魔王軍情報部 情報参謀クローディアス
名前:クローディアス・クラメルexp035890.jpg
年齢:秘密(人間だと10代)
性別:
出身地:魔界・クラメル領
企画:魔王軍
所属:魔王軍情報部
好き:情報収集
嫌い:勇者一行、見下ろされること
BGM:たくらみ貴族
戦闘BGM:Death Ballet -改-
「情報を制するものが全てを制するのだ」




「じーちゃん、こないだの本読み終わったよ!人間とか竜族と戦争したなんて、ホントーにそんな事あったんだね。」

クラメル家の書庫にて、ばたばた足音を響かせ慌しく駆けて来るのは緑髪の子供
脇に抱えた豪華な装丁の本を両手に持てば、目の前の老人に見せる

「あぁ、本当だとも。ちょうど…私がお前ぐらいの時の出来事だ、今でもはっきりと思い出せる。」

「よくじーちゃんが話す氷竜王様とか、ヴェロニカさんとかサリウスさんとか…じーちゃんの名前も出てたけど、じーちゃんの活躍、ちょっと地味じゃない?」

「はは…地味ときたか。裏方であるからな…ま、その本は歴史書。表向きの出来事を、遠い視点から記録したものに過ぎんよ」

「もっとこう、ばばーん!とでっかい活躍して、武勲をあげたとかそういうのだったらカッコいいのになー そういうので出世したんじゃないの?」

子供らしい憧れに、微笑ましい表情を見せる老人

「よし、表向きの事実を知った今…お前にはこれを読む資格ができた。次は裏向きの事実を…知るといいだろう。」

歴史書を子供から受け取ると、代わりに本棚から一冊の本を取り出し手渡す。
幾らか地味な、古びた本だが…大事に扱われていることが伺える

「んー、と……『角なし魔王の嘘と絆』…? え、じーちゃんこれって…」

きょとんとした目で、老人を見上げる子供。視線は目よりもその上…根元で折れた両の角に向けられて

「そこに綴られているのは、激動の時代…私の半生だ。…読んだら感想を、聞かせてくれ」

ぽんぽん、と子供の頭を撫でると…杖をついて椅子を立つ

「私は魔竜霊廟に行って来る…退屈した時は、お父さんのところへ行くといい これから大事な用事でな…?」

「えー?父上忙しくて相手してくんないんだもーん…どうせまた氷竜王様とチェスやるんだー、そうに違いなーい!」

「たまには、昔話をするのもよかろうと思ってな。それに、奴も…若い頃に比べて、腕を上げた…心理戦が全く通用しなくなるとはな…」

「はいはーい、お土産に辛いもの持ってくの忘れちゃダメだよー?」

そんなとりとめの無い会話、穏やかに流れる時間。そして笑顔。
老人がかつて子供だった頃…欲したものが、そこにはあった。






3行 Edit

  • 情報部の筆頭は
  • 魔界貴族の
  • 坊ちゃんだった

情報部執務室とか色んな場所 Edit

訂正

お名前:
  •  
  •  
  •  

最新の3件を表示しています。 コメントページを参照

+  停戦前夜

これまでのあらすじ Edit

魔王軍情報部は、各軍団と同規模、同権限の組織であり、積極的戦闘よりも情報収集を主目的とした部署である
その長を務めるのが、魔界伯爵・クラメル家の長男であるクローディアスであった
その性格は尊大かつ自信過剰 幼児的な残虐性も抜け切らない、ある意味魔族らしいもの
腕っ節では各軍団で戦力として見込まれないような者を集め、潜入工作員に仕立て上げ
人間側の動向を探らせることで、情報戦の有用性を大魔王様にアピールしたいと考えている

しかし功を焦るあまり、自らとある国の王城に大臣を装い潜入した彼は 運悪く、謁見中の勇者一行(歴戦タイプ)に素性を見破られてしまう
誇りとも言える角の片方を切り落とされ、辛うじて逃げ帰るという失態を演じてしまった
「おのれ…このまま引き下がるなどと思うなよ!勇者め、必ずや貴様に吠え面をかかせてくれる!」

果たして屈辱を晴らす舞台は巡ってくるのだろうか…
…こなかった

せつめい Edit

  • 魔法の素質、適性に優れ 特に幻惑、認識阻害、変化といった魔法を得意とする
    その能力は角を片方失った今でも健在である。逆に身体能力の面では他の魔族に大きく遅れをとる
  • その欠点を補うため、金に物を言わせた超高級装備で身を固め 外見からは想像もできない物理防御及び魔法防御を持つに至った
    それらが勇者対策なのは言うまでもない
  • 腰に提げるは魔界アイテム「魔瘴銃」
    魔力を弾丸に変換し、命中した相手に傷口から濃縮した瘴気を送り込む悪魔的発想の武器
    魔界のガンスミス・バレーラの手によるワンオフ品で、無駄に装飾が凝らされている金ピカ銃
  • 身長は130cmちょっとしか無いので、大抵の魔王軍の面々からは見下ろされる事になる
    よって情報部の自分の席は一段高い位置に配置されている
  • 情報部の構成員の大半は、人間に化ける為の魔法や、潜入が発覚した際の逃走に便利なスキルを持つ
    戦闘力は総じて低いが、クローディアスの身辺警護や万が一の事態に備えて戦闘に長けた者も少数ながら在籍している
  • 情報部の開設自体はクローディアスの父、クラメル卿の働きかけによるものだが
    発明家気質だった彼は、自分の考案したドキドキワクワクなスパイグッズが活躍する場を作りたいだけだった
    情報戦の重要性を説き、より実働的な部門に仕立て上げたのはクローディアスである
  • ヴェロニカを情報部に引き入れたのは魔歌の利用価値によるところが大きいが
    真の目的は”銀の手”の所在を掴み、再び魔王軍の戦力として加える事にある

諜報員について Edit

  • コードネーム「T」
    「…今日の気分はタビサ。だから、私はタビサ。」

    情報部最高の実力を持つ諜報員。本名、年齢、性別を含めその素性は謎に包まれている
    それらを知るのは大魔王様とクローディアス、並びにその父であるクラメル卿だけとされる
    魔力、身体能力共に軍団長に準ずるものを持っており、実質の情報部最高戦力
    外見は気だるげな表情をした褐色肌の魔族の少女といった風で、身長はおよそ145cm(推定)
    その時の気分でテキトーな名を名乗るが、どれも頭文字がTで始まるものを用いる
    自身の存在を認識させない、あるいは極端に存在感の薄い、意識を向けるに値しない者と誤認させるような魔法を使う
    当人曰く「無理解の魔法」という失伝して久しい古代魔法らしい
    使い方次第では、対象自身が何者であるのか、あらゆる感覚さえも一時的に麻痺させ混沌のさ中に置くことも可能だとか
    BGM:LIES & TIES/戦闘BGM:Operations in action
  • 潜入時の武装:服の下に隠したナイフ、ペン型拳銃、魔法銃内蔵型トランク
  • 侵攻時の武装:消音器付き魔法銃、マチェット、閃光弾、発煙弾ほか
+  開示されていない情報

一人遊びゾーン Edit

訂正

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

  •  
お名前:
+  勲章&褒美これくしょん

相談コメである Edit

訂正

お名前:
  • ひとまずこれにて締めである!途中の経緯は全てすっとばしてだいぶ先の話なのである… -- クローディアス 2021-02-23 (火) 21:43:10
    • おー、というお話だったのさ的な。クローくんは年食うと凄いおだやかになって好々爺になるイメージあるねなんでだろ。
      題が魔王、なのが大魔王にはなれたのかなそうじゃないのかな?って思わせてくれていいねぇ。いやはやお疲れ様だよ。 -- ケイル 2021-02-23 (火) 22:08:56
      • お疲れ様ー!老成した参謀も渋いわね。レーヴェダンチョーというか氷竜王陛下との絆もエモね。 -- ヴェロニカ 2021-02-23 (火) 22:18:33
      • 体は衰えてるけど眼光だけは鋭い、そんな爺さんであろうな。孫にはだだ甘になるのは仕方あるまいよ…!
        単にタイトルの語呂が悪いなと思ってそうしたのだが、曖昧にしとくのもいいかもしれんのである…
        ケイルがこの時点でどうなっているか分からなかったので、話に加えられなんだ…軍にいるのか、そもそも生存なのか…うぅむ
        戦後も魔竜族と同盟維持しつつ、神竜族とも交流もって おいそれと戦争再発できない関係に持ってくのが政策であったからな…!
        それに貢献してくれたわが友レーヴェとの繋がりはきっと長く続くであろう… そしてヴェロニカは副官ポジションで引退まで頑張ってくれたのであろうなぁ(しみじみ)
        -- クローディアス 2021-02-23 (火) 22:26:48
      • あー、俺はどう書こうか考えながら停戦後は旅立ちエンド予定だけど、その後は考えてなかったなぁ。
        魔族の中でも長生き、のつもりではあるからクローくんが平均的寿命なら多分まだ若い感じでへらへらしてたまにちょっかい出しに来てると思うよ。
        軍に居るかは微妙なとこだね…クローくんが言ってたように傭兵になって地域紛争とかに居たりして。どこかで戦って死んでる可能性もまた高そうだ。
        ってタイトルは狙ってなかったのか…シンセロくんの大魔王廃止が成功してる世界線だと魔王止まりになったりするのかなとか思ってた。
        いやむしろ大魔王じゃないなにかの制度を作っててそれの貢献者としての魔王、とか夢は無限大しつつ色々とお世話になりました、とお礼致したく思うよ。いやー情報部はいい立ち位置だったねぇ。 -- ケイル 2021-02-23 (火) 22:44:10
      • 軍団自体はホーミに任せ、因縁の相手である紫の瞳の人間を探す…というところまでは聞いていたであるなー その先どうなるのやら…
        うむ、僕は魔族の中でもごく一般的な寿命であろうなぁ そして大魔王になるという点だけは譲れんのである、なると言った以上は…!
        知らなかったのか?大魔王からは…逃げられない!(自分に対して言う台詞)単純に、エピローグ時点ではもう歳だから引退してるってだけであるなぁ
        大魔王は後進に任せて、情報部は実子に任せて、あとは悠々自適な老後であるぞ ほんとキャラ作った時点ではこんな事になるとは思ってなかったのである
        そして僕の方こそケイルにはとてもお世話になったのである 一緒に企画を楽しめたのであれば、お礼は充分に頂いていると考える!
        -- クローディアス 2021-02-24 (水) 21:08:32
      • 大魔王になって、改革もやって、戦争も起こさせなきゃ最高の上がりよね。残りの人生穏やかに過ごしてもバチは当たんないわね
        Tのいた位置に行けるまでは何処までかかるのかしらね。副官にまでなったらV(ヴィー)って呼んでもいいのよ、なーんて(親しい間柄だけ許す呼び方)
        そういやエピローグでは参謀が一番後の時系列なのかしらね。アタシが15年後、サリウスダンチョーが参謀が大魔王になったあと、参謀が引退後。こういう後の話もちらっと出来ると楽しいわねぇ
        アタシのトコにも書いたけどホントにお世話になりっぱなしで。ありがとねー!! -- ヴェロニカ 2021-02-24 (水) 21:16:44
      • 今回敵対したほかの種族とも仲良くして、戦争起こそうにも簡単にゃ起こさせない!が狙いである…竜族による抑止力も盛り込みつつ
        実際、空席になった以上他に任せられそうな者がいないので…かなり早い段階でそうなりそうであるな? Vか…それもよいであるなぁ
        時系列は最後であるな、爺さんになってるので 各々が断片的に、未来を想像させてくれるのが実によい…
        こちらこそありがとうであるよ、ヴェロニカがいなければこんなに成長はしなかったであろうしな…絡んだ結果想定外にいい方向に転ぶのも、wikiの醍醐味であるな!
        -- クローディアス 2021-02-24 (水) 21:40:56

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

坊やだからさ Edit


Last-modified: 2021-02-23 Tue 21:25:04 JST (1148d)