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- 養成校・探偵部-
つべ:UNaKH-z3zYU
学園で起こる怪奇事件、不可思議事件、謎を依頼を受けて解決する部活。有料。と、言う触れ込みで、ホラーとか怖い目に会いたい部活です
勢いで作って、まだどうなるかわからないので基本的に部員はサブキャラ、もしくは片手間推奨ですが歓迎中。
また、あまり強いキャラだと簡単に解決したりぶちのめしたりできるのでお勧めできない。
依頼人(NPCでも大丈夫です)など募集中!



氏名役割一言(あれば)一言(あれば)
栗原透所長私はお金で動く
カイ・マイアー助手力仕事担当だ!



日時場所内容依頼主進捗
クリスマスと白い猫事件211年12月クリスマスパーティ・他居なくなった飼い猫を探す。
変質者の噂を耳にする
NPC
銀の指輪と親鳥事件212年1月校舎外施設なくしてしまった大切な指輪を探す。
運よくカラスが通りかかる。普段の行いのよさだ。
NPC
冬のアルタイルとベガ事件212年2月温泉宿助けてくれた男子生徒を探して欲しい
ケイトルカモコナと対戦したが、その内容については書かれていない。
NPC
老人と夏の思い出事件212年8月肝試し60年前に出来なかった、肝試しに代わりに参加して欲しい。
肝試しにはリーノと参加
老教師(NPC)済?
身長調査212年10月保健室身長160程度で黒髪の学園関係者を探し出して欲しいサツキ済?
文化祭の調査報告213年1〜2月文化祭文化祭で各出し物について調べて欲しい。アーニ
題名はない213年4月事務所探偵部に新しい仲間が増えたカイ
用務員激ウザ事件213年7月グラウンド無くした指輪を探して欲しい。
という依頼に騙されてグラウンド周りの溝さらいをした。
用務員(NPC)
老婦人と過去への届け物事件213年8月臨海学校子供の頃無人島で出会った亜人がどうなったのか調べて欲しい。老婦人
ハロウィンとカブ頭の怪人事件213年10月ハロウィン怪人カブ頭からの挑戦状!その正体を暴け!!怪人カブ頭失敗
冬に咲く花事件214年12月裏山冬に咲くという桜の木を探して欲しい。女性教師
七不思議連続殺人事件あるいは養成校最後の事件214年3月廃校舎廃校舎に忘れ物をしたから取りに行って欲しいという依頼から始まった連続殺人事件赤い目をした男子生徒



探偵部 Edit


  • 3月某日 - 探偵部・晴れ - -- 2012-04-13 (金) 02:27:50 New!
    • こうして、この学校での私の最後の事件は終わりを継げた。
      窓から見える桜はつぼみを膨らませ、今にも咲きたそうにしている。 -- 2012-04-13 (金) 02:28:55 New!
      • あの花がさく頃、私はこの学校を巣立つのだ。
        カイも、故郷へ帰る。
        もういちど、この学校を見ておこう!
        ガラガラと窓を開け、校舎に向かって手を伸ばす。
        ピンと伸びた指先から発進した小さな鳥は、桜の枝をかすめ高く、青い空へと飛翔していった。 -- 2012-04-13 (金) 06:47:17 New!
  • - 今は使われていない旧校舎 - -- 2012-04-12 (木) 22:21:18 New!
    • 「閉じ込められてしまった…というわけだね」
      居並ぶ面々を見回す。わが探偵部を合わせて8人。
      どれも余りなじみのない顔で、生徒もいれば職員もいる。中には全く関係ない人物もいた。
      窓の外は春雷とどろき、風がごうごうと唸りをあげている。 -- 2012-04-12 (木) 22:45:45 New!
      • 「ひっ…!」
        水が通っているのかも定かではない女子トイレの個室を開けると、色を失った赤い瞳と目があう。

        それは…死体だった。
        ちょろちょろちょろ……
        水の流れる音と、恐怖に自身の筋肉がきしむ音。
        「きゃああっ!!」躓き、四つんばいになりながら女子トイレを飛び出す。 -- 2012-04-13 (金) 00:40:43 New!
      • 「殺されてたって言うの!?」
        助手の報告に、思わずヒステリックな声をあげる。
        直後にミスに気づいた。
        少し離れたところにいた連中がざわめき始める。疑心暗鬼の目を向ける。 -- 2012-04-13 (金) 00:49:27 New!
      • 「一人目は女子トイレ…二人目は音楽室…」
        そこには、心当たりがあった。
        「七不思議?」全員がきょとんとした目を向ける。
        「女子トイレも音楽室もこの校舎の七不思議と呼ばれてる場所だわ。」
        かつて、7人の生徒が死んだ場所。もはや使うものもいなくなって久しいというのに、なぜかその話だけは語り継がれている。 -- 2012-04-13 (金) 01:42:55 New!
      • 「呼んだって誰もこねぇよ。何せ、ここも七不思議の舞台だからな。お前のお陰さ」
        男の赤い目は正気を失っていた。
        男から逃れようと、視聴覚室の中を逃げる。
        カチッ
        余り広くもない部屋だ、すぐに男は透を捕まえ、その手をひねりあげる。
        「犠牲になるのは7人、ここにいるのは8人。真っ先に7人殺しちまえば、生き残るのは俺ってことだろ?」
        壁に押し付けられ、悲鳴をあげる。
        「騒ぐなよ、チラチラさせやがって。おとなしくしてなら死ぬ前にいい思いをさせてやるぜ」男のひざが、またの間に割り込む。
        そのとき、ゴスッと鈍い音とともに耳元でくぐもった声。急に男の身体から力が抜け、透に覆いかぶさる。
        跳ね除けるだけのちからもなく、男の身体に押しつぶされた透は襲撃者の姿を見る。
        覆面をつけていて、誰なのかははっきりしない。
        襲撃者は透を一瞥し、視聴覚室から姿を消した。
        直後、先ほどまでの音声を放送で聞いたカイが駆け込んでくる。逃げる途中でマイクのスイッチが入ったらしい。 -- 2012-04-13 (金) 02:12:39 New!
      • 「パパの力を借りるのはしゃくだけど…」
        カイがちょうどスマートフォンの圏内になる場所を探してくれたお陰で、外に連絡をとることが出来た。
        父よりもたらされた情報は、果たして期待していたものだった。 -- 2012-04-13 (金) 02:14:43 New!
      • 「そう、つまり順番だったんです」
        気になっていたのだ。犠牲者達の共通点。赤い瞳。
        「ある老人が、現在危篤状態にあります。その老人は、公には身寄りが無いと思われていましたが、実際には何人かの血縁がいました。」
        父が調べてくれた家計図によると、犠牲者の3人はどれも相続権上位の人間だった。
        「そして、あなたもその一人なんです」
        赤い目をした一人の女性を指差す。 -- 2012-04-13 (金) 02:20:03 New!
      • ではその女性が犯人なのかと色めきたつ彼らに、首を振る。
        「彼女も犠牲者…になるはずでした。その老人が亡くなったあとに、ね」
        周りに聞こえるような大きな声。
        「いるんでしょう?私たちに旧校舎に忘れ物を取りに行って欲しいと依頼した…犯人!」 -- 2012-04-13 (金) 02:22:47 New!
      • 観念したのか、柱の影から赤い目の生徒が一人、顔を出す。
        「先生、あなたは16年前、一人の子供を生んでいますね。そして、何か事情があったのでしょう。彼を捨てた。彼がこの事件の犯人です」
        「私達は、傍観者だったんです。その老人が亡くなる前に誰が死に、亡くなったあとに誰が死んだかを証言するための、ね」
        「姿を見た私を殺さなかったのは、予定になかったからなんですよ。」
        それは彼の甘さ…なのだろうか? -- 2012-04-13 (金) 02:26:55 New!
      • 「七不思議の呪いにでも見せかけようとしたのかもしれないけど…」
        「8人になってしまったのは、カイ、君が一緒に来ると思ってなかったんだろうね。依頼を受けたとき、君はいなかったから」 -- 2012-04-13 (金) 02:37:05 New!
  • 2月某日 - 探偵部・晴れ - -- 2012-04-11 (水) 22:27:51 New
    • 卒業が近い。そろそろ部室の整理をしておかないと。
      活動を続けるうちに、ずいぶんと物も増えてしまった。
      ふと引き出しを開ければ、その奥に -- 2012-04-11 (水) 23:29:19 New
      • それを手に取り、苦笑する。
        「まったく、アーニは…」
        (どういう仕組みになっているのかな?)裏返すと粘着テープがある。
        (これをはがして着けるのか)
        ぺりぺりと保護テープをはがし、鼻の下に付けてみる。 -- 2012-04-11 (水) 23:32:48 New
      • 鏡を見て、噴出す。
        女顔だとは思っていたけれど、何処か父の面影がある。
        「やっぱり似合わないね」髭を外し、ダンボールに投げ込んだ。 -- 2012-04-11 (水) 23:38:33 New
      • ちわーと声をかけながら部室の整理にやってくる、なんだかとても面白い物を見そこねた気がするが気のせいということにしておこう。
        自分の机を撫でたあと、これから先も使えそうな道具を鞄に詰め込んでいく。
        「使わないもんはあとで焼却炉行きでいいんかね」 -- カイ 2012-04-11 (水) 23:48:30 New
      • ドアが開いてびくりとする。
        「ああ、要らない物は捨ててしまうといい。」(部費で買い込んだ家具はどうしようか?とりあえず何処か倉庫でも借りて入れておこうか) -- 2012-04-11 (水) 23:54:55 New
      • いるものと要らないものを分けていく、学校の教科書やらをいらないもの箱へ、購買で買ったトランプやらカード麻雀やらをいるもの箱に入れていく。
        ついでにアーニからもらったヒゲもいるもの箱へ。
        「俺の机は粗大ごみの方かな、ゴミはどんどん持ってちゃおうねぇ」 -- カイ 2012-04-12 (木) 00:00:49 New
      • 「今日はそこまで本格的に掃除をするつもりじゃなかったけど」苦笑。
        やる気みたいだし、構わないか。
        「これ、要るかい?」カブの形をした鉄製の提灯を取り出す。 -- 2012-04-12 (木) 00:11:15 New
      • 「何事も早め早めに行動しないとな、この学校で嫌ってほど思い知りました!」
        カブ提灯を見ればハロウィンを思い出す。……まぁ手元にあって悪いものでもない、貰っておくことにした。 -- カイ 2012-04-12 (木) 00:13:11 New
      • 「悪くない心がけだ」
        ぴたり、手が止まる。
        いやな汗が流れる。棚の奥、その箱はあった。
        手を引き、扉を閉める。その箱は、無人島で拾ってきた本が収められた箱だった。 -- 2012-04-12 (木) 00:32:41 New
      • 動きの止まった透を見ればなにか恐ろしい物を見たかのような表情を浮かべていた。
        棚の奥、何があっただろうかと思い返せば無人島での本。
        「それどうする……?」 -- カイ 2012-04-12 (木) 00:37:00 New
      • 「ど…どうするって……」
        救いを求めるような視線。 -- 2012-04-12 (木) 00:45:11 New
      • 「あい、俺が貰います……」
        非常に気乗りはしないがそんな視線を送られたらどうしようもない。
        どこかでお祓いでも何でもしてもらおうと考えて箱を受け取った。 -- カイ 2012-04-12 (木) 00:47:02 New
      • 「そこまで言うなら、カイが持っていきなさい」ほっとした表情で戸棚から離れる。
        じっと件の箱がカイのダンボールに回収される様子を見ている。 -- 2012-04-12 (木) 00:50:53 New
      • なんだか嫌な気配をあえて無視しているもの箱に入れた。これは本格的に乱蔵にお祓いを依頼しよう。
        「よし、これで俺の荷物はおしまい!」 -- カイ 2012-04-12 (木) 00:56:09 New
      • 「思ったよりも少なかったな…。」
        少し寂しげに片付いた事務所を見渡す。残っているのは生活品と自分の着替えくらい。 -- 2012-04-12 (木) 00:59:15 New
      • 「まとめてみるとそうなるよね。ものがなくなるとまた一段と広く感じるなぁ」
        部室を見回してなんとなくしんみり。
        「そういや透は卒業したらどうすんの、街にちゃんと事務所構えるの?」 -- カイ 2012-04-12 (木) 01:05:45 New
      • 「事務所を借りるのにもお金はかかるし、どうしたものかな……」
        「カイのほうはどうするんだい?」ひとまず必要品のダンボールを持ち上げて棚の上にしまおうとして、バランスを崩す。 -- 2012-04-12 (木) 01:24:36 New
      • 「養成校期間中にそこそこ名前も知れたし事務所代払える程度には依頼くるんじゃない?」
        ダンボールを左手で押さえる。透はまぁ、きっと自分で体勢を整えられるだろう。
        「俺は嫁と国に帰るー」 -- カイ 2012-04-12 (木) 01:34:25 New
      • 「きゃっ!」尻餅をつく。カイのお陰で箱の下敷きになることは防げた。
        「そうか。国はどこだっけ?」他人を詮索するのは珍しい。お尻をさすりながら立ち上がる。 -- 2012-04-12 (木) 01:42:40 New
      • 「こっから西にいったハイラーグ皇国ってところ。観光名所も何もない農業と錬金術だけがそこそこ有名な田舎国だよ」
        あと二ヶ月で戻る、そう考えると懐かしいような寂しいような。不思議な気分になる。 -- カイ 2012-04-12 (木) 01:45:49 New
      • 地図を思い浮かべる。結構遠い場所なんだな。いろんな場所から、いろんな人間が集まっていたんだ。
        「学校の外でコンスタントに依頼がもらえるほどの知名度には自信が無いな。」
        一息ついてカフェオレをいれる。ソファーに腰を下ろす。窓から見えるこの景色も、あと2ヶ月か。 -- 2012-04-12 (木) 02:06:43 New
      • 「大丈夫だろ、自信持てって!」笑ってそう答える、透は探偵としてしっかりやってきたと思うから。
        「ま、ここらで宣伝がわりにでもなる大きな事件でも解決できればいいけどな」
        などと言ってみる。そんなものが来る訳無いのは分かっているが。
        「じゃ、俺ゴミ捨ててそのまま直帰するわ。またな」
        いるもの箱といらないもの箱を両肩に担ぎ事務所を出ていった。 -- カイ 2012-04-12 (木) 02:15:13 New
  • 1月元日 - 探偵部・雪 - -- 2012-04-10 (火) 23:10:55 New
  • 12月クリスマス - 探偵部・雪 - -- 2012-04-10 (火) 03:07:09 New
  • 12月某日 - 探偵部・雪 - -- 2012-04-10 (火) 02:35:15 New
    • シャワーを浴び、着替えると落ち着いてきた。
      エアコンの聞いた暖かい部室で温かいカフェラテは甘く、冷えた身体に染み渡る。 -- 2012-04-10 (火) 02:39:20 New
      • どうやってここまで帰ってきたのか、覚えていない。
        それが本当に在った事なのかも。
        あの出来事を証明するのは、目の前の洗濯籠に投げ込まれた泥だらけの汚れた着衣と、机の上の冷たくなった使い捨てカイロだけだ。 -- 2012-04-10 (火) 02:42:47 New
      • 「そういえば…」こんな話を聞いたことがあった。
        桜の木の下には、死体が埋まっている。桜の花は、その血を吸って綺麗な花を咲かせるのだと。
        「莫迦莫迦しい!」
        自分に言い聞かせるように、声を荒げる。
        依頼人にはなんと説明したものだろうか…?もう一度あれを見に戻るつもりは、もちろん無い。 -- 2012-04-10 (火) 02:46:40 New
    • コンコン -- 2012-04-10 (火) 02:47:38 New
      • ちょうど連絡を受けた依頼人が、部室を訪れた。
        走って来たらしく、息の荒い彼女にソファーをすすめ、カフェラテをいれる。 -- 2012-04-10 (火) 02:49:11 New
      • 「口頭でいいですか?それとも、文書にまとめたほうが?」
        口頭で構わないという彼女に、ぽつぽつと、先ほどの出来事を語り始める。
        恐怖のためもあり、お世辞にもまとまってるとはいえない、何度も状況の前後する報告だったが、彼女はうんうんと頷きながら聞いている。 -- 2012-04-10 (火) 02:52:33 New
      • 「信じられない話でしょうけど…。私も、信じているわけではありません。何か幻でも見たのかもしれないし、そのほうが説明も付くと思います。」
        そう締めくくった。これは本心だった。
        彼女は嬉しそうにお礼をいい、現金で残りの報酬を差し出すと、詳しい桜の場所をメモして欲しいと言い出した。
        「まさか、見に行くんですか?やめたほうがいいですよ。信じたわけではありませんが、その…この雪ですし。」
        彼女は一瞬呆けたような表情を向けてから、「え…ええ、そうですよね」と答え、部屋を出て行った。 -- 2012-04-10 (火) 02:56:52 New
    • そうだ、あの顔…!
      桜の木に浮かんでいたあの顔……。
      思い出した。あれは、確かこの学校の男性教師だった。
      何度か話したことがある。
      いつからだったか見かけることも無くなり、辞めたのだと思っていた。
      そう、婚約したとか言っていたから、きっと奥さんの実家にでも行って家業を継いだかしたのだろうと思っていた。

      あの顔は、彼に似ていた。 -- 2012-04-10 (火) 02:58:52 New
      • 窓に目を向けると、その景色の半ばは白くなり始めている。
        「積もるかな…」
        暖かい部屋で、ブルっと小さく身震いした。 -- 2012-04-10 (火) 03:01:07 New
    • あれから数日たった。
      あの日以来、あの女性教師を見ていない。
      辞めたのか、それとも。
      詮索する気は、起きなかった。 -- 2012-04-10 (火) 03:02:13 New
  • 12月某日 - 探偵部・曇り - -- 2012-04-09 (月) 20:09:37 New
    • 彼女が訪れたのは、初雪が降った次ぎの日だった。積もることなく降った雪は水溜りになり、外の風景を何処か陰鬱なものにしている。
      またいつ降り出すかわからない、重い曇り空が拍車をかける。
      「真冬にさく桜を探して欲しい?」
      ずいぶんと莫迦げた話だと、思った。 -- 2012-04-09 (月) 20:20:17 New
      • その女性は、学校の教師だと名乗った。
        いくら大きな学校とはいえもう4年目であり、その女性に見覚えがないのを不審に思い聞いてみれば、最近転勤してきたとの話だった。
        3月で廃校になる学校にわざわざ今頃?と思ったが、調べてみれば確かにこの学校の教師のようだった。 -- 2012-04-09 (月) 20:28:39 New
      • 「そんな在るのかもわからないものに、高い調査費を出すんですか?」
        彼女はこくりと頷く。個人的な興味だといった。
        彼女の懐具合は伺うことは出来なかったが、何かあぶく銭でも手に入れたのだろうか?そういう道楽に大金を出せる身分には見えなかったが、規定どおりの前金を差し出されれば、断る理由は無かった。
        「一応探してみますが、期待はしないでください」
        何となく気が進まないものを感じながらも、確信めいて頷く彼女の依頼を受けたのは、きっと私も興味が湧いたからだ。 -- 2012-04-09 (月) 20:34:10 New
    • ノートパソコンを立ち上げ、学校の地図を呼び出す。
      この学校の敷地内にあるという話だった(つまり調べるのは最低でも敷地内ですむというわけだ!)。
      その中から樹が植えられている場所をピックアップする。もちろん建物の中などは除外である。 -- 2012-04-09 (月) 21:13:10 New
      • その中から桜を探し出す。
        並木と裏山が、一番多くの桜が植えられているようだった。
        樹が植えられているのだから当たり前なのだろうが、どこも昨日の雪でぬかるんでいることが容易に想像でき、顔をしかめる。
        ロッカーからハイカットの山歩き用ブーツをだし、身につけた。 -- 2012-04-09 (月) 21:35:20 New
  • 10月某日 - 探偵部・名月 - -- 2012-04-07 (土) 21:24:41
  • 9月某日 - 探偵部・曇り - -- 2012-04-06 (金) 20:34:32
  • 8月某日 - 探偵部・快晴 - -- 2012-04-05 (木) 21:08:59
  • 7月某日 - 探偵部・うす曇 - -- 2012-04-04 (水) 20:13:25
    • もうずいぶんと暑くなって来た。窓を開けると、部室に温かくも風が吹き抜け気持ちがいい。
      7月だ。この学校で最後の夏が始まろうとしている。 -- 2012-04-05 (木) 06:30:24
  • 6月某日 - 探偵部・雨 - -- 2012-04-03 (火) 19:06:55
    • ドライモードのエアコンが吐き出す冷気。ブラウスの上に肩掛けを羽織り、革張りの事務椅子の背を机にむけ、窓の外をぼーっと眺める。
      しとしとと降る雨はいかにも憂鬱で、部屋の中にいたからといって気が晴れる物でもなかった。 -- 2012-04-03 (火) 22:39:48
  • 5月某日 - 探偵部・晴れ(風強し) - -- 2012-04-02 (月) 19:56:06
  • 3月某日 - 探偵部・晴れ - -- 2012-03-31 (土) 21:46:33
  • 2月某日 - 探偵部・雪 - -- 2012-03-30 (金) 21:23:54
    • 藤色のマフラーとコートをかけ、エアコンの電源をつける。久しぶりの一人の部室。
      冬も峠を超え、来月には春の足音が聞こえてくるだろう。
      こうして部室に一人でいるのは久しぶりのような気がする。湯気のたつカフェオレに息を吹きかけ、ファイルをめくる。 -- 2012-03-31 (土) 05:55:31
  • 正月 - 探偵部・雪 - -- 2012-03-29 (木) 22:19:57
    • 振袖姿で、窓からしんしんと振る雪を眺める。
      積雪の所為かとても静かで、聞こえるのはエアコンの低い唸り声。
      着物を汚さぬように、慎重にかってきたお汁粉を食べる。エアコンの効いた室内で食べる暖かなお汁粉にやや汗ばみつつ、舌鼓を打つ。 -- 2012-03-30 (金) 00:47:38
      • 風呂敷包みを片手に下げて事務所のドアを開ければ振袖姿の透、振袖って初めて見たなぁと思いつつ自分の席へ。
        「あけましておめでとう、今年も一年よろしくな」残り一年と少しだ、どんな事件があるだろうかと少し想像する。 -- カイ 2012-03-30 (金) 00:52:39
      • 「おめでとう。…それは?」
        振袖は町の呉服屋で借りたものだ。所持するには保存が面倒だし着る機会も余りない。
        風呂敷包みに好奇心の目を向けた。 -- 2012-03-30 (金) 00:55:52
      • 「あぁ、これか?」声をかけられて華々しい殺人事件の解決妄想から戻ってくる。
        風呂敷を解くと出てきたのは重箱、中にはおせちが詰まっている。
        「食堂に頼んで作ってもらったんだ、うちで食おうと思ってるんだけど……ちょっと量多すぎるから透も少し食わね?」 -- カイ 2012-03-30 (金) 00:59:46
      • 「頂こうかな」面倒だったので、朝食を抜いてきたところだった。お汁粉ではすこし物足りない。
        事務机から来客用のテーブルに移動する。 -- 2012-03-30 (金) 01:06:29
      • 「よしきた、割り箸貰ってきてよかったわ」自分も来客テーブルに移動し、食堂からもらってきた割り箸を渡す。
        おせちの内容はスタンダードなもので、昆布巻きや黒豆、伊勢海老などなどが入っている。 -- カイ 2012-03-30 (金) 01:21:33
      • 「いただきます」お行儀よく手を合わせ、重箱に箸を伸ばす。
        黒豆を器用につまんで口に運ぶ。お汁粉を食べたあとなので、甘味を感じる感覚が鈍くなっている。 -- 2012-03-30 (金) 01:37:35
      • 「黒いものってあんまり食わないからなんかこう不思議な気分」変な箸の持ち方でこちらも黒豆を食べ。
        「透は東の方出身なんだっけ」 -- カイ 2012-03-30 (金) 02:12:48
      • 「実家は…この近くだよ」眉をひそめる。実家は嫌いだ。だから、こうして正月にも帰らずにいる。
        出身は鎌倉だったがここではぼかしているのだ。
        甘くないもので口の中をリセットしようと酢の物に箸を伸ばす。 -- 2012-03-30 (金) 02:21:18
      • 「そうなのか、名前が漢字だからてっきり。あぁでもここ出身でも漢字名はあるか」誤魔化されれば素直に信じる……フリをする。
        言いたくないのなら聞かない方がいいだろう。彼女が酢の物に箸を伸ばすのを見つつ自分は栗きんとんを食べる。 -- カイ 2012-03-30 (金) 02:25:05
      • 口の中をリセットし、満を持して伊達巻に。甘い!
        「お茶をいれてくるよ」気分をリセットしよう。扉を開けて給湯室へ。 -- 2012-03-30 (金) 02:38:26
      • 「あ、お願い。しかし。めっちゃ美味いな……」給湯室に向かう透を見送ると食べ切ってしまわないように適度に食べる。
        外は雪、帰る頃には止んでいればいいのだが。 -- カイ 2012-03-30 (金) 03:26:44
  • クリスマスイブ - 探偵部・雪 - -- 2012-03-28 (水) 23:45:50
    • パーティーから戻り、コートをかける。
      エアコンのスイッチを入れ、藤色の薔薇のコサージュを外して髪を解きながら部屋が暖まるのを待つ。
      その間にコーヒーを淹れようと思ったが、白いドレスが汚れるといけない。おとなしく温まるのを待って、ドレスを脱ごうと背中のファスナーに手を伸ばす。 -- 2012-03-29 (木) 02:10:11
  • 11月某日 - 探偵部・曇り - -- 2012-03-27 (火) 23:42:48
  • 10月某日 - 探偵部・曇り - -- 2012-03-25 (日) 23:57:48
    • ホワイトボードには怪人カブ頭の正体を暴くの文字。
      「さて、改めてまとめよう」
      キュッキュッという音を立ててホワイトボードに文字が書き込まれる
      ・一つ、それはカブ頭
      ・一つ、それは教師の中にいる
      一つ、それはハロウィンに参加していることkらイベント好きである可能性が高い
      一つ、それは口調がわりと丁寧
      「こんなところかしら?」 -- 2012-03-26 (月) 22:08:54
      • 「だなー、それ以外に特徴ってなんかあった? 背とかはなんか変動してたし……」
        椅子には座っているもののすでに仮装して遊びまわる気満々の助手、どこかそわそわしている。 -- カイ@触手 2012-03-26 (月) 22:14:44
      • 「シークレットシューズかな?どちらにせよあれでは背格好は特定できないな」
        少し考え「これ以上は考えても無理かな。あとは実際調査するしかなさそうだ」 -- 2012-03-26 (月) 22:20:31
      • 「実際調査するっていうとー……先生のとこ出歩けばいいのかな?」触手をひねる、すでに何人かの教師のところに顔は出しているが……。 -- カイ@触手 2012-03-26 (月) 22:30:25
      • 「そんなところだね。僕も何人か候補には挙げているけれど」
        趣味の悪い仮装だな。と眉をひそめる。 -- 2012-03-26 (月) 22:46:38
      • 「あとは……当日いなさそうな先生も除外かな? まぁ少し出歩いてみよう、行ってくるわー」
        言うが早いか部室から飛び出し教師の元へと向かった。 -- カイ@触手 2012-03-26 (月) 22:55:54
    • 「カブというものを、もっと違う角度から見なくてはいけないのかもしれない」
      自信のあった二人は、シロだった。
      ノートパソコンを開き、カブについて少し調べてみることにする。 -- 2012-03-27 (火) 00:32:44
      • 「クラーニオン先生かと思ったけどいないっぽかったから多分違う……」少々疲れた様子で部室に戻ってきて椅子にもたれかかる。
        何を調べているのだろうかと座ったまま移動してノートパソコンを覗く。 -- カイ@触手 2012-03-27 (火) 01:32:54
      • そこは僕もいこうと思ったんだと苦笑。
        モニターにはミル貝と呼ばれるサイトが映っている。有志による辞典のようなものだ。
        カブの項目をクリックすると、カブに関する簡単な知識が書き込まれている。それと教員名簿を見比べているようだ。 -- 2012-03-27 (火) 02:00:00
      • なんだか欲しがりな顔をした男が上部に写っているな……と思うが書いてある内容はかなり正しい。
        「やっぱりカブがヒントなんだろうなぁ……」 -- カイ@触手 2012-03-27 (火) 02:10:12
      • 「カブくらいしか、絞り込めそうなヒントがない…ともいえるね」
        ミルクのたっぷりはいったカフェオレを飲む。口をつけないうちにすっかり冷めてしまった。 -- 2012-03-27 (火) 02:22:10
      • 「なんか他に無いかなぁ……あ、食う?」調査のついでに貰ってきた大量のお菓子を透に見せて。 -- カイ@触手 2012-03-27 (火) 02:56:22
      • 「もしかして、そっちがメインだと思ってる?」呆れながらもお菓子の中からコーヒーに合いそうなものを一つ選ぶ。
        農園部にも聞いてみたが、巨大な株と教師の間に関係を持たせられるようなめぼしい情報は無かった。 -- 2012-03-27 (火) 03:27:20
      • トリックオアトリート!(勢い良く探偵部のドアを開ける) どうでしょう私の正体分かりましたか? -- カブ頭? 2012-03-27 (火) 03:31:34
      • 「こっちがメインじゃないの? 楽しめれば良いじゃん」こちらはクッキーをサクサクと食べていると急に開くドア、ビビる。
        完全に油断していたのでクッキーを落としそうになった。 -- カイ@触手 2012-03-27 (火) 03:39:53
      • なに言ってるのよこの子は?という表情でカイを見る。
        「何人か当たってみたけれど…駄…芳しくは無いね」
        見られないよう、ぱたりとノートパソコンを閉じる。 -- 2012-03-27 (火) 03:59:27
      • おやカイくんは随分とハロウィンを楽しんでいるようですね ありがたいことです
        透さんは・・・私の依頼の方に夢中になりすぎましたかな?(二人の格好を見比べ)
        さてハロウィンと言えばカボチャですが私はカブをかぶっています それは何故でしょうか(調べてもいいですよとノートパソコンを指し) -- カブ頭? 2012-03-27 (火) 04:07:59
      • 「なぜって…」それを調べてるのよという言葉は飲み込む。
        いらだたしげに小さな指先がコンコンと机を叩き
        「名前の由来かしら?」頭を意味する「かぶり」が名前の由来だという文字が目に入る。 -- 2012-03-27 (火) 04:35:49
      • ふふふ・・・残念ながら違います(苛つかないでくださいよと軽い声が更に透を苛つかせる)
        本来ならばこのカブこそがハロウィンに使う野菜として正しいからですよ(ぼぅとまるで中に明かりがあるかのように目と口が光る)
        カボチャよりもこちらの方が体に合いますからね(その光はゆっくりと強くなっていき)

              シュボッ

        (フラッシュのような閃光が走ったかと思うとその場に残っていたのはカブの形をした鉄製の提灯と結構な額の金銭だけであった) -- カブ頭? 2012-03-27 (火) 04:48:40
      • カブ頭の言い方に、思わず机を打って椅子の音も高く立ち上がりかける。
        突然発光をはじめたカブ頭に「きゃっ!」と悲鳴をあげ目を瞑る。
        目を開いたときには怪人の姿はなく、残念賞とでも言うのかお金と提灯。
        文句を言う相手を失い、机の上の小さなキャンディーを口に入れてカイに「もうちょっといいお菓子はもらえなかったの!」と八つ当たりをする。
        画面のハロウィンの項目に飛んで見れば果たしてカブ頭の言うとおりで
        「アプローチの仕方が違ってたようね……」ぐったりソファーに沈んだ。 -- 2012-03-27 (火) 07:49:42
  • 9月某日 - 探偵部・曇り - -- 2012-03-25 (日) 17:53:07
    • すみませーん 誰かいませんかー?(大きなカブをくりぬいて頭にかぶった性別不詳の人間がやってくる) -- カブ頭? 2012-03-25 (日) 19:39:35
      • 「入って良いわよ」
        声をかけると、事務所の中から返事がある。よくとおる少女の声。 -- 2012-03-25 (日) 20:27:55
      • 誰もいないかと思いましたよ どうもこんにちはー(入ってくるカブ頭)
        どうもどうも 何やらここで色々調べてもらえるそうで 来月ハロウィンなのは知ってます?(軽い雰囲気をまとった男女どちらともつかない声でまくしたてる) -- カブ頭? 2012-03-25 (日) 20:32:20
      • 「そういえば、そんな時期だね。もちろん、報酬しだいで依頼は受けるよ。ところで君は?」
        窓際の事務机に腰掛け、まだまだ話しつづけそうな相手の言葉をいったんさえぎる。 -- 2012-03-25 (日) 20:36:35
      • めっちゃ変な人だ……と思いながら助手は静かに机で事務をするフリをするのだった。 -- カイ 2012-03-25 (日) 20:47:17
      • おっと失礼まだそれは秘密ということで 依頼の内容にも関係ありますからね
        来月この学校でハロウィンイベントが行われます 友人や先生のもとを訪ねる口実だそうですが・・・
        そこで一つどの先生のお菓子が一番豪華かを調べていただきたい -- カブ頭? 2012-03-25 (日) 20:47:19
      • 「そんなイベントが、ねぇ…」
        あごに人差し指を当て、軽く思案。
        「つまり、その豪華なお菓子をくれる先生のところにご馳走になりに行きたい。と、いうことかな?」
        だとしたら割に合わないと思うけど…と続ける。報酬に見合うようなお菓子を配る教師がいるだろうか?居るのかなぁ?中にはいるのかもしれない。物好きなものもいると聞く。 -- 2012-03-25 (日) 20:58:40
      • そんな感じで 興味本意なところが多いのですけどね
        できれば実際に回ってもらいたいところですが・・・人数が多いですしね(行間で構いませんよとカブの向こうの瞳が告げる) -- カブ頭? 2012-03-25 (日) 21:06:59
      • 来月はハロウィンを出歩くつもりではあったがざっと教員の数をかぞえると40人、流石にこれは多すぎる。
        どうするのだろうかと透に視線を送った。 -- カイ 2012-03-25 (日) 21:09:56
      • 「直接行かなくても、アンケートを入れておいてあとで回収するという手もあるけど…。他には豪華なものは目立つだろうから話題にもなりやすいし、教室で噂集めとか……」
        (素性を隠すことと、この依頼に何の関係が有るのかしら…)むしろそっちのほうが気になった。 -- 2012-03-25 (日) 21:55:12
      • ふふふ(透の視線に気づくと小さく笑い)
        実はこのカブ頭教員なんです ですので私のところにも遊びに来てくれたらなというちょっとした下心もありありで
        見事正体がわかったら報酬も上乗せしましょう -- カブ頭? 2012-03-25 (日) 22:07:28
      • 「と、いうことは。アンケートも噂集めもダメということだね。」
        にやりと笑い。
        「では、こうするのはどうかな?一番豪華なお菓子を探すのではなく、君…失礼、先生の正体を当てる。というのは?」 -- 2012-03-25 (日) 22:10:45
      • それでも構いません 探偵部の手腕楽しみにしていますね -- カブ頭? 2012-03-25 (日) 22:19:22
      • 「やってみよう」
        さて…カブ頭の手がかりをまとめよう
        ・カブを被っている
        ・声からは性別はわからないが、口調は割りと丁寧
        ・背の高さ
        ・お菓子を用意している
        こんなところだろうか? -- 2012-03-25 (日) 22:29:15
      • それでは10月か11月に答え合わせと行きましょうね(不敵な笑い声を浮かべ去っていくカブ頭、身長は高くもあり低くもあり普通にも見えたのだった) -- カブ頭? 2012-03-25 (日) 22:39:35
  • 8月某日 - 探偵部・晴 - -- 2012-03-25 (日) 03:58:17
    • 「そうですか…」老婦人は、本を閉じる。心なしかほっとした様子だった。
      成功報酬を本の横に置き、老婦人は席をたった。

      あの人は恨んでいなかったかもしれないけれど、あの時私がちゃんと助けを呼んでいれば、あの人も愛する人の元へ帰れたのかも…しれませんね

      小さくお辞儀をし、事務所を出て行った。 -- 2012-03-25 (日) 04:34:42
      • 「あ、なんか俺が来てから初めてちゃんと依頼成功した気がする」本の横に置かれた報酬を数える。
        それにしても謎が残るのはあの指輪だ、一体どこに消えてしまったのだろうか……。 -- カイ 2012-03-25 (日) 10:51:17
      • 「ま…それなりに役に立つって認めてあげるよ」
        「それよりも…」引っかかっていることがあった。
        帰って落ち着いてみてみれば、それがなんなのかがわかった。
        日記には、確かに『潮が引くと音がする』と書いてある。しかし、洞窟に入ったときは満ち潮。出る時は満潮に近い状態だった。
        だったら、あの兵士が間違っていたのだろうか?
        それも考えにくい。あの遺体の場所まで、海水が来ていた。潮が引いているか満ちているかを知らないはずがない。
        それに、彼はあの暗闇の中でこの日記を書いたというのだろうか?
        もしかしたらこの日記は死者の……。
        「……なんでもないわ」
        本は二度と目に入らないよう、棚の奥にしまった。 -- 2012-03-25 (日) 12:04:08
      • 「それなり……」渋い顔をするが、これも彼女なりの照れ隠しと受け取っておく。
        何かを言おうとしてやめる透に少し不満感を覚えるが詳しくは聞かないことにして、本が仕舞われるのを見る。
        その後、彼女がいない時にこっそり本を読み直しその矛盾に気付いたとか気付かなかったとか。 -- カイ 2012-03-25 (日) 12:17:37
  • 臨海学校 - 洞窟の奥 - -- 2012-03-25 (日) 02:50:09
    • 「や、やだ…まって!」四つんばいでカイのあとを追う。 -- 2012-03-25 (日) 02:50:48
      • 本の装丁は立派で、そのお陰だろう長い年月の間、何とか形を保っていた。
        タイトルはすでに色あせて読めないが、有名なおとぎ話の本だった。
        しかし、その余白にこの獣人が書いたものであろうメモが残されていた。 -- 2012-03-25 (日) 02:52:56
      • しゃがみこんで透にも見えるようにして、ページを捲ってゆく。
        「メモがあるな」指を当て読み上げる。 -- カイ 2012-03-25 (日) 02:55:53
      • 黄金暦 年(日付は読めない)の軍かんと交戦。形せい不利。私は戦とう中、沈没する(腐食して読めない)から逃げ出した。何日ひょう流したのだろうか?多分1日にもみたないのだろう。私は島に流れ着いた
        私の足は戦とうのときに負ったけがですでに用を成していなかった。あつい。
        身体を引きずりながら、日差しをさけて洞窟ににげこむ。
        -- 2012-03-25 (日) 02:58:27
      • 「どこかの軍人か」
        だからこその水兵服。メモは要点がまとまっており、この状況に陥った理由が簡単に推測できる。
        先はないものかと更にパラパラと本をめくる。 -- カイ 2012-03-25 (日) 03:03:11
      • 敵にみつかれば、捕まって処刑されてしまう。私は奥へ奥へと逃げる。帰ったらわたそうと思って持っていた指わが無いことに気づいた。探しにいこうにも、もうからだがうごかない。すまない(読めない文字)。 -- 2012-03-25 (日) 03:03:37
      • 指輪はこの獣人の持ち物であったのだろう。ここに逃げこむ際、入り口で落とし老婦人がそれを拾ったということか。
        その先、幼き日の老婦人についての事が書いてないかとめくる。 -- カイ 2012-03-25 (日) 03:07:51
      • どうやら潮が引くとどこかに風の通り道ができるらしい。火山島なのだろう、どこからか噴出したガスの悪臭が、ただよう。まるで人の声のようだ。このどうくつに入ってから、さらに時間の感覚はなくなつて言った。もちだした食料もなくなつてかなりの時間がた〜た。もう、身体もうごかない。
        なぜ私はにげてしまつたのだろう?今はてきに捕まることよりも、このままこどくにしんでゆくことがおそろしい。
        私はどこにいるのだろろ?この世界には私以タトのだれも在在しないのか?さびしい。
        -- 2012-03-25 (日) 03:08:40
      • なるほど、この泣き声は亡霊の物でもなんでもなく風の通る音であったか。そしてこの獣人はこの洞窟で一人孤独と戦っていた。
        ここから出ようにも足を怪我していて出ることはできなかったのか。ページをめくる。 -- カイ 2012-03-25 (日) 03:12:56
      • 黄金れき 年   わたしは であつた! そのしょうじょのかおを わたしはわすれることができない  わたしはひとりではなかつた! ああ…ありがとう。さいごに、ひとにであえてよかった。これでわたしも(穴があいていて読めない)…先に 幸せに なつ…… -- 2012-03-25 (日) 03:14:28
      • メモはここで終わっていた。 -- 2012-03-25 (日) 03:14:51
      • 獣人は孤独の中で死ぬと思っていた、しかし最後にあの老婦人に会い死んだのだ。
        感謝こそすれ、彼女は恨まれてなどいなかった。
        「暗くて寂しかったんだろうなぁ……」
        出来ることならこの骨を埋めてやりたいが全てを持っていくことは無理だ。
        色々考えたが頭蓋骨を外し小脇に抱える。
        「透はこれ持って」メモの書かれた本を差し出し。 -- カイ 2012-03-25 (日) 03:21:13
      • 「え、ちょっと!?」もって帰るの!?という表情。
        カイが頭蓋骨に触れると、「ひっ」と小さく悲鳴。
        本をポーチにしまい、火山性のガスの匂いのなか、もと来た道を戻る。
        来たときよりもさらに潮が満ちていたようで、入り口は胸まで水没する高さになっていた。 -- 2012-03-25 (日) 03:25:19
      • 出口が近づけばライトを仕舞い、頭蓋骨を頭の上に載せるようにして海水に浸かりながら洞窟から出る。
        外に出ればその太陽光に少しだけめまいを覚えた。
        その後頭蓋骨を浜辺近くに埋めてやり、
        「これで依頼は終了?」 -- カイ 2012-03-25 (日) 03:30:03
      • 「そ、そうね…」濡れて張り付くキャミソールに黒いブラがすける。すそを絞りながら、カイから距離を取りつつ答える。
        一緒に埋めておこうとポケットを探る。…が、指輪がどうしても見つからない。洞窟に入る前には確かにあったのに。 -- 2012-03-25 (日) 03:34:17
      • 全く意識せずに振り向いたら透けブラ、どんな顔をすればいいのか分からず勢い良く顔をそらす。
        「ん? もしかして指輪無くしたのか?」 -- カイ 2012-03-25 (日) 03:36:23
      • 「そう…みたい。洞窟に入るまではあったんだけど……」首をかしげる。
        指輪の入ったハーフパンツのポケットには蓋が付いていて、ボタンもきっちり留まっていた。 -- 2012-03-25 (日) 03:38:00
      • 「海水につかって溶けたとかそんな馬鹿な話は無いだろうし……」
        考えても答えが出るものでもない。首を捻っても指輪が消えたことについてうまい説明は思いつかない。 -- カイ 2012-03-25 (日) 03:41:09
      • 「隙間から落としたのかしら?」それで納得するようにする。
        それ以上指輪のことについて考えるのは厭だった。ぶるるっと大きく震える。
        「もういいでしょ?早く帰りましょう……」
        遠く空に、分厚い雲が見える。早く戻らないと雷雨になりそうだ。 -- 2012-03-25 (日) 03:43:17
      • 「おっとそうだな」雨の中海に出るのは避けたい。置いてあったゴムボートに乗り込むと、そのまま無人島を後にした。 -- カイ 2012-03-25 (日) 03:49:08
  • 臨海学校 - 無人島の洞窟・闇 - -- 2012-03-25 (日) 00:51:54
    • 「怪物じゃない。多分、指輪のサイズからすると獣人か…多分人間よりも手の大きい。刻まれてる言葉からこれは婚約指輪なんだと思う。何か住み着いてるとしたら、今はわからないけど…きゃっ!」
      話しながら歩いた所為だろう、湿気の強い洞窟内の床は苔むして滑りやすく、ビーチサンダルはそういった場所を歩くのに向いてはいなかった。
      よろけた拍子にしたたかに壁に背を打ち付ける。
      肩から落ちた鳥は、ちょうど挟まれる形となり…もろくも圧壊した。
      「ぐふ…」挟まってつぶれる痛みが鳥から透に返り、胸を押さえる。 -- 2012-03-25 (日) 00:58:46
      • 「なるほど、獣人かぁ……」たしかに人間の指には大きい指輪だった、しかしそれが何故洞窟に……。
        その時後ろですべるような音、慌てて振り向けば透が胸を押さえている。
        「ど、どうした!?」暗がりで何が起こったのかよく分からず、左手を腰の短剣に添える。 -- カイ 2012-03-25 (日) 01:06:55
      • 鳥が壊れ、視界がやみに閉ざされる。
        「だい…じょぶ……」怪我は無い。痛みだけだ。フーフーと息を吐き、整える。
        「平気、奥で見たっていう亜人の指輪なんじゃないかしら?」ゆっくりと壁から身を放し、視界が悪くなったのでカイの腕を握る。 -- 2012-03-25 (日) 01:16:44
      • 腕を急に握られ驚くが、それで鳥が壊れたことに気付いた。
        「なら行くか」本当に平気かは置いておくとして、透が平気というのなら先に進む方が怒られなくていい。
        先程よりも更にゆっくりと、足元を照らしながら進む。
        「なんでその亜人はこんな洞窟なんかにいたんだろうな」 -- カイ 2012-03-25 (日) 01:25:01
      • 「それを調べに、来たんでしょ」責めるように腕をつかむ手に力をこめる。本人は握りつぶすつもりだが、かなり非力だ。
        だんだんと洞窟の闇が濃くなり、傍らの水面からも光が失われていく。
        水滴が落ちる度に、その音にびくりと身体を震わせる。 -- 2012-03-25 (日) 01:29:23
      • 「探偵的には目星がついてるのかと……いたたたた」痛くはない、しかしそういう流れであるからして。
        周囲の闇の深さにかなり奥まで来たことを知る。水音が聞こえる度彼女が震えるのが分かった。
        あの老婦人は子供の頃にこの闇を一人で進んだのだろうか。それはそれで、すごい。 -- カイ 2012-03-25 (日) 01:34:14
      • 「指輪一個でそんなのわかるわけないじゃない」あくまで透の探偵としての資質は鳥による偵察能力のみだ。もしかしたら頭のいい人間なら目星は付いているのかもしれない。
        子供の行動力というのは、時折大人の想像をはるかに超えるものだ。あの老婦人も、子供のころはやんちゃだったのかな?などと考えていると

        ウォォォォォォォォォォォォォォォォム -- 2012-03-25 (日) 01:38:51
      • 「まぁ、そうだよな……」透にわからないのなら自分だって分からない。
        突然の音に一瞬身体が震える、声か、それともただの音か。確かめるために、前へ。 -- カイ 2012-03-25 (日) 01:48:08
      • 「ひっ!」
        これがあの、亡霊の泣き声だろう。いたのだ!本当にいたのだ!
        思わずカイの手を放し、ぺたんとしりもちをつく。ハーフパンツがぐっしょりと濡れる。
        「ちょ、ちょっと!カイっ!カイっ!!!」
        先に進んでしまう懐中電灯の光に、泣き声をあげる。 -- 2012-03-25 (日) 01:54:28
      • 歩みを進めようとして、それが勇み足だったことに透の声で気付く。腕に彼女の手の感覚はない。
        「わり、ちょっと興奮しちゃって……」
        情けない声の透に懐中電灯を向けると、水たまり。見なかったことにして光をまた前に戻す。
        「立てそうか?」 -- カイ 2012-03-25 (日) 01:59:35
      • 「ば、ばか…っ」戻ってたカイに文句を言う声も弱い。
        「潮溜まりにころんじゃったみたい…」カイに向かって手を伸ばす。
        うっすらと悪臭が漂ってきている。 -- 2012-03-25 (日) 02:03:33
      • 「転んだのは二度目か、やっぱビーサンじゃキツイかったな」伸ばされた手を取り引き起こす。
        ツンとしたにおいは完全にそれだが知らないふりをするくらいのデリカシーはある、あるのだ。
        あぁそういえばスポーツドリンク一気飲みしてたもんなぁ、そうもなるよなぁ。とは思うが言わない、言えっこない。
        「進むぞ?」 -- カイ 2012-03-25 (日) 02:08:33
      • 「うん…」
        不気味に響く音のなか、洞窟の奥を目指す。
        聞こえるのは亡霊の泣き声と、水の音。
        だんだんと悪臭が強くなってきたかな?と思われたその矢先。
        「きゃあっ!!」
        警戒するように動くライトのなかに亡霊を見る。

        しゃがみこみ、がくがくと震えながら泣き出す。
        果たしてそこにあった物は、水兵の服を来た人間の……骨だった。 -- 2012-03-25 (日) 02:15:35
      • 音のする方へ近づけばあったのは骸骨、突然現れたので一瞬身体が強張るが自分以上に透が驚いているので冷静になる。
        詳しく調べに行きたいが、流石に置いていくわけにもいかない。遠くから観察してみる。
        水兵の服を着ており、大きさ的には人間だろうか? しかし何でまたこんな所に……。
        「おい、透、おい、もうちょい近づくぞ」 -- カイ 2012-03-25 (日) 02:26:28
      • 「え?だ、だめ…っ!呪われたらどうするのよ!?」
        潤んだ目がカイを見上げる。

        指輪を盗んで、彼を見捨てた私は…恨まれているんでしょうね

        骸骨の四肢は人間に比べると大きく、顔はよく見れば猫科だろうか?動物に酷似していた。正確な年代は把握できないが、かなり古いもののようだ。 -- 2012-03-25 (日) 02:29:29
      • 透はそこから動こうとしない、仕方なくもう一度そこからしっかりと観察する、人ではない、あれは獣人の骨格だ。
        そう、学校の同級生でもあったダー・フェンザーもきっとあんな骨格をしていたに違いない。
        不意に老婦人の言葉を思い出す。
        「あの人は……この獣人を見捨てた?」だとすれば、なにか死因を特定できそうなものがあるはずだ。
        ライトで骨を照らし、何かないかと探る。 -- カイ 2012-03-25 (日) 02:36:06
      • 骨の傍らに、ぼろぼろになった本のようなものが置かれている -- 2012-03-25 (日) 02:45:29
      • 警戒しながら骨へと近づき、本を拾い上げる。
        「おい、なんかあったぞ」そしてライトで照らしながら本を読み始めた。 -- カイ 2012-03-25 (日) 02:48:27
  • 臨海学校 - 沖の無人島・晴 - -- 2012-03-24 (土) 21:34:16
    • ゴムボートの揺れに、なんども文句を言いながら島に到着する。
      柔らかな船底はかなり不安で、船に酔ったことは無かったが到着するころには冷や汗をぐっしょりかいていた。
      最も、この天気であるからそうでなくても汗びっしょりではあるのだが。
      面積の少ない黒いビキニとは変わり、活動的なキャミソールとハーフパンツ。ベルトに丈夫なポーチ(アウトドア用のやや大きいサイズ)をつけ、足はサンダル、麦藁帽子を被っている。 -- 2012-03-24 (土) 21:42:17
      • 「揺れるのもしゃーなしだな」
        こちらは冷や汗とは別の漕ぎ疲れによる汗をかき、ボートが流されないように波打ち際から離れたところへ持っていく。
        ザックから安全靴を取り出して履き、スポーツドリンクを飲んで小休止。 -- カイ 2012-03-24 (土) 21:46:59
      • 「それ、私にもちょうだい」砂浜に座り込み、一休み。
        件の島は、海岸の喧騒とはまるで世界が違うかのように静まり返っていた。
        島の中央にそびえる火山は、すでにその活動を停止してかなりの年月が経っている。
        島の正面に広がる砂浜に、ボートは着いた。
        島についていくつか海の家で話を聞くことが出来た。
        島の名は「泣き島
        昔は別の名前があったようだが、今はそう呼ばれている。海の家のウェイターは、その由来についても話してくれた。
        聞かなければよかったと後悔しているが……。
        曰く、この島には亡霊が棲んでいる。その証拠に、この島からは時折恨みがましい亡霊の鳴き声が聞こえる。
        今では漁師も近づくことはなく、住民は誰が言い始めるでもなく禁忌の島として扱われていた。 -- 2012-03-24 (土) 21:54:15
      • 透にスポーツドリンクを渡し、短剣を腰の後ろに差す。これでだいたい準備は完了だ。
        ――ひでぇ名前だ。
        島の通称にそう思う。何事もなければいいのだが……。
        「で、洞窟ってどこなんだっけ?」
        確か岩場だとか言っていたのは覚えているが……。 -- カイ 2012-03-24 (土) 22:02:32
      • 「ありがとう」うけとり、ごくごくと喉を鳴らしながら一本飲み干す。
        去り際の老婦人の言葉。
        指輪を盗んで、彼を見捨てた私は…恨まれているんでしょうね
        それが、島のうわさと妙にリンクする気がして、小さく震えた。

        「島の東側から南側が岩場になっているわね。洞窟は改めて偵察しないと…」
        手を掲げ鳥を3羽、飛ばす。
        鳥は尾を引きながら岩場へ向かって飛んでいく。 -- 2012-03-24 (土) 22:08:00
      • 夏場の水分補給は重要である、重いとはいえ何本か持ってきてよかったと飲み干す透を見ながら思う。
        少し震えた彼女を見なかったことにするくらいのデリカシーは流石にあった、しかし何を思ったのだろう。
        「やっぱ便利だよなぁ……」
        飛んでいく鳥を眺め呟く。この情報収集能力は素直に羨ましい。 -- カイ 2012-03-24 (土) 22:14:51
      • カイのつぶやきに得意げに胸を張る。程なくすると、一匹の鳥の視界に洞窟が映った。
        「見つけたわ。」二匹を戻して着陸させ、残りの一匹は洞窟の前に待機させた。
        「行くよ!」
        暗くなる前に…。という言葉は飲み込んだ。 -- 2012-03-24 (土) 22:17:52
      • 薄い胸を張ってる……という思いはおくびにも出さず、真面目な顔でその声に頷き、その後を追うのだった。 -- カイ 2012-03-24 (土) 22:19:43
      • 足場の悪さに何度かよろけながら、洞窟の前に立つ。中は暗く、視界が悪い鳥は肩に止まらせて暗視装置として使うことにした。
        洞窟は海面に近い高さにあり、満ち潮が近い現在は膝の高さまで入り口が沈んでいる。
        ごくり…つばを飲み込み、ちらりとカイを見る。
        「いくわよ…」先に立って洞窟に入ったのは、強がりだ。 -- 2012-03-24 (土) 22:27:39
      • 目を細めてみるが中はあまり良く見えない、マグライトを取り出し、片目を塞いでおく。
        先に入っていく透を追うようにざぶざぶと音を立てながら洞窟の中へ。
        「ライトつけるぞ?」
        目がやられないように言ってからマグライトをつけると洞窟の一部が円状に照らされた。
        彼女の前に出て、洞窟の奥へと進んでいく。 -- カイ 2012-03-24 (土) 22:36:28
      • 中に入ると、通路の右側がスロープ上になっていて、水から上がることが出来る。なるほど子供の好きそうなロケーションかもしれない。
        鳥の暗視能力は高く、洞窟の中は昼間のように見える。ライトの光に対しても上手く順応する。どんな仕組みなのかは透にもよくわからない。
        視界がよければ何も恐れるものはない、先に立って足早にどんどん奥へと進む。

        パラッ…

        頭上から小さな破片が落ち、続いてもろくなっていたのだろう大きなつらら状の岩が、透の頭上から落ちる。 -- 2012-03-24 (土) 22:46:12
      • 入部して数ヶ月、すでに分かってはいたが強気な女の子だなぁ、とまた先に出た透の背を見ながら再確認。
        競争になってもいいことはなさそうなので三歩下がってついていくことにした。
        そこに岩が崩れるような小さな音、頭上を見れば今まさに岩が落ちようとしていた。
        マグライトのスイッチを切り、その柄で落ちる岩を横から叩いて弾き飛ばす。
        ボチャン、と見ずに落ちる音がした。
        「危ないから気を付けろよ……」マグライトを点灯し。 -- カイ 2012-03-24 (土) 23:03:26
      • 「え…ありがとう……」
        なまじ、見えるだけに視界にはいらない危険に対しては逆に鈍かった。
        岩の落ちた青い水面にはすぐに静かになった。
        「気をつけて…進みましょう」足取りは慎重になり、自然とカイのすぐ後ろを歩く形になった。 -- 2012-03-25 (日) 00:35:13
      • 「ん、分かってくれて光栄」
        前になったので慎重に歩を進める、たしか進んだ先には怪物がいるのだったか。
        数歩進んでは後ろを確認する、洞窟に二人分の足音が響く。 -- カイ 2012-03-25 (日) 00:47:24
  • 8月某日 - 探偵部・晴れ - -- 2012-03-24 (土) 06:49:00
  • 7月某日 - 探偵部・夕立 - -- 2012-03-24 (土) 00:04:19
    • ザァーという激しい雨音。まだ日もある時間だというのに外は夜のように暗い。その所為なのか、気温はあまりあがらずかといって湿度は梅雨に戻ったかのようで、除湿モードのエアコンが送り出す風は冷たく肩にショールをかけている。
      来客用のソファーに座っているのは年のころ60前といったところだろうか?落ち着いた雰囲気を持つ婦人だった。
      婦人はポケットからハンカチを取り出し、それをゆっくりと開く。中からでてきたのは、銀も黒ずんだ古びた指輪だった。
      「これは?」指輪を覗き込み、問う。ずいぶんと長い間手入れをしていないように見える。 -- 2012-03-24 (土) 00:07:41
      • 婦人は瞳を閉じ、何かを思い出すようにしながら口を開いた。 -- 2012-03-24 (土) 00:08:44
      • あれは、私が12…いえ、11の頃だったでしょうか?
        私はその事件が起こる前の年、海辺の街に引っ越してきていました。
        あの夏、私は沖にある無人島に遊びにいったのです。
        -- 2012-03-24 (土) 00:16:15
      • 今では私も彼ら…亜人達のことはよく知っていて、友人達にもその仲間がたくさんいます。
        (いとしいものを撫でるように、老婦人は左手に嵌まっているきらきらとした婚約指輪を撫でる)
        しかし、当時の私はそんなことを知りませんでした。
        私は岩場で洞窟を見つけました。こどもというものはみんなそういうものでしょう?私もそうだったんです。
        奥には何があるんだろう?高鳴る胸をおさえ、洞窟に入って行きました
        -- 2012-03-24 (土) 00:20:21
      • 老婦人はコーヒーを一口飲む。 -- 2012-03-24 (土) 00:21:32
      • 少しはいると、足元できらりと光るものがあったんです。それが
        テーブルの上の古びた指輪を指差す。
        指輪はやや大きく、裏側に何か文字が刻んであるようだった。
        この指輪でした -- 2012-03-24 (土) 00:22:51
      • 宝物を見つけた私は、大喜びで洞窟の奥へ奥へと進んでいきました。
        当時の私は、何も知らず幼かったのです。
        その洞窟の奥には怪物…そう、当時の私には彼がそう見えたんですね。怪物がいました。
        今思えば酷い怪我をしていたようでした。
        しかし、当時の私は幼かったのです。
        私は、すでにどう来たのかわからなくなっていた道を必死で戻り、外にでました。
        -- 2012-03-24 (土) 00:34:21
      • 以来私はあの島に近づくことはありませんでした。
        臨海学校の場所が、あの時済んでいた町だったからでしょうね。思い出したんです。
        -- 2012-03-24 (土) 00:37:06
      • その洞窟で何が起こっていたのか?今も何か痕跡が残っているのか、調べて欲しい。
        そう言って老婦人は、古びた指輪を残し、帰っていった。 -- 2012-03-24 (土) 00:39:08
      • 「てことは来月の臨海学校、お仕事?」
        黙って聞いていたが老婦人が帰っていくのを見送ると透に一言。 -- カイ 2012-03-24 (土) 00:48:39
      • 臨海学校には行くつもりだったのでちょうどよい。ついでに仕事にもなるのだ。
        「そうだね。申し込んでこないと……。」

        バリバリッ!!

        言葉をさえぎるように閃光、そして轟音。
        どうやら近くに落ちたらしい。びくっと震えて耳をふさぐ。 -- 2012-03-24 (土) 00:58:04
      • それならば色々と持っていくものもあるだろうと荷物を頭の中で構成し直す。
        そこに閃光と轟音、嬉しそうに窓に貼り付き何処に落ちたのかを確認する。
        「今結構近かったよ……な?」
        振り向けば透は耳を押さえていた、雷嫌いなのか。 -- カイ 2012-03-24 (土) 01:05:07
      • 窓から見える範囲にはそれらしいものは見えない。
        「ちょっと吃驚しただけよ」まだドキドキしている。
        「でも、いやな天気ね」 -- 2012-03-24 (土) 01:07:42
      • 「ホントかー? ホントにビックリしただけかー?」
        弱みを握ったような気がしてなんとなくからかいたくなってしまう。
        「この時期は仕方ねぇよ。雷が沢山落ちると豊作……だっけ、悪いことばっかじゃないみたいだし」
        そんな話を聞いたことがあった。 -- カイ 2012-03-24 (土) 01:13:00
      • 「ちょっと驚いただけっていってるでしょ!」バンッとテーブルを叩く。
        きょとんとした表情で問い返す。
        「なにそれ?なんで雷が落ちると豊作になるのよ?」 -- 2012-03-24 (土) 01:26:25
      • 「ヒィッ!」
        机バンは卑怯だと思う。あまりからかうのはやめておこう……。
        「雷の電気で空気中から植物の発育に良いものがとり出される……だったかな」
        たしか村の錬金術士がそんなようなことを言っていた、バカなのでよく覚えていないが。 -- カイ 2012-03-24 (土) 01:36:08
      • 「へぇ…」思わぬ豆知識に素直に感心する。
        そういった解説を聞けば、雷もごく科学的な現象で、すこしだけ怖いのは薄れた。もちろん落雷で死ぬこともあるから、安心といったものではないが。

        バリバリッ!

        今度は落雷の音とともに…
        ヒュゥ…ンエアコンの電源が落ちる。明かりも消え、事務所は闇に閉ざされる。 -- 2012-03-24 (土) 01:49:53
      • 「停電か……おい、透大丈夫かー?」
        何かあるとは思わないが声をかける、電気はこちらに来てから親しんだものだが急に切れるとどこか落ち着かない。 -- カイ 2012-03-24 (土) 01:55:01
      • 「平気。懐中電灯はどこだったかしら……きゃっ」
        小さな悲鳴と、何かに躓いたような物音。 -- 2012-03-24 (土) 01:59:04
      • 「大丈夫じゃないですよね?」
        机を避けつつ声が聞こえた方に駆け寄る、味気ないがこういう時ばかりは整頓された部室でよかったと思う。 -- カイ 2012-03-24 (土) 02:05:52
      • 「…ったた…。ちょっと躓いただけ。平気よ」
        という声が下のほうから聞こえる。
        「それより、懐中電灯が…どこかだったかしら?」 -- 2012-03-24 (土) 02:09:38
      • 「たしか隅の棚に……」
        手を伸ばしてよろよろと事務所の中を動きまわる、光量の多いマグライトがあったはずだ。 -- カイ 2012-03-24 (土) 02:18:16
      • パッパッと弱弱しく二度ほど明滅し、明かりがつく。
        安心して、ふぅ吐息をつき床から立ち上がる。
        「洞窟に入るなら、それも必要よね。」
        棚から取り出されようとしていたマグライトを指差した。 -- 2012-03-24 (土) 02:23:38
      • 今まさに取り出そうとしていたマグライトが活躍の場を失ってどこか寂しそうだ。
        「あ、そういやそうだな、カンテラとかより大分安心感があるし持ってくか」
        活躍を来月までおあずけされたマグライトを掌にぽんぽんと軽く叩いて笑った。 -- カイ 2012-03-24 (土) 02:29:05
  • 7月某日 - 探偵部・快晴 - -- 2012-03-23 (金) 22:16:37
    • 「見つかりませんでした……」
      依頼人の用務員に深々と頭を下げた。
      グラウンドの排水溝にあるはずだと睨み、丸一日をかけて泥さらいをしたが結局見つからず。
      翌日からそれ以外の場所も必死になって探してみたが結局見つけることは出来なかった。
      自身の見通しの甘さと依頼人への申し訳なさでいっぱいになる。 -- カイ 2012-03-23 (金) 22:59:26
      • 机に頭をこすりつける勢いで謝罪していると、用務員は少し残念そうな声で、見つからなかったのならしょうがないとだけ告げた。
        そしてパチっという何かを机に置くような音がして立ち上がる気配、顔を上げれば一枚の硬貨があった。
        溝さらいをした駄賃といったところだろうか。
        返すにもすでに帰ろうとしている用務員に返すことは出来ず、ありがたく頂戴し、部のドアを開けて見送る。
        用務員の顔がほんの少しだけニヤけていたように見えたのが気になった。 -- カイ 2012-03-23 (金) 23:11:56
      • 事務所に戻り自分の席につくとさらに違和感、何かがおかしい気がする。
        「なんだか騙されてる気がする……」 -- カイ 2012-03-23 (金) 23:14:15
      • 落ち着いて考えてみる、あの用務員は依頼に来たその日に指輪を落としたと言っていた。
        体育用具入れに鍵がかかっているか見回りに行き、帰った時には無くなっていた、と。
        しかし考えてみればあの日は雨だ、外の体育用具入れを使うことはまず無いのだから鍵の確認というのもおかしな話だ。
        さらにその指輪がいつもはめていた結婚指輪だというのもおかしい、どちらの指にもつけていた痕は無かった。
        そして思い返すに、毎年グラウンド周りの溝さらいはあの用務員がやっていなかっただろうか。
        「………………あ」 -- カイ 2012-03-23 (金) 23:25:37
      • 点と点が線になる、つまりあの用務員は梅雨明け後の重労働である溝さらいを上手くだまくらかして自分にやらせたのだ。
        「く、く、くやしいいいいい!」
        机に頭を打ち付けて手足をじたばたさせるが、疲れた身体が余計に疲れるだけである。
        もしも排水溝に気付かなければそれとなく誘導されて、結局溝さらいをさせられていただろう。
        結局残ったのは疲労感と一枚の硬貨、裏側にバーカと書かれたそれだけだった。 -- カイ 2012-03-23 (金) 23:35:28
      • ―――――了 -- 2012-03-23 (金) 23:35:57
  • 6月某日 - 探偵部・雨 - -- 2012-03-22 (木) 20:36:07
    • 肘をついてしとしとと雨が降り続く窓の外を眺める。夏を目前に控えているというのに――だからこそかもしれないが――気が滅入る。
      夏は思いきり遊んでやろう、そう思いながら暇潰しにこれまでの事件ファイルを手にとった。
      依頼のない探偵部というものはとにかく暇だ、この事件ファイル達も自分の手垢でやけに汚れてしまっている。
      これから先ファイルが増えることがあるのだろうかと不安になったそのときだった。 -- カイ 2012-03-23 (金) 12:27:30
      • ノックの音がした。すぐに入ってこない所をみると透ではない、来客だ。
        ドアを開ければ見慣れた用務員が立っており、席をすすめ依頼を聞くことにした。

        「つまり、大事な指輪を落とした、と」
        用務員は静かに頷く。よほど大事なものだったと見えてなんとも言えない悲惨さが漂っていた。
        話を聞きそれを落としたのはグラウンド周辺と目星がついていた。
        「わかりました、引き受けましょう」
        透も似たような事件を解決している、彼女へのちょっとした対抗心も手伝ってこの依頼を受けようという気になった。
        金がかかりそうな仕事でもないので前金なしの成功報酬。
        なあに、探し物なんてそんなに難しいことはない。
        とりあえずは、雨がやんだら動くことにしよう。 -- カイ 2012-03-23 (金) 12:39:31
  • 5月某日 - 探偵部・五月晴れ - -- 2012-03-21 (水) 19:42:44
    • 窓から差し込む五月の日差しをうけ、まぶしそうに微笑む。
      もうだいぶ温かくなり、運動するとじわりと汗をかく季節になった。
      事務所に人が増えてだいぶ経つ。真新しいカイの机を撫でるとすべすべした冷たい感触が心地よい。 -- 2012-03-21 (水) 23:52:00
      • 上着を脇に抱え、シャツをばたばたさせながら部室に入ってくる。
        「おいーす、いやぁやっぱ自分の机があると足も自然と向くようになるな」
        自分の居場所があるような気がして嬉しい。ついでに机においてあるヒゲを見つけ、透を見る。
        着けろと? という視線を送った。 -- カイ 2012-03-21 (水) 23:57:38
      • 「誰かのいたずらだろう」ひげは苦手なのだ。
        まだエアコンをつけるほどでもない。窓を開け、風をいれる。
        「今度、臨海学校が予定されているようだね」と、夏の気配に半ば無意識に。 -- 2012-03-22 (木) 00:05:44
      • いたずらされる程度には……人の出入りがあるんだよな、と再認識してヒゲをつけてみた。
        吹く風に乗った透の言葉。
        「らしいな、二年ぶりだわ。透は確か――」
        転入枠で1年時の臨海学校にはいただろうか、ヒゲを触りながら記憶を探るが人が多かったのでどうにも覚えていない。 -- カイ 2012-03-22 (木) 00:11:49
      • 「鍵はかけておいたんだけど。」付け髭を見て眉をひそめる。
        「参加してないね。僕がここに来る前だったかもしれない。カイは行ったことがあるの?」 -- 2012-03-22 (木) 00:19:20
      • 「ヒゲってことはアーニかな、ま、男が入ってきたわけじゃねぇからいいだろ」目をやるのはクローゼットの方。
        「やっぱいなかったか。おう、遊んだってよりはほとんどうさくん先生の授業だったけどな。無人島でイカダ作ったりした」
        もう2年近く前だ、光陰矢のごとしとはまさにこのことだろう。 -- カイ 2012-03-22 (木) 00:24:51
      • たぶん、ねと苦笑する。
        懐かしそうに話すカイが少しうらやましい。それに、思っていたよりもずいぶんと
        「ワイルドな行事なんだね。」
        海水浴を楽しむものだとばかり思っていた。 -- 2012-03-22 (木) 00:35:21
      • 「一応臨海学校だしな。でも任意参加だったし、遊びたかったら遊んでても良かったんだと思う。俺も今年は遊ぶ方で行くかなー」
        イカダを作っていたはずなのに出来たのはビッグクラーケン、さらには途中で大破して無人島から泳いで帰ったことを語る。
        「もしかして意外と海水浴楽しみにしてる?」ヒゲを撫でながら笑った。 -- カイ 2012-03-22 (木) 00:40:05
      • カイの話を、楽しませようとしたホラ話ととって笑う。筏を作っていたら、烏賊ができたなんて言う話は冗談にしか聞こえない。
        「それほどは」小さく否定「でも、今年は参加してみるのもいいかな。去年は海にいけなかったし……」
        差し込む陽光は充分に夏の日差しを思い出させ、きっと海で泳ぐのは気持ち良いだろうなとおもった。 -- 2012-03-22 (木) 00:53:45
      • 視線から信じてないことに気付く。客観的に見れば酔っぱらいの与太話よりひどい話だから仕方ない。
        「そういや臨海学校無かったもんな、プールはあったけど……授業だったし」
        対するこちらは手を口許に、透をじーっと見つめる。彼女の水着を想像して――、
        「ビキニはねぇなぁ……」無意識に口に出していた。 -- カイ 2012-03-22 (木) 01:12:23
      • 「プールと海とは違うね」
        子供の頃に行った静かな白い砂浜を思い出す。でも、あの時はそんなに楽しくは無かった。
        あの頃に比べれば、自分は自由なはずだ。きっと楽しい。
        そんなことを思いながらふとカイの視線に気づき、首をかしげ。
        カイの言葉にピクッと眉根を寄せる。 -- 2012-03-22 (木) 01:23:29
      • 「海には海の家もあるし波もあるしなーなにより開放感が半端ない」
        ほとんど内陸国と言っていい国で育った自分にとって前回の臨海学校が初体験の海だった。
        透の反応で自分の考えを口に出していたことに気付き、ごまかすように席から立ち上がってコーヒーを入れ始めた。 -- カイ 2012-03-22 (木) 01:37:49
    • (アドバイス通り助手を仕入れたようなので 助手用のヒゲを置いていく) -- アーニ 2012-03-21 (水) 23:53:00
  • 4月某日 - 探偵部・晴 - -- 2012-03-20 (火) 22:19:03
    • 元帰宅部の癖で危うく帰りそうになり、昇降口で気付いて探偵部の方へと足を向ける。
      向かいながら事務所の備品は何があったかと考えた。これから二年間過ごすところだ、無いものがあれば持ち込みたい。
      ――さて何があるかな。
      事務所の扉を開く。 -- カイ 2012-03-21 (水) 02:07:44
      • 室内には所長机に所長椅子、来客用のソファと揃っている。自分の机は無かったので教室の使っていない机を持ってきた。
        コーヒーメーカーはあるが、コーヒーはあまり飲まない……というか飲めない。紅茶のティーバッグでも用意しておこう。
        それから、これまで解決した事件のファイル。今のところ透の名前しか無いが今後は担当に自分の名前も入るかと思うと少しだけやる気が出る。
        「こんなものかな」
        こうして見ると意外と少ない気がする。どこかに透が隠してるのではないだろうかと探してみる。 -- カイ 2012-03-21 (水) 02:43:24
      • 事務所はそれなりに広くエアコンと小さいながら冷凍庫を備えた冷蔵庫。
        ここで過ごすことも多いわりに、着替えの入ったクローゼットや本棚には教科書の類も収められている程度だった。 -- 2012-03-21 (水) 02:46:15
      • 「ぐ……うちよりもいい奴使ってやがんな」
        部費で買ったか透のポケットマネーか、前者であればこっそり家の冷蔵庫と交換してしまおうか、などと考える。
        後者だったら透をいじめる。
        「教科書……あぁ俺もここに置き勉すっかな。鞄重いし」
        そして視線はクローゼットへ。勿論入部して数日の自分は使っていない、入ってるのは彼女の服だけだろう。
        どうするべきか。
        悩んだ末に結局クローゼットを開けるのはやめておいたが、非常に中身が気になる。 -- カイ 2012-03-21 (水) 02:53:08
      • ガチャという音とともに事務所の扉が開く。
        事務所内にいる男の姿に一瞬目を丸く見開くが、そういえばメンバーが増えたのだということを思い出す。一人で過ごした時間は思ったよりも長かったようだ。
        「これからは、僕も入るときにノックをしないとね」ごめん、入っても大丈夫だったかな?と苦笑する。
        「カイも何か必要なものがあれば持ち込んでおいておくといい。寮は狭いから、僕もここにいることが多いんだ。」事務机の横に置かれた学習机がなんだか可愛らしく、くすりと笑った。 -- 2012-03-21 (水) 03:02:38
      • クローゼットを開けなくて良かった、と心底思う。開けてたら確実に見られていただろう。
        「別に見られてやばいことなんかしねぇからノックしなくてもいいよ」
        と強気に言ってはみたものの動揺が隠せている気はしない。
        「必要なものか、とりあず今度ちゃんとした机買ってくるわ……。あとそのクローゼット、やっぱ服が入ってんの?」 -- カイ 2012-03-21 (水) 03:11:57
      • ふむ…とあごに手を当てて思案。机か…とつぶやく。
        「必要なものなら、部費をつかっても構わないよ。」もう一人ではないのだ、必要なものもあるだろう。昨年度の部費もまだ残っていたし(主な用途は服や化粧品、飲食物である)今年の部費も貰ったばかりだ。
        「うん、そこには着替えが入ってる。夏場に汗をかいたり汚れたりしたときは寮に帰らずここで着替えてシャワーを浴びることも多いからね」
        もともと運動部が使っていた建物でもあるらしく、隣にはシャワールームがある。人の出入りの少ないフロアでもあったので気兼ねなく使える。 -- 2012-03-21 (水) 03:22:36
      • 「あいあいさー」
        部費が使えるというのなら無理に自分の金を出すこともあるまい、ありがたく使わせてもらおう。
        シャワーまで完備となれば寝起きくらいは出来るだろう。なるほどここにこもる気持ちもよくわかる。
        分かるが――、
        「ちゃんと家帰れよ……?」 -- カイ 2012-03-21 (水) 03:43:11
      • 「ちゃんと寮には帰っているよ。ここにはベッドもないしお風呂も寮の方が広くて使いやすいからね」
        それ以外はこちらのが快適だという意味でもあった。
        「ロッカーももう一つあった方がいいのかな…」 -- 2012-03-21 (水) 03:52:29
      • 風呂とベッドが完璧だったら本当に住み込んでしまうんだろうな、と目の前の同級生を見る。
        「いや、私物は多分そんな持ち込まないと思うから……ロッカーはいいかな」
        とりあえず明日は机を買いに行くか、と思いその日は依頼が来るまで探偵部で過ごすことにしたのだった。 -- カイ 2012-03-21 (水) 04:03:30
  • 4月某日 - 探偵部事務所・晴れ - -- 2012-03-20 (火) 19:05:54
    • お邪魔ー、探偵の仕事は順調? ていうか探偵部って部としてはどんな活動してんの? -- カイ 2012-03-20 (火) 19:37:44
      • 「順調かどうかは…見ての通りかな」唯一の部員である所長が部室でコーヒーを飲んでいるという様子が、半ばその状況を物語っているとも言える。
        少し困ったように首をかしげると、ふわりと柔らかな長髪がなびく。
        「どんな…といわれてもなぁ。依頼を受けてそれを解決している。何でも屋かな?探偵というのは、何でも屋よりもそっちのほうが僕に向いているからね」
        席を勧め、見てみるかい?と数冊のファィルを取り出して机に置いた。 -- 2012-03-20 (火) 19:48:35
      • あぁ……うん……。(何となく察して苦笑い)
        お、見るわ。(席に座りファイルをペラペラとめくる)この猫探しん時は見かけたっけ……葉っぱだらけだったな。(ファイルを読み進め)
        たしかに何でも屋みたいだけど……やることやってんだな。肝試しの報告書はこれマジ? 心霊現象相手にすんの? -- カイ 2012-03-20 (火) 19:58:02
      • 「クリスマスパーティーだったね。丸一日校内を探し回ったけれど、会場の中庭にいると思わなかったよ。」
        懐かしそうに机の傍らをみる。依頼主が取りにくるまで、そこがあの猫のお気に入りだったっけ。
        「ははは、かいくんはこどもみたいなことをいうなぁ。しんれいげんしょうなんてほんとうにあるわけがないじゃないか」 -- 2012-03-20 (火) 20:06:48
      • 折角のクリスマス会だったのになぁ……。
        ですよねー、なんかこの報告書震えたような筆跡に見えたけど気のせいですよねー。
        なー、探偵部って人手は透だけで足りてる感じ? -- カイ 2012-03-20 (火) 20:12:51
      • 「特に不足は感じていないかな」
        しかし、事件を記録したファイルの内容を見ると、透のスキルはかなり偏ったものであり、ある一面に強いがその一面以外を突かれればかなりもろいように見える。
        半ば無自覚から出た言葉であり、半ば勝気な性格から来る強がりだというのは子供でもわかった。 -- 2012-03-20 (火) 20:23:07
      • ふぅん……。(パラパラともう一度ファイルを読み直し、ポンと膝を打つ)
        よし、入部しよう! というわけで探偵助手に俺はなるぞ透ーッ! -- カイ 2012-03-20 (火) 20:34:56
      • けほけほと、口にしたコーヒーが器官に入ってむせる。
        「ほ、本気なの?」胸をさすりつつ目を白黒。
        何事か言おうと口をもごもごさせながら、カイをみつめ。
        「わかったわ。その…こほん、栗原透です。よろしくおねがいします」はにかむ様にぺこりとお辞儀をした。 -- 2012-03-20 (火) 20:42:44
      • //ありがとうございます!部員リストに追加しました!項目等、勝手に弄ってもらって大丈夫です -- 2012-03-20 (火) 20:45:06
      • 報告書の所々からヒヨワイーンって擬音が聞こえてきて……。力仕事担当がいれば受けられる仕事も増えるだろ。
        でも俺頭あんまよくないから頭脳労働はそっちで頼むな。というわけでカイ・マイアーだ、これから二年間だけどよろしくな。 -- カイ 2012-03-20 (火) 20:48:03
      • //こちらこそよろしくおねがいしまーす! -- 2012-03-20 (火) 20:49:35
      • 「それどういう意味よ!」ドン!と机を叩く。語調と反比例するようなか細い音が響く。
        こほん…と咳払い。「事務所の留守番くらいは、期待しているわ。」 -- 2012-03-20 (火) 20:55:12
      • どういう意味も何もそういう意味だよ。(その細い音にゲラゲラ笑って答え)
        番犬くらいの仕事は期待してくれて良いよ、それ以外の仕事があったら……まぁ個別に言いつけてよ。 -- カイ 2012-03-20 (火) 21:05:32
      • 笑われて、顔を真っ赤にして睨む。
        「あまり私はその…人に指示をしたりするのは苦手だから(実家の家族を思い出す。さまざまな場所でリーダーとして働いている家族から見れば、やはり自分は落ちこぼれなのだ)好きにしていいわよ。やって欲しいことがあったらそのとき頼むから」 -- 2012-03-20 (火) 21:10:46
      • そっか。(ポーカーフェイスかと思えば意外と表情が変わる、一瞬翳った表情に何かあるのだろうと思うが見なかったことにする)
        じゃあ好きにさせてもらおう、うん。とりあえずは透の後をついて回ることにするわ。 -- カイ 2012-03-20 (火) 21:26:53
  • 3月某日 - 探偵部事務所・曇り - -- 2012-03-19 (月) 23:29:12
    • 「今年の3月は寒いな」
      書類を届け、事務所に戻る。エアコンのスイッチを入れ、コートのまま部屋が暖まるのを待った。 -- 2012-03-19 (月) 23:30:44
  • 2月文化祭最終日 - 探偵部・晴 - -- 2012-03-18 (日) 19:03:35
    • カタッ…エンターキーを叩く。
      これで文化祭に関する調査報告は完成だ。調査報告というには個人の感想が多く、内容も薄いものなのは本人の未熟さなのだ。
      ともあれ、あとはファイルを依頼主に渡すだけであった。 -- 2012-03-19 (月) 05:21:20
      • 「さて…」カップに残ったカフェオレを飲み干し「届けに行くか」席を立った。 -- 2012-03-19 (月) 20:42:09
  • 1月文化祭第1日 - 探偵部・晴 - -- 2012-03-17 (土) 20:11:49
    • 『所長は寝落ち直前です』 -- 2012-03-18 (日) 03:03:43
  • 正月 - 探偵部・雪 - -- 2012-03-17 (土) 05:12:10
    • さほど実家の遠くない生徒は、お正月は実家で過ごすものも多いのだろう。
      エアコンのきいた部室から真っ白な外を眺めていると、なんだか別世界にいるような、ほのかな心寂しさを感じる。
      家には帰りたくないのだから、ねんまつもお正月も、主に寮と部室の往復だった。
      アーニから受けた依頼も忙しいのは当日くらいで、それまではパンフレットを見て簡単な計画を練るくらいで特にやることも無い。彼女は……苦手だった。
      その苦手意識がなにに起因するものか、最初はわからなかったが今は何となくわかる。
      小さなため息をついて、ホットミルクの最後の一口を飲み終え、カップを机に置いた。 -- 2012-03-17 (土) 17:55:33
  • 12月24日 - 探偵部・雪 - -- 2012-03-16 (金) 20:10:26
    • 温かいコーヒーにホットミルクを注ぐ。
      比率は1:2。これが透の黄金比。
      砂糖は少なく、主張しすぎないわずかな甘味が好きだったが、今日は砂糖を入れない。
      代わりに、机の上にはケーキの入った箱。ビター風味のブッシュドノエルがはいっている。
      茶色いチョコレートの幹に白いパウダーシュガーがかかっているのがクリスマスらしい飾りつけ。小さな金箔がアクセントになっている。 -- 2012-03-16 (金) 20:48:38
  • 11月某日 - 探偵部・晴 - -- 2012-03-15 (木) 03:27:49
    • 窓から覗けば、庭の木々からはすっかり葉が落ち、冬の気配が近づいてきている。
      まだ暖房をつけるほどではないが、すでに制服は冬用のブレザーに変わっていて、そろそろコートとマフラーも出さねばならないなぁとお茶をいれる。
      自分でお茶をいれるようになってからどれくらい経ったのかな。家で飲んでいたものに比べればとても比べるべくもないお粗末なものだが、その味は誇らしい。 -- 2012-03-15 (木) 22:57:54
  • 10月某日 - 探偵部・秋雨 - -- 2012-03-14 (水) 03:14:35
    • (ノックの音が響いたかと思えば大体同じ時間にやってきた)
      よう。進捗のほうはどうだ? -- サツキ 2012-03-15 (木) 00:19:47
      • 「君か。時間に正確だね」
        窓からはうす曇の空、しとしとと静かに雨が降っている。蛍光灯が事務所内を照らしている。
        客に椅子を勧めると、キィと音を鳴らし、革張りのチェアーから立ち上がる。本棚のファイルから一枚の書類を取り出し、応接用のテーブルの上に。 -- 2012-03-15 (木) 01:00:24
      • 拝見(一言発すると、書類の内容を目に滑らせる) -- サツキ 2012-03-15 (木) 02:02:33
      • 「まだ第一報というとこかな。身体測定を受けていない女子と、職員は入ってない。」
        書類に書かれている文字は少なかった。該当する女子の身長と体重、3サイズ。
        「身長160前後で黒髪の女子は、2名だったよ。遠野香澄と徳川家康。」
        そして、その片方はあまりに体型に特徴がありすぎた。調べるまでもないほどに。
        「君の探している女子は、遠野香澄で当たっているかい?」 -- 2012-03-15 (木) 02:17:57
      • 3サイズまではいらなかったんだが……170余名いる割には以外に少なかったな
        確定ではないが、恐らく。礼を言わせてもらおう、これでようやくあの人にアタックできる(笑みを繕う) -- サツキ 2012-03-15 (木) 02:25:41
      • 「身体測定を受けたのは42名だけだったよ。目的の女子だったのならよかった。」

        「あの人…というのは遠野香澄のことかい?」さつきの表現に何処かひっかかるものを感じたが、それを明確な言葉にするのは少し難しかった。 -- 2012-03-15 (木) 02:40:33
      • 多分な
        俺も闇夜の中でわずかに見えたのにすぎんので、だからおおよその身長と月明かりに見えた髪の色くらいしか手がかりがなかったんだ -- サツキ 2012-03-15 (木) 02:55:06
      • 「僕がいれば、わざわざあとで調べる必要も無かったのにね。」
        ふむ…と唸ってこつこつと机を指で叩く。(闇夜か…)
        「彼女と、何かあったのかい?」 -- 2012-03-15 (木) 02:58:28
      • 闇夜にわずかに見えたに過ぎんと言ったろ?
        これ以上は、その、なんだ……恥ずかしい -- サツキ 2012-03-15 (木) 03:08:26
      • 「そういうこと…か」
        釈然としない何かを感じてはいたが、これ以上話すつもりがないのだろうサツキの様子に納得した振りで答える。つまり、口止めを受けたということでもある。(だってそんな下世話な話、他人にするもんじゃないだろう?)
        少し自分もしつこく聞きすぎたという反省もあった。
        「上手くいったら教えてくれたまえ。」そして提示した報酬を受け取り、この依頼に関しては終了だ。 -- 2012-03-15 (木) 03:16:20
      • そうさせてもらうよ。感謝だ、透 -- サツキ 2012-03-15 (木) 03:17:27
  • 9月某日 - 探偵部・晴 - -- 2012-03-14 (水) 00:44:22
    • (こんこん、とノックの音が響く。開けば以前和菓子を持ってきた巨躯の青年がいる) -- サツキ 2012-03-14 (水) 02:02:39
      • 「開いているよ。入りたまえ」
        大きなデスクに不釣合いな小柄な身体で、革張りのソファーに腰掛けている様子は以前と変わらない。夏も終わり、日焼けもだいぶあせた夏の制服姿で、窓から差し込むあきの陽光のなか、来客を迎える。
        「ああ、君は確か…」サツキと言ったろうか?
        「今日は仕事の依頼にでもきたのかな?」 -- 2012-03-14 (水) 02:14:44
      • その通りだ。報酬がどれくらいいるのか知らないが…… -- サツキ 2012-03-14 (水) 02:16:03
      • 「仕事の内容にもよるが…」
        基本的な金額を提示する。一般的な探偵行よりは高いが、祓い屋や拝み屋、霊能力者に比べれば格安といえた。 -- 2012-03-14 (水) 02:18:00
      • ふーむ。これなら大丈夫か
        依頼の内容だが。身長160程度で黒髪の女性に該当する養成校の関係者のリストアップだ -- サツキ 2012-03-14 (水) 02:21:56
      • 「生徒だけならすぐにでも出来そうだけど」
        春に、身体測定が行われていたことを思い出す。リストを覗けば生徒の分はすぐに手に入りそうだ。が……。
        「なんでそんなものを?危ない話じゃないだろうね」 -- 2012-03-14 (水) 02:27:20
      • 多分危ない話ではないと思う。俺にもよく分からんのだが。少なくとも調べたからといって透に被害は及ぶまい
        どうだ、引き受けてくれるか? -- サツキ 2012-03-14 (水) 02:31:48
      • 「わかった。まずは前金だけで構わない」
        こつん、と指で机を叩く。少しだけ、いやな予感がした。 -- 2012-03-14 (水) 02:38:11
      • ありがとう(金貨を袋からつかみ出して、手のひらの上で数えて前金として指定された額を透に)
        頼んだぞ、来月また来る -- サツキ 2012-03-14 (水) 02:47:57
      • 「来月か…」
        「それまでに、とりあえず第一報くらいは提出できるようにまとめておくよ。なんだったら部屋のほうに来てくれても構わない」 -- 2012-03-14 (水) 03:03:49
      • 透の手腕を期待している。それではな -- サツキ 2012-03-14 (水) 03:06:42
  • 9月某日 - 探偵部・秋晴 - -- 2012-03-13 (火) 20:38:44
    • 来月一緒になる透殿とやらがこちらに居ると聞いたのじゃがー?しっかしいつのまに探偵部など出来ておったのじゃ(などと扉をごんごんと無遠慮に叩く音がし) -- 乱蔵 2012-03-13 (火) 20:40:30
      • 「開いているよ、入りたまえ」
        いささか品のない乱暴なノックに室内から秋空のような少女の声。
        「なにか、おこまりかな?」 -- 2012-03-13 (火) 22:26:02
      • (内側から響く声を聞けば)なんじゃ、開いておったのか(などとドアを開けて)
        いやの、別に困ってはいないんじゃが…、探偵部とやらが何をやっておるのか少々気になっての。
        ま、乱蔵と申す。ひとまずは来月、よろしゅうの(軽く言って、辺りをきょろきょろ見回し)ふむ、ここは失せ物探しなどもやるのか?(//申し訳ない…気付くの遅れた) -- 乱蔵 2012-03-13 (火) 23:35:48
      • くすりと笑うと、くるくるとウェーブした長い髪が揺れる。
        中にいたのは夏の制服を着た小柄な少女だった。革張りの椅子から立ち上がり、机の前まで歩く。姿勢は正しい。
        「ずいぶんと古風な物言いをするから。それが実体のあるものなら、僕の力で探せるかもしれない。大切なものなのかな?」 -- 2012-03-13 (火) 23:41:25
      • (その所作に、どうやら自分のような無骨な武芸者とは違う、上品な気配を感じたが、余りその事は気にせず)
        むー……(少し頭を捻って)ワシ自身の失せ物なぞ一週間前にワシの部屋で見失のうた菓子ぱんくらいじゃの(からから笑い)
        まあ、何かを探しておる訳ではなくての、最近はやっておらぬが、里でワシ自身が失せ物探しをやっておったのよ。
        それでこちらでやっておるなら、どのようなものなのか、とな。平たく言えば…見学、ということになるのかの(物珍しそうにまた辺りを見て) -- 乱蔵 2012-03-13 (火) 23:49:26
      • 「ちょっとした敵情視察かい?」
        机に寄りかかり、軽く見慣れた事務所を見渡す。
        「この通り、普通の事務所さ。見学と言っても、今は特に依頼があるでもないからこの通りだよ」 -- 2012-03-13 (火) 23:55:40
      • はっはっ!別に探すモノが無いならないでいいでな、もしあれば良い、という程度よ。
        じゃから透殿の部活の邪魔にはならんじゃろうて(大して物珍しくないと、まるで我が家を見回すような透を見るが)
        その'普通'の事務所やらがワシには初めて見るものじゃからな、こちらではこのような場所で文仕事をするのじゃな…
        (言いつつ、まだ少し眺めていたが、流石に視線を戻して)…ふむ、依頼がなければやることがない、というのは冒険者と一緒じゃな(などとうんうん頷く) -- 乱蔵 2012-03-14 (水) 00:05:05
      • 「仕事は探しものだけじゃないけどね。」
        机は立派なもので、小柄な透にはかなり大きい。応接用のテーブルとソファー、ファイルなどが納められている本棚の他に、小型の冷蔵庫とロッカーなど生活を感じさせるものもある。
        (本物の探偵というのは、依頼がない時は何をしてるんだろう?)
        あくまで探偵というのは自分にむいた仕事を現すための看板であり、本業の探偵というものを知らない。ふと疑問に思った。 -- 2012-03-14 (水) 00:16:53
      • 噂には聞くの、調べ物をしたりとかもするのじゃろ?(その姿にまるで机に座っているというよりも、模型にそっと添えられた人形のようだな、と失礼なことを思い浮かべ)
        ……む?(と生活臭のする道具を見つければ)ここで暮らしておる…訳ではなさそうじゃの。流石にこれではちと物寂しい(何やら考えごとをしている少女を前にからからと笑って)
        ま、それではもし次来るなら何か頼めることがあることがある時にしようかの。…失せ物以外での。ではの(などと言って、背を向け事務所を後にした) -- 乱蔵 2012-03-14 (水) 00:28:23
      • 「そんなところだね」
        乱蔵の視線にいぶかしげな表情。
        ここは長時間待機しても不便が無いように家具を置いているだけで、住居は女子寮の個室だった。(そのことは少し調べればすぐにわかるだろう)
        「その時はよろしく」 -- 2012-03-14 (水) 00:41:08
  • 8月某日 - 探偵部・快晴 - -- 2012-03-13 (火) 03:08:00
    • 『所長は寝ています』 -- 2012-03-13 (火) 03:08:18
      • うむ、何か発表したりする場合は生徒総会で申請を頼む -- ノブナガ 2012-03-13 (火) 13:04:47
      • ごくろうさま、信長公
        今のところ探偵部は出し物のアイデアは無いな -- 2012-03-13 (火) 23:13:55
      • えー何かないの? 探偵っぽひ出し物
        何ならパトロンになるんじゃよ (お手製の偽札束(一番上と下だけが本物)をポトリ) -- アーニ 2012-03-13 (火) 23:22:05
      • 「探偵は芸人ではないよ」
        札束の一番上の一枚をめくってみせる。 -- 2012-03-13 (火) 23:33:08
      • 芸はなくとも何か披露すれば良ひ宣伝になるんじゃなかろうかな? 
        (同じものをもう何個か積み上げ)ほーら大金持ち! -- アーニ 2012-03-13 (火) 23:45:33
      • 「何を披露するって言うんだ。今までの依頼に関するレポートくらいしかないし、そんなものを読んでも面白いものじゃないぞ」
        札束から上下の一万円札だけを抜き、束ねる。金額としては悪くはないが
        「依頼をするのなら、何か具体的なものにしてくれたまえ」そのままスッと相手の目の前に返す。 -- 2012-03-13 (火) 23:53:18
      • うーむそれじゃあ 文化祭自体のレポートを頼もうかの
        ひと通り出し物を回ってもらって(//もちろん行間でいいです) 
        依頼料はそれで足りた? -- アーニ 2012-03-14 (水) 00:12:50
      • 「なるほど…。充分だよ」
        一般的な探偵行で言う相場から言えば高いものだが、祓い屋や拝み屋、霊能者に比べれば格安といえた。
        「だけど、かなり大規模な文化祭みたいじゃないか。全部は無理かもしれないね」 -- 2012-03-14 (水) 00:22:17
      • まァその辺は「探偵」さんの力量に期待しよう(ヒゲにやり) 
        それじゃあ依頼の方よろしく頼んだよ「探偵」さん 
        〜♪(楽しそうに鼻歌を歌いながら去っていった) -- アーニ 2012-03-14 (水) 00:32:06
      • (いやらしいな)眉根を寄せる。
        だが、仕事は仕事だ。机から仮の予定がかかれたプリントを取り出した。 -- 2012-03-14 (水) 00:42:42
  • 8月某日 - 探偵部・雷雨 - -- 2012-03-13 (火) 01:49:28
    • ドライヤーで髪を乾かしながら、はぁ…と大きくため息をつく。
      遠くで雷鳴がなるたび、あの野犬が追って来ているのかと思い、びくっと身体を震わせる。シャワーを浴び、汚れた服も着替えて依頼人を待っていた。 -- 2012-03-13 (火) 01:55:31
      • 老教師は、開口一番期待に満ちた表情で「どうでしたか?」ときりだす。
        「一応レポートにはしてあるけれど」という言葉に老教師は口頭で応えることを望み。透もそれに従う。
        文字よりも、体験した透自身の言葉で聞きたいと、その老教師は言った。 -- 2012-03-13 (火) 01:57:56
      • 老教師の依頼を考えると、確かに納得できた。
        60年前、当時好きだった少女と肝試しに行く約束をしていた。少女と老教師は、恋人同士だった。
        それはふたりの他愛のない(本人たちにとっては宝石のような煌いた)夏の思い出になる。
        はずだった。
        少女は肝試しの会場には来なかった。少女の代わりに、少女が飼っていた犬が現われ、しきりに吼える。
        何事かと思った彼は犬の導くままに少女の家に行けば。 -- 2012-03-13 (火) 02:03:10
      • そのときの話をする老教師の顔は本当に悲しそうだった。その表情に後押しされた部分もあり、依頼を受けたのだ。 -- 2012-03-13 (火) 02:04:07
      • 老教師に、手に入れることの出来なかった思い出…肝試しの体験を語る。それが老教師の依頼だった。
        深い森林で人影のようなものを見たこと、(墓場の入り口で起こったことや休憩中に起こったことは伏せた)墓場で声を聞いたような気がしたこと。
        さらに奥へ進んだこと。(野犬の話をしたとき、老教師はやっぱりといった表情で頷いた事に気づかなかったのは幸いだったのかもしれない)
        「景品のお札をお土産にしたかったんだけどね。雲行きが悪くなってきたから仕方なく戻ることにしたんだ。」と話を終えると、老教師は依頼に来たときと同じような穏やかな笑顔で頷いた。
        (そういえば…)墓場で起こった出来事を思い出し、話していくうちに、妙なことを思い出した。
        もう何十年と人の出入りのなさそうな墓場だというのに、その一つに真新しい花束が供えられていた。
        それは明かりも届かぬ闇の中だというのに、なぜか鮮明に視界に入っていた。 -- 2012-03-13 (火) 02:09:26
      • バリバリ!!という轟音。
        近くに落雷の音が響くと同時に -- 2012-03-13 (火) 02:10:52
      • 明かりが消えた -- 2012-03-13 (火) 02:11:09
      • 「きゃっ!」と思わず悲鳴をあげ、耳をふさぐ。
        「ありがとうございました」暗闇の中、老教師のお礼に「い、いえ。仕事ですから」と答えると、パチパチという小さな明滅とともにすぐに明かりがついた。 -- 2012-03-13 (火) 02:12:55
      • 明かりのついた事務所を見渡すと老教師の姿はなく、テーブルの上に依頼の報酬と思われる数枚の古びた万札があるだけだった。 -- 2012-03-13 (火) 02:14:04
      • ―――――了 -- 2012-03-13 (火) 02:16:19
  • 8月某日 - 探偵部・曇り - -- 2012-03-12 (月) 01:29:57
    • ハーゲンダッツにアイスカフェオレ。夏場はこれがよいのだ。ただ、今日はあまり天気もよくない所為か少々肌寒い。
      食べ終わったカップを机に置き、その老教師を見上げる。
      「それは、僕に頼む仕事なんだろうか?」思わず問い返す。
      その老教師はあまり記憶に残る外見をしていない所為か、あまり見かけた記憶はなかった。
      授業も受けたことがなく、たずねてきた時は誰かわからなかった。(ああ、そういえばそんな教師もいたっけ)というのが最初の感想だった。
      その老教師はにこやかに頷いた。 -- 2012-03-12 (月) 20:27:42
      • 「そういうのは、何でも屋にでも……」いいかけて、自分の職業に気づいた。
        探偵というのは仕事に使える能力の方向性でありただの看板。もともと何でも屋みたいなものだったじゃないか。
        「わかりました、引き受けますよ。ただし、報酬はきっちりと貰います」
        老教師はおそらく若いころはつややかな黒髪であったろう白髪を撫で付けながら、にこりと頷いた。 -- 2012-03-12 (月) 21:48:18
  • 7月某日 - 探偵部・晴 - -- 2012-03-10 (土) 21:14:28
    • 『所長は寝ています』 -- 2012-03-10 (土) 21:14:53
      • 看板をひっくり返す。 -- 2012-03-11 (日) 06:46:28
      • おはよう、フェルプス君 さて、君の使命は……なんてな
        (その男は部室を訪れて早々に、古い映画のネタを言う)
        こないだは聞けなかったが、一体、どういう風の吹き回しなんだ? 探偵に特化していると言ったお前が、決闘に参加するってのはさ
        (気軽な調子で、純粋に疑問を提示する) -- ジーク 2012-03-11 (日) 09:51:07
      • 「ふぇる?」
        何の話だい?と怪訝そうな顔を向ける。何をいっているかよくわからないが、何かの挨拶だろうか?
        「ゲームだろ?」特に気にした様子もなく答える。 -- 2012-03-11 (日) 16:44:28
      • スパイ大作戦って古い映画の冒頭のシーンに出てくる台詞さ、透は知らなかったか
        (細かい所で年齢差を感じてしまう)
        安全ではないけどな(短く、答える) -- ジーク 2012-03-11 (日) 16:50:27
      • 「スパイ?すまないが、映画はあまり見ていないんだ。流行ってるのかい?」
        温かいから暑い時期へと変わり、衣替えも済んでいる。冷蔵庫からアイスを取り出して食べ始める。
        「スパイ大作だっけ?そういう映画を、見るものなのかな?」 -- 2012-03-11 (日) 17:00:29
      • 俺の中で一時期大流行 なんてな、実は俺も有名な台詞くらいしか知らねえんだ
        大作、じゃなくて大作戦な……ま、映画のネタは関係ねえさ
        最初に言ったろ、決闘するってよ 本当は、あん時に招待状の差出人やゲームや奇跡自体について、調査を頼もうと思っていたんだけどな -- ジーク 2012-03-11 (日) 17:35:40
      • 「そう、それだ。主人公の名前が大作なのかと思ったよ」
        食べ終わったアイスのカップとスプーンを机に置く。ごちそうさまと小さくつぶやき、左手の薬指、そこに付けられたバラの凹凸を撫でる。
        「差出人は『世界の果て』とあるけど、偽名かな。なんだい?奇跡って」 -- 2012-03-11 (日) 19:47:00
      • さてね?願い叶うとも、誰も見た事のない素晴らしいモンだとも……
        ってか、それを調べるのは、それこそ探偵の領分じゃないか? -- ジーク 2012-03-11 (日) 19:49:26
      • 「探偵というより、海賊の仕事だとおもうけど」
        海賊の仕事はたから探しだと思っている。そういうずれた部分、無知な部分が透にはあった。
        「でも、もし宝物があるのなら。僕も欲しいな」
        それが金になるのなら、ヤブサカではない。もともとこの探偵行も、お金をためるためにはじめたのだ。 -- 2012-03-11 (日) 20:36:08
      • 浪漫と秘宝を求めて七つの海へ、ってか?
        (ロマンチストだ、と思う……しかし、ああいう場所には自分の様なタイプの人間よりも相応しいのかもしれない)
        なら、いつか俺と決闘する時が来るかもしれないな?(お手柔らかに頼むぜ?と、少しおどけながら) -- ジーク 2012-03-11 (日) 20:45:15
      • 「そういうものだろう?詳しいわけではないけれど」
        「もし手に入るのが大金だったら……。僕は本気で戦うことになる。」 -- 2012-03-11 (日) 20:57:21
      • それだけ、じゃあないけどな(今、この少女の夢を壊す事もないだろうと、それ以上は言葉にしない)
        そりゃあ怖いな、ちなみに大金ってな、どれくらいの額を言うんだ? -- ジーク 2012-03-11 (日) 21:03:43
      • 「そうだね……」
        しばし思案する。教えても問題ないと判断し、口にした金額は桁を聞き間違えたのかと思うほどの大金だった。 -- 2012-03-11 (日) 21:10:35
      • カハハハハ そこまで行くと金稼ぎにも浪漫があるな!
        知ってるかもしれねえけど、金を稼いで稼いで、稼ぎまくった冒険者は、黄金の英雄って呼ばれるそうだぜ -- ジーク 2012-03-11 (日) 21:16:13
      • 冗談だと思われたらしい。むっとする。
        「そういうものは、別に興味ないな。僕は…」
        「お金が手に入ればそれでいい」 -- 2012-03-11 (日) 21:43:58
      • ああ、すまん お前を笑ったワケじゃねえさ
        しかし、そんなに金を貯めて何に使うんだ?小さな国なら丸ごと買える額じゃねえか -- ジーク 2012-03-11 (日) 21:58:56
      • (この金額で国が買えるのか…。でも、国は要らないな)
        「それは、君には関係の無いことだ。」
        金額を言えば、用途まで問われるというのは確かに考えるべきだったかもしれない。少し浅はかだったなと反省。 -- 2012-03-11 (日) 22:32:13
      • ま、そりゃそうだ 答えたくない事情があンなら聞かねえさ(別段、気を悪くした様子もなく)
        さて、今日は長いしすぎちまったな そんじゃあまた、気が向いたら遊びに来るぜ んじゃな(そう言って事務所を去っていった)
        (//レスが遅くてすみません……) -- ジーク 2012-03-11 (日) 23:19:18
      • それはプライベートな問題でもあるし、個人的な話でもあったのであまり親しくない相手に話すべきことではないと思ったし、親しい相手だとしても話たほうがいいかどうかはわからなかった。
        自分にとって軽いことでもなかったのだ。
        故にこたえる言葉も持たず、憮然として退出を見送った。
        (こちらこそのんびりで申し訳ないです) -- 2012-03-12 (月) 01:29:21
  • 水無月某日 - 探偵部 事務所 - -- 2012-03-10 (土) 16:13:26
    • ピッという小さな機械音。コオオ…という低い駆動音をたて、エアコンが除湿を始める。
      コントローラを壁に戻し、革張りの椅子に座ると肌にベタっとした感触。
      じめじめと湿気も多く、蒸し暑い。1年でもっとも嫌いな時期だ。
      頬杖を突き、アンニュイにしとしとと雨の降る窓の外を眺める。
      こんな日は、飛ばしたくない。実際にぬれるわけではないが、飛行する機体に当たる雨粒の感触は、とても不快だ。 -- 2012-03-10 (土) 18:09:26
      • (ドアをノック)ここが探偵部かな? 部長は一人だと聞いたのだけれど……(待機) -- ユキヤ 2012-03-10 (土) 19:06:32
      • 中からはエアコンの音がするので、人はいるようだ。順当に考えれば一人しかいない部員なのだろう。
        「鍵なら開いているよ。入りたまえ」と中から声がする。 -- 2012-03-10 (土) 19:16:53
      • 失礼します(ドアを開ける)おや、此処の部屋は空調が効いているのかな? 少し気持ちが良いね
        部長の……ええと透さんだったかな? ボクは雪弥、転入生で探偵部の見学に来たんだ -- ユキヤ 2012-03-10 (土) 19:19:02
      • 「じめじめしたのは嫌いなんだ。」よく梳かしてはいるけれど、湿気の所為だろう髪はまとまらずに暴れ気味。椅子から立ち上がり、机に後ろ手に寄りかかってじっと客を見る。
        「僕がこの…学校には部活として申請しているから部長になる。栗原透」よろしくとにこりと笑う。客に対して見せる笑顔。
        が、少し困ったように首をひねり「見学か……。この通り、仕事のないときには特にやることも無いんだ。」 -- 2012-03-10 (土) 19:26:12
      • 確かにそうだね、この季節は肌もべたつくし、髪も整わない……これは悩みだよね
        でも探偵が暇なのは平和な証拠だと思うけれど……ふふ、何も大きい事件じゃなくても良いと思うよ
        出来れば今までにどんな依頼を受けたのか教えて欲しいな -- ユキヤ 2012-03-10 (土) 19:31:09
      • 「それに、雨のなかを飛ぶ感覚は、とても不快だよ」窓の外の雨雲を見上げてつぶやく。
        くすり。少し大げさな言い回しにおもわずふきだし「僕は正義の味方じゃないよ。そういうことなら…」
        ソファーを勧め、棚からファイルを一冊取り出す。「あまり数は多くは無いけれど」
        ファイルには、事務的な内容ではあるが、これまで受けた依頼のことが書かれている。
        「依頼人に関しては、伏せさせてもらうよ」ファイルを渡す前にパラパラとめくり、おそらく依頼人について描かれているページだろう。何枚か書類を抜き取ってから差し出した。 -- 2012-03-10 (土) 19:45:56
      • これは……素晴らしいね(依頼について書かれたファイルをパラパラと)
        この依頼全てをキミ一人で? うーん……大変そうだ
        透さんは助手は余り持ちたくないタイプなのかな? 部活動もひっそりやってる感じだし
        いや、失礼。探偵は派手じゃ駄目だよね -- ユキヤ 2012-03-10 (土) 19:53:01
      • 「ありが…とう」褒められなれていないのだろう。照れた様子で頬を染め、目をそらす。
        「厄介なこともあるけど、僕はそういうことが得意なんだ。そんなに目立たないかな…。宣伝はしているつもりなんだけど…」
        「助手は、十分だと思っているし、人件費もかかるから」そう言ったが、ファイルを見れば明らかに一人では無理だったり、運に助けられたりしている部分がある。そして、取り扱った依頼はどれもあまり危険ではない、いわゆる安全な依頼であることがわかる。
        そうした依頼の内容と言葉の差異から、自信家で勝気なやや危なっかしい性格が垣間見えるだろう。 -- 2012-03-10 (土) 20:04:33
      • ふふ、あくまで部活動を名乗っているのならそこは気にする所じゃないよ
        見た所キミは人を引きつける魅力がある様だ。部活動は楽しく、人件費なんて気にしない人がきっとやって来るさ
        ただ、危険な目にあう人を放っておくほどボクも愚かじゃない(微笑みつつもその瞳にはしっかりとした光が宿っていた)
        良い物を見せて貰ったよ。他の部活動見学はまだ終わっていないんだ。でももし人手が足りなくなったらボクも協力するよ
        一人でのゆったりとした時間を邪魔しちゃったみたいだね。でも探偵のシーンはそう言う所から始まるみたいだし、これからも頑張ってね透さん
        (一礼して去って行った) -- ユキヤ 2012-03-10 (土) 20:08:56
      • 「そう…かな?」人差し指で頬をかく。
        ファイルを受け取り、抜いたページを戻す。
        「この雨だと出かけるのもいやだし、やることもないから気にしないで。」
        色々な部活を見学しているところなのか。彼女には一体どんな部活が似合うだろうか?そんなことを考えながら見送っていたら、「また来てくれると嬉しい」という言葉を告げることができず、再びエアコンの駆動音と雨音だけが事務所を包んだ。 -- 2012-03-10 (土) 20:22:43
  • 皐月某日 - 探偵部事務所 - -- 2012-03-10 (土) 01:03:01
    • (決闘ゲーム、奪い合う奇跡、魔法も異種族も珍しくないこの街において尚、夢のような話)
      (しかし、それが現実と思える手紙が届いたしばらく後、その男は再び事務所を訪れた) -- ジーク 2012-03-09 (金) 09:14:05
  • 事務所は、二ヶ月前となんら変わらない様に見えた。
    テーブル、ソファー、机の上に置かれた電話とパソコンも、その机に比して小さい所長の姿も。
    ある一点を除いては……。 -- 2012-03-10 (土) 02:21:40
  • (そう、それは左手の薬指に光る薔薇の指輪)
    そっちにも、招待状が来たんだな(短く、それだけを言う) -- ジーク 2012-03-10 (土) 16:20:27
  • 机に肘をつき、頭を抱える。背後の窓から差し込む光は逆光となってその表情をうかがい知ることはできない。
    ゆかねばならない。策は充分だ。仕込みもある。あとは…覚悟だけだ。
    「…よし!」
    ゆっくりとたちあがり、緊張に震える足を鼓舞するように深呼吸。
    そして、扉に手をかけた……。 -- 2012-03-10 (土) 03:41:45
  • 「生徒会と生徒の交流の場として(各個イベント等の打ち合わせ)生徒総会を設営いたしました。
    多数のご意見をお待ちしております。詳しくは、生徒会室をごらん下さい。
    なお、(3/10の夜)6月に一度、文化祭等の意見の纏めを行いたいと思いますので、重ねてよろしくお願いいたします」
    -- 生徒会伝達 2012-03-10 (土) 05:37:22
  • 卯月某日 - 探偵部 - -- 2012-03-08 (木) 06:02:09
    • 失礼するよ
      先日、机の中にこんなメッセージが届いていたんだ
      内容は・・・【Amoris vulnus idem sanat, qui facit.】
      これが何語で書かれているか知りたいんだ、訳は内緒にしてほしい
      我侭な依頼だけど頼めるだろうか・・・? -- モウバ 2012-03-08 (木) 22:05:48
      • 「ふむ…そういうことなら」
        スマートフォンを取り出し、メッセージを打ち込む。インターネットで検索すれば、すぐにそれらしい内容が見つかった。
        「どうやらラテン語みたいだね。」
        そこには訳まで載っていたが、言われたとおり画面を伏せ口にしない。誰から送られたものなのか気にはなったが、例え答えてもらったとしてもそれはおそらく自分にとって知らない人物の名であろうから興味以上の物にはなりそうも無かったし、なにより答えられるなら本人に聞いているだろう。 -- 2012-03-09 (金) 00:43:13
    • 探偵・・・おもしろそうだね -- ダー・フェンザー 2012-03-08 (木) 22:30:07
      • 「面白いものではないよ。あくまで仕事さ」
        探偵は、自分にとって手段であり、目的ではなかった。 -- 2012-03-09 (金) 00:45:45
    • 送られてきた指輪をつまみ、眺める。裏側にもなにもない。ただの指輪に見える。&br「世界の果て…ねぇ…」
      ずいぶん胡散臭い名前を名乗るじゃないか。こんなもの、捨てられて当然だ。
      しかし……
      ふしぎとためらうことなくそれを、左手の薬指にはめる。 -- 2012-03-09 (金) 01:29:11
      • 力仕事や肉体労働、苦労から無縁に育ったすらりとした指に、指輪はぴたりとはまる。
        そのために作られたのだということは、容易に想像がつくくらい、それはぴたりとはまった。 -- 2012-03-09 (金) 05:44:46
  • 弥生某日 - 探偵部事務所 - -- 2012-03-07 (水) 21:49:20
    • バレンタインで一番チョコ貰ってた奴しらべてみてー。 -- バンシー 2012-03-07 (水) 15:21:44
      • 「そんなことを調べてどうするんだい?」
        「調査費用だって、安くはないよ」提示される金額は他愛もない好奇心に支払うには、確かに安いものではないだろう。
        「でもそれが依頼なら調べるよ」それからもったいつけるように瞳を閉じて一呼吸

        「僕の調査では、一番チョコレートを貰ったのはショーテル君だ」 -- 2012-03-07 (水) 21:17:15
      • いや、部活でカネとるなよ。ともかくお疲れ。 -- バンシー 2012-03-08 (木) 01:46:03
      • 「仕事だからね。」
        しかしくすりと笑い。「種明かしをすると…」
        「この話は知り合いが噂しているのを耳にしたんだ」
        「だから、タダでいいよ」 -- 2012-03-08 (木) 02:07:14
      • へー、さすがに普段から耳ざといのですねー。それと、みんなにもここのこと教えておくね。 -- バンシー 2012-03-08 (木) 02:17:57
      • 今回は偶々なのだが、それは黙っておくことにした。
        「ありがとう。いい依頼が来ると良いのだけど」 -- 2012-03-08 (木) 02:34:09
    • なんか教室で宣伝してたので!ちょいとした縁もあったことだし来てみたぜ
      事務所部室の扉を開けて現れた男はおもむろにそう言った)
      (革の上下を身に纏い全体的にブラウンで纏めた服装のその男は背中に剣を背負い、いかにも冒険者という風情だ)
      (昨夜見た浴衣姿とは大分印象が異なるが、一際目を引く紫色の髪と、愚かしさを感じさせる程に明るい声は間違え様もない) -- ジーク 2012-03-07 (水) 10:07:19
      • 「早速しご…と」学校の生徒全員の顔と名前が一致しているわけではない。最初はわからなかった。
        だが、だんだんとそれが先月見た顔だということを思い出し、どこで見たものなのかを思い出し…
        赤面する
        「か、かえれ!あんなことはもう二度とやら無いからな!」 -- 2012-03-07 (水) 21:47:29
      • 阿呆、ああいう場での事を普段の時にまで持ち出すんじゃねえよ
        (やや呆れ気味に答える男は、仕方ねえなあとでも言いたげな表情だ)
        ま、特に用がある訳じゃねえし、帰れってなら帰るがよ -- ジーク 2012-03-07 (水) 22:53:18
      • 「違うなら、一体なんの用……もないのか」
        「だったらなにをしに来たのよ。もしかして暇人なの?」
        気にしているのだろう、つっけんどんな物言いを返す。 -- 2012-03-07 (水) 22:58:43
      • ま、暇人っちゃ暇人かもな、最初に言ったろ、居室で宣伝してたから見に来たって
        (物言いはつっけんどんだが、帰れとは言われないようなのでそのまま話す)
        探偵部ってのがどんなもんなのか、興味があった で、行動出来るくらいにゃ、暇だな
        (皮肉な言葉と裏腹に、どこか愉しそうに) -- ジーク 2012-03-07 (水) 23:12:30
      • 何処か怪訝な表情を向け
        「見ての通りだよ。珍しいものも面白いものも、あるわけじゃない。ただの事務所さ」 -- 2012-03-07 (水) 23:21:42
      • 珍しい、ってなら探偵なんてのがそもそも珍しいし
        それに面白そうな奴は、目の前に居る -- ジーク 2012-03-07 (水) 23:29:42
      • 「わるいけど」
        探偵という身分を名乗っているのは、それが自分のできる仕事に一番近い表現であるから
        「僕はあまり探偵という身分にこだわりは無いんだ」
        「それは、そういうこと(ナンパ)かい?」めざとく相手の左手、薬指に光る指輪を見つける。(薔薇の指輪…きざだな。結婚しているのか…)
        「妻帯者だったらもっと慎重にすべきだと、僕は思うけれど」 -- 2012-03-07 (水) 23:55:10
      • 拘りは無いがわざわざ探偵をやってる、ね ますます面白い奴だと、そう思うぜ
        ん?そう聞こえたか?(やや心外だ、と言うように、そして透の視線に気づく)
        ああ、こりゃちょっとしたゲームの参加者の証、みたいなもんでな(つけっぱなしだったか、と外してポケットにしまう)
        妻帯者ってワケじゃないが、恋人は居る だから悪いがそういうこと(ナンパ)じゃねえさ(冗談めかして言う) -- ジーク 2012-03-08 (木) 00:17:36
      • 「いいのかい?大切なもののように見えるけど?」

        「僕は…」「お金になるなら何でもやるのだけど、僕にできることはそれには少し偏りすぎていてね。何でも屋よりも探偵を名乗ったほうが効率がいいのさ」 -- 2012-03-08 (木) 00:51:35
      • 大切、か……当たるか分からない宝クジを大切ってくらいにゃ大切、かな
        少なくとも、今ントコは思い入れのある品じゃねーさ(サバサバと言う、その表情に嘘は見えない)
        つまり好き嫌いじゃなく得手不得手でやってる事だから拘りはない、と? -- ジーク 2012-03-08 (木) 01:05:30
      • 「本当に?」いぶかしげな目を向ける。

        ありていにいえば、そうなる。問いに対し、肯定をもって答える。自分にあるのは、今のところ他人よりも少し便利な『目』だけなのだ。 -- 2012-03-08 (木) 01:24:06
      • ああ、当たりゃあデカいから手放す気はねえが、一般的な大切な品とは、ちと違うな
        逆に聞くが、何故これが大切な物だと思った?  -- ジーク 2012-03-08 (木) 01:36:14
      • ああ、当たりゃあデカいから手放す気はねえが、一般的な大切な品とは、ちと違うな
        逆に聞くが、何故これが大切な物だと思った?
        なるほどな 探偵が得意、か  -- ジーク 2012-03-08 (木) 01:36:15
      • (二回言ったからかな…)
        「なんとなく、だよ。そんな気がしたんだそれに」
        「大切でもないものを、左手の薬指には、はめないだろ?」 -- 2012-03-08 (木) 01:41:07
      • ゲームに参加する時はそうする決まりってだけさ もっとも、今日はやってなかったけどよ
        コイツを付けて、奇跡を奪い合う決闘ゲーム そんなもんをやってる連中が、このガッコに居るのさ
        //すまぬ、眠気が……次回に続く!してもいいですか? -- ジーク 2012-03-08 (木) 02:00:59
      • 「決闘…?」物騒な単語に眉をひそめる。「ゲームか…」
        (部活か同好会だろうか?)しかし、学園のリストにはそれとわかる名前はない。
        //すみませんうすら眠くてテンポがわうくて。でしたらひとまず終わりにしてまた来月にでもー -- 2012-03-08 (木) 04:12:55
    • そういえば甘いモンが好きなのかしょっぱいモンが好きなのか酸っぱいモンが好きなのか聞いてなかったんだが…
      どう、どれなら良い感じ?(クーラーボックスに入ったバニラのジェラート、丸々一本のサラミが入った木箱、果物詰め合わせを抱えて) -- フェリックス 2012-03-07 (水) 23:46:41
      • 現金かそれに類するものではないことに落胆を見せる。
        しかし、気を取り直してクーラーボックスを覗き込み
        「甘いものとしょっぱい物というのはわかるけど、すっぱいものって言うのはこのくだものかい?」
        だったら…と、相手が答えるのを待つまでもなくバニラを指差す。
        「これがいいな。そろそろ温かくなってきたし、アイスのおいしい季節が来る」 -- 2012-03-08 (木) 00:00:14
      • (落胆の表情を見ると悪いねーと笑い)俺は友人間での金のやり取りはしないって決めててね、奢ったりはするけどさ
        よーしバニラな、透ちゃんは甘い物が好き、と…んんーキリッとした中の女性らしさに俺は弱いのに…(満足げなため息)
        はいそれじゃどうぞー(そう言ってクーラーボックスを渡す、普通のアイスに比べ僅かにサクッとしていて口解けのいい代物だ) -- フェリックス 2012-03-08 (木) 00:07:34
      • 「つまらない主義だな!すててしまえ」
        ややトーンを落とし、やや真剣に「お金のやりとりが大切になることだって、きっとあるよ。」
        アイスを受け取り、小型の冷蔵庫、その冷凍室へしまう。受け取ってすぐ食べるようなあまり品のない行為はしないタイプだった。
        「チョコレートのお礼に足りない分は、そのうち返してもらうことにするよ」
        冗談とも本気とも取れない笑顔。 -- 2012-03-08 (木) 00:17:07
      • その時はその時さ、けど普段から金はやり取りしたくない…思いの分だけ増してくのも嫌だしな
        おっと愛ならば常時払いますとも?あとはそうだな…腹が減ったら旨い飯も出たり?(シシシと笑った後立ち上がる)んじゃ帰りますかね…
        またな透ちゃん、あっそうそう熱い珈琲にジェラート溶かして食うってのもあるんだわ、旨いぜー(そう言いつつ去っていった) -- フェリックス 2012-03-08 (木) 00:26:53
      • 「僕は愛よりもお金で払ってもらいたいものだけどね。お金なら、誰にとっても等しく同じ価値があるんだよ」
        挨拶のように軽く愛を口にする様子に呆れたように苦笑を返す。
        「今度試してみることにするよ。僕はブラックは嫌いなんだ」 -- 2012-03-08 (木) 01:03:36
    • 「生徒会にて、イベントへの広い参加を目指したいという目標とともに、
      生徒の自主性(各個イベント)も尊重したいという思いもあり、それらを踏まえて意見交換会の場:生徒総会を設営いたしました。
      多数のご意見をお待ちしております。詳しくは、生徒会室をごらん下さい。」
      -- 生徒会伝達 2012-03-08 (木) 01:56:06
    • あ、この間依頼って口走ってた女子だ。改めて、おれは蔵原皐月。よろしくな
      そしてお近づきのしるしにこいつをどうぞ。せっかくホワイトデーだから作って配ってるんだ -- サツキ 2012-03-08 (木) 03:40:33
      • 「……!!」
        瞬く間に顔が赤く染まる。と同時に蚊が喰らえばひとたまりもないだろうビンタ。
        「それはずいぶんと…マメなことだな」ちらりと彼の作品を覗けば、それはなかなか見事な和菓子で、一瞬言葉が止まる。洋菓子はともかく趣味で和菓子を作る人間は初めて見た。
        「ホワイトデーというのは、つまりバレンタインのお返しだろう?」 -- 2012-03-08 (木) 03:58:52
      • 一般的にはそのとおりだが、俺としてはせっかくだから世話になった人みんなに配ろうと思ってな
        でも教室で誰と話して誰と話してないかなんて分からないから……じゃあいっそ全員に配るか!となったんだ -- サツキ 2012-03-08 (木) 04:01:56
      • 「僕は世話など……」言いかけて思い至ったことがあり、今度は赤面と同時に左でビンタ。全力ゆえに、もしハエが喰らったらひとたまりもないだろう。
        そしてそのことは勘違いでもあるのだが…… -- 2012-03-08 (木) 04:22:24
      • まあ、少なくとも会話したことがあるんだから立派にホワイトデーの対照さ、俺の中ではな
        ……ところで、さっきからなんで俺の頬を触ってくるんだ。そんなさわり心地のいいものじゃないだろう -- サツキ 2012-03-08 (木) 04:23:43
      • 「これは、ビンタというのだ!」
        全力で腹パン。 -- 2012-03-08 (木) 04:36:59
      • びんた? ……面白いやつだな。それならもうちょっと威力がいるだろう(タイヤみたいな感触がする腹) -- サツキ 2012-03-08 (木) 13:08:49
      • (ヒューッ! 見ろよ やつの筋肉を… まるでタイヤみてえだ!)
        「あ、あんたが無神経すぎるのよ!」
        手首をさすりつつ、顔を真っ赤にして怒る。自分にとっては本気の一撃なのだ。 -- 2012-03-09 (金) 00:40:36
  • 如月某日 - 探偵部事務所 - -- 2012-03-07 (水) 03:59:47
    • 「はぁ……」事務所の机に突っ伏し、頭を抱える。ため息が机を白く曇らせる。
      あんなに酷い目にあったのに、全員を確認できなかったばかりか、目的の男子生徒も見つからなかった。
      「うーーーー!!!」
      歯軋りしながらバンバンとクッションを叩く。 -- 2012-03-07 (水) 04:38:36
      • クッションがその理不尽な暴力に耐えられなくなる前に、事務所の扉が開いた。
        「あ…ご、ごめん、まだ…」依頼人になんて言い訳したものか考えあぐねていると、依頼人の他に一人、大柄な男子が一緒であることに気づいた。 -- 2012-03-07 (水) 04:43:08
      • その大柄な男子生徒は、服を着ていなかった。
        もっと正確に言えば、身につけていたのは靴と、まわし。
        (ああ…そういうこと……)伝統衣装から覗くお尻には、確かにアルタイル輝くわし座のほくろ。
        「悪いので」と、報酬の半分を差し出す彼女から甘い香りがした。
        (渡したいものって、落し物じゃなかったのね)今日の日付を視界の端で確認しながら、二人を見送った
        季節はずれのアルタイルとベガは、夏の大三角ならぬ冬のハートを形作っていた。 -- 2012-03-07 (水) 04:48:32
      • ――了 -- 2012-03-07 (水) 04:56:26
  • 如月某日 - 探偵部事務所 - -- 2012-03-06 (火) 20:12:47
    • 「わし座を探して欲しい?」
      思わず問い返す。わし座は夏の星座だ。季節はずれにもほどがある。
      この酷く時期をはずした依頼が、忌まわしい事件の幕開けになるとはこの時は思っても居なかった……。 -- 2012-03-06 (火) 20:17:50
      • 「そんなものは天文部にでも…」追い出しかけた私にその女生徒は説明をした。
        その女性との話では、先日、町でよくない連中に絡まれたときに、とある男子生徒に助けられたらしい。
        なんでも、そのときに男子生徒が落としたものがあるのでどうしても届けたいとのことだった。 -- 2012-03-06 (火) 22:50:15
      • 「彼のお尻に、わし座の形をしたほくろがあるんです」
        恥じらいながらそういった女生徒に、一体どういう状況でお尻のほくろなんて見たのか聞く気も起きなかったが、それ以外の特徴らしい特徴は覚えていないらしい。
        ため息をつきながら、私は生徒会室へ温泉旅行参加の申し込みに向かうのだった。 -- 2012-03-06 (火) 22:52:04
    • 「ところで話は変わるんじゃが」
      依頼の応対中 そう言って話を突然切り替えたのは依頼人風を装う髭の少女
      「探偵にもやはりヒゲは必須じゃと思うんじゃがお主はどう思う?」 -- アーニ 2012-03-07 (水) 00:10:50
      • 「髭?」突然の話題に面食らいつつ答える。「探偵に必要なのは、目だよ。」
        「それに、私はあまり探偵というものにこだわってないんだ」
        お金を稼ぐためには依頼は何でもよかったのだが、何でも屋を名乗るには自分の力は偏りすぎていたし、自分の力でできることを具体的に説明するには探偵という言葉が便利だと思ったからだ。 -- 2012-03-07 (水) 00:21:54
      • 「むむむ 残念そうなのか」
        髭の少女はあからさまに意気消沈し
        「ヒゲさえあれば名探偵くらいには進化できるじゃろうに…」 -- アーニ 2012-03-07 (水) 00:45:36
      • 「名探偵って言うのはいわば称号だろう?進化とかそういう生き物の類の種別ではないだろう」
        風体にたがわぬエキセントリックな物言いに、訂正する。
        「髭の有無で個人の能力は変わらないよ」 -- 2012-03-07 (水) 00:56:04
      • 「ふふ」髭の少女は自信満々の顔で応える
        「変わるんじゃよ 能力ではなく己の内面がの」
        「こだわりというのはそういうものじゃよ」

        「さて」どうもこの一連の会話は依頼の話もだいたい終わったあとのしめの雑談だったらしく
        「では依頼の方よろしく頼むね「探偵」さん」
        最後にそう言うと髭の少女は事務所から去っていった
        (//依頼は特に考えてないので無難な調査依頼として行間処理お願いしました) -- アーニ 2012-03-07 (水) 01:19:10
      • 「そういうの、馬子にも衣装って言うんだろ?」ちょっと違う。
        「わかった、そのくらいなら明日にでもできると思う。」私の衛星なら、それはすぐに片付けられるだろう。
        「探偵さん」の呼びかけに苦笑する。「私は、探偵という身分にはこだわりは無いんだ」
        もう一度そうつげ、見送った。 -- 2012-03-07 (水) 01:24:23
  • 新年某日 - 探偵部事務所 - -- 2012-03-05 (月) 23:43:27
    • 制服姿で椅子に座り、手の中で指輪を弄ぶ
      その指輪はどう見ても安物で、報酬に比べるとそれは、あまりに安物だった
      でも、これは彼女にとって報酬以上の価値があるものなのだろう
      そう思いながら、エリに留められたこどもの玩具のようなウサギのブローチを撫でた -- 2012-03-05 (月) 23:49:14
      • 連絡を受け、急いで事務所に駆け込んできた彼女の笑顔と「着物、着替えちゃったんですね」という声に苦笑いを返し、二つ目の事件は幕をおろしたのだった。 -- 2012-03-05 (月) 23:50:23
  • 新年某日 - 探偵部事務所 - -- 2012-03-05 (月) 20:48:01
    • (お正月なので振袖で事務所に。長い黒髪は結い上げられ、細かな細工の入ったかんざしを挿す)
      今日の依頼は、そんな新年ムードから始まった -- 2012-03-05 (月) 21:57:06
      • 挨拶回り中なんだが此処でいいのか…お前んち(特製ピクルスの入った瓶を差し出して) -- フェリックス 2012-03-05 (月) 22:26:42
      • いや、住んでいるのは女子寮だ
        ここは私の事務所だ。何か依頼かね? -- 2012-03-05 (月) 22:29:43
      • そうだな…特別依頼だ、極秘のな…(渋い雰囲気と大人な声で)
        麗しき黒髪と綺麗な瞳を持つ俺の目の前のお嬢さんとの愛の日々は可能か否かを調査して欲しい…
        報酬は俺の愛、どうだろうか? -- フェリックス 2012-03-05 (月) 22:33:51
      • 出口はそこだ。入ってきたならわかるだろ。 -- 2012-03-05 (月) 22:35:19
      • あっあらぁーーーー!?ちょっと時期尚早過ぎたか…
        えーとそれじゃお友達になれるかどうかは調査出来ますでしょうか…(ヘタレた笑顔で手をすり合わせる) -- フェリックス 2012-03-05 (月) 22:36:37
      • ずいぶん譲歩したな。
        友達……か。友達って言うのはね(なんと表現するべきか、少し思案)
        重いぞ。(いいのか?と、覚悟を問うような視線) -- 2012-03-05 (月) 22:41:08
      • もーちろんいいに決まってるじゃないか!何で俺が軽いかって?女の子の苦労を背負えるよう無駄なもんは持たないのさ
        それでは…友達からで宜しくお願いします!フェリックスでもフェルでも好きに呼んで!(握手を求める) -- フェリックス 2012-03-05 (月) 22:48:08
      • (疑わしげな視線。この男は友達というものの重さを理解していないのか、それともでまかせを言っているのかもしれない。自分にとって友達というのは……)
        栗原透。よろしく(社交辞令じみて手を握る。)
        調査は引き受けるよ(自分にとってこの男が友人になるのか、この男が自分を友人としてくれるのか。結果にはあまり期待していない。) -- 2012-03-05 (月) 22:56:08
      • かけがえの無い大切な存在…ってか(その視線から何か察したのか、握手の力を強め)俺はそこに一緒に居て愉しいってのも加えてる(ニッと笑顔を見せて)
        おっそいつは嬉しいねえー、何時か最初の依頼もまたお願いしちゃうかも!?
        んじゃ今日のとこはこいつで、またねートオルちゃん!フェリックス!フェリックス・ステイシスを宜しく!(手を振りつつ帰っていった) -- フェリックス 2012-03-05 (月) 23:04:27
      • (それはもっと複雑なものだったが…あえて訂正はしなかった)
        その追記事項には、同意するよ(社交辞令ではない、微笑が漏れる)
        お金次第でなんでもやるよ。困ったことがあったらお金を持って訪ねるといい。 -- 2012-03-05 (月) 23:23:48
  • 師走 - 探偵部事務所 - -- 2012-03-04 (日) 16:09:50
    • 実技試験がなくなったようで部室でカフェオレを嗜む。
      事務所を構えたのは、依頼を受けやすくするためであり、部活動という形で学園に申請すればタダで借りられる上に部費もつくからだ。
      われながら冴えたアイデアだったと思う。 -- 2012-03-04 (日) 16:26:53
    • こうして、最初の事件は終わりを告げた(デスクの横でおいしそうにキャットフードを食べていた猫がにゃあと鳴いた) -- 2012-03-05 (月) 01:05:08
  • 11月某日 - 探偵部事務所 - -- 2012-03-04 (日) 09:21:25
    • 冬の朝は一杯のホットコーヒーから始まる。
      豆から入れたものの方が好きだが、手間がかかるのでインスタント。あまりコーヒーが好きではないのでミルクは多めに入れたカフェオレ。
      さて…(椅子に座り、部室を見渡す。本当にお金をためられるか……不安はあるが、一先ずはこんなものだろうか?) -- 2012-03-04 (日) 11:43:23