三行で †
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南方の山奥、マトモに地名も付いていないド田舎もド田舎からやって来た野生児
常に野山を駆け回って築き上げたワガママボディ ボサボサ黒髪褐色の中身長
自然に囲まれ恵まれた生活ではあったが、文明的なものとは酷く疎遠であった
15歳になり、大人となり独り立ちするにあたり村を出ることとした というより走り回ってたらいつの間にか村を出ていた
でも生きて行けてるからいいかな!
そうして出てみた外の世界は限りなく広く、見たこともない物が溢れていた
世界の隅から隅まで見渡すべく、レンガの建物、大理石の彫像、鉄の塔など乗り継いでいった
おこられた。
そりゃ当然のことで、高い所は危険という意識が無いやら物を足蹴にするなやらしこたま説教を喰らうこととなった
しかし方方からのクレームの最中、その運動能力に目をつけた老騎士に誘われ、騎士を目指す事となった
騎士とはなんぞや?とりあえず鎧を付けて武器を持って、なんやかやするらしい。
師匠たる老騎士が言うところでは、お前は伝令が向いているということ
伝令って何もん?とにかく走って手紙を届けるらしい。なるほど向いている
難しいことは余りわからないが、たくさん走れてメシが貰え、おカネまでもらえるときた。
騎士の修行を積む過程で槍を持ったり馬に乗ったりした。槍は魚取ったりするので慣れてたし、動物を手懐けるのは田舎でもやった。騎士ってチョロいな。
そんなこんなで礼儀作法の習得やらは苦労したが、数ヶ月掛け騎士見習いになることに成功した
その折に、新しい国家の樹立と言うニュースを耳にする野生児と師匠
師曰く、新しい国の騎士団なら人手はいくらでも欲しがる お前でも受け入れてくれるだろうとのこと
バカにされている気はするが、ともかく活躍出来そうな場所が出来ることだけはわかる
そうしてレイラはイムルトン王国へと足を踏み出すこととなった
レイラが騎士になるにあたって愛馬として手に入れた馬 馬飼い曰く、近隣三国で一番の駿馬である(要出典)
牧場でダラダラと過ごしてきていたが、動物の目利きが効くレイラの眼に止まったのが運の尽き
昼も夜もなくレイラの走りに突き合わされ、ようやく休みを貰えたと思えば回復の頃合いを見計らいまた走らされる哀れな馬である 恨むならその俊足を恨むんだな。
狸寝入りを敢行しても回復していることを見抜かれ叩き起こされる始末 都会の馬が野生児の目を誤魔化す事は出来ないのだった
本気でダウンした時には代わりの馬やそれに類する適当な動物や魔物がレイラの足となるが、それらが酷使されるさまを彼は同情の眼差しで見守る他ない
ちなみに暇さえあれば牝馬にモーションをかけるプレイボーイならぬプレイホースである が、デートをしている暇は与えてもらえない