名簿/405101
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- 「うげぇ……」
若い騎士はベッドの上で死ぬほど苦い薬を飲みながらそんな声を発した。
なんだかんだで救助されたリックは付近の村で療養していた。 --
- (ノックの音、少しして顔を覗かせたのはかつて冒険者の街から旅だったダンピール。)
怪我の具合はどうですか?やはりダンピールの祈りでは駄目でしたね…
(ベッドの側に椅子を置くとそれに座って)まさかこんな形で再会するとは思いませんでした -- キャッツァ
- んー、まだなんとも……。ほら、逆に祈っててくれたからなんとか生きて帰ってこれたとか。
再会するのはもっと後だと思ったんだけどね……みっともないというかお姫様だっこされるなんて……!(顔を覆う) --
- 確かに吸血鬼の塒がこの村の付近だったというのはお祈りの効果でしょうか…初めてダンピールの能力が役に立ちましたね
これでリックをお姫様だっこしたのは2回目でしょうか…(その様子を見て笑い)
敵の吸血鬼も男だったのは不幸中の幸いでしょうか(首に目をやる) -- キャッツァ
- 他の人には本当に申し訳ないけど……生きてて良かったなって思う。
俺強くなったと思ったんだけどまだまだ弱いなー……。
(ぱっと首元に手をやり)ほんとだね、これで相手が女だったら大変だったかも知れなかった……。 --
- ええ、本当に…生きてて良かった…(心からそう思ったようでしみじみと呟く)
…そうですね、イラッとしますね…コホン…ではなくて…
怪我が良くなったら一度街へ戻った方が良いかもしれません、村の方も心配しているでしょうし… -- キャッツァ
- ひいっ! なんかオーラ出てるよ! 血は吸われてないしほら……ね?
そうだねー……それから国に帰ってどうするかの指示を待とう。(少し窓の外を見て)
それでさ、一個提案があるんだけども……。 --
- いえ…こう想像で…イラッ…と…(大丈夫ですよ落ち着いてますよ、というジェスチャー)
ええ、街まではお送りします、私も実家に少し用がありますから…提案ですか?(首を傾げる)
村の方にドッキリでも仕掛けますか? -- キャッツァ
- 想像の血を吸われた俺にイラッとされても困る……!
そうそう、俺のボロボロのコート持って行って「リックの遺品です」って……じゃなくて!
その、俺と一緒に国の方行かないかなー、なんて……。
というかその前に言うことがあって、あの手紙に書かなかったんだけど。その……俺もキャッツァが好きです。 --
- 了解しました…では「どっきりどきどき大成功」の木札を作ってもらいましょうか…国?(椅子から腰を上げ)
ハイラーグでしたか…良いかもしれませんね、いつまでも弟達の邪魔をするのもあれですし…
(椅子に座り直しながら最後まで聞いて)はい、……はい?…リック貴方疲れてるんですよ、もしくは私が疲れているんですね、こう…
-- キャッツァ
- こりゃー一本取られたな、ばんざーい! と続くひみつ道具っぽい木の札だな!
ほら、平和すぎるって手紙でもぼやいてたしいいかなって。
(ぐっとキャッツァの手を取り)理解してないなら理解するまで何回も言う、キャッツァが好きだよ。 --
- 効果音はどうしましょうか…あのファンファーレの再現はここだと難しいのであちらで…
いえ、平和すぎて落ち着かないのはそうなのですが…いや、今のいえはごめんなさい的な意味では無く…
よ、喜んだらどっきりドキドキ大成功ってソルたちが出てくるんでしょう…!罰ゲームみたいに…!(真顔で混乱している)
(手を取られると困り顔で目を逸らして)…こういう時だけ男らしいのは少し卑怯ですね… -- キャッツァ
- 頑張って作るよりは口で無理矢理音を出すとか……じゃないって!
出てこないし! 大体ソァル全然見舞いにも来ないから見てねーし!
ということで、先延ばしにしていた答え言ったよ。で、一緒に来てくれるよね? --
- …私は人間じゃありませんからは食事を始めとして貴方と共有できる喜びは少ないですよ?
何より人に仇なす種の血が入っている以上厄介事に巻き込むこともあるかもしれません
それでも良いのなら…(顔を上げると微笑み)喜んで -- キャッツァ
- それでも俺はキャッツァと一緒にいたいと思う。
それに、何かあっても俺は大丈夫だし、あの国のぼんやりさならきっとキャッツァも大丈夫。
さて、まずは動ける程度に回復しないと……。 --
- 2、3日安静にしていれば散歩くらいは不自由なく出来るようになると思いますよ、何でしたらまたお姫様抱っこで…
(笑いながら言って立ち上がる)そろそろお昼ですし何か作ってもらって来ますね
(戸を開けるとそこにいるポーシャしていたソァル、言い訳する暇もなくキャッツァに首根っこ掴まれて連れていかれた)
(数十分後顔を出したソァルは半死半生でしたがダンピールなのですぐ治るし無害です) -- キャッツァ
- いえ、私は遠慮しておきます。お姫様抱っこはもうされないようにしたい!
あぁ、うん、よろしく。ずーっと鍛練続けてたから動けないのはなんともむず痒い……。
(気の毒な表情で自分より重症なソァルを見る騎士見習いだった) --