- 生息者
- 地理
- 歴史
- 主な住人
- 鳥人
街の中を移動するに際し、楽であるため多く住んでいる
- 地理
- 山と山の結ばれる場所、山の肩がくっつく地点、稜線間の谷間に存在する中腹の町
山の恵みも災いもその身に受け止めることとなる、母体となる山と共に生きてゆく地である
地理的な問題でやや水気が多く水はけもよい為、家は山に深く基礎を打って作るところから始められる
雨が降れば谷間の中心は河と化すものの、それを街の清掃に逆利用している部分もあり
街の中はある程度以上の清潔さが保たれており、街の下に網が設けられているため遺失物捜索が容易で
山麓の環境にあまり影響を与えないような構造を作ってある
平坦な土地というものは建物の中か、人工的に作られたちょっとしたスペースくらいしかなく
必然的に坂道を上り下りすることになるため、飛行しない種族の住人は健脚となる
その逆もまた言えて、山や高地での暮らしを好み、足の強い種族もここへやってくることは多い
- 産業
- 山だからこそ育つ植物を育て、加工したものを出荷して生計を得ている
野性の植物についても食用に適するものが多いため、それらの収穫物もまた同様のものとして扱う
茸類はその中でも大きく、茸の栽培を行っている者の割合は人口の多くを占めている
斜面を利用して茶を栽培する者もいるのだが、こちらは数を維持するためにそうでもない
だが美味であることも知られているため、遠方から足を運んでくるものも少なくはない
山脈の両側にある街同士を繋ぐ中継地点でもあるので、人通りはかなりのものであるといえる
- 経済
- 歴史
- 文化
- 施政
- 武力
- 備考
- 関係
- 主な住人
- 人間
イクサントの民と呼ばれる褐色の肌と金色の髪を持った一族が、この木の主な住人である
彼らは万能の樹木イクサントを売ることによって生計をたて、また樹木を崇めている
樹人
この大樹周辺にはイクサントを元とした樹人が暮らしている
イクサントの民とは極めて良好な関係を築いていて、相互に協力し合う関係
彼らは大樹の枝を元として生まれてくるようだ
- 地理
- イクサントは本来大樹となる樹木ではないのだが、何らかの作用により巨大化を果たし
直径200m近く、標高1000m程度にまで成長している。1000m級の山の頂から生えていて
山にはイクサントが数多く生い茂っており、大樹の根は深く張り巡らされ麓にまで到達
大樹の中は生活に便利なようにくりぬかれ、多くのイクサントの民が暮らしている
標高が高いため上のほうは寒く、居住区はある程度下層に限られてくるが
梢にある葉や枝を取るために上部、そして張り出した枝は仕事をするための領域とされている
いくらか北の方に位置するため、高地に有るここは雪深くなる。
大樹の枝はうっすらと白みがかり、景観としても素晴らしい。
- 産業
- イクサントの売買によって生計を立てている。
万能の樹木イクサントの使い道は多岐にわたって存在し、そのうちの一部を利用
葉を精製して得られるエッセンスは香として用いられ、興奮系の香りをもたらすようになり
その実を発酵させたり、酒に漬けることで上質なイクサント酒を作ることが出来る
建材としても力を発揮し、捨てるところは存在しない。
ただしその利便さゆえに需要も高く、不正に木を切り倒すものも存在するが
そこはイクサントの民やイクサントの樹人が見回りをして防いでいる
- 経済
- イクサントの卸売り箇所は、専売契約を交わした麓に存在する町のみである。
貨物運搬用の人力リフトが設置されているため、簡単で早く取引を行うことが出来
また専売契約を交わしているので高い利潤を得ることに成功している
万能樹木イクサントは需要も高く、しかし供給量には限度があるためやや割高であるが
庶民の手に届かないでもない存在
全て加工してから麓の町へ送っているので、その分の金額も上乗せされていたりする
こうして地元の特産品をフルに使っているため、イクサントの民の懐はかなり潤っている
彼らの間に税はなく、また麓の町からそれらを請求されることも無い
- 歴史
- かつてイクサントの民は大樹が生える以前より山に住む、山の民であったといわれる
しかしある時流星が山に落ち、イクサントの一本がそれにてなぎ払われた
イクサントの民は流星の落ちた場所を改めたが見つかるものも無く、まずはただ過ぎたという
だが程なくしてそこからイクサントが育ち始め、見る間に巨木へと育っていった
イクサントの大樹はたちまちの内に山を食らい、根を張り巡らせて平らげると
そこを玉座として天高く聳えたのだという
- 文化
- 樹木信仰 イクスネーテ
イクサントの民は自身たちが住んでいる大樹を崇めている
ひいては母体となった折れたイクサントと流星を崇めており、その信仰心は篤い
その中には日々の糧を得る種となっていることも含まれているため
伐採する際に感謝の念を贈りこそすれ、特に躊躇するようなことはないようである
- 施政
- 二頭政治
長は毎年の末に選挙で選出される。基本的には立候補者が対象であるのだが
その者の了解があればに限り、これこそはと思うものを推挙して列に加えてもよい。
これによって選ばれた者の呼び方は酋長であり、これとは別に長老も存在する
長老は単純に年嵩のものから、これまた選挙によって選出される。
酋長と長老はお互いを監視し、助け合い、補っていくことが望まれる
- 武力
- イクサントの民
イクサントの民は山の民より成った樹の民であり、悪所を巧みに動き回ることに優れている
彼らにとって斧はもっとも親しんだ日常の道具であると同時に武器であり
素早く敵に接近して一撃の下に相手を打ち倒すのがもっぱらの戦法
民族の衣装として男は基本的に上半身が裸に、染料によって模様を書き込んでいるため
身軽にして物理的な攻撃に些か弱く、魔術的な攻撃に対しそこそこの耐性を持っている
物理的な攻撃は斧捌き体捌きによってカバーするが、やはり一撃離脱を最も得意としている
樹人
温厚な彼らでも、有事となれば力を振るうことは厭わない。
大きく、堅く、強い。山道にも慣れているため攻め入ったのであれば、彼らは無視できない存在である
その一撃のもとに軍馬も投石器もバリスタも、櫓でさえも横倒しになることは免れぬ
イクサントの民からは逆に櫓や移動手段、同時に変化する地形としても用いられたりと
ともに暮らしているが故に可能な、訓練された様々な手段の元として扱われたりも
イクサントの戦闘は、両者の連携による二者一体の戦法にある
- 備考
- 関係
- エウザネニスに属しているとはいえ、半ば独立した存在である。
- 主な住人
- 人間
ここの主な住人達。おおよそこのあたりは人間が力を振るっている
- 地理
- イクサント大樹が飲み込んでいる山の麓に存在している街
規模は結構なものがあって、それに見合っただけの賑わいも有る。
街の作りはやや入り組んでいるが、イクサント大樹という目印があるのでそれほどは迷わない
雪が降れば山麓のここは極めて深くなり、深々と積もる雪に覆われてしまうことになる
イクサント大樹の枝振りも若干町を覆ってはいるのだが、傘の役目を果たしてくれるようなものでもない
- 産業
- イクサント大樹から降ろされて来る木材や葉、果実などの加工による製品化。
イクサント大樹側で作られるものとこちらで作られるものには若干の差異があり、酒などでは特に如実
イクサントの実を発酵させて作ったものと、別の酒にイクサントの実を漬け込んだものなど
イクサント大樹側は木を掘り抜いて暮らしており、建材として使用しないためそちらは一任され
それらから作られる板や、家具などは香りよいものとして人気が高い
また、材質上火を用いることができないため生活暖房や料理以上の大きな火や高温の火は存在しない
そのため使用している工具や斧、その他酒を詰めるための容器などの製作はこちらで行われている
- 経済
- イクサント大樹側が建材として木材を使用しないのを良いことに、それを安く買って加工し高く売っている
支払っている金額も暮らして行く分には不足なく、他の物品に支払っている金額は少し高め
その辺りの差異を合計すると若干得になるため、小さく儲ける形となる
鍛冶については個人からの受付を各工房で受けていて、イクサントの民が降りてくることもあり
これらの商品を割安で売ることにより関係を良好に保っている
- 歴史
- 文化
- 施政
- 武力
- 備考
- 関係
- 生息者
- 地理
- 歴史
- 主な住人
- 蟻人
この街を作り上げた種族の片方。女王蟻サプランチェの娘たち。
土竜人
この街を作り上げた種族の片方
- 地理
- 山一つを貫通した超巨大トンネル。高さ、幅、共に広く、陸棲巨人に類するものが通ることも可能
掘り出した土砂による建物や地形がトンネル外に形成され、交易の要として大きく繁栄している
トンネルの壁面はくりぬかれて部屋が作られており、階数で言うならば5層程度の高さを持つ
足場が設けられており、暗闇を好む種族にとっては人気の居住域となっていて
そうでなくても雰囲気が良く様々な店が構えられている。しかし闇に慣れなければ厳しいだろう
あちこちに階段が設けられており、そこからこれらの足場に登ることができる
足場も相当な広さを確保されていてテラスも備えられているほど。そこから中央大路を望める
これを用いたカフェが存在したりもし、また飛行する夜の種族にとっては着陸地点でもある
中央大路は巨人が複数人で通りかかってもすれ違えるだけの余裕があるほど
トンネル内は照明によって明るく照らされているが影は多く、通る時は注意して歩きたい
なお中央に検問所が存在しており、そこで通行料が徴収されている
- 産業
- 通行料が多くのものにかけられていて、それによって莫大な収入を得ている
支払った際に通行券が発行されてそれは半日有効、見せれば時間内に限り自由に行き来出来る
住人に関しては定住登録の際に多めの金をもらって、フリーパスを発行しているため必要はない
鉱石の類も発掘されないわけではないが、それはこの街が出来た最初の時点で用いられ
現在は基本的に行われていない。トンネルが大きな負担となっているはずなので
これ以上の負荷をかけて危険を齎す必要はないだろうという考えに基づく
- 経済
- 歴史
- 文化
- 施政
- 武力
- 備考
- 関係
- 主な住人
- オフアロトンネルに同じ
加えるならば怪物に類するものは完全に駆逐されている
- 地理
- オフアロトンネルが作られた山であり、オフアロトンネルの名前の元となった場所でもある
木々は生い茂り、野生の動物も多く、収穫物は多い。しかし道は細いものが多く
思いがけない地形も合ったりして、熟練したものでなければ登ることは難しいだろう
オフアロトンネルが作られるきっかけであり、着目点になったのもその困難さからで
あえてこの山を登ろうというものは少ない。そして許可を受けた者以外は立ち入りを禁止されている
安全面からみて下されたものである
- 産業
- その山の恵みこそがこの山最大の産物であり、材木、茸、果実、獣肉。
山で手に入りうるものの多くをこの山は保有している。これらは許可を受けた者達のものである
許可を受けた者達がそれをどう扱うかは彼らの自由であって
それ以外のものがこの山の産物に手を触れる機会は極めて少ない
- 主な住人
- 女王蟻サプランチェ
オフアロトンネルの建設に協力した蟻人たちの女王
蟻人
女王蟻サプランチェの娘たち
- 地理
- オフアロトンネル内に存在する。工事に携わった蟻人たちの支配域、分け前。
トンネル外にある排出土砂にて作られた都市の多くと、トンネル内の一部がこれに該当する
女王蟻サプランチェはこの形態によって両方に宮殿を持っており、トンネル外にあるものは別宮。
トンネル内の中央、検問所の上部を掘りぬかれて作られた空間が本宮とされている
本宮側は下の階層のいくらかが事務的なスペースとなっていて、女王蟻の居住スペースはさほど広くない
それでもかなりの階層を保有している
- 産業
- 特に産業と呼ばれるようなものは無く、消費するスペースである
行われるのは政治に関することであり、物理的に生み出すものといえば書類くらいのもの
- 生息者
- 竜類
ここは竜類のコロニーとなっていて、低位の竜が多数生息している
- 地理
- 構造谷で縦谷。大きな山脈を袈裟懸けに切りつけたような形で存在し、途中から二股。
危険きわまる場所であり、その要因として生息者は勿論
沿って存在するひび割れのような小渓谷など地形的な問題も大いに関係がある
これら小渓谷は崩落の危険性が高い上、大型怪物の巣となっている可能性が高く
不用意に近づけばただではすまないだろう
その名前の由来もこうした危険性の大きさからくるもので、自殺志願者や太陽の恋人の来訪は多い
全体として岩場により構成され、これは日照が多くないことに由来している
日の差す場所であれば緑を見かけることも出来るが、大抵の場合危険な場所
貴重な薬草などが生えていることもあるとはいえ、ハイリスクローリターンといえるだろう
渓谷の奥地……中央部には岩肌に沿った遺跡が存在を確認されていて調査が待たれている
なぜならば接近するにも大分苦労するため、何であるか解明されていないからだ
- 歴史
- 大昔、何か大きな衝撃をあたえる物事が起きて山脈は真っ二つとなった
流星であるとも、大きな地震であるとも、様々言い伝えは語っているが
その両方でもあるという伝承もまた存在し、それを証明するような遺跡もある
- 生息者
- 『竜喰いのアゾガステ』
渓谷において大きな力を持つもの、食物連鎖上位
- 地理
- 渓谷の二股に分かれているうち、片方のことを指してこう呼ぶ。大蜘蛛アゾガステの巣周辺地域
渓谷をまたいで巨大な蜘蛛の巣が張られており、谷を途中でふさいでしまっている
アゾガステがうろつくため、その重量で崩壊の度合いは激しく、歩行するのも困難
渓谷の底にはそれによって落ちた岩塊が転がっていて、行く手を阻んでいる
蜘蛛の巣は地上から数メートル上の地点に最下部があるため、抜ける事は容易いが……
別に見つからないわけでもないし、崩落の可能性があるためやはり危険
- 歴史
- 山脈に巨大な亀裂が走ってより暫く後、大蜘蛛の一族がそこに目をつけた
彼らはそこに栄え、時に食われ、時に食い、食物連鎖の中で重要な位置を占めるまでとなった
そうして時が経つうちに、一匹の蜘蛛がその力を示し始めた
元々持ち合わせていたものか、はたまた外的な要因があったのか……
ともかく蜘蛛はその地の覇者となり、一つの土地の恐るべき領主となったのである
- 生息者
- 竜君ディガ・カンドラ
竜人
- 地理
- 竜君ディガ・カンドラの支配する狭小な山地。
霊峰ディガ・カンドラと、それに付随する低山のみによって構成される孤島の如き場所で
溶岩が局所的にその力を増して発生した比較的新しい山地であるとみられている
現在でも活発な火山活動が確認されており、火口付近への耐火能力の低い種族の立ち入りは禁止
その近辺は同時に竜君ディガ・カンドラのプライベートなスペースでもあるため
山地にある村の竜人から案内を受けなければ入っていくことは出来ない
- 歴史
- 主な住人
- 竜君ディガ・カンドラ
この大温泉の経営者。観光名所として大々的に開放し、ウハウハの生活を送っている。
- 地理
- 湖と呼称されるほどに超巨大な温泉。霊峰ディガ・カンドラに寄り添うように存在しており
一応対岸が見えるくらいの規模ではあるようだが、相当な広さを誇ってはいるようだ
そのうちの霊峰ディガ・カンドラから少々離れた地点には安全に入浴するための施設があり
竜人の姿を簡単に見ることができたりもすれば
竜君ディガ・カンドラがその姿をのぞかせることすらも時にあるという
入浴施設は宿泊施設も兼ねていて、施設内部は一般用と貴族用にわかれてこそ居るものの
実際のところ客が来やすいようにしているだけであって、多少内装に差がある程度のようだ
竜君ディガ・カンドラにとってそういう身分などは瑣末なものに過ぎないらしい
ディガ・カンドラ温泉洞窟も宿泊施設にほど近くある低山にその口を開けていて、人々を楽しませている
- 産業
- 当然ながら、温泉による観光資源がここでの主な産業である
一部では竜人達が植物の栽培実験をしていたり
温泉の湯をそのまま売りに出していたりもして、金儲けの手段は様々試みられている
竜人達が一切を取り仕切っているせいか治安も安定している方であり
彼らが体を張ったショーなども人気を博していて、安全に楽しめる場所として人気は高い
- 経済
- 経済状況はかなり潤っている。温泉は山から勝手に沸いて出てくるうえ
人件費も竜人村の村人を用いているために極めて安く上がっていたりする
竜君ディガ・カンドラがかつての日々に集めていた財宝も貯蓄はかなりの規模に登っていて
本人が些か守銭奴な気質も持っているせいか、困ったりということはないようだ
- 歴史
- 文化
- 施政
- 武力
- 備考
- 関係
- 主な住人
- 竜君ディガ・カンドラ
この山を支配しているもの。竜人村の村長でもまたある
竜人
この山に村を構えている者たち。
村長が興している事業と、他の種族からしてみれば過酷な環境によってのほほんと暮らしている
- 地理
- 産業
- 経済
- 歴史
- 文化
- 施政
- 武力
- 備考
- 関係
- 生息者
- 竜人
- 地理
- 歴史
- 生息者
- 地理
- 網の目のごとく山が存在している山地。複数の山脈が縦横に絡まっているのだとも言われる
極めて広大であり、山の連続は途切れること無く、器のような盆地が各所に存在している
2000m級の山から一度も下界に降りること無く暮らしている者もこの山地には存在し
ひとつの生態系として完結している
多数存在する狭小な盆地の中には湖となっているものも多く、そこでもまた独自の生態系があり
これらの湖が繋がって巨大な湖となっているところもある
大樹もあれば島もあり、景観としてはカオスだが、その分だけ絶景といえなくもない
- 歴史
- 生息者
- 地理
- 歴史
- 生息者
- 地理
- 歴史
- 生息者
- 地理
- 歴史
- 生息者
- 地理
- 歴史
- 生息者
- 地理
- 歴史
- 主な住人
- 白蟻人
かつてこの山を作り上げ、住んでいた者
パラポネラ
それを征圧し、今現在住処としているもの
- 地理
- かつて白蟻人たちが連合を組んで作り上げた一つの山。それがシャンクラック
複数の白蟻人の王国が力を合わせ、あちこちから土砂を持ち寄り積み上げてこの山は作られた
標高は1500mに近く、内部は複雑に通路がめぐらされていて迷いこめば脱出は至難の業
植物も植えられているために伸びた根で更に複雑を極め、大迷宮の様相を呈している
中には落とし穴じみた洞穴の入り口も存在し、登ることすらもまた危険が伴う
こういった環境のため地を走る動物はあまり住み着かず、植物に鳥類……そして現在はパラポネラが住む
- 歴史
- 白蟻人がここを作り上げてから暫くの間、ここは白蟻人の楽園だった
植えた植物によって食料は確保され、王国間の関係もまた良好
目的は嫌悪する蟻人に対抗するためであったが、ここは多くの白蟻人にとって安住の地だった
しかしそれもやがて滅びの時を迎える。
ある時、偶然にも数体のパラポネラが同時に通りかかった
パラポネラは白蟻人たちを獲物として捉え襲い掛かり、白蟻人もまた応戦したが……
白蟻人がシャンクラックを放棄するまで、そう時間はかからなかったという
- 生息者
- 大蝙蝠など、知性の低い動物類
ある程度の知性があれば、あえてパラポネラのいるところへ近づこうとはしない
- 地理
- シャンクラック新山内部を走る迷宮。新山のあちこちに入り口があるが、中には危険な入り口もある。
かつて白蟻人たちの楽園であった頃の名残で、通路は広く、一般生活を送るに足る様相を呈する
左右の壁面には当時白蟻人が用いていたであろう住居跡が残り、ぽっかりと口をあけている
巨人などの進入は想定しておらず、高さはない。精々が2m程度とあくまで白蟻人向け
照明などは全てその力を失っており、中へと入る際にはなんらかの灯りを持っている必要がある
数多くある出入口のお陰で通気は良好のため、空気の確保は心配しなくてもよい
この場所における危険な入り口というのは、大きい空洞の天井が抜けてしまった箇所のことを差す
ホールと呼ばれるこの箇所はかつて吹き抜けだった場所で高さがあり
ここから落下すると100mくらい落下してしまうこともあるため危険
シャンクラックの重要な箇所はこの洞穴内にあり、外はパラポネラもうろつき、穴もあるため
実はこの迷宮を探索した方が安全だったりする
- 歴史
- パラポネラたちから目をつけられて暫くの間、白蟻人たちは迷宮に篭り奮闘を続けた
パラポネラたちの体格では到底迷宮内に侵入できなかったし
何よりも白蟻人には地の利があったから、多少は防衛を続けることも可能ではあった
だがある時、パラポネラは地上に程近いホールの天井を踏み抜いて落下し、その衝撃に耐えて進入を果たした
こうして白蟻人たちは迷宮内の要地を失うこととなった
未定 †
- 生息者
- 地理
- 歴史
- 主な住人
- ビーバー人
都市を建設するために招致されて、ここに定住した一族の者たち
階段状になっている部分が多いため彼らの力も振るい易く、今も建物の保守管理は彼らの仕事
鳥人
高低差が激しい土地柄、彼らには向いた地形であったためにここでは多く見受けることができる
中には瀑布の裏側に家を持つ変わり者もいたりして、ここで飛び立った彼らを追うのは難しい
- 地理
- 階段状の滝に張り付くようにして作られた一種の階層都市
大小無数の滝によって構築され、複雑に枝分かれしながらも一つの滝壺に帰結し、滝壺から再び分かたれる
段になっている部分は平たくなっているので、その陸地部分や水の流れているところに柱を立て
その上に建築物を建造する、いわゆる高床式の建築を持って街並みは構築されている
中には滝の存在しない陸地も存在しており、その辺りは住宅密集地となっていて
そこへは階段が設けられていたり橋が掛けてあるなど他の場所とのつながりが強化されており
中継基地としての役割も大きいと言っていいだろう
建材は防音防湿を重視したものが用いられており、そうした性質を持つ石などで作られているものが大半
都市全体の高さはおよそ100m程度にもおよび、階段状になっているため広さもかなりの物
端から端まで行くのも徒歩では並大抵のことではなく、ここで暮らせるものはかなり限られる
都市の各所には水車が設置されていて街の各種機関を動かす動力源となっており
主にエレベーターや渡板などの移動手段に使われている
また階層都市の形態も持っていることが影響して格差意識も見受けることが出来
都市の上部と下部では建物の規模や形態に大きな差がついている
- 都市上部
- 見るからに豪壮な邸宅や施設が立ち並び、訪れたものを圧倒して止まない風情を誇るのがこの場所
都市の行政施設はここの一角に集中して設けられていて、上流階級向けの店もまた別の一角に集中している
下の街との連絡路は目立たない位置に存在しており、上下から眺めた際の景観を損ねないようになっていて
目立たないようにすることで、手の届かない存在であるという意識を植え付ける狙いもあるようだ
街中にある水路は護岸工事によって固められており、ある程度以上は近づけないようになっている
- 都市中部
- 中流階級の民が住まう階層。上部を経由しているため水質は多少変わっているが、十分濾過して使える
穏やかな風情を讃えた町並みが続き、この辺りはまだ道路が舗装されて石畳になっている
ここから上の階層は街の中へ定期的に水を流して洗浄し、下流へと流して掃除するやり方が一般に通っている
水弁の管理者は上部に暮らしているものが担い、中部の人間が自由に扱えるものではない
この階層も水路は護岸工事によって固められていて、安全性は確保されている
- 都市下部
- 下層階級の民が住まう階層。貧しいこともあって家も見窄らしく、防音も完璧ではない
防湿に問題があるところも少なくはないが、その辺りは下流の街や国との関係もあって手入れされており
病気になり易い環境にが発生しないようには、上部の民も気を使って世話を焼いている
水質は二つの街を経由しているだけあって更に悪くなっているが、濾過することによって使えないわけではなく
さらに煮沸することによって日常でも使えるように浄化しているようだ
水路は生のままであり、橋もあれば飛び石を渡っていくような場所もある
- 最下部浄化池
- 滝壺。かなりの広さをもっており、大規模な濾過装置が設置されている。
下流の街などに対して生活に使った水を、こうして滝を利用した街を作りながら流しておくわけにも行かず
一度ここで浄化処理を施してから全ての川の流れへと配分されることとなる
責任ある施設であるために、ここでは都市の中で用いの高いものが管理するのが習わし
交代制で上部からこちらへと降りて見張り、手入れをしている
- 産業
- 潤沢な水資源を行き渡らせることこそが彼らの仕事であると考えていて、特にこれといった産業は存在しない
水車を用いたエネルギー供給も都市内で完結しているため外には出ず、まさに君臨していると言っていい
あえて言えば観光地としてサービスしているくらいであろう
- 経済
- 水の流れ、水の質を支配しているという側面もあり、水の使用料を下流から取ることによって資金を得ている
いささかばかり強権的な趣があるものの昔からそれを続けていたため、住人たちは全く気にしていない
- 歴史
- 文化
- 施政
- 武力
- 備考
- 関係
テンプレとか
*[[>設定/340417/土地/山岳]]
:主な住人|
:地理|
:産業|
:経済|
:歴史|
:文化|
:施政|
:武力|
:備考|
:関係|
*[[>設定/340417/土地/山岳]]
:生息者|
:地理|
:歴史|