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  • 87年6月
     マスターから新しいグラスができたから呑んでみてって勧められたわ。名前はマスカレイド。
    同名のキノコを使ってるみたい。詳しい作り方は教えて貰えなかったわ
    来月の討伐には正義漢がいっぱい。成り行きで同行する事になりました。苦手なのよね、彼らみたいな人
    正義正義とあやふやな動議で人を惑わし率いて、勇猛果敢の名の下に力以上の困難に当たっていく
    勝てば英雄と称えられ、死ねば伝説と崇められる、まるで死ぬために生きてる人達
    そりゃあ私だって名声欲はある、でもそれは自分あっての話
    勇敢と無謀は違う、それを理解しなきゃ犠牲者が増える一方よ
     ...アルコール回ってるわね、普段はこんな事無いのに
  • 88年10月
     カミーユさんって仰るんですか?2回ほどいらした様でしたが
    此方から挨拶する間もなく卑猥な言葉を叫びつつ逃げたので指導いたしました
    まだ冬に入る前だというのに...気が早いわね。あ、普段の5%程度の力だから大した怪我はしてない筈よ。
    久々の日記(?)がこんな内容だとは・・
    長旅疲れて帰ってきてからイキナリこんな出迎えって最悪よ〜。気持ち悪かったので痕跡を浄化しました
     そうそう、折角だから簡単に旅の報告でもしておこうかしら。色んな国々を回ってきました。
    この町を出て東に進んだ先の港町から帆船で南下し、付いた先の町から砂漠を抜けて遺跡に参りました。
    途中資金稼ぎのため冒険者たちと討伐もしましたわ。
    どこの国もモンスターで困ってるみたいだったね。この間なんて巨大サソリが出てきてびっくり。
    最近徐々にだけど、危険なモンスターが勢力を伸ばしてるみたい。この付近にも既に出てるかもしれないわよ。
  • 89年3月
     しばらく家を空けてたのは本国に帰って中間報告してきたからなんです。
    家の前の表札、不在に替えとくの忘れてました
    何分いつ野垂れ死にするか分からないし、気が向いたときに現状説明しなきゃ苦労が水の泡ですからね
    配属地域の人や政治の動き、モンスターの勢力、古代遺跡探査
    魔導素材の植生と魔導鉱石の分布、未確認魔法等々の調査をしてます。
    私が担当してるのはこの地域なわけ。命令あれば他の所にも行くけど、割りに合わないわ
     そんなこんなで家を開けてました。こんな感じで家空ける事もあるのよ、その際は置き手紙でもしてもらえれば返事しますよ
  • 89年7月
     北部地域の冒険の帰る途中エルネルラさんと出会ってね、一度話してみたかったから討伐に付き合ってもらったわ
    古い友人のお見舞いに行ってきた帰りだったらしく、その子の話を聞いてました
    人間何かを犠牲にして生きていく、けどその犠牲が大きければ大きいほど良い教訓が得られるってわけじゃない
    教訓の対価を下げよう努力しなきゃ、いつか大切なモノ失いかねないわ
  • 89年8月  攻撃力401になりましたっしかし倒す機会少ないんだよ、手負いの状態にして別の人が仕留める
    仕方ないんだけどなんか悔しいぜぃ、無駄に連続攻撃するのは良くないね
    そうそう、エルネルラさんの知り合いの方回復したみたいね。光を失ってなくて良かったわ
    その娘みんなから大切にされてそうだから、まだまだ頑張って欲しいよ
  • 89年12月
     占い稼業に飽きて冒険始めてはや5年、いろんな地域に足を運んで数々のものを見たり聞いたり楽しいものです
    私がおばさんに成ってもまだ、冒険し続けてることでしょう
  • 90年1月
    意気込んでいたトロル討伐なんだけど、なんの戦闘もなくいきなりチーフとの会敵したから大きな被害は受けなかったわ
    それより昨年11月のオーガ討伐が辛かったです。たいした依頼じゃないとはなっから油断してたのよね
    ...討伐先はオーガの要塞だったわ。次から次に出てくる精鋭や衛兵、虎やスライム、連戦に次ぐ連戦
    7回ほど戦闘し疲れ果てた所でオーガロードに寝首をかかれたわ。普段ならあっさり倒せるだろうオーガにダメージが通らない。
    疲労困憊していたのは仲間も同じだったわ、フラフラしていた隙を付かれロードの攻撃を正面から受けて...
    私はなんとか生きてたけれど、もう一人は...それでも最後の力を振り絞って依頼を完了
    奥に不思議な色をした強いオーラを発する地底湖を発見。
    あまり集団行動しないモンスターが組織的な戦略を取ってきたのはこの泉に引き寄せられた為だと判明、
    水を一部採取したのち、同じ悲劇を繰り返さないよう泉を破壊しました
  • 90年3月
    人の価値はその死を悲しむ人の数で決まる、との言葉を聞きました
    死を悲しまれる、それは自分がこの世に何を残したのか、と同じこと
    最近ベテラン新人問わず、鬼籍報告を耳にします
    でもその死を多くの人が嘆いてるのを見ると非常に恐縮ですが羨ましくも感じます
    ...果たして私は何を残せるのでしょうか
  • 90年4月
     本家酒場覗いてみたらここで登録なさってるピンクさんが紹介されてたわ
    彼女頑張ってるみたいでね、私より後に冒険し始めたみたいだけど能力は越えてるのよ
    元学者さんとの事だから頭の回転の早さと勤勉さから、戦い方もすぐ身についたのかもね
    今度お茶でも誘ってみようかしら
  • 90年7月
    最近は腕の立つベテランの方と組むことが多いわ。いやはや世界は広いものよ。
    私も負けじと頑張るんだけど、詠唱しきる前に倒されてたって事がしょっちゅうです。
    最近良く組むのがタクワンさんて方。何やら陰陽弾とやらを飛ばしてますが何気に強いのよ。
    罠を回避したり哨戒したり、空中戦に持ち込んで落ちながら戦ってて
    そんな彼の輝く姿を見て「うおっ、まぶしっ」と驚嘆せざるを得ないわ。
    次回は遺跡探索。和尚は来ないけどミイラは待ってるわ。どんな発見があるか楽しみよ。
  • 90年8月
     ミイラ取りがミイラに...なんて冗談言えない状態になってしまったわね
    初めての任務失敗、仲間も3名帰らぬ人となったわ。
    職業柄、私達は死と隣り合わせで生きている、自分も含め仲間も、酒場の人も
    次逢ったときは墓石でした...そんな状態ね
    旅立つ知人を見ていくと辛くなるかも知れない、明日が来るのが怖くなるかもしれない
    人生の重みに耐えられなくなるかもしれない、でもずっと怖がる訳にはいかない、じゃあどうすれば?
    いつか来る運命を覚悟しながら全力で障害を斬り払う、それしか出来ない
    自分の人生ってのは多くの犠牲の上に成り立つもの、
    逆に言えば自分は犠牲によって生かされているとも言えるわ
    死んだ人の分まで生きる義務があるのよ
     だから死んで楽になりたいなんて滅多な事言うんじゃないわよ、ね?エルネ
  • 90年10月
    またひとひらの花弁が散りました。
    ナンダロウさん、彼の能力は私によく似ていて親近感を覚えたわ。
    さらに人を引き付ける不思議な雰囲気、周囲に対する細やかな気遣いなど紳士的な一面も持ち合わせていたわね。
    魔導に関しても鋭い洞察があって一度でもお話してみたかったわ、今となってはもう遅いのですが...
    安らかにお眠り下さい
    追記:どうやら無事みたいね、何時か逢えるといいわ
  • 91年5月
     冒険始まってから大分経つけどモンスターの攻撃も以前に増して激しくなってきたわ
    お陰でお気に入りの勝負服がボロボロ、冒険終わる毎に修理頼んだり
    在庫の服が無くなって支給された官品の魔導服使わなきゃ成らなくなったりした事もあった訳よ、動きにくいのよねアレ
    それに何より最近のモンスターに対応出来なくなり始めたわ
    新調しなきゃね
  • 91年6月
    新しい服作りました。露出を避けた作りだけど、伸びる素材使ってるから見た目に反して動きやすいわ
    ただ...なんかしっくり来ないのよね、落ち着かないというか自分じゃないような...また元に戻そうかしら?
     最近成長率悪いのよ。以前は魔力3とか上がってたけど1しか上がらないのよね
    前にも同じ事あって、その時と共通してるのが称号を変えた事
    練達->闇魔術->練達とした時からグッと落ちたんだよねぇ
    次回はワイバーン、私の成長の糧となってくれるかしら?
  • 91年7月
    前々からやってみたかった魔導講座立ててみました。
    本当ならもっと紋章術やら精霊術やら召還術やらいろいろ書き留めたかったんですが、どうやら国は私を休ませたくないらしいです
    このアイシャ邸に帰ってこれる頻度がさらに下がります。そのうち野垂れ死んでても不思議じゃありません
    その際はこの家をそのままにしておいて下さい、後任が来るかもしれませんしね
  • 91年12月
    いつの間にか7年も経過してたのね
    そして同時に歴戦と呼ばれるようになりました
  • 92年10月
    半年振りの酒場、だけどこの淋しさは何だろう。
    ついこの間まで共に戦った仲間、彼らが1人、また1人と消えていく。
    ある者は星になり、ある者は酒場を去った。私は彼らの葬儀にも見送りにも出られず、ただ墓石と空き家の前で呟くしか出来ない
    ...私の手元に残された、未完に終わった手記が虚しく彼らの全盛期を語る。今、それを返しても、誰も答えない。
  • 93年5月
    武器出ないわぁ〜わぁ〜ゎぁ〜…(エコー
    今の武器手にしてはや6年、未だ是を越えるのを手にして無いのよねぇ、いい加減高級とか我儘は言いませんから責めて上質なのが欲しいなぁと、思うわけですよ。
    いやクロスボウなんて要らないですから、ほらキミが手持ち無沙汰にしてるとても上質な魔導書?ウンウン、それそれ。
    え?友達の遺品ですって?やーね、天に召されたその子もその本も使われることを望んでるハズだよ!
    さ、こっちへいらっしゃい!あら、逃げる気…?ウフフ、元気な子はお姉さん好きよ。
    …ッ!ノブレス・オブリージュッ第27章!キミはこの時と空間から逃れられない、ソレを渡す気になるまでね!
    )Oo。なーんてね、ふふふ…
  • 93年11月
    鮮やかな紅葉の候、いかがお過ごしでしょうか。さて、私このアイシャ・コーダンテは暫く邸を離れることとなりました
    その間、無理を言って忙しいところをエルネルラさんに管理して頂きます。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
    私自身としてもこのような形で終わるのは不完全燃焼です。
    しかしながらこの酒場等において、私に声を掛けてくださった方、一緒に冒険してくださった方、
    邸を訪れて下さった方、その他大勢の方々により非常に楽しくスリルに満ちた生活を送ることが出来ました。有難う御座います。
    長くなりましたが之で閉めさせて頂きます
    それでは、ごきげんよう

Last-modified: 2008-06-21 Sat 03:23:49 JST (4513d)