これは「あたし」が「わたし」になって「私」になるまでの物語

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  • 23.──黄昏歴 1003年 6月
    • (シロン彫金工房、シィホの私室にて)
      • 彼女と共に暮らしてわかったことがある、やはり彼女は眩しい
      • 純粋な力、純粋な心、そんな清らかな魂の側にあればあるほど……憧れてしまう
        いつになれば彼女と同じ場所に立てるのだろう。いつになれば彼女のように大きくなれるのだろう
        森翼──樹翼の中でも選ばれたごく少数の存在しかなれない。覚醒──彼女は生死の狭間を超えて、わたしを助けるためにその力を遺憾なく発揮した
      • わたしは……炎翼だ。ただ燃えているだけ、いつ燃え尽きるかわからない翼……
        大いなる生命の営みが内包された森、その翼に比べればこんなもの、ただの火の粉にすらならないのだ
        彼女の力があったからこそ今の自分がある。それには感謝してもしきれない。一生かかっても尽くしていくつもりだ
        だけど……いつかは……いつかは彼女と同じ場所に立ってみたい。そして……肩を並べて…………

      • 「もう、こんな時間か。朝ごはん作らなきゃ」
        「まだ起きてないんですかにこちゃん、しょうがないですね……」

        ──いつか正式に彼女に認めてもらえるような存在になりたい
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Last-modified: 2016-12-08 Thu 10:34:09 JST (2075d)