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戦闘設定 Edit

アビリティ Edit

故郷 Edit

スナイディア Edit

酒場のある街から南西に位置する一国家。
北の国境線上に霊峰フィエル・グラント山、通称FG山が聳えている。

女王制をとっており王家のみならず国内で男性の地位は低い。
女王制はスナイディアが7人の女性で建国されたことによる。
現在の女王は歴代に増して浮いた噂がなく、近隣国の王家の女性とお茶している姿がよく見られるためレズではないかと噂がある。

国境沿いでは未だに小競り合いを繰り広げているため、戦闘経験が豊富な騎士団を擁している。
それとは別に聖堂(スナイディアでは王宮をこう呼ぶ)を守護する13人の聖堂騎士(テンプルナイト)で構成されたテンプル騎士団があり、
それぞれの聖堂騎士が聖騎士(ホーリーナイト)の称号を持ち聖剣技を扱う。ややこしい。
また、スナイディア所属でありながら国とは独立した傭兵団を持ち、他国で戦争がある度に派遣したりしている。
騎士団、テンプル騎士団、傭兵団はもれなく仲が悪い。
騎士団いわく聖堂騎士はお飾りだ、傭兵団は品がない。
テンプル騎士団いわく騎士団は無能の集まりだ、傭兵団は烏合の衆。
傭兵団いわく騎士団は弱いものいじめで喜ぶタマナシだ、テンプル騎士団はひきこもり。
傭兵団は金さえ貰えればどんな戦争にでも介入するため、スナイディアの騎士団と戦うこともしばしば。
戦績は32戦16勝16敗、平和な世が続き、聖堂の守護があまり意味をなさない現在、テンプル騎士団は次にどちらが勝つかで大盛り上がり。
王女はそんなアホ達に頭を抱える毎日。

主な産業は武具の生産からくる鉄鉱石の精製で、純度の高い鉄を作成できる。
また合金技術にも長けており、ブラックスミスギルドの標語は「スナイディアの技術は世界一ィィィィ!」
ただ、国内に鉱山は多くないため他国からの輸入によるところが大きい。
男性は強く、また女性も強い。特に女性は肉体的な意味だけでなく精神的にもとても強い。
建国が女性ということだけでなく、争いが長く続いたこの地において家庭を守るには弱い心でいられなかったのだろう。

スナイディア領セイシス村 Edit

セイシスは霊峰FG山の裾野に広がる森の中の森を切り開いて作られたドがつくほどの田舎。田舎。
大事なので二回言いました。
あまりに田舎なので黄金歴でいうところの50年くらいまで村の存在が確認されなかった。
というのも、村の成立は遡ること500年以上前で当時勢力を誇った国から迫害され逃げだした人々が作ったとされており、
迫害された人たちの隠れ里というのに加えあまりのド田舎のため外界との接触がほとんど無かったのが原因と思われる。
約300年前にその国がなくなったにも関わらず、それを知らずに住み続けていたことが外界との遮断っぷりをよく表している。

しかし、来訪神(まれびと)の伝承がいくつか記録されており、そのことから完全に外界と遮断されたわけではないこともうかがえる。

「とんと昔のことだったけなぁ
その年ぁあんまりに寒くなるのが早ぐって 村の誰もが冬を越せないっておもってたんだ
んで、そんな冬のある日、吹雪でびゅうびゅう吹き付ける音にまじって戸をとんとーん とんとーんと叩くひとがあったんだで
したらその家のばさまは「となりのやつがまーた食いもんねだりに来だな」そう思って戸越に
「うちにも食いもんはねぇよ わかったら他の家行ってくれ」って言ったんだと
したらとなりの家のやつとは違う声で、村では聞いたこともない声で
「私は旅の者です 食べ物はいりません、せめて今晩だけでもこの吹雪を凌がせていただけませんか?
他の家には全部断られてしまいました」って言ってくるんだと
したらばさまはちょいと戸を開けて姿を見たら随分若い男で悪魔の尻尾が見えてたんだと
ばさまは「ははぁ、こりゃ寒さもしのげない弱いインプが人間に化けてきたんだな」と思ったんだと
ばさまはその男を迎え入れ、じさまを起こすと寝入って本当の姿を表したら叩き殺してくっちまおうと話したんだと
そんだけ飢えてたんだなぁ
そんで男を暖炉にあてて、食べ物を食べさせてやるとうつらうつらとし始める
んでも一向に姿を表さない「こりゃ早とちりだったか」と思って仕方なく寝ちまったそうな
次の日じさまとばさまが目を覚ますと男はもういなくって、急いで外に出ると戸のすぐそばに山のような食べ物があったんだと
そんでその家は餓えることなく冬を越せたんだとさ
これでおしまい」
     『スナイディアの伝承〜セイシス村〜』より引用

この話は村のほとんどの人が暗唱できるほどで、それゆえ旅人を盛大にもてなす風習がある。

迫害された者達の末裔であるため、典型的な村社会でよそから居着いた者には冷たい。
これは居着いたものを「侵入者」と看做すためである。
居着いたものは村での生活においてあらゆる不便を被る。
たとえば公共物の使用順は必ず最後であるとか、村での会合に参加も許されないとか。
そこまでしてこの村に住み続けるほどの理由は無いので移住するものはほぼいない。
近年その土壌に注目し果樹園を作った物好きはそういうことは無く、村人から雇用確保と特産物ができたことで感謝されているがこれは例外。

出身者 Edit

リスト・テイン Edit

物心ついた時からセイシスで暮らしており、冒険者になるまでは外の世界を知らなかった。
リストの祖父はセイシスの人間でなく、テンプル騎士団を辞してリストと共に移り住んできたため、村では例に漏れず冷遇されていた。
同年代の子供も親を見て育つ。リストは蔑むべきものである、と遊ぶことはせずその容姿も手伝ってかいつもいじめられて幼少期を過ごした。
誰かを守る騎士と言う存在に漠然と憧れを持ち始めたのはその頃。
自分を守ってもらいたいから皆を守るという弱い思想に基づく。
目指したのが聖堂騎士であったのは祖父という存在もあり身近なものだったから。
リストは料理が出来ないが祖父も出来ない。
徹底して家事が苦手な二人を助けてくれたのはこれも外部の人間。
先述の果樹園で働く女性だった。
仕事の合間を見ては二人の世話をしてくれた。

騎士を目指して剣の修行を始めたのは5歳の頃。
飲み込みは良い方でゆっくりと着実に力をつけていく。
8歳の時、覚えた剣術でいじめっ子にやり返して祖父に顔の形が変わるほど殴られる。
力の使い方を理解したのはこの時。
10歳の時、冬の森で遭難して死にかける 祖父が発見した時は血だらけで放心していた。
15歳の時冒険者となる 20歳の時騎士代謝を起こす。
21歳の時死亡。

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Last-modified: 2009-06-01 Mon 11:10:01 JST (5604d)