名簿/479413

・ツリー同時進行はなし。一人とだけお話します。文通でお願いする時があります。
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  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif -- 2014-03-23 (日) 09:25:56

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  • はにばにの客と言えば…俺だろ!(どこかに向かってカメラ目線で言いながら)
    まぁ、そう言う訳で遠路はるばる来てみた訳だが…さて、どんな子なんだろな。新人が入ったとしか聞いてないが -- リュッケ 2014-03-01 (土) 22:57:40
    • 悪いね、新しく入った子は今日はちょっと予約ありでねー。若いのがいいならてきとーに呼んでくるけど?
      (受付の横でキセルをふかしつつ、無愛想な案内兼用心棒をおしのけて顔をだす)
      ……新人って言うにはちょっとばかし長く居すぎるのもいるけど。ここきて50年くらいかな。
      (寝起きなのかあくびをかみ殺して、にんまり笑う赤い髪の女)
      (髪とは対照的な青いチャイナドレスには深いスリットが入っている。ひとめで娼婦なのだとわかる格好)
      -- キリル 2014-03-02 (日) 03:34:43
      • んー?あれ…あー、なるほど…それは残念だけどまぁ、そう言う事もあるか(30後半に見える男が何かに納得しながら)
        あぁこっちの話で…いやいや、若い子と言いながら君も十分若いと思うけどな…あぁ、見た目の意味でもね(軽く笑いながら)
        おぉ、50年か…長いなぁ、俺もここに来るのは随分と久しぶりだったもんな…リラも元気にやってるといいが
        さて、指名はもちろん…ここであったが何かの縁、という訳で君を…名前は?(いい女だなーと嬉しそうに笑って)
        あぁ、俺はリュッケ…まぁ、ずっと昔にここの街で冒険者やってた男さ(その割に、年齢はそんなに老けてるようには見えなくて) -- リュッケ 2014-03-02 (日) 03:44:36
      • リラの?
        (眠たげな表情が消える。じろじろと頭のてっぺんから爪先まで見た。商売女にしては態度でかい)
        (そばにいる受け付けも、がたいのいい用心棒もそれをたしなめる様子はない。諦めた顔してる)
        ふーん……お互い見た目通りの中身って訳じゃなさそうだ。
        あたしはキリル。あの子とは同郷でね、ちょいと恩もある。
        知り合いなら適当にあしらうわけにはいかにないけど……。
        ……生憎、客は選ぶ方でね?面白い話を聞かせてくれたらいいよ。
        (クスクス、リュッケの顔をのぞきこんで子供のようにいたずらっぽく笑う娼婦。頭を抱える用心棒達)
        ま、酒くらいは出すよ。
        来なよ。(むぎゅっ。腕を引っ張るようにして腕組み。そのまま店の奥の自室に連れていくのだった)



        (部屋は普通の娼婦らしい化粧品の臭いのするベッドがやけに大きい部屋。「普通」と言うにはいささか酒瓶が目立つが)
        (ベッドのそば、大きな窓の向こうはテラスと庭。甘い香りのする青い花が咲き乱れてちょっとした異世界感を醸し出している)
        (そんな風にリュッケが部屋に気をとられている間に、娼婦はすでに赤ワインをあけていた)
        (よく冷えた香り高い赤ワインをグラスに注いで、ベッドに腰かけて彼に向かって差し出してる)
        はいよ。客用の椅子なんてあたしの部屋にはないから隣に座んな。
        -- キリル 2014-03-02 (日) 04:57:40
      • ハッハッハッ、疑わしいか?まぁ、本人に俺の名前を出せば分かってくれると思うんだけどな?(視線には気にした様子もなくて)
        あぁ、そう言う事になるな…なるほど、リラと同郷だったのか…それは表情も違ってくるはずだ
        おっ…なるほど、確かに厳しい目で見られそうだな。まぁ、そういう扱いは慣れてるし、面白い話は山ほどあるからな(カラカラと笑って)
        (気にしなくてもいいぞ、これくらいの方が俺も面白いと用心棒に笑って言いながら、胸の感触を楽しみながら歩いて)

        おぉ…なかなか…いいセンスしてるなー…お、銘酒「神殺し」まであるな…(まず目に付けたのは、酒瓶の一つで)
        それに外の景色も…なかなか悪くない、いい部屋だな(一通り見てから、振り返って)
        …本当、キリルさんは我が道を往くだな?まぁ、そういう女性は嫌いじゃないぞ(まずはグラスを受け取ってから隣に座って)
        …さて、何から話すべきかな…俺が竜から加護を受けた話からか、5人の嫁の話からか…足コキされてたら踏みつぶされた話なんてのもあるな?(ワインで口を潤してから語って)
        (まずはこの気難しいお姫様に気に入っていただくためにも、迂闊に手を出さずに、何に興味を示すかあえて自分の中でも目立つ話題を並べて) -- リュッケ 2014-03-02 (日) 08:38:57
      • (我が道を往く。そう言われて自分の態度が客にするものではないものだとようやく気づいた)
        (……元々客を選ぶ女だったけれど、最近はもっと酷くて、客を取らない娼婦という状態だったから)
        あ…ごめん。この頃は客ずっと取ってなくてさ……久しぶりなものだから。娼婦らしくないかも。
        ……ま、嫌いじゃなきゃいいか。もうちょっとくっついたりしたほうがいいならするよ?
        (今更ながら罰の悪い顔。甘い赤ワインを一口飲んでにっこり笑う)
        リラの話信じるよ。この界隈であの子を知ってる人間はほとんどいなくてさ。
        いても「ミハイロフの娘」とか、そういう風に言う奴ばかりで……「リラ」と呼ぶのは大体親しい人間だけだ。
        あの子今はあんまり帰ってこないしね。
        ……良い事も、悪い事も、ここにはたくさん思い出がありすぎるから辛いんだってさ。
        (グラスを揺らしながら独り言のようにつぶやいて)

        ……そうだな、「竜から加護を受けた話」がいい。あたし竜が好きだから。
        (子供が話を強請るように、寄り添って無邪気に笑った)
        -- キリル 2014-03-09 (日) 04:13:54
      • ハッハッハッ、まぁ怒る奴もいるだろうけど俺はそんな心が狭い男じゃないからな(明るくで言いながら)
        あぁ、それはそれで嬉しい。けどまぁ、それだと話そっちのけでキリルさんに夢中になってしまうかもだからな?(ニヤリと笑って)
        あー、そうなのか?俺はそれこそここの開店当初から来てたからな…そうか、時代の流れってそういうもんだよなー…
        ん?なんだ、いないのか…リラと久しぶりに話がしたかったんだが…(友人の語らいがなくなったように残念そうに)
        …なるほどなー…それは理解できる、ここは得るものも大きいが…それだけに失うものも多い、その上形はずっと残り続けるからな…
        (一緒に戦った仲間が住んでた家も酒を飲み交わした酒場も、廃墟と化したりあるいは主を変えたりしながら存在していて)

        ん?そっちかー…そっちは俺としてもちょっと苦い話でもあるんだが…まぁいいか、酒を飲みながらが丁度良くもある(グラスを軽く掲げて)
        まずは…数千年生きていてそれだけ力を持っているのに何故か人の女の姿を好む竜と、それに惚れてしまった哀れな男がいてな…
        (そしてその男は惚れた竜に様々な求婚を続け、竜もまたその好意を受け止めながら、しかし種族の違いなどから結ばれる事はなくて)
        (最後には涙して諦める男に対して、竜は何を思ったのかその加護を授け、そして長い寿命などを得ると言う話をして)
        …ま、全部実際に起きた事ではないが…脚色を含むのがお話ってもんだからな?(30過ぎの見かけなのに、創設当初からいるという男が笑って) -- リュッケ 2014-03-10 (月) 19:51:01
      • (少し驚いた顔をした。竜の加護と言うから、冒険譚だと思っていた。冒険者らしいものだと)
        (飲み干したワインのグラスを置いて、ひざを抱えて話に聞き入る)
        (話をする男の横顔をどこか懐かしそうに見つめて……)

        大事な人と一緒にはいられなくても、同じ空の下生きていてくれたらそれだけで幸せだから。
        その竜はそう思ったのかな。
        ……竜との恋物語か。意外だね、こっちではだいたい倒されるとかそういう話ばっかりだからさ。
        あたしの国ではあんたが話したようなものの方が多いんだよ。
        故郷では竜は、神様だから。
        倒されるとか戦う話よりも愛される話が多くて……あたしはそういうのが好きだったな。

        (ぎし、ベッドのきしむ音。さっきよりもずっと近く、吐息がかかるくらいに近くで微笑む)
        (軽く唇を重ね)

        そして……こんな風に話をしてくれる男が好きだった事もある。
        ……ま、昔の話だけどね?
        いいよ。竜の加護がある人間を、あたしの国の人間が拒むことはない。
        今日一晩はあんたのものになる。

        ……どういうのが好き?
        あんた好みにしてあげるよ。
        (膝の上にまたがると腕を肩に回す。絹のチャイナドレスのスリットから長い足が覗く)
        (娼婦らしい仕草。だけど表情はそれらしくはなく、ただの好意だけ)//
        -- キリル 2014-03-15 (土) 06:13:53
      • …さてなー、俺にもどういう気持ちなのかは分からない。まぁ、最低でも友であったとは俺も信じているけどな(笑って言いながら)
        …ん?あれ、そうなのか?へぇ…竜との恋愛が多い国か、なかなかロマンティックでいいじゃないか
        でも、神様扱いな相手と恋愛ってのも凄いな…まさに愛は国境人種…種族すらも超えるってところか
        あー、俺もな…竜は敵とは思えない、もちろん悪いのもいるのは分かってるが…それも個別の問題だしな

        ん?どうし…(た、と聞く前に相手の意図に気づいて、こちらからも顔を合わせて唇でキスをして)
        …なるほどなー、キリルさんの恋話と言うのも、かなり興味はあるが…
        …むぅ、拒めないとか俺のものとか…あんまり上位は好きじゃないけどな、俺は対等の方が好きだぞ?
        とはいえ…その方がやりやすいのなら、それでも構わないけどな(肩を抱くように手を回して)

        …そうだなー…まるで恋人のように、がいいな…(そう言いながら顔を近づけてキスをしながら)
        (膝の上にまたがりスリットから覗く足に手を置いて撫でまわしながら、肩に回した手で肩紐を下して)
        (好意を持ってくれた事を嬉しく思いながら、遊び慣れただけあってキリルがそれ以上にならない事も察して)
        (ただ一夜の繋がりを楽しむように考え、そして夜が明けるまで何度もお互い果てるまで体を重ね合って)// -- リュッケ 2014-03-16 (日) 19:40:54
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif -- 2014-02-27 (木) 11:00:54
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif 雪の降る、夜明けの晩に。

    • …… ………… ………………そいつのこと
      好きだったのかと言われたら頷く。
      愛していたのかと言われたら頷く。

      恋をしていたのかと言われたら、そうじゃないって首を振る。

      この感情を説明するのは難しいんだよ。

      ……ああ。敬虔な信者が神に抱く気持ち、あれに似てるよきっと。



      ……ちょっと、なに笑ってるのさ
      娼婦が神を信じてちゃいけないってのかい?いや、信じてなんかいないけどさぁあたしは。

      恋……みたいのは他にいたんだよ、あの頃。
      でも、そいつ行方不明になっちゃってさ。それっきり。


      その後好きだと言ってくれた人もいたけれど……あたしはその手をとることはできなかった。


      ……もう昔の話さ。何もかも。
      何年たったのか思い出せないくらいにね。

      あーこのごろ昔のことばかり思い出すな。歳とったせいなんかね。やーね。



      ……ん?そうだよ、あたしは人間じゃないんだ。
      ほらこのとがった耳。ちょいと訳ありの身でね、長生きなの。

      ね、いくつにみえる?

      ……ふふ、あてたら今日はタダでいいよ。
      -- キリル 2014-02-08 (土) 06:51:50
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif

    • 愛してるって言われた時、誰かの顔が浮かんだ

      好きだって言われたわけじゃないし、言ったわけでもない
      抱かれた事も、キスすらもしてなくて
      特別な経験を共有しているわけじゃない

      ただ、一緒の時間を少しだけ

      それだけなのに

      今でもこの街で待ってる
      -- キリル 2013-06-17 (月) 07:53:12
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif 続・洋上学園都市売春部@はにばに落第街支店
    • 【Voice in Your mind】 -- 2013-06-08 (土) 14:25:05
      • 風越優理は謎と因果を解き明かす力を持った魔法使い、書警である。
        まして手渡された「古びた手帳」は自分の分身とも言える「あの男」から託された物。
        そこに記された名前がある以上、その強い想いと因果に引き寄せられる。
        つまりそう、運命を見つめる力をもった視線は、例えるならモノクロームの世界の中で
        ただ一人鮮やかな色を放つ存在を見ることが出来るようなものだ。

        ほとんど無意識とも言える、いわば直感というべき感覚でその場に引き寄せられてしまった。

        「だからって娼館っておまえ。」

        複雑過ぎる想いが思わず口に出た。
        話すにしてもきっかけというものは中々に難しいものである。

        「出待ちとかしてたら用心棒がやかましそうだし、客としていけというのか・・・。知り合いとかにあったら気まずいなぁ・・・。」 -- 風越 2013-06-08 (土) 14:25:38

      • ……あれ?風越先輩じゃない。どうしたのー?ジーニの仮住まいのお店に用?こっちじゃなくて中庭の方だよ?
        (知り合いにあったら気まずい。そう思った瞬間にかかる子供みたいな喋り方の少女の声)
        (振り向けば薬草の入ったかごを抱えてにぱーっとしている。何にも考えてなさそうな顔)
        -- ジーニ 2013-06-08 (土) 15:04:55
      • 面倒臭い事態が悪意なきダンプカーで突っ込んできた。
        いや、えーっとだな?
        これは、少々込み入った事情があって俺はここにいるわけで。
        …仮住まい?
        そこで疑問に思い当たる、風越はジーニの店がぶっ壊れた経緯を特に知らない。 -- 風越 2013-06-09 (日) 01:06:59
      • うん。ジーニ、こないだ落第街であった魔物大量出現事件でおうち壊れちゃって、兄様のお店に間借りしてるの!
        ここね、兄様の経営するお店なんだ(魔物大量出現、のあたりちょっとだけ声が小さくなって、でもにっこり)
        …先輩の込み入った事情?ってなんだろう?なーに??
        (にこにこ笑ったまま首をかしげる)
        (平和な脳みそでしばらく考えて)
        (考えて……)
        (考え)
        ………………………………あー…
        (表情もポーズも変えないまま真っ赤)
        ああ…そ、そっかぁ。先輩も男の子だもんね。ご、ごめんジーニそういうのうとくて…!!
        えっと、ええと…あんまり学生のかっこでくると兄様のお店が怒られちゃうので!!
        こ、こっち!!こっちからはいれるから!!中に入れば今誰か休憩してるから!!
        そのひとにきけばいいのだわ!!
        (腕をガッとつかむと中庭の裏口まで引っ張っていって、そっと割引券を渡す)
        ……が、がんばって!!(真っ赤な顔でぐっとさむずあっぷ)
        -- ジーニ 2013-06-09 (日) 01:19:48
      • 何、そんな事があったのか?ていうかジーニの兄ちゃんアレだな…。
        え、ちょっと待って。
        何その勢い。
        (ぐいぐい勢いに押されて気がつけば割引券を持たされている。)
        アッハイ、風越ガンバリマス。

        …まぁこうなったら覚悟決めて客として入るしか無いな。
        込み入った話もしやすいと云えば、しやすい。 -- 風越 2013-06-09 (日) 01:27:32

      • exp026210.jpg
        (翠の髪の鬼の子が盛大な勘違いをして、
         人をひき殺すダンプカーの勢いで青年を裏口から店の中へ押し込んですぐ)
        (瞳に飛び込んできたのは薄暗い洋館の廊下の中に……………輝くような赤い髪

        あーやっと交代来たか。ちょっとカウンターからつまみもらってきてよ。
        用心棒の仕事じゃないけどさぁ…ほら、一杯くらいワインわけてやるから。
        (いかにも娼婦、といった感じの胸元の開いたドレスをちょっとだらしなく着て、
         廊下の窓にもたれながら振り向く)
        (髪には銀色のピン、釣り目の瞳は深い海の色。
         娼婦にしては少しだけとっつきにくそうな雰囲気)
        (青年を見ると驚いたような顔。用心棒がはいってきたのだと思っていたようで)

        ……ん?新しく雇われた子……?
        -- キリル 2013-06-09 (日) 01:44:53


      • 《霊視》の力を使うまでもなく、感じることができる強い因果。

        目の前の女が正に、「あの男」の因果を繋ぐものだ。

        世界の果てのような場所で「救済の技法」という名の書を書き綴る存在となってしまった…最早、概念とも言うべきあの男。
        風越優理に託されたのは、不可思議で、信じがたいお伽話のような、記録がびっしりと書き込まれた男の手帳。
        ―――託された想い。
        記されていた彼女の名前。

        多くを語る必要は無い、この手帳を見せてみよう、それで察してくれるはずだ。

        「これを…見てくれ。」


        (スッ)


        ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓割引券↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

        http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp019519.jpg 

        -- 風越 2013-06-09 (日) 02:23:02
      • (間違えたーー!!!!???) -- 風越 2013-06-09 (日) 02:23:26

      • (なんとなく見覚えがあるような気がした)
        (オーナーの妹の彼氏?いやあれはもうちょっと顔つきが違ったような……)
        (うーん。あごに手をやってしばらく悩んでいると)
        (目の前に)

        (……割引券)
        (それはオーナーや妹が持ってる特別製で、わずかな基本料のみで飲み食いもプレイ内容も自由というVIP仕様)

        (女は察した)

        ……ああ。うん、筆おろしの紹介?

        (間違った方向へ完全に。無理もない状況)
        (その上先ほどのダンプカーのような行動力の少女と同じ血をわずかながら持っている)
        (つまりはあまり考えないタイプで)

        んー…あたし丁度入ったばっかだからしてやろっか?
        好みがちがうなら他の子呼んでくるけど…同い年くらいがいいかね。

        (青年より少し年上に見える女はあっけらかんと恥ずかしい話を口にして、受け取った券をひらひら)
        (まあ娼婦なので。でもその笑顔は色気のあるものというよりはこれから酒でも一緒にと誘う友人のような感じ)
        (筆おろし?の緊張をほぐそうとしてるのか、多分素だ)
        -- キリル 2013-06-09 (日) 02:54:16
      • いやっ・・・ちがッ・・・。
        (シャツのボタンをなぜか止めたり外したりしながら答える。)

        そうではなくて、俺は貴女に会いに来ました。
        他の子ではダメです。
        その・・・
        何処かゆっくりと落ち着いて話せる場所で、えーっといや。
        個室はまずい。
        何処か外で、・・・外でお願いします。 -- 風越 2013-06-09 (日) 22:19:16
      • 外、外か…まあそういうのが好きならいいけど…その歳で特殊なのに慣れると後が心配だな…。
        (さらに間違った方向へ察する)

        ま、いいや。あたしをご指名とは嬉しいね、普段おっさんばっかだからさ相手。
        …ああ、そんなボタンいじってたら取れちまうよ。
        子供みたいな癖だねぇ。ほら、こっち
        (青年の手をとって小さな子供を案内するみたいに手を引っ張って)
        (中庭のはじっこ、色とりどりの薔薇が咲くベンチの方へ)

        ……ん、ここでいい?雰囲気はわるかないだろ?
        -- キリル 2013-06-09 (日) 23:14:50
      • 何から話すべきか。
        既に今段階で色々誤解されているような。

        本題に入る前に軌道修正しておかないと・・・。

        「あの、北の雪国出身の方ですよね。俺、ああ、俺、風越優理っていう名前だけど元々はその土地の人の・・・」
        ここでふと思い悩むが、今はこの言い方でいい。
        「俺も出身は、『そこ』なんです、生まれてすぐ別の国へ言ったので、詳しくはないんですが。」 -- 風越 2013-06-09 (日) 23:29:14
      • (そっと青年の頬に手を伸ばし…)
        (にっこり。今度は娼婦らしい誘うような笑い方。商売モードというやつ)
        (まずはキスからかな。そう考えて顔を近づけようとすると、故郷の話)
        ん?
        そうだよ。あたしは北の雪国の端っこの方出身。
        なんだい、故郷の話を聞きにきたの?あたしあそこで育ったけどあんまり詳しくなくてねぇ。
        懐かしいね…もう随分帰ってないや。
        ……ああ、だからあんたを見て「あったことがある」って思ったのかな。
        (キスはやめて、そのかわりに青年の顔を覗き込んで)
        ……名前の響きも、なんか懐かしい。

        あたしはキリル・トラフキン。知ってるような感じだったけど、一応ね?
        -- キリル 2013-06-10 (月) 00:10:57
      • 女の香りとその唇に不意に心が揺れる。
        鮮やかな笑顔が眩しい。
        だが頬に触れるその手に微かな寂しさを感じ少し、冷静さを取り戻した。

        この手の微かな寂しさはその職、故のものか。
        「北の雪国は一度、訪れたことはあります。里帰りというわけではないのですが。―――あの国はどこかお伽話の世界の様でした。」
        「魔法の話や、竜にまつわる伝説、そういうのって・・・キリルさんは信じる方ですか? -- 風越 2013-06-10 (月) 00:24:02
      • (故郷。それは自分にとっては思い出すのも辛い記憶でもあり、同時に何より大事なあたたかい記憶でもある)
        (複雑な感情が娼婦の仮面を崩れさせてしまう。触れていた手を下ろして、ベンチに座った)
        (笑顔のままではいられたけど、目を少し伏せてしまう。そばにあった薔薇を一厘摘み取って)
        雪と山に隔離されたような国だからね。ちょっとそういう雰囲気もあったな…そのせいか各地の童話が多かったね。
        よく妹と童話の本を読んでは色々空想してた。
        あたしはそういうのは信じてないよ?
        でも…魔法石の生まれる理由の話と、炎の精霊の話は結構好きだったな。
        あんたは?そういうの信じるほうかい?
        (ぽんぽんとベンチの隣を叩いて、手招き)
        -- キリル 2013-06-10 (月) 00:57:30
      • (手招きに応じて隣りに座る。)
        俺は頭から信じるワケじゃないけど、そういう・・・ずっと伝えられてきた話は大切に考えてます。
        それは歴史事実以上に、その話に託されて来た「人の想い」が詰まっているんじゃ無いかなって。

        ゆっくりと言葉を選びながら話す。
        視線を合わせるのはなんだか気恥ずかしかった。
        薔薇を手折るその仕草になにか、女が積み重ねてきた想いを微かに感じたのかもしれない。
        諦めにも似た静かな眼差しと、譲れないものを持つその口元。

        そういった人々はなにか「秘密」をもちながら生きている。 -- 風越 2013-06-15 (土) 23:15:56
      • (青年が隣に座るとチラッと横顔を見る。さっきのボタンをいじる癖、あれを見たせいか)
        (……どこか、懐かしい人に似ている。久しぶりに感情が大きく揺れて)
        (彼がこちらを見ないでよかった。きっと、思いつめたような顔になってただろうから)

        ……確かに、尊いものだと思うよ。
        同じ童話でも本によっては、時期によっては内容が少し違ってる事があって
        書いた奴が変えたのか、元々のものに戻したのか、妹とよく話していたよ。
        何を思って物語を変えたのか、戻したのか…人の「何か大切な想い」がそうさせたんだろうな。
        いまここにある物語は、そういう人の想いの積み重ねでできている。

        人の営みも同じだ。
        想いを積み重ねて、次の世代へと伝えていく…。

        (同じ癖を持つ彼は今どうしているだろう。薔薇の香りを吸い込んで、昔を想う)
        -- キリル 2013-06-15 (土) 23:45:09
      • 唐突で驚かれるかもしれませんが、この手帳に書かれている・・・、話について、そしてこの手帳の持ち主をご存知でしょうか。
        お伽話・・・というよりも手記、でも同じくらい不思議で信じがたい、そう言う風に感じられるかもしれませんが。
        ページを幾つかめくる。
        雑多な日常の細々としたメモに混じって『彼』が生涯をかけて追い求めていた世界中の謎。
        そして、そこに書かれている物語はかつて…。

        擬態のヴァンパイア
        眠りを求めた者

        かつて、『彼』が語った物語。 -- 風越 2013-06-16 (日) 00:16:35
      • (受け取った手帳。そこには)
        (……かつて聞かされた、懐かしい物語)
        (それは薔薇の香りと共に思い出していた人の語ってくれた話)
        (思い出だと思っていたものが、セピア色になっていた記憶が、鮮やかな色を取り戻す)

        (文字を指でなぞって、瞳をぎゅっと閉じて)
        ……うん。よく、知ってる……。
        (一言だけ搾り出すと、しばらく黙ったままページをめくっていた)

        (顔を上げて、手帳を渡した青年の顔を見た)

        懐かしい。あたしがねだって聞かせてもらった話だよ。
        もしかして、あんたはグリゴリの…息子かな?親戚…?
        ……彼は元気にしてるの?
        (目を細めて訊ねながらも、どこか嫌な予感がした。元気にしてるならこんな聞き方しないんじゃないかって)
        (元気にしてるって頷いて欲しくて、訊ねる)
        -- キリル 2013-06-16 (日) 01:56:59
      • ―――その二つの質問は両方とも答えにくい。
        最初の質問から、答えます。
        俺は彼の名を、今知りました。
        そういう関係です。
        ただ、貴女が俺を見て、彼の息子か、親戚かって思ったことも・・・正しい。
        答えになってないかもしれないけど、そうとしか言えません。

        2つ目の質問ですが・・・。
        俺はつい最近、彼と会い、それを受け取りました。
        でもそれは人の本来居るべきではない場所です。

        そこまで話して、顔をあげ女の瞳を真っ直ぐに見つめた。 -- 風越 2013-06-16 (日) 02:27:20
      • (嫌な予感というのもは、だいたいあたるものだ)
        (いいことは、なかなかあたらないのに)
        (話を聞きながら、そんな事をぼんやりと)

        またややこしい関係のようだけど…血縁ってことなのはだいたいあっているのかね。
        苦労してそうだ、あんた。

        (軽く言って、笑ったけれど、その笑顔は少し強張ってしまった)
        (髪をかきあげ、作り笑いを素直にやめてしまう)
        (「彼」によく似た瞳に見つめられて、そんな余裕は消えてしまった)

        あたしはね、グリゴリは普通にどこかのいい家のかわいいお嬢さんをお嫁にもらって
        子供に囲まれて幸せにしてるって、思ってた。
        ……違うん、だね。

        グリゴリは、今…どこに
        (どこにいるの。その言葉すらはっきり言えなくなってしまった)
        (人のいるべきではない場所、そこにいるということは……と、また嫌な予感がしたから)
        -- キリル 2013-06-16 (日) 02:45:40
      • ありきたりな言葉でいば、とても遠い所に一人でいる、というのが一番近い。

        因果は彼が最初に出会った「不死者」から始まっていたのだと思います。
        その「不死者」との出会いで、人の一生では得られることが叶わない知識を得た・・・そこが起点といえるでしょう。

        今や、彼は存在というより概念という言葉が似つかわしい。
        抽象的な言い回しになってすいません。
        彼が、貴女が言うような平凡な運命を辿るには、あまりに・・・あまりに物語と言う名の「人の想い」をその身に受け入れてしまった。

        旅の果てに自分の願いを果たしたと同時に、今度はその代償として「番人」として存在するようになった、とも言えます。

        お伽話が言うような楽園や地獄があるとするならば、今、彼がいる場所は煉獄ともいうべき場所でしょうか。


        今、自分は目の前の美しい人にとてもつらい事を告げいてる…。
        嘘をついても良かったはずだ。
        むしろ、いま自分が告げた事実こそまるで絵空事のようだ。
        だが、どうしても嘘は言えなかった。 -- 風越 2013-06-16 (日) 03:38:10

      • (やっぱり、嫌な予感は当たっていて)
        (……当たるどころか、もっと悪いじゃないか)

        ……そう。

        (一言、掠れた吐息のような声で呟いて、中庭の薔薇に視線を移す)
        (懐から煙管を取り出し、指先で火を灯した)
        (吐き出した紫煙が風に流れて、薔薇が揺れる)

        ……そういえば、最後に会った時、花束を持ってたな。

        グリゴリはね、よく妹の話をしてた。体が悪いその子を、とても大事にしてた。
        詩人のような気障な事を言うのに、純粋な子供のような顔もするの
        年上なのに、年下みたいで……変わった奴だったよ。
        あたしはそんなとこが面白くて、好きだった。もう随分昔の話。

        (言われたこととは関係なく、思い出話)

        未来がわかるというあの眠り姫は、この事を知っていたんだろうかね。
        永遠の眠りを与えてくれる番人の行く末を……

        (知っていたなら、どうして止めなかったのか)(きっと、止められない事も知っていたから)
        (だから悲しくて、眠りについたのかもしれない)

        ……あたしだったら。

        (声が震えた。肩も)
        (青年にグリゴリを重ねて見つめる女の青い瞳からは、涙が溢れ出していた)

        あたしだったら、止められたんだ、きっと。
        平凡な人生は与える事が出来なかったかもしれないけど…。
        あの時、最後に会った時、差し伸べられた手をとっていたら……そんな事にはなってなかった。
        愛してるって心から言ってくれたの…嬉しかった…。
        ……でも、娼婦が、いつ死ぬかわかんないような体の女が、子供も産めない様な女が、手を取れると思う?

        馬鹿な子、あたしより先に、そんなとこへ行くなんて。

        (目の前のこの子に、そんな事言っても戸惑わせるだけだ。わかっているのに言葉は止められなくて)
        -- キリル 2013-06-16 (日) 14:24:03
      • 零れ落ちる涙と言葉を何も言えずにただ見つめる。
        後悔の言葉、震える肩。

        長い沈黙。
        ためらいの果てに、言葉を紡ぐ。


        彼の人の姿を捨てた彼の選択は彼自身が望んだことです。
        貴女が気を病むようなことではないはずです。

        ただの慰めに聞こえるかもしれません。
        でも、俺が来た理由は貴女に悲しみを運ぶためではないんです。

        旅の果てに辿り着いた煉獄からまた、そこで・・・。 彼が始めたことは叡智を力として「希望」を生み出すこと。
        彼の得た叡智は途方も無い数の「魔導書」としてその静寂の世界に生まれました。
        その中の一つがいまこうして人の姿を得て貴女の前に、「風越優理」としているのです。
        貴女が薔薇の中から、一輪を選んだように。

        自分の書いた「希望」という名のを本棚から取り出して、こちら側の世界へ送り出した。
        ―――魔法使いとして。

        魔法使いの力でこの「因果」を作り変えるその為に。

        貴女が望むなら、俺は「願い」を叶える力を使います。

        聞かせて下さい。
        貴女の「願い」を。 -- 風越 2013-06-16 (日) 22:29:41
      • (指で涙を拭っても、あとからすぐに溢れてきて、意味がない)
        (沢山の記憶と、感情。それに戸惑いすら覚えつつ、青年の語る話を聞いた)
        (こんな風に取り乱したのは、いつぶりだろう)

        (彼が選んだ、望んだことでも)
        (あたしがそばにいることを選んでいたら、きっとそうはならなかった)
        (それはもしかしたらの話、だけどどうしても自分のせいではないとは言い切れなくて)

        あたしは…そんな、望みを叶えてもらう資格なんてない…酷い女だよ。

        あたしの「願い」で、それを叶えるために、初めて人として優しくしてくれた夫婦の幸せを奪った。
        …男は、二人は、「自分の意思で約束した事だから」と言ったけれど……あたしはずっと後悔してる。
        だから、もう「願う」ことはしたくない。あたしの願いは、誰かを不幸にする。
        ……グリゴリにそう言ったことがあった。
        今でも、そう思ってる。

        (煙管をベンチに置くと、彼の前に歩き、背を向ける)
        (風が赤い髪を巻き上げる…夕焼けと、同じ色)
        (空は少しずつ金色に染まっていく)

        (そんな空をしばらく見上げてから、振り返る)
        (金色と、茜色に染まる世界の中で、瞳だけが鮮やかに青く)

        ……でも、あんたが

        「かなわぬ願いを望んでもいいんだ」と言うのなら。
        消えてしまった流れ星を、再び空に戻したいと思ってもいいのなら。

        そうあの人と同じように言ってくれるのなら……!!


        (きっとこの願いは望んではいけないこと)
        (かつて英雄に望んだ願いと同じように)
        (この願いは世界の掟を捻じ曲げるもの)

        (また罪を重ねるのか)
        (今度は目の前の子を不幸にするのか)
        (頭の中で誰かの声が聞こえる)

        (だけど)
        (もう、止められない)

        (溢れ出す想いに胸を押さえて)
        (涙を必死にこらえながら、女は再び……願う



        あんたを作り出した男を……煉獄から救い出して。
        -- キリル 2013-06-17 (月) 01:22:46
      • ―――《螺旋の劫火》がその願い、「契約」をここに誓う。
        例え神にその魂を握りつぶされようとも、我らは因果と運命をその手の内に。
        短くとも力強い言葉。
        魔法使いの魂の名に刻まれた契約。
        昼と夜の間に
        太陽と月が出会い
        そして星々が囁く
        たとえ互いにその声がとどかぬ距離だと知りながらも
        Voice In Your Mind. -- 風越 2013-06-17 (月) 01:57:31
      • 何年かかったっていい…あたしはどんな存在になっても待っているから。

        その時、あたしが幸せになれていたら、祝福してもらう。
        もし……今と変わってなかったら
        ……そうだな、今度こそ、”買って”もらうよ。


        (金色の世界が深い青に塗りつぶされていく)
        (あの時も、こんな空の日だった)

        (……きっと、後悔する時が来る)
        (わかっているのに)
        (でももう遅い、契約は成された)


        (あとは希望を胸に生きて行くだけ)


        …………ところで、この券、どうする?
        (胸元から割引券を取り出して、女は魔法使いの青年に悪戯っぽく)

        (笑った)
        -- キリル 2013-06-17 (月) 02:19:37
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif 洋上学園都市売春部@はにばに落第街支店
    • あははははめっちゃにあう!!にあうよいけるよキリル!!(中田笑い) -- ラズ 2013-05-19 (日) 19:05:23
      • じゅうななさいなんで、似合って当たり前なんで(殺した) -- キリル 2013-05-19 (日) 19:05:58
      • (死んだ) -- ラズ 2013-05-19 (日) 19:06:15
      • キリルさんの異能
        【馬子にも衣装】(ベストドレッサー)
        どんな若作りの衣装も無理して着こなせる異能
        違和感は消すことは出来ない -- 2013-05-19 (日) 19:42:42
      • 能力増えたね、よかったね -- ラズ 2013-05-19 (日) 19:43:43
      • 死に設定にしてくれるわ。 -- キリル 2013-05-19 (日) 19:44:21
      • おめでとう、君に好意を持ち、君が好意を抱いた男の撃墜数が増えたね。具体的な数は言わないのは慈悲まう。 -- ラズ 2013-05-23 (木) 04:24:47
      • 鬼か -- キリル 2013-05-23 (木) 04:25:14
      • 鬼まう -- ラズ 2013-05-23 (木) 04:25:34
      • 深くは聞かないでおくわ。あたし結構チキンだから(胸のネックレスを指でくるくる遊びながらぼんやり) -- キリル 2013-05-23 (木) 04:28:25
      • 結局、君の方が長生きになってしまったね。 -- ラズ 2013-05-23 (木) 04:32:02
      • …そうね(酒瓶投げる) -- キリル 2013-05-23 (木) 04:33:49
      • (死んだ) -- ラズ 2013-05-23 (木) 04:34:09
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp025933.jpg -- 2013-05-25 (土) 09:09:15
      • 皆普段は暗殺家業だから今回めっちゃテンションたかい。
        こないだおっかなびっくり来た15歳少年の童貞は3人に奪われてたまう。
        絶対あれ心の傷になった。
        -- ラズ 2013-05-25 (土) 09:11:56
      • あの女たち怖ぇよ…あらゆる意味で怖ぇよ…
        リラはよくあの女たちみたいなのまとめてんな…。
        -- キリル 2013-05-25 (土) 09:16:47
      • 一番怖ぇのはリラだからだよ…。 -- ラズ 2013-05-25 (土) 09:18:49
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp025934.jpg -- 2013-05-25 (土) 09:54:09
      • いけめんもいるよ -- ラズ 2013-05-25 (土) 09:54:39
      • ああうん、なんか顔があんたごのみのしかいないよねここ… -- キリル 2013-05-25 (土) 09:55:10
      • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst083692.jpg -- 2013-05-25 (土) 10:51:02
      • オイ イケメンが真っ先に売れたぞここ -- キリル 2013-05-25 (土) 10:51:37
      • 怖いお姉さんばっかりだからな…猫かぶるぐらいじゃ血の匂いは消せない…(しりあす) -- ラズ 2013-05-25 (土) 10:52:38
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp025936.jpg -- 2013-05-25 (土) 10:53:03
      • と思ったら売れたよ。よかったね…ひからびるまで絞られるだろうから生きて帰ってくるといいねお客さん…。 -- ラズ 2013-05-25 (土) 10:54:09
      • 加減しろよ!!生かさず殺さずがモットーだろ!! -- キリル 2013-05-25 (土) 10:54:55
      • 「あによー客選り好みしまくる女に言われたくないわ!!」 -- おっぱいさん? 2013-05-25 (土) 10:57:25
      • 普通の娼婦、募集しようかな…(遠い目) -- ラズ 2013-05-25 (土) 10:58:01
      • キャー!イケメンよ!イケメンがでたわ!!(にばんのりしていく) -- ゲまスーノ 2013-05-25 (土) 11:21:34
      • えっ?!お仕事していいんですか…!(わくわく) -- ゲまスーノ 2013-05-25 (土) 11:22:00
      • 一応妹殺しのための暗殺者カモフラージュの店だから… -- ラズ 2013-05-25 (土) 11:28:41
      • んじゃ俺様全員な -- ダイアマッハ 2013-05-25 (土) 11:30:19
      • 孕まない様にしてあるのに孕んじゃう気がするんだけど大丈夫かな…(全員を大部屋に集めつつ) -- ラズ 2013-05-25 (土) 11:54:32
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif
    • (彼女の部屋はもう家具がほとんどなくて、ベッドの横には旅の荷物)
      (その荷物にはうっすらと埃。いつからそのままなのか忘れてしまうくらい)

      (…もうここに居る理由なんてないのに)
      (出て行けない)

      (勇気がないわけじゃないはずなのに)
      (同じ毎日の繰り返しを淡々と続けることで、言葉にならない気持ちをごまかしてる)



      (住む人もまばらで廃墟みたいなアパートに、今日も歌声が響く)

      http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst081375.jpg
      -- キリル 2012-09-30 (日) 16:11:31
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif
    • (なんだか暇なので、ゲリラ的にキリル姉さんの部屋の掃き掃除をして、綺麗にして帰って行った) -- アー 2012-07-03 (火) 20:32:11
      • ありがと。悪いねーコメ欄はひとまずはお休みって感じにさせてもらうよ。 -- キリル 2012-07-08 (日) 10:51:31
  • (夕暮れ時、アドバイス通りに花を買って、それを抱えて道を歩いている) -- グリゴリ 2012-06-19 (火) 23:47:42
    • グリゴリ(背中に声をかける。賑やかな街中でもよく通る声)
      (彼が振り向くと煙管を手に微笑んで)
      これからデートでも行くのかい?綺麗な花抱えちゃって。あたしは今から店に行くとこなの。
      -- キリル 2012-06-21 (木) 02:09:24
      • やあキリル、相変わらず聴き惚れる声音だ。
        (立ち止まり笑顔を浮かべる)
        その質問には、「そうだよ」と答えたいところだけどこれは、妹の部屋へ飾ろうかと思って。
        そしてどちらかと言えば自分への慰めといったところかな。 -- グリゴリ 2012-06-21 (木) 19:54:32

      • ふふ、ありがと。
        花は妹さんにか…相変わらず妹一筋だね?人のこと言えないけど、あたし。
        (苦笑して花をつんと指でつつき、続いた彼の言葉がちょっとひっかかって)
        ……慰め?どういう意味?
        -- キリル 2012-06-22 (金) 01:36:26
      • 手を伸ばしても届かぬ花、この手で手折ることの叶わぬ花、それの代わりに愛でよう・・・と、思って。 -- グリゴリ 2012-06-22 (金) 07:03:32
      • 謎かけかい?あたし頭悪いからそういうの駄目だよ(煙管をふかして笑いながら銀のネックレスを指でいじる)
        (そのまま少し考えて)……………好きな娘でも出来たとか……んで、片思いなんだろ?どう?
        -- キリル 2012-06-22 (金) 16:37:08
      • (昼と夜の間、)
        (夕焼けの光が顔に射す)
        (色づいた何かを隠すように。)
        (目は指を追い、ネックレスにとまりそして・・・女の唇を見る)
        ああ、えっ、えっと、その、冬に物思いに耽る事は癖みたいな物で・・・
        昔の事や、出来もしないこと、願い事を取り留めもなく、考えてしまって。

        (いつものように落ち着きなく袖口に触れる手、彼の癖) -- グリゴリ 2012-06-22 (金) 20:00:51

      • (夕焼けにまぎれているけど顔が赤い気がするし、歯切れが悪くて)
        (確か年上だったはずなのに、年下の少年みたい。図星かな?って思ったけど、口には出さないでおく)
        (そのかわり顔を覗き込んで、意地悪そうな笑顔を作る)
        ふーん……?
        あの国は冬は本当に何もできなくなるものねぇ。だから本を読むことが多くて魔法が発達したのかもしれないけれど。
        願い事って?抽象的じゃあたしにはわかんないから解りやすく教えてよ。ふふ。
        (からかうというよりは子供に聞くような言い方)
        -- キリル 2012-06-22 (金) 20:43:22
      • 叶え難い願い事といっても決して大それた事じゃないよ。
        長い間、妹の・・・アーシャの笑顔を見ていないから、
        早く病が治る様にするにはどうすればいい、とか。
        そうしているうちに、想いが募って―――
        なくなった母を偲ぶ事もある。
        旅の間に知り合った人達は今どうしているのだろうかと考える事もある。
        それと、勿論、キリルの笑顔をみたり、
        キリルの歌をもっと聞きたいって考えている。
        でも・・・。
        (そこから先は口には出さすいつもの笑顔に戻る) -- グリゴリ 2012-06-22 (金) 21:13:19

      • (彼が口にしたことは、自分が時々考えていたことと似ていた)
        (妹の笑顔、妹の幸せ、出会って惹かれたのに遠ざかった人の事)
        (……ただ、母親の事はよくわからない。人に作られた自分にはそういう存在がいないから)
        (とても大切な人だって言うのは解る。きっと妹と同じなんだろうって)
        (彼の願いどおりに優しく微笑んでみせる)
        そうだねぇ、願いを全部叶えるにはあたしの力じゃ難しいけど、
        歌くらいなら今すぐにでも聞かせてあげられるよ。笑顔だって。
        ……でも、の続きを聞かせてくれたらね。
        言いかけはよくないよ(すっかり元に戻ってしまった彼の顔をつんつんつつく)
        -- キリル 2012-06-22 (金) 21:43:00
      • (グリゴリの全てを覆い隠す笑顔は夜の女たちの仮面の笑顔とよく似ている)
        (だがその仮面がキリルの前では役に立たない、頬をつつかれ再びその笑顔は
        「表情を」「作らない顔」に「綻んだ」)
        ああ、まるであやされる子猫のようだ・・・

        いっそ流れ星がこの手の中にふり降りてきて、望みの全てを与えてくれるならば。

        (そう言って、急に自分の左手を、輝きだした夜空に向ける。)
        (すると天から一筋の光がゆっくりと引き寄せられる。)

        ほら、流れ星を捕まえたよ。

        (そう言って、開いた手の中にはひとつの宝石がある)
        (だがそれは唐突すぎて、誰が見ても疑いようもない、魔法によるただの幻、偽物の宝石だ。)

        ・・・でも、いつか、本物を手にできるような男になったら、君を迎えに行く。

        (本物の宝石や、本物の貴族、そんな人達の間を舞う美しき女に投げかけられるお決まりの 「いつか君を」という言葉、娼婦達が毎夜、囁かれる愛の約束。)
        (あまりにも陳腐で聞き飽きた台詞をグリゴリは「表情もなく」口にする)
        (それはいっそ幻の星よりも儚げな約束の言葉だ)
        -- グリゴリ 2012-06-22 (金) 22:27:06

      • (彼の表情が、いつもの笑顔でも、さっきの戸惑う少年みたいな顔でもないものに変わった)
        (……顔に表れる気持ちが消えてしまったのではない。それは彼の声でわかる)
        流れ星……?
        (空を見上げて、光が降りてくると彼の手のひらの中に宝石が表れて…またふっと笑った)
        ……妹が喜びそうな魔法だ。あの国の魔法石みたいだね。
        魔法使いが死んだら、虹色の石になるんだっていう御伽噺を思いだしたよ。
        (呟いて流れ星に見立てられた宝石に触れる)
        (望みを全てかなえてくれる星。そんなものが本当にあったらいいのに……そんな事を考えて)

        ………っ……?
        (客によく言われるような言葉が彼の声で聞こえてくると、目を丸くして手を少し離した)
        (言葉を失う。……そんな事、言う様に見えなかったから。それもあるけれど)
        (何故だろう、馴染みの客にそう言われ、嘘だとわかりつつも少しだけ期待した、昔と同じ気持ちが胸に広がって)
        (……それは、甘くてほろ苦い想い)

        ……あんたには、純粋で綺麗な若い子の方がきっと似合っているよ。
        そういう子を迎えに行っておやり。あたしはそんなに長く生きちゃいないだろうから。

        (答えた声は低く優しいもの。ただの客にだったら、期待しないで待ってると笑って答えた)
        (だけど、冗談で濁してしまわないで、素直な気持ちを伝えてみる。懐かしい想いがそうさせたのかもしれない)
        あたしがもう少し若かったら、夢を見れたんだろうけどねぇ。
        (はにかむように笑って。彼にもらった銀のペンダントに指で触れた)
        -- キリル 2012-06-22 (金) 23:39:43
      • 例え、明日死んだとしても、「言葉」は死なずに・・・残るよ。
        限りある命をもつ人間の「言葉」だから、死なずに残るんだ。

        (もうそこには仮面の笑顔はない、これは心からの言葉だ) -- グリゴリ 2012-06-23 (土) 00:08:01

      • そうね…あんたの今の言葉もずっとあたしの心に残るだろうさ。
        きっと、死ぬ時も思い出して暖かい気持ちにさせてくれる。

        言葉と歌は同じだね。死んでしまってもずっと覚えていてもらえるものがある。
        だから歌うのかな、あたしは。
        ……誰かに覚えていて欲しいから。

        あたし…人間の出来損ないだから。宮廷に仕える様な魔術師を目指したなら知っていると思うけど…
        …鬼の一族のホムンクルス。それがあたし。
        そして耐用年数はとっくに過ぎていて、いつ死ぬか誰にも解らない。
        …明日にでも、ううん、数時間後にでも体が崩れて消えるかもしれない。

        (銀のペンダントをいつの間にか握り締めていた。俯いて話していた顔を上げて)
        だから、いつかっていう約束には…待ってるって頷けない。
        約束果たせずにあたしが死んだら、あんたは重荷を一つ背負うことになる。
        「言葉」は死んでも残る。あたしの言葉もあんたに残る…重荷として。
        -- キリル 2012-06-24 (日) 00:40:38
      • いつ死ぬか分からない、それを出来損ないというのなら、それは僕も同じだ。

        いや、生きとし生ける物達は全てそうだよ。
        例えそれが既に手折られた花束の花のような―――、
        後は、枯れゆくだけの命だとしても。
        でも、それでも、花は今、生きている、僕らのように。

        未完成で、不完全で、出来損ないだから、何かに成りたいと強く望む。
        それが人間、死を迎える種族の生だ。

        果たせなかった約束の言葉、未完成の想いが重荷というのなら・・・。
        それだって人が、人である証拠だよ。

        キリル、君が「鬼」の様に、僕が出会ったヴァンパイア達のように「完成した存在」だったなら、
        僕は、僕は・・・、きっと何も想わず、何も告げずにいたはずだ。

        「出来損ない」こそ僕にとっては「本物」なんだよ。

        (自分でも気がついていないのだろうか、抱えていた花束は滑り落ち・・・)
        (その両手はキリルの肩に置かれ、瞬きもせずに見つめている) -- グリゴリ 2012-06-24 (日) 01:20:57

      • (土から離れても尚、死を見つめながら美しく咲く花)
        (自分の死を見据えていた妹を思い出す。その心は志はとても美しかった)
        (未熟ゆえに強い光に憧れて、ただそれを目指し最期まで前を見ていた)
        (それが人間というものなのだと、少女を救った男が言っていたのを思い出す)

        相変わらず詩人だね。やっぱり詩を作っているほうが似合うね。ふふっ。
        ……素敵な喩えだ。花のように生きる。
        (彼の持っている花束を見つめて、瞳を細くする)

        (花束が落ちた)
        (自分より大きな手が肩に触れて)
        (星が輝きだす宵闇の中、瞳が見つめ合う)

        すぐに枯れるとわかっていても、未来の約束をしてくれるのかい……?

        (潤んだ瞳でそう伝える。だけど……そう言ったのに) (…………女は微笑んだままゆっくりと首を振った)

        もう、約束はしない。願ったりもしない。決めたんだ。

        あたしの「願い」と「約束」、それで一人の男の…ううん、二人の人間の人生を狂わせた。
        初めて人として優しくしてくれた夫婦の幸せを奪った。
        …男は「自分の意思で約束した事だから」と言ったけれど……あたしはずっと後悔してる。

        だから、もう願うことも約束も、したくない。
        あたしの願いと約束は、誰かを不幸にする。

        でもさ、幸せとか、人生そのものを諦めたわけじゃないんだよ。
        もうしばらくここにいたら旅に出て、長く生きられる方法を探そうと思ってる。
        用心棒でも雇ってさ。ちゃんとゆっくり、人になっていくつもり。

        ……ごめんね。
        でも…ありがとうグリゴリ。
        あんたの言葉を聞いていると、自分がとても綺麗なものなような気がして…
        そんな風に、花のように美しく強くいたいって思えるんだよ。
        -- キリル 2012-06-24 (日) 04:47:07
      • 違う!不幸になんて!
        (思わず声を荒げた)
        (何が違うというのだろう、キリルの過去を全て知っているわけでもないのに)

        僕らは、約束を違えても、いいんだ。
        僕らは、かなわぬ願いを望んでもいいんだ。
        つかの間に消えてしまう流れる星を、
        永遠の宝石に変えたいと。
        そう思ってもいいんだ。

        君と僕はどこか似ている。
        僕もかつて―――
        (再び、声をひそめ、キリルの身体を抱き寄せる)
        (自分の「罪」を密やかに告げる為に)

        僕は、かつて幼い頃魔術の力で妹を救おうとし、失敗した。
        「命の全て」を記した魔術書の力で・・・。
        でも、僕は魔術書に込められた悪意と狂気に気が付かず、妹を「怪物」に変えてしまったんだ。
        「怪物」は生きたいという欲望のままに命を求め、命を喰らい・・・家族は犠牲となった。
        僕は、「怪物」を「封じる」事は出来た。
        だが「人の心」は未だ戻ってこない。
        (震える声で告白する、グリゴリもまた後悔を抱えて生きている)

        僕と君は、何か似ている。
        運命の鎖が十字に交わる線の、中心の一点がこの街だったのだろう。
        (二人はよく似ている、だからこそ、その線が一本として重なることはないのかもしれない)
        キリル。
        ああ、キリル・・・。
        キリル・・・!

        愛している。
        (愛の言葉はキリルへの「重荷」、それと同時に「彼の希望」) -- グリゴリ 2012-06-24 (日) 19:02:55

      • (抱きしめられても、振りほどくことはしなかった。…でも、抱き返すこともしない)

        (彼の語る罪と、自分の罪は同じものだ)
        (妹を助けたくて「怪物」に変えてしまったグリゴリ)
        (妹を助けたくて自分の体に取り込んだあたし)

        (……悲しいくらいに、よく似ている。似ているから惹かれる。その心も)

        (「愛してる」と、そんな風に心から言われるのは初めてだった)
        (いつか夢で見た、自分が犠牲にしたある夫婦の、交わした最期の言葉と同じ……優しく切ない響き)
        (羨ましいと思った。自分もいつかあんな風に愛されたいと思った)
        (どんな気持ちになるんだろうって憧れていたその言葉)

        (……客がベッドで言う言葉とはやっぱり違うんだ)
        (胸が温かくなって、でも同時にとても苦しくなる。そんな気持ちにさせる言葉……)


        ……本当の「愛してる」って言葉は、言われるとこんな気持ちになるんだねぇ。
        憧れだったんだ。いつか全てを知った誰かに、心からそう言ってもらえるのを夢見てた。
        …………ありがとう。
        (幸せそうに抱き返して呟くと……そっと腕を解く)


        ほんと…よく似てるね。
        あたしもかつて、流れ消えゆく運命にある妹の命を、留まらせたいと願ったことがあった。
        なんでだろうねぇ、あたし達はただ愛しいものを守りたかっただけなのに。こんな風になっちまってさ……。

        きっとさ、あたし達は、命は消えゆくままにするべきだったんだと思う。それが世界の掟だ。
        でも、どうしても妹の死を認めることができなかった。
        ……それが全ての不幸のはじまり。

        でもね、妹を生かしたこと自体は後悔していないんだよ。
        罪だってわかっていても、やっぱりあの子が生きていてよかったって、思ってる。
        どんな形でも妹が生きていてくれれば…生きてさえいれば未来に希望が持てる。
        ……あんたも、そうなんだろう?



        あたしは「愛してる」って返してあげられない。でも、側にいられなくても……道は同じだ。
        (女にとって愛は重荷。背負いきれない。背負い方を知らない)
        (でも、消えてしまわないように、前を向いて歩けるようにしてくれる暖かい光…希望でもあった)
        -- キリル 2012-06-24 (日) 23:15:28
      • ああ、そうだ。
        そう、そうだよ。なんだよ。
        (キリルの一言、一言へ頷きながら言う。)
        (袖口のボタンを、手のひらから血がにじむほど握り締めながら、言う)

        (今の僕はひどく無様だな)
        (これが詩や物語の一場面なら、なんて出来の悪いお話だろう)
        (物語ならここはきっと別れのキスで幕引き、安いメロドラマ、どこかで聞いたようなお話・・・。)


        ならば僕は、『今夜だけ君を愛さない』
        (そんな台詞を言いながら、無造作にポケットからコインを取り出し)
        (質の悪い酔客のように、そこに愛など無いと言わんばかりに)
        (―――乱雑にキリルの胸の谷間へと押しこむ)

        (本当に最低の口説き文句、最低の男だ)
        (でもいいんだ、主役になれなくても、愛で「結ばれる」なんて結末でなくても。)
        (いっそここで平手が飛んで僕は派手に転び、観客が笑い舞台が終わる、そんな物語でもいい。) -- グリゴリ 2012-06-25 (月) 00:32:37

      • (ここで愛してると言って、胸に飛び込んでみるのもきっと幸せのひとつ)
        (彼の事はとても気に入っていたし、同じ痛みを抱える二人ならきっと自分が死ぬまで優しい時間を過ごせる)
        (……でも、女は頑固で真っ直ぐでありたい捻くれた子だから)
        (そんな風にはなれない。きっと彼と自分は同じ気持ちではないから)

        (心からの言葉には、心からの言葉と想いで返さなくてはいけないって思うから)

        (それでも自分の中に後悔のような気持ち…優しい幸せへの未練とでも言うようなものが残っていることに笑ってしまう)
        (彼の癖、子供みたいに袖をいじる仕草を見つめながら)
        (……頑固な癖にそれを迷わず通しきれるほどは強くない自分に、自嘲の笑み)
        (だから彼が芝居のような台詞を言って、コインを胸に押し込んできた時、どこかほっとしてしまった)
        (このまままた抱きしめられていたら、情けない事になっていたと思うから)

        (怒ったような顔を作って手を振り上げて)
        (ぺちんと、軽く彼の頬を叩いた。その顔はもう自然な笑顔。苦笑だったけど)
        そんなとこまで似てなくていいよ……頑固な癖に弱いだなんてさ。

        (彼の落とした花束を拾い上げると胸に抱いて今度は優しく微笑む。どこか悲しげで、儚さを感じさせるような)
        ……これとお金はもらっとく。胸触った代金ね。あたし結構高いんだよ。
        (花を一厘抜き取ると、茎を少し短くして彼のポケットへとさした)
        これはおすそ分け。椿姫っぽくていいだろう?
        「その花が萎れる頃にまた会いましょう」…とは約束できないけどね。
        -- キリル 2012-06-25 (月) 01:46:40
      • 君という花を、この手で摘み取れることが叶わぬなら。

        (昇った月に照らされた顔がくしゃくしゃに笑う)

        せめて、歌を・・・。

        (そう言って差し出したコインは彼の裾から千切れたボタン)

        歌ってくれないか!椿の花の貴婦人よ!
        この一文無しの馬鹿の慰めに!

        (ポケットに差し入れられた花を自分の胸元に飾り立て、まるで舞台の上に居るかのように両腕をひろげる) -- グリゴリ 2012-06-26 (火) 00:06:32
      • (差し出されたボタンを受け取って、女は微笑んだまま彼を見つめる)

        …では、貴方のために。歌を一つ。
        (手のひらに乗せたボタンを指でなぞり、星の下答えて)
        (そして囁くように歌い始めた)


        qst080390.jpg


          そよふく風の色
          何の色

          君の頬 春の色
          恋の色

          やわらかな思い出よ
          消えないで

          最後の花びらを
          惜しむかな...

        (歌声は響き、町を歩く人々の足を止める)
        (頬を撫でて行く優しい風が手の花を散らして、月と星の明かりを浴びて光るように舞い踊る)

        (子守唄のような恋の歌)
        (雪深い国の短い春を、妹との優しい時間を想い、二人が持っている懐かしく愛しい思い出を歌に込めて)
        (初々しい恋の思い出なんて持ってないけれど、それでも恋の歌を歌った)
        (きっと、こんな気持ちなんだろうなって想像して)
        (あたたかくて、甘くて、幸せで…だけど、胸を焦がすような時もあって…。言葉で表すと遠ざかってしまうような想い)

        (……彼が自分に抱いてくれたものも、こんな気持ちなのだろうか)
        (恋すら知らない、不完全な作り物の自分に)


        (歌い終わるとボタンを握り締めてお辞儀をする。貴婦人の真似事)
        ……ありがとう。
        -- キリル 2012-06-26 (火) 04:48:48
      • (歌声に足を止めた人々の拍手
        その音が止んでも、そこから動くことが出来ない
        拍手も忘れ、返事することも忘れ、ただ立ちすくんでいる

        その言葉を口に出来なくて
        手を振ろうと上げた腕すら所在なく空を掴む

        もう一度、流れ星でも捕まえようというのか
        それともこの手で花を摘み取ろうというのか

        手の中には星もなく花もない

        ただ愛だけが溢れている

        笑いながら目を閉じ
        また開く
        開いた目からは星が流れ落ちる
        ボタンのない袖で顔を拭う

        踵を返すその時は歌い終わったその瞬間だったのに
        涙で滲んだその目から映るキリルの姿を惜しむばかり

        ああでももう行かなくちゃ

        この十字路から分かれ行く道を
        振り向かずに進むために

        最後の花びらを惜しんだとしても)

        ありがとう、キリル。

        さよなら。 -- グリゴリ 2012-06-27 (水) 01:08:23

      • (道ゆく人の拍手には、答えない。ただ一人のための歌だから)
        (それを察してか立ち止まった人々は少しずつ散っていく)

        (静かな星と月の下にはまた二人だけが残り)
        (銀の雫が彼の頬を伝う)
        あたしよりずっと大人なのに、あんたは時々子供みたいに純粋だね。
        ほら、いい男が台無しだよ。
        (話しながら濡れた頬に手を伸ばして、目元を指で拭った)
        (そして、もう一歩進んで)

        (その頬にそっと……口付けをした)

        (泣く子供をあやすような、キスの仕方を知らない子供同士のような)
        (とても初々しく優しいもの)

        ……さよなら、グリゴリ。

        (柔らかな微笑みを浮かべて、見送る言葉を)
        (胸にボタンと、花束と、彼にもらった思いを抱いて)
        -- キリル 2012-06-27 (水) 02:05:13
  • -- 2012-06-15 (金) 23:25:17
    • 超寝てたわ(さわやかに)
      ありがとー!なかっことになったって思ってたからびっくり嬉しいよ!!
      -- キリル 2012-06-16 (土) 04:34:12
      • 合間を見て色塗れたらいいなと思いつつ風呂とか仕事…(ずるずる) -- キリル 2012-06-16 (土) 05:20:47
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst069102.gif
    何をだろう・・・。 -- グリゴリ 2012-06-11 (月) 01:32:56
    • 乳とか。有料だけど。 -- キリル 2012-06-11 (月) 01:41:41
      • いいなぁ、そういうふうに身体の才能?に恵まれていると・・・。 -- グリゴリ 2012-06-11 (月) 07:01:58

      • 娼婦って仕事を哀れに思われる事はよくあったけど、羨ましいって言われるのは初めてだわ。
        変わった子ね。あたしはあんたの文才の方がよっぽど羨ましいけど。
        -- キリル 2012-06-11 (月) 11:43:54
      • ありがとう。
        そう言ってくれると嬉しいよ。
        (少し落ち着かない素振りで袖口のボタンを付けたり外したりしながら言う。)
        でも、誰だって美しいものには憧れるだろう?
        ・・・それに母も、娼婦だったんだ。
        -- グリゴリ 2012-06-11 (月) 19:39:20

      • …あんたっていっつも飄々とした感じだったけど…照れる事もあるんだね(そわそわした仕草がなんだか面白かったのでくすっと笑う)
        (けれどその笑顔はすぐにおどろいた顔になり、こんどはこっちが落ち着かない様子。美しいだの綺麗だの、言われなれてはいるはずなのに)
        興味ないのかと思ってたよ。女とか。なんだい、急に言われると照れるじゃないか。
        …そう。娼婦か……もしかして、あんたのお母さんに似てる?あたし。
        (古くからいる鬼の一族を基にして作られた自分だ。そういう事もあるかもしれないって思って)
        -- キリル 2012-06-11 (月) 22:51:41
      • 雰囲気は、よく似てる。
        (よく出来た愛想笑いを浮かべていつもの調子に戻る。)
        それに大金を積むだけじゃ身体を開かない娼婦と、
        そこら辺の尻の軽い女の子、憐れむべきはどっちだって・・・。

         極論といえば極論だが、とにかく彼の中では母は誇り高き女であるようだ。 -- グリゴリ 2012-06-11 (月) 23:21:21

      • …そう(また同じ返事。でも嬉しそうに。特別な人に似ているのはやっぱり気分が良いもので)
        ああ確かに…考え方、よく似てるよ。
        こんな商売だからせめて、触れ合う男くらい自分の意思で選びたいって思う。
        まあ尻の軽い女の子も同じさ。自分の意思で男を選ぶ。
        ……真に憐れに思われるべきなのは女そのもの。男に媚びなきゃ生きていくのは難しい……なんてね。
        と、話がそれたね。(煙管に火を灯すと紫煙を吐き出して)
        娼婦が子供を産んで育てるなんて結構珍しいんだ。あんたのお母さん恋した人に身請けでもされたの?
        -- キリル 2012-06-11 (月) 23:44:45
      • そういう事だろうね。
        今となっては二人の間に何があったかは分からないけど。
        そして媚びなきゃ生きていけないのは成り上がりの交易商人だった父も一緒さ。 -- グリゴリ 2012-06-11 (月) 23:56:12

      • 好きじゃなきゃ二人も子供できないだろうしね?
        羨ましい事だよ。あたしもいつか……(と、そこまで口にして、やめる。かわりに笑って煙管から煙を吸い込む)
        …男も女も、あんまり変わらないのかね。女よりずっと自由に思えるけど…その分苦労も多いのかね(ふうと吐き出した煙を眺めながら、ぽつり)
        -- キリル 2012-06-12 (火) 00:08:36
      • 妹は本妻の子だよ。
        そちらの母は家系をたどれば貴族の出で父よりも格式が高くて・・・。
        (やっぱりだ、この人の前だとどうにもしゃべり過ぎる、そう自覚するとまた手癖でボタンを触り始める)
        あーいや、僕のことは良いんだ、別に。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 00:18:31

      • …あれ。そっか。ちょっと立ち入ったこと聞いちゃったね。
        (商人が家柄のために貴族の娘と結婚するのはよくあること。特に北の雪国では貴族の力は大きい)
        (複雑な事情がありそうだ。無理に聞こうとは思わないけれど、興味がないわけでもなかったので)
        あんたの人から聞いた話も面白いけど。あんた自身の話もたまには悪くないじゃないか。
        …ふふ、それ、癖なの?照れた時の癖かな。以外に子供っぽいとこもあるんだね(袖のボタンをつついて、くすくす)
        -- キリル 2012-06-12 (火) 00:32:35
      • 僕自身の話しはきっと退屈だよ。
        子供の頃の話なんて特に。父の出世のために勉強ばかりしていた。
        「自分の意志」で進んだ試しなんて無い。
        (とっくに治したと思っていた癖を指摘されてしまいバツが悪い) -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 00:44:57

      • あたしよりは色んな経験をしてるだろうし、自分と違う環境には興味があってね。
        昔は自由に外に出られなかったから、人の話を聞くのが楽しみだったりしてさ。今もそのままだったりする。
        (つかみ所のない印象だった青年が、急に身近に感じられてなんだか嬉しくて、よく喋る)
        今の仕事は自分の意思でだろう?文章書くのをいつごろから好きになったのかとかさ、そういう話はどう?
        -- キリル 2012-06-12 (火) 00:56:55
      • 必要に迫られてという面もあるけど・・・。
        それに以前話したのはどちらかと言うと売り物に為らなかった話で。
        文章として残してるのはもっと殺伐とした内容が多くて―――。

        そうだ、一番世話になっている所の話をしよう。
        ここよりもっと南の山岳地帯へ行った時の話だ。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 01:08:54

      • …必要に迫られたってあたし文章で食おうなんて思わないよ、ふふ。学のない馬鹿だから。
        やっぱり刺激的な内容じゃないと売れないもんなのかねー
        (ふむ、とまた煙をふかして)
        ……ん、いいね。山の方は不思議な話も多いし。
        (腕を組んで、煙管を揺らしながら続きを待つ。紙芝居を見に来た子供のような瞳を向けて)
        -- キリル 2012-06-12 (火) 01:13:52
      • 高山の寒さは故郷と同じか、それよりも厳しかった。
        ただ、雪は滅多に降らず乾いた土地にへばりつくように人が住んでいる。
        言葉も独特でめったに外国人が足を踏み入れることはない。
        そこでの統治者は世俗の王でなく、絶対的な神権をもつ神官によって治められて、と、ここまでは普通なんだが。

        生き神として超常の存在が実際に君臨しているのが特別なところさ。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 01:20:48

      • (分厚く刺繍が施された民族衣装を想像しながら話を聞く。古着屋で見た、見慣れない衣装)
        …そういう国の話は、服くらいしか知らないね。
        珍しいよね。神が身近にいるってのは。まああたし達の国も黒竜様とやらがいるけど…。
        どういう存在なんだい?やっぱり竜かね?
        -- キリル 2012-06-12 (火) 01:38:13
      • もう少し、経緯を詳しく言うと・・・。
        僕を雇っている機関はもっぱら研究者ばかりの集団でね。
        遠い国へ、使者として出向くには向いていない人達ばかりでさ。

        使者というより運び屋といったほうが正確かな。
        ある遺跡の発掘で出土した、その国の高僧の遺骨を返還するお役目を受けてそこへ赴いたんだよ。
        その国の文化は骨に特別な執着があるらしく、どこからか聞きつけてお呼びがかかったと言うわけさ。

        今にして思えば過ぎた役目だったが、その国の言葉を知っているのは周りでは僕だけだったから仕方ない。

        言葉の壁で国同士の揉め事に発展したら大事だとか、
        身の保証はずっと世話してやるとかのせられて、
        気がついたら、遺骨返還にかこつけて神秘の国について
        根掘り葉掘り聞いてこいという事になってしまっていた。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 01:35:43

      • 男女の双子。
        弟君は人間、姉君はヴァンパイア。
        背中合わせに肉体は結合し、
        神官である彼は目が見えず、
        巫女である姉君は口がきけず、
        二人の足は膝から下がなかった。
        こちらの「分類」でいえば人間でも、ヴァンパイアでも、ダンピールでもない。

        そして彼らの統治は既に数百年を超えている。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 01:45:51

      • 山は隔離された環境が多いから、そういう珍しい文化が残ってるのかもね。
        遺体に執着を持たないという民族の話は聞いたことがあるけれど……骨か。

        そんなとこの言葉がわかるなんて…なんだか学者さんみたいだね?あんた。
        (お客の寝物語で知らない国の話を聞くのは良くあること。だけど、そんな山奥の話はやっぱり初めてで)
        (ましてや異形の生き神の話。姿を想像してもなんだか現実味がないくらい)
        (妹と異国の古い本を読んだ時と同じように、どきどきしながら聞く)
        -- キリル 2012-06-12 (火) 01:49:10
      • その国の民からすれば正に神としか、いいようのない存在であり、
        思いやりのない言葉でいってしまえば奇形であり、
        それでも僕は人間だと思った。

        それと、語学に関しては習う時間がたっぷりあっただけの話さ。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 02:00:54

      • 体が繋がってるのに片方だけヴァンパイアっていうのは不思議だね。
        あれは血の中にある何かのせいだって思ってたから…(自分の胸元に手を置いて呟く)
        …ふむ。言葉がわかるのは前に聞いたヴァンパイアの眠り姫のおかげとか?
        ……まあいい。ほら、続き。
        (奇形児が神として祀り上げられるのは聞いたことはあった。詳しい話は初めてだけど)
        (神と扱われる人間はどんな性格なのだろうなどと考えながら続きを催促)
        -- キリル 2012-06-12 (火) 02:09:23
      • 荘厳な歓迎の儀式と遺骨の返還の儀式が数日かけて行われた。
        立ち込める香と黄金で敷き詰められた部屋、聞いたこと無い旋律の音楽、アレこそなんだか夢のような・・・。
        そのあとは、人払いしてじっくりと行きたかったんだが、逆に彼らからの質問攻めの地獄を味わったよ。
        おおよそ好奇心なんてものは、人間、誰でも持っているもので。
        そういったところで一緒だとおもった。
        向こうからしてみれば外国人は神よりも訳の分からない生き物だからかな。
        『……まあいい。ほら、続き。』ってね。
        今の貴方みたいに、友達に話しかけるみたいに。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 02:26:21

      • えっ(同じ台詞、きょとんと目を丸くして)
        ……神様とやらも案外、俗っぽいんだね?(くすりと笑う)
        (質問攻めをする装飾だらけの二人を想像してみる)
        (妹のような幼い子供が二人がかりで話すような、そんな微笑ましい光景が浮かんで)
        いくつぐらいなんだろう?神様はずいぶん子供っぽい感じがするね。
        子供の頃から崇められてたらそんな感じなんだろうか…。
        -- キリル 2012-06-12 (火) 02:36:26
      • そうだね、見た目は童形のままだったよ。
        それと二人がかりの質問攻めといっても姉君は口が不自由だから
        目で訴えてくるのだがかえってそれがこたえた。

        永遠に若くあることも信仰の対象だろうし神権政治といっても
        摂政が補佐する形だったのできっと心は純粋なまま数百年を過ごしているんだろうな。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 02:49:07

      • 弟が姉の言葉を伝えられるってわけでもないのかい?
        本当に普通の人と同じなのか。まあ奇形児というだけだし…寿命に関してはヴァンパイアのせいかね…?
        ……あ。ごめん。あたしまで質問攻めだ(苦笑して、煙管をひと吸い)
        そこにいるだけの神様か。体からして外に出られる感じじゃないから、幸せッちゃあ幸せなんだろうけど…
        ……退屈そうではある。あんたの話、あたし以上に喜んだんだろうね。子供なら尚更。
        -- キリル 2012-06-12 (火) 03:03:40
      • 頭の良い方々だったから飲み込みが早かったな。 それから・・・たとえ姉弟でも、たとえ身体を共有していても、自分と違う心は、他人の心だよ。
        二人共それぞれに違う。
        (具体的にどう、とは言えないようだが思い返しつつ話す)

        退屈かも知れないが、あの国の厳しくも純粋な風土を写した様な方々だった。
        やっぱり少し羨ましくもある、仲の良い姉弟っていうのは。
        (ふぅ、とここで話を区切る)

        ―――話は変わるけど、昨日もまた僕は妹の贈り物に失敗してさ。
        良かったら君の所の妹にでも貰ってくれないかな、この銀のネックレス。
        持て余しちゃってさ。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 03:20:18

      • ……二人ともそれぞれ、か。
        (体を共有していても、魂が混ざり合っても自分と妹は別の人間だった事を思い出し、目を細める)
        (きっと、彼らも自分達と同じような絆を持っているはずだ)
        あたしもいつか、会ってみたいね…(彼らの気持ち、自分の気持ち、似た境遇だから分かり合える事もあるかもしれないと思って)
        その時は通訳を頼もうかな。ボディガードのあてはあるんだけどね。ふふ。

        (不思議な生き神のいる異国に思いをはせて、煙を吐き出す。煙のような霧に包まれた神殿を想い……)
        …ん?何、妹の好みを間違えたのかい?くれるものはもらうよ。んふふ。
        (差し出された銀のネックレスを指でつまむ。きらきら上等なもののようだけど、ちょっと大人っぽすぎるような気もしなくもない)
        女の好みはなかなか男にわかるもんでもないからねぇ。あたしはこういうの好きだけどさ…結構お高そうじゃないか。
        (にんまり笑うと、銀のネックレスを絡ませた指をぴっと立てて)
        面白い話も聞かせてもらったし…贈り物に失敗した時のアドバイスを一つ。
        綺麗な花でも部屋に飾ってやるといい。アレは好み関係なく、悪い気はしないもんだからね。
        -- キリル 2012-06-12 (火) 03:40:38
      • (花か、何度か買っておいては見たものの無視されている気がするが・・・)
        (捨てたりはしてないし、アリかな)
        (ああ、でもすぐに枯れちゃうんだよな)
        (というかやっぱりしゃべり過ぎてしまうなぁ・・・)

        (そうやってまた、袖口のボタンを触る)
        ―――うん。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 03:54:29

      • ……なーに、それも駄目だったの?(おでこをつついて顔を覗き込む)
        気難しい子だねぇ。でも、そう言うところがかわいいのかね?
        うちの妹は何でも喜んだもんだけど…ふふ、お嬢様だと大変だね。

        妹を喜ばせたいって気持ちはきっと伝わってるから。
        そんなにしょげなくても大丈夫さ。
        ほら、そんなにボタンいじったら取れてしまうよ。
        (妹に世話を焼くのと同じように、彼の手をそっと取って、ぽんぽんと頭を撫でる)
        ……なんだい、今日はずいぶんかわいいじゃないか。
        -- キリル 2012-06-12 (火) 04:04:42
      • 美人に弱いだけだよ。
        君の微笑みは、長い冬の終わりを告げる太陽の日差しの様なものじゃないか。
        (これは気障と言うよりも北国出身のものがよく使う慣用句) -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 20:24:07

      • 今日は態度が違うのがそんなせい?化粧上手くなったかね、あたし。
        (からかうように言い手を放して、目を細め)
        …ふふっ、懐かしい言い回しだね。あの国で好きなものの一つだ。
        -- キリル 2012-06-12 (火) 23:10:20
      • いや、化粧なんて、そんな表面のことではなく。
        ―――上手くは言えないけど、以前よりもその瞳に心の芯の強さを感じるんだ。 -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 23:25:47

      • (彼の言葉に一瞬だけ目を伏せて、また顔を上げる。少しだけ寂しそうな笑み)
        ……妹離れ、したからかな。あたしの妹、知り合いの夫婦にもらわれてってさ。
        (左耳につけている銀の輪っかのピアスに触れて呟く)
        それに…………こっちに来て色々あったからねぇ。
        -- キリル 2012-06-12 (火) 23:38:43
      • 寂しくはあっても悲しんではいないんだね。
        (僕がさわりたいのはその魂の輝きなんだ、と心のなかでつけ加える) -- グリゴリ 2012-06-12 (火) 23:48:10
      • まだ実感がわかないだけかも。家族みたいに思ってた居候も一緒にいなくなって。
        (つい数ヶ月前の話。だけどずいぶん昔のように感じて自分でも戸惑う)
        でも……そうだね、きっと悲しくはない。妹は幸せになるんだから。

        ……だからあたしも、これからは自分だけの幸せを見つけようって思えるんだよ。
        -- キリル 2012-06-13 (水) 00:00:37
      • (やっぱり、僕は羨ましく思う。)
        (そして、美しいと感じる。)
        想いの強さか。
        (おもわず独り言を呟く) -- グリゴリ 2012-06-13 (水) 00:11:58

      • (呟きに首を傾げて笑って見せて)
        ふふ、気性は荒いってよく言われる。 それに長く落ち込んでいられるほど繊細に作られてはいないのさ。きっと。
        (……あたしは作られた人間、ホムンクルスだから)
        (言おうと思って、やめた。もうそうやって自分を偽者扱いするのはやめろと誰かに言われたのを思い出して)
        -- キリル 2012-06-13 (水) 00:23:17
      • なんだか、思わぬところで励みになった。
        今の自分の生活が変わるわけでもなのだけれど・・・。
        今日ここで話せて良かったよ。 -- グリゴリ 2012-06-13 (水) 00:43:29

      • どういたしまして。
        まあどんな劇的なことがあっても、人間そんなに変わらないものだよ。
        あたしがそうだもの(話しながら銀のネックレスをつけて、髪をかきあげ)
        ……んふふ、似合う?もらいっぱなしじゃ申し訳ないし、あたしなんかが役に立ったんなら嬉しいよ。
        -- キリル 2012-06-13 (水) 00:56:39
      • その首にかかるとただの銀細工も満天の星空に見えるよ。
        (わざとそんなふうに言う) -- グリゴリ 2012-06-13 (水) 01:15:09

      • 気障な詩人みたいな事言うんじゃないよ(ほっぺぺしぺししてから軽く引っぱる)
        ま、悪い気はしないよ。ありがと。壊さないよう努力する。
        -- キリル 2012-06-13 (水) 01:20:15
      • いやいや、お気づかいなく。
        (いずれ彼女にはもっと似合う豪華なアクセサリが誰かから贈られるだろう、でもその間だけでも大事にしてくれるならそれもそれでいいか、そんな風に思う。)
        さて、それじゃそろそろ行くよ。 -- グリゴリ 2012-06-13 (水) 01:29:36

      • 変な事言うね。ふふ。
        ん、またね。この街にはもう少しいるつもりだから、今度は買いにおいで。
        (彼はそういう事はしないだろうとわかっているのだけど。久しぶりに自分から誘ってみる。彼女なりの好意の示し方)
        あんたなら話だけでもいいからさ(そしてもう一言付け加えて、見送るのだった)
        -- キリル 2012-06-13 (水) 01:44:14
      • 帰り道でダイヤと黄金が山ほど落ちてたらすぐさま引き返してきてそうするよ。(そんな事を言って去っていった) -- グリゴリ 2012-06-13 (水) 01:51:07

  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif -- 2012-05-28 (月) 03:19:15
    • (2・3日休業しまふ) -- キリル 2012-05-28 (月) 03:21:04
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp020898.png -- マルチナ 2012-06-01 (金) 21:32:11
      • うちの妹はかわいいなぁ!!!!!!!!!! -- キリル 2012-06-01 (金) 21:32:35
      • もうとっくに2・3日たってたことに恐怖を感じつつもう少し休業…すまない… -- キリル 2012-06-01 (金) 21:59:48
      • チナさんはかわいいなぁ! に同意します! キリル姉さんは無理しないでくださいね -- アー 2012-06-01 (金) 22:09:59
      • 妹さんかわかわ(妹さんかわかわ)無理せず頑張ってな!とか私が言うと存外プレッシャーになったりしないだろうか。
        そんな心配をしつつキリルの健勝を祈る神父であった。 -- マックス? 2012-06-01 (金) 22:13:29
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif
    • 「お店……閉めてしまうんですね」
      一人酒を飲むキリルの隣に座るなり、男はそう言った。
      色々気まずいやら忙しいやらで随分と間が開いてしまったもので、実の所店内に入ってから声を掛けるまで暫く掛かったのは内緒だ。 -- マックス? 2012-05-27 (日) 00:15:23
      • (彼が隣に座ると、パタンと日記帳を閉じて)…ん、ここも古いからね。改装なんだって。
        あたしもしばらく休業…戻ってくるつもりではいるけどね。
        …久しぶり、神父様(ごく自然に隣の彼を見て微笑んでみせる)
        (//ごめんー続きはまた明日以降で…!文通気味になるかもー。
        -- キリル 2012-05-27 (日) 02:09:02
      • (//了解いたした(ズォォォォォォォオ)カラダニキヲツケテネ!かく言う私は寝ちゃってましたので安心
        なるほど、と呟きバーカウンターをそっと撫でてみる。年季の入った良い風合いの木材の感触が指先に伝わる。
        「え、ええ……お久しぶりです」
        自然な微笑みに、胸がどきりと跳ねた。こんな風に若い、それも美しい女性に笑い掛けられることなどとんとご無沙汰であった。
        先日の一件も相まって頬に朱が差すのを自覚しつつ、誤魔化すようにバーテンダーにヴィンテージワインを注文した。更にはボトルキープ。
        「──戻る、ということはお休みの間は何処かご旅行へ?」 -- マックス? 2012-05-27 (日) 22:12:44
      • (//ごめんなさい。やっぱりしばらくお休みします) -- キリル 2012-05-28 (月) 03:19:00
  • キリルのお姉さんは、なんだかいつも不機嫌というかだるいというか、のんびりというか…なんかそんな感じですけど、元気ですか? -- アー 2012-05-18 (金) 01:20:03
    • あたしは美味い酒があれば元気よ?(そういいながらもカウンターでだるそうにして答える) -- キリル 2012-05-18 (金) 01:35:51
      • あんまり元気そうには見えないですけど……(溌剌としてなければ元気に見えない子ども脳)
        でもお酒ってそんなに美味しいんですか? 飲みすぎはよくないですよ? -- アー 2012-05-18 (金) 01:47:21
      • んふふ、これで精一杯の元気なの(だいぶ飲んでるのか、カウンターの向こうのバーテンは苦笑して肩を竦めている)
        なんだい酒も飲んだことないのかい?あー…まあ味が気に入るまで時間がかかるけどね…。
        あんたも飲む?こないだシーマ村のヴェールのとこで仕入れはじめた蜂蜜酒が冷えてるよ。甘いの。
        (ほら、出しなよ。とバーテンを脅すように言うと、すぐに金色の綺麗なお酒の入っているグラスがカウンターに乗った)
        -- キリル 2012-05-18 (金) 14:44:12
      • …あんまり表に出ないタイプなんですかね(なんだか納得できないような微妙な表情)
        わ、私は一応年齢的には未成年ですから! お酒は飲んだことありません! お酒を飲んだ人の血を吸ったことはありますけど……あんまり分かりませんでした
        (澄んだ金色を湛えるグラスを前に、感嘆の声を漏らす。味はまだ分からないけど、とても綺麗で……なんだか、きっと美味しいんじゃないかと思えてくる)いいんですか…? なんだかどきどきです -- アー 2012-05-18 (金) 19:10:14
      • ま、大人だからね。それでもあたしは感情出してる方だとは思うけど。
        ふふ、未成年は成人するまでに飲めるようになっておくもんだよ。血と同じくらい美味いものさ。
        ちょっと位飲んでも騎士団は見逃してくれるさ、まずは一口、無理だったらそれだけでまた練習すればいい。
        (蜂蜜の甘い匂いと、お酒独特のアルコールの匂い、そしてちょっとだけ深い森の空気の香り。そんな蜂蜜酒のグラスを差し出す)
        -- キリル 2012-05-18 (金) 21:07:24
      • そうなんですか…?(じーっとキリルさんの顔を見つめる。整った顔で綺麗だけど、溌剌には見えない。でも不機嫌ではなさそう)
        お酒を飲むような機会もなかったですからね。ここに来る前は森の中ですごしてましたし…
        どきどきですね…。それじゃあ、ひとくち……(両手で挟むようにグラス持ち、唇を濡らす程度で飲む。甘い味が口に広がる……美味しい、かも) -- アー 2012-05-18 (金) 21:59:13
      • (//ごめん風邪薬飲んだら眠気がすごくてちょっと寝てくる…! -- キリル 2012-05-18 (金) 22:13:13
      • (//無理しないでください!? 風邪引いてるときくらい休んでください。おやすみなさい) -- アー 2012-05-18 (金) 22:17:32
      • (//ようやく復帰してみたり…都合悪かったらこのままでいいんで!待たせてすまない…
        (見つめられても表情はそのまま。ゆるい笑顔で自分のグラスにも同じ酒を注ぐ)
        森の中じゃエルフの里から酒を盗むくらいしか飲む機会ないもんねぇ。
        ……どう?ちょっと喉が熱くなるけど、美味しいもんでしょ?
        (一口飲んで、満更でもない様子に笑って自分もお酒を一口)…ん、おいし。
        -- キリル 2012-05-20 (日) 12:13:40
      • (//私は大丈夫です! けど…キリルのお姉さんは大丈夫ですか? 無理はしないでくださいね)
        そうですね…でも私は盗んだりしませんよ! それに、エルフと会うことは滅多にありませんし
        (なんだか…とろんとした目で)はい。あまくて美味しいです…こんなの、初めて飲みました(グラスを傾け、口に含む。濡れた喉が熱くなるが、過ぎれば心地よい温かさ) -- アー 2012-05-20 (日) 22:10:13
      • (//ありがとうーのんびりまたおねがいしまふ
        …そうなの?あんたみたいな綺麗な鳥のような種族はエルフと仲が良さそうだと思ってさ。
        故郷の近くにはあんたみたいに翼の生えた人間が居てね、翼は背中になんだけど(自分もグラスを傾け、彼女の翼を指差し)
        毎年お祭りがあるたびに綺麗に着飾ってやってきてね、舞を踊るのさ。子供の頃それを見るのがすきだったのを思い出したよ。
        そんなに赤い鮮やかな翼もちは見た事がなかったけど……って、だいじょぶかい?強いからね、初めてなら程ほどでやめとくんだよ?
        -- キリル 2012-05-20 (日) 22:32:15
      • 仲の良いエルフの人はいますけどね…エルフとは、棲んでる場所が違うんです。私は人間の入って来れない深い森に棲んでたんですけど、エルフは本当に森の奥の奥に住んでるんですよ(お酒のせいで、にへらーと締まらない顔)
        そうなんですかー羽の生えた人…仲間かな? お祭りで舞を踊る人って綺麗ですよね。会ってみたいですねー(ふわふわ)
        この色は…好きです。褒められたことがあります(にまにま)私はぜんぜん大丈夫ですよーおいしいですね、これ(くすくす笑いながら。きっと笑い上戸) -- アー 2012-05-20 (日) 23:13:54
      • あたしもここに来てエルフに知り合いができたよ。ほんとに居るもんなんだなって驚いた。
        でもあんたもエルフ以上に珍しい種族だろうに。なんでまた娼婦なんかになってるんだい?適当な金持ちに貢がせれば良さそうなもんなのにね。
        故郷に居たのは有翼族と言ってどちらかと言うと人に近い一族だよ。昔はこの街にもいたらしいけどね…(また蜂蜜酒をあおり、揺れる金の液体を見つめ)
        夏至のお祭りや黒竜様のお祭りにきらきらした衣装をつけて踊っててね。きっとあんたも似合うだろうし言えば踊りに混ぜてくれるだろうさ。
        北の雪国ってとこ。まあ、辺境もいいとこだから、縁があったらね?
        あー…酔ってるねこの子…ほら、それくらいにしときな。冷たい水飲んで、ね?(くすくす笑いながらバーテンに水を出させて、蜂蜜酒のボトルをそっと横によける)
        -- キリル 2012-05-20 (日) 23:43:49
      • 街に出てくることじたいが奇跡的な確率みたいですしね。知り合いになれたらすごいですよ! 私は…珍しすぎて他の人に認知されてない種族ですから、逆にあんまり珍しがられないです!
        人に近い、翼の生えた人……綺麗ですね(完全に想像の中だけだけど、その中では綺麗な羽を羽ばたかせる女性が)すてきです。とっても綺麗! 私なんかが着ても…それに、踊りも分かりませんし! 北のほうかぁ……
        酔ってませんよぉ…私はだいじょうぶです!(蜂蜜酒と水のグラスが入れ替わってるのにも気づかず、こくりとグラスを傾ける) -- アー 2012-05-21 (月) 21:58:08
      • ふふ、そのエルフが作ったのがこの酒さ。半年前くらいから仕入れるようになってね、あたしはこの蜂蜜酒と赤ワインがお気に入り。
        「珍しい」と思うのはあたしが有翼族を知ってるからかな…背中に翼のある種族はたまーに見るけど、あんたみたいに腕がって言うのは初めて見たよ。
        着る服は選びそうだけど、異国の宗教画の神様みたいで素敵じゃないか。
        あの国は信心深いというか、迷信深いのが多くてね、偉そうにしたらきっと滞在費には困らないよ。
        …ふう、酔ってる子は酔ってないって言うもんだ。それ飲んでまたお酒は今度にしておくんだね(蜂蜜酒を片付けて、頭を撫で撫で)
        ……客の前で飲むときは気をつけるんだよ?(酔いつぶれたらなにされるかわかったもんじゃない。心配になってそんな台詞)
        -- キリル 2012-05-21 (月) 23:43:32
      • (//寝落ちが多くてごめんなさい……)
        エルフの人が、これを……すごくおいしいです(こくこく飲む…水のグラスだけど)
        やっぱり腕が羽ってめずらしいんですねー。素敵ですか? えへへ、ありがとうございます(にまにまてれてれ)
        わたしだいじょうぶなのに……(既に呂律が怪しい)だいじょうぶですよぉ、お店ではのみませんからーえへへ〜(頭がゆらゆらしてる) -- アー 2012-05-22 (火) 20:53:47
      • (//いいんだ(気づかなかったので土下座の構え)一応これで〆ておくねーお話ありがと!
        (あれこの子気づいてないな…という視線。冷たい水の入ったピッチャーを置いて)うん、ついでだ、これもいっぱい飲んどきな。
        見た目より大人なのかと思ってたけど…そうでもないみたいだね。悪い奴に騙されないよう気をつけな。
        ……あーほら、そんな頭揺らしたら吐き気がでてくるかもだから…。
        (ため息をついて彼女に冷たい水を飲ませて、そのあとはおんぶして娼館の自室まで連れて行く)

        (……カウンターに戻ると彼女の色鮮やかな赤い羽根が一枚落ちていて、それを眺めながらまた一人酒を楽しむのだった)
        -- キリル 2012-05-23 (水) 22:39:20
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif
    • 体調の方はもういいのかい?(休憩時間に顔を覗かせる用心棒) -- スレット? 2012-05-16 (水) 23:11:26
      • (相変わらず部屋は酒の匂いと香水の匂い。その中で明かりもつけずに窓をあけて、月見酒)
        (彼が声をかけるとグラスをあおりながら振り返る。珍しく泥酔しているような、赤い顔)…んー?…なんだ、スレットか。
        大丈夫。ちょっと疲れが出ただけだからね。旨い酒飲んでりゃ治るよ。ふふふ。スレットも飲む?ヴェールのとこの赤ワイン。
        -- キリル 2012-05-16 (水) 23:28:09
      • そうか、よかった。でもなんだって言い方は失礼だな?折角顔を出してやったのに(不満げに唇を尖らせて)
        …なんて、実を言うとオレも一杯付き合って貰おうと思ってたんだ。娼館の方も段々落ち着いてきて、用心棒の仕事も暇なものだよ。
        (遠慮なく部屋にお邪魔すると、空いた椅子に腰を下ろして) -- スレット? 2012-05-16 (水) 23:39:57
      • ごめんごめん。オーナーがまた小言を言いにきたのかと思って。…ん、注いで。
        (ベッドに寝っ転がりながら空になったグラスをサイドテーブルに置く。隣には数本の空瓶と、開けたばかりの赤ワイン)
        おかげでへんな客も減ったしねーあたしも客と喧嘩する回数も減ったし…感謝してる。
        暇なら今日飲み明かしちゃおうよ。グラスそこに客用のがあるからさ。
        ……所で何で椅子に座ってんのよ。ベッドに座りなさいベッドに。ほれほれ(ぽっふぽっふ片手て自分の隣をを叩く)
        -- キリル 2012-05-16 (水) 23:52:29
      • よく言われてるのかい?小言。(文句も言わずキリルのグラスに酒を注ぐ)
        しかしだらしないな…そのうち体調以外の理由でも客が来なくなっちまうよ?
        好きでやってる仕事だったら、そう喧嘩ばかりするもんじゃない。(立ち上がって客用のグラスを取り席に戻る)
        そこはお客が座る場所だろ?オレは用心棒、椅子でいいさ。(手酌でグラスにワインを注ぐ) -- スレット? 2012-05-17 (木) 00:11:16
      • んっふふ、ありがと(転がったままワインの注がれたグラスに口をつけ、にんまり笑う)
        そうさね、ご飯はちゃんと食べたの?とか、お酒ばっかり飲んじゃ駄目だとか、まーうるさくて…母親気取りだよまったく。
        …あんたもあの鬼の子みたいに言うのかい?だいじょーぶよ仕事の時はそりゃあ上手く演じてるからさ。
        (ぐいーっと飲み干すとまたサイドテーブルにグラスを置いて催促。今まで見たことないくらいハイペースで)
        (少年がこちらに来る気がないのがわかると椅子の足に手を伸ばしてずるずるひっぱりつつ)
        あによ、いつまでたっても馴れない野良猫みたいな距離とってさ。じゃあ椅子を近づけなさいよ。
        -- キリル 2012-05-17 (木) 00:26:58
      • 今日はやけに絡むな…ちょっと呑みすぎじゃないのか。(キリルの呑み進めるペースに目を丸くして)
        たしかにそれは母親だな…でも、心配してくれるだけいいじゃないか。あんただって妹には口うるさい姉だったりするんじゃないか?(意地悪そうな表情で)
        待て、待て、今寄せるから…強引だなあ。
        そういえば、はにばにの脱衣大会。行間で見学してたけど中々可愛い服着てたじゃないか。あれは誰の趣味なんだい?
        (椅子をキリルのベッドに寄せながらも、ささやかな逆襲) -- スレット? 2012-05-17 (木) 00:42:34
      • (スレットが観念してベッドに椅子を寄せて座ると、その膝に頭を乗っけてみる)
        (フフンと名瀬が自慢げな顔で呆れ顔の少年を見上げた)…いいの。こういう日もたまにはいいじゃない。
        客にはこんなことできないし。あたしだってたまには甘えたい事だってあんの。ほら甘やかしなさいよ用心棒。
        (完全な絡み酒。ふーと酒臭いため息をついて)
        …妹はさ、よくできた子なもんだからあたしが口を出すまでもなくてね。
        ん?あれあんたも見てたの?(野球拳の事に触れられるととたんに苦虫を噛み潰したような顔になり)
        ……衣装はーありゃオーナーのお手製なんだよ。着ないって言ったら泣き出すし…仕方なくだよ。わ、忘れろ!!
        -- キリル 2012-05-17 (木) 01:20:13
      • オレは別にホストじゃないし、膝は枕でもないぞ…(面倒くさいのでとりあえずそのまま)
        甘えたいならそういう店もあるんだろ?そっちの方があんた好みの二枚目も大勢そろってるさ。
        へぇ、姉に似ずいい子に育ったじゃないか。上の出来が悪いと下が優秀になるって本当かな?
        んー…流石に重い、ほら戻れよ。(強引にキリルをベッドに戻らせて)
        そうかい?意外に似合ってたと思うんだけどな…なんなら毎日あの格好でここに通ってきてほしいくらいさ。
        (へらへらと笑いながら手酌で注いだワインを呷る)
        あんたも小さい頃はあんな格好させられてたのかい…?なんだか想像できないな。(ぐだぐだと酔っぱらう娼婦を眺めて頬杖をつく) -- スレット? 2012-05-17 (木) 01:51:10
      • (ずるずるーっとベッドに頭を追いやられて、不満げな顔)おのれ…冷たいな野良猫め。狗だけど。
        もうちょっと媚を売らないと。そんなんじゃ生き辛いでしょうに(上半身を起こして、自分のグラスに酒を注ぐ)
        ……男はそういうの必要ないのかねぇ(ワインを一口、また彼を見る)
        ああいうホストの店はなんか居心地悪くて…金つぎ込む女の気が知れないよ。偽物の好意なんて、自分の仕事で見飽きてる。
        (衣装の事を茶化して笑う姿を赤くなった顔で睨み)冗談も程ほどにしないと押し倒すよ。
        子供の頃はああいうの着た事なかったね。いつも白いワンピースで……まあ、施設育ちだからね。
        (人扱いすらされていなかった。それは口にせずワインを煽る)だから、ああいう服は苦手。シンプルなのがいいわ。
        -- キリル 2012-05-17 (木) 02:15:53
      • 生き辛いから刀を握るし、生き辛いから旅をするのさ。(ふてくされる女の顔に笑顔で応えて)
        必要ないって事はないけど、女より楽なのはたしかだろうな…(労うように肩をすくめて)
        自分の仕事は気に入らない?卑下するような言葉は言うものじゃないさ。
        押し倒すよりも深酔いしすぎて倒れるなよ?(更に赤くなるキリルの顔に笑みを堪えて)
        そうか、勿体無いな…折角だから今着飾ったって構わないさ。
        夜の蝶もお似合いだけど、ああいう明るい衣装もさ。別にからかって言ってる訳じゃないからな?(誤解されぬよう軽く睨みつつ) -- スレット? 2012-05-17 (木) 02:30:19
      • (//ぶんつースイッチを押す) -- スレット? 2012-05-17 (木) 03:02:41
      • (///了解いたした。遅くてごめんね…!!) -- キリル 2012-05-17 (木) 03:15:09
      • あたしもそうできたらね…守るものがあるとそうもいかなくて。あ、嫌なわけじゃないんだよ?
        ないもの強請りってやつかな。いつかマルチナが成人でもしたら、どこかへ旅にでも出ようかな。
        (ベッドの中で、夢を語る。寝物語というやつだ。…本気じゃない。でもどこかで憧れていて)
        …前にも言ったかもしれないけど、仕事は嫌なわけじゃないんだよ。でも、好きでもない…これしかなかったから、あたしが生きるには。
        なんだい、あんた相変わらず可愛くないね。少しは赤くなったりしなよまったく(ため息をついて、ベッドの上に頬杖をつく)
        えー…本気で言ってるのかいあんた。まあ町娘みたいな格好にあこがれたことはないといったら嘘になるけど……。
        そうだね、今度一着くらい買ってみようかな。白くて、綺麗で、お嬢さんみたいな服をさ。
        はにばにもしばらく休みの時期があるし、その間普通の女として生きてみるのも悪くないねぇ……見ても笑うなよ?
        -- キリル 2012-05-17 (木) 03:14:08
      • 笑う?理由がない。たまには違った自分を生きるのもいいさ…その時はオレにも見せてくれよ。
        ついでにあのでっかいリボンも付けてくれるとありがたい。(からかうような笑顔を見せ)
        なに、守るもののない人生なんてつまらないものさ。あんたは妹を庇護する代わりに大切な何かを得ているんだ。
        旅なんてそう気張るものじゃない、知らない街を一人で歩くのだって小旅行さ。妹と一緒に列車に乗るのもいいんじゃないか?
        (気だるげに尾を揺らしながら、グラスに残ったワインを飲む)
        はは、何度もその手は食わないさ。用心棒に必要なのは可愛げじゃなくて自律心…急に訪ねて悪かったね、気晴らしになったよ。
        (空になったグラスを置き、別れを告げて席から立つ) -- スレット? 2012-05-17 (木) 23:17:04
      • ……やっぱりからかってないかい?まあ、見せるって言ったからには見せるけどさ。リボンはなし!
        (意地悪な笑みを浮かべる青年に手を伸ばしてわき腹をつつく攻撃)
        ああ、妹をどこかに連れてってやるのもいいね。あの子もここが気に入ってるみたいだから、あんまり遠出は嫌がりそうだけど。
        その時はあんたに用心棒を頼もうかね、個人的な。女の二人旅なんて物騒だし。
        (そんな三人の姿を思い浮かべて、くすくす笑う)…なんだかでこぼこな感じだけど、きっと楽しいよ。
        (話しながらグラスにワインを注いで、ボトルをもう一つのグラスに近づけると、彼が席を立った)
        (自分も起き上がると、残念そうな顔)……なんだ、もう行くの。
        (自律心と彼が言ってる側からそんな台詞)
        (客を取る気分にもなれなくて、一人でもいたくないそんな気分だったから)
        ……ほんと、野良猫みたいだね。餌もらってちょっと構わせると、離れてってしまうの……泊まってけばいいのにさ。
        いいよ、またおいで、酌でもしにね?(微笑んで、ワインのボトルを揺らす)
        -- キリル 2012-05-17 (木) 23:57:54
      • りょーかい。(揺れるワインのボトルに答えて)
        それと、用心棒代は高くつくよ?そうだな…せめて切符代と昼飯代くらいは、そっちに持ってもらわないとな……?
        それじゃ。(指で挨拶を返すと、娼婦の部屋を出て行った) -- スレット? 2012-05-18 (金) 00:40:32
      • それくらいは出すよ。ずいぶん安いじゃないか。ふふっ。またね?
        (ゆらゆらゆれる銀色の尻尾を見送ると、残ったお酒を彼の置いてったグラスに注いで)
        (それを一つ、窓際に)

        ……じゃあ、お月様に付き合ってもらいましょうかね。

        (呟いて一人部屋の中で、ぼんやり酒を楽しむのだった)
        -- キリル 2012-05-18 (金) 01:33:10
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif -- 2012-05-11 (金) 05:33:44
    • すまんね、お休み中にしとくよ。 -- キリル 2012-05-11 (金) 05:36:13
      • 最低な発言で酒場が消えてしまいました姉様!! -- マルチナ 2012-05-12 (土) 14:51:03
      • 16日位から復帰〜仕事と体調次第だけど。
        すっごいレス遅いから開けにくいんだよねここ…。というわけで風呂へ行くあたしだ。
        野球拳何着て脱ぐか考えなきゃなー何がいいかな…。
        -- キリル 2012-05-12 (土) 14:53:49
      • (ちょこーん) -- メロテリア(乳児) 2012-05-14 (月) 02:27:57
      • ごめんねちょっと風邪で寝込んでたよ。よいしょっと…ふふ、まだ小さいのかいあんた。
        (抱き上げてなでなで、ちょっとぎこちない)あ、あたし子供なんて抱くの初めてなんだけどこんなんでいいのかね…
        -- キリル 2012-05-15 (火) 19:17:02
      • あやや、だいじょうぶなんれすかぁ? ちゃんとなおるまでぐっすり〜ですよぅ? うぅ、このすがただとおきゃくさんもこなくて……っ!
        (因みにしっかりなめくじしてるので背面触るとぬるべちょです)あは〜、いいかんじれすよぅ? きょ〜はわたしをまかしたキリルさんにあまえようデーれすぅ(すりすり) -- メロテリア(乳児) 2012-05-15 (火) 19:26:18
      • うん、とりあえず今の時点で高熱はなし。鼻水出るけど(ふがふが)こんなんじゃあたしも客取れないわ…。
        (抱っこした腕がぬるべちょっとした音をたてた。あっと思ったけどあとで洗濯すればいいかと抱きなおす)
        しょうがないねぇ…(抱いたままゆらゆら。母親はこうやってあやすものかなとやってみたり)
        やっぱり体は水で戻すのかい?それともしばらくしたら治るのかね?
        -- キリル 2012-05-16 (水) 00:21:47
      • はなみず、つらいですよねぇ〜……かたほうだけつまったりとか〜……め〜っちゃいらいらするですぅ……
        んふふぅ、キリルさんおじょ〜ずですぅ〜♪ いいママさんになれるかもですねぇ〜?
        いえいえ〜……せ〜えきですぅ、せ〜えきでおおきくなるのれすぅ。ですから、おきゃくこないのはしかつもんだいなのれすぅ…… -- メロテリア(乳児) 2012-05-16 (水) 00:29:32
      • ふふっ、あたしが「ママ」か。いつかそんな日が来るのかねぇ(そんな日はこないってわかっているのだけど、呟く)
        …あ?!精液?!そ、その姿相手にはなかなかやりたいって奴もなぁ…いざとなったら誰か用心棒でも逆レ…
        (……などと物騒なことを話しながらあやし、うとうと眠るまで抱き続けるのだった)
        -- キリル 2012-05-16 (水) 21:51:07
  • ゴブリン討伐同行お疲れ様した。 -- グリゴリ 2012-05-09 (水) 22:12:42
    • はいよお疲れ様ー。あんたも同郷よね?ほら、肌の色似てるし(腕まくって手を並べてみる) -- キリル 2012-05-09 (水) 22:40:00
      • そうみたいだね?僕は黒曜石の出だ、国を離れて随分久しい。同郷の人とは久しぶりだ。(口と一緒に手をぐーぱーさせながら言う) -- グリゴリ 2012-05-09 (水) 22:49:51
      • あたしは青月石。都市の境の辺りにいたから結構近い…もしかして会った事があるかも?
        …まあでもあんた育ちが良さそうだから、場末の娼婦とは縁無いか。ふふっ。
        (あまり好きではない故郷でも離れれば寂しく思う。久しぶりに同じ国の人に会えてはしゃいだ様子で話す)
        -- キリル 2012-05-09 (水) 23:25:43
      • 青月石か。あそこは織物やドレスの取引で貿易商だった父と縁が深かったよ。
        (脳裏に故郷の街を思い出す。ややあって、) 育ちが良い、ね。
        確かに、宮廷の魔術師となるよう躾けられて来たのは本当だ。
        良い勘してるじゃないか、ふふ。
        (グリゴリとて決して故郷に良い思い出はない、でも、やはり彼女と同じく嬉しそうにしている) -- グリゴリ 2012-05-09 (水) 23:39:07
      • あの国では貴族やら魔術師やらに縁があってね。貴族のように飾り立てられてお坊ちゃまの相手をしたこともあったもんでさ。
        特に魔術師はよく客として来たよ。だからなんとなくね?(改めて顔を覗き込んで、うんうんと頷く)
        黒曜との境に大きな街があったろ?有名な…あー名前は忘れたけど芸術家の工房が何個か集まっててさ。
        あたしあの街で娼婦やってたの。よくドレス仕立ててたなー魔術師は羽振りもいいからね。
        たまたまこっちに住んでる子に誘われてここに来たんだけど、あんたは?魔術師の修行かなんかかい?
        ここにはミハイロフの家の子も結構きてたみたいだからね。
        -- キリル 2012-05-09 (水) 23:59:49
      • 残念ながら魔術の才能は無くてね、子どもを喜ばせる様な幻を一瞬出すだけが取柄さ。
        こんな風にね。

        (翡翠で出来た小鳥がグリゴリの左手でさえずり、そして消える。確か、故郷の工芸品の一つだ。)

        本物の魔術師はあまりこういった手品じみたのは使わないだろう?
        そういう意味でもミハイロフ家は雲の上の存在。
        結局、今は剣とペンで身を立てている。 -- グリゴリ 2012-05-10 (木) 00:08:41
      • …おや、こういうのも立派な才能だと思うけどね?懐かしいおもちゃだ。
        (消える前に翡翠の小鳥をつんとつついて)
        そうだね、魔術師はもっと派手なものを好むというか、いちいち仰々しい。
        あたしも魔法使えるけど…燃やすしか脳が無くてねー…ミハイロフやセルフェールは、人を造り出したりするのだろう?
        何を食ってたらそんな魔術思いつくんだかね(肩を竦めてくすっと笑う)
        (青年が物書きらしいとわかるとぱっと顔を輝かせる。研究所にいた頃は退屈を紛らわせられるのは本だけだったし、自然と本好きになっていた)
        へえ、物書きさんなのかい?やっぱり冒険譚?…意外と恋愛小説とか?どんなのを書いてるのさ。
        -- キリル 2012-05-10 (木) 00:50:36
      • 命は神の領域ゆえにそこへ踏み入るのは挑戦となるから、だと思う…。
        (一瞬、表情にカゲがよぎる)
        ペンのほうはそうだな。
        どちらかと言うと冒険譚に近いのかな。
        例えば、「1000年の安眠を求めて究極の棺を探すヴァンパイアの話」とかそういう類だ。 -- グリゴリ 2012-05-10 (木) 00:59:25
      • …挑戦は結構だけどさ、それで生まれた存在はかわいそうなもんだよね。人なのに人と認められない。
        (自分と妹の事。皮肉を呟き、また表情を笑顔に戻す)
        (青年にも何か思うところがあるのだろうか。少しだけ表情が変わったから気になった)
        (…けれどそこを突っ込むほど親しくもないし、頭の中でぐるぐる好奇心と戦って、理性が勝利するまでちょっと時間がかかった)
        ヴァンパイアって言ったら人を襲いハンターと激しい戦いを繰り広げる!っていうのが流行りそうだけど
        そういうのも面白そうだね。死ねないならずっと眠っていたいとか、そういう気持ちの主人公?
        -- キリル 2012-05-10 (木) 01:11:55
      • ん?
        ああ、僕のはドキュメンタリー。
        実話だよ。
        件の主は現在ドワーフと棺のデザインの打ち合わせに入ってかれこれ29年目らしい。

        この話をまとめるには僕自身がヴァンパイアになる必要があるので諦めている。 -- グリゴリ 2012-05-10 (木) 01:17:51
      • へっ……実話なの?!
        ……事実は小説より奇なりとはよく言ったもんだ……。
        29年…でもまだ決まってないんだろ?それ以上かけて考えたデザインのものをまたその倍以上かけて作るんだろうね?
        なんとまぁ、気の長い話だ……世界の終末のラッパの音が聞こえてきてもまだ完成してなさそう。
        (呆れた顔で盛大にため息)
        ま、話としては面白いね。ヴァンパイア面白話。酒の席で披露したら受けが良さそうだ。
        …いいね、そういう仕事。本を読むより楽しそうだね。
        -- キリル 2012-05-10 (木) 01:35:34
      • 気の長い話といえば極め付けの話が一つあるよ。
        先に言っておくけど、極めつけだけあって面白さは微妙だ。

        ある遺跡で発見されたおそらく、魔法に関係する水晶の話。

        そいつは夏至と冬至の年二回だけ、七色の虹を映し出す水晶・・・みたいな板だ。
        毎回違う色の組み合わせを映し出すが、長らくそれが一体何に使うものか知れてなかった。

        ふと気になってね。
        虹といっても赤みが多かったり、青み強い年もある。
        実際に現物を見て目を近づけてみると、格子状に親指の爪くらいの板が並んで、
        それが光を放っていることも分かった。

        よく見るとね、虹の色の配列の中に歯抜けがあるんだ。
        つまり、虹とは言うが無色を含めると八色だった。
        これは何かの意図があるのかなって数百年分の出現パターンの記録を見ることが出来たので調べてみたんだ。
        そして組み合わせの中の一部が、竜言語に近い構造である事に偶然気がついた。

        古い竜言語は目的語と命令だけの単純な言葉だがそれを組み合わせるとかなり強力な魔法になるんだ。

        例えば「光あれ」とかね。
        ただ、竜言語を竜言語として話せる術の使い手は皆無に等しい。
        発声が人間の限界を超えているのが一番の理由だ。

        眠たくなってきたかい?でもせっかくだからオチまで言うよ。

        ピンとは来ないかもしれないが、かいつまんで言うと色には1844京6744兆737億955万程度の組み合わせが存在して
        板は無作為に年二回だけそれを表示している。

        予測では、その内の43億ほどが魔法の基礎理論構築に利用可能で320兆ほどの組み合わせが役立たず。
        残りの部分は想像もつかない。

        僕の勝手な予測だけど。

        43億のうち利用可能といってもおそらく、世界中の海の中から砂の一粒を砂金に変えるとかそういうのも含めてだね。
        色の配列を人間の理解しやすいレベルに落としこむにもそれこそ竜にでも頼まないと無理だろうな。


        一応900京年ほど記録し続ければ、全体像として把握できる分、解析は可能だろう。
        そこから改めて一人で解くとしたら、まぁそうだな。
        解析時間1兆年程度でステッキを鳩に変え放題くらいは出来るようになるはずさ。
        で、何のためにそんな遠大な仕組みが残されているのかなって僕は考えてみた。

        多分、魔術師と不死者と竜のための、或いはその両方や全てである者への暇つぶしか、嫌がらせだと思う。 -- グリゴリ 2012-05-10 (木) 23:06:12
      • (青年の話を聞きながら色々考えてみる。なんとなく、謎解きの本を読んでいるようなそんな気分)
        (その水晶の板は何に使うものなのか。数字を聞くだけでちょっと気が遠くなるけど)
        (竜は自分達の国では神様だ。神の考えを人が理解しきれるとは思えない)
        (虹を写す板を想像する。竜のイメージとはちょっとずれて、ずいぶんメルヘンチックなものだと思った)
        …板か。
        もしかしたら日記のようなものだったりね?
        (妹との交換日記帳を思い出しながら呟く)

        案外何にも役に立たないものかもしれない。
        それがわかるのも、あたしが消えた後だろうけどさ。
        でもあたし、日記帳の方がいいな。
        竜がどんなこと考えて生きているのか知りたいじゃないか。
        私達と大差なかったりするんだろうかね?
        疲れたとか、あれがたべたいとか。誰かが好きだとか…竜言語で言えるかわかんないけどさ

        ……それに魔術師と不死者と竜への挑戦でも悪くないね。
        だってほら、それが解析し終わるまではきっと竜が世界の存在を保証してくれるだろうからね。
        謎を出して誰かがたどり着くのを待っているかもしれないのなら、
        きっと途中で世界を終らせたりなんてしないだろうから。

        もしかしたらあたし達、それにたどり着く前に滅びてるかもしれないけどさ?

        ふふ、結構面白かったよ。
        昔のあたしや妹だったらきっとしばらくはずっとその話で色々想像して話し続けていたと思う。
        (懐かしそうに呟く。今は妹とは日記帳でしか直接話ができないから、同じ話ばかり出来なくて)
        -- キリル 2012-05-11 (金) 00:03:29
      • 家族を養うための「仕事」かい?やっぱりこういう手っ取り早く稼業って立場が似たようなものになるんだな、僕も妹と暮らしている。 -- グリゴリ 2012-05-11 (金) 00:12:31
      • まあ半分はそう。半分は…あたしはこういう仕事しか知らないからって言うだけ。
        へえ、あんたにも妹がいるのか。うちも妹と暮らしてるんだ。二人で。
        …なんだか似てるね。妹さんは、いくつ?うちは今年12歳になったばかりなんだ。
        こんな商売の姉をもつせいか、あたしよりしっかりしてるんだよ。
        (いくつかと聞いた声はとても優しい声で、妹をとても大事にしているのが滲み出るよう)
        (本人は気づいていないけれど、表情もとても柔らかいものにかわる)
        -- キリル 2012-05-11 (金) 00:36:43
      • 僕の所はにじゅう・・・いや15歳か。熱病の後遺症でね、成長が止まってしまった。(そういってから、顔には出さず、少し自分の身の上を喋りすぎてる事に驚く、その柔らかい笑顔のせいだろうか) -- グリゴリ 2012-05-11 (金) 00:47:08
      • …病気だったのか。うちも体がちょっと弱くてね、ずっと学校にも行かせられなくて…。
        (もしかしたら妹は自分と同い年くらいなのだろうか。心の成長はどうなのだろう。「妹」と聞くと必要以上に入れこんで考えてしまう)
        あー…なんだか悪いこと聞いちゃったね。ごめんね、うちずっと姉妹二人だから「妹」と聞くとどうもね。
        -- キリル 2012-05-11 (金) 01:00:30
      • そんなところまで一緒か、ますます奇縁かな、これは。
        そしてその気持ちもとても良く分かるよ。
        お互い、頑張ろう。
        大切なもののために。 -- グリゴリ 2012-05-11 (金) 01:05:32
      • ん、お互い家族を大事に頑張ろうね。
        あ……あのさ、妹さんの事でなんか困ったことがあったら、いつでも相談しに気なよ。
        男だとわからないこともあるだろうから。ま、相談料は酒一杯程度で。うちの店に来てくれれば夜は客取ってなきゃ大体いるからさ。
        (なんとなく、家で一人でいる自分の妹を思い出して、同じようなのかなとか考え始めると気になって仕方ないのでそんな事を言ってみる)
        (おせっかいというか、なんというか……ただのおせっかい)
        -- キリル 2012-05-11 (金) 01:16:25
      • それは助かるよ、じゃあ愛しい家族のためにそろそろ帰るとします。色々ありがとう。 -- グリゴリ 2012-05-11 (金) 01:41:06
      • またね。妹さんによろしく。
        (ひらひら手を振って背中を見送る)
        (自分より二人が幸せだったらいいなと思いながら)
        -- キリル 2012-05-11 (金) 05:30:25
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif -- 2012-05-02 (水) 02:10:44
    • (中の人ちょっと調子悪いのでしばらくお休みします) -- キリル 2012-05-02 (水) 02:12:38
      • って来てみたら留守かー…まぁ、調子悪いのならしゃーなしだな!ゆっくり治してくれよー?またなー! -- サイテ 2012-05-05 (土) 21:25:21
      • ん、すまんね。しばらくは開店休業って感じになりそ…。 -- キリル 2012-05-06 (日) 23:06:55
      • 小っちゃい子にお礼しに来たけど何だか大変そうね。いいわ、行間でお漏らししちゃうくらいモフっていってあげる。(蝶高速モフモフ) -- エデュー 2012-05-07 (月) 20:25:07
      • ふわわわっ?!そ、そんなちょっと撫でる位でいいですから!きゃ、きゃー!!!(なすすべもなくもふもふされまくり)
        (数分後真っ赤になって息も荒く、ぐったりした幼女が横たわっていた…)
        -- マルチナ 2012-05-07 (月) 21:13:46
    • (無理しないでくださいねー、となでなでして帰る) -- アー 2012-05-07 (月) 01:46:06
      • ありがとうーこの時期はなんか体調崩してねー… -- キリル 2012-05-07 (月) 21:10:33
      • (あんまり呑み過ぎないように…というメモを遅咲きの桜の枝に巻いて置いておく) -- スレット? 2012-05-08 (火) 22:19:35
      • あんがと。だいぶ良くなってきたから今度飲みに行こうよ。再開発地区に店できたみたいなんだよねー。
        (と懲りない娼婦。桜の枝をつまんで眺めながらごろごろ)
        -- キリル 2012-05-08 (火) 22:43:28
  • (キリルがステージの脇に立ち、切なくも情熱的な歌声を響かせていた
    客のほとんどがその歌声に耳を傾け、あるいは聞き惚れている中にただ一人、背を向けている男がいる
    明らかに周囲の人間よりも浮いた、黒尽くめの巨体だった) -- メイヘム 2012-04-28 (土) 23:47:39
    • (誰の心にも届くセイレーンの歌声の力。夜は最大限にそれが使える)
      (今日は機嫌がよかったから、たっぷり力を使って)
      (異国の言葉で戦いでで死にゆく騎士の歌を歌う)

      …夕暮れの草原は、若き勇者の夢の跡
      愛する者たちは涙に濡れ、それは川となり大地を潤す…


      (けれどその中でひとりだけ、セイレーンの魔力がとどかない男がひとりいた)
      (時々いる、歌の魔力に耐性のあるものや…歌が届かないくらいに、心をとざしている者)
      (久しぶりにそんな人間をみつけて、歌いながらその男の元へ歩いてゆく)

      山々の彼方に、沈み行く太陽。来る漆黒の中に現れたのは名も無き騎士達の十字架の群。
      しかし次の春が来る頃には…再び草花が咲き乱れる。


      (彼の隣で歌い終わり、拍手の中テーブルに手を置いて)
      …あたしの歌はお気に召さない?(黒いヴェールを少しあげて、青い瞳がサングラスの向こうを覗き込む)
      -- キリル 2012-04-30 (月) 21:42:22
      • (ハットの投げかける影の奥、サングラスの向う 微かに差し込む光を反射する瞳が見える
        男のテーブルにはいくつもの空の酒瓶が置かれている 呆れたことに男はこれを一人で飲み続けている様子だ 男はほとんど瞳を動かさない、ただじっと酒瓶を見つめている)
        歌・・・ 長い事、歌を聞こうした事もないな そんなに文化的な人間じゃぁない・・・(男はボソリと、独り言を言うかの様だった
        キリルの声にも、テーブルにおかれるしなやかな腕にも衣装にも 男は一瞥すらもない) -- メイヘム 2012-04-30 (月) 23:45:20
      • (営業用の妖艶な笑顔で見つめても、男はちっとも心を動かされないようで……まあ、予想はしていた)
        (次の演奏がはじまり、周りの視線が彼女からピアノ演奏者へとうつるとさっさと表情を素に戻し、勝手に男の隣に座る)
        …あきれた。あんたこれ一人で呑んでるのかい?…あたしも人のこと言えないけどさ。
        (静かなピアノの音の中、返事は期待せずに話しかけ……と思ったけどやっぱり返事がないのは癪に障る)
        (男の持っているグラスをひょいと取り上げて、一口)
        いい女が話しかけてる時は顔くらい見るもんだよ(ちょっと怒った顔をつくってみせて。グラスを揺らす)
        歌は文化とか、そんなたいそうなもんじゃないさ。あんたの知ってる歌なら聞こうと思うかい?
        (そのまま一気に中身を飲み干して、トンとグラスを置く)…それを歌ってやるよ。どう?
        -- キリル 2012-05-01 (火) 00:20:18
      • 知っている歌 …(男は少しだけキリルの方にハットを揺らし、何かを言いかけたがそれきりまた口をつぐむ)
        歌など、どうでもいい 俺には仕事がある(男はまたウイスキーの瓶に視線を戻す ガラス製の円柱の瓶は落ち着いた照明の店内を鈍く写し、 すこし歪んだ鏡像を360度に写している)
        俺は…吸血鬼ハンターだ 吸血鬼はこういう所に集まるものだ… 密かに、人のよさそうな笑顔で 獲物を探しているはずだ…(男は相変わらず、独り言の様につぶやく) -- メイヘム 2012-05-01 (火) 09:08:32
      • …そう(ため息交じりに返して、男の視線を独り占めしている瓶を指でつつく)
        ハンターか…最近増えたね。何人かと会ったけど、変わり者ばっかり。
        女に興味ないのか…ただ単にあたしに魅力がないだけか。
        (触れてた指を離して、頬杖。首をかしげて男のほうを見る)
        (こっちに一瞥もよこさない)
        (だから、少しだけ悪戯心が)
        ……ねえ、その吸血鬼があたしだって言ったらどうする?
        -- キリル 2012-05-01 (火) 22:21:46
      • そうだな…… お前が人を殺すなら… 同じ事をお前にするだろう 贖わせてやる……(男の目が暗く濁った輝きを放つ)
        俺は長い事ハンターをしていきた だから吸血鬼の見分け方も知っている… この娼館に、何人か居る事もな…
        (男は意味有りげに、改めてキリルと顔を合わせた ハットから落ちる影が明かりに晒され、男の顔があらわになる)
        (疲れた目をしていた くぼみ落ちた目尻に深くクマが刻まれている 頬の筋肉は硬直したように「仏頂面」の形でとどまっている ) -- メイヘム 2012-05-01 (火) 22:49:05
      • …そうねぇ、望んで人を殺した事はない、かな。あたしも妹もね(表情は変えないまま呟いて)
        まあ、この店内での揉め事は駄目よ?吸血鬼より怖い鬼に食べられてしま……あら。
        (子供を脅かすような仕草で話している中、男がこちらを向くと少し驚いた顔をして)
        ……結構いい男じゃない。色々台無しだけど(もう少し笑ったりしたら、とか、いっても無駄だろうから言わず、くすくす笑う)
        吸血鬼の見分け方、知ってるって言ったけど…あたしがどんな吸血鬼かもわかるの?
        詳しく教えてあげようか……ベッドの中で。どう?一晩買わない?サービスするよ。
        (これもきっと無駄なことだろうけれど、誘ってみる。男がベッドの中でする顔に興味があったから)
        (初めに話しかけたときと同じ、よそゆきの色っぽい声と仕草で、男の頬に手を伸ばす)
        -- キリル 2012-05-02 (水) 00:34:29
      • (扇情的なキリルの仕草に、男は顔を背け、伸ばされた手を避ける ふたたび表情はハットの影に埋没してしまう)
        やめろ… そのつもりは無い(キリルの思ったとおりの返答だった)………
        歌と言っていたな… (しばし沈黙 何事か決めかねるようにハットの先が小刻みに揺れていた)
        一曲頼もう…Hymne à l'…「おーいっキリルちゃんっ! 一曲頼むよぉー!」(男の声は別の客にかき消された)
        「なぁなぁ、なにかスカッとするやつを頼むよぉ 最近むかつく事ばかりでさぁ〜」(メイヘムは僅かに顔をしかめたが 何も言わなかった ただキリルと目を合わせ、その男の方へと促し またハットをかぶり直す
        キリルの飲んだグラスは避けて、ウイスキーの瓶ごと口にした) -- メイヘム 2012-05-02 (水) 01:01:55
      • //(おちまい!) -- 2012-05-02 (水) 01:33:42
      • 残念。ハンターって奴をやってると性欲消えるのかい?難儀なもんだ。
        (誰かを思い出してくすくす笑う。怒る様子もなく、むしろなんだか嬉しそうに)
        …まあいいわ。あたしの気に入る男はいつもそう。あたしに興味がないの。
        (席を立とうとすると、歌の話。ぱっと顔を輝かせて)…えっ?何?何の…
        (けれど全部聞き取る前に他の酔っ払いの声にかき消されてしまって)
        (きっと振り返って怒鳴りつけそうになったけど、そこはぐっとがまんして、ひらひら手を振る)
        ごめんね、あの人常連なの。行くわ。
        またねハンターさん。今度は名前くらい教えて頂戴……あたしはキリル。北の雪国から来た、ただの娼婦。

        (そう言って席を立ち、また人々の中へと戻っていく)
        (半分だけ聞き取れた言葉から曲を想像して、ピアノ奏者に耳打ち)
        歌われはじめた曲は、彼の望んだものかはわからないけど)
        (女は誰かに愛を語るように、幸せそうに歌うのだった)
        -- キリル 2012-05-02 (水) 01:37:02
      • //のろのろでごめんなさいね…!!ありがとーありがとー歌あってるといいんだけど。 -- キリル 2012-05-02 (水) 01:38:01
  • 「失礼、します」
    ノックの後、そんな声が聞こえた。ドアを開ければ、緊張の面持ちでやや所在無さげに神父が立っている。
    そう──今宵の客だ。 -- マックス? 2012-04-27 (金) 13:15:49
    • (程なくして扉は開き、香水の匂いのする薄暗い部屋と、赤神の女が気だるそうな笑みで出迎えた)
      ん、いらっしゃい(肌の色が少し透ける薄絹の、さわり心地のいい白いワンピースを纏い、黒いヴェールの下青年を見る)
      ……なに、何で敬語なの?ほら、入りなよ(緊張した様子でくすっと笑って部屋の一番奥のベッドに歩いていく)
      -- キリル 2012-04-27 (金) 23:13:54
      • 想像を超えるというか、そもそも想像の余地が無かったというか。
        そもそも店に入った時点で当初の"とにかく淫靡でどこか不衛生な感じ"というイメージを覆されていたのだから無理もない。
        「あ、はい」
        促され、カチコチのままおずおずと室内に入って後ろ手にドアを閉めた。と、ここに来てキリルがどういう格好なのかようやく目に入り、
        「──っ」
        赤面しつつ、顔を逸らす。話す事を決めてきたのに全部吹っ飛びそうだった。まずは"そういう事"をしに来たのではない、と示さねば──
        「ええ、と。ま、マックス、と申します」
        ──失敗である。 -- マックス? 2012-04-27 (金) 23:38:53
      • …あたしはキリル。ふふ、知ってるか。店通じてきたんだもんね。
        (ベッドに腰掛け、背後の窓には大きな月。明かりで透ける髪は血のように紅く、薄暗い部屋で笑う唇も同じように紅い)
        ほら、突っ立ってないでおいでよ。緊張するならお酒でも飲む?
        抱き合いながら緊張をほぐしていくのでも、いいけど。どっちがいい?マックス。
        (隣をぽんぽんと叩くと優しい声で囁き、手を差し伸べる)
        -- キリル 2012-04-28 (土) 00:12:37
      • ええ、とか微妙に気の入っていない返事。月明かりを背にしたキリルの姿に、世の中綺麗な娘さんも居るものだ、としみじみ思った。
        いや、妻には負ける、うん。などと慌てて打ち消しつつ、彼女の言うことを吟味する。
        1.酒。神の血だということでワインを飲むこともあったが、それ程強くはないので避けたい。2.抱き合いながら。これはもっと避けたい。つまり消去法で行けば──
        「お酒を、頂きます」
        がくんと大げさに頷きつつ、座る所を探す。彼女の隣は、というかベッドの上は抵抗感が大きい──いや、そういう事ではなくて。
        「実は人を、探していまして──職業柄、色々な方とお話をされる貴方がたなら何か手がかりが掴めるのでは、と」
        些か唐突だったが、こうでもしないと話が進められないと思ったのだ。
        「ですので、もしよろしければ、二、三、お聞かせ願いたいのですが」 -- マックス? 2012-04-28 (土) 00:28:06
      • (彼が座る場所に悩んで辺りを見回すと、ベッドのすぐ側、鏡台の前に背もたれのない丸い椅子があった。女性が好むようなアンティークなデザイン)
        (…ずいぶんと恥ずかしがりな客だ。童貞、かなぁやっぱり。神父の服なんか着ちゃってるし。そういうプレイかと思ってたけど…これ本物かね)
        (なんて考えながら表情には出さずに、艶っぽい微笑みはそのままに赤ワインをグラスに注いで差し出す)
        はいよ。甘めのワイン。あたしの好みで悪いけど。いやだったら他のもの持ってこさせる。
        …それより、もっと近くにおいでよ。そうすればすぐ………ん?
        (彼の言葉にグラスを持つ手が止まり)
        (ちょっとだけ考えて)
        (娼婦らしい媚びた笑みがふっと消える)
        あー…もしかしてマジ本職でー説教しつつセックスプレイ希望や筆おろしとかじゃなく……………… ……
        …………あれか、話聞きに来ただけかね。
        (地声の少し低い声。サイドテーブルに頬杖ついて、じろりと彼を睨む)
        -- キリル 2012-04-28 (土) 00:52:12
      • ベッドに腰掛けるよりは幾分かマシな椅子を発見する。マシな、と言うがセンスは悪くないと思えた。
        椅子に腰掛け、グラスを手に取る。距離は付かず離れずかなり微妙な所だ。と、彼女の雰囲気が変わっていくのに気付き──
        完全に下手を打ったのを悟った。ここからが腕の見せ所、かもしれない。
        「キリルさんにも興味深い話、かもしれませんよ?私が探しているのは──吸血鬼なんです」
        カマをかける、というより思い切りダイレクトでクリティカルな感じもした。彼女がそうだと言いたいわけではなく、どちらかと言えば自己防衛のニュアンスだったのだが。
        「それと──まあ、それだけ、というのもなんですので、お相手して頂くのも良いでしょう
        話だけで済ませるには、夜は余りにも長いのですから」&br実際、話だけで済むなんて甘い事を考えていた訳でもなく。ベールの向こうを透かして見るように、キリルの表情を伺う。 -- マックス? 2012-04-28 (土) 01:09:54
      • (ワインを自分のグラスに注いで、ぐいっと飲み干すとため息)
        (セックスが好きで、できないのが悲しいというわけではなく、彼女のプライドの問題で)
        (客は常に自分で選ぶ。どんな金持ちでも、いい男でも、気が向かなければ指一本触れさせない)
        (そうしてきた自分が、店を通してとはいえ…自分に対して「その気がない男」に気づかないなんて…)
        (グラスを置いて、ベッドへ転がる)
        …いーわよー。あたし目当てで来たわけじゃない男に抱かれるなんてごめんだよ。ふんだ。
        (拗ねたような顔をして子供っぽい言い方で返す)
        (…吸血鬼と聞いたときも、彼女は何も反応する事はなかった。吸血鬼なんてこの街にいくらだって……)
        ……あ。
        (…吸血鬼。それを探しているという事は、この目の前の神父はそれを狩りに来たハンターかもしれない)
        (……あの銀の矢でグールから助けてくれたヴィクターと同じ。住む世界の違うあの男と…自分を抱く事は絶対にないであろうあの人と…)
        (…同じ。そう思うと急に胸がぎゅっと締め付けられる)
        (目の前の金の髪の神父を、猫のような瞳で見つめる。獲物を見る時のような)
        (ヴェールをするりと横に落とすと、血のように紅い髪を明かりにさらして、起き上がり…薄く媚びた微笑を浮かべた)
        それに………………お探しの吸血鬼なら、目の前にいるよ。
        吸血鬼(あたし)に、何か用なのかい?
        -- キリル 2012-04-28 (土) 01:46:13
      • 顔を合わせた時の妖艶さと打って変わって子供っぽい反応をする彼女に、かなり緊張が解れた。
        勿論、"そういう事"をせずに済んだという安心感もあったが──傷つけてしまったな、とも思う。
        下手な言い繕いは余計彼女を傷つけるだろう。それは確かに、色々なしがらみが無ければ彼女目当てに通い詰めたくなるような魅力を感じては居るのだが。
        言葉を探していると不意に、再び彼女の雰囲気が変わっていく。張り詰め、室温が下がったようにさえ感じさせる、そんな鋭さ。
        肉食獣──それも大型の猫科──を前にした緊張感にも似て、思わず喉を鳴らす。危険さを孕んだ靭やかな美しさに半ば見惚れた。
        「まさか、あっさり白状するとは思いませんでした──ただ、まあ、その……
        誰彼構わず狩る、という訳ではないんです。探しているのも、男の吸血鬼、でして」
        思わず上目遣いになってしまう程、実にバツが悪い話だ。散々格好つけさせておいてこのオチなのだから…… -- マックス? 2012-04-28 (土) 02:11:12
      • …なんだ、ヴィクターとは違うのか、あんた(さっきとは違う、子供っぽさのない気落ちした様子で、呟く)
        (同じ存在だったら組み伏せてやろうかと思ったのに。あの人の代わりに)
        (…できるかどうかなんてわからないけど、少なくとも赤面して何も言えなくなる事はないだろうから)
        (またベッドに寝転がる。彼を見ているけれど、心ここにあらずな様子)
        ……男?
        (ふと、男の吸血鬼が浮かぶ。妹が用心棒に引き入れた…顔立ちの綺麗な青年)
        (明らかに誰かを思いついた顔をしたのに、枕を抱えて首を振る)
        あたしは知らない。娼婦なら何人か知ってるくらいだよ。
        ……その、探してるって言う吸血鬼はどんな奴なの。
        -- キリル 2012-04-28 (土) 02:52:48
      • 相手に落胆されると妙にそわそわしてしまう。どこがいけなかったのだろう、何が足りなかったのだろう、どうすれば良かったのだろう。
        その度に不甲斐ない自分に歯噛みする。そのくせ妙に頼られて──そろそろ顔に苦味が滲みそうだ。
        取り留めない思考はシャットアウト。これ以上上の空では彼女に失礼である。
        「はい、男の。ご存知──無いですか」
        その辺りは想定済み、というよりそう簡単に見つかるものでもないと思っていたので落胆は少ない。
        一瞬誰かを思い浮かべたような表情が気にかかるが、それもひとまず置いておく事にした。
        「どんな、という説明が難しいのですが──
        "奴"の顔は誰も知りません。何故ならば、それこそが"奴"の力なのです。影を薄く、存在感を無くし──
        人の間に溶け込む。そして、顔を見たとしてもすぐに忘れてしまい、思い出せなくなってしまうのです」
        だから、と繋いで
        「探すのが困難、というわけで。御理解頂けましたか?」 -- マックス? 2012-04-28 (土) 03:15:33
      • (話を聞くとほっとしたようにため息をつく。どうやら妹が気に入っている男とは違うみたいだ)
        (…多分。あの女のような喋り方なんて一度聞いたら忘れるはずがないし)
        ……そんな奴聞いたこともないな。いや、「吸血鬼」というくくりでは聞いた事がない。
        意図的にそう振舞えるように訓練されている人間…暗殺者のようなものなら知ってるけど。
        あんたは教会に依頼でもされたのかい?厄介そうだから組織で追っていそうだね。
        (のろのろと起き上がって考えながら答える。抱いた枕に顔を半分隠して)
        (そして話が終わると、枕をぎゅっと抱きしめたまま、上目遣いで青年を見る)
        ……話はそれだけ?
        (本当に、本当に自分に興味がないのかと、口には出せないけれど、猫のような瞳が訴える)
        -- キリル 2012-04-28 (土) 03:37:19
      • 「暗殺者──成程。以前そのような仕事をしていた可能性はあるかもしれません」
        言われてみれば確かに、暗殺者や間者であればそのような術に長けていても不思議ではない。
        死に難い、もしくは死ぬようなダメージを追っても再生する、という素養はそのような職種に向いている。
        「──ええ、まあ。教会から仕事を受けているのは、私だけですが」
        確か別口で依頼されたハンターが居たような気がしたが、顔も名前も知らされていないので連絡の取りようもなかったのだった。
        「厄介ではありますが、網の張り方は考えてあり──え?」
        この視線、来た。駆け引きだ。ここで機嫌を損なってしまえば、後に続かなくなる。この場合はどう答えたら良いのだろうか。
        先程もちらと考えたが、正直な所、魅力は感じている。しかしここで、全く興味のない素振りを見せて逆に相手の気を引く方法もあるだろう──
        が。そんな嘘が上手くいくハズもない。神父として嘘偽りなく生きてきた時間が長すぎるのだ。
        「──正直、キリルさんは魅力的な女性だと思います。こういう立場じゃなければ、通い詰めていたかも知れません」
        こういうのはどうなんだ、誠意ある回答なのか、と自問しながらも次の言葉を紡ぐ。
        「もし"奴"を無事滅ぼす事が出来たら、と、言うのは、どうでしょう──?」
        思いつく限りの最善手。抗い難い魅力と精一杯戦った結果だ。 -- マックス? 2012-04-28 (土) 04:19:01
      • (自分を拾った女…暗殺者を思い出して、性別が違うことに安堵する。彼女なら何か知っているかなとは思うけど)
        (あの子の組織は化け物だらけで、逆にわからないかもとも……そこまで考えて、やめる)
        (別に真面目に考えなくても良い。「あたし」を目当てに買いにきたわけじゃないんだし)
        (……そんな子供っぽい拗ねた考えが浮かんできたから)
        (……魅力的、という褒め言葉も、その後の先延ばしされただけの答えで打ち消されてしまう)
        (視線を外して落ちたヴェールを拾って、ふわりと自分の髪にかぶせて立ち上がり)
        ……そういう事じゃないの。あたしはセックスがしたくてこんな仕事してるわけじゃないから。
        望まれて、望んで、二人で居る時間を売る。それがあたしの売り方。
        (傷ついた、悲しげな表情を隠そうともしないで呟く)

        (薄絹のワンピースの上にショールを羽織る。座る彼の横を通り、部屋のドアに手をかけて振り返った)
        ……話を聞くだけなら、こういう事しないで「神父様」。娼婦にも、底辺の女にもプライドがあるから。
        こんな時間だし、部屋は朝まで使っていいよ。

        (そう言って扉を開けて廊下に出ていく。すれ違った用心棒は「またか」と呟いて。それを蹴っ飛ばす音がしたりした)
        -- キリル 2012-04-28 (土) 14:23:59
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif -- 2012-04-27 (金) 04:37:29
  • 「きせる」って言うんでしたっけぇ〜、おいし〜んですぅ?(ぬとぬととしたものを跡に引きながら、虫っこがやってくる) -- メロテリア 2012-04-27 (金) 00:35:34
    • んー?(バーカウンターで日記を書き終え、閉じると煙管を口から放して)
      (薔薇の香りが微かにする煙管の吸い口を差し出す)…吸ってみる?結構男受けいいんだよこれ。
      -- キリル 2012-04-27 (金) 00:46:08
      • あやや、お仕事中でしたぁ? お邪魔しちゃった感じですかねぇ(申し訳なさそうに眉をハの字に曲げる)
        ん……いい香りですぅ。じゃあ、少しだけ……(銀色の吸口には少し紅がついていて艶かしい。吸っては見るが、いかんせん姿が子供なのでかなりのミスマッチ具合。それに、加減を知らないのでおもいっきり吸ってしまい……)!? げふっ、ごほげほぐへぇっ -- メロテリア 2012-04-27 (金) 00:59:14
      • ううん、いいよ仕事じゃないし(笑って答えて、煙管を手渡すと吸い込むのを見守り…)
        …あ、はじめてでそんなに吸っちゃ……あー…だ、大丈夫?(背中をさすりながら水をバーテンに頼み)
        煙管は煙がそのまま来るからね、肺まで思いっきりいれない方がいいのさ、ほら、咳落ち着いたら水をのみな。
        …懐かしいね、ふふ、そういやこれって咽るもんだったな。すっかり忘れてた。ごめんな?
        -- キリル 2012-04-27 (金) 01:11:48
      • げふっごふっ、ん、んくっんくっ……(渡された水を一気に空にしてしまうほど)……はぁ〜……何とか収まりましたぁ……(ぐてー)
        そうなんですかぁ、う〜、吸うの結構難しいですねぇこれ……大人の女計画失敗ですぅ……(しょぼーん)
        ……どっちにしろ、お腹の子に悪いので吸わないですがぁ(と、自分の腹を撫でる。そこは少し膨らんでいて……) -- メロテリア 2012-04-27 (金) 01:22:26
      • …へっ?!子供?!(素っ頓狂な声を上げると慌てて煙管の火を灰皿に落として消し消し)
        あ、あんたそんな状態で吸ったら駄目だよ!体に悪いにもほどがあるからね!…いや、吸ってるあたしが言う事でもないけど。
        …おめでたなら、こんなところで働かなくてもいいんじゃないの…?オーナーにお金借りたりしてさ。子供って聞いたらほいほい出すと思うけど…
        (空になったコップをカウンターに置いて、バーの高い椅子ではなく、そばのピアノの低い椅子を奪い取ってきてメロテリアにすすめる)
        ほら、大事にしときな……まだこんなとこで働いてるってことは、父親は……?
        -- キリル 2012-04-27 (金) 01:38:50
      • えへへぇ、キリルさん、優しいですぅ〜(ほにゃり、と笑む。とてもじゃないが母親の面構えには見えないだろう)
        いや〜、おおなめくじの子供はですねぇ〜、せ〜えきで大きくなるんですぅ〜。ですからぁ、いっぱいい〜っぱい絞りとって差し上げなきゃいけないんですよぅ〜? それにぃ、えっちできないなんてわたしが我慢出来ないですよぅ〜? 干乾びちゃいますぅ〜(くすくす)
        (どうもですぅ〜、と強奪されたイスに腰掛ける。はふぅ、と息をひとつ吐き)
        ですぅ、お客さんですよぅ〜。あぁ、でもお客さんを責めないでください〜。寧ろ、赤ちゃんいっぱい作るのがわたしの目的でもあるんですからぁ〜 -- メロテリア 2012-04-27 (金) 01:47:58
      • (よしよし、と妹にしていたように頭を撫でて)子供と妊婦と老人には親切にしとけって昔誰かが言ってたからね。
        はー…そもそも体の構造が違うんだね。あたしはセックスは疲れるだけだわ…ま、嫌いってわけでもないけど。
        (テーブル席の椅子を持ってくると自分も腰掛けて、彼女の膨らんだおなかを眺める。娼婦というよりはただの女の顔になって)
        (…なんだか羨ましいと思ってしまうのは自分がやはり女だからだろうか。産める体かどうかも、産んだ子供が人の形をしているかもわからないのに)
        …あんたがいいならいいけどさ、母親にだけでも望まれていたらその子は幸せだ…ふふ、なんだい、子供でサッカーチームでも作るのが夢なの?
        -- キリル 2012-04-27 (金) 02:02:55
      • えへへぇ、いい心がけですぅ〜。きっとばっちゃも喜んでるですよぅ〜?
        疲れるだけですかぁ〜、それはかわいそうに……と〜っても気持ちがいいですのにぃ。わたしなんかぁ、ずぅっとえっちしててもいいくらいですよぅ?
        (あまり母親の顔つきではないが、それでも赤子に問いかけるように腹を撫でているその姿は幸せそうで、生命の神秘そのものが鎮座している)
        (無論、キリルがホムンクルスだと、造られた存在だということはまだ知らない。知っていても、それがどういうことを差すのかは理解できないだろう)
        えへへぇ、ですぅ。今後はあかちゃんと二人でせ〜えきを絞りますぅ!(ふんすふんす)いえいえ、普通に一族の繁栄?ですよぅ〜。この辺おおなめくじを見ませんからねぇ〜 -- メロテリア 2012-04-27 (金) 02:34:54
      • (あっけらかんと性行為を好むと言い切る言葉にちょっと頬を赤らめる。仕事柄そんな話馴れてはいるのだけど)
        (幸せそうな様子に、こんな風に甘えて今度抱かれてみようかなとかぼんやり考えて)
        こほん、ま、まあ嫌いではないよ、嫌いではね。
        ああ、普通に種を増やすという意味でか…のほほんとしているようでしっかりしてるね。
        …子供は大きくなってからの方がいいと思うけどね?そ、そういう種なのかな…。
        (話しながらおなかを撫でる様子を眺める。培養液の中で育って母を持たない自分には彼女がとても眩しく、尊いものに見えた)
        予定はいつごろなの?まだ先かな…おなか触っても……いや、いいや、あたしの運の悪さがうつったら困る。
        -- キリル 2012-04-27 (金) 02:57:56
      • (なぜここで頬を赤らめる?といったような顔 恥じらいとか、そういう倫理的なものをこの子に求めるのは無理な話なようだ)
        ですぅっ! 男の人に抱かれてる時、今女の子してるってすごく思えていいですぅ〜♪
        なんで増やさないといけないかはわかりませんがぁ〜、なんとなくこう……いないのをみるとさびし〜ですぅ?
        えへへぇ、私も小さい時は冒険者さんのおちんちんすって大きくなりましたしぃ、そういう種族なんですよぅ♡
        (そんなこととは露知らず)えっとですねぇ〜、あと5ヶ月ぐらいですかねぇ〜……? ああいやいや、撫でてやってくださいよぅ、皆に愛される子に育って欲しいですしぃ。(笑って、腕を広げるのだ) -- メロテリア 2012-04-27 (金) 03:07:43
      • …確かにね、ベッドの中の嘘でも綺麗だとか愛してるだの言われるのは悪い気はしないかな。
        (女の喜び、そういうことなのだろう。彼女は本能に忠実な種族のようだ)
        子供がたくさんいるのを見るのはあたしも好き(目を細めて答える)
        (ホムンクルスを作った魔術師達よりも、目の前の少女の方が命というものを良く知っている気がした)
        (破廉恥なことばかり言っているというのに。なんだかおかしい)
        (難儀な種族だなと思うのに、あんまりにも幸せそうだから)
        ……じゃあ、少しだけ。
        (この子に触れたら自分もこうやって素直に幸せそうになれるんじゃないかって、笑顔の少女のおなかにそっと触れる)
        (そしておなかの子に、歌を)

        愛し子よ 星のさざめく夜に
        思い出のあたたかな夢紡いで
        安らかに 安らかに眠れ


        (歌が終わると手を放して微笑む)
        …異国のお姫様が生まれた時に彼女のために父親が作った子守唄だよ。良い子が生まれるよう祈っておく。
        -- キリル 2012-04-27 (金) 03:32:15
      • ですぅ。その時だけは、絶対に愛してくれてるはずなんですぅ。刹那の愛って言うと、なんだかロマンチックじゃないですぅ?(そう言って、胸に手を当てる。想いを馳せるその顔は、女ではなく、女の子。きらきらと眩しい)
        でしょう? えへへぇ〜大家族になって、みんなでせ〜えきを絞っちゃうんですぅ!
        (彼女は常に愛の生まれるところにいる。生命が脈動する場所にいる。或いはホムンクルスがここに居るのも、彼女のように生を感じたかったからかもしれないが、小さななめくじの頭がそこまで回るはずもなく、ただただにへらと。緩みきった頬を見せるだけ)
        ……はわぁ……(幸せが病か何かなのであれば、感染るかもしれない。或いは、まだ顔を見せない新しいいのちの輝きが、彼女を照らしてくれるかもしれない)



        ……とってもいいお歌ですぅ……思わず聞き入っちゃいましたぁ! ぜったい赤ちゃんも喜んでくれたですぅ!
        えへへぇ、わたしもこの子守唄、生まれたら歌ってみますねぇ? なんだかわたしまで眠っちゃいそうですがぁ……。
        (すく、と立ち上がり)さて、じゃあそろそろわたしは部屋に戻るですぅ。キリルさん、今日は本当にありがとうございましたぁ!(ぺこぺこと何度もお辞儀してから、名残惜しそうに部屋を去った。……跡にべったりと粘液を残して) -- メロテリア 2012-04-27 (金) 04:09:55
      • 昔旅の魔法使いに教えてもらってね。胎教にいいらしいからこの歌。
        (娼館の片隅で、娼婦同士が子供の話や子守唄を歌ったりして。周りの客にはとても奇異な物に見えたようで、視線が集まる)
        (けれど目の前の母はただにこやかに愛を語り、子供の事を考え堂々としていて)
        …うん、体だいじにね?(言葉少なく見送る。客の視線など気にしてはいないけど、なんだかやっぱり眩しくて)

        (それからその日の客には少し甘えてみたりして、やっぱり柄じゃないやって思い直したり)
        (でも、偽物でも愛を囁きながらの行為は悪くないなってこっそり思った)
        (常連客が横で眠るベッドの中、カーテンの隙間から空を見て、丸い月を見て)
        (いつか自分もあんな風に幸せそうに大きなおなかを抱える日が来るのだろうかと、淡い期待のようなものを抱いてぼんやりするのだった)
        -- キリル 2012-04-27 (金) 04:29:13
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif -- 2012-04-27 (金) 00:25:50
  • 今ちょっといいかい?(休憩時間、娼婦の部屋の扉を軽くノックする) -- スレット? 2012-04-25 (水) 19:31:01
    • (ノックの音、しばらくしてごそごそという音とダルそうな声で「服…どこだ服…あいよーちょっとまって」という返事)
      (ほどなくしてシーツを体に巻いた姿でドアを開ける。客が帰ったばかりといった疲れた様子で紅い髪をかきあげ)…ん、なに?なんかあった?
      -- キリル 2012-04-26 (木) 03:06:35
      • 悪いね、休んでたところ。実はちょっと話があって…って、もうちょっとまともな格好で出てきれくれよ。(一応礼儀として背中を向ける)
        部屋にガウンとかないのかい?流石に目のやり場に困る。
        実は、俺の知り合いに酒造りをしてる奴がいてね、そいつの酒をここで扱ってもらえないかと思ってさ。(背を向けたまま壁にもたれて) -- スレット? 2012-04-26 (木) 18:02:29
      • (背を向けられるとまいたシーツの裾をつまんでひらひらさせながらベッドへ座る)
        美女が着るとシーツも立派なドレスさ…いやあたしもちゃんと着ようと思ったんだけどさ
        さっき雑用の子に洗濯物全部取られてパンツもないわ(後ろ向いてるのでわからないだろうけどキリッと答えて)
        まあ馴れなさいよ娼婦の裸くらい。…ん、いい酒ならマダムもオーナーも喜ぶと思うからいいと思うよ。
        個人酒造かな…どこ?一回試しに飲ませてもらいにいこうかな。
        -- キリル 2012-04-26 (木) 18:37:44
      • 馴れるとかいう話か?そっちも売りもんをタダで見せたら価値が下がるだろ。(背を向けたまま尾を揺らして)
        ああ、味の方はオレが保障する。シーマ村の【Drunken elf】だ。オレも今あそこに宿を借りててね、有名な呑んだ暮れエルフの店さ。
        たしかあんた、オーナー代理もしてるんだろ?話を通して貰えると助かるんだが。 -- スレット? 2012-04-26 (木) 18:51:14
      • そんなもんで下がる価値ならとっくに底値だよ。ふふっ、なんだ、見た目より長生きしてそうな感じなのに初心だね?
        (くすくすからかうように笑って、サイドテーブルからワインを取って、一口)
        …ああ。あそこならオーナーの古い知り合いの店だって聞いてるよ。おきたいって言うなら二つ返事でOKだろうさ。
        んじゃ今日伝えておくから、仕入れ本数なんかは後でバーテンにでも聞いといて。代金は仕入れたときに事務所で…
        (と細かいことを話しながらテーブルで何枚かメモを書く。ペンの音がさらさらと響いて)
        (立ち上がると背を向けた彼のほうへ近づき、肩にメモをぺしぺし)
        ほい。これバーテンや事務員に見せれば話は早いはずだよ。上手く売れればあんたの給料に少し色がつくかもね?
        そのエルフにもよろしく。…ところで、そろそろこっち向かないの?(わざと猫なで声を出して、くすぐるように背中を指でなぞってみる)
        -- キリル 2012-04-26 (木) 19:12:53
      • 歳ばかり多少食ってはみたが、こいつは中々変わらなくてね。(肩越しにメモを受け取って)
        ありがたい、折角の良い酒も沢山の口に入らないんじゃ宝の持ち腐れだしな?
        舌の肥えた客に嗜んで貰えれば多少の宣伝にもなるし、これで繁盛するだろう。(メモをスーツの胸ポケットに仕舞う)
        振り向いて欲しけりゃ命令すればいいじゃないか。オーナー代理なんだろ……?冗談。
        実はもう一つ頼みがあってさ。例のスーツの件、やっぱり妹さんに頼んで貰えるかい?
        あれから安物の既製品を仕入れたんだが、どうにも身体に合わなくてね…やはりちゃんと仕立ててもらえると助かるんだ。(くすぐったそうに身をそらしながら) -- スレット? 2012-04-26 (木) 19:35:12
      • ふーん、そんなに美味しいんだ?試飲という事で入ってきたら一本もらいにいこうかな(メモを渡して、彼の反応を見ると楽しげに手を放す)
        …初心な割りには挑発的な事言うね(命令しろ、か。どうしようかな…と後ろでにんまり笑う。いじめっこ気質をくすぐられて、悪戯を考える)
        ん?もう一つ…ああ、スーツか。いいよとっておきのとこに頼んどいてあげる。
        (不気味なくらいあっさりと頷く。まあでもそんなあっさりなわけもなく)
        …ただし。一晩買ってくれたら。
        (彼より少し低いくらいの長身を背中に押し付けて、耳元の銀の髪を指で遊びながら)
        ベッドの上でスーツの採寸してやるよ。それともやっぱり、あたしみたいな商売女は嫌……?
        (うろたえるだろうか、怒るだろうか。頷くことなんて期待してないけど、彼が求めてきたら面白いかななんて思って)
        (からかい半分、本気半分、一番色っぽい声で囁く)
        -- キリル 2012-04-26 (木) 20:19:11
      • 味の方はお墨付きさ。なんてったって作った当人が年中飽きずに呑んでるんだ。
        挑発?そんなつもりは全然ないさ。生来気の弱い人間なんだ。
        ああ、ありがたい。それでまともに……って?(女の言葉に眉をしかめる)
        ふぅん……こいつは何の遊びだい?それとも薄給の用心棒にたからないといけないくらい、商売が上手く行ってないとか?
        悪くない話だけど、済まない。それはパスだ。別にあんたは嫌いじゃないけど、こっちにも事情があるんだよ。
        用心棒の矜持なんて格好付けた物じゃない、もっと情けない話さ……それとももう少し捻った答えが良かったかな?例えば実はオレ、男にしか興味がないんだ……とか。
        (一息に語り終えると、女を振り返りニィッと笑う。悪戯をした少年のようなしてやったりと言う笑顔)
        そんな訳で丁重に断らせてもらうよ。それにあんたなら客も引く手数多だろ…?
        あ、言っておくけど「男にしか〜」の部分は勿論冗談だからな?本気にされてもオレが困る。(念押しするように娼婦を睨んで) -- スレット? 2012-04-26 (木) 20:54:19
      • …あによ。怒りもしないの。つまんないわね(拗ねた仕草を大げさにしてみせて、体を離す。声も子供みたいに)
        いーわよ期待してなかったから。ちょっと困らせたくなっただけ。
        …好みじゃないの一言でもよかったのに、馬鹿正直ね。
        (振り返って少年みたく笑う彼に、母親みたいな余裕の表情で笑う)
        客の選考基準は体を重ねて面白いか面白くないか、それだけ。
        あたしは自分に興味がない男の興味を引くのが好きなの。
        …そっけない奴がベッドの上では必死に求めてくるのはなかなか気分がいいものだよ?
        ふふふ、わかった、男にしか興味ないのは秘密にしとくよ(睨まれてもくすくす笑って)
        スーツも言っとくね。採寸データ事務に出しといて。からかったお詫びにオーナーにいいとこたのんどいたげるよ。
        (そう言ってサイドテーブルまで戻り、また酒を一口)…楽しみだね、新しいお酒。
        -- キリル 2012-04-26 (木) 21:27:40
      • そっちの方がよかったかい?わかった、次に誘われた時はそうしよう。(真顔で尾を揺らしながら)
        あんたも意外に子供だね?プロなら選り好みはしないものさ。まあ、そういうのが楽しいって気持ちも多少は分からなくも…ないかな?
        だから冗談。言い触らしたら済まないぞ?(娼婦のくすくす笑いに顰めっ面で)
        そうかい?サービスがいいんだな、助かるよ…その代わり必ず礼はするから、できる事があったら言ってくれ。
        ……ほら、せめて酌くらいはさせて貰うよ。こっちも女に恥をかかせた侘びだ。(サイドテーブルまで歩み寄ると、ワインボトルを取り上げて女のグラスに酒を注ぐ)
        //日跨がせちゃってごめん そしてこのレスで〆ていただいて結構ですよー -- スレット? 2012-04-26 (木) 21:47:19
      • ///こっちこそじかんかかってしまってごめんなさい!あとちょっと無茶振りだったかも!かも!ごめん!
        最後にこちらでレスしてしめておきまふ。お話ありがとうー!
        -- キリル 2012-04-27 (金) 00:00:19
      • (真顔で答える様子を見て、あ、この子天然なのかなと言う顔)
        大丈夫、娼婦は口が固いのも売りだからね。ふふ、じゃーせっかくだから酌をしてもらおうかな。
        (ベッドに座って、グラスを揺らす)…次の予約の客が来るまで、ちょっとつきあってよ。
        (隣に座らせて、世間話をひとつ)
        あたしお金に困ってこんな商売やってるわけじゃなくてさ。気がついたらやってたって言うか…。
        …なんか他にやれる事がなくて。抱かれることが好きなわけでもないんだけどね。
        だからやれる事が他にないんなら、せめて気に入った奴にだけって言うのがあたしの中のルールなの。
        (あんたにもそういう自分の決め事無い?シーツのドレスをまとい、膝を抱えてそんな話)

        (客の話、妹の話、他愛の無い話をつづけて、しばしの休息を楽しむのだった)
        -- キリル 2012-04-27 (金) 00:19:25
  • これが色気薫る大人娼婦スタイルかぁ・・・(時間を飛び越えてキリルと11のやり取りを観測しながら)
    あ、遅ればせながらマダム代行にご挨拶するミメリィです -- ミメリィ 2012-04-25 (水) 03:48:19
    • …あによ。恥ずかしいから見ちゃ駄目よ(子供っぽいことも言っていたのでわたわた隠しつつ)
      ん、代行って言ってもろくなことしてないけどねーよろしく…なんか箱ないと駄目な子だっけ…この店は人外多いねー…あたしもだけどさ。
      -- キリル 2012-04-25 (水) 06:27:21
      • 箱から離れすぎると圏外になってぐえーする子ですねーミミックなので
        (わたわた隠すのをによによ見つつ)
        あ、キリルも人外枠でしたかー普通の美人さんだとおもってた!私としては人外密度が高いほうが
        居心地いいのでいいですけどね!モン娘なので! -- ミメリィ 2012-04-25 (水) 06:32:21
      • (そして眠気MAXのようなので、ひんやりおいしいカスタードクリームのチェリータルトを置いて宝箱に帰るミミック娘) -- ミメリィ 2012-04-25 (水) 06:52:24
      • (によによする姿を見てどこからが圏外なのか試したい衝動に駆られる)
        こういうのかぶってるからなかなかわかんないんだけど、ほら(黒い薄布のヴェールをめくって、尖った耳を見せる)
        …まあオーナーからしていくつなんだかわかんない生き物だしね。あたしも気兼ねしなくていいから好きよ、ここ。
        (すっかり寝ていると思っていたので申し訳なく思いつつタルトを妹に食べさせるために冷蔵庫にいれておく)
        (その後朝になってマルチナがタルトを美味しくいただいて幸せな気持ちになるのだった)
        -- キリル 2012-04-25 (水) 13:50:50
  • (ハニー・バニーのざわめきの中。カウンターに腰掛けるキリルの後ろ。)
    失礼。お嬢さん。忙しいところすまないね。
    (上等とは言い切れない身なりの男。声をかける。) -- イレブン 2012-04-23 (月) 22:26:50
    • (その日は客もとることをせず、安い赤ワインを飲みながら手元の本に何か書いている)
      (話しかけられると本を慌ててパタンと閉じて振り返った)
      …ん?何?ふふ、忙しそうに見える?(黒い薄布のヴェールの下、娼婦らしく気だるげに笑う)
      -- キリル 2012-04-23 (月) 22:51:43
      • 大事なことに時間を使っていたのなら、当人にとっては忙しいだろう?
        (慌てて閉じられた本へと視線をやってから、僅か笑ってキリルの目を見て、帽子をとった。)
        歌える娘を知らないかと聞いたら、お嬢さんを紹介されたんだ。喉と心の調子はどうだい? -- イレブン 2012-04-23 (月) 22:56:41
      • (本に彼の視線が向くと、娼婦の笑みはとても自然な穏やかなものになって)…そうね、あたしの中ではこれを書いている時が一番大事な時間。
        (日記帳と書かれた本に鍵をかけてバーテンに預けると、カウンターの椅子から降り立つ)…でももう終わったからいいよ。
        歌を聞きにきたの?今日はまだそんなに飲んでないしいい気分だから歌ってもいい…ただし、後で一杯おごってくれたらね?安いのじゃ駄目よ。
        -- キリル 2012-04-23 (月) 23:10:42
      • (キリルの浮かべた笑みを見れば、眉を少しだけ上げて。)どうやら本格的に、邪魔を…そうかい。ありがとう、お嬢さん。(フェルト帽を胸元に当てて、目礼。)
        (女の腰掛けていた椅子の隣に腰掛けて、少しの苦笑。)奢れって、そりゃあ、当然。だから頼むよ。
        美人と一晩過ごしたんだが、会話がなくて辛くてね。耳を慰めに来たんだ。報酬は支払うさ。 -- イレブン 2012-04-23 (月) 23:16:29
      • ふふっ、歌の御代は店からもらっているのさ(カウンターのすぐ横、ピアノ弾きに準備を頼みながら話して)
        (ポーンとピアノの音を試す)…ん、いい音…小さくていいからね?
        (準備ができて男のそばへ戻ると、彼の話にくすくす笑う)それはうちの店の子?
        話しかけるのも娼婦の仕事の一つだけどまあ許してやって。ここの店の子は相手が気に入らなかったら断っていると思うしさ。
        …じゃあ、気まずい思いをしたあんたのためだけに歌ってやるよ。
        (娼婦らしさはすっかり消えて、少女の様な仕草で考えるようなポーズ)んー…そうだな、何がいいかな……。

        …深く深く透き通る海の底に 小さな花、微睡んでる…
        甘やかな風の調べ 虹をくぐり…魚達は空に遊ぶ…

        (歌いはじめたのはどこか遠い国の子守唄のような歌)
        (青く海の様な瞳を遠くに向けて)
        (彼女が歌い始めるとピアノも合わせるように奏でられる)

        だれもが愛を奏でる…あたたかな光、降ってた…
        その眼差しは、ほどけて満ちてく…水に抱かれ…

        (けして声を高く響かせているわけでなく、低く子供に歌い聞かせるように歌うのに、声は人々を振り向かせる)
        (でもその歌は目の前の男のためのもの)
        (歌いながら手をとって、海の色の瞳を細めて)

        http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp019835.jpg 

        (賑やかだった店は少しずつ静かになって行き、歌が終わる頃には静まり返っていた)
        ……はい、おしまい。
        (彼の手を放すと、はにかむような笑顔で男の隣に座る)
        -- キリル 2012-04-24 (火) 00:00:01
      • だとしたら、お嬢さんの楽しみを補う分。ただし、いい歌を聞かせてくれよ?
        (椅子の上、ピアノに向かい、カウンターに身を預けて寄りかかる。)
        (問われた言葉に、眉を上げた。)いいや?ちょっと、外でね。
        訳ありの子で、仕方なかったんだけど、俺の寂しさも仕方なかった、ってことでひとつ。
        (少しばかりおどけた調子でそんな風に言ってから。)いいね、それ。美人のその言葉、殺し文句だ。
        (笑みを深めて、それからはもう言葉挟むことなく。思案するキリルの様子を眺めて。)

        …へぇ。(少しばかり驚いたように、眉を上げた。)
        (耳に届く音は、喧騒の中、驚くほど鮮明に。)
        (どうやら己の耳は、随分といい思いをすることになったようだ、と思ったタイミングで。)
        っ、?(そっととられた手に、表情の驚きが深まった。)
        (そのまま、空いた感情の空隙に、染み込むように届く歌を聴いたまま。)

        (女の歌が終わったとき。静まり返った店の中。)
        (柔らかな手から開放された男の手は、寂しさを紛らわすように、拍手した。)
        (それに曳かれたように、店の所々から聞こえてくる拍手の音。)
        いいね。うん。お嬢さん。俺は、良縁を引いたみたいだ。
        (男の表情は満面の笑み。カウンターの中、バーテンに。)今日のこのお嬢さんの注文は、全部俺の支払いだ。
        //返信が遅れてしまい、申し訳ありません -- イレブン 2012-04-24 (火) 03:58:01
      • ///うちはゆっくりでいいんだ。今日はちょっとお返事夜遅くなるかもーすまない…!と先に謝ってお仕事すゆ -- キリル 2012-04-24 (火) 10:27:15
      • ///ありがとうございます。了解です、お仕事がんばってください。あと1:1会話みたいなので、途中あれでしたらそちらのお好きなところでこの会話、スパッときっちゃってください -- イレブン 2012-04-24 (火) 16:31:58
      • ///ありがとうーひとりとのんびりお話したいという試みなのでゆっくりしていってもいいのよ。
        ///一応じゃあ切りのいいとこで切り上げますねー眠かったら明日に続いたりでもそちらできってしまっても構いませんので!

        (優しそうなにっこり営業スマイルで周りのお客さんにこたえる。カウンターにくるりと向くと舌を出して)
        …こうなるとなんか恥ずかしいからあんまり歌わないのよね(と男に囁いてくすくす笑う。さっきまでの歌姫からは想像のつかない子供っぽさ)
        喜んでもらえてよかった。寂しそうな男はほっとけなくてね。
        …よーじじゃあバーテン!あの赤ワイン出して頂戴。こないだツケが適用されなかったやつ!…ふふ、遠慮しないよあたしは。
        (赤毛の歌姫がはしゃいだ様子で告げるとバーテンは見るからに高そうな、実際小さな宝石の指輪が買えてしまいそうなお値段の赤ワインのボトルが運んできて)
        (透明で鮮やかな赤のワインが二人のグラスに注がれる。それを嬉しそうに頬杖ついて眺めると、片方のグラスを持ち上げて「乾杯」と隣のグラスに軽くぶつける)
        …ん、おいし。これ好きなんだ。薔薇の香りがほんのりして貴族にでもなった気分になる…娼婦だけど。
        そうだ、まだ名前聞いてなかったね、あたしはキリル。北の雪国から最近こっちに来たただの娼婦さ。あんたは?
        -- キリル 2012-04-24 (火) 23:54:54
      • (こちらを向くとともに、がらりと表情の変わった相手に、はは、と口から笑いが零れて。)
        お嬢さんはおもしろいな。まるで二人いるみたいだ。(おどけた口調で言いながら、もう一人を探すように、ホールの中に視線を巡らせる。)
        そりゃまた。美人の気を引けたなんて、俺にしては珍しい。
        いいさ。ここで遠慮されたら、それこそ無粋だろう。店ごと、なんていわれたら泣くけど。
        (笑顔のままに言いながらも、運ばれてきたボトルのラベルを見た一瞬だけ、僅か眉を上げる。気づかれる前に、表情は戻ったか。)
        (グラスに注がれる深紅を眺めながら、ふと。)赤が好きなのかい?声をかける前も、飲んでいただろう。
        (問いかけに続けて、こちらも乾杯、と言葉を返す。ガラスの鳴る高い音。匂いを嗅ぐ仕草の後、口に含んで。)
        …ははぁ。面白い。ワインはめったに飲まないが、こんな味のもあるのか。お嬢さんなら、お貴族様でも十分通るさ。
        (薔薇の香り。女の言葉を確かめるように、グラスを揺らして、再度匂いを嗅いで、頷いた。)
        ん。あぁ。女性から名乗らせてすまないな、キリルお嬢さん。俺はガイイレブン。しがない探偵モドキだよ。出身は…どこだったかな。寒いのは得意じゃないから、北じゃないだろうけど。 -- イレブン 2012-04-25 (水) 00:44:31
      • 実際そうなの。もうひとり子供みたいなあたしがいる。
        (ワインを口に含み、薔薇の吐息。瞳を細めて彼のほうを向く顔は、また別人のような娼婦の顔。男に媚びるように笑う)
        …ふふ、なんてね?嘘よ。女はいろんな顔を持ってるって言うだけ。特にこんな商売の女はね?
        (褒められるとまんざらでもなさそうな顔で)やーね、お世辞なんていいわよ。娼婦は娼婦。
        でも、ありがと(ぽつりと呟いた声は素直な言葉。薔薇の香りのワインを揺らし、テーブルランプに透かしてみて)
        赤好きよ。特にワインは血みたいな味がするから好き…ふーん、結構いかつい名前ね。
        …って生まれ故郷も覚えてないの?変な人(お酒のせいか、本来の気質のせいか、遠慮のない物言いで、しげしげと男の顔を眺める)
        (青くて猫みたいな好奇心一杯の目がじっと見つめて)…でも嫌いじゃないよ、そういう人。
        今日は客取らないつもりだったけど……気が変わった。どう探偵さん、あたしが寂しさを一晩埋めてあげようか。
        (飲み干したグラスをよけて、肩に少しだけ寄りかかって微笑む。娼婦と言うよりは、少女みたいな、無邪気な笑み)
        酒もおごってもらったし…安くしとくよ?ベッドの中で思い出した故郷の話しをしてくれたらね。
        -- キリル 2012-04-25 (水) 01:20:11
      • へぇ。大人よりずっと、無邪気で残酷な?(巡らせた視線を、再び女へと向けて留める。媚びた女の笑いを見れば、苦く笑みながら肩を竦めて。)
        いい女にはいくつも顔がある、ってことかい。参ったな。表情で気を許されてると思い込んだら、痛い目にあいそうだ。
        (怖い怖い、と少しばかりわざとらしく震えた後、ワインを一口。色味の似た相手の髪と見比べるように、グラスを少しだけ持ち上げて。)
        残念だけど、世辞はあんまり得意じゃない。口は上手いほうじゃないんだ。
        このワインに混ざった薔薇の香りみたいに、お嬢さんの顔の中には、そういう顔もありそうだ。
        (笑み混じりにそんな言葉。それから意外そうに眉を上げて。)吸血鬼は血の代わりにワインを好む、なんて話もあるけど。そんな顔もあるのか?本格的に百面相みたいだ。
        濁音がつくからかもしれないな。ガイでもイレブンでも、その他でも。好きなように呼んでもらえればいい。変わり者とはよく言われるよ。
        (相手の率直な言葉にも、特に気にする様子はなくて。女の視線の先、まだ若さの残る顔、その瞳は、視線を合わせるように女の目を見ている。)
        (女の青い好奇心と、男の褐色の好奇心。それが絡んで、僅かの沈黙の後。)…そりゃ嬉しい。世辞でも美人の好意は滅多にもらえない。
        いいのかい?さっきの歌で、キリルお嬢さんには俺より似合いの男も目をつけてそうだけど。
        (肩に僅か乗せられた相手の重みを、揺らぐことなく受け止めて。向けられた笑みに、少しばかり驚いたようにした後、首を緩く振った。)その顔。参ったな。こりゃ本格的に、悪い女だ。
        (そっと女から身を離し、立ち上がった。改めてみれば、思いの他背は高い。そしてキリルへ向けて、手を差し出して。)
        いい女が安売りするもんじゃないさ。美人が一晩、俺のつまらない話を聞いてくれるなら、断る道理も義理もない。 -- イレブン 2012-04-25 (水) 01:47:03
      • (無邪気な笑顔は吸血鬼と言う言葉に一瞬だけ翳りを見せて)…さあ、どうだろうね。そんな顔もあったら、どうする?
        ん、じゃあ、ガイにしようかな。短いのが好きなの(問いかけの言葉、返事を聞く前に話題を変える。返事を遮るようにと言ったほうが正しいかもしれない)
        (見つめ合い、お互いに興味があるのだとわかると嬉しそうに笑う。商売だけれど、自分をちゃんと見てくれるのはやっぱり嬉しい)
        (差し伸べられた手を取って、カウンターの椅子から降りる。彼の言う通り、何人かの男の視線が向けられる。けれど全く気づいていないといった様子)
        (…気づいているのだけど、目の前の男にしか興味がないと言うような)
        いいよ。あたしは気に入った人にしか抱かれない事にしてるの。そして今夜はあんたが一番面白そう。
        (故郷のことも覚えていないような男。親すらいない造られた自分にどこか似ているような気がして、何故か落ち着くような、不思議な気分)
        (もう少し話していたかったから娼婦として誘った。人を繋ぎとめるには自分はこういう方法しか取れないから、受け入れられてほっとした)
        んじゃ交渉成立。ふふっ、高値を出してくれた分サービスすることにしようかな…あたしの部屋でいいよね?
        そのかわりつまらない話を沢山聞かせて。北の雪国から出たことがなかったから、きっと他の女が退屈な話でもあたしは面白いって思うよ?
        ……それで沢山の顔の内どれがガイの好みか、朝になったら教えてもらおう。
        (悪い女、まさにそう言われるのに相応しい妖艶な笑みを作って腕に抱きつき、娼館内の自室へと誘うのだった)
        -- キリル 2012-04-25 (水) 02:48:49
      • (キリルの翳りに気づいたか、どうか。傍目からは分からぬ顔で、軽く笑って。)
        キリルお嬢さんの名前は縮めようがないから、このままで。(投げ出された問いを忘れたように、次いだ話題を引き継いだ。)
        (向けられた笑顔に、男も笑みを深めた。周りから向けられる、嫉妬交じりの視線。絡みつくようなそれを、こちらは気づいた上で飄々と受け流すよう。)
        (先ほど歌の中で触れられた手が、再び己の手の中に。柔らかなそれを、軽い手つきで握る。)
        面白そう、か。それは随分と責任重大な言葉だ。見た目を気に入られるのと違って、証明しなきゃいけない。
        (相手の手を取ったのとは逆の手で、思案するように己の顎を撫でた。わざとらしい仕草。)
        お手柔らかに頼むよ。美人にあんまりサービスされると、幸福の揺り返しで死んでしまいそうだ。(おどけた様に首を横に振ってから、問いかけに頷いて。)
        あぁ。女の部屋に行くのなんて、随分と久しぶりだ。(それがひと時のために与えられた空間であっても。)
        そうかい?じゃあ、そうだな。西だったか、東だったか。それともこの町のことだったか。覚えてないけど、覚えてる話を、いくつかしよう。
        …そりゃあ、また、難しい。沢山の顔を見れるように、色々な話をしないといけないか。
        (悪い女に騙された男のように、情けなく笑って。キリルに導かれるままに、男は逢瀬の部屋へと向かう。)

        (寝物語に、枕語りに語られたのは、かつて世界のどこかにいた男が、日の下で、暗がりで、抱え込んだ思い出の話。)
        (猫探しから、少しばかり血の匂いのする話まで。それを聞いたキリルの顔は、果たして笑んだか、呆れたか。)
        (それを知るのは、ベッドの上の男と女だけのはずで―――) -- イレブン 2012-04-25 (水) 03:22:23
      • ///きりがいいのはこの辺り、でしょうか。お仕事疲れてる中、ありがとうございます。ましたー。 -- イレブン 2012-04-25 (水) 03:28:25
      • //むしろこっちがのろのろすぎてごめんなさい…!!まだ馴れてないもんだから…でも娼婦らしいことできて満足ですありがとうございましたっ!! -- キリル 2012-04-25 (水) 03:40:20
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif
  • (キリルが一人部屋へと戻ると、照明が落ちた暗い部屋に温い風が吹いている)
    (ふと見れば、窓が開き、カーテンが夜の風にそよいでいた)
    (キリルには、窓をあけた覚えは無いだろう) -- 2012-04-22 (日) 19:24:29
    • …あれ。変だな…マルチナが閉め忘れたんだっけ…?(客と酒を呑んだ帰り、情交のためだけの部屋にひとりもどる)
      (いつもだったらむせ返る様な香水の匂いがするその部屋は心を落ち着かせる夜の匂いだけ)
      誰かが空気、入れ替えてくれたのかな(火照った頬を風にさらしてから窓を閉めようと、窓へと歩いていく)
      -- キリル 2012-04-22 (日) 19:36:27
      • (それは、グールと呼ばれていた)
        (吸血鬼に血を吸われ、生きる屍と化した人間のなれの果て 飽くなき食欲のみに支配され、わずかに残る知性を頼りに窓から忍び込んだのだ)
        (窓を閉めようとするキリルの背後から、それがのっそりと起き上がり、暗い部屋に赤く輝く瞳を揺らしながら、その首めがけ、恐ろしい牙をむいた)
        (腐臭と唸り声にキリルが振り向いた時には、その牙は限界まで剥き上がり、今まさに噛み付こうとした瞬間の時だった)

        (その刹那、グールの眉間に銀色の矢が生えた 恐ろしい呻き声を上げて、一瞬で灰になったグール)
        (キリル越しに矢を放った人物は、窓の外、月を背負って立っていた)
        (獅子を思わせる乱れ髪に、闇を裂くような鋭い瞳の巨漢) -- ヴィクター 2012-04-22 (日) 19:48:38
      • (泥酔していた上に部屋に残る香水の匂い、それに、この町に来てからなんだか幸せすぎてすっかり気持ちが緩んでいた)
        (だからいつもなら気づくはずの哀れな魔物の存在に少しも気づくことができなくて)
        (振り向いた時にはもう遅い。牙が目前に迫って……妹の笑顔が脳裏に浮かぶ)
        …誰か…っ(とっさに絞り出した声はあまりにも小さく、賑やかな娼館の中でもはずれのほうとは言え、用心棒達に聞こえるはずもなく)

        (死を覚悟し瞳をぎゅっと瞑る……けれどその身は引き裂かれることはなく…聞こえてきたのは怪物の断末魔)
        (瞳を開ければ崩れ落ちていく灰色のグールの姿。銀色の矢が床に澄んだ音を立てた)
        (ぺたんと座り込んで、後ろの影に気づく。月を遮る大きな影……)
        ……っ!!(一瞬魔物かと思って、あとずさる。でもすぐに片手のボウガンに気づいて、矢の主だと気づいた)
        (息を切らして怯えきった表情が少しだけ緩む)
        …あ… あ…(ありがとう、と言いたいのに、上手く声が出ない)
        -- キリル 2012-04-22 (日) 20:53:22
      • (無言でボウガンを降ろすと、体重を感じさせない軽やかさで屋根から窓へと跳躍する)
        (重い靴音を鳴らして部屋へと入り込み、立ちすくむキリルの前に進み出た)
        (声を出そうと震えているキリルの細い顎を熊のような手で掴むと、首筋を確かめるように右に、左に動かした)
        (その白い首筋に傷が無い事を確かめると、手を放して顔を寄せた)
        他に怪我は無いか
        (低く唸るような声 実際男は悪党顔といっても差し支えない威圧感を放っている)
        (だがその声には、瞳には、豊かな知性と人間性を帯びていた) -- ヴィクター 2012-04-22 (日) 21:11:44
      • (急に顎を掴まれると、もしかしたら人でないもの全てを狩る者で、自分もその対象なんじゃないかって考えがよぎって)
        (開放されると怖くなって逃げようとしたけれど…体が上手く動かない。気が強い方なはずなのにすくんでしまう)
        (かぶっていた薄布のヴェールがはらりと落ちて、血のように紅い髪が風になびく)

        (身を案じる言葉があと少し遅かったら悲鳴を上げて泣いていたかもしれない)
        (…こういう大きな男を相手にしたこともあるというのに)
        ……あ、ああ、怪我は一つもない…ありがとう…。あんた、最近増えているらしいハンターというやつか…?
        (緊張のせいなのか胸がどきどきして、少しうわずった声で喋り始める)
        -- キリル 2012-04-22 (日) 21:41:43
      • (キリルから一切の怪我が無い事を確認すると、部屋のドアを開け、廊下に素早く視線をやる)
        (再びドアを閉めて窓際に身を隠し、静まり返る夜の街を見渡した)
        (動くものは何も居ない)
        そうだ (安全を確認して、キリルを振り向いて肯定した)
        「あれ」はグールだ 吸血鬼に血を吸われ、奴隷となった人間の果てだ
        噛まれれば、お前もそうなっていた (ガシャン、とボウガンを折りたたみ、コートへと納める) -- ヴィクター 2012-04-22 (日) 21:50:42
      • (彼の意識が外に向いているうちに気持ちを落ち着ける。どうしてこんなに動揺してるんだろう)
        (……そうだ、あたし)
        (ホムンクルスの性能実験で、魔物と戦わされた時、まわりに沢山人がいたけれど…誰一人体を引きちぎられ喰われて行く自分を助けようとはしなかった)
        (……こんな風に誰かに助けてもらうのは初めてなんだ)

        (大男の視線がこちらを向く。ボウガンが折りたたまれる音で過去から引き戻されて)
        生憎、まともな人間ではなくてね。噛まれても大丈夫だったかもしれない(髪をかきわけ、尖った耳を見せて微笑む)
        (自分も吸血鬼と似たようなものだという事は言わない。狩られるのが恐ろしいわけではなく…なんとなく)
        でも、ありがとう。人でないとは言え引き裂かれたら痛みは感じるからね。
        あ…命の恩人の名前を聞いてもいいかい?…あたしはキリル・トラフキン。ここに来たばかりの娼婦さ。
        キリィと呼んでくれてもいいよ(少しずつ彼に近づいていって、首をかしげて見上げる。大人なのに少女のような仕草)
        -- キリル 2012-04-22 (日) 22:10:04
      • (尖った耳に一瞬目を眇めたが、それがどうしたと言う様に平然と構えた)
        魂に差は無い
        (キリルが娼婦の身の上を明かすと、吊り上がった眉を僅かに顰めた)
        (あらためて月光に照らされるキリルを見渡すと、なるほど、そのいでたちも口元も、娼婦のそれだった)
        (ただ、空を思わせる青い瞳だけは、爛れた世界とは別のものを映しているように澄んでいた)
        ヴィクター・アルハイム 恩を着せたつもりは無い、これが俺の仕事だ
        (にこりともせずに、少女のようなあどけなさを纏ったキリルを見下ろす) -- ヴィクター 2012-04-22 (日) 22:21:07
      • 愛想のない男ね(くすっと笑った顔は娼婦というには子供っぽくて)
        仕事でも嬉しかったから、お礼言われておいて。…あたし、こんな風に守ってもらったことなかったからさ。
        (冷たそうで感情もあまりなさそう。でも、話をすると無愛想な声が逆に人間らしく感じられてほっとする)
        ありがとうヴィクター…ふふ、どう?今夜はあたし空いてるんだけど…泊まって行かない?
        (さっきまでの幼い笑みは妖艶なものに変わり、挑発するような視線を向けて、彼の胸元を細い手で撫でる)
        …ここは娼婦の巣なの。お礼に一晩の夢を…たっぷりサービスするよ。
        (お礼のしかたなんてこれくらいしか知らないものだから、とうてい頷きそうにないなと思いながらも誘ってみる)
        -- キリル 2012-04-22 (日) 22:41:34
      • (その表情が、一瞬で淫靡な商売女のそれに変わる)
        (分厚い胸の奥からは心臓が力強い鼓動を打っているのがわかる 口を引き締めたまま、じっとキリルの顔を見る)
        (女というものはこうも寂しく笑う生き物だったろうか 胸を撫でている小さな手に大きな厳つい手を重ね・・・そっと降ろさせた)
        人が安らかに眠るためにあるのがハンターだ その夢、俺には甘すぎる
        (床に落ちていたヴェールを拾うと、キリルに優しく纏わせた)
        戸の鍵をしっかりと閉めておくのを忘れるな いい夢を、キリィ (影のように窓から夜へと身を投げた 部屋に残された銀の矢が、月を照り返していた) -- ヴィクター 2012-04-22 (日) 22:52:12
      • (この人が頷いて自分を抱いたりなんかしないってわかりきっているのに、大きな手が包み込むように重なると、少しだけ期待してしまう)
        (……けれど予想通り、その手はそのまま自分を抱きしめることも、強く脈打つ鼓動を直接体で感じることもなかった)
        (商売用というよりは上手く生きるために染み付いた媚びた笑い方が、自然なものに戻って)
        …やっぱりダメ?ハンターにも心の安らぎが必要だと思うけど…残念。
        (悪戯の見つかった子供みたいに言って、かぶせてもらったヴェールを少し持ち上げて、命の恩人の顔を見る)
        またいつでも…休みたくなったら来て。夢が駄目なら、お茶でもご馳走するよ。
        ……お休み、ヴィクター(去りゆく背中に声をかける)

        …あ
        (窓を閉めようとすると光る銀の矢が落ちていた。そっと拾って灰をぱたぱたと落とす)
        お守りにでもしようかな。ふふっ…(月明かりを受けてきらきら光る矢を見つめて、独り呟くのだった)
        -- キリル 2012-04-22 (日) 23:10:12
  • 先月の冒険ではおつかれさん!ついでにあんたの店で働かせて貰うことになったんで一言挨拶…
    ってなところで、よろしく頼むよ。 -- スレット? 2012-04-22 (日) 17:44:03
    • あーそういや一緒だったね(バーカウンターでごろごろ呑みつつ)こっちでもよろしく。
      変わり者の多い店だからね、便りにしてるよ。
      -- キリル 2012-04-22 (日) 17:55:57
  • …ここ…かな…(娼館に訪れ、最初は戸惑いながらも…キリルという人が居るかと聞けばこの部屋だと案内された)
    (なんだか物珍しげな視線を受けた気がしたが)…キリルさん…いらっしゃいますか…(ドアをノックする) -- ロレナ 2012-04-21 (土) 17:30:45
    • (ノックしてもしばらく返事はなく、女の低い喘ぎ声が聞こえてきて)……ん、あ、ちょっと待った、なんかあったのかも。
      はいよ、ちょっと待ってねー(軽い調子でドアの方へ声。ごそごそと衣擦れの音がして、ようやく扉が開く)
      (中からでてきたのはシーツ一枚をまとって気だるそうな様子の女性。汗で黒髪が肌に張り付いて、常時の最中だったことを思わせる)
      ……あれ?お店の子かと思ったら…なんだ、聖職者が性職者に説教かい?生憎うちは…
      -- キリル 2012-04-22 (日) 11:40:13
      • …い、いえ…(顔をあげる…前髪で目が隠れているが見覚えはあるだろう)
        …冒険でご一緒だったロレナです…そして来月もご一緒のようですから…ご挨拶に…(と見上げたは良いが)
        (シーツ一枚、さらに…冬場だというのに独特の熱気と…ドアの隙間からちらり裸の誰かが見えると慌てて目を伏せる)
        …す、すみません…お邪魔しました…!? -- ロレナ 2012-04-22 (日) 11:45:50
      • ああ………こんなとこよく入ってきたね?(ようやく自体が把握できて、ちょっと目を丸くする)
        こっちこそまたよろしく。だらしなく思われがちな職業だけど仕事はちゃんとするからさ。
        ……うん?(目の前の少女があんまり慌てるものだから、ぷっとふきだして)…わざわざありがと。
        帰りに変なのに絡まれないよう用心棒連中に言っておくから、安心して帰りなね。
        -- キリル 2012-04-22 (日) 11:56:19
      • …は、はい…挨拶は…その…基本ですから…職業や…ご住所は…関係ありません…(そこはシスターらしいことを述べながら)
        …で、では…来月の冒険もよろしくおねがいします…人数割れ…しているので…お互い気をつけましょう…
        …それではお邪魔しました…!(途中で用心棒の方に入り口まで送ってもらったとか) -- ロレナ 2012-04-22 (日) 12:02:42
  • http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079485.gif -- 2012-04-21 (土) 03:40:58
  • せっくす! -- 風斗 2012-04-20 (金) 18:16:01
    • やっと来たなセックス。 -- キリル 2012-04-20 (金) 18:17:08
      • あなたに満足をお届けする満足ハウスの提供でお送りするセックス! -- 風斗 2012-04-20 (金) 18:21:06
      • よくわからないけどわかった。飴をやろう(いちごの) -- キリル 2012-04-20 (金) 18:34:10
      • ありがとー!(はぐりつつアメもらう) -- 風斗 2012-04-20 (金) 19:01:20
      • ん(迷子かなーとか思いながらなでなで) -- キリル 2012-04-20 (金) 19:09:19
      • むふー…(撫でられてうっとりする一応18歳) -- 風斗 2012-04-20 (金) 19:12:14
      • (かわいいし子供かなと思い込んで仕事にゆく娼婦と中の人なのだった) -- キリル 2012-04-20 (金) 19:43:14
  • てすてす -- キリル 2012-04-20 (金) 17:23:19
    • うー! -- 2012-04-20 (金) 17:24:10
      • にゃー! -- マルチナ 2012-04-20 (金) 17:24:35
      • セックスさん遅いですね姉様。 -- マルチナ 2012-04-20 (金) 17:26:38
      • はいよってるね… -- 2012-04-20 (金) 17:27:17
      • いやー…うちは来ないんじゃないかなぁ -- キリル 2012-04-20 (金) 17:27:33
      • タックス! -- 2012-04-20 (金) 17:28:22
      • 這いよれ!マルチナさん!!なの。 -- マルチナ 2012-04-20 (金) 17:28:30
      • マックス! -- 2012-04-20 (金) 17:36:05
      • もう今日は許して…という状態みたいな。 -- キリル 2012-04-20 (金) 17:47:24
    • 交尾! -- 姫子 2012-04-20 (金) 17:27:36
      • セックスさん日本語ブームなのかな… -- キリル 2012-04-20 (金) 17:29:55
    • メントスガイザー! -- ゲロルシュタイナーまん子 2012-04-20 (金) 17:32:36
      • セックス関係ねーじゃねーか!! -- キリル 2012-04-20 (金) 17:48:56

Last-modified: 2014-03-23 Sun 09:25:57 JST (3658d)