- 9月某日 - 訓練坑道 -
- - 告知 -
- - 坑道内 -
- 廃坑道か……
(剣を担ぎブラブラと内部を探索中。奥まで行く気は無いのか極めて軽装) (それでも簡易医療キットの入ったポーチ等は携帯している) 学長が訓練用に改修した聞いたが…… -- エミッタ
- 元々はなんのために掘られたのだろうな……
(行く先を照らす様ふわふわと精霊の鬼火が漂う エミッタ自身は魔術が得意と言う訳ではなく。これはカードと剣の機能で簡易召喚したもの) 学園は元騎士団の施設であったと聞く…… -- エミッタ
- ならば、なぜこんな近くに坑道が?
たまたま坑道の側に騎士団の施設が建てられたのか…… (歩を進める度に坑道内のひんやりとした空気がエミッタの頬を撫でる 入り口からそれなりに進んだが、大きな戦闘は特になく 時おり眠りを邪魔された大蝙蝠が威嚇のために襲いくる程度だ) あるいは…… -- エミッタ
- ここを監視するつもりで建てたと仮定する?
(エミッタの背後、投げかけるようにその疑問に答えれば驚かせるかもしれない) -- アサギ
- うむ、そして脅威が去った事で監視する必要が無くなり、ここは施設と一緒に放置された
…まぁ、あくまで妄想の域を出無いがね? やぁ、アサギ君も訓練かな? (微笑みながら振り向く。が、やはりエミッタも冒険者、その手は剣の握りにかかっており アサギの姿を確認しやっと握りから手を離した) -- エミッタ
- ええ。さっきまで射撃訓練場にいたけど、今度は動体を目標にしようと思ってここに来たの
そうなると人間の坑道というよりも蛮族が拠点にしていた施設と考えた方がいいかしら (エミッタの手が握りに触れていたのを見れば、驚かせてしまってごめんなさいと) -- アサギ
- なるほどな。ここには大蝙蝠や大鼠…訓練の相手をしてくれる者が大勢住んでいる様だ
(謝罪するアサギを見ればいいんだと言う風に微笑んで見せる) 蛮族か…その可能性は低そうだ 天井を支える支柱や壁はしっかりとしている(石壁を拳の裏でコンコンと叩く) これは何かの目的で掘り進めながら作られていったのだろう まぁ、この階層を見ただけでは何の目的で掘られたのかさっぱりだが…… その際に掘り出てしまったのかもしれないな…何かを…… ……なんてな、どうも昔からの癖で地下を歩いていると色々と妄想してしまう(肩を竦めれば苦笑を浮かべた) -- エミッタ
- 癖というと、地下を歩く習慣があったのかしら
エミッタの説明には一部納得できるけど、その何かは非現実的ね もしそんなのがあれば学校すら建てられない封鎖領域になるんじゃないかしら (敵意を出して飛んでこようとする大蝙蝠を二挺の銃にて追い払う) -- アサギ
- ああ、前も話したが遺失技術等の遺跡の発掘現場をな?
地下深くにある現場までの道中、暇つぶしに妄想する様な癖がついてしまったのさ …だろうな、私のはあくまで妄想、庶民が胸踊らせる英雄譚の夢物語の様な…な? (同じく近寄って来た大蝙蝠を鞘に納めたままの剣で追い払う 二人のこの一年での修行成果が見てとれるそんな一場面) さて、パーティも二人になったしもうちょっと奥まで行ってみるか? (//…と書いたけれど、そろそろ寝ます…すいません) -- エミッタ
- だからなのね、ここを歩いてるときのエミッタ。いつもより楽しそうよ
私は仮定することはあっても空想を広げることは少ないから、あなたの妄想が羨ましいわ 否定はしたけど、この坑道の奥に何かががまだ眠っているとしたら生徒の励みになるのかしら (ええ、と頷けば二挺の拳銃を携えてエミッタと共に坑道の探索を推し進めていったとか) (//いいんですよ、夜も遅いですから。今度にまた遊べる機会があれば楽しみましょう) -- アサギ
- (//ありがとうございます。また今度ゆっくりと遊びましょう…それではおやすみなさいませ) -- エミッタ
- 10月某日 - 訓練坑道 -
- - 告知 -
- - 坑道内 -
- (ドス、と重たい音がした 続いて何かが落ちる音) …三つ (つぶやく少女の声)
(訓練坑道の中層 開けた場所に一本、蝋燭の灯り 足元僅か脛辺までしか見えぬその明かりの前に、少女が一人) -- 春香
- (前髪を下ろし、目元は暗がりの中にあってなお暗い影 しかし、既にその少女の周りには三つ、大蝙蝠の死骸が落ちていた)
(一つは首を落とされ、一つは脳天から両断 そして今増えた死骸の太った腹には、苦無が刺さっていた) (落とした腰 右手には片手青眼に構えた直刀である 左腕は力を抜いてぶらりと下げた姿勢だが、伸ばした背筋はピンと張っている) -- 春香
- (大蝙蝠の血が流れる 坑道に血の匂いが濃くなる 表情も変えずに少女はその姿勢を保つ)
(血に誘われたか、仲間の死に激昂してか、蝙蝠の数が、その行動の広間に増えていく きしきしと軋むような鳴き声が、漣のように静寂を乱す) (この数が一辺に襲いかかってくれば、少女の小さな体など、血の一滴も残らぬだろう しかし、揺るがず) -- 春香
- (大蝙蝠の群れが少女に襲いかかろうとした最中、その群れの幾つかが坑道内に響いた砲声によって羽をもがれる)
(背後を振り向いてもいい、そこには二挺の銃を手にした見慣れぬ装束の女がいる) ごめんなさい、獲物を奪うような真似をしてしまって -- アサギ
- (羽ばたきが聞こえた)
っ (爪先が地面を掴む砂噛みの音 そこを始点に膝を柔らかく捻り、切っ先に気合を乗せる) (三日月紫電) …四つ (蝙蝠は、羽二張りと胴とに分かれた 構えは切り下ろした下段片手構えに変わる) -- 春香
- (切り払った少女の動きが終わると同時であった) ! (響き渡る轟音に流石に驚き、そちらに構えた)
(生徒か、と思う アサギに向けた刀の鋒を下ろし) 良かよ ちょっとびっくりしたけど …あー、逃げてっちゃった (蝙蝠達が離れていく羽音である) -- 春香
- あなたは確か、ハルカだったかしら? (学園内で見かけることはあってもあまり話したことがなく)
私も今、両手利きでの銃の訓練をしてたの。驚かせてしまったかしら -- アサギ
- よう知っとぉね えーっと…ごめん、名前なんじゃったっけ (実にすまなそうに頭を下げる それから、足元の蝋燭を取り、カンテラに明かりを入れた)
(明るくなった行動で、少女は刀の血を拭い取り、鞘に収める) 銃の訓練 音ば響きそうじゃね 狙いは蝙蝠じゃなかとかね? -- 春香
- 私はアサギ、一年過ごしてもあまり話したことの無い人がいるのは学園の為せる交流かしら
あ、カンテラは無くても良かったわよ。私の目は暗視機能を持つから いいえ、訓練は蝙蝠やネズミといったもの。動体射撃も鍛えないと実戦では使えないから -- アサギ
- はは、僕自身がそんなに友達多い方じゃなかけん、ごめんね よろしく、アサギ
あんしきのー…なんか、機械みたいなこつ言うお人じゃねぇ (ちょっと笑い、アサギに近づく) 僕の目は普通じゃけぇ、明るい方が見えやすいの 動体射撃… でも、どっちも音には敏感じゃけぇ、坑道だと追い掛け回すのが大変そう (音響くし、と首を傾げつつも、銃に興味津々) -- 春香
- 機械みたいと言われたらそうかもね。私はルーンフォークっていう種族なの、人造人間といった方が分かりやすいかしら
今季はあと弓(銃)術の称号を取りたいから頑張らないと都は思ってるんだけど (興味津々の春香に対し、持ってみると銃のグリップを向けて差し出す) -- アサギ
- ルーンフォーク 初めて聞くけど、ホムンクルスとは違うんかい? どっちかと言うと機械寄りやっとね (アサギの様子を眺め、うんうんうなづく)
そうなん? やったら、僕と一緒じゃねぇ (こないだ中級者称号貰ったとよ、とちょっと自慢げ) ありがと (受け取った銃を両手で怖々と持つ ちょっと重いのか、片手では持てず) 片手でひょいひょい撃てるのは、やっぱり人造人間の力? -- 春香
- ホムンクルスは錬金術師が造るものだけど、私たちはジェネレーターという古代の遺物から生まれるのよ
混同されやすいけど、フラッシュゴーレムやガルガンチュアといったのをあげれば種類が違うのは分かって貰えるかしら いいえ、私自身はそんなに生身の人間とは変わらないわ。ただ銃を扱えるように訓練してるだけ 重いと感じたのなら慣れてないか、筋力不足のせいよハルカ -- アサギ
- ふぅん…? (分かったような解らないような) フレッシュゴーレムは肉じゃけど、ガルガンチュアは機械人形やったっけ
でも、結局は稽古と訓練なんじゃねえ 普通の人間と同じ (銃を返して、指摘に苦笑) どっちもだよ 僕は筋力よりも素早さ重視じゃけん (言いながら蝙蝠の死骸を集め、革袋に包んで肩に担ぐ) 僕はそろそろ帰っけぇ、アサギ、この先は蝙蝠以外もおるけんね 気をつけて -- 春香
- 人造人間と一纏めに見れば同じに見えるけど、細分化すればそれは大いに違うものよ
私たちルーンフォークは一部が硬質の素材なの以外、殆どは生身と一緒だから こっちもあと少し訓練してから撤収するとしましょう。…死骸を集めてるのは素材にでもするつもりかしら -- アサギ
- え、食料じゃよ 稽古も食料調達もできて、一石二鳥じゃけぇ 時々ここで稽古しちょるけぇ、また話しかけてね!
(あっさりと言ってからカンテラを取り、手を振って帰っていった) -- 春香
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