混血である彼女は「再生」と「ほぼ不老」、ヒトを凌駕する「鋭い嗅覚」の特性を持つ。聴力も高めで、夜目も利く
しかし鋭すぎる嗅覚は、同時に大きな弱点でもある
納豆の臭いでも嗅がされたら死ぬんじゃなかろうか
またこの再生能力も、傷の治りが多少早い程度。瞬時に肉体が復元するような高次元のものではない
なお、母の持っていた「予備臓器」「紫色の毒血」の特性は受け継いでいない。血は父と同じ赤色
イーリスが生を受けてから、かなりの歳月が経過したが「冬眠」すると、その間は歳を取らない
そして彼女は冒険の日以外はほとんど冬眠してるらしい。公式年齢を半減させたくらいで計算すると良い
また「ほぼ不老」の特性によって、20代半ばくらいで見た目の変化がほぼ停止する
これほどまでに若さに執着する理由は、合成人間が、北方辺境ノースフィニーの地に跋扈する
吸血鬼の真祖(ヴァンパイアロード)を滅ぼすために人為的に造り出されたこと、に起因する
ヴァンパイアたちは若い女の血を好み、彼女らは最強クラスの種族である
互角に戦うには『英雄』以上の戦闘能力を要求される
しかし、若年のうちに『英雄』を超える 非常に高い力を身に付けるのは至難の業
そのため合成人間は、約140年の生涯を、最も吸血欲をそそる姿形のままでいることを要求された
それゆえの「ほぼ不老」 若く美しい姿のまま留め置く特性である
なお、合成人間たちが運良く寿命で死ねる場合には(戦闘や、多臓器不全で死ぬことの方が多い)
砂のように崩れ去り、跡形も残らない
合成人間である母マーシャの特性を 色濃く受け継ぐイーリスもまた然り、と考えられる
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