なく、固いままのようだ。) -- ジャン
      • んふ、んー……(若干の気怠さ、しかしそれすら心地良く、夫の上で彼と繋がったままキスを繰り返す)
        (額に張り付いた前髪を上げた所で夫の言葉を受け少し彼を見つめる。言わんとする事は分かるのだが)……今この状態でそれを言うのは如何なものかしら……?
        (軽く咎める様に言った後、あれだけ射精して尚、いつものように衰えない夫の存在感に苦笑する)……まぁ、どうもあなたはもっと幸せになりたい様だし、妻としては夫の求めに応じるのに吝かでは無いけれど
        (囁くと、やがてどちらからともなく腰を揺らめかせ始める。腕を伸ばし上半身を持ち上げ、自分を抱く夫の手をこちらの揺れる乳房の方へ誘導し)
        -- ラク
      • …うぐっ…そ、そう言われるのも仕方ないけど…(事実つい口に出てしまったので頬をかく。)
        …それについても、まぁ…うん、有難うラク…(同じく苦笑してから感謝の言葉を言った。)
        (また互いに動きを熟知した上で、誘われるように手を乳房に移し、絶妙な力加減で乳房を揉んでいく。)
        (そして揉む手をいったん止めると顔を近づけて、先端を口に含むと舌で舐め上げては時折甘噛みをして刺激を与える。)
        (揺れるのを見るのも、手で揉むのもどちらも良いが、口の含んでする時もまた格別に好きなようだ。) -- ジャン
      • んっ、は…ぁん……(一度達してそう間もなく、敏感になっている以上先程よりも嬌声の甘やかな事、媚態の艶めかしい事)
        (望むままに乳房を揉まれればそれらはより一層高まり、すぐにでも二度目の絶頂を迎えられそうな程。まして舌技甘噛みまで織り交ぜられては堪らない)
        (夫の上で豊満な肢体を淫らに躍らせ、今また淫蕩の時が流れていく……)
        -- ラク
  • ついにジャックも冒険かぁ…さて、ジャックはどうなるかなぁ…本人はクノンに勝つ気ではいるけど。
    まぁ、普通に考えたら大丈夫…のはずなんだけどね、序盤の敵なら…でもラージャのケースもあるし。
    …というより、僕も人のこと言えないからなぁ…(思い出して頬をかきながら言った。) -- ジャン
    • そうね、あの子の場合少し問題もあったけれど……まあ意気込みに通じる結果が齎されれば良いわね(ソファ上、隣に夫)
      それはそうだけれど、やはり実戦だもの。何がどうなるかは中々分からないものよ
      最終的に満足のいく結果になったとはいえ、あなたについては度が過ぎると言うか、酷いと言うか……過ぎた事だけれど
      -- ラク
      • 本当にねぇ…やっぱり失敗するよりは、成功してくれた方が親としても嬉しいし…何より安心だからね(はい、と入れたお茶を手渡す。)
        そうなんだよねぇ…ジャックもどこか慢心というか、油断があるから心配ではあるけど…。
        …その件に関しては、本当悪かったよ…たまにまた冒険行ってみたらどうなるかなぁと思うこともあるけどね。
        (ただし、今のラクとの生活や何より約束のこともあるので本気でそんなことをする気はないようだ。) -- ジャン
      • やってみなければ分からない分野は、良い結果が齎されるとは限らないのが難しい所だけれど……ええ、成功の報を聞くばかりであれば苦労も無いわね(ありがとう、と受け取り)
        その辺りは結局矯正が効かなかったから、どうなる事かと言う所ね。カヴァテスにへばりつかせる訳にもいかないし……でも、あれが同居しているのはジャックの希望だったかしら?
        遠く過ぎた事よ、今更また謝られても私としては困ってしまうわ(苦笑をし)……あら、本気? では無いにしても、止めておいた方が良いでしょうね。折角失敗なしの記録が残っているんだもの
        -- ラク
      • 確か、出落ちはしなかったとかで喜んでたかな?まぁ、ラージャのアレがちょっと不幸というか油断しすぎだっただけだしねぇ…(苦笑しながら言った。)
        持って生まれた性格とかはあるからねぇ…あぁ、なんだかんだでジャックは懐いてるし連れていきやすかったからじゃないかな?
        まぁ、同棲とかでからかわれる可能性もあるとは思うんだけど…その辺りまでは、ジャックは考えつかないだろうからねぇ…頭はいい子なんだけど。
        ん、そっか…あ、本気ではないよ?ただ、子供達から聞きなれぬモンスターや称号のことを聞くと、昔をちょっと思い出しちゃうだけでね…ラクはそんなことはない? -- ジャン
      • そう。それは結構な事だわ、何だかんだで……うちも最初の内から躓く子の方が多いし。その調子で続けていってくれれば良いのだけれど……(こちらは少し心配そうに)
        余り強く躾けて個性を損なわせてもいけないし……。そういうものかしら。あなたの店ではなく独立した住まいが良いって言われた時は、そういう事もあるのかと少し驚いたけれど
        あら、そういうのもあるのね。……男と女が一緒、とは感じないのは色々知っているからに過ぎないのかしら。……苦労しそうね、どちらも
        そう?なら良いけれど……。ええ、色々増えている様だけど……あら、私は嫌よ、あんなの。面倒だもの、行動は制限されるし……あなたとの今の方がずっと良いわ
        -- ラク
      • ランやクノンは順調だったのにねぇ…最初の方がスパルタ教育だったのかな…でも、それだとジークが…うん、難しいねぇ…。
        出来れば個性は伸ばしてあげたいからね、行き過ぎた個性はともかくとして…あぁ、うん。あの子は最初から発明に重きを置いてたからね…ラージャの場合、しもべのそばにいたかったからこっちだったんだろうし。
        カヴァテスに関してはある程度予見もしてるんじゃないかな?でも、最終的になんだかんだで助け舟を出して…くれてると、いいんだけどね(そこまで詳しく知ってる訳でもないので、希望的観測のようだ。)
        あ、嫌なんだ…あぁ、面倒は面倒だけど…そっか、それに関しては僕もだよ(ゆっくりとラクの膝の上に頭を載せて微笑む。)
        お店はあるけど…でも、自由にさせてもらってるし…二人の時間がたっぷりで、心配もほとんどないもんね。 -- ジャン
      • でもあの子達だけ、とも言えるのだし。昔は教育方針であなたとしもべがやりあっていたものねえ……ジークについては普通に育てようと言うあなたの案の結果でもあるけれど……ああ、責めてはいないわよ?私も呑んだのだし
        ええ、今までの所長所を伸ばす点で間違いは無かったのだし……。……環境で言えばここの方が余程良いと思うのだけれど……息子と言うのはやっぱりそういうものかしら。ラージャだってしもべに懐いていなければ兄弟に倣う形になったのかも……
        ……難しいわね。あれは自分に類が及ばないなら放っておくだろうし……及んだとしても、自分にかかる火の粉しか払わないでしょうけれど
        好きでやっていた訳ではないし……ええ、今更幾日もあなたと離れて行動というのもね。……あら(くすくすと微笑む)あなたはそうやって私の胸を見上げるの好きね?(互いに顔は見えない)
        そうねぇ……ランにシラナにシーナ。たまに孫も混じるようだし、あなたが楽を出来ると言う点では今が最上の時かしらね
        -- ラク
      • 懐かしいなぁ…今はある程度分担もしっかり決まるようになったけど…うぐっ、それはまぁ…うん、僕の責任でもあるよねぇ…(苦笑しながら頬をかいた。)
        そうだね、次の子が生まれてもそこは変わらないかな…まぁ、それはやっぱり兄や姉もしてるし自分もってなるだろうからねぇ…んー、その可能性は…確かにあるかな。
        及ばない範囲でなら面白がって見守ってそうではあるからねぇ…まぁ、危険な発明回収してくれるだけでも色々と助かるけどね。
        …必ずしもそういう訳じゃないけどね?ただ、膝の上がいいというのが…(やる度に顔が見えなくて少し苦笑する。)
        かもだねぇ…あぁ、このまま少し寝るのもいいかも…ラクの子守唄サービスとかは…(ないかな?と言いたげに聞いてみる。) -- ジャン
      • あれでもし、当時私も固有の意見を表明していたらと思うと……それはそれですんなりいったかしら。しもべが私を尊重するでしょうし。……ふふ、仕方ないわ、誰もああなるとは思っていなかったのだし
        でしょうね、ここに来て方針の大転換も無いでしょうから……。……何も上に倣い続ける事も無い気はするのだけれど(娘の時はいざ知らず、息子の時はこう言った不満が表に出やすい)
        まぁそうなるでしょうね、やっぱり。……要はそこさえ果たしていてくれれば良いは良いのだから
        そう?……ふふ、そういう事にしておいてあげるけれど(微笑む。ジャンからの視界はやはり迫力という言葉が似合うくらいだろうが)
        あら、まああなたは良く働く方だし、休むのであればそうさせてあげるのも妻の務めという所でしょうけれど……仕方ないわね。たまの事だし……
        (そう言うと、少しの間を置いてから優しく朗々と歌い始める。流石に慣れたものだ)
        -- ラク
      • んー…うん、そうだね。僕もラクの意見を尊重しただろうから…今でもそうだけどね?
        こうなってくると、転換したときに何かあったら怖いからねぇ…まぁ、男の子は特に上の兄弟に負けず嫌いになったりするから…。
        僕としては、女の子なんだし一人ぐらい冒険出ずにいてくれてもいいと思うんだけどね…(反対に、ジャンは娘のときは内心複雑でもあるようだ。)
        本当なんだけどなぁ…あ、本当?それは嬉しいな(たまにしか歌ってくれないだけに、嬉しそうな笑顔で言った。)
        (そして歌ってくれている間は目を閉じて、しかし歌い終わるまで寝ることなんて勿体なくて出来てないのでちゃんと起きている。)
        …うん、いい歌声だったよ…いずれは一緒に歌ったりしたいけどね(家族全員で歌えたら、と言うのもジャンの密かな夢らしい。) -- ジャン
      • ええ、だから私がこうと言えばそうなったでしょうね。……それは言わなくても分かるわよ
        結果的に無個性にしてしまうのも可哀そうではあるし……。ああ、そういうものかしらね、やっぱり
        あら、それなら今度の子にはそう仕向けてみたらどう?その結果その子が冒険を厭うなら私は構わないし……

        (そして歌い終えれば感想を聞かされ、溜息)
        寝なさいよ、全く。何で歌わせたのかしら……(不満を零し、大体で夫の顔を摘まむ)
        -- ラク
      • うん…兄弟が皆何かに秀でてる分余計にね…あはは、そういう物だよ。女の子はそうでもなさそうだけど。
        んー…それはね…でも、その子にだけそういうことをするのは不公平で可哀想だと思うし…やっぱり、その子の意思に任せることにするよ。
         
        うぐっ…それは、言いたい事は最もだけど…でも、ラクの歌声は好きだから…ふがっ(鼻を摘まれて鼻声になる。)
        でも、前にラクに子守唄歌った時も起きてたし…おあいこじゃないかなぁ…あと、そろそろ離してくれると嬉しいかも(鼻声のまま苦笑する。) -- ジャン
      • それは分かっているけど、でも何のための子守唄よ?まったく……(摘まんだ鼻を軽くねじねじしながら)
        ……いつの話よ、もう。……それで?寝るの、寝ないの?(指を離し、呆れ混じりに)
        -- ラク
      • あはは…ごめんねラク…でも、有難う…(歌声を聞けて、顔は見えずともとても嬉しそうな笑顔で言ったのは伝わってると思っている。)
        …ん、じゃあ寝ようかな…ちょっとだけ寝るだけ、だからね…(そう言うと、ほどなくしてラクの膝の上で眠りについた。)
        (ラクの膝の上と言うのは落ち着くのか、穏やかな寝顔だった。) -- ジャン
  • テトラバス!今日もまたお前のパワーアップキットを持ってきてやったぞ!(ドヤ顔でテトラバスの下にやってくる殿下。)
    ふふふ、この間のようなジェットパックで空中大爆発のような失敗はせぬぞ?安心するがいい…オレ様は同じミスはしないからな!
    (こうしてテトラバスには何回か装備を新調しようとして、何度か失敗を繰り返しているらしい。)
    ほかには…デルレイッチもいるではないか、お前にはやらぬぞ?(あげて1分以内に壊された記憶があるようだ。) -- ジャック
    • (屋外、要塞の傍。常夜ではあるが黒の魔力による大きな満月が輝いている為視界は苦にならない)
      ヴ? ……わか(ジャックがやって来ると、人間部分の目こそ彼を見るが頭や肩の目は露骨に明後日の方向を向いた)
      おおー(ジャックが持って来た物を早く見たい、とでも言った感じに腰を曲げて覗き込む。身長差から圧迫感はあるがもう慣れてるだろう)
      -- テトラバス
      ……いやいらねーし。若の作ってくる物って大体なんでもかんでもすぐ壊れるからダメだもんなー!(ハハハと笑いながら肩からの腕の手でジャックの頭をばーんばーん) -- デルレイッチ
      • うむ、オレ様だ!フハハハ、興味があるか?そうだろう、そうだろう!(嬉しそうに胸を張っている。)
        今回のは凄いぞ?腰につけるタイプのレーザー砲なのだがな…レーザーの速度を可変出来るのだ!
        遅くすれば、威力を上げれ…早くすればそれだけ回避はしにくくなる!どうだ、凄いだろう?
        俺も試作で動かしてみたが、威力はなかなかだったぞ!壁に穴を開けて、農園の一部を焼いたほどだ!(ちなみにまだシラナにはバレていません、まだ。)
        ただまぁ、一つ問題はあるのだが…(とりあえずテトラバスの腰に装着してみる、ヴ○スバーっぽい武器だ。)
        ええい、お前が馬鹿力で使うからだろうが!あと、オレ様の頭を叩くな!オレ様を誰だと思ってる!(3発目からはマントが自動でブロックしている。) -- ジャック
      • ……ヴ? ……んー(説明に対し分かってるのか分かって無いのか漠然とした様子でジャックを見る。頭と肩の眼は別方向だが)
        (その後されるがままな感じで装備を装着され、少々居心地が悪いのか軽く腰を捩ったりもしつつ)あ、りがとうわか(礼はいつも言う)
        -- テトラバス
        だーからそれくれーで壊れるのがダメなんだって言ってんじゃんジャックはダメだなー!(ばーんばーん)誰ってジャックはジャックじゃん何言ってんの(そう言ってマントを掴むとそのまま彼を持ち上げ彼の胴をお腹の四腕で挟む)
        がったーい!(だいたいそんな感じ)んであれどーすんの
        -- デルレイッチ
      • まぁ、お前が撃ちたいと思えばその通りに撃てるようになってるので細かいことは動かしながらでもいけるのだが…。
        問題は、消費エネルギーでな…オレ様の魔力でも3発目にはクラッときたぞ(基本使用者の魔力やエネルギーを使う機械ばかり作ってるようだ。)
        テトラバスで大丈夫なのかは、ちょっと不安でな…飛びながら撃つのは危険かもしれんがどうだ?(とりあえず現在の状態を聞いてみる。)
        それではただの硬いだけの棍棒でも良くなるであろうが!…ぐぬぬ、これだから貴様は部下には出来んのだ!
        …むっ、しかしこれは悪くないな。パワードスーツ型のようだ…問題は、お前がオレ様を盾にしそうだという事だが(そのまま腕を組んでテトラバスの様子を見守る。) -- ジャック
      • ふーん。…………んんー……(分かっているのかいないのか、ないつも通りの様子でジャックの説明を聞くと、やおら両肩から伸びる可動肢を広げふわりと宙に浮く)
        (その後レーザー砲をぎょんぎょん動かすと、何も無い適当な方角に狙いを定め、エネルギーが込められていく。緩やかなのは色々学習した故だろう)
        -- テトラバス
        んな訳ねーじゃん。頑丈で丈夫で壊れないのって必要じゃーん?うはは私もチビなのの部下は嫌だし問題ねーなー!
        はー?そんな小さいので盾とかどーかんがえても小さ過ぎるんじゃねーのー?(両手でジャックの頬を引っ張りながら)
        -- デルレイッチ
        ヴ。(そうこうする内に充分チャージ出来た様なので、発射した) -- テトラバス
      • うむ、可動域に関しては問題はなさそうだな!あとは、発射後どうなるかなのだが…。
        …いや、必要かもしれぬがそれはオレ様の発明魂に火をつけぬのだ!それは機械ではなくただの武器ではないか!…ぐぬぬ、いずれ部下にさせて下さいと言わせてやるからな
        何を言うか、オレ様のこのマントがあればいくらでもひろふぁぶが…ええい、やめんか!ほら、撃つのは始まるではないか!(マントが翻ると、無理やり手を押しのけた。)
        …おぉ…うむ、オレ様の時よりは出力は少ないが、なかなかではないか!(ビームの太さや早さを見てなかなかのものだと判断したようだ。)
        (実際MSなどに当たれば一撃で沈めるほどの威力は出ているようだが、その分消費魔力やエネルギーは大変なものだろう。) -- ジャック
      • はーん? そういう言い訳はお上手ですなー(ニタァ)あー……? そいやなんかそーんな感じなのラージャにも言われてた気がすんなー
        道具頼りじゃーん、おめー自身は小っせーじゃーん、あはははは、お? あーそだねー
        ……うひょー! なんか凄いの出たなー(拍手。都合ジャックの眼の前でばしんばしんする事になるが)
        -- デルレイッチ
        ヴ。ヴ。(喝采に頭の可動肢を上下させる)
        んんー……(その後着地し、デルレイッチが開放したジャックに点検してもらおうと歩み寄る)
        -- テトラバス
      • ふん、これは言い訳ではない。いずれ訪れる未来だからな…むっ、ラージャ兄上が?しかしデルはラージャ兄上に負けるのであろう?ラージャ兄上がそれらしき事を申しておったが
        道具に頼って何が悪いのだ、己の出来ぬことやしにくい事を道具で頼るのだ。そして道具を使うことにオレ様は別に恥じる気持ちなどないぞ!あるものを上手く使うのもまた王の素質なのだからな!
        うむ、どうだオレ様の発明は!ってやめんかオレ様の目の前で!風圧で目が乾く!
        ご苦労さんだったな、テトラ!あとで褒美をやろう!オレ様の小遣いで買ったオイルなどだ!(ご満悦な様子で近寄っていく。) -- ジャック
      • みんなそーゆうのよねー(ニタァニタァ)おう。……あ? はー? 負けませんし? 負けてませんが!? あいつめすぐちょーしこきやがって……
        じゃー道具に頼らなくて済むようになれよー。道具に頼ってばっかになるじゃねーかよー。やーいやーい
        でもあれで農園焼いたんなら後でシラナに何言われっか楽しみだなー?……お? ああー(納得した後テトラバスが寄って来たのでジャックを下ろす)
        -- デルレイッチ
        ん、ん(無表情にその都度頷く。然る後立ち止り彼の点検を受ける) -- テトラバス
      • オレ様はあまり知らぬが、クノン姉上などは見事にやり通せたそうではないか…む?そうなのか?ならば皆の前で御前試合するのもありだな!
        ふん、なんと言われようとオレ様はオレ様の道でゆく。ラージャ兄上のような道を否定するつもりはないが、道具を多々操るのもまた道であろう!
        …そ、それはだな…シラナの姉上もそこまで鬼ではないと思うのだが…(視線をそらす。)
        …むぅ、やはり多少厳しかったか?テトラ用にするならもっと出力を抑えねば…むぅ(などと発明家らしく、ちゃんと整備をしてやるジャックだった。) -- ジャック
  • ……そろそろ良いんじゃないかしらと思える年頃になったけれど、ジャックは自分ではどう思っているの?
    冒険に出てもやっていけそうかしら。それとも、まだここで何かを作っていたいのかしら
    (最上階のテラスにて、息子を呼び出し少々の歓談の後切り出した)
    -- ラク
    • オレ様も、ビックになったからな!(腕を組み胸を張るが、まだまだ少年の姿のままのようだ。)
      あぁ、そろそろオレ様も出ていいとは思うが…幼馴染の連中が、出る機会を見計らってるのだ…。
      オレ様としては一人でも寂しいなどあるはずもないが…しかし、周りの幼馴染が一緒に出ようと煩いのでな。
      だから、もうしばらくここで母上や父上、皆の役に立つものでも作ってみようと思うぞ!…あぁ、そうだ。母上、つい先ほど完成したものがあるのだ。 -- ジャック
      • 大言壮語は控えなさい。そう思っていなかったにしても、よ(何度目だな指摘ではあるが)
        ふぅん……ああ、そう言えばそう言うものだったわね。考えてみればジークの頃からの通例だったかしら
        ……そう。じゃあ、あなたのしたい様になさい。その方が後悔も無いでしょうからね(静かに微笑む)
        ええ、頑張ると良いわ。……あら、そう。……どんな物かしら(この母をして若干の躊躇いがあった)
        -- ラク
      • うっ…し、しかし母上…ほら、前より魔力なども上がってると思うのだが…(母に言われると、流石に強気ではいられないようだ。)
        そういえば、ジークの兄上もラージャの兄上もそうだったと言っていたような…そうか、昔からそうだったのか。
        うむ、オレ様は寂しいとかはないが皆のためだ。仕方がないが、我慢して待つのだ!
        …えぇっと、どこにやったか…あぁ、これだ!(頭に装着するナイトスコープのようなものを取り出して見せる。)
        これは、モノ探しの時に便利だと思って作ったもので…物を透視するスコープなのだ!横のダイアルを回せば、透視レベルも変更出来るし、久しぶりの傑作だと思うぞ!(どや顔っぽい息子。)
        (透視レベルは服を透視出来るのはもちろん壁の向こう、上手に加減すれば内蔵の具合まで見れるらしい。だが、本人はモノ探し用のつもり。) -- ジャック
      • それは上がって当たり前よ。上がらなかったら問題なのだし……自信を持つのも結構だけど、自己評価が過ぎては怪我をするわよ
        単に巡り合わせもあるのでしょうけど……何にせよ、同期に囲まれるのは悪い事ではないわね。結構伴侶も見つかるようだし
        ……そう、立派だ事。ではもう私の添い寝は必要無いわね
        ……ふぅん、また被る系な訳ね。とすると……
        ……探し物に便利なのは間違っていないけれど、そろそろ透視では無い方向からの物探しを考えてみたらどうかしら(後でカヴァテスに奪う様指示するのを意識しつつ)
        -- ラク
      • …し、しかし…うぅ…わ、分かった…気を付けよう…(頭が上がらない母親だけに、反論もできずに従う。)
        うむ…クノンの姉上にも、ぜひ会って皆と冒険行く時の心構えなど聞いてみたかったのだが…(そこは残念そうに言った。)
        ……は、母上。それとこれとではまた話は別ではないだろうか?いや、別にオレ様が寝たいという訳ではなく…。
        …むっ、母上これをただの透視装置と思われているのか?それだけではないぞ!探し出す対象の一部があれば、スコープ内で光って映るのだ!
        例えば、しもべの髪の毛をもらったのでそこに入れてみると…うむ、しもべがどこにいるか一目瞭然なのだ!(実際に入れて母親に渡してみる。) -- ジャック
      • ええ、良い子ね(とは言っても、この息子は暫くするといつもの調子に戻るのだが)
        ……クノンについては仕方ないわね。レンやクレイ達に任せるしかないでしょうし……(やや遠い目をし)
        あら、何かしら。……冒険に行っている間はどうにもならないのだし、冒険者になろうと言うなら独り寝くらいなんでもない様になりなさい、ジャック
        概ねその通りに思っているわね。……一部? …………(相手が相手とはいえ簡単に毛髪を与えるのは如何なものかと思いつつ)
        ふぅん……?(息子の自信作を受け取ると、装着)……ああ、まあ、そうね(しもべが居る斜め下方向へ顔を向け)
        でもジャック。……この機能の使い勝手はそう良い物ではないわね。探し物の一部が手元にある状況ってそうそう無いでしょうに(外し、息子に返しながら)
        -- ラク
      • 個人的には、シャナ姉上にも会ってみたいぞ。確か、事情があって会えぬそうだが…。
        そ、それはそうなのだが…ま、まだ冒険者になるのは先であるし…ぐぬぬ…(言われると、二の句が告げずに押し黙る。)
        うむ、なかなかくれなかったが色々とお願いしたらくれたのだ。ラージャ兄上のもあるぞ!(一緒にいたときに貰ったらしい。)
        …あ…で、でもほら…鍵が見つからぬときとか…つ、使うときは使えるのではないか?(あまりそこまで考えてなかったようだ。)
        それにほら、人探しにも応用が…むっ、しもべと同じ位置にいるのかラージャ兄上、二人で一体何を…(返してもらい、装着後付け替えてから気づいて首を傾げる。) -- ジャック
      • ああ、あの子は……ジャンが遠出でもしない限りは帰って来ないから仕方ないわね。この所は時々変な物送って来るばかりだし……(苦笑を交え)
        冒険者になったら急に出来るとでも言うの? ……本当に? そう言い切って実践出来るのなら別でしょうけれど
        そう……ああ、そういう事ね(ラージャ経由であれば解決も早かろう、と次男に溜息を吐き)
        ……どうせ被り物なら装着者の探す物を直接読み取るくらいした方が確実だし手っ取り早いわよ? まぁ、それがジャックに出来るかは別だけど
        一部が手元にある事態に妙なものを感じるけど……ああ、夫婦なら別に一緒にいた所で不思議も無いでしょう? 余りじろじろ見るものではないわよ
        -- ラク
      • …むぅ、父上が遠出…そうなると母上もいないのであろう?それはあまり嬉しくないな…むっ、変なもの。どんなものなのだ?
        ……そ、それでも急に変化したらオレ様の体調にもよろしくないであろうし、周りのものも戸惑うであろうから…3ヶ月後でどうだろう?(すぐになし、は避けたいらしい。)
        ラージャの兄上はオレ様の作品の試運転によく付き合ってくれるのだ!(嬉しそうに語る、変な副作用があったりするので他の人はなかなかしてくれないようだ。)
        …そうか、その方が効率的であったな…うむ、次作るときにはそれも取り入れるとしよう!(そして出来上がるちょっと目的とずれた機械。)
        それもそうだな!あぁ、しかしこれでは使えぬか…しかし、またカヴァテスのやつめに取られぬように隠しておかねば(しかし基本バレバレである。) -- ジャック
      • ……まあ、そうなるわね。そう言われても、他にあの子が帰って来るタイミングは無いわよ? どんなって、あなたも結構目にしている筈だけど。軟体な鉱物とか表現に困る模様のレリーフとか
        それくらいで体調を崩して欲しくないのだけれど。……三ヶ月、ねえ?(じっと息子の目を見)
        それはそうでしょうけど。でも余り付き合わせてもいけないわよ?(ラージャだから、である以上一応釘は刺しておく)
        技術的に可能であれば、だけど。……挑戦して失敗しておくのも糧かしらね(誰かが犠牲にはなるが)
        ええ。……あなたそうやってよく隠しているけれど、隠し遂せた事はあるの?
        -- ラク
      • …オレ様には何故そうなってるのか疑問でしかないのだが…(ため息をついた。) あぁ、それか!なかなかセンスがいいな、シャナの姉上は(ジャックの中では良いらしい。)
        何事も万全と期すべきだと、オレ様は思うのだ!…や、約束はちゃんと守るぞ?(後ずさりしかけるが、視線はそらさない。)
        うむ、マッサージ機の一件は悪いと思ったからな…カヴァテスのやつが担当になれば良いのだが、そういう時にはいないのだ。
        ぐぬぬ…あやつは妙に鋭いところがあるからな…しかし今回は完璧だぞ!落とし子に託すのだ!あやつは優秀だからな!(自信たっぷりに新しい考えを披露する。) -- ジャック
      • 色々あったのよ、あなたが生まれるよりずっと前に、ね。……そう? ……なら、気が合うかも知れないわね(意外そうにした後和むように息を吐く)
        万全ねえ? ……そりゃあ、約束を破るような息子に育てた覚えは無いけれど(じー)
        本来なら安全性の検証にまず本番を持って来るのがどうかと言う所なのよ? ……殊更、あなたの作りだと結果の信頼性に未だ乏しいのだし
        隠し方が下手なだけな気がするんだけれど。……ふぅん? ……そう(後でカヴァテスにその様に伝えておくのだった)
        -- ラク
  • んー…最近お客さんの数が…やっぱり街の活気がないと、商売的にも厳しいのかなぁ…(昼の追加分もすぐ終わり、あとは任せて要塞へと戻ってきた。)
    …まぁ、せっかくの時間だしラクと過ごすのも悪くないかな…えぇっと、この時間はどこにいたかな…。
    (とりあえずロビーまで歩きながら、この時間帯妻がいるであろう場所をいくつか思い浮かべる。)
    (一見無防備そうだが、長年過ごしただけあって例え強襲めいたことをされても対処出来たりする。) -- ジャン
    • おや今日もお早い。……まあ良い事ではありますが(まず声、そしてジャンの後ろから軽やかに彼の横手に現れる。声がするまで誰も居なかった筈だが、まるで今まで背中合わせで立っていたかのよう)
      とはいえ本業があまり芳しくないとあっては、良い事と言い切るのも些か問題がありますかね
      -- 墨目
      • …あはは、手厳しいなぁ…(慣れたのか驚きはせずに苦笑しながら頬をかいて、隣にいる墨目の方を見る。)
        ただ、今更焦って宣伝とかするのもね…今はシラナもシーナも夫婦生活を満喫してるみたいだし。
        ジャックも道具は作ってくれても、お菓子作りには興味ないし…というより…。
        ジャックに関してはラクの最初のころを彷彿とするお菓子の腕前だからね…(思い出して思わず遠くを見てしまう。)
        墨目は、今もラージャの稽古をつけてくれたりしてるみたいだけど…どうかな、墨目の見立てとして今のあの子は(歩きながら、色々と不安になる次男について聞いてみる。) -- ジャン
      • 別段廃れ潰れた所で特に害もありますまいに。……潰れようも無い気はしますし、客入りも大きな流れで見たら左程の事でも無いとは存じますが
        姫君等も若君もそれぞれの方向性と言うか……若君に置かれては製作物独自性が随分な事になってますし
        ……王の料理の業前に変わりがあるとも思えませんが(稀に子供経由で食わされたりする事例有)
        ああ、相変わらずです。シャワーを一緒にと言う訳にはいかなくなりましたが……見立てについてもそう変わりませんかね。ただ彼が剛に依っている以上技に依っている私では頭打ちに近い状態になりつつあるようですが
        -- 墨目
      • でも、楽しみにしてくれてるお客様もいるし、続けてるからこそ入ってくる知識や技術もあるからね?…そうだねぇ、ひ孫の世代でも常連なお客様もいるからね(嬉しそうに言った。)
        そうだね、それぞれに得意分野があるからね…んー、多分ラクのアーティファクト作りの方に傾いたんだろうけどね。
        …そうかな?僕は変わったとは思うんだけどね…ほら、毎年食べてるからわかる違いとか?(今年も嬉しそうに食べきったようだ。)
        だからジャックのも食べたんだけど…まぁ、本人はお菓子作りあまりしないからね…良かったね?(以前小さい頃のジャックに「おまえにもやろう!」と瓶の中で蠢くチョコらしきものを渡されたところを見たらしい。)
        …まぁ、その辺りは僕はあまり口挟みたくはないからノーコメントで…そっか…あとはラージャがどこまで自分で伸ばせるか、だねぇ(我が子の成長は喜ばしいので期待している。) -- ジャン
      • えーぇえ、分かっておりますとも。ま、そういう時期もある、と言った所でしょう(肩を竦め)
        それはそうでしょうが、王と比べ……てはいけないにしても今少し実用面でなんとかなり用のある物をと言うか……
        ……はあ。……左様で(どうでもいいって目)若君はこれまでの三者共あまりそちらの方での才能は発揮されておりませんし……ええ、まあ
        私個人としては欲求不満の解消のみしか追及してないんですけどね。三の君も十年後が楽しみで(笑顔) まぁ、そちらの方は私と稽古をするよりはデルレイッチを相手にした方が実りもあろうという所ですが……多少の怪我で済まないからなあ……
        -- 墨目
      • それにレベルの違いはあっても、またきっとこの街ならすぐに活気づいてくれると僕は信じてるからね。
        …ジャックの場合、作ろうと思ったら無意識のような状態で作ってしまうからね…しかも目的と多少ずれたものが…(苦笑しながら頬をかく。)
        …今のところ、ランが一番上手と言えるんだけど…ランはこっちの後継者である方がいいと思うし…クノンの子や孫に期待する方がいいのかもだねぇ…(昇降機の近くまで歩いてきた。)
        …その辺りは違うところで解消してほしい気もするけど…(親として複雑そうな顔で苦笑する。) んー、デルともしてるみたいだけど技術はあまり上がるとも言えなさそうだしねぇ。
        あっと、それじゃあ僕はラクがいそうな場所に行ってみるよ…ちなみに墨目さんは今どこにいるか知ってる?(昇降機に入りながら一応聞いてみる。) -- ジャン
      • 三の君にはもう少し慎重や我慢と言った辺りを教えておくべきでしたねえ。そういう意味ではカヴァテスも存外役に立ってませんし
        ああそれは確かに。奈落姓も称しておりますれば……ええ、そちらからか或いは新たな子に期待なさるかでよろしいでしょう
        そうですかねー。他の者等は絶対嫌がるでしょうが私は別にあなたが相手でも構やしませんし?(笑顔)あれ相手はあれ専用に近い形態になり勝ちなのもいけませんかね。多腕ゆえ
        そうですか。……王の居所については私の与り知る所ではありませんので、お役には立てませんね。それに誰かに聞く事も無いと思いますし?(昇降機に入ったジャンに一礼し、ではと姿を消した)
        -- 墨目
      • そこは…まぁ、させたいようにさせすぎたかなぁとは思ったけど今は自分でも理解してるみたいだから…基本は大丈夫じゃないかな?
        カヴァテスを呼び出したはいいけど、やっぱり息子のためというのはちょっと悪かっただろうしね…今後は反省して控えるつもりだけど。
        新しい子かぁ…次は今までの事を考えれば女の子…さて、どんな子になるかな…どの子も苦労はするけど、可愛い子たちばかりだったからね(嬉しそうに言った。)
        あはは、それはないからねぇ…うん、やっぱり外で探すのが一番じゃないかな?(裸で迫られれば目のやり場に困る事はあっても抱くに至る事はないようだ。)
        そっか、有難うね…さてと(墨目と別れたあと、まず向かうのは最上階のテラス。ラクなら帰ってきた時点で気づいているだろうしそこで待ってくれている事もある。) -- ジャン
      • (テラスに近付けば異様な雰囲気。空気が若干重い様な、少なからぬプレッシャーが全身を圧す様な)
        (だがそれでもテラスに出てみれば視界に広がるのはいつもの夜であり、ちょっと視線を巡らせればテラスに妻の姿を確認する事も出来た)
        (ただ専用の横に広いデッキチェアに寝そべる彼女はアイマスクをしており、軽く手を組んで熟睡しているように見える。それでいて何より目を引くのは何故か全裸であるという事か)
        (いつもの満月の光に淡く柔肌が照らされ、張り出した乳房の稜線や腰のライン等、一糸纏わぬままにさらけ出されていた)
        (尚雰囲気は続行中であり発生源もどうやら妻なようだが) -- 要塞
      • あ、あれ…なんだろこの威圧感…(こういう経験は何度かある、大抵自分が原因の夫婦喧嘩もどきの時のもの。)
        でも、何かした覚えは…ないんだけどなぁ…(思い当たる節はなく、首を傾げながらとりあえず昇降機から降りる。)
        ……なんでまた…(テラスで待っている子とはある、とは言っても裸と言うのは初めてかもしれない。)
        …えぇっと…ラク?(圧迫感にめげずに、ラクの下に近づいて声をかける。)
        (寝ている風にも見えるが、寝ていてこのような雰囲気を出す事は記憶にないので、起きているだろうと思ったようだ。) -- ジャン
      • (声をかければ寸前までのプレッシャーが嘘のように消え去って)……あら、今日は一段と早いわね(アイマスクを少し上げて夫の姿を確認すると、身を起こし胸を揺らしがてらアイマスクを外し脇へ置き)
        ……ああ、瞑想をしていたの。考え事が良く纏まるし、結構前からやっていたのよ?
        -- ラク
      • …あれ…(どうやら怒ってるようでもないので、首をひねりながら体を起こすのを見守る。)
        うん、今日はお客さんの数も少なかったからねぇ…だから、のんびりと出来そうだったし早めに帰ってきたんだよ。
        瞑想?…へぇ、そうだったんだ…僕は初めて見たかも、でもなんで全裸で…(素朴な疑問をぶつけてみる。)
        あと、瞑想っててっきりこう…座禅を組んでするものだと思ってたけど。 -- ジャン
      • そう。この所はすっかりそんな感じね……まあ、良いけれど(微笑み)
        ええ、瞑想。思考が捗るわよ。……なんでって、裸の方がリラックスできるでしょう?
        それにあんな風に座らなくても、要は身体に余計な気を回さず集中すれば良いのだから、格好はどうだって良いんじゃないかしら
        個人的には、寝る少し前くらいの状態で止めておくのがベストね
        -- ラク
      • でも、何やら時空の歪みがどうとかいってたから…近いうちにまた何かが起きるのかもだねぇ…。
        この街はそういう意味では…誰か知り合いが言っていたけど、特異点の集合地点らしいから。
        そうなんだ…僕も試しにしてみようかなぁ…お菓子作り中はする事もないんだけど…(ことお菓子作り中に関しては集中力は尋常ではないようだ。)
        まぁ、それもそうかも…ただ、うん…今はそろそろ何か着てくれないと少し目のやり場に困るかも?(裸は見慣れていても、普通にいる時の裸はそうらしい。) -- ジャン
      • ……前もそういうの無かったかしら。あの辺りでは特に珍しい事でも無いのでしょうけれど……
        そう言いたくもなるわね。……その象徴の一端である私が言う事でも無いけれど、私の元居た場所でもまだ世界に秩序があった気がするし
        香で集中を助長する手もあるらしいわね。……その間はそれしか頭に無いでしょうに(軽く呆れたように息を吐く)
        ……あらどうしたの? ……ああ(言われ、ふとした仕草の都度相応に揺れていた乳房を手で押さえ、軽くしなを作り)でも見慣れたものでしょうに。まぁそれならそこの下着を渡して貰えるかしら?(手ブラ状態のまま視線でテーブル上の黒い上下の下着を示す。ジャンの方が近い)
        とはいえ……どうせすぐ脱がすのでしょうし余り意味もないきはするけれど
        -- ラク
      • …秩序が無い訳ではないんだけどね…でも、この世界のあり方としては混沌と言った方がいいのかもだね…。
        あるみたいだねぇ…そ、それはまぁ…(ラクがいる時でも気づけば没頭してたりするようだ。)
        (ある意味、ジャックの無意識のうちに作り上げる能力はジャンのその集中力を能力化したものに近いのかもしれない。)
        確かに見慣れてはいるけど、変わらず魅力的だと思うからね…あ、これ?(まずはブラの方から付け始める。)
        じゃあ、次はショーツを……なんですぐに脱がす前提なのラク…(苦笑しながら言った。) -- ジャン
      • あったらこうも他所からの干渉等は起こらないわよ。……ええ、混沌が標準なのでしょうね
        ……全く。まぁ私も気付かない事が無いでは無いし、余り一方的に言えない所もあるけれど……
        あなたに合わせて変化した部分もあるし、そう思っているのならその甲斐もあるわね。意識した事ではないけれど……(手ブラを止め、夫の手伝いでブラジャーをしっかり付け)
        ん(受け取りがてらデッキチェアから降り、これは流石に自分のみで穿く)……なんでって、お互いの需要と供給の関係上今すぐでも特に疑問は無いからかしら(涼しい顔で言うと、下着姿のまま夫に歩み寄り、軽い抱擁を交わしそっとキスを)
        まあ、それはそれとして、お帰りなさい、ジャン(微笑んだ)
        -- ラク
      • ラクも作ってる時は真剣だしねぇ…あと、瞑想中も割と気がつかないんだね。てっきり要塞に帰ってきた時点で気づくかと思ったけど。
        胸が特に変化したのは、僕の趣向ってことなのかなぁ…まぁ、変化してくれたことも嬉しかったしね。
        …でも、今すぐはしないよ?少なくとも…まだシャワーも浴びてないからね?(一瞬で浄化する魔法を覚えていても、シャワーや風呂は入りたいらしい。)
        …うん、ただいま。ラク…(嬉しそうに言うと、こちらからも抱き寄せてただいまの口づけをする。)  -- ジャン
      • ……周りに気を張っていればまた違うのでしょうけど、そういう警戒めいたものが必要でなければ、まあ。……毎日昇降機前で迎えて欲しいならそうするけど?
        そうじゃないかしら。あなたのセックスの仕方とも言うけれど。……今ぐらいであなたが満足しなかったら今頃シラナより大きくなっていたかも知れないのよね
        ……あらそう? ふふ、それならそれで、あなたがシャワーを浴びたら気を付けないといけないわね?(くすくすと楽しげだ)
        ……ん。……でもやっぱり、あなたが望んでも今以上に胸が大きくなるのは無理ね。こう正面向き合ってのキスに邪魔で仕方ないわ(ぐっ、と押し付ける形になっており、ジャンの胸板で巨乳は潰れブラジャーの紐が緩んでいた)
        (苦笑した後夫から離れると漆黒のドレスを纏い、改めて微笑みかける)じゃあ、私としては小腹の空いた感じがあるのだけれど?
        -- ラク
      • 僕の場合も警戒する必要ないからねぇ…あ、それはラクに任せるよ。ラクがしたい時でいいからね(主にラクがしたいようにしてほしいと思っている。)
        シラナ以上かぁ…それだと何だか色々と大変そうだしね、服選びとかも…。
        うぅ、ラクが手厳しい…ん?あぁ、それは確かにあるよね。僕はあまり気にしてこなかったけど(笑いながら言った。)
        …うん、やっぱりその格好がラクに似合ってるよね…(いつもの漆黒のドレスを見て目を細める。)
        あはは、分かったよ。それじゃあ今から特製のを作るからね(手を繋いで、二人の部屋へと向かう。) -- ジャン
      • そう……(要望があればやっただろうが任せると言われると特にやらないのであった)
        前後のバランスは良くなるんでしょうけれどね。食事とかでも手間がかかりそうだし確かに大変そうだけど
        大体はあなたがいけないんでしょうに。……あらそう? 押し付けられるのにも慣れ切ったのかしら
        (夫に褒められ少し微笑んで見せ)ええ、手早くね(夫から向けられた手を取り、その後はいつもより長い時間を共に楽しんだという)
        -- ラク
  • ……(ジャックを見下ろす)
    …………(ふと視線を逸らし何か指折り数える)
    ………………(再度ジャックを見下ろす)
    なあ坊チャン。……いつまでそんなサイズなの。育たないの? 不良なの?
     -- カヴァテス
    • …なんだ、オレさまの顔に何かついてるか?(腕を組んで偉そうに椅子に座りながら、そばに立つカヴァテスを見上げる。)
      …ふん、それは兄上も姉上も同じだったと言っておったではないか。いずれは見事な魔王に育つだろう(しかし表情はムスッとしている。)
      (本人としてもいつまでも小さいまま、というのは威厳もつかないので喜ばしくはないらしい。)
      …昔作った成長促進マシンは、オレ様には効かなかったしな(動物や下等魔族の実験では成功したが、ジャックは髪が延びただけだったようだ。) -- ジャック
      • そうでもない兄上と姉上も居たそうじゃないの。それに魔王らしい方が少ない気もするし
        ん、促進?……(視線を宙にやって考えた後手をポンと打ち)あーあーいつかの毛塊坊チャンのって大体そういう欠陥出るんだからちゃんと作ればいいのに
        なーんでちゃっちゃか作ってそれで良しにしちゃうかな
         -- カヴァテス
      • …お前も一度一番上の姉上に本気で叱られるといい…まさに、魔王だったぞ…(経験があるのか、思い出して目の光がなくなる。)
        ほかの姉上も魔王にふさわしい能力を持ってはいるが…まぁ、魔王でなければいけない必要などはないだろう?兄上は…まぁ、人それぞれだ(ラージャを思い浮かべ、明言を避けたようだ。)
        …うるさい、いい加減あの忌まわしい事件は忘れろと言っただろうが!…欠陥ではない、実際人間では成功したではないか…魔王の混血用ではなかったというだけだ(ムスッとしたまま言った。)
        オレ様にはあのつくり方しか出来んからな、作りたいと思ったものがあると自然に体が動くのだ。そして同じものは作れん(そういう能力めいたものらしい。)  -- ジャック
      • ……あーうん。あのお姉サマは少ない方だし仕方ないね。そも他の面々は自覚と言うかその気が無いばっかで……それはそうだろうけど(次兄について明言を避けたので言及は避けつつ)
        忘れてた気がしたんだけど思い出させて下さった方が居たものでいやーこれは申し訳ない(ジャックの頭を撫でつつ笑う)
        なら魔王の混血用で作りゃ済むのに。そういうとこ変に頑なだよね坊チャンはさー
         -- カヴァテス
      • そもそも、母上も父上も魔王としてそれほど望んでおらぬのだから問題はないのだろう…しかし、オレさまは違うぞ!(肘掛けに足をかけ、握りこぶしで力説する。)
        要塞にジャックさまあり、と下々のものに見せつけてやるのだ!(意味もなくマフラーがはためいている、無意識にマフラーを動かしてるらしい。)
        うぐぐ…撫でるのもいい加減やめろと言うのに…カヴァテスよ、お前はオレさまのなんだ?(撫でられつつ、そう問いかける。)
        フン、たまには母上もビックリするようなものも作っておるではないか。全自動按摩機…ただ、あれ以来見ぬが使われておるのだろうか…(どうなったか知らないようだ。) -- ジャック
      • あぁまぁ最初の子が最初の子だった訳だしか……あ? って、なんでそこでやる気出してるのこの坊チャンは
        ……そりゃ結構だけどその場合、お姉サマが大魔王で母サマは超魔王かね? つーよりまず親元ででかい顔するよりまず独立が先だよねえ
        高低差が丁度良いからなー……。……んん? さてなんだっけね全然思い出せねーやハハハ(わしゃわしゃ
        良い意味でなら親も喜ぶだろうけどさー……。……あー(視線を逸らす)
         -- カヴァテス
      • …待て、何故オレさまより姉上や母上を上にする?オレさまが上になる可能性もあるではないか!高い壁だろうが、諦めては登れぬからな!(今までの男子に比べて割と前向きのようだ。)
        独立については、まだ母上の許しが出ぬからな…本来なら、もう出ても下級魔族程度屠れるはずだが…。
        …お前は、オレさまの第一の配下だろうが!ええい、主君の頭を撫でる配下がどこにいる!(髪型を乱されながら、手を振りほどこうとする。)
        むっ…何か知っているのか?現物があれば、こう…改良型のマーク2が出来そうな感じはするのだがな…闇の触手も取り入れればより按摩効果が増すはずなのだが…(ほかの発明品同様ジャックの想像とやや違う結果になりますが無害です。) -- ジャック
      • 何故って何故も何もじゃないの。……そりゃ可能性とか言い出したら何でもあり得ちゃうけどさあ
        ああそうだっけ。……本当あの奈落の王は過保護だな……外に放り出すのが不安なのは分からんでもないけど
        あーあーあーそうだったそうだったそういえばそうだったっけねうんうん。……え? ……ああ(振り解かれれば無理にはせず)
        ……一から作り直そうって気が無いのも変だよね坊チャンて。でもま、ああいうのは坊チャンに彼女? でも出来たら贈ったげるといいようん
         -- カヴァテス
      • …お前は大木の苗木を見て小さいと笑っているのだ、いずれ母上や姉上より大きく育って見せるぞ。その時こう思うがいい、あぁジャック様の配下で良かったと。
        母上も色々と深謀遠慮なのだろう…まぁ、いずれオレ様の実力が明らかになると言うものだ!…一気に英雄になれないのか?18年もかかるなど面倒なことこの上ないぞ。
        そういえばとはなんだ、そういえばとは…前々からお前は配下と言う認識が足りぬのだ。デアリガズの言うことはホイホイと聞くと言うのに。
        だから言っておるではないか、同じものは作れぬと…むっ、彼女だと?フン、そのようなものオレさまは興味がない!(まだまだお子様だけに恋愛する気もないようだ。) -- ジャック
      • ふーん。じゃあそれでちゃんと大木に育って下さったならその時にあの時の私は間違ってましたと伏して言わせて頂きますよ(ニヤニヤ)
        ……まー私等が考えて分かる事じゃないかもだけどさ。……いずれ、いずれねえ。……と言っても二番目の姉サマが仰った通りしっかり段階踏んで周りに認めさせないと意味無いんだし
        足りぬ言われても、そもそも私は奈落の王に召喚された身分だしなー。うん、坊ちゃんとあの方とじゃ桁違いだから仕方ないね、うん、仕方ない
        じゃあ似たようなの作れば良いのに。……まぁ興味あったら私の貞操が危ないか。母親が母親だから他に興味いかない線も考えられなくは無いがー……
         -- カヴァテス
      • ハァーッハッハッハッハッ!見てろよカヴァテス、その時が今から楽しみだ!(偉そうに腕を組みながら言った。)
        うむ、母上は偉大なる魔王だからな!…むっ、そう言われると弱いな…まぁ、姉上に出来てオレさまに出来ないということはあるまい!(根拠はないが自信だけはあるらしい。)
        ぐぬぬ…しかし、ちゃんと配下にするぞ!といった時、ハイと答えたではないか…ってあの時投げやりだった気がしてきたぞ!?(思い出せば、あーはいはい。配下ですよー的な答えだった記憶がおぼろげにあるようだ。)
        似たようなのを作ろうとした結果が、精神だけリフレッシュされる幻覚を巻き起こすだけで、しかも副作用で翌日も頭痛がするというものだったではないか…ラージャ兄上には悪いことをした…(ねぎらいのつもりで試してもらったらその結果だった。)
        お前の…てーそー…むぅ、オレさまの知らない単語だな…母上の他に興味がいかない?いや、黒瘴などはなかなかに分かってる奴だぞ?デルも馬鹿だが、なかなか気に入ってる。セイザン、あやつは駄目だがな(ジャックにも苦手とされてるらしい。) -- ジャック
      • はいはい楽しみ楽しみ。……いやその理屈だと坊チャンの姉上兄上は皆物凄い事になってなきゃいけなくなるんじゃあ……?
        まあここで坊チャンに何言っても奈落の王経由でこられたら私にはなーんの断る権利も無いので大人しく坊チャンの配下やらせて頂きますけどネー
        あーあの露骨にヤバい奴。あの兄上もよく使ってあげようと言う気になったもんだよ
        ……坊チャンも知識だけで良いから色々知っといた方が良いんじゃないかな。ああうん、そういうお友達的なのじゃなくてね、まあ急がなくても良いだろうけど
         -- カヴァテス
      • 実際なかなか凄いのではないか?クノンの姉上は英雄であるし、ランの姉上は冒険歴以上のものがあるしな…まぁジークの兄上も、今は凄いと聞くぞ?
        フン、そんな事で母上に頼みごとなどはせぬ!オレさまはあくまでオレさまの力で配下を勝ち取ってゆくのだ!
        引き攣りながらも座ってくれたな…禍々しいのはオレさまのデザインではあったが…ある意味ラージャの兄上だからあの程度だったかもしれんな。
        …何をだ?(年相応と言えるきょとんとした顔で首を傾げる、その辺りまだまだ親も教える事はなさそうだ。)
        あぁ、そうだ。今日の晩飯はハンバーグがいい、目玉焼きが乗ったのだぞ?(そしてやはりまだ子供なのか、食べ物の要望も子供らしかった。) -- ジャック
      • まぁその三人は御立派としてー、そこから下はどんなもんでしたっけね?
        ほうほうそれはそれは御立派な事で。……いやー、そうなると私はいつ勝ち取られるのかなー楽しみだナー
        そのデザインが実際に使用した感じをしっかり表現できていたのもある意味問題じゃないかな。……あぁ耐性は立派と聞くからねえ
        いーえ別にこれといって。まあ墨目辺りには気を付けておけば良いんじゃないかな。黒瘴が近くに居ればどうって事もないだろうけど
        ん、どしたの。……あーハイハイ、両目で片方半熟片方完熟のクッソ面倒な奴ね、本当あれ好きだよね坊チャンはー(苦笑しつつ)
         -- カヴァテス
      • ラージャ兄上だって英雄になり得たではないか…まぁ、油断と慢心はあったやもしれぬが…シャナ姉上やシラナシーナ姉上たちは、本人たちのやる気の問題であろう。
        特にシラナ姉上とシーナ姉上は特に冒険に行く目的が乏しかったと言う話を本人たちから聞いたのだぞ?
        おかしいな…魔王が使うに相応しいものをと考えたのが間違いだったのか…(ある意味、猿の手のような代物になった原因かもしれない。)
        墨目か、あやつはオレさまの作ったものを壊してくれたからな…今後も気をつけておくぞ…(お気に入りの機械の一つの電源コードに足を引っ掛けられての事故があったらしい。)
        フフフ、わかっておるではないか…あれこそオレさまに相応しい…と、そうだ。そろそろその坊ちゃんは止めろ…そうだな、殿下と呼べ!(前々から考えていたようだ。) -- ジャック
      • でもなってないじゃん。…………ふむー、その理屈だとやる気十分な坊チャンは事と次第によっては私は笑いを我慢できなくなるかも知れないな……!
        魔王が精神リフレッシュとか機械に頼らないと思うんだけど。……まあ……犠牲が一人で済んだのは不幸中の幸いとして
        あれでやらかすとたまに墨目本人も大怪我とかしてるのに天然は怖い怖い。尚言えば再生持ちだから多少吹っ飛んでもすぐ元通りになるし……性質悪いな……その意味でも
        ハイハイそうですねそうですねー……はい? ……ああ。え、じゃあ添い寝とかもうしなくて良いの殿下チャン?(わざわざ屈んで目線を合わし)
         -- カヴァテス
      • それは言うな、オレさまも幼少時に言ってみたら兄上の顔が引きつったのだからな…そして、お前の期待通りになどはならぬから安心するがいい(何が言いたいか理解してむすっとした顔で言い返す。)
        ふむ、言われてみれば…オレさまも必要なかったしな!(まだ幼いだけあってストレスとかは特に感じないようだ。)
        あやつは悪い奴ではないのだが…疫病王もあまりいいとは言えぬがな、オレさまの発明品を悪用しようとしたのだし(それでひと悶着あったらしい。)
        なんだその受け答えは…ええい、オレさまがそんなもの必要だというのか!舐めるなよカヴァテス!
        (その日は意地で耐えたが、後日母上やしもべなどにこっそりと添い寝してもらったのはまた別のおはなし。) -- ジャック
  • …えぇっと…地図によると…あともう少しで、北の国の一つでオーロラで有名な街につくよ(操舵室で船長服に身を包んでいるジャン。)
    (魔法で色々と設定すればオートで色々としてくれるようなので、それほど必要ではないはずだが嬉しそうに舵を握っている。)
    (夫曰く、男としてはこういうのに憧れるんだよねぇ…と嬉しそうに道中語っていたらしい。)
    まぁ、でも流石にこれでそのまま街に乗り付けると目立ちすぎるから…街には寄らずに、直接名所に行く事にはなるんだけどねぇ…。
    あ、でもせっかくだし北国の洋菓子を食べていくのもありだけど…どうする、ラク(後ろにいる妻に向かって聞いてみた。) -- ジャン
    • (夫のノリノリな格好と言動、舵輪を離さない様には呆れとか溜息とか色々尽きない)
      ……そう。まあ、余り時間もかからないでしょうけど……(一方此方は既に翼を隠しており、コートこそ着ていないが夫の選んだ白をメインにした防寒用の格好になっていた)
      つまり……目立たない所で停めて街を基点に行動すれば良いという事でしょう?
      -- ラク
      • そ、そんなため息とか微妙な顔しないで欲しいなぁ…結構いいと思うのにな…(妻の表情に苦笑しながら頬をかく。)
        そうしようか…せっかく、現地に行くんだからね…あ、見えてきたから…このあたりに着地して……えぇっと、錨を下ろすには…(何度も練習しただけに、ゆっくりとだがしっかりと操作していく。)
        これでよしと…あ、それじゃあラク…ちょっと待っててね?(流石に船長服で行く、という訳にはいかずに上着や帽子などを置いて、青の防寒着に身を包む。)
        (そしてラクの手を取り、一緒に飛空艇から降りて雪の上に降り立つ。)…んー、ついたねぇ…流石に雪だらけだね。
        …あとは街まで歩いて、街から馬車でオーロラが見える場所までって感じだろうけど…どう、ラク?寒くない?(防寒着を着ているしラクなら大丈夫と知ってるが、降り立ったばかりなので一応聞いておく。) -- ジャン
      • 私ではなくジャックであれば喜びもしたでしょうし褒めもしたでしょうけれど……
        (夫がそれなりに手際よく操作していくのを見、席を立つと自分は厚手のコートを羽織る)
        ええ(次いで夫が着こんでいくのを見つつ、襟元を正したりもし)
        (やがて夫に連れられて銀世界に降り立った)……そういう所だもの、でもこれはこれで景色に見栄えが無いわね
        馬車ってあるかしら。夏季なら運用も出来るでしょうけど、こういう時期では難しい気がするけれど……? ああ、寒くは無いわよ(問われ、それから夫が白い息を吐いているのを見てから自分も白い吐息を出し始める)
        -- ラク
      • (身支度も終えて、カバンなどを持ってとりあえず街へと歩いていく。)
        気温とか条件次第では空気中の水分が凍ったりして、綺麗な景色が見れるっていうけどね。
        …ある、とは思うけどもしかしたら犬ぞりとかに乗るのかも…そういうのも面白いかもだね!
        良かった…あぁ、早くオーロラを見て…秘湯の温泉に入りたいなぁ…あはは、念の為に?(人らしく白い息を吐く妻を見て微笑む。)
        (そして、街にたどり着くとまずは早速洋菓子店で腹ごしらえしてから、道中その話をしながらオーロラが見える現地へと何十匹の犬が引く大きなソリに乗る。)
        …面白いなぁ、このソリ…犬が大変そうだけど…あ、ラクはお菓子どうだったな?ブリャーニキとかはいいと思ったけど、イクラ味のポテトチップもなかなか…。 -- ジャン
      • ああ、確か細氷だったかしら。朝方に見られるそうだから……明日、晴れるのなら試してみても良いかも知れないわね。……どうせ寝かせてくれないのでしょうし
        念の為よ。翼が無くても小さな違和感からどう感付かれるか分からないし。……でもそう都合良く極光が見られるかしら……
        (等と話した後、洋菓子店で20人前程を顔色一つ変えずに食べて店の者を驚嘆させつつ、夫に連れられて共に犬ぞりのソリへ)
        多頭引きならそうでもないんでしょうけど……面白いかしら……。……そうね、やっぱり場所が場所だから味が濃い目だったりもしたけれど……全体概ねまあまあだったかしら。あなたのレパートリーに寄与する所があったならそれはそれで良いのだけれど(ソリ上、夫に寄り添う様にしながら)
        -- ラク
      • そうだねぇ…せっかくここまで来たんだから色々と見てみたい…そうとは、限らないんじゃないかなぁ?(頬をかきながら言った。)
        あの街と違うからねぇ、隠した方がいいしね…曇りとかじゃなければ…まぁ、多少の気象条件なら…歌でなんとか出来るしね(雲を散らす芸当くらいは即興でも出来るようになったらしい。)
        (そしてあまり不自然すぎない程度で店を出てから、地元の業者などに依頼して犬ぞりにしたようだ。)
        まぁ、僕たち二人だけだからねぇ…うん、ちょっと手綱持ってみたいくらい(目が操舵輪握ってるときと似たよう感じになる。)
        あはは、まぁまぁと言われるなら大したもんだよね…それはもう、流石は北国でも有名なパティシエの店だけはあって隠し味も凝ってたしね。
        (犬たちや操る人の後ろで、多少揺れるので妻を抱き寄せるようにしながら、雪原を眺めたりしながら雑談する。もうじき観測出来る場所にもつくだろう。) -- ジャン
      • ……あなたね(溜息交じりのジト目である)何かを自分の思い通りに動かすのがそんなに面白いかしら……
        そうかしら。あなた基準と言うか、他のを食べる機会がほぼ無いせいで新鮮に感じたのが無いとは言わないし……ああ、そういえば店の中に何か自慢げな額とかが掛けられていたわね
        (夫に抱き寄せられたまま移動は続く。一見寒さに身を縮めているように見えるがそんあ事は無く、もこもこした格好を相当わずらわしく思っている様だ)
        -- ラク
      • そ、そういうのじゃなくて…男なら誰しもこういう事思う節があるというか…うちの息子たちもきっと同意してくれるはずなんだけどなぁ…。
        そうだねぇ、ここ最近はずっと僕の作ったのだったもんね…うん、有名な大会でグランプリ取ったとか…。
        いずれ、僕もああいうのに参加してみたいけど…もう少し、腕を上げてからでないとね(興味はあるが名誉欲もないので、わざわざ出向いて参加するという程ではないらしい。)
        …ごめんね、ラク…もう少しだけ我慢してね…あ、ほら。ついたみたいだよ?(犬ぞりも雪原でようやく止まる。)
        あともう少しで出るって話だけど…あ、ほら見て…って言わなくても、見えるよねこれ…凄いなぁ(見上げれば空一面に色とりどりの光のカーテンが見えて感嘆の声をあげる。) -- ジャン
      • そういうものかしら。……ジャックはともかく、上の二人はどう言うか見物な気はするわね
        私はそれでも特に困らないのだけれどね。飽きが来る程バリエーションが乏しい訳でも無いし……
        あら、あなたにそういう名誉欲めいたものがあったとはちょっと驚きだけど……ああでも、そうね。前にもそんな様な事を言っていた事があったわね(言うだけで参加する気はほぼ無いなと夫を悟る妻だ)
        ……良いのよ別に。こういう所ではこういう風にするものなのだし……。…………ん、そうみたいね(先に立ち、降りた夫の手を取ってソリから降りる)
        でもそうタイミング良くいくもの……だったわね。運が良いと言えるのでしょうけれど……(オーロラよりも隣ではしゃぐ様に感激する夫の方を見、ああ、付き合って良かったかな等と思う妻である)
        -- ラク
      • ラージャはきっと分かってくれる、といいな…ジークは…クールなところあるからなぁ…(ちょっと自信がなくなって苦笑する。)
        …そっかぁ…うん、僕としてもそう言ってくれると嬉しいな…(噛み締めるように、嬉しそうに言った。)
        僕だって皆無って訳じゃないよ?…うん、またいずれね(あるとすれば、賞を取って妻にいい所見せたい、と言うくらいかもしれない。)
        あはは、日頃の行いがいいからかもだね…来て良かったなぁ…ラクはどう?(笑顔で聞いてみる。)
        カメラももってきたけど、これは撮るよりは…うん、生で見るべきだよね…(カバンを取り出さずにしばし見続ける。) -- ジャン
      • ……そこで自信を持って大丈夫だよと言い切れない辺り、駄目なんじゃないかしらね?
        大体、不満があったら言うわよ。……どうもあなたは減点評価が苦手な様だけど(ゆえに中々褒めない)
        そうかしら。…………(やっぱりねって顔になる妻)
        お互い余り大きい声で言えない種族なのだから、そういう言い様は如何なものかと思うわよ? ……あなたがそれだけ嬉しそうなら、プランに乗った甲斐もあったわね(微笑み返す)
        ああいうのは映り難いそうだし……ええ、見ておくだけで十分よ。二度と来れない訳でもないのだから(夫の隣に立ち、分厚い手袋越しに彼と手を繋ぎ)
        -- ラク
      • うぐぐ…いいと思うのになぁ…(肩を落とす。) …でも、ラクにもっと喜んで欲しいと思ってるからねぇ…まぁ、それは確かに苦手かも…。
        …んー、確かに僕も言った時にそう思わなくもなかったかなぁ…まだまだ、昔の習慣というか認識ってあるからね…(頬をかきながら言った。)
        …あれ?ラクが良さそうな反応だったからこれにしたんだけど…もしかして、僕が好きそうだから選んだ感じなの?(それにはちょっと驚いた顔をする。)
        そうだね…また一緒に…今度は二人きりでもいいかもだね…(素手ではないが、固くラクの手を握る。)
        (そしてオーロラを堪能したあと、街に戻ったあと一旦飛空艇に戻る。街ではなく、街から離れた秘湯に目指すようだ。)
        街にも温泉があるみたいだったけど…人がいっぱいいるからねぇ…(秘湯なら、他の人がいないだろうという考えらしい。) -- ジャン
      • まあ……そうでない頃の方がまだ長いものね。もう百年もしたらすっかりこちら側に馴染むかしら……
        なに? ……もしかしなくてもその通りなのだけれど……?(驚いた顔の夫に意外そうに言った)
        …………(返事はせず、ただ夫の方に凭れるように寄り添って)
        (宿で一息付くのかと思ったら夫は飛空艇の方へ戻ると言ったので少し面倒そうな顔になったりもした)
        ……ああ、てっきり宿の部屋に専用の浴室がある類かと思っていたわ。前もそういう所行ったし……(納得しつつ、飛空艇内に着くなりコートどころか着衣をどんどん脱ぎ始める)
        -- ラク
      • さて、どうだろうねぇ…そうなるようにはしてるつもりなんだけど、生来のものってあるからねぇ…。
        …珍しく、ラクが乗る気だから興味があるのかと思ったのに…まぁ、でも喜んではいるからいい…のかなぁ(肩を落としてから少しだけ苦笑する。)
        (そして、僅かに渋い顔になったラクをなだめつつ飛空艇に乗り込むと、目指す近隣の山岳へと向かう。)
        あぁ、そういうのもあるけど…天然の温泉って、やっぱりお湯も違うしね…って、脱ぐの早いなぁ…。
        でも、普段通りのラクもやっぱり素敵だね(いつもの服になったラクを褒めつつ、目的地につくとそのまま近くに着艦させる。) -- ジャン
      • ええ、だから温泉が別個引いてある感じの。まあ広いのも良いんでしょうけれど……脱ぎたくもなるわよ、何枚も着るのはやっぱり窮屈だもの(言いながらブラウスからタイツからどんどん脱いで黒の下着姿に。着衣は脱いだ傍から勝手にクローゼットの方へ)
        ……まあ、また街に戻る時にはあの格好に……ああ、こうすれば良いわね(呟き、そして黒いドレス姿が瞬く間に先程までの白い防寒ドレスになる)
        さて、付いた様だけど……流石にこの天候でこんな所まで来る物好きは居ないようね。私にとってもあなたにとっても好都合かしら?
        -- ラク
      • ラクは着物もあまり好きじゃなかったもんねぇ…僕は好きなんだけどね、着物姿のラク。
        あ、そっか…そうした方が簡単だよね…僕もそういうの、覚えた方がいいかもだねぇ…(楽そうだと思ったらしい。)
        でも、この辺りは火山活動の影響とかで、気温的には結構そんなに寒くないんだよね…おかげで温泉もあるんだし。
        まぁ、飛空艇で険しい山の中まで来たから、普通の人は来ないのは確かだけどね…(一応先に降りて、周りの確認をしてくる。)
        へぇ、一応脱衣所…というより山小屋兼務なのかな?ラク、ここ使えそうだよ?(直径15mはあろうかという白濁の露天風呂のそばに小屋を見つけたようだ。) -- ジャン
      • あれは着方が特殊なのもあるけれど、早速帯を引っ張ってくれた誰かさんのせいもあるかしらね(ジト目)
        構成が分かれば再現も容易だけど……こう言うのって慣れない内は維持がちょっと手間だと思うわよ? 私はこっちに喚ばれた時から別になんて事も無かったけれど
        ……そういえばそうね。だけど……こんな所の場所まで把握されている辺り、結構物好きが居たという事かしら
        それにしても……露天ね。解放感たっぷりだ事……(周りを見、何とも言えない感じで息を吐く)……あら、そうみたいね、ジャン。と言っても私にとっては下着を置いておくだけの場所だけど
        (言って小屋に入れば)……まあ埃っぽいのは仕方ないんでしょうけれど(進むのを躊躇した後、何事か呟いて小屋内から埃等を抹消し一掃する)……ふう
        -- ラク
      • …あ、あの一度だけだったのに…悪いとは思ってるんだよ?(視線をそらしてから謝る。)
        あぁ…維持が難しいとなると実用は大変そうだねぇ…外でいきなり服が解除されたら困るし…。
        多分、地質学者とか登山者じゃないかなぁ…特に何もなかった上に登山ルートから外れてるみたいだけど。
        だ、大丈夫!こんな事もあろうかと飛空艇にレーダーもつけてるし!(ジャック製作) 僕としては、飛空挺から全裸で行くよりは雰囲気出て助かるかな。
        しばらく誰も使ってなかったみたいだしねぇ…うん、掃除する手間が省けて良かった(脱いでから一応腰にタオルを巻いていく。) -- ジャン
      • ふぅん……レーダー? …………気配探知くらいならkm分はいけるから余り頼らない方が良いと思うけど(息子が何かそれっぽいのを作っていたのを母は知っていた)
        まあそれは……そうだけど。こういう所まで建材を持って来るのも手間だったでしょうに……
        (夫が脱ぎ始めると自分も防寒ドレスを霧散させ、ブラを外し、ショーツを脱ぎ。彼は腰にタオルを撒いていたがこちらは隠す事も無く。ただ魔法での支えをしていないのか、揺れる胸を片腕で下から支えてはいたが)
        -- ラク
      • うん、レーダー。やっぱりレーダーは欲しいって話をジャックとしたら翌日には…どや顔で渡されたよ。
        あぁ、そうかなとは思ったんだけどね…まぁ、一応?(してる最中も出来るのか気になるところではあるが、それはなんとなく聞くのは止めておいた。)
        人間って妙なことにパワー費やしたりするからねぇ…温泉好きな人には堪らないお湯だったのかもだね。
        (そして妻の裸体を見ながら揺れる胸にも視線をやりつつも、ちゃんとかかり湯をしてからラクと一緒に入る。)
        んー………はぁ…いいお湯だよラク…流石は、秘湯…かなぁ…(湯の質も温度も好みだったのか、癒されている顔で肩までつかる。) -- ジャン
      • それちゃんと試運転……いえ、切っておいた方が無難そうね。どうせこの辺りは野生動物が居るぐらいな事だし、それも私達に警戒して寄って来ない様だし
        あなたの菓子作りに対するそれも大したものだとは思うわよ。……おかげで美味しい思いもしているけれど
        (それが当たり前の様で、夫に裸体や胸を見られる事についてほぼ気にしなくなっていた。片腕と魔法で髪をアップに纏め、そうして夫にかかり湯をかけて貰い、共に浸かる)
        ん、ふ……。……(隣の夫が満喫しているのを他所に、うちのと余り変わらないんじゃ? とか思ったりもしつつ、寄り添う様な感じで)
        -- ラク
      • 僕だけだったらまだしも、ラクもいるからねぇ…(肩までつかりつつ、頭の上にタオルを乗せる。)
        そうかな…まぁ、元々の趣味ではあったんだけどね(ラクが喜ぶためにここまで来て、今後も精進し続けるだろう。)
        ふぅー…オーロラも見れたし、秘湯にも入れたし…この度も悪くなかったねぇ…(ジャンとしては満足そうに微笑んでいる。)
        ラクはどうだった?今回の旅行…途中の服の厚着は、あまりよくはなかったとは思うけど…。
        (聞きながら妻の横顔を見る、何年経っても見飽きないその美貌と、そして髪型を変えたりしないラクが髪をアップで纏めているのも好きなようだ。)  -- ジャン
      • ……喜んで良いんでしょうねぇ。趣味が私の為にこれ程になるなんて(自惚れた感もあるが日頃から夫が誰の為に菓子作りをするかと言えば明白で)
        まだ総括には早いでしょうに。来たばかりのようなものでしょう? 明日だって朝から色々あるようだし……(気の早い夫に苦笑をし)
        まぁ、そうね。厚着についてはあれほど煩わしい事になるとは思わなかったけど……他については今の所及第点と言えるかしら
        (こちらを見る夫に視線を返し。尚彼がちょっと視線をずらせばいつものように豊かな乳房が白く柔らかな曲線を浮かべているだろう)
        -- ラク
      • …あはは、自慢にすべきかはともかく…喜んでくれれば、嬉しいかな(照れくさそうに頬をかきながら言った。)
        そうなんだけどね…他にも火山帯の洞窟とかもあるみたいだし…長居は出来ないけど(ゆっくりと両手を上げて体をほぐす。)
        そっかぁ…次からは北国に行く事があれば考えないとね…それなら、良かったよ(安堵したように胸をなでおろす。)
        ……ラク(その時丁度視線が下がって、柔らかそうでいて張りもある曲線を見てしまうと、ゆっくりと手が伸ばしつつ視線を戻してラクの唇に口付ける。)
        (そしてついばむような口づけをしながら、白濁の湯の中で妻の体を確かめるかのように下から持ち上げるように触れていく。) -- ジャン
      • ええ、これからもよろしく頼むわ、ジャン(頬を掻く夫に微笑んだ)
        ふぅん……結構ありそうなのね。いつぞやの様に延々寝過ごす様な事が無いようにしたいものだけど……
        予め分かっていればその通りに再現すれば済む事だし、そういう意味では今回は収穫があったかしら……
        なに? あ、ちょっと……(唇を塞がれ、優しくもいやらしい愛撫が始まれば軽く背を仰け反らせるが)こら、ここは公共の場でしょうに……(とは言うが自分を抱き寄せる夫の逞しい腕への抵抗は緩く)
        -- ラク
      • …ほら、あの時は色々と若かったし…今はそんなに、やりすぎる事もなければ体も以前と違うし?(それでも若干視線をそらす夫。)
        まぁ、そうだねぇ…今回の経験を次に生かしていけるようにしないとね…そうしていけば、次はもっといい旅になるだろうから。
        …ん、大丈夫…後で、温泉は浄化しておくし…(ちょっとズレた返答をしつつ、弱い抵抗では止まりそうにないようでしっかりと右手で妻の腰を抱き寄せる。)
        (視覚からは見えないものの白濁湯の中で、左手で左乳房の先端を指の間で転がしつつ舌を交えた口づけを開始する。) -- ジャン
      • そういう問題じゃないでしょ、んっ、む……(抱き寄せられ、巧みな愛撫に快楽を享受しそうになるも何とか耐え、抵抗を続けようとするも今度はしっかと口を塞がれる)
        (普段からすれば余程強引な舌遣いに抵抗気味だったのがほぼあっさりと陥落し、身体からゆったりと力が抜けて乳首も硬さを帯び始めてきた。が)
        ふ、ん……だから……(片手で夫の顔半分ほどを押し退け気味にして引き離し)……せめて、ベッドの上でして頂戴。そんなにされて駄目とは言わないから
        (夫の膝の上と言うか胡坐の上と言うか。そんな状況で夫の目を見て言うも、濡れた瞳は艶やかで頬が上気しているのも温泉のせいばかりではあるまい)
        -- ラク
      • (体は魔族のものとなっても、根本が人魚だったせいか水場だとやはり気分は高揚してしまうらしく、やや強引に進めていく。)
        (多少の抵抗では止まらずに、固くなり始めた先端を引っ張るように刺激しては指を乳房に軽やかに沈みこませる。)
        (しかし、引き離されると一旦止まって)…ん…ここじゃ、駄目かな…(お預けを食らった犬のような、少し情けないとも言える顔で聞く。)
        (既にモノは十分硬くなっていて、ラクの目を見ながらもし少しでも迷いがあるようならこのまましてしまいそうな勢いはまだあった。) -- ジャン
      • ……あのね。……折角わざわざこんな所まで来て温泉に浸かっているのだから、もっとゆっくりすべきでしょうに
        (ジト目を向けたつもりだが普段のそれとは程遠く。それでいて夫の膝上に居る以上すっかり硬くなったそれの存在感を否応無く感じざるを得ず。隙だらけと言えば隙だらけ)
        -- ラク
      • …うっ…それはまぁ、その通りではあるけど…(その指摘は最も過ぎて、若干視線もそれる。)
        なら…このまま、お湯の中でゆっくりと…(今すぐしよう、という気持ちは多少萎んだものの、今の状態を解除する気はないらしい。)
        (妻を膝上に乗せたまま、乳房にも緩々とした先端には触れない揉み方をしつつも、まだ理性を残して会話出来る程度にする。)
        …本当は、山の雪を見ながら温泉&雪見酒…とかいいだろうなぁとも、思ったんだけどね(一度それで青ワインで即酔いつぶれた経験があるようだ。) -- ジャン
      • (視線を逸らす夫をじっと見)……どうしてそう我慢できないのかしら……(溜息)
        ええ、そうして……ジャン……?(抱き寄せられたまま、胸も揉まれるままな事に少々困惑し)
        ……それは青ワインを飲みたがらなければ済む事だけど……ん、ねえ、その……なんで胸から手を離そうとしないのよあなたは? 落ち着かないのだけれど
        -- ラク
      • 青ワインは、やっぱり酔っちゃう感覚が今までなかったからつい…今は黒ワインでも、酔えなくはないんだけどね。
        …ん?…それは僕が落ち着くから、なんだけど…(興奮もあるが、こうして軽い触れ方を1時間くらい続けても満足出来るらしい。)
        それに、お風呂のマッサージはいいとも聞くし…(風呂後の話でもあるが、深くは考えずにただの理由付けのようだ。)
        ん…ラクのこの髪型もいいよね…お風呂の時くらいしか、見かけないけど…(まとめて見れるようになったうなじに軽く口付ける。) -- ジャン
      • 無かったの? ……あれだけ酔っておいて?(意外そうな目)……黒で酔いが来るのはともかくとしても……
        ……私が落ち着かないの。大体、これじゃあ続行してるようなものじゃないの……(吐息に艶っぽさが混じり始め)
        そういうの関係無しにほぼ欲望のままと言う気しかしないのだけれど。……ともかく、手を離すか揉むの止めるかを……
        え? ……入浴時くらいしかしないからそれは当たり前だけど……あ、ちょっと……う、ん(言うも更に抱き寄せられ、口付けを受ければやや身を捩る。単にお腹から下に夫の硬い存在感を押し付けられる形になったからだが)
        -- ラク
      • あぁ…そうじゃなくて、青ワインを知るまで酒酔いの経験がなくてね…うん、でも普段は控えてるよ?(制限されてる、ともいう。)
        …別に欲望だけという事じゃないんだけどね…(もちろん欲望がないといえば嘘になるので背後にいるまま視線をそらす。)
        んー…じゃあ、こうするよ(仕方なく揉むのをやめるが、乳房を掴んだままぎゅっと痛くないように抱きしめる。)
        ラクの髪は綺麗なんだし、いろいろとしてもいいとは思うけど…(硬くなったモノが反り返り押しあたっているものの、入れる様子はまだない。)
        (それなりに我慢しているが、そろそろ限界というのはラクなら分かるかもしれない。) -- ジャン
      • ……ふぅん? ……ああ、それはそうでしょうよ
        大部分でしょうに(軽く息を吐く)
        え? ぁ……ちょっと、ジャン、これは……ねえ、やっぱりここでするつもりなんでしょう? これじゃあ出られないじゃないの……
        (やや不満げに零す。或いは観念したとも取れるが)
        -- ラク
      • そんなに僕の酒癖って悪いかなぁ…割と酔っても大人しいとは思うんだけど(あるいはぐっすり寝てしまうかのどちらかのようだ。)
        …それは、もちろん…ここでしたいとは思ってるよ、出ちゃったからこの髪もほどいちゃうだろうし…。
        (そのまま肩越しにラクの耳たぶを唇で挟み込み、指の動きを再開していく。)
        …ただ、こうなるから次からはなし…とか言われるのは、避けたくはあるけど…(似たようなことがあっただけに、気になるらしい。) -- ジャン
      • 良かったら誰も何も言いやしないでしょうに……
        ……そこでそう正直になられても困るのだけれど(若干溜息混じりの苦笑の後、行為の再開に少し身震いし)
        そういう懸念があるなら止めれば良いでしょうに。……どうせ後でするのだし、言ってくれれば髪型くらい弄るわよ(肩越しに夫へジト目を向け)
        -- ラク
      • …あれ、そ、そんなに駄目だったかな?例えばどんな事してた?(すぐ寝る事も多いし、皆あまり言わないので酷いのかと不安になってきたようだ。)
        そうは思うんだけど…そのために、わざわざ白濁の温泉にしたんだけどねぇ…(裸体が見えなければ大丈夫、と思ったものの余計劣情が募ったらしい。)
        …え?本当?…前は嫌がったから、お願いしなかったけど…(その言葉には少し驚いて素の顔で瞬きする。)
        …ん、それじゃあ…我慢しようかな…ラクも嫌みたいだし…せっかくの露天風呂だしね…(触るのはやめて、ぎゅっと抱きしめる程度に戻す。) -- ジャン
      • あれが言って治るなら幾らでも言うけれど、どうせ無駄でしょうし。……嫌なら深酒は止める事ね?(でも呑ます時は呑ます)
        ……呆れた。少し間違えれば喜ぶ所なのかも知れないけれど、本当、あなたって……幾つになっても……(溜息)
        いつの話よ? 何十年前だか覚えていないけれど、変な事言わなければ別にどうという事も無いわ
        …………(長めに息を吐き、身を預けるように夫に凭れ)なら早く下半身鎮めなさい。それこそ落ち着かないんだから
        -- ラク
      • そ、そう言われると余計に不安なんだけど!?…まぁ、それは出来る限りそうしていくつもりだよ?今後も(頬をかきながら言った。)
        …い、言いたいことは色々と分かる…つもりだけど、でも…うん、ごめん(言い訳は出来たが、まずは正直に謝る。)
        それに関しては、ラクも言ってくれれば…まぁ、ラクに似合う髪型をお願いするつもりだから安心してね?
        …それはすぐに、はちょっと難しいかもだけど…努力する(すぐに収まるものではないが、硬さは少しずつ戻っていってるようだ。) -- ジャン
      • …………(息を吐きがてら微かな苦笑を見せ)まぁ、いいわ。大体あなたはいつも通りで、それはそれでそう悪くもないのだし
        ああいえ、だからと言って甘く見る事もないのだけれど……それこそまぁいいわね。旅の間くらいはと言うものだし
        (少し身体を左に傾けがてら右腕を上げ、後ろの夫の後頭部に手を当てると前へ押し、彼の頬にキスをし)
        ここでゆっくり楽しむか、すぐに出てベッドで愉しむかはあなたの判断に任せるわ(からかう様に微笑んだ)
        -- ラク
      • …それで納得されるのもちょっと悔しいけど、今日に関しては反論出来ないしねぇ…。
        もちろん、その方が僕にとってもいいだろうから…うん、有難うね(抱きしめる手の力が少し強まった。)
        …ん…ここで、ゆっくりと温泉を堪能してからにするよ。ここですぐ上がるのは…流石にね?
        (肩をすくめてから苦笑する、そしてもともと長風呂だったジャンだけに出るのは半時は経ってからだったようだ。) -- ジャン

  •  夜。とは言っても要塞内とその周囲は常に夜だが、ともかく子供は寝る時間
     そんな時に奈落の王はジャックの寝室に居た。そこでベッドに横たわる息子の傍ら、上半身を凭れさせて彼の手をそっと握っている
     これはジャックが独立した自室に移ってからほぼ毎日の事で、眠れないと言う息子の為に寝付くまで傍に居てやるというものだ
     時には頭を撫でたり、余程の場合は抱き締めたりもする。その有様にカヴァテスは過保護だの甘やかし過ぎだのと言葉を連ねたが、特に効果は無い
    「…………」
     寝付いた息子の顔を暫し眺めてから、手を離す。タイミングを誤ると彼は目を覚ましてしまうのだ
    「さて」
     静かに呟くと、息子の寝室を出て夫の待つ夫婦の領域へと足を向けたのだった
    -- ラク
    • …あ、おかえりラク…ジャックはぐっすりと眠ったみたいだね…(寝室で一人何かしてた所で、戻ってきた妻に笑顔を向ける。)
      ジャックもなかなかに甘えただからなぁ…まぁ、まだ幼いってのもあるんだろうけど。
      しもべさんがなんだかんだでラージャもいるから…その分余計に、母親に甘えてるのかもだね。カヴァテスに甘えてもそこそこの対応してるし…。
      …ところでラク、カヴァテスを見てて思ったんだけど…お菓子作りの補助に使えそうな子とかっていないかな?ラクの元いた世界に(なんとなく聞いてみる。) -- ジャン
      • ええ。瞼を閉じて、呼吸がゆっくりになるまでは中々油断は出来ないけれど(夫の笑顔に微笑み返し)
        幼いと言っても、ああまで私に甘えたがるのは初めてな気はするけれど
        それもそうね。しもべが居たから……となると、今までの子も実はそうだったのかしら。ジャックが特にという事も無く
        どうしたの?(夫の傍に歩み寄りつつ)……使えそうって。……まあ、元がどうでも此方に召喚したらどうなるかなんて分からないし、期待には沿いかねるわね
        -- ラク
      • 子供って不思議だよねぇ…眠ったと思って、離れそうとすると何かを察知して起きたりするもんね…最初は苦労したなぁ…(思い出しながら笑う。)
        …んー、そう言われると確かにそうなんだけど…あとは、ラクの子供への接し方がとても上手になってきたってのもあると思うよ。
        僕としては、ラクのそういう変化も大変嬉しいものだけどね…そっかぁ(嬉しそうに言っていたがラクの返答に残念そうにつぶやく。)
        …それがいけたのなら、時間はもっとできるし…いいかなぁと思ったんだけどね(ラクとの時間はもちろん、育児や潜水艇制作などやる意欲はまだまだあるが時間が足りないようだ。) -- ジャン
      • 気配とかを鋭敏に察知しているのでしょうね。……そこまでしなくてもと思わなくもないけれど
        ……そうかしら。クノンの時以外別に何か変わった気はしないけれど……まぁでも、百年も母親をやれば上手にもなるという事かしらね
        あなたは大体何でも喜ぶわよねえ(苦笑し)
        それに、カヴァテスを見るにそうそうこっちに喚ぶものではないような気もするのよ。……あなたの補佐を好意的且つ積極的にするとは思えないのもあるし
        ところで……何かしていたようだけど。どうしたの?
        -- ラク
      • まぁ、赤ん坊とかは守られてないと生きていけないから…一際そういうのに敏感なのかもだねぇ。
        …クノンの時はまぁ、極端だったけど…でも、確かに違うよ?ラージャの時よりも、ジャックの時の方がやっぱり見ててわかるくらいに。
        なんでもって訳じゃないよ?ラクがすることでも喜べない事はあるし、ただ僕とラクの間に出来た結果とも言えるからね。
        あー…それはまぁ、僕も思ったけど…納得した上でお菓子作りを楽しんでくれる子がいたらあるいはって感じで…。
        あぁ、日帰りでいける貸切温泉とか旅行雑誌を見ててね…また二人でどこか行きたいなぁって…ラクは行きたい場所とかはないかな?(旅行雑誌を見せる。) -- ジャン
      • 赤ん坊の内ならまだ分からないでもないんだけれど……やっぱりジャックは過剰と言うか、私の方から少し控えた方が良いのかしら……(育児に悩む母の図であった)
        そうでしょうけど、喜んでない場合ってあんまり見た事無いんだもの(苦笑から微笑みに替わりつつ)
        ……率直に言えば、居ないと思うわよ、そういうの。召喚後の影響で前とはイメージ変わった例が無いとは言わないけれど、流石に……
        あら。……好きねえ、旅行(夫の隣に腰を下ろし、旅行誌を軽く覗き)……ただどうせ行くのであれば、日帰りよりは泊まった方が良いわね。日帰りはなんだか慌ただしくて
        -- ラク
      • んー…そうだねぇ…いきなり距離を置くのは戸惑いとかが生じるだろうから、窘めつつ減らしていくのがいいかもだね。
        喜んでない場合かぁ…んー、まぁそういう事ラクがしないってのもあるんじゃないかな?(嬉しい事に、と付け加えて笑う。)
        そっか…まぁ、こればっかりは仕方がないしランやクノンたちの子供たちの中から期待しようかなぁ…ジークやサイフ君の子とかはどうなんだろ…。
        そうだねぇ…それなら、北に行くのはどうかな?雪国で、空に光のカーテンが見えるって話の…空を飛んでいけば、そう遠くないと思うし…(雑誌のオーロラなどのページを見せる。) -- ジャン
      • ……小難しいわね。とはいえ、私で無ければ眠れないままではあの子も困るでしょうし。しもべや他の者で代わりを務めさせてみようかしらね
        それはまあ、私だってその辺りの機微が解せない訳ではないのだし?
        子か孫以降に望みを繋いだ方がまだやりやすくもあるでしょうしね。……ジークの所はお菓子方面ではそんなに聞かないわね。サイフの方も今の所魔姫王絡みのみだから期待は出来ないんじゃないかしら
        北? 寒いじゃない。……ああ、極光。そうね、こう言うのは悪くないわ
        -- ラク
      • うん、少しずつでも…クノンが要塞にいれば、丁度良かったかもしれないけど…ランでもいいかもだね。
        あはは、最初は驚く事もあったけどね…うん、有難うね。感謝してるよ(いつも口にしているが、改めて言った。)
        ジーク自体がお菓子作りさほど興味なかったからねぇ…サイフ君の子のお姫様たちのお菓子作りを教えればあるいは!
        あれ、ラク寒いのって苦手だったっけ?…あ、本当?そっかぁ…うん、それじゃあオーロラ観光で!あとは温泉もいいのがあるって話だね。 -- ジャン
      • 以前であれば催眠で解決してた所だけど、子供の内は身体に良くないそうだし……そうねぇ、ランにも話をしておこうかしら
        ……夫婦であれば当然の事よ。感謝される謂われも無いわ(とはいえ満更でも無く)
        下手と言う訳では無かったけれど、積極性には欠けていたものね。……でももう結構良い歳よ? 仕込むなら次に産まれてくる子にした方が良いと思うわ
        いえ? 環境に適応するのが手間に思うだけよ。……温泉好きねえ。外のはそんなに違うかしら
        -- ラク
      • あまり脳に作用するものは何があるか分からないからねぇ…一応まずは聞いてみるといいかもだね…流石にシラナとシーナには早いだろうし。
        僕の方ももっと頑張らないといけないんだけどね…ラクがもっと要望してくれたら嬉しいんだけど。
        まぁ、興味がないと伸びないしねぇ…あ、そうなんだ?うーん…この分だとやっぱり当分先かなぁ…。
        …適応出来るんだから凄いよねぇ、僕も今はそんな感じだけど…あれ、ラクはそうじゃない?水の質もいいし、開放感もいいのに…(ジャンは大好きらしい。)  -- ジャン
      • あの子達はまだまだ新生活が楽しいでしょうからね。……ジャックが一人ですんなり寝てくれるようになるのが一番なんだけど
        ……あなたは良くやってくれているわよ?(眼をじっと見)
        上の子はもう30過ぎてるし……下の子でも冒険出てない方なら10代前半くらいかしら。でも……あなたがそんなに助手を熱望してるとは知らなかったわ
        着衣で調節は面倒だもの。あなたも……ええ、出来る筈よ。その辺りは別に……あなた程水に近かった訳ではないし
        -- ラク
      • ジェイ君も確かもう冒険を終えたという話だしねぇ…まぁ、それはもう少し時間をかけていかないとね…急な変化は、子供を不安にさせるだろうし。
        …そう、かな?…それだったら嬉しいな…(自分なりに色々とやってはいるが、呆れられたり怒られたりもする上に、ラクが要望しないだけに心配らしい。)
        そうかー…双子の子とかが今冒険中なんだっけ?…あぁ、それに関しては…別に今に不満がある訳じゃないし、手が足りないという訳でもないんだけど。
        ランはどちらかというと要塞の後継だし、店は店で専念してくれる子がいたら…将来の心配もなくなるし、弟子がいるとやっぱり張り合いもあるからね?
        せっかく、それらしい服もあるのになぁ(ロシアっぽい服も買ってあるようだ。)…それは分かってるけどね?でもほら、ラクもお風呂嫌いじゃなくなったしね? -- ジャン
      • ……やっぱり小難しいものね。いつもの事と言えばそうなるのでしょうけれど(ちょっと深めに息を吐く)
        ええ。余り言うと調子に乗るから言わないけれど。……私からあれこれ言わないのは、言わなくても良いのもあるのだし
        双子が? もう? 産まれてそう間も無い気がしたけれど……向こうは向こうでやり方があるか。……ふぅん?
        ……成る程。要塞とアビスの双方にしっかりと後継者を立てたいのは分かるわ。それに、レイに暖簾分けしてかなり経つし、色々恋しくなってきたと言う訳ね(楽しげ)
        薄着以外もお好みな辺り、本当……あなたは……私なら大体何でも良さそうね……。……慣れたのをそういう言い方も出来なくは無いでしょうけれど
        -- ラク
      • それに…何がきっかけで、シャナみたいになるかもしれないしね…(自分も嫌だが、ラクがそういう事になって欲しくないと思っているようだ。)
        調子なんて乗らないのに…んー…そうかなぁ、でもラクがそう考えるのなら…無理に言わなくてもいいけどね(妻の事を信頼しているので、ある程度納得したらしい。)
        あれ、違ったかな?まぁ、あちらは一気に育つかもしれないしね…あぁ、常連の人が教えてくれたけどサイフ君また一目惚れされたらしいね(苦笑しながら言った。)
        …うぐっ…まぁ、恋しくなってきたかと言われたら…やっぱり、自分の技術を継承してくれる子がいるのは嬉しいし…ラクはそう思った事はない?
        何でもじゃないのになぁ…それに、ラク上げたのに着てくれない服とかもあるし……まぁ、それは…でも、悪くないよね?(視線をそらすも、同意を求める。) -- ジャン
      • シャナの例は特殊でしょうに。あなたが居ない間不安定だった私にも非はあるのだし……ともかく、ジャックについては今……来年には独りで寝れるようになって貰わないと(素でハードルを下げていた)
        そうかしらねえ? ……ま、ええ。そう言う訳だから
        効率重視と言えなくも無いけれど……? ああ、また増えたの。あの子あれであなたやジークより老けて来てるのに……そう言うのが好きな層も居るんでしょうけれど
        そうは言うけど、あなたの場合付いていける弟子の段階でまず大した者な気がするし、難易度はかなりな物ではないかしら。……私? 私は別に、そう言うのは無いわね。ランの出来が良いのもあるかもだけど……
        そうかしら。……そりゃあ、私だって着る服くらい選ぶわよ(ジト目)……そう言う事にしてあげても良いけれど
        -- ラク
      • …それはそうだとは思うんだけどね……うん、そうしておこうか(ハードルを下げた事に気付くも指摘せずに微笑む夫だった。)
        血が混ざる事によって僕たちの子とはまた違う成長かもだしね…まぁ、人間見た目じゃないってことじゃないかなぁ…僕は、ラク一人だけでいいけど。
        そ、そうかなぁ…優しく教えるのになぁ(ただ事洋菓子に関してはね?簡単でしょ?な状態らしい。)
        そっか…ジャックがああいう奇妙な能力めいた感じでなければ…アーティファクト作りを教える感じになったかもだね…。
        うぅ…まぁ、こればっかりはその通りだけど……と、とにかく。それじゃあオーロラ・温泉旅行にするよ。いいよね?(雑誌などを畳みながら言った。) -- ジャン
      • 三女辺りがいつまでも赤ん坊だったってシラナから聞いた事あるし……魔都の方もあれはあれで独特なのでしょうね。来る者拒まずの姿勢は器の大きい事だけど……? ええ、私もあなた一人で事足りてるわね
        優しく教えてた所で、そもそもあなたの職人芸が随分な域に在る事はちゃんと自覚しておかないと意味無いと思うのよ
        うーん……どうかしら。私のアーティフィサーとしての志向は教授より研究者向きだから、そういう感じは難しい気がするわね。……習うより盗む方になるのかしら
        でしょうに。……そうね、何泊するかはともかく、それで良いわ
        -- ラク
      • そうだねぇ…そう考えると、うちの子たちはある程度で止まる程度だからまだ暮らしやすく育てやすいのかもだねぇ。
        ジークもラージャも…最終的には一人の相手に落ち着いてるしね…途中色々とあったにせよ…ジャックは、どうなるかなぁ…。
        んー…そんなに難しい事言ってないつもりなんだけどなぁ…まぁ、教える事自体そうそうないけど…。
        そっか…でも、確かジャックはラクのモノ作り見るのが好きなんだよね?…まぁ、それはそんなに引き離す事もないかな…。
        あ、出来ればラクも冬服で行ってね?やっぱりこういうのも気分だから…2泊三日くらいかな、長くても…(店もあるし、まだ長くともそれくらいまでらしい。) -- ジャン
      • そう……とも言えるわね。数歳で大人になられてもそれはそれで面白く無いし……
        カヴァテスとどうこうなる事は無いでしょうけど、まあ、なるようにしかならないでしょうね、ジャックも
        でもそれ自分基準で言ってるでしょう? ……間にランが居ると捗りもするでしょうけど……と言うかランに教え方を教わるとか
        ええ、よく見てるわ。……多分、そのせいで基礎飛ばして発展から始めてるようなものなんじゃないかとは思うけれど(だからって基礎を教えようとはしない)
        言われなくても、旅行であれば空気くらい読むわよ。……そう、じゃあそんな感じね(言うと、夫の頬に手を添え自分の方を向かせるなり唇を重ね)
        ぁむ、ん……ふ……(キスを深めながら夫を押し倒す。妻の方からセックスを誘うと言うか始めるのもさほど珍しい事では無くなっていた)
        -- ラク
      • うん、こういうのはうちはうち…と言う伝説の言葉があってね…うちはうちなりにやっていくのが一番だよね(笑いながら言った。)
        それは流石にねぇ…カヴァテスは、どちらかというとデアリガズの所に行ってるみたいだし…だね、幼馴染でいい子を見つけるかもだし。
        …い、一応ほかの人のも参考には…うん、ランの方が厳しいけど上達するみたいで…そ、それは親としてもお菓子作りの師匠としても…(出来れば避けたいらしい。)
        ジャックの場合、同じものを作れないとか言うくらいに直感めいたもので作ってるしねぇ…さしずめ、発明する程度の能力ってところかな…。
        それなら良かった…うん、じゃあ今日はそろそろ…んぅ(寝ようかと思ったところを、手を当てられて振り向いたところを口づけられる。)
        (しかしそれで戸惑う事はなく、むしろラクから求めてくれる事を喜び、すぐさま舌を絡めあわせていく。) -- ジャン
      • ん、ふゅ……は……(夫に覆い被さる様な形になり、求め合う様な口付けはしかしすぐに終わる。口を離し上体を腕を伸ばして上げると、ドレスを霧散させ黒い下着に包まれた見事な乳房を夫に見せつける様にし、誘導して行く)
        (夫の手指に徐々に淫らな声を高めていけば、今日もまた遅くまで互いに愛し合い続けた)
        -- ラク
  • …これでよしっと…どうです?しもべさん、ボクもそれなりにマシになってきたでしょ?(嬉しそうに今日の仕事っぷりを見せる。)
    (とりあえず課せられた仕事はミスもなく仕上げたようだ、元々真面目なので重ねるごとに成長はしているらしい。)
    (ただ、それはしもべによって今の実力で調整されているおかげ、とも言えるかもしれない。) -- ラージャ
    • …………。(溜息。とはいえ、苦笑交じりのそれではあったが)
      確かにマシになってきてはいますが……その様に自慢気味にされる程では
      (言いつつ自分の周りに表示されている画面や魔法の珠の色合い等から、夫の仕事振りについては確かに問題も無いので微笑む)
      とはいえ、お疲れ様です。……要塞自体の整備が力無き者には出来ぬ仕様ゆえ、苦労をかけますが……(以前であればたまにランや黒瘴の手が入る程度で殆どを自分一人でこなしてきてはいたが)
      -- しもべ
      • うっ…そんなため息つかなくても…確かに、まだまだかもしれないけど…(自覚もあるのか、少し視線がそれる。)
        …よかった、最初のうちはむしろしもべの仕事を増やしてたけど…(その点においては、少しは助けになっていると思うと安堵する。)
        うん…母様やラン姉さまもいつも手伝える訳じゃないし…僕がある程度はできるようになっておかないとね(特に魔力電池的な意味合いでは割と優秀かもしれない。) -- ラージャ
      • …………。どうしても我慢し難いものがありまして(悪びれもせず)されど腕は上がっているのは確かですから、この調子で磨いて頂けたらと
        ええ、今はまだただ其処に居て頂く事が重要、といった局面が多いですが、やがては……ラージャに任せてしもべはゆっくり過ごす、と言う様な日が設けられる程度には
        なにせ……しもべは何の予定も無い暇な時間、というものに縁がありませんから。一先ずラージャはそこを目標にして頂けると、諸々に張り合いがでるのでは?
        -- しもべ
      • うん、分かってる。まだまだだということも、慢心することなく頑張っていくよ(コツコツは得意のようだ。)
        そうだねぇ…そうなれば、ジャックの面倒を見る時間も増える訳だしね(それがしもべが喜ぶ事、と言うのも理解しているようだ。)
        でも、ジャックの過ごす時間はもう少し欲しい、とは思うでしょ?(そこに嫉妬はない、とは流石に言えないが本気で嫉妬する訳ではなく、喜んでもらえればそれの方が嬉しいらしい。)
        そっかぁ…先はまだまだ長いねぇ…あ、このあとはもう仕事ひと段落つくかな? -- ラージャ
      • …………。はい。ラージャは昔からそうでしたし、いずれ大成なさる事も信じていますから
        ……それもそうですが。弟君についてはカヴァテスが居りますし、これまで程には関われないのが正直な所でして(若干表情が曇る)
        こればかりはしもべの時間が出来ようとも如何ともし難いかと……
        ふふ……。……ええ、スケジュールは滞りなく進んでいますから。後はリッパーの手で賄える部分が大ですし……
        -- しもべ
      • その期待に、ちゃんと答えれるように頑張っていかないとな…(軽く手を握り締める。)
        …そっかぁ…ジャックもカヴァテスが最初の家来だって事でなついちゃってるもんねぇ…(それを見て苦笑する。)
        …それじゃあ、僕との時間を増やすと言うのも…あ、でも…二人共抜けたら意味がないのかな…リッパーか、あるいはラン姉さまに頼む手も?
        それで、さっきの続きではあるけど…もしよかったら、このあと一緒の時間過ごしたいなって(それは仕事で一緒とは違う、という意味のようだ。) -- ラージャ
      • …………。大丈夫ですよ、あなたの事を産まれた時から見て来た私が信じるのですから(そっとその手を取り、両手で包みつつキスをし)
        色々と立て込んでいた時期でもありましたし、仕方のない事ではありますが……
        え。……夫婦の時間、足りませんか?(ちょっと驚いた様な眼をし)……それは、ええ。リッパーで賄い切れるという訳ではありませんし、ですがその為に姉姫様にお出まし頂くというのも……
        改まって言う事でも無い気はしますが……ラージャがそうしたいのでしたら(微笑んで)
        -- しもべ
      • …そうなんだよね…ずっと見てきてくれたんだものね…これからも、ずっと見ていてね?きっと、しもべが誇れる人物になってみせるから(目をまっすぐ見ながら言った。)
        まぁ、でもしもべにもちゃんと懐いていてくれてるとは思うよ?ほら、何か変な装置もらったよね?自動マッサージ機?ただ使う機会あまりないみたいだけど…。
        …うっ…そういう反応されると…言いにくいけど、もう少しあってもいいかなぁとも…うん……そうだよね…(そう言われると言い返せないようだ。)
        …じゃあ、今日はしもべの部屋で!(手を引っ張るようにして向かう。) -- ラージャ
      • …………。ええ、勿論ですとも。いずれその日が来て、そして、それからも(真っすぐ見詰め返し微笑んで)
        それについては否やの無い所ですが……あ、ええ、戴きましたがあれは……(若干視線が逸れる。戻る)誰ぞの入れ知恵かは存じませんが、性感に訴える面もありましたので。必要部分だけでしたら使う事に躊躇いも無かったのですが
        しもべには充分なように思えますが……ラージャがそう仰るなら。……姉姫様とて断りはしないでしょうが……事が事ですし
        ……そう仰られましても、あの部屋は……使えない状態とは言いませんが……(相変わらずの殺風景な上、ラージャの部屋で共に寝起きするようになってからはたまの仮眠程度にしか使われなくなっていた)
        -- しもべ
      • あれは?(珍しく視線がそれで首を傾げる。) …あぁ、なるほど…ジャックはまずそんなこと考えもつかないし、具体的に何をどうするかとか…誰か言ったんだろうなぁ(苦笑しながら言った。)
        …そう、かなぁ…うん、でもみんなで少しずつ分担していくのも大切かなって…うん、安全管理的にも(最もなことをいうが、ただ一緒にいる時間が欲しいだけのようだ。)
        …ほら、たまにはね(仕事教えてもらったりするときに使っていただけで、二人きりの時はあまり行った覚えがなかったらしい。)
        ほら、しもべこっちこっち(入るや否や、ベットに腰掛けて膝の上に来るように手招きする。何もしない時でも、膝の上に来て貰うのが好きだった。) -- ラージャ
      • …………。何の検証も無かったとは考え難いですから……後でラージャの方から質しておいて貰えますか。こういった方面では、しもべは強く出辛いもので
        それは……(元々殆どを自力で賄って来た分、第三者の手が入るのは実はまだ手間としか考えていない節があったりするが)そうかも知れませんが(王が倒れた件もあるのでそれなりに)
        たまに……ですか(手を引く夫に途中から並び、手を繋いで歩く格好になりつつ)
        ……(ベッドとクローゼットに小机が一脚のみの相変わらずな部屋。が、夫が迷わずベッドに腰掛けて手招きをするのを見て少し口元が綻ぶ)では、失礼して……(体側から夫に凭れる様に座る)
        -- しもべ
      • しようがないなぁ…うん、任せて。一番近い男だからか、結構懐いてくれてるからねぇ…(父親は父親で、一番上は離れているだけに、自然とそうなるらしい。)
        …でしょ?シラナとシーナは今後どうなるか分からないし、本人たちは庭園と図書館の管理だけしてればいいみたいだけど…。
        うん、いらっしゃい(座ったしもべを包み込むようにしながら、嬉しそうに抱きしめる。)
        こうすると…しもべがそんなに大きくないって気付くんだよね…(普段はオーラもあってか、自分より大きく感じられるときも多いようで、だから後ろから抱きしめるのが好きらしい。) -- ラージャ
      • …………。よしなにお願いします。……姫様方は当分要塞にお戻りになる事は無いでしょうけど。一部に専従して頂けるならそれも良いやも知れませんね。お力も向いていますし
        (そうして抱き締められればゆったりと体重を預け)……何を仰いますやら。しもべは中背な方ですのに
        -- しもべ
      • うん、そうだね…新居を構えたし、当分はあちらを主軸とするんだろうけど…ジェイ君が冒険中は大変暇みたいだからね…。
        それは、そうなんだけどね(肩から抱き寄せるようにしながら、肩に当たるしもべの頭の重みを感じて幸せを覚える。)
        ほら、ボクも身体ともに成長してきたから…昔は、撫でられたり抱きしめられたりしてたからなぁ。
        でも、急にしてくれなくなって…そこから、ボクとしての恋は逆に始まったのかもだね(懐かしむように言った。) -- ラージャ
      • …………。子を成されれば左様な事も言ってはおられますまいし、暇な内が華というものかと。二人を相手取る分お相手の負担も些か以上にはあるのでしょうが
        確かに、一時は歳相応とは呼び難い時分もありましたし、それが相応であった頃にはその様にもしておりましたが……
        そこは何と言いますか、余り甘やかすべきではないと言うか……年頃になられた訳ですし(とは言うが実際はその位の歳だったジークの時に昂って押し倒したせいだが。なので少々視線は逸れがち)
        -- しもべ
      • あぁ…そっか…特に二人の場合、しもべとかいないもんねぇ…ボクからすると、二人の子供とかはまだ想像も出来ないけど(苦笑しながら言った。)
        …あの時は思い悩んだものだけど、育ってよかったなぁ…シーナの方も、今そうなんだろうけど…(同じく成長しない妹を思い出す。)
        …酷いな、兄さまの時はしたのにボクの時はしてくれなかっただなんて……あ、ち、違うよ?エッチの方じゃなくてね?(責めるように言うが、すぐさま慌てて訂正する。)
        ただ、あのまま甘やかされていたら…こうはならなかったかもだから、今は感謝もしてるけど…(視線をそらすしもべの頬に口付ける。) -- ラージャ
      • …………。乞うて頂けたら喜んで助勢に向かう所ですが、恐らくそれは無いでしょうし……ああ、それはもう可愛らしい御子が産まれるに決まっていますよ(すごい自信)
        御兄弟方を見ても、歳相応に順調に育たれる方は珍しい方ですから……五の姫様もいずれはと思っているのですけれど
        そこは、だからこそと申しますか……え? ……ああ。その辺りはもうすっかり御存分になされているのですし問題はありませんよね?
        であれば、しもべの選択は間違っていなかったという事で(口付けを受ければ視線を戻し)
        -- しもべ
      • うん、3人での生活がとても充実してるみたいだからねぇ…まぁ、それはそうなんだろうけどねぇ(やはり妹は幼い印象が強いようだ。)
        …シラナは順調に育っていったのにね、双子でも本当差が出たね…双子だからこそ、そういう違いが生まれたのかもだけど。
        うぐっ…それは…まぁ、してるのは確かだけど…(まだまだ父親や兄と比べて未熟だが、愛情表現としても一生懸命しているらしい。)
        …物は言い様だなぁ…ん…ちゅ(視線が合わさった所で唇に口付けながらゆっくり押し倒そうとする。) -- ラージャ
      • …………。良い事です……あの者に姫様方を満足させられる甲斐性があるかは未だ疑問ですが(王の子の伴侶に対しての大体いつもの事である)
        四の姫様の方へと偏りがあるのではと危惧しないでもないのですが……まだ結論には早い所ですからね
        ええ。ですので……いえ? そんな事は……ぁ……(唇を塞がれ、緩やかなベッドへの傾きを感じると、夫にそっと抱きつくようにしてそのまま押し倒される)
        ……似ておられますね、やはり(唇が離れるとふとそんな事を。それが誰とは言わず、夫の両頬に手を当てると改めて自分から舌を使ったキスをし、後は彼の為すがままに)
        -- しもべ
      • もう、仕方がないなぁ…大丈夫だよ、だって今までだって姉さまたちは幸せそうなんだから…きっとシーナとシラナも幸せになるよ(笑顔で言った。)
        んー…どうなんだろうね、シーナは割と偏っても気にしない可能性はあるけど。シラナの性格からすると、それは嫌がるかもだしねぇ…まぁ、夫婦間で解決するかなって。
        ………何を言いたいかは、色々と理解したけど…でも、ボクは…ん…(言い訳か、それとも何か申し開きがあるのか、それは唇を塞がれて告げる事はなかった。)
        (舌を絡ませ合い見つめ合いながらゆっくりと唇を離すと)…それに、ボクも…しもべとの子を作りたいと思ってるよ…(前から思ってはいるが、今日はまっすぐ言葉にしてみたようだ。)
        …まだジャックも小さいし、今はまだ無理でも…(自分のシャツをはだけ、そしてしもべのメイド服の胸元をはだけてながら褐色の肌に口付けていく。)  -- ラージャ
      • …………。では、精進なさいませ。……しもべとてそれを望んでいない訳ではありませんから……
        (夫の言葉を聞き、微笑む。ただ、服を肌蹴こちらの柔肌をまさぐる彼を見る目は、妻と言うよりは母のそれの趣であった)
        -- しもべ
  • …洋上学園都市、かぁ…(ちょっと惹かれるワードが載ってある新聞を見て唸る。)
    …洋菓子や音楽、あるいは水泳の教師なら……でも(お店とラクの時間が減らせないとも間違いないので悩んでるようだ。) -- ジャン
    • 思いを巡らせるのも良いけど、あなたって副業やれる程時間に余裕のある身分じゃ無いんじゃないかしら
      まぁ店を娘達に任せるとかって言うなら別とはいえ、そんな気も無いんでしょう?
      (新聞を読む夫の向かい、こちらは膝の上で熟睡するジャックを撫でつつ)
      -- ラク
      • うっ…まぁ、その通りなんだけどね…(苦笑しながら新聞をとりあえず畳んでいく。)
        お店の時間は…ランが手伝ってくれているけど、あの子にいつまでも手伝ってもらう訳にもいかないし…(ジャン的にはランはお店より要塞の後継と考えているらしい。)
        …クノンの所の子の中で、うちに来る子がいれば…かなぁ、実力もそうだけど性格とかも重要だけどね(ちなみにラクとの時間は論じる必要すらないようだ。)
        …ジャックも、お菓子作りには全然興味ないからねぇ…調理器具は、時々作ってくれるけど。 -- ジャン
      • 只でさえ日頃から忙しげにしているのだし……。あら、頼れる内は頼って置いた方が良いんじゃないかしら。後継かどうかとなるとまた少し違ってくるけれど
        向こうは向こうで店を切り盛りしているのだから、こっちに人手を寄越せるかしら? ……あなたの眼鏡に適うって事は向こうの後継ぎでもあるでしょうし
        ……あれは調理器具では無くもっと別の何かでしょう。一瞥しただけで用途が分からないんだもの
        -- ラク
      • うーん…ランに頼るかぁ…確かに、それも選択肢の一つではあるよね…何かあるときは、頼んだりしようかなぁ…。
        うーん、そうなんだよね…あちらの子で、冒険に興味を持ってお菓子作りも熱心な子が来てくれたら…あるいは?
        …僕の負担を減らすように、複製機とか作ってくれたりもしたけど(二台電子レンジのようなものが並んだような機械で、素材と作りたいものを別々に入れると同じものが完成するもの。)
        …ただ、やっぱり僕の味までは再現出来なかったんだよね?(実際ラクに味見して貰ったようだ。) -- ジャン
      • 能力のある子だもの、暇を持て余させておくくらいなら使った方が良いわ。……勝手が良過ぎるから私は普段頼らないようにはしてるけど
        ……贅沢な内容だ事(夫の口にした条件に苦笑する)
        複製……ああ、アレね。あれもねえ……再現どころでは無かったし。見た目だけ遜色無いのもかえって性質が悪いわ
        (膝上で眠る息子を横抱きな感じに抱き直し)
        -- ラク
      • あぁ、そういうのは僕もある気がする…親としては、子供に甘える訳にもね。むしろ甘えてほしいくらいだけど…ランはあまりそういうのなかったなぁ…。
        あはは、まぁ求めたりせずにそういう子が現れたらってところかな(笑顔で言った。)
        成分的にはほぼ同一、らしいんだけど…人の手でしか出来ない何かがあるのかもだねぇ…(ジャンとしてはなんとなく満足な結果だったらしい。)
        …こうして見てると、まだまだ小さくて可愛いのになぁ…(頬を撫でてあげると、年相応の幸せそうな笑みになるジャック。) -- ジャン
      • ただ……それが過ぎたのか、一度あの子から何で避けているのかって言われてしまった事もあるけれど(苦笑し)家族に甘える様な歳でも無いでしょうし、助けたいとか頼られたいとかの方が強いのでしょう。とはいえ……こちらとしても、余り、ね
        そう。……まあ、それで良いでしょうね。急く事では無いのだし……
        成分が一緒で、形を似せても中身が伴わないのでは……あら、嬉しそうね?
        ふふ。……やんちゃの盛りというか、そういう歳だもの。シャナくらいにはこの子もそういう所が顕著だけれど
        -- ラク
      • …子供は何歳になっても、親にとっては悩みの種だねぇ…まぁ、子供にとってもそうなのかもだけど。
        僕としても、まだまだ頑張りたいところではあるしね…僕のが好きだってお客様も大勢いるし(客からの告白まがいな事もあるが、たいてい気づかないようだ。)
        他のものなら代用出来そうなんだけどね…え?い、いやそんな事はないよ?(視線をそらす夫。)
        うっ…シャナみたいなことにならないようにしないとだね…今のところ、そんな様子もなく要塞でやんちゃしてるけど…。
        あ、ラクそのままで…(唐突もなく、唇に口付ける。) …なんとなく、こうして話せるのが幸せだなぁって改めて思ったから(照れくさそうに頬をかく。) -- ジャン
      • こういうのは……贅沢な悩みなのでしょうけれどね。どこかであの子にそう容易く超えられたくはないと思っている……のかもだけど
        ふぅん? どこまでも尽きないものね、相変わらず……
        成分が一緒なら腐るでしょうし、見本にする訳にもいかないから……料理以外のもの、でも脆くなったりしそうね……あらそう? 良いのよ? 別に息子の失敗を喜んでいるとあげつらうつもりは無いのだし(微笑む妻)
        そうそうなりはしないでしょうけれど……あの子が捻くれたのだって色々あったからだし、その色々はもう無いでしょうから
        何? ん……(不意の事だが澱みなく瞼を閉じ)……何なのよ急に。割といつもの事ではあるけれど……(照れくさそうな夫に呆れ調子で応じるのだった)
        -- ラク
  • まぁ、なんというか…一応は、ジャックの方も目処がついて良かったねぇ…子守としても悪くなさそうな子だったし。
    慣れるまでには、色々とかかりそうではあったけど…(ハイライトが消えた目で、ジャックを肩車しながら移動してるのを見かけたようだ。)
    そういえば…カヴァテスだっけ、あの子はジャックとともに冒険に出る感じになるんだよね?
    (部屋に隣接したキッチンからラクに話しかける、今はスポンジが焼きあがるのを待つのみなので余裕があるようだ。) -- ジャン
    • そうね。……口を開けば耳に痛い事ばかりなのももう暫くしたら諦めるでしょうし(帰れない事を知ってカヴァテスの絶望は更に加速していた)
      デアリガズのような頑なさは持ち合わせていないようなのも幸いだったかしら
      冒険? ……ああ、それもそうね。流石にジャックもいつまでも子守が要る事は無いでしょうし。まあ私から何か言わなくても他の者から伝え聞いて興味を持つでしょうね
      (ソファに腰掛け、夫に淹れてもらった紅茶を飲み)
      -- ラク
      • あぁ…まぁ、言いたくなる気持ちも分からなくはないんだけどね…(苦笑しながら頬をかいた。)
        あぁ、デアリガズはある意味未だに…と言うのは確かにすごいかも、頑固なところあるよねぇ…。
        まぁ、皆外には興味を持つみたいだし…要塞内だけよりは、いいだろうしね(少しずつ焼けるいい匂いが漂う。)
        (キッチンが隣合わせならではの利点だろう、そして頃合を見て取り出すとラクが好む分量のクリームとトッピングを普段とは別人の手際のよさで仕上げていく。) -- ジャン
      • あれの気持ちも分からないでもないけど……こっちが少々軽率だったのも確かだし。でもジャックが喜んでいるならそれで良いわよね(全く悪びれず)
        誇り高き竜の王だもの。あれでせめて女性体でなければ少しはマシな面もあったかも知れないわね……
        その内リッパーとかが遊びに連れ出すでしょうし、まあ、カヴァテスについては放っておいて大丈夫だろうけど
        (漂う匂い、夫の手際、そういったものを感じながら口元を小さく綻ばせ)
        -- ラク
      • 確かに、呼ばれる側としては可哀想だったけど…うん、ジャックも懐いているしね。自分だけの部下ってのが嬉しいんだろうし。
        そういえば、同じ竜の関係だからか知らないけど…デアリガズとカヴァテスは割と仲がいいのかな?そういう意味でも、いいふうに回るといいねぇ。
        あまり変な風に、遊びを覚えてジャックまで染まらないといいんだけど…(ジークの件もあってか、実はちょっと心配しつつ出来上がったケーキを持ってくる。)
        やっぱりパティシエとしては、出来立てを食べてもらうのは嬉しいものではあるよね…時間が経つと美味しさが増すのもあったりはするけど(早速ラクが食べやすいサイズに切り分けていく。) -- ジャン
      • 種の関連だけなら黒瘴とも仲良くならないと。……それに、仲が良いと言うよりはカヴァテスが一方的な感じね。まぁ、懐くとかしても違和感はないけれど
        ……何事も経験ではないかしら。それに、もし過ぎる様であればあなたやしもべから指導が入るでしょうし、ね?(相変わらず自分は放任主義である)
        こうして出来たてを食べられると言うのも喜ぶべき事だわ。……それはそれ、でしょうに(切り分けられるのを眺めつつ)
        -- ラク
      • あ、そうなんだ?まぁ、意外と苦労人っぽいところもあるし、結構仲良くなるかも? あぁ…確かにそんな雰囲気も…シャナのいい結構したわれるねぇ、デアリガズ。
        …まぁ、それはそうなんだけどね?うん、その辺りは任せてね…ただ、僕が気づくのって大抵ちょっと遅いけど。
        あ、ちなみに今回のはまたちょっと新種の黒系が入ってるんだよ?(切り分けたのを差し出す。)
        (見た目は普通のチョコケーキ、ただ黒系だけでなく赤系のも微量に入ってあるようだ。) -- ジャン
      • 元棲んでいた世界が文字通り違うけれど、あれは沼の龍神だし。だから一応他よりは多少早めに打ち解けるとは思うけれど……。まぁ怒らせなければそう悪い者では無いし。すぐ怒るけど
        でしょう? ええ、任せておくわ。……その場合はしもべに期待しておきましょう。ラージャも落ち着いて来たようだし
        ふぅん? …………(差し出されたケーキをじっと見るばかり)
        -- ラク
      • へぇ、それは知らなかったなぁ…元いた世界のことは、あまり聞かないようにはしてたから(戻れない事もあるので、そうしていたようだ。)
        そっか…ならいいんだけど……あはは、沸点が本当低いからねぇ…(苦労しているので頬をかく。)
        …うん、ラージャも子供出来る可能性を知った分落ち着いた面もあるんだろうし…一時期はより落ち着かなかったみたいだけど。
        …あ、これは駄目だった?味のバランス的には絶妙…だと思ったんだけど…(心配そうに聞いてみる。) -- ジャン
      • まぁそうでしょうね。……とはいえ、街の有様を考えると余り気にする事でも無いとは思うけど
        私にも幾度となく刃向かって来るし、余り積極的に関わりたくないのはあなたと同じね。たまに、よく今まで致命的な事にならずに済んでいると不思議に思うし
        私もランを孕むまでは子供が出来るなんて思いもしなかったし……でもそういえばジーク以降程妊娠に間があった訳では無いわね。……ま、取り敢えずしもべもその内、いずれ、という所でしょうし
        いえ? ……余程でない限り食べる前からそういう判断は出来ないし(心配そうな夫を不思議そうに見返し)
        -- ラク
      • あ、やっぱりそういう事あるんだ…歯向かうというか、そんな事しても状況はあまり改善しない気もするけど…。
        うん、僕も出来たらいいなとは思っていたけど…できたと聞いたときは本当に嬉しかったなぁ…(思い出して嬉しそうに言った。)
        双子の時、くらいかな…あの時はほかにも問題があったりしたけど、ジャックの時は普通だったし一安心だったよね。
        その時は孫の一人がしもべさんの子となるんだよね…どんな子になるんだろうなぁ…(ちょっと想像できないようだ。)
        …?…あ、そうか…はい、あーん(思い出したように、言いながら口元に運ぶ。) -- ジャン
      • ……理屈じゃないのでしょう。魂は肉体の器に沿うものとはいえ、百余年とあなたによってすっかり女になった私と違って、あれは竜の王として未だ孤高を貫いているもの。内心でどんな葛藤や鬩ぎ合いがあるか知れたものではないわ
        あら、その割にはしもべに随分手酷い目に遭っていなかったかしら(嬉しそうな夫に楽しげにしつつ水は差す)
        あぁあの子達の時は参ったわね。予想外の面もあったとはいえ……思わぬ所から私の脆弱性を指摘されたものだわ。……今の備えなら三つ子以上でもまあ大丈夫だとは思うけど……育児がもたないわね。乳房も足りないし
        そうなるけど……産まれて育つまでは分からないわ。うちの子達だってそうでしょうに
        あーん(言われればぱくっと)…………ん、成る程。黒系と赤系は元々魔力的に親和性が高いし、悪い組み合わせでは無いわね
        -- ラク
      • 僕によってって…まぁ、そうかもだけど(ちょっと苦笑する。) …そっかぁ…まぁ、それなら仕方ないのかな。
        あぁ…それもある意味自業自得な面もあったしね…でも、後悔なんてあるわけないよ(頬をかきながら言った。)
        僕もまさかああなるなんて…流石に三つ子は大変だろうねぇ、双子でもあれだけ大変だったし…やっぱり一人ずつが一番かな。
        そうなんだよね、それぞれ才能や性格もバラバラだしね…だからこそ育児は難しくて、楽しくてやりがいもあるけど。
        良かった…これで、新しいバリエーションが増えるしね(ラクのための究極のケーキだけでなく日々のバリエーションの幅も考えて模索もしているようだ。) -- ジャン
      • かも、どころでは無いわよ。セックスに耽るまではともかく、妊娠出産育児まであなたが居たからする事になったのだし(苦笑する夫にジト目を飛ばし)……ある意味、カヴァテスが何かしらの打開を導くかも知れないけど……暫くはジャックが手放さないでしょうし、事の次第はまだまだ長くなりそうね
        幅を持たせるのは良いけれど、赤系はあなた自身と相性が良い訳ではないのだから程々にはしておきなさいよ?(その後も夫と談笑しつつ促されるままケーキを食べていき……)
        ん、ごちそうさま(機嫌良さそうに言い、ナプキンで口元を拭う)
        -- ラク
      • あはは…それに関しては、確かにそうだろうねぇ…僕としては、ラクに感謝してるけどね(妻である事に改めて言った。)
        そうだねぇ…ジャックとしても最初の家来ってことで取られても取り返そうとはするけど怒ってはいなさそうだし…まぁ、新しい風に期待だね。
        …大丈夫、これくらいなら全然平気だからね?流石に僕が食べ過ぎたら、気分が悪くなるどころじゃないけど…。
        うん、お粗末さまでした…あ、そういえばそろそろ小型潜水艇が完成しそうなんだけど…今度の夏、どうかな?(前々から話していた、水中散歩用のものらしい。) -- ジャン
      • ん? ……ああ、そういえばそんな事もあったわね。……良いんじゃないかしら? 出来たのなら使わないと無駄になるし
        元よりその為に用意していたのでしょう?
        -- ラク
      • 手作りだから結構大変だったけどねー…3号機にして、ようやく要塞のプールでも浸水しないようになったし!(嬉しそうに語る夫。)
        うん、僕の念願でもあったからね。ラクと一緒に水中を散歩するのは…。
        持っていくためには…飛空艇にぶら下げて、現地ついたら飛空艇からゆっくり着水させる感じになるとは思うけど。 -- ジャン
      • 最初のを沈めたらそのままだった時は、引き上げるのに少し手間だったわねえ。次のはそもそも沈まなかったのだったかしら
        ともあれ後は水圧くらいなものでしょうし、こちらも材料を幾らか回した甲斐があった……という所かしら(嬉しそうな夫に微笑みを浮かべ)
        ……でも水中散歩と言うのは何か違う様な気がしないでもないけれど。歩いていないでしょう?
        それは仕方ないわ。ここ海から遠いものね
        -- ラク
      • …失敗は成功の母だっていうからね、あれで色々と何が駄目だったか分かったから、今の3号機があるんだし。
        まぁ、流石に僕もそんな深海までは行く気しないから大丈夫だよ。うん、有難うねラク(お礼もかねて頬に口付ける。)
        うっ…それに関しては、ラクが濡れるの基本的に嫌がるし…潜水具みたいなのも、動きにくく窮屈なのも嫌みたいだから。
        だねぇ…あ、潜水艇の中なら普段着のままでも大丈夫だよ?もしもの時のために水着でもいいけど…海だし…(口ぶりは水着を望んでるようだ。) -- ジャン
      • あら、海溝を潜ったりとかしないのね。……まあでもその方が無難かしら? それこそ何が居るか分からないのだし(キスを受け微笑む)
        それはまあ、水中に用があってもわざわざ濡れる必要の無い手段を取りたいものだし。そう考えれば潜水艇は悪くないわ
        それはそうでしょうけど。……もしもがあったとしても力場で防ぐわよ海水なんて。それに、所謂密室で水着の私と二人きりで、あなたが風景ではなく私に夢中にならない保障も無いでしょうに?(既にジト目であった)
        -- ラク
      • さすがに、そこまでになるとロマンではあるけど見所って難しいと思うし…もしもの時が怖いからねぇ…。
        でしょ?ちゃんとラクの為を考えて作ってあるから、羽も窮屈にならないように中の広さはある程度取っているし。
        …うぐっ…それは……で、でもほら…操縦とかも必要だし?内部酸素も限界もあるだろうし…(自分でも我慢できる自信はそんなにないようだ。)
        ともかく、今度潜水艦で水中散歩しようね!服は任せるから…(そんな風に言いながら、準備を整える。)
        (そして後日。)
        (海に浮かべたピカピカの二人乗り潜水艇の上でどや顔をしているジャンの姿が!)…あ、ラク。いつでも降りてきていいよ?(上部ハッチを開けながら言った。)  -- ジャン
      • ……それもそうね。もしもはともかく、深みに行けば行くほど見る物に乏しくなると言うし。その分珍しいそうだけど
        そう、広さもちゃんと取ってあるの。……ふぅん(ジト目である)
        操縦はある程度自動で済ます手もあるでしょうし、私はその気になれば酸素無くても構わないし?(ジト目である)
        ……仕方ないわね、まあ、その為の物なのだし……

        (夫に呼びかけられれば、潜水艇を吊って来た飛空艇からふわりと舞い降りて彼の両腕に受け止められる)
        ……何よ?(碧のビキニにフリルパレオを巻いた水着姿だ)
        -- ラク
      • まぁ、深海魚ってのは奇妙なのが多いんだけどね…まぁ、それは今後の予算とか技術とかの問題をクリアしないとね…。
        うん、だからある程度くつろげるように…え、な、何かな?(ジト目されるとは思っておらずに戸惑う。)
        …あっ、違うよ!?まぁ、確かに操縦は浮上くらいなら自動も出来そうだけど…少なくとも、広さはそういう意味じゃ…違うからね!?
        (などと否定していたのもあってか、今回はしちゃわないようにずっと考えていたようだ。)
        (水着姿でも普段より幾分か落ち着いた様子で妻を抱きとめ、ただ水着を着てくれた事は素直に嬉しいらしい。)
        ううん、なんでも…それじゃあ、先に僕が入るから…ラクはその後で入ってね?(笑顔で言いながら、まずはジャンが入る。)
        (潜水艇はある程度の深さしか潜らないためか本体は球体の鏡花ガラスで、座席は前に操縦席と操縦系統の計器類、後ろは二人がけの席で全周囲見渡させるようになっている。) -- ジャン
      • そう。それならいいけれど。…………(夫が先に入った後、ゆるりと制動を付けて中に飛び降りる)
        ああ、結局こう言う風にしたのね(軽く見回し、それから後部座席の片方へ腰を下ろす)
        ……それじゃあ、お願いしようかしら
        -- ラク
      • そんなに深度行かないのなら鉄とかで頑丈にする必要もないし…この方が水中散歩って感じだからねぇ。
        うん、それじゃあ…行くよー(いくつかのスイッチを入れてから、操縦桿を倒していくとゆっくりと潜水艇が水中に沈んでいく。)
        (そして海の中に降りていくと、ジャンとしては見慣れた、そしてラクに見せたかった水中の幻想的とも言える風景が目の前に広がる。)
        …どう、かな?この風景(様々な魚たちの群れ、底に広がる海藻やサンゴのようなもの、そして日の光が水中できらめいて見える。)  -- ジャン
      • ふぅん……(夫の手際はともかく、潜航していく機体、広がる水中の光景。日頃から避けている分こうして目にする機会は無に等しかった青い世界)
        ……悪くないものね。見るだけで済むのであれば尚更というものだわ(割とあちらこちらへ首を巡らし、方々へ視線をやっている)
        それに余り音がしないものね。……これはともかく(座席の手すりを軽く指で小突く)
        -- ラク
      • (それなりに練習も積んだのだろう、ぎこちない面はあるがちゃんと操縦し続けている。)
        …うん、この光景を見せたかったんだよね…ほかにも色んな景色を見せてきたけど、ここは潜水艇がないと無理だったし。
        あ、ちなみにあの魚はマンボウと言って…(などと、陸上とは異なる海でしか見ることのない珍しい生き物を嬉しそうに説明していく。)
        …あぁ、海は空と同じで基本音はしないからね…こればっかりはね…一旦動力を切って、海底に固定すればあとは海流の音だけになるけど。 -- ジャン
      • あなたは……いえ、そうね。私に色んな景色を見せたいと言うより、私と一緒に色んな景色を見たいのだものね。……素敵だ事(呟くように受け取り方で差の出る言い方をし)
        それは知っているけれど……ああ……意外と……(あれこれと夫からの説明を素直に聞いては頷いて)
        比べるものではないけれど、海面とは随分な差ね。時々妙な音が遠くから聞こえるような気はするけど……あら、出来るの? そうね、やって貰おうかしら
        -- ラク
      • …うん、やっぱりラクといろんなものを共有したいからね…こういう景色も、自分だけでなくラクと一緒が僕はいいから。
        …ラクとしては、あんまり興味ないものもあるかも…だけどね(反応の違いを感じる事もあるので、苦笑しながら頬をかく。)
        まぁねぇ…あれ?音?…んー、何の音だろ…あ、そうしたいの?じゃあ、予定のホエールウォッチングは後回しにして…。
        これで、よしと…あとは…(海底と言っても水深的にはまだ日の光が届く位置に着地すると、流されないよう固定の錨を出したり、パチパチと操作している。) -- ジャン
      • ……強欲よね。……でも、だからこそなのでしょうけれど……あなたでなければ私はこうも外に出る事もなかったでしょうし
        それは仕方が無いわ。……子供ではないのだし、今度はジャックなりを連れてくれば良いんじゃないかしら
        どう言ったものかしら……音と言うか唸りのような感じだけれど。まあ不快では無いわね
        …………。(着底し、夫が固定作業を進める最中ふと座席を倒せるだけ倒してみて)……天井側の見晴らしが良くないのは仕方ないのかしらねえ(苦笑した)
        -- ラク
      • 他の事じゃ無欲だって言われるけどねぇ…ラクの事に関しては欲張りでいようかなって…うん、迷惑もかけるけど…今後もよろしくね。
        あぁ、ジャックなら喜んでくれそうだなぁ…こういう機械類も好きだし…(固定も済んで、最後にエンジンも切っておく。)
        唸り?…何か変なモンスターじゃなければいいんだけど…クジラ、とかならむしろ願ったりかなぁ…(作業も終わったので座席の後ろを見る。)
        まぁ、こればっかりはねぇ…んしょ…でも、静かだし…二人でゆっくりするのも悪くないけど……ところで、その水着…僕の、じゃないよね?(今更ながら突っ込む夫。) -- ジャン
      • 私の方向に欲が集約され過ぎてるきらいがあるのだけれど……。……あなたって、何かある都度それ言うわよね? ……別に良いけれど(微かに苦笑し)
        と言うより、分かりやすく喜んでくれそうなのジャックだけな気がしないでもないわね。上の子達も感心とかはするでしょうけど……
        ああ、そういうのじゃ無いっぽいから大丈夫よ。その願ったりかどうかは知らないけれど
        下から入る形にすれば上方面の見晴らしも良くなるんでしょうけれど……。…………(夫の突っ込みにジト目を返す)
        (ジト目を止める。溜息)……指摘されないままなら後でランやクノンが何をしでかすかと思っていた所だけど。出遅れも過ぎるとそれはそれで何とも言えないわね……(言いつつ背もたれを戻し、夫と向き合う)
        (周囲が海という環境の中で碧の水着は周囲に引き立てられる様に白い肢体に映え、豊満で形良い乳房を覆うトップスの面積が少々足りていないのも色艶と美しさを強く感じさせ、可愛げのある方であるフリルパレオも違和感無く似合っていた)
        -- ラク
      • うん、自分でもまた言ってるなぁとは思ったけど…ね(それだけ迷惑もかけてるし、ついてきてくれることに感謝もしているようだ。)
        ……ほ、他の子も小さいときは喜ぶんじゃないかなって…クノンだけは絶対外で泳ぎたがるだろうけど…。
        それはそれで、危険なんだよね…潜水艇は下に潜っていくし、下の視界も重要だから…浮かぶときは、船に気をつけるくらいだしね。
        うぐ…そう言われると…(んしょ、と言うところで座席を移動して、隣り合うようになってから、苦笑しながら改めてラクの水着姿を見る。)
        …碧の水着は珍しいよね…うん、この水着のラクも素敵で似合ってると思う…(ラクの赤い瞳を見ながら、正直な感想を言った。)  -- ジャン
      • そりゃあ小さければはしゃぐでしょうよ、それこそクノン以外は大喜びで。……でもそうじゃないでしょうに
        そう。……まぁ仕方の無い所なんでしょうけれど……
        後で娘達に聞かれるでしょうし、その結果あの娘達から少々の小言があるかもしれないわね(言いつつ、隣に来た夫にさりげなく自分の姿が良く見えるようにし)
        私もそう思うわ、どうかとも思っていたけれど……まあ、似合っていて当然ね。……四時間はかかったのよ。店も何軒回ったやらで(溜息を零す。夫の仕事中に色々あったらしい)
        -- ラク
      • …言いたいことは分かるけど、自慢したかったのもあるんだよね…ラクに一番に…(苦笑しながら言った。)
        今後の潜水艇でそれがクリア出来ればいいんだしね…なかなか難しい問題ではあるけど。
        …うっ…まぁ、それは覚悟して受けるとするよ…(それはそれで弱いが、今はラクの事だけを考えるようにする。)
        …そこまでしてくれた事自体が、僕としては嬉しいしね…(ラクの手を握ってから、感謝の気持ちも兼ねての口づけ。)
        …ただ、やっぱり買うにしても…もう少し大きめじゃないとね…(軽い口づけを終えてから、視線のやり場に困るようで苦笑する。)  -- ジャン
      • ……まあ、これだけの物を造れるというのも随分なものだとは思うけれど。……自慢したくもなるわね、流石に(苦笑に微笑みを返し)
        取り敢えず、資材については言ってくれれば出来る範囲で用意するから、折を見て試行錯誤をしてみたら?
        大変ねえ(夫の様子に対し若干楽しげにそんな事を言い)
        私がした訳ではないのよ。巻き込まれたようなものだし……ん……(手を取られ、顔を寄せられればそっと瞼を閉じて応じ)
        ……それは私も思ったのだけれど。私くらいになるとサイズが無いというか、紐で調整が効くからとこういうのはある程度以上は作らないみたいね(ビキニトップの締め付けからかやや形を歪めていて、何とも自己主張が激しく柔らかそうな乳房であり、谷間であり)
        -- ラク
      • 色々と試行錯誤したけど…材料に関しては、とても質が良いのばかりだったしねぇ…まだ、これじゃ深度は浅いけど。
        僕も行った事がない深海への旅は挑戦してみたくもあるけど……危険なら、無理はしないね(心配させない、というのが大前提のようだ。)
        うぅ…ラクもそれとなくフォローしてくれたら嬉しいんだけど…(楽しげなラクに一応言ってみる。)
        …まぁ、いつもの馴染みのお店ならラクにピッタリのを用意してくれてるけど…普通のお店だとね…(谷間も生地からはみ出た白い乳房も目を奪おうと主張するかのようだ。)
        (いつもならここでそのまま押し倒しかねない状態だが、潜水艇と言う状況下もあってか、割と理性と欲望が拮抗しているらしく、視線だけが頼りなく泳ぐ。) -- ジャン
      • 材料選びの手間を省けば時間も有意義に使えるでしょうし。……贅沢な悩みをさせた事もあったけれど、いずれ深みにも行けるようになるんじゃないかしら
        ……別に急ぐ事もないのだし。余裕を持って記録を作っていけばそれでいいんじゃないかしらね
        あら、私はただあなたが私の格好に気付くのが随分遅かったとありのままを言うだけよ? それに、フォローのしようもないんじゃないかしら
        その店はどこに在るのかしら……娘達にかなり連れ回されたのだけれど。…………ジャン?
        (視線が泳ぎ放題な夫にジト目を向ける。とはいえ、普段であれば既に胸を揉まれているだろう事は察しが付くし、今日に至る前の会話等から我慢をしているのだろうというのも分かる。が、それとこれはまた別である)
        -- ラク
      • なかなか、時間の取り方が難しくはあるんだけどね…うん、これからも頑張ってみるよ(笑顔で言った。)
        そうだねぇ、少しずつゆっくりと…まずは僕だけでトライして、その時は潜水具も装着しておくのも手かな…。
        い、いや気付いてはいたんだよ?ただ、ほら…出発前だけあったし……まぁ、結果的にはその通りだけど。
        あぁ、あそこは裏通りに入った知る人ぞ知る店で……う…(ジト目を向けられると目を泳がせるのを止める。)
        ごめんね…やっぱりまだまだ、落ち着きが足りなくて…(分かっていても色々と葛藤するものがあるが、まずは非礼を詫びる。) -- ジャン
      • ええ、この光景も悪いものではないし……頑張って(少し考える風を見せた後の激励だった)
        それと有線で降りていくのが良いんじゃないかしら。今もだけど、上にテトラバスがいるのだし……何かあれば巻き上げる感じなら……
        気付いていても言わなかったら意味無いじゃないの。……やっぱり、仕方ないわね
        そういう方面はランが行きたがらなかったのよね。シーナの手前避けたのかも知れないけど……いえ、過保護にするような歳でも無いし、知っていて避けたのかしら……
        ……百年以上一緒に過ごして、それでもまだ私に魅力を感じてくれるのは喜ばしい事だけれど。……ああ……でもここで私の方から身を寄せるのも問題かしら。折角あなたが事に及ばないようにしているのだもの、ね(じっと夫の瞳を見、微笑んで)
        -- ラク
      • うん、もちろん頑張るよ!(それだけでやる気が数年は持続するであろう夫だった。)
        あぁ、そっちの方がいいかなぁ…酸素も送れるし、もちろん緊急時のボンベは必要だけど。
        髪でもすぐに言わないと駄目っていうもんね…ラクは変化はないけど。
        …まぁ、あのあたりはね…ただ、信頼出来る店でもあるよ(質も一級品だからこそ、いつも買っているようだ。)
        例え千年経とうとも、変わりないよ……そう言われて、何もしない訳にもいかないよ…(こちらも瞳を見つめながら、今度は抱き寄せながら口付ける。)
        (口づけだけでなく、舌を差し出してラクの口の中に入れて絡めあわせてから、大事なものを抱えるように抱きしめる。) -- ジャン
      • まぁ、言ってくれれば上の飛空艇の改装はしておくから。……先の話になるでしょうけれどね
        意識して印象を変えたのなら、早めに言われた方がそりゃあ気分的に変わる物でしょうし……あら、時々一纏め……と言っても、作業中は滅多にあなたが傍に居ないから見ようも無いわね
        ……いかがわしいからこそ、という所かしら……
        あなたなら千年経ってもそんな気はするけど……あら、そんな事では……ん、もう……(言いつつ、抱き寄せられれば此方からも夫の座席へ移動し彼の上に乗り、キスを受ければ舌を絡め合う事にも積極的で)
        確か……ここではしないんじゃなかったのかしら?(夫の腕の中、くすくすと微笑みながら呟いて)
        -- ラク
      • …ん、そっちはよろしくお願いするね…うん、まだ先の話…気長に頑張らないとね。
        …あぁ、それは確かに何度か見たような…けど、それ以外では見たこともほとんどないもんねぇ…今の髪型が、僕は好きだけど。
        い、いかがわしいと言う訳じゃ…一応、一流の人たちもこっそり来てる格式もある店らしいし…(ただ、表通りでは出せない物も多いようだ。)
        ちゅ…ん……今後は、頑張る…(努力目標に変えながら、再びくちづけを開始すると手も片手は水着の上から乳房を、片手はお尻を揉み始める。)
        …せっかくの水着姿、もう少し見ていたいけど…このままするのも、それはそれで駄目だもんね…(自分のものならともかく、娘たちと選んだというのが大きいようだ。) -- ジャン
      • 今後は、ねえ? ……んゅ、ん……(夫の言葉に思わず苦笑が零れる。が、その後のキスや愛撫を避けるどころかむしろ自分から積極的に求めるように彼の首に腕を絡め舌を絡めつつ、彼の手に乳房を押し付けがてら腰を浮かし、容易に尻を揉める体勢になる)
        ふ……ん、なら、脱がせてしまえば良いんじゃないかしら? ……得意でしょう?(至近に夫と見つめ合い、挑発するように囁く)
        -- ラク
      • …じゃあ、そうするね…(見つめあったまま、ゆっくりとまず下の水着のパレオから脱がしていく。)
        (ただ紐でない以上はラクとの呼吸を合わせながら水着を脱がせる、とはいえこれもまた慣れたもので潜水艇の中でも問題なく済ませる。)
        …こっちは…(怒られるかな、とは思うがビキニの紐を解くのではなく、たくし上げるようにして脱がしてしまう。)
        (生地が普段よりも小さめな事と、あとはやはり妻の乳房が揺れるのを見るのが好きらしく、それ目当ての行為のようだ。)
        (一方こちらは水着のボタンを外すだけでモノが出せて簡単なものであり、準備などはもうとっくに済んでいる。) -- ジャン
      • ふふ……(妖艶な微笑みを浮かべた後、下から脱がされ始めたので身を引いて夫の肩に両手を載せ、彼の脱がせようとする動きに合わせるようにそれでいて艶めかしく身体をくねらせ)
        ……? ……え?(てっきり紐を解かれると思ったのだが、そうはならず持ち上げる様に脱がされ、当然ながら途中まで上向きに引っ張られた乳房は大きく弾み、揺れる)
        ……どう言ったものだか(呆れは呆れたものの、しかし夫がこれもお好みなのは重々承知しており、たわわな乳房が大きく揺れる事は全く痛みが無い訳でもないのだが、この長い付き合いの中で乳房を揺らす事については受容気味なので実に言葉通りの心境なのであった)
        (ともあれ海中を背景に一糸纏わぬ裸身を晒し、その何処へも手を伸ばせば容易に触れられる位置で夫の瞳を見)……魚に見られながら、と言うのもたまには良いのかしらねえ(微笑んだ)
        -- ラク
      • …あぁ、やっぱり…(呆れられるのは分かっていたが、それでもやっぱりこうして引っ張る事で持ち上がる乳房、そして解放されて揺れる乳房。)
        (自由になって揺れながらも形も張りも自分好みである妻の乳房を見るのがやっぱり大好きなのか隠しようがなかった。)
        …そこにこだわりはないけど…でも、水中と言うのは…ありかも…(笑って言うと、軽い口づけの後にいつもの指を入れての確認の後に挿入していく。)
        外だけど…外じゃない、不思議な感覚…だね…(奥まで入れてから、一旦は見つめ合いながら語らう。) -- ジャン
      • 水中? ……まぁ、違うでしょうけれど……でも海岸の岩場の陰とかは一応遠慮しておくわよ。あなたが活性化し過ぎて足腰立たなくなるし……んっ、く……
        (やや懐かしさすらある話を持ち出した後、まずは指の挿入を受け身を振るわせる。夫に抱き寄せられる前から既に身体の方は期待していたのだろう、触れてみればそこは既にしとどに濡れており、指を伝う程。そして百年以上もの間幾度も彼を受け入れたにも関わらず指一本でも締め付けを強く感じさせ、何本もの指で刺激を与えれば敏感に反応し、甘い声が媚薬のように響く。その後一息に突き入れられればより大きな声をあげ、身が反った分乳房も派手に揺れた)
        ふ、は……いえ、外は外だと思う……けれど……?(濡れた瞳で見つめ返し、やや吐息を震わせて)
        -- ラク
      • …あれは……まぁ、若かったのもあるし…今は、あそこまで無理はさせないけど…(思い出して、ちょっと苦笑する懐かしい思い出。)
        (あの時となんら変わることがない若く魅力が損なわれるどころかより魅力的であり続ける妻の目を、体をじっと見つめる。)
        でも、ここは誰にも…見つからないから…(つまり遠慮なく出来る、と言いたげに言うと口を塞ぐように口付ける。)
        (そしてそのまま動き始めるが、今日は最初から動きが早く、そして妻の弱いところを重点的に責め立てている。)
        (何だかんだで人魚の影響はまだ消えておらず、海岸と同じくこの場でも活性化しているということだろう。) -- ジャン
      • それはそ、んっ……(返事の途中で口を塞がれ、舌を絡め。だが連動する夫の腰や手の動きが鋭く、まして此方は無意識にこの状況を身体が望んでいた事もあって感度が高まっていた事もあり、此方からの舌遣いはなんとも覚束ず、されるがままだ)
        ……っ、…………っは、ん、ぅあ……ッ(両手で持ち上げるように乳房を揉みあげられ、此方からも応じてはいるものの強く腰を突き上げられ、息苦しくなって夫の肩を押す様にして身を離し、喘ぐ)
        (密閉空間である以上、夫の前で媚態を晒しあられも無い声をあげれば、やはり響く。だがそれでも躊躇の気配が全く無いのは、既に彼の愛撫に酔い痴れているからか)
        -- ラク
      • (あえて覚束無いようにする気はないのだけど、腰や手は激しく妻の体を求めてやまないようだ。)
        (支えるように根元から先端へと絞り上げるように揉みながら、一方で腰は止まることなく奥にぶつけるように動いていく。)
        …ラク…気持ち、いい?(聞かずとも声で分かりそうなものだが、あえてラクに囁くように問いかける。)
        くっ…僕の方は、気持ち…ふ、っ…いいよ…(モノは大きくラクの中で膨れて、それによりさらにお互いを高め合う。) -- ジャン
      • (夫の一挙動毎に甘い吐息を溢れさせつつ、最初から早いペースで責めて来た彼の動きにようやく追従出来るようになったのか、彼の手に乳房を押し付けるようにしながら自分からも腰を使い始める)
        んッ、く、また、そういう……(夫の技巧に存分に快楽を味わわされつつも、やはり我を失う程で無ければ気持ち良いとは早々口に出さない)
        ふ、んっ、んぁっ……それは、そうで……あ、ふん、わた、私、もう……ッ!(普段と比べたらやはり早く訪れたその瞬間。一度大きく上体を反らし、乳房を弾ませ)
        -- ラク
      • (根元から握るような形から、真正面から手のひらを広げて揉むようなものに変えると、押し付けるのを支える形にする。)
        …ん、ふふ…(そんな様子のラクが愛しくもあり、とても嬉しそうに微笑む。後で怒られたりもするけど。)
        分かって、るよ…僕も、そんなに……一緒、にっ…(こちらも限界は近く、ラクの絶頂に合わせるように腰を突き上げた。)
        (腰と腰が合わさり両手も強く乳房を握りしめながら、互いの絶頂とともに精液を迸るように解き放つ。)
        …ふ、く…中…締め付けられて…(求めるような締め付けに、何度も脈動しながら射精していく。) -- ジャン
      • (普段であれば揉むどころか強く握られれば怒る所だが、今の有様に至ってはむしろその方が良い程であり、身の内に迸りを受けつつ更にそれを助長するように締め上げていく)
        あふ……ふ、んん……ふぅ……(一頻り続いた夫の射精が一段落すると、身の緊張を解き、深めに息を吐きつつ彼に凭れかかる)
        ……いきなり激しくするのはどうかと思うのだけれど。そんなに私の水着姿が扇情的だったかしら?(汗ばんだ肌を合わせ、息を整え、身の内の夫の硬さを感じつつ)
        -- ラク
      • …は、くぅ…(通常なら搾り取られるような締め付けであり、枯渇してもおかしくないがジャンもまた人ならざる者なだけに終わる様子はない。)
        …ん…(自分の体に垂れかかるような妻の体を優しく抱きとめて、髪を梳くようにしながら呼吸を一旦整えていく。)
        …うっ…それは確かに、言われても仕方がないけど…うん、自分で今日のために用意してくれたのも含めて…ね(妻の頬を撫でながら嬉しそうに言った。)
        次は…もう少しゆっくり出来るから(そして体勢を入れ替えて今度はラクが座席に座るようになり、ジャンが上から動くような形となる。) -- ジャン
      • 娘達も、私があなたを誘う為に選んだ訳ではないのだけれど、ね?(撫でる手に頬を寄せつつ、嬉しそうな夫に少し針で刺す様に)
        ……ん、そうしてくれると私も……(夫に軽く抱き付き、繋がったまま互いを入れ替えて彼の汗で湿る椅子に座り、彼を迎える様な風になる)
        ふぅ、んッ……(呼吸を整える間があったとはいえ、やはり一度絶頂を迎えた後では敏感になっていた。淫靡な水音も一層響き、夫の様々な動きに媚態を深めていくばかり)
        -- ラク
      • …その辺りは、色々とあるだろうけど…(一瞬視線はそれるが、誤魔化すように額に口付ける。)
        (そして交わったまま、ラクの膝の後ろに手を入れて少し持ち上げるようにしてさらに密着させる。)
        (腰の位置が少し高くなり、そうすることによって締め付けや擦れる場所がまた変わり、それを楽しむようにモノが出し入れされる。)
        (今度はゆっくりとした動きなだけに、出し入れされているモノが自分でもはっきり視認出来、その光景にさらに興奮していく。) -- ジャン
      • あらそう?(夫の様子にくすくす笑みつつ額に口付けを受け)
        んっ……(腰をやや浮かされ、ゆったりとした腰遣いに蕩けていくような表情になる)
        (その最中、夫の首にかけられていた手を外し、背もたれの頭辺りを持つような感じに移す。結果彼の動きによって揺れ動く乳房が強調される形になる)
        -- ラク
      • …ん、く…(ゆっくりとした動きでも、ラクの中は十分に気持ちよく、額に汗を浮かべながら快感を享受する。)
        ん?(最中に手を外されて一瞬首を傾げるも)…あぁ…(強調するような格好になり、その意図を理解する。)
        (その揺れ動く様を、腰の動きに緩急をつけ変化を混ぜ、ただ大きいだけでなく張りも弾力もある揺れを視覚で楽しむ。)
        (そしてさらに足を持ち上げ、腰が密着しやすいようにしながら出し入れの速度はどんどんと早まっていく。) -- ジャン
      • (自分からも腰をくねらし易い様にと腕を上へやったのだが、全く別の意図を夫に汲まれた事はその視線の動きから明白過ぎた)
        ふぁ……んんっ、む……(とはいえ言葉で抗議は既に無理で、視線を強めようにもままならず、夫の動きに翻弄されつつこちらも快楽をむさぼる様に腰を柔軟に動かすばかり)
        んっく……あ、ジャン……早……ッ(更に持ち上げられ、より強く早く腰を打ちつけられ始めると、その都度の痺れる様な快感に身を震わせ、嬌声を上げる。無論乳房も柔らかく弾み、呼吸も荒くなる)
        (やがて妻の表情や具合から夫も彼女が再度の限界が近い事を容易に知れるだろう)
        -- ラク
      • (こちらを見る物言いたげな視線に気づき、あれ?違ったのかな?とは思い、次になんとなくどういう意味だったか悟る。)
        (ただ、今更言い訳するのも変な話なので、より動かしやすく合わせやすくなった状態で行為を続けていく。)
        ゆっくり、はしてたけど…でも…(さほど強く固定してなかっただけに座席は軋む音を立てるが、今のジャンにはラクの声しか聞こえていない。)
        (そしてラクの表情と中の具合から限界を知る、言葉ではまず言わない妻だが、そういう所も好ましく思いながら最後の瞬間まで深く口付ける。)
        …ん、ふ…くっ、もう…(最後は共に果てながら深く腰を密着させ射精する一方で、口づけは舌をそのまま絡ませ続ける。) -- ジャン
      • (溢れる蜜が淫らな水音を立て、自分の良い様に、夫の良い様に身体を使い腰を揺らし、荒い息を吐きながらも快楽を訴える甘い叫びは止まらない)
        (やがてこちらの限界を悟った夫がより強く奥へと突き入って来る段に至り、更にキスで口を塞がれる。動きを伴う状態でも絡め合う舌に不都合は無く、蕩ける様に夢中になる)
        んゅ、っふ、あ……んん……っ!(キスをしたまま再びの絶頂。全身がぴんと張り、先とほぼ遜色無い量と勢いの射精を身の内に受け続けながら、うっとりと夫の舌を味わい続ける)
        -- ラク
      • (滾滾と湧き出るように、愛する妻の奥に精液を放ち、その間も最初は噛まれたりもした舌のキスを続ける。)
        …ふ、ぅ…ん…(2度目の射精が終わる頃には、多少落ち着きも取り戻したのか、ゆっくりと手を下ろして自分の手とラクの足を自由にする。)
        結局、しちゃったね…(その点においては、申し開きもないほどなので頬はかくが、表情は後悔と言うものはない。)
        どうしよっか…まだ酸素は持つけど、一旦上でシャワーを浴びるか…それとも(ちなみに、まだ中では硬いままのようだ。) -- ジャン
      • (キスを終え、瞼を伏せて少々身体を弛緩させて快楽の余韻に浸っていると夫の思わぬ言葉に瞼が開く)
        ……そういう事は心身で意思の一致を果たしてからにして貰いたいものだけれど……
        と言うより、止めたいと少しでも考えているなら私から出てから言うべきよね?(視線の強さ、言葉のトーンから興醒めに近い状態なのが良く分かるだろう)
        -- ラク
      • …え…あ、いや…まぁ、一旦抜いてから言うべきだったのは確かだったかもね…(指摘されるとその不格好さに気づき苦笑する。)
        ん…ごめんね、せっかくの最中だったのに(間違いなく盛り下げてしまったのは自分の行動なので、引き抜いたあとに素直に謝罪する。)
        …でも、これは本当自然というか、いきなり収まるものでもないからね?よくわかってると思うけど(引き抜いてもまだ元気な様子に自分が視線をそらす。)
        (特に海の中であり、こういう環境にいる状態だと余計に収まるものもなかなか収まらないのだろう。) -- ジャン
      • ん…………。予め言っていた事すら翻して私に手を出したのだから、今更無粋な事を言わないで欲しかったものだわ(引き抜かれる感触にやや身を震わせ)
        ともかく……仕切り直しね、何をどうするにしても(呟き、軽く指を振れば粒状の青い光が二人の体の周りをくるくると回り、汗や汚れを浄化する)
        収まらないからと言って、私がそれをまた受け入れるかは別の話よ?(座り直しつつ勃起したまま居心地悪そうな夫を見つめ、白い柔肌はすぐに闇色のドレスが覆ってしまう。今日の所はもう帰る他無さそうだ)
        -- ラク
      • …それ、座席にもやってほしいかも…まぁ、どちらにせよ掃除は後でしないとだけど(初回にして既に酷い有様の後部座席になってしまっている。)
        それはもちろん分かってるよ、流石にね(苦笑しながらとりあえずこちらも着替え直していく。)
        あ、でもホエールウォッチングだけはしたいから…今回は無理でも、次こそはやろうね?(そのための鯨の泣き声も歌声で習得済みらしい。)
        (後日、潜った時はクジラやイルカが集まり、ジャンならではの壮大で幻想的なショーが楽しめただろう。) -- ジャン
  • …こうして召喚の儀式に立ち会えるのは初めてだから、嬉しいし新鮮な気持ちだけど…まさかその理由は自分の子のためになるなんて。
    まぁ、あのまま放置すると…何かあったりするかもしえrないし、ジャックのための従者がいるのは大変助かることは助かるんだけど。
    今回呼び出すのは…ジャックにうってつけな子なんだっけ?(儀式を前にしたラクに聞いてみる。) -- ジャン
    • 儀式と言う程大仰なものでも無いのだけれどね。必要なマナの用意さえ出来れば……と言っても、私達を召喚した男が確立した技術の使い回しだけど(過去何度か改良が試みられたがどうしても女体化から逃れられなかったのは要塞住民を見ての通り)
      そうね、あの子に付きっきりの者を一人、それもアーティファクトに執着があれば尚の事、となると……しもべをラージャに嫁がせたのは失敗だったかしら
      何にしろ、巨像の管理システムに些かの不備があったのと、地下の情勢が今一な現状だと子守に充てられる余裕が無いものね
      ……ええ、恐らくは。アーティファクトに対する執着は異常と言う程だし、後はまあ……喚んでみない事にはどういう者が判らないのが問題だけれど
      -- ラク
      • へぇ、そうなんだ…まぁ、かといって何人も呼ぶのも色々と問題があるし必要もなかったんだろうけど…。
        …アーティファクトに執着かぁ、確かにジャックにはうってつけだねぇ…(苦笑しながら我が子の発明好きに頬をかく。)
        …まぁ、ラージャの幸せのためでもあるし…住人が増えるのも、なんだかちょっと楽しみでもあるからね。
        それじゃあ、僕が見守ってるから(もちろんジャンは何もできないので、一歩下がってラクが呼び出すのを見守るようだ。) -- ジャン
      • ……あまり私達のような目に遭わせてもねえ。まあ、本気で今も嫌がってるのデアリガズだけだけど
        好きこそものの上手なれ、と言いたい所だけど、そう出来る程安穏とした状況じゃ無いもの。その点、今から喚ぶのは一緒になって造ったりする事もなく、だけど詳しいから物の良し悪しは分かる筈だから
        ええ……ああ、もう少し下がってくれる? 危ない事は無いとは思うけど
        (夫に顔を向け言った後、視線は正面へ)
        (途端、床から生える三器のマナ・アーティファクト。緋色の宝石が一つと、強力なエネルギーを感じさせるリングが二つ。それらが輝きを放ち、赤を含む強烈な光が三器の中心に収束していく)
        -- ラク
      • …あぁ、なるほど。僕も逆に女として呼び出されたくないしなぁ…デアリガズさんも、なんとか出来ればいいんだけど。
        ジャックが何か変なの作ってるなーと思ったら、ラクが突然現れてジャックから奪い取るから何事かと思ったけど。
        …確か、重力を操る道具で超重力まで可能なものなんだったっけ…本人としてはフワフワ浮かびたいつもりだったかもしれないけど(苦笑しながら言った。)
        …あ、うん。わかった…(言われたとおりに下がるが、何かあればラクの身を守るつもりでもいる夫。) -- ジャン
      • やっぱり基礎からちゃんと学ばせないと駄目なのかしらね……(苦笑する夫に珍しく溜息を吐いた)

        (そうして収束する光に対し、懐から宝石を取り出すと、それで釣りをするかのようにぶら下げる。
        その瞬間、光から伸びた手が宝石をひったくるように掴み、そして光が消えると宝石をしげしげと見つめる大柄な少女の姿が)
        -- ラク
      • ふーん……結構良い純度じゃん。貢物としては……。…………? ………………!?
        (ようやく自分の置かれた状況に気付いた様子。わーとかぎゃーとか言いながら自分の有様を確認するように色々触ったり揺らしたり捲ったり)
        -- ???????
      • ……気は済んだかしら -- ラク
      • まったく状況が呑み込めないんだけど。……ってか貴様……あれえ? 奈落の王じゃん? なんで? -- ???????
      • ……長くなるから追々にして今は割愛しておきたいのだけれど -- ラク
      • いやしてよ。なーんで召喚されたと思ったらこんなんなの、私ドラゴンなんですけど、こんな翼でしか面影ほぼ残って無いとか、え、なに? なんなの? -- ???????
      • ……取り敢えずあなたを召喚したのは私なのだし、それもあなたにくれてやったのだし、何ならあれ等(緋色の宝石やリング)もあげても構わないわ -- ラク
      • なんでしないの。……へ? ……あー。……なに、そこまでするほど説明長いの? ……し辛いの?
        まあ……で、じゃあどういう用件で召喚したの。見た感じ立ち向かうべき相手いないっぽいけど(あっちは違うよねとジャンを指差し)
        -- ???????
      • 呑み込みが早くて助かるわ。……で、あなたの役目は私の息子のお目付け役よ。名前はジャック。あっちは私の夫 -- ラク
      • ごめん何言ってんの意味分かんない -- ???????
      • ……すぐ慣れるわよ。私はもう百年以上この姿だし(溜息) -- ラク
      • はあ……?(心底訳が分からないって顔) -- ???????
      • …まぁ、基礎というより必要なのは常識とかかなぁ…そういうのは少しずつ覚えていくしかないんだろうけど…。
        …?…(なんで宝石をぶら下げているのだろう?と思ったらそれがつかみ取られ、現れた少女に少し驚く。)
        (そして揺らしたりは別にまぁ最初はそうなるよねぇ、と女体化しただけに共感しながら、めくるのは気にはならないが一応礼儀として視線をそらす。)
        (そして繰り広げられるやり取りに、ラクやほかのひとも召喚当時はこうだったのかなぁ…とそれぞれの場合を思い浮かべながら苦笑する。)
        …あ、うん…旦那のジャンだよ…(軽く手を挙げて自己紹介するが、飲み込めてない様子に無理には言わない。)
        …まぁ、これからほかの住人にもあって色々と会話していけば…分かっていくと思うよ?(外での振る舞いと同じく、気のいい優しそうな青年のジャン。) -- ジャン
      • ……ともかく、召喚主は私なのだから言う事は聞いてもらうわよ -- ラク
      • 訳分かんない……今まで結構色んなとこ喚び出されたけどなにこの……何か普通に旦那とか言ってるし……(瞳のハイライト:オフ)
        ってちょっと、あっちのがなんか聞き捨てならない事言ってるんだけど他の住人とかって何それどういう事?!
        -- ???????
      • 何を言いたいのか分からない事にしておくけど、この場にはあなたや私と同様なのが計12……ああ、11ね。で、この中で最初に召喚されたのが私
        簡潔に言えば境遇としてはお互い大差ないのよ
        -- ラク
      • ……にも関わらず私喚んで子供のお守させようって頭おかしいんじゃないの……? -- ???????
      • 正論ね。良く無い状況が重なり過ぎたりしなければ、私としても今以上増やすつもりは無かったのだし……
        まぁ取り敢えず、諦めなさい、色々と。その内慣れもするわ
        ……あぁジャン、ジャックを呼んで来て頂戴。いつまでもこうしていられる程時間に余裕はないから
        -- ラク
      • えええええええええー……?どーなってんのよーもー……(頭を抱え) -- ???????
      • 混乱してるなぁ…まぁ、無理もないんだけど…(苦笑しながら見守っている。)
        まぁ、あの子の言うことも色々と正論だけど…うん、まぁこちらもこちらの事情があるからねぇ…。
        うん、そんなにここの生活も悪いものではないと思うから…あ、うん。ちょっと待っててね?連れてくるから(ラクに言うと、しばらく外に出る。)
        (そして5分後くらいしてから)お待たせ…ほら、新しいおねえさんだよジャック(抱きかかえた息子を引き合わせる。)
        (じっと謎の少女を見つめる子供の首にはマフラー、手には何か双眼鏡のようなものが握られている。)
        (しかしどちらもただのものではなくアーティファクトに近い発明品。マフラーは収縮自在で所有者の身を自動で守るもの、双眼鏡は今さっき作ったもので暗視から多少のものなら透視までできるもののようだ。) -- ジャン
      • 王ならどっか消えたよ旦那サマ(死んだ目。5分の間に雑事を夫へ押し付けた妻がいたらしい)
        ……そんでこれがそれで? へー。……生意気なの持たして(ジャンに紹介され、歩みよれば190cmの長身から二人を見下ろす)
        -- ???????
      • あれ、ラク行っちゃったの?しょうがないなぁ…(苦笑しながら頬をかいた。)
        まぁ、問題ないと判断したからなんだろうけど…ほら、この人だよ(我が子をゆっくり下ろして自分は一歩下がる。) -- ジャン
        …ふむ…きさまが、オレさまのけらいになるやつだな(見上げながら、腕を組んで偉そうに言う五歳児。)
        …ちょっとせがたかいのがきにくわぬが…いいだろう、けらいにしてやる!(えっへんと胸を張る、隙だらけで手の双眼鏡はいつでも奪えそうだ。)
        あぁ、まだなまえを言ってなかったな…オレさまのなまえは、ジャックだ!((父親の苦笑具合から見ても、普段からこういう子のようだ。) -- ジャック
      • …………。………………なんだこの。え。それで私に何期待してるの一体。ていうかどうしろと?
        (ジャンとジャックを交互に見)
        -- ???????
      • うむ、とりあえずはオレさまの言うことをきいておけばいいぞ!(えっへんと答える5歳児。) -- ジャック
        …あー…うん、それじゃあこっちに(手招きして、ジャックに聞こえない位置まで連れて行く。そこで詳しく説明しておく。)
        (あの子が発明好きなこと、そしてその発明品は時には有害になるものもあり危険なこと。)
        (それらを見守り、危険であるなら回収する人が必要なことなどのあれこれ。)
        …まぁ、また詳しくはラクやしもべさんからされるとは思うんだけどね…(苦笑しながら言った。) -- ジャン
      • ……いや坊チャン、それ後ろの旦那サマが首振ってるんだけど……?
        なに。…………はー……? …………はああああ?!(説明されるにつれ苛立ちとか怒りとかまあそういう感じのが)
        ドラ息子の世話くらい自分等でやるか出来ないなら出来ないでもっと相応のやり方ってーものがあるだろうが!?
        何考えてんの!?(吐き捨てるように言ってジャックの方へ歩みかけ)…………何考えてんだ!?(途中振り返ってもう一回)
        んーでえ? じゃあつまりこういう事か(わしっとジャックの手にある双眼鏡を引っ掴み持ち上げる。抵抗された所で気にも留めず、ジャックごと片手で持ち上げるくらいは造作も無い)
        -- ???????
      • なかなか正論をつく子だなぁ…うん、ある意味子守としては安心かな(苦笑しながら言った。)
        …あはは、まぁそれに関してはおいおい教えていくつもりだけど…小さいうちから駄目といって目を潰すのもね…。
        色々と苦労かけると思うけど…うん、そういうことだね…(遠慮なく奪うのを見て頷く。) -- ジャン
        あ、こら!なにをする!オレさまのだぞ!(ぴょんぴょんとジャンプして取り返そうとするももちろん届かない。)
        …くっ、ならばこうするまでだ!(マフラーが蠢くと何かの部品、それを色々と組み合わせ一瞬で即席の発明品を組み立てていく。)
        (そして瞬間お立ち台マシーンを完成させると)…ふっ、おそれいったか!(当初の目的も忘れたのか、相手を見下ろす高さからどや顔している。) -- ジャック
      • なにって坊チャンがおかしな物作ってやしないかチェックしろって今旦那サマに言われたとこだから、文句はあっちに言ってくれないかな(全く高さが違うのでジャックの行動はほぼ気にせず)
        それでえーっとこれは……双眼鏡っぽいけど。何このダイヤル(覗いてジャンを見る。ダイヤルを回す)…………あー(気の抜ける声)
        おい旦那サマ、こういうのってどう判断すればいいのか分からないんだけど(ジャンへ双眼鏡を投げて寄越し、覗いてこっちを見てみと手振りで示す)
        (尚ジャックはスルー中。双眼鏡を覗けば透視モード)
        -- ???????
      • むー…ちちさま!オレさまはそーいうのはいらぬとまえも言ったのに!(父親に不満を言うときは年相応の子供と同じようだ。)
        あー、かってに触るでない!あ、それはいじるととおくまでみえるのだ。すごいだろー(要塞にいても見えるための透視機能らしい。) -- ジャック
        でも、念願の家来一号が出来たんだからそこは諦めないとね?…ん?どうしたの?(受け取ってからそちらを見る。)
        (すぐ下ろす)…あー、うん…これは没収で(頬をかきながら、無害だが問題がありそうなので没収することにしたようだ。)
        まぁ、今後もよろしくお願いするね?住人とも仲良く…あ、でもデアリガズさんとかセイザンさんとかはやや大変かもだけど…。 -- ジャン
      • ああもう私は家来一号で確定なのか……どうしてこうなった……(ハイライトは既に消えてるので瞳が濁り始める)
        ……あ、没収なんだ。遠くまで見える発想自体は間違って無いのに残念だったね坊チャン(自分が見られた事に付いて気にした様子は無く)
        あーはい、そうですね。くそう適当に相手を殺すか何かしてさっさとお役御免系じゃないとかかつてないぞ……他にも居るっぽいし……(状況整理がまだ追い付いて無いので聞き流したが後々デアリガズに出逢ったら一目惚れはする)
        あーそうだ。私の名前だけど。……この声帯だと発音できないから……カヴァテスでいいや。コンゴトモヨロシク
        -- カヴァテス
      • もう、そこは慣れるしか…うん…(それ以上かける言葉が見つからずに目線をそらす。)
        あはは、まぁここの生活も悪くはないと思うよ…欲しいものがあれば無理がなければ手に入れる事も出来るし。
        へぇ、カヴァテス…うん、よろしくね(人懐っこいとも言える、魔王の夫とは思えぬ生来の優しげな笑顔で言った。) -- ジャン
        うむ、カヴァテスだな。よろしくたのむぞ!けらいいちごー!(えっへんと胸を貼りながら言う三男だった。) -- ジャック
  • (ふと指折り数え、息を吐き)そろそろ238年も終わろうかと言う時期だけれど……あの子達ももうじき26になる訳ね
    (テラス。闇色のドレスを纏い、夫からケーキを食べさせて貰い終えた後そんな事を呟いた)
    -- ラク
    • 本当に、時が流れるのは早いもんだよねぇ…もう238年だなんて…(しみじみと呟く。)
      僕とラクが出会ったのが98年だから…もう140年か…そう考えると凄いよね(頬をかきながら言った。)
      …え?あ、でもそうか…26歳にもなると、そろそろ彼氏とか連れてくるんだろうなぁ…。 -- ジャン
      • ……道理で、ちょっと前に結婚130年記念なんてあった訳だわ。……別に凄くも無いでしょう? 時は重ねられる一方なのだし
        それはどうかしら。それぞれ心当たりが無いでもない感じなようだけど……今までの娘達が参考にし辛いのも難点ね。それぞれ違うもの
        -- ラク
      • それはそうだけど、でもそうして時を重ねられると言うのが凄いことだと思うし…嬉しい事でもあるよ(笑顔で言った。)
        そうだねぇ…ランは本当恋多き感じで、最初の頃は随分とやきもきさせられたし…ジークも結構たらしっぽいところあったみたいだし。
        クノンもせっかくできたお相手がなくなって…でも新しい相手に巡り会えて、シャナも同性だけど幸せそうだし…。ラージャにいたってはしもべさんとだもんねぇ…それぞれ全く違うけど、それぞれ幸せそうでなにより…。
        親としてどんな形であれ、幸せであればそれがいいよね(皿を片付けてから、ラクの隣に腰掛ける。) -- ジャン
      • …………そう。あなたがそうなら、それでも良いけれど(微笑み返し)
        そうねえ、ランは誰に似たやらって感じで、ジークも誰に似たやらって感じで(逐次夫をガン見)
        クノンは結果良ければという所だし、シャナもまあ、そんな感じだわね。ラージャは随分遠回りをしたようだったけれど……
        それはそうなんだけど。ただ私は単にシラナとシーナの彼氏の状況とかについて、ランもクノンもシャナもそれぞれ違うから何とも言えないわってだけだったのよ?(隣の夫を見、顔を寄せればキスをし)
        -- ラク
      • …うん、本当に誰に似たのか……え、僕なの!?僕は女ったらしの面ないけど!?(視線に気付いて、慌てて否定する夫。)
        それにほら、生涯愛してるのはラクだけだしね…これだけは、いつでも言えるよ(まっすぐな目で微笑みながら言った。)
        …ラージャに関しては、完全に幸せと言えるのは当分先かなぁ…もちろん、今は今で幸せそうでもあるけど。
        …あ、うん。それはわかってはいたけどね…こう、振り返ってみると…んっ(こちらも合わせるように口付ける。) -- ジャン
      • んん……っ、ふ……(唇が重なればそのまま夫の頬に片手を添え、舌を繰り更に重ね、舐め、感じ合う)
        ……ふぅ。……あなたが経験豊富だから私もすっかり慣らされたと言うのに。あの子達がその点を継いでないとは言い難いものだわ(家庭環境等はスルー)
        ラージャはまだ長い目で見るべきだけど……あの子も結局しもべ以外に手を出してたし。私の事ばかり見ていても分かってしまうのかしら
        (間近、夫の頬に手を添えたままねちねち)
        -- ラク
      • …ん…ちゅ…(どちらともなく舌を出して絡ませ合いながら、自分の頬に添えたように、相手の頬に手を添える。)
        …それは、まぁ…確かに、僕が色々と知ってたからではあるんだけどね…(ただ知ってる知識であっても、使用していないものはいくつかあったりする。)
        …それに関しては、遺伝するものじゃないとは思うけど…ラージャはね…本当どうしてああなったのか、真面目な子だったのにねぇ…(苦笑しながら頬はかけない。)
        い、いやでも…なんというか…シラナとシーナはそういうことないしね? -- ジャン
      • そうでしょうよ。でなければ、こんなに子を産む事も無かったでしょうし、まだ産もうという気にもならなかった筈だわ。……もはや詮無い事ではあるけれど
        ええ、遺伝どうこうではなくあなたの日頃の行動とか……そういうのから何となく分かってしまうのではないかしら。地の繋がりというのもあるのだし、ラージャにしたって女の扱いというのを一度覚えたら他で試してみたくなったのでしょうし
        ……娘で奔放なのはランだけだもの。あの子達がどうなるかは分からないけれど……最初の相手が肝要なんでしょうね
        (頬にやった手をそのまま首へ滑らせ、もう片方の腕共々夫の首に巻き、豊かな乳房を強く押し付け、彼と身体も近付けて)
        -- ラク
      • …それはそうで、穏やかな日々を過ごせたけど…僕はまだもう少し、子供を作って育てていたいかな(穏やかな笑みをしながら言った。)
        そ、そういうものなのかなぁ…女性のお客さんにプレゼント渡されそうになったりはするけど、全部断ってるし…他の馴染みの友人も、昔の僕を知らないしなぁ…。
        …それはあるのかもしれないね、今まで禁欲的な生活ばっかりだったみたいだし…確かに、クノンもシャナも一途だしねぇ…あの子たちの最初の相手の人たちが、いい人であるといいな。
        ん…ラク…(愛する妻の名前を呼びながら、さらに自分から腰を抱き寄せてから今度は先ほどよりも長い口づけをする。) -- ジャン
      • まぁ、私だってあなたのベッドの上での扱いだけでどうこうだなんて言うつもりもないけど……仕方ないわね(笑み返し)
        だからこそではないかしら。子は親に似るのだし、ランとジークがああだなんて分かるまで知らなかったでしょう?
        というか無理していたのでしょうね、きっと。操を通そうとしていたのにあれも中々頑なだったし……。……そうであれば、親としては多少の不満も耐えられるものね?(クスっと笑い)
        ジャン……ふふ……(呼び返し、抱き寄せられるままに艶めかしく身体を擦り寄せ、夫の膝の上に座り、口付けに没頭する)
        -- ラク
      • 似てくれるのは、嬉しくもあるんだけどね…本来は…うん、全く。ランの時は最初の子だっただけに…馬鹿したなぁ…(今考えると親バカ過ぎたと反省しているようだ。)
        相手が相手だけに、ラージャも覚悟してただろうけど…まぁ、ね…とはいえ、シーナに関してはもう誰かは推察ついてるけど…(最近バイトしてる子、と言うのはわかってきたようだ。)
        …ん…ちゅ…は…(熱中するような口づけの中、いつものようにスリットに右手を入れ太腿を撫でながら、背中から回した左手でゆっくりと乳房を揉んでいく。)
        (ただ、服の上からでもありブラの上からでもあるので、揉むといっても加減しているようだ。) -- ジャン
      • あの時はねえ。……私が止しなさいって言っても聞かなくて、ランに思い切り怒られてたものねえ(思い出し、くすくすおかしそうに笑った)
        あらそう。シラナが先かと思っていたけど……(夫の言葉に意外そうな顔になり、だが後日夫婦とも差はあれ驚かされるが)
        んん……っ(キスの最中に身体に触れられ、弄られるのも慣れたもの。ただ行為そのものには、であり受ける感覚には相変わらず慣れから遠いが)
        (撫でる手にも揉む手にも身体が反応するのを止めず、されるがままに舌を絡め、抱く腕は離さず)
        ふぁ……。ふふ……(キスが一段落すると、見つめ合い、ドレスを解く。場所がどうとかは既に今更だ)
        (白い裸身に黒の下着のみを纏い、改めて夫と向かい合う様彼の膝に座り直し、露わになった胸の谷間に彼の顔を押し込む様な感じでゆるく抱き締める)
        -- ラク
      • だ、だって…大事な大事な娘が、あれこれ男とだなんて…まぁ、怒られて反省したけど(苦笑しながら頬をかいた。)
        うん、でも二人共可愛いからね…男子が少なくても相手に巡り会えるとは思ってたけど…シラナも、いずれは出来るかなぁ。
        (口づけを止めずに触り続け、その行為に反応するのが楽しく、そして嬉しくもあるのでいつもしてしまうらしい。)
        (いつものように名残惜しそうに唇を離し、見つめ合いながらドレスを解くラクを眺める。白い肌に映える黒い下着は自分好みだった。)
        (押し込まれるように近くに来た谷間に、白い肌の乳房の部分に口付ける。同時に指先で先端の辺りを下着の上から擦っていく。)
        (もう片方の手は、背中のラクの翼の付け根辺りからなぞるように腰まで指を動かす。) -- ジャン
      • んん……本当、130年以上繰り返して尚飽きないなんて……生きる物としては、そう誤りでも、無いのでしょうけど……(刺激に所々声を上擦らせ)
        ああでも、何万回……とうに何十万かしら。何にせよ、あなたにこうされる事に、抵抗も無く、むしろ望んでいる辺り……男女と言うのは……度し難いわね……
        (夫の頭を抱いていた腕を解き、自分からブラジャーのホックを外せば戒めを解かれた乳房が豊かに揺れ)
        -- ラク
      • …こういう事だけでなく…ラクと一緒にいて未だかつて飽きるといった類の事は感じたことがないですしね(笑顔で言った。)
        (それにジャンとしては子供を作る以外にも、ラクに喜んでもらえる手段としてもとても大切なものでもあるようだ。)
        な、何十万かなぁ…(そう言われるとちょっと恥ずかしげに頬をかく。) …ん、まぁ…男女と言うものは、そういうものでもあると思うしね(頬に口付ける。)
        (そして露になった乳房を下から支えるように揉んで、先端も指で擦り上げるようにしていたが、何か言いたそうにしている。)
        (すぐに意を決して口を開いて)…ラク、今日は胸でして貰う…とか、駄目かなぁ?(未だに時折めげずにお願いしているジャン。) -- ジャン
      • ……あなたに見初められたのは、幸運と言って良いんでしょうね。ただ、未だにそうやって敬語が混じるのはどうかと思うけれど(軽く苦笑し)
        それくらいの自覚は、あなたの方にこそ……ありそうだけど……? ……ふふ(キスされやすく頬を少し夫の方へ向けてキスを受け)
        んっ、ぁ……ふ…………?(夫の手管に酔いかけるも、その表情は流石に気になる)
        ……ああ、何を言うかと思えば。駄目よ、先に言っておくとかしてくれないと……それに、もう私の身体があなたを欲しがってしまっているのだし
        (そう言って妖艶に微笑むと、揉まれる乳房を夫の手に更に押し付けるように身を寄せ、濃厚なキスを始めつつ彼の服を脱がしにかかる)
        -- ラク
      • …僕としては、ラクと出会えた事が何よりの幸運だけどね…あぁ、こればっかりはなかなかね(苦笑しながら頬をかく。)
        (胸に触れる手は慣れきった様子ではあるが、かと言って揉む事自体に飽きると言う事はなく、むしろいつまでも揉んでいたいと思う位らしい。)
        だ、駄目?…うぅ、そっかぁ…ん、それなら…(そう言われると、それはそれで嬉しいので肩を落としかけるが気を取り直す。)
        (胸を揉む手はそのままに、ラクによって服を脱がされ、モノも露出した状態になるといつものように元気のようだ。)
        それじゃあ…今日は、ラクが上になる?(最初はジャンが上位の姿勢が多いが、たまにそうなるので聞いてみる。) -- ジャン
      • (慣れた手つき、という程ではないが脱がしていく。途中何度か乳房への刺激に手を止め、声を漏らし、脱がす手を再び動かしていく)
        ふう……ん、は……。……そうね、あなたにお預けは効きそうに無いし、少し狭いけど……(頷き、夫の両足を挟むように膝立ちになると、しっとり汗ばんだ乳房で彼の顔を塞ぐ様に身を預け、濃密な媚香を漂わせ)
        でもその前に……脱がせて貰えるかしら?(はいたままのショーツは、夫による乳房への執拗な愛撫によって触れたら分かる程湿っていた)
        -- ラク
      • (まだまだ不慣れ、という感じの手つきがまた愛おしいのか、もどかしさも嬉しそうに脱がされる。)
        そ、そんな事は…あまりないはずだけど…ん…(ぽふんと当たる乳房に顔をそらすことなく、唇で甘噛みするように絹のような肌をついばむ。)
        もちろん…あむっ(そして紐の下着を脱がしながら先端を口に銜え、舌の先で乳首を舐め回しつつ、秘所に指を当てるよゆっくりと入れていく。)
        (相手の具合を探るような、そして今から始めることを体に伝えるような、そんないつもの行動のあとゆっくりを指を引き抜いて、硬くなったモノが上を向いたままラクを待つ。) -- ジャン
      • はぅ……っ(乳房への啄み、咥え、舌遣いのそれぞれに声を漏らし、艶めかしく身をよじらせ)
        んっ……ふ、ひぁ……(そして夫の指が身の内に至る箇所をまさぐり始めれば、声はより甘さを増して水音と共に指を締める)
        (絶え間無い指の動きに媚態を晒し始めつつ、指を引き抜かれれば軽く身を仰け反らせ)…………(少し間を置いた後腕を伸ばし、ゆっくり腰を下ろし始める)
        はぁ……(下を見る事無く、夫と見つめ合いながら彼を身の内に埋没させていく)……今日も元気だ事(しっかり腰を重ね、頬を朱に染めた顔でそんな事を言い、動く前に唇を重ね合う)
        -- ラク
      • (ジャンのこの手の手練手管はかなりのものだったが、妻の事はもう知り尽くしているのかのように絶頂しきらない程度に高ぶらせていく。)
        (そして妻が準備も万端になったところで、最近は自分からだけでなく、妻に入れてもらうのを好ましく思っているようだ。)
        (ジャンもまたラクと視線をそらさずに、入っていく快感を味わいながら)…そろそろ、子供も出来る時期でもあるしね…ん…ちゅ…。
        (奥底で自分のモノの先とラクの奥が重なり、唇をまた重ね合わせて、手の指もお互いの指に絡ませていく。)
        (そして唇だけでなく舌も絡ませていくと同時に、腰も下から揺さぶるように突き上げ、動きを開始する。) -- ジャン
      • この所そればっかりじゃないの……ふ、んん……(夫の言葉に微かに苦笑し、互いに溶け合う様に絡み合い)
        (やがて夫が腰を揺さぶり始めれば、応じる様に此方からも腰を揺らめかす。動きが緩やかな内はキスを続行する余裕も有ったが、湧き上がる欲求に腰の動きは早まり、キスも覚束なくなってくる)
        ぷぁっ、は……あ、ん……(夫と絡めていた手を解き、彼の首に両手を回すと、より深く彼を感じられるよう腕を伸ばし角度を付ける。腰を支えられれば動きは一層エスカレートし、乳房は揺れ、淫らな声が抽挿の度に溢れる)
        -- ラク
      • …やっぱり子供が出来るのは、楽しみでもあるからね…ん…(苦笑に笑顔で返すが、中の締め付けで言葉も詰まる。)
        (最初は互いに手を握りしめているだけに安定したいため緩やかに、これから長い夜のための準備運動のように動く。)
        (ただそれも短い間、高まっていく中で首に手を回され、こちらも胸ほどではないが肉質的なお尻に手を回すと揉むようにしながら掴む。)
        ん、くっ…ラク…今日はいつもより熱くて…キツい…(溶けそうなほどの熱に苦しげな顔をしながら、しかし腰はさらに激しさを増して限界まで耐える。) -- ジャン
      • ふぁっ、んんっ、う、あなただって……こんな、凄……(欲求に衝き動かされるままに腰を揺さぶり、夫のそれと息の合った動きは否応無く快楽を強め気を昂らせていき)
        (途中伸ばしていた腕を曲げて夫に抱き付き、角度を変えて尚も求め合う。間近で荒く甘い息遣いを零し、声を上げ)
        あ、っく、ジャン、もう、私……っ(その時が近づいたか、夫の耳元で絶え絶えに言うと、一層動きを強め、やがて再び彼の名を呼ぶと強く抱き締め、また身の内からも締め上げる)
        -- ラク
      • (何度も体を重ね合ってきただけに、どうすればお互い気持ちよくなれるか、そして相手と一緒に果てる事ができるかは知り尽くしているようだ。)
        (ぎゅっと抱きつくようなラクを強く抱きしめ、密着しあった状態で下から力強く突き上げて相手に応える。)
        …ん、く…わかってる…僕も……ラク、一緒に…(言わなくても合わせることは容易だが、それでもあえて口に出してそれを求める。)
        (そして最後の瞬間、相手の中で強く絞られるように締め付けられるのと同時に一気に奥へと精液を解き放っていく。)
        …ふ…ぁ…ラク…(そして射精している最中も、愛する妻の名前を呼ぶと深い口付けをする。) -- ジャン
      • んぁ……ん、ジャン、ゅ……(絶頂と、身の内に波濤の様に押し寄せる射精の感覚に身震いし顔を蕩けさせ、夫から求められれば口付けを返し)
        (諸々落ち着いてもまだ暫しキスを続けた後、顔を離し夫の目を見)……ジャン(彼を身の内に呑んだまま、より多くを求める様に名を呼ぶ)
        -- ラク
      • (射精が落ち着いたあとも口付けは続き、お互い落ち着きを少し取り戻してからお互いの唇を離す。)
        …ん…ラク…(悪魔の囁きというべき甘い妻の言葉に、抵抗などすることなく求められるがまま応じる。)
        (そしてその日も、そのまま4回ほど終えてから)…ラク、抜くよ…(ゆっくりとラクの中からモノを引き抜いていく。)
        (普段も4〜5回前後なので、この日が特別少ないと言う訳ではないが、まだ1回くらい出来そうな気配はある。) -- ジャン
      • (四度の射精を受け、即ちそれ以上の回数の絶頂に荒く息を吐き)……え? あ……っ(夫の言葉に意外そうな声を出し、引き抜かれる動きだけでも身震いし)
        (しかし長椅子に寝かされたまま夫を見つめる瞳は更なる回数を求めているのは明白で、何故なのかと不思議そうですらある)
        ……場所を変えるつもり?(今更ではあるが、そんな事を口にしていた)
        -- ラク
      • …場所は…まぁ、このままでも…お風呂でもいいんだけど…(苦笑しながら頬をかいている。)
        (本当はとある試みがあったのだが、自分を見つめる妻の瞳を見るとその試みは言い出せなくなったようだ。)
        …それじゃあ、お風呂でももうちょっと…しようか?(風呂場なら、人魚だったこともあってさらに回数がこなせるようだ。) -- ジャン
      • ……?(夫の様子に改めて、今度は素直に不思議そうな目を向け)……ええ、やっぱり狭いとなにかと不便だもの
        (頷いて、それから少し考えるように少し視線を泳がせると、夫に向けて両腕を軽く開く)
        運んでいってくれるかしら。誰かさんのせいで歩くのに少し苦労しそうだから
        -- ラク
      • …その不便なのも、たまには良くもあったりはするけど…基本的には動きにくいしねぇ…。
        …?…あぁ、うん。いいよ(一瞬首を傾げるが、すぐに笑顔になって嬉しそうに頷く。)
        んしょ…それじゃ、いこっか(お姫様だっこしたラクに口付けしてから風呂場へと歩いていった。) -- ジャン
  • …シラナ…心配かけて、ごめんね…でももう、大丈夫だよ(母親の治療の後、真っ先に会いに来たのは姉のシラナ。)
    (両目を怪我したシーナを見たシラナの反応はこちらが心配するものであり、自分もシラナがやられた時はとても心配なものだった。)
    (なので、まずは身近にいて大切なシラナに、安心させてあげたかったようだ。) -- シーナ
    • ………………へぅ(一段落付いたとの報せを聞き、こうして妹の姿を見、笑顔で迎えようと思っていたのだが、いざとなると言葉に詰まり、意図せず泣き顔に近い物になり)
      (取り敢えず抱き上げて抱き締めて頬を寄せ頬擦りをし改めて抱き締めた)
      -- シラナ
      • …もう、仕方ないね…シラナは…でも、心配かけたのは確かだもんね…(予想通り、泣き顔になったシラナに微笑む。)
        …んっ…ごめんね、心配かけて…(大切なものを扱うように抱きしめられながら、もう一度謝る。)
        …痛いし、辛かったけど…それ以上に、みんなに心配かけるのが嫌だから…私は、今回の冒険でやめちゃうかも。
        (もう一度だけ冒険に出てはみるが、今度やられたら怪我の如何に関わらず引退する気のようだ。) -- シーナ
      • うー……いいの、謝らなくて。シーナ悪くないし。心配はしたけど、するのが当たり前だし(それこそ母が子を抱くような慈しみで)
        ……ん、じゃあ私もそうする(妹のやめる発言に対しあっさりと同意を示す姉である)
        (そうして三度抱き締めて)
        -- シラナ
      • …うん、そうだよね…私の時も、同じくらい心配だったんだからね?(本人がのほほんとしてただけに、言い出せなかったようだ。)
        …シラナも、今回でやめちゃうの?…そっか…(勿体無くも思うが、なんとなく嬉しさも感じるようだ。)
        …ん…でも、もし二人共やめちゃったら…どうしようか?(ずっと要塞にいてもいいが、何もせずに過ごす気はないらしい。)
        (ただし、何をするかといえば先に兄や姉がいる上に自分たち向きの仕事は特にない気もする。) -- シーナ
      • ……ん(頷く。番が回ってきてしまった事でよく理解できたのだろう)
        うん。シーナが続けないなら私も別に……いいかなって(気が済んだか、強がりか、ともあれ妹をそっと下ろす)
        ……? どうしよう……ああ(妹の問いに少し分からない顔をしたものの、間を置いて思い至る)
        私は父様の菜園を任されたりとか……んー……後は、今はまだそんな気はないけど、もしかしたらシャナ姉様みたいな風にフィーちゃんとなる……かも……?
        -- シラナ
      • …ふふっ、でも簡単に終わる訳にはいかないから…今回はお互い、頑張らないとだね?
        …本当、悩むね…どうしようかな…あ、何か思いついたの?(一緒に考えていたが、シラナの声に気づく。)
        …そっか…シラナらしくていいかも…あまり菜園増やしすぎると、格好がつかなくなっちゃうから広げるのは難しいかもだけど…。
        私は、大図書館の管理がいいかも…もっと色んな本増やしたりとか……え、フィールちゃんと?(さすがにそれは思いがけないのか、目を丸くする。)
        …そ、そうなんだ…あぅ…フィールちゃんも好きだけど…(女の子同士、と言うのは戸惑いがあるらしい。) -- シーナ
      • 私は……今の所三度目の正直モードだし……シーナこそ、最初の方は危ないんだから気を付けないと
        んー……まぁ、ほら。沼沢地は何ヘクタールあるかも分かんないくらい広いし、要塞の傍じゃなくてどこかてきとーな所を数アール耕作しちゃうのも手じゃないかなーって
        図書館? ……んー。でもあそこ埃っぽくない? 折角喘息良くなってきてるのに……
        うん。フィーちゃん(目を丸くする妹に苦笑を向ける)んー、なんかね。いつからか知らないけど、前々からこう、ラブ的な感じで好きだったみたいで……告白もされてて。びっくりだよねえ
        だから将来的にひょっとしたらひょっとする……かも……的な。程度には。何事も無いかもだけど
        -- シラナ
      • …うぅ、もうそろそろ…希望した通りの依頼が来る頃だと思うから…そうなれば、多少は安心かも。
        要塞の中に作っちゃうのもありかも…でも、いろんな可能性があるし…自家製で食べるのも、美味しいもんね。
        それは…魔法で、空気を浄化していけば…大丈夫…体力もついてきた…ところだったのにね(また少し喘息が出たりしてる。)
        …そうだったんだ…私も好きの方かなって思ってたけど…あぅ…これは二人の問題だから…私はなんとも言えないけど。
        …シラナの今後の事だから…よく考えて、でもシラナのしたいように…ね?(こういう時は妹というより姉のようにも見える。) -- シーナ
      • 最初の内はなーんか来ないもんねぇ。……今くらいの歳でもダメかー
        あー。出来るかな。……母様に日照機みたいなアーティファクト……自分で作りなさいって言われそうだな……んまぁ、うん、ともかく場所は広げたいなー
        それはそうかもだけど。換気も大事とは言え……。……んもー(ぽふ、と妹の頭に手を乗せ、そっと撫で)
        ん、まぁでも……取り敢えず無理っぽいって感じの返事はもうしてあるから。フィーちゃん諦めて無い感じだけどもねえ(軽く苦笑し)
        ……ありがと、分かってるって。それに私もシーナみたいに出来れば彼氏欲しいなあって思ってるし?(苦笑は笑みに)
        -- シラナ
      • …でも、直に何とかなるとなると思う…だから、大丈夫だよ(安心させるように微笑む。)
        …頑張って作らないとだね?…うん、その辺りも冒険しながら考えてもいいのかも…。
        …ん、お互い…今回こそ頑張らないとだね…(撫でられて首を揺らしながら言った。)
        …フィールちゃんも頑張り屋さんだもんね…ん、私もそうだけど…でも、そういう相手まだいないかも…。
        …ラン姉さまやクノン姉さまみたいな出会い、あるといいのにね…。 -- シーナ
      • …………んもー(微笑む妹に相好を崩すと、嫌がらせか照れ隠しか、少し屈むと彼女の前髪を撫で上げ青い瞳を露わにさせる)
        ん、まあ……何とか……そうなったら怪我をしないように?(改めて妹を抱き寄せ、胸の谷間の上側へその顔を押し込む様な格好)……引退前にすこーしはちゃんと考えておいた方がいいかー
        私の場合は最初の時も前の時もどうしようも無いに等しいだったし、シーナも同じようなものだしだから……頑張りより酷い依頼に当たらないと良いねって感じの方が……
        シャナ姉様も幸せだろうから、選択肢の一つとして誤りでは無いんだろうしねぇ。……私も心当たりないからなー
        う……ん?(同意しかけるも首を傾げ)……でもラン姉様は百戦錬磨の末だし、クノン姉様は一度酷い失恋してるしだから……こう、セギン義姉様的な感じの……それはそれでジーク兄様が意思表示するまでは気が気じゃなかったらしいけども
        -- シラナ
      • あ…もう…何するの?(シラナが相手なので、苦情を言うが目を逸しはしない。失明した後だが目は綺麗なままだ。)
        …むきゅ…むー…(多少息苦しそうに、しかしシーナの気持ちは分かるためにもがいたりはせずに大人しくしていた。)
        …こればっかりは、依頼の内容次第と言うのもあるもんね…でも、それだけだと何だか悲しいし…自力で頑張れる事は、頑張った方がいいと思うの。
        …うぅ、それは…でも、ほら皆最終的には幸せになってるし…そうなったらいいねって事だよ(指摘もごもっともなので苦笑する。)
        ラージャ兄さまは、参考にならないもんね…(要塞の住人に異性はいないため、と言う事のようだ。) -- シーナ
      • いーの。お姉ちゃん心配させた罰なの(ぎゅーと抱き締め続け)
        ……勿論割り振られた依頼をちゃんと片付けていけるようにするのも大事だけど……(姉としてはでもどうしようもないのはどうしようもないしーといった風)
        ……うーん、そうだけど。……むつかしいとこだなあ
        ……母様に男性系の何か召喚して貰う、って言うのも違うしねえ(苦笑をし)
        -- シラナ
      • ぅー…私はシラナにそんな罰、してないのに…(でも抱きしめる力の強さに、気持ちが感じ取れるので、こちらからも抱きしめていた。)
        …方針も、安全なようにしてたのにね…(自信があった方針だっただけに、やられたのは予想外かつショックだったようだ。)
        あぅ…そのために、わざわざ呼び出してもらうのって…何だか、微妙だと思う…(ほかの目的で、しかも自分たちが生まれる前ならまだよかったかもしれない。)
        で、でもほら…まだ焦る必要もないと思うから…(そう言い続けて、結局二〇過ぎても変わらぬ自分を思い出して、隠れてない目が曇った。) -- シーナ
      • えっ。説教くれたのはどこの誰でしたっけね……?(ちょっと強さが増した)
        どうしたってダメな時はダメだーって要塞の皆も言ってたけど、実際なっちゃうとねぇ、すっごい理不尽だよねえ……(溜息を零す)
        だよね。見合い? っぽい感じはあるけど、断った場合相手に悪いしなー
        ん、それはうん。もう十年間くらい様子を見たって……あ、だーいじょうぶだってーほら。まだまだいけるいける(妹の様子から大体察し、励まし、その日は一緒に過ごしたという)
        -- シラナ
  • (とある日近いうちに要塞に友達が遊びにくるかも知れない、という事で前もってデルレイッチやリッパー、黒瘴や墨目などにも説明していた。)
    …というわけで、お友達を連れてくるかもしれないけど…変なこととか、危ないこととかしちゃ駄目だよ?
    黒瘴や墨目は…そんなことしないと思うけど…(デルやリッパーはそういう意味ではちょっと信頼されてないようだ。)
    フィールちゃんとかは、シラナのお友達でもあるし…ね、シラナ(隣にいる姉に話しかける。) -- シーナ
    • ……んぐ…………(勿論既に立ち寝に入っていた) -- シラナ
      • 姫(シラナの様子にようやく気付いたシーナが姉を咎めるであろう寸前に言を挟む)
        差し出がましい事を申し上げる事になりますが、こう、その手の注意事項でありましたらそれこそ一の姫の頃より聞かされ続けた事でありまして……
        それで、聞き飽きたとか言われるまでも無いとか言っても無駄とか色々あるのですよ
        でまあ、何が申したいかと言いますと(右手を軽く上げ、小さく印を刻むとシラナが呼び出し話を聞いていた筈の面々が墨目以外崩れ落ち、それら何かと思えば要塞の保守修繕を担う機械仕掛けの小人達だ)
        こういった次第でして(肩を竦める墨目。小人達は蜘蛛の子を散らすように本来の持ち場へと移動していく)
        -- 墨目
      • …?(案の定すぎるほど、予想通り寝てる姉の頬を引っ張ってやろうと影を伸ばしかけたときに、墨目に呼び止められる。)
        …うぅ、だって…心配だし、勝手に来ちゃう可能性もあるかもだから…(あまり要塞に友達を呼んだことがないだけに、余計に心配になったようだ。)
        …?…あ…うぅ、皆酷い…(まさか墨目以外全員だとは思わず、ちょっと涙目になる。)
        …でも、墨目だけでも来てくれて…有難うね?(それだけに、ちゃんと来てくれた墨目に感謝の気持ちが芽生える。)
        …お返しは何がいいかな…チーズケーキいっぱいが、いい?(何が喜ぶだろうと首を傾げる、ついでに影が伸びて姉の頬を引っ張る。) -- シーナ
      • 流石に、左様な不調法者は居りませんよ。何せ後が怖い……あぁいや、居りましたな、そういえば(誰とは言わず)
        かく言う私も来たくは無かったのが正直な所でして……あ、ほら、姫、都合と言うか、先程申し上げました通りの事情もありますれば
        ……いえ、お礼を戴く様な事では御座いませんし(押し付けられたと言うのが正しい)
        そんな滅相も無い、本来は来て当然の所を来ただけの事、それだけで過分な礼を頂いては信賞必罰にもとると言うもの。……姫のそのお気持ちだけで充分ですよ(微笑む。途中、その影が姉を弄っている事に気付き苦笑に変わる)
        -- 墨目
      • ……うぃ。…………うぅ……(涙目で頬を擦りつつ眠たげだがうらみがましい感じの目を妹に向ける姉)
        …………あれ?(それからようやく墨目だけになっているのに気が付いたようだ)
        -- シラナ
      • …うん、デルとかは喜んで戦おうとしそうだし…私がいて、友達が戦いたがったら……デル手加減してくれるかなぁ…。
        ……墨目も、嫌だったの?(ちょっと目が潤むほどに涙目になる、シラナが気づいていたら危険だったかもしれない。)
        …うん、そうだよね。都合があるもんね、だから一応都合がついた人はって…言ったつもりだったけど…。
        …そっか…うん、それじゃあ分かった…でも、何かあれば言ってね?私で出来ることなら、してあげるから…(ちゃんと恩は忘れない主義のようだ。)
        …もう、シラナも寝てるから…でも、みんなちゃんとわかってくれてるみたいだよ。これで要塞に呼んでも大丈夫…かも(疑問形に近い感じで言った。) -- シーナ
      • まぁ……遊んでいる内ならば加減もそれなりに出来ていましょうが、一瞬後に気が変わっている事もあり得ますし……
        あ、や、そのですね(そして慌ててフォローを入れたのだった)
        ……何と申しますか……その辺りは後々個別に質してみると言うのも一興では……?
        では……分かりました、覚えておくとしましょう(そう言い、胸に手を当てて頷いた)
        -- 墨目
      • 寝てないし……寝てないし……。……あ、そなの? そうだねー、それなら来て貰っても平気……だね(大体似た感じで言った姉である) -- シラナ
      • あとは…アーティファクトとかに興味がある子もいて…あ、飛空艇のことも含めて母様に相談しないと…。
        …今は母様はどこかな?父様と一緒なのかな?(とりあえず墨目に聞いてみる。)
        それぞれに…今から聞いて回る、感じ?…時間かかっちゃうけど、シラナはどう思う?
        あと、行くとしたら誰が最初がいいのかな…黒瘴は、まず合わないと思うから…悪戯しそうなリッパーか、一番心配なデルかな? -- シーナ
      • 飛空挺ですか。……はて……確か随分前に六階に飛翔艦用のドックが造られたような話があったような気はしますが……あれは結局本体は造らないまま頓挫したのだったかな……(首を傾げ)
        今の時間帯ならば恐らくは七階に居りましょう。具体的な場所は知り及ぶ所ではありませんが……
        ええ。時には自ら足を運び諸々を回るのも示しというものですからね
        -- 墨目
      • ふーむー……やっちゃう? 広いとこういう時不便だねぇ……
        んー、デルからでいーんじゃないかな。墨目が言ってた事も気になるし
        -- シラナ
      • …そうだったの…あ、でもそういうのあった…ような…でも、飛空艇そのものはなかったから…今度の旅行のためにも、あるといいかもって…。
        …でも、最後でいいかも…お夕飯の時間になったら、普通に会えると思うし…。
        …うん、それじゃあ行こ?…墨目も、ご苦労さま…またね?(お礼を言いつつ、手を振って別れる。)
        …デル…言っても聞かないんだろうけど…来ないのは、説教してもいいと思うの…シラナが(説教するのは得意ではないようだ。)
        (そして二人は昇降機に乗ると、6階へと降り立った。) -- シーナ
      • 御旅行に、ですか。……まぁ……そういう用途なら……ええ、わざわざ馬車を手配する手間も省けましょうし
        左様で。……いえ、労う程の事でもありませんので……(一礼し、双子が去るまで頭を上げず)
        -- 墨目
      • ん、行こうかー……あ、うん、ご苦労さまー(行きかけた所で、妹に釣られるように墨目を労った)
        言ったら言ったせいでーとかって事になりそうだしねぇ。……確かに……あれっ? ……私?(意外そうな顔で自分を指差し)
        んーむむむ……(妹と並び、六階通路を進む。棲者が棲者なので他の階よりも通路の幅は広く、天井はより遠い)
        -- シラナ
      • …うん、馬車で行くのも好きだけど…飛空艇があればもっと早くつけて、遊べるから…(海に関しては限界まで遊びたいシーナだった。)
        あぅ…そう言われると確かに、デルならそう言ってきそう…でも、それならもう手遅れな気がするの(既に呼び出そうとした後である。)
        …うん、シラナが…お姉ちゃんだもん…頑張って(普段はそれほど強調しないが、こうした時は姉を前に出したりする。)
        …でも、デルどこにいるんだろう…お部屋かな?(影で冒険の時のように気配などを探りながら部屋まで行ってみる。) -- シーナ
      • ……えっ。んー、……墨目も言わなくても分かってるーみたいな感じだったし、こう、敢えて触れない感じ……?
        確かに可愛い妹のお姉ちゃんだけどもー……んぅ、可愛い妹の呼び出しに応じなかった時点でやはり叱らねばならないかー(納得した)
        居室にいるって限んないもんねえ。皆そうだけど。……どれどれー?(部屋の前、やはり他の階より大きな扉)…………開いてるない
        (ノブが回らず、首を傾げる。ちなみにデルレイッチが留守中に鍵をかけるという文化を施行し始めたのは40年くらい前から)
        んんーっ、どうする? 探すか呼び出しちゃうかー……って、来なかったから来たんだっけ(ぽんと手を打つ)
        -- シラナ
      • あ、でも…あんまり怒ったりしないでね?デルの気持ちも、分かる気もするから…(そこは慌てて言い直す。)
        うん、お外にお出かけしたりもするし…テトラとかは、はっきりしてるのに…テトラはそもそも言う必要もないけど…。
        …仕方ないから、ドック見てみる?まだお船はないけど…そういえば、見たことなかったし(それを見てから次に移ろうと思ったようだ。) -- シーナ
      • えっ……シーナは難しい事言うー。怒るならちゃんと一貫しておかないと、ブレたら舐められるってそもそものデルが。……でもなんだろう、どっとにしてもあんまり良い結果にならない気がしてきたな……
        誰がいつどこに居るのかーって言うのは全然だもんねぇ。……両極端だこれ
        ……んー。…………でも何処にあったっけ? ……地図出せばいっか(言い、宙を突くように人差し指を動かせば、そこに映像のパネルが生まれ、並ぶ項目から地図を選択し、パネルは三次元立体地図となる)
        あー。……そういえばあの辺りとかは行った事なかったっけ(両手の間隔を広げたり縮めたり回したりして立体地図を伸縮自在に操り、現在位置からドックまでの道程を見て数度頷いた)
        -- シラナ
      • …うぅ、それはそうだけど…(そういうところは父親譲りなのか、次女同様に直すべきだと言われてそうだ。)
        うん、そうなんだよね…今日みたいな呼びかけじゃなければ、リッパーとかはすぐに出てきてくれそうだけど…。
        …あ、そっか…うん、あまり散歩した事ないかも?デルに用事なら必要ないもんね…(コクリと頷く。)
        デルなら、訓練ならむしろ向こうから来てくれるし…そういえば、最近はデルとしてるの?(シーナは相性的にあまりデルとはしないようだ。) -- シーナ
      • んもー(そんな妹の頭を軽く揺するようにして撫でる)
        ちゃんと仕事ーって事なら来るだろうからねぇ。今日の内はちょっと無理かもだけど……
        なんだかんだでひっろいもんねー、全部。何階に何がどうなってるのかとかそういえばまるで分かんないし
        確かにそれなら向こうから来る……ん? うん(とはいえ双方の性格上あまり効率の良いやり方が出来ているとは言えない)
        ま、ともかく行こっか。えーとこっちのー、それでー(立体地図を頼りに歩いて行く)
        -- シラナ
      • …あぅ…ゆ、揺らしちゃ駄目だよ…(でも他人の前なら手で隠すが、シラナの前なので髪の隙間から目が見えても気にしない。)
        うん、ちゃんとした急用とかなら…来てくれると思うけど、しもべも手が離せない事もあるもんね…(理由は詳しくは知らない。)
        そうだよね…地下とかも、あまり入れてくれないし…(落とし子をモフるくらいしか用がないのもあるようだ。)
        …私は黒瘴と一番してるかも…話も合うもん…リッパーの能力も、勉強になるけど…(シーナは主にその二人が多いらしい。)
        普段からこうしてれば…皆も、シラナの事見習いそうなのに…(頼りになる姉の後ろをついていきながら思った。) -- シーナ
      • そだねぇ。……まー、しもべ来ない時は大体ラージャ兄様も来ないから、ぶつぶつ言いながらリッパーが来るんだけど(若干苦笑気味)
        地下は地下で広いらしいし、昇降機から行ける所とは別系統のもあるって聞くし……(とはいえ興味が無いのはこちらも同じ)
        その二人かー……うん、シーナっぽい。ぽいと言うか的確ってゆーかー……? 疫病王の所に良く行くけど、ドレッドノートがねー、うるさくてねー
        ……んぇ? 何か言った?(肩越しに妹を振り返り、それから改めて歩み出す)
        (曲がったり登ったり降りたり。六階とはいえ他階同様内部構造は多層になので、六階の中で更に上下でゆうに十階くらいはある)
        (やがて多層に跨って吹きぬけになっている大きなホールに出ると、向かう先には大きな扉)
        あそこだーついたー。結構歩いたねぇ(無論妹は歩いてないが)
        -- シラナ
      • ラージャ兄さまもしもべも、要塞のお仕事してるもんね…仕方がないよね(事実は知らないので、本当にそう思っている。)
        昔は気になって探索してみたいと思った事はあったけど…今はお外の方が色々とあるもんね…。
        …ふふっ、やっぱり相性とかあるもんね…シャナ姉さまはそういう意味ではすごいと思う(デアリガズと相性良かった事は聞いたらしい。)
        …んーん、なんでもないよ…(クスクスと両手を口にあてて楽しげに笑っていた。)
        (そしてシラナの背中に腰掛けるようについて行く、シラナ相手だと気兼ねなくこうして影に乗って歩かない。)
        …ん、ありがとシラナ…それで、ここなんだ…この扉、開くのかな…(こういう扉は影の力を持ってしても相性が悪い。) -- シーナ
      • この先の筈ー(表示していた立体地図を、両手を合わせる事で消し去りつつ)
        えーっと大体確かこーゆーのって扉の傍にー…………あったあった(扉からすればとてもこじんまりとしたコンソールが壁に)
        それで……こうで大体は……(ディスプレイ面に掌を当てると、軽く魔力を込め)
        ……あれッ。なんも言わない。おかしいな……大抵これでなんとかなる筈なんだけど……母様に聞いてみないと駄目かなぁ
        -- シラナ
      • …どう、シラナ…動きそう?(コンソールを見つけて、開けようとしているシラナの後ろから見守る。)
        …そっか…うぅ、残念だけど母様かしもべがいるときに開けてもらった方がいいのかも。
        地下みたいに、入っちゃ駄目なスペースとかもあるかもだし…それじゃあ、違うところ行こっか?(今度は違う住人に会いに、踵を返す。)
        (その後もお姫様二人の珍道中は続くのだけど、それはまた別の機会に…。) -- シーナ
  • …シーナもシラナも、ようやく安定した状態になったみたいだねぇ…(一緒に組んだお祝いなどをしたあと、ラクと二人になってから言った。)
    シラナがいきなりやられたときは、本当今後どうなるかと思ったけど…シラナは本気を出せば、強いからなぁ…本気というか、眠らなければだけど。
    お店の方も、知り合いの子がまたバイトに出てきてくれたのもあって…二人の時間、増えたのもありがたいしね。
    (事実、ケーキ作りだけで済む上に双子への教える時間も減ったため、ラクとの時間が増えているようだ。) -- ジャン
    • そのようね。シラナの方は些かやる気にムラがあるようだけど……(夫の隣、溜息を吐きがてら)
      あれは心配もしたけれど、納得もしてしまったし仕方ないわね。駆け出しが相手にして良い対象でもなかったし
      店の表は下の娘達とバイトの子達、厨房は上の娘。……こうまでなると、子を作り育んで来た甲斐の一つもあろうかという所かしら
      (くすくすと微笑むと、軽く夫に寄りかかる)
      -- ラク
      • あればっかりは、不運としか言い様がないからね…それに、不運な事故さえなければいけるのも証明出来たわけだし。
        この調子で二人共いけたらいいんだけどね、よく組めるって喜んでるし…双子だけあって、連携も完璧みたいだしね。
        お店に関しても、まだまだ頼り切る訳にはいかないし…厨房も、できれば僕が頑張れる範囲では頑張りたいけど…子供たちに囲まれては、嬉しいね。
        (嬉しそうに言いながら、すっかり自然な動作で妻の肩を抱き、頭を寄せ合う。) -- ジャン
      • ラージャと似たようなものね。……とはいえ、その証明を出すにはまだまだ早過ぎるとは思うけれど
        それが出来れば一番なんでしょうけど……結局の所、現役を続ける間中心配する事に代わりは無いのだし
        あらそう? ……別に、年中私の為だけに腕を振るうとかしても良いのよ?(冗談交じりに、楽しげに)
        -- ラク
      • うん、そうだね。ジークもシャナも色々とやきもきさせられたし…今回はそんなことがないよう祈ってはいるけどね。
        悩ましいけど、そういう事だねぇ…本当ついこないだまであんなに小さかったように思えていたのに…こればっかりは慣れないなぁ。
        んー…いずれはそうなるかも、だけど…でも、仕事でいろいろとしてるからこそ知り得る事や知り合える縁もあるしね?(冗談に笑って言った。)
        ラクには、もっと美味しいって言ってほしいから…努力は怠らないよ、ラクのためにも…(愛の言葉のような事を囁きながら頬に口付ける。) -- ジャン
      • ……まあ、私はあなたで鍛えられているからそうそう取り乱す事も無いのだけれど(流し目)それに、祈った所で多分もう叶えてもらえないわよ? 前ならともかく、今のあなたじゃ
        また。いつもそういうような事言うわよね……とはいえ、同じような事を考えなくもないけれど。ただシーナは……あの子ちゃんと育つのかしら。どうもシラナの方に偏ってしまっているような気がして
        ふふ、それは結構な事だわ(頬に口付けを受け、そっと口付けを夫の頬に返し)
        -- ラク
      • …ま、まぁ…それに関しては…(言い訳できずに流し目から逃れるように視線をそらす。)
        あぁ、そっか…最近妖精もあまり好かれなくなったしなぁ…魔力と技術で聞いてもらってたり、命令みたいな感じで実行は出来るけど。
        シーナは…今までの感じから言ってもまだ絶望するには早いけど…うん、妙にあのままなんじゃないかって気もするよね。双子の影響かなぁ…。
        今のところ、隣接したオープンキッチンもラクに好評だしねぇ…(寝室ではないが、二人の部屋に増設したもののようだ。) -- ジャン
      • (じー)……あら、妖精に? ああ、そういう。元々ギブアンドテイクが普通なんだから、別に問題も無いでしょう
        今までが当て嵌まりそうにないのは、やっぱりそうなんだからでしょうね。これで二人とも同じようなものなら別に良いんでしょうけど
        作り立てと言うのはやはり良い物なのだし。今まではほぼ作り立てとはいえ、店からここまで持って来なければならなかったもの
        まあそれに、片付けの手間も省けてるし、私が倒れるとか関係無しにもっと早くやっておくべきだったわね
        -- ラク
      • で、でも…情けないまま諦めるような僕よりは良かった…んじゃないかなぁ…(苦笑しながら頬をかいた。)
        それはそうなんだけどね、昔好かれていたのにってのが…シャナもそうだったな…(五女と同じように目が曇る父親。)
        個性があっていいことだとは思うんだけどね…本人としてはなかなか難しい問題ではあるだろうけど。
        あはは、本当にね。ただ一度習慣となるとなかなか改めるという発想すら浮かばないものだからねぇ…。
        あとは…あのキッチンでラクがバレンタインチョコ作るのを見てみたいって事くらいかな…。 -- ジャン
      • 結果では無くその為に費やした時間という経過を問題にしているの。終わり良ければ、だなんて(頬を掻く手を捕まえて尚凝視)
        ……まあ……すっかりここに寄りつかなくなったものねえ、あの子(曇る夫の手を離し、彼の頬を軽く撫で)
        そうだけど、上の二人に憧れてる風もあるじゃない。シラナみたいに私を追い越さんばかりなのはともかく、ランやクノンなら手頃だし
        待つ楽しみ、と言うのがあったのも否定しない所だし。……今の方が良いのは間違いないけれど
        ああ、それは諦めて(即答、微笑み)
        -- ラク
      • …ん…ごめんね、あの当時の僕は意固地になってた所があるから…ちゃんと、反省してるよ(今度はごまかさずに目も合わせる。)
        あの場合はどうしようもなかったけど、もっとその後に誤解を解くよう努力すべきだったかなって思うよ…子育ては難しいね(妻に頬を撫でられながら苦笑する。)
        特にクノンに憧れてるみたいだからねぇ…手頃、と言うには普通からすれば目標高い気もするけど…まぁ、20歳まではどうなるか分からないしね(雑談しながら、ともにベットに腰掛ける。)
        …僕も持っていく時ラクのもとに行くのが楽しかったなぁ…もちろん、今も楽しいけど(出来上がる直前でこちらを見るラクが好きなようだ。)
        ぐぅっ…見せてくれてもいい気がするのになぁ…もちろん来年のも楽しみにしてるけど(ラクの微笑みに、倒れこむようにコテンとラクの膝の上に頭を乗せて、妻を見上げる。) -- ジャン
      • …………ふふ。まあ、何十年も前の事とはいえ、ね(夫と見つめ合い、その頬にそっとキスをし)
        何か言って拗れるよりも、とそっとしておいたら意固地になられてしまったのには参ったものね。とはいえ、これを次に活かすのもそれはそれであの子からしたら思う所あるんでしょうし(苦笑を返しつつ)
        そう?(基準は自分)私の娘なのだから、と言ってしまえばシラナくらいの子が多くても良い気はするけど……(やや間を置いて隣り合う)
        ……ダメよ、諦めなさい。そうそう、楽しみにするだけで良いの(微笑みながら、目測で膝の上の夫の頭を撫でる。見下ろす此方からも見上げる彼からも豊かな乳房が邪魔で顔は見えないだろう)
        -- ラク
      • だって、少しでもラクにふさわしくなりたかったからね…冒険結果だけでふさわしくなるって訳じゃなかったのに(苦笑しながら言った。)
        …それは…もう仕方ないかなぁって…でも、サリナちゃんとシラナシーナが仲良くしてくれればあるいは仲直りの糸口が見つかるかもだし。
        …ラクに比べたらね?親子だからって同じように育つ事はそんなには…シャナも結構育ったとは聞くけど、ね(小さい時の記憶しかない父親。)
        はぁ、いずれは見たいのにな…しかし、膝枕は好きだけどこの視界はやっぱり残念かな…ラクの顔も見たいのに(圧迫感すらある目の前の乳房に苦笑する。)
        …ところで、娘(シーナ)に妹はいつできるの?と聞かれた時どう答えればいいんだろうね?(箱入り過ぎてどう作るか知らない娘に実際聞かれたようだ。) -- ジャン
      • 姿勢そのものは当時から評価していたのだけれど。……まあ、勇んで空回りするのもあなたという個性の一つなのだし?(楽しげに)
        我が子と妹をダシに使われたと思われなければ、ね。……あの子等が仲良くなってもそれはそれこれはこれで通しそうだけど
        それはそうだけど……ああ、シャナは確かに私に結構近い感じあったわね。翼もあるし見た目だけでいけばあの子が一番かしら(何度か会っている母親)
        ダメよ。……なに? ……ああ。それは仕方ないわ、どちらかで満足して貰わないと。それに、これのサイズで言えば二つも育てたあなたの言う事では無いわね(言いながら、夫の頭を撫でていた手を自分の反対側の腕に触れるようにし、乳房を軽く押し上げる)
        妹が? ……まあ、そうね。早くて後……どれくらいかしら。双子は初めてだったし……次を孕まない事は無いと思うけど
        …………五年くらい待つよう言っておけば良いんじゃないかしら?
        -- ラク
      • …個性なんだ?…あまりよろしい個性じゃないなぁ…確かに時々してるなぁと思うけど(思い返せばいくつか思い当たる。)
        何でも解釈の仕方次第で変わるもんね…あぁ、それが一番ありそうかな…はぁ、数年に一度でいいから家族全員で集まりたいのにね。
        あぁ、やっぱりそうなんだ?クノンやラージャから教えて貰ってはいたけど…まぁ、幸せみたいだしそれでいいかな。父親としては…。
        …育つとは当時は全然思ってなかったけど、別に後悔もしてないからね…ラクはラクだから…よっと(強調するような仕草を間近で見せられて、体を起こす。)
        5年かぁ…まぁ、そのくらいだろうね。双子は今回色々と不測の事態も起きたくらいだし…次の子は男の子がいいかなとは思ってはいるけどね?
        あと、この姿勢なら…僕としては一番満足出来るかな(ラクを自分の膝の上に、横に座る形で乗せる。実際既に満足げな顔だ。) -- ジャン
      • よろしかろうとなかろうと、あなたって割と最初からそういう所あるんだもの。……思い当たる節もあるようだし?
        全員で集まる、と言うのもどんどん難しくなっていっているわね。これから独立する子は増えるでしょうし……
        ええ、ただこう言うとあなたは残念に思うでしょうけど、あの赤い髪も流石に堂に入ったものね。もっとも、こっちで冒険者やって無い方の子の髪はあなた似、というかシャナ本来の髪の色似だけど
        私も考えもしていなかったから、贈られた下着のサイズが合わなくなった時は驚いたわね。……後悔どころか大喜びでしょう?
        二人産んだから、と言うので後20年くらいかかるかも知れないけど。……あら、娘の意を汲んであげないの?
        ん……ふふ。好きよねえこれ(微笑みつつ夫にしな垂れかかると、間近な彼の頬に手を伸ばすと、軽く手を当て、やんわり方向を調整させてこちらからも顔を寄せキスをする)
        -- ラク
      • 出会いからして、そういう所があったから…でも、出会いに関してはして良かったと断言出来るけどね。
        それはどうしてもね…誰かの結婚の時でも、家族が集まるとかそういうのはこの街はないし…。
        …はぁ、残念だよもちろん。でもシャナのしたい事だしね?…それは嬉しいけど、本人は微妙に思ってないか心配だなぁ(苦笑しながら頬をかく。)
        …大喜びという訳じゃ…もちろん嬉しくもあったけど、僕の影響でラクが成長したという意味でも。
        そうなると随分間隔が空いちゃうねぇ……多分、そう本気でもなかったみたいに思えるし。本気で言われたら自分なりに応えてあげたいけどね。
        好きだよ、ラクを全身で感じられるし…ん…ちゅっ(こちらからも合わせ、重なり合うような口づけをする。)
        (手は腰に添えたまま、どちらかと言うと愛を確かめ合うように唇だけを啄み合うような、そんなキスをしばし続ける。) -- ジャン
      • 出会いのあれが無かったら、お互いこうはなってなかったのは間違いないものねぇ……
        まあ、ラージャはともかく他は仕方ないわよ。……ランの所とかそもそもあの子から縁切ったようなものだし
        その心配は的中してはいたようだけど。ただ相手の産んだ子だからそちらの家系からの遺伝と思う事にしたらしいわね
        否定できないでしょうに。……ああ、そういう考え方もあるか……妊娠したってだけでも驚きだったのに
        でもあり得る話でしょう? ……まあ今の所あの子が一番下だし、次を望むと言うのは末っ子の自然な感想のようだけど
        (微笑み、口付けを続け)……子供の前で出来るのはこの辺りまでね(不意に顔を離した後、改めて、今度は舌を用い濃厚なキスを)
        -- ラク
      • 今だともうラクのいない人生なんて想像もつかないよ…有難うね、ラク(心からの感謝の言葉を言った。)
        クノンの結婚式くらいはしても良かった気はするね…レイ君もうちとはかなり馴染み深い子になったし…。
        や、やっぱり?…そういう考えかー…はぁ、それでもいいからこの街にいる間に会いに来てほしいなぁ…(ため息をついて呟くジャンだった。)
        妊娠については、可能性があると聞いた時から出来ればいいなと思ってたよ…だから、出来た時は本当嬉しかった(懐かしみながら笑顔で言った。)
        …まぁ、それでもいいかな…シーナには申し訳ないけど…(以前ほど子供が欲しいという事はなく、自然と成り行きで生まれるのならと思うようになってきている。)
        ここからは…見せられないね(楽しそうに笑ったあと、口づけをすると今度は互いの口の中で、互いの舌を絡ませ合う。)
        (昔は舌を入れる事も無理だったが、今は自然にラクの口の中で絡み合わせ、手は胸へと動くと服の上から型崩れしない程度に持ち上げては軽く揉んでいく。) -- ジャン
      • ……そこでありがとうと言うのも違う気がしないでもないけれど……まあ、どういたしまして
        ああ。そういえばやって無かったわね……と言うか、ランだけかしら。ちゃんと式挙げたの。ジークは確か向こうでやったらしいけど……
        (こればっかりは、と思うものの口には出さず、溜息を吐く夫の頭を軽く撫でた)
        とはいえ、その後私に会うまでが手間だったわねえ。可能性にしたってゼロじゃない程度のものだったし……
        どうしたって末っ子と言うのは出来るものなのだから、仕方の無い事でもあるものねえ(くすくすと微笑み)
        ふふ……(互いに慣れ親しんだ舌遣い、とはいえ飽く事も無く、絡め味わい吸って舐め)
        (夫の手が胸を揉み始めれば、キスの途中ながら少し顔を離し)……今日も? いえ、否という訳ではないけれど
        -- ラク
      • うん、まぁ元よりここの風習みたいなもので親族を呼ぶ結婚式は稀なんだけど…ラージャもしそうにないしなぁ…。
        まぁ、ラクは出にくいというのもあるし。なくても幸せになればそれで十分ではあるけどね。
        あはは、確かに…色々とあっての今だもんね。でも、ゼロじゃないならやってみる価値はあるし…あったよ。
        次の末の子にも、言われるんだろうなって…クノンもラージャにも言われた覚えがあるしね(ちょっと困った顔で同じく笑う。)
        ん…ちゅ…ラクが嫌じゃないなら、出来たら…あむっ(そう言うと、今度は首筋を唇で食むように咥え、舌の先で舐める。)
        (手は脱ぎやすいよう胸から下ろし、スリットから手を入れて太ももを撫でて邪魔しないようにしている。) -- ジャン
      • 当人同士がそれで良いなら、余りとやかくも言えないものねえ
        ……素敵な結果論だこと(呆れ調子ながら、しかし好意的な微笑みを浮かべ)
        あらあら、その調子だとこれからもずっと子供が増えていく事になってしまうのかしら……
        んっ、もう……こういう形で魔族化の影響が顕著に出るとは思わなかったわ……(両腕を夫の背に回し、ゆるく抱き締めつつドレスを解く。彼の腕の中、彼の選んだ下着のみの肢体を晒す)
        -- ラク
      • シラナとシーナはどうなるんだろうねぇ…まだそういうお相手すらいなさそうだけど(別に注視はしていないが、そう感じてるようだ。)
        子供に関しては…僕にもちょっと分からないけど、この営みは多分辞めない気もするし…(快楽だけでなく愛を確かめ合う手段としても続けていくつもりのようだ。)
        …魔族化のおかげで、という面はあるにはあるから…元よりその傾向はあったにせよ、ね(下着姿になったラクの首筋から鎖骨までに口づけを続ける。)
        ん…でも、赤いブラもラクに似合うね…(赤いシルクのレースの下着姿の妻を見て、嬉しそうに言った。)
        (贈り物を身につけてくれることも、贈るジャンからすればやはり嬉しいことらしい。) -- ジャン
      • まずお互いから離れきらない事には、そういう相手は見えないんじゃないかしら……? まぁジークの所の子達みたいに同じ相手の所へ、っていうのが無いとも言わないけど……あっちは見た目もそっくりだったし
        ……止めないの? ああでも、そうね。この百何年を思えば同衾して何事も無い方が不自然か……
        前はたまにだったけど、今はむしろそうでない方がたまにって感じだもの……ね?(キスを続ける夫の口運び舌遣いにくすぐったくも色っぽい息を吐き)
        基本、私に似合わないものはあなた買って来ないでしょうに。……理解し難いものもあるとはいえ(言い、夫の頭に口づけを)
        -- ラク
      • …そうかもしれないねぇ、あと異性に関心を持つほど成熟もしてないみたいだし……それは、流石にどうかなぁ…(ちょっと微妙そうな顔で苦笑する。)
        (男親としてはやはり娘が嫁に行くのは嬉しくもあるが、寂しい気持ちもあるので苦笑気味になるらしい。)
        …そ、そこまでかなぁ…まぁ、睡眠時間を削っても問題なくなって…機会は増えたかもしれないけど…。
        それはそうだよ、ラクに喜んで欲しいんだから……それに関しては、まぁ…(心当たりがいくつもあるので視線はそれる。)
        (そして後ろに手を回すとブラを外し、露になった乳房に直接口づけをしながら、両手でやんわりと絶妙な力加減で揉んでいく。) -- ジャン
      • 他方から関心を持たれない程では無いでしょうけど、まあ、当人の意識が向かないのでは遠いでしょうね(夫の様子にくすくす笑いつつ)
        あら、する側としては余り意識してないのかしら? それとも……こうして私を抱く事が自然になり過ぎているのかしらね?
        ええ、例外はともかく……ん、ふ……勝手知ったるとはこの事ね……(ブラを外されがてら、横抱きから夫と向かい合って彼の上に座る体勢に変え、そうして正面から吸われ、揉みしだかれ、徐々に乱れ始める)
        -- ラク
      • そうだねぇ…それに、シーナに関してはまだ幼いしね。シラナに関しては…色んな意味で心配だけど(妻に笑われ、苦笑しながら頬をかいた。)
        変化に関してはもちろん理解はしてるけど、それでも連日は控えるようにはしてたつもりだったから…。
        でも僕としては、毎晩…この時間を大切に思っているよ?こうしようとも、せずに語らって寝るだけでも…。
        最初は僕なりに緊張もしてたけどね?(ラクと始めてした時も手馴れてはいたが、それでも内心では童貞のように緊張していたらしい。)
        (今はラクの感じる所は把握しきっており、乱れていく妻の姿を見つめながら、自分のズボンを脱ぐとモノを露にする。) -- ジャン
      • つもりで言われても……ね。……っ、ああもう、そんな事……分かっているわよ……
        …………(軽いジト目を。そうは思えなかったからゆえだろう、最初から複数だったのだから)
        (そうして乳房だけでなく腰や尻、腿と様々な部位に夫の手指は這い、撫で擦り、揉み、同時の彼の口は言葉を紡ぎつつも的確に弱い所を舐め、吸ってくる)
        (そうなると自然呼吸は乱れ、しっとりと汗ばみ、だがそれらが媚薬の様に夫に左様して更に彼の技巧がこちらを快楽に堕としていく)
        ふぅ……はぁ……(一旦夫の攻勢が止み、それまで尻を揉まれていた事もあってか膝立ちで彼の頭に抱き付くような姿勢で大きく息を吐く。その間に彼がもぞもぞと動き、その物音からズボンを脱いだのを察するものの、こちらから姿勢を変える事は無く)
        -- ラク
      • …それなら良かった(分かっていると言われ、嬉しそうに言いながら肩口に強く口付ける。)
        だ、だって心の底から愛してる人と初めての夜だったんだから…でも、無理させちゃったのは事実だけど(無言のジト目に弁解しながら頬をかいた。)
        (そうした会話をしたりしながら、ラクへの愛撫は止める事なく、いつものように誘うように続けていく。)
        (そして取り出し終えた状態で、あとは入れるだけのように見えるが、いつものように指をゆっくりと入れて中をなぞるのも忘れない。)
        (攻める方法や時間は変えても、繋がり合う前にこうするのだけは大抵欠かさずにしている行為を、ラクが達しすぎない程度までしてから指を引き抜く。)
        それじゃあ、しようか…(最後に唇に口付けてから、先端をラクの入口へとあてがう。) -- ジャン
      • ぅあっ……?!(夫から注がれる快楽に酔い痴れる内に裸にされており、布越しではなく直に指を這わせられれば大きく身を震わせる)
        (触れられる部分では全身中で恐らく最も敏感なそこを、絶妙且つ執拗に弄られれば、嬌声は抑えられず愛液はしとどに溢れ)
        ん……っ(口付け。返事はせず、あてがわれたそれを迎える様に腰を下げ始め、やがて完全に自分の内へ呑み込んで彼の上へ座る)
        ……あ、待って、まだ……。…………いえ、いいわ、動いても……(幾度目かすら思い出せないと言うのに、未だにこの体たらくである事に疑問の一つもぶつけてやりたくなったのだが、事夫と一つに繋がっていてはまともな思考に多大な労力を要する為、諦める。ついでに怪しまれる前に夫の口をキスで塞ぎつつ、自分から腰を蠢かし始めた)
        -- ラク
      • (身を隠すものをなくした姿のラクはとても綺麗で、いつ見ても美しさに魅了されるように一瞬眺める。)
        (そしてそんなラクが、自分の愛撫で感じてくれている姿に、男として夫として喜びに満ち溢れるようだ。)
        (なので、ラクの何か言いたげな顔を一瞬したのに気づくのが遅れ)…?…なにk…(疑問に感じて聞こうとする前に口を塞がれる。)
        ん…ちゅ…(その勢いに負けるように自分がベットに押し倒されるように横になり、ラクが上から覆いかぶさるようになる。)
        (そうなりながらも、腰は互いに動きを合わせ、ゆっくりながらお互いを高め合わせるように動く。) -- ジャン
      • んゅ……(勢いで結果押し倒す事になるも、取り敢えず誤魔化せた感じなのは確認し、互いの呼吸を絡めるようにキスを続ける)
        (また同時に腰も緩やかにくねらせ、夫へ早期の射精を促すよりは快楽をより長く味わう方向で調整。大抵いつもそうだが)
        あ……っふ、んぁ……ッ(腰の一挙動につき甘い吐息が漏れ、キスが一段落すると夫の胸板に両手を当て、上体を押し上げついでに彼に対し乳房を誇示する格好になる)
        (淫らな水音を響かせ、時折夫の名を呼びつつ、彼の上で内から響く快楽に普段から想像もつかない程蕩けた表情を見せる)
        -- ラク
      • ちゅ…ん、くっ…(目配せすらする必要もなく、お互いが阿吽の呼吸で腰を調節し、緩やかに腰を動かし息を合わせる。)
        (腰の辺りがじんやりと焼け付くような、少し焦れったくも長く味わっていたくなるような甘い快感が走る。)
        …ふ、ぁ…ラク…んっ…(見上げるとその強調するような格好に、自然とラクの中でモノがさらに大きくなる。)
        (こうして尻に敷かれるように押し倒されるのも、自分とラクの関係上自然なように思え、それでもラクの表情は普段とはかけ離れたもの。)
        (その表情をもっと見たい、ラクの色んな表情を引き出したい、そう思いながら時折呼吸をあえて乱すように腰の動きを変えたりする。) -- ジャン
      • ジャン……んふ……っ(自己の内でより存在感を増大させる夫に、その理由が明らかな為少々あきれつつ、だがその程度はすぐに波濤の様に押し寄せる快楽と現状の甘い痺れにすぐ押し流されてしまう)
        (その後もより良い悦楽の為に腰を揺すっていたものの、夫から明らかに意図的にリズムを崩され始めた為に、不意の強い迸るような快感に媚態を強め、あられも無い声を上げ、だが何度かそうされる内にし返しか彼の胸板に軽く爪を立て、より大きく腰を使い始める)
        (一度射精させてしまおうと言う腹積もりだろうが、当然自分の側への快楽も強まる為、必然的に自分もまた限界が近付く)
        -- ラク
      • …っ…ラク…くっ…(意図的にリズムを崩し、ラクの表情を引き出す代償のように爪を立てられ、多少胸板から血も流れる。)
        (しかしそれを止めるようなことはせず、痛みもある中それには一切構わずに、より強い動きを求めて腰を動かす。)
        ラク…もう、少しで…(己の限界も近づき、そしてラクの限界もまた近い事を知り、最後にともに果てるように合わせていく。)
        (最後の瞬間強く突き上げると、一滴まで逃さずに捧げるように、密着したまま精液をラクの中へと解き放つ。)
        んっ、くっ…(射精の快感とラクの締め付けに、一人ではまず成し得ない量を出し続ける。) -- ジャン
      • ぁふ、わた……っく、ジャン……いいわ……(夫の上で淫靡な姿を晒し、そしてもはやそれに構う余裕も無く、共に迎えるその瞬間の為にいよいよ動きは一致する。やがて彼の最後の強い一突きの瞬間、こちらからも腰を押し付け、身を仰け反らせる)
        はぁ……ふぁ……んんっ、まだ出てる……(内で精を吐き続けられる感覚に小さく身震いし、それがようやく終わる頃には夫に倒れ込むように覆い被さり、荒い息を吐く)
        -- ラク
      • …ふぁ…んっ(出し終わって、余韻の吐息を漏らしているとラクが覆いかぶさってきたので優しく抱きとめる。)
        …ラク…(そして達した余韻の最中であろう妻を呼び、そのままの体勢で口付けて、熱いキスを交わす。)
        (もちろんそのあとも、文字通り夜通し二人の声が途切れることはなかったようだ。) -- ジャン
  • ……シラナ、何か私に…何かいう事…あるんじゃないかな…(本をぎゅっと抱きしめながら、シラナの方に顔をじっと向けている。)
    (シーナはめったに怒ってないが、起こったときはとても静かに怒る。そして口をきゅっと固く結ぶのが特徴的だった。)
    (それは4月の出来事、花火なのは知っていたがシラナの冒険結果を知り、ずっとシラナの部屋で待っていた次の日の事である。) -- シーナ
    • お…………え、あ、えーと。……け、決して油断した訳では……
      (こういう時は流石にいつも通りという訳にもいかない姉であった)
      -- シラナ
      • ……いう事は、それだけなの?(責めるでもなく、ただそう聞き返す。)
        (シーナの影が陽炎のように揺らめいている、精神的に不安的なときにこうなりやすいようだ。) -- シーナ
      • え、だ、だってさあ……。……私は悪くないし……ゴブリンキングだったって言ったら皆同情的な視線になったし……
        (身長差が逆にでもなったような感じにしどろもどろ)
        -- シラナ
      • ……シラナ、そこに座って…(言い訳には耳を貸さず、珍しく命令口調で自分の前の床に座るように言った。)
        (そのあとに続く説教は、シラナがいかに周りの人に心配かけたのか、それについて反省しているのかを静かな怒気をはらんだ口調で叱り続ける。)
        (もちろん途中で眠ろうとしれば、影を床に打ち付けて大きな音で目を覚ましてから、また説教が続く。)
        (シラナが足が痺れて足の感覚がなるまで続いたあと、ようやく結んだ口も影の揺らぎも元に戻ってお帰りというのだった。) -- シーナ
      • な、なん……あ、はい、分かりました(あっこれ言う事聞いた方が良いな、とちょっと素直に体育座る。正座にさせられた)
        (ああ言えばこう言う的な反論を時折混ぜるも怖いので押し負け続けた)
        (挙句眠かったがそれをさせない感じだったのでもうね、もう)
        (でも自分が悪い訳でもないのにごめんなさいは変な気がしたので絶対言わなかったという)
        -- シラナ
  • (カレンダーの○された日まであと3日と迫ったある日。)
    …いよいよ、私たちの冒険の日が近づいてるね…アクア・アビスの2階に家具とかも運んだし…。
    この日のために、色々と訓練も積んできたもんね…デアリガズとかの訓練は、辛かったけど…(思い出して目が若干曇る。)
    でも、そこまでしたんだから…きっと、クノン姉さまみたいに…一発で英雄になれるよね(色々と次女の姉に憧れているようだ。)
    (実力や立ち居振る舞い、それになによりスタイル的にもクノンのようになりたいらしい。) -- シーナ
    • ん。とうとうだねー……(妹の言葉に決意を新たにするように頷く)
      ……でも、母様も父様も言っていたけど、デアリガズくらいの方がタメにはなる……らしい、し。……本当に危ないらしいし
      そうなれたらいいなって私も思うけど……クノン姉様とラン姉様以外は皆、何て言うか……洗礼? を受けてるし。ゆだんはしないほうがいいんじゃないかな(この姉が言うと違和感が酷い事ではあるが)
      -- シラナ
      • …それはもちろん分かってるけど…でも、もう少し優しくしてくれてもいいのに…(口を少しだけ尖らせる。)
        (影に思わず逃げ込んで、退路の影全てをを炎で完全に絶たれた上で影の上で待たれた時の事は若干トラウマらしい。)
        …うん、ラージャ兄さまも…英雄になりかけたけど、その前が出落ちちゃったって言ってたもんな…。
        でも、私は…シラナと一緒に、英雄のお祝いしたいから…頑張ろうね?(双子の姉に比べて小さな手で、姉の手をぎゅっと握る。)  -- シーナ
      • まあ……デアリガズだし……(鍛練という名の一方的暴力の前に気絶したら平然と死体蹴りされていたらしく、部屋でしもべの看護中に全身からの鈍痛で目を覚ました事を思い出し、軽く身震い)
        ……んー。私もそうできたらなーとは思うけど。……頑張るけど。…………うん、頑張ろう(妹に手を握られ、握り返し)
        でもシーナ大丈夫かな。結局まだ私みたいになってないし……(背とか諸々の話。純粋に小さいままの妹が心配な姉)
        -- シラナ
      • …そうだよね、デアリガズだもんね…(諦めの境地で、姉と共に頷いた。)
        …えへへ、大丈夫…私たちは母様の子だもの、きっとうまく行く…(微笑みながら言った。)
        …もちろん、父さまのこでもあるし…兄さまたちの妹でもあるけど…(それに関してはちょっと視線がそれた。)
        …むー…私は大丈夫、魔法があるから…(筋力も体力もないが、影を自在に動かして見せる。) -- シーナ
      • うん、母様の子だけど……うん……うん……(妹の微笑みに消極的に同意した後、視線が泳ぐ妹に力無く頷く)
        そうだけど……魔法に頼り切りなのは良くないって父様も母様も言ってた事だし。……大丈夫かな
        ……もしいじめられたりとかしたらちゃんと私に言うんだよ? 後でそいつ茨棘塗れにしておくから(ふんす、と少々鼻息も荒く力強い)
        -- シラナ
      • …でも、諦めたらそこで終了だって…父様も言ってた(それはある意味父親が証明できたことでもあるため、説得力があったらしい。)
        …それは、そうだと言われてるけど…(特に打たれよわさに関しては、親もしもべも心配の種のようだ。)
        いじめられたりは、しないと思う…みんな、基本優しいもん…セイザンみたいな、人もいるけど…。
        (要塞で言えばセイザンは逃げるしかなくて、なかなか困った相手という認識。)
        ふふ…もしシラナが危険だったら…私が、逃がしてあげるから…(逃がす、という事に関しては得意分野だった。) -- シーナ
      • それは……そうだけど。……う〜ん(尊敬する父の言葉とはいえ、敬愛する母から一度だけそんな父を酷く心配していた話を聞いていた為、少々素直に受け取り難いものがあった)
        もしもとか万一とかまさかとか、そうゆうのは何時まで経っても無くならないってラン姉様も言ってたし。……ふあんー(自分は棚上げ)
        ……そうかな。……だと良いんだけど、ほら、まあ、念の為? ね?(軽く胸を張って頼れるお姉ちゃんアピール)
        ……うん、その時はおねがいしまふ(妹の影を絡めた移動に関して疑う余地などどこにも無く)
        -- シラナ
      • …?…(母親のその話は、シーナは知らなかったのか首を傾げるのだった。)
        …うん、どんなに完璧のように見えても…絶対という言葉はないもんね…。
        でも、少しでも頑張って…大丈夫なようにしていけば…きっと、大丈夫だよ…(引っ込み思案で人見知りだが、基本は前向きらしい。)
        …うん、お互いのピンチは…なんとなく分かるし、頼りにしてるし…頼りにしてね(虫の知らせめいた感じで、離れてても分かったりするようだ。)
        …後は…お店も、頑張らないとだけど…(冒険当初になっても、二人でようやく一人前な程度の二人だった。) -- シーナ
      • …………私は、そんなシーナが大好きです(不安ばかりの自分に対し、前向きな妹へ笑みを見せるなりやさーしく抱き締める)
        んへへー、うん、おっけーだよー、頼りにして良いし、頼るから(間近、片手でそっと妹の前髪を上げ、その綺麗な瞳をじっと見詰め)
        それは、うん。……それはうん。がんばろう。がんばる(視線が泳ぎかけるもなんとか留め、数回頷く)
        (そうして改めてぎゅっと抱き締め)…………んぅ(そのまま寝てしまう)
        -- シラナ
      • むぎゅっ…もう、突然すぎるよ…(抱きしめられ、少しだけ息苦しそうに、でも口ほどには嫌がってなどはいないようだ。)
        …うぅ…あまり見ないでって言ってるのに…(頬が少し赤くなる、照れているらしい。しかしこれも姉だからこそこの程度なのだ。)
        (もし初対面の相手がこれをしようものなら、真っ赤になって固まった後影を乱舞しながら影の中へと逃げるだろう。)
        …あ、また寝ちゃった…本当、仕方ない姉さん…(逃げ出すこともなく、抱きしめられたまま影から本を取り出して読む。)
        (こういう日々が、冒険始めればもうそんなに多くはないだろう。そんな風に思うシーナだった。)  -- シーナ
  • …そういえば、シラナ…みんな冒険にもう出てるって、知ってる?(店番の練習の日々を過ごし、今日も練習が終わってお着替え中。)
    (シーナが脱ぐと見えるスポーツブラ、ブラをつける必要など全く持ってないのだけど、そこは女の子。つけたいらしい。)
    …私たちも、15歳になったら…一緒に、冒険に出るけど…毎回、一緒の冒険だったらいいのに…。
    (思わず溜息が出るが、それは望んでも無理なことはわかりきっている。もちろんたまに組むくらいならあるかもしれないとは思っていても。)
    …それに、シラナは…心配だし…(自分の事はさておき、シラナの睡眠癖が心配な妹。) -- シーナ
    • なに? ……あー。なんかそんなような話は結構聞くねえ(妹の話に応えつつこちらも脱いでいく)
      (さっさと脱いでいってパンツ一枚になった姿は、どこが十代前半なのかと問いたくなるほど既に女性として成熟しつつ、歳相応の瑞々しさも併せ持つ不思議な艶めかしさがあった)
      うん? うん、でもそういうのって結構無理みたいだしねえ。なったりならなかったりとかはよくわかんないみたいだし……
      (妹の溜息を不思議そうに見つつ、着替えに手を伸ばす)
      んー………………(そうして、ブラウスに袖を通した後寝た。眠りながらボタンを留めている為掛け違いも甚だしい)
      -- シラナ
      • ……ずるい…(髪に隠れて分かりにくいだろうが、視線はジト目になりつつシラナの見事な肢体に注がれている。)
        …私も、いつかああなる…といいな…(そして自分のお子様体型を見て、溜息をまた溜息をついた。)
        …せっかくだから、一緒にしてくれても…いいのにね…(子供だけに我侭に、しかしそれが通らない通りも分かっている。)
        ……もう、本当に大丈夫なのかな…(自分もまた喘息などの不安要素があるが、今は姉の心配をする。)
        …そういえば、シラナは…なんの職業で登録するの?(シーナは事前の適正で占い師という事だった。) -- シーナ
      • (ジト目に晒されるも気にした様子は何ら無く、魔力で補正してある為ノーブラで曝け出している乳房がどうやらまた若干膨らんだのか、確認するかのように軽く両手で持ち上げて溜息を零したりも)
        (ただその後立ち寝に移行し、ブラウスをボタン掛け違い放題に着てからはただ寝ていた。ふらつきもしないのはバランス感覚が優れているのか。ともかく寝ているので応えよう筈も無く)
        -- シラナ
      • …(せっかく掛けたあとのボタンを背伸びしながら全部外した状態で、影を使っていつものように頬を引っ張る。)
        …そういえば、シラナは…なんの職業で登録するの?(少しだけ言葉にトゲがあるが、もう一度同じことを聞く。)
        (毎回姉の運動神経には感心はするものの、やってることがやってることだけに褒めてあげたりはしないようだ。) -- シーナ
      • (姉のブラウスのボタンを外す際、意図して触れなかったにせよ胸元の深みのある柔らかさというものは否応なく伝わったろう)
        はう……あう……(目を覚ました後半泣きで両頬を摩りつつ妹にジト目を向けるが多分通じてない)
        ……んぇ? ああ、えー……っと、農婦? 都会にいないらしいから書類上田舎者になるみたいだけど
        (応えつつ今度は正確にボタンを掛け始め)…………なんで怒ってるの(妹の様子を不思議がる)
        -- シラナ
      • (母に似たような感触、もちろんしもべにもある感触だが自分にはあまりないもの…特にわざと触ったりしないが、差は感じてしまうようだ。)
        (ジト目で恨めしそうに見てるのはなんとなく気づいているが、こちらは悪くないので誤ったりはしないのだ。)
        …農婦、なんだ…こればっかりは、お揃いにならないね…(何でもお揃いがいい、という訳ではないが違うとなんだか寂しくもあるらしい。)
        …だって、シラナはいっつも話中に寝ちゃうから…私の話、つまらないのかなって…(もちろん違うのはわかるが、そう思ってしまいそうになるのも事実だった。) -- シーナ
      • 私はうん、魔法ヘタだし? ラージャ兄様みたいに身体動かす方が得意だから……? かな? お揃いだとほら、仲間燃やしちゃいそうだし
        ……えっ、でも私割と満遍無く寝ちゃうから、特にシーナがっていうのは……(妹の言葉に困惑気味になりつつ、スカートを履き)
        (妹を見ながらちょっと考えた後、おもむろに膝を折って抱き付いた)えっへへー、しーなだいすきー
        -- シラナ
      • …私も一度、燃やされそうになったもんね…(火力も高い分、いろいろと大変だったらしい。)
        …ラージャ兄さまとか、墨目とかに…習ってるの?(クノンは母親やランやクノンやしもべなどから習っているようだ。)
        …それは、分かってるけど…(子供らしくいじけた様子で、体をそっぽ向けたままだった。)
        (しかし大好きと言われて抱きしめられると)…うぅ、シラナはズルい…(そんな風にされては敵わなかった。)
        …私もシーナのこと、すきだよ(双子の姉の抱きしめる手をぎゅっと握って言った。) -- シーナ
      • う……そ、そんな事もあったねえ(流石にばつが悪いのか目線が泳ぐ)
        うん、専らその二人から習ってるの。ただ墨目が胸がどうとか教えてくれそうになる度に兄様が止めたりもするけど……(首を傾げつつ。意味を理解するのはまだ何年か先の様で)
        (そうして妹を抱き締めて嬉しそうに顔を寄せ頬擦りしいしい、だが)…………んく(肝心要、妹が自分の手を握る段に至っては既に眠りに落ちていた……)
        -- シラナ
      • …大丈夫、そっちは気にしてないから(失敗は誰にもあるので、何度も繰り返さない限りは問題ないらしい。)
        …?…胸が?…(胸が邪魔にならないような指導かな?と思うものの、兄様が止める理由が分からずシーナも首を傾げる。)
        そういえば…兄様と墨目、時々終わったらどこかいなくなっちゃうけど…どこ行ってるのかな…(いつも見当たず、不思議そうだ。)
        ………もう、仕方ないんだから…(そんなシラナに深い溜息のあと、よしよしと頭を撫でる。)
        …でも、また動けない……しもべ、いる?(動けずにまた寝るしかなくなるので、しもべを呼んでみる。) -- シーナ
      • ふす……んぇへへ……(妹に頭を撫でられ、夢の中でどうなったのかご満悦の寝顔である) -- シラナ
      • (シーナの問い掛けは虚空に呑まれた様に応えが無かった。しもべは常であれば2秒と間を置かず現れ、遅くとも1分以上かかる事は無い
        ただ稀に、母や姉の手伝いと言った要塞の重要な事に関わる際は今のように何の応えも無く、後で平謝りに来るのだった。事情を聞かれ返事に歯切れが無い事もたまにあるが
        無論、シーナの状態が今の様な長閑なものではなく、火急を要するものであれば即刻現れもするだろう)
      • ……?(ご満悦の姉を見て微笑んでから、しかし現れないしもべに首を傾げる。)
        …最近、時々しもべも来ない事があるけど…お仕事、忙しいのかな(少しだけ、寂しげに呟く。)
        (もちろん自分たちだけの世話を仕事にしてる訳でもないので、仕方ないのは分かっているが寂しさも覚えるようだ。)
        …じゃあ、仕方ないから…自分の影の上にシラナを載せ、そのまま歩いていく。)
        (こうすれば背負った負担は魔力消費のみさして苦もない、ただし普段運動あまりしてないだけに最上階の子供部屋まで行くのは多少骨が折れるらしい。)
        (それでも何とか頑張って、ロビーを抜けて昇降機まで行こうとする。)  -- シーナ
      • ……ん…………むぐ……(妹に運ばれながら熟睡中)
        (熟睡中)
        (熟睡中)
        …………あぐ(やおら口を開けるなり妹の手近な部位に噛み付いた。甘噛み程度だが……)
        -- シラナ
      • …ふぅ…あと、もう少し…(喘息が出ないよう、息切れなどはしないよう慎重に進む。)
        (そして、ようやく見えてきたというところで)…むきゅっ!?(突然シラナに耳を噛まれる。)
        んっ…シラナ、何で噛んで?(一瞬ビクッとして悲鳴が出たが、すぐさま後ろを振り向く。)
        ……寝ぼけて?…でも、一発は一発だから…(耳を抑えて赤面したまま、額にちょっと痛いデコピンを影で作り出して放つ。) -- シーナ
      • んむ……(噛んだものの、妹の反応であっさり解かれたので左程の事も無かったろうが、食感がよろしかったのか何やら満足げ)
        ……んゅ? ……!?(デコピンの威力こそ大した事は無かったろうが、不意の衝撃に仰け反り、妹に抱き付いていた状態から珍しくそのまま尻餅を突いた。派手に揺れる胸)
        え。……あれ? …………ん?(半泣きで額を摩り、腰辺りを摩り、良く分かっていないようで)
        -- シラナ
      • うぅ…なんで満足そうなの…(寝顔を見れば、すぐにシラナがどう感じているかも分かるのでジト目で睨む。)
        あ、あれ……大丈夫、シラナ…(でもその結果、尻餅を付かせてしまうと途端に心配そうに聞いてみる。)
        …あ、でも大丈夫そう?…お尻も、大きいもんね…(自分ならきっともっと痛いと、ちょっと自滅気味に目が曇るが見えない。)
        それよりシラナ…お部屋に帰ろ?お仕事頑張ったし、お昼寝…(姉よりも小さな手を差し出す、起こしてあげる力はないがそれでも。) -- シーナ
      • えーと……シーナに抱き付いてー……お尻が痛い。おでこも痛い。……これはいったい?!(目を曇らせる妹を他所に困惑を深める姉)
        へ? ……あ、うん、お昼寝(嬉しそうに言って妹の手を取ると、若干引っ張って貰いつつ立ち上がり、スカートの裾を直す)
        よし行こう、さくーっと行こう(妹の両腋に手を入れ、ぐっと力を込めて持ち上げ、抱っこして歩き出す)
        -- シラナ
      • ……なんだろう、ね…(自分にとって都合悪い時は父親たち同様に視線をそらすが、目隠れなので分かりにくい。)
        …もう、寝ると分かったら…元気になるんだから…(少しよろめくも、引っ張って起こせたことが嬉しいようで口元が綻ぶ。)
        うん、行こ……何で、こうするの…(抱っこされて、恥ずかしげに頬をペチペチと叩く。)
        (まるでシラナの子供のようで、流石に外ではしないように厳重注意してあるが要塞内でも恥ずかしい物は恥ずかしいらしい。)  -- シーナ
      • えへへえ、だぁってぇー(口元を綻ばせつつの妹の指摘に照れ笑いを見せる)
        ……んー? ……うん、お姉ちゃんは考えた。結構昇降機に近いと言う事は、シーナがここまで運んで来てくれたのでは無いだろうかと
        と言う訳でお返しに運んで上げる訳なの(にこにこしながらペチペチされる)……でも大人しくしてないと〜(笑みが若干変わったかと思えば妹をぎゅっと抱き締めて頬擦りをする、する、しまくる)
        (そんな有様で昇降機まで歩いて行った)
        -- シラナ
      • 考えた?…うん、それは確かに…私がしたけど…(それがどうかしたのだろうか?と首を傾げる。)
        あ、そういう事なんだ…でも、だからってこういう本人が喜んでないお返しは…どうなの?(ペチペチが効かないのでむーっと膨れる。)
        …?…あ、もう…頬ずりとか、恥ずかしいから…(ポカポカ全く痛くない威力の殴打をしながら抱きしめられる五女。)
        (結局お昼寝の時も離される事はなかったようだ。) -- シーナ
  • (そしてジャンから言い渡された罰は、お店の接客の手伝い数日感だったらしい。)
    (子供たちに合わせて作られた店の制服を身に包んで、ちょこんと鏡の前に立つ五女。)
    …一度着てみたかったけど、でも…接客はやだな…(嬉しそうにくるりと回るが、接客しないといけないと思うと溜息も出る。)
    (家族以外で顔を合わせることなんて、そんなにある訳ではない。ただ父親が時々買い物などで連れまわすときに、年近い子などと会ったくらいだった。) -- シーナ
    • おおお〜……かわいい、かわいい(鏡の前でくるりと回った妹に拍手を送る、楽しげで深く物事考えて無さそうな顔の姉)
      (姉もまた妹と同様の格好をしているものの、起伏に富んだ体形が見る者に妹とは全く別種の感想を抱かせるには充分だった)
      ………………(そして拍手がまばらになったかと思えば立ったまま寝ていた)
      -- シラナ
      • …お揃いの制服、の気がしない…(目は隠れているが、きっとジト目で胸を睨んでいることだろう。)
        ………シラナ、お店番(そしてたって寝ていることに首を傾げることなく気づき、影で頬を引っ張って起こす。)
        …でも、確か…今日は練習だから、お客さん役が来てくれるって父様が…(なので、本当に開店状態ではなく休日にやっているようだ。)
        …誰が来るんだろう?(とりあえず、姉と二人でカウンターにたってみる。ジャンがお願いしたのは要塞の誰からしい。) -- シーナ
      • う?…………またシーナが……(目を覚ました後、頬をさすりさすりしながら非難がましい目)
        え、そうなの?(寝ていて聞いていなかったし、父も起こさず下の娘に伝えれば十分と考えていた)
        そっかー、知ってる相手がくるならべつにそんなにきん張することもないよね(並んで立つが早速意識がヤバめ)
        -- シラナ
      • (五分後)
      • (唐突かつ乱暴に開かれるドア、のそりと店に入って来る長身、貫くような鋭い眼光、店内の気温が上がったような気さえした)
        …………客だ(苛立たしげに吐き捨てる。要はくじ引きに負けた者の末路であるが)
        -- デアリガズ
      • (非難がましい目を素知らぬ顔で受け流す、赤の他人なら絶対に無理だが姉ならばこれくらいはしたりできるようだ。)
        …うん、しもべや墨目とかだったらいいけど…リッパーやセイザンだと、意地悪されそう…(そういう印象になってるらしい。)
        (そして5分間まだかなぁと片足をブラブラさせて待っていると)…!?(突然乱暴に蹴破られるような音にビクッと震える。)
        ……ぁ…い、いらっしゃい…ませ…(ぎこちないお辞儀、セイザンとは違った意味で苦手な相手だった。) -- シーナ
      • だよねえ。……うーん……誰がくるんだろ……(その辺り妹とほぼ同感で、誰が来るかを楽しみにする余裕もあった)
        (待つ間に既に寝ていたが)……ひゅ?!(突然の音に妹同様身を震わせ、目を覚まし、そのまま瞼が落ちない)
        ぃいらっしゃいませーっ(勢い良く頭を下げる。デアリガズ相手に眠たいままでいると殴られるのだ)
        -- シラナ
      • ………………(双子の挨拶にガンを飛ばして返し、周りを数度見た後カウンターの方へのしのしと歩いてくる)
        (元々上背がある上に頭部の翼が更に高さを助長し、シーナのみならずシラナも近付かれるだけで圧迫感があった)
        ……で。何があるんだ(カウンターに肘を置き、不満たっぷりに言って睨み付ける。睨むと言っても当人にそんな意識は無いが)
        -- デアリガズ
      • あぅぅ…なんで、デアリガズなの…(姉とともに頭を下げつつ、姉にだけ聞こえるように言った。)
        (デアリガズが訓練時にとことんされたりするので、要塞の中でも一二を争うほどなので、思わずそんな言葉も溢れる。)
        (睨みつけられ、ビクッとしつつ)え、えっと…お菓子なら、大抵は…ね、シラナ(説明しようとして、どこから説明していいか分からず、とりあえず姉に振る。)
        (でも、デアリガズが辛党そうな印象だけに、甘いものを紹介するべきなのか迷うところでもあったようだ。) -- シーナ
      • わかんない全然わかんないよ……どう言う事なの……(同様に返事をし、何故よりにもよってと嘆いた)
        ぁぅぁぅ……へ? あ、うん。お菓子。アクア・アビスは洋菓子店で、父様の作ったケーキとかが……(圧迫と言うか威圧感に気が遠のきかけるも、妹に話を振られてどうにかデアリガズの目を見ながら話し始める)
        でも……あ、お使いで来たの? どんなのを欲しいかとか……リクエストあった……?(相手の辛党はやはり知る所だったので、不自然に思った後事情を思い付いた。とはいえ、問い方としては非常に遠慮がちでたどたどしいものだが)
        -- シラナ
      • …………(最初はシーナへ、次いでシラナの目をガン見し、喋る内容を一言一句チェックしているかのよう)
        んな事は百も承知だ。それとも何か、洋菓子屋にそれと知らず入ったとでも思うのか(口元に炎をちらつかせながら)
        お使いだ?(眉間に皺が寄る)…………ま、それでいいや面倒臭い。で? 何があるんだ
        -- デアリガズ
      • …父様が、デアリガズに頼んだのかな…(父親の性格やデアリガズとの相性的に、そうとはちょっと思いにくい気もするらしい。)
        そ、そう…父様のケーキは、美味しいからどれもお勧め…(姉の後ろに半分隠れるようにしながらコクコク頷く。)
        はぅ……そ、そうじゃないです…でも、うちのお店…普通だと、洋菓子店に見えにくいから(外観だけで言えばあまりそう見えない隠れ家的な店だった。)
        …うぅ……あ、その…一番のオススメは…イチゴの、ショートケーキ…だって…(眉間に皺で、ガン見されると小声になっていく。)  -- シーナ
      • それは……どうだろう……(ただ、無いとは言い切れないのが現状であった)
        あっ。……うん、そう、父様の腕で百年? 続いてるし(背に隠れた妹にずるいと思うも、目の前の相手が相手なので追及はできず)
        えっとその、えっとその……うん、あ、でもお客さまなんだし、間違えて来たっていうのでもないのか……
        ひゃぅ……(逆鱗に触れたかと怯えが入る。だが背に妹がいる以上下がれもせず)……あ、後ショートケーキの他にこっちのロールケーキとかも良い感じ……です、よ?(動作が堅い)
        -- シラナ
      • ……おい、こら(二人からおススメを聞いた後、火口の底で煮え滾るマグマのような雰囲気を発しながら言う)
        お前らそれで客から金取る気か。品はお前らが作ったんじゃないから質が良いかも知れんが、お前らで質落としてどうする
        後そっちのチビ、隠れんな、出ろ(カウンターに置いた腕はそのまま双子により詰め寄る)
        (気のせいでは無く店内の気温も上昇しており、相対する二人は冷や汗以外の汗も多分にかいているかも知れない)
        -- デアリガズ
      • …それに、姉さまたちのケーキも美味しいって評判だし……ひぅ…(間を空けない方がいいとおすすめを続けようとするも、怒気が形となったような言葉に押し黙る。)
        それはもちろん…ある、けど…質を、落としてる…?(子供たちなりに大好きな父親の店、そんな意図などはもちろんなかった。)
        …は、はぃ…(恐る恐るといった様子で横、というよりは斜め後ろに立つ。)
        …ぁ……こ、困るよ!…あぅ、その…熱上がりすぎると…チョコとか、ケーキも…ダメになるって…(シーナにしては澄んだ声を張り上げて言うが、途中でトーンダウンする。)
        (それでも店番であり、父親のケーキを悪くしたくないために言う事が出来たようだ。) -- シーナ
      • そうそうェッ?(いつもの事と言えばいつもの事だが、突然のキレ気味に変な語尾になる)
        えっ、だって……それは、でも私達初めてだし……練習? みたいな感じで……(袖で額の汗を拭う)
        あ。……えい(振り返り、妹が下がっているのを見て腕を伸ばすとその背を押して強引に自分の隣に並ばさせる)
        えっ(急に妹が声を上げ、その珍しさに目を瞬かせるも、成る程言われてみればという感じで手を打つ)
        うん、シーナの言う通りだしとりあえず暑いのは無しにしようよう。ケーキとかがダメになって……父様は凹むだけかもだけど、姉様凄い怒るかもだし……(チラッチラッ)
        -- シラナ
      • ……………………駄目だお前ら(物凄く苛立たしげに二人の主張を聞き、大きく溜息)
        と言っても何が駄目かも分からんだろうから、後で誰かに聞いとけ。お前らが俺に言った事も併せてな
        (そう言ってカウンターに乗せてない方の手を軽く掲げると店内が元の温度になり、その掌には小さな赤い飴が二つ)
        舐めとけ(カウンター上にその二つを転がし、背筋を伸ばすと店から出て行った)
        (尚デアリガズが寄越した飴は触れると熱く感じる程度に辛い。口に入れるのはおススメしない)
        -- デアリガズ
      • …うぅ、やっぱり怒られちゃった…(デアリガズが立ち去ったあと、肩を落として落ち込む。)
        でも…デアリガズの言うとおり、私たちも駄目な点も…あったと思う…次、頑張ろうね(両手をぐっと握り締める。)
        (目は見えずとも、やる気に満ちている事は言動からも分かりそうだ。)
        …でも、これなんだろう…イチゴ味、とかかな?(姉とともに口の中に入れてみる。)
        …?…甘くな…!?…!…!!(顔や耳が真っ赤になるほどの辛さに目を白黒させるが、口に入れたものを出すような躾はされておらず余計に苦しむ。) -- シーナ
      • なにがいけなかったんだろ……何も買ってくれなかったし……(妹と同様に落ち込む)
        そう……かなあ? 初めてなんだし駄目な所はあるだろうけど……うん、頑張ろー(良く似たポーズを取る。胸が揺れた)
        ご褒美って訳でもないだろうけど……(手に取る。熱を感じ不思議に思うも、妹がさっくり口に入れていたのでちょっと慌てて続く)
        ん…………!? ふ!? …………!?!(口元を押さえ、未だかつて無い激烈な辛味に身を震わせ、慌ててキッチンの方へ)
        (とにかく水が欲しかった。無論、水で押し流して呑み込んだ所で、今度は身体の内からの熱に身悶えする事になったが)
        -- シラナ
  • (要塞脇に小規模ながら広がる畑。ジャンの提案により開墾され、そこのみ外の陽光が定期的に降り注ぐ闇の中の光の地である)
    ……んー……(自分の性質上光に当たっていた方が好ましいのが分かってきた為、シラナは割とよく菜園に居た)
    (ややもすれば寝そうなのを堪えているような、いつもの眠たげな表情。そんな顔で、父の育てている作物を見たり見なかったり)
    ねむい(目元を擦り、大あくびをし、伸びをし)……眠くない(大嘘である)
    -- シラナ
    • (光がよく当たる裏庭的な場所、そんなシラナの影から何かが浮かび上がってくる。)
      (顔の半分ほどまで浮かび上がり、やはり目的の人物の影だったと認識してから、完全に足元まで浮かび上がる。)
      ……やっぱり、ここにいた…(それはシーナ、影の中を行き来できる能力を持ち主であり、その能力を使って姉を探しにきたようだ。)
      …今からお昼寝するところ?(普段と変わらぬ顔に見えるが、眠たそうなことは分かるのか小首を傾げて言った。) -- シーナ
      • ん。…………シーナ(影から覗く頭に気付き、次いで浮かび上がってきた妹にやんわり微笑みかける)
        そう……じゃない(頷いた後首を横に振った)お父様に頼まれて野良仕事みたいな……風な……えーっと……
        見るだけで良い……? んだって。急に伸ばすとタイミングずれるから、とか……(妹を見下ろしながら、父の言葉を思い出すようにぽつぽつと、眠そうに。植物を操る力で以前一時間ほどかけて全ての作物を収穫段階まで育てきったら、褒められた後怒られた事があった)
        -- シラナ
      • やっぱり……違うの?(縦のあと横に振られた首を見てまた傾げる。) ……父様に?そうなんだ…畑のこと?(辺りを見渡す。)
        …あの時は、お説教されたもんね…(思い出したらしく、コクコク頷く双子の妹。)
        …父様も、能力なしで育てるのも…重要なことだって、言ってたもんね……私も、畑仕事…出来たら、良かったのに。
        (能力なしで手伝おうとすうrと、体力も腕力もなければ、土埃で喘息を誘発したこともあったので、少し離れて見学しか出来ないようだ。) -- シーナ
      • ……んぐ……(畑を見、それから姉を見上げるとそこには立ったまま寝ている姉の姿が!) -- シラナ
      • ………(よく見かける光景ではあるものの、だからといってそれで許そうと思えるかといえば否である。)
        …シラナ、起きて…(自分の手では力が足りないので、影を操って影でシラナの頬をつまむと、うにょーんと横に伸ばす。)
        (もちろん加減してではあるが、多少のことではなかなか起きないだけに多少痛い。) -- シーナ
      • む……んひ……(立ち寝。だが普段からそうであるとはいえいやに姿勢が良い。せいぜい少し頭が傾いている程度だ)
        んんん……(弾力に富み柔らかく伸びる頬)…………(やがてぱっかりと開く瞼)
        ……またシーナにいじめられてる……(眠たげな眼差しで溜息を吐いた)
        -- シラナ
      • ……(そろそろ瞼が開いて起きるだろうという頃合で頬から影を放して、髪で見えないがジト目で見上げる。)
        …いじめてない…人の会話中に寝たらダメって、いつも言ってるのに…(ジト目な雰囲気は、シラナにも伝わるだろう。)
        …お外で、こういうことしたら…あまり駄目だって、父様たちも言ってるから…気をつけてね(そして本当に心配でもあるので、ジト目から不安げなものへと変わる。)
        (姉であり、妹でもあるような双子のシラナだけに、やはり特別なようだ。) -- シーナ
      • 寝たくて寝てないし……眠いだけだし……(視線を逸らしつつ、ヒリヒリな頬をさする)
        外でも眠いのは眠いしなぁ。……胸は絶対見せちゃ駄目だよとかも言われたけど……(肌の露出的な意味で。片手を胸に乗せつつ)
        ……あ、そうだ(妹から身体の向きを変え、辺りを軽く見た後歩き出し、ある所で止まると屈み込んだ)
        これたべよう、これ(追って来た妹にたった今詰んだ大粒の黒イチゴを見せる)
        -- シラナ
      • …でも、寝てる…(事実そうなので、見えないがジト目で姉を見上げる。)
        ………私、言われたことないのに(ボソリと恨めしそうに姉の胸を見てから、自分の胸に手を当てて溜息が出る。)
        …?…どうしたの?(姉の影の上に乗り、そのまま影が移動すると上に乗ったシーナも移動する。シーナ特有の移動法のようだ。)
        …いいの?(これは父様が育てている母様のためのものではないだろうか?と思ったらしい。) -- シーナ
      • いいの。もう摘んだし。ほーら美味しいよー……あむ、んむ、んふ(大粒の黒イチゴを丸齧りし、実に美味そうに咀嚼、嚥下)
        ……食べる?(その手にはもう一粒。先程のものと遜色ない大きさ)
        -- シラナ
      • …摘んだからって…もう…(仕方ないなぁと言いたげに苦笑いしながら見守る妹。)
        …私も?……うん、じゃあ…食べる(一瞬躊躇するも、頷いて受け取ると小さな口で少しずつ食べていく。)
        (一瞬迷ったのは親に怒られる事、でももしシラナ一人で怒られるのなら一緒がいいと考えたようだ。)
        …ふふっ、美味しいね…(口元を綻ばせて、美味しそうに黒いちごを食べる。) -- シーナ
      • うん、お食べー(笑顔で妹に黒イチゴを手渡し、にこにこと食べる様を眺める)
        だよね、美味しいよねえ(むしっ、もぐもぐ)あ、ほらシーナももっとお食べ(毟ったのを再度手渡しせんと)
        (見ればシラナの前の辺りのみ妙に茂りが良くなって、そこかしこで見る間に実が膨らみ色付いていく)
        -- シラナ
      • (ジャンがラクのために探してきたラクの体に合う果物なためか、娘である二人にとっても相性がいいようだ。)
        …普通野いちごも、好きだけど…このいちごが一番美味しいもんね…(少食なのか小さく食べる癖があるので、食べるのは遅い。)
        …シラナ?そんなに食べれない…それに、伸ばしたら駄目って父様が…(両手いっぱいになりつつある黒いちごと生い茂る周囲に戸惑う。) -- シーナ
      • うん、これ本当美味しいよねー(一方でもりもり食べる姉だ)
        なに? え? だって美味しいのをお腹一杯食べると身体に良いってリッパーが言ってたし、これ母様も好きだから沢山食べたら母様みたいになれるかもってしもべが言ってたし……
        ……あ、これは戻そう。バレなきゃ良いって墨目が言ってた(逆回しのように戻っていく黒イチゴの枝葉。だが口元や手には黒っぽい汚れが)
        -- シラナ
      • ……んぐっ…(そんな姉を見て話を聞いて、食べないと大きくなれないのかと一生懸命頬張るも食べるペースは負ける上に喉つまりかけて苦しむ妹だった。)
        ……シラナ、謝りにいこ?(そんなバレバレな姉を見て、隠すように指導するのではなく正直に打ち明ける方を選択する。)
        …バレなければ…でも、今まで全て…バレてたよね?(シーナですら隠しとおせてると思ったことですら、親や周囲にバレていたりするので、ごまかさずに言う事で傷を浅くするシーナの処世術らしい。)
        (もっとも、シーナの体力的に肉を切らせてというタイプではないので、家族以外では逃げたがる傾向なのだった。) -- シーナ
      • あ……と。大丈夫……?(そんな妹を心配げに見た拍子に胸が揺れる姉だった)
        えっ、なんで。……バレ……無いし……今までは今まで……だし……(妹の言葉に心外そうな顔をした後視線を逸らす)
        それにバレ、バレ……ああ。ヘタ。そうだこれ(イチゴのへた。果実を食べた残りのそれも散らばっているのに気付く)
        えーと(若干悩んだような顔をした後拾って食べた)…………うん、うめよう(一纏めにして埋め始めた)
        -- シラナ
      • ……確かに、今まで駄目だからって…諦めるのも駄目だけど…(それとこれはまた別ではないかとも思う妹。)
        …うん、これもバレバレだと思う…(自分の足元と姉の足元に散らばる食い散らかしを見て頷く。)
        …あ、それは……うん、そうした方がまだマシだと思う……美味しくなかった?(反応を見ればわかるが、一応聞いてみる。)
        これで…大丈夫、だと思う?(シーナはまだ気づいていない、自分たちの手や口にイチゴを食べた痕跡や匂いがすることを。) -- シーナ
      • かなり(へたを埋めながら妹の問いに、育ちが悪かったら吐き出してそうな顔で応えた)
        だいじょうぶなんじゃないかなー……(埋めた土をぽんぽんと手で叩き固めた後、手を軽く払い、立ち上がらずに眠りについた)
        (その拍子に黒イチゴの上へ倒れ込み、口周りだとか以前に熟れかけの実を多数潰して服に汚れと匂いが)
        (そしてこんな事態でも寝顔は幸福なそれである)
        -- シラナ
      • …じゃあ、きっと大丈夫…(最後くらいは一緒に手伝いたくて、ポンポンと弱い力だが叩いて固める。)
        …シラナ?…あ…むきゅっ(支えようとするが、当然シーナが支えられる訳でもなく下敷きになる。)
        重い…胸の余計なのが、あるから…(あまり関係ないが、きっとそのせいだと睨みつけたい気分だが、下敷きなので出来ないようだ。)
        (ただこんな状況でも脱出は容易く、影に沈み込むとそのまま隣にすぅっと浮かび上がってシラナの寝顔を見下ろす。)
        …はぁ…結局バレちゃうけど…いいかな(幸せそうな寝顔にシーナも微笑みながら、影から毛布を取り出すと、一緒にくるまってお昼寝するのだった。) -- シーナ
      • うにゅ……(下敷いた妹が沈んだので若干変な声を出しつつも時既に熟睡。やはり眠かったらしい)
        (やがて妹が出した毛布に揃って包まると、もぞもぞと妹を抱き寄せ抱き締め更に深い眠りに耽っていき、第一発見者であるテトラバスの報せを受けた父に何とも言えない苦笑をさせたという)
        -- シラナ
  • はい、ラク。特製のアップルパイだよ、ラクの場合はただリンゴを剥くよりもこっちの方がいいと思ってね?(笑顔で言いながら、焼きたてのアップルパイを切り分ける。)
    (ラクが倒れて数日間の安静が決まってから、ジャンはわざわざ寝室の隣りに小型のキッチンスペースを作ってもらい、そこで看病しつつケーキを焼くことにしたようだ。)
    (部屋の間はガラス張りで、ジャンとしてはラクの様子がすぐわかるので安心出来るのと、ラクも作る姿を眺めて暇にならないだろうと考えての事だった。)
    はい、あーん(ただ、看病と言ってもあーんすること自体は普段と代わりはなかった。)
    あ、そういえば…シラナとシーナが看病したい、と言ってるんだけど…大丈夫かな?(一応許可を得てから呼ぶつもりらしい。) -- ジャン
    • ん、良い香りね。…………ああ、そういえば病人にはリンゴなのだっけ。栄養の問題からかしら(夫の作ってきたアップルパイに目を細め)
      (上の子供三人の説明と要望を受け、いかにも仕方なくと言った風情でベッドから殆ど動かない日々を過ごしていた)
      (本来なら退屈になる所だが、子供達によって夫の調理場がすぐ近くに出来、そのおかげが取り敢えず退屈する事は無い)
      ……あーん、ん……。いつになったらラン達から普段通りにして良いって言われるやら(苦笑し、溜息)
      どうしたの。……あの子達が? ……看病? ……まあ……そういう名目で私に逢いたいってぐらいなんでしょうけど。そういえばここ数日顔も合わせていないのだし、させてみても良いかしらね?(若干悪戯っぽい笑み)
      -- ラク
      • 多分、そうなんじゃないかな?リンゴは医者いらずとかいうしねぇ…アップルパイが栄養的にどうかは、まぁこの際いいかなって(笑いながら切り分けたものを食べてもらう。)
        でも、あの調理場案外ラクが回復してもあのままでもいいかも?ラクの分作るくらいなら問題ないし…(どうしようか?と聞きつつ、最後のひと切れを差し出す。)
        …んー、魔力が完全回復するまでじゃないかなぁ…僕が手伝える事があったら、色々と頑張るんだけど…寝てる時のキスは、今後はしないようにするとしても。
        あはは、そういう事だね。二人とも寂しそうに時間置きにラクの様子を聞いてたくらいだし…それじゃあ、呼んでくるね?(つかの間だが離れるので頬に口付けると、一旦部屋の外に出て呼びに行った。) -- ジャン
      • ……ふぅん? ……ふふ、まぁそうね。それに栄養的な話になると、私の日頃の食生活とかどうしようもないでしょうし(笑み返し、いつものように、しかしゆっくりと食べていく)
        そう? ……そうね、折角ああしたのだから、わざわざ戻す事も無いかしら。あなたも持って来る手間が省けるでしょうし……ん
        完全ねえ。半分くらいでも良い気はするのだけど、まあ倒れた手前何も言えないかしら。……あら、別にいいのよ?(楽しげに)
        流石にまだ冒険に行くような歳でも無い子らでは仕方の無い事ね。ええ(頬を軽く夫に向け、キスを受けた後暫し待つ)
        -- ラク
      • それじゃあ、この部屋はこのままで(調理中が一番格好いいと子供によく言われるので、願ったり叶ったりだった。)
        まぁね…でも、子供たちにとっては心配なんだよ。母親が初めて倒れたんだから…もちろん僕にとっても(なので、ジャンも絶対安静派らしい。)
        いや、気絶する程度はいいんだけど…どちらかというと、看病をしたいからねぇ…(言葉通り、つきっきりのジャンだ。)
        …という訳で、連れてきたよラク。ほら、母様だよ(ドアを開けると、後ろにいる双子を前に押しやる。) -- ジャン
        …母様、大丈夫?…これ、作ってきたの(心配そうなシーナが、恐る恐る母親へとイチゴのショートケーキを差し出す。)
        (双子は一人だけだと美味しいケーキはなかなか作れないが、二人揃うとなかなかに美味しいケーキが作れるようだ。) -- シーナ
      • (娘達を待つ間、溜息一つ。ベッドの上で過ごすのは良い、夫が傍で何くれとなく世話を焼いてくれるのも素直に感謝している。だが……)
        魔力の行使に制限まで付けなくても良いでしょうに(上の子三人へ愚痴る。今の彼女はそれまで呼吸するように自然に行使していた魔術の数々を使う事が出来ず、背の翼も重しでしかなかった。勿論それが自分を心配しての事だとは百も承知なのだが、率直に言えば煩わしい)
        あらシラナ、シーナ(そうこうする内に夫が下の娘二人を連れて来たので気を入れ替える)
        ええ、大丈夫よ。ちょっと疲れたから休んでいるようなものだもの。……あら、あなた達が?(差し出されたケーキに目を丸くし、)ありがとう、それじゃあ……(受け取った後、夫へ目をやる。やはり自分で食べる気は無いらしい)
        -- ラク
      • そっかー……(母の言葉に安心しつつ)あ、うん、これ(妹がケーキを差し出したので慌てて手を添えて二人で渡す形を作る)
        わたし達で作ったんだよ。わたしが混ぜてシーナが綺麗にするの(状況が状況だからか、珍しい事に目がまともに開いていて、ちゃんと起きているようだった) -- シラナ
      • (ラクが目をやる前に、そうだろうと予測していたのか手早く切り分けていく。)
        (切り分けながらスポンジの具合などを見て、どこが足りてないかなども瞬時に分かるが、今後のお菓子作りの時間に教えるためであり今指摘するようなことはしない。)
        …はい、ラク。あーん(市販のケーキよりはよく出来た、まだまだ未熟な二人にしてはよく頑張ったケーキを差し出す。) -- ジャン
        …良かったぁ…ん…シラナもちゃんとずっと起きて、私も色々と…頑張ったよ(目元は相変わらず見えないが、それでも表情は誇らしげだ。)
        …ど、どう…母様…(シラナとともに、やや緊張しながら母親が食べるのを見守る。) -- シーナ
      • そう……頑張ったのね(夫が切り分けて行くのを脇目に娘達の話を聞く。そうして微笑むと、そっと二人の頭を撫でた)
        さて。ええ……あーん、ん(味わう。やはりというか、当たり前ながら夫のそれと比べるべくもないが、それは些細な問題とも言えた)
        ……それなりね(ただ採点は左程甘く無かったが)でも、こうしてちゃんとお父様から習った事を形に出来たのだから、偉いわね
        -- ラク
      • んふふ〜んふー(母からの労いの言葉と、ご褒美に頬を緩ませる。普段ならそのまま寝てしまうが、今回はまだ起きていた)
        …………(そして、妹と共に母の反応を窺っていたが)……それなり……(分かりやすく肩を落とす)
        え? ……あ、うんっ。……えへへえ(が、その後に褒められたので嬉しそうに頷き、照れ隠しか妹を抱き寄せる) -- シラナ
      • (娘の頭を撫でる妻と、撫でられて嬉しそうにしている娘たちの姿を、微笑ましく眺める夫。)
        それなり、かぁ…そうだね、前に教えたことを忠実に守って…偉いよ(ジャンからも褒める言葉を口に出す。)
        これできっと、ラクももっと元気になるだろうしね(実際はそういう事はないだろうが、そう言いたくなったようだ。)
        (そしてちゃんと、最後のひと切れまでをラクに食べてもらう。) -- ジャン
        ん…(頭を撫でられるとくすぐったそうに首をすくめ、しかし口元は嬉しそうに緩む。)
        …仕方ないよ、やっぱり父様のとは…(予想通りだったためシラナより肩を落とさないが、それでもやはりしょんぼりする。)
        …ぁ…えへへ…良かったね、シラナ(抱き寄せられる手をぎゅっと握りながら、双子の姉と喜びを分かち合う。)
        お粗末さま、でした…(食べ終われば、全部食べてもらって満足そうに言ってから、そろそろ姉の限界ではと姉をチラ見する。) -- シーナ
      • ふふ、とーさまからも褒めて貰えたわね?(嬉しそうな娘達の様子に幾らか気が紛れたのか、微笑みを浮かべながら)
        (味はまだまだなのは事実だが、この空気こそ今の自分にとっては大切にしなければならないものだと感じていた)
        (夫が子供を欲しがった事に対し、倒れてから今日に至るまでの経緯によって初めてその真意らしきものが分かったような気がしたのだ)
        ……ん、ごちそうさま(夫の手によって綺麗に食べると、改めて娘達に微笑みかけ)……あらあら(シラナの様子に苦笑する)
        -- ラク
      • ……んくぅ(妹がチラ見した時、そこには既に妹を抱き寄せたまま熟睡に入っている姉の姿が!) -- シラナ
      • …(そんなラクの様子を、皿を片付けながらそれとなく見ているジャン。)
        あ…シラナもついに限界かぁ…まぁ、ケーキ作りも合わせると今までにないくらい起きていたからね。
        それだけ、ラクに元気になって欲しかったんだろうね…(愛しそうに目を細めて、眠るシラナの頭を撫でる。)
        もちろん、疲れてるのに頑張ってたシーナもね?…ほら、おいで(姉の体重もあるが、体力的にも限界な娘を抱き寄せる。)
        それじゃあ、ひとまず娘たちは子供部屋に連れて行ってくるよ(片腕に一人ずつ、双子を同時に左右にだっこする。) -- ジャン
        あぅ…(見抜かれていてちょっと恥ずかしげに、しかし甘えるように父親にだっこして貰う。)
        ……母様、おやすみなさい(多少疲れた様子だが、小さく手を振ってジャンに連れて行かれる五女。) -- シーナ
      • そのようね。……半日くらいかしら? 水に浸かってるのでも無いから新記録ね
        原因としては素直に喜んでいいものかという所だけど……(娘達を愛でる夫へ苦笑しつつ)
        ……そうね、シラナはともかくシーナはか弱いのだし、無理してはいけないわ。……ええ、行ってらっしゃい
        おやすみなさい、シーナ(夫に微笑みかけた後、こちらへ小さく手を振る娘にも微笑みを向け同じように手を振り返した)
        -- ラク
      • ん……っ、んー……〜〜〜(眠ったままだが、抱き寄せていた妹を父に取られる事にさりげない抵抗を示したものの、大した事も無く結局妹共々父に抱き上げられる)
        (元々眠っていた為、そのまま大人しく連れて行かれていった) -- シラナ
      • ふぅ、ただいま…本当あの二人は仲がいいよねぇ…(戻ってきてまず抵抗されたりした事を思い出して苦笑する。)
        ベットに寝かせる時も、二人くっつけないと…というよりシラナが寝たままくっついてたんだけどね。
        今後、あのままというのも考えものではあるけど…どうなるかなぁ…(苦笑しながら、ラクの隣りに座る。)
        あ、それと…行く前に出来なかったのも合わせて(行ってきますとただいまのキスを合わせて、唇に少し長い口づけをする。)
        …子供たちのためにも、早く元気にならないとだねぇ…とはいえ、安静にしてるくらいしかないんだろうけど。 -- ジャン
      • お帰りなさい。……ふふふ(夫の有様は見て分かっていたので、苦笑へ穏やかに苦笑を返す)
        あれはシラナの方ばかりな気がするけれど、シーナの方も慣れてしまっているのでしょうねえ
        様子を見ていくしかないでしょうね。今から強制しておいた方が後々の為になるとも限らないし
        なに? ……ああ(夫の意図を察し、瞼を閉じて顔を寄せ。唇で触れ合うだけのキスにほんの少し不満を覚えるも仕方ない)
        ……そうだけど、キスの度にあなたから魔力摂る訳にもいかないし、子供達からならという訳にもいかないでしょうし。……そうなるんでしょうね、やっぱり。とはいえ、あなたが上にいないと今一眠りが浅いのだけれど
        -- ラク
      • うん、でもシーナも慣れてるけど…嫌なときはちゃんと拒絶もするから、嫌ではないんだろうけどね。
        そうだねぇ…無理に離してもいいとは限らないし…また娘に嫌われたくもないからなぁ…(苦笑しながら頬をかく。)
        ちゅ…ん……(ジャンもまた、ただの少し長い程度の口づけに不満はあるが、状況だけにちゃんと不満は押し込める。)
        …あはは、流石にねぇ…僕も、ラクと寝ないと寝た気がしないからね…逆に体調を崩しそうでもあるよ(冗談まじりに笑う。)
        今後は、こういう事がないように色々と気をつけておかないとだね…(隣り合ったまま、指を絡ませながら手を握る。) -- ジャン
      • 嫌がるとしてもそれまでのシラナの行いのせいもあるのだし。……双子はひっついてると安心するのかしらね
        まあ子供の内は、という所だわね。歳次第で部屋も別にした方が良いんでしょうし……あらあら
        お互いの見解が一致しているなら、としたい所だけどそうもいかないのよね……。娘から真向とセックス禁止言い渡されるのもどうなのと思わないでも無かったんだけど。でもそれも仕方ないのかしらねえ(溜息) 妊娠や育児の時はともかく……
        誰もこうなるなんて思って無かったって言うのがいけなかったわね。双子で限界なのも分かったけど……(夫の手を握り返し)
        -- ラク
      • ですね…それでも何かに付けて一緒にしたりしそうな、お店の手伝いは別々に……それもそれで難しそうか(不向きなのを思い出す。)
        あはは、それは確かに…でも、子供たちも頑張ってくれてるし…仕方がないね?(お互い見合って苦笑し合う。)
        …そうだねぇ、これからはないように…ラージャもいてくれるから、何かあれば応急処置も出来るだろうし。
        …今日はどうしよう、このまま一緒に寝る?隣りで寝るくらいは問題ないと思うし…(少し離れ離れだっただけでも、やっぱり辛いようだ。)
        たまには僕の腕枕で寝たりするのも、ありかも?…柔らかくはないけどねぇ(あまりしたことがないので、試しに言ってみた。) -- ジャン
      • 追々対応していくしか無さそうね。親としては幾らかの想定はしておくくらいで、今の所は緩く見守っていくくらいで……
        ……そうね、仕方が無いわ(どこか楽しげに)
        とはいっても、双子を孕んだ時に気を付けるくらいしか無いんじゃないかしら。……もし仮に三つ子以上を孕んだ時は、それこそ特別な対処も必要になって来るんでしょうけど
        ……そうね、流石に同衾までは文句を言う事も無いとは思うけど。それにたまにはそういうのも、と思わないでもないし。……でも、ジャン?(夫の目を見、やや首を傾げ) あなた、我慢できるの?
        -- ラク
      • まぁ、何も問題がなかった子なんていない訳だし…今までどおり、子供の事を考えてやっていけば大丈夫だよ。きっと(笑顔で言った。)
        確かに、今までそれ以外でこんなことなかったんだし…三つ子かぁ、早々ないとはいえ一応考えておくべきかもしれないね。
        ん、それじゃあ久しぶりに二人で一緒に寝ようか(嬉しそうにラクとともにベットに横になる。)
        …?…え、そこまで我慢出来ないと思われてるの!?ほら、妊娠中だって我慢出来てるよね?(頬をかきながら苦笑する。)
        それに……倒れたラクは、出来る限りもう見たくないしね(まっすぐ目を見て言った。) -- ジャン
      • そうね。……というか、それしか無いものねえ(笑顔の夫に微笑み返し)
        そも、双子になった経緯もラージャの時にお互い無理した所から繋がってると考えるべきでしょうし。今後、まず無い気はするわね
        それは私にとって異論も無い事だけど……(嬉しそうな夫に仕方なさそうな顔をしつつ、彼の腕を枕に横になる)
        ……過去の行いの結果と言うか。今と妊娠時を一緒にも出来ないでしょうに、私は今別に病人と言う訳でも無いのだし
        それはそうでしょうけど。……まぁいいわ、大丈夫そうだし(言うと、ベッドの中で夫に抱き付いた)
        -- ラク
      • そうだねぇ…もし起きたとしても、なんとかなるようにしておけば…今後も安心だしね。
        ん、なんだかこう言う重みもいいなぁ…朝起きたときちょっと痺れてるかもしれないけど(ラクの頭の重みを感じて嬉しそうにしている。)
        …うぐっ、そう言われると…でも、妊娠の時も今も…安静にして欲しい気持ちは同じだから。
        ともかく、本当に何もしないから安心…というのも変かもだけど、眠るといいよ(ラクが眠りが浅いという発言もあっての行動らしい。)
        …ラク、おやすみ…(抱きつく妻の肩を抱き寄せ、護るかのように包み込みながら目を閉じる。)
        (愛する妻の体温と匂いと柔らかを数日ぶりに感じながら、眠りにつくジャンだった。) -- ジャン
  • あら…これは微笑ましい光景ね、しもべ…(母親に用事があり、最上階まで来てみれば双子の妹たちとしもべの姿に微笑む。)
    人によっては身動き取れずに、なかなか大変なのでしょうけど…貴方にとっては苦なんてことはなさそうね?(クスクスと笑っている。)
    あぁ、もちろん邪魔はしないわ…私は母様に用があっただけなのだし……でも…。
    父様がお店を閉めているから…もう少しだけになりそうね?(その事も一応教えておく。)
    -- クノン
    • …………。…………………………(ほわわ)
      ……あ、これは姫。仰る通りで、この程度しもべに取って何ほどの事もございませんから
      邪魔だなどと仰いますまいな、しもべは……どうなさいました?
      ……ああ、左様で(舌打ちせんばかり)
      -- しもべ
      • ふふ、本当しもべは母様の子が好きね。ほかでしもべがそんな風にしてる姿なんて見れないもの。
        …分かっているわ、大丈夫よ…でも、いまの状態が長く続いた方が嬉しいのも事実でしょう?(微笑みながら言った。)
        …全く、本当しもべは父様と仲が悪い…というのも、少し違うけれど仲良くはできないわね…知り合って百年以上経つんでしょうに。
        でも、今更しもべが父様と仲良く談笑だなんて姿…想像しにくいのも確かだけれど…あら、起こしてしまったかしら?(シーナが起きたのに気付いたようだ。)
        -- クノン
        …ん…あ、クノン姉様…(寝起きで目を擦ってから、仲がいい姉の姿を見つけ、小さいお辞儀する。)
        (小さくお辞儀したのは、しもべを挟んで隣にいるシラナが寝ていると分かっているからのようだ。) -- シーナ
      • …………。お恥ずかしい限りで(言うも、改めるつもりが無いのは承知の通りで)
        それはもう(双子を抱き抱えたまま良い笑顔)
        あれとはもう水と油ですので。認め、並行する所はあれど、交わる事はございますまい(そうは言うものの、王の子に関し相談する際や子守の時など、見ようによっては仲が良いようにも見えなくもなく)
        起こり得ぬ事が想像し難きは必至にございますれば……あ、と(慌てて口を噤む。その後小さくお辞儀をするシーナを間近に見て頬が緩む)
        -- しもべ
      • すぴー……ぷー……(爆睡。至福の寝顔) -- シラナ
      • 全く、仕様がないわね…(そんな姿も、ある意味貴重で微笑ましそうに言った。)
        …まぁ、それでもお父様もしもべがいるからこそ張り合いもあるのでしょうし…いい関係とも言えるのかもしれないわね。
        ふふ、起こしてしまったで悪かったわね…おはよう、シーナ…シラナは、これは当分おきなさそうね(末っこを見て微笑んだあと、四女の変わらぬ姿に苦笑する。)
        あら、もう父様が上がって来てるわね…それじゃあ私はもう行くわ(シーナの頭を優しく撫でてから、母親がいる部屋へと向かって行った。)
         -- クノン
        …ぁ…姉様…またね…(撫でられて目を細め、すぐに立ち去られると残念そうに小さく手を振って見送る。)
        ……父様、来るの?(そして寝起きだが、ちゃんと父様が来ると聞こえていたのか、しもべに聞いてみる。)
        (昇降機が上がる音がかすかに響き、そしてほかに使う人は限られてくる以上ほぼジャンだろう。) -- シーナ
      • …………。あれと良い関係と申されましても、些かも良くは思えませんが(とはいえ昔ほど露骨に嫌う事は少なく)
        (二の姫と五の姫のやり取りに頬が緩む)
        左様で。承知しました……(首から上のみを下げてクノンを見送る。横目で手を振るシーナを見つつ)
        左様かとは存じますが……
        -- しもべ
      • バツーン!!
      • …………。おやおや(昇降機の方からの大きな物音にどことなく嬉しそうな顔) -- しもべ
      • んに? ……ん…………ゅ……(起きかけたかに見えたがそんな事はなかった) -- シラナ
      • ……父様、まだかな…(足をブラつかせて、楽しみに待っていた時だった。)
        !?…しもべ、父様が…(ぎゅっとしもべの袖を握りしめて、緊迫した表情でしもべを見上げる。)
        …見てきて、しもべ…(父親も人間ではなく丈夫な体だと知らされていても、何かあったのではと心配のようだ。)
        (しもべが行かなかれば、シーナが己の影を使って、影伝いに見に行くかもしれない。)
        …シラナは、私が見てるから…大丈夫…(寝てるシラナの扱いなど、手馴れたものだった。) -- シーナ
      • …………。……案じますまいな、恐らく昇降機を釣る主軸が切れただけに過ぎません。その後滑落でもあれば音で分かりますし、現状は補助と緊急時用のつっかえで場所を維持しておりますゆえ(シーナの表情とは違い、こちらは特に何ほどの事も無い感じ)
        ……ご下命とあらば、否やはありませんが(露骨に残念そう)……では、暫し姉君とお待ちあそばしませ
        (長椅子を床から出すと、シーナを先に座らせ、シラナをその隣へ)……では(頭を下げ、姿を消す)

        …………。そういえば、王がこの昇降機をお造りになられてから、点検整備を重ねこそすれ老朽化への心配は怠っていたな
        (七階への途上で突如停止した昇降機内、不満そうな言葉と共に現れて)
        とはいえ王の御力が揺るぎ無き以上こういった事が起こる筈もないのだが
        -- しもべ
      • …そうなの?…でも、もしもがあるから…(言葉少なめに、しかし真剣でいて心配そうな表情で食い下がる。)
        …ん…ありがとう…行ってらっしゃい、シラナと一緒に…待ってるから(感謝しつつ、手を振って見送る。)
        シラナは…こんな時も、寝てるんだから…(ただ、父親が本当に危険だったら起きていた、そんな気もする双子の妹だった。) -- シーナ

        あたたた…あれ、しもべさん…心配して、見に来てくれたんですか?(意外そうな顔で見上げるジャン。)
        (衝撃で倒れそうになって、慌てて手に持ったケーキの箱を持ち上げて、自信は尻餅をついていた。)
        んー…なんだろうね、ともかく上に上がってからラクに相談してみようか…。 -- ジャン
      • …………。五の姫様の命なくば誰がお前の事など(意外そうな顔を冷たく見下ろす)
        それが良かろう、姫様方の相手は我が務める故、な。それと二の姫様が王の元に居られる由、何か関係があるやも知れぬが……
        まあ良い(ジャンの片手を取って引っ張り上げるように立たせると、そのまま揃って昇降機内から姿を消す)
        (直後にはジャンを伴ってテラスに戻って来ていた)
        シーナ姫、ご覧の通り大過ありませんでしたよ。……昇降機の方は、一先ず修理が必要になりましょうが
        -- しもべ
      • ……ん、んー? …………ん、あ、父様だ(妹に抱き付く感じで寝こけていたが、しもべが戻って来ると目を覚ます)
        (ただし寝ぼけ眼をこすり、伸びをし、それでもまだ眠そうなままだが) -- シラナ
      • あはは、そうですよねぇ(ほんの少しだけ傷ついたが、もう慣れっこなので苦笑くらいしかしないようだ。)
        …え?別にラクの所に二人とも連れていけばいいんじゃないかな?このくらいの問題なら、深刻な事じゃない…と思うし。
        あれ、クノンも来てるんだ?へぇ…うーん、問題なさそうならもう歌の練習の時間だし、そのまま連れていきたいんだけどなぁ…。
        あ、ありがと…う、と言い切る前に連れて来られちゃった…(ケーキを器用に片手持ちしながら頬をかいた。) -- ジャン
        …あ、父様…大丈夫だった?…怪我はない?(シラナは目を覚ましたので、眠たそうなシラナから一旦抜け出すと本人は駆け足で駆け寄る。)
        (ただ、実際他人から見ればほぼ徒歩くらいだが、父親は駆け足なのだろうとわかっているので、「有難う大丈夫」と笑顔で頭を撫でてくれる。)
        …ん…(くすぐったそうに、口元を緩めて嬉しそうに小さく微笑む。) -- シーナ
      • …………。お前と王が連れ添う様を姫様方が見て喜ばれるからに相違無い。それに、退屈な話を姫様方に聞かせる事もあるまいよ
        分かったらケーキを置いて王の元へ行くが良い
        (テラス到着後、小声でジャンにそう告げた後、駆け寄ってきたシーナの心配を一瞬し、頭を撫でられる様子に微笑む)
        -- しもべ
      • あっ。…………いいなっ(妹の様子に気付いて羨むまで大体6秒)
        んしょ……父様私もー(ソファから降りると父へ向かってやはり駆け足。シーナの脇を通り過ぎてそのまま父の足へGEKITOTU)
        おお……?(よろめく、踏ん張る、持ち直す) -- シラナ
      • …二人ともよくわからないと思ったら、シーナは許しを得てから本読むし、シラナは勝手に寝ちゃうけどね(簡単に想像出来てしまったようだ。)
        まぁ、でもラクのことが心配でもあるし…シーナに言ってから、行くとしようかな…しもべさんは、どうするの?(ラクの事だけに、子供の世話を任せていいものかと思ったらしい。)
        (そしてテラスでシーナの頭を撫でていたら)…あぁ、シラナもしてあげな…あたっ!?(避けることもできたが、避ければ怪我しかねないのでそのまま受け止める。)
        はぁ…ちゃんと前見て、加減しないとダメだよ?怪我したら、自分も痛いし周りも心配するからね?(褒めるというより、注意をしながら頭を撫でてあげる。)
        …しかし、今までにない子に育ってきたなぁ。シラナ…パワフルな子は、初めてかも?ラージャは格闘技少年だったけど…。 -- ジャン
        ?(首を傾げる五女は、ある意味次女のクノンと似た面が多いが、一度外に出ればかなり違いがあるようだが、今は不思議そうに首を傾げる。) -- シーナ
      • …………。どうするも何も、お前が王の元へ行くのなら我がここでまだ幼い姫様方のお相手を務めるのは道理だろうに(幼い内は割と子>王なしもべだ)
        (ジャンへ冷ややかに呆れた視線を向けた後、その足にシラナが突っ込んで来たので少々目が丸くなる)
        その通りですよシラナ姫。行動前に予想と慎重とを心がけ無ければ、いずれ誰か轢いてしまうやも知れませんよ(屈んでシラナと目線を合わせ、意図しないジャンとの連携を決める)
        普段お休みになっている分、爆発的な面がおありなんでしょう。……さ、それより(双子の側なので口調は柔らかいが、視線はさっさと行けと物凄い)
        -- しもべ
      • う……うん、うん。……きをつける(頭を撫でられて凄い幸せそうな顔になりつつ、分かったような分かってないような)
        ……? 父様母様呼びに行くの?(妹と似た調子に首を傾げる) -- シラナ
      • まぁ、それはそうなんですけどね…しもべさんがいいのなら(そういう事で願いしようと思いながら、視線に頬をかく。)
        轢くって…でも、同い年の子とかにしたら突き飛ばされて怪我させそうだからね…今度は気をつけるんだよ?(夫婦っぽい連携だが、お互いは否定するだろう。)
        …わかってるよ、そんな顔しなくても(しょうがないなぁという感じの顔をしてから、双子に視線を合わせる。)
        うん、ちょっと母様の所に行くから…二人ともしもべと一緒に待っていてね?さっきの事故の報告とかもあるからね。 -- ジャン
        …大人しく、待ってる(疑うこともなく、コクリと頷くとしもべと一緒にしばらく待つ気の五女。) -- シーナ
        それじゃあしもべさん、あとはお願いするね(双子の娘を一旦しもべに任せて、ジャンはラクがいる部屋へと向かって行った。) -- ジャン
      • …………。うむ、任せよ(ジャンの背へキリッ した後シラナとシーナを侍らせて即ほわわするしもべであった) -- しもべ
      • (時間は少々巻き戻る)
        ……それで何の用かしら、クノン(用事があると現れた次女に対し座ったまま迎えると、少し難しい顔をする)
        椅子は、ちょっと自分で出してくれるかしら。どうも今日は巧くいかないのよね……
        ランを心臓部の方にやって調べては貰っているんだけど。……ジークの編んだ要塞の魔力経路に綻びでも出来たのかも知れないし
        -- ラク
      • 今日はちょっとお店の方の相談、といっても経理などじゃなくて…設備の方なのだけれど。
        あら…母様にしては珍しいわね、いえ…初めて見るわ、そんな状態の母様…(流石に驚きを隠せないようだ。)
        (試しに自分で呼び出してみると、多少違和感はあるもののすんなりを椅子が出てくる。)
        …そう、ラン姉様も調査してるのならいずれ原因もわかるのでしょうけど…ジーク兄様も?…来るとしたら、久しぶりに皆揃うかしら。
        まぁ、シャナは早々来ないでしょうけれど……あぁ、それで相談なのだけど…どうも店と要塞を繋ぐドアがおかしいのよ。
        実際父様が店を開く時行こうとしたら上手く機能しなかった、と言ってたから…閉店作業中だった父親に変わって、先に報告に来たの。 -- クノン
      • 店の……設備? ふぅん、とするとこっちの不調があっちにまで響いているのかしら……(頭が痛そうに頬杖を突き)
        そうね、何せ私も初めてだもの。……ジャンを送り出した辺りまではまだこうまででも無かったのだけれど……
        ええ、何かにもよるけどそろそろ当たりを付けるかくらいはしている筈よ。……呼び出す程の事で無いのが良いのだけれど、ね
        そこは仕方が無いわ。それで……ええ……あれが? ……この分だと要塞全体で不具合が出ているかもしれないわね……(長く息を吐く)
        -- ラク
      • (その時、二人の間斜め上の空間に26型テレビ程度の大きさの画面が現れ、そこに白黒映像でランが映る)
        母様、調査だけど……あらクノン(妹に気付くと軽く微笑みかけ、それから母に視線を戻す)
        魔力の貯蔵が殆ど空だったから、並行していた良く分からない規模の大きな実験の幾つかを停滞させておいたわ
        もうこれじゃあ実質母様のみの魔力で要塞を取り回しているようなものだから……とは言っても、それだけでこうはならないけど
        でも取り敢えず、私で今分かる事と出来る事はここまでだわ。他に異常らしい異常は無かったし……時間をかければジークを呼ばなくても私で何とかなるけれど、呼んだ方がずっと早いのは明らかね -- ラン
      • えぇ、そうみたいね…あちらで何かした、という訳ではないはずだから…父様も心配していたわね。
        …そう、母様の初めての事…今日の朝までは何事もなかったのだとして、何かしらの体調不調みたいね…。
        ジーク兄様だって、大事でなければそれでよし、もし大事だったのに呼ばなかったらそっちの方が嫌なはずよ。
        まぁ、ともかく大事でなければ越したことはないのだけれど…(そこでランの報告が来たので、姉に会釈だけして終わるまで待つ。)
        ……ふぅん、魔力の貯蔵が空だなんて…一体何が…ともかく、母様は休んでいるといいわ。
        ラン姉様とジーク兄様…それに私もサポートに入るわ…3人寄れば、なんとかなるはずよ(安心して休んでもらうためにも微笑んで言った。)
        ねぇ、ラン姉様?(そして心強い味方をつけるべく、姉にも同意を求める。実際はラン一人でもおそらく代役は務まるだろうとは思っている。) -- クノン
      • ジャンに心配されるなんて、ねえ(微かに苦笑する)……でも体調がおかしくなる筈も無いのだけれど……
        そうかしら。あれはあれで忙しいのだし……、そうね、それはそうだわ
        ……ええラン、どうだったの?(映像が白黒である事を不審に思いつつ)……空に? おかしいわね……スケジュール的に幾つか重なっているから気を使っていた筈だけど……これは出来るだけ早くジークを呼んだ方が良さそうね
        クノン? ……まだそうと決まった訳では無いし、私が今すぐどうこうというものでも……(言うが、しかし次女の頑なさはよく分かっている所である)
        -- ラク
      • 母様がその辺りの管理を怠る筈も無いし、かと言って母様の魔力だけで要塞が切り盛り出来ない筈も無いしで……
        …………そうね、ジークに頼むなら一度母様に休んで貰うのも良いかしら。旅行中に代わるのはしょっちゅうだけど、子供達のやる事を見てみるというのもたまには悪く無い筈よ?(妹に同意し、微笑む。とはいえその提案には少々驚いていた。まだ彼女が母に依頼を受けた時は、様子の変化に気付かない程度だったのだ) -- ラン
      • …それはそうなのだけれど…何故かしら?(母様がそうなる、というのは聞いたこともないし、実際本人も初めてだという。)
        母様も、ラン姉様もよくわからないとなると…私は、手伝いくらいしか出来なさそうね…(残念そうに苦笑する。)
        どこかで漏れているとかなら、修繕で済むのでしょうけど…えぇ、私もやれることはやってみせるわ。
        (クノン自身も何か重要な問題がある、という事がないのは分かっていたが、それでもこうしてみようと思ったのは理由があった。)
        (まず、父親が母親に一度でいいから看病してあげてみたいと、酒を飲みながら言っていた事を思い出したのと。)
        (もう一つは、兄や姉と一緒に何かをするというのは一度してみたかったのもあるようだ。年が離れているだけに、そういう経験は少なかったらしい。)
        それじゃあ、私はラン姉様の元に行くわ。母様(そしてクノンが外に出るあと、ドアの外で話し声が聞こえる。ジャンがやってきたのだろう。)  -- クノン
        (そして軽く説明を受けたのか)…ラク、入っても大丈夫かな?(少し心配そうなジャンの声でノックとともに聞こえる。) -- ジャン
      • ……まったく(長女の加勢まであっては流石に息を吐く)分かったわ、そうまで言うならあなた達でなんとかなさい
        ラン、いつものようにあなたに私の要塞での全権を一時譲渡するから、準備しておきなさい(これは旅行前に必ず行われる事で、言葉通り要塞に関する全てを代行する事になる。ただ負担が急にかかる為委譲は宣言から一分後、段階的に行われる)
        ………(次女の言葉に頷いて応え)さて……と(改めて長女に指示を出そうとするも、向こうの声に気付く)
        -- ラク
      • あら、手伝って貰うだけでも私としては助かるわよ。分担が可能なだけでも大違いだもの
        漏れているだけなら塞げば良いし、迂回経路を設けて健全化を図るのも良いわね。……その箇所が見つかれば、だけど
        はい母様。……分かったわ、ではいつものように(頷く。とはいえ、委譲が終わった頃には精神的に鉛のドレスを着込んだような状態になるので非常に疲れるのだった)
        ん。こっちの階層に繋がる昇降機は私の魔力で上げておいたから、あなたが着く頃には何事も無く動く筈よ
        (そして母の次の指示を聞きかけた所で、父親の存在に気付く)大丈夫よ、母様。そこでゆっくりしていて?(気を利かせたつもりか、ウインクする姿を最後に画面は消えさる) -- ラン
      • まったく……(長女の様子に溜息を吐き、遠慮がちな夫の声に再度溜息)
        入って大丈夫じゃ無い理由なんてないでしょうに(呆れた様に言い、立って夫を迎えようと腰を上げ、一歩を踏んだ辺りで崩れ落ちる)
        -- ラク
      • (次女のクノンから聞いた話では、体調が悪いけど何が原因かまではわからない。)
        (要塞にも異常が発生しているので、ランに権限を委譲してクノンとジークが補助に入るということだった。)
        (娘や息子たちの連携に、子供のありがたさを再認識しながらも、頭の中ではラクへの不安で一杯のようだ。)
        うん、それじゃあはい…ラクッ!?(ドアを開けようとしたところで、何かが倒れる音に叩きつけるようにドアを開ける。)
        ラク!?ラク!(慌てて抱え起こして、意識はあるかどうかなどを急いで確かめようとする。)
        (ジャンの顔は、今までにないくらい心配そうな顔になっている。) -- ジャン
      • (ジャンが飛び込んだ時には既にうつ伏せに倒れており、抱え起こされれば自分が倒れていた事に驚いたような顔で目を瞬かせていた)
        あ、ジャン。……ええと、大丈夫よ? 多分、それなりに(夫に気付き、その表情にやはり驚いたのか、手を挙げそっと彼の頬を撫でる)
        (だがその手、声に力は感じられず、色白な肌も今や蒼白と言って良い)
        -- ラク
      • (こんな風に床に倒れ込んでる姿など見たことがない、今まで聞いた話で最悪のケースが頭をよぎる。)
        …よ、良かった…いや、でも…(目を瞬きしているラクに最悪のケースはなかったとわかったが、まだまだ安心は出来なかった。)
        …そんな調子で大丈夫、と言われても全然安心出来ないよ(苦笑しながらも、その肌の白さと声の力のなさに不安はむしろ増す一方のようだ。)
        とりあえず、ベッドの上に!(いつものように抱き起こすが、普段よりもなんだか軽い気がして背筋が寒くなる。)
        …それで、一体どうしたのラク…(ベッドに下ろして、ベッドに腰掛けながらとりあえず額に手を置いて熱を見てみる。) -- ジャン
      • ……そうね、言われてみればそうだわ。立場が逆なら叱ってしまいそう……(苦笑に弱々しい苦笑で返す)
        ただ、私としては今の状況が結構楽しくもあるのよ。初めてだから(一応の余裕はあるらしい)
        ええ……(大人しく抱き上げられ、寝室へと運ばれる)
        どうと言われても。……分からないわ、今の所は。ただ……その内ランへの委譲が始まるから、楽にはなる筈だけど……(発熱、と言えるほどの熱さは無かったが、それでも夫のよく知る体温よりは高く、額に置いた掌にはいつまでもその熱さが取れなかった)
        -- ラク
      • そうだね、いつもとは逆な…でも、始めてだから心配だよ(いつもなら逆だと笑うところだが、顔は曇っている。)
        …ん、楽しくもある…かぁ…なんとなく、分かる気もするね…大事ではないのなら(ラクの状態が分からないので、ジャンの方が余裕がなさそうだ。)
        そっか…原因がわからないのが不安だけど、ランたちのお陰で楽になれるのならいいなぁ…(楽観視は出来ないが、そうであるように願う。)
        …熱は、あるみたいだね…こういう時普通なら風邪薬とか、なんだろうけど…とりあえずは(濡れタオルの代わりに、手自体を魔法で程よくひんやり冷たい程度に額につけたままにする。) -- ジャン
      • ジャン……。余程の事のようね。あなたが私に向けてそんな顔をするなんて初めてではないかしら(夫の曇り顔に力無く困った顔になる)
        でも……ふふ、心配のし過ぎよ。本気で何か私の存在に支障が出るような事があるなら、しもべが娘達に手一杯でいる筈がないもの
        原因もいずれ分かるでしょうし、あの子達が力を合わせるならそれもすぐでしょうから。…………ふぅ(長く息を吐く)
        ん……こういうのが気持ち良いという事は、そのようね……。…………どうも……眠っておいた方が良さそうだわ(そう言って瞼を閉じる)……ああ、手はそのままでね(瞼を閉じたまま言うと、すぐに静かな寝息を立て始める)
        -- ラク
      • (それから一分としない内にベッドの斜め上の空間に26型テレビ程度の大きさの画面が現れ、そこにフルカラーハイビジョンでランが映る)
        委譲も始まったし、母様には休んでいて貰いたかったんだけど……邪魔だった? -- ラン
      • まぁ、それはそうなんだけど……そっか、それもそうだよね…ただ、しもべさんだって全てを見通せてる訳じゃないだろうし。
        …そっか、そうだね…今は誰でもない、自慢の子供たちを信じて待つとしようかな…(その言葉にようやく顔を緩ませて苦笑する。)
        あはは、気持ちいいのなら良かった…ん?眠っておく?大丈夫、僕はそばにいるから。(冷やしていない方の手で手を握ってあげる。)
        (いつもより顔色が悪いラクの顔をじっと心配そうに見守っていると、画面の表示にようやくそちらに視線を動かす。)
        あぁ、それは大丈夫。今休んだところだから…ラン、よろしく頼むよ(万感の思いを込めて言った。) -- ジャン
      • そう、それなら取り敢えずは良いんだけど。……ええ、任せて(父の言葉にしっかりと頷く)
        その内クノンも来るでしょうし、ジークには母危篤ってだけ伝えておいたから今日明日には来ると思うわ
        詳しい事が分かりそうなのは五日後くらいかしらね。私はともかくジークにもクノンにも家庭があるから作業にかかりきりという訳にはいかないでしょうし
        ……ああそうそう。母様にキスでもしておくと魔力の授受効果あるから手助けにはなる筈よ。もっとも、母様が寝てる今じゃ気を付けないと吸い殻にされるかもしれないけど -- ラン
      • …危篤ってそれはまた…まぁ、それならすぐにでも来てくれるし有難くはあるんだけどね。
        それに、サイフ君もまた冒険者として頑張ってるみたいだし。たまには様子見に行ってあげてもいいとは思うけど。
        …結構かかるね…まぁラク自体にはそんなに深刻なこともないし…ランもあまり詰め込んだりしないように、いいね?(そこは父親らしく言った。)
        ……そのアドバイスは、なんというか…まぁ、そういうのはある意味慣れてるから大丈夫だよ(頬をかきながら苦笑する。)
        (そして画面が消えてから早速)…いつもは、あまり寝顔とか見れないけど…うん、綺麗な寝顔だ…(まだ青白いラクの頬をそっと撫でる。) -- ジャン
      • ………………(寝顔は安らか。安心し切っているようで、熱や顔色を除けば可愛げすら感じられる)
        (とはいえ余程消耗していたのか、眠りは深く頬を撫でられても特に何か感じた様子は無い)
        -- ラク
      • えへへ、やっぱりラクの寝顔はいいな…子供たちとはまた違う嬉しさがある(その寝顔に満足そうに言った。)
        でも、やっぱり心配だな…今日は無理させられないし、口づけでもいいのなら…(眠るラクの唇に、ゆっくりと重ねる。)
        (もちろんランに注意された事は分かっているが、吸い取られる具合で重ねる時間も調節しようと思っているようだ。)
        (我が身を差し出すのも厭わないジャンだけに、これくらいは当然のことと言えた。) -- ジャン
      • ん……(言うなれば、それは乾いた土が水の一滴を貪る様な。感覚で調節しようとかそういう考えが甘い物だったと思い知る暇も無く、一瞬よりも速く夫の魔力はほぼ枯渇する)
        (全搾取しなかったのは本能的なものに近い。以前ならともかく今の彼は魔力を空にしてしまうと生命活動への支障が多大であるから)
        (とはいえ、全身に圧倒的な倦怠に見舞われてしまう事は間違いなく、暫く身動きもままならず、呼吸するので精一杯だろう)
        (それを代償に僅かに妻の顔色は良くなったが。ただそれを目視出来るだけの余裕があるかどうか。多分無い)
        -- ラク
      • ぐっ…まさかここまで、とは…(そのまま倒れ伏してしてしまいそうになるが、ギリギリ踏みとどまる。)
        (これでもまだ、もしかしたら加減されたのだろうか?と薄ぼんやりする意識の中、そんな風な事も考える。)
        (しかし確かめる余裕もなく、最後の力を振り絞って妻の上ではなく横に寝そべるように転がる。)
        (だがそこで意識は途切れ、目を回すように気絶してしまったようだ。魔力も0に近いが、命に別状はないだろう。)) -- ジャン
      • ………………(薄く瞼が開く。身体が若干楽になった事で少し余裕が出来たのと、何があったのかとの疑問もあった)
        (そして目だけを動かして辺りを見、夫が隣で倒れて動かなくなっているのを発見する)
        (一瞬驚いたが、生きているっぽいのと、微かながら唇の感触を思い出し、夫が手助けをしてくれたのだと理解した)
        ジャン……(手を伸ばし、そっと夫の頬を撫でる。自分の中の幾らかの魔力が彼からのものなら、身の内の暖かみも増そうというもの)
        (小さく微笑み、再び深い眠りについた。やがて子供達からも接吻を受けて翌日には目を覚まし、夫と並んで事情説明を受ける事になる)
        -- ラク
  • (今日もテラスで本を読んでいる。ここがお気に入りの場所だからか、毎回同じ場所にいるようだ。)
    (理由はいくつかある、母親にしろ父親にしろこのテラスを通ってどこかに移動することが多く、特に父親がお店を終えて帰ってくるのがわかる。)
    (もう一つ大きな理由は、風通しが良くシーナにとっては喘息になりにくいという事らしい。)
    …しもべ…お茶、頂戴(ジャンのクッキーを食べつつ、命令というよりはおねだりに近い言葉で、すぐそばに控えているしもべに言った。)
    …一応、シラナの分も(寝ているので、飲むかどうか分からないが、シラナなら喉渇いたら寝ながら飲んだりするので、頼んでおく。) -- シーナ
    • …………。はい、畏まりました(良い笑顔で応え、歩み出ると求められたままにシーナ専用のカップにシーナ専用のブレンド紅茶を注いでいく)
      はい、シーナ姫(同様に、シラナ専用のカップにシラナ専用のブレンド紅茶を注ぐ。常であれば王の子の名を呼ぶ事は無いが、双子という状況にはそうせざるを得なかった)
      また何かありましたらなんなりと(それぞれに適量を注いだ後、そう微笑んだ)
      -- しもべ
      • んに…………(もはやそれが当たり前のように寝ている。椅子に座るシーナに丸テーブルを挟んだ向かい、椅子に座ったままぐっすりと)
        (八割寝たままテラスに移動するシーナに付いて来て、今は十割寝ている訳だ)
        (ただ寝ていても姿勢がそう崩れる訳でも無く、ちゃんと起きてさえいれば結構身体能力が高い事にそれなりな説得力を与えていた) -- シラナ
      • …ありがとう…(相変わらず小声だが、しもべの耳にはちゃんと聞こえるよう綺麗な声でお礼を言う。)
        (以前は無言のままカップを差し出したりとしていたが、両親に言われて今では身内には声をかける程度にはなったようだ。)
        ……ん…(そして注いでもらったお茶を飲んで、クッキーを食べて、口元が自然と緩む。)
        (目は隠れていて見えずとも、口元を見れば慣れてくればある程度分かるくらいには表情もあるらしい。)
        …(一瞬シラナの方に目を向け、安定したまま熟睡する姿を見て、どこか安堵しながらまた本に目を移す。)
        (そして数十分後、パタンと読み終わった本を閉じて)…(自分の影から、次の巻を取り出す。便利な収納ボックス扱いだ。) -- シーナ
      • (本が閉じた音に反応したのか、瞼が薄く開く)んー…………んー? んぃ、ん、んぅー……っ(座ったまま背伸び)
        ……あれ? ……ここどこ? …………あ、あー、待って待って、言わなくて良いから、たぶんしってる、かんがえればわかる
        (ぴっと掌を妹としもべにそれぞれ向けた後、うむむと考え始める)…………ぐぅ(そのまま寝た) -- シラナ
      • ……ぁ…起こしちゃった?(若干申し訳なさそうに、姉が目覚めるのを眺める。)
        ……ここは…ん、分かった…(説明しようとして、言わなくていいと言われたので黙っている。)
        ………しもべ…シラナの頭叩いて…(先ほどと違って、命令に近い口調でお願いする。)
        (姉の睡眠癖は慣れてはいるが、せっかく待ったのにという気持ちがあるのか、少しだけムッとしているようだ。) -- シーナ
      • …………。(シラナの様子を微笑ましげに見ていたのだが)……は? ……では(寝落ちたシラナの頭を叩く事については既に手慣れていた)
        (なので歩み出てシラナの隣に立つと、右手を、頭に、振り下ろす)
        -- しもべ
      • (快音)
      • ……痛……い? ん、あれ。……えーっと。…………そうだ、テラス。シーナに付いてったんだったよねえ(寝落ちの中断やしもべに叩き起こされた事等意に介した様子も無く、だが眠たげに続ける)
        ………………(じーっと妹を見)………………(席を立つ。移動し、妹の傍まで来るとやおら彼女を椅子から退かし始める)
        (割と有無を言わさない、ゆっくりだが有無を言わさない手付き。表情こそ楽しげだが)……そーれーでぇー(妹を退かし終えると、空いた椅子に座り、)よおいしょー(妹を引っ張ると自分の膝の上に座らせ、抱き締める) -- シラナ
      • (もちろんしもべが手加減して叩く事くらいは分かっているので、だから安心してお願いしたらしい。)
        (痛いけど目が覚める適度な叩きと叩いた音のあと、目が覚めるであろうことを確信しながらじっと見つめる。)
        …うん、そう…眠たそうだったのに、ついてくるから…(そして睡眠をはさんだのに続けられる会話にも慣れっこで、こちらも続ける。)
        …?……どうしたの?…あ…(何故か椅子から下ろされて、首を傾げるもすぐに意図に気づいて影に逃げようとする。)
        あぅ…(しかし影に逃げる途中で引っ張り上げられて、シラナの膝の上でお人形のように抱きしめられてしまう。)
        (既に体格差が出てきており、さらに貧弱な体のシーナでは逃げ出せずに、僅かな希望を求めてしもべの方を見る。) -- シーナ
      • …………。……(良い笑顔) -- しもべ
      • んっふふー、ぎゅー。……ぎゅ〜、いーにおーい(抱き締め、妹の後頭部に頬擦り。シーナの背には柔らかく当たる二ヵ所が既に感じられたりする)
        シーナは可愛いねえ、可愛いねえ食べちゃおうねえ(そして首筋甘噛み。もぐもぐ) -- シラナ
      • ……(案の定、というくらいにもう慣れっこな展開に、目が多少曇るがこれくらいで諦める五女でもなかった。)
        …シラナ、ちょっと…恥ずかしい(逃げ出そうと手足を動かすが、匂いを嗅がれたりすると流石に恥ずかしそうに呟く。)
        (背中に当たるものについては、普段なら少しだけイラッとしたりもするが、今はそれどころではないようだ。)
        んくっ…食べるのは、駄目!(首筋を甘噛みされ、首を竦めつつ影を操り、シーナの影がシラナの頭を叩く。)
        (例え手足が封じられていても、シーナにはこういう事も出来る強みがあった。今は逃げるためではあるが。) -- シーナ
      • …………。(初めの内は双子のやり取りを笑顔で見守っていたのだが、シラナが本気で無いにせよシーナに歯を剥いた辺りで笑みを消す)
        お戯れも程々になさいませ(歩み寄り、シーナの影がシラナを叩いた隙にさっとシーナを抱き抱えてシラナより離す)
        余り過ぎるようですと、しもべではなく王の方からお叱り頂く事になりますよ?(言いながらも、右腕に座らせて自分に凭れさせるようにしつつ左腕で軽く支えているシーナの頬が側にあるので、そちらに頬を寄せるのは怠らない)
        -- しもべ
      • ……あっ、あああ〜〜〜、ずーるーいー(叩かれた際にそのまま妹をしもべに取られたので不満を露わにする)
        むー……(が、母を持ちだされては流石に押し黙る。そしてそのまま再び眠るかに思われたが、椅子から立つとおもむろにしもべの方へ)
        じゃあ私もしもべに抱っこして貰うしー(駆け寄り、飛び付き気味に抱き付く。当然しもべは受け止めるものの、右腕にシーナが座っている為、左腕のみで抱き止めた形になる) -- シラナ
      • シラナ、こういうのは…家族でもダメだけど、よそでしたら…もっと駄目だからね(妹だが双子だけに、いう時はちゃんと言う五女。)
        (しかしながら、しもべに抱きかかえられた状態では威厳もなにもなく、説得力は多少乏しいかもしれない。)
        …母様も、そうだけど…今度したら、数日感…一緒に寝るの、禁止するから(ただ、こうして交渉するくらいには出来るようになってきていた。)
        (しもべの行動にも気づいているが、親愛としての行為でもあるので、これはこれとしてもう慣れてきているようだ。)
        …え……もう、シラナは…我侭…(それでも、しもべと挟んで隣りにシラナと一緒なのは何だか嬉しいらしく満更でもなさそうだ。)  -- シーナ
      • …………。左様ですよ、シーナ姫の仰られる通りです。柔肌に牙を突き立てたくなるのはある種魔の性とも申せますが、それを御せぬとあっては王の失望をも招きましょう
        (等とシーナのほっぺを堪能しつつシラナに小言を連ねていたが、やおら加速したシラナが飛び付いて来たので流石に半歩よろける)
        姫……全く、仕様が無いですね(よじ登るシラナを支えるようにし、シーナの頭は肩の上、シラナの頭は肩の辺り)
        ですが困りました。しもべはこれでは何も出来ません(とはいえ楽しげに)
        -- しもべ
      • えへへー(妹やしもべの小言を聞いているのかいないのか。ともかくしもべに飛び付いてよじ登ってしがみ付いた状態で)
        今日も一緒に寝ようねぇシーナ(しもべ越しに微笑む。先程の条件を聞いていたのかいないのか、今回は大丈夫だと読み切ったからなのかどうかの判別が難しい眠たげな眼差しである) -- シラナ
      • …私は、そんな事ならないけど…しもべも、そうなの?(しもべも魔のものであるからそうしたくなるのか気になり、しもべを見上げて首を傾げる。)
        なら、しもべはしばらく…このままが、お仕事…(せっかくこうしているのだからと、珍しく我侭のような事を言った。)
        …今回は、許してあげる…(そんな風に、視線をそらしてから了解するシーナ。どうもシラナの独特の眼差しに弱いらしい。)
        でも、次したら……寝てる…(そして視線を戻したときには眠られていて、思わず溜息が漏れる。)
        (そして、起こすのは諦めて)…しもべ…父様が帰ってきたら、起こして…皆でご飯、食べたいから…(本を膝の上に置いて、瞼を閉じる。)
        (シラナほどではないが、丁度お昼寝の時間でもあったのか、シーナも程なくしてしもべにもたれるように眠り始める。) -- シーナ
      • …………。しもべに限らず、この要塞に住まう物等はそういった欲求を身の内に秘めておりますれば。とはいえ、瑣末な事なので殆ど気にも留めていませんし、時折意識する事はあっても衝動に駆られる程ではありませんから(シーナの仕草に頬を緩ませながら)
        ……左様仰せであるなら、その通りに致しましょう(楽しげに応じた)
        (あっさりと折れるシーナに微笑ましいものを感じ、既に寝付いていたシラナにもやはり微笑ましいものを感じ)
        ふふ、困った姉君でいらっしゃいますね? ……はい、は、承知致しました、ごゆっくり……(微笑み、シーナも寝付くのを確認する)
        (その後本当に一切の微動もせず、双子の寝息に包まれて幸せな時間を過ごしたと言う)
        -- しもべ
      • むにゃうにゃ…… -- シラナ
  • ふぅ…流石に娘二人ともなると、普段の買い物より大変だよね…まぁ、シーナは大人しいし、シラナは気づいたら寝てたりするんだけど。
    …子供たちなりに、はしゃいでたのか…シラナだけでなく、シーナもすっかりと熟睡してるね(ゆっくりと、ラクとともに双子をベットに寝かせて布団をかける。)
    シーナの方は、泳ぐのが得意じゃないけど…それでも、新しい水着もあって楽しみにしてくれているみたいで良かったよ(それが地味に心配だったようだ。)
    (大事そうに、自分の机の上に置かれた紙袋を見て、嬉しそうに目を細めてからゆっくりと双子の寝室のドアを閉める。) -- ジャン
    • そうね、同じのに拘ったかと思えば別々のにしたり。あれで二人とも……まあ、普通の範疇内だったらもっと大変だったんでしょうけど
      ……それはそうでしょう。口数多かったもの、この子(夫との共同作業がてらシーナの頭を撫で)
      シラナは泳ぎが上手……と言うより起きてるからでしょうね、あれは。寝たら沈むと覚えたのか水の中だと寝ないもの。……まあそこは、今までの子から考えても新し物を喜ばない筈が無いし
      (夫より先に娘達の寝室から出、彼がそっとドアを閉めるのを見)……むしろ私が問題視しているのは、あなたが選んでくる私用の水着なのだけれどね?(既にジト目であった)
      -- ラク
      • うん、双子だからこそ色々とあるんだろうけど…二人だからこそ、今までの子とはまた違う感じがするよね(子育てが楽しいようで笑顔で言った。)
        そうだねぇ、普段ならもっと口数少ないのに…シラナだってもっと僕かラクに抱かれて眠っていたはずなんだけど…。
        基本的に、身体能力は高い感じだからなぁ…反面、シーナは身体能力は厳しめだから付いてあげないと…水泳で、喘息も緩和するといいんだけどね…。
        あはは、シーナに関してはぬいぐるみよりは本を上げたほうが喜ぶみたいだけどね(その事がわかってからはシーナには本をあげてるらしい。)
        …え?…そ、そうなの?…いやでも…海に着ていく用のは普通だよ?赤いパレオつきのビキニだし…(心当たりがあるのか、若干目をそらす夫。) -- ジャン
      • (笑顔の夫にやや苦笑気味になりつつ)まあちゃんと子供らしくしてくれたのは、分かりやすくて良いわ
        ちゃんと起きていれば、今までの事比べても良い方だものね。シーナの方は……治せればまだ事情も違ったんでしょうけど
        ……本の虫になるならせめて前髪何とかした方がいいと思うのだけれど、なんでか止めないのよねあの子
        だから、そこで、海に着て行く用とかいうのがあるのがおかしいのよ。ベッドの上でしか着れないような水着まで幾つもあるのってどうなの(ジト目は続く)
        -- ラク
      • そうだねぇ…ランも優秀ではあったけど、それ以上かも?…ちゃんと、起きていればだけど…。
        うん、流石に喉開いては駄目だったし、普通の方法でせめて緩和とか出来れば…無理に運動させなければ出ないみたいだね。
        …あぁ、あれは…目を見て話すの恥ずかしがるし、それなら最初から見えないようにって事なのかもだけどねぇ…(苦笑しながら言った。)
        うっ……い、いや別にベットの上だけのための水着という訳では…(着る事自体却下されたものもあるようでやはり視線がそれる夫。)
        こ、今回のは割と普通だよ?(深いVネックの黒い水着で、Vの先端がお腹辺りまであるようなのを買ったらしい。) -- ジャン
      • ……余り期待しない方が良さそうね。猫並かそれ以上に寝たがるんだもの
        あの子等もいずれは冒険者になるんでしょうけれど、大丈夫かしら。……冒険者の前例として喘息どころではないようなのが結構居はするんだけど、こう言う時は他所は他所、内は内というのが良く分かるわ
        サングラスの類の方がまだ良いでしょうに。……まぁ、目が悪くなったとしても良くすれば良いだけだけど
        ふぅん。……ただでさえ用途が限定されているのに、更に狭まったようなのを嬉々として用意しておいて……
        大体その割と普通っていう水着、私が実際に着たとして海だと都合が悪いのはあなたなのだし。……余り変な格好を要求しないで欲しいものだわ。夫に応えるのが妻とはいえ、何でも良い訳ではないんだから(溜息。が、余程出ない限りせがまれると着てしまう)
        -- ラク
      • はぁ…まぁ、シーナもそうだけど…これらがあの子達の、特徴となっていくんだろうねぇ…(頬をかきながら言った。)
        …シラナの睡眠も、冒険に不向きだけどシーナの喘息も辛いだろねぇ…うん、ベットのまま冒険出てた人もいたらしいし…全く難しいよねぇ…。
        …確か、サングラスとかはデルとかに似合わねー!って爆笑されて止めにしたんじゃなかったっけ…その良くすればってのも、考えようによっては凄いよね…便利だけど。
        うぅ…別に、そういう目的だけで買ってる訳ではないんだけどね?二人きりの時の水場で、着たりもするわけだし…。
        ま、まぁそれは毎回都合が悪くなるわけじゃないから…ん、ごめんね。できるだけ気をつけるよ(申し訳なさそうに苦笑する。)
        …それで、今回の水着は…NG?(でも、一度買ったからには一度は着て欲しいとも思うので聞いてみる。) -- ジャン
      • ……そうだったわね。あれにも困ったものだけど……あら、そう? 腕一本増やすよりは簡単な話よ
        あなたはいつもそう言う。……二人きりでいる時に、その後どうなるかの想像を狭めるような格好はどうなのと思うけど
        そうね、殆どと毎回は別よね。……出来るだけ、ね(苦笑する夫に、諦観混じりに苦笑を見せる。ただしさほど嫌そうでは無い)
        なに? ……ああ。…………本当、二人きりでないと着れそうにないわね、あれも(今度はこちらが目を逸らしがち)
        -- ラク
      • それはそうなんだけどね…人間だと、目がより悪くなる危険もかけてでも手術する人も多いからなぁ…。
        でも、ラクは何着ても似合うし…だからこそいろいろと着せたくもなって…(ただ、水着でするのも好きなのも大きな理由らしい。)
        だって、ラクが嫌がってるのに無理やりさせたくないし……胸の件は、出来るだけ頑張ってほしいけど(視線をそらしながら呟く。)
        …うん、あの水着は子供たちはもちろん…赤の他人なんて、もってのほかだしね…でも、二人の時ならいいんだよね?
        僕としては、今からでもいいと言えばいいけど…(ただ、子供たちが寝静まったあとだけに、ゆっくりとした時間の過ごし方も捨てがたいようだ。) -- ジャン
      • そういう問題? ……私はあなたの着せ替え人形では無いと言うのに(腕を組む。必然強調される胸元、だが視線はキツめ)
        あなたが私に無理強いと言うのも中々無い事ではあるけど……ああ、そっちは早く諦めて(すげない)
        流石に裸の方がマシとまでは言わないけど、ああいうのは夫以外に見せるものでは……それは、まあ(視線が泳ぐ)
        ……なによ。煮え切らないわね(ただこの期に及んではっきりしないのは明確に不満なようで)
        -- ラク
      • 人形のつもりはないんだけどね…(必然的に視線も胸元に、でもキツめなジト目にすぐに視線をそらしてしまう夫。)
        うん、僕もそうしないようにしてるし……うぅ、なんとか妥協点があるといいんだけど(でも諦めないようだ。)
        こっちも見せる気がないよ…下の共用ではない、僕用のプールでも着てもらえるし…ん、それなら…(煮え切らなず不満そうなラクを見て、決断する。)
        今から先に、僕用のプールで待ってるから…着てきてね?(もちろん今回買った水着は置いておく。)
        (ジャン用のプールとは、ジャンの要望で最上階に新設させたもので、一部ガラス張りで外の月が見えるようなものになっているらしい。) -- ジャン
      • あなたにそのつもりが無くとも、よ(夫の分かりやすい遷移に溜息一つ)
        あったら問題だわ。いくら夫婦だからって……まぁそれは、上なら尚更なんでしょうけど
        ……まぁ、あなたがそう言うなら(いかにも仕方が無く、いかにも呆れがちに、話題の流れからかいつもよりちょっと過剰に)
        それにしても……(夫が行った後、彼の購入した今回の水着を袋から出す)毎度毎度、こういうのどういう顔して買うのかしら……(長年の疑問であり、また、解消する気にもなれない程度のそれであった)
        -- ラク
      • (先にプールへと向かって、普段の競泳用の泳ぎ易い水着に着替えて、キャップも被ってからプールサイドに立つ。)
        …毎回のことではあるんだけど、やっぱり呆れられてたなぁ…(分かっていたが、やっぱり苦笑いが漏れる。)
        まぁ、僕のわがままなんだし…仕方がないんだけどど…(準備体操もそこそこに、軽くプールで軽やかに泳ぐ。)
        (ラクの場合そう時間はかからないので待っていてもいいが、やはり水があると泳ぎたくもなるらしい。)
        …ふぅ…さてとラクは?(そして50mプールを往復してから、水面から顔をあげてラクが来ていないか辺りを見渡す。) -- ジャン
      • (自分専用の更衣室、と言っても元々自分と夫用の更衣室しかここには存在しないが、ともあれそこで一度全裸になり、水着を着ていく)
        ……昔は水着着るにも胸の納まりが悪くて四苦八苦したものだけど…………まぁ、慣れもするわね
        (前面の露出が大きい水着を着こみ、姿見の前で乳房の左右の高さを合わせるようにしながら谷間が中心に真っすぐくるよう整えて)
        ……あら。………………わざと、では無いんでしょうけど。困ったわね。…………試着出来るようなものでも無いとはいえ
        (更衣室の姿見の前で暫し考えた後、プールへと向かった)
        ジャン(プール側に出てみれば、既に夫は水と戯れていたようで、水面の彼に声をかけて軽く手を振る。当然それだけで乳房は揺れる)
        ……どう、満足?(歩み寄ると、特にポーズを取るでもなくプールサイドに屈んで夫を見る)
        -- ラク
      • …あ、ラク……うわぁ…(買った本人なのに、実際に着た姿を遠目で見ただけでも思わず声が漏れる。)
        え、えぇっと…今行くね?(とりあえずラクのいるプールサイドに、水を立てないように軽い潜水でサイドまで行くと水面に上がる。)
        …お待たせ。え?…あぁ、うん…(まずはプールサイドに両腕をおいて、プールに入りながらラクを見上げる。)
        満足というか…着てくれただけでもありがとう?(二人だけであり、夫婦であり、何度裸体を見たか分からないほどだが、視線のやり場に多少困る。)
        やっぱり、過激だねぇ…あと、ちょっと着にくかった?(屈んでいるラクをチラ見しながら、遅かったので心配して聞いてみる。)
        (どうやら、ジャンが購入時に思い描いた姿よりも、実際の水着が大胆な水着かもしれない。) -- ジャン
      • (夫の反応と表情に、いつも新鮮に感嘆してくれる事を嬉しく思いつつも反面、流石にちょっと馬鹿では無いかとも思って、苦笑が零れる)
        いいのよ、特に待ってもいないし(傍まで来た夫の視線を満身に浴びつつ、座り直し、足を伸ばしてプールに浸ける)
        ……本当こういう格好好きよね。今までもこういう露出の大きい格好は何度かしてきたけど……(片手をつき、夫の方へ上体を向け)
        慣れたわよ。50年も前ならそれこそ胸を納める事や、左右の高さを合わせたり谷間の線が歪まないようにとかで苦労もしたけど……
        (指折り数えた後、改めて夫を見)そんな事より、これ私に合って無かったわよ(言うなり胸元で人差し指を回すと、先程までは完全に隠れていた筈の乳輪と乳首がはみ出ているのが露わになる)……ちょっと切れ込みが深いと言うか、幅が広かったみたいね(再度指を振って隠す。事実は事実として、しかし夫への無用な性的挑発を避ける為だろう)
        -- ラク
      • (ラクの苦笑から馬鹿と思われてるんだろうなと察したのか)…ケーキと同じで、同じ素材でも見せ方が違えば…だよ?(ケーキに例えて言ってみる。)
        まぁ、今回は一往復しかしてないしねぇ…昔はつい、何往復もして待たせたこともあったけど…(足をつけたりするようになった変化も、ジャンにとっては嬉しいらしい。)
        …別に、そういう格好「が」好きな訳じゃなくて…そういう格好「も」好きなだけなんだけど…。
        そっか…うん、昔はよく付けてあげてたもんねぇ…(お蔭で衣服を着せるのも上手になったりしたものだった。)
        …え?そ、そうなの?一応サイズは合うようにと思ってたけど…うっ(実際見せられると、釘付けになった後若干視線をそらす。)
        わ、わざとじゃないよ?…でも、そっか…もう少し、大人しめがよかったかも?(戻されると、視線を戻すが大胆な姿には変わりはなく、落ち着かなくもあるようだ。)
        こう、腰の辺りにベルトのようなものをつけるタイプもあったけど…そっちなら大丈夫だったかも?…あ、それでラクはやっぱり泳いだりは? -- ジャン
      • こういうのがあると本当あなたは元気になるものね。流石に蔑ろにされた時はどうしようかと思ったけど(あえて強い表現)
        あなたはそう言うけど、反応の度合いを体感する側としては中々そうもいかないものよ?
        ついでにそのままなし崩しになったりもままあったわよねぇ。着せてすぐ台無しにするのはどうかと思ったけれど(抵抗は弱かったが)
        ご覧の通りよ。サイズももうちょっと考えておくべきね。こういうのでなくても、ただでさえ胸で押し上げてるのだし……
        それはそれであなたの満足度にも影響が出るんじゃないかしらね。……ベルト? ああ、でもそれではあまり変わらないんじゃないかしら
        しないわよ。翼を隠してまで泳げるようになろうとも思わないし。……あなたとしては私に教えたいんでしょうけど
        -- ラク
      • べ、別に蔑ろにしたりはしてないよ?!まぁ、ラクがそう感じたのなら…ごめんね?(申し訳なさそうに謝る。)
        …あれ、そんなに普通の水着の時と反応が違うかな?(本人としては、同じように喜んでいるらしい。)
        うっ…まぁ、それは…どうしても手に触れちゃうし…若かったのもあるし、今は自制出来てるけど(今も、昔なら始めかねなかった。)
        そっかぁ…うん、気をつけておくよ。どうせ着るなら、ラクにも着やすい方がいいんだし…(苦笑しながら言った。)
        そんなことはないつもりなんだけど…そうかな?こうして…水着が寄せられて…(試しにしてみると、谷間が強調されるだけだったので視線をそらす。)
        ん、分かってはいるけど…やっぱり子供たちと一緒に泳げたらなと思うからね…(それがジャンの今の目標、というか夢の一つかもしれない。)
        そういえば…ラクが僕に対してして欲しいことってないのかな?いつも僕がしてばかりだけど…。 -- ジャン
      • 分かってるわよ(夫の様子に楽しげに肩を揺する。乳房も微動する) ……ああ、それはもう。鼻の下とかね? 普通の時以上に
        慣れたと言うのもあるんでしょうね。……そうでもないと自制とか構築されないでしょうし
        数字の上で大丈夫でも、実際はそうでもない事は結構あるものね。あなたが私のサイズを間違える筈は無いでしょうから、これの場合はメーカー基準から私が外れていたんでしょう
        どうかしらね……。…………ほらごらんなさい。それに、ただでさえこういうのは上体を反らせないんだから
        そういうのは父と子に任せるわ。私はそれを見ているだけでいいもの
        ……私があなたに? ……これと言って無いかしらねえ。あなたと違って私はあまり改革的な性質ではないから、現状に満足しやすいと言うか……普段で満たされてるんでしょうね
        -- ラク
      • …そ、そうなんだ…気を付けよう(手で口元を隠しながら、やはり胸に視線がいく隠し事が出来ない夫。)
        慣れかぁ…それはあるかも?ただ、愛に関しては変わりない所か増してる気でもいるよ(衒いもなく笑顔で愛を主張する。)
        うん、ラクの場合胸も、普通の人とは違う感じだろうし…(普通の女性ではありえないほど、張りも弾力もある分そうかもしれない。)
        そっかぁ…もう少し次の水着は考えて買わないとだね…(頬をかきながら反省する。)
        …んー、まぁラクがそう思うのなら仕方がないけど…プールで一緒に楽しめる方法が何かあればいいんだけどね…。
        えへへ…それはそれで嬉しくもあるかな…僕も満たされてるけど、欲張りでもあるから…(現状で満足と言われて、嬉しそうに笑っている。) -- ジャン
      • あるでしょうよ。一昔前のあなたなら、水着をこう、左右に押し開いたらどうなるかを試したでしょうし。……そっちは私も同感だけど
        そういうものかしら。良くは分からないけれど……。……次があるのは確定なのね。仕方の無い夫だ事(苦笑する)
        折角あるのに利用しないのはもったいない、と言う所かしら。でも、こうして二人で過ごす場所が増えただけで私はそれで良いと思うわ
        ……本当、欲張りよねあなたは。ま、そういう所も含めてジャンなのだけど(受容するように微笑む)
        -- ラク
      • えぇ…流石に昔の僕でもそんなことは……したかも、しれないけど(プールから出て、同じようにプールサイドに腰掛けて頬をかく。)
        ん、今も世界で一番愛してるよ…前に歌った、あの曲みたいにね(隣合う形になりながら、満面の笑みで言った。)
        うん、ほら一緒に買い物に行った時お店の人もビックリしていた事もあったし…まぁ、そこはリベンジでもあるしね?
        それもあるし…どうせだから、二人で色々としたかったから……ん、わかった。ラクがそういうなら…(こうして水に足をつけながら話すのも、またいいと思ったようだ。)
        …まぁ、欲張りだからこそ…ラクにアタックして、今のようになれたんだと思う…その事に、一遍の後悔もないしね…(ちょんとラクの頬に口付ける。) -- ジャン
      • したわよ、間違いなく。何だかんだ言っても私の胸をあなたが特に気に入っているのは確かなのだし、今でさえさっきから中々目が離れないようだし(頬をかく夫を視線で軽く刺す。見るなと言う訳ではないのだが)
        …………まぁ、分かってるわよ、それくらい(満面の笑みにちょっと気圧される風になりつつ、目を逸らさず応えた)
        ああ……あったわねそんな事も。改造を疑われたのには呆れたけど。……良い口実だ事
        そうは言うけどしたじゃない、色々と(具体例は挙げないものの)……ええ
        あの頃を思えば欲張りどころか無謀も良い所だったでしょうにねえ。……今に繋がっているからこそなんでしょうけど(頬の口付けを受け、夫の方に寄り添うようにしつつ、手を重ね)
        -- ラク
      • うぐっ…確定扱いにされた…確かに気に入っているし、目が離れないのも事実だけど…(言葉に詰まりながら苦笑する。)
        それなら、良かった(視線を合わせて嬉しそうに言うと、誓いのキスのように唇に口付ける。)
        色々とって…い、いや、確かにしたけれど…そういうのも、好きだけど…(具体例が思い浮かんで、ちょっと恥ずかしげに言った。)
        本当にね、今考えてもよくやったものだと思うけど…本当、あれで良かったと思うよ(右でラクの腰を抱いて、左で手を重ね合わてから再度口付ける。)
        (今度は唇を重ねるだけでなく、お互いの先を触れ合わせる程度の舌も交えての口づけのようだ。) -- ジャン
      • ん……(誓いのキスにそっと自分からも押し返し、柔らかく微笑んだ)
        そういうのが好き、でなければまぁ別にそう構いもしないわ。海ほどではないにしても、ここだとあなたは元気になるのだし?
        まさかこうまでなろうとは誰も予想していなかったでしょうけれど(寄り添えば抱き寄せられ)
        (再度のキス、緩く啄むように何度か繰り返し)…………ふふ。百年経ってもこうしているだけで悪くないものだわ
        -- ラク
      • …やっぱりどうしても、水場は自然と気分が高揚してて…今はもう、体としても魔族よりなんだけどね?
        うん、本当に…でも、僕はこれくらい幸せな家庭…そして夫婦生活を築けるようになりたいと思っていたよ。
        こういう、色々と着せたりするのは…まぁ、予想してなかったけど(抱き寄せると当たる胸に意識が逸れそうになる。)
        えへへ…僕も、泳ぐのも好きだけど…こっちには、負けるかな(次は首筋を唇で食む様に、口づけが続いていく。) -- ジャン
      • それはそうよ、魔族になったからと言ってもあなたの半水生の属性は残ったままなのだし。魔力で色々融通が利くようになった以外は前と殆ど変わりは無い筈よ。……説明したと思ったけど、なってみるのとでは実感が伴う分仕方ないかしら
        ……それはそれで、凄い話だわね。まぁもっとも、例えあなたがどれ程の屑であっても私の方から契約破棄を言い出す事は無かったでしょうけれど。そもそも言い出したの私だし
        たまにこんな格好をするようになったのはいつ頃からだったかしら……結婚前は無かったと思うんだけど
        ん……あん、こら。くすぐったいでしょうに(言いつつ、上体を夫側へ捻りつつ彼の首へ腕をゆるく巻き、互いの身体に挟まれて乳房が柔らかく変形する)
        -- ラク
      • あぁ、それは知ってるんだけど…例えると…好みが変わったと言うより違う好みが増えた感じ…かなぁ。
        …それこそ最初は必死でお菓子作り特訓したり、自分を食べてもらったりしたけどね…自分に自信、全くなかったからなぁ。
        確か結婚後、それなりに安定してからだったような…送った最初の服は、あのドレスだと思うけど。
        …ちゅ…じゃあ、やっぱりこっちがいい?(首に腕を絡められ、見つめ合うようになってから再度唇に口付ける。)
        (舌を今度は遠慮なく絡ませて、密着して押し返してくるような乳房を感じながら、片手で腰をより抱き寄せ、片手は太ももを撫で回す。) -- ジャン
      • ふぅん? ……まあ、それはその内ゆっくり聞かせてもらうわ
        背が今ぐらいになってからかしらね、私に対して割と強気に出るようになってきたのは
        ドレスとはまた別の話になると思うんだけど。……でも確かに、それなりに安定……あなたが冒険者引退してからが顕著かしら
        そうね、首よりは……んゅ、んー…………(瞼を閉じ、夫とのキスに没頭する。抱き寄せられ、腿を撫でられながらも下を絡ませ合う)
        ……は、ふ。…………やっぱりこうなるんじゃないの(顔を離し、言葉にこそ咎めがあるものの頬は上気しおり、腿を撫でる手を止めようとしない)
        -- ラク
      • 背が?あぁ、ラクの下に戻ってきた時だよね…強気になった気はなかったけど…(自信はついた、というのはあるかもしれない。)
        うっ、確かに違うけど…最初にこっち系統と言えば、下着になるのかな?でも、あれはラクのサイズに合わせて購入しただけでもあったし…何が最初なんだろう。
        こうして考えていくと、本当いろいろとあった上で今があるんだよね…もちろん、もう離れたりはしないけど(証明するように、しっかりと抱き寄せる。)
        やっぱりと言われると…その通りだから、反論のしようもないけど…(こちらも、水辺で普段なら止まるような言葉にも止まる様子がない。)
        でもやっぱり、コレも好きだし…ね(ラクのきめ細やかな肌を撫で回しつつ、手がラクの水着の右側に触れると、横に少し引っ張って片方の乳房の先端を露にする。)
        (ラクに指摘され、さらに一度実際に見せられていただけに、自分の手で見たくなっていたようだ。) -- ジャン
      • なってたわよ。……んー、下着も別でしょうから。……着物かしらね、丈の短い。帯引っ張られたし
        当たり前よ。……夫として妻にそれくらいは果たして貰いたいものだわ(抱き寄せられれば、心地よさそうに頬を寄せ)
        ……すけべ(反論のしようも無いと言った夫にゆるくジト目を向ける)
        それは良く承知する所だけど……んっ(水着の片方を引かれ、その露骨な行為にやはりジト目を)
        毎晩見てるでしょうに。それに(夫の手から水着を取り返すと胸元を整え、しかしはみ出ているのを魔術的に隠そうとはせず)
        片方だけそうされるとバランスが悪いのよ。するななんて言わないけど、どうせなら一度にやって貰える?(両足を畳んでプールから引くと、夫の首に巻いた腕に少し力を込め、そこを支点に彼の両足を跨ぎ、対面で足の上に腰を下ろす。ジャンの目前にたわわで窮屈げな乳房がきた形になった)
        -- ラク
      • あぁ、着物かぁ…確かにそうかも…ひ、引っ張ったのは悪かったと思ってるよ?(今でもあの時の顔が忘れられないようだ。)
        それくらいって事は、やっぱり夫に何かして欲しい事あるんだ…まぁ、他にも色々と頑張るよ。ラクのために!(いつもの笑顔で言った。)
        …すけべな夫だからね…そういうところも、もうしっかりと承知されてるけど…うっ(ジト目を続けられて、流石に手が止まる。)
        あぁ…確かに見てるけど、こういう時こういう格好はまた違うと思うんだ…(大人しく取り返されて、苦笑しながら頬をかく。)
        バランス悪くて気分的によくないってのもあるんだ…ん、じゃあ…(対面に座ったラクの水着を両手で手に取り、同時に大きく開くようにずらす。)
        (解放された乳房が揺れ動く所を嬉しそうに眺め、それから乳房を両手で下から持ち上げるように、根元から先端へと揉み上げる。)
        …そういえば、シラナたちが小さい時は…禁止されてたんだよねぇ…(懐かしみながら、今は母乳も止まった乳首をゆっくりと舐め上げていく。) -- ジャン
      • 急にあんな事をされては、ねえ。……そういえばあの時、あの後も済し崩しだったかしら(思い出し、若干呆れ気味に息を吐く)
        ……まあ、無理しない程度で良いから(眩しげに苦笑した)
        ええ、よく承知しているわ。それでも……状況が少し違う位で気分を出す辺り、再認識せざるをえないわね
        それはそうよ。両方ならともかく片方だけ抑えられているのは気になるし? ……ええ(促す様にやや胸を張り)
        (抑圧から解放され揺れ弾む乳房を眺める夫を見、その様子に苦笑が漏れるが、彼の手が乳房を弄り始めるとすぐに甘い吐息に変わる)
        っふ……もう、あなたは好きと言うけれど、揉み辛いとかは無いの……? ああ、それはそうよ、あの子等の泣きっぷりと言ったら……ふ、んん……ッ(乳首をゆるりと嘗め上げられ、微かに身震いする)
        -- ラク
      • …うぅ、いつもがそういう訳ではないけど…どうしても、気持ちが抑えられない時ってあるし(苦笑しながら頬をかいた。)
        僕としては、こうした違いもまた大きなものなんだけどなぁ…(ラクが相手ならそれぞれ違った魅力に感じるらしい。)
        (いつものように、手のひらに確かな重みと感じつつも、指が吸いつくような手触りなのにしっかりと押し返してくる乳房を揉んで、ラクの前の前で形を変える。)
        ん?そう思ったことはないかな…いつ揉んでも素晴らしいなぁとしか…(片方だけでなく、もう片方も今は憚ることなく、舌を這わせる。)
        (両方舐め終われば、まずは片方を口に咥えて口の中で転がし、もう片方は指で摘むと、そのまま指で丹念にこね回す。)
        (そうしているだけで、既にジャンの水着の下のモノも完全に固くなり、互いの股間が水着越しに強く押し当たっている。) -- ジャン
      • 大きい……ねえ……?(夫の手管で巧みに乳房を刺激される内に呼吸は不規則に甘く、頬の上気は濃くなって)
        ……素晴らしいって。そんな手に余るようなのを……(若干たどたどしく言い、バカと結ぼうとするも乳首への重点的な攻めに言葉を失い、呼吸に喘ぎが混じり始める頃には促されるままにピンと硬くなっている)
        っく……(当然自分の股下で夫のそれが膨張、硬化している事も知れており、座り難さから彼の両肩を押す様にして少し離れる)
        -- ラク
      • ラクで例えると…なんだろう…同じチョコケーキでもデコレーションで見た目の雰囲気はもちろん、味の感じも変わる…みたいな……違う気がしてきた。
        いいんだよ、僕にとっては…ラクだからこそ、でもあるけど(頬が上気して呼吸に甘いものが混じり始めるのを、行為は続行しつつ上目で確認する。)
        あ…ついでに、ここだと…プールの水全部交換しないといけなくなるから、場所移動しようか(少し離れたのを残念に思いながらも、丁度いいので移動することにする。)
        (とはいえそんなに離れることもせず、お姫様抱っこですぐそばにある鏡などがあるシャワー室に行くつもりのようだ。) -- ジャン
      • ……何を……言ってるんだか(夫の例えに若干首を傾げ、どうにか感想を述べる)
        はぅ……んん、っふ……。……え? ……ええ、そうなるけど……っ(普段の通り容易く抱き上げられる。夫の首に縋るように腕を巻いて、結果的に曝け出された乳房を押し付けながら大人しく運ばれる)
        ……あ、ちょっと。シャワー室は……(途中、夫の歩み先から察し、そこに何があるかを思い至って声をかける)
        -- ラク
      • …うぅ、口に出して説明するのは難しいんだよ…いい喩え、思いつけば良かったんだけど(苦笑しながら言った。)
        ?…あっ、そっか…(向かおうとした先のシャワー室に備え付けられてある鏡などに問題があることに気づいて、足を止める。)
        んー…どうしようか…(シャワー室の内部には一応個室めいたものもあるが、あとは男女の脱衣所と用具室の他は、広いプールサイドしかなさそうに思えた。)
        (気分が高揚しているだけに、今更着替えて寝室に向かうというのは、避けたくもあるようで悩んでいる。) -- ジャン
      • そうよ(気付いた夫が足を止め、少し安堵するが当の彼が今にも続けられる場所を探しているようで、そして自分もまぁ似たようなもので)
        ……それなら(言い、片手を軽く宙に泳がすと二人の体表から水気が消え、再度振ればジャンの足元に現れた魔法陣が輝いた)
        (輝きが失せた頃には二人は寝室に居り、ベッドのすぐ側、ジャンが屈めばベッドの上にラクが置かれる位置)
        これでいいじゃない。……遅いか早いかの違いしか無いでしょう?
        -- ラク
      • えぇっと…ん?…うわ、水気が…(探している最中に手を動かし、水気を飛ばされたと思ったら急に足元が輝く。)
        あぁ…うん、いいんだけどね?んしょ(何だかちょっと苦笑しながら、でもちゃんとラクをベットの上へと置いていく。)
        出来れば水場の近くがいいなぁとも、せっかくの水着だったし…今は、水着とは言い難いけど(左右にずらされ、胸を強調するだけとなっている水着から視線をそらす。)
        (ただ、それでやる気となくしたかと言われれば否。固くなったモノは変わらず、既に臨戦態勢のままのようだ。)
        でも、場所はそんなに問題じゃないもんね…運んでくれてありがとうね、ラク…ん…ちゅ(気を取り直しお礼を言うと、まずは口づけから始める。)
        (中断したあともあってか、まずは唇のみで啄むような口づけを何度も交わす。) -- ジャン
      • ……なによ(不満げな夫の様子に、だが概ね予想はしていたので抗議は緩く、そのままベッドに寝かされる)
        水場の近くに拘るのなら、どうせ水を入れ替えるはめになったんじゃないかしら……。それは元々ではないの?(目を逸らす夫に溜息)
        そうよ。むしろここの方が都合が良いくらいでしょうに……んん(仰向けに寝そべっていれば、夫が覆いかぶさるようにしてキスを。それに応えつつ、再び彼の首に腕を巻いて抱き寄せる。少々窮屈だろうがキスの安定と乳房を押し付ける事できっとそんな事はどうでもよくなるだろう)
        -- ラク
      • まぁ、その通りだしね…い、いや一応これはれっきとした水着だよ?意図せず、小さめになってしまったけど…。
        ちゅ…ベットの上の水着姿は、違和感少しあるけど…これも、今更だしね…(首に手を回され抱き寄せられながら笑顔を見せる。)
        (胸に押し当たる感触に満足しながら、右手ではこちらも安定するよう腰に手を回して、左手を水着の下腹部まで至る切れ込みから水着の中に入れる。)
        (すぐに秘所に到達して、そのままゆっくりと指を動かしてなぞり上げると、いつも通りの手業でラクの準備を整えていく。)
        (ラクが一番感じるポイントなどは熟知しており、重点的にそこを攻めては、感じすぎてしまう手前で何度も緩めてを繰り返す。) -- ジャン
      • だから、これを着て泳ぐのが適当であるかしら。……せいぜいが写真ではないかしら……んっ
        ……全く、今更だわ本当に(間近の笑顔に微笑み返し、キスを繰り返す最中夫の手が下腹部へ滑り込む。乳房での突っ張りが無くなった分、容易に事は運んだろう)
        っん……ひぅ、ぁ……ん、ちぅ(キスの合間に甘い声が零れ、未だに慣れないのかそれを隠そうと頬を上気させつつキスに没頭する)
        (夫の指が触れるなり蜜が溢れるそこは、先程の乳房への愛撫で既に下地が出来ていたのだろう。生殺しとも取れる彼の指捌きに晒される内に腰は浮き、やや股を開きキスをしつつも何処か懇願めいた視線を向けるようになる)
        -- ラク
      • …でも、そういうのを着て平気で泳いでる人たちもいるから…もちろん、真似てほしいだなんて思わないけどね。
        ラク…ん、ちゅ…(甘い声が漏れ、それを聞きたいとも思うが、隠そうとして没頭する姿も愛おしくて口づけを続ける。)
        …ん…それじゃあそろそろ(中が指を締め付け、震えるようになっているのを感じつつ、一旦指を引き抜いて耳元で囁く。)
        (やや開かれた足を手をさらに広げて、自分が間に入ると水着をずらして、濡れそぼった所に自分のモノを押し当てる。)
        入れるね…んっ…(迷うことなく、ラクの中へと入れるとまずは浅い場所を何度も往復してから、一番奥まで突き入れる。) -- ジャン
      • ん……(耳元での囁きに小さく頷いて応えた時には、呼吸はやや荒く、夫を見上げる潤んだ瞳には何処か歓びの色すら見て取れた)
        (足を大きく広げられる事にやはり抵抗はあり、羞恥からのささやかなそれを夫は容易く力でねじ伏せる。そうする間にしとどに濡れた秘所を曝され、彼の指技ですっかり整えられたそこは外気に触れた事で期待に震えるようにすら映る)
        ジャン……うん、っく……ふ、ぁ、あ……!(入口は熱く、容易く呑み込むも中はきつく、拒みつつも先へ促すような矛盾を孕んで夫のそれを締め付ける。奥まで突き入られた際にはその勢いに少し上体が浮き、豊かな双丘が弾んだ)
        -- ラク
      • (何度しても変わらぬ、むしろ経験を重ねるにあたってよりモノに対して誘うような締め付けに一瞬腰が止まるほど。)
        (しかし、出来るだけ動きは止めずに入口を往復してから、ラクの乳房が弾むほど突き入れてから動きを止める。)
        く、ぅ…ん、少しこのままで…(それはラクのためでもあり、そして早く達してしまいそうな自分のためでもあるようだ。)
        (根元まで入れて、奥まで合わさるようになったまま、しばしラクを抱きしめたまま優しいくちづけを繰り返す。)
        …ん…それじゃあ、始めるよ(そしてラクの頬を撫でてから動き始める、その日も何度も愛し愛される夜を過ごすのだった。) -- ジャン
      • ふ……っ、は……ッ、んん……(最奥まで入れられ、自分の中にしっかりと夫の存在を誇示されて、呼吸は弾み、乱れ)
        (このまま突かれ始めたら乱れる事は必至だったが、夫がそうはせず、伏せて優しく抱き締めるとキスをしてきたので惚けかかった頭で応える。最初から飛ばすと後で間違いなく怒られるとの経験則かも知れないが、雰囲気重視の方がお互いにとってらしいと言えた)
        ……ええ(抱き合い、キスの応酬の中で大分落ち着いて来たせいか、頬を撫でる夫に応えた声は幾らか普段のそれに近いものがあったが、やはり、彼が動きそれを早め強めるに至っては、ジャン・マルクールしか知り得ない彼女の媚態があった)
        -- ラク
  • (双子の四女と五女だが、見た目も性格も結構違ったように成長してきているようだ。)
    (五女はと言えば、本が大好きであり引っ込み思案であり、人見知りをするタイプで親しい人の後ろ…と言うより影に隠れがちだった。)
    (今日の所は四女と要塞のものしか近くにおらず、リラックスして四女の近くで両手で抱え込むように本を読んでいる。) -- シーナ
    • (双生児で言う所の二卵生だったのだろう。見た目もそうだが色も違う。四女は黄緑色の髪にオリーブ色の瞳と、緑系で両親のどちらとも似ていない)
      (内向的な妹と違い天然よりで大らかな姉だが、大体の場合眠たげにしており、放っておいたら一日でも二日でも寝続けてしまいそう)
      (現に、最初は二人して背を向け合い、人の字のように互いに凭れ合っていたのだが、やがて一方的に凭れかかって寝息を立て始めている)
      (寝る子は育つを地で行くように、双子なのに成長が先んじている分妹からしたら辛いだろう) -- シラナ
      • (シーナもまた黒髪でありロングで、青目と言う事は赤子の時に判明しているが、今現在は長い前髪によって隠れているようだ。)
        (そんな姉の陰で隠れていることが多い五女だが、眠たげな双子の姉の世話をしているのもシーナであり、父に似たのか割と世話焼きな性格もうかがわせる。)
        (今日も眠りかけているシラナに気付き、影から愛用の毛布を取り出すと、無言のまま二人一緒にくるまるようにしてまた本を読み始める。)
        (シラナに比べて一回り小さいシーナだが、いいなと思うだけで特に今の所努力はしてないらしい。)
        (寝る事もなく本を読んでいると、母の影の気配を感じて顔をあげて母親を探す。) -- シーナ
      • ……すかひゅー……(毛布に包まれて呑気かつ幸せそうな薄笑みを浮かべ、より深い眠りへと流れていく) -- シラナ
        (シーナが辺りを気にしだしてから数秒の後、扉が開くと母が部屋に入って来た)
        ここに居たの、二人とも。……まあ、どちらかだけって事なんてさぞ珍しいんだけど
        (言いながら、長椅子を占有する娘二人の側に歩み寄ると、床から出した椅子に腰かける)
        ……で、揃って相変わらずな訳ね。重くないの?(寝てる娘に呆れたような視線を向けた後、寝てない方の娘へ視線をずらす)
        -- ラク
      • (双子の姉のぐっすりと幸せそうに眠る姿を見て、小さく微笑んだ後読書を開始する。)
        (しかし、母親の気配に気づけば読むのを止めて一旦は本を閉じてくるのを待つ。)
        (こくこく)(二人は大抵一緒に行動しているし、シーナ自身気を許せる誰かと一緒の方が安心するので、必然的に双子の姉といる率が高いようだ。)
        (ふるふる)(体は丈夫とは言い難く、一族で唯一の喘息持ちだったりもするが、背中の重みは慣れっこで重いと感じたことはないらしい。)
        (そして、小首を傾げてから姉を見る動作をしたところを見るに、姉を起こした方がいいか悩んでいるように見える。) -- シーナ
      • んにに……(寝てる。が、シーナの反応次第では目を覚ますかも) -- シラナ
        ……まったく(頷き、首を振り、視線で様子を窺うシーナに少々の溜息を禁じえない母)
        意思疎通自体に問題は無いでしょうけど、それでは本格的に外に出す訳にはいかないわ
        いつも言うでしょう、手短で構わないから声に出しなさいって(言いながらシーナの顔に手を伸ばすと、頬を撫で上げ、そのまま前髪を掻き上げて目を見ようと)
        -- ラク
      • …ぅ……(ため息をされると、怒られたかのように肩を竦めて身を固くする五女、この動作で姉が起きるかもしれない。)
        ……ぁ…(ふるふるふる)(外に出すわけにはいかない、と言われると慌てて首を何度も横に振る。)
        …でも、母様……(黒い前髪をかきあげ、目を見るほどに近づけば、シーナの綺麗な小声がラクの耳にも届く。)
        (黒い髪も、青い目も、姉のシラナのように親とは似ていない。しかし、美声と言う意味ではジャンの、奈落にも近い影の力は母譲りとも言える。)
        ……どうしても、声出さないと…駄目?(少し涙目のように潤んだ目で見あげる、人見知りで臆病なのは誰に似たのだろう。) -- シーナ
      • ……ん(ぴくっ、と背もたれが見を強張らせた事で若干寝息に変化が)……んんん……?(更に首を横に振る動きから薄く瞼を開く)
        (どうかしたのか問おうと思ったが何時の間にか母がおり、母と妹が何か話している風だったので取り敢えず空気読むくらいはする) -- シラナ
        なあに?(シラナの方が目を覚ました事に気付きつつ、普段は隠されがちなシーナの美しい青を見つめる)
        ……どうしても、よ。いつも誰かがあなたの事を見ている訳でも無いし、意思を伝えたい相手がいつもあなたの事を見ている訳では無いのだから(折角良い声をしているのに、と思いつつもそれが故に注目を浴びかねないのはこの子にとってマイナスか、とも考えて)
        とにかく、言うべき事はちゃんと言いなさい。短くてもいいから、ちゃんと伝えたい相手に分かるように(母親としての妥協点だった)
        -- ラク
        お話終わったー?(母が妹だけを構っている事に少々むっと来たのか、もぞもぞと妹伝いに母の方へと移動していく。少々強引に)
        ……えへー(そうして母の右半分、いつもの場所で母に抱き付くようにしてにへらと笑う) -- シラナ
        こら。……まったく(妹を踏み台にせんばかりな移動を嗜めつつ、両手で抱き上げ、いつもの位置へ)
        ……ほら、シーナも(左手を伸ばし、いつもの様に左側へ彼女を招く。クノンの頃に思う所があったのか、両脇に娘達を抱いて甘えさせる事が多かった。髪の色目の色についてはもう瑣末な事なのだろう)
        -- ラク
      • (シラナが起きた事は、鋭いと言う訳ではないシーナでもすぐにわかる。双子だからだろうか?)
        (しかし今は母親との目を見合っての大事な会話中、逃げる事もせずにちゃんと目を見たまま話を続ける。)
        ……それは…(その通りだとも思う、自分の意志が伝わらないのは悲しい事だとも思う。)
        …分かり、ました……これからは、もっと…頑張ります(こくこく)(しかし動作が混じるのはもう癖のようだ。)
        あぅ…(そして、独り占めしていたからか、強引に割って入るようなシラナの行動に抵抗もせずに押しやられる。)
        (きっとシーナなら、自然と譲っただろうが、こうしてシラナから暗黙のうちやられる事が多かったりもする。)
        …はい、母様…わたしも(今回は自分からも言葉でねだり、そして抱擁を受けて嬉しそうに母親の腕の中に納まる。)
        (こうして甘えさせてくれることが、クノンとの差は知らずとも、子供にとっては嬉しい事だった。) -- シーナ
        …あれ、皆揃ってる?丁度良かった、今季の新作ケーキが焼けたから試食してみる?(そんな中、双子の父親が美味しそうな匂いと共に現れた。) -- ジャン
      • かーさまー。んっふー……(笑顔で母にぎゅーっと抱き付いて温かく柔らかで良い匂いを感じながらほどなくしてまた眠りに付いた) -- シラナ
        (娘達の頭を撫で、シラナがまた寝たのを見てとると苦笑する)……困った姉だ事、ねえ?(そうシーナに囁きかけた)
        ……あら、ええ、ご覧の通りよ。両手に花とでも言うのかしらね
        そう、それは良いわ。試してみようかしら(両脇の娘達へは特に何か促すでもなくそのままに)
        -- ラク
      • …でも、頼りにも…なるよ(囁きかけるラクよりも小さな声で、しかしはっきりと意思を伝える。)
        (大好きな姉でもあるので、おそらくは自分よりも優先順位が高いから、声を出すのも厭わないのだろう。)
        (そして、同じくらい大好きな母親に抱かれながら、同じく大好きな父親が来たのを見て小さく微笑む五女。) -- シーナ
      • あはは、御陰で両手が塞がっちゃってるねぇ…(ジャンとしても、今の状態から無理に動かす気はないのか、傍らに座り込む。)
        はい、ラク…あーん(そして娘たちの前だろうが、キス以上でなければ気にした様子もなく食べさせてあげる。)
        どうかな?今回はより口当たりがいいように仕上げてみたんだけど……シーナも欲しいの?なら(シーナにも食べさせてあげる。)
        (無言で見ていただけだが、物欲しそうな視線に気づいて、それであげてしまう辺り親としてはラクよりも甘いようだ。)
        さてと…(シーナは先ほど寝ていたはずだが、起きているなら平等にシーナにも食べさせる気らしい。) -- ジャン
      • んくー…………(既に爆睡中。寝るのも早ければその深度を落ちるのも早いらしい)
        (父が来ても眠ったままだったが、ケーキを母や妹が食べた辺りで、やおら口をぱっかり開けると側にあった母の乳房に噛み付いた)
        (眠ったままだが、ケーキの匂いに夢か何かを見たのだろう) -- シラナ
        (そう……(頼りにねえ? とは思うものの、口には出さず、そっと頭を撫でる)
        まあこれもいつもの事よ。慣れもしたわ(笑う夫に微笑み返す)
        ん、あーん……(やはり何の躊躇も無く、されるままに夫からケーキを食べる)
        ……そう、ね。概ねそんな感じかしら。量を食べられそうな感じがあるし……あら、良かったわねシーナ(五女に微笑みかけ、そして)
        …………(四女に噛み付かれてちょっと止まる)……そこに歯型を付けていいのはとーさまだけよ(片手で頭を掴んで引っぺがすが、起きる様子も無く眠っている)……ジャン、ちょっと(娘の寝顔を夫へ向け、用意されているシラナの分のケーキを口元にやるよう促す。多分寝たまま食べるだろう)
        -- ラク
      • …うん…そう…(隣で寝こけている姉を見ながら、自信たっぷりに頷いている妹だ。)
        ……(もっといつもしてもいいのに、そう思うもじっと見上げるだけでそこまでの催促はしないようだ。)
        ん……おいしい…(そして、母親のあとじっと見ていると、察して食べさせてくれるケーキを食べて一言。)
        ぁ……(そして母親と微笑み合うも、姉の行為にわずかに驚いたような声を上げてから、ちょっと苦笑いを浮かべる。) -- シーナ
      • そっか…じゃあ、当分の間はケーキの種類に加えてみるとするよ(ラクが気に入ったケーキは定番ケーキとして加えるらしい。)
        (その中から季節ものやローテーションなどを組み合わせて、ラクのためのケーキも様々につくり分けているジャンだった。)
        …あぁ、シラナ…寝ぼけてるからってそれは…というか、ラクもなにをいきなり…(自分だけ、と言われて嬉しい反面苦笑する。)
        うん、わかってる…本当は、寝てる子に食べさせるのはよろしくはないけど(でも、シラナならいいかとも思えて、食べさせてあげる。) -- ジャン
      • (ケーキの匂いに気付いたのか再度口をぱっかり開け、舌に父の差し出したケーキが乗ると口を閉じてもぐもぐゆっくり食べる)
        (幸せそうな顔になるが、それでも眠ったままだ) -- シラナ
        あら、付けた事が無いとは言わさないわよ?(苦笑する夫の微笑みつつ、シラナの顔は向けたまま)
        この子の場合そういうの気にするだけ無駄でしょうし……。…………もう少し目を覚ますよう躾けておくべきかしら
        (シラナがケーキを食べた後、再び元の位置へ抱き直す)……まったく、シラナもシーナも困った子だわ(言いつつも両腕に収まった娘等を邪険にする気配は微塵も無く、微笑みすら浮かべ)
        -- ラク
      • (姉のこの奇行に関しては、既に慣れっこだけど、よく食べれるとは思っているのか、髪に隠れた瞳で観察している。)
        …?(そして、母親と父親の会話には不思議そうに首を傾げる。今のところよくわかってないようだ。)
        …私、困った子?(基本的に積極的に喋ろうとせず、喋ったとしても今のように抱きしめる一でしか分からない点以外は、基本的によく出来た子だった。)
        (あと強いて言うなら、戦闘訓練に関して今までの子の中で一番逃げ腰なのも、困った点かもしれない。) -- シーナ
      • うぐっ…いや、それは…その通りなんだけど、二人の前だしね?(頬を書きながら言った。)
        本当にねぇ…寝る子は育つとは言うけど、1日の半分以上は寝てそうだからなぁ…幸せそうではあるけど。
        あはは、まぁ今までの子も…みんな何かしら、困った点はあったし…大丈夫だよ(心配そうなシーナに笑顔を向ける。)
        (同時にすっかりと母親らしくなった愛する人を見て、嬉しそうに目を細めて眺める。)
        さて、問題はいつ二人を海に連れて行ってあげるか、かなぁ…(あまり泳ぎにも興味がなく、アウトドア派でもないだけにまだだったりする。) -- ジャン
      • んにゃら…………んく……(ケーキを食べた後幸せそうな顔で母に抱き直され、豊かで柔らかな乳房に顔を押し付けるように枕にする)
        ……んすー(寝てる。めっちゃ寝てる) -- シラナ
        意味なんて分かるものですか。……分かる歳まで覚えていても、それはそれで大した事じゃないでしょうに
        ……そうね、大体寝てるわ。たまにシーナを連れて疫病王の所に行ったりしてるようだけど。ああ、しもべが付いてるわよ、ちゃんと
        そういうものだけど、二人一度は中々……。……(シーナの不安げな言葉には優しく微笑んで見せた)
        日程とかはそうと決まればすぐなんでしょうけど。……水着を買いにでも行ってみたら? 買えば着たくなるのでしょうし
        -- ラク
      • (父と母がよく分からない話をしているのと、シラナがぐっすりと眠っているので次第にシーナも眠たくなってきたようだ。)
        (そして母親の優しい微笑みをみると、安心したように目を閉じながら姉のシーナのように母に抱かれたまま眠りにつく。)
        (寝顔は、髪の色などは全然違うものの、双子だけにどこか似たものがあった。) -- シーナ
      • …まぁ、その辺りは今までの子でもそうだったし……昔はもっと酷かった時期もあったしなぁ(二人の世界的な意味合いで苦笑する。)
        疫病王のところ…あまり宜しくはないけど、植物が多いもんねぇ…シーナは、黒瘴の所が多い感じかな?
        …なるほど、その手があったか…よし、それじゃあ家族皆で今度買いに行こうか(もちろんラクの分も買うつもりらしい。)
        って、あぁ…二人とも寝ちゃったから…買いに行くのはまた今度だね(双子の寝顔を見て、自然と優しげな笑顔になる父親。) -- ジャン
      • くー……にゅ……んぐ(何の夢を見ているのか、再度母の乳房に歯を突き立てる娘) -- シラナ
        ……まったく(冷静に娘の頭を引っぺがして再度乳房に押し込み直す母)
        流石に、寝てる子の傍で抱かれるような事はもうすっかり無くなったものねえ(大体百年くらい前の話しを昨日のように)
        いくらアレでも私達の子に無差別な事はしないでしょうけど……。シーナとしては、黒瘴かテトラバスくらいしか落ち着く相手が居ないのかも知れないわね
        家族皆って……私も? ……また?(もうこれで何着目になるだろうかと呆れを隠せない)
        それはそうなるでしょうけど……。……(眠る双子の頭を撫で、それからふとジャンの方に目を向け)……(なんとなく、顔を軽く彼の方へ寄せて瞼を閉じた)
        -- ラク
      • …シラナは成長してもこうなのかな…と多少心配にはなるね(少しだけ苦笑しながら言った。)
        あ、あれは…ほら、若気のいたりというか…やっぱり起きられそうになると、ヒヤヒヤするしねぇ…。
        うん、それは多分大丈夫と思うけど…あぁ、あとは落し子もお気に入りかも?デルも嫌いじゃないはずだけど。
        もちろん!…い、いやでも…色々と新作があったり、まだないタイプの水着もあるからね?(とりあえず妻に色々と着せるのが好きなようだ。)
        …まぁ、予定は立てておくね……ちゅ…(目が合い、こちらを向くと自然とお互いの唇を重ね合わせる。)
        それじゃあ…また、夜に…僕は仕事に戻るよ(元気百倍、といった感じにキスを終えて嬉しそうに昇降機へと向かって行った。)  -- ジャン
      • 三つ子の魂がどうのこうのとはいえ、このまま育たれても……気が休まらないでしょうね、あなたが
        ああ落とし子は……そうね。嫌いじゃないとはいえ、苦手なのは確かね。あれは間合いとか距離とか全然気にしないから
        ……そうは言うけど。何かある都度買うようなものだったかしら……(既に結構な量の水着がある為首を傾げ)
        ええ……ん。そう、頑張って(微笑み、娘達を抱いたまま夫を見送る)……あら(その後、下からの視線に気付いた)
        -- ラク
        とーさまとかーさまは仲良し。……えへへー(いつの間にか目を覚まし、キスの辺りを見ていたのかちょっと照れ気味にはにかむ) -- シラナ
        ……当たり前の事を言うんじゃないの(言いながらシラナの頭を優しく撫で、容易く寝かしつける)
        とはいえ……まあ、いいか。こんなふうにしていられるのも余り長くないのだし(眠る娘達に拘束された状況に少し溜息をつくも、苦笑し、受け入れたのだった)
        -- ラク
  • ……よし…(使い慣れた戦闘でも簡単にそう簡単に破けない特注の胴着に身を包み、トレードマークである鉢巻を額に巻く。)
    …うん、やっぱりこの恰好が…一番、やれる気がする。しもべはそのままでいいんだよね?(いつもその恰好で戦ってきていたのは知っている。)
    (自分の稽古の時はもちろん、姉たちとの戦いの時もそうだった。そう、しもべの事をいつも見ていたから。)
    …それじゃあ、いくよ。しもべ…手加減は、なしだよ(一つ深呼吸をしてから、数mの間合いを出足の一歩で半分ほど近づき、さらにまた一歩で一気に詰め寄ようとする。) -- ラージャ
    • …………。(ラージャが支度を整え、気合を入れる様を普段通りに見つめ、水を向けられれば静かに頷く)
      いつ何があるか分かりませんし、それ故しもべは戦支度を必要としないのです(胸元に片手を置き、僅かだけ誇らしげに)
      はい、何時なりと(後半に返事はせず、瞼を伏せ、間合いをあっという間に無にしたラージャの顔を見る様に瞼を開く)
      (葡萄茶色の瞳が詰め寄るラージャの瞳を真っ向から射抜く。だが、それだけだ。立ち姿は無防備、棒立ちと言っても良い)
      -- しもべ
      • …うん、そうだよね…しもべがその恰好が、一番似合っているよ(戦いの前だというのに、笑顔で言った。)
        (しかし、深呼吸の後は何時もの人懐っこい笑みも消えて格闘家としての顔が前面に顔を出す。)
        (相手が無防備だからと言って、躊躇もなく、逆に何かあってもいいように油断もせずに目を一時も放さずに、さらに一歩でしもべに目前に近づくと体を反転させる。)
        (まずは初手は反転させながらの後ろ回し蹴りで相手の胴を狙う、しかしこれはあくまで連続攻撃の一手目であり、受けようが避けようが、2撃目の右腕は既に構えに入っている。) -- ラージャ
      • …………。(葡萄茶色の瞳はラージャの動きを正確に捉え、後ろ回し蹴りが来る事を逐次警告し続け)
        (だがしもべはその警告を無視し続けた)
        ふ……!(威力を重視すると共に、遠心力含んだそれを遺憾なく叩き込む為踵より至る鋭い蹴り。それを避けなかった)
        (胸骨の軋む音、踏ん張り切れずに蹴り飛ばされ、しかし数度羽ばたくと姿勢を直し、足より着地)
        (その後口から伝う一筋の血に気付き、手の甲で拭うと、数瞬だけラージャを褒めるように静かに微笑んだ)
        -- しもべ
      • (避けも受けもしないしもべに対して、手加減は一切する事なく勢いと強化された筋力をそのまま全て乗せるように蹴りぬく。)
        (鉄の扉をも軽く蹴り破れる今のラージャの蹴りを受けても微笑みすら浮かべるしもべに対して、一瞬だけ苦笑するがすぐに真剣な顔へと戻って次の攻撃に移る。)
        (今度は蹴り飛ばして空いた距離を、すぐさま右足で追いかけるように距離を詰める。)
        (左手は前に構え、反撃に備えながら右手は正拳突きの構えで、そのまま顔面へと攻撃しようとする。)
        (しかし今までと違うのはその拳の色、光り輝くようなその拳は、闇の力ではなく光属性のものだ。) -- ラージャ
      • …………。(全力の蹴りを身に受け、そして、次なる拳の狙いが顔面であると葡萄茶色の瞳から識る)
        結構(囁くように呟き、迫るラージャの右拳を同じく光属性に輝く右手の甲を横からぶつけ、拳と甲の触れ合う部分から火花めいたものを散らしつつ右へ、彼からすれば左へ受け流す。現役時光の魔術師と呼ばれた事が知れる芸当だ)
        (そうしてラージャの拳を流した右手はそのまま灰色の光を帯び、間近の彼の顔面を掴もうと掌を広げ伸びる)
        -- しもべ
      • …くっ…(光属性の攻撃が効く、と言う話を父から聞いていて試したのだが、まさかしもべが使うとは知らなかったようだ。)
        (自分の光魔法も洗練されたものではなく、受け流されていくのを自覚すると、止まろうとするのではなくむしろ体ごと振りぬいていく。)
        (視界の端から迫りくる右手、それを冷静に受け止めながらラージャがした行動は振りぬいたことにより体を反転させながらの、左の肘打ちによる迎撃。)
        (それは上手く決まろうとも決まらずとも、既に左足は大きく振りあげられている。おそらく次は踵落としでもするらしい。) -- ラージャ
      • …………。(僅かな間とはいえラージャの動揺を感じ取り、またそれが誰ぞの入れ知恵からの小賢しさからとも察し、微かに口元が歪む)
        (だがこちらの右手を避けようとせず、どころか回転する勢いのままに肘鉄を繰り出して来た事には少々面食らう)
        (しかし何か考えがあるのだろう。肘は右手を弾く為かも知れない。無論、そうはさせず受け止めて、来るかも知れない左の踵落としに対しては同じ灰色の光を帯びた左手で受け止める体勢に入る)
        (そして彼女の右手は彼の左肘をしっかと受け止め、直後にはその左肘は勢いのまま彼女の右手に融け込むように呑まれていく。特注の胴着すら融けて肌に至れば、恐るべき痛みと熱、そして体力を奪われる強い脱力感に苛まれるだろう)
        (灰色の手。ラージャが見てきた内でも数える程しか、それも長姉に対してのみしか使用していないが、今こそ鮮烈に思い出すだろう。それを見た長姉がどんな状況であっても間違いなく距離を取っていた事を)
        -- しもべ
      • !?(もちろんただ肘鉄した訳ではなく、次の攻撃への布石のつもりではあった。)
        こん、な…っ!(しかしながら、左肘のそれはラージャの予想を遙かに超えるもので、痛みや熱に顔を顰める。)
        (自分の信条は、肉を切らせて骨を断つ。多少の損失はやむを得ない…だが、これはその類に当てはまるものではない。)
        …つぅ…てぇい!!(自分の優位な距離を離す事は悔しいが、一旦間合いを取るためにも振り上げた踵を自分を真下へと振り下ろす。)
        (地面がひび割れ、自分の周囲を高く持ち上がるようにせり上がり、しもべの右手からも離れた所で、自分の左肘に何かが起きたかを確かめる。) -- ラージャ
      • (左肘はまず胴着が千切られたようにその部分が無くなっていて、僅かな接触だったと言うのに皮膚は焼け爛れ痛みを発していた)
        …………。(ラージャが左肘を確認した直後、踵落としによって発生した粉塵をそのまま目晦ましにしたのか、翼を広げたしもべが彼の背後に現れた)
        (同時、内から外へ横に振られる左手。その延長線上、ラージャの居る位置を含んだ扇状の広範囲が炎によって爆裂する)
        -- しもべ
      • …ここまで…(対熱対炎には自信があり、デアリガズの炎すら少しは耐えれると自負してるだけに想像以上の威力に戦慄する。)
        (しかし隙を作ったのは一瞬、背中の気配に瞬時に気付くと、振り返る前に隆起した地面を壁にするように踏み抜く。)
        (踏み抜いて出来た床で一時的な壁として活用しても、熱風などが肌を包み肌や胴着などをチリチリと焼いていく。)
        (しかしその状態でも気にせずに、すぐさまその壁を全力で蹴り飛ばす。目的は岩の散弾を作り上げて攻撃するためと、視界を得るため。) -- ラージャ
      • (ラージャの繰り出した岩の散弾は、しかし、期待された効果を発揮する前に超高速の何かによって微塵に砕かれた)
        (それは槍。しもべが投擲したそれが衝撃破と共にラージャの側を掠めるように床に突き立ち、その音が彼に届く前に視界は完全に晴れている)
        …………。(晴れた視界の向こう、翼を広げ滞空し、睥睨するかのような葡萄茶色の瞳。攻撃が連続しないのは、先程の槍は中てなかったのだという意思を知らせ、その反応を見ようと言うのだろう)
        -- しもべ
      • !?(蹴り飛ばした岩の散弾を確認する間もなく、迫りくる何かに背筋を凍らせるが、自分を狙ったものではないのに気づく。)
        (案の定掠める様に突き刺さったもの、槍である事を横目に一瞬確認してから、晴れた視界の先の相手を見定める。)
        (もっと出来るだろうと言う警告と受け取り、さらに様子見するしもべに対して、楽しげに頬を緩ませて好戦的な笑みを作り出す。)
        …なら、今度は!(力を込めた左手で地面に斜めに突きを入れる、するとその威力が地面に伝わり、隆起する地割れが土煙とともにしもべの元へと迫る。)
        (迫りくる地割れと共に、土煙の中から地割れの左右から何かが迫ってくる気配も分かるかもしれない。) -- ラージャ
      • …………。(待つ。相手の挙動を窺う事などせず、本来なら先の槍一撃のみならず、影から全てをラージャへ放ち反撃の糸口すら与えず連続攻撃の下敗北させるのが常道だろうが、しかし、待つ)
        (この二十年で成長した彼の力、蹴りの一撃にしてもそうだが、やはりそれを見たい)
        (左右の気配を無視し、ただラージャを見る。そして待つ)
        -- しもべ
      • (土煙から飛び出した左右の気配はただの岩石で、無視したしもべの脇を通り過ぎるように飛んでいく。)
        (それとほぼ同時に、地割れが止まった地面から飛び出してきたのが、ラージャでカモフラージュのつもりだった。)
        (しかしそれすらも見抜かれて地面から飛び出した瞬間から目が合うと、流石に一瞬苦笑するが、動きは止めずに間合いを詰める。)
        …そんな風に…待つのなら!(しもべに腹部の鳩尾に突き、ではなく手を添える様に置く。)
        (その状態でも動かなければ、片方の手も添えて、繰り出すは中国拳法の一種。衝撃を体の水分を通して増幅させて内部より破壊する必殺の拳。) -- ラージャ
      • …………。(ラージャの苦笑に、こちらもほんの一瞬のみ表情が緩む。しかし直後には彼の掌底が勢いにしては弱く突き当てられ、一連の攻撃として次の一手が無駄無く繰り出されんとし)
        (ならば、と先程ラージャの左肘を襲った灰色の手を発動、彼の顔面を鷲掴みにせんと伸ばす)
        -- しもべ
      • (これが決まれば熊ですら一撃で仕留めるほどの威力を誇る、そう言う技だった。)
        (ただそれを放ってもしもべが一撃で仕留めるとは思っておらず、そうなればあの手で鷲掴みされてKOされるのは自分となるだろう。)
        (ならばと今の技にはこだわらず、即座に変更して鳩尾に置いた手でデルレイッチにした事もある寸勁を仕掛ける。)
        (練習を積み重ねた上に、あの時とは比べものにならないほど力も強化も増した上での一撃…だが、それで仕留めたとは全く思っていないようだ。)
        (寸勁の直後しもべの腕から逃れるように膝を大きく曲げると、バネのようにしもべの横を通り過ぎ背面を取ろうと画策する。) -- ラージャ
      • …………。(掌底、そこから身の内に響く衝撃にラージャへ伸ばす灰色の手がぶれる。だが今のこれが本命であるとは思えず、現に何かをする筈だった彼の片方の手は何も為さないまま)
        (攻撃のぶれを縫うようにするりと抜け出され、こちらをぎりぎり通り越すような勢いで彼は脇を通過する)
        (地上ならそれも問題無かったろうが、ここは空中。そして地の利は完全に此方に在る)
        ふふ……(口元に笑みを浮かべ、急降下。そして地に対し寝そべるような体勢でラージャの下を取ると、そこからの不意打ち)
        (それは爆発。先程のような広範囲のものではなく、ラージャを狙いその身を真上へ吹き飛ばす為のもの。そのまま不用意に浮いてしまえば、しもべの背後、地面に映る影から這い出た無数の武器が今度こそ彼目がけて発射されるだろう)
        -- しもべ
      • (どういう訳か、空中だと言うのに地上のように動いて、背後から背中合わせにとある技を繰り出そうとしたのだが、目標が消えうせた事に気配に気づく。)
        どこに?…真下!(すぐにどこにいるか把握して、自由落下に任せて追いかけようとするが、そんな事は許してくれないとすぐ思い知らされる。)
        (爆発が自分に迫り、このままでは上に吹き飛ばされる。もしそうされたら何をされるか分かったものではない。)
        (そこでラージャが取った行動は…。)
        (爆風がラージャを包み込んだはずが、真上ではなくその爆風から横に飛び出すように出てくる。)
        (さらに、地面を駆けるようにして、一直線にしもべを追いかけて間合いを詰める。)
        (地を駆けるようにして空を駆けたのは、蹴りで空気を圧縮して土煙や爆風などで空気中に舞い上がった塵を元に一瞬の足場とする。ラージャが会得した独自の技だった。) -- ラージャ
      • …………。(そも空中で背後を取った所で踏ん張りが利かない以上意味は無く、であれば下を取って何の不都合もなかったのだが)
        ああ……(合点がいった。こうであるなら、ああもする。走れるのであればそもそも地を殴る事も無いが、奇襲を狙っての事だったろう)
        (知らず成長していた事に感心しつつ、それを知り得ていなかった己に若干呆れる。仕方は無いが)
        (ともかく、走って来るのであれば追わせよう。敢えて背を向け、距離を取ろう。追い縋れる程の速度があるかどうか)
        (当然、そこで翼を広げ飛行、加速に入ったしもべを馬鹿正直に追えば、先程彼女の影から無数に這い出た槍、剣、斧、槌、矢が今度こそ過たず彼を捉える)
        -- しもべ
      • (この術を見て果たしてしもべはどう思ってくれているだろうか、そんな事が頭の片隅をよぎったりもするが今は戦闘中。)
        (距離を取ろうと逃げるしもべに、馬鹿正直と言えるように直線的に追いかける。もちろん迎撃が来るのは理解した上だ。)
        (先ほどの奇襲で察知されたのだから、今詰めた距離を無駄にするべきではないとラージャは判断した。)
        …それに……この攻撃は!(空を蹴り、槍をいなし剣を弾き、斧を紙一重で避けていくとそれらをなんと蹴ったりしながら追いかける。)
        (もちろんいくらラージャとて雨のような武器に無傷ではない、ある意味無茶な特攻にも見えるがラージャの目には何か秘策があるようだ。)
        (それでもなお距離は埋まりきらず約3mほど、手が届かぬ距離にいるしもべだったが…急に足に何かが絡みつき、引っ張り下ろそうとする。) -- ラージャ
      • …………。(中たらない。いや、或いは迷いがあるのか。加減無しを要求された手前、この体たらくでは後で叱責がありそうなものだが)
        (そして嗚呼、やはり。駆け足は飛行には及ばずか―――)……?(飛行中、後ろの様子を窺いつつ考え事をしていたら意外な事態に直面する。いつの間にか片足に絡んでいた何かに動きを静止され、挙句引き摺り下ろしにかかられている)
        (ならば、とラージャの動きを見る意味でも引っ張る力に拮抗し、振り向いて迫る彼を待ちうける)
        -- しもべ
      • (空を行く力は得た、けれどこれで追いつけれるかと言えばそうはならないのは熟知していたようだ。)
        (だからこそ、後もう少しの距離まで詰めれた時捕まえる能力が欲しかった。そこで、ラージャが編み出したのは…。)
        掴みとれ、ハンズ・オブ・グローリー!(左手を右肩に添えて、右手を先をゆくしもべの足首に向けると黒い手が右手から伸びていった。)
        (ラージャは知らないが、母である奈落の王のその本来の姿の時の腕とよく似た形状であり、それがしもべの足首を掴んだ瞬間からラージャの元へと縮まっていく。)
        (その黒手は奈落の王や姉のクノンが使う黒系統とは別で、掴まれた時点では何も異常にはならないが、その力と強度はラージャ自身と同等かもしれない。)
        …でぇぇいっ!(そして足首を掴んだ状態から、体をねじって回転させながら、地表に叩きつけようとする。自分の一番力を引き出せる地面の上に。) -- ラージャ
      • …………。(待ち受けの体勢に入った直後、自分の足が掴む物が何かに気付き、そしてそれがラージャの腕の延長による物と知る)
        (異界に喚ばれ今の姿に身をやつして尚、やはり、元の影響は少なからぬかと安堵にも似た想いになる)
        (そうこうする内に改めて引き摺り下ろしにかかられて、このまま程々の所で負けたい欲求が現れる。元より勝つ事は目的に無いし、勝つ理由も無い。……だが)
        若……(呟き、地表に叩き付けんとするラージャの動きへの反発を瞬時にゼロにする。抵抗を止めたのでは無い。服を消すのと同様に自身を霧散させ、拘束から逃れたのだ)
        (そうして、地上であれば蹈鞴を踏むくらいにはなっているであろうラージャの背後に姿を現し、その背に魔力の爆発を伴うドロップキックじみた両足蹴り放つ)
        -- しもべ
      • (しもべがこの腕を見て感じた想いについてはどんなものかは分からない、ただなんとなく微笑んだようにも見えるが今は戦闘に集中する。)
        …よし、このまま…(叩きつけて後は接近戦で勝負を決める!それしかないと思いながら、腕をより縮めて地面に叩きつけようとしていた。)
        !?(しかし、急にすっぽ抜けた事に驚き、現状を確認しようとしもべの方を向くと、背後に取られる前に、霧散したしもべが視界をかすめる。)
        そんな事が……くぅっ(寸前で体をねじって、振り向きざまに肘鉄して相手の攻撃を出来うる限りガードをするが、爆発すらも生まれる蹴りに逆に地面へと叩きつけられる。)
        げほっ…ま、まだまだ!(勢いよく叩きつけられて頭から一筋の血が流れようとも、立ち上がりしもべの方へと構えを向ける。) -- ラージャ
      • …………。(蹴り応えからその浅さを察する。だが爆発付きとなれば直撃ではなくてもダメージは負わせられたろう)
        (そして再び姿を霧散させ、即座に地に落ちたラージャの正面、折しも身構えんとする彼の間近に姿を現す)
        (飛行による接近と違い、気配や大気の移動がさして見られず、間近で無ければ視界を霞む事も薄い。奇襲としてはかなりのもの)
        御覚悟……(不意に、キスすら出来そうな距離に現れた事をラージャはどう思ったか。その確認よりもまず相手への警告、そして殆ど同時に両手による掌打を彼の胸板に叩き付ける。先程の両蹴り同様、完全にラージャの方向へ向いた魔力の爆発を孕んだ一撃)
        -- しもべ
      • (空を見上げようとしたが、そこには既にしもべの姿がない。どこに行ったかと思った矢先に目の前に急速に高まる気配を感じる。)
        (構えをギリギリで取れたのは、日々の鍛練と空のしもべに向けて構えを取ろうとした幸運か、それでも先手を取られた事には変わりはなかった。)
        (普段ならば間違いなく照れたであろう距離、しかし英雄も目前に迫ったラージャはそれで隙を作るほど愚かではなく、真っ直ぐとしもべを捉え続ける。)
        (そして繰り出すのが高威力かつ爆発も含んだ掌打だと気づけば、地面を踏みしめるほど踏ん張り、両手で硬く身を固めて、その一撃を受け止める。)
        (岩と言うより巨大な鉄塊と化したラージャが数十cm突き飛ばされるが、腕が煙で燻ったまま即座に詰めよう迫るラージャの目にはまだ生気がある。)
        (しかし繰り出したのは、先ほどと同じ左の突き、ではなくて添えるように置いている。右手も繰り出そうとするが…果たしてこれは罠かただの特攻か。) -- ラージャ
      • …………。(確かな手応え、だが今度は相手が回避では無く防御に専心したが為。少々突き飛ばした後更なる追撃を加えんとするが―――)
        (地を蹴る。鋭く、突き飛ばしたラージャへ向けて。短い間合いをお互いが更に詰め合い、あちらの攻撃は一顧だにせずただ己の一撃を)
        (地上戦、それも接近戦では相手に分があるのは感じていた。ならば空を往けば容易かろう、接近戦に付き合う事も無かろう、だが)
        (それでは彼が満足するまい。力を尽くさせてこそというものだ)
        (なので、右の拳を。灰色の魔力を纏い、防御を無視する悪魔の拳を。詰まる間合いと互いの速度に完全に同調した一撃はラージャの首元を狙い掬い上げる様に放たれる)
        -- しもべ
      • (あえて地上戦で来てくれる、その意図をラージャは言われずとも理解していた。)
        (本来なら怒ったりする所だが今はただ全力を尽くすのみであり、相手がそうしてくれるなら喜んで利用しようと戦闘用に切り替わった思考が冷静に告げる。)
        (迫りくる互いの一撃、しかしお互いの攻撃が当たる直前の一瞬)…食い止めろ!ハンズ・オブ・グローリー!(左の腕の付け根から第三の手が出現した。)
        (それはしもべの二の腕に突きだすように飛び出て、しもべの攻撃の速度を緩めるのが狙いであり、一瞬でも止まればこちらのものだった。)
        (しもべの攻撃は一瞬止めれるだろうと判断しながら、まずは左手の寸勁めいた一撃、衝撃の波動がしもべの体に流すための一撃。)
        (さらに追撃の右の手の一撃も同じもの、重ねた左手が衝撃で負傷するのも厭わず、体内で波動同士がぶつかり合い内部より破壊するように狙う。) -- ラージャ
      • ……。(交錯の手前、やはりと言うべき妨害が来る。とはいえ真っ向からかとも思っていたので少々意外ではあったが)
        (だがこれでは妨害と言うにはお粗末であり、これで得られる時間の猶予など知れたもの。無論それで充分なのだと見るべきで、それが故に興味を持つ。大した事が無ければこのままラージャに致命傷寸前の一撃を加えるだけ)
        (そして、彼の左の一撃が届く。鎖骨の間、胸骨上部。正面切って向かい合っている以上、狙いはそこしかなかっただろう)
        っく……?!(更に右の追撃。捨て身とも言える左右の連撃を受けると流石に攻撃どころではなく、呻き、衝撃に数歩後ろへよろめく)
        (痛打を受けた部分に手を当て、膝こそ屈さないものの相当に応えたようで、これを好機と見るには充分だ)
        -- しもべ
      • (波動の通り道にした左手は、もはや使い物にならないのは自分が良く理解しているが、それも承知の上だった。)
        (その効果がなければ馬鹿な行為だったろうが、一撃で倒せずともしもべをよろけさせる事に成功したのであればする事は一つ。)
        ちぇすとァ!(尊敬する空手の師匠でもあるつばきから習った必殺技、その改良版をすべく初手をしもべの腕の付け根に一本拳を打ち込む。)
        (抉りこむようにして突き刺さった拳は、しもべのあの厄介な右腕の肩から先の感覚を奪い、しばしの間無力化する。)
        (さらに衝撃が残って満足に動けないしもべに対して、鉞のような連蹴りが両足の膝に叩き込んでいく。)
        (膝を連蹴りで射抜いた直後、左腕の付け根に次なる拳が抉りこみ、腹部への前蹴り、水月と胸骨への諸手突きが同時に突き立てる。)
        (四肢と正中線への七連撃を瞬きの間に受けたしもべの身体は、本人の意思に関係なく膝を突き、前のめりに倒れこませる。)
        (そうした所でラージャの最後の攻撃は高々と振り上げた踵落とし、しかも狙いは前のめりになったしもべの首を狙った一撃を振り下ろす。)
        (それまでのどれもが通常の敵なら一撃必殺とも言える攻撃、だがすべては布石でありこの最後の一撃にこそしもべを倒す一撃であり、これがすべてワンセットのラージャが改良した必殺技である。)
        (しかし今のラージャでさえ、それらのうちどこかで食い止められるか、首の一撃も本当にそれで倒せるか、すべては一か八かでしかなかった。) -- ラージャ
      • む……(成る程、大した威力だ。血反吐を撒き散らして昏倒しても良い、そう思わせる連撃だった。だがそうはしない。それで倒れる事を彼は良しとしないだろう。現に、ほら――)
        (裂帛の気合。峻烈な呼気。それらと共に繰り出される連続攻撃を受け、身体の自由が半ば奪われている所に更に痛打が繰り返される)
        (痛みの中、再度の納得とこれだけの事を自分に出来る事に素直に感心した。魔法合戦ならともかく物理的攻撃で自分にここまで出来るのは、王の子ではラージャだけだろう)
        (このまま一敗地に塗れてしまっても良いか――成長を喜ぶあまりそんな風にすら思っていた所、知らず前傾になっていた身の首に強烈な打撃を受ける)
        (ラージャの連続攻撃を綺麗に全段貰ったしもべは、踵落としの後勢い良くうつ伏せに倒れた)
        -- しもべ
      • (鍛え上げた体が軋みの声を上げる、それもそのはず普通の体であれば出せないほどの力を魔力でブーストさせているのだ。)
        (しかしそうでなければこれほどの技を瞬時に繰り出す事は、まだラージャでは会得しきれていない。未熟分をブーストでカバーしていたらしい。)
        (最後の一撃を首に振りおろし、それが予想外とも言えるくらい綺麗に決まり、しもべが倒れ付していくのを一瞬信じられないような顔をして見つめる。)
        (そしてそこで魔力のブーストが切れ)…ぐっ……ぜぇ…はぁ…(足に力が入らず、膝が砕けるように尻もちをつく。)
        (限界を迎えた体中の筋肉が痙攣するように震え、もう動けないくらいだったが、倒れ伏したしもべに対して最後の力を振り絞って立ち上がる。)
        …しもべ…?(立ち上がって構えを解かないのは、英雄まで届くほどの経験を積んだ冒険者の顔であり、拳法家としての意地の顔。声をかけたのはしもべの安否を気遣う素のラージャの顔だった。) -- ラージャ
      • (倒れてからぴくりとも動かず、倒れた際、自分を庇うような行動を一切見せなかった以上、呼びかけに反応があるかは甚だ疑問の残る所ではあったのだが)
        …………。(呼びかけから数秒後、彼女は立ち上がった。とはいえ、倒れた姿勢のまま爪先を支点に90度縦に起こしたような有様だったが)
        (一見無傷の様な姿勢正しく直立した状態で、首元に手をやりながら数度首を捻り、ごきごきと音を立てる。そして、改めて姿勢を正す)
        お強くなられましたね、若(微笑み。ラージャからしたら20年ぶりと言っていい程のそれであった)
        (ただその後、一度身体が揺らいだかと思うとそのまま、今度は糸が切れたように後ろへと倒れていく)
        -- しもべ
      • …えぇっと…(まさかここまで動きがないとは想定しておらず、戸惑ったように言葉も手もかけられずにいる。)
        うわっ…あ…(そんな時に何かの機械仕掛けのように起き上がられると流石にビクリと驚いてしまうのは無理からぬ事とも言えた。)
        (しかし、多少の痛み程度に首を捩じられると苦笑して、どこまでが本当なのかラージャでも計りかねて苦笑する。)
        ……うん、有難う…しもべにそう言って貰いたくて、頑張ってた面も…しもべ!?(慌てて体が痛むのを忘れて、地面に倒れ込む前に抱きとめる。)
        やっぱり…しもべでも無事と言う訳じゃなかった?(自分の腕の中にしもべを抱きしめているが、今はしもべの安否を心配している。) -- ラージャ
      • (抱き止めた身体はやはりと言うか、細く、軽く、やはり女性なのだという事が実感で知れた)
        …………。些か、若の成長ぶりを確かめるにしても、無茶が過ぎました次第で(ぐったりとラージャに身を預け、瞼を伏せ)
        ともあれ、お見事でした。……本当に、お強くなられて……(外見上傷はそう無いように見えるが、やはり内部破壊系を綺麗に食らい続けた分相当に辛いのだろう)
        -- しもべ
      • …もう、確か手加減なしって言わなかったっけ…?(咎めるように言うが、内心では安堵しているのがバレバレな表情をしている。)
        ううん、やっぱりボクはまだまだだと思う…ラン姉さまと戦ってるほど、しもべの動きは違ってたし…それでも、ここまでやれたのは少し誇らしいかな。
        あ、それじゃあ連れてくよ?今のしもべは大丈夫、と言う程でもなさそうだし(御姫様抱っこのような恰好で抱き上げて、戦闘部屋から出ていく。)
        そういえば…しもべの部屋に行くのって…(いつ振りだろう、と思いながら連れていこうとする。) -- ラージャ
      • …………。左様ですが、それに同意した覚えもございませんが(しれっと。そういう所はいつものように)
        それは……ただ、力を出し切れぬままでは若に不満が残りましょうし(指一本触れさせずに敗北させる事も本気になればという所で)
        いえ、左様な……(瞼を開き、遠慮の声をあげかけるも、既に遅し。いかにも軽々と抱き上げられては言葉を継げず)
        ……特に何か変わった事はございませんので、ほぼ若の御記憶のままかと(観念したのか大人しく運ばれながら)
        -- しもべ
      • ……むぅ…確かにそうなんだけど…はぁ、仕方がないなぁ…(ため息をつきながらも嬉しそうに言った。)
        まぁ、それに関してはその通りだけどね…まだまだ対空戦術も難しいし、接近戦でも有利と言う訳でもないみたいだからね…。
        あはは、遠慮しなくてもいいよ…それに、こうしたいとは前々から思っていたし…(しもべに勝ち、お姫様だっこで連れて行く。)
        (それがラージャの昔からの夢の一つでもあり、手加減されたとはいえそうできた事が満足でもあるようだ。)
        あ、着いたよしもべ…よいしょっと…(ベットに腰掛けるようにまずは下ろす、ただそれだけではなく言いたいことがあるのかその場を動こうとしない。) -- ラージャ
      • …………。(嬉しそうに溜息をつかれ、少々微妙げな面持ちになる)
        であれば。……今は良しという事にしておいて下さいませ
        ……遠慮と言う訳では(それだけを呟くように言って運ばれる)
        (相変わらず生活感の無い無味乾燥な部屋。休み、着替え、身支度を整える事のみを果たす為の施設のよう)
        ……ありがとうございました(ベッドに下ろされ、そう言った後若干の間)……若?(問い、同時に彼を見上げ)
        -- しもべ
      • …分かった、そうしておく…でも、いずれは本当に手加減なしで戦って貰えるよう、もっと頑張るとするよ。
        うん、僕の場合遠慮じゃないんだろうけど…いいんだよ、ボクがしたいから(嬉しそうに運びながら言った。)
        …しもべの部屋は相変わらずだね、昔はよく遊びに来て似顔絵描いたり、玩具を置いていったりもしたけど…(そう言う物はどうしたか多少気になるようだ。)
        ……ねぇ、しもべ…ボクはまだまだ未熟で、頼りないし…優柔不断だけど…でもやっぱり、しもべのことは諦めきれないみたいだから。
        …しもべと、付き合いたい…今すぐでなくてもいい、いずれはきっと…今日しもべに手が届いたように…しもべの手を、取って見せる。
        またしもべには呆れられるとは思うけど…ね(苦笑しながら宣言した。) -- ラージャ
      • …………。ええ、いずれ
        それだけでなく、良く寝起きも共にしたものでしたが……?(語尾、視線。ラージャのその辺りから意思を察し)それ等でしたら大切に取っておいてありますよ。王の子等から贈られた物は皆一様に
        ……………………。……はぁ(ラージャの宣言を一通り黙って聞いた後、聞えよがしな溜息)いえ、でしたら……どうぞお気の済むまでなさいませ。こればかりは本当に幾度言っても聞かれませんし
        -- しもべ
      • 本当に…しもべの部屋に寝かせて貰う事なんて、けっこうあったもんね…まぁ、今はその理由も分かるけど…(苦笑しながら頬をかいている。)
        あ、本当?…良かった、特に似顔絵とかはあの頃のボクとしては一生懸命に描いたりしたから…(その事に安堵する。)
        でも、しもべは姉さまたちから色々と他にも貰ってそうだよね…いずれまた、それらも見せて欲しいかもだけど。
        ……うっ…た、例え断られても今度はもう!……え、い、いいの?…だって、こればっかりは自分でも諦めきれなかったから…。
        …多分、迷惑もかけると思う…ごめんね?けど…有難う(どんな形であろうと、OKを貰って嬉しそうに言った。) -- ラージャ
      • …………。一の姫様から続く伝統のようなものですから
        ええ、よく描けておられたかと。……そちらの諸々については、しもべの一存という訳にも参りませんので
        ……いくらしもべが否と言っても、若が諦めないのであれば何も変わりありませんし。とはいえ、これからも何も変わらないと思いますが
        -- しもべ
      • なるほどー…きっとジーク兄さまとラン姉さまは上手そうだよね…シャナ姉さまは、上手そうには見えないけど…(思わず本音を呟く。)
        クノン姉さまは…どうなんだろう?(最初下手で頑張って練習して上手な絵をもってくるタイプだったようだ。)
        …まぁ、しもべは基本変わらないよね…でも、ボクとしては大きな前進だから…改めて、これからもよろしくね!
        とりあえずは…しもべにはゆっくり寝て貰うけど…そうダメージはない、とは思うんだけどね…それじゃあまたね? -- ラージャ
      • …………。その辺りはご想像にお任せ致しますれば、余り迂闊な事は当人の前で仰られぬよう
        ……左様に喜ばれるような事を申し上げた覚えもありませんが……(やや困惑気味)
        ええそれは。……買い被って頂いて恐縮ではありますが。……はい、では
        -- しもべ
  • ……はぁぁ〜〜〜〜…(冒険から帰って、引退関連の書類を大広間の机の上にぶちまけながら打ちひしがれる次男。)
    や、やっちゃったぁ……うぅ、英雄まであと少し…本来なら、届いていたはずなのにぃ…(流石にこの時は情けない事を出しても気にもせずに嘆いている。)
    …うぅ、英雄になれたら…色々としようと思ってた事も、あったのになぁ…(机に倒れ込むように項垂れている。) -- ラージャ
    • ……えっ? あんだけカッコつけて? ふへっ、マジでー? ウケるんですけどーっ!(中田笑い) -- デルレイッチ
      いやいや?(プックク)失礼だよ?(プフーッ)笑ったらいけないよ? 慰めないとねえ?(クスクス) -- リッパー
      時に英雄になれたらナニをなさるおつもりだったので?(ラージャの背に被さって乳房押しつけながら) -- 墨目
      やったねー! おめでとう! これで好きなだけ大好きなしもべちゃんの事を視姦する事ができ……ああ、今妹様の方しか見て無いね! やったー! -- 逝斬
      ……やめんかお前ら。死体蹴りも甚だしい -- 黒瘴
      • …う、うるさいなぁ!それでもデルよりはずっと上だし!それにこれは、ギルドが書類無くしただけで…本当は!
        あぁ、リッパーまで!…くっ、二人とも、適正に処理されてれば本来は英雄だったことくらい知ってるでしょ!?(からかわれて真っ赤な顔で言い返す。)
        あ、うん。それはしも……って、だから!背中当たってるってばー…(今は慌てふためく事はないが、表面上では落ち着いて対応しようとしてるのが見て取れる。)
        …セイザンは、ちょっと頭冷やそうか…(セイザンにだけは容赦なく予備動作なしで、しかも盾をも貫通しうる鋭い突きを繰り出しておく。)
        …全く、本当に酷いよね…成功回数で言っても、シャナ姉さまにだって勝てて暫定2位なのに…(褒めてくれとは言わないが、少しは慰めて欲しかったようだ。) -- ラージャ
      • そこはなんつーのかなー。そうゆう付いてねーとこまで含めて爆笑ポイントつー感じ?(続・中田笑い) -- デルレイッチ
        ええまぁ? 若には気の毒だとはね? 思うんだけどね? うふふ? ……笑わない方がありえないもんねえ?(ブフーッ) -- リッパー
        ほうやはりそこでしもべの名が出なさる。は? ああ、何を今更。困る事でもありますまい(ぎゅー) -- 墨目
        やっt(顔に穴が開いて四次元殺法コンビの黒い方みたいな事になる)
        口で勝てないと認めるなんて可愛くないなあ!もーう☆(顔に穴開いてる以外はいつも通り)
        -- 逝斬
        ……付いとらんのも父譲りかの。まあ引退で見切りを付けられただけマシと思うておくがよかろ -- 黒瘴
      • うぅぅ…わ、笑い話だろうとボクが英雄クラスだって事には変わりはないから!(悔しそうに言い返すも、笑い話物なのは十分自覚しているらしい。)
        それにもう若って年齢でもないんだから…あれでも、なんて呼んでもらえばいいんだろう…ラージャ様、は嫌だしなぁ…(首を傾げて悩む。)
        …だ、だってそれは…今更ではあるけど…困る事ではあるんだよ?(性欲がない訳ではないだけに、背中の感触が気になってしまうようだ。)
        …はぁ…セイザンの口で勝てる日なんて…なんか来ない気もするからいいし…誰にでも不得意分野があるんだから(穴あきセイザンをジト目で見ている。)
        …父様のために、否定はしたいんだけどね……うん、そうだね。この成績に偽りなしだし…ところで、墨目はいつまで抱きしめてるの!? -- ラージャ
      • そーだなそのとーりだなー!(良い笑顔) -- デルレイッチ
        やだなぁ? 何年経ってもさ? 若はボクらとの歳の差なんて変わんないし? 若は若だね? -- リッパー
        何がどう困ると仰られるやら。そろそろご自分で慰められる日々から決別なさっても良さそうな所ですのに -- 墨目
        あらやだダメな子! もーそんなんじゃお兄さんにすら敵わないゾ☆ -- 逝斬
        否定をしたいのならとうに手遅れじゃろな……(二ヵ月落ちを思い返し) -- 黒瘴
        は? 慰めている所ですが?(スリスリ) -- 墨目
      • はぁ、やっぱりそうなっちゃうのか…でもいいかな、若は若でも…認められるようになっていけばいいんだしね!(基本的には前向きなのですぐに立ち直る。)
        うっ…それは、ちゃんと遠からず卒業する予定だから大丈夫だよ!…自分としても、決心は一応付いてるし…(その辺りは否定してもバレバレなのでもう否定しないようになったようだ。)
        …ジーク兄さまにも、口では敵いそうにないから…あ、でも一度ジーク兄さまと練習試合してみたいかも…(別にしもべの事で、と言う訳ではなく純粋にやってみたいらしい。)
        に、二度目でここまで行ったのにダメなの!?…厳しいなぁ…2回目だけど、けっこう凄いかなと自分で思ってるのに…(残念そうにため息をついた。)
        うぅ…そ、そういう慰めは…いいから!(背中に擦りつけられる感触に惑わされずに、墨目を背中に背負ったまま体のバネの力と墨目のお腹に添えた手の力で柔道の投げのように空中に投げ飛ばす。) -- ラージャ
      • つーかその若だと認められてねーってのがよく分からんが? -- デルレイッチ
        それはさ? 子供の頃からずーっと? 同じ? 呼び名だからだね? 正直そういうのこだわる辺りまだまだ的な? -- リッパー
        遠からずですか。若はいつも左様な事を仰るのに……(優しい眼差し) -- 墨目
        (前触れ無くぶっ倒れる) -- 逝斬
        ……なんじゃ急に。……ああ。結果的に息止めておったのか。律儀じゃのー、はよ顔戻さんか
        ここまでと言うが二度目の時点で大概じゃろ。母を見よ姉を見よ、とな
        -- 黒瘴
        良いでは無いですか、いつでも鷲掴みにして頂いて結構ですのに……(残念そうに投げ飛ばされ、黒瘴の側に降り立つ) -- 墨目
      • いや、認められてないって訳じゃないけど…もう大人になったし強くもなったから名前もバージョンアップしてもいいんじゃないかなぁって…。
        うぅ、でも言われてみればその通りでもあるかな…まぁ、自然にデルたちが変わるくらい頑張ろうって事だよ(素直に非は認めて笑顔で言った。)
        …こ、今年こそ!今年こそ頑張るんだから!だからその目を止めてよー…(姉が不出来な弟を見るような目をされるので、墨目には強く出れないラージャだった。)
        あれ?セイザン?…あぁなんだ、あれでやられるはずはないと思ったけど…ちょっと安心…でも、セイザンはそういう所あるよねぇ…こだわりなのかな?
        …うぐっ、手厳しいなぁ…はぁ、あの一瞬の油断さえなければ…でも、あれが強敵であれば、あるいはボクが人間だったらあれで終わりだったもんね…。
        うー、だからそういう訳にはいかないのに……よし、皆とも話が出来たし…前向きにもなれたから、今からしもべに会いに行ってくる。皆またねー(手を振って要塞制御室へと向かっていった。) -- ラージャ
      • あー。……じゃダメだわ。ダメー(中田笑い三度) -- デルレイッチ
        ふぅん? ……ま、殊勝な事で結構だけどさ? -- リッパー
        ぶあー。いやー死んだ死んだ(顔戻して良い笑顔で座る) -- 逝斬
        ただの阿呆じゃろ。……それはお前……ああ、分かっておるではないか -- 黒瘴
        若もいけずでらっしゃる…… -- 墨目
        (皆それぞれにラージャを見送った)
    • …しもべ…やっぱりここにいたんだ…(予想していた通り、以前抱きついた事もある場所にいたのを見つける。)
      もうしもべも知ってると思うけど…ついに、引退しちゃったよ…英雄にまでなれないままにしちゃったのが一番悔しい所だけど…。
      でも、これで決心もついたし…しもべに、言いたいことがあるんだ(しもべを真っ直ぐに見ながら言った。)
      …あの時は、薬みたいなせいで…変だったのもあるけど、今回はそんな事はないから…。 -- ラージャ
      • (制御室。宙に光る幾つかの魔法板の内、大広間での騒ぎを映しているものがあった。
        それを見る内に、ラージャが移動。その足跡を追うまでもなく、彼がここに来るであろう察しは付いていた)
        …………。若(そして現れたラージャに対し、魔法板を消し席を立つと、恭しく頭を下げる)
        はい、存じております。惜しくはありましょうが、長らくの間、お疲れ様でした(言い、改めて頭を下げた)
        ……左様で。……それでは、しもべにどのような事を?(いつも通りの表情)
        -- しもべ
      • (思った通りの場所にいてくれて安堵する、何故ならしもべならばこちらに誰か来るか来るか位は手に取るように分かるはずだったからだ。)
        (もちろんしもべが仕事を途中で放り出す事も考えにくいので、自分の対処より仕事を優先した可能性も十分あるが、それでも避けることなくいてくれることに関しては一安心していく。)
        あ、しもべ…ただいま…あはは、やっぱり知ってたんだ…うん、まx…惜しくないと言ったら嘘だし悔しくもあるけど…一応は、これでもう冒険は終わりだよ。
        えぇっと……まずはほら、これからは冒険がないからより要塞の事もあるから…その事で、しもべにもっと教えて貰う事になると思うけど、よろしくね?
        あとは…うん、これからの事…かな…ボクの事だけじゃなくて、ボクとしもべの事で…(やや緊張しながら言った。) -- ラージャ
      • …………。……それは無論、若の方から要塞の維持管理に携わりたいと賜りましたし
        ……(いつも通りにじっとラージャの瞳を正面から見)
        -- しもべ
      • うん、良かった…最近は基礎は大体こなせてきたから…また新しい所を教えてほしいけどね?…ただ、どうするかはしもべに任せるよ。
        (自信がついてきたと言っても、自分について自分以上に知ってくれているだけに、どこまで教えてくれるかは要望はいってもどうするかは任せるつもりでいるようだ。)
        …とりあえず…今すぐでなくてもいいから…一度、本気で戦ってほしいんだ…今のボクが、しもべにどこまで通じるかを…もちろん、場所は姉さんたちとしもべがいつもしてる場所で。
        (その場所は大魔法を使おうとも問題なく、天井もずっと高い場所だけに肉弾戦のラージャには不利であったが、全力のしもべと戦いたくてあえて希望する。) -- ラージャ
      • …………。承りました(お辞儀程度に頭を下げる)
        ……本気で? しもべと、若が。……ご用命であれば否やは無けれど……何故かと問うても?
        -- しもべ
      • …うん、本気で…しもべと、ボクが……良かった、昔まだ未熟な時に頼んだ時はダメだと言われたから…(力量不足ではないのだと安堵する。)
        何故かと言われたら…最近しもべと戦った事はないし、戦ったとしてもしもべは本気ではなくて手加減してくれていたよね?
        …姉様たちの戦いを見て、内心羨ましかったんだ…そして、今なら…勝てずとも、本気のしもべと戦えるんじゃないかと思って。
        でもやるからには…倒すつもりで、頑張るから…今からでもいいの? -- ラージャ
      • …………。今の若は経験を積んでおられますし、その時と比べる事はございますまい
        ……(黙ってラージャの話を聞いた後、魔法板を手元に一枚出現させて、幾つか何かを弄った後魔法板を消した)
        構いません。いつなりと、若のお望みの時にしもべは力を見せましょう
        -- しもべ
  • …街中では、冒険者を養成する学校で大変賑わってるみたいだねぇ…まぁ、うちも久しぶりに賑わう事になった訳だけど…(腕の中にいる我が子を見る。)
    …まさか、こんなに賑やかになるとは…思わなかったかなぁ…(両手に抱えた双子を見ながら苦笑している。)
    …あぁ、ラクは今のうちに休んでおくといいよ?…お疲れだろうだし(両手がふさがってるので頬はかかずに苦笑する夫。) -- ジャン
    • ふぅん……そうね、ええ、まったく、その通りだわ(椅子の上、授乳の後始末を終えて疲れた様子で長く息を吐き)
      久し振りとはいえ、流石に様子が違うからおかしいとは思っていたのよね。すぐ二人入ってる事に気付けはしたけれど……
      そうさせてもらうわ……あまり、ぐっすりと寝させては貰えないでしょうけどね(ゆっくり椅子から立つと、夫ごと娘達をゆるく抱き締め、それから寝室の方へ向かって行った)
      -- ラク
      • …うん、本当に久しぶりに妊娠してくれて…双子と聞いた飛び上がるほど驚いて、嬉しかったなぁ…(今でも思い出して笑顔になるくらいだったようだ。)
        …今も、その喜びには変わりはないけど…疲労はまた別問題だしね…うん、おやすみ。ラク(おやすみ前の口づけを頬にかわし、妻が寝室に入るのを見送る。)
        …さてと…しもべさん、ここからは何が何でもラクを起こさないよう…頑張らないとだね(きっとそばにいるであろう、しもべに話しかけた。) -- ジャン
      • …………。無論だ。今回は王にかかる負担が大き過ぎる故、我等で万全を敷かねばならん(返事と共にジャンの正面にその姿を現す)
        姫君方も今の内はお静かにされておられる様だが、なるべく健やかにお過ごし頂かねば……
        (ジャンの両腕それぞれにいる二人に同じ玩具を手渡しながら)
        -- しもべ
      • あはは…今回に関しては、取り合ったりせずに共同戦線にしないとね(双子を驚かせないよう小声で笑いながら言った。)
        …とりあえずは、お腹も一杯になったし…しばらくは、大人しいと思うんだけどね…(お揃いの、しかしそれぞれ決まった玩具を手に持って遊ぶのを眺める。)
        しかし…双子なのに、だからかもだけど…お互い自分のって気にしてるものなんだなぁ…(ラクの母乳はもちろん、玩具などもそうなので苦笑する。) -- ジャン
      • ……。取り合い様が無い。姫様方は一緒でなければお気に召さぬようであるし(飽いたらいつでも抱っこを代わってやろうと目で言い)
        うむ。こちらが取り違えると投げ返されるか泣かれるかなのは如何なものかとは思えど、やはり、幼子と言えど流石に王の御子
        歳月を重ねた後にどうなるかは未だ見えねど、姉君方同様に美しくおなりあそばすのは相違あるまい
        -- しもべ
      • (振るとファンシーな音の出る玩具でおもむろに父の顔を殴打し始める右腕側の娘) -- シラナ
      • そうなんだよね…片方ずつ渡そうとしてもぐずりそうになるからねぇ(その目に対してもう慣れたもので、素知らぬ態度で抱き続ける。)
        …まぁ、そこはまだ生まれて間もないんだから仕方がないよ…あ、それに関しては疑う必要すら感じられないしね(笑顔で言い切る父親。)
        でも、美人は美人でもラクとは違う美人に…あたっ…シ、シラナ?あてっ…シーナまで!?(左右からゴツゴツと叩かれる父親、両手がふさがってるのでなすすべもないようだ。) -- ジャン
      • (同じような音色の玩具を、姉のシラナがやり始めればすぐに左腕側のシーナもきゃっきゃと楽しげに叩く) -- シーナ
      • …………。毎度毎度、王の子は何かしら手こずらせてくれる(ふ、とだが楽しげな微笑みを浮かべ)
        うむ。だが……ああ、始まってしまったか(だから寄越せと言うのだ、と目でせせら嗤う。自分が抱いていても同じ事ではあるが)
        斯様な時はお止めになるよう知って頂くのも務めと存ずれど、言って分かる御歳では無いのがもどかしい……(つまり傍観)
        -- しもべ
      • うー。ん、ん。……んふ(ぽこぽこやりつつ、シーナが楽しげに笑っているのでこちらもにやーっと笑い、父の頬を玩具でぐりぐり) -- シラナ
      • …育児って、それぞれに違うからね…基本的な事は、そう違いはないんだけど(大変ではあるが、それがまた楽しくもあるようだ。)
        うぅ…この両側と言うのが…また辛いけど…(特に手が塞がっているので、止める事も出来ずにされるがままで苦笑する。)
        こういう時、デルみたいなのだったら楽かもしれないけどねぇ…まぁ、そういう事だね。それに…この子たちも楽しそうだぐにゅっ(頬が右側からまず潰される。)
        (あぁ、このパターンは間違いなく…左側を見下ろすと同じようにしようとする姿が見え、諦めの境地に至る。) -- ジャン
      • んふー…んっ、んっ(父親の腕に抱かれたシーナが、シラナと一緒に満足そうに一緒に父親の頬を押しまくる。これでどちらかと邪魔すると両方泣くようだ。) -- シーナ
      • …………。あれに任せてはどうなるか知れたものではない。……今少し、せめて御自ら立ち、走り、話せる程度になってからでなければ
        姫君方が楽しまれておられるのは結構なのだが……(両サイドから娘の虐待を受ける様を見て若干羨ましげ)
        -- しもべ
      • んいーぅ、あー……(飽きたのか途中で止める)…………(その後じーっと父を見つめ、彼がこちらを向いている時は微笑むが妹の方へ視線をやると即座に玩具で頬を叩いた) -- シラナ
      • …まぁね、今はまだ早いかな。流石にデルも多少は子守上手にはなってはいるんだけど…それに、今は自分達だけで見守ってあげたいしね(微笑みながら言った。)
        …まぁ、それはそうなんだけど…もう少し加減してくれると有難いのになぁ…ん?…ようやくやめてくれたんだ(嬉しそうにシラナの方を向いて指先でシラナの頬を撫でる。)
        あはは、今度はシーナも止めてくれたんだ…うん、二人ともやさし、イタッ!…え、シラナ?一体どうしたの?(シーナに微笑むと急に後頭部を叩かれてシラナの方へ向く。) -- ジャン
      • あー……ぅー(シラナの方を向かれると、寂しさからか手を止めて父親をじっと見る。そして振り向いてこちらを向くと嬉しそうにきゃっきゃ喜ぶ。)
        (そして、またシラナの方を向けばこちらも即座にこっちを向いて欲しいのか父親の頭を玩具で殴りつける。) -- シーナ
      • …………。一の君を高々と放り投げた際、彼の君の翼が発現した程度しか利点が見当たらぬが……うむ、それはそうだ。まだ余人を立ち入らせる事も無い(こう言う点では大体意見が一致するのだ)
        大体やっている事については今までの姫君若君と差は無いが、二人同時と言うのがやはりか。……む、これは
        ……流石にこうなっては手に負えまいよ(助け舟でもあり良い口実でもあり、両手で招いてジャンの腕から双子を浮かすと、そのままふわりと自分の両腕に納め)この状態なら姫君方を同時に見る事も容易かろう
        -- しもべ
      • ん……う?(妹と揃って父親をハメていたのだが、自分の身体が浮いた事に目をまん丸くする)
        (そのまま驚いた顔でふわふわとしもべの腕に収まると、)やーうー(父の方を見ながら玩具を振り回し猛アピール) -- シラナ
      • あとは、クノンの時も水発現したのもデルの時だったっけ……まぁ、今はこのままで(思い出して苦笑しながら言った。)
        …何で毎回僕は叩かれるんだろうね…ラクにはしないのに…父親って他もこうなのかなぁ…(ちょっと遠い目になる7児の父親。)
        …あ…まぁ、そうなんだけどね…(助け舟には感謝しながらも、やっぱり自分の手から離れてしまうととても寂しく感じてしまうようだ。)
        …あぁ、はいはい。今いくよ…今回のお姫様たちは、率直だなぁ…(クノンの時は無言でじぃーと見てきたのを思い出しながら両手で同時に双子の頬を撫でてあやす。) -- ジャン
      • うー?(シラナと同じようにパチクリと目を開けて、ふわりと浮かんだまま手足を伸ばしたりして自分が浮いているかを確かめるように動く。)
        やーやー…あぶー…(こちらも負けじと餌をねだるひな鳥のように両手を父親に向かって振って、頬を撫でられると嬉しそうな顔になる。) -- シーナ
      • …………。うむ、何にしろあれはまだ早い。……叩かれるのはやはり格の差だろう、王の腕の中に在ってはやはり大人しくあらせられるし
        (両腕の双子の匂いと感触、重さに頬が緩む)だが叩かれるにせよ、求められている事に代わりは無かろう
        そこはお二人である点が主張をせねばならぬという所に繋がっているやも……
        -- しもべ
      • んーふぁー、いー♪(父に撫でられ、あやされればこちらも嬉しそうに笑い、玩具を振り回す) -- シラナ
      • …あるいは、ほら…僕の方が親しみやすいというか…そう言う部類の可能性も…あったりしないかな?(どちらかと言うと希望と言う感じで言った。)
        そういえば、しもべさんもあまり叩かれないねぇ…髪は弄られたりはするみたいだけど…(そういう光景は今までにも、ジークやラージャで見たようだ。)
        …ふむ、そういう事もあるのかな…何にせよ…双子はこうして、二人の微笑みがあるのが…またいいね…(あやす方としては双子の笑みがとても嬉しいらしい。)
        (その後もラクを起こさないためでもあるが、双子が微笑んでほしくて色んな玩具を使ったりスキンシップをしてあげたりして時間が過ぎていく。) -- ジャン
      • (しかし、そうやっていれば当然お腹も空いてきて)…あー…ぅー…(母親の姿を探すように辺りを見渡す。)
        (まだまんまも喋れないので動作だけだが、育児経験は豊富になったジャンだけに気づくが、ラクを起こすべきかちょっと躊躇する。) -- シーナ
      • …………。無いな(それは即答であった)……やはり格の差と言う所だろう。種の違いはもはや言い訳にならぬのだし
        声をあげた方にどうしても目が行くのは仕方無き所なれば、幼子もそれを知っていると言うし。……ふむ
        (尚、ジャンと共に様々な玩具と笑顔で双子をあやす様は初見の者なら一瞬夫婦かと誤認しかねないものの、当人らの自覚はゼロ)
        されどそろそろ……姫君方もお腹を空かせておいでのようであれば、いっそ姫君方を寝室へお連れし、王を起こさぬままと言うのも
        ……後で叱責を受けるは必定か。起こしてしまう事こそ充分に考えられようし
        -- しもべ
      • うー……(手にしていた積み木を落とすと、ちらっとしもべの胸を見、違うと言わんばかりに母の去った方を見て)
        まーうー(ごろんと仰向けに寝そべった)まーうーまーうーまー……(やがて泣きそうに) -- シラナ
      • ……うん、ないよね…これから格がつくよう、より精進するよ(分かっていたが、でもちょっと考えて欲しかった7児の父親。)
        (ラージャが見れば必ず嫉妬したであろうしもべとの時間も、ジャンとしては特別な感情は一切なく、ただ子供たちに喜んでほしくて、喜んで貰うのが嬉しそうだった。)
        …だねぇ…こないだの旅行でも、起こすように言われたんだし…状況は違うんだけど…あぁ、これはそろそろ限界かなぁ…(何かを欲しがるような動作に苦笑する。)
        ん、それじゃあ…僕がラクを起こしてくるよ、ちょっと待っていてね?(双子を同時に頭を撫でてから、急いで寝室に入っていった。) -- ジャン
      • むー…やー…(以前にも母親と同じように母乳を求めた事があるが、くれないのは既に学習したのかしもべに求めることはしないようだ。)
        ぅー…まーぅー…まーぅー…(八つ当たりのようにボスボス胸を叩いてから、子猫が親猫を呼ぶような感じで涙目で出して母親が来るまで言い続ける。)
        (ただ、そうしても来ないとなると双子による大きな泣き声による大合唱が始まるのは間違いなさそうだ。) -- シーナ
      • …………。うむ、任せた。……さて後は(ジャンの背を見送った後、双子に視線を戻す)
        斯様な時に個性が見え隠れする辺り、なんとも……(シラナは仰向けに寝そべったままぐずり始め、シーナは自分によりかかりつつやはりぐずり始めていた)……いや、位置関係が同じであれば変わりも無いやも知れぬか
        ともあれ、一つしもべが間を持たせてご覧ずれば、姫様方は一時お忘れ下さいませ(言うと、何かを操るように両腕を動かし、ジャンから此方へ引きよせた時のように双子を浮遊させ、負担にかからない程度に飛行・旋回・宙返りなどを行い始める)
        -- しもべ
      • まーうー……ぅ? ……あー、にゃー(しもべの策略通り、さっきまでの泣く寸前のそれが嘘のように楽しげに笑い、しもべの繰るままにシーナ共々ゆっくりと宙を舞う) -- シラナ
      • (寝室では丸めた布団を抱き枕にするようにしながら眠っていた) -- ラク
      • ぅー…まーぅ?…きゃーぅ!(目尻に涙を浮かべていたが、赤ん坊ならではの急激な変化ですぐに楽しげな声に変わる。)
        (近くを飛ぶシラナに手を伸ばそうとしたり、自分の体を動かしてみたりとこれなら少しの間は気がまぎれそうだ。)  -- シーナ
      • …あぁ、そっか…僕と一緒じゃないからか…(丸めた布団を抱いている姿にちょっと驚いて、そういえば昔一緒に寝てない時があった時そうだったのを思い出す。)
        …ラク…ラク…起きて、良く寝ている所を申し訳ないけど…(ベットに腰掛けて、優しくラクを揺すって起こそうとする。)  -- ジャン
      • ぅく……(揺り起こされれば、薄く瞼が開き)……もう?(ちらと夫を見上げ、他に理由も無いので返事を待たずにのそりと身を起こす)
        (抱き布団が隠していた全裸の肢体が露わになるが、顔には珍しく疲れが出ていた)……ジャン、ちょっと(起き上った勢いのままやんわり夫の背に寄りかかる)
        …………(そのまま十数秒が経ち)……もう良いわ(再度身を起こすと、ベッドから降りがてら身に漆黒のドレスを纏う)
        そうそう、あの子等もそうでしょうけど、私もお腹が空いたわ(言いながら、面倒なのか下着を一切つけないまましもべのあやす双子の方へと普段通りの足取りで向かって行った)
        -- ラク
      • …うん、ごめんねラク…でも泣き出してからだと余計に大変だろうから…(申し訳なさそうな顔をしながら、寝起きのラクの頬を撫でる。)
        …ん?どうしたの…あぁ…(それ以上は何も言わずに、ただラクを支えるように静かにラクが動き始めるのを待ってあげる。)
        …うん、お疲れ様だけど…うちのお姫様がお腹を空かせて待ってるみたいだからね…(ドレスを纏ったラクに手を差し伸べてゆっくりとエスコートするように。)
        あはは、それじゃあお乳を上げている間に、準備を済ませておいたケーキを焼いて持ってくるよ。待っていてね(共に双子たちの部屋に行き、母乳を上げ始めるのを見てからキッチンへと移動する。)
        (そんな風に新しい家族が二人も増えて大忙しな要塞の最上階だった。)  -- ジャン
  • …よしと、これで終了…少しずつだけど、マシになってきたかな…(要塞のメンテナンスの中でも簡単にできる部類の仕事を終える。)
    …あとは、しもべに連絡して…今日の所は終わりかな…(汗をぬぐってから、しもべに報告しにいく。)
    (ラージャの魔力量から言えば汗をかくはずもないのだが、まだ慣れない事なのでかなり集中力を要したらしい。) -- ラージャ
    • …………。お疲れ様でした、若(要塞の管制を司る一室にて、戻ってきたラージャを一瞥し、短く労いの言葉をかける)
      魔力循環に不具合の出ていた当該範囲については改善されたようで(部屋の中央の椅子の上、緑色に光る幾つかの魔法板に躍るグラフや数値からラージャの仕事について問題無い事を確認する)
      一応、程度が軽いとはいえこれも要塞の維持には重要な事です故、早く慣れて頂かない事には
      -- しもべ
      • …良かった、ちゃんと出来ていて…(生真面目なので、手順通りにやったつもりだったが少し心配だったようだ。)
        …うっ…まぁ、それはこれからおいおい覚えていくよ…でも、しもべや母様たちはいつもこんな事をしてたんだねぇ…。
        (しもべの後ろから魔法板に表示される者を見る、分かるものから何を表してるのか分からないものまで、まだラージャには扱えそうにないようだ。) -- ラージャ
      • …………。手順通りに事を運ぶだけで、左程難易度のある事でもありますまいに
        リッパーの下で今少し要塞の構造について造詣を深めて置いた方がよろしかろうに(ラージャの言い分に若干溜息。だがラージャをさっさとしもべに押し付けたのはリッパーの方)
        いつもという訳でもありませんが。王、一の姫様、そしてしもべ、いずれかの魔力を要塞に巡らせて之を生かさねば死んでしまいます故。環境の維持管理と言うよりは、世話と表現した方が近くもありましょう(無い様の変動する魔法版に触れたり等で作業をしつつ、そんなしもべからはラージャに取って親しみ深い香りが漂う。それが香水なのか体臭なのかは分からないが)
        -- しもべ
      • で、でもリッパーはもうしもべの所で大丈夫ってお墨付きしてくれたんだけどね…(厄介払いも含んでるのはラージャもうすうす気づいていたりする。)
        …うん、ラン姉さまも頑張ってるんだよね…そっか…世話か…(そういう風にとらえてなかったのでなるほどと言う顔でうなずいている。)
        ……ん…あ、そうだ…しもべ、肩をもんであげるよ(いつも近くにあった匂いを感じながら、こないだ話に聞いた恩人に肩もみと言う話を思い出す。)
        あ、しもべはそのままでいいよ…邪魔にはならないようにするし(父親には何度かした行為をしもべに肩にもゆっくりとしてみる。) -- ラージャ
      • …………。存じております。が、工程上早過ぎる点は否めないもので(とはいえリッパーの示したラージャの数値自体は規定値に達している為そう強くは出れず)
        いずれは、要塞を巡る魔力の一端を若が担う事にもなりましょう。……もっとも、出番としては四番手でありますが
        は? ……いえ、左様な事は……ぁ……(唐突で意外な提案、受け入れるつもりは無かったが驚く間にラージャの手は両肩に)
        無用の事ですのに……(こうなっては拒否もせず。……ただ、硬い。父親のそれの比にならぬ程に)
        -- しもべ
      • …そこは素直に頑張ってるって褒めてくれてもいいのになぁ…(その辺りは知らないので、苦笑しながら頬をかく。)
        …そうなるように頑張っていきたいなぁ…うぐ、それは分かってるよ…(3人には勝てない事は自覚しているようだ。)
        …いいのいいの!こういうのは気持ちなんだから…!?(揉み始めると硬い事に驚いて、それをほぐすことから始める事にする。)
        …これくらいか…もうちょっと、かな…(指圧に関しては体術でも並んでおり上手なのか、仕事中のしもべの肩をほぐすよう、加減を確かめながら続けていく。) -- ラージャ
      • …………。拙速を良しとする訳にも参りませんので
        とはいえ、バックアップが多いに越した事は無い以上、王次第で機会自体は与えられようかと。……その際は一時間も持てば良い方と思われますれば(現状から見ての大まかな予測)
        左様に申されましても。…………その。……いえ、何でもありません(言っても聞かないので大人しく揉み解される)
        -- しもべ
      • 慎重くらいの方が、要塞の管理には必要なんだろうけどね…あ、しもべは後もう少しでお仕事終わりそう?(勉強してるからか、画面を見てなんとなく読み解ける。)
        …うん、補助なのは最初から覚悟の上だし…やれる範囲で頑張っていくよ…もっと長く頑張れるようになりたいなぁ…。
        …?…まぁ、本当いつもお世話になってるしね…(ただ恩返ししたいがために肩の下、背中の辺りも揉みほぐす。)
        …んんっ…あ、ちょっと待ってね(先ほど頑張った事もあったので、床から冷蔵庫を取り出して置いてあったジュースを飲みほしていく。) -- ラージャ
      • …………。そう、ですね。後は確認と微調整のみです故……(流動するグラフの殆どが一定パターンを刻み始めていた)
        その辺りは慣れの点も大きかろうと存じますが、後はやはり、魔力量増加と扱いの為の鍛練が必須かと
        ……左様な事は。ただ役目を全うしているのみにございますので(揉まれゆくも表情や声音に変化は無い)
        ? ……ああ。どうぞ、お構いなく(ラージャの方は振り向かず、作業の仕上げに没頭する)
        -- しもべ
      • …そっか、それじゃあしもべの仕事が終わるまで待ってるね…こうしてみるのも、勉強の一つだし(言い訳じみた事を言いながら留まる。)
        …魔力量なら、十分あるとは言われてるけど…やっぱり、扱いの問題かなぁ…(ラクの血を継いで魔力量は高いが、制御の分野でまだまだ甘いようだ。)
        …それでも、有難いと思っているから…ありがとうね、しもべ…(普通の人じゃない部分も必要かなと?と思い、翼の付け根辺りのこってそうな部分もほぐすラージャ。)
        …?…(そして飲んでから少しすると、何だかちょっと熱っぽい自分に気付くが、首をひねるだけで続行する。) -- ラージャ
      • …………。されば、とくと(ちら、と肩越しに後ろのラージャへ視線を送り)
        (そうして作業は続き、終了する。魔法版の一つに触れれば、他全ての魔法版が消え去った)
        若、もう(済んだので、と肩揉みを止めるよう後ろのラージャを振り返る)
        -- しもべ
      • ……うん、任せて!(視線の意味は未だにわからないラージャだが、拒否されなければ嬉しそうな笑顔で頷く。)
        (しかし、体の熱は収まるどころか、しもべの体に触れる度に熱が上がり続けるようになり、意識も少しぼやけて感じ始める。)
        …ん、じゃあ…(手を離し、振り返ったしもべに真正面からぎゅっと抱きついた。)
        (懐かしい匂いと感触に包まれながら、手はがっしりと繋がれ放す気配がなさそうだ。) -- ラージャ
      • …………。(笑顔で頷いたラージャに小さく溜息)
        ……(そうして終了を告げ、振り返れば引っ込んだ手の代わりとばかりに抱き締められる)
        (椅子に座っていた為避け損ねたのもあるが、単純に驚きが強かった)……如何様なおつもりで?(押し離す事もせず、取り敢えず)
        -- しもべ
      • …ん…しもべの匂いだ…(久しぶりの好きな人の体温や匂いに、嬉しそうに呟く。)
        …如何様な、と言われても…ちゃんと、気持ちは伝えるべきかなって…言葉だけじゃなく、態度でも…しもべの事、好きだって事…。
        (平常なら羞恥心や決断した事もあってこういう事は出来ないが、薬が入ったドリンクを飲んだことで、普段抑えられている気持ちは表面化しているようだ。)
        …しもべは特に、言葉だけじゃ…全然信じてくれないし…(そう思った気持ちが強かったからこそ、こういう行動に出たらしい。) -- ラージャ
      • …………。若がまた平行線の話題を持ち出されるとは(深く長い溜息)
        信じる信じない等の次元でもございませんし、斯様な事をして頂いた所で何も変わりませんよ(酷い呆れ)
        -- しもべ
      • …しもべは…やっぱりそういうと思ったけど…でも…(普段なら折れてしまうところだが、今回は折れないようだ。)
        …今日は、ボクのしたい事をするって決めたから…(首筋に顔を埋めると、しもべの匂いを感じながら口づけをする。)
        (ジュースに入った薬のせいで、性的な欲求だけが暴走してひた走っているらしい。) -- ラージャ
      • …………。左様で。でしたら……(ラージャの顔がもぞ、と髪を割ってこちらの首筋へ向かった事にやや目を丸くする)
        それはまた、急な事で(不器用な口付けに眉一つ動かさず)……であれば、今ここでしもべを抱かれますか?
        -- しもべ
      • (抱く、という直接的な言葉を投げかけられると体が固まり、少し手が離れかける。)
        (しかし、抱くと言うより今手を離してしまうとしもべがまた遠くにいってしまう、という恐怖感もあってか、再度ぎゅっと抱きしめる。)
        (明確な返事はしないまま、拙い口の動きだけを見せていたが、舌先にあるのがしもべの肌で有る事に高ぶりも感じ始めていく。)
        (恐る恐るといった感じで、片手だけ離すと何度も触ってみたいと思った胸の上へと手を置いた。) -- ラージャ
      • …………。(びくりと固まり、離れかかるも再度のより強い一方的な抱擁。自身の言葉によるラージャの心の揺らぎに概ねの察しを付けつつも、彼の方を見る事無く、ただ宙を見)
        (暫く拙い啄みにされるがままになっていたが、彼の手が胸へ伸びると視線は彼の方へ)
        (ただ相変わらず抵抗は無く、服と下着越しながらも形の良い乳房の感触を堪能する事は容易だろう)
        -- しもべ
      • (胸に触れるとこちらにしもべの視線が向くのを感じて、それが嫌悪なのか蔑みなのか他の感情なのか、茹り始めているラージャの頭では判断がつかなかった。)
        (しかし、どちらにせよ自分の方を見てくれる事に嬉しさを感じながら、手はしっかりとしもべの乳房を掴むとゆっくりと痛むことのない程度に指を沈めていく。)
        (最初のうちは弾力などの感触を堪能するように、しかし次第に女性を喜ばせようとする動きへの変わり始める。墨目などに言われた言葉を思い出したのかもしれない。)
        …しもべ…あむ…(大好きな人の名前を呼び黒髪の中に顔を埋めると、今度はしもべの耳を咥えて舌先がおっかなびっくりに耳に触れる。) -- ラージャ
      • …………。(胸を揉まれながらも無反応を通す。ただじっと横目にラージャを見、耳に彼の唇、舌先が来てもそれは変わらず)
        (本当になすがままで、このまま服を脱がせてしまっても良いのかもしれないとすら思わせるが)
        ……(無表情に物凄い溜息をついた)
        -- しもべ
      • (感じてくれればいいなと思いつつも、そんな兆候すら見つからない事にラージャとしては流石に残念そうに思う。)
        (しかし、手から伝わる感触だけで言えばとても柔らかく高ぶらせるのに十分であり、舐めるとしもべの味のようなものも感じられてどんどん興奮していく。)
        …ん…ちゅ……うっ…な、何かな…(そしてしもべの服のボタンに手をかけようとしている所の溜息にちょっと手が止まる。) -- ラージャ
      • …………。(こちらの服に手をかけたまま静止するラージャに正面から視線を合わせ、見つめる)
        (いつもの、彼が想いを告げてからずっとの、情感を読み取り難い瞳が静かに彼を見つめていた)
        -- しもべ
      • …(相変わらずしもべの心は読めない、昔はそうじゃなかっただけに悲しくもありもどかしくもあるが、今はその目がこちらに向いている事にただ喜ぶ。)
        …しもべ…キス、するね…(そう言いながら、今度はしもべの顔を見ながら唇に口づけようとする。)
        (口づけが成功すれば、ゆっくりと脱がしていこうと考えているようだ。) -- ラージャ
      • …………。(しばし見つめ合うも、ラージャの言葉、そして近付く彼の顔)
        ……(だがまさに唇が触れ合おうかという瞬間、断固とした否の意思が魔力の爆発となって、対象のラージャの身体を旋風に弄ばれる木の葉のように巻き上げる)
        (部屋の天井が高い分結構どこまでも舞い上がるラージャの方を見向きもせず、椅子から立つと身嗜みを整え、姿を消す)
        (高々と巻き上げられたラージャを除けば、もう何事も無かったとでも言うような有様だった)
        -- しもべ
      • んっ!?…わぁっ!!(その強烈な風のようなものに、小さくはないラージャの体が高々と舞い上げられる。)
        …あぁ、行っちゃった…(格闘家らしく、相手から目を離さずに見ていたが一瞥もせずに行ってしまうのを悲しげに見送る。)
        …うん、しょっ!(くるりと空中で回転すると、強烈な蹴りだして空気すらも足場にするように方向を変える。)
        (その後は壁を三角飛びするように、地上に降りて)……うぅ、何でこんな事しちゃったんだろう…でも…(途中までは拒絶しなかった、という事は理解したラージャだった。) -- ラージャ
  • えぇっと…まぁ、何はともあれ無事についた訳だけど…まずは博物館にでも行ってみる?(結局ついたのは2日目の夕方過ぎになっていたので、そのまま宿に泊まって3日目の朝になっていた。)
    朝ごはんは食べちゃったし…パティシエの集団が開くお店は、昼ごろが丁度いいだろうしねぇ…どうかな?ラクはどう思う?
    (ラクを馬車の中に手を差し伸べて迎え入れながら聞いてみた、街中では御者を雇って運転して貰う事にしたらしい。)
    (理由は、二人で博物館や洋菓子店に入る時馬車が無人になるのと、二人で色々と話したいと思ったからのようだ。) -- ジャン
    • ……誰のせいだか(やはり自分の事は棚に上げて夫の言い様にジト目を向け、迎え入れられるまま馬車の中、彼の隣へ)
      ともかく、あなたの用件が昼になるなら、博物館を先に回すのは道理ね。他を観光してもそう面白げな感じではないし(基準が要塞や酒場近辺では仕方ない)
      -- ラク
      • ……まぁ、僕のせいでもあるよね…(自分だけのせいではない、という感じで視線はそらす夫。)
        うん、幸いまだこの街にいるみたいだからそこは焦らずに…ただ、1日ゆっくりする日にちがなくなっちゃったのは残念だけど(道中ほぼ一泊になった所為のようだ。)
        …あぁ、まぁ…うちの街はそう言う意味では常に変化し続けてる面もあるから飽きはないしねぇ…(苦笑しながら、平凡かつ自分たちの街に比べて小さく遅れてる街並みを眺める。)
        …ただ、そういう場所にこそ街でも滅多にないようなものが眠ってるかもだよ?物にしろ才能にしろ。 -- ジャン
      • ……あら、残念? ふぅん。……まあ、そうね。残念は残念ね。けれどそれが無いと今回ここに来てすらいないのだし
        比べるものではないんでしょうけどね。……偏ってるのは確かだけど……(夫の言葉に応えつつ、ふと目元を指でこすり)
        …………(ぽさ、と夫の方に少し勢いをもって寄りかかる。見れば瞼を閉じ寝息を立てるあどけない妻の姿が)
        -- ラク
      • …うん、残念は残念…だけど、必要ならまた来ることもできるし…出来るだけ今を楽しむ方が重要な気もするよ(前向きに笑顔で言った。)
        進んでる一方で遅れてる面もあるからねぇ…本当不思議な街で…?(目元を擦る巣たがに気付き、首を傾げる。)
        …え…ら、ラク?(ラクがこんな風に、しかも馬車の中とは言え外でこうなるのは珍しく驚いているようだ。)
        (ただ、だからと言って起こそうとはせずに、何か病気や何かではない事を確認すると、着くまでそのままにする事にしたらしい。) -- ジャン
      • (夫からざっと確認される間も眠り続け、その寝顔は普段の瞳や表情がどれだけ大きいかと思わせるに充分な大人しさだ)
        (途中、御車から少し揺れるとの注意があり、実際道路状態の悪さからか馬車内もやや揺れ)
        ……んにゅ。…………んぅ(この振動でうっすら瞼を開いたラクは、もぞもぞと夫の膝の上に横乗りになると、彼に凭れ寝直す体勢に)
        -- ラク
      • …こんなに普通に眠るだなんて……無理させすぎちゃったのかな…(今までなかっただけに心配そうに見守る。)
        …え?あぁ、分かりました…とはいえ、どうしようかな…あれ、ラク?(起きたラクにどうしようか聞こうとした矢先に膝の上に座られてしまう。)
        あはは…しょうがないね…(そんな風に言いながら嬉しそうにラクを包み込むように抱きしめる。)
        (妻を抱きしめると言うよりは、大事な宝物を壊さないよう抱きしめているような感じで目的地に着くまでそのままにする。)
        (そして馬車が止まり、御者がノックをしてついたことを知らせるが、少しこのままでと言いラクが自然に起きるまでとりあえず待ってみる。) -- ジャン
      • ……んふ…………(夫に抱き締められると、少し身を捩った後心地よさそうな声を漏らし、幸せそうな寝顔を見せる)
        (そうしたまま眠り続け、馬車が止まっても尚眠ったままで。どうも熟睡してるらしく、本当に安心しきった様子で)
        -- ラク
      • …えへへ…(幸せそうな寝顔が見れて、それが自分が抱きしめているからという認識がとても嬉しくてあまり人前では出来ない情けないくらいに嬉しそうな顔をする。)
        (ただ、あまりに寝続けられると途中で流石に苦笑して、待たせ続けてる御者にはとりあえずしばらくどこかで休むように金を渡しておく。)
        (昼が過ぎてお昼用に用意しておいたケーキなどが入ったバスケットを横に置き、それでもまだ目覚めずについに)…もうそろそろ夕暮れかぁ…(足がしびれて感覚はないし、そろそろ博物館も閉まりそうな雰囲気だが、こんな状況のラクを起こす気になれないらしい。) -- ジャン
      • (夫の腕の中ですやすやすやすやと、普段の威厳やカリスマ性など欠片も感じさせない寝顔。要塞でならともかく、外でこれだけ良く眠るというのもやはり珍しい事で)
        (陽も傾いて橙の陽射しが馬車の窓から差し込むようになると、眩しげに少し身じろぎをし)
        ……ん、む。…………ん? ……え?(億劫そうに瞼を開き、数度瞬いた後西日に気付き、それから現状に気付き、夫の顔を見)
        ええっと……いつから? 私。というか、到着しているのならなんで起こさないの(言いつつ流石に恥ずかしそうだ)
        -- ラク
      • (そんな寝室でしか、寝室でもなかなか見れない寝顔をいつまでも飽きずに、幸せそうに眺めている。)
        (しかし起きそうな予兆を見て、じっと見ていると怒られそうだったが、それでも目線をそらすことなく目覚めたばかりのラクをじっと見つめる。)
        おはよう、ラク…えぇっと、朝からだから…7時間くらいかなぁ…あはは、だってラク何だか疲れていたみたいだからね?
        まぁ、美術館は流石にもうゆっくり見る時間はないけど…ディナータイムには、間に合いそうかな…(窓から手を出し、黒い水のカラスを軽く歌って作り出すと御者を呼び出すために解き放つ。) -- ジャン
      • おはようとか言う時間では無いでしょうに……そんなに? ……誰のせいで疲れたと(ジト目)
        ……仕方ないわね。過ぎてしまった事だし。……でもジャン?(改めて夫を見)今度またこんな事があったらちゃんと起こして。変な遠慮とかしなくていいし、見てなくていいから(そう言った後夫から降り、隣に座り直す)
        -- ラク
      • …うん、ラクにしては珍しいくらいに…うっ、それはまぁ…僕でしかないけど…(ジト目で見られると困った様子で頬をかいている。)
        …そうだね、残りの時間をどう過ごすか考えた方がいいね…?……うん、分かった。今度からは出来るだけそうするね(ただ少しの間は見ていようとは考えているようだ。)
        さてと、それじゃあ…ラクのお腹もすいているだろうし、博物館はまた今度にしてディナーにしようか(戻ってきた御者に行先を告げる。)
        (そこは諸国でも有名なパティシエ集団が臨時に借り受けているレストラン、お菓子だけの極上のフルコースが二人を待っているだろう。) -- ジャン
      • ……全く。不覚もいいところだわ(頬を掻く夫に溜息を浴びせ)
        出来るだけじゃなくて、起こしなさい。……良いわね?(念押しをするようにやや強く見つめ)
        それはそうだけど……(少し溜息。今度が出来た事で次に旅行に出る際のいい口実を与えてしまったと思ったようで)
        (その後、お腹が空いている事も含めてフルコースを前に恐るべき健啖振りを発揮し、パティシエ達を大いに喜ばせ、驚かせたと言う)
        -- ラク
  • こうしてラクと二人っきりの旅行に行くのって何回目になるだろうねぇ…(高級で長距離移動でも疲れがあまりない馬車で揺られながら言った。)
    あ、ちなみに今回は本当の意味での二人っきりを目指して…御者を雇わずに、僕が御者代わりにしてるんだけど…大丈夫、揺れ酷くはない?
    そんなに慣れてはないけど…馬の扱いにはそれなりに慣れているからねぇ…(手綱を握ってしっかりと前を見たまま、後ろの車両部分に向かって聞いてみる。)
    (本来は閉じられている御者方向の窓が全開にされていて、車両の中からでも2頭立ての馬とジャンが見える。) -- ジャン
    • ……そうね、思えば良くも連れ回されているものだわ。子が育った親は夫婦で旅行に出るものとはいえ(週刊誌の知識)
      ええ、大丈夫よ。ただそのおかげで、あなたと二人きりなのに面と向かって話せないけれど(御車の後ろ側の席にて)
      そういえばそうだったわね。騎士をやっていた頃もあるし、友人の……あれは何だったかしら、四本足の。あれを飼っていた頃もあったものね(尚旅行の際は、面倒を避ける為いつものように翼は消してあるので、車内は広く見える)
      -- ラク
      • 色々と連れまわしちゃっているけど…でも、そのお陰で新しい発見とかもあるし…うん、夫婦旅行は他の家でもしてるしね!(客などと話す時、聞いたりしていたようだ。)
        …それが一番の弱点かなぁ…御者の人がいれば、ずっと話したりしてお任せできるし…まぁ、会話は出来るんだけ…ど(石などは時々避けれなかったりするのが、ガタンと揺れる。)
        …あぁ、確かロバのロシナンテ?懐かしいなぁ…あとはケルピーもいたんだけど…クノンの所に行っちゃったからねぇ…。
        あ、もしなんだったら寝ていていいよ?着くまでそれなりにあるし…(もちろん眠る必要がないのは知ってるが、時間まで暇ならと言う意味で言った。) -- ジャン
      • まあ気分転換になるし、あなたがいつも楽しそうだから悪い事ではないけれど
        あなたが会話に気を取られ過ぎなければ、特に問題無く目的地へ着こうというものね。御者任せだと降りるに降りれない事があったし
        そんな名前だったかしら? ……そっちは馬の扱いとは違う気もするわ
        ……そうね、いっそ寝てしまうのも悪くは無いけれど。御者無しの影響も結構あるものねぇ(苦笑した)
        -- ラク
      • ん、そう言ってくれると僕としても嬉しいかな…僕としても、最近頭を悩ませる問題もあったし…(あまり応援は出来ないが、一応の決着は見たので旅行に行くことにしたらしい。)
        …だ、大丈夫。道を外れてしまう事はないと思うよ?ほとんど一本道だし…居眠りとかしなければ(しかし、魔族に転じた事もあって多少寝なくても大丈夫にはなっている。)
        ケルピーも馬もそう変わらないよ…結構馬だって賢くて、こっちの言う事を分かってくれてたしもするし(馬の扱いに慣れてるので、そう思っているようだ。)
        …まぁ、だからこそ皆御者を雇うんだろうしねぇ………あぁ、あとこれもちょっと予想外かなぁ…(ある方向をちらりと見て、片手で頬をかきながら苦笑する。)
        (その方向、目視ではほとんど見えていないが何者かの気配。おそらく盗賊団の類がこの馬車を狙っているのだろう。) -- ジャン
      • ? ……ああ。そういえばそうだったわね(声に若干の不快が滲むのは、やはり次男の決断が未だ理解しえないからだろう)
        それなら良いのだけれど。……休みたければその時はちゃんと休むのよ?
        そうは言うけれど……乗り回していたかしら? あれ(要はそこらしい)
        次以降はどうするか、といった所ね。……あら、今頃気付いたの? 寝てて良いだなんて言っていたから随分強気に思えたものだけど(意地悪な物言いである)
        -- ラク
      • …まぁ、あの子の人生だし親がいつまでも口を挟むものじゃ、ないんだろうけどね…(その辺りジャンも複雑な心境のようだ。)
        …分かってる、羽を伸ばすための旅行でもあるんだから…無理はしないよ(そんな風に言ってくれることも、ジャンにとっては嬉しいのか、笑顔で言った。)
        ……出来てたと、思うけど…今考えてみると(ケルピーが乗り回させてくれていた、という方が正しいのかもしれない。)
        そうだねぇ、その辺りはまた行先を決めてから……うぐっ、ラクほど索敵能力高くはないから仕方がないよ(痛い所を突かれつつ、馬を止める。)
        でも…いいお披露目の機会でも、あるかな…(御者台から立ち上がり、口ずさむように魔楽を歌い上げる。その内容は大いなる恵みの雨の唄。)
        (青空だった空は急に曇りはじめ、歌い始めてまもなく雨粒が落ちはじめる。) -- ジャン
      • そうは言うけれど、面倒な事だわ。……いつまで続けるんだか
        ええ、それで良いわ(夫の笑みに微笑んで応えた)
        あれとこれではまた違うとはいえまあ……扱いはともかく慣れてはいるわね
        仕方ないにしても……まぁその辺りは追々かしら。それで、どうするの?
        あら、では任せようかしらね(少し楽しげに、夫を見守る)
        -- ラク
      • …何か転機があれば、いいんだけどね…もうちょっと別の考えで要塞の仕事覚えてくれるのなら歓迎だったんだろうけど(ため息をつきながら言った。)
        そう言う意味では…ランは一番悩みがない子だった気がするなぁ…あぁ、でも次から次へと彼氏作ったりする点は悩ませてくれたっけ…悩みがない子なんていないと言う事かな。
        騎士団自体、仲間や先輩が教えてくれたしね…今も騎士団は続いていて、僕としても嬉しい限りだけど。
        …ん…まだ制御は上手くいかないかもしれないけど……次は…(突然の雨に盗賊たちが戸惑ってる隙に続いて違う歌を、今度は天に轟く雷神をたたえる唄。)
        (するとすぐに暗雲からゴロゴロと嘶き始め、歌っているジャンが腕で指し示すと、その近くに雷が降り注いだ。)
        (ただ、これが実力なのかそれともあえてなのか、盗賊たちに直撃はしていないようだ。) -- ジャン
      • それで悩んでいたのはあなたとしもべだけな気はするけど……そこは間違いでは無いんでしょうね。差はともかく
        似たようなのも出来たりで規模は縮小気味とは聞くけれど、流石に無くなる事は無いでしょうからね
        ……ふふん?(歌の調子が変わり、降雨に続き落雷。盗賊では無く馬が驚きやしないかと心配にはなったが、盗賊に直撃していない点には溜息をついた)
        -- ラク
      • …次生まれてくる子もそうなるのかな……なるんだろうなぁ(苦笑しながらも、まだ存在もしていない自分たちの子たちを今から楽しみでもあるようだ。)
        うん、細々とだけと受け継がれていのは嬉しいものだね…うちのお店も誰か受け継ぐ子がいてくれるといいんだけど…。
        (クノンに関しては自分達で新店舗を開くようだし、ランに関してはどちらかと言うと要塞の跡継ぎだと思っているらしい。)
        (何回か、逃げ惑う盗賊たちに落雷し動くものがいなくなった所で雲が晴れていき)……ふぅ…やっぱりちょっと疲れるけど…威力が文句なしかな。
        精度も2〜3mで着弾してるみたいだし……悪くないかな…あ、あれ?(ラクにいいところを見せれたと思ったらため息をついている事に気づいた。) -- ジャン
      • またそうやって産まれる前から余計な事を考える。……そういう楽しみの仕方はどうかと思うけど
        あなたが現役である内はそんな子もそうそう出てこないでしょうねえ。クノンも他所へ行ってしまうようだし
        …………まだまだだわ(うろたえる夫にそれだけを言った)
        -- ラク
      • …うっ、それは…まぁ、控えるべきかもしれないけど…(指摘されると、弱った顔で頬をかいている。)
        うん、僕もまだまだ現役で居続けるつもりだし…喜んでもらえるお客様がいるのは、やっぱり嬉しいことだしね。
        クノンの場合は、お店は任せれるけど…厨房は任せれないからなぁ……レイ君なら、任せていいくらいになってきたけど。
        …で、でも…盗賊なら盗んだ物のありかを聞き出さないと襲われた人達に帰ってこないしね?…まぁ、精度は今後の課題と言う事で。
        (わざと外したようだが一応の理由はあり、失神したりしている盗賊たちを近くの木に縛りつけてから戻ってきた。) -- ジャン
      • 盗んだ物が帰って来るとでも思うの? というか、盗賊が皆貯め込むとも限らなければ盗まれたのが金品だけとも限らないのに
        ……まあ今殺さなくても後でどうせ間も無く死ぬでしょうし、いいけれど(戻ってきた夫に苦言を呈した)
        ともかく……あぁそういえば、今回の旅行先は何処だったかしらね。秘密にされていたような気がするのだけれど
        -- ラク
      • んー、もちろん全てが返って来るとは…ただ、殺してしまうよりはまだ返って来るだろうし…盗賊をどうするのも現地の人が決める事だから。
        まぁ、大抵は縛り首になってしまうんだろうけど…それが運命だったと言う事だしね…(気絶したままの盗賊たちを残し、馬車を動かし始める。)
        あぁ、今回の旅行先は旅のパティシエ集団「ゴ・ディーバ」が滞在してる街だよ…彼らの作るチョコは食べたら忘れられないと有名だったから。
        …ただ、彼らは気まぐれで神出鬼没な事で有名で…秘密と言うよりは噂を聞いて慌てて行くことにした…が近いのかもだねぇ…。
        あとは、そこの街には元冒険者のアーティファクト職人もいたらしくて、博物館に何個か厳重に保管されてるとか…それはどうする? -- ジャン
      • ……ふぅん? そういう物好きな事を集団単位でするようなのって実際居るものなのね。一人か二人なら分からなくもないんだけど
        後は馬車が間に合えば、という所かしら
        あらそういうのもあるの? ……そう、なら保管されたそれを見てみたいものね。手段は選ぶけど(やや楽しげに微笑む)
        -- ラク
      • 一人ずつ専門のパティシエがいて、一番会って見たいのはケーキ担当かなぁ…僕に盗めるかは分からないけど。
        (自分の方が腕が上ではないかとか、そういう事は一切考えていない辺り、ラクに美味しいと言われてもまだまだ上がいると思っているようだ。)
        …そこだよねぇ…何も問題がなければいいんだけど…あぁ、それならぜひ見ていこうね……手段って?(笑顔で頷いてから、頬をかいて聞いてみる。)
        …?…あれ、なんだろう…(今度は前方の分岐点に人の集まりが見え、どうやら行商人や旅の馬車などが色々と集まっている。)
        …ちょっと待っててね、何があったか聞いてくるから(近くまで馬車を寄せると、その集まりの中に入って聞いてくることにした。) -- ジャン
      • あら、盗む気概で挑まなければダメよ? ……もっとも、口と行動はあなたの場合別でしょうけれど
        ええ。……? 聞いてどうするの。選ばないならまだしも、選ぶのに(意外そうに問い返した)
        ……あら。ええ、一応気を付けて(夫へ声をかけ、推移を見守る)
        -- ラク
      • …その期待に答えれるよう、頑張ってみるよ(愛する妻に期待されればやるしかない、と言わんばかりに笑顔で言った。)
        いや、別に普通に見るだけなら出来るんだから手段もないもないかなぁって…あぁ、大丈夫だよ。心配しないで(そう言いながら馬車を下りる。)
        (そして輪の中に入るとまずは自己紹介から始め、温和そうな青年なのですぐに打ち解けたようで笑い声も聞こえる。)
        (何人かが馬車の中の美女が見えたのか馬車に視線が注がれたりするが、話はすぐに終わったのか何もなく戻ってくるがその顔はどこか困った様子だった。)
        あー…さっきの盗賊がこの先の川の橋を落としたみたいで…迂回するか引き返すかなんだけど…迂回すると、一度野宿になるかもしれないんだって。
        (ジャンは行きたそうだが、ラクを思うと引き返すべきか悩んでいるようだ。) -- ジャン
      • (数度の瞬き。夫を待つ間に彼女がした事といえばそれくらいであり、他に何かこれと言った事は無かった)
        どうしたの、そんな顔で(戻ってきた夫の様子に声をかける)
        ……橋を? ……成る程、確かに行く先を塞いで置けば一網打尽だものねえ。それで……迂回? ……ふぅん
        良いんじゃない? 野宿くらい。どうせあなたの事だから、荷物の中にそれ用に使えるのも入っているんでしょう
        本当は、橋とか構わず馬車事浮かせて渡りたい所だけど、流石に悪目立ちが過ぎるものね(そう言って苦笑する)
        -- ラク
      • ついでに盗賊たちの事を知らせておいたから、ほどなくして確保されると思うよ(そう話している横に馬を走らせる数人が来た道を通り過ぎていく。)
        さてと、それでどうするかなんだけど…いいの?…まぁ、この馬車自体が軽く仮眠もとれるくらいだし、食事なども多めに積んでるし。
        テントのようにも出来るから問題ないけど…分かった、それじゃあ迂回して行こうか(頷いて、御者台に乗り馬を迂回路へと走らせる。)
        あはは、それはねぇ…今もう復旧しようと向こう側に人が集まってるって話だったしね…(手を振る他の人たちに手を振り返しながら苦笑した。)
        (そして馬車は遠回ししながらも順調に進み、夕暮れ時になり馬車を隠れるような小さな森に差し掛かった所で馬車を止める。)
        …ここなら馬車を見つけられて襲われる心配もないし、丁度良さそうかな…(そう言いながら屋根に乗せた荷物からテキパキと野宿の準備を整えていく。) -- ジャン
      • ……大人しく掴まったままだと良いんだけど
        (その後夫の言葉に頷き、馬車の座席に座り直すと彼任せで迂回路へ)
        あれくらいの人数なら一度に、と思わないでもないけど面倒だものねえ。それに一度やって次以降も期待されては困りものだし
        (そして夫と二人きりに戻り、他愛も無く談笑を続ける内に森へ至る)
        こう人気も無いんじゃ襲う襲われないどころの問題も無い気がするけれど……(馬車から降り立ち、周囲を見回す。今の彼女は翼が無いだけではなく、装いも普段の黒では無く夫がプレゼントした濃紺のドレスを纏っていた)
        ま……こういうのもたまには良いわね。百年ちょっと前は月一で大体こんな風だったけれど(夫の準備を見つつ)
        -- ラク
      • まぁ、それでも遠くから見つかると色々と問題も起きちゃうかもだし…何もない事に越したことはないからねぇ…(準備も一通り終わりぐっと背を伸ばす。)
        …うん、やっぱり改めて見ても…そのドレス、ラクに似合ってるよ…(上から下まで見てから、嬉しそうに言った。)
        あはは、お互い冒険していた時期があったからね…昔はよく一緒に組んだ仲間とこうしてたき火を囲んだっけなぁ…(木陰の近くでたき火を作り、薪を放り込む。)
        ……そういえば、ラクって冒険をしていた時はどうしてたの?(仲間と一緒に火を囲む、と言う姿はあまり想像できなかったようだ。) -- ジャン
      • お疲れ様。……そう? ふふ、でもこれ完全にこういう時用なのよね(夫の頬へ労いのキスをした後数歩離れ、それから完全に背が覆われている事を気にする)
        行きと帰りで結構間があったものね。……私は帰りは文字通り飛んで帰ったから帰りは早かったけれども
        ……まぁ、最低限の協調性は持ち合わせているわよ。元々召喚主に扱き使われる立場だったし、当時はまだそれも生きていたから
        -- ラク
      • 翼があるときは、着れないもんねぇ…やっぱり背中が服に覆われてるのか気になったりするの?
        でも、僕としては翼がない時はない時で利点も生まれるんだけど…例えば…こういう時とか(自分のあぐらの上に座って貰い、後ろから抱きしめるとない時の方がより密着出来て嬉しいようだ。)
        …あぁ、そっか…それは羨ましいなぁ…僕は未だに飛ぶ事は苦手だからなぁ…今は出来なくはないんだけど。
        …一度、ラクと冒険に出てみたかったなぁ…それが出来なかったのが後悔の一つかな…でも、今こうして旅行をしてるんだから十分でもあるかな(肩ごしにラクの頬に口づける。) -- ジャン
      • 何だかんだでこういうの着る機会が増えてきているけれど、若干の違和感はどうしても残るわね。翼を消してるのもあるし
        ……確かにこういうのはこういう時でしか出来ないでしょうけれど(夫の胡坐の上、満更でも無い様子でももたれかかり)
        今出来ても仕方ないでしょうしねえ。……とはいえ、あれでは危なっかしいばかりだけど
        それは無理と言うものではないの? 私が歴戦だった辺りにあなた駆け出しくらいだったでしょうに。……ええ、それで満足しておいて頂戴(森の闇の中、焚き火に照らされながら肩越しに後ろの夫へ微笑みかけた)
        -- ラク
      • 時々買って来たりしてるもんねぇ…一応は翼があっても着れる服とかを考慮して買うようにはしてるんだけどね(それでも翼を消して貰わないといけない服も多少はあるらしい。)
        …うん、ラクの翼も好きだけどね。これはこれで、何だかいいよね…(大事な妻を腕の中でしっかりと抱きしめれる事に喜びを感じて、包み込むように抱きしめる。)
        まぁ、今更過去には戻れないし…歴然とした差はどうしようもないんだろうしね…うん…あ、でも満足…とはいかないかな?
        まだまだラクとは色々としていきたいからね…こうして二人きりで野宿するのも、そうだし…(たき火の日に照らされるラクの横顔に、重ねあわせるようにしながら唇に口づける。)
        (抱きしめる手の指をラクの指に絡ませて、何度も重なり合っては紡ぎ合うようにキスを続ける。) -- ジャン
      • まあ、こう出来るのが唯一にして最大の長所と言うものかしら。要塞では出来ないものね(沽券とか色々な都合上)
        あらそう? ……本当、あなたは足る事を知らないと言うか、欲が底無しと言うか。大したものだわ、本当に(若干の呆れと共に微笑む)
        ん……ふ、もう、んん……っ(頬へのキスからそのまま唇同士に発展し、その最中に座り直して半身夫に向けるようにしながら片腕を彼の首に回す)……それで、お腹を空かせつつある妻にあなたは何を食べさせようと言うの?(くすくすと楽しげに問いかける)
        -- ラク
      • …別に欲深いつもりはないんだけど…地位も名誉もお金も……ただラクとの事に関しては、出来るだけ妥協したくないからね。
        んっ…ちゅ…(片手は自分の首へ回されるとラクの腰に、片手は指を絡めあわせたままラクの膝の上にして、唇だけの口づけを何度も繰り返す。)
        …そう言われると弱いものがあるけど…でも、今日は久々だし…出るときも、あのご飯を食べてきちゃったしね…(いつもならご飯の用意をしようか迷うが、今日は迷わないようだ。)
        (久しぶりに気兼ねなく二人きりの旅行を楽しめるので今日の晩は宿泊先で一杯しようと思い、精力がつく料理を食べてきていたらしい。)
        (その事もあって、今日はこちらから唇を重ねると最近ではすっかり慣れてきた舌をラクの口の中へと潜り込ませて、ラクの舌に積極的に絡ませていく。) -- ジャン
      • あなたの意気込みは結構だけど、宿はまだ先だし、ここは外よ? 誰がどころか何が出るかも分からないのに……(苦言は呈すが一応程度)
        んっ……ゅ(夫にあっさりと口付けを許すと、その舌使いを受け、応えていく内に身体から力が抜けていき、より彼の方へしなだれかかる形になっていく)
        ……っはぁ、もう。……それに、いつもの格好では無いのよ? ドレスをどうするつもり?(改めて苦言を呈すも、瞳は蕩けかかっている)
        -- ラク
      • …そこはそうかもだけど、さっき気配を探った感じでは小動物くらいだったし…人は、さっきもいった通りわざわざ来ないはずだから…(苦言程度は止まらないらしい。)
        (いつになく強引に情熱的な口づけをした後、自分へと体を預けるラクの耳元や首筋まで口づけを続けていく。)
        …確かに、ドレスまで汚れてしまうかもしれないから…あまり汚さないように、気を付けるよ(少し考えてから笑顔で言うが、あまり信用出来なさそうだ。)
        (絡めた右手から名残惜しそうに指を離すと、ドレスの上に胸に手を当てて、ゆっくりとこねるように揉む始める。) -- ジャン
      • いえ、そういう問題では無くて……ちょっと、ジャン?(珍しい程押しの強い夫に押し切られかけつつ)
        ふ……っく(ドレスの上から乳房を揉まれれば切なげな吐息が漏れる)だから、皺とか……(空いた手で戸を叩く様に夫の胸板を叩く)
        せめて脱がしてからにしなさい。それとも、状態の悪くなったドレスで私に恥をかかせる気?(とにかくそこさえクリアすればもうここで抱かれる事にとやかく言うつもりは無い様で)
        -- ラク
      • …んっ……?…あぐっ…(盛りのついた犬のように耳を貸さずにラクの首筋に舌を這わしていたが、叩かれてようやく体が離れる。)
        うっ、それは…確かにその通りだよね…(一旦冷静になったのか、頬をかきながら苦笑すると落ち着くためにも深呼吸しておく。)
        …うん、さっきはごめんね…それじゃあ脱がせるよ…(まずは自分の行為を謝罪してから、ラクの了解を得てから背中のチャックをおろし、肩ひもを外す。)
        (今度は強引な様子はないが、いつも通り脱がせるときも実に楽しそうだ。) -- ジャン
      • まったく……(我に返った夫に非難がましい目を向けるが、その責め手に呼吸は若干乱れていた)
        ええ、そうして頂戴。こんなになってる以上あなたも止められないでしょうし(夫の股間の強烈な存在感に少し身を捩る)
        ……そんなに楽しい事かしら(いつもの事だが。そして夫に促されるまま脱いでいき、白い素肌が露わになり、上半身は下着のみに)
        立たなくて良いの? 無理にするとやっぱり皺になるわよ
        -- ラク
      • …うっ…まぁ、それはその通りだから言い訳のしようがないけど…(それでも本当に駄目と言われれば引くくらいの自制はあったりする。)
        …うん、とても楽しいよ。着せてあげるのも好きだけど、脱がすのは特に…あ、それなら(ご満悦な顔で上半身を脱がしてから、軽く何かを口ずさむ。)
        (少しすると、ジャンの下から黒い水は浮かび上がるがただの水ではなく、ウォーターベットのようなものでクッションの代わりにするらしい。)
        クノンの水ほど即座に出せないし、万能ではないけどね…(黒いのはラクが嫌がらないように、闇の力を付与しているからのようだ。)
        じゃあ、これで後は…(腰を浮かして貰い、脱がし終えたドレスはすべて脱がすと汚さず皺にもならないように木の枝にひっかけておく。) -- ジャン
      • ……やっぱり、これでは着せ替え人形の様だわ(言うも、否定的な要素は語気からも表情からも窺えない)
        あら……ふぅん? こういうのを出してくる辺り、本当、周到とも万端とも……(言いつつスカートを脱がさせ、白い肌と黒い下着の艶めかしい肢体を露わにする。翼が無い分、また黒い水もあって普段より自由が利くのは間違いない)
        ……(吊るされたドレス内に魔力を詰めて形状を安定させた後、やや手持ちぶたさ気味にブラジャーの肩紐を弾き、乳房を揺らす)
        何と言うか。……うちの領域外の外であなたに抱かれるのって、海以外では初めてになるわね(若干緊張があるようで)
        -- ラク
      • …あ、いや別にこういう時のために編み出した魔楽と言う訳じゃ…まぁ、こういう事も考慮していたのは確かだけど…(普通に寝るときにも使えるだろうと考えていたようだ。)
        ……やっぱりその下着が一番似合ってるよね…(性的なものを除いても、月夜の光に照らされたラクのこの姿は幻想的でもあり、芸術的でもあり、何度見ても飽きなかった。)
        (ブラが弾かれて質量を持った乳房が揺れるのを目で追ってから)…え、あぁ…うん、海もあの時だけだったしね…そういう事に、なるかな。
        一応…声は控えめにした方がいいかも…誰かに見つかってしまうのも、避けたいし…(しかし止める気はないらしく、自分の膝の上に横座りしているラクの膝の撫でながら、腰をしっかりと抱き寄せる。) -- ジャン
      • その割に、胸が揺れると視線がそっちに行ってしまうのよね(夫の視線に苦笑し)……海の時は大変だったわ(色々棚上げして溜息)
        そう言う事言うならまずあなたが手加減するべきよ? ……無理でしょうし、分かっている事だけど(抱き寄せられれば、自分からも寄って乳房を夫の胸板に押し付け、変形させ、再度のキスをせがむかのように彼の顔を見上げ)
        -- ラク
      • …いや、それは動的なものに目が行くのは自然な事だし…胸も含めてラクな訳だから……言い訳にしか聞こえないなぁ…(自分で言いながら苦笑している。)
        うっ、そう言われると…色々と迷惑もかけちゃったのは確かだからねぇ…(そこでラクも〜などとは流石にジャンでも言わないようだ。)
        …ん、じゃあ…手加減してみようか?(そう言うと、静かに唇を重ねると先ほどの情熱的で高め合うような口づけとは違うように変えてみる。)
        (舌先はラクの舌先だけに合わせるようにゆっくりと舐め、手の動きもラクのお尻の柔らかさや大きさを確かめるように緩やかな動きで揉んでいく。) -- ジャン
      • え……? あ、ん(夫の言葉に意外そうな表情を見せ、その後優しい口付けと穏やかな舌遣いに再び四肢から力が抜け始める)
        (また、なぞるような指使いと丁寧な手付きで尻を揉まれ始めれば、ややくすぐったげに少し身を捩り)
        ……ぷぁ、ぅ。……これはこれで、もどかしいものがあるわね(言い、片手の指先をちょいと捻ると夫の上着の前が全部はだけた。そしてそこから両手を入れて上着を開くように彼の胸板を直に撫で、そのまま背へと忍ばせ抱き締め、彼の肩に頬を乗せ)
        -- ラク
      • …そう?これはこれで、僕は好きだけどね…(ラクの事をしっかりと感じられる気がして、気に入ってるらしい。)
        ラクはそうやるの、けっこう好きだよね?(くすぐったそうにしっかりと鍛えられた胸板を撫でられて、抱きしめられるとこちらも腰に当てていた手を肩へと移して抱き寄せる。)
        …こうしてると、いつまでもこうしていたくなるよね…(すぐそばにあるラクの額に口づけしながら、微笑みながら言った。)
        ……あの料理、食べなければ良かったかなぁ…(ただすぐあとに苦笑いしたのは、股間がズキズキと痛むほどに硬くなっているためのようだ。) -- ジャン
      • ……でしょうね。楽しそうだもの(すこーし不満げ)
        そう? ……そうかも知れないわね。そういえば良くやっているし(指摘され、初めて気付いたような顔になる)
        そう言う台詞は、せめて私のお尻を弄るのを止めてからにして貰いたいものだけど……(とは言うものの、ジト目にはならず)
        今更でしょうに。それとも、ここまで来てそれに耐えるだなんて言うつもりなの?(じっと夫の目を見)
        -- ラク
      • あはは、その通りだからねぇ…(少しくらいなら不満げな顔をされてもなんのその、ある意味それくらいなら慣れっこのようだ。)
        僕も、ラクにこうされるのが好きだからいいんだけどね……まぁ、それは…反論のしようもないかなぁ…(言いながら、手は止まる様子がない。)
        …うん、今更だし…今日はもう、するって決めたしね…(見つめてくるラクの紅い目を綺麗だなと思いながら唇に口づける。)
        (そして口づけして舌を絡ませ合う中、太ももから手を差し入れて下着の上から擦りあげ、慣れた手つきでラクのブラを外して準備を整えていく。) -- ジャン
      • 全く……。本当、私の愛する旦那様は助平だ事(しみじみと呟く)
        でなければ、何の為に外でこんな格好にさせられたのか分からないじゃないの……(近付く夫の顔に瞼を下ろし、唇を重ね合う)
        (キスの最中、夫の手際を助長するようやや股を開き)……ん(ブラジャーを外そうとされればやや身を離し、お互いの間で圧迫されていた乳房を緩める事で容易に外させる。月光と焚き火の明かりに白く豊かな乳房が揺れた)
        -- ラク
      • …ん…ちゅ…(ジャンは目を閉じずにラクの顔を見続けながら、重ねた唇の間で舌を複雑に絡みあわせる。)
        そう言われると、その通りだけど…ね…(ラクの協力もあってブラを難なく外し十分に潤ってから下着を少しずらすと、唇を離してからいつものように中へと指を入れる。)
        (今回は前回の海ではしっかりと確かめれなかった分、念入りに違いがあるか確かめるように何度もゆっくりと中で指が出しては探るように入れていく。)
        (その一方で、自由になった白く自分好みの乳房にも手を添えて、指の動きに合わせるように揉む手も動かす。) -- ジャン
      • (夫のしたい様に身を促し、されるがままに任せながらも)……ちょっと、なんで、こんな……(いつもとは違う念入りに調べるような指運びに言葉でこそ不快感を示すが、その声音も、吐息も、そして出し入れされる指に絡む愛液もそれを歓迎していた)
        ひぅ……ぁ、んん……ッ(そして胸を揉まれ始めると顎が上がり、快楽に身を委ねるような声が漏れ始める)
        -- ラク
      • …ん?…あぁ、なんでもないよ…(怒られるまではせず、ちゃんと感じてくれている事に喜びを感じながら指をゆっくりと引き抜いた。)
        それじゃあ…するよ、ラク…(そして一旦ラクの呼吸が落ち着くのを待ってから、位置につけたモノを少しずつラクの膣内へと収めていく。)
        …んっ…く…やっぱり、いつもより…(いつも要塞でしている時と違い、ラクの緊張のせいかそれとも自分の高揚しているせいか、締め付けが強い感じに思える。)
        (一番深くまで入れる間片手はラクの指を絡ませ合いぎゅっと握りしめて、ただ挿入する事に没頭するように胸などへの刺激も与えないようだ。) -- ジャン
      • うぅ、っん……。……(いつもの事ながら夫の手管にこうも容易く蕩かされてしまう事に、やはりいつもながら若干の不満を覚え少し憮然)
        (夫が準備を進める間に自分も体勢を変え、横抱きでは無く座ったまま正面から抱き合う姿勢へ)
        こんなにして……(怒張と言って良い夫のそれに、数度瞬く内に彼が此方の腰に添えた手を押し下げ、腰を下ろすよう促してくる)
        んんっ、ふ……ジャン……(手を握り合い、ゆっくりとした挿入の中、海の時と同様の普段と違う何かを此方も感じているが、それを表現する余裕は無く、完全に入った頃には夫の唇を奪っていた)
        -- ラク
      • (憮然とする理由も良く理解しているが、もしラクが責め手を覚えていったらこうはならないんだろうなぁ…とは思っている夫。)
        (その時が来るのかはラクの性格上あるとしてもまだ先になりそうなので、今は自分が唯一と言っていい優位に立てる今を楽しんでいるようだ。)
        …ラク……んぅっ(言おうとした言葉も塞がれるような口づけだが驚く事はなく、待っていたかのように唇を重ねあわせて、手を握りしめあう。)
        (ジャンの腰だけが緩やかにうねり、ジャンのモノは中を出し入れするのではなく中でラクの子宮を先端で押し上げてはまた元の位置に戻すよう動いていく。) -- ジャン
      • (やや乱暴なキス。舌を夫の口へ入れ、身体の芯から痺れる様に伝わる快楽を忘れようと積極的に絡め)ふぁ……ふッ(だが彼の腰が動き始めればそれは叶わず、口付けは離れ、上下に反応し声が漏れる)
        っく……感覚が、油断、出来なく……その分、澄まされて……余計に、だから……ッ(状況分析。だが思考も言葉もまとまりと精彩を欠き、目前の夫の瞳に自分の緩んだ顔を見て咄嗟に瞼を閉ざす)
        (だがそうする事で逆に積極性が解き放たれたのか、夫の両肩に両手を乗せ、自分からも腰を使って彼の動きに合わせる。淫らな水音が響き始め、その音に比例するように口から漏れる快楽の喘ぎも増していき、そして腰の動きは更に強まり、汗ばんだ乳房が跳ね、ループしていく)
        -- ラク
      • (腰を動かしていくと唇が離れ、名残惜しそうに舌と舌も遠ざかり二人の間に糸が一瞬引かれていく。)
        …気を付けないと…誰が来るか…分からないし、ね…(ジャンもそうしてるつもりだが、ラクほど熱心ではなく、野外での経験も慣れているのか落ち着いている。)
        …んっ!…急に動き……ふ、くっ…(緩やかだった動きが急激なものへと変質したせいか、自分も余裕が削られつつあるのを自覚しながらこちらも腰の動きを上下へと激しく変化させる。)
        (ジャンのモノも刺激にあてられよりラクの中で存在を主張しながら、跳ねて揺れ回る乳房に両手を宛がい指を沈み込ませながら指さし指はラクの先端を捉えて離さない。) -- ジャン
      • はぅ、ん……ジャン……ああもう、なんで、ッ、こんな……(海の時と同様の強い快楽に、原因こそ分かっているもののしかし、両乳房を鷲掴みにされて更に甘い声をあげる)
        (夫の胡坐の上で見せる媚態は要塞内での常なら二度目以降のそれに近く、喘ぎも、行為も、今が屋外であると分かっていて尚激しい)
        -- ラク
      • …大丈夫…僕も、かなり…(ラクの媚態にあてられて、ジャンもまた普段よりも早く高まっていくことを自覚しながらさらに激しさを増していく。)
        ん、くっ…ラク、…そろそろ…(目を閉じているラクの顔をじっと見上げつつ、腰も大きい上下から奥に当たる回数が多い細かいものへと変わり、限界を告げる。)
        (溜めこまれたものが限界まで膨れ上がっているが、それでも愛する人と共に達するまでは歯を食いしばるように耐え、共に達するために最後まで動きを止めようとしない。 -- ジャン
      • (互いの腰の一挙動に自分の中の夫を強烈に感じ、抑え気味ながらもあられも無い声が漏れる)
        ジャン……ん、っ(そして夫の声と動きの変化に、やはり自分も限界に来ていることから同調するように腰を使う)
        私……も……ッ!(やがて瞼を開き、夫と僅かな間見つめ合うと彼を全身でしがみつくように抱き締め、身体を震わせて達し、自分の中の彼を絞り上げるように強く締め付ける)
        -- ラク
      • うん…一緒に…いこう…(腰を互いが一番良いように使いあいながら、片手は乳房ではなく指をしっかりと絡みあわせて握りしめあう。)
        (そして片手はラクの腰へと添えて全力で動けるようになってからさらに求めあうように腰を突き上げて最後の時を迎える。)
        …ラク、出す、よっ!(見つめ合い、痛いほど強く抱きしめられてラクが達したとほぼ同時にジャンも達し、奥へと絞り上げるうねりの中で一番深くまで入れた状態で精液を解き放つ。)
        (ラクの体がそろそろ妊娠する時期だと体は知っているのか、普段以上にラクの中を満たすように、次から次へとラクの中に精液がジャンのモノを通して駆けあがっていく。) -- ジャン
      • ふぁ、ぅ……んん……(自分の中で吹き出続ける精液の奔流に、その都度小声で反応し、出せるだけ吐き出させてしまおうと膣が収縮する)
        (夫の射精が収まるまでしっかと抱き付いていたが、それが収まると一拍置いて大きく息を吐き、乱れた呼吸を整える様に数度の深呼吸)
        ……バカ。…………結局夢中になってしまうじゃないの(屋外だと言うのに、と一度終えて自己嫌悪が湧き上がったようだが、しかし、自分の中に埋没する剛直した夫は未だその存在感が大であり、彼女の方からそれを引き抜くつもりも既に無く)
        でも……どうせ、あなたの気の済むまで止まらないんでしょうから(すこーしジト目で謂われなく夫を責めた後、自分からキス)
        -- ラク
      • (体ごと震えるような射精をラクに浴びせつつ、絡めた手と抱きしめる手はそのままに終わるまでその態勢のまま動かずにいる。)
        (ようやく一度目が終わりラクが息を整える間、そんな様子も目を細めて眺め、バカと言われても嬉しそうな笑顔を見せる。)
        あはは…まぁ、ラクの言う通りではあるし……うん、『夫の我儘』にもうしばらく付き合ってね…(例えそのように責められても反論はせず、口づけを受けながらゆっくりとお互いの体の位置だけ入れ替える。)
        …じゃあ、続き、するね(先ほどはラクが上で女性上位の体位だったが、今度はジャンが組み伏すような男性上位の形となり、今度はジャンから率先して動き続ける。)
        (そのように情欲に溺れる一方で、どんな姿表情であれラクの事を愛おしいと思いながら、樹と土の匂いに包まれて二人の夜は更けていく。) -- ジャン
  • また呼び出してごめんね、しもべ…でも、今日は色々と報告したいこともあったから…(今回も以前のようにしもべを呼び出した。)
    それで話と言うのは…えっと…まずは、しもべの冒険成功回数を超えた事、かな…もちろん、それで対等だなんて思ってないけど。
    やっぱり、父様の成功回数と同じように…ボクの中では目標だったから…(褒めてくれるだろうかと、しもべをチラ見する。) -- ラージャ
    • …………。いえ、それだけの用件であると思いますれば、謝るような事では(やはり以前のように全く普段通り)
      はい。……ああ、いずれ来ようかと存じておりましたが、成る程、いずれは来ておりましたか
      その点、まずは祝着と存じますが……先の目標などこれから幾らでも立ちますし、ゆめゆめ油断はなされませんよう
      -- しもべ
      • …分かっているよ、しもべも厳しいなぁ…それとも、まだやっぱり頼りないのかな…(苦笑しながら頬をかいている。)
        …まぁ、今までの言動からすれば…実際、未熟と思われても仕方なかったかもだけど………(何秒かそこで目を閉じて言葉を止める。)
        …これ以上は、しもべに迷惑をかけるだけだから…もうしもべの事を好きだから付き合って欲しい、とは言わないよ…(哀しそうだが、決意を秘めた目で言った。)
        ただ…でも、しもべのために何かしてあげたいと言う気持ちには変わりはないし……だから、ボクは。
        母様の仕事、そしてしもべの仕事を手伝えるように色々と覚えていこうと思うんだ(それが何か月、いや何年も悩んだ末にだした答えのようだ。) -- ラージャ
      • …………。幼少の砌から存じております故、中々どうして(薄く苦笑し)……されど、一の姫様や兄君等にもなれば、頼る事はありますが
        (特に否定も肯定もせず、黙し) ……それはまた。いえ、何故とは申しますまいが(意外だったのか数度瞼を瞬かせ)
        であるなら……。……若、して、そこから先は如何お考えで?
        -- しもべ
      • …うぅ…そっか……あれ、クノン姉様に頼る事はないの?(シャナに関してはいないので分かるものの、クノンは身近であり英雄ほどの実力なので不思議らしい。)
        …うん、大体しもべなら意図も察してくれるとは思うけど…生まれてからずっと知ってるわけだからね…。
        …修行を続けて強くなって…それと同時にしもべが母様の子の面倒を見るときにはしもべの代わりにボクが仕事を代行したりして。
        …結婚とかは、まぁ考えていないけど…でも、幸せになる手段は結婚だけじゃないしね…(あくまで好きな人はしもべには変わりないようだ。) -- ラージャ
      • …………。二の姫様は御自身の家庭を重んじておられますれば……(無論頼れば断られる事は無いだろうが)
        ……ただ、要塞の一員として先を過ごそうと仰られるのでしたら、しもべとしては、お勧めは致しません
        この場は閉じておりますれば、一の姫様のように世俗に身を置いた末ならばともかく……お辛くなりましょう
        事、若の想われ人がご覧の有様で在り続ける限り、日々に圧し掛かりもしましょうし
        -- しもべ
      • …あぁ、そっか…クノン姉さまの場合、困っていたら助けてはくれるんだろうけどね(笑いながら言った。)
        ……お勧めしないの?どうして……あぁ、そう言う事…大丈夫、鍛錬の修行と言うのは山籠もりをはじめそういうものだし…。
        別に幼馴染の皆と会えなくなる訳でもないし、大丈夫だよ……最後に関しては…その想われ人が折れてくれれば万事解決なんだけどね(ジィーと見ながら呟く。)
        まぁ…実際口に出して要求したりすることはないから……あぁ、でもそうなると増々墨目とかに迫られちゃうのか…(それを思うとちょっとため息が出る。) -- ラージャ
      • …………。若がそう仰るのでしたら、これ以上は申しませんが
        ただ、若は様々な意味であの男に似てしまわれましたが、どうも、あの男より悪い方へ寄ってしまったようで
        あれの諦めの悪さも大したものでしたが、譲る事と譲らぬ事の仕切りははっきりしておりましたから(視線に何ら臆する事も無く)
        ……この先を考えるのであれば、いっそお手を付けになられませ。少しは大人しくなりましょう
        -- しもべ
      • …しもべが父様を褒めてる…と言うよりは、ボクが酷すぎると言う意味なんだよね…うん、多少は自覚はしてるけど。
        でも、この事に関してはどうしても譲れない、譲る気にはなれなかったから…ごめんね、しもべ(自分の始末の悪さは重々承知の上だった。)
        (だからこそ色々と悩んで、それでも諦められずに苦しみもがいた末の結論が、今回の事だったようだ。)
        …そういう訳にはいかないよー……はぁ、まぁ…なんとかなるよ、うん…(頬をかきながら苦笑するラージャだった。)
        …あ、ちなみに…明日から要塞の仕事も手伝うようになるし…しもべに教えて貰う事になると思うから…よろしくね? -- ラージャ
      • …………。御自覚なさっておいででしたら、改めて自認なさるとよろしいかと
        今そこで謝るのでしたらどちらかになさいませ。若の選んだ現状は、恐らく要塞の誰にも支持されますまいし、王も深く呆れられましょう(無論ラージャの苦悩を知った上で言葉は鋭い)
        ……その辺りはリッパーにまず教授を受けるのがよろしかろうかと。何事にも順序はありましょう?
        -- しもべ
      • 大丈夫、既に父様にも相談して父様にすら呆れられたぐらいだから覚悟はしてる…。
        でも、呆れられても行動で認めさせていければいいと思うし…そうなるように頑張っていくつもりだから。
        …うっ、それは…確かにそうだよね…うん、リッパーにまずは頼んでみる。少しずつコツコツと頑張るよ(苦笑しながら言ったラージャだった。) -- ラージャ
      • …………。それはそれは(ほんの若干面白げ)
        左様に仰られますが、恐らく、それとこれは繋がりますまい。仕事ができた所でその決断は……ああ、ある意味では得策かも知れませんね。ひょっとしたらあれらが若を付け狙う事も減るか、無くなるかするかも知れませんので
        はい、ご承知いただければそれで。……以上でしょうか? でしたら、戻りたく存じますが
        -- しもべ
      • あ、うん。これで以上だよ…それじゃあ、お疲れ様……(用事も終わったので帰って貰う事にする。)
        (そしてしもべが帰った後、自分のベットに倒れ込んで)……これで良かったのか、なんてことはもう言わない…とりあえず、決めた事を達成していかないと…。
        (この道が間違っていた気持ちはあるが、それでもある程度心が軽くなり前に進めるような気がしたラージャだった。) -- ラージャ
  • ふぅ…今日も畑仕事は大体終了…野良仕事と言うのもなかなかいいもんだなぁ(収穫を終えて、額の汗をぬぐう。)
    まぁ、本来ならもっと大変なんだろうけど…水はクノンが管理してくれているし、テトラバスも手伝ってくれてるからなぁ。
    (収穫した果物などを入れたカゴを脇に置き、整然とした農園を見て満足そうだ。)
    …ただ、時々畑のものを勝手に食べる誰かさんもいるんだよね(ため息をつきながら言った。) -- ジャン
    • おうそうかそうか、大変じゃの。けしからん話じゃのー(籠から採れ立ての果物を手にもしゃっと食べながら) -- 黒瘴
      • …えぇっと、黒瘴さん。そう思うのだったら、その真横で採らないでくれるとありがたいんですけど(苦笑しながら頬をかいている。)
        まぁ、デルみたいに手当たり次第食べていくような事はないですし、それはいいんですけど…。
        あ、ちなみにそれは北西の半島で採れると言う黒イチゴなんですけど…どうです?色味的には微妙ではありますけど。 -- ジャン
      • なんぞ。……良いではないか一つや二つや三つや四つ。どうせ高が知れておろう
        左様左様、妾の食い扶持なぞな。大体沼の龍神である妾の加護もあってのこの場だと言う事を忘れてはいかん(もしゃもしゃ)
        ……いつぞやのばにらもそうじゃが、お主本当そこら中から見付けてきよるな。悪いとは言わぬが……あ? ああ。普通のより妾等の口に合うのではないかな
        -- 黒瘴
      • …まぁ、苗がいくらでもあるし育てればいいんだけど…多いよ、二つ以上は普通は言わないよ!?
        いや、デルが暴虐すぎるだけなんですけどね…それに関しては感謝してますよ(なので食べるのを止める訳ではないようだ。)
        あはは、色々と文献や各地から来た冒険者の話を聞いて…いろんな地方・種族が集まりますから、情報には事欠かないんですよ。
        ただし、ガセネタも結構掴まされるんですけどねぇ…あ、それなら今度これで苺大福でもしてみます?(きっと美味しいですよと笑顔で提案する。) -- ジャン
      • なら良いではないか。王の夫を自任しておるなら吝嗇な事を口にするものでは無いぞ
        それに、分かっておるのなら奉納の手間が省けたとでも思っておけばよかろ(もしゃもしゃもしゃ)
        ほー。そういやそうじゃな。最後に街に繰り出したのは80年は前じゃが、その頃でも大した事になっておったし
        じゃろうな。裏も取れずに見切りで行って、結局ただの夫婦旅行で終わったのも少なく無いと聞くし。……んむ、それは良い案じゃ
        -- 黒瘴
      • うぐっ…倹約と言うのも大事な事だとは思うのになぁ…(ただ、ラクの夫と言われると弱いようだ。)
        それならちゃんとデザートとして作った分を差し上げてるつもり…あれ、もうこんな数に!?(ずっと食べ続けられて減ったカゴを見て愕然としてる。)
        あの頃よりは若干活気はないかもしれませんけど、つい最近でも各地からモンスター系の冒険者が集まってきたりと、多様性は相変わらずですしね(笑いながら言った。)
        ……それはまぁ、各地のお菓子を現地で見てくる意味もあったので決して無駄ではないですよ?(それ以上に夫婦旅行を楽しんでいたので、目線はそらす。) -- ジャン
      • 清貧が美とされるような経済状況ならそれも尊いじゃろうがな(もしゃもしゃ)
        たまには加工される前の粗野な味も悪うない。うまうまじゃ(背格好相応の少女のような笑顔を見せるがその性質は間違いなく邪悪)
        左様か。……まあ、相も変わらんな本当。全体の情勢が様変わりせよとまでは望まぬが
        そこで目を逸らすな色惚けめが。百年以上もよう飽きぬな
        -- 黒瘴
      • あぁ、また摘み直さないと…せっかくラクのためにいいのを選んで摘んだのになぁ…(その笑顔に苦笑しながら頬をかいている。)
        あ、その代り今度果樹園作る時もよろしくお願いしますよ?(今の所樹はあまりないので、今度増設しようかという計画があるらしい。)
        …うん、基本的にはさほど変わりもなく…僕としては昔も今も、どちらの街も好きですけどね。
        い、色惚けって…もちろん飽きる事などないですよ、ラクを愛する気持ちは変わりなく、むしろ昔より増したくらいですよ(衒いもなく自信たっぷりに言った。) -- ジャン
      • 成る程の、それはそれは美味な訳じゃ。これ程合点のいく事もそうはあるまい。まあ王には包み隠さず言うておけ、溜息で許されるじゃろ
        分かっておるわ。しかし……この調子で拡張が進むと沼沢地もちと見栄えが悪くなるな。……まあ拡張限界も近かろうが
        間違っとらんじゃろが。ほれ見よ
        -- 黒瘴
      • うん、ラクならきっと許してくれるとは思うけどね…寛大な所も優しい所もあるし(自分の事以上に自慢げに語るバカ夫。)
        …あぁ、それが問題なんだよねぇ…あるいは塔の中で作れるように考えてみるのもありかも?噂では工場で作る野菜もあるらしいし…。
        でも、工場でどうやって作るんでしょうねぇ…お日様もない訳ですし(不思議そうに首を傾げる。)
        うぅ…でも、色惚けと言われるとやっぱり…(性的な意味に聞こえるので、そこは否定したいようだ。) -- ジャン
      • (聞き流した)
        内部でも余剰領域なぞあり余っておるゆえ、出来なくもないじゃろうが。……工場?
        ……ああ。別段、土水風も光もどうにでもなるじゃろ。手間と準備が面倒じゃが
        (聞き流した)
        -- 黒瘴
      • そうなんですよねぇ…場所の有効活用、と言う訳ではないですけど外が限界にきたら内部でもやってみようかなと。
        排水の問題とか色々とありそうですもんねぇ…光が一番難題かも?まぁ、その辺りはおいおい調べながら考えていこうと思います。
        (それでもジャンの惚気は止まらずに)…後は、こないだも…(とても嬉しそうに、しかしラクの威厳が損なわれないと思う内容を語り続ける。)
        (しかし流石に聞き流し続けられると気づくのか)…っと、また怒られちゃうのでこれで…それでは僕はラクのお菓子を作りに行くので(残された果物を手に厨房へと向かうジャンだった。) -- ジャン
      • …………本当……あ奴もあれさえ無ければなあ……(ジャンが立ち去った後、思いっ切り溜息を吐いた) -- 黒瘴
  • …やっとボクも老練…まだ道半ばだけど、でも…(それでも目標だった一つを達成出来て、嬉しさを隠しきれていない。)
    (帰還当日は、要塞の皆に自慢げに報告したりお祝いもかねてと迫られて逃げ出したりしたりもしたらしい。)
    そして…老練になったからにはご褒美……あれ、そういえば歴戦の時も何もしてくれなかったような……(あの一件のせいで有耶無耶になったのを思い出す。)
    ……この場合、二つお願いしてもいいのかなぁ…と言うより、本当に来てくれるのかな…母様を通じて呼んでもらってはいるんだけど。
    (なかなか捕まえられないので、奥の手の母親経由でしもべを洋菓子店2階の自室へと呼んでもらう事にしたようでそわそわしながら待っている。) -- ラージャ
    • (待ちわびていると室内に響くノックの音)
      …………。……若、よろしいですか?
      -- しもべ
      • …(そわそわとしながら既に片付いている部屋を片付けたり、意味もなく立ち上がっては座ったりとまるで恋人を待って落ち着かない様子のラージャ。)
        …あっ!…う、うん。いいよ…(しもべの声がノックの後に聞こえれば嬉しそうな声をあげるが、すぐに出来るだけ落ち着いた声で答える。)
        (ここで見るからに喜んだり笑顔で出迎えるようだと、しもべに関しては不評だと言う事にはもう気づいているらしい。)
        (本来なら自分からドアを開けて招きたい所であるが、自分は座ったまま待つことにする。) -- ラージャ
      • …………。失礼します(応えがあれば、そのままドアを開け中に入る。彼女が此処に入るのは久し振りだが、無論様子に変化は無い)
        それで、わざわざ王を介しての御招致。一体如何なる用件でしょう(ドアを背にしたまま)
        -- しもべ
      • (表情が普段となんら変わりない事は予想していたものの、内心ではやはり残念な気持ちになるが表情に出すのはぐっと我慢する。)
        …ん…忙しいのに悪かったね…まぁ、その用件はちゃんと話すから…でも、その前に久しぶりにしもべの淹れた紅茶が飲みたいな…。
        …それくらいはしてくれるよね?(用件を先に言うと即バッサリで終了、と言う事も考えられるのでまずそれをお願いする。)
        (それくらいなら断られる事もないだろうと言う考えらしい。) -- ラージャ
      • …………。いえ、用命とあればいつなりでも。……は? は、それでは少々お待ちを(数歩前へ)
        (用件よりまず先に紅茶を要求された事に少し意外に思うも、床からティーセットを引き出して優雅に手際良く準備を進めていく)
        お待たせしました(そうしてシルバートレイからラージャの前に出されたのは夕焼けのような色と透明度を持った紅茶)
        -- しもべ
      • ……本当に?(その割には呼んでも来てくれない時があるのに、とちょっと不満げな目線をしもべに向けつつ見守る。)
        …ううん、待ってないよ。有難う…(しかし入れて貰ったことは嬉しいのか、やや嬉しそうな顔で受け取ると早速一口飲む。)
        …やっぱり、しもべの紅茶が一番好きかな…(慣れ親しんだ、そして好きな人が入れてくれる紅茶を飲んで一息つく。)
        あ、それで…用件なんだけど、ボクが老練になったのは知ってるよね?(もう少し話をしたい所ではあったが、あまり待たせるのもと思って早速切り出す。) -- ラージャ
      • …………。しもべはこの身一つゆえ、物事には優先順位というものが御座いますれば(しれっと)
        ……恐縮です(自分の紅茶が一番好きと言われれば悪い気もせず、微笑み、会釈を)
        はい。……それは無論存じておりますが、何か?
        -- しもべ
      • …うぅ…それはそうなんだろうけど…(もう少し自分に対して優先順位高くても、と思わなくもなかった。)
        …出来れば、普段から紅茶入れてくれれば嬉しいんだけどね…(チラリと見ながら言ってみる。)
        …え、それだけ?…その、歴戦の時もそうだったけど…ご褒美と言う訳じゃないけど、一つ言うこと聞いてくれる的な事は…。 -- ラージャ
      • …………。先程申し上げました通り、普段からと言えどいつもとは参りませんが、それで宜しいのでしたら
        と、申しますと。……ああ。左様な事もありましたか……されど、わざわざ王を介してまで要求する程の事で?
        -- しもべ
      • さ、左様なって…もうちょっとしもべも喜んでくれてもいいのに…(老練なら褒め言葉の一つくらいあってもいいと思っていたようだ。)
        …個人的には母様に頼むいいくらいの事なんだよね…前にも気持ちは伝えたと思うけど(自分の気持ちは決まっているので動じる事はない。)
        子供の時と同じほど、とは言わないけど…もう少ししもべとの時間が欲しいよ、ボクは…(気持ちが本物だと伝えるためにも、一緒にいる時間を長くしようと考えたらしい。) -- ラージャ
      • …………。そう申されましても、若ももう23歳になられましたし余り大袈裟にするものとも……
        ……まだしもべなどに懸想しておいででしたか。しもべとしては兄君のように外へ目を向けて頂きたく思いますが
        若。しもべは若が左様な有様ゆえに距離を置けば間も置いているのですよ。……他に女性などいくらでも居りましょうに(露骨な溜息)
        -- しもべ
      • こういうのは年齢は関係ないと思うよ、国から勲章をもらう時は盛大にするものだし…お誕生日なら、こじんまりとしていいと思うけど…。
        …もちろん、諦める気なんてないし諦める理由がないし…兄様は兄様、ボクはボクだよ(兄様の事は嫌いではないが、しもべの事に関しては思う所もあるようだ。)
        …そうだろうなとは思っていたけど……他にいくらでもいる女性は関係ない、ボクはしもべが好きなんだから(強い意志を持った目でしもべを見ながら言った。)
        それで、どうなの?…しもべは変わらずボクと距離を置き続けるの?(ため息をつかれようとも、諦める気はないらしい。) -- ラージャ
      • …………。されど、既に相応分に祝われているのでは?
        左様ですか……であれば、まだ時間が必要のようですね
        (ラージャの主張をひとしきり聞いて再度溜息)ええ、そのつもりです。それと……哀しみはすれど、これが原因で若がしもべを嫌ってくれれば良いとも思っていますよ
        -- しもべ
      • …それは、まぁ…でも、一番祝って欲しい人に祝われてないと言うのは…それはそれで、寂しいものだよ?
        …あくまで、しもべは…ボクに距離をおくつもりなんだね…(変わらぬしもべの態度に、流石に哀しげな表情になる。)
        でも、ボクは諦めないし…嫌いになる事なんてないからね……諦めないのは、父様譲りらしいし(母様に言われた言葉を思い出す。)
        …ちなみに、しもべが今ボクにしてくれる最大限の事って、何?(お願いはストックしたままなので、一応聞いてみる。) -- ラージャ
      • …………。はい、距離を詰めても若の為になりませんし。そして若が意を変えぬと言うなら、根競べになるのでしょうね
        それは……出来ない事については若も分かっておられるでしょうし、一先ず、言って下されば応じますよ
        -- しもべ
      • …ボクのためにならないかどうかなんて…まぁ、そういう事ならボクは負けないから…(憮然としながらも言い切る。)
        それはそうかもしれないけど、でも……そっか…ただ、一緒にいて欲しいと言うお願いは無理だし…また今度良く考えて言ってみるよ。
        今日はわざわざ来てくれて有難う…しもべを困らせて悪いと思うけど……それじゃあ、またね。しもべ…(ちょっと冷めたしもべの紅茶を飲みながら見送る。) -- ラージャ
      • …………。いずれ若にも御理解いただけるものと信じておりますれば、暫しの無礼は御寛恕下さるよう(会釈程度に頭を下げ)
        はい、そうなります。それに常でも一緒という訳にはいきませんし……分かりました
        いえ、ですが王を頼られるのも程々になされた方が。はい、ではいずれ、また(そう言って深々と頭を下げると、優雅にスカートの裾を揺らしながら踵を返し、ラージャの部屋を後にする)
        -- しもべ
      • ……はぁ…先は長そうだなぁ……どうしてこうなっちゃったんだろう…(しもべが去った室内で深いため息をつくラージャ。)
        (今回も分かってはいたが駄目だったことにはやはり残念な気持ちを抑えきれずに、フラフラと滅多に飲まない酒蔵へと向かう。)
        (そこで自分の属性と合う赤ワインなどを持ち出して、一人要塞の夜景を見ながら飲むことにした。)
        (そして程よく酒が進んでいる時)…あれ、墨目だ……こんばんは、今日はいい夜だね…(ちょっとだけ酔った目をしながら通りかかった墨目に挨拶する。) -- ラージャ
      • おや若、こんばんは。酒の匂いに釣られて見れば、珍しい。独り酒で酔われているとはどうしました
        (御相伴にあずかろうと彼の隣に行きつつ)
        -- 墨目
      • ん…今日はちょっと、ね…(苦笑しながらも、隣に来た墨目に床から出したグラスを渡して、赤ワインを注いでいく。)
        ……ただ、振り向いて貰うって、難しいなぁって…(それだけで狭い要塞事情だけに大体伝わるだろう。)
        …このままじゃ気持ちも伝わらないし…どうしたらいいんだろうね…(そして自分のグラスにも酒を注ぐと、ぐいっと半分ほど飲み干してしまう。) -- ラージャ
      • まあ何事かあったと察するのは容易いですが、と、これはこれは……(グラスを受け取ると、注いで貰った事に恐縮する)
        ……ああ(察した)ま、振り向いていたのがわざわざ首を逸らしている状態ですからね
        気持ち自体は伝わっているかと。それだからこそ若を避けているんでしょうし、何故避けるかを考えてみては?(こちらは一息で注がれたワインをぐーっと飲み干し、半分空けたラージャのグラスに赤を注いだ後自分のにも注ぐ)
        兄君の頃を思えば今の女史の態度も分からなくも無い事ですし(再度グラスに口を付け、今度は少しだけに留め)
        -- 墨目
      • …そんなに分かりやすい…?(自分の表情を確かめるように自分の頬を撫でながら、ゆっくりと首を傾げる。)
        …うん、ボクがこういう事になるからあえて避けているんだろうけど……何故避けるかも説明されたり、理解はしているんだけど。
        だからって…それなら仕方ない、で諦めれるものじゃないし……諦めるべきなのかもしれないけれど…(本当に好きなので、諦められないらしい。)
        …もしボクが長男だったら…と思わなくもないかな…言っても仕方ないし、兄様の事は嫌いじゃないけどね…(ただしもべの事もあり複雑そうだ。) -- ラージャ
      • ええかなり。その点では父を超えてすらいるんじゃないかという程度には(小意地悪な口元)
        ……そうでしょうかね。女史が若に何を言ったかは存じませんが、女史の事ですから常に若の事を気にかけていますよ?
        それが故にと言うならまあ、その通りな点もある事は否定しませんが。……難しい事ですし、若に限らずとも
        そうですねー、若が長兄でらしたら恐らく同じように他の恋人を見つけていたのでは。兄君も若と同じく女史に惚れてましたから。当人は未だにばれてないつもりですし、奥方の手前我々も口にはしませんが(ワインをちびちび嘗めつつ)
        -- 墨目
      • うぅ、そうなのかなぁ…父様ほどではないと思っているんだけど(息子からしても分かりやすいなぁと思っていたようだ。)
        …それも分かってはいるよ…ただ、時々不安になるくらいそっけなかったり冷たかったりするけど…。
        うん、難しい事だよね…どうにか突破口か何かがあれば、いいんだけど…(墨目に比べて飲むペースが早く、クビクビ飲んでる。)
        …兄様は兄様、ボクはボクだよ…兄様が例えそうでも、ボクは…(そのためか、随分と目も座って、頬もずいぶんと赤くなっている。)
        (以前デルレイッチに飲まされ、魔力全開かつ酔拳のような動きで要塞の面々の手を焼かせた状態に近いかもしれない。) -- ラージャ
      • 血の意味では二の姫様ですが、性質の面では若が一番父親似だというのは我々の総意ですし
        親離れを促すようなものかと。若も知っているでしょう、獣の親子の内、子がある程度の年齢になると親が追い出しにかかるという
        突破口ですか……。……若、そのペースは些か(流石にどうよと思い始める)
        仰る通りですが、しかし兄君は女史が何故自分に構うかについて王の子であるからと察してしまった故……まぁ、それでも私らを踏み台に技術を磨き、女史を悦ばせてはいましたが……(様子を窺いつつ)
        -- 墨目
      • …困ったなぁ…しもべは父様の性格とかあまり好きじゃないのに…そこは母様に似れば良かったのかなぁ…(父親が聞いたら落ち込みそうな事を思わず漏らす。)
        …それは分かってるけど、ボクはもう子供じゃないし…親と子じゃなくて、恋人としてありたいのに…(酔っ払い特有の熱っぽい吐息を吐く。)
        …ん…まだまだ大丈夫だよ…これくらい……そっか、兄様もそれで…でも、それでもボクは…(手から空のコップが転がってるのも気づいていないらしい。)
        ……悦ばせる?…それは………でも…(顔を俯かせ考え込んでいるようだったが、ゆらりと墨目の肩に手がかかる。)
        ……ぐぅ……(しかしそれはただの寝返りめいたもので、どうやら酔いつぶれて眠ってしまっただけのようだ。) -- ラージャ
      • 三つ子の魂百までとは言いますが、今から意識して矯正するのも不可能ではないかと。時間は長いですから
        単純に恋人になりたくないんでしょうな。原因までいくと複雑になりますが、また悪しき前例を作りたくないとか
        ……あー、駄目そうですな。若、流石にお部屋に戻られた方がよいですよ(コップを拾い戻しつつ)
        ええ。言うのも何ですがかなりのものですよ、兄君。…………おや(一瞬意外そうな顔を見せるも、眠っているので苦笑に変わる)
        やれやれ、図体ばかり大きくなっても、中身は小さい頃と本当変わりませんね若は(溜息の後、よっ、と肩に担ぐとラージャの部屋まで運んで行く。その後ただ寝かせておくのもちょっと癪だったので、全裸にさせた後自分も全裸になって、さも事後ですよと言うのを演出する感じに抱き合って眠る事にした。翌朝一騒ぎあったが主に騒いでいるのはラージャだけだったという)
        -- 墨目
  • ……明日でいよいよ100周年目の結婚記念日かぁ…お店を休みにするほどではないかな?とも思ったんだけど休みにしちゃったよ(頬をかきながら、でも楽しげに言った。)
    だから、明日は…ずっと二人一緒にいれるよ…あ、キッチンで特製ケーキ作るけどどうせだからその姿でも眺める?手伝ってもいいけど…。
    あとは…ちょっとした僕からの贈り物もあるし…明日が待ち遠しいねぇ…(前日も普通にすごし、今もまた谷間に顔を埋めるようにしている。)
    (ただしある程度予想されているだろうが、昨日に引き続き今日もあえて何もせずに眠る気でいるらしい。) -- ジャン
    • もうそんなになるのね。……まぁ、感慨深いものが無いでも無いし、それにラン達も気にするでしょうから(仰向けに寝そべり、いつも通り夫が上で素肌を重ね)
      ふふ、まぁ、それで良いんじゃないかしら。……あら、そうね。それなら久し振りに見させて貰うわ。手伝わないけど
      ……ふぅん? それは楽しみだ事(クスクス微笑んだ後、労わるように夫を優しく抱き締める。このまま寝に入りそうなのはまぁ当然先の予測も付いているので特に何も言わなかった)
      -- ラク
      • ランとクノンの視線が痛いほどだったよ…僕もちゃんと覚えているのになぁ、ああいうのは女の子だからなのかな(一般の女の子たちに近い子たちなだけにそう思ったらしい。)
        うん、明日はずっとゆっくりと……そして、僕の恰好いい姿を見せないと…ってお菓子作りをってのが恰好つかないか(頬をかきながら言った。)
        でも、ラクが手伝ってくれたらもっと嬉しくもあったんだけど…それは贅沢かぁ…(肩を並べて、と言う訳ではないが一緒に作りたかったようだ。)
        まぁ、そんなには自信はないんだけど……(話しながらも顔を半分埋めるような形のジャンが、いつものように少しずつうとうととし始める。) -- ジャン
      • ……あの子達はそういうのかなり拘るものね。まぁでも私達も何十回目か……くらいまでは結構律儀に祝っていたのだし(たまに盛大にやるもののやはり簡素簡略化は主に妻の主導で進められていたようで)
        ふふ、いいのよ? ちゃんと格好いいもの(夫の頬を掻く手を取って自分の顔に引き寄せ、掌に口付けをし)
        駄目よ、雑用がせいぜいだもの。それならあなたの背を見ていた方がずっといいわ
        そうかしら? ……愛しているわ、ジャン(眠りに落ちそうな夫を見、そっと頭を撫でて囁いた)
        -- ラク
      • …まぁ、毎年するよりは10年とか15年とかそういう感覚でした方がいいしね(大体5年〜10年ごとにはプチ旅行したりしていたようだ。)
        え?…そ、そう?…なら、良かったかな(手を取られながらちょっと驚いたあと、嬉しそうな笑顔でお返しに頬に口づける。)
        …そっかぁ…まぁ、それはそれで緊張するけど頑張ってラクのために美味しいケーキ作るからね…明日こそ、美味しいと言ってくれるケーキを(楽しげに笑いながら言った。)
        (そして眠りに落ちる前のラクの言葉に)…ん……ボクも…愛してるよ…ラク…(瞼は閉じていて、ねぼけた声ではあるがちゃんと返す夫。)
        (その後は息が出来る程度に顔を埋め、いつものように気持ちよさそうでもあり幸せそうでもある寝顔で眠りにつく。)
         
        (その次の日。100年目の記念の日もいつものように起床して身支度してからおはようの口づけをして、それから共にキッチンへと向かう。) -- ジャン
      • 代わり映えとかその辺りで流石にまんねりがくるものねぇ。……毎年旅行にしようと言い出された時は困ったけれど(その時を思い出し苦笑)
        ええ、恥じる事も無いわ。……とはいえ、ふふ。余り褒めてしまうのもあなたに良く無さそうだけど……(笑う夫に微笑み返し)
        ………………(眠りについた夫を暫し見詰め、改めてそっと抱き締め、そして瞼を閉じた)

        それで―――(張り切る夫の背を追い、並びつつ)特製って、どう特製なのかしら?
        -- ラク
      • …それは、だってそういうのもいいかなぁって思ったんだよ…(昔の事を持ち出されて、恥ずかしそうに苦笑している。)
        もっと褒めてくれてもいいんだけどな…褒められて育つタイプかもだよ?(などとしばし睡眠前の会話を楽しんだ翌日…。)
         
        ん?あぁ、材料からしてちょっといつもとは違うのを使ってるからね…それに、今年上手く出来た要塞産の黒バニラもあるし(ちょっと自慢げに言った。)
        今まではやっぱり土地とか気候とか色々と違っていたから上手く育たなかったけど…今年は味も上々だからねぇ…量は少なめだから、お店はもちろん普段も作れないけど。
        (キッチンに入ると、帽子とエプロンを被り器材を準備しながら説明していく。その手際は職人を感じさせるものだろう。) -- ジャン
      • ふぅん? ……ああ、そうだったわね。何だかんだと言いつつ毎年畑が拡充されていったのには感心していたけれど
        黒瘴辺りも手を入れていたんだったかしら。……ともかく、そういう事なら期待を膨らませても良さそうね
        (微笑み、椅子に座ると夫が手際よく準備と説明を進めていくのを楽しげに受け止める)
        -- ラク
      • あはは、まぁ趣味の一環でもあるんだけどね。他にも自家製にしてみるといいものも結構ありそうだったし(ミントなどは簡単なので最初のうちは練習として育ててたらしい。)
        うん、それに普段じゃ使わない高級なのもふんだんに使うしね…それに、大量に作ろうと思わずに丁寧に作るから…ラクのためだけに。
        あ、何か聞きたいことや話したいことがあったら言ってね?(それだけいうと、後は真剣な表情で調理を始めるジャン。)
        (お菓子作りに没頭している時のジャンは一人の世界に近いものをがあり、一つの絵として完成された雰囲気があるほどだった。)
        (何も話しかけなければそのまま作り続け、後はオーブンに入れて焼き上げ、デコレーションするだけとなるだろう。) -- ジャン
      • あなたの言う趣味は一般のそれとかなり違う場合があるのよね……。ま、凝り性も結構な事だけれど
        ああ、利益回収がどうので店に出せそうにない奴ね。……ふふ(夫の自分の為に作るという言葉に軽く相好を崩す)
        え? ええ、もしあればそうさせて貰うわ(言うも、しかし後は無言のまま夫の在り様をただ見つめ続ける。久し振りに具に見るその手際に感嘆めいた息を吐き、ただただ見入り続けた)
        -- ラク
      • そ、そうかなぁ…他の人の趣味も結構こだわりとかがあるように見えるんだけど…うん、手間と費用を考えるとどうしてもね…それにラクが好む味に仕上げてるし。
        (普段店に出しているのが手を抜いてる訳ではないが、このひとつのケーキにかける集中力は他の比ではなく、会話もなく作り上げていく。)
        (そして出来上がったものをオーブンに入れ)…ふぅ、これで後は焼きあがるまで待つだけ……あ…(汗をぬぐってやり遂げた満足そうな顔をしていたがすぐにラクに気づく。)
        ご、ごめん…ちゃんと意識はしていたんだけど…こう…つい…(ジャンは一つの事に集中すると回りが見えなくなるタイプらしく、申し訳なさそうに言った。)
        …せっかく二人だけの時間なのに(苦笑しながら頬をかくと、直前まで作っていたクリームが頬につくが気づいていない。) -- ジャン
      • (流れるような手際と妥協の無い技巧、そして口を挟む気にもならない集中力。夫のそれらを見つめるだけで此方も時の流れを忘れていた)
        あら、もう? ……なに、どうしたの(額を拭った夫がしまったと言わんばかりの顔になったので今までの工程に何処か不備でもあったのかと不安になったのだが)
        ……ああ、そういう。いいのよ別に、私は退屈していなかったのだし(苦笑する夫に微笑みかけながら席を立つと、歩み寄り彼の頬に舐めるようにキスをする)……ん、成る程(味見を終えやや満足げに頷く)
        -- ラク
      • まぁ、いくら手間をかけて作るとはいえ…料理みたいに何日間もかけてって訳じゃないからね?具材の中には数日前から仕込んでいるものもあるけど…。
        …うぅ、そういうものかなぁ…んっ、ありがとう…でもこれだとまるで僕の味を確かめられたような感じが……違うよね?(違うと分かっていながら聞いてしまう。)
        あ、それで僕からのプレゼントなんだけど…ケーキだけじゃなくていつものようにもう一つ…今年は歌をプレゼントしようかなと思って。
        とはいえ、すべてが自作の歌って訳ではないけどね?(前に恋愛系の歌を歌った時の反応から、ひそかに温めていたネタだったりするようだ。) -- ジャン
      • ……ええ、それはそうでしょうけれど。ただ私のさっきのはそう言うのではないのよ。ちょっと説明が大変だから省くけど
        そういうものよ。……あら、そういう見方も出来なくも無いわね(クスクスと笑う)
        ケーキ以外と言うと……そう、悪く無いわ。あたなの歌は心地よいものだし
        その辺りは特に構わないわよ。この為にあなたが選んだのであればそれだけで(再度、今度は夫の唇にそっと口付けて)
        -- ラク
      • むぅ、なんだろうね……あぁ、ラクがそう思うのならそれでいいかな…元々ラクに楽しんでもらうためにしてたんだしね。
        うぅ、できればケーキとは別にしてほしいなぁ…もし今日食べる気でいたとしても(ただ、食べられる事は拒否しない辺りがジャンらしかった。)
        ケーキ以外で自慢と言えばやっぱり歌だからね…工作も出来なくはないけど、昔上げたものみたいな感じだから。
        …ん…なら、ケーキを食べた後にプレゼントするね…(ラクを軽く抱き寄せながら、こちらからも口づけると、何度か同じように繰り返す。)
        …っと、流石にケーキを焦がしちゃう訳にはいかないよね…(ただ、それでも流石にプロらしくキスに没頭することなく、渋々ながら焼き具合を確認したりする。) -- ジャン
      • ふふ、そういう事にしておいて頂戴。退屈をしていた訳では間違いなく無いのだから
        そういう贅沢な楽しみ方は中々出来ないものね。とはいえ余り食べ過ぎると娘達が後で怖いし今日は遠慮しておこうかしら(楽しげ)
        あら、あの護身刀もそう悪くは無かったわよ? 使うかどうかはさて置くとして
        ええ、楽しみにしているわ……んん(抱き寄せられ、じゃれあうようなキスを繰り返し)
        ……ん、まぁ仕方ないわね(私とケーキとどちらが大切か質してみたくなったが、そうするまでも無いので苦笑する)
        -- ラク
      • あはは、娘たちがラクに対して物申すのって大抵その事だもんねぇ…ついでに僕も説教されるんだけど…(苦笑しながら頬をかいている。)
        懐かしいよね…あの時は銀を使っちゃったりでまだまだ知識もなくて…今なら、ラクに最適なものを作れるとは思うよ(懐かしそうに笑いながら言った。)
        …名残惜しくはあるけど、ケーキやプレゼントは終わってからでも出来るからね…(もちろん言われればラクと答えただろう夫。)
        さて、そろそろ良い頃かな……うん、完璧だ(満足そうにオーブンから取り出すと、それだけでも食欲をそそる焼きたてのいい匂いが立ち込める。)
        (そこに自家製のイチゴや黒バニラ入りの生クリームなどをふんだんに使い、ラクのためだけの一つのケーキがみるみるうちに完成していく。) -- ジャン
      • なるべく支障が出なさそうな部位を選んでいるつもりなのだけれど……あら、あなたまで? ……私だけで良いでしょうに(息をつく)
        あの頃からしたら本当、粗忽な発言も随分減ったものねえ。……随分と成長してくれたものだ事(柔らかく微笑む)
        また同じ工程を繰り返させる訳にも、ね(そう言うと大人しく下がって椅子に戻る)
        …………(夫が作り上げていくケーキを見、完成していくそれにしきりに感心する)
        -- ラク
      • 子供が小さい時は急に片腕なかったりして泣かれたものだよねぇ…最近は小さい頃は控えるようになったけど…あぁ、僕も食べさせすぎるからダメだってね。
        うぐっ…確かにあの頃は色々とマズい発言もあったけど…それは、長年連れ添っているからね…(褒め言葉に、嬉しそうに微笑みながら言った。)
        ケーキ作るのは好きだからそれはそれでいいけど…今日と言う日の時間は有限だしね…よし、完成!(最後に100周年と書かれたチョコを置いて出来上がった。)
        …すぐに食べる?それとも今すぐ切り分ける?(完成したケーキを手に、ラクに聞いてみる。100周年なので、すぐ食べるのも勿体ない気がしたようだ。) -- ジャン
      • ランは良く泣かせたものだわ……ああ、その経験があればこそ、言う事も多々あろうものね。……成る程、そういうのもあるはあるわね
        ふふふ……
        記念日として括るには時が短過ぎる感があるものねぇ。とはいえ、あなたの手並みあってこその部分も大なんでしょうけど(感性の宣言を受けてささやかな拍手を送る)
        ……そうね、少し……勿体無い気もするし、取り敢えず大事に扱いましょうか。まぁ、余り食欲の方が我慢させてくれそうにないけれど
        -- ラク
      • クノンは泣きはしないけど、涙目で不安そうに聞いてくるから弱ったものだったなぁ……ジークの時はどうだったかな…まぁ、ラージャの時は大きくなってからでもダメだったけど。
        あはは、そんな拍手するほどじゃないけど…どういたしまして(ケーキを片手に持ち、ちょっと胸を張りながら言った。)
        …ん、そうだね…ふふっ、我慢できなくなったらいつでも言ってね?すぐに切り分けて食べさせてあげるから(とりあえずはテーブルにケーキを置く。)
        それじゃあ…それまでの間に、歌を先にプレゼントしようか?(ケーキも作り終えたので、帽子やエプロンなどを取りながら聞いてみる。) -- ジャン
      • ジークはジークで最初は近寄らなくなってたじゃない。元通りになると分かったら気にしなくなっていたけど。……そういえばシャナもクノンが大病患う前はしつこいくらい大丈夫かあなたに聞いていたわねえ、まったく、子供それぞれで違う事(懐かしげに)
        (胸を張る夫と楽しげに視線を交わす)……ええ、そうなったらそうさせて貰うわ(テーブルに置かれるのを視線で追いつつ)
        ? ……ああ、そうね。折角だしそちらを優先して貰おうかしらね
        -- ラク
      • あぁ…そうだったよね、あの頃のジークは可愛かったなぁ……うっ、それは…あの時のシャナもまだまだ普通だったのにね…(思い出すと苦笑してしまう。)
        うん、子供もそれぞれでそれぞれ可愛くて…次の子は、どんな子になるんだろうねぇ…(懐かしそうでいて、どれもいい思い出ばかりなのか微笑んでいる。)
        …あまり無理しなくていいからね?…まぁ、それじゃあ歌を歌うから…あ、ちなみに恋愛系の歌だからね?(視線に笑いながら、先に説明してからとある曲を歌い始める。)
        (その曲は出だしから愛する言葉を全面に出したもので、一旦別れる部分を自分たちのあの時の別れていた部分と重なるように歌い上げる。)
        (そして、自分がどれだけ愛していて、ラクがどれだけの存在かを伝えるような歌でもあった。) -- ジャン
      • 次の子は……さて、ね。取り敢えずラージャが断案してくれない事には宿せるものも宿せないけれど
        してないわ(若干不満げ) ……ん。え? ……まぁ、良いけど
        (聞く体勢に入り、歌い出しでまず面食らったような顔をした後、続く歌詞に微妙な顔になる)
        …………もう少し、手心と言うか。……(歌い終えた頃には照れで頬をやや赤くし、ばつの悪さに視線を明後日に向けていた)
        -- ラク
      • …それは…ラージャもなかなか思い切れないところがあるみたいだからね…元々優しい子だし、しもべさんがあんな調子だし…。
        (面食らうところまでは予想通りだったが、微妙な顔になってやや不安になりつつも一生懸命自分なりに歌いきる。)
        ……ど、どうかな?…手心は、まぁ…僕の気持ちのような歌詞だったし、このままでいいかなぁって…(頬をかきながら言った。)
        …でもこの歌詞と大きく違う点もあるけどね…ラクと離れたりもしないしね、もう二度と…それに…(ここで一つ深呼吸するように一呼吸おく。)
        僕も…魔族になる決心がついたしね…心までそうなるかはまた別だけど…(100年になった事もあり、前々から言っていた魔族化についてなる気になったようだ。) -- ジャン
      • …………まったく(頬を掻く夫に溜息を吐くが、熱っぽい吐息のように思えなくもない)
        それはそうだけれど……(頬杖を突くのは顔半分でも隠す為)
        ……大丈夫よ。若干そういう色が出るかも知れないけど、あなた自身に変わりはないのだから。……他の者からの待遇もそう変わらないでしょうし(そう言い、小さく苦笑する)
        -- ラク
      • …まぁ、こういう歌は僕もちょっと照れるし…時々歌う事にするよ(感触はさほど悪くなかったので、時々と言う事にしておく。)
        あるいは、結婚記念日じゃない時には…子供たちと一緒に何かを歌うと言うのもありだしね…ジークはともかく、シャナは呼べないだろうけど。
        …確かに早々精神や魂が変わったりするものじゃないしね…三つ子の魂百までって言うんだったかなぁ…。
        …要塞の皆の反応も、大体予想してるよ…いずれは、改善していきたいところなんだけどね?(そしてラクが言うより先にケーキのための食器などを並べていく。) -- ジャン
      • ……(本心から言えば遠慮して欲しい所だが夫の様子も鑑み、また全面的に否ではないので難しい所、な顔だが照れの方が強いので無言の承諾と取られても何の不思議も無かった)
        ……いえ、今更家族で唱和するのはどうかと思うけれど。……それにそういうのやってると知れたら余計遠のくわよあの子
        あなたが真っ白や真っ黒と言う程分かりやすく裏表も無くはっきりしていれば別でしょうけど、マーブル模様に一点別の色を混ぜた所で大して変わらないでしょう? あなた向きの魔族化は精神や心をどうこうするのがメインでは無いし
        でもそれ言ってもう100年になる訳よ? ……ふふ、気の長い事(微笑み、言わずとも並ぶ食器にやや満足げ)
        -- ラク
      • …そうかなぁ…やってみるとあれはあれで楽しいんだけどね……うぐっ…そう言われると諦めるしか…はぁ、僕に会わなくてもいいから顔くらい見せに来てくれれば…。
        …確かに白と言う訳ではないけど真っ黒と言う訳でもないもんね…そういうものか…(言われて苦笑しつつも納得したようだ。)
        あぁ、やっぱりそこまでどうにかするものじゃないんだ…僕としてもその方が有難いけどね(寿命などの不安を取り除いてあげたいための魔族化が主目的らしい。)
        ……い、いいんだよ。ラクとは今後何年経っても一緒なんだし、100年前よりはそれなりにマシにもなったんだから(若干憮然としながら言った。)
        (そして手慣れた手つきでラクの食べやすいサイズに切り分けると)…はい、ラク。今日のケーキは、自信作だよ(いつものように口元へと運ぶ。) -- ジャン
      • でしょう。……帰る場所がある事くらい分かっていてくれていると思いたいのだけれどねえ(流石に溜息の一つも出る)
        そう、そういうものよ(前傾がちになりながら肘掛に肘を置いて手を組み、その上に顎を載せて微笑む)
        ……クノンのような体質にする事も出来るけれど、不便だものね、あれ。それに何にしろ便利と不便を被るから結局普段のが一番なのよ
        あらそう、ふふふ(夫の有様に笑みがこぼれる)
        ふふ、いつもそう言うでしょうに。…………ん、おいし(夫へ微笑みかけた後口で受け取り、ゆっくり咀嚼し嚥下した後そう呟いた)
        -- ラク
      • …分かってくれてるとは思うけど、それでも戻らない渡り鳥みたいな子だからね…後はもう、巣だった姿を見送るしかなさそうかな…(寂しげに笑いながら言った。)
        僕自身が真っ黒になろうとすればまた別かもだけど…それはそれで「自分」じゃなくなってしまいたそうだからね…(そこまで変わる気はないらしい。)
        ん、そうだね…無理せずに僕らしく、それでいて認められるよう地道に少しずつ頑張るよ(そしていつもの笑顔に戻る。)
        きょ、今日は特に自信が……そっかぁ、まだまだがんばら……え?…今、美味しいって言った?(一言に一瞬勘違いしかけたが確かに聞いた。)
        (ただ今までが今までだっただけに以外すぎたのか、切り分ける手もとめてきょとんとしてながら聞き返す。) -- ジャン
      • ……ん?(きょとんとした夫に問われ、はたと気付く)
        ……あ(その表情、珍しくも可愛らしく己の失敗に気付いた時のそれ。今更口から出た言葉など戻る訳も無いのに片手で口を押さえる)
        (この態度に今まで意図して美味しいと言わなかった事を察するか疑問に思う事が出来るかもしれない)
        -- ラク
      • そっか…自信作だったし、ようやく美味しいと言って貰えたねぇ…(あぁやっぱりそうだったのかな?と思ったりはするものの、それを今指摘する事はなくただ喜ぶ。)
        えへへ…満足いく味に達成することが出来て感無量だよ(今日一番の笑顔で言いながら、再度切り分けたケーキを口元へと差し出す。)
        でも…これに満足する事なく、もっと美味しいものを作るようこれからも頑張っていくからね?はい、あーん…。
        (もちろん喜びや達成感もあるが、さらに愛する妻に喜んでもらうために今後も歌もお菓子作りも、それ以外も頑張っていくだろう。) -- ジャン
      • …………あーん(こちらを特に指摘もせず責めもせずただ喜んで笑顔でいる夫に微妙な面持ちになるも、出されたケーキは食べる)
        ジャン(半分ほど食べた辺りで夫に声をかけた)……美味しいわ、とても。今までで間違いなく一番よ
        でも……(椅子を立ち、傍で座る夫にしなだれかかるように彼の膝の上に座る)……少しは怒りなさい。いえ、怒るような事で無いにしても、言う事くらいあるでしょうに。気付いたんでしょう、どうせ(彼の肩に頬を載せて何故か不満げに)
        -- ラク
      • …?…あ、うん。そう言って貰えると今まで色々と頑張って、積み重ねてきた甲斐があったよ…(ラクの表情に首を不思議そうにするも褒められて嬉しそうに言った。)
        でも?…とと…(食事中なのに席を立ち、自分の膝に座る妻を抱きとめつつ、何だろうと首を傾げる。)
        …怒る…かぁ…まぁ、確かに怒ってもいい所なのかもしれないけど…でも、ラクのために切磋琢磨する日々が楽しくもあったし、充実もしていたし。
        それに…口に出さずともそう思っていて貰えていたのなら、喜びはすれど怒る事じゃないかなって…あ、でも一つだけ言う事があるとすれば…。
        (ラクを抱き寄せた状態で目をじっと見て)…せっかくだから、もう一度この状態で言ってほしいかなって…。 -- ジャン
      • …………あなたって本っ当に……バカよね。バカ。バーカ(夫の言い分を聞き、自身の取り越し苦労でしかなかった状況に溜息を吐き、ジト目で詰る)
        ……少し待って。今はちょっと……(そう言うと更に夫へ身を寄せ、彼の首筋に鼻を付けるようにして顔を隠す)
        (やがて大きな吐息。溜息ともまた違う、まるで空気が抜けているような長い吐息)……ん(やがて上げた顔に不満気は無く)
        ええ、ジャン。今日のケーキは今までで最高よ、とても美味しいわ(微笑んで言うと顔を寄せ頬にキスを)
        -- ラク
      • …うぐっ…そんなバカって連呼しなくてもいいと思うんだけど…(詰められて苦笑しながら頬をかいている夫。)
        ……でも、今がいいんだけど…ダメ、かな?(無理強いはしないものの、顔を隠してしまった妻に対してお願いするように囁く。)
        …うん、有難うラク…そう言われるように頑張ってきたからね(その言葉に対して、達成感に満ち溢れた満足そうな顔で言った。)
        (そして頬に口づけされると、すぐさまお返しにこちらからも頬に口づけながらラクを包み込むように抱きしめて離さない。)
        …あぁ、でもこれだと残り食べるのがちょっと大変かなぁ…(ただ、自分から離す気もないのか手は抱きしめたままのようだ。)-- ジャン
      • あん、もう……(若干抗議気味だが、その気が欠片も無い事はしっかと抱き返す腕と今までの付き合いから明白だった)
        それはそうだけど、でも、食べさせてくれないの? あなたの作った美味しいケーキ(間近で微笑む。気持ちの切り替えを終えたのか、もう美味しいと言うのに躊躇が全く無い)
        -- ラク
      • …うっ…そう何度も言われると…ちょっと気恥ずかしくもあるね(間近で微笑む妻に照れくさそうに笑いながら言った。)
        でも…うん、どうせならちゃんと食べきってほしいしね(ただ片手を外して若干体が離れただけで、やっぱりそんなに離れる気はないらしい。)
        (片手で器用に切り分け、それを食べさせては楽しげに眺めている。食べにくく、食べさせにくくはあるが。)
        …あ、ラク…ここにケーキのクリームが…(唇のそばのクリームを口づけで取ってあげたりと完全に二人の世界になったようだ。)-- ジャン
      • あまり日頃褒めてなかったのもあるかしら。まあでもこれもその内恥ずかしいまではいかなくなるわ
        ええ、だから……。……この体勢をどうにかしようって気は無いのね(夫の拘りに呆れを隠さない)
        まあ良いけれど……(少し無理はあるものの、夫の様子とケーキの美味しさにその辺りは瑣末な事だ)
        ん? ……ん、ありがと(礼を言いがてらキスを返す。先程までとは違ってケーキの消費は非常にゆっくりだ)
        -- ラク
      • …んー…どうにかできなくはないんだけど、ね…(ただ呆れても笑ってそれでも止めようとしなかった。)
        …ごめんね、でも有難う…(ジャンが良く口にする謝罪とお礼の言葉を言いながら、嬉しそうに食べて貰っていく。)
        ううん、どういたしまして…(ケーキを味わいつつも、それ以上に新婚夫婦も恥じらいそうなほどイチャイチャしながら過ごす二人。)
        (その後もケーキがなくなってもイチャイチャしてから、二人して寝室へと移動するのだった。) -- ジャン
  • 百年夜