名簿/493126
- まさか二ヶ月続けて一緒になるなんてな! これも何かの縁って奴かな、へへ…!(エンジンとキャタピラの騒音に負けじと声を張り上げる)
(街を駆け抜けたカルロが向かう先は旧市街のガレージ。冒険帰りの送迎だ)……っし! 着いたぜ! 来月はまた別の依頼みてーだけど、また一緒になれると良いな!(そう言ってジンジャーにサムズアップしてみせる。冒険がえりそのままなのでだいぶ薄汚れた笑顔だったが) -- スタンプ
- (灰被りで煤けていたのは笑顔を見せる少女だけではなく、) きっと一緒になれるわよ
(スタンプが操縦席にいるのでジンジャーは砲座に腰掛け、笑顔を見せるスタンプに答えていた) それに依頼じゃなくてもこれの整備で私たちは顔を会わせるじゃない -- ジンジャー
- ん、そうだな! 頼りにしてるぜ、メカニックさん!(ガレージの隅に停車させるとエンジンを切り)
そんじゃついでに点検もして貰っとこうかな。(現地では使用せず、往復の途中で数戦したのみ。装甲タイルを何枚か持っていかれた程度ではあるが) …へへ、お互いドロドロだな!(顔を拭えばその形に黒い煤汚れの跡がついてしまっている) -- スタンプ
- 装甲タイルはどうするの? (専属メカニックとは言え、装甲タイルや燃料代はあくまで自費である。数枚とはいえ損傷は無視出来ず確認として聞き直して)
(油汚れなどはジンジャーにとって日常茶飯事なので笑顔を見せるスタンプを不思議そうに見ていた) (作業に入ったジンジャーだが分解点検はしたばかりなので、今回は簡易的なものとして履帯や転輪といった箇所を手にしたレンチでコツンと叩いて音を聞いて回っていた) -- ジンジャー
- そうだなー…追加は無しで剥がれたところに貼り直しといてくれりゃいい。 後は弾薬も補充頼む。
(運転にも少し慣れてきたのか、車両に負担の少ない走り方を身につけつつあるらしい。ジンジャーの整備もあって、当初ここに持ち込まれたときよりも良好な状態を保っている) そういやここって風呂はあるのか? 終わったらひとっ風呂浴びにいかねーか?(手近な木箱に腰掛けて整備を見守りながら、問うてみる) -- スタンプ
- 分かったわ。あとで領収書を回すから
(クリップボードを片手に弾薬や燃料の納品を済ませていると、予期せぬスタンプからの誘い) 残念だけどここには簡易的なシャワーしかないの (と、顎でしゃくってみせればシャワー室。‥‥と言えば聞こえのいい、蛇口にホースを付けトタンで囲った粗末なものがあった) だから一緒に行くなら他のところにしましょう -- ジンジャー
- (待つ間にサタスペを取り出して点検清掃をしていたが、弾薬や燃料を補給され、再び万全の状態に近づいてゆくカルロを眺めて笑みをこぼす。戦うための車両が戦闘準備を完了してゆく様はどこか誇らしげにも見えた)
シャワーか…あー…(視線を向ければ仮設も良いところのシャワーが目に止まり、苦笑した) ……そだな。 そーいやこの街には風呂屋があったはずだから…そっちにするか? -- スタンプ
- いいよ。点検もすぐに終わるし、今日はもうこれで上がりだから一緒に行きましょう
(弾薬と燃料の補給、足回りのチェックなどを終えればクリップボードをコンテナの上において一息) (今日の仕事はこれでおしまいと、壁にかけた名前入りのプレートを裏返して) -- ジンジャー
- よっしゃ、決まりだな!(手入れを終えたサタスペに再装填を終えてシリンダーを収めると、ホルスターに仕舞って立ち上がる)
そんじゃ、えーと…銭湯…か。 道はー…よしと。(ガイドマップを眺めて頷き、カルロの上へと飛び乗った) 行くとしようぜ、銭湯へ! -- スタンプ
- …明るい 昼なのに明るい光 なんだここ
じんじゃーというのはいるか?今度の狼退治でいっしょに行くティムティムだぞ 挨拶だ -- てぃむ
- (取次ぎ自分に用事がある者が来ていると聞き、溶接面をお面のように頭の脇に被せて奥から出てくる)
あまり奥の光りを見ないようにね。目に光が焼きついちゃうから (ティムという名前に聞き覚えはなかったが、来月の依頼で同行すると聞けば合点がいき) お互いに顔を覚えておいて損はないものね。来月はよろしく、ティム -- ジンジャー
-
- 皆の衆!陣中見舞いの時間ナリなーっ!!(ガレージに能天気かつ馬鹿でかい声が響く、声の主はジャージに身を包んだ背の高い女…両手には3段ほど重ねられた段ボール箱を抱えている)
ささ、遠慮せずたっぷり食べて欲しいナリな(箱の中身はバナナ、食べれば思わずうっとりな糖度抜群の一級品!業界大手の『陽昇甘蕉農園』で栽培されたものだ) さて…(ちょうど小腹が空く休憩時間なこともあっておやつの登場にみな我先にとバナナに殺到!一方の女はというとある人を探す、作業着のデザインが違うのでいればすぐに解るはずだが…) -- フォルテシア
- 自由整備連合のガレージの中に響いた活気に満ちた声、それはこのガレージをよく利用するS.N.R.I.職員の少女だった
班長が声をあげると作業員たちは手を止め、一様にお礼を言って一人づつ一本のバナナを持ってベルトコンベアのように流れていく) (バナナは栄養価も高く、栄養素の補給が手短く済むとして現場仕事では重宝されることだ) (しかしフォルテシアの目的はこれとは別にある人物を探すことだった。幸いにも作業員がこうしてバナナを取りにきたお陰でその判別は容易く、) (目的の人物はガレージの奥、段ボールに部品を詰め込んだものを運んでいた) --
- 発見ッ!あれがジンジャー氏ナリなっ!(うきうきと小走りで近づくジャージ女、身長のせいか慣れていない人には襲いかかる肉食獣のようなプレッシャーを与える)
やあやあ、ワガハイはエルフのフォルテシア・シシルイ・ダブルフェイク!貴殿と同じS.N.R.Iの職員で…第17部隊隊員ナリッ! (敬礼し話しかける、S.N.R.Iの職員であれば『第17部隊』と聞いて精鋭のエリートか、人格に難のある連中であるとすぐに想像が付くだろう…与える印象からこの女は後者であることも、ダブルフェイクという姓から組織の経営者の親族であることもだ) 社長…イルゼ氏から出向してきている職員がいると聞いていてもたってもいられず駆けつけた次第ナリ!わからないことや相談があったらいつでも力になるナリぞっ! (会って数分も経たぬうちに先輩風を吹かせ始める、馴れ馴れしく厚かましいタイプだ) -- フォルテシア
- (段ボールを棚に置き、ラべリング代わりのメモを貼れば一仕事を終えて背後を振り向く)
‥‥‥? 貴方は‥ (自分の名前を呼ぶ少女、最初は顔に覚えが無かったが自分の所属する企業名。そしてダブルフェイクは代表親族の家名‥) (それだけ分かれば姿勢を正し、敬礼を返して) S.N.R.I.技術局第二整備班員。ジンジャー・エールです フォルテシア部隊長はこちらにいると聞いていたのですが、挨拶が遅れてしまい申し訳ありません (凛とした顔と声で丁寧に受け答えする姿はまるで軍隊のようであり、整備班と実働部隊とでは重要性もまた違うのだ) --
- あ、あのう…(思ったよりも堅苦しい反応にテンションが下がっていく、お友達感覚で女子トーク的なものを期待…というと不謹慎だがそれにしたってもっとこう…フランクに…と口をぱくぱく動かす)
隊長なんてそんな…ワガハイは…そういうのじゃ…(もとより高度なチームプレイができるような頭でも性格でもないため『隊長扱い』という権限を与えられて遊撃することが専らだったために、暗に嫌味を言われているのでは…と泣き顔になっていく) ワ…ワガハイのことなどこの際どうでもいいナリ!(体育座りから逆ギレぎみに向き直り)ジンジャー氏はこちらでの仕事はいかがナリか?なかなかにやりがいがあるように見受けられるナリがっ!(先程からものすごい勢いでいじられている戦闘車両に視線を向ける) -- フォルテシア
- (泣き顔となって体育座りになり地面を指で弄って不貞腐れるのを見れば、挨拶に遅れたことを怒っているのかと比較的冷静でいられるジンジャーも慌ててしまう)
(フォルテシアはまだ知らない。彼女が持つダブルフェイクの名を持つ者たちへの敬意を‥) はい。商会との技術交流はあまり進んではいませんが、こちらの自由整備連合のガレージから仕事を頂けたのが幸いでした (確かに遣り甲斐は多く、S.N.R.I.の整備局では得られない成果がありますと。その背後には整備中のスタンプのカルロが置かれていた) --
- これはまた古風な…!化石燃料駆動の戦闘車両ナリなっ!(『古風』というのはインチキ臭い動力源やオール電化な生活に慣れたエルフの感覚であり、実際この街ではそれなりに進んだテクノロジーである)
(さっきまでの泣き顔が嘘のようにはしゃいであちこち見たり触ってみたりと子供のように) 故人曰く古きを訪ねて新しきを知る!ここでの経験は必ずや活きてくるはずナリ!(ぐっと握りこぶしで語る) ……(誰かの相棒であろうカルロを見て思うところはある、『真夜中のパーティ』を始めとするネガティブシンジケートが保有する大型魔獣、機動兵器に対抗するために生み出された戦闘車両シリーズのことを) -- フォルテシア
- 確かにダブルフェイクの名を持つ方々が持つ機動兵器と比べれば何世代も劣っているとは思えるでしょうが‥
(カルロの履帯の上に手を置く) 信頼性は確かです。電子部品が少ないからこその整備性、部品の流通が少ないこの地域では安心して使うことができます 私たち整備員にとって必要なのは最先端の技術ではなく、安定して手を入れることの出来る普及した技術ですので --
- ああいっ…ちが…そういう意味ではなくて…(劣っていると見下した言い方をしていただろうかとおろおろしだす)
信頼性…(ほへーとため息、特注品を使って常に全開バリバリでショーメン突破な戦い方しかしていないのでは思いもよらないところだ) (電子部品を『手足のように操れる』能力を持つ身としてはアナログ寄りの機体を使っても能力を殺すことになるのでそういった機体に触れる機会があまりなかった) しからば!ワガハイに一手ご教授願いたいナリ!カスタマイズ大作戦にワガハイも参加したく…(後学のためにお手伝いをしたいと言い出す) -- フォルテシア
- ごめんなさい。フォルテシアさんには悪いのですが、これは改造ではなく整備点検ですので
ですが手伝って頂けるならばこちらとしても助かります。‥宜しければ私の着替えを貸しますが (ジャージとはいえ、上司の私服を汚す訳にもいかないと) --
- あらっ!?(古典的なずっこけとぴくぴく動く足、飛ぶ星…出鼻をくじかれてしまった。同時に改造と整備の区別もつかない素人であることがわかるだろう)
やるやる!やりますナリ!(ここでやらずにどうする!と勢いよく手を挙げて着替えを借り、油まみれになりつつ整備に勤しんだ…) (そして、替えの作業着のサイズは長身の自分に比べ若干短いものの胸には余裕があることにちょっとだけ衝撃を受けたという…) -- フォルテシア
- (フォルテシアが袖を通したのは自由整備連合の制服ではなく、ジンジャーの着ている作業着だったのだが彼女はその胸囲に目を見開いていた)
(そして当の本人はそれを気付かず、整備について学んでいるものだと勘違いを) (だがフォルテシアはまだ知らなかった。ジンジャーは胸囲のサイズをわざと一回り狭め、胸を圧迫で押さえた作業着スタイルだったことを… --
- (旧市街の南区を一台の戦車が駆け、たどり着いたのは波止場に比較的近い位置にあるガレージ…) --
- (派手に鉄の軋む音を立てて停車する戦車。けたたましく吼えていたエンジンが静まり、振動が止まってハッチが開く)
……よ…っと。ここでいいのか? ここにメカニック候補が……!(戦車から滑り出る小柄な小娘。キラキラした目で周囲を落ち着き無く見回す) -- スタンプ
- そうよ。むしろここはアナタの求めるメカニック候補だらけ、と言ってもいいんじゃないかしら?
(ハッチから顔を出したスタンプの目に入ったのは息をのむ光景だった。ガレージの中は油と鉄の匂いで満ち溢れ、この街では珍しい原動機を主機とした機械がいたるところに置かれている) (作業着姿のここの住人はスタンプの愛車カルロを目にして驚くどころか興味を持った視線を向けていた) さてと…。まずはうちに来てる子を探さないとね -- イルゼ
- ここに居るの全員か! おおおー…!なんかこの辺じゃ見ないような本格的なガレージだな!
(先刻からテンションが上がりっぱなしのまま、周囲に置かれた機械の群れへまるで少年のように目移りしている) (一方作業員の視線を集めるカルロは旧式も良いところの戦車。それだけに弄り甲斐がありそうな代物である) お、おう! どんな奴なんだ、そいつは?(目的を見失いかけたところへイルゼの言葉を聞き、改めて周囲を見回した) -- スタンプ
- ここは自由整備連合‥。旧市街区が再開発区として脚光を浴びたときに建てられた場所よ
(開発に携わる重機や機械、それらの整備を目的とした街でも数少ない工房よ。と、あらましを説明すれば辺りをきょろきょろと見まわして) ここには手伝いに来てるだけだからここの作業着じゃないのを探せば早い筈だけど‥ (と、言って白の作業着姿の男たちの中。彼らとは異なる茶色の作業着で動いてる者の姿があった) あ、いたみたいよ。ジンジャー! 聞こえるー? -- イルゼ
- ‥聞こえてる。今、配線弄ってるからあまり大きな声は立てないで (と、機械を相手に色で分けられた電熱線を切ったり繋いだりをしていた) --
- へぇ…つまりハンター協会ならぬメカニック協会みたいなもんか? すっげーな、ここの設備がありゃコイツ(カルロ)だってあちこち手が入れられそうだぜ。
(武装を載せ換えてブレードを装備…足回りの信頼性を高めるのもいいな。ああその前にCユニット積んで自動化しないと…などと、足りない頭をぎゅんぎゅん回転させて既に改造プランを脳内で弄んでいる) ……お、あいつか? うぉーい!!(辺りはばからぬ大声で呼びかけて、イルゼの呼びかけた相手に手を振る小娘) -- スタンプ
- (ここのスタッフに頼めば車体の改造やエンジンの強化など、彼女の言うメカニック協会と同様のことをして貰えることだろう)
‥だから大声を出さないで、って言ってるの。他の人たちにも迷惑だから (そこでようやく社長以外の声もあると気付いて振り向く。スタンプよりも少し大人びた顔立ちの少女、その肌と服は油にまみれて汚れているが見る者が見れば数多の視線を引くといった美貌) それで何? お客さんを連れて来たってことは仕事の依頼なの --
- んっ…あはは、すまねーすまねー。 ちっと興奮しすぎた。(苦笑いと共にハンター帽の後頭部を掻く)
へー、女メカニックかぁ。(対するこちらは子供子供した容姿に言動も加わって一見すると完全に子供である) ああ、コイツの修理整備を請け負って欲しいんだ、専属で!(傍らに停めた旧式戦車の装甲を叩き、大きく頷く) -- スタンプ
- ‥女だから珍しいって理由で声を掛けたらあいにくだけと断らさせて貰うから
(だがその前に『コイツ』を指していたカルロに目を配る。この辺りでは戦車は珍しいもので、ジンジャーの眉が立つ) (彼女は人は見ない。ただ‥) ちょっと見させて貰うから (脇に立てかけていたクリーパー、背中を乗せる台車を持って車体の下へと潜っていった --
- いや、女だってのは今知った! 大事なのは性別よかやる気と根性だな。オレだって女だし。
ああ、好きなだけみてやってくれ。オレじゃ本格的な整備なんかは専門外だしな。(車体下へ潜って行くのを見れば、傍らにしゃがみこんで様子を見守る) (足回りは古いだけあって多少のヘタリはみられるものの、サビ一つ無く手入れされている。大事に扱っているものの交換部品がないといったところか) (履帯も同様、経年劣化の跡こそ見られるものの、見た目の年式からすればかなり状態は良い方だ) -- スタンプ
- (彼女が濃しにまいた革のホルダーにはスパナやレンチ、状態を見るために使うペンライトなどが治められており手慣れた手つきでそれらを駆使して状態を確かめていく)
(物を大事に扱うことは良いことだ。それが見て取れるメンテナンスの跡が見て取れる) (通常、車体の下などは錆びや破損は多いものだがそれは目に見て少ない。このような使い方をするのは車輛によほどの思い入れや愛着がなければできないだろう) 悪いわね。こうなっちゃうと声を掛けても反応しないし、しばらくかかるだろうから待って貰えるかしら スタンプの隣で事の成り行きを見ていた赤毛がカルロの履帯の上に腰掛け、車体の下で聞こえる音が時計の秒針のような時間を刻んでいった)
(十数分後、クリーパーを滑らせて車体の下から出てきたジンジャーはスタンプの脇に流れ、) ‥アナタ --
- お、おう… 仕事熱心なんだな。 コイツも専門家にじっくり見てもらえる事なんてねーだろうからいい機会だけど。
(そのまま床にどっかり腰を下ろして胡坐をかき、聞こえる小気味よい音に耳を傾けながら待つことにした)
……ん、終わったか。 どうだった?(時間を置いて少し落ち着いたのか、傍らのジンジャーに微笑みながら問いかけた) -- スタンプ
- 状態は良好。でもよくあるコレクターの保存品じゃなく、使ってちゃんと整備してるみたいで安心した
いいよ。アナタとこの戦車の専属メカニックになっても (彼女は人を見ない。見るのはマシン、そこに乗り手の全てが集約されている) (叩き上げの技術屋であるジンジャーは自分の腕に自信があり、彼女が整備をする条件として搭乗者もマシンと真摯に向き合って欲しいと考えている) (でなければ‥) 機械は意思を持たない。でも言葉は持ってるの (カルロの装甲板に手をあてる) この子はアナタによく使って貰ってる。だからきっとアナタが望むように動いてくれるわ それが私がアナタの専属になってもいい理由の一つ。もう一つは‥ (赤毛の社長と呼んだ人へと視線を向け)
いいわよ。暇でいるより技術を必要としてくれる人の力になんなさい --
- おお!マジか!?(返答を聞けば無邪気に輝く瞳で見上げ)
へへ…良かった。 独学の我流でもマメに世話してた甲斐があったってもんだな。 なんかさ…コイツは特別なんだ。 オレの人生にとって大事なパーツの一つ…そんな気がしてさ。 まだ運転も下手糞だから無理させちまってるとこもあるけど。(少しはにかんだように笑って装甲をこつこつと叩き) ……よし! そんじゃ決まりだな、よろしく頼むぜ! …ああ、そうだ、まだ名乗ってなかったな。 オレはスタンプ、よろしくな! -- スタンプ
- 私はさっきから聞いてると思うけどジンジャー。そこにいるイルゼ社長の商会に技術出向してる整備員よ
(オイルに濡れた手袋を外し、整備工とは思えぬきめ細かい手指を晒して握手を求める) ‥ところでこれ、修理が必要なんじゃない? このタイプに見られるCユニットが見えなかったんだけど --
- おう!よろしくなジンジャー!(こちらも軍手を外して小さな手でしっかりと手を握る)
イルゼ社長…って社長だったのかアンタ!? へー…人は見かけによらねーもんだなー… …ん?ああ、Cユニットはついてなかったんだコイツ。だから完全マニュアル操作なんだ。 一人じゃ走行はできても撃てねー、撃とうとすると走行できねーってのが現状さ。 そのうち金ためてCユニット着けるもよし、何人かで昔ながらの運用をするもよしってとこだな。 元々冒険者の仕事に使うにゃちっと厳しいから、そこまで急いじゃいねーんだけどな。 -- スタンプ
- そういえば言ってなかったわね。ここからすぐ近くにあるロータートイフェル商会ってとこの代表をしてるのよ
(そう言って紹介状代わりの名刺を取り出し、何か困ったことがあったら相談に乗るわよ。と) つまり搭乗員も欲しかったのね。いいよ、操縦は私も出来るから だけど本格的な整備をしてないなら今日はこのまま戦車を置いていって。寝床ならここのガレージの仮眠室を使っていいから (これからチームを組むとするなら、機体のことをよく詳しく知る必要があるとスタンプに説明した) --
- あ、こりゃどうも。(名刺を受け取ってしげしげと眺め)…そだな、何か困ったら相談させてもらうわ。そのときはよろしくな!
これで2人目だな! 装填手を見つけるか…もしくはもう一台クルマを見つけてCユニット組み込むか… うん? あー、そうだな。一回徹底的に見てもらったほうが良いかもしれねーな。 そんじゃ、お言葉に甘えさせてもらうとすっかね。 ずっとそいつの中で寝起きしてたからまともな寝床も恋しいし…(と、少し冗談めかして笑って見せた) -- スタンプ
- (後は二人で相談して今後のことを決めなさいと、イルゼと名乗った赤毛の女は本社へと戻っていく)
この辺りでは戦闘に耐えられるクルマは見つけることは難しいからこの子の改造をした方がいいんじゃない? (その為にも頑張らせて貰うからと、自由整備連合のスタッフを呼び事のあらましを説明すれば本格的な整備が始まった) (クレーンを使ってキューポラを取り外し、重量級のジャッキを使って車体を持ち上げ。整備用のハッチも空けて昼夜問わずの突貫作業) (スタンプが仮眠室で寝てる間も鉄の打たれる音が響き、彼女が目覚める頃には作業は一通り終わっていたことだろう) --
- その辺はまた追々…だな。今んとこ、戦車動かして狩る相手が居るかはわかんねーしな。 そんじゃ…後は任せたぜ。(大きな欠伸を一つして、手を振りながら仮眠室へと引っ込み)
へへ…あったけー毛布…久しぶりだなー…(毛布に包まり、槌音に耳を澄ませば興奮冷めやらぬまましばし寝付けず) (しかし最後はその槌音のリズムが子守唄となって、眠りの中へと落ちた。 そしてその翌朝、しっかり整備された愛車を前に、朝から大はしゃぎで喜びまわる小娘の姿があったという) -- スタンプ
- こんなところかしら‥ -- ジンジャー
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