FA/0033
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FA
先人曰く。
物事は、何事も出来る限り──シンプルであるべきだ。
名前
『箱詰屋』 パッケージ=パッケージ
企画
ForAfter
箱を開ける
†
トレンチコートを身に纏い、いつも何かしらのを被りものをしている人物。声色からすると恐らく男。
だいたいブリキ製の箱か、段ボール箱か、紙袋か、アルミ箱か、一斗缶か、木箱を被っている。
箱を売る仕事と、箱に物を詰める仕事をしている。
分厚い新聞と薄いコーヒーを好む。
店舗は持っていないが、そのへんをだいたいうろついている。
↑
箱を閉じる
†
箱
最新の3件を表示しています。
コメントページを参照
--
2017-10-16 (月) 23:53:47
--
2017-10-16 (月) 23:53:50
やあ、箱詰屋。儲かっているかい?冬場は紙袋たと口元がふやけてしまったりするのかな --
グロード
2017-11-05 (日) 23:44:35
(木箱を被った男が振り返り、手を振る)
グロードか、生きているようで何よりだな。しかし、紙袋? そうだな、紙袋は色々と利便性はあるが、湿度の関係でふやけたりなんだりという耐久性における問題があるのが難点と言える。携帯性に優れ、安価であり、軽量である点は全く紙袋の利点と言えるが、何かと不便さもあることは否めないだろうな。だが、それだからちょいって紙袋の魅力が減じると言えば全く話は別であり、紙袋であるからこそ、その紙の匂いを楽しめることもまた利点であると……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ
生きているようで何よりだ、グロード --
『箱詰屋』
2017-11-07 (火) 17:57:00
今日は木箱か、いつ見ても重くないのかといつか聞いた質問を思い返してしまうな…
箱屋でありながら僕の紙袋に対する愚問に真摯に返してくれてありがとう…相変わらず君はいい人だな
ああ、でもその内訃報が届くかもしれず、そうなると用意して貰った箱に何も詰めず理由もわからないままとなってしまうだろうからこうして説明に参じた訳だね
まあ、諸事情によって僕はこの度誤った訃報を正すことなく旅に出ようと思ってね。だから、君と交わした約束をちょっと訂正させて貰いたいんだ
(そう言って手に持った紙袋を示してみせる) --
グロード
2017-11-07 (火) 18:33:29
今日は? それはよくわからないな。俺は木箱しか被っていないし、他に何か被っている人間がそれはいるだろうが、俺が被っている箱はだいたい全て木箱だ。グロードと始めたあった時から、おそらくずっと被っている箱は木箱だった思うが……いやどうだろうな? 人の記憶は曖昧なものだ。案外適当なことを俺が勘違いしているだけかもしれないともいえる。また、俺は所詮は名もない箱詰屋であり、似たような商売をしている他者がいないとは言い切る事はできない。だが、グロードとここで今も楽しく会話をしているという自覚と思いをもっている箱詰屋は間違いなく俺一人であり、そこについては強くああだこうだと言う事も訂正する必要もなく……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ
旅に? それは結構だが、寂しい話だな。その紙袋は? --
『箱詰屋』
2017-11-07 (火) 18:57:55
…いや、僕が勘違いしていたかもしれない。あれ…?(首を捻る。思い返して)うん…すまない、何か勘違い、記憶違いがあったようだ…あれ…?
すまない、どうにも適当で…ううん。いや、不快にさせたなら申し訳ない、そうでないなら気にしないでくれると嬉しい…
死別よりは再会の目があるのが旅の良い所だね。僕も君のような友人と離れるのは寂しいが…そう、これが今日の本題でね(紙袋を渡す。中には女性物の衣類が入っており)
僕の代わりに、この娘に墓に入って貰おうかと思ってね。もう僕には要らないものだから…
これにはこれに相応しい箱があるだろう、だから君に頼みに来たんだ。この服を着ていた少女の名前はロージアという。それも箱にいれて貰えると嬉しいね --
グロード
2017-11-07 (火) 19:06:53
いや、気にする事はない。記憶は曖昧なものであるし、俺は箱詰屋である以上、それ以上でもそれ以下でもない。少なくとも木箱を被った俺はグロードとは友人であり、知人であり、アンタを好ましく思っている一個人で在る事には何の違いもないんだ。だから、不快だのなんだのなんてことはまるでないし、何より俺はアンタが俺に旅立つ前に会いにきてくれたという事実の方が嬉しいわけだしな。それにしても、いい服だな。これにはそれこそこれを着るに相応しい誰かがいると思うが……ああ、えーと、そうだ、一言でいえばこうだ
わかった、ロージアに似合う箱は俺が見立てよう --
『箱詰屋』
2017-11-07 (火) 19:17:26
そう言って貰えると僕も君のところに来た甲斐があるというものだよ。この街に対する後ろ髪の一つが君だったからね
ああ、頼んだよ箱詰屋。君の仕事は信頼している。勿論、君自身もね。僕が胸を張って友人と言える一人なのだから、当然なのだけど
では、宜しく頼むよ。引っ込み思案で人見知りなロージアはもう居らず、必要もなくなった…君の手で仕舞われるなら、それが最高だ
それでは、もう行くよ。またいつか戻ってくるかもしれないから…その時は、土産話でもしに来よう。では…またな、箱詰屋(笑顔で、手を振ってから去っていく) --
グロード
2017-11-07 (火) 19:27:57
俺からしても、アンタが来てくれた事は嬉しい。死なれていたら、当然だがこうして別れの挨拶すらすることは出来なかった。アンタの棺桶を仕立てた後、アンタが返事するわけもない墓前に向ってああだこうだ言うなんて想像するだに物悲しくて嫌になることだ。そうならなかっただけでも、俺はとても嬉しいし、別れの挨拶とはいえ、こうして最後にアンタが顔を出してくれたことは本当に嬉しいとしか言いようがない。ああ、もういくのか。それもまたいいだろう。だが、少しだけ待ってほしい。あとちょっと俺と話をしようじゃないか。最後と言われると俺も寂しいからな、いやしかし、こうしてアンタが俺を信頼して仕事を任せてくれたわけだから、それをほっとくのも悪いというものだ。ちゃんと仕事はしよう。このロージアという娘に似合う箱は俺がちゃんと選ぶさ。だから、なんだ、いやその……ああ、えーと、そうだ一言でいえばこうだ
(木箱を脱いで、手を振る)
また会おう。アンタがいないと俺は寂しい
(白髪を棚引かせ、紅瞳を物悲しそうに細めながら、その背を見送る)
--
『箱詰屋』
2017-11-07 (火) 19:51:11
お名前:
Last-modified: 2017-09-28 Thu 01:08:22 JST (2394d)