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なんか 15歳 16歳
ガルデリアはコルテージュ王朝第十三代の皇女である。 継承権はまだない。 とある武国の分家からなる騎士団を持ち、領地内にある豊富な鉱産資源からなる産業もあることで、 黄金暦以降に建てられた比較的新興の国でありながら、国力はまずまず。 近隣の軍事国家から縁組の働き掛けを受けており、王室は緊張状態。 現在ガルデリアを連れ戻すため、数名の騎士が派遣されている。
ガルデリアには一回り年の離れた姉がおり、非常に慕っていた。 本来継承権を持っていたのはこの姉である。 姉も大変妹を可愛がっていたが、悲劇が起こってしまう。 婚礼を目前に控えた姉が突然命を絶ったのだ。 遺書には職業が冒険者だという行きずりの男にどうしようもなく惹かれ、体を許してしまったこと。 不貞の戒めとして、自分の命で償ったという事実。 婚約者、両親、妹に対する謝罪。 そして相手を恨まないでほしいとの言伝が記されていた。 この事件の後、同じ轍を踏まぬようガルデリアは四六時中生活を監視されることとなるが、遂に国外への遁走を果たしたのだった。 全ては、姉の敵を討つために。
魔法文明を排斥し、機械工業による発展を遂げた共和国。 現在では『GeiselhausType:ver.SamStag』という自律機械人形が主な輸出製品となっている。 Auernhammerと呼ばれた魔術師の一族を擁しており、数名の人間が冒険者となった記録がある。
調和を秩序を重んじる君主国。 その歴史は古く、独自の戦技の研磨を行ってきた。 数名の騎士が冒険者となった記録がある。