鳥の飛べない荒野「バッドランド」 †
- 英雄奇譚に記された領域で、全容未解明の荒野
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※ 下線 は、他のこやすさんの設定・人物です
- 位置:割と適当
- 酒場から西(不確定)へ随分と行ったところにある荒涼とした領域。現在ここを領有している国は無い
- 気候:乾燥帯、高い植物は生育できず、ときおり潅木を見かける程度である
- 降雪は無し
- 通信が利かないなど機械が異常動作する、居住に適した平坦な土地が少ない
モンスターも多い……などの理由で統治したがらない
- 茫漠たる砂漠(レオスタン砂漠)よりは広くない
- 周縁部は北西の魔導王国「ベルチア」と接している
- 荒野、峡谷、岩地、小さな集落がいくつかと、巨大な地底瑚、シノンデル支部の存在は確認されている
- 川や池はそれなりにある
- 砂漠蟹が生息する
静謐な空域 †
計器異常と雷雲によって飛空挺の墜落が相次いだため
基本的には航路からは外されているが、今日でも時折、迷い込むなどして事故に遭うことがある
バッドランドを迂回すると遠回りになるので、あえて航行しようとする者もいるが、大抵は墜落の憂き目に遭う
飛空挺(科学、魔術、どちらの原理によるものでも変わらない)に関しては
通信もほぼ利かず、操舵や動力炉にも異常が発生し、方位も分からなくなる
自前の翼を持つ飛行生物も方向感覚が狂うためなのか、やはり墜落してしまう
そのためバッドランド上空は、鳥すら1羽も飛べず、不気味な静寂に包まれている
少なくとも黄金歴の始まる前からこのような状態が続いており
過去何度も複数の国家による調査団が送られたが、結局
これら現象の原因は解明されずに終わっている
また、これとは別にしばしば雷雨が発生することでも知られる
ちなみに、地上では計器異常、通信不良はあまり起こらない
漆黒の鏡 †
「闇の精霊聖地」のひとつとされる巨大地底瑚 みいるさんの設定を脚色の上掲載
黄金歴145年1月よりしばらくの間、蒲生みいるが武者修行を行なうなど
精霊使い、魔導師などが時折、自らを高めるために訪れている
この地底瑚に鬱積する闇の力が「静謐な空域」を作り出す原因になっている
と主張する学者もいるが、通説では原因は別のところにあるとみるのが一般的
企画の設定を一部流用したもの
地下刑務所のような構造をした特殊兵士養成所で、地上からは発見しにくい
正確な位置を知っている者はそう多くない
シノンデルといえば強力な兵士を「出荷」するため、
その一環として「死亡した訓練生を加工して食糧にすること」が有名だが
当支部でも行なわれていたかは不明である
修了生の中には、かつて冒険者として登録されていた者もいた
紅蓮の魔人・アルフォンヌ(G.E.106-137) ソードマスター・ベリタス(G.E.117-144)
流しのジャンク屋 †
Welcome!
墜落した飛空挺の部品や積荷、その他食糧などを売り捌く商人
地を駆ける獣や、自動走行機械に乗り、客を求めてバッドランド中を徘徊している
彼らの多くは、蜥蜴人(リザードマン)など、高等知能を持った亜人である
ちなみに墜落事故生存者や遭難者の救助も行なうが、無償ではない
エルナト区 †
ジャンク屋たちがそう呼ぶ区画で、詳細はやはり分かっていない
黄金暦185年に、鋼殻族のアルバアが、必殺剣を編み出すべく、ここから放浪の旅に発ったが、消息不明となっている
山岳のアルバア(G.E.158-186)
砂漠蟹(荒野蟹、鍋蟹) †
平鍋のように平らな蟹
生まれた時は殻に起伏が多く棘を持っているが、砂嵐に晒され徐々に丸みを帯び平らになって行く
砂の中に身を隠し目を伸ばして獲物が近づくのを待っている。夜行性であり夜間に砂から出てきて移動をする
蝦蛄と同様に捕脚肢による強力な打撃で、上を通り過ぎる獲物の足を破壊し捕食する
殻が硬く、退治する際は鈍器を用いるのが一般的
鍋蟹と呼ばれる通り、実は水気が多く、裏返して腹の殻を剥ぎ取りそのまま火にかけると蟹鍋になる。1匹で4人前
これにタマネギやラクダの肉を放り込んで食べると美味い。バターで味付けをするのも良い
殻はそのまま鍋として再利用が可能。オアシスのキャンプによく殻だけで転がっている