- 7月某日 - 川の畔 -
- - 川辺 -
- (清流の音は、風鈴よりもずっと涼やかに響いている。アカデミー校舎内より5度ほども低い、清涼な空気の中で、勇者は胡坐をかいて瞑想している) -- ケニー
- 11月某日 - 川の畔 -
- - 川辺 -
- 冬眠直前の魚は食いだめしてるから脂が乗っててうまい……と聞いたことある気がする
そして食いだめに忙しいから初心者の雑な釣りにも引っかかりやすい、とも!フィッシングチャンスだッ! -- ゴグ
- (冒険帰りに釣具店で買った安物の竿に仕掛けセットを取り付ける。ルアー?フライ?やめてくださいよ専門用語使うの)
そして物理学的に考えれば、エサなんかそこらへんの(岩をごろーん。あっサワガニだ) 現地に住んでるもん食って生きてんだから現地調達で釣れないはずがないってもんよ(サワガニは釣り針に串刺しにされ即死!) -- ゴグ
- ていっ(ぽい。ぽちょん) …………(釣れるまでじっとしてる姿勢。おっさんは我慢強い子です) -- ゴグ
- …………………………あふぅ(ゾロ目だったらヒットするという俺ルール) -- ゴグ
- なんかやってんなーゴッさん。魚?魚いるのこのあたり??(煩いガキがやってきた) -- ショウ
- …………………ねみぃ(うとうと) -- ゴグ
- ゴッさん寝てると魚逃すぞ…?(ゴグの迷惑にならないように、釣りしてる所よりも下流にざぶっと脚を入れる)…おーつめて、流石に11月だな…! -- ショウ
- ……へぁ?(声?誰?あっショウだ) さーなー、川なら魚くらいいるんじゃねえの!?と思ったんだよ
なにしろ釣りなんかしたことないからさっぱりわからん!いるかも知れないというカンだ!(キリッ) -- ゴグ
- ……ん(足元、山女魚が泳いでいるのが見えた)………(川の中を歩み寄り…音が立たない。どういう歩き方してんだこいつ)
(そして全く気配を感じさせないような動作で、救い取るように)……っと(滑らかな動きで、山女魚を素手でゲットした)…おお!とれた。 -- ショウ
- むしろお前のほうがなにしてんの?水浴び?水浴びなの?(若者の無鉄砲さに震えるおっさん。当然おっさんは寒いのが嫌いです) -- ゴグ
- (嬉しそうに手に魚を握ったまま)いたぞーゴッさん、山女魚だこれたしか。ヤマメ。こんな時期でもいるもんだなー -- ショウ
- \まじで/ -- ゴグ
- ……キタコレ!!(ガッと竿を立てる。うおおおおめっちゃ引いとる)
(ゾロ目だったら逃げられるという特別ルール) -- ゴグ
- っしゃおらー!私も獲ったったわコラー!(連れた!はじめてなのに釣れちゃった!……ブラックバスが)
……なんかまずそうなやつが。 -- ゴグ
- おおー!やるじゃねーかゴッさん!俺の魚よりもでっけーな、ブラックバスかな…川にいるんだ…(こまけぇことはいいんだよ)
一応食えるらしいけどな、でも寄生虫も多そうだし焼いて食った方がいいな。…火、起こすか? -- ショウ
- おー、これがブラックバス……えっ食えんのこれ?なんかネズミとか食ってそうなんだけど(バスの口くぱぁくぱぁ。渓流にいる魚じゃないがこまけぇことは以下略)
連れた異常こんなクソさみーところにいたくないぞ私は。自炊場行こう自炊場 -- ゴグ
- ネズミを食う……うっ(フラッシュバック。ネズミの肉…食べてる自分、妙な満足感…すぐに消えていく)…?…まーいーや。
自炊場か、おっけー!俺の釣った山女魚も焼けばうめーだろーしな、魚の塩焼きタイムだぜ! -- ショウ
- ……?(なに今の間。バスにシンパシー覚えたの?と思ったが空気読んで黙った)
まぁいいや、行くべ行くべ(そういうことになった) -- ゴグ
- 1月某日 - 川の畔 -
- - 秘密の訓練場 -
- (河川敷、平坦で、ならされた地面の上で、剣の型をなぞりながら、イメージ上の敵へ素振りを繰り返している) -- ケニー
- (八双に構え、敵は大振りに上段から切りかかる場面。歩み足で前方へ踏み込み、剣を捻り先を相手へ向ける) -- ケニー
- (振り下ろされる剣の横を翳めるようにして、受けながら剣を突き出し、攻撃を反らしながら剣を返し、裏刃で肩に斬りつける)
(袋竹刀に刃なんてものはない。縫い目の線が刃と見立てる。一連の動作、これが“流し目斬り”) -- ケニー
- (すぅーっ、っと息を吸う。心臓の動きと、肺の動きと、脈の動きを意識して制御する)♪ 雲の果てに 風が流れてゆく♪
(バットを振り被るように袋竹刀を、頭の裏側まで) -- ケニー
- ♪ 忘れていた 歌声が響く(そのまま親指を立てて剣を握る、“はたく”ように。相手の剣ごと相手を馘りつける動作)
♪ きっと 心のコンパスは ためらいを縫って ♪ 本当の未来を示すよ(今度は、自らがその動作を受けた場合。返すように、こちらも同じように、下側から相手の剣をくぐるように斬りつける) -- ケニー
- ♪ 走りだせ! 走りだせ!(先手を取られた場合。またも上段から斬りつける。上段の想定が多いのは、勇者の身長が低いからだ。くそう)
♪ THE SIGN OF HERO!(右足を斜め前方に踏み出す。相手の攻撃線の外に踏み出し、腕を交差させながら相手の攻撃の上から剣を添わすように降る) (そのまま滑らせて相手の手首を切る。もしくはバインドに持ち込み、表刃で斬りつける) -- ケニー
- ♪ 抱きしめたー!! 夢の数ほーど!!(自分が剣をバインドされた場合の想定。強い力で抑えこまれている。剣を滑らせ、巻くようにバインドを抜けてそのまま回転の勢いで顔面を衝く!)
♪ つーよく!! つーよく!! ぼーくになーる!!(シンプルに。退いていた足を思い切り踏み出し、上段からの一撃! 二撃! 三撃!) -- ケニー
- ♪ 信じた 明日のために 奇跡すら起こせるはずだと!(また一歩踏み出す。上段からの一撃と同じ出足から、片手突きを見舞う。息が切れてくるが、呼吸は乱さない) -- ケニー
- ♪ とまどいも つまづーきさえーも! そっと そっと 背を押すよ(突きの動作で相手の武器と自分の剣を噛ませる。そして突如力を抜き姿勢を低くし、剣を深く構えて懐に飛び込む)
♪ Believe in my heart!(刃を押し付け、なで斬りを見舞う。離れる) ♪ 風になれ 夢なれ はるかに(一歩踏み出し、剣を頭上に掲げたあと投げ出すように、飛び込みながら相手に裏刃を叩きつける) -- ケニー
- ふぅ……。(血振り。息は切れていない。額の汗を拭う。木立の間を寒い寒い風が吹き抜けて、瞬時に残りの湿りを乾かしていった) -- ケニー
- ……。♪ いまにつられ いまが溶け落ちてく どこかイヤな 自分が透けてる(下段に袋竹刀を構え、両足を広く開き、じりりと距離を詰める。後ろ足を徐々に、徐々に前へ寄せ、それを踏んで跳躍)
♪ だけど キミが教えてくれた 悔しさもきっと(切っ先を車輪のような軌道を描かせて、敵の武器押しのけて顔面を打ち据える) ♪ 前を見てる 証拠だから 戦うよ戦うよ(同様の動作のあと、防御されたパターン。腕を返し、バインドをくぐり抜けて突きを見舞う) ♪ That is pain of a Hero!(避けられたパターン。そのまま踏ん張り、円を描いて自分の反対側の側面に切っ先をやり、同じ軌道で返す刃を、前方へ踏み込みながら放つ) -- ケニー
- ♪ まもりたいー! ゆめがーあるかーら! つーよく! つーよく! ふーみだせーる!(斜め上方へ突きの構え。接近する敵へ、ぶんと袋竹刀を振り回し、下段から斬り上げる)
♪ 見えない 日々のなかを ただひとつ 輝き導く!(同様の動作を繰り返し、こちらの動作に対応して退かれた場合。すばやく一歩踏み込みながら片手のグリップを強める) -- ケニー
- ♪ちっぽけな 勇気だけれど (肺が痛む。が、呼吸は乱さない。無理にでも吸う。吐く) ♪ キミが キミが いーるならーば!(下段から剣をそのまま振り上げ、柄を渾身の力で振り下ろし、打撃する) -- ケニー
- ♪ Bring my soul 新しい まぶしい 力を(切っ先を下に向ける。足を開き。自分の爪先から30センチほど前を指し示すようにする)
……。(人の気配がしてフィックを見たが、続行)♪ 夜の とばりに (足を動かさずに喉元へ向けて突き出す) ♪ 月も 星も ひび割れてしまうけど(突きは届くか届かないか程度。その後、切っ先を落とすように相手の手首へ落とす) ♪ キミの光で(また、突きの構えから同様の動作をする。突きはあくまで、牽制から行動制限。隙があるのならば突き入れる) -- ケニー
- ♪ 走りだせ! 走りだせ!(突きのベクトルを上方へ、剣を真っ直ぐ振り上げる)♪ The sign of hero!(左足をひきつけ、真向から打ち込む) -- ケニー
- ♪ 抱きしめたー!! 夢のー かーずほーど!!(剣を下まで振り切り、最初の体勢へ。すぐさま突きへ)
♪ つーよく! つーよく! ぼーくになーる!!(退く。剣を肩に抱えるように構え、また相手から仕掛けられた想定。剣を斜めに構えたまま、下方へ受け流す) ♪信じた 明日のために 奇跡すら 起こせるはずだと!(受け流し、相手の側面へステップ。腰を深く落とし、思い切り振り回すようにして相手の胴を薙ぐ) -- ケニー
- ♪ とまどいも つまづきさえも そっと そっと 背を押すよ(大上段に構える。剣を、背負うように見えるぐらい、引く)
♪ Believe in my heart 風になる 夢鳴る ボクらは(まず縦一閃、返す刃で斜め方向へ切り上げ、剣を踊らせるように横薙ぎを最後に打ち込む) -- ケニー
- ふぅ……。はぁ。さすがに、くたびれた……。(喉奥からぜひゅーと空気の通り抜ける音が鳴った)……。フィック。……見てるのか? 気配がする。 -- ケニー
- 見てたよ、♪ That is pain of a Hero! あたりからね
や、勇者様。精がでるようだね -- フィック
- 半分過ぎたあたりか。(汗を入念に拭っている。だって濡れたままだと風邪ひいちゃうからね。イスマイルに笑われちゃうからね)
……遠くから見ていてどうだった? 私の動きに、乱れなどなかったか? あと、たぶん、よくわからんとは思うのだけれど、音が外れたりはしていなかったか? -- ケニー
- さぁ? 僕は武術とかにはあんまり興味もないし、喧嘩も苦手だからよくわからないな
でも、妙にはおもわなかったよ。見てて中々おもしろかった 歌のほうは、まぁ、普通だったよ -- フィック
- ……面白がられないために、こんなひとけのない場所でやってたのだけど。まぁ、その反応からして大きな乱れはなかったし、音痴になったりリズムが外れたりはしていなかったようなのだ。
ひとりでやってると、そのへんがよくわからなくなる。集中するからな。隠れた努力も考えものなのだ。……まぁ、隠れてきれてなかったわけだけど。 -- ケニー
- 努力を隠す理由が僕にはよくわからないけどね、堂々とやればいいじゃないか
人前でも集中できるようになるし、いいんじゃないの? まぁ、無理にとはいわないけどね、勇者様の考えることだし いつもやってるのこれ? -- フィック
- 人前で集中なんて、それ以前の問題なのだ。努力は、隠さなければならない。大事だと思うようなことは、特に。ゆっくり、ゆっくり積み立てなければならない。
……いつもやってるな。調子のいいときは、このまま続けて2,3曲はやる。それを何セットか繰り返す。ここなら騒いでも迷惑にならないしな。遠慮無くだ。 (今度は普通の、単純な素振りに移行する。袋竹刀の先には、厳重に固定された鉄アレイが括り付けられている) -- ケニー
- へぇ、努力を隠すと言う発想は、僕には全く理解できない思想だな
まぁでも歌を歌いながらやるのが普通なら確かに場所は選ぶべきなのかもしれないね また、随分とハードなトレーニングだね、それも勇者になるためかい? -- フィック
- (5秒かけて上げ、5秒かけて降ろす。縦だけでなく、袈裟懸けに振り下ろすかたちでも左右やる)……ふぅーっ……。
ぶっちゃけ恥ずかしいしな。修行効率は良いのだ。私は、剣を扱いながら魔法を唱えなきゃいけないから……。 これは、ハードじゃ、ナイっ。 ……他の連中はもっと、厳しい修行を積んでるのだ。私は、まだまだ、ぜんぜん、追いつかない……。何もかも。 ……みんな、私よりずっと早く強くなっていくのだ……。 -- ケニー
- ああ、呪文詠唱をしながら闘うために歌を歌いながらトレーニングしてるわけか、それは理にかなっているね
しかし、早く強くなっている? そうかな? 僕は新参者だけど、学園見渡すに早く強くなってる人はそうみないけどな 最初から強かったって人はよくみるけどね ケニーだって強いじゃないか -- フィック
- 感情を篭めなければいけないし、リズムや、音程。詠唱に必要な要素が揃っているのだ。……。そうかな。私、みんなに置いて行かれてる気がするのだ。
いつでも皆の背を追っている気がして、不安でならないのだ。……私は強くなんかないよ。だって、一度も勝ったことがないからな。 (トレーニングは腕が疲れてきてから本番である。鹿威しのように、一定の上げ下げを繰り返し続ける) ……フィックは、自分が弱いようなことをよく言っている気がする。怖くないのか、そういうのって。 -- ケニー
- むしろ逆に聞くけれど、弱い事を、無力であることを恐れる理由なんてあるのかい?
弱いから、無力であるからこそ、学びにきているんじゃないか。学生なんだからね 僕からしてみれば、自分の正しい実力を測れないことほど恐ろしい事はないとおもうけどね -- フィック
- ……。私も弱いことを自覚し、このように鍛錬している。(腕が痺れる。いつもの回数を3割増し程度でオーバーしている。なんとなく、止められない)
なぜかというと、無力であることをとてつもなく恐れているからだ。私は、弱くてはいけない理由がある。 魔王を打ち倒さなければならない。完膚なきまでに。“理想の勇者”としてだ。……私の現在地や、限界値を正しい把握なんて、したくない。 私の才能がどうあろうとも、そこに到達しなければならないのだ。弱いままでいたら、一生無理なのだ。 -- ケニー
- つまり、ケニーの理想の勇者様っていうのは……1人で、何でもできる勇者様なんだね?
人に弱さを見せる事なんてない……完璧な勇者様なんだね? -- フィック
- それが、“理想の勇者”だ。魔王を討ち倒す。……一人で何でもできるかどうかは知らない。ただね。弱さを見せることなんてなくて、絶対に魔王を倒せる存在だってのは確かなのだ。 -- ケニー
- なるほど、なるほど、よくわかった
じゃあケニーはようするに……勇者というより、バケモノになりたいんだね 弱さを見せずに必ず魔王を倒す……装置になりたいわけだ 確かにそれじゃあ、強さを求めてもしょうがないとおもえるね -- フィック
- それを化け物というのなら、そうなのだろう。……装置。装置か。装置という呼び方は、きっと正しいのだ。
私は、引き絞られる矢なのだ。願いを乗せて、魔王の心臓を射抜くために引き絞られ、ただ撃ちぬくためだけに生きる矢なのだ。 ふぅーっ。(袋竹刀を降ろす。肩が重い。もう動きそうにない)なんだか皮肉屋だ、フィックは。でも、私の言ったことは全て本音なのだ。 でも……化け物は、やだな。装置も、ほんとはやだ。……私の中がカラッポみたいでな。 -- ケニー
- そういうつもりはないんだけどね、僕も本音で極力喋ってるだけでさ
まぁ、今ケニーがいった通りの勇者像はハッキリ言ってカラッポだったね なんか、やらされてやってるみたいな勇者だった -- フィック
- “歯に衣着せぬ”って言葉があるのだ。会話のストリーキングはよくない。(袋竹刀に括り付けた鉄アレイを外している)
……。記憶喪失で、人格の内側がカラッポ。勇者を名乗って、実力が伴わないカラッポ。……私は、カラッポだらけなのだ。 でも。“理想の勇者”になることは、私の唯一無二の望みなのだ。……だーかーら。フィックと話してると、話が不穏になるのだ! どんよりしたのはキライなのだ。天候も、気持ちも! ……全ては言葉だ。言葉だけに過ぎない。なんだろうと、私は強くなるために頑張るのだ。 今よりももっともっと! 今日は、帰るのだ! じゃな!(鉄アレイ抱えて帰っていった) -- ケニー
- 衣を着せたら着せたで奥歯に物が挟まったような、ともいうけどね
まぁ、僕はあくまで応援しているよ、心からね じゃあねケニー 少なくとも、僕の言葉でどんよりしている間は理想からは遠ざかりっぱなしだとおもうから、頑張ってね -- フィック
- 遠巻き --
- 2月某日 - 川の畔 -
- - 平坦な河川敷 -
- よし、じゃあ行くのだー。……あっ、じゃんけんじゃなくて、キャッチボールの気分に近いな? これ。(非常に緊張感がないが、リラックスは重要だからね)
(深呼吸する。ここは、マナの交流点。空気にも多くマナが含まれ、地脈にも、光にも……魔法の訓練には持ってこいなのだ)
日光が蟠る ぼんやりと空気を歪めて 降り注ぐ熱が泳いでいる 夜が更けて帳が降りる 寒い、暗い、怖い 堪らない お願いだ こっちへ来て暖めてくれ いまいちど熱をくれないか
ファイアフライ
(ボボウッ)(右の掌の上に、“二つ”のソフトボール大の火球が浮かんでいる)……よし。(手応えありという顔) ゆけっ!(ひとつは真っ直ぐ、ひとつは放物線を描いてロシェへ飛んで行く。スピードは、まさしくキャッチボールといった感じ) -- ケニー
- 初歩中の初歩といえる訓練ですからねぇ。僕はこれで遊び気分も交えつつ基礎を学んだんですよぉ。
とは言ってもぉ、速度や弾数、魔力を強めていけば気の抜けないものに早変わりしていきますからぁ、初心者から上級者まで、誰がやっても為になる訓練でもあるんですよぉ。 (清浄な空気、闇を基点とする自身の魔力とこの場のマナはそれ程適しているとはいえないが…) (それでも、闇とは何処にでもあるもの。此処は森。魔たるモノも多く潜む場所。両の腕を軽く開き魔力を練り上げる) (丁度、ケニーの放った火球が中間地点に差し掛かった辺りで闇色をしたくない弾が直線的な軌道を描いて放たれた) (速さはケニーの火球よりも随分と速い、が。魔弾が2つ重なり合えば小さな破裂音と共に相殺し、マナの残照を残して消え去った) 同じ形、速度のものをぶつけあうでもいいですがぁ、こんな風に威力だけを調整して、別物をぶつけるというのもありですよぉ。 それでは今度はこちらから…(両腕を水平に掲げれば、それぞれの手先からサッカーボール大の魔力弾が生成される) (そうして、腕を交差させれば直線的に。ケニーへ向かいゆるゆると進んでいく) -- ロシェ
- (ロシェの魔法弾は火球を炸裂せしめ、消失させた。音が響き、葉が揺れる。森が魔力の蠕動にざわめく)
確かに、ためになるのだ。(また、ロシェが両腕を広げる。集中の癖だろうか。先程よりも、魔力の充填は多いような気がする) (魔法弾は、それなりの大きさがあった。けれど遅い。対応までの時間は十分ありそうだが……) 凍りつく 巨大な息吹が地表を揺らす 枝が伸びる 空一杯に広がっていく 氷の大樹はまるで突然現れたかのように もうそこで息づいていた フロストコラムス
(川の畔を霜柱が匍う。真っ白い道が、パリパリ音を立てて進んでいく。その道は途中で枝分かれをし、魔法弾の進路に到達すると) (キンッ)(高い音を立て、瞬時に、逆向きの氷柱となって突き立ち、魔法弾を貫く)こんな手段もアリか! ……さてと。次なのだ。 心とはなんて不安定なものだろう あまりにも簡単に沸騰して ぐらぐら揺れ動いてひとつの場所にとどまらない 身体までそれに引かれて あちらにふらり こちらにふらり うんざりだ 縫い止めてあげる 心の臓にまで刺さる針で 足も心も 静かになるよ アイスニードル!
(ピキキッ)(勇者の手指に氷の刺ができる。その数みっつ。真っ直ぐロシェへ向けて、)行けっ!!(打ち出される。なかなか早い) -- ケニー
- そういうことですぅ、相手の手が一つとは限りませんし、自分も多様な手段を持っていた方がいいのは間違いないですからねぇ。一つを極めるというのも、それはそれで有りですがぁ…
放たれた魔法がどのような属性なのか、威力なのかを見極める判断力、それに対抗する手立てを考える考察力、色々と同時に鍛えられますよぅ。 やっぱり、勇者さんだけあって飲み込みが速いですぅ…僕はそういう考えに至るまで結構、かかったんですけどねぇ… (感心していると同時に、少々悔しそうに。自身が戦闘に向かないタイプであるのはわかりきっている事なのだが…)
それにしてもぉ…制御が苦手だと言ってましたがぁ、技は多彩なんですねぇ。確かにちょっと出力は不安定なように思いますがぁ… (ベストであるとは言えないが、ベターな出力であるように思える。先ほどの対応といい、感覚的に魔力を扱うのが得意なのだろうと思えた) (その感覚的な作業が苦手な自分からすれば羨ましい話だ…思考を交えながら魔力を練り上げる) …その詠唱は、イメージを明確に形にするためにしてるものですかぁ? (ふわり、両腕を持ち上げればシャッターを降ろすように振り下げる。上空に生成された魔力弾が氷の棘を突き刺し、撃ち落とした)
…なんとなく呪文からどういった魔法なのかを想像出来てしまう、というのは余り良くないですねぇ。慣れてきたら、詠唱無しでも魔法を使えるように訓練した方が良いかもしれません それでは…ちょっと、僕の本領をお見せしますねぇ。(ボ ボ ボ ロシェの背後に無数の魔力弾が浮かび上がる) 威力はぁ、加減してありますぅ。当たっても痛いくらいのものですがぁ…出来る限り、捌いてみてくださぁい。 質よりも量、数打てば当たるが僕のスタイルですぅ。(手で銃の形を作りだす) それでは…どうぞぉ。(BANG! 一斉に魔力弾がケニーへと撃ちだされる) -- ロシェ
- 5属性の魔法を、まるで息をするように操る。それが“理想の勇者”だからな! ゆえにいろいろ使えるんだが、いかんせん安定しないのだ……。
(器用貧乏ではなく、器用富豪を目指したい。そんな勇者)……うおう。 (正確に撃ちぬかれた。叩き落とされる。流石にこの“遊び”を幼少期から嗜んでいるだけある。剣の熟達者に、こちらの剣を裁かれるのと似た感触があった) ……そればっかりは仕方がないのだ。私、本だって音読しないと読めないので、詠唱も口に出さないと出力が著しく低く。まぁ、努力する。 ……。……。……………。(勇者は絶句した。雨粒のように見えるもの、全てが魔法弾だと考えると、目眩いがした。そして合図でハッと我に返る) さ、捌いてやる! 多勢に無勢は勇者の華だ! たとえ仲間が自分以外全員倒れようとも、一人で全て敵を蹴散らすのが勇者なのだ! (「も、もう」「とれる手段なんて、これしか……!」ぎゅっと拳を握りしめる。総毛立つような、烈しい魔力が肌をつたう) そこには人っ子一人いやしない 閑散として 物音を立てるものなんてなにもいないんだ 何か感じないか? 空気が震えているだろう みんな 怖がっているんだ おまえが生まれるのを 否定されているように思うかい? 違うよ おまえは何にも妨げられないってことなんだ もしも邪魔者が居るのなら蹴散らしてやれ 文句なんて言われないから さあ! (魔力弾の嵐が迫る。勇者の皮膚を、細い電流が駆け抜ける。バチッ、バチッと虫か何かの羽音のような声を漏らして、魔力が叫んでいる) ライトニングぅ…………ボルトォッ!!! (がおん)(唸り声を上げて、迸った電流が魔力弾の右翼の一端をがおんと飲み込みかき消していき……) ぎゃー!!(勇者は残りの弾丸にばしばし撃ちぬかれた)いたぁーっ!! -- ケニー
- (ケニーならばこれもどうにかするのではないか、そんな不安まじりの期待もあった…が)
…流石に無理でしたかぁ。適宜の魔力ではなく思い切って使いきるくらいの気持ちで撃っていれば全部書き消せたかも、ですねぇ。 (冷静にそんな風に分析していたがはっと気が付いて)あっ、ご、ごめんなさいぃぃぃつい何時ものように…!だ、大丈夫ですかぁケニーさぁぁぁん…!? (ぱたぱたと駆け寄ってケニーの顔を覗き込む)ぜ、全弾当たったとしても凄く痛い、くらいで怪我はしない筈ですけどぉ…! -- ロシェ
- しょ、ショウ。ホイミ。ホイミをかけ……。(居ない。戦闘に赴いたようだ)わぁっ……! いってらっしゃい……!
あいたたたた……。いやめっちゃ痛いのだ。あと盛大にずっこけたダメージと、“ライトニングボルト”の反動が……!(外傷は腕を擦りむいたぐらい) (後は単に痛いだけである)……一応、あの猶予でできる最大出力なのだ。私、あんまり強力なの放てないんだよね。あ、うん。 意外と平気みたいなのだ。(普通に立ち上がる)……しかし、これが仮に実戦だったらと思うとぞっとするのだ……。 -- ケニー
- 治癒術は殆ど出来ないですからお役に立てないですねぇ…擦り傷は後でちゃんと消毒して、弾があたったところにも軟膏とか塗っといてくださいねぇ?
…なんとなく、ケニーさんならもうちょっと高い出力がいけるんじゃないかなぁ、と思ってましたぁ。しかし…雷も使えるんですねぇ。これで、少なくとも三属性… 実用レベルまでこれを鍛えてたら、相当厄介ですねぇ…僕なんか、属性的には無と闇しか使えませんし。 逆に、今のうちにこういう手もあるのだと知れた、と思えばいいですよぉ。考え方一つでポジティブポジティブ、ですぅ。 さてー…流石にちょっと疲れましたねぇ…ちょっと、部屋で休んできますぅ。お手合わせ、ありがとうございましたぁケニーさん(軽く頭を下げると、蝙蝠に变化して飛んでいった) -- ロシェ
- こんなもの舐めておけばなお……あっ、痛い。無理しないでダー先生とかに治療して貰いにいきます。(回復はきちんとしないとね)
私の光と闇には直接攻撃魔法がないのだ。もうすこし、出力その他を磨かなければならないのだ……。こういうのにも対応できないし。 線での攻撃はできるが、面での攻撃ができないのだ。(こくこく。自分の弱点が知れた様子)……おぉ、ありがとうな、ロシェ。 私は……もう少しだけ、特訓してから帰る。じゃあな! ……。えっ。なにあれ、鳩……こうもり? そうか、吸血鬼だったな……。 -- ケニー
- - 川辺 -
- 【ゆうしゃのあらすじ】
【らいげつかいぶつとうばつ おいおいおい しぬわあいつ】 -- ケニー
- (素振り素振りアンド素振り)(筋トレ筋トレアンド筋トレ)(反復横跳び反復横跳びアンド反復横跳び) -- ケニー
- (案外死なないから大丈夫大丈夫…と耐久が16上がったりもしたことありますし…と見ている)
性が出ますねぇ、ケニーさん。邪念を振り払ってるんですかぁ? -- ロシェ
- (川の畔50mダッシュ川の畔50mダッシュアンド川の畔50mダッシュ)……ロシェ。これはな。自分と戦っているのだ。
怪物討伐になんか絶対に負けない!! -- ケニー
- そこで自分を追い詰めすぎてぇ、本番の時に疲労で上手く体が動かない〜ってなってしまっては元も子もありませんよぉ。
程々にしておいた方がいいと思いますぅ。というかフラグ立てないでくださいよぅ。 -- ロシェ
- 運命の打破をしてこそ勇者というもの! フラグはむしろブチ折ることを目標に動くのだ!
(ダッシュを終える。この冬の中半袖半ズボンの勇者は、めっちゃタオルで身体を拭く)まー、無茶はするけど無理はしないのだ。大丈夫だって……きっとゾンビだって……。 -- ケニー
- 言えば言うほど来月の危険が増していくように思えるのが不思議ですねぇ…自分でハードルあげちゃってないですぅ…?高いからこそ超えがいがあるのが勇者さんなのかもですがぁ。
(試しに、と手先で魔力を錬成。くないのような形をした闇色の弾を作ればケニーに向かって何も言わず、射出してみる) -- ロシェ
- 日光が蟠る ぼんやりと空気を歪めて 降り注ぐ熱が泳いでいる
夜が更けて帳が降りる 寒い、暗い、怖い 堪らない お願いだ こっちへ来て暖めてくれ いまいちど熱をくれないか
ファイアフライ
(瞬時に詠唱は完了し、掌から飛び立った“ファイアフライ”が闇の魔法弾を相殺する)……。 はーっ!! いきなりなにするのだロシェ!!(尻餅をつく。筋肉疲労で機敏に動けなかったので、魔術を選んだ次第) -- ケニー
- (殆ど気配を殺して放った筈なのだが即座に感知し、相殺までしてみせた。当たっても痛い、程度に威力は抑えていたとはいえ少し驚いたような顔をしてから拍手)
驚かせてしまいましたかぁ?ごめんなさぁい…こういうのにも対応出来ればぁ、次の依頼も安心かなぁ…と思いましてぇ…でも、流石ですねぇ、突然のことにもしっかり対応を出来るとはぁ。 -- ロシェ
- はぁっ、反射的に魔法は撃てるようにしてるのだ。……このあと、魔法の鍛錬でもしようかと思って、もう身体動かさないから汗拭いて、ってやってる時だったからというのもある。
(しかし額に脂汗をかいた)ま、まぁ、鍛錬の成果が出たということなのだ! あとは実戦でもできるか、といったところだ……。 -- ケニー
- それでも咄嗟であれだけの動きが出来るのは流石勇者様、って感じですよぉ。僕だったら避けるで精一杯になりそうですねぇ…
よかったら訓練に付き合いましょうかぁ?僕はぁ、どちらかといえば体術よりもそっちの方が得意ですしぃ。ちょっとくらいはアドバイスも出来るかもしれません。 -- ロシェ
- 魔法VS魔法の戦いか…(観戦者現る) -- ショウ
- ふふん、まだまだ未熟だが、そう言われて悪い気はしないな!(喜色満面勇者)
……いいのか? そうだなぁ、一人でひたすら魔法を撃つのも味気ないし、相手してくれると助かるな! 頼みたい! (向こうを見る)あっ、ショウだ。……なんで男なの???(男の姿に疑問をおぼえる勇者) -- ケニー
- (その場で強い踏込と共に掌底を放つ…遠当て。7mほど離れたケニーの頭のすぐ目の前の空気が爆ぜるように衝撃がたたきこまれた)
…俺は男だからね????元に戻った今そういう冗談通じないからね????? -- ショウ
- 一瞬男子の姿というかシスターじゃないショウさんに違和感を覚えた事を前もって謝っておきますので許して下さいごめんなさぁい(必死の頭下げ)
それじゃあ…そうですねぇ…(ケニーの前面、20歩程度離れた所まで歩き、正面から向き合う) この位置から、交互に魔法弾を撃ちあって先ほどのように相殺しあってみましょうかぁ。強すぎず、弱すぎず…ちょうど相殺出来るように調整する感じでぇ。調度良い魔力を練り上げるには集中力が必要ですしぃ、命中精度の訓練にもなっていいんですよぉこれぇ。 -- ロシェ
- (ロシェには、足元の小石を足で拾い上げて…ヒュピン!と風切り音すらなるほど早く蹴り飛ばし、ロシェの頬1cm横を抜けた 手で投げるより速そうであった)
(『訃霞』と呼ばれる脚による遠距離投擲の技術であった)……一つ、言っておこう。お前らだって人の事いえねーだろーが!!! ってことで俺は魔法の勉強をするので二人を眺めて居るよ。 -- ショウ
- 僕は性別変わってませんしぃ…男の子はまだ捨てた事ありませんしぃ…(案外動じる事も無く、当てないだろうという確信でもあったのか避ける様子も無かった)
…ショウさんも魔法に興味があったんですかぁ?なんだか、意外ですねぇ。 -- ロシェ
- 興味あるさ、今ん処一番わかんねー技術だしな。どーすりゃ打ち破れるのか常日頃考えてる。
とりあえず最近分かってきたことは梅花の構えでしっかりいなせば火球はいなせるという事だ、アレックスの火球弾いてそれは覚えた。あとは他の魔法だな… -- ショウ
- (頬を駆け抜ける怒りの籠った闘気。勇者は苦笑いと、連続の頷きで返した)
うむ、了解だ。じゃんけんみたいなものだな。……少し違うか。(互いの距離をはかりつつ、どうでもいいことで思い悩む) 私は魔力の制御がまだイマイチだからな。良い訓練になりそうなのだ。……まぁ、おてやわらかに。(軽く礼) ……何を言っているのだショウ! ロシェはともかく、私は女装したことも性別が変わったこともないのだ! 勇者だぞ! なんか見せるのがちょっとソンに思えてきた。ショウに魔法の対抗手段身につけられたらいよいよ勝てなくなるのだ! でも、見ろ! いつか勝つ! あっ、ちょっと待ってて。(上にツリーを建築) -- ケニー
- ショウさんみたいに格闘をメインとしている人が魔法に対抗するにはぁ、所謂気功と呼ばれる技術を身に付けるのが良い、というのは聞いたことがありますねぇ。
詳しくはないのでよく分かりませんがぁ、防御にも攻撃にも使えるなかなか有用なものだとかぁ…それ無しでアレックスさんの火球をいなせるのは相当スゴイですけどねぇ。 -- ロシェ
- 梅花の型は自然と体の気功の流れも落ち着くしな、まぁある意味では気功を使ってると言えなくもないかしれない。
そして俺はこっちで二人の魔法対決を見守っておるよ -- ショウ
- 本気の速度でやられたらわかんねーけど…あれくらいの速度なら梅花で軽く受け流せそうだなー(と二人の放つ球の勢いを眺めて) -- ショウ
- (二人が交互に放つ魔法をじっと眺めている …まだ、まだ自分の肉体で何とか対処ができるか、などと脳内でイメージバトルを繰り広げつつ) -- ショウ
- 別の場所で戦闘開始してしまったのでそっちに行く俺であった(シュバ) -- ショウ
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