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| (西暦 2024-04-30) |
噂話 |
瓦礫城の一角にある賭場「ミグルミオイテケ」 †
ここはケチな博打を打ちに来るヨタモノが集う場所である
ただひとつだけあるルールは「イカサマしたらケジメ」である
イカサマがばれた場合ヤクザによるケジメが行われる
逆に言えば「バレなければイカサマではない」ということだ
行われてる博打は丁半、チンチロリンなどサイコロを使ったものが主である
機械を使用する類の賭博は行われていない
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- (照明が極端に落とされた薄暗い部屋。ピリピリとした活気に満ちた室内に、ジャラジャラとサイコロの音と博徒たちの怒声。今日の賭場は荒れている。あちこちで言い争う声。)
(そんな遊技場から距離を取り、部屋の隅に腰を下ろして端末をいじっている場違いな女子高生。) (ギャンブルは、営業はするが参加はしない。それがセイバーの主義。ここへは活動資金集めに来ているのだ。) (ここはそれなりに大きな金が動くので資金集めにちょうどいい。まじめに働くカタギからあつめるよりも多少は気が楽な部分もある。) (また遠くで、掛け金をごまかしただのちゃんと払っただのとの言い争いが聞こえる。そんな声をよそに端末の画面を睨む。) ……ええ勝負じゃった、吉川サン。 (ふぅ…と小さく息をついて端末から目を離す。画面に表示されているボードゲームは、一見チェスや将棋のようであるがはるかに混沌としている。) 面白か時代になったもんじゃ。
(自分が生きていた頃はこんな物はなかった。世界中どこにいても対戦できるというのは面白い。自分は、ギャンブルよりもこういった知的遊戯のほうが好きだった。ギャンブルは趣味ではなく飯の種であったこともあるのだが。) -- ヤクザ
- ほほう、なかなか…お強い?
(同じく賭場の隅。テーブルと椅子が誂えられた一角で、後ろから覗き見でもしていたのか) どうです、わたくしとも一戦。 (身なりは相当に良い。腕時計、スーツ、そして趣味の悪いビーバー柄のネクタイ。なでつけた髪に、これまた高そうな眼鏡も癪に障る) -- パレオカスター
- あぁ?(振り向くと、露骨な成金。はっきり言って下品な風体の男。)
こがーな所でか?(賭場の雰囲気とはあまりに違いすぎるゲーム。それともどこか行きつけの遊技場でもあるというのだろうか?) -- ヤクザ
- ははは、「それ」ではありません。
(筐体は使わない。…とくれば、「それ」を知るものであれば、似ているようで違う別のゲームが思い浮かべるはずだ) ルールは、オーセンティック・フリップ・ハンドパス。レートは50倍から どうです?わたくし、「出来る」ひとをみると止まらなくなるタチなんですよ (法外なレート!間違いない。賭場でこのような持ちかけが許されるのは、相応に裏賭博への関わりがあるからだ) -- パレオカスター
- ほぅ……。(オーセンティック・フリップ・ハンドパスルール。やや古式ゆかしいルールだが上級者以上でなければ盤面を読むことの難しいことから玄人好みのルール。となれば興味を引く。)
えかろう。(この男の素性にも興味があった。このレートでさせる場は間違いなく裏。そういう場を知っておくのも悪くはあるまい。) -- ヤクザ
- ふふ…御承諾、いただきましたね
(瞬間!その一角だけの空気が、奇妙に歪む――) (宝具・「紳士的決闘盤」。遊戯の成立とともに、あらゆる暴力的解決を無効とする男の世界。) (手元に揃えられた、古びた駒とカードと盤。中央に備えられたサイコロ受けには、無数の傷が付いて年季を感じさせる) では早速はじめましょうか…モタモタすることも無い。ファースト・ステップ・アタック・チャンス (手札の一枚を晒し、駒を倒す。これは…速攻の構え?!) -- パレオカスター
- こらぁ……。(宝具だ!しまった…。そう思った時には遅い。まんまとのせられたか……。)
(このゲームで勝負を挑もうという相手、おそらく降りる方法はないのだろう。初手を奪われた形になる。) 懐かしかボードじゃのぉ。(椅子に座る。リアルでこれをプレイするのは何年ぶりだろうか?)
見かけよりも古か打ち筋じゃのぉ。(これは、黄金歴121年にサイレントヒル地区トーナメントでサイレント・キューブ氏が打った速攻の打ち方。その後10年間定石として猛威を振るったが、131年のワールドツアー・オブ・タマコでトパパホッフヘ氏が同じく速攻の手を編み出して勝利されている古い定石だ。) わしは机上の栄光を表示、武装化した時代遅れの英雄をワレの領土へ。(手札の一枚を差し出し、コマを進める。トパパホッフへ氏の打ち筋を再現。速攻返しの速攻だ。) -- ヤクザ
- ほう?そちらも中々渋い返し。狙っているのですか、カンザシ・ブレイクバックを
(たった一手の応酬で、舌戦も含めてここまで状況が動く。相当に出来る相手だ、と心を引き締める) ここはスルーイン。しかし…ひとつ、罠を仕掛けておきましょう (堂々とした宣言とともに、一枚の手札を盤面の下に潜り込ませる。あからさまなブラフか、それとも) (二つ目の駒が、倒れる) -- パレオカスター
- わかっとるやないけ。(なら、次のこの男の言葉は「投了」。しかし……。)
まぁだ続けるんか。(131年に生まれて以来、ファースト・ステップ・アタック・チャンスに対するカンザシ・ブレイクバックは敗れたことはない。その後、公の場でカンザシ・ブレイクバックを差す者はいなくなったが、それはファースト・ステップ・アタック・チャンスに対して完璧な勝率を誇るがゆえ。ファースト・ステップ・アタック・チャンスが消えると同時にカンザシ・ブレイクバックは消えたのだ。) 賢しいのぉ。(当然、この状況でのアンダーグラウンドは定石の中にある。131年のキューブ氏の手も同じく2・アンダーグラウンド。) 赤き左肩の間違いを投げ。(こちらも定石通りにコマを10マスすすめ、敵地へと送る。) -- ヤクザ
- 本当に懐かしい手だ…ですがね、お嬢さん。
(盤面が、動く。右90度。ここに来て、定石は別の顔を見せた) ゲームは、人の思考は、勝負は。いつでも動いてる (ドメスティックターン!先ほどのアンダーグラウンドは取り残され、90度傾いた先の陣地で発動する!) 潜めたのは逆パンドラ。重ねて、トップライズB2をアクセプト。「居城」に一番近いワイルド・タイガーは、領民からの支持を失い放浪者へとランクダウン! (まさかの手札三枚消費。捨て身とも言える、奇想の一手) -- パレオカスター
- な…なんなら!(こんな手は、自分が生きていた頃にはなかった!)
……。(顎に指先を当て、盤面をにらみ熟考。放浪者に零落したワイルド・タイガーをなんとか僧兵にランクアップさせ凌ぐか…しかしそうなると赤き左肩の間違いの維持ができなくなって爆散する……。) (トップライズB2のアクセプトは完全に想定外だ。) ……。 …投了じゃ…。(レートは50倍。完全に今日のアガリを持って行かれた。) -- ヤクザ
- そうでなくては、困る――(ふと、遠い目をする。それは遠い日に何かを失い、今何かを取り戻した男の眼だ)
良い勝負でした。しかし賭け事は賭け事、頂くものは頂きましょう (そう言って開いた旅行鞄には山のような札束が。) -- パレオカスター
- ほれ。(ポケットからクリップにまとめられた札を取り出し、テーブルの上に投げる。)
(それは、賭場で掠め取っていたアガリ。しかし、正確に数えたわけではないがゆえ、わずかに足りないことには気づいていない。) -- ヤクザ
- …?(それに気づいたのは、宝具に備えられた機能ゆえか。少女の態度から、わざと、とは考えられない。)
(が、ここは賭場。念のため、確認はしなければならない) お嬢さん、「これで本当に全部ですか?」 (払えない、となった時!その宝具は、不足分だけ彼女の魂の一部を削り、チップとする) -- パレオカスター
- あぁ?全部じゃが?(ポッケのお金は全部だ。たしか十分にあったと思ったが……。)
!?(次の瞬間、何かが喪失するような感覚。急激に魔力が抜ける。) ワレ…なにをしよった…?(錫杖に手をかける。これは…宝具攻撃か?) -- ヤクザ
- それは残念…人間の寿命にして、約三年分。お支払いいただいた迄ですよ、不足分を
申し遅れましたが。わたくしの名は「グリード」のパレオカスター。 今ここで負けを認め退くならば良し。わたくし、荒事には全く向いていませんから、何もしやしません。
(椅子に座り直し。手を組んで) その払いを不服とし、命の取戻しを願うのであれば…同じく、命を賭けて。わたくしとのゲームに勝てばよい。…どうしますか? -- パレオカスター
- おんどりゃあ、グリードか…!(やはりまだ残っていた。と、言うことは調査にでたアーチャーは……。)
ここでおどれの首切り落として、全部取り返してもわしゃあ構わんぞ。(殺気。周囲の場がとたんに凍りつくほどの。) -- ヤクザ
- やってごらんなさい。ギャンブラー同士の立ち合いでそれをすればどうなるか、本当に理解しているなら、ね―
(セイバーが力を込めれば。その瞬間、更に力が抜ける。勿論ゲームには支障のない範囲。そう、害意にだけ、敏感に反応する首輪をつけられたような感覚) -- パレオカスター
- …(人睨みし、錫杖から手を離す。なるほど、これがこの宝具の力。ハマればこれほど恐ろしい宝具もない。)
えかろ。ただし… ワレにも命ん賭けてもらう。 (そして、それだけではない。更に上乗せする。) わしはどこぞで遊んどるヒロの命も賭ける。どうせわしがくたばったら、あんなぁどこぞでくたばるだけじゃけぇの。ワレには話してもらうぞ。ワレの知っとるグリードの話を全部。 -- ヤクザ
- なるほど、わたくしが賭ける金だけでは…確かにお嬢さんの魂の価値には見合わない。
グッド!そのろくでなしの魂は情報料にアテましょう。金とわたくしの命と情報、お嬢さんとヒロとやらの命。釣り合いました、レート成立です
これほどの大勝負…ラピッドファイア・チョーハンでのイニシアチブ決定から参らなければ、男がすたるというもの。 ゲットアンドレディ・リリース -- パレオカスター
- (ぺろりと唇を舐める。この宝具空間の中ではこちらの能力の殆どを封じられている。)
サーヴァントとサーヴァントの勝負じゃぁない。プレイヤーとプレイヤーの勝負じゃ。(サイコロを手に取る。同数のカードを山札から引き、裏返しに並べると。) キャッチ&リリース。(カードの上にサイコロを投げる。一枚づつカードをめくり……) 火山に対し6、皇帝旗に対し6、そして…… 宇宙に対して、6じゃ。 -- ヤクザ
- …なんたる強運!ふふ、燃えてきましたよ!
(対して、ピラミッド型に組まれた三枚のカードの間を通すデルタ・スタイル・ロールで一縷の逆転の目を狙うが、出目は4。先攻とイニシアチブはセイバーに) シャクナゲ・マッチを宣言。あらかじめイニシアチブ有利だけは消させていただく。 (千点棒を足元に捨てる。今回は青天井だ、この程度どうということもない。むしろ、先攻からの即死を警戒すべきところ) -- パレオカスター
- そつがないのぉ……(ラピッドファイア・チョーハンでのイニシアチブ決定は先行有利。ここからの1ヒット1キルも狙えたのだが、シャクナゲ・マッチ宣言によりヴェノムリンカー・アタックは封じられた。)
(だが……。) トエハタエ・エキサイトを使用じゃ。(ズラリ、机上に置かれたボードが8つに増える。) オキノトリCをワレのピットBの手前に逆位置。スタジアムAをワレのヘヴンAの右隣に正位置で配置じゃ。(2枚のボードを動かす。) サイレントドッグをクローズでB6へ。(手札を一枚、プールサイドに伏せ、コマを進める。一見、凡庸な防御の方に見えるが、玄人が見れば即死必須の超速攻。) -- ヤクザ
- !この形、まさか幻のアウトランダー・オキシジェンスーサイド?!
(表の世界では、あまりにもシビアな成立条件ゆえ「ホーロー鍋がテンタクりでもしない限り」実戦使用は出来ないとされていた型。) (地下に潜って随分経つが。命も、手札もあまりにも軽い世界にあってさえ、成功させた者は見たことがない。) (額から汗が落ちる。仕掛ければ先ほどのカンザシ・ブレイクバック潰しをそっくり再現されて、今度はこちらがマイトする番だ。) (一手に膨大な可能性を含むこのゲームにおいて、六手先まで隙がない。が、ここは) ドリームシフト・エクスチェンジ。「バトラー」に「ハンムラビ奉天」、「ランプシェード」に「酒瓶工作」、「ベッドメイカー」に「タッチダウン」! 全てフラッグ・シフトで、攻勢へと備えましょう(三つの駒は、それぞれ頭のスリットにカードを刺した形で盤面の各所に配置される。) (にらみ合いの状況を作り出し、6手を稼ぐことこそがその目的) -- パレオカスター
- (アウトランダー・オキシジェンスーサイドが成功する確率は1/100以下。だが、この状況ならば1/10。更にレモネード・ドライに持ち込めば確実に相手を投了に持っていける。シャクナゲ・マッチであるがゆえの手だ。)
(そして、レモネード・ドライに持ち込めるかどうかがこの6手の攻めにかかっている。だが…) (相手の守りは固いフラッグ・シフトをとったコマは、ハイウェイを通じてターゲットしたコマをストークする。だが、フラッグ・シフトを宣言したコマは7手目でバーンする。いわば捨て身のまもり。) チョッチョリーナ・ディフェンス……。(相手もここに勝負をかけてきている。) フォイア…。スプーキー…。ラブ…。アップル…。スポーツマンシップ…。 (そして)ランナウェイ。(6手目を終える。が、その直後) トゥモロー・ネバー・ダイを宣言。ホステージは、ヒロの命。(ゲーム途中に賭けたコインを相手側に支払うニクキリ・ブロークンボーン。追加の一手が行われる。) ツーマンセルのレフトジェネラルをスレイブにフォーリング。スレイブをスローしてワレの皇帝をスティング。(このゲームの基本中の基本。初心者が学ぶ定石。だが、会心の一手。) -- ヤクザ
- うっ……。
(ベッドの上で女性に覆いかぶさっていたヒロが動かなくなる。) -- ヒロ
- (一進一退の攻防。ひりつく空気、背中までじっとりとにじむ汗。だが、悪くない)
(六手の推移。目まぐるしく増え、減り、倒れ、燃え、踊り、舞い、飛ぶ駒と盤と札と牌!これぞ、醍醐味。男は満たされていた)ドライならず…さあ、ここからが (だが。それは唐突に終わりを告げる。ここでのニクキリ、どんな定石にも無い。まして、命を賭けたこのレートで!) ふふ…投了、などと。言うことすら知らなかった頃の、決まり手。 (皇帝が転がる。そう、アウトランダー・オキシジェンスーサイドまでもが囮だったのだ!完全に戦略の虚をつく一手。正に喉元に仕掛けられた、見えないドス) デス・ドロップ。ゲーム終了処理まで完遂、文句なく君の勝ちだ、お嬢さん (いつの間にか、周囲には無数のギャラリーが。盤面を理解できずとも、そこに真剣勝負があったことは理解できる。上がる歓声) -- パレオカスター
- ふぅ……(余韻を楽しむかのように、中空を見上げ息をつく。たとえこれが点棒代わりのマッチをやりとりする他愛ない遊びでも、命をかけたデス・マッチだとしても、同じく心地よい時間。死力を尽くし、知力を尽くし戦ったあとに訪れる至福のとき。)
ワレぇ……(コトリ。ボードの中心にパイオニアを置く。)サイレント・キューブじゃろ……。(ゲーム終了後、ボードの中心「天元」にパイオニアを置くしぐさ。かつて現役だった頃の彼がこのゲームへの感謝と対戦相手への敬意を込めてプレイ後に行っていたアイサツ。) 大分変わっちょったが、スキッピングは変わっちょらんな……。(彼の試合は全部見た。無論、VTRで、だ。自分が生まれる前に戦い、生まれる前に消えていった天才。歴史上の偉人。) (勝利したが、代償は大きい。すでにヒロの命は支払われてしまった。) -- ヤクザ
- もう、死んだ男ですよ。って、ふふ。そう言っていた男も死んで、今のわたくし、というわけなのですが
(顔も変わっている。だが、そのパイオニア・エンデッドに重ねるように。動く指先は、昔のそれと同一) 今この時に、最後の勝負に出会えたのがお嬢さんで本当に良かった…が、勝負は勝負。 -- パレオカスター
- 当然じゃ。勝負は勝負。
情報とワレの命、もらって帰るけぇ。(ギャラリーの手から、どぶろくの入ったひょうたんを受け取り、一口含む。) -- ヤクザ
- 清算のときです。(途中のニクキリの処理はゲーム終了時点で終わっている。不均衡な賭金に対して、まずは男の命から払い戻される。)
(そして、先の勝負で充当された少女の魂の欠片。金。…サイレント・キューブの命。それが、払い戻されて。) あとは情報、と―お嬢さん、まさかそこまで考えてニクキリを? (そう、彼女の賭け金が少なくなった時点で、全体の払い戻し計算に使われる元本が減ったことになる。結果、清算処理の後も少しだけ残る、パレオカスターの命) (勝負に勝っても、情報を喋らせるまでに死なれては困る。それだけのものか、それとも) -- パレオカスター
- ええ勝負じゃった、Mr.ゲゲル。(それは、このゲームの世界において10年という長い間君臨し続けた彼を賞賛し、付けられたニックネーム。それ以上の言葉は、不要だろう。) -- ヤクザ
- そう呼ばれるのは、いつ以来か―
(そうして齎された情報は、驚くべきものだった) (まず、組織としてのグリードがこの聖杯戦争に参戦しているということ。) (だがしかし、パレオカスターを含む数名は、「サーヴァント」と一般構成員をかく乱のため混ぜて運用する、という説明に不信感を抱いていること) (何故なら、(これは彼の鍛え抜かれた「見」の力によるところが大きいが)一般構成員らしきグリードも、微弱ながらサーヴァントとしての特徴を備えること) (また、組織が動いているにも関わらず、グリードたちの犠牲が多すぎること) (瓦礫城のいくつかの施設を、その利便性から拠点、連絡場所などに使っていること。その中には、マンティスシュリンプの持っていた名刺の…あのBARも含まれていること) こんなところ、ですかね。 (命を支払い、急激に老化した男が、不敵な笑みを作る。ここまで話した以上、自分の命はどちらにせよ無いだろう。) (だが、ここからでも出来るだけ生き延びて見せる。それもまた、ゲームだと強い意志のこもった瞳で) -- パレオカスター
- (ベッドの上で冷たくなっていたヒロの腰がまた動き出す。) -- ヒロ
- (掛け金は全て支払われた。)
(パレオカスター(今はそう呼ぶべきなのだろう。ゲームは終わったのだ)からもたらされた情報を咀嚼する。) (組織として参加したグリード全てに(強弱はあるが)サーヴァントとしての力が発現しているのなら……この組織そのものがサーヴァントなのか……。) (それは極めて厄介だ。一人ひとりの力そのものはそうでもないが、一芸に特化した多彩さはやはり恐ろしい。現に今も危うく命を失うところだった。) (そして…)やはりのぉ……。(あのバーは黒だ。それも真っ黒だ。おそらくあのバーテンが中心人物に違いない。疑惑が確信へと変わる。) -- ヤクザ
- (宝具空間が解けると同時、巨大な杭がゲーム盤とテーブル、そしてパレオカスターの椅子を粉砕する)
それではお嬢さん。またの機会があれば! (それは、処刑人の杭。敗北し組織に不利益をもたらす、と判断されたゆえの制裁の一撃を辛くもかわし、早速逃走を始めるパレオカスターの後ろ姿はもうだいぶ遠い) (あいつら、食い止めておいてくれないかなあなどと呑気に考えつつも。自らの時代を失い、裏社会に落ち延びて、それでも生きることを諦めなかった持ち前の根性で。老いた足は走り続けた) -- パレオカスター
- 幸運を、ゲームマスター。(見事な逃げ足だ。)
宝具『アガリ』。何らかの取引によって行き来した中からその一部をかすめ取る宝具。パレオカスターの宝具空間の中で、唯一武器となる力である。) (それを以って男にわずかに残った生命の残滓を奪う…つもりだったが、あまりの逃げ足に気が変わった。) (組織に背を向け、どこまで生き残るか。ギャンブラー一世一代の大勝負に水を指すこともあるまい。) さて……。(十分にアガリも頂いた。いつもはなにもせずに帰るところなのだが、今日は気分がいい。) こん金がほしいか?えかろ、一勝負ぶつかいのぉ。(札束の入ったトランクを手に、遊技台へ。) (身ぐるみを剥がされて帰ることになったのだった。) -- ヤクザ
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- ……(丼の前で正座をする、カレー色の肌したカレー屋を営むガキが一人。人呼んでカレー屋) -- ロティ
- (こんなドブ板の底にたまった汚泥のような場所には、とにかく安さだけがウリの彼の店を利用しているものも多く、明らかに小さい体躯と相まってそこそこの耳目を集めていた)
(しかし、今の彼はそんな些事には構わない。構ってられない。構う余裕なんかない) (男が鉄火場で真剣な顔をする。それが意味するものとは何か) (勝負だ。今宵この時この場所で、少年は、カレー屋は、ロティ・ゲンガリーは、己の男を賭けた勝負に挑まんとしていた) -- ロティ
- 勝ったら娼館勝ったら娼館勝ったら娼館勝ったら娼館勝ったら娼館勝ったら娼館勝ったら娼館
(おお、ブッダ!この少年はバクチで勝ったあぶく銭で己の貞操をポイ捨てしようと企んでいるのだ!) (しかし彼を責めることの出来る博打打ち、いや男性はこの世に存在するまい。降って湧いた大金でパーッと遊びたい、という誘惑に勝てるものは多くないのだ) 勝ったら娼館勝ったら娼館勝ったら娼館…………よし!半!!(そして勝負の火蓋は落とされる。ありったけの金銀銅貨かき集め、宝物探しにゆくのさ) (というわけでこの書き込みが奇数だったらオレサマショウフマルカジリ) -- ロティ
- おっしゃあああああああああああ!!!!!!
(ゴウランガ……おお、ゴウランガ!少年は賭けに勝った!男を見せた!まぁこれから男になりに行くんだけどね!) あ、じゃあ俺これで。おつかれ(あからさまにそそくさと逃げる。勝ち逃げ上等だこんにゃろう) -- ロティ
- (まいどありー、と声をかける下っ端の皆さん) --
- (賭場荒らしの依頼があったため持ち前の運勢も合わせて賭場を荒らしまくる) -- 鈴華
- (イカサマではないため、苦々しく思っている龍神会の皆さん) --
- ミグル・ミオ・イテケとは現地の言葉で真剣勝負の意味である --
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Last-modified: 2019-08-01 Thu 22:13:40 JST (1733d)