うさぎ農園 †
ある日の晩、その年初めての雪が降り始めました
農園の宿舎に戻った男たちが暖を取っている中、まだ一匹のウサギが戻ってこない事に気付きました
男たちは手分けをしてウサギを探すことにしました
数十分もしない内に誰かが見つけました、ウサギは切り株の上に寝転んで空を見上げていたのです
ウサギは言いました「気にせずいつも通りでいろ」と
男たちはそれを聞いて宿舎へと戻って行きました
翌朝
ウサギは相も変わらず、切り株の上で眠っていました
体の上に積もった白い雪がまるであたたかそうな布団のようにも見えます
男たちは雪を払い、ウサギの体が冷たくなっている事を確認すると皆悲しみました
せめて弔おうと体を抱き上げるとそこには一通の手紙がありました
「寿命だ、先に逝く」
ウサギの死はボスへと伝えられ、遺体はリンゴの木の根元に埋められることになりました
その後、男たちはウサギの最後の命令通りにいつも通り過ごし、ファミリーの食に貢献し続けたそうです
\こんなところまでよくもスクロールしたな!エビフライだ!/