戦闘継続
- 『Well Come! Virtual Battle System Ver 2.00』
システムは待機中です --
- たまには調整っと……(端末を引っ張り出すとシステムの調整を始める電子のメイドさん)
……使った事が無いから…起動チェック程度なのだけどね…… -- アーンヴァル?
- (しばらくの間端末を叩く規則的な音と電子音がルーム内に響く) -- アーンヴァル?
- …調整完了っと…これで当分は大丈夫ね……(一人納得した様に頷く電子のメイドさん)
ついでに…バージョンアップもしておきましょう…… -- アーンヴァル?
- 『Well Come! Virtual Battle System Ver 1.01』
システムは待機中です --
- (仮想端末に向かいカタカタとデータ入力を進めるメイドさんが一人……) -- アーンヴァル?
- 『Well Come! AVL-OS Ver 7150301.1217 Virtual Battle System Ver 1.0』
- えっと… テストグリッド…ON…… -- アーンヴァル?
(低い電子音をたて、ワイヤフレームにより試験画像が表示される) --
- これは…OKね…うん…… (視界の隅に表示される、数値を見て納得した様に頷く)
次は… エネミーオブジェ…ON…… -- アーンヴァル?
(低い電子音を立て、妙な物体が仮想空間の大地に生成される) --
- …我ながら…微妙なデザインだわ……
次は… ウェポンシステム…ON (小さく呟くと、右手の中に仮想データの剣が生成される) (剣を数度振ると数値情報の塊である剣から腕へとその重さと力が伝わる。 その情報をチェックし納得した様に頷く) よし…次は…… (仮想敵に向け剣を構える) -- アーンヴァル?
- (アーンヴァルが剣を構えると、中央のコアが数度明滅し静かに動き始める)
(低い電子音を規則的に発し、右に左へと僅かな乱数を加えた動きを繰り返しながら、徐々にアーヴァルの方へと接近して行く) -- 戦闘体?
- う〜ん…レベル0とは言え… 戦闘AIが少し甘かったかしら…? (その単調な動きを目で追いながら呟く)
でも…数体同時に出せば…十分練習にはなるかしら…… -- アーンヴァル?
- ブンッ (アーンヴァルを攻撃の間合いに捕らえると、低いを電子音を発し燐光を放つ剣を真っ直ぐに突き出す) -- 戦闘体?
- …… (剣を右下から左上へと振りあげ剣を弾くと、振り切る前に一歩踏み出し
左上から右下…戦闘体の右肩から左脇腹へと剣を振り下ろす) -- アーンヴァル?
- HIT! (攻撃に対する命中表示が出ると戦闘体は霧散し消滅した…) -- 戦闘体?
- ……今回は…こんな感じかしら…… 後は…使いながら…難易度調整しましょう…… (小さく呟くと、空間を後にした) -- アーンヴァル?
- テスト信号…A --
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