MF/0085

三行 †

• 速水奨とか諏訪部とかああいう感じの
• あっこいつ敵だな？って感じの
• 胡散臭い感じの

設定 †

• 外見
  • 身長185前後、体重100kg
    暗いスーツで隠しているが全体的に厚い。
    その事を問うても太っていると嘘を吐くだろう。
    
  • 険の染み付いた顔を常に薄い笑顔で繕っている。
    髪は艶のある黒髪であり瞳は抜けるような空の青。
    
  • 種族は人間であるが何処か混じりを思わせる雰囲気もある。
    

• 人物
  • 西方のあるマフィアから出向という形でファミリーに属している。
    マフィアの名はヴィスコッティ・ファミリーであり西方でも小規模の組織。
    
  • とあるドラッグの販売をこの地で行う為にファミリーのボスの許可を貰った。
    本来こうした類は認められないが何故かこの男の持ち込んだある物には許可が出ている。
    
  • 典型的な小物であり語る事の多くが見栄か嘘の類。
    ただ長くこうした稼業にあるからか相談などには真面目に応えるだろう。
    
  • 特に金の事になると煩いが理が相手にあれば案外引き下がる。
    禍根を残し街のお洒落なオブジェか大地に還元される事を嫌うからだ。
    
  • ただし自らの扱うドラッグの販売には厳格、身内からの忠告すら聞き入れない。
    

• ドラッグ
  • 『ゲート』や『T』などの他に『プレインズウォッチ』の名を持つ違法ドラッグ。
    LSDに酷似した幻覚作用と大麻に似た多幸感を持つ。
    
  • 初回からの依存性も強く1度売れば最低でも数回はお得意さんになってくれる。
    代わりにその数回以降は効果がまるで無く購入が途絶える事が多い。
    成分や副作用に関しては未知である部分が多い。
    
• 細かな症状
  • 第1段階：強烈な陶酔、意識が溶け拡大していくかのような感覚に陥り拡大と共に更に多幸感を得る
    
  • 第2段階：感覚の増大、視力や聴力は増しそれらから得られる情報一つ一つの精度が増す、同時に精神的活力が湧く
    
  • 第3段階：幻視幻聴、極彩色の何らかの存在や音を感じる事があり認識と共に強烈な安心感を得る
    
  • 第4段階：？？？
    
  • これらの症状は1度摂取する毎に増えていき3段階目になると天国に居る程の快楽を得る事から『ゲート』であると宣う
    
  • 尚摂取後1週間は薬が残留しリラックス状態などで感覚を広げるよう意識すれば意図的に効果を再発出来る
    

所見 †

• 本名はピノック・オルネット。
  貴族の出であり長男だがオルネット家特有の継承法により家を継いではいない。
  
  • 肉体面に関してはある目的の為に鍛え抜かれている。
    見る者が見れば魔術の回路なども休眠状態で蓄えている体である事が分かるだろう。
    
  • 精神面に於いては小物な事自体は素だが善の部類に入る。
    
  • ヴィスコッティ・ファミリーという出身も嘘であり組織自体は800年も前に滅びている。
    その事実を知るのはボス及びボスと密な立場の者か余程の歴史家のみ。
    
  • 後々この町などに食い込むであろうある組織への対策にファミリーに接触した。
    密売人という立場は表立って姿を表さない為と趣味。
    
  • 尚その目的を達する為に相応の資産を所持している。
    幾つかの企業、そして『デイライト』を量産する為の秘密基地など。
    
• 『ゲート』と呼ばれる物も麻薬ではなく本来は認可が降りる筈だった精神薬。
  神秘的、魔術的な精神の拡張を安全に行う為にある宗教家が開発した。
  
  • 摂取した時に訪れる幻覚などは幻覚ではなく事実そこに存在するモノ達であり、
    訪れる多幸感なども魂の成長に伴う内より生ずる物の為成長の限界が訪れると途絶える。
    
  • その果てに訪れるのは以前とは違った視野であり精神的な成長。
    度合いは人によるが概ね全体的な判断力の向上と活力を得る。
    
  • 構成する成分は本来高次元にのみ存在する物質化した数式。
    魂の拡張を行うその数式によって本来知覚出来ない領域の知覚を可能とする。
    
  • 製造方法は単純で高次元から数式を引き出し書き換えるだけ。
    ただしその為に次元の門を開く程の超高出力のエネルギー炉と多数の複雑な演算機器が必要。
    
  • しかし予期せぬ「副作用」がありその為に開発した宗教家は暗殺されている。
    
• 西の組織について
  • 組織名はザンネ・ネル・ウンブラ、影の中の牙という意味を持つ。
    創設事態は古く大昔に起きた吸血鬼の大移動による吸血で発生した吸血鬼の集まり。
    
  • 一次吸血鬼とは真祖に吸われた吸血鬼の事、そこから吸われた者が二次…と続いていく。　
    祖に代が近ければ近い程力も強く吸血鬼らしい力を持つとされる。
    
  • 組織の中核を成しているのは一次吸血鬼であるダキーラ一家。
    先代までは拡大を嫌う組織だったが先代と長男次男の謎の失踪により三男が継いだ事により拡大志向となった。
    
  • 現在のトップはダキーラ一家のマイケル・ダキーラ。
    一次吸血鬼同士の子であり残忍さと上昇志向を異常な程持っている。
    
  • 組織の構造はマフィアとヤクザが融合した様な形であり一次団体、二次団体…と続く。
    概ねその階級に即した代の吸血鬼が組織を収めている為上位の団体ほど強力で危険。
    
  • 団体の長や三次以上の吸血鬼からは組織を象徴する刻印の入った物を持っている。
    二次の吸血鬼は概ねスーツに刺繍が施されている、タトゥーで持つ者も。
    
  • ピーター・トーリオは先代のボスの顧問であり現ボスの世話役を務めていた。
    そのため組織でも数少ない粛正を免れた一次吸血鬼であり極めて強力な力を持つ。
    
• ザンネ・ネル・ウンブラの全て
  • 先代ボスとその長男次男は三男のクーデターによって灰にされている。
    そのクーデター理由は「人間との共生が単純につまらない」というもの。
    鬱屈した吸血鬼社会への反発心やら弱肉強食を尊ぶ怪物の理論などですらなく、
    大量消費社会という世界で生まれた新種の吸血鬼であるマイケル・ダキーラ独自の怪物性によるもの。
    大量に喰らい大量に増え限り在る物を最高に楽しく使い尽くす事こそが現代人の本懐。
    マイケル・ダキーラの目的はただそれだけである。
    そしてそれらは同じく現代に生まれた若い吸血鬼達に受け入れられた結果クーデターと組織の未曾有の拡大が発生した。
    本人そのものは一次吸血鬼同士の子であり祖の血が両親よりも強く発現しており、
    真祖の如く霧化にまで能力が達していたのは皮肉とも言える。
    
• コッローディの組織の全て
  • 吸血鬼への復讐の為に単身では不可能な大規模な作戦を為すために作り出された組織。
    ザンネ・ネル・ウンブラへの『デイライト』による包囲戦を仕掛ける為に各国で暗躍していた。
    組織の中心人物であるコッローディ自身がその作戦を行っているように中核を為す人員そのものは多くなく、
    対吸血鬼に関して有用な組織や企業を影から操る、または吸収する事で対応していた。
    その為傘下の企業などは上の思惑を知らない事も多く探る事が難しい組織となっている。
    人材面に関しては高度な訓練を課す事もあり質そのものは高いが組織の始まりが復讐であり、
    中核メンバーの多くがそうした奪われた側の者である為善悪に依らない部分がある。
    ただし復讐が前提である為自らの肉体を改造し怪物になろうとする者は少なく、
    大半はそれに準ずる戦闘力を持てる絢爛偽装という特殊な装備を持つ程度に留まる。