学年所属 | 魔法教師/寄宿舎1階105号室(くそぼろい一人部屋) |
容姿 | 156cm/49kg 端正な顔立ちに、黒目がちの青白い瞳。よく手入れされた、光を湛えるプラチナブロンドの長い髪。 エルフ基準では身長が低い。耳は尖っている。髪は丁寧に丁寧に編み込まれている。ほどくと床に届く。 露出の少ないドレスを纏う。わりと洒落者。服装や化粧を気遣っていることが見て取れる。 貧相ではないが、豊満でもない。たまに眼鏡をかけている。 |
履歴 | 西方のとある樹海の奥深くにあるエルフの集落出身。女王の孫娘。貴種。 女王は悠に10世紀の時を生きており、その魔力は半ば神の領域に達しつつある。 しかし、その孫娘たるウルトゥールは内蔵魔力こそ多いが扱いが上手く出来ず、集落内でも出来損ないの腫れ物として見られるようになる。そしてほとんど厄介払いの形で、2割方自らの希望で、武芸の道を志すこととなった。 そんな経緯で、アカデミーがまだ騎士団の練兵所だった頃に(女王の後押しもあり)見習い騎士として入団し、訓練を行っていた。だが、戦いに向かない体躯のため落ちこぼれ、お飾りのように扱われる。 しかしある時、彼女は高い魔法技術を身につけそれを磨き、魔法剣と身軽な動作による対魔物戦術を編み出す。そして、騎士団内でも指折りの実力者として誰もが認める存在になった。
その後どんな経緯があったかは知れないし、彼女は語らない。 練兵所が老朽化から放棄され、新設の場所に移ろうという話が出た頃に、彼女は騎士団を出た。そして、集落にも帰らずに大学へ入り、魔術学者への道を歩みだす。 天立ディイーノ大学魔術理学博士、天立協会(西方のとある国の学者の団体)会員として15年所属し魔力の根源について研究を進める。また、国から片手で数えきれないほどのメダルを受勲されている。 しかし、そのあたりの功績を全て打棄って、その後は個人的な研究に没頭する。 最初のうちは出資者も数多く居たのだが、『魔力の根源と空間歪曲との関係性』についての研究は傍目に見て何を最終目的にしているのかすらわからず、年を経るごとに人は離れ、彼女は何十年も一人きりで籠って研究を続けた。
現在。彼女はなぜか冒険者養成施設と化した元練兵所に舞い戻り、教師として教鞭をとっている。 創立時に教師として申請は出していたのだが、訳あって赴任が遅れたらしい。 |
性格 | 執念深い。冷徹。ストイック。常に丁寧語。 敬語やらまだるっこしいのは実はニガテ。感情を表に出さないのもニガテ。猫を被っている。 得意技はエンドレス補習。できるまでやればできるが信条。 |
特技 | 魔法。音楽。剣術、ただし進んで人には見せない。 |
好きな物 | 星を眺めること。魔術を探求すること。川の流れをじっと見詰めること。 |
苦手な物 | 歳を訊かれること。雨。蛇。 |