猫人 Edit

暖かい地方でよく見かけることができる、狭いところを得意としている種族
裸足における消音性は他種族の及びつくところではなく、気づけば隣にいる
体毛色も闇にまぎれたり景色に溶け込んだりするものが多いので隠密性は高く
社会の裏側で暗躍する組織などで姿を見かけることができるだろう
普通に都市生活を送る猫人に関しては、あまり束縛のない生活を小さな家で送るのが好まれる
多くの場合路地裏の小さな家や、消音性の高い集合住宅に部屋を借りて生活していて
夜も近くなった頃に動き出し、昼は寝て過ごすなどの夜型生活が主体となる
性向としては全体的に貞淑であるが貞操観念は薄いという少し不思議なものを持っているが
これは性交によって排卵するという特徴を持っていることによるもの
性交の刺激が排卵を促すため、性交を行えば入念な避妊を行っていない限り確実に妊娠し
多産の傾向を持っていることも手伝って性交に関しては慎重なものを持っており
地方によっては儀式として成立しているところもある
だがいざ子供を持つとなれば相手が複数人に及ぶことも珍しくはなく
生まれた三つ子が全員種違いであるなどの風景はそこらじゅうでよく見かけられたりする
このため猫人は結婚という文化を持っていない

犬人 Edit

地上にすむ種族の中では、特に鼻が利く存在であると考えられているのが犬人であり
狼に類するものも総合してこの呼称が用いられることもある
とはいえ狼人のほうからしてみると、その傾向は些か不満が残るものではあるらしい
強力な力や知恵、カリスマを持っている首長を頂く集団生活を送り
野山ではチームでの狩猟を、都会では結社を組織したりなどと他者との付き合いを大事にする
時にはそれらのコミュニティから弾かれたものもあり、彼らはそのまま一匹狼と呼ばれ
ならず者として爪弾きされる立場となる
犬人にとって社会的なコミュニティに入っているべきであるとは極めて重要な考えであり
コミュニティに参加していないものは人に類するものでないとすら考えられたりもする
都市部で結社を組織したりする点は都市や国家にとって少々頭の痛いことであることもあり
都市側や国家側が首長の訳をすることでそれらの事を防いだりしている風景もよく見かける
コミュニティが特に重要視されるだけあって、コミュニティと首長の考えを絶対視し
時に過激な行為に走ったり集会を開いたり、テロリズムに走ったりすることもあるので
国家などからしてみれば首輪につないでおかないと厄介きわまる存在である

嗅覚が特に発達しており、それが利点となることもあれば弱点となることもある
ガス等をいち早く発見できる反面、強い匂いを持つガスなどの攻撃に弱く
単純に煙でいぶすだけでもかなりの効果を見込めるだろう
軍隊に属する上では従順さや、罠の発見をするなどの成果を見込める

四足人 Edit

いわゆるケンタウロス。下半身が四本の足で構成されているものはおおよそこれに分類される
大抵の場合四足獣の首から上が人間の上半身に置き換わっている形が多く
それ以外のものは殆ど見かけられない
数多ある種族の亜種とも言える存在で、それらを一纏めにした結果、種族と認知されるようになった
事実遺伝形質としては独立しているらしく、片親が別の獣に類するものであったとしても
下半身は四足人の親からのみ引き継がれる
分かりやすく言えば、馬の四足人と牛人の間に子供が生まれる場合、四足の部分は必ず馬である
上半身は影響をうけるため、牛人の上半身と馬の下半身を持っていることもある
蜘蛛人とも近い存在と考えられたりするが同種としては扱われないものの
さらに大きい分類で見てみればちかいいちにそんざいするものではあるようだ

肉体的な特徴もあってか、彼らにとって「背中」は重要な場所であると考えられる
なぜなら体のなかでも最も広い場所であり、見ようによっては背中が二つあるとも考えられるからだ
多種族にはない特徴であるため特別なものであり、神聖なものでもある
そのため「背中を許す」ということは他種族よりも更に重要な意味を持っており
騎乗させるということは即ち、伴侶か生涯の友であると認めていることを意味する
単体での足の速さを見れば他種族の追随を許さず、平坦な場所においては無二である

牛人 Edit

いわゆるミノタウロス。いくらかの種族は存在するのだが、一先ずは一括りにしている。
有名な形としては顔そのものも牛頭。足は蹄であり、剛力にて武器を振るう
それ以外には人の姿から頭に角が生えているだけのものもあり
一部種族においては、女性が極めて大きな乳房を持っているのが一般的であったりする
往々にして力強く、武を重んじて闘士を生業にするものが多い。彼らを闘牛士と呼ぶ者も居る
そうした名を与えられるほど牛人の武勇は大きく音に聞こえるほどで、英雄と呼ばれる者も数多
大凡の場合広く平坦な草地を好んで、そこに家を立ててのんびり暮らす事を好む
興奮状態にない彼らは基本的に静かであることを愛し、それがある限りは他種の集落にもとどまり続ける
こうした性向もあって集落では用心棒の役割を担うこともあり、その際は誉れ高き武を大いに振るうだろう

山羊人 Edit

山登り、木登りを得意としている種族。
飛行能力を持つ種族を除けば、メジャーな種族では高山で最も良く見かけられる
湾曲した、あるいは渦を巻く特徴的な角を頭に有し。非常に軽快に岩肌や樹の幹を登っていく
谷間が狭ければ両岩壁間を跳躍で昇降することも可能。そうしたところに集落があることもある
食糧が少なくても長期に生きられるなど身体的にも強靭
生粋のロッククライマーである彼らはそれを活かして取りにくい場所にある物を取り
あるいは山登りのシェルパとして活躍することで生計をたて
食糧が乏しくとも身体を維持できるなどのことから航海などの厳しい環境に乗り出していく
航海などにおいてはその強靭な体を利用し
女性の山羊人が船員を慰める役を担うなど色事に関しても強く
港町などではハーフの姿を見かけることもかなり多くなっている

船に乗る女性の山羊人はその立場が立場だけに極端な位置につきやすく、ただの慰み者であるか
はたまた船員全員の心を掌握し情報を得る最上位の存在であるかのどちらかであることが多い
そうでなくとも少なからず船員が握っている様々なものを耳にできたりするため、立場は高くなりやすい
陸の民が用いる水上船の大半は彼女らの手の内にあることが多く
海の国において意外な力を奮っている姿を見かけたりすることもある

ビーバー人 Edit

水上建築における特化種族、それがビーバー人である
彼らほど湖沼河川における土木工事に長ける種族は他になく、カラカやイドラを作り上げたのもビーバー人である
本来は河川域に住処を定めていたが、街の更なる拡大をもくろみここに町を作り上げた
彼らは同時に樵としても優秀であり、種族の多くは土建、材木の出荷にて利益を上げる
特徴として中性的な顔立ちのため男女の区別が付きづらく
見た目にはほとんど差異があるようには見えない
触れ合ってみれば分かることもあるが、区別の際一番頼りにされるのは衣服である。
一応女性的、男性的な体つきがあるので、そこで区別できなくもないのだが

土竜人 Edit

建築系種族の一種で、地中建築に特化した者達
蟻人は地上にも街を作る事はあるが、土竜人が地上に街を作ることはほぼない
その分地面を掘り、固め、形作ることにおいては他の者達の追随を許すことは無く
また地面の動きに対しては極めて鋭い感覚を持っているため、地震が多い場所で見かけることはない
彼らは闇に強く、ほぼ無いに等しい視力の代わりとして、その他の感覚をフルに用いている
そのため地上での活動も支障はないのだが、彼らにとっては地中のほうが快適なので
地中暮らしを続けているのが基本的なスタイルである
食料は地中を進む怪物を討伐して得たり、罠をはって地上の生物を引き込んだりなど
性質はかなりハンターとしての側面が強い
手は鋭い爪を備えていて、やや変わった形の腕をしており、横に凪ぐことに特化しているが
地中の怪物を討伐する上では、特に問題のある形でもないようだ

蛇人 Edit

俗に言うラミア。細かく種族はあるが、ひとまず一括りにしておくことにする。
他の多くの種族と違って、足が二足ではないため判別の際に参照されるのは主に上半身
上半身骨格が人類系の共通型をしていることをもって、この種族と認知される
両腕を持っていたとしても、この共通型から逸脱している場合この種族であると認知され難く
知性もまた大きな基準となるが、その程度の基準については議論がなされているところである
ともあれ下半身は蛇でも上半身が人間であればおおよそこの種族であると認知され
顔形や体表面が蛇じみていたとしてもその点については変わりがない
彼らは蛇の下半身を利用した生活を送り、高所到達を飛行しない種族の中では蜘蛛人等と同じく得意としている
そのなかでも木を登ることに関してはかなり得意としていて、蛇の部分が長ければ長いほど大きな木に向いている
木を登る際にはその長い下半身を巻きつけて、しっかりと捕えて登っていくからだ
このため樹上生活を送るものも数多い。とはいえ流石に大樹類にしっかりと巻き付けるものは限られ
幹がある程度細くも、梢の面積が広い木がその住処として選ばれるのが普通である
大樹類を居場所とする場合は他の同族と協力して登るための柱を設置し、樹状環境を整え集落とする
それもこの種族においては一つの形態に過ぎず、居住する場所は多岐にわたりバラエティに富む
鱗は部族単位で模様や色彩、場合によっては形が変わり、居住域で全く違うものを見られるだろう

蜥蜴人 Edit

俗に言うリザードマン。細かく種族はあるが、ひとまず一括りにしておくことにする。
蜥蜴の成分が大きければほぼ二足歩行の蜥蜴と考えて良いが、人間の成分が多い場合
体の一部が蜥蜴の鱗となっている姿を持つのが基本形。体色と鱗の色は一致するものでなく
鱗の色は緑色から土色まで様々あり、褐色の肌に緑の鱗と言うコントラストが激しいものも存在する
彼らは爬虫類としての性質がやや強い側面を持っているらしく、気温の寒暖での体調変化が大きい
暖かければそれこそ俊敏に動きまわることが可能であるが、冷えているとかなり鈍くなってしまう
そのため蜥蜴人は寄り添って眠り、体温を下げないようにすると言う風習が広く根づいている
掛ける毛布なども多めにとって体温の低下を防ぎ、火急の自体にすぐさま対応出来るよう寒さから逃れるのが常
騎士などの身分になると添い寝役を属している騎士団からあてがわれたり、あるいは自身で雇って
眠る際にはそれを抱き枕にして体温の維持を図ったり、普段からも身の回りの世話をさせたり
いざという時の護衛役として活躍してもらうことが多い
湯たんぽや行火を用いて添い寝役に頼らないと言うものも中には存在するが
添い寝役のほうがメジャーなやり方であると認知されている
添い寝役には基本同性の年少者があてがわれるものの、そうした生活を送るうちに愛情が芽生え
そちらのほうの趣味に目覚めると言うことも少なくはなく
あえて異性をこれに用いることで、出会いの場として用いしているところも存在する
一方、異性を用いるのはやはり抵抗がある者の存在も確かにあり、一部騎士団、国家で用いられるに過ぎない
なお、添い寝役の年少者はまず異種族の者が選ばれ、寒さに強いものが好まれる
蜥蜴人は生来持っている鱗のおかげで刃でもって戦う武器に若干の体制を持っており
鱗が多ければ多いものほど金属製の防具に頼らなくなっていくという傾向にある
そういったものはクロスアーマーなど布製の弾力と保温性をもった防具を好み
場合によっては敏捷性を優先して装備しないことも珍しくはない

兎人 Edit

優れた聴覚と、上に向かって伸びる長い耳を持った種族。前歯が発達する傾向にあり、臆病な傾向にある
大きな特徴として、個人差こそあるものの多くの兎人は季節の移り変わりによって体毛の色が変化し、まるで別人のようになる
毛のある獣人類ではよくみられる毛の生え変わりによる変化であるものだが、これほどまでに顕著なものは他にない
これにのって、季節でまるで違う人柄を演じてみる変わり者もいたりするなど、紛らわしい事態が起きやすい
臆病な性格からコミュニティの輪に入れないことを恐れるため、気さくさや取っ付きやすさを出すための振りでもあるらしい
コミュニティを重要視する傾向は犬人に近いものが見受けられるほどで
属しているものの中でも高い地位にあるものは基本的に気が強く、時には尊大なくらいで
種族的な特徴として捉えられている臆病な側面を一切感じ無いようなことも珍しくはない
優れた聴覚を活かして人の噂を聞き集めたり、集めた情報を商品として情報屋などを営む姿は多く見受けられ
その支払いの際には、体を求められることもしばしばある
兎人の特徴の一つには強い性欲があって、時にはそれが普通のコミュニケーションツールとして捉えられている時もあり
それを皮肉って、長い耳は相手の胸の高鳴りを聞き取るためにあるのだと言われることも
ただこれは揶揄ばかりでなく正しいところを突いているもので、交渉の際には相手の心音を聞き取ることにより優位に立ち
うまい具合に話を持って行くなどといった形で活躍することが多い

テンプレとか
[[>設定/340417/生物/獣人類]]

Last-modified: 2011-04-18 Mon 02:53:15 JST (4719d)