NS/24
- 16日目「快晴」「海岸」「狼煙を発見した船が救助にきてくれた」 --
- なぁこれ、うっかり出てったら「※実際の映像です」とかついたマッパの映像が後日全世界に垂れ流されるとか、そういうことないか……？ -- トリス
- （船に行く前、そっと差し出されるマニラ産のヤシの葉でつくったラフィアスカート、二つあれば…とりあえず上下が隠せるのではないだろうか） -- フル
- 野生人みたいな感じになるけど、無いよりはマシか……ありがとな、使わせてもらうよ（巻いてみる）あんたはこれからどうするんだ？ いい感じの主はみつかったのか？ -- トリス
- 最低限隠せれば女性の尊厳は守れるだろう…島の中ではまだしも外でその格好はな、衣類も多分分けて貰えるのではないか？
（植え替え前の共同ツリーで配布していたのでその流れで渡した事として）
私は…そうだな、残念ながらどうしたものかと決めかねている間にこれだからな
多分あの船でどこかに運ばれていく中で…シュガーの手で…魔女が魂をと言うからには何かの生贄にでもなるんじゃないだろうか？ -- フル
- あんたには助けられたな 自分一人の面倒を見ることさえ覚束ない時に、赤の他人にお節介を焼いて回るなんて並大抵のことじゃない 立派な男だと思うよ
その価値は金に換えられないが、国に帰ればいくらか自由に使える金がある あんたの身ひとつ、いくらの値が付くのか知らないが……庭付きの屋敷のひとつやふたつ、買えないことはない額だ
旅をしたいって言ってたよな 生贄にされちまったら、その願いは叶わない もしもあんたが望むなら、俺があんたの面倒を見よう ああ、口から出まかせは言わない主義でね
それでだな、答えを聞く前に……ひとつあんたに言ってなかったことがある（改まって咳払いをひとつ）俺は男だ 島に流れ着いて、目が覚めたらこんな姿になっちまってた -- トリス
- 庭付きの屋敷を買える…額？（眉を顰め上から下まで改めてトリスを見て）ずいぶんと若そうに見えると言うのに立派なものだな…（本人が何かをして稼いだものだと思ったようで）
出来ればと言う話さ、私は本来既に死んでいるような身だからね…生贄と言うのも想像の一つでしかないので正確な所は分からんのだ（ただ、魂も…と言う事であったのでその想像が一番可能性が高いと思っているようで）
一つシュガーに何か魔術的な物を施されていてね、条件のようなものは金銭…ではない所にあるんだが…
仮にトリスで言うならば、面倒を見る…ではなく、世界を旅してそこに私が仕え着いて行く事…と言う事さ、戻るべきところに戻ったらゆっくりしようと言うのなら…
ん、言わなかった事？…男？（改めてじっと姿を見て）…ああ！なるほど姿も大きく変わっていると言う事か、そのなりで男なのかと…
不思議な事もあったものだなあ（ぽかんと口を開けて驚いているようで） -- フル
- （立派なもんかよ、と首を振って）親父どのの小遣いだよ そんなあぶく銭でもなきゃ、俺みたいな若造が豪華客船で一人旅とかできるわけないだろ ただの放蕩もののドラ息子さ
……俺は奴隷になったことがないから、あんたの苦労がわからない 碌でもない目に遭い続けて、もう死んだ方がマシだと思っているなら止める権利はないと思ってる
だからあんたに聞いてるんだよ（今までに見せたことのない真剣な顔をする）この碌でもない世界で、まだ生きていたいと願ってるなら俺と来い 旅をしたいなら連れてってやる
親父と叔父貴から逃げ回って世界中ぶらぶらしてたからな……いずれは落ち着くかもしれないが、その時には別の風来坊を紹介してやるさ あとはシュガーの考え次第か……
ははは、驚いただろ？ 俺もビックリだったさ 魔術か医学か、呪いかはたまた祝福によるものか、完全に原因不明だ まったく不思議と言うより他にない…… -- トリス
- おお…小遣いでそんな事が出来るほど、と言うのはすまんが私の想像の範疇を超えてしまってな…（ほぼ自給自足暮らしをしていたようなリザードマン、都会の情勢には疎いようで）
（真剣な問いかけに頷いて）私は逆に考えていてね、今の私は故郷の掟により戦いに負け捕らえられた以上は死者に等しい、いわばゼロの存在だ
私の知らない世界を見て来たトリスが言うのならろくでもない世界かもしれないが、一つだけでも喜びがあればそれは生き延びようとする価値のある事さ
単なる奴隷として鉱山にでも連れていかれたらそんな喜びはろくに得られないかもしれないが、世界を知る事が出来ると言うなら…少なくとも今の私が考えうる最上の喜びだと思っているよ
だからこそ私はトリスに仕えさせて頂きたい（跪き、頭を垂れ）問題はシュガーとの契約、そこに連なるのだが…
私が仕えたいと思う者に着いて行く、となった場合首輪を外して頂ける契約になっているんだ…つまり私は奴隷としてトリスに買われるのではなく…
自身の意思でトリスの従者となる…そこにこの隷属の首輪による強制支配は存在しない、それでもよければ…恐らく貨物室に繋がれるだろう私を迎えに来て欲しい
一度はこのまま船に乗っておかないと、今首輪を外すような事になれば…下手をしたら現地民を連れて行こうとしていると思われかねんのでね
（どこの船客としても登録されていない存在、ただの貨物であったために一度は手続きも必要なのだろう）
…逃げ回っていたと言うが…その姿、性別も変わったなら逃げやすくなりそうだが…元に戻りたいと言うならまずは…性別を戻す方法を探す旅にでも出なければいけないかもしれないな？ -- フル
- 悲惨な目に遭った割には世の中を恨んだり、捻くれたりしてないんだよな 俺の周りじゃ恵まれてるのに性根が腐ってるヤツが大勢いて、そんな連中ばかり見てきた
俺が気にしてる点はふたつある 一つはシュガーの考えだ あんたをゲテモノスープの具にしたいだけなら、もっと簡単なやり方があるってことさ
シュガーのことはよく知らないが、何か考えがあってしているんじゃないか……その真意を確かめないでいいのか？っていうのが一つ目だな
二つ目は、こんな男だか女だかよくわからないやつでいいのかってことさ ガキの頃に俺を世話していた面々には暇を出した 誰かを抱えるつもりもなかった
このまま逃げちまうのもいいけど、何しろ無一文だ しかも、俺がくたばったとなると骨肉の争いが起きるんだよ……親父もまあ、俺が死んだら悲しむだろ 歳食ってからできた子だったから、下手したらそのままぽっくり逝っちまう……どんな姿になってたって、元気な顔を見せてやるまでこの一件は片付かない -- トリス
- 悲惨な目にあってもか、それはきっと教育…故郷で身に着いた掟によるものかもしれないな、確かに私を捕まえていた奴隷商を憎みはしたが…既に死んでいるようなのでどうしようもないしな
真意…と言われても魔女の考えはよくわからないからな、この島ではバカンスを過ごしていたと言うし…私の想像ではあがく様を眺めて楽しもうとでもしたのではと思っていたが
…もしかすると直前に鑑定を依頼した瓶詰を食べて判断する漢識別したら人を殺せる猛毒だった…と言う事で根に持ってたか…？
男であろうが女であろうがそこは…本人にとっては重要なのだろうが、私にとっては仕えるのがトリスと言う人物であるならばそこに性別…もっと言えば外見は関係ないからな
家系の争いとは…裕福な家も大変なのだな、親父さんに生存報告をするのはよい事だと思うが…急に女になった事に衝撃を与え過ぎない方法が必要か
…万が一トリスを女にしたものの関係者が、戻ってきたのを知り命を狙おうとするのなら…私はお前を守るために戦おう
…お前は仕えるのなら不味いか、その場合はトリス様？でいいのだろうか -- フル
- あんたがいいなら俺も構わないぞ 本当にヤバい目に遭った時、頼りになるやつだってのはわかってるしな あんたは自分で思ってる以上にクールで理知的な男だ
人殺しさえ厭わない、人を破滅させても何の痛痒も覚えない悪魔が三人もいるんだよ 全員親父の実の弟でさ、親父が死んだとき俺もいなければ全財産が転がりこむって寸法だ
今は親父の抑えが効いてるけど、もう少し歳を食って耄碌したらどうなるかわからない……手段を選ばない連中だ フル、あんたも巻き込まれることになるし、最悪死ぬぜ？
今度の事故だって、叔父貴のどれかの仕業じゃないかって疑ってるくらいだ（赤い瞳を皮肉に歪めて、首を振る）それでも俺の盾になってくれるなら、有難い話ではあるな
俺はトリスタン、トリスタン・デューラーだ（右の手のひらを上に、跪く蜥蜴人へと差しのべる）改めてよろしくな、フル 呼び方は変えなくていい -- トリス
- 私の弱点も伝えておくことは必要だな…過信されるのもよくはない、学校などと言うものは故郷には無かったので知識は薄いと言っていいだろう
また…私の種族的なものの特性として力が強く、炎や水にもある程度強いが…魔法、魔術と言ったものには致命的に弱いと言える、私が以前魔術師に捕まった時には体をマヒさせる術だったようだが…抗う事も出来なかったのだ
それで叔父から逃げる…か、知謀による戦いでは分は悪いが…
（差し伸べられた手を取り）こちらこそよろしく、我が主トリスよ
私はフル・フロンタル…故郷で戦士たるフロンタルの称号を者だが今はただの「フル」だ
ただのフルとしてトリスを守る盾となり、トリスに仇なすものを切り裂く剣となろう -- フル
- 身の丈以上のことは求めないけど、あんたがよく気が回る男だってことは知ってるぜ さしあたりの悩みは、親父をショック死させずに感動の再開を果たす方法と
この身体を元に戻す方法を探すことだな（男の頃より低い視界に丸みを帯びた身体、豊満な胸に手を置いてため息をつく）顔は面影あるんだぜこれでも
パーツはなにも変わってないし、この髪もばっさり切っちまえば元の雰囲気に相当近づく……んだが、こういう髪の長い女が好きでさー 正直めっちゃ好みだわ女の俺……
何がどう転ぶにせよ、続きは向こうに戻ってからだな 貨物室に迎えに行けばいいんだよな？ -- トリス
- そうだな…まずは車椅子にでも座って首から下を隠し…髪を切りたくないなら頭にも包帯などを巻いて隠し…
対面する時に初めは顔だけ出して、再会して…少し話してから打ち明けるのが精いっぱい…ではないだろうか
いきなり女性になったと会うよりはマシだと思うが…体に不具合が、と伝えておけば欠損のようにも思える、まあ…一部欠損はしているのだろうが…
ハハハ、では時間がある時にでもその姿を記録に残すなりしておくのがいいかもしれないな、今の美しい姿を後に残す…と…
もしかしたら副作用か何かで男女を往復するようになるかもしれないが、今の自分を嫌いではないならしてもいいだろうさ
ああ…それでは貨物室で待つとしよう、考え直すなら今の内だからな（にやり、と笑って見せ）
さてそうこうしていて船が出てしまうのもよくない、私は手続きも面倒だろうから先に行くとしよう…あー、体を隠してからトリスはいくといい、そのままは目の毒過ぎるからな
（そうして船へと向かっていく、調査なども行われたのだろうが、この後貨物室で鎖につながれる事になるだろう） -- フル
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- 15日目「晴れ」「森林」「水平線の彼方に船らしき影が見える」 --
- 頼む、気づいてくれよ……俺たちはここにいるんだ（キャンプ近くから空高く立ちのぼる黒煙を祈るような気持ちで見上げる） -- トリス
- 「ウィッチハット」取得 --
- （視界の隅に飛び込んできた謎の三角形を目で追い、そのまま飛び去ってしまう前に駆け寄って捕まえた）魔女の帽子？ シュガーかマニラの落し物かね -- トリス
- 14日目「日照り」「遺跡」「エッチな風さんが出る」 --
- （腰に巻いてた毛皮が吹き飛ばされてロストしました）ちっくしょー…どこいったんだ俺の毛皮……！ -- トリス
- 「毒入り食料」取得 --
- お、キノコだ！ たしか縦に裂けるやつは食えるんだったな どれどれ……？（ふわっとした知識で試してみる）いける……いけるんじゃないかこれ？
俺一人で食うのも悪いよな……せっかくだし、ちょっと多めに貰っておくか（怪しいキノコを大きい葉っぱに包んで持ち帰った） -- トリス
- その判断は危ういぞ！？ああっ、もう行ってしまったか！？ -- フル
- んん？ フルじゃないか 奇遇だな……実はいいものを見つけたんだよ 美味いぞこれ！（もぐもぐと何か咀嚼しながら葉っぱの包みを開いてみせる） -- トリス
- いいものと言うが…（葉っぱの中を覗き込み）キノコを生で食べているの…か？少々蛮勇が過ぎる気がするが（知っている食用のキノコも生食向けは知らないため）
しかしいいもの…と言う事は、そのキノコがどういう名前か知っているんだろうか、私は山の幸はどうもわからんのだが -- フル
- ああ、噛むたび旨味がじわっと染み出てくるんだ 病み付きになるぞこれ 見ての通り食べても大丈夫なやつだから、よければあんたも……（ぐぎゅる）
………？……？？ 急に腹が、いたた、いたたたっ……（ぐぎゅるるるるるる、と鳴りだすお腹を押さえて悶絶する）はぅっ……あ、ちょっ…！ ダメだ、俺はあの、大丈夫……だ、大丈夫だからあっち行ってていいぞ！ -- トリス
- ほ、ほう…噛むたびに旨味が…（ごくりと喉を鳴らす、興味深い…）病みつきになるほどと言うのはいったいどれほどの…（かたじけない…と一つ手を伸ばそうとしたが）
むっ？腹が…（じっとキノコを見る）…食べてはダメな奴…もしくはせめて火を通さねば駄目だったのでは…シイタケなんかも生は…いや、今更言っても仕方ないか
（流石に察する）うむ…私は少し離れた所で柔らかい葉っぱを採取して軽く水洗いしておこう…戻って来ても大丈夫になったら呼んでくれ…（少なくとも視界に入らない程度に離れていく） -- フル
- ………あ、あんたいいやつだな……くっ、ぅ…！（血の気の引いた顔、ハイライトの消えた目で力なく笑い、近くの草むらに駆け込んで嘔吐する 決壊寸前の腹模様を限界まで我慢して胃の中身を全部吐き出した）
……っ、はぁ……は……っ……うぁ！？（涙目でよたよたとその場を離れ、深い茂みの真ん中でしゃがみこむ前に決壊した）……ひんッ……く、ぁあ…ぁぁあぁああぁああ……！！
………ぁ……あ……ぁぁあっ……！（逆流した胃液の味を拭い去る間もなくはらわたの中身をぶちまけて、半ば液状になった奔流がぼたぼたと草むらに落ちる 猛烈な腹の痛みに脂汗を流して悶えながら悪夢の数分間を耐え続ける） -- トリス
- （おそらくは食中毒…程度の差はあるが、致死に至る猛毒では手の施しようはない…せめて軽い程度のものであることを願い葉を摘む）
（急ぎ拠点に戻ると器、それに石鹸を回収すると水辺へ…次に行う事は葉を洗い器に水を汲んでおく）
（用意が出来たならば分かれた地点の方向へ…声をかけつつゆっくり歩み寄る、静止の声が聞こえるならすぐに止まれるようにだ）
おぉーい！もういいかー！！葉っぱと水を持って来たぞー！ -- フル
- （最低最悪に惨めな気分で惨状に土を被せて片付け終えた頃にフルの声がした 心身ともにだいぶ消耗した様子で虚無の目をして出てくる）……………………
……………………………きのこ………こわ……い……………（生まれたての小鹿みたいに覚束ない足取りでお腹を押さえながらよろよろと進む） -- トリス
- 生で食べても大丈夫だと分かっている果実位にしておこうな…合流までよく一人で生き延びられたものだ…
（水の入った器と洗浄した葉を差し出し）そのままでは気持ちが悪いだろうし使うといい、ただし水は口をゆすいだり軽く浴びるだけにしてまだ飲まないようにな、飲むのは一度沸かしてから冷ました湯に塩を少々混ぜて…の方がいいだろう
そうしたら石鹸も一応持って来た、風呂まで我慢できなければ川で水浴びをして洗うといい…が、体力的に大丈夫か…？（すぐに倒れてしまうのではないかと確認はして） -- フル
- （指示の内容を半分くらい取り漏らしながらこくこくと頷く）………………うん………うん、大丈夫…………
………恩に着る…（生水で軽く口を漱ぎ、手近な木立の影で手早く身を清めた）………はぁぁ…酷い目にあった…………くぅ、まだ腹がゴロゴロと……
ずいぶん気が回るんだな……生きて島を出られたらあんたを身請けしたくなってきたよ 余計なお世話かもしれないが……（胃の中身が空になって目に見えてぐったりしてる）
体力…はたぶんどうにか、でも腹の具合がだいぶマズそうだ………（第二第三の波が遠からずやってきそうで、仄白い玉の肌に冷や汗を浮かべる） -- トリス
- （トリスが身を清めている間、周囲を警戒し獣や他のよくわからない島の生き物が接近しないかの見張りを務める）
（木の陰から姿を現せばひとまずは一息ついて）大丈夫か…と言いたい所だが、その様子ではまだ怪しそうだな…
なに、病人を皆で助けるべしと言うのは故郷にあった掟の一つさ、だが見受けをして頂けると言うのは嬉しい話だ、こいつには少々事情があってね…（首輪をコン、と爪ではじいて）魔術方面に詳しかったりはするかな？それなら説明も早いかもしれないが…
…ふむ、では水辺…川の近くに仮の拠点を用意し、そこでしばらく収まるまで待機…水分は川の水を沸かして塩を入れるのと…ヤシの実のジュース、後はウェイパーを溶かしたスープのようなもので胃腸をいたわるとよい…と思う
しばらくはまともに消化できないだろうからどうエネルギーを取るかが問題になるだろうからな…異論無ければ川辺へ向かおうと思うが、動けるか？ -- フル
- 面目ない……もう一生キノコが食えなくなりそうだ…（気分はドン底、胃の腑のわだかまりは収まる気配がない けれど最悪の時期は脱した様で、蒼い顔をして首を振る）
魔術か 基礎中の基礎だけ教わったくらいだな 教科書に書いてある理屈を丸暗記しただけで、実技の経験はさっぱりだ ただの首輪にしか見えないけど、そんなに厄介なシロモノなのか……？
大丈夫なのか？ あんたがいないと回らないだろ、あのキャンプ これ以上迷惑をかけるわけにもいかないし、どうにか拠点まで戻ってみるよ 悪いけど肩貸して……（かくん、と膝が砕けて草地に手をつく 憔悴の度合は自覚しているより酷いらしい） -- トリス
- 同じような物全部に今後拒絶反応が出てしまうのもまあ…仕方ない事だろう、抵抗感を超える魅力が感じられれば別だろうが…牡蠣などのようにな…
ふむ…であればざくりと説明すると…奴隷商に捕まってしまった私はこの首輪をはめられた、そしてこの首輪は無理に外せば私は命を失うし、人に危害を加えられない状態となっている…おっと、危害を加えたいわけではなく私が逆らえないようにする制約のようなものだぞ？
それをどうにか出来ないかと相談したシュガーと言う魔女が居るのだが、この島から出る時に誰かに仕えて出ていくなら外してくれるが、そうならなければ魂も肉体も捧げる…そんな契約を交わしたと言う事さ
私から仕える者に求めたい条件は…旅をする事、故郷にはもう戻れないので外を見る…と、その希望を叶えられるものに着いて行きたいと考えている…と言う事さ
さて数日程度であれば溜め込んだ食料もあるし、私が出来るのは腕力的な所だけだから知能担当が居れば問題は無いと思うが…拠点まで戻るのは了解だ
…肩を貸すと身長差が余計響きそうだな、なら…失礼するぞ（背負う事も考えたが腹を圧迫する体勢は不味いだろうと、俗に言うお姫様抱っこのように抱え）
圧迫具合は大丈夫か？問題無ければこのまま運ぶが -- フル
- ずいぶん酷い目にあったんだな……でも実質もう自由の身じゃないか シュガーなら知ってるけど、魔女……？ ってーと、もっとこうぼんきゅっぼーん！であらあらうふふって感じじゃないか？（皮肉にも今の自分がそれに近かった）
（軽々と抱え上げられて腕の中に収まる この格好はいわゆる―――）は………うぇっ！？（いわゆるそう、お姫様抱っこというやつだ しばし背景が宇宙になって固まる）
（思い切って旅に出てみたら、船が沈んで、無人島に流れ着いて、女の子になってて、すったもんだの末にみつけた第一生存者の、蜥蜴人のナイスガイに、生まれたままの姿で、お姫さま抱っこされました）
（あまりにも意味がわからない―――わからないなりに少しずつ少しずつ状況を咀嚼して、じわじわと顔が朱に染まっていく）……うわっ…………うわわわわわわ……うわっ…
何だよこれめっちゃ恥ずい！！ あっあっ……！（両手で顔を覆い、耳の端まで真っ赤に染まる 恥ずかしさを自覚するたびさらに恥ずかしさが増すスパイラルに呑みこまれていく）
（ぐったりと憔悴した身では暴れる元気もなく、赤い瞳がぐるぐる目になって頭から湯気のような煙のようなものを噴出している そのまま運ぶ分には問題なさそうだ） -- トリス
- このまま助けが来たら首輪がある限りまた奴隷に逆戻り…人族より肉体面は頑丈なので闘技場で殺し合いをさせられるか、鉱山辺りで使い潰される事だろう
ならこの島から出なければいいと言う選択もあったが…出来れば外を見に行きたいと思ってね、それで目的に合致した仕えるべきものを探していたと言う事さ
老婆でも魔女…と言うなら子供みたいでも魔女もあると言う事なんだろう、マニラも魔女…いや、あの子は見習いだったか
まあ…どうにか大丈夫そうか、ただあまり可愛らしい声を上げてくれるなよ、私も男なので意識をしかねん（今は救助のため…と平静を装っているに過ぎない）
では行こうか、少々足早に行くが揺れる用なら言ってくれ（トリスを抱えたまま走り出す、歩いて行けば意識してしまうので走る事で前方へ注意を多く割くのだ）
（その甲斐あってか拠点にたどり着くのにそうは時間もかからなかったと言う） -- フル
- 13日目「晴れ」「海沿いの岩場」「サメ（アサイラム生まれ）が襲ってくる」 --
- うおおおおおおおおお！！ どうしてこうなったーーーーーー！！！！！（絶叫しながら元気いっぱい逃げ惑いました） -- トリス
- 「古い海図」取得 --
- はぁ………はぁ……っ！（息が切れている以上に散々暴れ回った胸がじんじんと痛んで悶絶する）何とか……いや待てよ、不用意な発言をしたら絶対にまた出てくるやつだこれ
これから海に近づく時は注意が必要だな でも森の中まで追っかけて……？ ほんと何なんだよあいつ（逃走の最中に偶然見つけて握りしめていた海図を開く）これは……… -- トリス
- …見ない顔ね、あなたもサメに追われてたの？（海図を開いているところに、腕組みしながら現れて声をかけて） -- フィア
- やあご同業 ここいらの海に、あんなのがうようよしてるとなると先が思いやられるな……（島までたどり着けなかった人々はあの怪物に食われたのかも、と思い至った）
昨日からキャンプで世話になってる その前は山向こうの入り江の当たりで食いつないでた あんたもフルや天輪さんのお仲間、でいいんだよな（海図を丸めて） -- トリス
- アレは…まだマシな方じゃないかしらね。（何かを思い返しながら遠い目をして）
ええ、フルや天輪…他にも何人かで、拠点にいるの。フィアって呼んで頂戴。（そう言ってまずは握手を交わそうと手を差し伸ばして） -- フィア
- そうか、俺のいた場所は平和だったんだな……トリスだ、よろしくフィア（握手を交わす）昨日はひさびさに風呂に入れた 熱い湯が使えることにあんなに感謝する日が来るとは思わなかったよ
島のあちこちで遺体を見かけた 俺たちより前、もしかしたらずっと昔に流れ着いた人たちだ さっさと抜け出さないと同じ末路をたどることになる……なにか計画はあるのか？ -- トリス
- トリスね、よろしくね？（握手を交わして頷いて）…お風呂はフルが作ってくれたのよね、ただでさえ着る物も無い状況で身体を暖められるのがどれだけありがたいことか。（感慨深げにつぶやいて）
…計画については今の所は。正直生きのびる事に精一杯過ぎて、何も無いというのが現状ね…
（もし何らかの準備や計画が整ってたらほぼ肌色の格好ではいない筈だろう） -- フィア
- 船が沈んでまだ二週間足らずだ 先の見通しが持てなくても仕方ないか 脱出の計画があれば、この海図も役に立つかと思ったんだけどな
ここには抗生物質も血清もないんだぜ てことは、ほんの小さな切傷から破傷風にかかって死ぬかもしれないし、ヘビに噛まれて死ぬかもしれない 満足に動ける人数は日を追うごとに減っていく……
ま、無いなら俺が考えてみるよ 考えるだけなら自由だもんな（黒髪の乙女が少年のように笑う）この島の地図を作るのもいいかもな 情報を持ち寄って食い物や水がある場所、近づいたら危ない場所をまとめるんだ -- トリス
- 海図、海図ね…（ちょっとだけ苦い顔をしながら）…問題はその海図、読める人が居ないというね。脱出も人数の関係があるから食料飲料その他諸々積み込んでとなるとね。（10人以上いるからと説明して）
地理関係は大体マニラって女の子がまとめてたり、皆で色々とね。
…結構ノリノリよねトリス。こう…人と合流できて安心から、色々と考えてる感じかしら？ -- フィア
- マニラには昨日会ったよ そうか、いろいろやってるのか…すごいなーあいつ この毛皮もマニラがくれたんだ（とりあえず腰に巻いてる）
ふふふ、そりゃそうさ！ 自分ひとりしかいなかった時はフィアの言うとおり、全部が中途半端でひとつもうまくいかなかったからな 今は次を考えられるし、目標があった方が気が楽だ
脱出するのは一番体力があるひとりだけでいいと思うぜ 助けを呼びにいくんだ 二、三年かかってもよければ島じゅうの瓶を集めて、海図の情報を写して流す手もある 海流の関係で、早ければ半年で救援が来るぞ -- トリス
- （毛皮を見て）なるほどね…あの子はとても頼りになるわよ、私の中で一番はテリーだけれども。（何故かちょっと自慢げである）
本当に必死になってたのが良く分かるわ。こうして落ち着く事で色々とわかることもあるもの
…ちなみに海図なのだけど、この辺りの物かどうかすら分からなくて断念してしまったのよ。（この島がどの辺りか分からないと首を振って）…どちらにしても、衣食が落ち着いてから考えられることね。じゃあ私はこれで。突風とかに気をつけてね？（と、何やら意味深な事を口にしてその場を後にする） -- フィア
- あんたのボーイフレンドとは……面識がないな（筋骨粒々たるナイスガイを思い浮かべる）たぶん外に出ていたんだろう 全部で何人いるのかよくわからないんだよな
海図は役に立たなかったか いくつか照らし合わせて、はじめて使い物になるのかもしれないぞ 俺も専門外だからさっぱりだが あんたもサメには気をつけろよ、フィア また後でなー！（見送った） -- トリス
- 12日目「雨」「森林」「先漂流者の白骨死体を発見」 --
- （曇天から大粒の雨が滝のように降りそそぐ 南国特有のスコールから逃れて物陰に隠れようとして、名も知れぬ誰かのガイコツと鉢合わせた）うぉぅ！？
こいつは……あの船の客じゃないな 死ぬ時は死ぬんだろうさ 足にできた切り傷から破傷風にかかって、とか……（遺体の末路を想像して気分が暗くなる）
昔から沈没船が多かったのかもしれない とにかく、安らかに眠ってくれ（手を合わせてささやかな弔いを済ませ、遺体の所持品をたしかめる） -- トリス
- 「ブイ（浮標）」取得 --
- パッと見あの海に浮かべるやつに見えるが、実はスイカだったりしないか？（コンコンとグーで叩いてみると硬質の音が返ってきて）しないよな……
一体全体、なんだってこんなものを後生大事に抱えていたんだか……やっぱり脱出を考えていたのかね 残念だったな 運がなかったよあんた（頂いていくことにした） -- トリス
- グッバイチンポックス！ --
- 人生に一度でもあってたまるかってレベルの災難がハッピーセットでやってきたぞ 一周回ってお得感がある -- トリス
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