まだまだ伸びる

晴海こと美羽が滅茶苦茶好きなラノベの設定集

天魔福音の世界(基礎用語編) Edit

舞台は現実世界と同じであり、突如人類の天敵ともいえる怪物が現れた、との設定である。
怪物とは、それまでの人類が知らなかった未知のエネルギーを用い、劇的に進化巨大化した虫や原生生物を差す。
急速に支配域を広げる怪物達に対し、人類は総力を結集した反撃を試みた。結果、一部の目的は達成する。
しかし、その代償は大きく、地球規模の環境汚染と異常気象、それに伴う食糧危機、サプライチェーンの崩壊等、世界経済とそれを支えていたインフラに大きな打撃を受ける事となった。
暴動や内紛、国家の崩壊等、それらの混迷期から立ち直り始め、怪物との争いが常態となった、今から約30年後の時代が本作品の導入である。

ネヴィル(Neo-Evil) Edit

怪物に対する名称、対抗しうる人類を天使に準えた事により逆説的につけられた。
後述のマナをいうエネルギーをいち早く取り入れ、急速に進化巨大化した虫や生物である。
最も小さな個体でも2mを越え、強靭な外殻は通常兵器では効果的な打撃を与えられない。
より上位となるとマナによる障壁を備え、こちらも同じマナを利用した武器でなければ対抗することは難しい。
今尚進化を続けており、人類側はその対応で後手に回らざるを得ず厳しい戦いを強いられている。

マナ Edit

突如として出現した新たなエネルギー。
少なくともネヴィル出現前には存在していなかった、との結論が共通認識である。
これを利用することでいわゆる魔法に近い事象を発現させることが可能であり、それまでの物理学や熱力学は完全にひっくり返った。
とは言え、マナが流れ込んで来ている高次元の定数を埋め込むことでの説明が可能である事が示唆されている。
実質無限エネルギーであると考えられているが、これを熱や電力、重力など、この世界に影響を及ぼす力に変換することが出来るのは、マナを扱う能力を持つ者だけである。
また、この力を過剰に浴びたり体に取り込んだりすると、ネヴィルのように肉体が暴走進化し知性のない怪物になり果てる。
現生人類の中でマナを扱えるのは、後述の「アンゼ」と呼ばれる人類の抗体のみであるが、ネヴィルのように無尽蔵に使える訳ではない。
それを補うためリンカーと呼ばれる対ネヴィル兵装を作り出す事になる。

アンゼ(Anti-Xenophobia) Edit

マナを扱える人類の事であり、ネヴィルの出現と時を同じくして、その能力に目覚める者が現れ始める。
だが、それがネヴィルに対抗できる力、と認識されるのは、人類の総力を挙げた反撃の後の事となる。
アンゼは「未知の脅威に対抗する者」との意味合いであったが、マナを使うと頭上に光輪や背中に光る翼、或いは特定部位に紋様が現れる事から
語源とは異なる誤った認識だが「天使(angel)」のニュアンスの方が強くなっている。
当初の発現者は女性のみであったが、今の男女比率は3:7で男性アンゼもそれなりに見かけるようになっている。
アンゼとしての能力に男女による違いはないが、個人としての能力や特徴はそれぞれ異なる。だが、概ね10代でピークを迎え、以降は減退の一途をたどるのは共通している。
何らかの手だてで肉体の老化を遅らせたとしても回避することは出来ないため、単純な肉体老化に伴う物ではないと考えられている。
状況証拠からの仮説で、若さ故の精神的な活力、曰く「リビドー」が必要、との説もあるが証明はされていない。
何れにせよ、多感な年ごろの少年少女が人類の存続をかけた戦いの最前線を担わされている、これが30年前から変わらない状況である。

リンカー Edit

アンゼが用いる対ネヴィル兵装の総称。マナと人類を繋ぐもの(Linker)との意。
基本形状は銃となるが様々なオプション用意されている。共通しているのはリンカーコアという制御部品が組み込まれている事。
肉体を通すと負担が大きなマナ量であっても、マナの蓄積とその流路を媒介する役目をリンカーに担わせることで、デメリットを限りなく薄める事が出来る。
アンゼはリンカーコアと同調することでマナを各種物理現象へと変換することが可能となり、進化を続けるネヴィルに対抗しうる力を得る事が可能。
マナを扱う能力が必要なため、普通の人間が触れてもコアが起動しない。普通の銃や剣としては扱えるが耐久性や破壊力で大きく劣る。
マナの武器転用については30年前から研究されていたものの、形になり実戦での試験運用が始まって、実用性が十分であると判断されたのは個人携帯型の試作リンカーのみであった。
(リンカーコアを組み込んだ戦車や戦闘機、戦闘艦と言った試作型も研究されたが、実質アンゼ専用機になるのでコストがかかる、訓練に時間もかかる、それだけの労力に対するキルレシオが話にならない等の理由で見送りになっている)
試作機のデータをフィードバックし製造されたいくつかの基本タイプが、全アンゼへ基本兵装として貸与された。
現人類最高の技術をもつトップ企業であってもリンカーコアは大量製造が難しく、かつ非常に高額となるため、不可抗力であろうと壊すと非常に気まずい代物のようである。
そのような理由もあり、アンゼ一人で使えるのは基本的に一つとなる。

天魔福音の世界(基礎編) Edit

この作品においての主人公「神庭 秋希(かんば あき)」と、彼女を取り巻く主だった登場人物が属する学園など
ストーリーラインの主軸となる舞台を始めとした、具体的な世界設定。

白銀台(しろがねだい)学園 Edit

世界中に数多ある「アンゼ養成施設」の一つであり、主人公と主だった登場人物が属する、小中高大と一貫教育も行っている学園である。
生徒は全てアンゼであり、他の養成施設と同じく、戦術やマナの使い方、マナを利用したスキル等、戦闘教育を主軸としてはいるが
それぞれの学年に応じた学術知識や道徳などのカリキュラムも組んでおり、そこは一般の教育施設と変わらない。
養成施設にはそれぞれ特色があり、白銀台は表向きは中庸中立を旨としている。
教員のレベルが高く設備がとても優れている点と、PTSD等を患い戦えなくなったアンゼの保護などもしている事もあり、ここで学びたいとのアンゼ人気は高いようだ。
保護に関しては「ネヴィルと戦わないアンゼは存在価値がない」との風潮を嫌う理事長の意向であり、また、一流のアンゼと一緒に過ごす事での意識の変化を期待したものである。
日本有数の企業が集まった白鳥グループが出資をしている、前述のとおり、アンゼに対してはかなり好意的、友好的企業である。

  • 普通科:一般的クラスであり、基本的に全員が所属し一通り単位を取得する、他科との掛け持ちが可能
  • 技工科:技術工作科の略、リンカーの整備施設は当然の事で、製造設備があるのは世界的に見ても少数である。戦えなくとも技術知識で才能を発揮する者も多い。
  • 保健科:怪我の手当てなどのバイタルケア、そして戦いで心に傷を負った場合のメンタルケアを行う。検疫等も保健科の担当。
  • 生研科:生体研究科の略。捕獲したネヴィルの研究や、その進化状況と行動パターンなども情報として蓄積する。変人が多いとの噂。
  • 支援科:戦闘の際の補給や一般市民の避難誘導など、普通科のアンゼを支援するためのクラス。売店や食堂などの学園施設の運営も行う。戦えないアンゼや中等部以下の年少組は普通科とここに在籍する。

養成施設について Edit

育成という側面以外に、ネヴィルと戦うための拠点の役割も兼ねており、高等部以上の生徒は政府や監督機関の指示、あるいは独自の判断により討伐に赴く。
基本的には近場の人類の生活圏を守る事となるが、要請によっては援軍として派遣される事もあり、逆に他校からの援護もありえる。
そのような連携を密にするための養成施設統括組織が監督機関である。
また、監督機関は生徒達の動向も監視していると言われる。

アンゼ達の立場の変遷 Edit

今でこそ「人類の守り手」「守護天使」など肯定的な二つ名で認知されているが、それは、ここ10年ほどの情報統制と教育の成果。
アンゼはネヴィルに対抗できる、と言うのは事実だが、その言葉だけでは十分ではない。
マナの使い方、スキルの研究、武器への応用、それらは全てアンゼの血と命で舗装された道を通った、と言われる程に過酷な扱いを受けて来ている。

30年前「人類全体を守る」という建前だけが先行した強制徴用により、何のノウハウも無いほぼ手探りの戦場に放り込まれる事に始まる。
前述の通り、ほぼ全員が10代の少女である。簡素な訓練だけで生き残れるような場所ではなかった。
無論一人で戦わせるなどと言う事はなく、一般軍属の兵士は文字通りアンゼ達の盾となって戦ったと言われる。
それでも、当時の損耗率は90%以上と言われ、生き残ったアンゼ達も体に重篤な損傷を負うなどして五体満足で帰れる者など稀であった。
それ故、能力に目覚めると言う事は、その少女の未来はないと言う事とほぼ同義。
家族ぐるみ地域ぐるみでそれを隠すもの、嘘の告発を行うもの等が現れ、大きな混乱が引きこされたという。
また、マナの研究との名目による組織的な誘拐や人体実験など、おおよそ人とは思れていない扱いを受けていたのもこの頃からである。
アンゼの名は、中世の魔女と同じく、一般の市民には忌むべき言葉であったようだ。

その風潮が変わるのは、理不尽に娘を失った親の怒りや何の保証もない政府に対する憤り、人体実験の情報のリーク
そして、権力者の娘はアンゼであっても保護されている、等の事実の積み重ねが大きなうねりとなってからである。
いわゆる混迷期、とよばれる時代の事であり、非公式の情報ながらこの時期に失われた国の中にはアンゼ達による反乱行為に起因するものもあった、と囁かれている。
都市伝説レベルの風説だが、その正否はともかく、そう言った流れを受け世界の政治構造そのものが変革を余儀なくされたのは事実であろう。
人類存続の大義のため現状唯一の対抗手段であるアンゼ達を使い潰すのは本末転倒である、粘り強く根気よくそう訴える1割の生存者たちの言葉も無視できなかったという。
これからのアンゼを私たちと同じにしてはならない、その願いにより、自らの経験を若い世代へ伝え
対ネヴィルの戦い方、スキルの使い方等、経験のフィードバックが出来るようになった事で事態は好転の一途を辿ることとなる。
マナと敵への理解と、スキルの解明が進み、武器転用の基礎理論が出来た事もその後押しとなった。

現在、アンゼ達に課せられている義務はただ一つ「前線でネヴィルと戦う、或いはその補佐をする事」
それさえ守られていれば、あらゆる利便がはかられる体制となっている。
これでも「当人が望まないのに」との反対意見も見られるが、黙殺されているようだ。
一方、特権を与えすぎる事に対し「人類に対する潜在的脅威」と口にする人々は30年前から一定いるが、表向きは相手にされてはいない。

これも最初に述べた通り、情報統制による好意的解釈の流布の成果である。
雑誌やマスメディアへの露出もあるため、その力に目覚める事を憧れている若者は多い。
ちなみに、研究が進んだ今に至っても、アンゼへ覚醒するための要因の一切は解明されていない。

減退期となったアンゼ達はマナの研究企業や指導官などの仕事に就くのが一般的であるが、報道関連や政治家を目指す事もある。
リンカーの起動が出来なくなった時点で、一般市民と同じ扱いとなる。

世界情勢と人類の状態 Edit

ヨーロッパを除くユーラシア大陸中央部とアフリカ大陸はネヴィルの支配域となって久しく、人類が生存しているのは沿岸部に限られつつある。
健在であるのは南北アメリカ、日本からインドにかけての太平洋沿岸域とオーストラリア、そしてヨーロッパ全域と地中海沿岸部。
その生存圏も日々脅かされており、オーストラリアや南北アメリカ等、元々住民が少なかった空白地帯に関しては正確に把握できていないのが現状のようだ。

混迷期に起きた様々な事件により、旧国連は自然解体。
何とか混迷期を乗り切った国家により新しい国際組織が立ち上げられ、以前は様々な懸念で見送られていた全人類の個人情報を集積管理している。
その情報によれば、現在の総人口は10億を割り込んでいるとされる。

科学技術はネヴィル発生前のレベルを維持しているものの、維持がギリギリの状態。
特に複雑な電子機器は一般市民の手に入りにくい。GPSや偵察用の衛星、海底ケーブル等の情報インフラの維持こそ最優先だからである。
石油と天然ガスの大半の供給元が絶たれたため自然エネルギー発電と原子力が頼みの綱。
また、マナの発見により素材分野では大幅なブレイクスルーが起きているが、それを生活に還元するには人類の脅威を排除してからになるであろう。
同様に、アンゼがリンカーコアを使う際に行っているように、マナをエネルギーに変換する研究も盛んではある、が成果は出ていない。
ネヴィルを捕らえマナ変換用の生体ユニットにするとの意見もあるようだが、その辺りは後述とする。

ネヴィルの研究レポート Edit

死亡した個体や捕獲したサンプルなどにより、元は現在する昆虫や動植物である事は明らかになっている。
そのため四足であったり多足であったり、基本的には進化前の身体的特徴を有する。
ただし、全てがネヴィル化する訳ではない。
人類と同じく、マナに適応するものしないものがあるようだ。

その発生は30年前、正確な理由は不明だがユーラシア中央部に突如として現れた。
以後、人類と争いながら驚異的な速度で進化巨大化し、マナを用いた武装すら有するに至り、人類を押しのけ新たな生物種の頂点に立った存在と言えるだろう。
巨体を支えるだけの筋力、それに見合った知覚能力と、マナを用いた特殊なスキル、従来の生物を凌駕する能力を有している。
だが、あくまでも生物の延長線上にあり、生命活動を支えるためのエネルギーが必要である事、寿命は有限である事は判明している。
基本的にマナをエネルギーに変換しているが、従来の生物のように捕食も可能、特にマナの気配が濃い生物を好むため、アンゼを優先的に狙うようだ。
その前提であればネヴィル同士で争うのではないか、との疑問があるが、マナを用いた生体ネットワークリンクにより敵と味方の情報を共有しそれを防いでいる。

ネヴィルは、それぞれが生まれた巣(コロニーやネストとも呼ばれる)の主の統率下に置かれ、統率下に置いては視覚共有なども出来るようだ。
そのため、本能的に高度な戦術を行使する事が可能であり、特に巣との交戦を行う場合は対抗手段を用意する必要があるだろう。

巣、ネスト、コロニー Edit

それぞれの言語で呼ばれるが、ネヴィルの拠点と言う意味に変わりはない。
蟻のように、巣の中心には女王に当たる存在いる。その周りを様々な役割を割り振られたネヴィルで固められた一つの国と言えるだろう。
女王の役目は新しいネヴィルを生み出す事と、上位世界への門を開きマナをこの世界へ引き下ろす事。
故に、巣の周囲は非常にマナの濃いエリアとなり、普通の人類が生活するには適さない状態となる。
ネヴィルの活動範囲は基本的に巣を中心とした同心円状になっているため、巣を増やさない事が進行を妨げる一番の方法と考えられている。
アンゼに求められるのは討伐だが、営巣を行おうとしているネヴィルを優先的に叩く事が重要である。

当然のことながら、女王に当たる存在は最もガードが堅い、巣の撃滅は相当の戦力が必要な作戦となるだろう。
最初の巣と認定された「アイン・ネスト」撃滅の際は、戦略核兵器の波状攻撃による多大な犠牲、被害と引き換えに達成された。
ただ同じ手段は二度と使えない、次に同じことを行えば今度こそ人類は破滅するであろうし、核兵器の製造と維持に回すだけの経済的余裕がない
そして、アイン・ネストで生み出された新たな女王が営巣した巣は海中などにあるからである。

営巣から時間が経過するとともに戦力も増大するため、基本的に古い巣ほど強大であると言える。
アイン・ネストから生み出された女王は全部で7体、これらの巣が最上位のランクに当たる。

巣無し個体、野生化個体 Edit

所属する巣が撃滅された等、何らかの理由により生体ネットワークから外れたものを差す。
戦術的な連携や、巣での回復、視覚同期が出来なくなるため、個々の本能に従って行動するようになる。
狂暴性は増すものの、動きが短絡的になるため、戦うにあたっての脅威度は激減する。
また、女王からのマナ供給が途絶える事になり捕食活動を積極的に行う、そのためネヴィルを襲う事例もある事が分かっている。

個体差について Edit

人類と同様に様々な個性を持つ個体がいるため、能力の有無によってのみ明確に区分けされてるいる。

  • 女王
    • 新たなネヴィルを作り出し、傷を負ったものの治癒を行う、上位世界とのゲートの維持などの能力を持つ巣の中心的存在
      最も重要な役目はマナを得るためのゲートの作成と維持と考えられる。
      一度営巣したならば、その場から動く事が出来ないほどに巨大化していく、自ら戦う事はないとされる
      倒されるとその巣は機能停止状態となり瓦解、所属する配下は全て野生化する
  • 指揮官
    • リンカーなどのマナ転用兵器以外では倒せない相手、便宜上指揮官として区分けしているが、兵隊の統率を行っているわけではない。
      恐らくもっとも個体差が大きく、5mから50mまで大きさも様々、能力に至っては水中特化型から大気圏離脱が可能な個体まで、数多くが確認されている。
      ここまで進化するには多大な時間を有し、また消費マナも膨大だと考えられるため、数は多くはない。
  • 兵隊
    • 上級兵
      • マナ障壁などのスキルを使役する兵隊クラス、リンカーを用いなければ倒すことが難しくなる。
        数としては、下級兵50体に対し1体の割合で存在すると言われる。
        アンゼと同様にハイロウが現れるため、見た目での判断は容易である。
    • 下級兵
      • 最も数が多いクラスでよく相まみえる相手、通常兵器でも火力次第では倒すことが可能で、特殊な能力は使ってこない
        それでも2m〜3mの巨体から繰り出される一撃は人間を容易く葬り去るだろう。

知性、知能 Edit

知能はあるが知性はないとの考え方が一般的である。
その理由として、元が動物や昆虫であると言う事、意思疎通を行おうとする様子がない事、こちらからの行為に応答しない事があげられる。
マナを操るアンゼ達も同意見であり、敵意と憎しみしか感じないと評される。
また、実行手段を持ってるのにも関わらず、人口密集地域を重点的に狙う、輸送を狙う等の戦略的な動きが見られない事も理由とされる。
ネヴィルはただ本能の赴くまま敵対する手近な人類を屠り縄張りを広げているのである。

マナの研究レポート Edit

存在しうる全てのエネルギーや素粒子に変化する万能の源。
その変化を引き起こすためにはアンゼやネヴィルの能力(意志とも言われる)が必要であり、その原理は解明の糸口さえ掴めていない。
ただし、実際の現象として観測はできているため、マナを貯蓄したり、マナの作用によって出来た新たな素材を活用する事は可能。
無論、アンゼの協力があってこその成果であるのは言うまでもなく、科学的な物理現象としての再現こそ課せられた課題と言われている。

マナの生成方法は不明、最も早く活用したネヴィルでさえ自ら生み出すことが出来ず、高次元から漏れ出したそれを利用している。
上項で述べたように、マナは巣の周りが一番濃いため、必然的に巣の近くにアンゼの養成機関が作られるようになっている。

爆発的な進化は、生物の成長システムを暴走させられた結果及び肥大化させられた生存本能が作用しているのではないか、と言われているが証明はされていない。
また、より多くのマナを必要とするような進化に対し「寄生生物に操られているかのようだ」との見解もある。
マナがただのエネルギーではなく、我々が理解できない形での知的エネルギー体であるとの意見すらあるが……
一笑に付されるどころか、ある程度真摯に考えられている程度には不可解な存在だと言えるだろう。
マナを使うためにはアンゼの意志が必要、との考え方も、これらの仮説から生れたものである。

いずれどのような力であろうとも、有用性を知ってしまった以上、手放すことはあり得ないだろう。
人類とネヴィル、どちらが勝つにしろ……マナと言う存在はこの世界に必要とされ続けるのは間違いないと考えられる。

スキル Edit

天魔福音の世界(その他) Edit

単語や人物等の細かい説明


Last-modified: 2023-01-22 Sun 22:08:53 JST (421d)