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黒く長い髪を後ろに垂らした和装の少年 身長は140cm強ほどとかなり低く華奢な体格をしている
個人的な記憶を失っているがそれなりに深い薬学の知識を持っており 回復薬から毒薬、果ては爆薬まで幅広い調合技術を持っている ただし自らの失った記憶を呼び起こす薬の調合法は知らない
ぴちょんぴちょんと水滴が垂れる音がして目を覚ました 体の節々が痛い、喉が渇く、目もしばしばする どうやら大分長い間眠っていたようだ 外を見るとザーザーと大雨が町に降り注いでいた ここは何処だろう? ふと気づくとこの場所がどこであるかどころか、自分が誰かすら知らなかった 記憶喪失というやつなのだろう 手がかりはなにかないだろうか……持ち物を漁ってみる だが手がかりになるようなものは驚くほど何も持っていなかった 当たり前の生活必需品以外は、小さな寄せ木細工の箱と紙切れだけ 箱の方はいわゆる秘密箱というものだろう、幾何学的なデザインが施されとても綺麗だ だが開け方がわからない、しばらく格闘してみたが動かせるパーツがやたらと多く解ける気がしなかった 次に紙切れ、これにはある街の名前だけが書かれていた ここに行けばなにか手がかりがあるのだろうか