FA/0026 ※一人遊びスペースです

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  • 酒に酔って川に落ちたという女の子。僕より少し歳上くらいかな。…それにしちゃ不思議なとこもあるホトケさんだったけど、検死は僕の仕事じゃないね。…見送りは母親だけ。その横顔には深い悲しみだけでなく、強い憤りと決意が見て取れた。…何をする気か分からないけど、この子の墓に参る人が居なくなるようなことだけは起きませんように -- 2017-09-17 (日) 23:22:47
    • 後日墓参りに来た母親の表情にはもう険しいものは混じっていなかった。娘さんの友達だろうか、先に墓参に来ていた女の子と二言三言話してたけど…うん。自棄になって早まったことをしたとかでなくて良かった -- 2017-09-18 (月) 03:23:17
  • 頭を割られた遺体。背中にも深い傷。…何人目かな、こういうの見るの。葬儀の席…参列者の呟きから、ふと前にも聞いたことのある言葉を耳が拾う。「冬毛の」。そのイントネーションにはある種の畏怖が込められていた。…まだ何人も、こうしたホトケさんを弔うことになりそうだ -- 2017-09-17 (日) 23:37:24
  • 壊滅させられた麻薬密売組織の構成員たち。犯罪者といえど死ねばホトケさん。そのへんに転がしておくわけにもいかない。疫病のもとになるかもしれないし、アンデット化するかもしれない。…それに、犯罪者にも家族が居たりする。その死を悼んで祈る人が。なら、僕らは弔うしかない。生前彼らの餌食になった人たちにとっては釈然としないだろうけど…これも、僕の仕事だ -- 2017-09-17 (日) 23:56:23
    • …犯罪組織どうしの抗争かなと思っていたら、なんだか暗殺者集団の仕業だって噂が… 怖いな -- 2017-09-18 (月) 00:08:58
  • スラムで見つかった遺体の検分が済んだので引き取って最低限の埋葬。ここ暫く世間を騒がせていた盗賊団の首領だとか。近々大きな手入れがあるからと配下ともどもアジトを移る準備中だったらしい。その目の前で親分が殺されて、手下は散り散りに逃げちゃったそうな。…遺体に傷はたったひとつ。こめかみを正確に撃ち抜く銃創。口々に囁かれる『魔弾』の名。…そういえば、見習いのころ何度か見たな。こういうホトケさん。遠巻きにいつも『魔弾』と囁く人たちが居たっけ… -- 2017-09-18 (月) 09:59:27
  • 大商人エルドドゥリスクイン。その突然の訃報は街を揺るがした。と思う。さすがに大物過ぎて死に化粧とかの遺体のケアや納棺なんかの処理は僕らには回ってこない。ただ埋葬される墓地の下準備だけが回ってきた。ちょっとした邸宅が収まる広さだ。僕らだけでなく、遺族の雇った業者が入り乱れて右往左往その広大な墓所を作っていく。幾つも交わされる噂話のなかに、やっぱり例の暗殺集団の話が混じっている。…大商人なら多かれ少なかれ恨みは買うだろうし、正直偶然の死をいま話題の暗殺集団にこじつけて面白がっているだけじゃないだろうかとも思うけど…どうなんだろうか -- 2017-09-21 (木) 23:29:30
    • 趣味の写真撮影… 気が散るからと従者も連れず出かけた川辺で襲撃にあい、足を折られ川へ…。 遺族は病死と発表しているけど、噂好きの人足たちはそんな話でもちきりだ。…これって広場の近くの川辺で探偵さんやカジートの人と話した「あの事件」の被害者なんじゃないだろうか。病死っていうのは、やっぱり世間体のための嘘なのかな… そして飛び交う暗殺団の噂にも、真実が混じっていたりするんだろうか -- 2017-09-22 (金) 14:15:27
  • カルージュ総合病院といえば何人もの医師と研修医を抱える大病院で高度な医療技術を謳い、広く一般診療を行う傍ら並みの町医者に匙を投げられた重病人が集う駆け込み寺のような病院でもある。特別な投薬や処置のノウハウを万が一にも流出させたくないとのことで、以前から病院で息を引き取ったホトケさんは血が抜かれていたり、内臓が幾つも足りなかったりした。機密保護のために病院内で処分してしまうのだとか。過去には英雄と呼ばれるような冒険者の遺体から遺骨を盗み死霊術師に売り渡したような墓守も居たと聞くから、僕らが信用されないのは仕方ないのかもしれない。でも、たまにそうした説明を受けていなかったり納得できていないご遺族さんを見ることがある。たいていは僕たちからも病院の方針を説明することで納得したり諦めたりするんだけど、今日埋葬した女の子のお姉さんはそうじゃなかったな。妹さんだけじゃないんだって話を聞いても、逆に不審を募らせた様子で…。葬儀のあと病院に怒鳴り込んだりしないかな。ちょっと心配だ -- 2017-09-23 (土) 15:23:16
    • 今日のホトケさんはカルージュ総合病院の院長先生だ。首を切り裂かれ、足にナイフの刺さった状態で見つかった。ナイフってとこで先日のお姉さんのこと思い出したけど、まさかね。この先生、他の医師にも患者にも…誰にも気付かれることなく殺されてたから例の暗殺者たちの仕業だって噂がたって病院は大パニック。…内部犯が罪を逃れようと暗殺集団のせいにしてるんじゃないのかな?と僕は思っちゃうけど。ともあれ病院は閉鎖で診療はストップ。患者の恨みをかうと次は自分が殺されるかもって医師たちが逃げ出しちゃった。…普通に仕事をしていても恨まれることのある職業だけに、生きた心地がしないんだろうな。僕でも逃げるだろう。…患者さんたちに大きな影響がでないことを祈るよ -- 2017-09-23 (土) 16:13:02
  • この春も、身体の一部を持ち去られた商売女のホトケさんが出た。何年か前から春になると決まってそういうホトケさんを作る変態が出てるので、覚悟はしていた。正直、今年は見たくなかったのだけど…。持ち去られたのは片乳房。「こっちが利き腕だな」と詰まらない冗談を言った先輩墓守は別の先輩に殴られていた。アマゾネスじゃねーんだと。毎日ホトケさんに触れてると、不謹慎とかそいう感情が麻痺していくのは仕方ない。けど品性は忘れたくないなあ… どうか今年は、変態の犠牲者が少なくて済みますように -- 2017-09-23 (土) 22:17:49
    • 変態のホトケさんが見つかったらしい。らしいというのは、まだ詰所に回されて来ていないから。検死(み)た人の話だと傷は頭部の弾痕のみ。現場の状況からも普通ではあり得ない狙撃の産物だとかで、巷ではまた「魔弾」の名前が囁やかれている。曰く、完全復活だなんだと。目をそむけたくなるホトケさんは何も件の変態の犠牲者ばかりじゃないけど…この春はもうあの変態の仕業だと一目でわかるホトケさんを見なくて済むかと思うと僕も嬉しい。 変態の体は他の重罪人の死体同様、医療や魔術の実験体として公的な研究施設に送られたあとで僕らが埋葬することになる。回ってくる実験体の損傷が少ないので、「魔弾」の復活は研究者にも喜ばれているとか。尊ばれ礼を尽くされる一般からの献体と違って、犯罪者の実験体が人の形をして戻ってくることはまずない。因果応報と小気味よく思うことも、せめて人間らしくと憐れに思うことも、もうなくなったけどね -- 2017-09-23 (土) 23:42:21
  • 「人食いシュラーケン」が騎士団に討伐されたニュースはリアルタイムでなく、やや遅れて街に広まった。小さな村で起きたことだし、なにより当初は緘口令が敷かれていたらしい。犠牲になった人の数、状態…とても村のものの手では足りないと何人もの墓守たちが集められ事後処理に当たった。現場に近いこの街からも。帰ってきた墓守たちは皆一様に口を噤み、見てきたものについて語ろうとはしなかった。…いったい、なにがあったのだろう。自分が事後処理に呼ばれなくて良かったと思う心と残念に思う心が入り混じっている。…本当は騎士団の手柄じゃない、とか? -- 2017-10-03 (火) 22:42:19
  • 奇妙なホトケさんが届いた。身元は不明。それもそのはず下半身のみ。なんでも、広場に鮫が降り注いだ際の唯一の犠牲者だとか。…鮫って降ってくるものだっけ?6月に?でも、実際広場は大パニックだったらしい。…たとえば、このターゲットを白昼堂々暗殺するために演出された幻術だった可能性は… とか考えてたら巨大な鮫も運ばれてきた。水産加工場に運ばれたやつが上半身のんでるみたいだから弔ってやってくれと。…本当に降ったんだね、鮫。中身だけ持ってきてくれれればいいのにと言ったら変な顔されたよ。鮫の死体もホトケさんも大差ないのに何か抵抗があるみたい -- 2017-10-07 (土) 12:50:01
  • 劇団銀月の前で起きた奇怪な殺人事件。依然として犯人の捕まっていないそれの、被害者の墓が昨日ようやく建った。大型のウミガメに噛まれたような傷(同僚の墓守曰く、だけど)から血からなにから吸い出され殺されたという。居合わせた幼い娘は母親を救おうと必死にその体を背負って医者を探したとか。…事件から一週間。今日も墓前で涙を流してる。当日は留守番をしていたという父親が何度促しても返事は無い。自らも対峙した怪異のような通り魔への恐怖、背中で冷たくなっていく母親の記憶… どれほど大きな心の爪痕なのか、僕らには分からない。あまりに長い墓参には茶を差し入れたりするだけ。父親はそれを一息に飲み干した。そのとき、詰所から先輩の墓守が走ってくる「イタム!また“吸血鬼”の犠牲者だ!忙しくなるぞ!」 その声で、娘の手は滑ってカップは割れた。顔は蒼白で、肩が震えてる。父親がその肩を抱きしめ、険しい目でこちらを睨んだ。…あの先輩、あとでシメとかないと -- 2017-10-14 (土) 19:05:07
    • あれから少しして件の“吸血鬼”が殺された。変わらず墓参に来ている女の子の見た「怪異」とは別の、模倣犯の仕業だった。女の子にとってはなんの救いにもならないけど、新たな犠牲者がすんでのところで救われたらしい。救ったのは、またあり得ない位置からのライフルの一撃。魔弾。地面スレスレの高さの小さな明り取り窓から、ターゲットの頭の真ん中を射貫いていた。…「肉屋のアントワーヌ」僕が見習いの頃に埋葬を手伝ったホトケさん。公表された死因は刃物による傷からの失血だったけど、直接現場と死体を見た人間なら皆同じように思うだろう。今回と同様、「魔弾」の仕事だと。街の治安を考えて、あるいは権力者からの横槍で、死因が伏せられたり偽られたりすることは珍しくない。僕ら墓守はそれについて「問わず」「口にせず」を誓っている。…「マース」このあいだ僕にアントワーヌのことを思い出させてくれた彼のことを考える。問わず、口にせず。それも僕らの仕事だ -- 2017-10-15 (日) 09:08:01
    • 知り合いの魔族のお姉さんが来て、なにやら怪異の犠牲者に残るという穢れだかを払っていってくれた。三つのお墓の前で。この件では何人も模倣犯の犠牲者が出ていて、どれが怪異の被害者か正確には分かってなかったし…正直その怪異が収まったのか、未だ街を闊歩しているのかも分からなかった。最初の犠牲者の娘さんは怪異の影に怯えながら毎日墓参に来ている。お姉さんは何も言わなかったけど、つまり怪異の脅威は去ったのだろう。犠牲者は三人で、もう増えることはないんだ。お姉さんは魔族のヒトで、それ以前にとても変わった人だけど…信用できる人だから。明日また娘さんが墓参に来たら、お姉さんの名前や姿は伏せて話してみよう。もう怖がらなくてもいいよって -- 2017-10-19 (木) 16:13:52
  • 劇団銀月の、今度はステージ上で起きた惨劇。 侵入者を撃退するための魔法が劇団関係者を殺めてしまい、侵入者は侵入者で全身に深い切り傷を負わされて絶命したというもの。 どちらも、一人の女優の手によるものだという。 凄惨な遺体の様子や現場の状況について特別厳しい緘口令がしかれたけど…今回みたいなケースじゃ逆効果だよ。 案の定、噂が噂を呼んで大手を振って一人歩きしてる。 侵入者はナイフを持っていて劇団関係者に危害を加えようとしていたみたいだけど、侵入者の体に残された執拗なまでの刃物傷はとても「やむなく」の殺人でつくものじゃなかった。 件の女優が相手のことを殺しても足りないほど激しく憎んでいたか、あるいは一部の噂が言うように彼女が快楽殺人癖でもなければ。 …思い出す「ステラ・ウィレムスタッド」舞台に立つ姿も見たことあるけど、確か… 酔って冬の川に落ちたという少女の墓に墓参に来ていた彼女だ。 怖い人には見えなかった。 だから、あるんだろうな。 「ステラ」が侵入者を殺しても足りないと憎む道理…女優が舞台を血で染めてなお、刃を振るい続けるような憎しみ。…恨みが。 …侵入者の情報も口止めされてるけど、他国からの流れ者で人身売買に関わっていた犯罪者だとか。 その犯罪者が劇団関係者を…子供用の棺に収まるような小さな少女を襲った理由は何だったのかな。 「問わず」「口にせず」…最近多いね、こういう事件。 -- 2017-10-18 (水) 10:39:04
  • お彼岸だから。ってわけでもないけど…春先のこの時期に、僕ら墓守は墓地の大掃除をする。来る新緑の季節を前に草の根を引き、お墓を磨く。古いけど墓参の絶えないもの。新しいけど全然墓参のないもの。お墓と言っても色々ある。…毎月誰かしらの墓参で詰所に顔を出す髭の御仁。僕も通っている道場のセンセイ。そのご両親のお墓を磨くのは毎年僕の担当だ。…だから、センセイが一度もご両親の墓参に来てないことを僕は知っている。毎月のように墓地には来てるのに、もののついででさえ手を合わせていないことも。ご両親の死は僕が墓守の見習いになるよりずっと前のことで、跡取り息子が墓参しない理由は墓守仲間にとってもタブーらしい。誰も何も言わないし、僕も何も聞かない。きっと過去の日誌を見れば大体のことは分かるんだろう。ひとりきりの宿直の夜なんか、手が伸びそうになったことはあるんだ。でも、知ったらきっと態度に出ちゃう。だから、僕は知っちゃいけない。そう思うんだ -- 2017-11-11 (土) 20:18:14

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Last-modified: 2017-11-11 Sat 20:19:38 JST (1208d)