コメント/名簿/18096
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引退/18096
?
お名前:
あっというまに半年なのだわね おかあさん
(向日葵の花を供える小鬼) --
ペロ子
?
そして1年 ときどきむしょうに会いたくなるのだわよ
--
ペロ子
?
はい おかあさん シャッキリした太陽花よ
おかあさんのなまえでイメググったら おんなのひとのしゃしんと おはかのしゃしんが出てきてふいたのだわよ
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あっというまに半年なのだわね おかあさん
(向日葵の花を供える小鬼) --
ペロ子
?
そして1年 ときどきむしょうに会いたくなるのだわよ
--
ペロ子
?
はい おかあさん シャッキリした太陽花よ
おかあさんのなまえでイメググったら おんなのひとのしゃしんと おはかのしゃしんが出てきてふいたのだわよ
――――――――
……エルザさん……(膝を突き、頭を垂れた) --
ラッパ
・・・・・・しゃっきりしたおかあさんだったのだわ
--
ペロ子
?
ペロ子さんとあうまえの エルザさんを おれはしらないけど
ペロ子さんと あってからの エルザさんは とてもしあわせそうだったよ…… --
ラッパ
ありがとうラッパさん ・・・・・・ありがとうね
--
ペロ子
?
――――――――
(桜姫というリキュールが1ケース、メッセージ付きで届いた)
(「この度、酒屋・檜堂を閉店することとなりました。ご愛顧ありがとうございました」)
おかあさん、ヒノキ堂さんからにもつがきてるのだわよ?
あら・・・そう、お店を畳んだそうよ 残念ね・・・
おかあさんのお気に入りの「桜姫」だわ こんなにたくさん
ご丁寧に・・・ありがたくいただきましょうか、ね?ユリカ。
あんまりのみすぎないでよ?おかあさん
――――――――
だんだんと夏の暑さが堪えるようになってきたわ・・・どうにか凌げる涼しさになってありがたいわ、ね?
(夫婦で月見酒)
――――――――
(酒場で唐突に名前が出てむせるエルザ)
おとうさんおかあさん ずいぶんとうれしいこといわれてるのだわね
キャプキャプ
――――――――
おがぁざんっおがーざんっ
(泣きべそになりながら)
あらあらうふふ。
うふふじゃなーいッ!
なおったなおった
あら、よかったわね ちょっともったいなかったかも
ぜんぜんもったいなくないですよ
――――――――
夢の中、ね・・・?残念だけどお母さん夢探求の方面はサッパリなの。ごめんなさい、ユリカ。
それはそれはグッスリ快眠しちゃうのよねぇ・・・
うんん、おかあさん いつもなにかあるたびに そうだんにのってもらっちゃって・・・ どうもありがとう。
――――――――
トト、トイレトイレ!
あらあら はいはい ごゆっくり。
(キッチンを借りて何やら作っている小鬼)
――――――――
・・・ただいま、おかあさん。おべんとうありがとう。
こんなものをひろったのだけれど・・・
おかえりなさい、ゆりか。おそまつさまでした。
どれどれ・・・炎の魔道書、ざんねんながらユリカはこういったことにはむいてないように思うけれど?
・・・やっぱり?えへへ、おとうさんのくれたつるぎがあるから、それでいいのだわ。
ちょっときょうみがあったのだけれども。
でも、護身術程度にちょっと覚えておくのも悪くはないかもしれないわね。
・・・チャレンジしてみるかい?
・・・ホント?おしえてくれるの?やってみたい!
(小鬼里帰り中・・・)
――――――――――――
・・・長いような短いような半年だったわね・・・お母さん上手に子離れ出来るかしら、ね?
(小鬼の髪を櫛で鋤くエルザ)
ねぇユリカ、本当に前髪で隠さなくてもいいの?
(額左の古傷をそっと撫でて)
・・・いいの。いままでもずっとあったし、これからもずっと つきあっていくんですもの。
あたしも、じょうずにおやばなれできるかしら?ときどき、さみしくてたまらなくなるのじゃないかしら。
その時はいつでも甘えに来なさいね、ユリカ。ギムも私も、歓迎するわ。
・・・・・・嗚呼・・・あなたと親子で居れたことで、あたしたち色々なものをもらったような気がする。
あたしも。・・・ほんとうに、いっぱい。
・・・いつかちゃんとおやこうこうするんだから、ずっとげんきでいてくれなくちゃ いやよ?おかあさん。
・・・ユリカも。・・・野垂れ死になんかしたら、承知しませんよ?
・・・嗚呼もう・・・歳をとると、涙もろくなって駄目ね。さぁ、ユリカ。長引くとどんどん・・・
・・・ええ、どんどんつらくなるのだわ。ながいあいだ、おせわになりました。
ときどき、れんらくするのだわ。・・・・・・おかあさん、・・・あいしてる。おとうさんにもおなじように、つたえて。
(暫らくの抱擁の後、小鬼はあたたかな夫婦の元から巣立って行った
黄金暦119年 5月 某日)
――――――――――――
「まずこたえをみつけて、あいだをうめていく」
・・・こたえさえみつかれば、あとはもっとかんたんだとおもってた・・・
あせらずに、じかんさえかければ ほんとうにうまっていく?ねぇ、ラッパさん・・・
宙に問いかけるユリカ。この場には、ラッパは居ない。
・・・ぜんぶうまったら、アタシ・・・どうするんだろう?
ここに、のこる・・・?うんん
(鏡に映る自分自身を眺め)
・・・さぁ、ペロポネソス。あなたは、どうしたいの。
あなたはこれから、どんなふうにいきていきたいの。 きめるのは、じぶんじしんよ。
(暫らくの間、鏡をじっと見つめていたが・・・やがて髪留めを解いて部屋を出て行った)
――――――――――――
(穏やかな昼下がり、ドアをノックする音が響く)
すいませんが…こちらにユリカさんという方はいらっしゃいますか?
(//ううむ、このコメント欄に話しかけるのは大丈夫だったでしょうか) --
ラシアル
はい、どちらさま・・・あら。あらあら。貴方がユリカの言っていた「おおきなかた」かしら。はじめまして、ユリカの母です。どうぞ、お上がりになって?
ユリカー、お友達よー?
(//OKであります!) -- エルザ
はじめまして ご婦人 ユリカさんの知り合いの「ラシアル」と申します
おおきなかた…えぇ、多分そうではないかと
すいませんお邪魔させて頂きます
--
ラシアル
ラシアルさん!いらっしゃい、ようこそ。おげんきだったかしら?
(ニッコリと微笑んで出迎える小鬼) -- ユリカ
近くに来たので寄らせていただきました こんにちわユリカさん
えぇ、特に何事もなく元気ですよ ユリカさんは如何ですか?
--
ラシアル
ええ、とてもげんきよ。きょうあたりきてくれるのじゃないかっておもってたわ!
(母親が紅茶とクッキーを持って来る)
ユリカったら、随分と嬉しそうだこと。この子、あなたとクッキー食べるんだって、楽しみにしていたんですよ
(//スイマセン30分程はなれます ごめんなさい!)
ふふ、この辺りに足が向いたのはそのせいかもしれませんね
あ、これはすいません ありがたく頂きます
(しばし、歓談の時間が訪れる…)
(//了解しました) --
ラシアル
(//すいません 片付きました)
そう、本来生まれてきた目的を失って・・・人造物とはいえ、心があるわけでしょう、さぞかしおつらかったでしょうね?
(なにやら色紙を鋏で切っているユリカ)
(//おかえりなさいませ)
えぇ、与えられた自我ではありますが 主命を失ったときは…辛さや悲しみよりも虚無が訪れました 私の自我は主の下で成り立っていたのでしょう
…ユリカさんはなにを造っておられるのでしょうか?
--
ラシアル
ぺたり
(窓に映る顔を見て)
…なかなか凛々しくなった気がしますね ユニークです
どうでしょう、人に近づけたんでしょうか?
--
ラシアル
とてもたのもしいかんじよ、ラシアルさん!
あらもう この子ったら。何をやっているかと思えば・・・すいません、ラシアルさん
-- エルザ
はは、頼もしいですか ありがとうございます(そっと頭を撫でる)
いえ、私も楽しい気分ですよ いい子ですね、ユリカさんは
--
ラシアル
ありがとうございます、自慢の娘ですわ。
(そういって微笑む)
マユゲがうごかせたらいいのにね。
ううん…元々表情に乏しいもので眉毛を動かすのはちょっと難しいですね
…おや、もう日が沈みかけてますね 長居してしまってすみません そろそろお暇させていただきます
あ、エルザさんクッキーとても美味しかったです ありがとうございました では、また遊びに来ますねユリカさん
(眉毛をつけたままそのウォーフォージドは帰っていった) --
ラシアル
あら、ではまたいらしてくださいね?
きてくれてありがとう、ラシアルさん またおあいしましょ?
(見送る母娘)
――――――――――――
・・・落ち着かないかしら?ユリカ。
・・・おちつかないというか・・・なんだか、てれくさい、かも。
・・・でも、こうやっておかあさんといると・・・あんしんする。
ユリカの手は冷たいわねぇ・・・冷え性なのね。
(ユリカの手をとり、そっと暖める)
手の冷たい人は心があったかい、って昔から云うわね。ふふふ
・・・おかあさんのては、あったかい。でも、こころはつめたくなんかないわ?
ありがとう、ユリカ。・・・
・・・ユリカ、もっと甘えていいのよ?むしろ、もっと甘えなさいな。
うんんおかあさん、あたし・・・おとうさんにもおかあさんにもすごくあまえさせてもらってばっかりで・・・
ユリカ。あなたはなんていうか、頭の良い子だから・・・どこかで「甘えてるフリ」をしているように思えるわ。
このうちに居る間はあなたはユリカ。私と、ギムの大切な娘よ。
本当の名前が「ペロポネソス」だとしても、それは変わらないの。
・・・おかあさん・・・ありがとう。
(ユリカの頭をそっと胸元に抱きしめて)
ユリカはきっと、本当に子供の頃から甘える事を・・・我慢していたのか、できなかったのか。
一番甘えたい時期に甘えたり無かった心というのはね、いつまでもどこか寂しい気持ちに囚われたままになってしまうの。
(少し小声になり)
だから、アタシもたくさんたくさん、ギムがもう困ってしまうくらい甘えたわよ。
(おどけた表情をつくってみせるエルザ、おかしそうにクスクス笑うユリカ)
いっぱいだきついたり、いっぱいキスしたり?
そうよ、あのひとがこっそりと告白してきた時も、次の日に皆の前でコレでもか!これでもか!ってくらい沢山キスして困らせちゃったわ。
だから、ユリカも遠慮なんかしないで、私にもギムにもたくさん甘えるといいわ。
そして、ユリカ。あなたがこの先誰かと恋をして、誰かと結ばれて、子供を授かったら・・・たくさんたくさん甘えさせて、
そうやって愛されている事をしっかり感じさせてあげなさい。ね?
(頷いて、エルザにギュっと抱きつくユリカ)
おかあさん・・・・・・おかあさんといっしょにいたら、もうこわいゆめをみないかな・・・
(抱きつく小鬼の頭をいとおしそうに撫で)
見ないわ。もし怖い夢がやってきたら、おかあさんが全部追っ払ってあげますからね。
安心して眠ると良いわ・・・おやすみなさい、ユリカ。
うん・・・おやすみなさい、おかあさん
――――――――――――
119年3月
ユリカの容態・・・こう記すとかなり大げさになってしまうが、安定しない。
急に「思い出した」と言ってみたり、今までのように明るく振舞ってみたり、時には酷く落ち込んでいるように見えたりもする。
全てを思い出した上で、どう振舞えばよいのかと思い悩んでいるのか。それとも記憶剥離の症状の間で揺れ動いているのか。
残念ながらこういった方面は専門ではない為どうにも判断しがたい。
アンジェラと名乗る鬼族の女性に送られてきてからそういった状態が続いている。
その他に変わった事といえば、あれだけ気に入っていたシロフォンをそれ以来演奏していない事。
パステルインプの話題に触れても、「恐らく自分はパステルインプである」といった意味合いの事だけを言い、それ以上話題を続けようとしない事。
夜中にうなされて目を覚ます事も増えたようだ。こちらの内容についても語りたがらない。
勿論、無理に聞き出したところでどうしようもないだろう。
何にせよ、今彼女が大分と辛い精神状態に居る事は確かだ
――――――――――――
ぜんぶではないかもしれないけれど ひつようなピースはそろった
あとはパズルをくみたてるだけ
ラッパさん ・・・ラッパせんぱい・・・
サンゲさん ・・・さんちゃん・・・
リコおねえさん ・・・リコ・・・
おかあさん・・・ エルザ、さん・・・?
(うつぶせに寝返り)
・・・・・・・・・ユリカ。 ・・・・ペロポネソス。・・・
・・・ダメ、どっちでよんでも もうかたほうのよびかたがただしいみたいにおもえる・・・
・・・どっちが、あたし?・・・・・・
・・・・・・ラシアルさん。 ・・・ラシアルさんはラシアルさんなのだわ。
・・・
・・・・・・そう、どっちも、あたし。
――――――――――――
ねぇおかあさん、おかあさん「パステルインプ」ってしってる?
「パステルインプ」? おとぎ話に出てくるいたずら好きの陽気な小鬼の事かしら、ね。
お話によって描写はさまざまだけれど、だいたい人間の子供に見える姿をしているみたいね。
――どうかしたの?ユリカ。
ひろばで、パステルインプのひとにであったの。あたしのこと、もしかしたらパステルインプなんじゃないかって。
―――そう・・・お母さんが言ってるパステルインプは昔からある物語を研究している人がいつの頃からか使い出した名称なのだけれど・・・
やっぱり、居るのかしらね。・・・ギムだってドワーフですものね、子供の頃はおとぎの国の住人だとばかり思っていたけれど・・・
(おどけた調子で)はじめまして、我が家のパステルインプさん?(握手)ふふふ。
――――――――――――
・・・じゃぁおかあさん、いってくるね
本当に、一人で大丈夫かい?またこの前みたいな事になったら・・・
だいじょうぶよ、おかあさん。もしあぶなそうなところだったら、はしってかえってくる。
それに、あたしみためは――
見た目は子供だけれど、充分大人。そう、ね。
嗚呼―まさかこの歳になってこういったことにヤキモキするだなんて夢にも思わなかったわ?ふふふ。
気をつけて、いってらっしゃい。おかしなこやすには近づかないのよ?
はい、おかあさん。いってきます!
――――――――――――
あら!いらっしゃい リコさん、だったわね?
(リコを迎え入れるエルザ)
寒い中よく訪ねて下さったわね、ささ、上がってちょうだいな?
は、はい(頭の上の雪を慌ててはたき、失礼します、と一礼して家の中へ)
あの、アップルパイを焼いてきたんです、お食事の後に宜しければと思って・・・
(容器ごと布で包まれ、まだ暖かいそれを差し出す) --
リコ
?
あらあら、手作りのものまで頂いて・・・ありがとうございます!
ユリカー?このまえのリコおねえさん、来てくださったわよー?
さぁどうぞどうぞ、奥はあたたかいわよ?
こんばんは、リコおねえさん クリスマスおめでとう
(誘われるままに奥に足を運び、ユリカと、父親らしい初老のドワーフに挨拶する)
こんにちは、ユリカちゃん、クリスマスおめでとう!
そして初めまして。リコ・アルベールです(丁寧に会釈) --
リコ
?
(名乗り、挨拶を返すドワーフ そんなに畏まらないでまぁ一杯、といった感じ)
あーなーた!もう。リコちゃんしっかりしてるけどまだ未成年・・・よね?ドワーフ族の子供じゃないのだからお酒はまだ駄目よ!
リコさんからアップルパイを頂いたからお茶を淹れましょうか、ちょっと酸味のあるのを、ね?あ、適当な所に座っててちょうだいな?
(冗談冗談、といって笑うドワーフ ユリカは髪を下ろし、角が見える。左側に白い花の髪飾り)
わあお茶ですか?頂きます!
(柔らかいソファーの隅に腰を下ろし、何気ないやり取りに自然と笑みが漏れるリコ。髪を下ろしたユリカの角と花の髪飾りに気付く)
『・・・・・聡明そうな奥様と旦那様・・・ボクが何の為にここにいるのかなんて、きっと解ってらっしゃる』
ユリカちゃん。その髪飾り、大事にしててくれたんだね --
リコ
?
えへへ・・・
(照れくさそうに笑うユリカ なんとなく気恥ずかしいのか、モジモジとしている)
おまたせしました、お茶が入りましたよ はいギム、あなたはこっち。ちょっとだけブランデーが入っていますからね?
じゃ、リコさんのお手製のアップルパイ、早速頂きましょうか?
(お茶と菓子、そして家族との温かな会話。リコも暫し時を忘れ、語り、笑った)
(時計の針が進み、ユリカが夢の中にいる時間。リコはエルザと並びながら溜まった皿を洗っていた)
なんだか遅くまでお邪魔してしまって申し訳ありません。ユリカちゃん・・・寝ちゃいましたね
(ソファーで毛布に包まりすやすやと眠っているユリカをちら、と見て) --
リコ
?
ごめんなさいね、お客様に手伝わせてしまって・・・
ふふふ。可愛らしい寝顔でしょう?私たち夫婦、子供が居なかったから・・・ああ、さすがに実の親子じゃない事位・・・見たら判っちゃうわよね?
いえ、洗い物は好きですから・・・・実の・・・親子じゃない・・・・・
あの・・・ですね・・・ボクは、ボクはユリカちゃんが・・・ユリカちゃんになる前の事を知っています・・・
(言ってしまった、もう戻れない、とリコは後悔した)
戻って欲しいって・・・・思ってましたけど・・・でも・・・でも奥様達と一緒のユリカちゃんは本当に楽しそうで・・・・
ボク・・・孤児で・・・家族とか知らないけど・・・でも、でもこれが家族なんだなって・・・
(処理できない感情が途切れた言葉となって溢れ出る。いつしかリコの双眸は大粒の涙を零していた) --
リコ
?
あなたも、辛い思いをしてきたのね、リコさん。
(ハンカチを取り出してリコの涙をぬぐうエルザ)
家族はね、とても素晴らしいものよ。でもね、リコさん?誰しもいつかは、元居た家族から旅立っていくもの。
そして、また新しい家族や仲間を得るの。足りない部分は互いに補って、ね。
リコさん、あなたもそういった人たちと出会って、仲間を作り、家族を作っていくの。
そうした時に、あなたはきっと誰よりも家族のいる素晴らしさ、仲間の居る素晴らしさを感じるのではないかしら?
違うんです!ボクのことなんかどうでも・・・・奥様が・・・・奥様達が・・・・!
(ぶんぶんと頭を振り、泣いてる自分を振り払おうとする)
ボクは・・・ボク・・・・は・・・・(ぐすんぐすんと啜り上げながら、気持ちが静まってゆくのを感じるリコ)
ボク・・・信じてます。奥様達と、エリカちゃんなら、きっとどんなことがあっても繋がっていけるって --
リコ
?
あら、だめよ?自らの幸せも願わないと、ね?リコさん。
私も、アノヒトも、大丈夫よ。伊達に年齢は重ねていないわ?
自分自身が何者なのか、ユリカは思い出すべきよ。思い出した上で、これからどうするのかあの子自身が決めなくてはいけない。
あの子だって・・・見た目より、ずっと大人よ?
(微笑み、リコの頭を一撫でするエルザ)
奥様・・・・敵わないな・・・やっぱりボクって子供です 泣いちゃって、慰められて、全然役になんて立ってなくて・・・
(老婦人の温もりが頭を通して全身に行き渡るのを感じた。祖父が逝ってから久しぶりの、大人の温もりであった)
明日・・・晴れると良いですね・・・ (窓の外、収まり始めた雪を見ながら、そう呟いた) --
リコ
?
――――――――――――
そうよ、あたしたちからユリカへ。クリスマスプレゼント!
ほら、開けてみて開けてみて!
(包みを開けると、百合の花を模ったペンダントが現れる)
・・・うわぁ・・・きれい!ありがとうおとうさん、おかあさん!
お母さんがデザインを考えてね、お父さんに作ってもらったのよ?
ん、ん〜ギム、衰えてないわね?素敵!
さ、ユリカ・・・
(ペンダントをユリカの首にかける)
うん、似合うに会う!
――――――――――――
酷い寝汗ね・・・嫌な夢でも見たかしら?
・・・ずっと、むかしのゆめ。あまりたのしいおもいでじゃない。・・・
それは覚えていた方の?
(無言で頷く小鬼)
・・・そう、・・・ユリカ、お腹は空いている?何か、ちょっとお腹に入れておいたほうが良いわ。どう?
うん・・・うんん。あとでいい・・・
・・・・・・・・・オフロにはいりたい、かも・・・
そう、それじゃぁお湯の用意をしましょうか。ちょっと待ってて頂戴ね?
――――――――――――
・・・どう?ユリカ まだ頭は痛むかしら?
・・・うん、まだすこし・・・いたいようなきがする・・・
熱も普段よりそんなに無いし・・・傷が痛い、のではなくて頭の中が痛い感じなのね?
うん・・・さゆうからしめつけられるみたいな・・・かんじがした
このあたり?・・・そう・・・寒気や、吐き気は有る?
それはだいじょうぶ・・・
そう、それならよいのだけれど・・・とにかくゆっくり休みなさい。また気分が悪くなったらいつでも声をかけて、ね?
――――――――――――
(金魚鉢の傍に座り、白い花の髪飾りをどうするでもなくもてあそんでいるユリカ)
(そっと近くに寄り、優しくユリカを抱きしめるエルザ)
・・・おかあさん・・・・・・
(ユリカを抱いたままそっと額にキスをするエルザ いつもよりは幾分寂しそうに微笑んで義母に身を預ける小鬼)
・・・なあに、ユリカ?
・・・おかあさんが、あたしのほんとうのおかあさんだったらいいのに。
(いとおしげに、手でユリカの髪を鋤くエルザ)
・・・お母さんね、お母さんのお母さんと、残念だけれど・・・とても仲が悪かったの。お互い頑固だったのね、多分。
・・・結局、最後まで仲良くはなれなかったわ・・・そんな風にね、ユリカ。血のつながった親子でも、憎しみあって生きてしまう者も居る。
ユリカとお母さんは血の繋がりあった母娘ではないけれど・・・ユリカは私の、うんん・・・私たちの大事な娘よ。
・・・おかあさん
・・・なぁに?ユリカ
おかあさん、だいすきよ。
(母親の頬にそっとキスをするユリカ)
あらあら・・・嬉しいわ、ありがとうユリカ。お母さんもユリカの事が、大好きよ。
(幸せそうに微笑みあう母と娘)
・・・さ、ギムがお腹を空かせて帰ってくるわ。お料理、手伝ってくれる?ユリカ。
はい、おかあさん!
――――――――――――
街外れの家
ユリカの寝室
(寝返りを何度もうち、寝付けないで居るユリカ)
(リコから手渡された白い花の髪飾りをじっと見つめる)
(暫らくして、寝息が聞こえ出した・・・)
リビング
(大きめの金魚鉢に移された赤い金魚がユラユラと泳いでいる)
・・・そうね、アナタ・・・薄々、ね?・・・・・・アナタだってもしかするとって思っていたのでしょう?
あの子が・・・ユリカが私達の前に現れてからもう一ヶ月も経つのよね・・・本当に、娘が出来たみたいで・・・
・・・ええ、ええ・・・ そうね、あの子が決めるべき事だわ、ね・・・
・・・歳を取ると湿っぽくて駄目ね!ふふふ。
ええ、お休みなさい、アナタ。どうかこの楽しい夢があと少しだけ、続きますように――――
――――――――――――
縁日?
そう。街の広場でね、ちょっとしたお祭りよ、行ってみる?
いきたい!
――――――――――――
ユリカ・・・ユリカ。
(何度か繰り返し呟くとニコリと微笑む小鬼)
そう、ユリカ。こことは違う国の言葉で「素晴らしい」といった意味合いの言葉、
それから私のルーツの国の言葉で、百合の花の香りを指す言葉の音になぞらえた名前よ。
凛として、清楚な感じのする花でしょう?あなたに良く似合うと思うわ。
ユリカ。・・・どうかしら、気に入ってくれたかしら?
はい、とても。
あたしは、きょうから、ユリカ。・・・ありがとう、エルザさん、ギムさん。
(嬉しそうに微笑む小鬼)
気に入ってもらえて嬉しいわ、ユリカ。
・・・もう、あなたったら。
(軽くため息をついてみせ)
そうねぇ、昔ならいざ知らず確かにおじいちゃんおばあちゃんよ、ね・・・あはは。
・・・その・・・
(少しためらいつつ)
・・・おとうさん、おかあさん、じゃ・・・だめですか?
もちろんその・・・。・・・かえるべきところがみつかるまででいいんです。
それまで、おとうさん、おかあさんってよんじゃだめかしら・・・?
(老夫婦はお互い顔を見合わせ・・・笑う。)
ええ、構わないわ、ユリカ。そう呼んでくれるのなら私もギムも若返った気分になるわ。
(言いつつ夫を見やり)
尤も、アナタ若い頃からおじいちゃ〜んおじいちゃんって呼ばれてたわよねぇ・・・
(己が髭を撫でつつ笑い、たまにはおとうさんも悪くないと告げ仕事に向かうドワーフ)
あら、もうそんな時間。いってらっしゃいませアナタ、お弁当忘れないで下さいね。
(ギムの髭面に2〜3度軽くキスをして送り出す)
(ドワーフに頭を撫でられてまたニコリと微笑み)
いってらっしゃい、おとうさん!
――――――――――――
「エルマー」?
どうかしら。しっくり来ない?他にもいくつか用意してあるのだけれども。
いつまでも名無しのお嬢ちゃんってわけにもいかないでしょう?
本当の名前を思い出せるまでの「つなぎ」だけれど。じゃあ、「シンシア」はどう?
「エルマー」・・・「シンシア」・・・
言っているうちにヒョッコリと本当の名前を思い出すとよいのだけど、ね?
・・・ねえ、エルザさん
はい、何かしら。
エルザさんのこどもは、なんてなまえなの?
・・・んー・・・おばさん達ね、その・・・うん、残念ながら子供が生まれなかったのよ。
私もギムも、子供は好きなのだけれど、皮肉なものね。
そうだったんですね・・・ごめんなさい。
・・・・・・じゃあエルザさん、そうやっておはなしのとうじょうじんぶつからなまえをもらわないで・・・
あたしがほんとうにエルザさんのむすめのつもりで、なまえをつけてもらえませんか?
・・・あらあら。嬉しい事を言ってくれるわね・・・間に合わせじゃなくて、あたしから贈る名前のプレゼント、ね?
ま〜たギムに「いっそウチの子になれ」って云われちゃうわよ?あはは。
・・・判ったわ、じゃあ・・・この場でパっと出す訳に行かないわね。一晩考えて、明日の朝に。それでいいかしら?
(嬉しそうにニッコリと微笑んで)
はい!楽しみにまっています。おやすみなさい、エルザさん
おやすみなさい、可愛いおチビさん
(額に軽くキスをして)
さぁ、名無しのゴンベェな夜は今日で最後よ。素敵な夢が訪れますように・・・
――――――――――――
ショック性の記憶剥離が見受けられる。
自分の名前や、どういった経緯で怪我を負ったのか、ここまでたどり着いたのか、そのあたりの記憶が繋がらないようだ。
心ストレスによる積極的な記憶の締め出しの可能性も。
逆にかなりはっきりと質問に答えられる部分も有り。
両親とはぐれたのではなく、何年も前に死別しているとのこと。
はっきりと答え過ぎるので「思い込み」「すり替わり」の可能性も。
肉体面については、中々の回復速度を見せている。
食欲も充分に有り。
その他では額左側に古くて割に大きめの傷痕有り。
今後について―――
――――今後、ねぇ・・・
とりあえずジャンナの用意してくれた子供服が着れて良かったわ・・・それでもダボダボだったけど
(クスクスと笑い)
髪型を工夫すれば額の傷と角は隠せるわね・・・・・・って、何を考えているのだろう、私は・・・・
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気分はいかがかしら、小さなレディ?痛むところは無いかしら。お腹は空いている?おかゆを用意したから食べれそうなら食べてみて?
・・・ありがとうございます・・・ねすぎで、せなかがいたいのだわ。・・・あちこち、つっぱるかんじがします。
(腹の虫がクーと鳴く)
・・・はい、いただきます。
ゆっくり召し上がれ。食べ切れなかったら無理をしなくてもいいからね。
(少しずつおかゆを口にはこぶ小鬼)
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・・・気がついた?酷い怪我をして・・・でももう大丈夫。元気になるまで、ここでゆっくり休むといいわ、ね?
・・・・・・
(暫らくの間何処を見るでもなくぼんやりとしていたが、そのうちに寝息を立て始めた)
(・・・野犬に襲われたにしては・・・どうも、ね。)
・・・・・・鬼の子、か・・・ そういえばラズ君は元気でやってるかしら、ね・・・
あら、あなた・・・ええ、快方に向かっているようだわ。ええ、ええ・・・そうね。でももう少し様子を見て・・・そうしたら休ませて貰うわ、ね?
Last-modified: 2009-06-19 Fri 18:47:54 JST (5423d)