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  • (キィ、キィと車椅子を軋ませながら訪れ、門を潜り屋敷のノッカーを叩く) -- マックス 2009-11-30 (月) 20:32:58
    • (しばらくすると屋敷の扉が開き白衣を纏った男が顔を出す)
      おや、誰かと思えばマクスウェル、君であったか こうして顔を合わすのもあのスラム街以来というわけだが……。
      今日は何用かな? 聖杯戦争も半ばお互いにその心境を語り合いに来たか、それとも共同戦線を張るべくこの私にすがりに来たか……。
      はたまた、わざわざこの場所に赴き襲撃を試みようとしたか……。(口の端を吊り上げ笑みを浮かべる)
      (//すまない大幅に遅れた上に今日はすでに限界のようだ……) -- ベヒスト 2009-12-01 (火) 01:06:10
      • さて、いずれも興味深い申し出だが……そうだな、強いて言えば手合わせと言った所か
        倒すにせよ、手を組むにせよ……まだお互いに一度も戦っていない以上判断材料に欠けるからな
        (//お気になさらず、ではまた明日・・・) -- マックス 2009-12-01 (火) 01:36:56
      • (敵本拠への出陣、それはこの戦争はじまって以来はじめての本格的な攻勢)
        (その姿勢は本質的に好戦的なこの悪魔――狂戦士の心を早くも昂ぶらせていた)
        ああもぅ、どうしてマスターって人達はこうお喋り好きなんだろ!早くドッカンドッカン戦えばいいのに…!
        (じりじりと焦れ乍、ウロウロと歩き回るは屋敷の屋根の上。そぅ、互いの腹を探り合う二人の魔術師の頭上だ)
        (その足元には巨大な斧槍。ただ置いただけで屋根のその部分が陥没する程の重量を持った武器だ)
        (悪魔はその武器をまだ手にはせず、己が戦うべき相手…敵サーヴァントの出現を待ちわびている)
        -- バーサーカー 2009-12-01 (火) 20:06:15
      • これはこれは、とんだ勘違いをして申し訳ない……この期に及んで手合わせとは……。
        おっと、失礼 いや、実にありがたい申し出かもしれん。
        ここの所私のサーヴァントは戦いに飢えていてね……日増しにその思いは強まっているのかもしれない。
        これも聖杯戦争という現象が引き起こす一種の……おっと、このような話は君には興味がなさそうだね。
        生憎、我がサーヴァントは偵察に出かけていてね、今呼び戻したところゆえ到着には少々時間がかかる……。 -- ベヒスト 2009-12-01 (火) 21:14:35
      • なに、あながち勘違いとも言えない・・・手を組む程の力が無ければお互いその場でカタを付けてしまうだろうしな
        ふふ、この大儀式の仕組みや、それによる影響・・・そしてその結果に興味が無いワケでは無いが・・・
        全ては勝ち残り、生き残ってこそだろう? ・・・それに私もまた戦いに植えている。 どうだろう、ベヒスト殿のサーヴァントが戻るまで私とベヒスト殿で軽く遊ぶというのは? -- マックス 2009-12-01 (火) 21:21:42
      • キャスターはお出掛け中かぁ。それじゃ、ボクの出番もまだってコトだね。むー。
        (闘争心の行き場がなく、不貞腐れて屋根の上で胡坐をかいて座りこむ)
        (だが、下ではどうやらマスター同士での前哨戦となりそうな気配、ならば――)
        しばらくはチア・サーヴァントするしかないね!いけいけゴーゴーマイマスター♪
        (片手フリフリ、眼下のマスターに声援を送る。取り合えずするコトを見つけたサーヴァントだ)
        -- バーサーカー 2009-12-01 (火) 21:28:40
      • 聖杯戦争とは複雑な要因が絡み合い、初めて成立する一種の儀式、そこに発生する現象は未だに解明されないものが多い……おっと、この話はここまでにしておこう。
        遊びと申したか……なかなかいい提案だ……。
        しかし私は見ての通り直接的な戦いは苦手でね……サーヴァントがいなければ戦闘力はまさに雀の涙。
        とはいえせっかくの誘いを断るわけにも行くまい、ここはお互いの知恵で戦い合うというのはどうかね? -- ベヒスト 2009-12-01 (火) 21:38:22
      • (ちら、と己のサーヴァントに眼をやり)
        ふふ、悪くない・・・もっとも、見ての通りと言うなら俺にはベヒスト殿が直接的な戦いが必ずしも苦手ではないように見えるが、な
        面白い、如何なる方法で勝負する? ・・・と、ベヒスト殿の言葉を借りるなら俺は言っても見ての通りの無骨者、お手柔らかに頼みたいものだがな(にやり、と笑ってみせる) -- マックス 2009-12-01 (火) 21:43:02
      • 聖杯戦争…。そ言えば誰が何のためにはじめたんだろうね。マスターにサーヴァントと言う形式。
        願いの叶うもの、と言う割りに戦争自体はあくまで個人レベル…。けれど何度も…うーん…?
        (思うほどに疑問だらけのこの戦争。けれど悪魔は3秒で考えるのをやめた)
        うわー!めんどい!頭痛くなるー!(屋根の上でじたじた悶える狂戦士)
        その上なんか知恵比べはじまってる…!はぅぅ、し、死にそう…!脳が…!
        -- バーサーカー 2009-12-01 (火) 21:49:47
      • 古よりお互いの知恵を絞りあい競い合う盤上の戦争……チェスだ。
        知らないわけではないだろう……マクスウェル。 -- ベヒスト 2009-12-01 (火) 21:53:33
      • へぇ……誰ぞ遊んでいると思えば、チェス盤の上で代理戦争かね。 良い趣味をしているよ、まったく。
        彼がバーサーカーのマスターかい? 何ともはや、個性的な出で立ちだ。
        -- キャスター 2009-12-01 (火) 21:56:01
      • ルール程度はな、ベヒストゥン殿
        (くす、と笑って)ああ、それと・・・俺のサーヴァントも同席させても良いだろうか? 放って置いたら頭が沸騰しそうになっているのでな -- マックス 2009-12-01 (火) 21:59:13
      • (死んだ魚の如く精彩を失っていた瞳に光が点る。口元にはにんまりとした、笑み)――来た、ね!
        (ダン!と踏み抜かんばかりの音を立てて、跳ねる様に立ち上がる悪魔。その手に斧槍を握り、周囲を見回す)
        声はすれども姿はナントカ…どこかな?出ておいでよキャスター!キミの相手はこっちだよ!!
        (サーヴァント同士の共感により居るのは判るものの、それが具体的に何処かは判らず…)
        (ならばと此方から声を掛ける。敵なるサーヴァントへと)
        -- バーサーカー 2009-12-01 (火) 22:03:29
      • おや、キャスターなかなか早いお戻りだね、これから少々お楽しみをさせてもらおうと思ったのだがね。(キャスターへ顔を向け口の端を吊り上げ笑みを浮かべる)
        見てのとおりお客さんだ、君とお手合わせだそうだ。 -- ベヒスト 2009-12-01 (火) 22:08:42
      • そりゃご苦労なことで。 まるで跳ね馬か暴れ牛ってとこ……かな、元気が良い。
        使い魔は使い魔の、宿主は宿主の遊戯を楽しめば良い、と僕は考えるが……どうかな、君たちは?
        同意が得られれば温暖な気候の下、彼女と庭園で追いかけっこをしようと思う。
        (主の背後でゆらり揺らめき佇みながら)
        -- キャスター 2009-12-01 (火) 22:14:06
      • (敵のサーヴァントはこちらの間近、対してバーサーカーは屋根の上・・・もしもここでキャスターの申し出を断れば・・・面白い)
        いやいや、せっかく役者が揃ったんだ・・・皆で遊ぼうじゃあないか ベヒスト殿もたまには体を動かすのも悪くないだろう?(口の端を上げ、笑みを深くする) -- マックス 2009-12-01 (火) 22:20:42
      • 見つけた!そこ、だね。見えないワケだよ…!
        (気配は敵マスターの背後、即ち己の足元――真下。それも恐らくは幽体として現れている)
        (――が、そんな事は関係ない。狂戦士は進撃あるのみ。そぅ…)
        最短距離でね!ありがとマスター!大好き!
        (知恵比べもいいだろう。だが本義は闘争!血の流れぬ、痛みを伴わぬ勝負では満たされないのだ)
        (狂戦士たるサーヴァントも、その主も!ゆえに、狂戦士は斧を振り降ろす。己が足元へと!)
        ちぇぇぇぇああああっ!!(既に数10tに及ぶ重量のある斧を、怪力にて振るう)
        (道が無ければ作るまで。屋根も壁も床も本棚もその蔵書も砕き吹き散らし乍――)
        (刃はゆらめく影…キャスターの位置へと、迫る)
        -- バーサーカー 2009-12-01 (火) 22:28:22
      • やれやれ仕方が無い……にしてもマクスウェル、君のサーヴァントは躾がなっていない様だね。
        マスターとしては必要最低限の躾は行うべきだと私は進言するが……。
        キャスター、かけっこは外でやるものだと教えてあげなさい。(迫り来る斧を避けようともせず、ただキャスターに指示だけを) -- ベヒスト 2009-12-01 (火) 22:37:11
      • ……承った。 僕としても、これ以上屋敷が壊されるのは忍びない。 根城が焼かれるのは、とてもとても心苦しいモノだ。
        (刹那、中空より降り注がれし大斧と、一人の少女 その猛撃は肉を抉る事無く、目の前の男と、彼が握り締めた双剣にて防がれた)
        やあ、ご機嫌ようお嬢さん。 もう辛抱堪らんと言ったところかねぇ……実に良い表情だ。 思わず僕の心も揺さぶられるよ。
        ささ……こんなところじゃあ躍れない。 良い子はお外で遊ぶもんだ。 (受け去った双剣を払い、装飾で彩られた窓枠目掛け)
        (庭園へ叩き出さんと、入れ違い様に縦蹴り一閃)
        -- キャスター 2009-12-01 (火) 22:57:27
      • ははは、面目ない・・・だが、子供は元気な方が良いだろう?
        バーサーカー、せっかくだから思いっきり遊んでもらうといい
        さて、ベヒストゥン殿・・・俺達も童心に帰って遊ぼうじゃないか(トレンチコートの袖からショットガンを取り出す) -- マックス 2009-12-01 (火) 23:04:46
      • (金属同士の弾ける音が響き、火花が飛び散る。そして悪魔は驚き…しかし笑う)
        ひゃ。キャスターって言うから頭脳派を想像してたけど…剣使うんだ?
        それも今の一撃を受け止めちゃうなんて…ボクより力ありそうだね!
        (落下し乍の、即ち重力加速まで付けた数十tに及ぶ質量。真っ向より受け止められるのは予想外だった。ゆえに――)
        (ゆえに、続く防御等は考えてもいない。キャスターの蹴りは悪魔の胸元に綺麗に入り)
        はぅ!!(…と呻き声を上げて悪魔は窓の外へと、押し出される様に蹴り飛ばされる)
        (その際、窓がひとつダメになったが、まあ今更、微細な損害だろう)
        …あ痛たたた。体術まで達者なんてね。でも面白いや…!
        (庭園の芝生…に落ちる事はなく、悪魔は翼で宙をひと打ちすると体勢を立て直す)
        (そして、斧槍の穂先をまだ屋敷の中に居るキャスターに向け、問いを放つ)
        ――答えて。キミは、ボクよりも強い?
        (その問いの後、マスターからの言葉に大きく頷く)
        (そぅ、今回の襲撃はマスターの新たな力の試験も兼ねている。魔力の心配は無い、はずだ)
        わかった!思いっきりだね!よおおおおおし!!
        (悪魔は己の首に左の手を伸ばす。己が枷を外し、力を解き放つために)
        -- バーサーカー 2009-12-01 (火) 23:11:07
      • だが子供といえども好き勝手暴れられるのも困り者でね……実は言うと子供はそれほど好きではないのだよ。
        子供を世話する身にもなってみたまえ……あれはとても疲れるのだよ。(その手には黄金の書、見下ろすようにマックスを見つめる) -- ベヒスト 2009-12-01 (火) 23:17:16
      • どうかな、少なくとも……退屈はさせないつもりさ。 それが男の甲斐性ってやつだろう? (くつくつと笑みを浮かべ)
        (砕けた硝子の向こう、ギラめく穂先を前にカツカツと歩み出す 得物を手にしたマックスを横切り、コートを翻して窓の外へと)
        まず最初に言っておく必要がある。 今この場は、僕が敷いた陣の影響下だ。 この身に一太刀入れるも、多大な苦労をするだろう。
        それでも良いのなら……存分に遊んでいってくれたまえ。 全力で、だ。
        -- キャスター 2009-12-01 (火) 23:31:48
      • ふ、妙に実感の篭った口ぶりだな? ベヒストゥン殿は子育てのご経験が?
        (ごく親しげに場違いな問いかけをしながらショットガンの銃口を目の前の魔術師へと向け、無造作に引き鉄を引く) -- マックス 2009-12-01 (火) 23:38:16
      • (はっきりしない答えではあるが、楽しませてくれる、と言うならば遠慮は無用)
        じゃあ行くよ――変身!!(カキン!と首の枷に付いた鎖を捻る。それは封印の解除)
        (歩み寄る敵のその目の前で少女の身体は膨れ、伸び、大人のそれへと変身を遂げる)
        (武器を持たぬ左の拳を1度握り、其処に篭る力…これまでの3倍だ…を確かめるとよし!と頷き)
        陣…?んん…?よくわかんないけど、マスターの許可もあるし、全力全快で行く!!
        (元よりそれ以外の選択肢なぞ持ち合わせていない。斧槍を大きく振り被り)
        貫けえええええぇーッ!!!(気合いの声と共に投擲する。それは人の目には捉えられぬ砲弾)
        (超音速の斧槍は雄叫びよりも速く、衝撃波を纏い、飛ぶ)
        (狙いは無論、正面より歩み来る敵サーヴァントの胴体中央)
        (そして曲げた己の胴を上げれば、マスター同士の戦いも始まった様)
        …大丈夫、だよね。(変身。3倍の身体能力の現界はそのまま主に3倍の負担を強いる)
        (今回は秘策有りではあるが――)
        -- バーサーカー 2009-12-01 (火) 23:45:47
      • 残念ながらね……まぁ、そんなことはどうでもよいだろう。(ばら撒かれる弾丸を黄金の書の紙片が障壁となってそれを防ぐ)
        談笑よりもこの一時を楽しもうといったのは君の方なのだから。(障壁となっていた紙片が刃となり今度はマックスへと飛んでいく)
        飛び道具はお好きかね……?(鋭い目をしたまま微笑みかける) -- ベヒスト 2009-12-01 (火) 23:52:05
      • ああ、それもそうだ・・・実の所、こちらの方が得手でね(刃と化した紙片がマックスの目の前で切り裂かれる 右手にはショットガン・・・左手には、剣を二つ組合わせた大鋏!)
        (同時、懐でガラスが砕けるような音が鳴る)・・・いきなり魔術宝石が二つ砕けたか(まだいくつか残ってはいるが長期戦はこちらが不利だ・・・最後の切り札はまだ使うつもりはないし、な・・・) -- マックス 2009-12-02 (水) 00:01:17
      • (地を這うように屈めば刈り揃えられた芝生を蹴り込み、放たれた長柄武器にも勝るとも劣らない速度で間合いを詰める)
        (飛び往く刃の先端は、彼のお気に入りである羽根帽子を引っ掛けて、二人のマスターが対峙する、屋敷内部へと吸い込まれていった)
        変身……変身? 嗚呼、先ほどの姿も可憐だが、今の姿も実に麗しいじゃないか。 彼らを忘れて食事なんてどうだい?
        生前から食には目が無くてね、良い店をいくつか知っているんだ。 雑多な食堂から、荘厳なレストランまで……どんな希望も叶えてあげよう。
        (瞬く間に相対距離は限りなく0へと近づき、流麗たる動作で双剣は交差するように振るわれた 軌道上に置かれる、標的(バーサーカー)の首を目掛けて)
        まあ……口が動かせない程刻んでしまうかもしれんが、ね。
        -- キャスター 2009-12-02 (水) 00:11:53
      • <<マックス、こちらゴースト 遅くなってすまない 配置についた 今お前の地点から150の場所まで来ている
        ここから「ジャベリン」>でヤツを狙える> -- GHOST 2009-12-02 (水) 00:13:42
      • (ヒュ――ゴッ!!斧槍は標的には当たらず、衝撃波を撒き散らし乍屋敷へ…)
        (屋敷の壁を易々と貫き、マスター二人の横を、二人が気付くより遥かに速く突き抜け)
        (そして別の建物を4、5件貫いたあたりで着弾。そこに在る不幸な建物を粉々に吹き飛ばす)
        ありゃ!!はずれちゃったよ!にしても衝撃波すら当たってないなんて…これが陣の…!?
        (雨の様に降り注ぐ本と木材の中、ちらり、と己が主を横目で見る)
        (なるほど、これまでと違い、変身や宝具の現界のみで弱り出す事は無いようだ)
        あは!やったねマスター!これでボクも力を使いたい放題ってワケだね!
        出でよ!!大禍霊宿せし大いなる鎌!アンゴルモアーッ!!
        (右腕を高々と天へ掲げて叫ぶ。宝具…この世に禍を齎す大鎌の現界だ)
        (その大鎌を頭上でぐるんぐるんと大味に振り回し乍、笑って答える)
        ボクも食べるのって大好き!特に戦った後はおなかいっぱい食べたい!けどね…
        今味わいたいのはキミの力!三ツ星レストランでも注文出来ないもんね!
        (双剣の狙いは正に正確無比。しかし、それ故に首を僅かに背後に逸らすだけで…かわせる)
        (キン!と首の鎖に二つの刃が触れる。ぞくり、と背筋に悪寒が走る)
        何度もよけれる早さじゃない…か。せぁぁッ!!
        (敵の顎を目掛け、右の膝が跳ね上がる。間合いは近く、大鎌での斬撃は――無理だ)
        (だが、この鎌は人を斬るためのものではない)
        (魔力に敏感な者なら判るだろう。大鎌の刃に瘴気…人の怨恨が生み出す負の力が集って行くのを!)
        -- バーサーカー 2009-12-02 (水) 00:27:36
      • ほう、切り裂くか……ではこれはどうかね?(いくつもの紙片が集合し突撃槍となり) キャスターの見よう見まねではあるが……。
        おや、何か隠し手でもあるのかね? 油断がならないね……!(マックスへ突撃槍が飛ぶ、先ほどの紙片とは違い切り裂くことは不可能な硬度) -- ベヒスト 2009-12-02 (水) 00:39:35
      • (走る剣閃紙一重 容易に避けたその姿に、口笛一つで感嘆の意を表す それを遮るように視界の隅、立ち昇り迫る膝蹴り)
        (欲張りに二の太刀を選ぶことはせず、おとなしく従うように、後方へとステップを刻む その手には、何も握られてはいない)
        なぁに、不思議がるこたないさ。 衝撃波など中和すれば良いだけの事。 ご存知の通り、僕はキャスターだ。 それが答えでは不服かな?
        ……刃物のほうは、そうは行かんがね。 ささ、お次は何を見せていただけるのかな。 興味は尽きんねぇ……特に、その大鎌は。
        どの様な代物かはわからんが、楽しみだよ。 脳裏に転がしただけでもゾクゾクする。
        -- キャスター 2009-12-02 (水) 00:47:50
      • (先ほどと同じく大鋏で切り裂こうとするが挟む事は出来ても切り裂けない)なに、非才の身だと用心深くもなるものでな・・・っ (車椅子ごと、大きく後ろへと飛ばされながら軌道を上へと逸らしてやり過ごす)
        ゴースト、OPENCOMBAT! 派手にブチかませ(スカルマスクの傭兵にそう応える間にもバーサーカーへと魔力を供給する魔術宝石は次々と砕け散り、トレンチコートの裾からキラキラと光る破片となって零れ落ちる) -- マックス 2009-12-02 (水) 00:58:07
      • <<Copy that! OpenFire! 化け物共のケツを蹴り上げてやるぜ!>>
        (突如、乾いた爆発音が響き、べヒストとキャスターの頭上へ向けて、命中精度94%、一発あたり10万$のジャベリンが降り注ぐ 巨大な鉄の塊… 戦車でさえ一撃で葬りさるミサイルによる一撃) -- GHOST 2009-12-02 (水) 01:05:45
      • (よし、と言葉が零れる。狙い通り敵との距離が取れた)
        (そして敵と睨み合いつつ、言葉を返す)さっきの投擲、普通の人間なら気付く前に肉片。熟練の戦士なら気付いた瞬間に肉片だよ。
        それを見切ってよけるどころか、おまけの衝撃波まで潰すなんてね…あは!流石は英霊だね!
        (驚きとその数倍の歓喜が身体を駆け巡り、身体に力がいっそう漲るのを感じる)
        じゃあ見せてあげる!この世の地獄…人が心の底で待ち望む破滅のひとかけらを!
        大!大!災!害!
        (大鎌を大上段に構えて叫び、振り降ろす。敵にではなく、己の足元――大地に)
        (直後、大地に注がれる瘴気――人の破滅願望が震度7を超える大地震を引き起こす!)
        (はじめは軽く揺れる程度、そして数秒後には建物がかるく倒壊する激震!)
        どう?この揺れの中でさっきの機敏な動きは出来る?
        (自分は宙に浮き、敵の様子を伺う。だが真の目的は別だ)
        (大地、地盤を変動させる事による魔法陣を歪めての破壊。無い頭で精一杯考えた――)
        (否、単に直感にまかせた地形への攻撃だ)
        さあ、ボクを止めないと次の禍いがはじまるよ!
        (大鎌の刃、其処に眠る恐怖の大王は再び瘴気を集めている)
        (そぅ、地震に巻き込まれ嘆き悲しみ怒る街の人間達の放つ瘴気を――)
        ん…?マスター誰と話してるんだろ。…て、おにょ!?
        (思いもしない位置から何かが撃ち上がったのを目で追ってしまう)
        (実は己の主の配した伏兵をこのサーヴァントは知らないで来た)
        (それ故の、大いなる…隙!)
        -- バーサーカー 2009-12-02 (水) 01:08:55
      • 伏兵……! まさかこのようなものを用意していようとは……!
        (瞬間、爆発に巻き込まれる、しかしその爆破に巻き込まれる瞬間確かにこの男は笑っていたのだ) -- ベヒスト 2009-12-02 (水) 01:13:55
      • (目の前で迸る火線と、それに伴う白煙の帯 ぎらつくフォルムと相まって、獲物を襲う野犬の群れと表するべきか)
        (蠢く大地に吹き上がる爆炎は、周囲の地形すら変えてしまうほどの衝撃を生み、瓦礫の砕雨が破壊の嵐を巻き起こす)
        (視界は晴れ、広がる荒地 庭園としての名残はほとんど見受けられない そして……キャスターの姿もそこには無かった)
        (血を滴らせながら100m程先の廃屋の上 腰を降ろして視線を廻している人影がひとつ 傷を負ったためか、吐き出す息は粗い)
        (ある程度の目測を付けたのか瞳を閉じて一呼吸 再度見開けば、横槍をくれた者たちへ向け、恫喝のようなプレッシャーが迸る)
        あのマスター、やってくれる。 どの程度効果があるかは知らんが、傭兵連中め……人の矜持を邪魔立てするとは。 次は、許さん。
        (ギリギリと音を立てて、大弓を掲げて引き絞る 極彩色で彩られたその得物は、遠方からでも容易に感知することができるだろう)
        (だが、この弓矢一式にはその程度の欠点など意に介さぬ 貫けぬモノは無く、阻めばその生命は亡い 名はヨグ・ソトース)
        (彼が亡き者とした、アーチャーの宝具である 夜鷹にも似た眼光を閃かせ、バーサーカー目掛けて矢は放たれた)
        (魔力の帯は漆黒の闇宵を鮮やかに裂きながら、標的を静かに目指す)
        -- キャスター 2009-12-02 (水) 02:02:44
      • つ……耳がマトモに聞こえん(爆音、爆風、地震・・・それらに翻弄されながらも体勢を整えバーサーカーへと魔力を送る)
        (そろそろ宝石も品切れか……今の内にアーシュラ殿の秘薬を……)(小瓶から取り出した錠剤を口に放り、噛み砕く・・・口内に広がる苦味とともに魔力が全身に漲る) -- マックス 2009-12-02 (水) 02:17:44
      • (自分の起こした大地震…それはまだ続いている…と、ミサイルの爆発による大破壊)
        (轟音と悲鳴、炎に黒煙に土埃、視覚も聴覚もまるで役に立たない大混乱の中、狂戦士はただ、敵の姿を求める)
        くっ、どこ行ったのキャスター!?まさかミサイルでやられたりは…!
        (不意打ちだったとは言え、敵はいまだ顕在。それは共感により判る。その大体の居場所までも)
        居た居た!距離を取ったツモリだろうけど、その程度は――!!
        待っててね、マスター!すぐアイツのヒゲひっこぬいて戻るから!!
        (送られる魔力に任せ、黒い翼を広げ、空を疾走する。己が身で黒煙を貫き敵に迫る)
        (煙越しに薄く見える敵の影、その手には…)――!?弓…!!何でっ!!
        (その言葉を言い終えるよりも速く、放たれた矢は狂戦士の胸、その中心に突き刺さる)
        (あらゆる防御を無効とする矢は鎧を皮を肉を骨を貫き、心臓を串刺しにした)……く…はっ…!!
        (息の抜ける様な声。悪魔は己の胸を押さえ、地に墜ちる)
        (勢いよく飛んでいた事もあり、墜落は激しい。揺れる大地の上で跳ね、四肢の幾つかがひしゃげる)
        (そしてそのまま…瓦礫の中へ転げこみ…崩れる木材の中に埋もれた)
        -- バーサーカー 2009-12-02 (水) 02:27:40
      • (あらゆる災害に翻弄されるマックスの背後から拍手が鳴る)
        お見事、マクスウェル(拍手をしていたのは目の前で爆発に巻き込まれたはずのベヒスト) いやはや、まさかこのような手を用意していようとは流石の私も思いもしなかった。
        見たまえ、まるで地形が変わってしまっている まるで大災害の跡のようだ……でも私の脱出劇も素晴らしいものだっただろう? 君の攻撃が更なる演出のなって際立たせたものだ……。(まるで攻撃を受けていなかったかのようにその姿は無傷)
        おっと、演出というのは彼女からの受け売りでね……まぁ、でもまさかこれで終わりではないのだろうマクスウェル。
        (ベヒストの肩に上空から飛来する鳥、それは彼女が連れ従えているはずの鳥型のキメラ)
        さぁ、次の手を、さらに次の手を、もっともっともっともっとっもっと……! 戦いはこれからのはずだぞ? -- ベヒスト 2009-12-02 (水) 21:27:08
      • 剛速球、ストライクド真ん中……たまらんねぇ、こりゃ。 ここまで消耗するとは思わなかった、が。 (屋根に凭れて星の下)
        ……うちのマスターも張り切るね、何処まで頑張るのやら。 まあいいさ、しばらく主同士の戦いとやらを拝見させて頂こう。
        しっかし、趣味の悪いペットを飼い慣らしたモンだ。 品性は相容れないね。
        -- キャスター 2009-12-02 (水) 21:53:15
      • (サーヴァントのダメージを感知し)バーサーカー! ちっ、ダメージが大きい、か・・・
        (背後からの声に振り向き、キメラを目にして顔を顰める)あの女を知り、そのキメラを使うか・・・(声に滲むは嫌悪)
        ソイツをあの女から借りたのか、自ら作ったのかは知らんが・・・始末させてもらうっ(声とともに車椅子の両の肘掛から銃口が展開する)
        それと、お前は一つ大きな誤解をしている。 ここは大災害の跡じゃあない・・・まだ大災害は始まったばかりだ(バーサーカーへと流れ込む魔力はいまだ勢いを止めず・・・むしろ増している) -- マックス 2009-12-02 (水) 22:06:30
      • (瓦礫の幾つかがガラン、と跳ね除けられる。それを行ったのは歪んだ腕)
        (歪み、折れ、関節がひとつ増えたかの様に見える腕はガクガクと震え乍も、積み重なる瓦礫を押しのけ)
        (そしてその下に埋もれていた悪魔の身体を露わにする)…ったぁ…!効い…!
        (言葉が上手く出ない。心臓は止まり、胸筋や横隔膜と言った部位も傷付いているのだろう)
        (人間であれば当然即死、しかし、本来は霊的存在である悪魔の肉体は…人とは意味合いが異なる)
        (無事な右腕で背まで貫通した矢の矢尻を掴むと)……ぁ!!…く…ぅ…!!(一気に、引き抜く)
        (身体の中央、背まで抜けた穴からドロリと赤い血が溢れ、流れるものの、その傷は数秒で塞がってしまう)
        (再生。ただでさえ強靭な生命力を支えるその力も、力を解放している今は3倍)
        …て、動かな……このッ!(更に右腕で自分の胸をドカ!と殴打する)
        (塞がったままの傷はその衝撃で開いてしまい、そして今度は鮮血が噴出した)
        (血の流れ、それは心臓が動きはじめた証。悪魔の身体に血の色が戻りはじめる。だが…)
        うわ、翼も脚も折れてる!あぁん!もぅ…!(焦れて、歯がみする狂戦士)
        (敵の気配はすぐ近くだと言うのに、あと1分は動けそうもない…)
        <<マスター、マスター気を付けて。もうすぐ次の禍いがはじまるよ…獣の…>>
        (再生を続け乍、己が主に念話を送る。今はそれ以外に出来そうもない)
        (しかしその一方で。大地、いや、この世界に大鎌を介して注ぎこまれた悪意…瘴気は次なる禍を引き起こす)
        (獣の禍。この地に棲むありとあらゆる獣が、人間に牙を剥く)
        (野生の獣は街に押し寄せ、家畜はその主を遅い、虫は作物を食い荒らし、そして病を撒き散らす)
        (この場に居る人間すべてが獣達の標的。咆哮が響き、空一面を無数の害虫が覆い尽くす)
        (虫達は二人のマスターにも群がる事だろう…そして――)
        (――ベヒストゥンの従えるキマイラ。それもまた、獣である!)
        -- バーサーカー 2009-12-02 (水) 22:14:38
      • 嫌いかねこういうのは……?(空気のざわめきを肌に感じ)
        ほう、この災害の続きがあると……。(獣の咆哮、空を覆う蟲……なるほど獣の災いか、とそしてまだ種明かしは早いと感じ)
        まぁ、銃口を下ろしたまえマクスウェル……君のサーヴァントの方具は実に厄介だね。(先ほどまで肩に止まっていたキメラが跳び上がるとベヒストへと襲い掛かる)
        このままでは見境なしかね? 無理はせず身を守ることを考えた方が得策ではないかと。(瞬間キメラは紙片に切り裂かれ地面に落ちる) -- ベヒスト 2009-12-02 (水) 22:25:52
      • この渦巻いている感覚、随分と癇に障る……第二幕でも始めようというのかい、心臓を撃ち貫いたというのに。
        尚も木っ端の群れを嗾けるだなんて、いかんな、これはいかん。 小馬鹿にしているのかね。 腸がマグマのように噴出しそうだよ……。
        良いだろう、僕もらしくなかった。 随分と日和っていた。 ……慢心だな。 ランサーを退けた慢心が原因だろうか。
        ……何度だって蘇るのならば、その都度抉り取ろうじゃないか。 肉を裂き、臓物を引き摺り出し、ばら撒いて踏みにじろう。
        (闇宵をゆっくりと歩み出すその影は、憤怒の念を色濃く映していた)
        -- キャスター 2009-12-02 (水) 22:50:09
      • (荒れ狂い、自らの主を爪を立てようとする異形の左腕。 その肩をショットガンで撃ち、引き千切って)そのキメラを見て嫌悪を感じない程に人でなしではないつもりだ
        ふふ この災厄の中で戦うのもまた一興・・・そうは思わないか?(左腕を失いながらも薄く笑みさえ浮かべて言う) -- マックス 2009-12-02 (水) 23:08:29
      • (敵の再攻撃は――まだ無いのか。その事を不思議に思いつつ、悪魔は瓦礫の中より立ち上がる)
        ふぅん。これが獣の禍かぁ。まあ火の禍じゃなくて助かったかな…ボク自身も。だけど…
        (地水火風獣とあとひとつ、6つの禍の内2つが発生した)
        (この街は勿論、近隣諸国をも巻き添えにする超広範囲型の環境変化宝具…その大鎌は何処へ落ちたか見当たらない)
        グラヴィトニーもどっかに投げちゃったし、困ったね。
        (ようやく収まった地震による建物の倒壊、そして視界を覆い尽くす虫、虫、虫。探し物は不可能に近い)
        (そしてにじり寄るは敵の気配。怒気をはらんだその気配の接近もまた…)
        武器を掘り出す余裕はないみたいね。こうなったら、出すしかない…ね!
        (骨折も癒え、すっかり元通りに動く様になった左の手にて、右腕の手首――)
        (――其処に撒かれた枷の、鎖を握る。その場に立ち、迫り来る敵を見据えたままで…)
        (…と言うのも実はまだ、翼と左の脚が癒えていない。走れるようになるまで、15秒、飛ぶには更に10秒は要る)
        (一方、大地に刃を突き立てたままの大禍の鎌は、瘴気を更に集めている)
        (獣達に食われ、殺された者の、悲痛と恨みを…次なる禍のために)
        -- バーサーカー 2009-12-02 (水) 23:11:03
  • おやおや、そんなものを携えていたとは……それでなお人でなしとは違うと……? なんとも酷い冗談ではないか。(口の端を吊り上げ笑みを浮かべ)
    己こそ内に獣を潜ませておいて自らに嫌悪を抱いたことはないのかね?
    しかし、この災厄の中ではまともに戦うことも難しいのでは……?(視界を遮る虫、虫、虫)
    それに油断していると最悪に飲み込まれるのは君のほうかもしれないというのに……。(虫の大軍の中からマックスへと駆け寄っていく影が一つ、それは狼型のキメラ 牙を光らせ喉笛に食いつかんと飛び掛る) -- ベヒスト 2009-12-02 (水) 23:27:12
    • (飛揚の群れを前にして、幾千もの光刃が闇夜を侵す それは止まる事を知らずに降り注ぎつづけ、彼の周囲を焦がして周る)
      多芸も多芸、まだ何か隠しているのかね。 もう少し勇猛果敢に切り結んでくれると思っていたのたが……こうも面倒事が重なってはな。
      (光芒を背に浮かぶ無数の突撃槍は、雷光を纏いながら次々と撃ち放たれる 道中のすれ違う蟲々は裂かれ、焦がされ、バーサーカーを目指す)
      煩わしい限りだ。 こんなモノで僕を始末できると思っていたのか。 こんなモノで、僕等を地に伏すことができると思っていたのか。
      声を大にして叫ぼうじゃないか。 答えはNOだッ! 僕等を殺したいのなら、それ以上の力でねじ伏せるべきだろう。
      ……『とっておき』がそうであることを願いたいが、もうそんなことは良いか。 羽根をもがれて地に伏したまま、最後を迎えるがいい。
      (彼の足元へ広がる紋様が、二重三重幾重にも絡まり輝きを増してゆく……)
      -- キャスター 2009-12-02 (水) 23:51:25
      • (ショットガンは片手では再装填できない。 手放し、拳銃を抜く)
        ああ、そうだとも・・・俺は獣を己の内に飼いならし、血を好む人でなしだ(右の銃口から業、と炎が吹き出て群がる虫どもと狼を包み込む)
        だからと言って、生きた人間をキメラに加工するような悪趣味を好むのほどに人でなしでは無いのさ(左の銃口はガトリングガン、炎に包まれた狼に鉛弾の雨が降り注ぐ)
        ベヒストゥン殿、俺はいまとても愉しい! 戦いの場は危険であるべきだ・・・そうは思わないか?(拳銃をベヒストゥンへと向け) -- マックス 2009-12-03 (木) 00:04:10
      • あはは!思い違いだよ、それは。ボクはキミの足を止める為に地震を起こした…それだけ。
        その後に続く禍、これはボクじゃない。この世界に生きる人間達の望みが顕れただけだよ。
        もっとも、あの大地震でキミは転びもしなかったけどね!すごいね…ほんと!
        (怒りと憎悪を漲らせる敵を前に、軽く言って笑うは悪魔)
        (敵の憎しみと怒り――即ち瘴気。それはこの悪魔にとっては餌のひとつ。力が増すのを感じて笑みを零す)
        うん!じゃあ、今度は恐怖の大王としてじゃなく、ボク自身の力を見せてあげるねッ!
        (意気揚々と言って、悪魔は己の右腕を縛る鎖を捻る。…カキィィ…ン――)
        (――人々の悲鳴と獣の咆哮の中に澄んだ金属音が響く)
        (刻の止まったかの様な刹那の静寂。獣達の雄叫びが、唸りが、そして動きがぴたりと静止する)
        (獣達はその鋭敏な感覚で悟ったのだ、禍よりも恐ろしい力…死。その絶対の力が解き放たれた事に)
        ――さあ殺すよッ!デッド…クローカー!!
        (右の手を一度握り、開く。その手は漆黒の瘴気、全ての人の抱く死の衝動を纏い、異形の腕と変貌を遂げる)
        (黒い装甲と紅の鉤爪。宿すのは森羅万象に死を齎す力。死を纏うものの、現界だ!)
        (そしてその爪にて宙を、否、飛来する突撃槍の群れをひと薙ぎ、する)
        (ぴたり、と止まる突撃槍。そう、停止。運動エネルギーを殺し槍の移動を止めたのだ)
        (そして地に落ちた槍は塵と化す。槍を構成する物質もまた死に拠って崩壊したのだ)
        (とは言え、数え切れないほどの槍はひと薙ぎでは落としきれない。左脚の腿と左の肩に槍が大穴を穿つ)
        (槍の纏う雷光が肉を焼き、悪魔は苦痛に僅かに顔をしかめるが…それだけだ)
        肉体を多少傷付ける程度じゃ、ボクは死なないよ。急所を突いた程度でもね。
        キミのとっておきも…いい加減出す頃じゃないかな。さもないと…
        (悪魔はその血の如き紅の爪を敵なるサーヴァントに向け、言葉を放つ)
        ボクは死を纏うもの。全ては、キミは、この死の前に朽ちていく事になるよ…!
        (変身、大鎌召喚に続く、二つ目の宝具の現界。そして同時に再生…)
        (これまでとは比べ物にならない勢いで主の魔力を吸い上げてゆく。大鎌の力も発動したままで…)
        -- バーサーカー 2009-12-03 (木) 00:07:09
      • (狼は地面へと倒れ虫の大群に包まれて見えなくなる)
        いいのかね、そのような半端で 中途半端というのは実に悲しい、実に惨め……どちらにもなれずふらふらとさまよう出来損ない。
        いっそ何処までも人でなしになったほうがましだと私は思うのだがね。
        残念ながら、私はそうは思わない……危険に飢えているのは君が戦いのみを求めているから、私と君は違うのだよ、住む場所が……。
        神の座を求める私と違ってね……!(黄金の書の紙片が宙へと舞い、上空で複数の剣となってマックスの頭上へ落下を開始する)
        さぁ、君の銃弾が先に届くか、私の剣が先に届くか……防ぐ手立てを持っている私のほうが有利だとは思うが、どうする? 君はどうする……!? -- ベヒスト 2009-12-03 (木) 00:20:05
      • (踵を鳴らせば合図となって、全ての魔法陣が其々の色を映す 宙に浮かぶは八の結晶体に十二の氷柱、五の岩石)
        (バーサーカーの周囲に陣取り渦を捲く其れは、刀剣の類から戦斧、チャクラムといった暗器までが混ざり合い飛び交って)
        (360°死角無しの刃の軍勢が、バーサーカーを飲み込まんと襲い掛かる!)
        -- キャスター 2009-12-03 (木) 00:42:05
      • 半端結構! さまよい、迷い、餓えてここまで来たのだ。 今更生き方を変える気なぞ有りはしない(ガリ、と体の内側を掻き毟られる感覚・・・魔力の限界が訪れ始めている)
        神か! ハハh コイツは良い! バーサーカー、コイツは神になるつもりだそうだ(右腕の包帯が解け、落下する剣を絡め取る・・・包帯の下にはあるべき腕は存在しない)
        信仰の対象か、はたまた造物主か・・・ベヒストゥン殿の神の定義は分からないが・・・もしそうなら聖杯程度を何に使うのか知りたいところだなっ(絡めとった剣を一本を残してベヒスト目掛けて投げつけ、包帯の先端、いまだ手の形を保っているそれが全く別の方向から拳銃を撃つ) -- マックス 2009-12-03 (木) 00:57:36
      • (宙を舞う色とりどりの魔法陣。其れを眺め、狂戦士はおお、と感嘆の声を漏らす)
        ん…!ようやく魔法っぽいの使って来たね。ならボクも…!
        (己に刺さった二本の槍を、死の爪で触れ、塵に…分子分解する)
        (槍が消え、左の肩と腿に空いた大穴から血が噴き出すが、先ほどの…胸の穴に比べれば然程のものではない)
        (動く右脚で地を蹴り、再生を終えた翼にて――飛ぶ!!)
        (同時にその身に降り掛かる無数の武器、武器、武器!)
        (剣は背より腹へと貫き、斧は左の下腕を断ち斬り、戦輪は頭に半ばまで刺さる)
        (更に数十数百の武器が悪魔の肉を削ぎ、骨を砕き、臓を裂く!――が悪魔は止まらない)
        (その身に無数の武器を飾り乍、しかし苦悶のひとつもなく、口元に笑みを湛えて敵へ迫る)
        (そぅ、悪魔は殺したのだ。己の苦痛…痛覚を!)
        もらったああああああああああああああーっ!!
        (血と共に吐き出す雄叫び。苦痛は無くともその肉体はズタズタだ)
        (だが、右腕、死を纏うその腕だけは…無事。宝具による大技を繰り出したばかりのキャスターに向け、その爪を振るう)
        (狙いはその肉体でも、生命でもない。…魔力の流れ――)
        (即ち、ベヒストゥンとキャスターとの繋がりを殺し、魔力の供給を断つ…それが目的だ)
        (サーヴァントの肉体は、魔力に拠る仮初のもの。魔力そのものを断てば、即ちそれは死に等しい)
        神に、ね!あは!神が聞いたらこう言うと思うよ…
        「思い上がるなこの背信者め!お前は悪魔だ!」って!
        -- バーサーカー 2009-12-03 (木) 01:04:26
      • 残念ながら半端な君には理解できないことだ……悲しいことだよ。(呆れた表情で苦笑する)
        まったく、君は一体何者なんだね? まさか実体を持たないというわけでもあるまい……それでも半端者には変わりはないが。(紙片がベヒストを覆うように障壁を作り剣も銃弾も全てを塞ぐ)
        おや、結果はどれも届かなかったというわけか……これは参ったね……。 -- ベヒスト 2009-12-03 (木) 01:16:44
      • 化物、がぁ……! (飛び込み爪を振り被るバーサーカーの瞳に映ったのは、緋色の輝きを持ち、立ち昇る斬光)
        (既に魔力を湯水のように浪費しているが、温存と行くには直感がそれを否定する ならば、この身に任せるだけ)
        (振るわれたのは、概念をも殺す宝具 空にて互いの制約が克ち合い……効果は相殺 結果、衝撃波が生み出された)
        (弾かれるままに宙を舞い、地面をざあ……と滑れば、己がマスターの元へと辿り着く 身に走る違和感に支配されながら)
        洒落にならない隠し球を貰いそうになった……もう少しで、The Endだったよ。 まったく、人の楽しみを阻害してくれる。
        こっちはどうだね、マイマスター……?
        -- キャスター 2009-12-03 (木) 01:24:29
      • (体に残る魔力の最後の一滴をバーサーカーへと注ぎ、力を失った包帯がくしゃり、と地に落ちる)
        ただの人でなしさ、外道になりきれない・・・な
        届かない、届かなかった・・・か そう、思うか?(紙片の一部、銃弾が当たった場所に黒い何かが張り付き・・・広がる) -- マックス 2009-12-03 (木) 01:33:54
      • どっちが…!!(とんでもない言われ様だ。此方はボロボロ、相手は無傷。無敵の化け物は…目の前の男だ)
        (サーヴァントの生命線、魔力のラインを狙った一撃は、謎の緋い衝撃――)
        (――恐らくは同系統の力を持った宝具との衝突により、弾き合った事で、達する事は出来なかった)
        …残念。惜しかった…なぁ……(ドサリ、と地面…大地震により皹割れた石畳の上に落ちる)
        (背の翼にも、敵の放った武器。全身の傷からドクドクと血が溢れ、悪魔は己の血の海に倒れ伏した)
        (痛みは無い。しかし肉体を持つ以上、血を失えば身体は動かず意識も朦朧としてはくる)
        ……ありゃ、再生も遅くなってる…ごめんね、マスター…。
        (魔力の枯渇により、変身が解け、死を纏うものも消える)
        (悪魔姿の少女はそのまま、ぐったりと、人々の死骸と瓦礫の中に横たわり、意識を失った)
        (それにより、宝具アンゴルモアも現界が解け、最後の大禍の発動は回避された)
        -- バーサーカー 2009-12-03 (木) 01:40:18
      • む……小細工かね?(紙片に黒い染みのようなものが広がるとその頁だけが切り離され地面へと落ちる)
        お互い満身創痍かねキャスター? こちらは見ての通り……と言っても君が宝具を連続で使用したゆえ魔力はほとんど残されていないのだがね……。
        (口には笑みを浮かべつつも額には汗が)
        出来れば手品の種は明かしたくないのだが……こちらの限界もね……。
        どうやら体力と魔力の枯渇は偽装は出来なさそうだな……。(ゆっくりとその場に膝を突くがそのまま倒れずに)
        今日は痛み分けと言ったところか、お互いに戦う力も残ってはいないであろうおとなしく引くことをお勧めするが? -- ベヒスト 2009-12-03 (木) 01:48:07
      • 小細工というよりは、意地さ・・・非才な半端者なりのな(黒い何か・・・瘴蓮華から抽出された瘴気は地面に吸い込まれるように消え、場の霊相を乱す)
        ああ、そうさせてもらおう・・・俺も見ての通りの有様だしな・・・(魔力は尽き、体力は残っていても両腕が無い・・・)
        (にぃ、と口の端を吊り上げ)今日は中々に愉しかった 次来るときにはまた新しい玩具を持参するとしよう・・・機会があったならチェスの勝負も、だな(では、と手を振ろうとしてどちらの腕も無い事を思い出す)
        (車椅子の車輪がひとりでに動き出し、ベヒストとキャスターに背を向け瓦礫の中を進んでいく) -- マックス 2009-12-03 (木) 02:02:16
      • (余談だが、途中倒れているバーサーカーを車椅子の上に乗せるのには苦労した・・・描写はあえて省くが) -- マックス 2009-12-03 (木) 02:03:42
      • (全身なます切りの穴だらけ、己が血に染まった悪魔だが息はあり徐々に再生はしている)
        (マスターにより回収され共に帰路に着くも、意識を取り戻すのは翌日の事――)
        (――そして余談だが、数日後、住居を失った街の難民達に紛れ、斧槍を探す悪魔の姿が目撃されたとか)
        -- バーサーカー 2009-12-03 (木) 02:07:45

12/1

  • (それはいつものように諜報活動にいそしんでいたときのこと。ふと街頭のTVに目を向けると) -- アサシン 2009-12-01 (火) 16:28:28
    • 昨夜遅く都内にある宝石店で『ヒトラーの涙』と呼ばれる時価数億円のダイヤモンドを盗み、平成のルパン三世ことジョニー・ライデンが侵入しましたが銭形警視の活躍により無事逮捕されました -- NHKニュース? -- 2009-12-01 (火) 16:28:50
      • (ブフー)……は!?
        え……えぇー…… -- アサシン 2009-12-01 (火) 16:29:43
      • …物理的な距離が関係ないといってもこれではな……
        (まだ裁判やってないけど)あれだけやってりゃ数十年は出れないだろうし… -- アサシン 2009-12-01 (火) 16:33:55
      • リタイア……かな。やれやれ(今後の立ち回りなどを考えつつ雑踏に消えた) -- アサシン 2009-12-01 (火) 16:36:53

12/5

  • 闇の芸舞場 -- 2009-12-05 (土) 01:22:01
    • この風、この地を蹴る感覚、全てが半世紀経った今、何も変わらない……。
      僕が去ってから、幾年月。 どれ程の刃が切り結び、どれ程の魔力が大気を轟かせたのだろうか。
      願わくば、全てをこの身で味わい尽くしたかった……。 -- キャスター 2009-12-08 (火) 02:38:16
      • ……さて。(剣とロングボウを装備して、左手のみにチェイングローブを嵌めた姿で現れる。他にも荷物はあるよう。) -- ジェラード 2009-12-08 (火) 02:38:25
      • こういうものは変わらないからこういうものなのだろうな。……物騒な話だが、気持ちはわかりたくもある。 -- ジェラード 2009-12-08 (火) 02:39:44
      • 随分と抱えて来たモンだ。 うちの妻と旅行をすると、だいたい似た感じになるね。 シャンプーとリンスでも入っているのかい?
        対する僕はみすぼらしいもんでね……千の刃も闇夜に浮かぶ光芒も、全部失ってしまったよ。 ほおら、ご覧の通り。
        英霊としての身体能力も既に無く、魔力の供給も無い。 手元に残ったのは、ただ一振りの刀のみ。
        逆を言えば、これさえあればそれで良い。 ……さて、改めて名乗りを上げようじゃあないか。
        当主として宰相として、使い魔として副団長として。 そんなモノは全部捨てよう。 この場に余計は必要ない。
        只、一人の男として。 ジェラード・ブラックタン、君に挑む。 (鞘を腰に当て、深々と一礼をす)
        ……ファロス・ネヴァーベンド、参るッ! (発声が早いか、地を蹴り付けて駆け出した)
        (手は柄を軽く包んだまま、闇夜に眼光を揺らめかせて)
        -- ファロス 2009-12-08 (火) 03:02:02
      • なに、女でなくとも身だしなみには気を使うもの。騎士団の先輩というならそれもなおさらだ。(右手の指輪を光らせる)
        ……シンプルだな。それだけでいいというのは、うらやましいものだ。モトがいいと、着飾らんほうがよく見える。……似合っているな。(ロングボウを左手に、剣は腰の鞘に入れたまま。微笑みかけてそれを見る。喉の奥から笑いを漏らして火花を散らし、身体の奥から噴出す闘争心を燃やしているよう)
        そうだな。こちらとしても肩書きはなしでいかせてもらおうか。騎士団見習い研修生(・・・・・・)、ジェラードとして、先輩に教授を頼むというのもまた、魅力的だったのだがね。
        受けよう、その戦いを、俺もまた一人の男……(ロングボウの弦を地面と平行になるように身体の横につけ、一礼をぴしりと終える)
        ジェラード・ブラックタン……全力を以って迎え撃つ!(手早く、背中の矢筒から矢を一本取り出し、そこに魔力をこめる)
        早い、が。(距離は弓の間合いの外とも、剣の間合いの外ともいえる位置。)いかせてもらおう、チェンジアップ、シュート(ぴり、と一本電流が地面に落ちる。矢はゆるゆると空を進む。まるで頼りない速度のまま、真っ直ぐと。
        衝撃をたたえた魔法の矢が、開放の時を望んでゆっくりと進む)
        (射た後がらんとロングボウをそこに投げ捨てて、剣の鞘に手をかける)
        -- ジェラード 2009-12-08 (火) 03:14:05
      • (緩やかに空を往く矢を前に、物理法則も何もあったもんじゃないと口角を吊り上げる 滑らせた指先は、胸元をなぞって)
        (刹那、かつりと音が響く 目前の凶器は急加速を見せ、彼に鋭い牙を剥いた それでも俄然、歩みは止まない、留まらない)
        (鏃は頬を裂き、漆黒の夜に散らせても尚、その視線は緩むことが無かった カラカラと転がる己がコートのボタンを)
        (先程指弾に用いた弾丸を踏み潰してひた走る 既に捉えたと言わんばかりに鞘を滑らせて、緋色の刀身が抜き放たれる)
        (下方から立ち昇る斬撃が、ジェラードへと振るわれた)
        -- ファロス 2009-12-08 (火) 03:33:17
      • (この場合、かわされないほうがおかしい。空中で撃ち落す算段だったか。反応できないような距離で刀で受けてくれれば嬉しかったのだが、そうも愚計は犯すまい)
        (そのために、先に剣に手をやった。自分に自信がないわけではなく、敵の技量を信じた。もしかするとそれは言い訳で、直接剣を交えたいと思っていただけなのかもしれない。その思考も、天蓋に穿たれた黄金の円へ吸い込まれる)
        シィイッ!!(右斜め後方へ、一歩退く。抜いた剣を急ぎ足で戻して、下方から迫る刀へと捻るように振り下ろす)
        -- ジェラード 2009-12-08 (火) 03:43:23
      • (往なされるまま手首を反し、伝わる衝撃に剣を引き後方へ 軽い痺れを感じたが、これもまた、心地の良いモノであった)
        咄嗟にコートの端から千切り捨ててカチ合わせたが、いやはや恐ろしい。 ヘタに手を出してれば、骨ごと持って行かれただろうかな。
        弓術は精巧だったが……剣術の方はどうだろうね? さぁ、打ち込んで来ると良い。 (じりじりと踵を擦りながら、体勢は低く)
        (青眼に構えたまま、切っ先を揺らして)
        -- ファロス 2009-12-08 (火) 03:56:15
      • 咄嗟でその判断ができるとは、全くもって厄介だ。(地面に転がるボタンに目が留まる。きらりと月が小さくなって落ちてきたかのようで、実に美しいものだった)
        (なんとか、斬りで返したはいいものの、こちらとしては技量をまだ見てはいない。生半可な剣士に負けるようなものではないが、生半可でないことは重々承知済み。咄嗟の判断もでき、こちらが不意をつけるのもどこまでか。どこまでも剣で打ち合いたいものだが、これは戦いだ。思考を凝らして相手を見つめる)精巧とは、なかなかに褒めてくださる。ならば剣術もご覧に入れてみせよう。目が乾くほどに拝むがいい。過信はしないが、自信はある。……行くぞッ!(駆け出す。果たしてどこまで戦えるものか。先ほど受けた手応えからは、こちらが太刀打ちできないほどのパワーを持っているなどはないよう。緋色の刀身は煌いて、美術品のような様相を醸す。威圧される気分だった。剣を右肩に構えて走る)
        ぜぇえぇい!!(猛る声を響かせて、斜め上から袈裟に斬りかかる。隙を出来る限り少なくとどめて、どうにかここから攻撃のための一手を繰り出せるように。どうにか道を探して辿る)
        -- ジェラード 2009-12-08 (火) 04:10:55
      • それはそれは、期待で胸が躍りだすよ。 (走る剣閃に更に半歩後 コンパクトな軌道を前にしては、冒険に至ることも無く)
        (まずはと利き手と思わしき腕部へ、滑らせるような突きを打つ 接触を確認することはせず、相手の視界を遮らんと更に凪いだ)
        (手首のスナップだけで振るった小さな布石 故に威力は雀の涙)
        -- ファロス 2009-12-08 (火) 04:20:55
      • (そう簡単に誘いには乗らんか。少しばかり挙動があからさまだった。これもまた、自分の未熟さと噛み締めて頭を動かす)
        ま、ずっ…………(相手の構えを見、腕を動かし突きを避ける。突きは自分の領分。突きばかりに打ち込み、亡き師匠の影を辿って自分の道を見つけた。見切る程度は造作もないが、それだけではなく眼前へ刀が奔る。思わず上体を逸らす。視界が削がれ、手で庇うにも届かず、頭を逸らすにしても隙が残る状態での投石。まるで勢いの乗らぬ礫であるが、その一手を受けた場合出来る隙はハラワタを抉られるような大きなもの)
        (致し方ない。右手の剣を持つ手を小石に向ける。手には指輪。赤い鉱石が輝く)ファイアボール!!(斜め上へと火球が飛ぶ。闇の帳が開かれて、一瞬明るい真昼が覗く)
        (確実に、それはファロスへ命中する軌道ではない。こちらの手の内を晒す羽目になった。小石が相手では等価とも言えない。全く持って交渉の上手い人だと割を食ったまま思う)……この程度、!(すぐさま体勢を戻す。右手に剣を平行に構え、半身を前に突きの体勢。左手は腰に当てて踊らぬようにしっかりと構える)
        -- ジェラード 2009-12-08 (火) 04:38:19
      • ……驚いたな、火系魔術まで器用にこなすとは。 前世はきっと曲芸師だよ。 僕もまぁ色々とやってきたが、無詠唱でこれは面白い。
        (得物は元の中段へと戻り、指先で改めて包み込む 出方を待つか、此方から出向くか 円周上を通るように、摺り足は続いた)
        お次は氷か、雷か。 それとも暗器でも仕込んでいるのかねぇ……興味は尽きんな。 だが辛抱溜まらん、仕掛けてみようか!
        (空気が震える程の震脚を以って、二度目の突きが撃ち放たれた 銀光を帯びた切っ先は、ジェラードの手前、更に伸び、迫る)
        (添え手で柄を押し込むことによる、変則多段突き その軌道は間合いを周到に計る剣士程、避けるには難しいだろう)
        (ファロスの背の彼方、空が明るみ赤々と まるで薄っすら、透けるように)
        -- ファロス 2009-12-08 (火) 05:09:06
      • なに、曲芸師だろうが、魔術師だろうが……種を持ってそれを成すのでありゃあ変わりはしない。……さて、こちらの種ももう少なくなってきているのでね。どこまで期待に沿えるかわからないが……(足をしなやかに動かすことを意識して、絡まないよう、いつでも攻勢、守勢に移れるように足を運ぶ。こちらから一瞬でも隙を見せたら文字通りの命取り。攻勢に移ろうにも、少しばかりその意識が遠のく。ここで攻撃を躊躇っていてはどうしてもペースを掴まれたまま。)
        (突きは得意。そう自らの構えからも、先ほど剣をかわして見せたときも、そう自信をもち、また油断もしていないつもりであった)……な……に?(ファロスの突き。こちらも突きの構え。こちらの攻撃が届かない位置に行き、相手の攻撃も届かない位置に行く。それでよかったはずだった)
        やってくれるじゃないか……!!(腹に浅く、剣が突き刺さっていた。熱く、痺れる痛みが身体に流れ込む。ファロスの姿は逆行を浴びて影になり、不吉な印象を抱かせる。少しばかり、怯えが生じた。致命傷ではないが、勝負にひどく影響を及ぼす痛み)
        (だらだらと冷や汗が額に浮かぶのが解る。体温が下がったかのように少し震えが来る。倒れるわけにはいかないが、それはどうしようもないもの。歯を一度食いしばった)の、程度、で……(がしり、と左手、チェイングローブをつけた手でその刀身を掴む。その先に行かれても、少し刀身を回して腹の内を抉られるだけでも致命)アドヘイション(残しておいた種を明かす。左手に魔力をこめて、磁力に近いくっつく力をそこに発生させて、手のひらに刀身をくっつけてしまう。これで回すにも、踏み込むのも難しくなった)
        ぐっ、……(後ろに、一歩下がる。左手に刀身を捕まえたままそれを引き抜いて、左手はぐい、と外側に動かして自分に向き続く切っ先を逸らした。そこで、身体に痛みが走り、魔法への魔力供給が途切れて効果は消失し、張り付いていた左手はさらりと外れる)
        せめて、踏ん張りぐらいはさせてもらうぞ……!(揺らぎかけた足元を正す。地面に根を生やすようにどっしりと構え、右半身を前に出す。剣に意識を集中し、腕をバネのように動かして突きを放った)
        -- ジェラード 2009-12-08 (火) 05:33:22
      • (掌から感じ取れる、確かな手応え 皮膚を裂き、肉を抉る 内臓までは至らなかったが、元より殺戮のための剣では無い)
        (二手目を投じて決着か、思考はそこで一時途絶えた) ……今度は磁石人間かい。 仕掛けを躊躇ってたら、直接取られていたな。
        (苦笑いを浮かべ、一部始終を見届けた後、迸る一撃に身を翻す 血塗れた刀身を払い去り、舞台上を飛沫が一層染め上げた)
        (回避しきれなかった為であろう、斬り捨てられたコートの端が、血肉を纏って宙をはらりと巻きあがり、霧散し消える)
        (苦痛に眉を顰めて、最後の震脚を以って間合いを詰めて、刃先を地へと添えて 朝焼けを映したままに、緋色の剣は一層閃いて)
        (目指す軌道を縦逆一文字 今正に、振るわれようとしていた)
        -- ファロス 2009-12-08 (火) 05:55:48
      • なに、粘り強さには他人より少し自信があってね……!(掠めた。肉は斬らせたが肉しか斬れなかった。このまま骨を断たれるのか。)
        (朝焼けに照る舞台は血の色。それは自分たちの血か、それとも照り付ける光の赤さか。ここに混じってしまえば血など気にならなくなった。腹から流れ貼りつく血も痛みも、ひと時忘れておくことにする)
        (このままでは、下方から正中線を境に真二つにされてしまうか。真っ平御免だが、分の悪さではこちらが上)
        (ここで負けるわけにはいかんが、実に、解らなくなってきた。道が見えない。照りつける朝日は答えない。一歩引くか、いや、それでも今からでは避けられはしない)……くぅうっ……!(身体を思い切り逸らす。体勢が崩れる。剣を振るうにも、その後体勢を戻すにも不利になるであろう大振りな動き)
        ここで負けられは、しない……! ここで負けるわけには!(がん、と下方から迫る刀に剣をあわせ、崩れた体勢のまま上から押さえつけるように鍔迫り合いの形になる)
        -- ジェラード 2009-12-08 (火) 06:14:25
      • 肯定する言葉を並べて、そんなに不安かね? 僕から言わせて貰えれば、少しばかり気負いすぎじゃあないのかな。
        タイプが違うと切り捨てればそれまでだが、視野を広げれば開く道もある。 まあ、それが通れるかどうかはわからんがね。
        (ギリギリと金物が競り合って、火花を撒き散らす 徐々に透過する陽光は、幕引きの予感を誰しもに届けてゆく)

        節約に節約を重ねたけれど、ここいらが限界か……半端な結末で申し訳も無い。 続きは、そうだな。 上でじっくりとやろう。
        君が辿り着くまでどれぐらいかかるかわからん。 まあ四半世紀はあるだろうが、ゆっくりとっくり時間を掛けて生き長らえろ。
        僕らのような怪物がまた現れても、大丈夫なように。 両手で抱えれる範囲ぐらいは守りきれるように。 そして何より……。
        きっちりと正面から僕を圧倒できるように、腕を磨いておいておくれ。 今度は一昼夜、いや三日三晩と剣を交えようじゃないか。
        その時まで暫し勝負は預かっておこう。 さらば剣友さらば後輩。 (半ば一方的な言葉を紡ぎ、憂いを帯びた表情で天を仰ぐ)
        …急かすんじゃない、今帰るから……。 (独白が開ければそこには無 朝焼けに満たされた景色、ジェラードの瞳に映るは茜色)
        (また一人の使い魔が、暁に消え去った) -- ファロス 2009-12-08 (火) 06:45:29
      • (意地で踏みとどまり、ぎりぎりと刃を鳴らす。どうにも消費が大きい。魔法を使って技を凝らしすぎた)……気負いすぎ、かね。……ばっちゃが言うに、年長者のことはよく聞いとけとのことだから留めておくことに、する。意地でも真っ直ぐぶつかって、それで負けないと気がすまん性質なんだがね……道がなければ獣道を作って進むタイプだ。木陰に紛れた道を探すのもまた必要か。道を通れぬか知らぬといえど、今までそう進んできた以上、荒い道を進む手は心得ておるわ。(声が鈍る。血の滴る音が大きく聞こえてくる。赤みが血に広がる)
        ……なんだ、なにを……! ……おい、……ファロス。…………どうして。(剣にこもる力が薄れてくる。力は薄れるも、押し返す力は変わらず強く。)
        ……(ぐっ、と。完全にその力が消え去って、剣を押さえた力のままに、前のめりに倒れこむ)…………この勝負は、持ち越し、か。……先輩を心配させちゃあいかんと、思ってたんだがな…………(どうしてか、少し身体が熱い。腹の傷からではなく、失わぬ闘争の熱)……こういうことかね、第二の生、とは。(地面に手を突き、ぐらりと立ち上がる)
        (完全に、姿の見える朝陽に目を向ける)……また会おう。話したいこともある。剣のみでなくて、また、他も。……(ぎん、と剣を地面に突き立てる。足がふらついて倒れないように)
        また、会おう……次は、圧倒してくれる。(朝陽は金色、照りつける光。闇の帳に閉ざされた、暗い道を照らす光。血路の赤を切り開き、求める者を照らす光。温かく、包み込む光) -- ジェラード 2009-12-08 (火) 06:58:28
      • ……(観客席に目を向ける、鋭く強く激しい目)……まだ倒れるわけにはいかん。……どうにかしてでも打ち倒す。倒れるのはその後でもいい。
        さて……帰ろうか。腹の傷の治療を受けてから、だけどな。(朝陽の照る舞台を、カツカツと靴を鳴らして帰ることにした) -- ジェラード 2009-12-08 (火) 07:10:56

  • 街外れの廃屋 -- 2009-12-05 (土) 03:36:52
    • めーりさんのひっつじー、ひっつじー、ひっつじー……♪(のんきの童謡を口ずさみながら、仮面の女は廃屋の中で……常夜都市ナートの一角で息を笑う。その指先は血に塗れ、その指先には怪しげな魔法陣)
      めーりさんっのー、ひっつっじー……かわいーいなっ……と……(死体の山からあふれる血で描かれた魔法陣は怪しく輝き、廃屋の中を暗い光で照らす)
      さて、ここからなら、男爵のいる宿も監視できるし……ちょうどいいだろう。さぁ、始めようか男爵。我等の舞台も酣だ(ばっと手を伸ばせば魔法陣からあふれる魔力は瘴気と化して辺りを包み込み)
      そろそろ君の仕込みの種……見せてもらうよ(瘴気を伝って演出家の回復魔術……つまりは力の弱い住民のキメラ化が始まる)
      (宿の周囲がいつか見たような阿鼻叫喚の地獄と化すまで、それほど時間は必要ないだろう) -- アラン 2009-12-05 (土) 03:47:49
      • // -- 2009-12-05 (土) 18:49:52
      • (宿の一室、この都市特有の欠けない月を眺めながらワインを飲んでいると空気の質が変わったのを察する)
        この舞台の最終章の幕が・・・上がったか(キィ、キィと車椅子を軋ませゆっくりと部屋を出て通りへと向かう) -- マックス 2009-12-06 (日) 10:45:42
      • (通りは既に地獄と化していた。それはいつか見た景観とダブり、デジャブを引き起こす)
        (前回と違う点はただ一点……そこに演出家はいない)
        (近くにいることは確かだろうが、道にあふれるのはキメラばかり。だが、そのキメラは以前のキメラとは微妙に異なる)
        (生物的なフォルムと機械的なフォルムが混ざり合った歪なオブジェ……それらは以前とは明らかに違う統制された動きで黙々と周囲の住民を虐殺、あるいは同じくキメラ化させている)
        『やぁ久しいね男爵。客席から失礼』
        (キメラの一体から声が……いつか聞いた演出家の声が、発される)
        『いよいよ演出の仕込みもすんだ。すまないが、そうなれば君は最早主演ではなく、端役となる。端役には早々に舞台を降りてもらわねばならない……故に少々手荒な方法をとらせてもらったよ』(気がつけば、キメラ達は陣形を組んでマックスを包囲していた。以前のようなただ吠えるだけのキメラではない)
        『古今東西、いつだって戦争で勝利するのは物量で勝るほうだ。今回はそれを前面に押し出し、なおかつ演技指導を施させてもらったよ……組織化されたキメラの軍隊だ。さしもの男爵閣下でもどこまで捌ききれるか……私はこちらの来賓席で見届けさせてもらうよ、はははは』
        (言うなり骨を硬質化させ、腕を剣と成したキメラの群れがマックスに襲い掛かってくる。以前とは比べ物にならない、キレのある動きだ) -- アラン 2009-12-06 (日) 17:58:20
      • (混沌とした外見に反し、一糸乱れぬ統制された動きのキメラたち……通りを埋め尽くさんばかりのそれに向かってまるで無人の野を行くようにゆっくりと車椅子を進める)
        (演出家の声にピクリと眉を上げ)語るに落ちたな、演出家(周囲を囲むキメラを見渡し、しかし動じることなく)
        確かに尋常の戦いならば物量で圧倒するのが正道……しかし(ギン、車椅子から立ち上がり、大鋏を二つに分け短い方の刃でキメラの骨剣を受け止める)
        これは、聖杯戦争……だ(車椅子が分解し、バラバラのパーツから茨のようなコードが延びてマックスの体を包む鎧となる)
        クリフォトシステム起動・罪ノ茨ノ冠ヲツウジテ使用者ト第五律法ノ合一ヲ開始シマス
        (骨剣を受け止めた姿勢のまま、まずは篭手からガトリングガンが展開し、目の前のキメラを蜂の巣にする) -- マックス 2009-12-06 (日) 18:20:19
      • (飛び掛るキメラ達はガトリングで蜂の巣にされ、ただの肉と金属片に変わる)
        『ほほう、なるほど、英雄単機で戦力と成すこの聖杯戦争、確かに数だけではどうにもならないことは事実……なら、男爵閣下自身が英雄の役におさまるというのかね? ははは! これは面白い! 実に愉快! 実に痛快! そのアドリブ、私も一枚かませてもらおう!』
        (完全武装のマックスを取り囲み、数体のキメラが指を差し出せば……指先は銃口となって、いつかみたキメラのように、骨の弾丸を無数に吐き出し始める)
        『さぁ、男爵閣下! この聖杯戦争の戦力足りえるその資格、今見せてもらおうか!』 -- アラン 2009-12-07 (月) 03:45:20
      • この程度では、英雄を出すまでもない・・・お前の言い方を真似るならたかだか舞台装置では役者を殺せはしない(足の裏のキャタピラを唸らせ、撃ち出される骨弾に向かって・・・走る!)
        この程度の見世物では俺のバーサーカーの舞台には不足だとなッ(骨弾との接触の瞬間、邪悪な魔力を漲らせた盾が実体化しそれに触れた骨弾が黒い塵となって消えうせる)
        (盾を前面に浮かべたままキメラの群れに突撃、周囲の数匹を氷魔術で凍らせ、壁とする) -- マックス 2009-12-07 (月) 09:39:11
      • (重騎士と化したマックスに轢殺され、キメラ達は肉塊へと還っていく。氷魔術による氷結妨害も十分に功を成しているようだ)
        『なるほど、確かに英雄の代役に相応しい獅子奮迅の活躍だ。ああ、これは楽しいな、これは愉快だな、これは面白いな』(散っていくキメラ達からアランの声が聞こえる。それは散る間際の断末魔を伴い、不協和音となって舞台に歪な彩を添える)
        『確かにこの君に対してただ舞台を降りろというのは余りに礼を失した発言だったようだ、心から謝罪しよう……ああ、男爵、君はやはり主演たる器を持った素晴らしい役者だよ……』(その声の響きには場違いなまでの真摯な謝罪の気持ちが込められ、場違いなまでの感動が見え隠れした……そう、最初スラムで出会ったあの時のように、演出家は艶のある声で耳朶を嘗める……)
        『だが、既に舞台は整った。その舞台の上で君たちに主演を譲るわけにはいかない。私は、いいや私たちは、全ての生命を終演へ導く為に……引くわけにはいかないのだよ』
        (キメラ達の動きから何かを守っていることは明白。マックスの洞察力ならおそらく、彼らが一つの廃屋を守って陣を組んでいることが分かるはずだ) -- アラン 2009-12-08 (火) 12:02:28
      • お褒めに預かり光栄・・・とでも行った所かっ(横合いからの骨剣を避け、返す刀でキメラの一体を唐竹割りにする)
        なに、そうもいかんさ・・・言った筈だ、お前の最期を見届けるとな (骨弾の射撃を氷結したキメラの影に隠れてやり過ごし、ショットガンで頭を砕く)
        (この陣形・・・あからさま過ぎるな、誘いか? ・・・だとしてもッ) (二刀を再び連結し大鋏の形状へと変え、廃屋への道を塞ぐキメラ達へとブーメランのように投げつける) -- マックス 2009-12-08 (火) 12:50:49
      • (大鋏の投擲でキメラの群れは真っ二つに寸断され、廃屋への向かって一筋の道が開く。寸断されてなおキメラ達は互いに融合しあい、新たなキメラとその姿を変えてマックスへと向かってくる……そしてまるでその一筋の道……キメラの血で塗れたさながらレッドカーペットを踏みしめ、仮面の演出家は大仰に拍手して現れる)
        ……ふふふ、約束を守ってくれるとは律儀だね、男爵……だが、女は移り気なのさ。約束を守りたいなら、君の雄姿で私を魅了してくれたまえ
        (そこらのキメラに手をかけ、そのキメラを変異させて作った一本のレイピアを握って演出家は笑った) -- アラン 2009-12-08 (火) 14:00:56
      • 俺が律儀なのではなく、お前に嘘吐きに約束を守らせるだけの甲斐性があったというだけの話だろう?
        なら、俺も応えねばな・・・移り気な女を振り向かせる程度にはッ(新たなキメラの頭部へとショットガンをニ連射)
        (倒しきったと見えたキメラと交錯する瞬間、更に姿勢を低くする 間一髪、キメラの豪腕にヘルメットを飛ばされる)
        ち、キリが無いな・・・やはり、元を断たん事にはなッ(すり抜けざまにロケットエンジンに点火、キメラに向かって炎を吹きつけながらアランへ向かって加速する) -- マックス 2009-12-09 (水) 18:46:57
      • ふふふ……そういってくれるなら……(スッと腕を引き、)
        楽しみだね!(迫りくるマックスめがけてカウンター気味に突き出す! 技量がないことは明白だが、その腕を突き出す速度を見れば相当な膂力を持っていることは明らか……恐らく、魔術か何かで筋力を底上げしているのだろう)
        修羅場のステップ、(同時に紡がれる呪文の詠唱。そう、このレイピアはキメラを変異させてつくったもの、つまり生きている。生きているなら……)
        どう踏みしめるかな!?(彼女の魔術でここからも変異する! 詠唱と共にレイピアはまるで樹木の枝のように幾重にも切っ先をのばし、絡みつく鉄線の如くマックスへと迫る) -- アラン 2009-12-10 (木) 04:51:59
      • (速い、が・・・それだけだ。 余裕を持って回避・・・出来ない!?)
        (幾重にも分かれた生きたレイピアが行く手を阻む! 正面から眉間を貫こうとする枝を避け、地面すれすれから足を絡め取ろうとする蔓を払い、全方位から覆い被さる網を引き千切る!)
        (そうして動きが鈍った瞬間、キメラの生き残りから放たれた骨弾を盾によって塵へと変え、演出家へと肉薄する)
        (ギシリ……と、軋むような音を立てそこで動きが止まる……倒したキメラの、引き千切ったレイピアの残骸が、マックスの身を緊縛する)
        (生物の細胞は本体と切り離されたからといって瞬間的に死滅する訳ではない・・・そう、生きているのだ) -- マックス 2009-12-10 (木) 10:01:43
      • ふふふ、捕まえたよ男爵……ステップはここまでだ……(詠唱しつつ一足で目前まで近寄る。演出家のか細い手がマックスへと迫っていく)
        君の終幕、見届けさせてもらうよ(薄い微笑を仮面から漏らして、同時に回復魔術……いや、回復魔術のオーバードースによる血管破裂を狙って魔術を放とうとする)
        (狙いをはずさないように至近距離で……)
        (だがそれは同時に演出家にとっても諸刃の刃、どう転ぶかはまだ分からない) -- アラン 2009-12-10 (木) 10:18:58
      • ああ、この幕はここまでだ……(動かない体を無理矢理動かす。 しかしその動きはどうしようもない程に・・・遅い)
        ここまで、ようやく辿り着いた・・・(ひゅんひゅんひゅん、アランの背後から空気を切り裂く音が聞こえる・・・先ほどブーメランのように(・・・・・・・・・)投げた大鋏だ。)
        もう、逃がさないぞ・・・(ここが戦場でなければ睦言のようにも取れる言葉と共に、ゆっくりと・・・恋人を抱き締めるように演出家を捕えようとする) -- マックス 2009-12-10 (木) 10:32:15
      • !?(気付いてももう遅い。仕掛けは放たれ、そしてそれは届いた)
        (鋏はアランの腹部を確かに捕らえ、貫き……)
        ふふ、中々、悪くない……シナリオだ……(女は微笑んで、しなだりかかるように男の腕に収まる。仮面がはずれ、そこにある顔は……やはり優しげな笑顔)
        ははは……顔が落ちてしまったな……なら、舞台裏の矜持を、今は楽しもうか……主演男優の顔くらいは……拝みたいから、ね……(そっと恋人に触れるようにマックスの頬に触れ、睦言を囁くように呪文を唱える)
        (それは普通の、ただ普通の……回復呪文だった) -- アラン 2009-12-10 (木) 10:38:59
      • (両の腕で大鋏の突き刺さった女の体を抱きとめ、その最期の言葉に耳を傾ける)

        すまんな、お前との舞台は愉しかったがお前は己の死の舞踏に無邪気に人を巻き込みすぎる・・・
        (アランの手が触れた部分からマックスの顔を覆う火傷が癒えて行き、現れる素顔は深く皺が刻まれた金色の髪の老人の貌)
        (少し皮肉げな笑みを口の端に浮かべ)俺の素顔を見せるのは初めてか・・・さよならの前にはじめましてを言うべきかな? その時間があれば、だが -- マックス 2009-12-10 (木) 10:53:23
      • いい男じゃないか、隠すにはもったいない顔だ……もっと早くみておきたかったよ(血の気の引いた顔で笑い、頬に触れる)
        ふふふ、なら、初めましてだね……そして……こう言おう(そして、力なく囁き)
        楽しかった、また次の舞台で……会おう(最後にもう一言そう妖しく囁いて、演出家の身体から完全に力が抜けた) -- アラン 2009-12-10 (木) 10:58:32
      • (夜の街にれる瘴気を、力を、身にたっぷりと溜めた悪魔は己が主の元へと飛翔する)
        (斧槍を構えてただ真っ直ぐに飛ぶだけの事だが、その突進は超特急の其れに等しく、その前に立ちはだかるもの――)
        (創造主に遺されたキメラ達を次々に引き潰し、弾けさせ、肉片に変えて行く)おーい!!マスタぁー!大丈夫ー!?
        (最後にアランが行使したのは回復魔術なのは判っているが、それでも相手が相手。己が主の身は心配だ。安否を問う声を掛ける)
        -- バーサーカー 2009-12-10 (木) 12:11:18
      • (その身を覆う鎧は再び車椅子へと戻り、老人は演出家の遺体をコートで包む)
        (バーサーカーへと振り向き)ああ、問題な・・・(そう応えようとした瞬間・・・めき、ミチミチミチッ! 両肩と足の付け根から異音が響く) -- マックス 2009-12-10 (木) 12:46:34
      • あは!その車椅子、パワードスーツになっちゃうなんてね。ボクもびっくりだったよー。
        (そして、コートにより覆われた敵の遺体へと目を移し)この人、また来る様な事言ってたね。実際、ランサーの気配も顕在だし…。
        ま、いいね。何度でも叩き潰せば…て、ま、マスター?どしたの!?マスター!?
        (斧槍をその場に落とし…それは石畳を砕いて地面にめりこむ…主の肩を掴んでゆさぶる)
        (異音はその肩、および足の付け根より発せられている。主が失っているはずの、部位からだ)
        これって――も、もしかして…治って…!?
        -- バーサーカー 2009-12-10 (木) 12:55:37
      • ぐうっ・・・あっ・・・(存在しない四肢に脳を掻き回されるような激しい痛みが走る。)
        ・・・・・・ッ(激しい幻肢痛に耐え、車椅子に腰掛けて異形の左腕と鋼鉄の義足をパージする)
        (ビキビキビキッ! 四肢の付け根の傷口が音を立てて開き、骨格が、神経が、血管が、筋肉が激痛と共に再構成されていく) -- マックス 2009-12-10 (木) 14:12:24
      • んぁ…!?どどどどうしよう、んと、痛いんだよね?ち、鎮痛剤とか薬屋…?
        (苦しむ主を前に狼狽する。己に再生力がある弊害で、治療方法などサッパリ判らない)
        て!は、生えて来たー!?…じゃない、再生してるんだね、治癒の力が強すぎて…!
        むぅ、治るだけならいいけど――(周囲に溢れるキマイラの屍を見回す。治癒の力が大きすぎれば…)
        (不安を覚えた悪魔は、己の首と右腕の枷に手を掛け、最悪の事態に備える)
        -- バーサーカー 2009-12-10 (木) 14:27:47
      • く・・・ぁ・・・・・・(やがて再生が完了するとともに痛みが収まり、呼吸も落ち着いてくる) -- マックス 2009-12-11 (金) 10:49:42
      • (己の力を縛る枷より手を離す。どうやらキメラ化は免れたように思える…)んと、大丈夫…?マスター。
        (ある意味では戦闘前の身体の方が余程、大丈夫ではないため、心配の言葉も何処か戸惑いの色を含んでしまう)
        (改めて、己が主の姿をまじまじと眺め、へぇ、と声を漏らす)それがマスターの本当の姿なんだ…?
        あはは、元の身体に戻れてよかったね。…この戦いも残すところあと僅か。
        戦いの終わった後の暮らしも、それなら安心だね。うん。
        -- バーサーカー 2009-12-11 (金) 13:23:59
      • 戦いが、終わった後の暮らしか・・・どうも、次の戦いを始めている自分しか想像できん
        お前は戦っていない自分、と言うのが想像できるか? -- マックス 2009-12-12 (土) 10:20:09
      • (宙を見上げ、ふむぅ、と唸る。想像してみている様だ)ボクは…。戦ってない時はなんか食べてるか寝てるかのどっちかだね!
        (戦闘を止めると単なるダメ人間になるのが判った!)そ、それは置いといて現状だけど、マスターは…両腕両脚が普通に戻った事で…
        もしかして魔力弱くなってない?すくなくとも魔力の塊だった腕は…もぅ…。
        -- バーサーカー 2009-12-12 (土) 11:01:57
      • ああ、あのような魔力の腕を常時維持するのはもう不可能だな・・・
        だが、その分以上の魔力を協会の霊地から引ける。 それに今の内ならば四肢が存在しないと言う状態で安定しかけていた魔力のバランスの揺り返しによって以前よりも強いくらいだ
        ただ・・・あまり長続きはしない。 急いでケリを付けるべきだろうな・・・『この』死体から魔力線を辿って最後の戦場へと向かうぞ -- マックス 2009-12-12 (土) 11:49:32
      • なるほど、存在の急激な変化であれば、負傷でも治癒でも同じってワケだね。
        よし、それならボクも安心して全開で行くよ!(斧槍をよいしょ、と拾い上げ、それを肩に担ぐ)
        (自分は残るサーヴァントの気配を探り乍、マスターの後を追って行くツモリだ)
        -- バーサーカー 2009-12-12 (土) 11:55:16
      • そう言う事だ・・・加えて、今回は秘薬も出し惜しみ無し、副作用を気にせずに行く。 今までの様な魔力枯渇は無いと思って良いぞ
        では・・・征くぞ(静かに闘志を燃やし、自らの足で戦場へと向かった) -- マックス 2009-12-12 (土) 12:21:55
      • うん!けど、マスター自身が倒れちゃったらどれだけ豊富な魔力もゼロと同じになっちゃうんだからね。
        決戦の場ともなれば、相手も必死で掛かって来ると思うし、気を付けて!
        (武装、ことに防具としてはまだまだ十分に価値のある車椅子――第五律法を押し押し、主の後に続く)
        -- バーサーカー 2009-12-12 (土) 12:24:57
    • (ぐ!と拳に力をこめて握る。拳はみしみしと音を立てる。ただ握るだけで、己が拳を傷めるほどの力――)
      (それはこの街に溢れる瘴気、瘴蓮華のそれに加え、アランによって命を奪われた者達の怨嗟によるものだ)
      日の登らない街、瘴気に満ちた大気。まるで…冥府だね。ボクにとっては好都合だけど。
      (生まれ故郷である魔界の戦場にも似た、闘争と死、怒りと悲痛に溢れた街を見下ろし悪魔は呟く)
      (その視線の先には、相変わらずの様子の敵。そして、己が兵器を身にまとった主)
      わぉ!アレが車椅子の本当の…兵器としての姿なんだ…!
      -- バーサーカー 2009-12-06 (日) 19:07:08
      • あ、あれがマスターの本当の力…!今まで随分猫被ってたんだね、マスター。
        (このサーヴァントにして初めて見る、己が主の正に鉄壁の防御。どのみち普通の骨、カルシウムの弾丸で鋼は貫けまいが…)
        でも、このままキマイラもりもり出て来ちゃったら、消耗するのは――。
        (するのは、どちらだろうと思案する。キマイラを作るのも破壊するのも結局は魔力に拠る所業…)
        魔力の量なら、アイテムこみこみでマスター。魔術の技量なら演出家の方が大分上だね。
        無機の要素を取り込んだ合成獣、それを即興で作れるなんて…。一芸を極めるってこんな感じなのかな。
        (恐るべき魔術。けれど注意するべきは、其処ではない。問題は敵が演出家を自称する者であること)
        合成獣を嗾けるだけならこれまでと同じ。何か別の――すごいものを用意してるはずだね。
        気を付けて、マスター。
        -- バーサーカー 2009-12-07 (月) 12:35:10
      • 全ての生命の終焉、ね。導かれるまでも無い事だけど…。
        (生命を含め、この星に宇宙、熱や光、時の流れにいたるまで死――終わりは万象の宿命だ)
        (言わば防ぐ事の出来ないエントロピーの増大。この悪魔の右腕はその事を何より知っている)
        どのみちいずれ終わるなら、それまでを楽しく生きる方がお得なのに。どうして人は死に急ぐんだろ。
        まあいいか!死に破滅…望む心が強いほど、多いほど、ボクの力になるんだしね。…っと、コイツにも力を貯めとこっと!
        (巨大な斧槍グラヴィトニーと共に魔力を、瘴気をその身に貯め乍、決戦の時に備えるサーヴァント)
        (斧槍の重量はすでに100tを超え、ただ其処にあるだけで宿の一角を潰してしまっている)
        (今だ数えきれない程のキマイラの守る廃屋は気になるものの、邪魔をするでもなく二人の戦いを見守る)
        (敵なる魔術師が次に何を見せてくれるのか、好奇心の方が大きいためだ)
        -- バーサーカー 2009-12-08 (火) 13:42:36
      • (合成獣による肉壁は撃ち砕かれ、二人の魔術師がいよいよ直に対峙するのを眺める)
        そぅそぅ、倉庫ナイトね!戦いは自分の身でするものだよ。…て、レイピア…!?
        (アランの武器を見て目を丸くする。装甲に身を包み、火器で武装した相手に対して細身の剣)
        (銃弾を掻い潜り、装甲の隙間を正確に貫く。――それほどの剣の腕を、あの演出家は――)
        持ってる様には見えない、けどね。て、ありゃ!?マスター…!!
        (雄姿との言葉に乗ってか、主が銃の射程というアドヴァンテージを捨てたのを見て目を丸くする)
        (ロケットの大出力の生み出す熱風に髪を靡かせつつ、狂戦士はいまだ動かず)
        (己が昂ぶり滾るべき敵は、まだ此処にはいない故に)
        -- バーサーカー 2009-12-09 (水) 21:29:23
      • なるほど!あの剣はマスターを斃すのではなく、あくまで近寄るための…。でも、それだけのために…?
        (目的に反して敵の攻勢はあまりにも大規模。イマイチ腑に落ちないものを感じ、未だ謎のままの廃屋を眺める)
        (けれど、まずは己が主の勝利を祝うべきだ。サーヴァントは己が得物を腰溜めに構え、翼を拡げ、飛ぶ)
        -- バーサーカー 2009-12-10 (木) 12:03:50

  • ついて来て、今私はマスターに一番必要なものの在りかを知ってる(バーサーカーとキャスター達の激突を偵察した帰りにいつになく上機嫌そうな声で彼女はそういった
    そうして町はずれの遺棄された建造物の中へと入り、無明の中階段を降りて行った、どこまでどこまでも・・・
    かれこれ数時間以上は経過している、降りる段に果ては見えない入ったのは日没ごろであったが
    すでに登っているはずの朝日の光など毛筋ほども感じさせない深淵だけが続いていた、手探りの壁面と足を運ぶ感覚を頼りにすれば
    それは気の遠くなる巨大な円筒形の壁面に沿ったらせん階段だろうか)
    -- ランサー 2009-12-05 (土) 03:36:58
    • ほほう、黒花からそんなお誘いがあるなんて初めてじゃないか、喜んでついていくよ。私の愛おしい黒花(深く深く、先の見えない暗闇の中……まるで不安など感じず、まるで恐怖など感じず、女は仮面をかぶって笑顔でおりていく)
      (その暗闇の中にあって、女が見ているものは常に一つ)
      (確かに変化し、確かに成長している自らの愛する花のみ……) -- アラン 2009-12-05 (土) 04:02:42
      • ねえマスターこの宇宙の彼方には幾千万もの星々があってそれに一つずつ色んな可能性があったんだ、人間もその可能性のうちの一つ・・・(まだ、まだ降りていく)
        ある日、小さな星の上にここと同じように人間が生まれたんだ、何も不思議なことはないごく普通の人間が・・・けれどもその芽吹いた可能性は
        やがて天にあった星を自分たちの街の中へ抱え込むほどに膨らんだ
        そしてそれは今も膨張と成長を続けてる、はるかな銀河の彼方で・・・すごいでしょ?神でも悪魔でもないただの人間の可能性がそこまで膨らんだんだ
        (足元にぼんやりと灯りが見え始めた、無限に続くかと思われた円筒の底が見え始める)
        そしてその世界への入口がここにある、思い出したんだよ、私が何であったのかどうして私という形があったのか
        前に星の王子様の話したよね、何かが欠けた星の住人達と自分も寂しかった王子の物語
        今、ここにそれがあるんだ、神でも悪魔でもない人間が生みだした・・・神も悪魔も越え得る力!それを人間であるマスターが手にして、欠けたものを埋めるんだ
        さあ、ついたよここは祝福された地、輝ける終演への門!(そして2人がたどり着いたのは、山河を仰ぎ見るよりも高く、上下左右と前後のすべて果てが闇に消える広大な空間
        目の前にそびえるのは、鈍く黒輝る重金属で構成された巨大という言葉が陳腐ですらある門)
        だが、その門の前に何かがいる・・・侵入者を拒むように
        -- ランサー 2009-12-05 (土) 04:21:54
      • なるほど……つまり、ここは可能性の墓場にして終着点。幕切れにして次章への序幕……
        いいだろう、黒花。君が私のことを星の王子様というのなら、君はサンテグ・ジュ・ペリだ。狂人の生み出した狂星の物語、それも悪くない。君が狂人なって狂星を導くというのなら、私はその導きを共に歩もう
        全ては美しい生命を美しいままで終演……いいや、終焉へと導くために……君と私とそしてこの世界全てが人間になるために……!(漆黒の闇の絨毯が広がるその空間において……真理の……いいや、人の創り出した偽りの神門(デウスエクスマキナ)を前にして、演出家は笑う) -- アラン 2009-12-05 (土) 04:30:19
      • ・・・はぁ・・・(目の前の暗闇にタバコの光点を灯らせた人影が溜息と一緒に紫煙を吐いた)
        なんか盛りあがってるとこ悪いけど、こんなとこに何にもありはしないわ・・・(黒花と同じ姿、同じ声、だが明らかに別の誰かだ)
        あんたらの侵入は55296秒前に検知してる、どうしてすんなりここまで来れたかしらないけど、とっととお帰り願おうかしら
        ここはただの墓よ、私のマスターのね荒すことは墓守であるこの私が許さない(手の中で棒状のものがシャコンッと伸びた、それが展開され斧になる) -- クロコ 2009-12-05 (土) 04:40:54
      • なるほど、どうやら君が黒花のオリジナル……か……オリジナル……そして、この場所……この空気……因果なものだね。現実という名の舞台はどこまでも数奇だ(意味深に笑って、演出家は拍手をする)
        この墓所で眠る彼は私でもある。いいや、私ではないが、彼は私で、私は彼だ。全くの別物でありながら縁深い……君にも分かるだろう? 昇華した黒。ブラックレーベル君(人間になった可能性。そして、人間をやめた可能性)
        (歪な二つの可能性が交わる墓所で……演出家は笑う)
        ブラックレーベル君。君は『人間』だ
        終幕を与えるに値する、人間であると同時に……
        我等の舞台を阻む仇役。故に今はご退場願おう
        ……黒花、オーダーだ。デス・グリードの名において命じる(初めて魔力をこめてそう囁けば、深淵の闇を切り裂いて上天から差し込んだ光……令呪の光が黒花を貫く)
        思う様、舞台を駆けろ。そのための演出は一切惜しまない……一切だ
        (人間をやめた人間を守る黒い花と、人間を狂信する人間を守る黒い花の舞台が……幕をあける) -- アラン 2009-12-05 (土) 05:04:42

      • 了解、了解だよ我主(イエス、イエス!マイマスター)(薄ぼんやりとした光源しかない暗い舞台に、差し込んだ光はスポットライト、対峙する二つの黒い機体の照らし出されたのは一つ)
        同じ姿同じ顔同じ能力、何もかも瓜二つ、だけどシナリオは今私を主演に選んだ
        飾り気の無い君の姿を黒い花で彩ってあげるよ、黒いラベルを4つの薔薇(フォアローゼス)でね(空間が爆ぜた、転送されたのは重金属の飛沫を巻きあげ煌めかせる機械の武装四肢)
        -- ランサー 2009-12-05 (土) 05:14:58
      • ブラック・・・ラベル?いやまぁよく飲むけど・・・何いってんだこいつら全然ついていけねぇ(ついていけねぇって顔で)
        ええい、私にはちゃんとクロコさんってお名前があんのよ!・・・いやそう呼んでいいのは友人だけだ、お前らはこうよべ、私は・・・クロコ・クレイドル!
        何が主演だ、不正作出された機体なのはとっくにお見通しなのよ!私の登録はちゃんと正規に生きてんの(無造作に斧を構えたクロコから立ち上るのは、
        黒花が見せる破壊の圧力にも似た・・・否、それよりも何十倍も強い圧力と黒い紫電)
        セーフガード舐めると痛い目見るわよ(ドンッ クロコが一歩踏み出した瞬間その足元が踏みくりぬかれ、重金属の飛沫を巻きあげて、その姿もかき消えた)
        ドゴォッッ次にその姿見えた瞬間は、黒紫電をまとった斧を全力で横凪ぎに黒花に撃ちつける姿、撃ちあわさった衝撃・・・
        もはやそれは爆風であった、累々と横たわり堆積した1本が高層ビル程もある黒い柱が煽られ振動し瓦解するほどの一撃) -- クロコ 2009-12-05 (土) 05:23:32
      • 問おう、ブラックレーベル君(吹き荒ぶ紫電。砕け散る巨大構造物。鉄と雷撃の嵐の中で、仮面の女は依然微笑を絶やさない)
        限りなく近付いた真作と贋作の違いはなんだね?
        限りなく近付いた真実と虚構の違いはなんだね?
        (クロコの一撃を見て微笑み、喜色を浮かべ、そして語る)
        答えは簡単だ。違いなどない。嘘は突き通せば真になる。贋作は万人に区別がつかなくなれば真作になる……そう、つまり、私の黒花はそれだ。例え正規のナンバーが無かろうと、例え君というオリジナルが存在しようと……
        そんなことは取るに足らない瑣末事だ……そして贋作とは言い換えれば真作ならぬ新作……旧い機構は新たな機構に淘汰されるのが美しいこの世の摂理というものだ……なぁ、そうだろう、黒花? -- アラン 2009-12-05 (土) 05:35:32
      • ク・ロ・コ・だ!ほんとに分けわかんねぇ奴らね!クソッちょっとくらい硬いからって良い気に・・・(光速にも迫る勢いだった斧頭は黒花の機械腕に止められていた
        つばぜり合いだけで生まれる圧力ですらグラウンドゼロに形あるもの一切の存在を拒み砕く)
        いい・・・き・・・くっ!?(だがその中で黒花と彼女に守られるように立つアランの姿はそよ風に受けるように涼しげで) -- クロコ 2009-12-05 (土) 05:42:38
      • イエス・マスター・・・その通りさ!(クロコの刃を片腕で受け止め同じつくりの顔を向ける)
        私はお前だった、お前の出来そこないだった・・・だが今は違う、マスターを得た、信じるべき自我を得た、何もかもただ与えられるだけのお前とは・・・ただの人形のお前とは違う・・・!
        (その顔がクロコでは造り得ない、満面の、実に幸せそうな、歪んだ笑顔をつくる)

        私は黒花、稀代の演出家アラン・スミシーのサーヴァントにして忠実なる仕掛け(マキナ)・・・そして、人となるモノだ!(撃ちつけていたクロコの斧が黒花の腕の上で浮いた
        圧倒的な力はさらに圧倒的な力に押し返され・・・)
        -- ランサー 2009-12-05 (土) 05:52:07
      • ぐぅ・・・!!(とっさに斧を離した、弾きとばされる斧、コートの中から拳銃を抜く、砲撃のような銃声が続けざま3発) -- クロコ 2009-12-05 (土) 05:53:14
      • 無駄だってば(弾層にあった銃弾は5発、全弾撃ち尽くせなかったのは、銃をもった右腕を黒花にひねりつぶされたから)
        砕けろ・・・!(弾痕を残しながらも駆動をやめない機械の腕が上がり)
        ドンッ
        (悪魔の爪は破壊という概念そのものまでも打ち砕いてしまい、ただその爪痕を数kmに渡り抉り消された地面という形でのみ残した)
        -- ランサー 2009-12-05 (土) 05:57:20
      • あああ……ああああ! 美しい、素晴らしい、愛おしい……! 黒花、ああ、私の黒花……君は今真実を打ち砕いた。君は今虚構から真実を打ち砕いた贋作にして真作となった……!
        今こそ役者は真の交代をみせた。主演は降板だ、退場だ、交代だ
        ブラックレーベル・クロコ・クレイドル。君はもう主演ではない。君は最早端役だ
        君は完成している。故に先に進まない。進めない
        だが、人間を目指す黒花は違う。超えて当然。妥当して当然。それが理解できなかった君は……
        我等の演出の一部となってもらおう……さぁ、黒花、後は頼んだよ? -- アラン 2009-12-05 (土) 06:02:49
      • くくっ・・・ふっ・・・くっ・・・あはっ!怖い門番はこれで居ない、私の存在を脅かすものもいない
        後はただ登って行くだけ、楽しいね、楽しいってこういうことなんだねマスター♪(楽しげに笑いを張りつかせたまま振り返る、黒花、その腕には半身をもがれたクロコ)
        主役は交代、今日からは私が本物・・・でも君はまだ殺さない、殺すとすぐ再生して厄介だ(ゆっくりと爪をあげ、振り落ろした)
        -- ランサー 2009-12-05 (土) 06:06:43
      • ごっ・・・はっ・・・!!(下半身と消し飛ばされだがなおも機能を止めていなかったクロコの胸に
        黒花の鉤爪が突き刺さった、赤い瞳がその光を失っていく) -- クロコ 2009-12-05 (土) 06:07:57
      • 少しだけ生かしておいてあげる、君の終幕は後少しだけ先さ、完全に壊れない限り君は再生を余儀なくされる
        不便だねぇ、決められた通りにしか機能できない人形は!・・・しばらくは要らないだろうから、この左腕は借りて行くよ(クロコの左腕を掴みあげると力をかける
        外皮が裂けあらゆる装甲よりも頑丈な骨格がへし折られ腕はもぎ取られた)
        はぁ・・・これでそろった・・・(腕を自切すると、クロコの左腕を自らにつけた、あっという間に接合と再生は行われていく)
        マスター、これで完璧だよ、機能は得た、材料も確保した(クロコが機能停止されるのを合図に、巨大な瓦礫のあちこちで生きた光点が灯る
        それはクモのような首長いの四足獣のような、しかしその体はこの茫漠たる暗闇の空間の中にあってさえ巨大と映るほどで
        その身が動くさまは山脈の移動を連想させた、そんな機械で作られた獣が息吹を吹き返し仕事にかかった)
        ここにある物全部使わせてもらおう、そして門の向こうからくるものも私たちのものだ
        建築者は舞台の構築を始めた、さあマスター・・・終焉を始めよう、この星全部を覆い尽くすまで終わらない終幕を!
        -- ランサー 2009-12-05 (土) 06:16:58
      • ふふふ、そうさ黒花。君はまた一つ人間へと近付いた
        人間の本質とは「それ」だ。人は喜ぶため、楽しむために生きている
        人は光なしには生きられない。君は今光を得た……よく出来たね、いい子だよ、黒花(優しく優しく抱きしめ、わずかに感涙の涙を流す)
        いよいよ舞台も酣だ。何処も彼処もフィナーレ目指してまっしぐら
        ならば、我々も乗り遅れてはいられない
        ……さぁ、先に進もう黒花。端役は全て押しのけて……
        われらが主演の舞台を始めよう……ふふ、ふふふ……ふは、ふははは……あはははははははははは!
        (鉄屑と埃が舞う漆黒の鉄扉にして偽りの真実の前で……演出家は高笑いを響かせた) -- アラン 2009-12-05 (土) 06:20:37

12/6

  • 何か半月くらいいないと思ったらこんなんなって帰ってきたクロコさん -- クロコ 2009-12-06 (日) 18:06:58
    • …………(暫し言葉を失う。いつもの調子からすると、こうも長く留守にしていて心配しないこともなかったがどこかでのらりとやっているものだと思っていた)
      (のらりとした結果がそれならなにをやってきたのだろうか。ひどいもの。)……ちょっと待ってくれ。……どこで、じゃなくて……その。なにを、してたんだ?(考えがまとまらない。場所を聞いてもこじれそうだったので聞かないでおく) -- ジェラード 2009-12-06 (日) 18:25:58
      • お、ちょうどいいとこに居たねラード君(コートから覗く腹の部分がからっぽに見えるが以外と元気そうなクロコさんだ)
        いや酷い目にあったよ、まさか自分にフルボッコにされるとは思わなんでさー・・・あっ(タバコが落ちた)
        おっと・・・とっ・・・んがっ!(拾おうとしてそのまま床にベシャッと転がることになった)
        ヘルプ、たばこ、たばこひろってー・・・ -- クロコ 2009-12-06 (日) 18:58:05
      • あれ?じーくん、お客さん? めずらし――&br ;http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst052398.png(しばしの硬直)

        えええええええええええええええええ!!!!??クロさん、えええええええ!!!?き、救急、救急車!!?
        -- アスタリスク 2009-12-06 (日) 19:02:59
      • 元気そうで、よかったよ。(とってもやりきれない気持ちになりながら落穂を拾うかのごとく多少の不毛とやりきれなさを感じながら煙草を拾ってクロコさんに渡す。その被害程度にぎょっとした目をするがそれでも平気そうな装いはしているのでとりあえずあわてないようにする)
        酷い目、なんってのは見ただけで解る。(包帯巻きの目を見ながら)自分に……とは、どういうことだね。普通の人(?)ではないと思っていたが……何人も自分が居るとかそういうクチか。(思い浮かぶは不死の演出家。なにか、少しひっかかりを感じながら話す)
        それで、聞く前に聞きたい。…………大丈夫じゃなさそうだが、大丈夫なのか、それは。(無理をしてるんでなかろうかと少し心配になる。というか普通なら死んでるじゃねその傷と思う。) -- ジェラード 2009-12-06 (日) 19:03:44
      • ええい、アストうっさい! まずは落ち着け!(首根っこを捕まえて電話に走るアストをとめる)……てか、救急車でどうにかなるのだろうかクロいのは。俺不安。 -- ジェラード 2009-12-06 (日) 19:04:57
      • (涙目で)だって、だって!!……(倒れこんだクロコに手を貸すべきかどうか、迷った表情で手を中空で漂わせる)
        ど、どういう、ことなの、私、クロさん、親切な、家貸してくれた人、くらいにしか、認識なくて……(ジェラードとクロコの間に走る少しだけ異質な空気に身を竦ませる) -- アスタリスク 2009-12-06 (日) 19:08:04
      • クロいのが何者かなどとそんなことは関係ない……クロいのはアパートの大家さんであり、飲んだくれの謎の美少女ということでいいではないか……(訳:俺もよく知りません) -- ジェラード 2009-12-06 (日) 19:09:26
      • サンクス(タバコを受取るとずりずりと壁に背もたれしてなんとか座りなおし)
        驚かせて悪いんだけど、私首だけでも割と平気で生きてられるから安心してあすたりふとちゃんやー
        あと救急車もいい・・・話が終わったら私の部屋の機械に放り込んでくれればなんとかなる
        けどジェラード君騎士団員だったな、私以上にこの辺り一帯の人命に関わる事態が起こるかもしれない(本当は惑星規模だけど広げすぎるとややこしくなりそうなのでちょっと端折った) -- クロコ 2009-12-06 (日) 19:18:52
      • とりあえず、心配はいらんのだな。伝えることだけ伝えたら眠るように息を引き取るとかはナシで頼むぞ。(話が終わったらすぐにでも放り込めるように心の準備スタンディングバーイ)
        首 だけでも生きてられるとか、そういうことはまた後で、あらためて時間があるときにでも適当に飲みながらでも話せばいい。俺は酒は飲めんがね。(機械に入れ ば、治療は進むらしい。しかし、その治療よりも先に言うべきことがあるということはどういうことか。少し、嫌な予感がした。青い、灰汁の出るように青い草 が風で揺れて背中をくすぐるような。少し、心する)
        ソレは一体、なんなんだ。ただでさえ今は手を焼く事例が多すぎるというのに。 -- ジェラード 2009-12-06 (日) 19:23:56
      • この一帯の人命に……? ……(ぐ、と改めて、普段意識していなかったジェラードの職業、そして自分の無力さに歯噛みする)
        (ジェラードの袖をつかみ、クロコの話に耳を傾ける) -- アスタリスク 2009-12-06 (日) 19:29:45
      • 悪い、稼働してるので精一杯だ・・・要点、だけ言う・・・前から私と同タイプの神姫が悪さして回ってる話はしってたんだけど・・・神姫くらいいくらでもいるし・・・
        そいつに襲われた、白い仮面の女も一緒だった・・・からきっと間違いない・・・いや、問題は、神姫の方・・・
        あいつはただの神姫じゃない、ヤバいんだ・・・あいつは人間のすべてを排除・・・殺すよう作られてる・・・
        そいつが同じように作られてこの街の近くに遺棄・・・されてたシステムを不正利用・・・しようと・・・
        そいつらは私の監視下で、動かせないようにしてたんだけど・・・左腕を・・・あいつの基体は私と同じもの・・・だから
        墓守をしてたんだ・・・私と同じように向こうから来たものの・・・マスターのお墓だったから・・・
        守りきれなかったん・・・だ、すまん・・・私の回・・・(段々話がまとまらなくなってくる)
        回復を待ってるだけの時間は、もう・・・無いかもしない・・・頼む、あいつを・・・ -- クロコ 2009-12-06 (日) 19:43:10
      • 神姫。つまりクロいのと同じ種族と認識しておけば間違いはないだろうな。……自分、というのはその種族の中でもさらに同属の部類かね。ややこしくなるから今は追及せん。要点を聞けばあとは自分でなんとかしよう。
        白 い仮面……その仮面というのは。(今までできれば考えずにきた一人。ただの他人の空似では済ませづらくなってきた。頭の中で理解が纏まりつつある。疑問を 抱いている暇があればそのピースを組むのに夢中になったほうがいい。四方の角はそろったのだから、外側の一周ぐらいは埋められる)
        …… 黒花か。やはり。……(がり、と頭を強く引っかいて自分を正気に戻してくる)左腕、墓守、マスター。左腕は、今のその姿。……それがどういう意味をもつの かどうかは、わからん。(冷静を装って、中身までも冷静に。そう考えて頭を動かす。自分の服のすそを掴むアストが、またいっそう冷静さを加速させてくれ る)
        まとめると、こうか。奴を止めろ。(即クロいのの部屋の機械にぶちこむスタンバイ) -- ジェラード 2009-12-06 (日) 19:55:57
      • (無言で、話を聞いている。いつも能天気で明るいクロコの真剣な顔を、ジェラードの緊迫した横顔を見て、静かに喉を鳴らす) -- アスタリスク 2009-12-06 (日) 19:58:24
      • 察しがよくて助かる・・・(ニヤッと笑うくらいの余裕はまだあるぜ!)
        そうだ、黒花とか・・・呼ばれてた・・・マスターはアラン・スミシー・・・ほんとうは、私の仕事・・・なんだけど・・・すまん・・・
        あいつの体は・・・生半可な攻撃じゃ効かない・・・頭・・・か、胸だ胸にCSCと呼ばれる制御中枢がある、それを破壊・・・できれば止まる
        すまん・・・部屋にたのむ・・・一つ、渡しておく・・・ -- クロコ 2009-12-06 (日) 20:03:02
      • はぁ、悪い予感ばかり、当たるものだな…………(想像していたものに合致。似ている、だの思ってはいたがなにか気にする気にさせない何かがあった。その何かは別の超自然の存在の影響があるので割愛する)
        ええい、ちょうど宿代の安さに気を使っていたところだ。肉体労働で返させてもらうことになにも不具合はありゃあせんよ。……了解した。(クロいのの残った右手を肩にかけて、肩を貸そうとしながらアストにちらりと視線を向ける。不安げで少し震えた瞳)
        心配いらんよ。(アストのほうを向いてそうきっぱりと言う) -- ジェラード 2009-12-06 (日) 20:08:13
      • うん……じーくんは、騎士団、だもんね。みんなを、守らないと、いけない、みんなを、救わないといけない。――いってこい。
        (それでも、目に、涙を溜め)………私、私ね、待つ、ことしか、できない、けど。
        (ぼろ、ぼろ、と涙がこぼれる)いつ、戦いに出て行っても……ここで、待ってるから……ここで、待ってる、から。絶対に、帰って、こないと、許さない。絶対、許さないからね。 -- アスタリスク 2009-12-06 (日) 20:13:34
      • あははっ・・・そりゃーなんかとんだぼったくりになりそ・・・(肩を借りて立ち上がった、無理やり繋いでる下半身の動きがきつい)
        ・・・すまない、変なことに巻きこんで、しかも私はついていくことすらできない・・・(アスタリスクの方を見て謝る) -- クロコ 2009-12-06 (日) 20:21:56
      • なに、帰ってこないわけがないだろう。……いいかね、これは絶対だ。今、ここが俺の帰るべきところである以上ここに戻ってこずにはいられん。(アストのほうを向いてそう言った後に、文字通り壊れ物なクロいのを部屋に運搬していく)
        クロいのが謝ることでもないだろに。……それに、俺の戦いでもある。ともかく今は目の前の問題! 話は後! -- ジェラード 2009-12-06 (日) 20:26:49
      • クロさんは、謝ったって許さない……(涙目で無理やり笑顔を作る)……絶対、許さないから、絶対、体治して。
        (涙を溜めた顔で笑う)今度は、三人で呑もう……一人で呑む方が好きなクロコさんへの、私からの罰。
        ……だから……ゆっくり休んでね、クロさん(ジェラードに肩を化されて歩いていくクロコを見ながら) -- アスタリスク 2009-12-06 (日) 20:31:04
      • 私、酒飲めるなら何でも好き・・・なんだけど・・・ふふっ・・・本当にこの街は昔からそういうお人好しが多くってなぁ・・・いや、本当に助かる・・・ありがとう
        (ちょっと困ったような嬉しいような、喜んじゃいけない場面なのについ嬉しくてそんな調子だ)
        ここまでで・・・いい、あとは大丈夫だ(部屋に入り機械の操作をすると、重たい作動音で黒い装置の蓋が開いた)
        ・・・本当は持っていけるなら全部装備持っていかせたいんだけど・・・(取り出したのは拳銃と、『+|+』こんな意向のついた ペンダントだ)
        銃は・・・まぁ気安め程度だけど・・・あいつの外装を破壊するくらいは・・・生身で撃つと手首折れるけど・・・なんとかしてね
        こっちは・・・多分変成された化け物に襲われない・・・はずだ、100%は通じないけど・・・お守り代わり -- クロコ 2009-12-06 (日) 20:37:12
      • 俺も多くのお人好しに会ってきたもんだと思うよ……そいつらを脅かすというのであれば。(ぎらりと目が鋭くなるが、まだ、冷静さを欠くわけにはいかない。すぐに柔らかい目に戻る)
        (自分にはもうなにがなんだかわからない類の仰々しい装置。確か回復がどうの、といっていた。開いた瞬間におおと声が出る)そうやって使うのか。
        重装備は慣れてるもんでね。歩くのにも苦労するぐらい持って戦ったこともあったよ。備えあればという言葉は好きなほうだ。(拳銃とペンダントを受け取る)
        あいつの外装を、って……充分じゃないか。こんなにちっこいというのにどうやったらそんな威力を。……あぁ、いや。大きさあんま関係ないな。(この町では外面に惑わされてはいけないという教訓を得た)
        なになに。なんの加護もなく、祈りだけこめられた御守りであっても有難いのに、曰くがついているとは有難い。……有難く使わせてもらう。
        (ちゃき、と左手で拳銃を構える)……一応、狙いについては自信を持っておる、が。手首外れるんじゃそう気楽に使えんな。……胸、と頭。特に胸だな。……よく狙うところだ、慣れてるよ。 -- ジェラード 2009-12-06 (日) 20:47:56
      • (以降、二人のやり取りを黙って見ている。ぐ、と握った拳が少しだけ赤い) -- アスタリスク 2009-12-06 (日) 20:52:19
      • ペンダントは味方の識別シグナルが出てるんだ・・・襲われにくくはなるはずさ・・・銃は・・・ぅぅん、すまん限界だ何とかしてみてくれ・・・(機械に潜り込みながら)
        昔から・・・しょっちゅう助けられてばっかりだったんだ・・・いやもう、全然成長してねぇなぁ私・・・
        600000秒もあれば動けるようになる・・・もし倒せなくても、それまで・・・生きてろよ、頼む・・・(クロコが入り込むと蓋が閉まった、あとに響くのは低い機械のノイズ) -- クロコ 2009-12-06 (日) 20:57:59
      • //銃はクロコさんの戦闘設定ページにおいてあるアレ、例の筋力強化とかして始めの方で適当に使い捨てちゃっていいと思う! -- クロコ 2009-12-06 (日) 20:59:37
      • なに、俺も助けられてばかりであるし、それを改めるつもりもな い。厚顔さには自信があるな。……そんじゃあ、おやすみだ。寝覚めはすっきりとが信条だ。他人においても適用可。正月みたいな空を期待しておくとい い。…………無理でも、時間稼ぎぐらいはしよう。絶対条件としては生きて帰りはする。OK。こんなものだ。
        (クロコが眠りにつくのを見届ける。600000秒とは時間に直すと果たしてどれぐらいだったかな。とにかく数日は最低でもかかるだろう、計算している時間が惜しい)
        アスト、それじゃあ行ってくることにする。留守番は頼むぞ、俺が帰ってくるときに迎えがないと少し疲労が嵩んでしまいそうだ。(ペンダントを首にかけておく。必要になってからでは、遅い)
        ……そんじゃ、いってきます。(クロコのお部屋のドアを閉め、そのまま自分の部屋に礼。心もち早足で、階段へ向かう) -- ジェラード 2009-12-06 (日) 21:06:13
      • //えっ……「食らうがいい、俺の絶技超音速火炎斬!」 「ぐふふ実はワシは一回刺されたぐらいじゃ死なんぞー!」 (ごりっと拳銃を押し当てる)「これ、なーんだ……?(ズガーン)」っていう素敵展開を考えたりしたのに! -- ジェラード 2009-12-06 (日) 21:08:07
      • //それでもいいよ!何もなしで送りだすのがあれだからって持たせただけなので、どんどん好きに使ってね! -- クロコ 2009-12-06 (日) 21:09:23
      • まっかせろ、じーくん。……あんまり全部言っちゃうと、満足しそうだから、帰ってきてからいっぱい話そう。
        世間ではこういうのを死亡フラグっていうらしいけどね、でも、本心。絶対、そんなもの、蹴散らして、生きて、帰ってこい。約束だよ。
        私、死んだら泣くから。みっともないくらい、声を上げて泣くからね。
        いってこい!!!ジェラード・ブラックタン!!!(大声で叫び、手を振る。最後まで、震える左手を、隠したまま) -- アスタリスク 2009-12-06 (日) 21:10:13

  • (届けられた手紙、中身を確かめると口の端を吊り上げ笑みを浮かべる)
    ククク……ようやくか、いやどちらが早いかとは思っていたがこちらが先であろうとはな。 -- ベヒスト 2009-12-06 (日) 21:01:13
    • 良い出来事でもあったのかね? まるで憧れのトランペットを手にした少年のようだよ。 -- キャスター 2009-12-06 (日) 21:03:57
      • あぁ、件の器がついに完成に至ったと聞いてね……聖杯戦争に参加し研究を行ったかいがあったよ。
        これで願望機を使わなくても望みを叶える必要がなくなったわけだ。
        なぜなら私はすでに与える側なのだからね……。 -- ベヒスト 2009-12-06 (日) 21:10:10
      • 器……? ああ、件の神父か。 元、と付け加えるべきなのかもしれないが。
        君の望みは、その身を神へと昇華することだったかな……それで、与える側、とは?
        砂鉄から金でも生み出すのかね。 -- キャスター 2009-12-06 (日) 21:18:04
      • 器が完成されたということは器を新たに作り出すことも可能となったというわけだ。
        器を作り出すということはまさしく神に等しい存在というわけだ……。 -- ベヒスト 2009-12-06 (日) 21:23:41
      • 俄には信じ難いが……恐るべきはアルファズルの技術力と言う訳か。 と、なるとだ。
        僕の役目は此処で終わりかな、マスター。 最後に一遊びしてこようかと思うんだが……良いかな?
        いつも通り、気侭にね。 他にすることも無いのだろう? -- キャスター 2009-12-06 (日) 21:41:34
      • なにあそこは世界の知識のすべてが集まることろだ、おかしくはあるまい。
        なに、気づいているだろうキャスター バーサーカーと戦ったあの日から君と私のつながりは消えているのだから……。
        内蔵魔力でよく持ったといいたいところだね。 -- ベヒスト 2009-12-06 (日) 21:54:59
      • 蛇口が閉じ切るまでには、まだ時間があるさ。 この身になろうとも、楽しみ方は色々とある。
        短い付き合いだったが、悦楽に浸りっぱなしの毎日だった。 いやあ、終わってみれば早いモノだね。
        ……それでは、さようならマスター。 さようなら。 -- キャスター 2009-12-06 (日) 22:05:45
      • あぁ、君と過ごした日々はなかなか面白いものだったよ、さようならキャスター 二度と会うことはないだろうが最後の一時まで悦楽に染まった時を過ごすといい。 -- ベヒスト 2009-12-06 (日) 22:09:24

  • (コココココとドアが連打される)エルミさんはご在宅でしょうかーっ -- ジェラード 2009-12-06 (日) 22:01:23
    • はいなー?(窓から顔を出し、来訪者を確認するやすとんと飛び降りる)
      なにかな? 私は善良な一メイド科生徒だから、騎士団や生徒会のお世話になるようなことはしてないと思うんだけど -- エルミ 2009-12-06 (日) 22:12:54
      • (//ここで中野まさかの寝落ち(ダイビング土下座)べつに、騎士団や生徒会のお世話が向くようなことはしとらんだろうさ。少なくとも俺の見える範囲ではな。(とんと飛び落ちたエルミをすっと眺める)
        (こほんと咳払いを一つ空に放って、しばらくつぐみ、口を開く)端的に言おう……力を貸してほしい。 -- ジェラード 2009-12-07 (月) 00:49:16
      • それはよかったが今度は私が寝落ちそうだ!
        …端的すぎてなんとも言えないけどー……まあ、私と君の接点なんてあの連中のことくらいしかないか。
        それに必要とされるのは悪い気分じゃない……で、具体的には? -- エルミ 2009-12-07 (月) 00:56:51
      • 大丈夫だきっと手短にここで口約束的なことをして後で絡めていく感じでいけば!
        そうだな。少し引っかかりを感じはするのだがね。……(右手をこめかみに置き、頭をぎしりと軋ませる)
        ランサー、およびそのマスター。黒花とアラン・スミシーを打ち倒すこと。目的はこれだ。……アサシンたるお前にやってもらいたいことがある。俺としては、誰の手も借りずに終わらせるのがベストといえるのだがね。どうしても必要なのだよ。(しっかりと声を張って、真剣に。メイド姿の相手にそんなことを言うのは、なにかはばかられる気がしたが、かまっている暇はない)
        ……これは、もう「お願い」に近いのだな。俺にできることなど知れているし、現在絶賛極貧生活中だ。 -- ジェラード 2009-12-07 (月) 01:07:32
      • …冗談なのか事情を汲んでくれてるのかそれとも本当にもう忘れられちゃったのか…まあいいけど。話がこじれるだけだし置いておこう
        ふむ。(予想していた、というよりは元からそのつもりだったのだろう、驚くことも悩むこともなく頷く)構わないよ。私にやれることがあって、それが必要だと言うのならね。
        極貧が何の関係あるかはわからないけど、対価的なものの話なら別にいらないよ……今の私は主人を失って戦場から弾き出された駒、役割をくれるならそれで十分。駒は駒として好きに使ってくれればいい -- エルミ 2009-12-07 (月) 01:27:30
      • いいや、自信たっぷりにそれだと言って、間違っていたら恥ずかしいだろう。……そんな理由だ。ひっかかりに、フィーッシュと声を上げて引いたところで根がかりなどでは目も当てられない話。……もっと、余裕のあるときに言いたい話だね。笑の種にもなるだろう。(ひらひらと手を空中で、釣る仕草をして。ゆらゆらと引かれるように首を振る)
        コマね。……役割として、それをして欲しいというならコマ扱いっても変わらんだろうな。……だがねぇ、そうやって上手いことに言い表しているが、お前はコマでもないし、役者でもない。……それは、敵のホームグラウンドだ。アウェイでやるよりは、ホームでやるほうが分はいい。
        だからこそ、俺はお願いするんだ。それを受けてくれればいいし、やれるだけのことはやらせてもらうと言おう。……あくまで意識の問題だから、どう思ってくれてもかまわんがね。(少しだけ間を置く。自分の今の状況を反芻する) -- ジェラード 2009-12-07 (月) 01:36:01
      • …今でも十分余裕そうに見えるけど。それともそれは空元気? …まあ、そういう機会があればいいのだけどね
        そうは言うがね、私は自分で判断を任されて好きに動くと大抵酷いことになるんだ……後で怒られることなんてしょちゅう。それだったらいっそ最初から言われたことだけこなす駒でいたい…
        もちろんあの連中の意味のわからん演劇とやらに付き合う気はないけどね。…で、ただの戦闘員を求めているわけじゃないだろう? それだったら他に適任がいくらでもいる。
        ジェラード君は。私に何をお願いしたい? -- エルミ 2009-12-07 (月) 01:54:22
      • それがある、と祈りたいものだ。その機会があるために俺は尽力しているでな。……っ、(ピンと不吉な線が引かれて音を立てる)……ああいや、すまんね。(調子を戻す)
        とにかくにも、してもらいたいことを伝えよう。……あの、アラン・スミシーについての諜報……及び、抹殺。『アサシン』と呼ばれる者ならば、どうにかできるかもと思うたまでだ。常識を超越した存在。奴は普通に殺してもそう死にはせんらしい。……どうにかして、奴がどうして死なないかを知る必要がある。あの黒花に正面から向かって、勝ち抜くよりはそちらのルートのほうが楽。…………少しばかり、無理を言っているような気もするが。これが俺の願いだ。(言い終えて息を吐く。空気を取り入れて酸素を身体に満たす) -- ジェラード 2009-12-07 (月) 02:04:12
      • …うん? うっかり貴重な毛髪でも抜けちゃった?(音と一瞬の焦りに首をかしげる)
        あー……それはもちろん、試した。駄目だった。けど、そうだなあ……殺す方法から突き止めるというのは考えなかったな。
        ふむ。いいのではないかな。私にできるかはわからないが。…あ、今思いついた、私のマスターの釈放を協力条件にしてもいい? もちろんそんな権限がないならいいのだけど -- エルミ 2009-12-07 (月) 02:19:48
      • いや、なんというかその。ちょっと不安になっただけのこと。イメージ音声というやつよイメージ。(むーん、と額に手のひらを置く。態度に表れていては仕方がないなと思う)
        あいつは、随分と特異だ。想像もつかんが、どうにかできればとは思う。奴は自分を人間だと言っていた。狂った神のようには見えなかったし……どこかに必ずカラクリがあるはず。
        マスターの釈放? ええと、最近つかまったので目立つ奴といえばやけに陽気なあめりかじんぐらいしか居ないんだけどあいつですか。というかあいつですね。(決め付けて話を進める)
        ……そこは、この街自体が運営する公営の牢獄。騎士団はあくまで揉め事が多いここらへんのことを請け負う厄介ごと請負人みたいな面がある……が、牢獄をこちらからどうにかすることはできん。かけあって釈放させるというのは無理な話。ましてや、大泥棒と謳われた者ならばなおさらだ。(またもうーん、と唸る。両目を瞑って暫し沈思)
        脱獄の手伝いぐらいならできるかもしれんな。また捕まる可能性があるやもわからんが、な。(片目を開けて、伺うように) -- ジェラード 2009-12-07 (月) 02:30:24
      • 不安に……ねえ。心配せずとも私は仕事はきっちりやるんよ?(額を見ていて自分も色々と不安になってきてつい自分の生え際に触れて確認しながら)
        OKOK、とりあえず君の知ってるアランについての情報とか、具体的にどういう風に殺したけど駄目だったとか、そういうのを行間で教えてもらいたい。
        無理かー……脱獄はよくないんだよなー。法律で定められた罰はきちんと受けるべきだ。恩赦で罪を許されるならいいけど法律違反はだめだ(小市民なので法律違反=よくないことという認識)
        よし、彼には罪を償い続けてもらってひとまず忘れよう……うむ、だいたいそんな感じ! それでは明日から頑張って調査してみることにするよ(別に会話自体は明日に続いてもいいのだけどとりあえず今日は中身が寝るという意) -- エルミ 2009-12-07 (月) 02:43:25
      • いや、そりゃあ解る。しかし、奴らを見ているとこちらで対応できるかどうか実に不安になってくる。隠れるだの逃げるだのが専門なら危なくなると逃げてくれると嬉しいものだ。(別に後退してないよなと拳を当てる。気になる負のスパイラル)
        罪を償うねぇ。好き勝手やってきたらしっぺ返しがくるもんだが、その結果がそれというかい。ま、それはそれとして置いておくよ。全てが終わったら、街に仇名す敵を倒すために暗躍していたとでも言って、減刑できんかどうかでも試してみるかね。
        とにかく頼んだ! これが判明すれば、この戦いにも光明が差さんとも言いきれなくなる。後ろ向きだけど一歩前進。……そんじゃ、そろそろ会話終了だ! ありがとうな。……それじゃあ、また。(説明は後日の行間に任せることにして、今日は帰ることにした) -- ジェラード 2009-12-07 (月) 02:56:26

  • 所在地を間違えたかな・・・(以前見た光景との差異に地点データの再建策を試みる) -- ランサー 2009-12-06 (日) 22:52:50
    • (荒地の下から人影が出てくる どうやら隠されているようだが地下になにかがあるようだ)
      (それは以前にこの場で見た人影の面影はあるものの、仕草も、雰囲気も、姿も一新されている)
      ・・・ランサーか、ここに何か用か?(幼女は少女へと変貌し、声も幾分か落ち着いた)
      -- 2009-12-06 (日) 22:59:08
      • え?誰あんた・・・あー・・・あーあー!犬猫って成長早いけど・・・へー可愛くなっちゃってもー、元のも結構いい線言ってたけどね
        (以前に見たランサーよりもより人間らしい動き自然な動きをするようになっている、見た目はほとんど人と変わらないほどに)
        ああ、そうだもちろん用があって来たのさ、物語はいよいよ大詰め時間は秒刻みにおしまれるからね(成長した莢を前にすると今度はランサーの方が年下の少女のようにくるくるとよく動く)
        今日は一ついい話を持ってきたんだ、アクションシーンだけが舞台じゃないしさぁ?・・・眠り姫君の願はもうすぐ叶うことになる、聖杯を手にせずともね(年頃の少女らしい柔らかな笑顔) -- ランサー 2009-12-06 (日) 23:14:40
      • おまえも・・・随分と変わったな、まるで人間の子供のようだ(自身が変化を遂げたのと同じで、ランサーもまた変化しているのだろうか)
        どういう事だ・・・ 私の望みは違う、もう変わった 変わることが出来たんだ 私はもう人間の破滅を望まない
        (落ち着いた声で目の前の少女へと問いかける)
        -- 2009-12-06 (日) 23:24:20
      • 変わるさ、そして今も変わり続けてる・・・成長っていうのかな、私が着実に人に近づいてる証拠だってマスターは言ってた
        ・・・望まない?それはまた急だね(左腕をスッとあげた)
        せっかく仕掛けを取ってきたのに・・・苦労したんだよこれを仕込むの -- ランサー 2009-12-06 (日) 23:45:48
      • おまえも私も成長とはかけ離れた存在だったというのに・・・ 不思議なものだ
        (掲げられた左手を顔を顰めて見遣る)なんだ、その左腕は・・・ ・・・それは何の左腕(・・・・)だ!?(天満の目を通してもよく分からない、その分だけ左腕は異質に見えた)
        -- 2009-12-06 (日) 23:58:06
      • 私はね君と君のサーヴァントが観客で居てくれた方がいいんだけどなぁ、あせらなくても今見せてあげるよ・・・(ニヤリと笑った)
        ちょっとまってね(物影にイン)
        はいおまたせー(物影からふんじばった適当な人を持って出てきた)
        ここに持ってきたのはただの人間、何の変哲もないね、これを・・・(左腕をかざし、そして手から何か飛ばした、その瞬間・・・
        人体が膨れ上がり、肉虫のようになると、風圧と衝撃を伴い、白く長い腕無機質な頭部、と重金属の爪と間接を持つ何かに変成されていく)
        (その様はアランのキメラ化と似てもいるが、酷く無機質で機械人形のようだ)
        生命のその輝く瞬間を別種の元素に置き換えた、生命の彫像、生命賛歌のモニュメントさ
        私はこの腕でこいつらを増やす、そしてこいつらも同じように増えていく一人が二人に二人が四人に・・・あっという間この星のすべてに終幕を下ろすんだ
        (さっきと同じ笑顔のままだ、だがそれは酷くいびつで歪んでいるように見えた) -- ランサー 2009-12-07 (月) 00:23:58
      • おい・・・・・・・・?(ランサーが人間を捕まえてきた時から嫌な予感が止まらない)
        (変成していく風圧に顔を覆う)
        (今までだったら特になんとも思わない、ニンゲンなど全て死んでしまえば良い、死ぬべきだと考えていた)
        (しかし今は違う、目の前で異形へと変化していく人間を見過ごせない あれは過去の自分、偶然居合わせ命を奪われた自分)
        (そして歪な笑みを浮かべる少女もまた嘗ての自分だ)やめろ、こんなのは何も美しくなど無い!
        (ランサーはこの場でモニュメントを増やすような真似をしないだろう、此れはあくまで幕間なのだから そうと決まれば一先ず人間だったナニカを抑えねば…ランサーがいうとおりであるならばこいつらは増殖する!)
        (大きく息を吸い込み祝詞をあげる)不通不起 縛々々律令!!(光の縄は異形を締め上げその動きを封じる)
        -- 2009-12-07 (月) 00:41:17
      • センスまで無理強いはしないさ(元人で在ったその人形は易々と縛られた、呻きも悲鳴もあげず)
        こいつらの性能は私が保証するよ?(人形の腕に拘束に抗うように力が入る、その黒い爪と骨格はランサーのものと同じ、力も今までのキメラとは比べ物にならないほどに強い)
        本当にやめちゃっていいの?やめて君は次に何がしたいのさ、眠り姫? -- ランサー 2009-12-07 (月) 00:56:11
      • (対抗する力が強い… 此方の出力も上げているのに、尚抗ってくる)く・・・
        舞台を 美しく飾るのが演出家と役者だろう? こんなことをして何になる
        やめていい、こんなのは望んでいない!! 私の、願いは……(では私の望みは何か――――――言葉に詰まる それと同時に異形の拘束も弱まった)
        -- 2009-12-07 (月) 01:04:17
      • 演出するのはマスターさ、私は望まれたままに演じてみせるだけ
        全ての生命の輝く瞬間に幕を引く、それはマスターの望む事、それは同時に私の望む事でもあるのさ
        全ての人間に幕を引き、あらゆる命の賛歌に飾られたこの星の上で私は人になる!私とマスターだけが唯一の観客として全てを見届けるんだ!
        (拘束を引きちぎり爪が地面に触れるとパテのようにサクリと切れた)
        どうした眠り姫、聖杯戦争は互いに願いをかけて、欲望をかけて戦いあうものじゃないのか?
        なら・・・望みを失くした君はもう舞台を降りてもいいよね・・・やれ!(命令が下される、緩慢だった人形の動きが一変した、長い腕を振りかざし重金属の爪を振り下ろす) -- ランサー 2009-12-07 (月) 01:14:55
      • 違う、違う!! 私の願いはおまえなどに聞かせない! 今のおまえ(嘗ての私)には・・・理解できない!
        来い、ライダー!!(そこに一切の防御は無く、叫ぶ)
        -- 2009-12-07 (月) 01:23:18
      • ―勿論了解、合点承知―
        願いを変えることもありましょう?捨てたと判じるのは聊か尚早、早計、計量誤算!
        (言葉と共にキメラの姿が崩折れる 意思を失くし唯獣の如く…しかし明確な害意の持ち主に指向性を持たされた武器!折るに定義は充分)
        ワタクシのオススメは人類皆兄弟、平和が一番並べて世はこともなし。(現界(レギロス)!少女の言葉を継ぐように歌舞伎武者が空に舞う)
        それで充分、出来るものなら…ネ?莢君(それは切なる望み。本気の願い。馬鹿げていると一笑に付されようと―信仰の域にまで達した正気(・・)!)
        (少女の前に立ち。機女の前に立ち。悪意を折って捨てんと舞台挨拶、これより開幕)
        -- ライダー 2009-12-07 (月) 01:26:05
      • そうか・・・それが君の君達の新しいシナリオなんだな(たとえ強化されていても所詮は元人間のキメラである、あっけなく粉微塵に砕かれ消えた)
        そういうわけなら付き合わないわけにはな行かない・・・ね!(ライダーを前に躊躇なく突進した、右腕の武装が反回転し攻撃の位置へ、詰め寄り腕を振りかぶり・・・
        いつものように容赦も無駄もない一撃を突きのタイミングが少し遅い、何かを狙っている) -- ランサー 2009-12-07 (月) 01:47:27
      • (消えていく元人間に、生まれたであろう複数の悲しみに目を伏せる)
        私はもう死を悲しむことが出来る、憎しみには振り回されない 人類皆信頼し平和を望むことは未だできないが、おまえ(ライダー)は信頼してやる
        そんな・・・望みもありだろう?(揺ぎ無い眼差しをライダーに、微笑んだ)
        -- 2009-12-07 (月) 01:56:06
      • エエ…終幕、までお付き合い頂けると。(その意味は目前のサーヴァントの主人の言う意味とは少し違う。広く、より多様性を持った―つまり、オチは無限!)
        然り。その先を願いを知るのが楽しみに御座る(迫り来る敵の様子は以前までとはやはり違う、であればその微妙なタイミングのズレは変化のうちと看過され)
        絶啓!(拓く鞘、その伸ばした腕を過たず捕らえ折らんと―)
        -- ライダー 2009-12-07 (月) 01:59:05
      • はっ!(開いた鞘の前に噛みつくような笑顔、右腕は来ない、代わりに左、手のひらを広げた左腕が開いた鞘の前に差し出され)
        そこもかしこも急展開だ(パンッとランサーの左手と鞘の口の間で何かが弾きあった、その腕は飲まれ砕かれること無く、一切を砕くその機巧からその身を守った)
        (素早く身を翻し距離をとる)何時の間にフラグ立ててんだ?この土壇場で急展開の嵐だねぇ〜ふふっ・・・じゃあやっぱり演じるのはふさわしい舞台でだ!
        すでに準備は整ってるんだ、急いだ方がいい・・・それでは次の舞台で会いましょうあははっ!(言葉が終わるころには舞台は暗転して役者の姿はそこにはない) -- ランサー 2009-12-07 (月) 02:17:44
      • ヤア君といい莢君といい 二枚目役者の…役得といったところか
        (弾かれる。どうやら防壁、しかも護る事のみを―否、得物と認識させない高位定義が為されている?ともかく、収めることは不可能!)
        全く、全く!次はバレていない芸を御見せする必要がありそうで…御楽しみに
        (去る背中を追うことも出来ない、転送の類か。)
        -- ライダー 2009-12-07 (月) 02:26:35
      • 折れなかった・・・のか・・・?
        (自分も、相手も 随分と様変わりしている 流れたのは僅かな時間、激動だった)
        (舞台もまた次へ、終幕へと移り変わる)
        (少女の願いは少女の胸に、天さえもその行方は知らない)
        -- 2009-12-07 (月) 02:35:20

Last-modified: 2010-01-09 Sat 19:54:26 JST (5219d)