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ID: | 409617 |
名前: | シノニム・ミスト |
出身家: | ミスト |
年齢: | 33 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
方針: | |
難易度: | |
信頼性: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
現在: | |
四代目: | ステータス/戦歴 |
三代目: | ステータス/戦歴 |
二代目: | ステータス/戦歴 |
初代: | ステータス/戦歴 |
コメント欄へ: | ![]() |
CV: | 高橋広樹 |
5回…それが自分に与えられたチャンスの回数
奇しくも曽祖父と同じ回数挑戦出来る事に胸が躍ったものだ
これで英雄になれば自分も曽祖父のような男に…強い男に…
だが現実はそう上手くは行かなかった
怪鳥の爪が自分を大きく貫いた時痛い程に英雄には足らない男だと気付く
悔しいねえ…夢を追い求めても掴めずに…
だがまあ、夢を追いかけ続けた人生ってのも悪くはねえ
そんな事を思いながら空を仰ぎ見る、木々の間から見える太陽が随分と綺麗に見える
「最期に見る景色としては十分だぁな、だはは!」
耳を向ければどうやら怪鳥は同行者達が倒してくれたようだ
無事で良かった…これで思い残す事は…守れなかった約束がある事ぐらいか
視界が歪み酷い眠気に襲われ始める、血が足りなくなってきたのだろう
これで終いか…
そう思った時に不意に声が聞こえた、野太く、何処か懐かしいような声が
「ったく、俺の曾孫がだらしが無いねえ」
意識を失う直前、誰かの暖かな手が自分の傷に触れた気がした
数日後
死んだと思っていた筈が気付けば依頼先の近くの村の医者の家だった
冒険の同行者がこの村に運んでくれたのだという
運ばれた当初は傷は致命的で助からないと思われていたが
不思議と命は落とさずに傷が素早く塞がり一命を取り留めたのだという
医者も不思議な事もあるものだと首を傾げるが自分には思い当たる事があった
あの時自分の傷に触れたあの手、それがきっと…
数週間後
大きな傷も粗方癒えたが体の節々が妙に動かし辛い
医者に聞くと今まで冒険で無理をしてきたツケが出てしまっているのだという
普通に生活をする分には問題は無いがもう冒険を続ける事は無理だと言われた
冒険は無理…多分、本当は生きている事自体ありえない
誰かが自分を生かそうとしてくれた…そんな気がした
そう思いながら医者にお礼と医療費を渡しその村を後にする
帰るか、故郷に…その前にあの街に戻り思い出を纏めて…
それから
酒場のある街より遥か西方にある国のとある豪商の家
そこで次代の主となるべく修業に励む一人の男が居た
屈託の無い暑苦しい笑顔に商人にしても大きな声で喋るその男は口々に語る
商売人の英雄になるのが今の俺の夢だ、と
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